JPH077790Y2 - ユニツト棚の取り付け構造 - Google Patents

ユニツト棚の取り付け構造

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JPH077790Y2
JPH077790Y2 JP1989011622U JP1162289U JPH077790Y2 JP H077790 Y2 JPH077790 Y2 JP H077790Y2 JP 1989011622 U JP1989011622 U JP 1989011622U JP 1162289 U JP1162289 U JP 1162289U JP H077790 Y2 JPH077790 Y2 JP H077790Y2
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JP
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dowel
shelf
guide wall
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strut
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JP1989011622U
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Inventor
健一 西尾
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鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、商品陳列用の棚や家庭用の本棚等に適用さ
れるユニツト棚の取り付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕
最近、商品陳列用の棚や家庭用の本棚として、棚の高さ
を自在に変えることのできる組み立て式の棚(いわゆる
「ユニツト棚」)が数多く出回つている。このようなユ
ニツト棚は、通常、第6図に示すように、多数個の穴4
が所定間隔で縦一列に開けられた2本のスチールパイプ
製の支柱1と、左右一対の板金製のガイドアーム2と、
同じく板金製の棚板3とから構成されている。そして、
上記2本の支柱1を、穴4が前面になるような向きで、
壁に沿つて所定間隔で垂直に立てて取り付け、左右の、
同じ高さに位置する上下の穴4a,4bに、ガイドアーム2
の片側に突出した上下2個の係合用突片5を差し込ん
で、第7図に示すように嵌合させて支柱1に取り付け、
このガイドアーム2の上面に棚板3の両端部を載せて保
持させることにより棚を形成するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようなユニツト棚の取り付け構造で
は、棚板3に重いものを載せて長期間使用すると、その
重みが全てガイドアーム2の突片5と支柱1の穴4a,4b
の係合部(第7図において矢印Aで示す)にかかるた
め、この部分が変形しやすい。すなわち、穴4a,4bの縁
部が歪んで外側に突出したり、ガイドアーム2の係合用
突片5の鍵型部が直角よりも開いてしまつたりする。こ
のように、ガイドアーム2の取り付け部が変形すると、
ガイドアーム2ががたつくとともに、棚板3が傾き、非
常に不安定な状態となる。そして、ついには、取り付け
部分が損傷して取り付け不可能となつてしまう。したが
つて、従来のユニツト棚では、長期間重いものを乗せる
ような使用には適さないという欠点を有している。ま
た、棚板3の高さを変える場合には、まず、棚板3には
載せていたものを全て下ろした上で、棚板3を外し、片
方の支柱1からガイドアーム2を抜き取つて目的とする
高さの位置に係合し直し、ついで他方の支柱1のガイド
アーム2を同様にして係合し直す、という非常に煩雑な
手間を要することも問題である。さらに、このような取
り付け構造では、棚板3の取り付けに供されていないだ
ぼ穴4が、棚の正面から見えるため、見た目が悪いとい
う問題もある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、長
期間重いものを載せて使用しても棚が不安定になること
がなく、しかも取り付けが非常に簡単なユニツト棚の取
り付け構造の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のユニツト棚の取
り付け構造は、長手方向に沿う一側面に多数個のだぼ穴
が所定間隔で形成された支柱を2本、互いに上記だぼ穴
形成面を外側に向けた状態で平行に垂設し、この左右一
対の支柱の同じ高さにある左右2個のだぼ穴に、だぼ軸
の一端側外周面に円周方向に沿う嵌合用溝が形成され他
端部が大径のフランジ部に形成されただぼをそれぞれ挿
入して上記嵌合用溝の下側とだぼ穴の下縁部とを嵌合固
定し、この状態で、下記の棚板(A)の略L字状アーム
折れ曲がり部を、上記嵌合固定されただぼの、支柱側面
から突出するだぼ軸部分に引つ掛け、かつ下記のガイド
壁裏面を支柱前面に当接させることにより、棚板(A)
を支柱に対し水平に取り付けてなるという構成をとる。
(A)奥側縁部から垂直に所定高さのガイド壁が立設さ
れ、このガイド壁の裏面側両端部にそれぞれ先端下向き
の略L字状アームが一体的に取り付けられている棚板。
〔作用〕
すなわち、この考案のユニツト棚の取り付け構造は、従
来のように支柱の前面に左右一対のガイトラアームを取
り付けるのではなく、支柱の左右の外側側面にだぼを取
り付け、このだぼに、棚板奥側のガイド壁裏面側両端部
に取り付けられた下向き略L字状アームを引つ掛けて棚
板を取り付けるようにしたものである。したがつて、前
面にだぼ穴がなく、正面から見て非常にすつきりした印
象となる。そして、支柱前面に、棚板奥側のガイド壁裏
面が当接して棚板の水平度が保たれるため、棚の荷重
が、だぼと略L字状アームの係合部のみに集中してかか
るのではなく、だぼを中心とするモーメント力が、ガイ
ド壁と当接する支柱前面にかかるようになり、長期間に
わたつて非常に安定的に棚板を支受することができる。
しかも、左右に突出するだぼ軸に棚板を引つ掛けるだけ
の簡単な構造になつているため、両手で棚板を持つた状
態で容易に取り外すことができる。したがつて、軽いも
のが載っている場合には、棚板の上のものを下ろすこと
なく、そのままの状態で棚板ごと下ろすことができる。
そして、左右のだぼを目的とする高さにつけ直したの
ち、棚板を再度このだぼに引つ掛けるようにすれば、簡
単に棚板の配置替えを行うことができる。なお、ものが
載つている棚板を取り扱う場合には、棚板を奥側に心持
ち傾けた状態で取り扱うと、上記奥側のガイド壁がもの
の落下防止作用を果たすので好都合である。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳細に説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図である。図に
おいて、10は左右一対の支柱で、壁に沿つて所定間隔で
2本垂設されている。そして、各支柱10の向かい合う側
面と反対側の、外側に向く側面10aには、縦一列に所定
間隔で、多数個のだぼ穴12が開けられている。上記だぼ
穴12は、第2図(a)に示すように、後述するだぼ13の
だぼ軸14が挿通しうるような丸穴部12aと、この丸穴部1
2aの下縁部から下方に延びる幅の細い長穴部12bとから
なる。上記長穴部12bの下端縁は、後述するだぼ13の嵌
合用溝15と嵌合し、かつだぼ軸14は通過できないような
大きさに設定されている。
上記左右のだぼ穴12には、所定の間隔で、棚板20を支受
するためのだぼ13が取り付けられている。このだぼ13
は、第2図(a)に示すように、だぼ軸14の一端側がフ
ランジ部17に形成され、他端側の外周面に、円周方向に
嵌合用溝15が形成されたもので、つぎのようにして上記
だぼ穴12と嵌合している。すなわち、だぼ13の、嵌合用
溝15が形成されている側のだぼ軸14が、上記だぼ穴12の
丸穴部12aに挿通され、嵌合用溝15が長穴部12b上に配置
した状態から下に降りて長穴部12bの下縁部と嵌合して
いる。この嵌合によつてだぼ13が支柱10の側面10aに取
り付けられている。この状態では、第2図(b)に示す
ように、だぼ軸14の一部とフランジ部17が支柱10の外側
に突出した状態となつている。
このようにして支柱10に固定されただぼ13には、棚板20
がつぎのようにして取り付けられている。すなわち、こ
の棚板20は、第3図に示すように、ものを載せうる平板
部20aと、この平板部20aの奥側縁部から立設する所定高
さのガイド壁21とを有する形状で、このガイド壁21の裏
面側(図は裏側から見ている)の両端部に、左右一対の
略L字状アーム22が取り付けられている。上記略L字状
アーム22は、L字の先端部を下側に向けた状態になつて
おり、第4図(a)および(b)に示すように、L字の
折れ曲がり部22aを前記だぼ13のだぼ軸14に引つ掛ける
ことにより、棚板20全体を水平に支受している。このと
き、上記ガイド壁21の裏面両端部は、支柱10の前面10b
に当接する。この状態において、略L字状アーム22の左
右方向の動きはだぼ13のフランジ部17と支柱10の側面10
aとで規制される。また、棚板20の重さは、だぼ13を中
心とするモーメント力として支柱10の前面10bに矢印C
のようにかかる。したがつて、だぼ13と略L字状アーム
22との係合部ではさほどの荷重がかからず、支柱10の前
面10bが主に棚板20を支受することになる。このため、
左右の支柱10の前面10bと棚板20のガイド壁21との当接
面で上記荷重を充分に受けることができ、直接の係合部
であるだぼ13と略L字状アーム22、さらにはだぼ穴12が
損傷を受けたり変形したるすることがない。
このように、上記ユニット棚の取り付け構造では、棚板
20上に重いものが載せられても、その荷重を、左右の支
柱10の前面10bと棚板20のガイド壁21との当接面で安定
的に支受するため、取り付け部に無理な負担がかから
ず、長期にわたつて良好な棚板20の支受を維持すること
ができる。そして、だぼ穴12が支柱10の左右の側面10a
に開けられているため、正面からは目につかず、全体と
してすつきりした印象となる。また、左右に突出するだ
ぼ13に棚板20の略L字状アーム22を引つ掛けるだけの簡
単な構造になつているため、両手で棚板20を持つた状態
で容易に取り外すことができる。したがつて、軽いもの
が載つている場合には、棚板20の上のものを下ろすこと
なく、そのままの状態で棚板20ごと下ろすことができ
る。そして、左右のだぼを目的とする高さにつけ直した
のち、棚板20を再びだぼに引つ掛けるようにすれば、簡
単に棚板20の配置替えを行うことができる。なお、取り
外した棚板20を取り扱う場合には、やや奥側に傾けて取
り扱うと、奥のガイド壁21がものの落下を防止するの
で、安心して棚板20を動かすことができる。
なお、上記実施例において、壁に沿つて支柱10を垂設す
るには、従来公知の取付治具を用いて支柱10の上端部を
壁上方の梁等に固定するようにしてもよいが、第5図に
示すように、所定の基台30の背面側に取り付けるように
してもよい。。この場合、全体が壁から独立した収納棚
となる。このとき、左右の支柱10の間に薄い背面板31を
挟むように配置し、支柱10もしくは基台30に取り付ける
ようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のユニツト棚の取り付け構造に
よれば、棚板上に重いものを載せても、その重みがだぼ
係合部に集中してかかるのではなく、棚板奥側のガイド
壁裏面と左右の支柱前面の当接部に分散してかかるた
め、略L字状アームやだぼ,だぼ穴が損傷を受けたり変
形したりすることがなく、長期にわたつて安定的に棚板
を支受することができる。また、だぼ穴が支柱前面では
なく、側面に開けられているため、正面からだぼ穴が見
えず、非常にすつきりした印象となる。しかも、両手で
棚板を外し、だぼを付け直すだけで棚板の高さを変える
ことができるため、配置替えの作業が非常に簡単である
という利点を有する。なお、ものが載つている棚板を取
り扱う場合には、棚板を奥側に心持ち傾けた状態で取り
扱うと、上記奥側のガイド壁がものの落下防止作用を果
たすので好都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図
(a)および同図(b)は上記実施例のだぼの取り付け
態様を示す説明図、第3図は上記実施例の棚板を示す斜
視図、第4図(a)および同図(b)は上記棚板の取り
付け態様を示す説明図、第5図は上記実施例の応用例を
示す斜視図、第6図は従来のユニツト棚の構成を示す分
解斜視図、第7図はその取り付け部を示す縦断面図であ
る。 10……支柱、10a……側面、10b……前面、12……だぼ
穴、13……だぼ、14……だぼ軸、15……嵌合用溝、17…
…フランジ部、20……棚板、21……ガイド壁、22……略
L字状アーム、22a……折れ曲がり部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿う一側面に多数個のだぼ穴が
    所定間隔で形成された支柱を2本、互いに上記だぼ穴形
    成面を外側に向けた状態で平行に垂設し、この左右一対
    の支柱の同じ高さにある左右2個のだぼ穴に、だぼ軸の
    一端側外周面に円周方向に沿う嵌合用溝が形成され他端
    部が大径のフランジ部に形成されただぼをそれぞれ挿入
    して上記嵌合用溝の下側とだぼ穴の下縁部とを嵌合固定
    し、この状態で、下記の棚板(A)の略L字状アーム折
    れ曲がり部を、上記嵌合固定されただぼの、支柱側面か
    ら突出するだぼ軸部分に引つ掛け、かつ下記のガイド壁
    裏面を支柱前面に当接させることにより、棚板(A)を
    支柱に対し水平に取り付けてなるユニツト棚の取り付け
    構造。 (A)奥側縁部から垂直に所定高さのガイド壁が立設さ
    れ、このガイド壁の裏面側両端部にそれぞれ先端下向き
    の略L字状アームが一体的に取り付けられている棚板。
JP1989011622U 1989-02-01 1989-02-01 ユニツト棚の取り付け構造 Expired - Lifetime JPH077790Y2 (ja)

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JPH02103337U JPH02103337U (ja) 1990-08-16
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WO2020194553A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 Sus株式会社

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