JP2011214792A - モータ式ダンパー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータ出力軸に過大なスラスト荷重が作用することによるモータの破損を防止しつつ、簡単な構造で大きな減速比が得られるとともに、歯車機構によってバッフルを閉位置でセルフロックすることができるモータ式ダンパー装置を提供する。
【解決手段】 モータ11の回転をバッフル4に伝達する歯車機構12にウォームギア15を組み込むとともに、弾性反発力によってバッフル4が閉位置から開く方向にウォームギア15が回転しようとする際にウォーム13に作用するスラスト荷重を支持する支持部16を、モータハウジングに設ける。
【選択図】 図5
【解決手段】 モータ11の回転をバッフル4に伝達する歯車機構12にウォームギア15を組み込むとともに、弾性反発力によってバッフル4が閉位置から開く方向にウォームギア15が回転しようとする際にウォーム13に作用するスラスト荷重を支持する支持部16を、モータハウジングに設ける。
【選択図】 図5
Description
本発明は、モータを駆動源とし、開口部に対してバッフルを動作させるダンパー装置に関する。
この種従来のモータ式ダンパー装置、特に冷蔵庫用のモータ式ダンパー装置においては、回転支点軸をはさんでバッフル(ダンパーフラップ)とモータ等の駆動機構部とが配置される構造となっており、このような構造で各部品の精度を考慮するとバッフルを閉じた時にガタツキを設ける必要性がある一方、冷蔵庫等に使用されるダンパー装置にあってはバッフルが閉位置にあるときは冷気等を完全に遮断することが要請されているため、上記ガタツキに対して板バネ等でバッフルを押さえ込む必要がある。
一方、板バネによる押圧方法を採用した場合の種々の問題を解決するため、特許文献1には、バッフルを停止部材に衝突させ、ステッピングモータを脱調させることにより、ステッピングモータのディテントトルクを利用してバッフルを閉鎖方向に付勢する技術が提案されている。
しかし、特許文献1記載の技術では、モータのディテントトルクをバッフルに伝達する必要があるために大きな減速比が得られるウォームギアを採用することができず、双方向にトルク伝達可能な平歯車などからなる歯車輪列を採用する必要があって、少ない部品点数では大きな減速比が得られないし、大きな減速比を得るためには部品点数が多くなるという問題がある。
本発明は、簡単な構造で大きな減速比が得られるとともに、歯車機構によってバッフルを閉位置でセルフロックすることができるモータ式ダンパー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明のモータ式ダンパー装置は、モータと、該モータにより駆動されるバッフルと、該バッフルにより開閉される開口部を有するフレームと、モータの回転を減速してバッフルに伝達するウォームギアと、モータ及びウォームギアが内蔵されるモータハウジングとを備え、バッフルには、バッフルが閉位置にあるときに前記開口部に密着する弾力性部材が設けられ、ウォームギアは、モータ側に設けられたウォームとバッフル側に設けられたウォームホイールとからなり、ウォームの回転は減速されてウォームホイールに伝達されるが逆方向には回転が伝達されない構造とされ、モータハウジングには、前記弾力性部材の弾性反発力によってバッフルが閉位置から開く方向にウォームギアが回転しようとする際にウォームに作用するスラスト荷重を支持するべくウォームに当接する支持部が設けられていることを特徴とするものである。
かかる本発明によれば、ウォームギアによって1段で大きな減速比が得られるため、部品点数の削減、構造の簡素化、コスト低減を図り得るものでありながら、ウォームギアのセルフロック機能によってバッフルを閉位置でロックされるようになる。さらに、冷気を確実に遮断するためにバッフルを必要十分な力で開口部に押圧した際は、弾力性部材の弾性反発力もそれに応じてある程度大きな力となり、それがウォームホイールを介してウォームに伝達されるとウォームに作用するスラスト荷重はかなり大きなものとなるが、該荷重を支持する支持部をモータハウジングに設けているため、モータの出力軸自体にはさほどのスラスト荷重が作用することを回避でき、モータの破損を防止できる。
なお、本発明において、「ウォームに当接する」とは、ウォームに一体的に設けられた軸部に当接することを含む概念であり、例えば、モータ出力軸にウォームが一体的に取り付けられている場合には、支持部はモータ出力軸の先端部に当接してもよく、また、上記スラスト荷重がモータの方向に向くように作用する場合にはモータの反対側に突出するモータ出力軸の基端部に当接してもよい。また、ウォームギアとバッフルとの間にさらに減速輪列を設けてもよい。また、フレームとモータハウジングとは、一体成形されていてもよく、別体で成形されたものをビス等の固定手段で固定してもよく、さらに、構造的に分離されていてもよい。弾力性部材は、スポンジやゴム等からなるシート状のものであってもよく、開口部の縁部に沿って環状に形成されたものであってもよい。ウォームギアは、モータの出力軸に取付固定することが一般的であるが、モータの出力軸に連動する別の回転軸に取付固定してもよい。
好ましくは、上記ウォームはモータの出力軸に取付固定され、前記支持部はモータ出力軸の先端側に設けることができる。これによれば、モータハウジングをモータ出力軸側で屈曲した形状で成形することにより支持部として機能させることができ、ハウジングの構造の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、簡単な構造と少ない部品点数で大きな減速比が得られるとともに、歯車機構によってバッフルを閉位置でセルフロックすることができ、さらに、モータ出力軸に過大なスラスト荷重が作用することによるモータの破損を防止できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態に係る冷蔵庫用モータ式ダンパー装置1を示しており、該装置1は、冷蔵庫の冷気流入ダクトの開口部2を形成するフレーム3と、該フレーム3の開口部2を開閉するためのバッフル4と、該バッフル4を開閉駆動するための駆動機構部5とを備えている。
フレーム3は、硬質合成樹脂製で正面視長方形枠状に形成され、その中央部に横長の開口部2が前後貫通状に開口形成されている。
バッフル4は、硬質合成樹脂製のバッフルプレート6と、該プレート6の開口部2に対向する側面に取り付けられたポリウレタンフォーム製のソフトシートからなる弾力性部材7を有する。プレート6は、駆動機構部5の回転出力軸5aに取り付けられ、図3に実線で示す閉位置と仮想線で示す開位置との間で、開口部2よりも若干下方に位置する出力軸5aの軸心回りにフレーム3に対して回動自在に取り付けられている。閉位置にあるとき、弾力性部材7はフレーム3の開口部2の周縁に押圧密着されて弾性変形し、その弾性反発力によってシール性を確保している。
駆動機構部5は、フレーム3の右側面に取付固定されている。該駆動機構部5は、フレーム3にビス9によって取付固定されるモータハウジング10と、該モータハウジング10に内蔵されたステッピングモータ11及び減速歯車機構12とを有している。
減速歯車機構12は、モータ11の出力軸11aに取付固定されたウォーム13と、該ウォーム13の軸心に対して直交する軸心回りに回転自在にハウジング10に取り付けられたウォームホイール14とからなるウォームギア15を1段目の減速輪として備えている。バッフル4を閉じる方向に駆動する際には、図4においてウォームホイール14が回転し、ウォーム13にはモータ出力軸11aの先端側に向くスラスト荷重が作用する。なお、本実施形態において、ウォームギア15としては、逆転を許容せずセルフロック作用が生じるものを採用している。
ハウジング10は、図5に示すように、ウォーム13及びモータ出力軸11aの先端部において内方に屈曲形成され、該ハウジング10の屈曲部により、ウォーム13の先端部に当接する支持部16が構成されている。
減速歯車機構12は、さらに2段目の減速輪として、ウォームホイール14に一体形成された小径ギア部17と、該小径ギア部17に噛合する大径の第1ギア部18及び該第1ギア部18よりも若干小径の第2ギア部19を一体に有する親子ギア20とからなる歯車輪列を備えている。また、親子ギア20の下方には、上記出力軸5aを一体に有する扇形ギア21が設けられ、該扇形ギア21は、親子ギア20の第2ギア部19に噛合されている。而して、減速歯車機構12全体の減速比は、一実施例において150とされている。
上記実施形態のモータ式ダンパー装置1によれば、モータ11の出力軸11aの回転が減速歯車機構12によって減速されてバッフル4に伝達され、これによりバッフル4が開閉駆動される。バッフル4を閉じる際にはモータの制御装置によって弾力性部材7が開口部2の周縁に押圧されて弾性変形する程度までモータ11を駆動する。ここで、ウォームギア15を一段目の減速輪として採用するものであるから、弾力性部材7の弾性反発力はウォームギア15のセルフロック作用によって支持されるものとなる。一方、かかる弾性反発力は、減速歯車機構12を逆方向に伝達することによって増大し、ウォーム13には非常に大きなスラスト荷重が作用することとなるが、モータハウジング10の一部をウォーム13の先端部に当接させることによってスラスト荷重をモータハウジング10によって支持することができ、モータ出力軸11aに過大なスラスト荷重が作用することを回避して、モータの損傷を防止することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設計変更できる。例えば、支持部16は、上記実施形態ではモータハウジング10の側壁部によって構成したが、側壁部から内方に突出形成した支持壁を別途設けることもできる。
1 モータ式ダンパー装置
2 開口部
3 フレーム
4 バッフル
7 弾力性部材
10 モータハウジング
11 モータ
11a モータ出力軸
13 ウォーム
14 ウォームホイール
15 ウォームギア
16 支持部
2 開口部
3 フレーム
4 バッフル
7 弾力性部材
10 モータハウジング
11 モータ
11a モータ出力軸
13 ウォーム
14 ウォームホイール
15 ウォームギア
16 支持部
Claims (2)
- モータと、該モータにより駆動されるバッフルと、該バッフルにより開閉される開口部を有するフレームと、モータの回転を減速してバッフルに伝達するウォームギアと、モータ及びウォームギアが内蔵されるモータハウジングとを備え、バッフルには、バッフルが閉位置にあるときに前記開口部に密着する弾力性部材が設けられ、ウォームギアは、モータ側に設けられたウォームとバッフル側に設けられたウォームホイールとからなり、ウォームの回転は減速されてウォームホイールに伝達されるが逆方向には回転が伝達されない構造とされ、モータハウジングには、前記弾力性部材の弾性反発力によってバッフルが閉位置から開く方向にウォームギアが回転しようとする際にウォームに作用するスラスト荷重を支持するべくウォームに当接する支持部が設けられていることを特徴とするモータ式ダンパー装置。
- 前記ウォームはモータの出力軸に取付固定され、前記支持部はモータ出力軸の先端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のモータ式ダンパー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010084837A JP2011214792A (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | モータ式ダンパー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010084837A JP2011214792A (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | モータ式ダンパー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011214792A true JP2011214792A (ja) | 2011-10-27 |
Family
ID=44944719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010084837A Withdrawn JP2011214792A (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | モータ式ダンパー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011214792A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017215118A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2017215117A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
WO2020110352A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 船井電機株式会社 | プリンタ |
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2010
- 2010-04-01 JP JP2010084837A patent/JP2011214792A/ja not_active Withdrawn
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JPWO2020110352A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2021-10-21 | 船井電機株式会社 | プリンタ |
US11260663B2 (en) | 2018-11-30 | 2022-03-01 | Funai Electric Co., Ltd. | Printer |
JP7415942B2 (ja) | 2018-11-30 | 2024-01-17 | 船井電機株式会社 | プリンタ |
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