JP2012000282A - 物干竿等の支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観上の体裁がよく錆びにくく製品寿命が長く、安全で強度的にも優れた物干竿等の支持装置を安価に提供すること。
【解決手段】本発明の物干竿等の支持装置は、支持具1に、掛具5を取り付けた支柱2を取り付けてある。支柱2は、上部の外筒3と下部の内軸4とから成り、外筒3は、内周面に一対の突条7・7を設け、その突条7・7に、間隔をおいて4箇所に切欠部8・・・8を設けてそれぞれの下端部、すなわち突条7・7の上端面を係止部9・・・9としてある。内軸4は、2箇所に制限溝11・11を設け、上端部に保持具6を取り付けてある。保持具6は、内軸4の制限溝11・11と同様な溝が設けられ、その溝の中央に仕切部12・12で仕切って、一方の溝を通過溝13・13とし、他方の溝を突当溝14・14としてある。仕切部12・12の上端部は、突当溝14・14側に曲がって突当溝14・14上部に位置する係合部15・15を設けてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベランダ下の天井面やベランダの手摺り等の被取付体に取り付けて物干竿等を支持する支持装置であって、支柱の内軸に取り付けた掛具の高さを調整可能に構成した物干竿等の支持装置に関するものである。
従来より、外筒に対して内軸を上下移動可能に設けられて、内軸に取り付けた掛具の高さが調整可能である物干竿等の支持装置は種々の発明が提案されている。
例えば、特開2008−307231号発明(従来例1)においては、内軸に設けた前後方向に移動可能な係止ピンを設けて、外筒に設けた複数の係止孔に選択的に係合させ得るように成し、内軸を回動及び上下に移動させることによって、内軸に取り付けた掛具の高さを調整可能としたものであり、特開2005−304577号発明(従来例2)においては、内軸の先端に複数の係合部を設けた長い係合具を取り付け、その係合部を、外筒の内部に設けた係止具に係止させ得るように成し、内軸を回動及び上下に移動させることによって、内軸に取り付けた掛具の高さを調整可能としたものであり、特許3895735号発明(従来例3)においては、内軸の上部に係合孔を設けると共に、外筒には複数の係合孔を設け、内軸の内部に設けた長い可動軸の上部に複雑なストッパー機構を設けて、下部にてそのストッパ機構を遠隔操作して、内軸の係合孔及び外筒のいずれかの係合孔に嵌脱させることによって、内軸に取り付けた掛具の高さを調整可能としたものである。
特開2008−307231号公報 特開2005−304577号公報 特許3895735号公報
上記従来例1においては、外筒に複数の係止孔を設ける必要があるので、強度が低下したり、その部分が錆びやすく製品寿命が短くなったり、また係止孔と係止ピンによって指を挟む危険もあり、さらには外観が悪くなるという問題があり、従来例2においては、内軸の先端に取り付けた係合具は、長く、中間に切り欠いて形成した複数の係合部を設けてあるので、物干竿を掛ける掛具に回動させる力がかかった場合に捩れやすく強度上の問題があり、また係合具に高い剛性を持たせようとするとコストが高くなってしまうという問題が生じ、従来例3においては、内軸の内部に設けた長い可動軸の上部に複雑なストッパー機構と遠隔操作部を設ける必要があり、部品点数が多くなり、組立に手数がかかり、コストも高くなるという問題がある。本発明は、これらの問題を解決することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するための物干竿等の支持装置であり、請求項1においては、天井や手摺り等の被取付体に固定される支持具に支柱を取り付け、支柱の下部又は上部に物干竿等を掛ける掛具を設けてあり、支柱が、上部又は下部の外筒に対して下部又は上部の内軸を上下移動かつ回動可能に設けられて、長さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内面には、上下方向に伸び内方に突出する突条を設けると共に、突条に間隔をおいて複数の切欠部を設けて突条の上端面を係止部とし、内軸の上部又は下部には、通過溝及び突当溝を仕切部を挟んで設けて成り、通過溝は、突条が上下に相対的に移動可能であり、突当溝の上部には、外筒のいずれかの係止部に当接して係合する係合部を設けて成り、内軸の仕切部が外筒の切欠部と高さがほぼ同じ位置にある時に、仕切部が切欠部を通過して内軸が外筒に対して回動可能な状態となるよう構成し、外筒の突条が内軸の通過溝に位置している時、内軸が外筒に対して上下移動可能な状態であり、内軸の仕切部が外筒のいずれかの切欠部と高さがほぼ同じ位置にある時に、内軸を外筒に対して回動して内軸の係合部を外筒の係止部に当接させて係合すると使用状態となって、支柱の長さを変更して調整可能であることを特徴とする物干竿等の支持装置であり、請求項2においては、天井や手摺り等の被取付体に固定される支持具に支柱を取り付け、支柱の下部又は上部に物干竿等を掛ける掛具を設けてあり、支柱が、上部又は下部の外筒に対して下部又は上部の内軸を上下移動かつ回動可能に設けられて、長さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内面には、上下方向に伸び内方に突出する突条を設けると共に、突条に間隔をおいて複数の切欠部を設けて突条の上端面を係止部とし、内軸の外周には、上下方向に伸びる制限溝を設け、外筒の突条は、内軸の制限溝に沿って上下に移動可能かつ制限溝の範囲内で回動可能で、内軸の上部又は下部には、制限溝を長手方向に沿って左右に仕切る仕切部を設け、その一方側を通過溝とすると共に他方側を突当溝とし、通過溝は、突条が上下に相対的に移動可能であり、突当溝の上部には、外筒のいずれかの係止部に当接して係合する係合部を設けて成り、内軸の仕切部が外筒の切欠部と高さがほぼ同じ位置にある時に、仕切部が切欠部を通過して内軸が外筒に対して回動可能な状態となるよう構成し、外筒の突条が内軸の通過溝に位置している時、内軸が外筒に対して上下移動可能な状態であり、内軸の仕切部が外筒のいずれかの切欠部と高さがほぼ同じ位置にある時に、内軸を外筒に対して回動して内軸の係合部を外筒の係止部に当接させて係合すると使用状態となって、支柱の長さを変更して調整可能であることを特徴とする物干竿等の支持装置である。
本発明によれば、外筒にも内軸にも孔を設ける必要がなく、また、外筒と内軸以外に長い係止具や長い可動軸、また複雑なストッパー機構や遠隔操作部も必要がないので、外観が良好で錆びにくく製品寿命が長く、安全で強度的にも優れた物干竿等の支持装置を安価に提供することができるという効果がある。
図1〜図14が実施例1の図面であり、図15が実施例2の図面であり、図16〜図23が実施例3の図面である。
全体正面図である。 図1のA部において一部を断面にした要部拡大図である。 図2の状態から、内軸を上方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図3の状態から、内軸を左に回動させた状態の要部拡大図である。 図4の状態から、内軸を上方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図4の状態から、内軸を最も下方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図6の状態から、内軸を右に回動させた状態の要部拡大図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 図2のC−C線拡大断面図である。 図5のD−D線拡大断面図である。 図5のE−E線拡大断面図である。 図1の状態から、内軸を上方へ移動させ左に回動させた状態の全体正面図である。 要部の分解斜視図である。 外筒の他の実施例を示す断面図である。 要部の分解斜視図である。 全体正面図である。 図16のF部において一部を断面にした要部拡大図である。 図17の状態から、内軸を上方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図18の状態から、内軸を左に回動させた状態の要部拡大図である。 図19の状態から、内軸を上方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図19の状態から、内軸を最も上方へ移動させた状態の要部拡大図である。 図21の状態から、内軸を右に回動させた状態の要部拡大図である。 要部の分解斜視図である。
図1〜図14に基づいて本発明の実施例1を説明する。
本実施例の物干竿等の支持装置は、ベランダ下の天井面に取り付けられる支持具1に、支柱2の上端を取り付け、支柱2の下端には、物干竿を掛ける複数の竿受部17・・・17を設けた掛具5を取り付けてある。
支柱2は、上部の外筒3と下部の内軸4とから成り、外筒3は、横断面形状が円形パイプ状で、内周面には略四角形状で相対向するように突出している一対の突条7・7を設け、その突条7・7に、間隔をおいて4箇所に切欠部8・・・8を設けてそれぞれの下端部、すなわち突条7・7の上端面を係止部9・・・9としてある。また、最下部の切欠部8・8の横に、内方に突出する抜止部10・10を設けてある。
なお、外筒52は、図14に示すように、2つの同じ断面の半体50・51を一体化して円形パイプ状として、内周面に略四角形状で相対向するように突出している一対の突条53・53を設けて、切欠部等のその他の構造を上記実施例のものと同じようにしたものでもよい。この構造にすると、切欠部を設ける時に、円形パイプ状に一体化する前に、半体50・51の段階で切り欠き作業ができるので加工しやすいというメリットがある。
内軸4は、横断面形状が略円形パイプ状で、外周面の相対応する2箇所をほぼ70度に亘って一段低くなっている制限溝11・11を設けてあり、上端部に、内軸4と同一直径で類似する横断面形状を有する保持具6を取り付けてある。なお、制限溝11・11の一段低くする範囲は、180度以下であればよい。
保持具6は、下部が内軸4に挿入されて取り付けられ、上部は、内軸4の制限溝11・11と同様な溝が設けられ、その溝の中央を仕切部12・12で仕切って、右側の溝を通過溝13・13とし、左側の溝を突当溝14・14としてある。さらに、仕切部12・12の上端部は、突当溝14・14側(左側)に曲がって突当溝14・14上部に位置し、後述するように突条7・7の通過を阻止する係合部15・15を設けてある。また、突当溝14・14の上部左横部及び係合部15・15の左横部には、突当溝14・14とクランク状に連続している逃げ溝16・16を設けてある。なお、本実施例では、保持具6は内軸4と別体になっているが、一体に形成することも可能である。
次に組み立て方を説明する。
内軸4の上端に保持具6を取り付け、内軸4を外筒3の上方から、外筒3の突条7・7が、内軸4の制限溝11・11の右側部沿いを通るように挿入し、内軸4を下方に移動させると、突条7・7が通過溝13・13を通過し、仕切部12・12を、外筒3のいずれかの切欠部8・8の真横に位置させ(図4参照)、内軸4を右に回動すると、仕切部12・12が切欠部8・8を通って、制限溝11・11の左側部が突条7・7に当接する(図3参照)。その後、内軸4を下方に移動させると、突当溝14・14が突条7・7を挟むようにして摺動し係合部15・15が突条7・7上端の係止部9・9に当接して係合し、内軸4は回動不能かつ下方への移動不能な状態となり(図2参照)、この状態で、外筒3上端部に支持具1を取り付け、内軸4下端部に掛具5を取り付けて組立は完了する(図1参照)。
次に使用方法を説明する。
内軸4に取り付けた掛具5の高さを変更するには、掛具5を持って内軸4を上方へ移動して、係止部9・9と係合部15・15の係合を外し、仕切部12・12を、外筒3の切欠部8・8の真横に位置させ(図3参照)、内軸4を左に回動すると、仕切部12・12が切欠部8・8を通って、制限溝11・11の右側部が突条7・7に当接して、通過溝13・13が上下の突条7・7の間に位置することになる(図4参照)。この状態から、内軸4を上方又は下方へ移動し、仕切部12・12が、外筒3の別の切欠部8・8の真横に位置するようにして(図4参照)、内軸4を右に回動すると、仕切部12・12が切欠部8・8を通って、制限溝11・11の左側部が突条7・7に当接して、突当溝14・14の下方に突条7・7が位置することになる(図3参照)。その後、内軸4を下方に移動させると、突当溝14・14が突条7・7を挟むようにして摺動し、係合部15・15が突条7・7上端の別の係止部9・9に当接して係合し、内軸4は回動不能かつ下方への移動不能な使用状態となり(図2参照)、内軸4に取り付けた掛具5の高さを変更することができる。
また、制限溝11・11の右側部が突条7・7に当接している状態は、内軸4が上下に移動可能な状態であり、内軸4を最も上方に移動させると、内軸4上端部が支持具1の下端部に当接し、最も下方に移動させると、係合部15・15が抜止部10・10に当接し(図6参照)、内軸4は外筒3から抜け落ちることがないようになっている。なおこの状態では、仕切部12・12が、外筒3最下部の切欠部8・8の真横にあり、内軸4を右に回動すると、仕切部12・12が切欠部8・8を通って、突条7・7が制限溝11・11の左側部に当接し、抜止部10・10が逃げ溝16・16に移動し(図7参照)、この状態から内軸4を下方に移動させると、抜止部10・10が逃げ溝16・16を通って逃げ溝16・16から脱出し、係合部15・15が突条7・7上端の係止部9・9に当接して係合し、支柱2が最も長い使用状態となる。
図15に基づいて本発明の実施例2を説明する。なお、組み立て方や使用方法については、実施例1とほぼ同様なので詳しい図面は省略する。
支柱18は、上部の外筒19と下部の内軸20とから成り、外筒19は、横断面形状が円形パイプ状で、内周面には略四角形状で相対向するように突出している一対の突条23・23を設け、その突条23・23に、間隔をおいて4箇所に切欠部24・・・24を設けてそれぞれの下端部、すなわち突条23・23の上端面を係止部25・・・25としてある。また、最下部の突条23・23の上部に設けた切欠部24・24の横に、内方に突出する抜止部26・26を設けてある。
内軸20は、横断面形状が円形パイプ状で、上端部に、内軸20より大きい直径の保持具21を取り付けてある。
保持具21は、実施例1と同様に、下部が内軸20に挿入されて取り付けられ、上部に、外周面の相対応する2箇所をほぼ70度に亘って一段低くなっている溝を設けてあり、その溝の中央を仕切部27・27で仕切って、右側の溝を通過溝28・28とし、左側の溝を突当溝29・29としてある。さらに、仕切部27・27の上端部は、突当溝29・29側(左側)に曲がって突当溝29・29上部に位置し、突条23・23の通過を阻止する係合部30・30を設けてある。また、突当溝29・29の上部左横部及び係合部30・30の左横部には、突当溝29・29とクランク状に連続している逃げ溝31・31を設けてある。
次に組み立て方を説明する。
内軸20の上端に保持具21を取り付け、内軸20を外筒19の上方から挿入し、内軸20を下方に移動させて、突条23・23が通過溝28・28を通過するようにして、仕切部27・27を、外筒19のいずれかの切欠部24・24の真横に位置させ、内軸20を右に回動すると、仕切部27・27が切欠部24・24を通って、突条23・23が突当溝29・29の下方に位置し、その後、内軸20を下方に移動させると、突当溝29・29が突条23・23を挟むようにして摺動し係合部30・30が突条23・23上端の係止部25・25に当接して係合し、内軸20は回動不能かつ下方への移動不能な状態となり、この状態で、外筒19上端部に支持具(図示せず)を取り付け、内軸20下端部に掛具(図示せず)を取り付けて組立は完了する。
次に使用方法を説明する。
内軸20に取り付けた掛具(図示せず)の高さを変更するには、内軸20を上方へ移動して、係止部25・25と係合部30・30の係合を外し、仕切部27・27を、外筒19の切欠部24・24の真横に位置させ、内軸20を左に回動すると、仕切部27・27が切欠部24・24を通って、通過溝28・28が上下の突条23・23の間に位置することになる。この状態から、内軸20を上方又は下方へ移動し、仕切部27・27が、外筒19の別の切欠部24・24の真横に位置するようにして、内軸20を右に回動すると、仕切部27・27が切欠部24・24を通って、突当溝29・29の下方に突条23・23が位置することになる。その後、内軸20を下方に移動させると、突当溝29・29が突条23・23を挟むようにして摺動し、係合部30・30が突条23・23上端の別の係止部25・25に当接して係合し、内軸20は回動不能かつ下方への移動不能な使用状態となり、内軸20に取り付けた掛具(図示せず)の高さを変更することができる。
また、通過溝28・28が突条23・23を通過できる状態においては、内軸20が上下に移動可能な状態であり、内軸4を最も上方に移動させると、内軸20上端部が支持具(図示せず)の下端部に当接し、最も下方に移動させると、係合部30・30が抜止部26に当接し、抜け落ちることがないようになっている。なおこの状態では、仕切部27・27が、外筒19最下部の切欠部24・24の真横にあり、内軸20を右に回動すると、仕切部27・27が切欠部24・24を通って、突当溝29・29の下方に突条23・23が位置することになり、内軸20を下方に移動させると、係合部30・30が突条23・23上端の係止部25・25に当接して係合し、支柱18が最も長い使用状態となる。
図16〜図23に基づいて本発明の実施例3を説明する。
本実施例の物干竿等の支持装置は、ベランダの手摺りに取り付けられる支持具32に、支柱33を取り付け、支柱33の上端には、物干竿を掛ける複数の竿受部49・・・49を設けた掛具36を取り付けてある。
支柱33は、上部の内軸34と下部の外筒35とから成り、外筒35は、横断面形状が略円形パイプ状で後方に支持具32に取り付けるための取付用突条48を設け、内周面には略四角形状で相対向するように突出している一対の突条38・38を設け、その突条38・38に、間隔をおいて4箇所に切欠部39・・・39を設けてその下端部、すなわち突条38・38の上端面を係止部40・・・40としてある。また、最上部の切欠部39・39の斜め上に、内方に突出する抜止部41・41を設けてある。
内軸34は、横断面形状が略円形パイプ状で、外周面の相対応する2箇所をほぼ70度に亘って一段低くなっている制限溝42・42を設けてあり、下端部に、内軸34と同一直径で類似する横断面形状を有する保持具37を取り付けてある。
保持具37は、上部が内軸34に挿入されて取り付けられ、内軸34の制限溝42・42と同様な溝が設けられ、その溝の下半部中央を仕切部43・43で仕切って、右側の溝を通過溝44・44とすると共に左側の溝を突当溝45・45とし、その溝の上半部の左側を、制限溝42・42より左側に広げて逃げ溝47・47を設けてある。また、突当溝45・45の上端部には、突条38・38の通過を阻止する係合部46・46を設けてある。
次に組み立て方を説明する。
内軸34の下端に保持具37を取り付け、内軸34を外筒35の下方から、外筒35の突条38・38が、内軸34の制限溝42・42の右側部沿いを通るように挿入し、内軸34を上方に移動させると、突条38・38が通過溝44・44を通過し、仕切部43・43を、外筒35のいずれかの切欠部39・39の真横に位置させ(図19参照)、内軸34を右に回動すると、仕切部43・43が切欠部39・39を通って、制限溝42・42の左側部が突条38・38に当接する(図18参照)。その後、内軸34を下方に移動させると、突当溝45・45が突条38・38を挟むようにして摺動し係合部46・46が突条38・38上端の係止部40・40に当接して係合し、内軸34は回動不能かつ下方への移動不能な状態となり(図17参照)、この状態で、外筒35上部に支持具32を取り付け、内軸34上端部に掛具36を取り付けて組立は完了する(図16参照)。
次に使用方法を説明する。
内軸34に取り付けた掛具36の高さを変更するには、内軸34を持って上方へ移動して、係止部40・40と係合部46・46の係合を外し、仕切部43・43を、外筒35の切欠部39・39の真横に位置させ(図18参照)、内軸34を左に回動すると、仕切部43・43が切欠部39・39を通って、制限溝42・42の右側部が突条38・38に当接して、通過溝44・44が上下の突条38・38の間に位置することになる(図19参照)。この状態から、内軸4を上方又は下方へ移動し、仕切部43・43が、外筒35の別の切欠部39・39の真横に位置するようにして(図19参照)、内軸34を右に回動すると、仕切部43・43が切欠部39・39を通って、制限溝42・42の左側部が突条38・38に当接して、突当溝45・45の下方に突条38・38が位置することになる(図18参照)。その後、内軸34を下方に移動させると、突当溝45・45が突条38・38を挟むようにして摺動し、係合部46・46が突条38・38上端の別の係止部40・40に当接して係合し、内軸34は回動不能かつ下方への移動不能な使用状態となり(図17参照)、内軸34に取り付けた掛具36の高さを変更することができる。
また、制限溝42・42の右側部が突条38・38に当接している状態は、内軸34が上下に移動可能な状態であり、内軸34を最も上方に移動させると、係合部46・46の上部が抜止部41・41に当接し(図21参照)、内軸34は外筒35から抜けることはない。なおこの状態では、仕切部43・43が、外筒35最上部の切欠部39・39の真横にあり、内軸34を右に回動すると、仕切部43・43が切欠部39・39を通って、突条38・38が制限溝42・42の左側部に当接して(図22参照)、内軸34を下方に移動させると、抜止部41・41が逃げ溝47・47を通って、係合部46・46が突条38・38上端の係止部40・40に当接して係合し、支柱33が最も長い使用状態となる。
1 支持具
2 支柱
3 外筒
4 内軸
5 掛具
7 突条
8 切欠部
9 係止部
11 制限溝
12 仕切部
13 通過溝
14 突当溝
18 支柱
19 外筒
20 内軸
23 突条
24 切欠部
25 係止部
27 仕切部
28 通過溝
29 突当溝
30 係合部
32 支持具
33 支柱
34 内軸
35 外筒
36 掛具
38 突条
39 切欠部
40 係止部
42 制限溝
43 仕切部
44 通過溝
45 突当溝
46 係合部
本発明は、上記の課題を解決するための物干竿等の支持装置であり、天井や手摺り等の被取付体に固定される支持具に支柱を取り付け、支柱の下部又は上部に物干竿等を掛ける掛具を設けてあり、支柱は、外筒と内軸を有し、外筒に対して内軸を上下移動かつ回動可能に設けて、内軸に取り付けた掛具の高さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内面には、上下方向に伸び内方に突出する突条を設け、突条に間隔をおいて複数の切欠部を設けることによって、それぞれの切欠部の下部となる突条の上端面を複数の係止部とし、内軸の上部又は下部には、下部が開放し上部に係合部を有する突当溝を設け、突条の係止部が突当溝の下部から係合部に係合して使用状態となると共に、内軸は、使用状態から上方へ移動させると係止部と係合部の係合が外れて外筒に対して回動可能となるよう構成し、内軸を上下移動及び回動させることによって、係合部を外筒のいずれかの係止部に選択的に係合させることができ、掛具の高さが調整可能であることを特徴とする物干竿等の支持装置である。

Claims (1)

  1. 天井や手摺り等の被取付体に固定される支持具に支柱を取り付け、支柱の下部又は上部に物干竿等を掛ける掛具を設けてあり、支柱は、外筒と内軸を有し、外筒に対して内軸を上下移動かつ回動可能に設けて、内軸に取り付けた掛具の高さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内面には、上下方向に伸び内方に突出する突条を設け、突条に間隔をおいて複数の切欠部を設けることによって、それぞれの切欠部の下部となる突条の上端面を複数の係止部とし、内軸の上部又は下部には、下部が開放し上部に係合部を有する突当溝を設け、突条の係止部が突当溝の下部から係合部に係合して使用状態となると共に、内軸は、使用状態から上方へ移動させると係止部と係合部の係合が外れて外筒に対して回動可能となるよう構成し、内軸を上下移動及び回動させることによって、係合部を外筒のいずれかの係止部に選択的に係合させることができ、掛具の高さが調整可能であることを特徴とする物干竿等の支持装置。
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