JP2005304786A - 物干竿等の支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外筒の強度が低下したり、外観が悪くなったりするということがなく、なおかつ係合具が設けられた内筒を回動するという簡単な操作で、長さを調整できること。
【解決手段】本発明は、支持具1に、支柱2の上端を取り付け、支柱2の下端には、掛具5を取り付けてある。支柱2は、上部の外筒3と下部の内筒4とから成り、外筒3の内部には取付具12を取り付け、そこに係止具10を取り付けて成る。係止具10に係止部11・・・11を設けてある。内筒4の上端部には係合具6を設けて成る。係合具6は、中心に通行孔8を設け、その両側に通過孔9を設けてある。さらに、係合具6の底面には、通行孔8の両側で、通過孔9から90度変位した位置に凹溝状の係合部7を設けてある。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベランダ下の天井面等に取り付けて物干竿等を支持する支持装置であって、支柱の長さを調整可能に構成した物干竿等の支持装置に関するものである。
従来より、実開昭63−125992号考案のように、外筒に案内兼固定のための連続する穴を設け、外筒内部を上下移動する中棒に設けた丸棒を、複数ある固定用の穴のいずれかに固定させるようにして、長さを調整可能にした物干し竿支持具は提案されている。
実開昭63−125992号公報
上記従来のものにおいては、支柱の長さ調整のために、外筒に案内兼固定のための連続する穴を設けるので、外筒の強度が低下するという問題、外観が悪くなるという問題、穴の切り口に錆びが発生したりそこで怪我をしたりするという問題があり、本発明は、これら問題を解決することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、支持具に取り付けられる支柱が、上部の外筒に対して下部の内筒を上下移動可能に設けられて、長さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内部には、複数の係止部を有する係止具を設けると共に、内筒には、いずれかの係止部に係合する係合部を有する係合具を設けて成り、係合具が設けられた内筒を回動及び上下に移動することによって、係合具の係合部を係止具の係止部に係合・離脱することができるように成し、支柱の長さを調整可能に構成したものである。
従って本発明によれば、複数の係止部を設けた係止具を外筒の内部に設け、支柱の長さを調整するための穴が露出することがないので、外筒の強度及び外観が向上し、錆びの発生を抑え、怪我する危険性を低下させることができ、なおかつ、長さ調整のための別の操作具を必要としないので、構造が簡素化され、係合具が設けられた内筒を直接又は間接的に回動及び上下に移動するという簡単な操作で、支柱の長さを調整することができるという効果がある。
本発明の物干竿等の支持装置は、天井等に取り付けられる支持具1に、支柱2の上端を取り付け、支柱2の下端には、物干竿を掛ける複数の竿受孔13・・・13を設けた掛具5を取り付けてある。
支柱2は、上部の外筒3と下部の内筒4とから成り、外筒3の内部には、円板状の取付具12を取り付け、そこに、棒状やパイプ状の長尺の係止具10を垂下するように取り付けて成る。
係止具10には、間隔をあけて4ヶ所にピン状のものを両側に突出するように設けて係止部11・・・11を設けてある。最下部の係止部11だけを他の係合部11・・・11より長くしてある。
内筒4の上端部には、円柱の上部に鍔部を設けた形状の係合具6を設けて成る。係合具6は、中心に上下に貫通する円形状の通行孔8を設け、その両側に突出するように細長い長方形状で上下に貫通する通過孔9を設けてある。さらに、係合具6の底面には、通行孔8の両側で、通過孔9から90度変位した位置に凹溝状の係合部7を設けてある。
通過孔9は、最下部の係止部11の長さよりも短く、他の係止部11・・・11の長さよりも長くなっており、この通過孔9を、最下部の係止部11は通過できないが、他の係止部11・・・11は通過できるようになっている。最下部の係止部11を長くするのは、係合具6の通過孔9がこの係止部11を通過して内筒4が外筒3から抜け落ちるのを防止するためである。
係合具6に設けられた係合部7が係止具10のいずれかの係止部11に係止されている状態(図2の状態)が、使用状態であり、この状態から長さを変更するには、まず掛具5を持って係合具6が設けられた内筒4を少し持ち上げて、係合部7を係止具10の係止部11から離脱させる(図3の状態)。
その後内筒4を90度回動させ、係合具6の通過孔9を係止具10の係止部11の角度と合致させる(図4の状態)。すると、最下部の係止部11以外の係止部11・・・11は、この通過孔9を通過できる状態(図5の状態)になるので、係合具6が設けられた内筒4を上又は下に移動させ、他の係止部11の位置で、内筒4を90度回動させて下に移動すれば、係合具6の係合部7が他の係止部11に係止されることになり、支柱2の長さを変更することができる。
なお、本実施例では、係合具6の係合部7が凹部(凹溝)で、係止具10の係止部11が凸部(ピン)になって凹凸係合しているが、その凹凸を逆にしてもよいし、その他、係合具6を回動及び上下に移動することによって、係合部7を係止部11に係合・離脱することができるようになっていればよい。
全体正面図である。 使用状態を示す一部を切り欠いた状態の要部の斜視図である。 図2の状態から内筒を持ち上げた状態の一部を切り欠いた状態の要部の斜視図である。 図3の状態から内筒を90度回動させた状態の一部を切り欠いた状態の要部の斜視図である。 図4の状態から内筒を下に移動して係合具の通過孔が係止部を通過している状態の一部を切り欠いた状態の要部の斜視図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 係合具の中央を断面にした斜視図である。
符号の説明
1 支持具
2 支柱
3 外筒
4 内筒
6 係合具
7 係合部
10 係止具
11 係止部

Claims (1)

  1. 支持具に取り付けられる支柱が、上部の外筒に対して下部の内筒を上下移動可能に設けられて、長さが調整可能である物干竿等の支持装置において、外筒の内部には、複数の係止部を有する係止具を設けると共に、内筒には、いずれかの係止部に係合する係合部を有する係合具を設けて成り、係合具が設けられた内筒を回動及び上下に移動することによって、係合具の係合部を係止具の係止部に係合・離脱することができるように成し、支柱の長さを調整可能に構成したことを特徴とする物干竿等の支持装置。
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JP2012000282A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Kawaguchi Giken Inc 物干竿等の支持装置

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