JP7334998B2 - 棚 - Google Patents
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Description
まず、隣接・配置される棚板同士を連結するための構成が複雑で、且つ、組立が面倒であるという問題があった。すなわち、棚板の前端に設置される木見付の端部に取り付けられる嵌合部材の一部を横方向に突出させ、それによって、隣接・配置された棚板の接合部を挟持しなければならないからである。
又、別の問題として、嵌合部材が表面に露出した状態で設けられているので美観上の問題があった。
又、請求項2による棚は、請求項1記載の棚において、上記棚板連結用部材は棚板連結用ピンであることを特徴とするものである。
又、請求項3による棚は、請求項1記載の棚において、上記棚板連結用部材は棚板連結用プレートであることを特徴とするものである。
又、請求項4による棚は、請求項1記載の棚において、上記棚板は上記支持部材を中心に上記支柱に対して上下方向に回動可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5による棚は、請求項1記載の棚において、上記支持部材は上記支柱に着脱可能に取り付けられていて、上記棚板は上記支持部材を介して着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による棚によると、請求項1記載の棚において、上記棚板同士を棚板内に内装される棚板連結用部材を介して連結するようにしたので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項3による棚によると、請求項2記載の棚において、上記棚板には棚板連結用貫通孔が棚板の長手方向に沿って延長・形成されていて、上記棚板連結用部材の片側は連接される一方の棚板の棚板連結用貫通孔に挿入さ反対側は他方の棚板の棚板連結用貫通孔に挿入される構成としたので、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項4による棚によると、請求項3記載の棚において、上記棚板連結用貫通孔は上記棚の下面側に上記棚板連結用部材の外径より小さな大きさで開口しているので、例えば、その開口から治具を挿し込むことにより上記棚板連結用部材を適宜位置に容易に移動させることができる。
又、請求項5による棚によると、請求項2~請求項4の何れかに記載の棚において、上記棚板連結用部材は棚板連結用ピンであるので、簡単な構成により上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項6による棚によると、請求項2~請求項4の何れかに記載の棚において、上記棚板連結用部材は棚板連結用プレートであるので、簡単な構成により上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項7による棚によると、請求項1~請求項6の何れかに記載の棚において、上記棚板は上記支持部材を中心に上記支柱に対して上下方向に回動可能に取り付けられているので、連結構造により棚板同士を連結する作業の作業性が向上する。
又、請求項8による棚によると、請求項1~請求項7の何れかに記載の棚において、上記支持部材は上記支柱に着脱可能に取り付けられていて、上記棚板は上記支持部材を介して着脱可能に取り付けられているので、棚を容易に分解・組立することができる。
尚、上記棚板連結用ピン35の外径は既に説明した棚板連結用貫通孔25の開口部25a、棚板連結用貫通孔33の開口部33aより大きく設定されている。
まず、棚1の組立について説明する。
最初に、固定ねじを固定用段付貫通孔10に挿し込んで壁に螺合して支柱3を壁に固定する。同様の作業を繰り返すことにより4本の支柱3を全て壁に固定する。
次に、図3に示すように、複数個の支持部材5を各支柱3の適所に設置する。例えば、図1に示す棚1において、両端に設置される支柱3、3に関しては片側にのみ支持部材5が設置される。これに対して、間に挟まれている2本の支柱3、3に関しては左右両側に支持部材5が設置される。
次に、図5に示すように、棚板本体15の立設部29のフック29aを支柱3、3の支持部材5、5のピン13、13に係合させることにより、支柱3、3相互間に棚板7を設置していく。その際、各棚板7の両端のブラケット17、17の背面17a、17aは上記支柱3、3の底壁3c、3cの内面に当接する。
次に、上記一方の棚板7の棚板連結用貫通孔25の開口25aを介して図示しない治具を挿し込んで上記棚板連結用ピン35を上記他方の棚板7の棚板連結用貫通孔25側にスライドさせ、隣接・配置された棚板7、7の境界部に位置させる。
それによって、隣接・配置される棚板7、7が棚板連結用ピン35を介して連結された状態となる。
尚、連結の手順としては様々考えられ、例えば、隣接する一対の棚板7、7の一方の棚板7を少し持ち上げて他方の棚板7の棚板連結用貫通孔25内に棚板連結用ピン35を挿入し、持ち上げた一方の棚板7を下して上記棚板連結用ピン35を上記一方の棚板7の棚板連結用貫通孔25側にスライドさせるようにしても良い。
上記棚1の棚板7の上には図示しない載置対象物が載置される。
上記棚板7には自重によって及び載置対象物によって下向きの荷重が作用するが、ブラケット17の背面17aが支柱3の底壁3cに当接されているので、棚板7の下方向への回動は規制されてその水平状態は保持される。
又、隣接する棚板7、7は棚板連結用ピン35によって連結されているので、何れかの棚板7上に載置対象物が載置されても、その荷重を連設されている全ての棚板7、7、7で支えることになる。
又、支持部材5の平板部11は支持部材抜止用溝3dに係合されているので、仮に、ピン13を支持部材用貫通孔9内に押し込むような力が作用しても、ピン13が支持部材用貫通孔9から抜けるようなことなく、支持部材5が外れてしまうこともない。
まず、横方向に連設される棚板7、7同士を連結するための構成の簡略化、組立の容易化を図ることができる。すなわち、隣接・配置される棚板7、7に設けられている棚板連結用貫通孔25、25内に棚板連結用ピン35を挿入するだけで良いからである。
又、棚板連結用貫通孔25の下面側には開口部25aが形成されているので、その開口部25aから治具を挿し込むことにより上記棚板連結用ピン35を容易にスライドさせることができるので、棚板連結用ピン35の挿入作業も簡単である。
又、棚板連結用貫通孔25、下面側の開口部25a、棚板連結用貫通孔33、下面側の開口部33a、棚板連結用ピン35は外部から視認できない状態で設置されているので、美観上も好ましい。
又、隣接・配置された棚板7、7は棚板連結用貫通孔25、25に跨るように挿入された棚板連結用ピン35を介して連結されているので、仮に一枚の棚板7上に載置物が載置されてもその荷重を全ての棚板7、7、7によってうけることになり、耐荷重特性を向上させることができる。
又、支柱3に着脱されるのは支持部材5であり、この支持部材5は平板部11とピン13とからなる極めて簡単な部品であり、従来の各種ブラケットの構成に比べるとその構成は簡単である。本実施の形態の場合にもブラケット17はあるがこれは予め棚板本体15に一体化される部品であり支柱3に着脱されるものではない。このように平板部11とピン13とからなる支持部材5を採用したことにより構成の簡略化を図ることができる。
又、組立に関しては、上記したように、支持部材5のピン13を支持部材用貫通孔9に挿し込み、そのピン13に棚板本体15の係合部29を係合させるだけで済むので、極めて簡単である。
又、上記支持部材5の平板部11は上記支柱3の支持部材抜止用溝3dに係合されるので、上記支持部材5の不用意な抜けを防止することができ、それによって、棚板7の脱落を防止することができる。その際、ピン13は平板部11の端部、すなわち、偏った位置に突出・形成されているので、ピン13を支持部材用貫通孔9に挿し込むと平板部11は自重で下方に垂れ下がることになり、その結果、平板部11は上記支柱3の支持部材抜止用溝3dに確実に係合される。
又、上記棚板7に上向きの力が作用しても、ブラケット17の基端部の上面17bが支持部材5の平板部11の下端面に当接されるので、棚板7がそれ以上上に動くことはなく脱落を防止することができる。
又、上記棚板7は、棚板本体15とブラケット17、17から構成され、上記ブラケット17の背面17bを上記支柱3の底壁3cに当接させた状態で設置されるので、載置物の荷重を確実に受けることができる。
又、上記ブラケット17はブラケット連結用ピン19を介して棚板本体15に取り付けられるので、簡易な構成により上記ブラケット17を取り付けることができる。
前記第1の実施の形態の場合には、支柱の表側にのみ棚板を設置するようにしたが、この第2の実施の形態の場合には、支柱の表側及び裏側に棚板を設置する構成になっている。又、前記第1の実施の形態の場合には壁掛け式の棚を説明したが、この実施の形態の場合には天井・床突っ張り式になっている。以下、説明する。
又、上記支柱103の上下端には突っ張り部材111、113が取り付けられていて、これら突っ張り部材111、113を介して天井と床との間に突っ張った状態で設置される。
上記突っ張り部材111にはブロック115が取り付けられていて、このブロック115の内周側にはコイルスプリング117を介してボルト119が設置されている。上記ボルト119は上記支柱103の貫通孔105に螺合されている。上記ボルト119にはナット120が固着されている。上記ナット120を介してボルト119を適宜方向に回転させることにより突っ張り部材111を出し入れて所望の突っ張り状態を得る。
上記突っ張り部材113にもブロック115が取り付けられていて、このブロック115の内周側にはボルト119が設置されている。上記ボルト119は上記支柱103の貫通孔105に螺合されている。上記ボルト119にはナット120が固着されている。上記ナット120を介してボルト119を適宜方向に回転させることにより突っ張り部材113を出し入れて所望の突っ張り状態を得る。
尚、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分に同一符号を付して示しその説明を省略する。
又、上記棚101の表側(図9(a)中左側)と裏側(図9(a)中右側)に棚板7が設置されているため、載置可能な載置対象物の量を増大させることができる。
上記スタンド201の中心位置にはボルト203が挿入されていてこのボルト203は支柱103の貫通孔105内に螺合されている。また、支柱103には軸部材205が横方向に貫通・配置されていて、この軸部材205の両端部には雌ねじ部207、207が形成されている。それら雌ねじ部207、207に別のボルト209、209が螺合されている。
尚、その他の構成は前記第2の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
まず、前記第1乃至第3の実施の形態においては、棚板連結用部材として棚板連結用ピンを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、例えば、棚板連結用プレートのようなものでも良い。
その他、棚板連結用部材の形状、大きさ、個数、等についてはこれを特に限定するものではない。
又、接着、溶着によって連結する構成も考えられる。
又、一方の棚板に嵌合凹部を設け他方の棚板に嵌合凸部を設けこれら嵌合凹部と嵌合凸部の嵌合により連結するようにしても良い。
又、支柱、棚板の数についてはこれを特に限定するものではなく様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 支柱
3a 側壁
3b 側壁
3d 抜止防止用溝
5 支持部材
7 棚板
8 長溝
9 支持部材用貫通孔
11 平板部
13 ピン
17 ブラケット
35 棚板連結用ピン
Claims (5)
- 複数本の支柱と、
上記支柱に取り付けられた支持部材と、
上記支柱相互間に上記支持部材を介して取り付けられる棚板と、
を具備し、
上記支柱が3本以上設置され上記棚板が横方向に連接される構成にあって、
上記棚板同士を棚板内に内装される棚板連結用部材を介して連結するようにし、
上記棚板には棚板連結用貫通孔が棚板の長手方向に沿って延長・形成されていて、上記棚板連結用部材の片側は連接される一方の棚板の棚板連結用貫通孔に挿入され、反対側は他方の棚板の棚板連結用貫通孔に挿入され、
上記棚板連結用貫通孔は上記棚の下面側に上記棚板連結用部材の外径より小さな大きさで開口していることを特徴とする棚。 - 請求項1記載の棚において、
上記棚板連結用部材は棚板連結用ピンであることを特徴とする棚。 - 請求項1記載の棚において、
上記棚板連結用部材は棚板連結用プレートであることを特徴とする棚。 - 請求項1記載の棚において、
上記棚板は上記支持部材を中心に上記支柱に対して上下方向に回動可能に取り付けられていることを特徴とする棚。 - 請求項1記載の棚において、
上記支持部材は上記支柱に着脱可能に取り付けられていて、上記棚板は上記支持部材を介して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする棚。
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