JP2011006004A - サンバイザ - Google Patents

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裕文 渡邉
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Abstract

【課題】開閉カバーの開閉操作性に優れるサンバイザを提供する。
【解決手段】本サンバイザ1は、サンバイザ本体2と、サンバイザ本体にスライド自在に支持されるスライド部材30と、スライド部材をスライド方向に沿う第1及び第2スライド位置P1,P2で位置決め可能なロック部材40と、サンバイザ本体の表面側に押圧操作可能に設けられ、スライド部材が第1スライド位置に位置するときにスライド部材の一部に対向又は接触しスライド部材が第2スライド位置に位置するときにロック部材の一部に対向又は接触する当接部26を有するプッシュボタン23と、第2スライド位置に位置するスライド部材を第1スライド位置に向かって付勢する弾性体(コイルバネ46)と、サンバイザ本体の表面側の一部を開閉するようにサンバイザ本体に回動自在に支持される開閉カバー(ミラーユニット4)と、スライド部材と開閉カバーとの間に設けられスライド部材のスライド移動を開閉カバーの回動に変換する動力変換機構と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、サンバイザに関し、さらに詳しくは、開閉カバーの開閉操作性に優れるサンバイザに関する。
従来のサンバイザとして、サンバイザ本体にバニティミラーを開閉するように開閉カバーを回動自在に支持してなるものが一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、バニティミラーを閉鎖する状態に開閉カバーを位置決めするロック機構を備え、ロック解除ボタンの押圧操作により位置決め解除された開閉カバーをバネの付勢力でバニティミラーを開放する方向に回転させるサンバイザが開示されている。
しかし、上記特許文献1のサンバイザでは、開閉カバーの開放動作はロック解除ボタンの押圧操作により行われるが、開閉カバーの閉鎖動作は開閉カバーの端縁側を指先で摘まんだりひっかけたりして行われている。そのため、例えば、爪の長い女性は爪の引っかかりに注意して開閉カバーを閉鎖しなければならず、開閉カバーを閉鎖するための操作性が低いものであった。
特開平6−293217号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、開閉カバーの開閉操作性に優れるサンバイザを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.サンバイザ本体と、
前記サンバイザ本体にスライド自在に支持されるスライド部材と、
前記スライド部材を、該スライド部材のスライド方向に沿う第1スライド位置及び第2スライド位置で位置決め可能なロック部材と、
前記サンバイザ本体の表面側に押圧操作可能に設けられ、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに該スライド部材の一部に対向又は接触し且つ前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに前記ロック部材の一部に対向又は接触する当接部を有するプッシュボタンと、
前記第2スライド位置に位置する前記スライド部材を前記第1スライド位置に向かって付勢する弾性体と、
前記サンバイザ本体の表面側の一部を開閉するように該サンバイザ本体に回動自在に支持される開閉カバーと、
前記スライド部材と前記開閉カバーとの間に設けられ、該スライド部材のスライド移動を該開閉カバーの回動に変換する動力変換機構と、を備え、
前記プッシュボタンの押圧操作によって、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときには、前記プッシュボタンの前記当接部が該スライド部材の一部に当接して該スライド部材が前記第2スライド位置に向かってスライド移動され、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときには、前記プッシュボタンの前記当接部が前記ロック部材の一部に当接して該ロック部材による該スライド部材の位置決めが解除され、前記弾性体の付勢力により該スライド部材が前記第1スライド位置に向かってスライド移動されるようにしたことを特徴とするサンバイザ。
2.前記開閉カバーは、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を閉鎖し、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を開放する上記1.記載のサンバイザ。
3.前記スライド部材には、該スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに押圧操作される前記プッシュボタンの前記当接部が当接し且つ該プッシュボタンの押圧方向に交差する斜面部が設けられている上記1.又は2.に記載のサンバイザ。
4.前記スライド部材には、該スライド部材がスライド移動するときに前記サンバイザ本体に設けられた案内部に案内される被案内部が設けられている上記1.乃至3.のいずれか一項に記載のサンバイザ。
5.前記ロック部材には、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに押圧操作される前記プッシュボタンの前記当接部が当接して弾性変形する支持片が設けられ、該支持片には、前記第1スライド位置及び前記第2スライド位置に位置する前記スライド部材に係止可能な係止部が設けられている上記1.乃至4.のいずれか一項に記載のサンバイザ。
6.前記動力変換機構は、前記スライド部材及び前記開閉カバーのうちの一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられ該雄ネジと螺合する雌ネジと、を有している上記1.乃至5.のいずれか一項に記載のサンバイザ。
7.前記サンバイザ本体の表面側の一部には、前記開閉カバーが該サンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第1機能部品が設けられ、前記開閉カバーの表面側には、該開閉カバーが該サンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第2機能部品が設けられている上記1.乃至6.のいずれか一項に記載のサンバイザ。
8.前記第1機能部品及び前記第2機能部品は、鏡又は照明装置である上記7.記載のサンバイザ。
本発明のサンバイザによると、プッシュボタンの押圧操作によって、スライド部材が第1スライド位置に位置決めされているときには、押圧操作されるプッシュボタンの当接部がスライド部材の一部に当接してスライド部材が第2スライド位置に向かってスライド移動され、このスライド部材のスライド移動が動力変換機構により開閉カバーの開放又は閉鎖方向への回転に変換される。一方、スライド部材が第2スライド位置に位置決めされているときには、押圧操作されるプッシュボタンの当接部がロック部材の一部に当接してロック部材によるスライド部材の位置決めが解除され、弾性体の付勢力によりスライド部材が第1位置に向かってスライド移動され、このスライド部材のスライド移動が動力変換機構により開閉カバーの閉鎖又は開放方向への回転に変換される。このように、プッシュボタンの押圧操作により開閉カバーを開放及び閉鎖させることができるので、開閉カバーの開閉操作性に優れる。そのため、例えば、爪の長い女性は爪のひっかかりを気にせずに開閉カバーを開閉することができる。
また、前記開閉カバーは、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を閉鎖し、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を開放する場合は、プッシュボタンの押圧操作によって、スライド部材が第2スライド位置に向かってスライド移動するときに開閉カバーが開放する方向に回転される一方、弾性体の付勢力によりスライド部材が第1スライド位置に向かってスライド移動するときに開閉カバーが閉鎖する方向に回転される。これにより、弾性体の付勢力を利用して開閉カバーを容易且つ迅速に閉鎖させることができる。
また、前記スライド部材に、プッシュボタンの押圧方向に交差する斜面部が設けられている場合は、スライド部材が第1スライド位置に位置するときに押圧操作されるプッシュボタンの当接部がスライド部材の斜面部に当接して、このスライド部材が第2スライド位置に向かってスライド移動される。これにより、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材をより確実にスライド移動させることができる。
また、前記スライド部材に被案内部が設けられている場合は、スライド部材がスライド移動するときにスライド部材の被案内部がサンバイザ本体の案内部に案内される。これにより、スライド部材のスライド方向周りの回転を確実に防止することができる。
また、前記ロック部材に支持片が設けられ、該支持片に係止部が設けられている場合は、スライド部材が第1及び第2スライド位置に位置するときに係止部がスライド部材に係止してスライド部材が位置決めされる。また、スライド部材が第2スライド位置に位置するときに押圧操作されるプッシュボタンの当接部がロック部材の支持片に当接して支持片が弾性変形し、この支持片の弾性変形により係止部とスライド部材との係止が解除されてスライド部材の位置決めが解除される。これにより、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材をより確実に位置決め及び解除することができる。
また、前記動力変換機構が、前記スライド部材及び前記開閉カバーのうちの一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられ該雄ネジと螺合する雌ネジと、を有している場合は、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材のスライド移動を開閉カバーの回動により円滑に変換することができる。
また、前記サンバイザ本体の表面側の一部に第1機能部品が設けられ、前記開閉カバーの表面側に第2機能部品が設けられている場合は、開閉カバーがサンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに、使用者は第1及び第2機能部品の両部品を利用することができる。一方、開閉カバーがサンバイザ本体の表面側の一部を閉鎖したときには、第1及び第2機能部品の両部品が外部から隠され、第1及び第2機能部品でサンバイザ機能が阻害されてしまうことがない。
さらに、前記第1機能部品及び前記第2機能部品が鏡又は照明装置である場合は、鏡又は照明装置を有効に利用することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るサンバイザにおいて開閉カバーを開放させた状態を示す斜視図である。 上記サンバイザにおいて開閉カバーを閉鎖させた状態を示す斜視図である。 実施例に係る固定側のミラーユニットを示す分解斜視図である。 実施例に係る開閉側のミラーユニットを示す分解斜視図である。 実施例に係るロックユニットを示す分解斜視図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図6の要部拡大図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。 図1のIX−IX線断面図である。 開閉カバーの開放動作を説明するための作用説明図であり、(a)はスライド部材が第1スライド位置に位置する状態を示し、(b)はスライド部材が第2スライド位置に向かってスライド移動する状態を示し、(c)はスライド部材が第2スライド位置に位置する状態を示す。 開閉カバーの閉鎖動作を説明するための作用説明図であり、(a)はスライド部材が第2スライド位置に位置する状態を示し、(b)はスライド部材が第1スライド位置に向かってスライド移動する状態を示し、(c)はスライド部材が第1スライド位置に位置する状態を示す。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.サンバイザ
本実施形態1.に係るサンバイザは、サンバイザ本体と、このサンバイザ本体にスライド自在に支持されるスライド部材と、このスライド部材をスライド部材のスライド方向に沿う第1スライド位置及び第2スライド位置で位置決め可能なロック部材と、第2スライド位置に位置するスライド部材を第1スライド位置に向かって付勢する弾性体と、サンバイザ本体の表面側に押圧操作可能に設けられ、スライド部材が第1スライド位置に位置するときにスライド部材の一部に対向又は接触し且つスライド部材が第2スライド位置に位置するときにロック部材の一部に対向又は接触する当接部を有するプッシュボタンと、サンバイザ本体の表面側の一部を開閉するようにサンバイザ本体に回動自在に支持される開閉カバーと、スライド部材と開閉カバーとの間に設けられ、スライド部材のスライド移動を開閉カバーの回動に変換する動力変換機構と、を備え、プッシュボタンの押圧操作によって、スライド部材が第1スライド位置に位置するときには、プッシュボタンの当接部がスライド部材の一部に当接してスライド部材が第2スライド位置に向かってスライド移動され(例えば、図10(a)〜(c)参照)、スライド部材が第2スライド位置に位置するときには、プッシュボタンの当接部がロック部材の一部に当接してロック部材によるスライド部材の位置決めが解除され、弾性体の付勢力によりスライド部材が第1スライド位置に向かってスライド移動される(例えば、図11(a)〜(c)参照)ようにしたことを特徴とする。
上記「サンバイザ本体」の構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このサンバイザ本体は、例えば、車両天井部に自在継手により取り付けられ、車両天井部に格納された状態と車室内側に引き出された状態との間で回動可能に支持されていることができる。
上記「スライド部材」のスライド形態、構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このスライド部材は、通常、サンバイザ本体の平面に沿う方向にスライド自在に支持される。また、このスライド部材には、例えば、スライド部材が第1スライド位置に位置するときに押圧操作されるプッシュボタンの当接部が当接し且つプッシュボタンの押圧方向に交差する斜面部が形成されていることができる。この斜面部は、通常、スライド部材のスライド方向に交差している。また、このスライド部材には、例えば、スライド部材がスライド移動するときにサンバイザ本体に設けられた案内部に案内される被案内部が設けられていることができる。この案内部としては、例えば、スライド部材のスライド方向に沿って延びる案内条、案内溝等を挙げることができる。この被案内部としては、例えば、スライド部材のスライド方向に沿って延びる案内条、案内溝等を挙げることができる。また、スライド部材のスライド間隔は、例えば、5〜20mm(好ましくは8〜15mm、特に10〜12mm)であることができる。
上記「ロック部材」のロック形態、構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このロック部材には、例えば、スライド部材が第2スライド位置に位置するときに押圧操作されるプッシュボタンの当接部が当接して弾性変形する支持片が設けられ、この支持片には、第1及び第2スライド位置に位置するスライド部材に係止可能な係止部が設けられていることができる。この場合、例えば、スライド部材には、スライド部材が第1スライド位置に位置するときにロック部材の係止部が係止する第1被係止部と、スライド部材が第2スライド位置に位置するときにロック部材の係止部が係止する第2被係止部とが設けられていることができる。これにより、スライド部材をより確実に位置決めすることができる。
上記「プッシュボタン」の押圧形態、構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このプッシュボタンは、例えば、サンバイザ本体の平面に交差する方向に押圧操作可能とされていることができる。また、このプッシュボタンは、例えば、サンバイザ本体に設けられる支持片を介して弾性変位自在に支持されていることができる。また、このプッシュボタンの押圧距離は、例えば、2〜5mm(好ましくは3〜5mm、特に3〜4mm)であることができる。
上記「弾性体」の構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。この弾性体としては、例えば、バネ、ゴム、発泡体、エアクッション機構等を挙げることができる。これらのうち、簡易且つ安価な構造といった観点から、バネ(特にコイルバネ)であることが好ましい。また、この弾性体は、例えば、サンバイザ本体とスライド部材との間に設けられていることができる。
上記「開閉カバー」の開閉形態、構造、形状、大きさ、材質等は特に問わない。この開閉カバーの回動軸は、通常、サンバイザ本体の平面に沿って配置されている。また、この開閉カバーは、例えば、スライド部材が第1スライド位置に位置するときにサンバイザ本体の表面側の一部を閉鎖し、スライド部材が第2スライド位置に位置するときにサンバイザ本体の表面側の一部を開放することができる。また、この開閉カバーの回動角度範囲は、例えば、0〜190度(好ましくは0〜185度、特に0〜180度)であることができる。
上記「動力変換機構」の動力変換形態、構造、形状、大きさ等は特に問わない。この動力変換機構としては、例えば、ネジ機構、ギヤ機構、カム機構、リンク機構、ベルト機構等のうちの1種又は2種以上の組み合わせを挙げることができる。これらのうち、簡易且つ安価な構造といった観点から、ネジ機構であることが好ましい。このネジ機構としては、例えば、スライド部材及び開閉カバーのうちの一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられ雄ネジと螺合する雌ネジと、を有している形態を挙げることができる。なお、上記ネジとは、らせん状に延びる突起、溝等を含む広い意味として用いる。
ここで、上記実施形態1.に係るサンバイザとしては、例えば、サンバイザ本体の表面側の一部には、開閉カバーがサンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第1機能部品が設けられ、開閉カバーの表面側には、開閉カバーがサンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第2機能部品が設けられている形態を挙げることができる。この第1及び第2機能部品としては、例えば、鏡、照明装置、カードホルダ、シークレットボックス、ネットポケット、液晶等の表示モニタ等を挙げることができる。これらのうち、第1及び第2機能部品が鏡又は照明装置であることが好ましい。これら第1及び第2機能部品が鏡である場合には、例えば、上記開閉カバーの回動角度範囲が180±10度(好ましくは180±5度、特に180±3度)とされていることができる。これにより、開閉カバーの開放時に鏡の鏡面面積をより広く設定でき、使用者は両方の鏡を有効的に利用することができる。また、上記開閉カバーは、例えば、その回転軸が使用時のサンバイザの下縁側に左右方向に沿って配置されて使用時のサンバイザの下側に向かって開くように構成されていることができる。これにより、例えば、女性のような座高の低い使用者であっても鏡を有効に利用することができる。また、これら第1及び第2機能部品が照明装置である場合には、照明装置の照明方向の自由度を高めたり、照明範囲を広くしたりできる。
さらに、上記実施形態1.のサンバイザとしては、例えば、サンバイザ本体に取り付けられるハウジングを更に備え、このハウジングの外壁には上記プッシュボタンが押圧操作可能に設けられ、このハウジングの内部空間には、上記スライド部材がスライド自在に支持されるとともに、上記ロック部材及び弾性体が設けられている形態を挙げることができる。これにより、スライド部材の位置決め機構をユニット化してその取扱性を高めることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)サンバイザの構成
本実施例に係るサンバイザ1は、図1及び2に示すように、車両天井部に自在継手(図示せず)により取り付けられ、車両天井部に格納された状態と車室内側に引き出された状態との間で回動可能に支持される平面略矩形状のサンバイザ本体2を備えている。このサンバイザ本体2の表面側(車室内側に引き出された状態で使用者(乗員)に対向する表面側)には、固定側のミラーユニット3、開閉側のミラーユニット4(本発明に係る「開閉カバー」として例示する。)及びロックユニット5が設けられている。
上記固定側のミラーユニット3は、図3に示すように、樹脂製の支持枠7と、この支持枠7の内周側に取り付けられる鏡8(本発明に係る「第1機能部品」として例示する。)と、を備えている。この支持枠7の一辺には、サンバイザ本体2の左右方向に沿って延びる一対の支持軸9a,9bが同軸上に所定間隔をもって形成されている。一方の支持軸9aには、軸方向に沿ってスリット6が形成されている。また、他方の支持軸9bは円筒状に形成されている。また、この支持枠7の一辺には弾性変形可能なフック部7aが形成されている。このフック部7aをサンバイザ本体2の表面側の一部に形成された凹部2a(図2参照)の側壁に係止させることによって、この固定側のミラーユニット3はサンバイザ本体2に固定される。なお、支持枠7の一辺の表面側には、開閉側のミラーユニット4と接触する緩衝用突起7bが設けられている。
上記開閉側のミラーユニット4は、図4に示すように、樹脂製の支持枠11と、樹脂製の支持板12と、これら支持枠11と支持板12との間に挟持される鏡13(本発明に係る「第2機能部品」として例示する。)と、を備えている。この支持板12の一辺には、サンバイザ本体2の左右方向に沿って延びる円筒状の回転軸14aと、この回転軸14aの一端側から軸方向に延びる中実状の回転軸14bと、が形成されている。この回転軸14aの内周面側には、図6に示すように、後述するスライド部材の雌ネジと螺合する雄ネジ15が形成されている。また、回転軸14bは、上記支持軸9aにスリット6を介して嵌入されて軸支されている。そして、この開閉側のミラーユニット4は、固定側のミラーユニット3の表面側(本発明に係る「サンバイザ本体の表面側の一部」として例示する。)を開放する開放状態A(図1及び図8参照)と、固定側のミラーユニット3の表面側を閉鎖する閉鎖状態B(図2及び図9参照)とに回動自在に支持されている。この開閉側のミラーユニット4の回動角度範囲は約180度とされている。そして、この開閉側のミラーユニット4が開放状態Aであるときには両ミラーユニット3,4の鏡8,13が外部に露出される一方、この開閉側のミラーユニット4が閉鎖状態Bであるときには両ミラーユニット3,4の鏡8,13が外部から隠される。
上記ロックユニット5は、図5及び図7に示すように、サンバイザ本体2の表面側に取り付けられるハウジング17を備えている。このハウジング17は、縦断面略U字状で樹脂製のケース18と、このケース18の上方開放部を塞ぐように爪部19aによりケース18に取り付けられる平板状で樹脂製の蓋体19と、を有している。この蓋体19には平面略U字状の切欠き部20が形成されており、弾性変形可能な支持片21が形成されている。この支持片21の自由端側にはプッシュボタン23が設けられている。したがって、このプッシュボタン23は、支持片21により弾性変位自在に支持されており、サンバイザ本体2の平面に略直交する方向に押圧操作可能に設けられている。このプッシュボタン23の押圧距離は約3mmとされている。また、このプッシュボタン23は、支持片21の自由端側の上面側に形成され上方に向かって突出する突起部24と、この突起部24に取り付けられるドーム状のカバー25と、この支持片21の自由端側の下面側に形成され下方に向かって突出する当接部26と、を有している。
また、上記ハウジング17の内部空間には、サンバイザ本体2の左右方向に沿って延びる棒状で樹脂製のスライド部材30が第1スライド位置P1(図10(a)参照)と第2スライド位置P2(図11(a)参照)との間でスライド自在に支持されている。このスライド部材30は、縦断面略U字状の本体31と、この本体31の一端側からスライド部材30のスライド方向に沿って延びる丸棒状のスライド軸32と、を有している。この本体31の上壁31aには切欠き部33が形成され、傾斜板状の斜面部34(本発明に係る「スライド部材の一部」として例示する。)が弾性変形可能に設けられている。この斜面部34は、プッシュボタン23の押圧方向及びスライド部材30のスライド方向に交差している。また、この斜面部34には、スライド部材30が第1スライド位置P1に位置するときにプッシュボタン23の当接部26が対向するようになっている。
また、上記本体31の側面には、スライド方向に沿って延びる左右の案内条35(本発明に係る「被案内部」として例示する。)が設けられている。この案内条35は、ケース18の側壁18aの内側にスライド方向に沿って延びて形成された左右の案内溝36(本発明に係る「案内部」として例示する。)内にスライド自在に案内されている。また、この本体31の上壁31aには、スライド部材30が第1スライド位置P1に位置するときに後述する係止部が係止する第1貫通孔37a(本発明に係る「第1被係止部」として例示する。)と、スライド部材30が第2スライド位置P2に位置するときに後述する係止部が係止する第2貫通孔37b(本発明に係る「第2被係止部」として例示する。)と、がスライド方向に沿って所定間隔で設けられている。なお、スライド部材30のスライド間隔は約10mmとされている。
また、上記ハウジング17の内部空間には、スライド部材30を第1スライド位置P1及び第2スライド位置P2で位置決め可能とする樹脂製のロック部材40が取り付けられている。このロック部材40は、ケース18の後壁18bに形成された凹部18cに嵌入される角棒状の本体41と、この本体41の一端側からスライド部材30のスライド方向に突出する屈曲板状の支持片42(本発明に係る「ロック部材の一部」として例示する。)と、を有している。この支持片42の上面側には、上方に向かって突出し且つスライド部材30の第1及び第2貫通孔37a,37bに係止可能な係止部43が設けられている。この係止部43とスライド部材30の第1貫通孔37aとの係止によりスライド部材30が第1スライド位置P1に位置決めされる(図10(a)参照)。一方、この係止部43とスライド部材30の第2貫通孔37bとの係止によりスライド部材30が第2スライド位置P2に位置決めされる(図11(a)参照)。また、この支持片42は、スライド部材30が第2スライド位置P2に位置するときに押圧操作されるプッシュボタン23の当接部26が当接して弾性変形するようになっている。この支持片42の弾性変形により係止部43と第2貫通孔37bとの係止が解除されてロック部材40によるスライド部材30の位置決めが解除される(図11(a)参照)。
また、上記ハウジング17の内部空間には、ケース18の後壁18bとスライド部材30の本体31の端面との間にコイルバネ46(本発明に係る「弾性体」として例示する。)が介装されている。そして、このコイルバネ46によって、第2スライド位置P2に位置するスライド部材30が第1スライド位置P1に向かって付勢される(図11(a)参照)。
また、上記スライド部材30のスライド軸32の外周面側には、図6に示すように、上記開閉側のミラーユニット4の回転軸14aの雄ネジ15と螺合する雌ネジ48が形成されている。これら開閉側のミラーユニット4の雄ネジ15とスライド部材30の雌ネジ48との螺合によって、スライド部材30のスライド移動力が開閉側のミラーユニット4の回動力に変換されるようになっている。ここで、上記実施例に係る雄ネジ15及び雌ネジ48によって、本発明に係る「動力変換機構」が構成されているといえる。
(2)サンバイザの作用
次に、上記構成のサンバイザ1の作用について説明する。
先ず、開閉側のミラーユニット4の開放作用について説明する。図10(a)に示すように、開閉側のミラーユニット4が閉鎖状態B(図2及び図9参照)であるときには、ロック部材40の係止部43がスライド部材30の第1貫通孔37aに係止しており、ロック部材40によりスライド部材30が第1スライド位置P1に位置決めされている。この位置決め状態では、ロック部材40の支持片42の自由端側の上方はスライド部材30の斜面部34で覆われており、プッシュボタン23の当接部26がスライド部材30の斜面部34に対向している。
この状態より、プッシュボタン23を押圧操作すると、図10(b)に示すように、プッシュボタン23の当接部26がスライド部材30の斜面部34に当接して斜面部34を下方に押圧する。この斜面部34の押圧によって、ロック部材40の係止部43が第1貫通孔37aから抜き出てロック部材40によるスライド部材30の位置決めが解除され、コイルバネ46の付勢力に抗してスライド部材30が第2スライド位置P2に向かってスライド移動される。このとき、スライド部材30の雌ネジ48と開閉側のミラーユニット4の雄ネジ15との螺合により、スライド部材30のスライド移動力は開閉側のミラーユニット4の開放方向への回転力に変換される。
その後、プッシュボタン23を更に押圧操作すると、図10(c)に示すように、ロック部材40の係止部43がスライド部材30の第2貫通孔37aに係止して、ロック部材40によりスライド部材30が第2スライド位置P2に位置決めされ、開閉側のミラーユニット4は開放状態A(図1及び図8参照)とされる。このときプッシュボタン23の押圧操作を止めると、支持片21の弾性復元力によりプッシュボタン23が元の位置に戻される(図10(c)中に仮想線で示す。)。
次に、開閉側のミラーユニット4の閉鎖作用について説明する。図11(a)に示すように、開閉側のミラーユニット4が開放状態A(図1及び図8参照)であるときには、ロック部材40の係止部43がスライド部材30の第2貫通孔37bに係止しており、ロック部材40によりスライド部材30が第2スライド位置P2に位置決めされている。この位置決め状態では、ロック部材40の支持片42の自由端側の上方はスライド部材30の斜面部34で覆われておらず、プッシュボタン23の当接部26がロック部材40の支持片42に対向している。この状態より、プッシュボタン23を押圧操作すると、プッシュボタン23の当接部26がロック部材40の支持片42に当接して支持片42を下方に押圧して支持片42が弾性変形する。
すると、図11(b)に示すように、ロック部材40の係止部43がスライド部材30の第2貫通孔37aから抜き出てロック部材40による位置決めが解除され、コイルバネ46の付勢力によりスライド部材30が第1スライド位置P1に向かってスライド移動される。このとき、スライド部材30の雌ネジ48と開閉側のミラーユニット4の雄ネジ15との螺合により、スライド部材30のスライド移動力は開閉側のミラーユニット4の閉鎖方向への回転力に変換される。
その後、コイルバネ46の付勢力によるスライド部材30のスライド移動が更に進むと、図11(c)に示すように、ロック部材40の係止部43がスライド部材30の第1貫通孔37aに係止して、ロック部材40によりスライド部材30が第1スライド位置P1に位置決めされ、開放側のミラーユニット4は閉鎖状態B(図2及び図9参照)とされる。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のサンバイザ1によると、プッシュボタン23の押圧操作によって、スライド部材30が第1スライド位置P1に位置決めされているときには、押圧操作されるプッシュボタン23の当接部26がスライド部材30の一部に当接してスライド部材30が第2スライド位置P2に向かってスライド移動され、動力変換機構によりスライド部材30のスライド移動が開閉側のミラーユニット4の開放又は閉鎖方向への回転に変換される。一方、スライド部材30が第2スライド位置P2に位置決めされているときには、押圧操作されるプッシュボタン23の当接部26がロック部材40の一部に当接してロック部材40によるスライド部材30の位置決めが解除され、コイルバネ46の付勢力によりスライド部材30が第1位置P1に向かってスライド移動され、動力変換機構によりスライド部材30のスライド移動が開閉側のミラーユニット4の閉鎖又は開放方向への回転に変換される。このように、プッシュボタン23の押圧操作により開閉側のミラーユニット4を開放及び閉鎖させることができるので、開閉側のミラーユニット4の開閉操作性に優れる。そのため、例えば、爪の長い女性は爪のひっかかりを気にせずに開閉側のミラーユニット4を開閉することができる。
また、本実施例では、開閉側のミラーユニット4を、スライド部材30が第1スライド位置P1に位置するときに固定側のミラーユニット3を閉鎖し、スライド部材30が第2スライド位置P2に位置するときに固定側のミラーユニット3を開放するようにしたので、プッシュボタン23の押圧操作によって、スライド部材30が第2スライド位置P2に向かってスライド移動するときに開閉側のミラーユニット4が開放方向に回転される一方、コイルバネ46の付勢力によりスライド部材30が第1スライド位置P1に向かってスライド移動するときに開閉側のミラーユニット4が閉鎖方向に回転される。これにより、コイルバネ46の付勢力を利用して開閉側のミラーユニット4を容易且つ迅速に閉鎖させることができる。
また、本実施例では、スライド部材30に、プッシュボタン23の押圧方向に交差する斜面部34を形成したので、スライド部材30が第1スライド位置P1に位置するときに押圧操作されるプッシュボタン23の当接部26がスライド部材30の斜面部34に当接して、スライド部材30が第2スライド位置P2に向かってスライド移動される。これにより、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材30をより確実にスライド移動させることができる。
また、本実施例では、スライド部材30に案内条35を設けたので、スライド部材30がスライド移動するときにスライド部材30の案内条35がサンバイザ本体2の案内溝36に案内される。これにより、スライド部材30のスライド方向周りの回転を確実に防止することができる。
また、本実施例では、ロック部材40に支持片42を設け、この支持片42に係止部43を設けたので、スライド部材30が第1及び第2スライド位置P1,P2に位置するときに係止部43がスライド部材30に係止してスライド部材30が位置決めされる。また、スライド部材30が第2スライド位置P2に位置するときに押圧操作されるプッシュボタン23の当接部26がロック部材40の支持片42に接触して支持片42が弾性変形し、この支持片42の弾性変形により係止部43とスライド部材30との係止が解除されロック部材40によるスライド部材30の位置決めが解除される。これにより、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材30をより確実に位置決め及び解除することができる。
また、本実施例では、動力変換機構として、開閉側のミラーユニット4に設けられた雄ネジ15と、スライド部材30に設けられ雄ネジ15と螺合する雌ネジ48と、を有してなる機構を採用したので、簡易且つ安価な構造でもってスライド部材30のスライド移動を開閉側のミラーユニット4の回動により確実に変換することができる。
また、本実施例では、固定側のミラーユニット3の表面側に鏡8を設け、開閉側のミラーユニット4の表面側に鏡13を設けたので、開閉側のミラーユニット4が固定側のミラーユニット3を開放したときに、使用者は両ミラーユニット3,4の鏡8,13を利用することができる。一方、開閉側のミラーユニット4が固定側のミラーユニット3を閉鎖したときには、両ミラーユニット3,4の鏡8,13が外部から隠されサンバイザ機能が阻害されない。これに対して、サンバイザ本体に対して開閉側のミラーユニットをスライド自在に支持してなる形態では、開閉側のミラーユニットが固定側のミラーユニットを閉鎖したときに、固定側のミラーユニットの鏡は外部から隠されることとなるが、開閉側のミラーユニットの鏡が外部に露出した状態となるため、その鏡での光の反射等により運転に支障が生じてしまう恐れがある。
さらに、本実施例では、サンバイザ本体2に取り付けられるハウジング17の蓋体19にプッシュボタン23を設け、このハウジング17の内部空間に、スライド部材30をスライド自在に支持するとともに、ロック部材40及びコイルバネ46を設けたので、スライド部材30の位置決め機構をユニット化してその取扱性を高めることができる。
なお、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、固定側及び開閉側のミラーユニット3,4を備える形態を例示したが、これに限定されず、例えば、固定側及び開閉側のミラーユニット3,4のうちの少なくとも一方を照明機能を発揮する照明ユニットとするようにしてもよい。特に開閉側のミラーユニット4を照明ユニットに変更し、開閉角度範囲を適当な値に設定すれば、照明ユニットで使用者(乗員)のひざ部分等の所望の部位を好適に照明することができる。
また、上記実施例では、開閉カバーとして開閉側のミラーユニット4を例示したが、これに限定されず、例えば、開閉側のミラーユニット4から鏡13を取り外して補助サンバイザとして使用するようにしてもよい。これにより、補助サンバイザを開放させればサンバイザ面積を拡大でき、座高の低い例えば女性ドライバーなどもサンバイザ機能を十分に享受することができる。
また、上記実施例では、開閉側のミラーユニット4の回動角度範囲を約180度とした形態を例示したが、これに限定されず、例えば、スライド部材30のスライド間隔を調整する等により開閉側のユニットを用途に応じた回動角度範囲を設定することができる。
また、上記実施例では、スライド部材30、ロック部材40、コイルバネ46及びプッシュボタン23を備えるロックユニット5をサンバイザ本体2に取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、スライド部材30、ロック部材40、コイルバネ46及びプッシュボタン23のうちの1又は2以上の部材をサンバイザ本体2に直接的に設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、スライド部材30を第1及び第2スライド位置P1,P2の2位置で位置決めするようにしたが、これに限定されず、例えば、第1及び第2スライド位置P1,P2の他の1又は2以上のスライド位置でもスライド部材30を位置決め可能としてもよい。
さらに、上記実施例では、支持枠7に鏡8を取り付けてなる固定側のミラーユニット3をハウジング本体2に取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、ハウジング本体2に設けた取付部に鏡8を直接的に取り付けるようにしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
開閉カバーを備えるサンバイザに関する技術として広く利用される。特に、乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両用のサンバイザとして好適に利用される。
1;サンバイザ、2;サンバイザ本体、3;固定側のミラーユニット、4;開閉側のミラーユニット、8,13;鏡、15;雄ネジ、23;プッシュボタン、26;当接部、30;スライド部材、34;斜面部、35;案内条、36;案内溝、37a;第1貫通孔、37b;第2貫通孔、40;ロック部材、42;支持片、43;係止部、46;コイルバネ、48;雌ネジ、A;開放状態、B;閉鎖状態、P1;第1スライド位置、P2;第2スライド位置。

Claims (8)

  1. サンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体にスライド自在に支持されるスライド部材と、
    前記スライド部材を、該スライド部材のスライド方向に沿う第1スライド位置及び第2スライド位置で位置決め可能なロック部材と、
    前記サンバイザ本体の表面側に押圧操作可能に設けられ、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに該スライド部材の一部に対向又は接触し且つ前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに前記ロック部材の一部に対向又は接触する当接部を有するプッシュボタンと、
    前記第2スライド位置に位置する前記スライド部材を前記第1スライド位置に向かって付勢する弾性体と、
    前記サンバイザ本体の表面側の一部を開閉するように該サンバイザ本体に回動自在に支持される開閉カバーと、
    前記スライド部材と前記開閉カバーとの間に設けられ、該スライド部材のスライド移動を該開閉カバーの回動に変換する動力変換機構と、を備え、
    前記プッシュボタンの押圧操作によって、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときには、前記プッシュボタンの前記当接部が該スライド部材の一部に当接して該スライド部材が前記第2スライド位置に向かってスライド移動され、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときには、前記プッシュボタンの前記当接部が前記ロック部材の一部に当接して該ロック部材による該スライド部材の位置決めが解除され、前記弾性体の付勢力により該スライド部材が前記第1スライド位置に向かってスライド移動されるようにしたことを特徴とするサンバイザ。
  2. 前記開閉カバーは、前記スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を閉鎖し、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに前記サンバイザ本体の表面側の一部を開放する請求項1記載のサンバイザ。
  3. 前記スライド部材には、該スライド部材が前記第1スライド位置に位置するときに押圧操作される前記プッシュボタンの前記当接部が当接し且つ該プッシュボタンの押圧方向に交差する斜面部が設けられている請求項1又は2に記載のサンバイザ。
  4. 前記スライド部材には、該スライド部材がスライド移動するときに前記サンバイザ本体に設けられた案内部に案内される被案内部が設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のサンバイザ。
  5. 前記ロック部材には、前記スライド部材が前記第2スライド位置に位置するときに押圧操作される前記プッシュボタンの前記当接部が当接して弾性変形する支持片が設けられ、該支持片には、前記第1スライド位置及び前記第2スライド位置に位置する前記スライド部材に係止可能な係止部が設けられている請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサンバイザ。
  6. 前記動力変換機構は、前記スライド部材及び前記開閉カバーのうちの一方に設けられた雄ネジと、他方に設けられ該雄ネジと螺合する雌ネジと、を有している請求項1乃至5のいずれか一項に記載のサンバイザ。
  7. 前記サンバイザ本体の表面側の一部には、前記開閉カバーが該サンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第1機能部品が設けられ、前記開閉カバーの表面側には、該開閉カバーが該サンバイザ本体の表面側の一部を開放したときに外部に露出する第2機能部品が設けられている請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサンバイザ。
  8. 前記第1機能部品及び前記第2機能部品は、鏡又は照明装置である請求項7記載のサンバイザ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104723846A (zh) * 2013-12-19 2015-06-24 现代自动车株式会社 用于车辆的旋转遮阳板镜子
CN113306371A (zh) * 2020-02-26 2021-08-27 现代自动车株式会社 具有细长结构的滑动遮阳板

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