JP2012000263A - 洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造及び洗面ボウルの取り付け方法 - Google Patents

洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造及び洗面ボウルの取り付け方法 Download PDF

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Takaaki Inoue
敬章 井上
Toshiaki Mori
敏明 森
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Abstract

【課題】 洗面ボウルと表面材に白、淡色系の素材を用いてもゴム系接着剤の接着剤層が黄色の層が目立たず、表面材のコア層の色も目立つことがない、意匠的にも見栄えがする取り付け方法を提供する。
【解決手段】下記ステップに基づいて洗面ボウルを取り付ける。
(a)芯材の開口部に表面材1を延出させて接着するステップ、
(b)前記延出部の一部の裏面を切削して凹所3を設けるステップ、
(c)前記凹所に接着剤4を注入するステップ、
(d)洗面ボウル5を接着するステップ
(e)前記芯材と前記洗面ボウルとの間隙に樹脂8を注入し、硬化させるステップ、
(f)余剰の表面材を除去し、前記洗面ボウルの内面を仕上げるステップ。
【選択図】 図1

Description

本発明を洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造及び洗面ボウルの取り付け方法に関する。
従来、表面材と芯材からなる天板に開口部を設け、洗面ボウルを取り付ける方法として、アンダーシンク法と称せられる方法が知られている。アンダーシンク法の多くは、洗面ボウルの取り付け作業を容易にするため天板の開口部より洗面ボウルの開口部の方が大きい形状とされるのが一般的である。この理由は、天板の開口部より内側に洗面ボウルの外周縁があるとそこに段差が生じ汚れが堆積し、水分も滞留してしまうことから、どうしても洗面ボウルの内面側に天板の開口部周縁が幾分出っ張った構造にせざるを得えないためである。
ところで天板の開口部と洗面ボウルの開口部を一寸たがわぬ寸法でシームレスに接合して、見栄えを良くすることは技術的に極めて困難であり、かなり精度良く開口部が切削されたとしても取り付け、すなわち位置合わせが非常に厄介で、少しでもズレルと隙間を生じたり、段差を生じたりする。
天板と洗面ボウルをシームレスに接合する技術としては以下の特許文献があり、出願人は、アンダーシンク法に基づく洗面ボウルの取り付け方法に関して特許文献1、特許文献2に示される方法を提案している。
特開2002−330881号公報 特開2004−033551号公報 実開平2−107389号公報 特開2008−17963号公報
しかしながら、天板と洗面ボウルをシームレスに接合した場合、表面材と洗面ボウルとが濃色系の場合には接着剤層の色が目立たないものの、双方の素材に白、淡色系の物を用いるとゴム系の接着剤を用いた場合、接着剤層が黄色く目立ち、意匠的にも見栄えがせず、非衛生的な印象を与えるものとなっていた。また、表面材の木口、すなわちコア層の色も現れやすく見栄えがしなかった。
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので下記ステップに基づく洗面ボウルの取り付け方法である。
(a)芯材2の開口部に表面材1を延出させて接着するステップ、
(b)前記延出部の一部の裏面を切削して凹所3を設けるステップ、
(c)前記凹所に接着剤4を注入するステップ、
(d)洗面ボウル5を接着するステップ
(e)前記芯材と前記洗面ボウルとの間隙に樹脂8を注入し、硬化させるステップ、
(f)余剰の表面材を除去し、前記洗面ボウルの内面を仕上げるステップ。
本発明によれば表面材、洗面ボウルともに淡色系の素材を用いても接着剤層にゴム系接着剤の黄色の層が現れず、意匠的に見栄えのあるものとなる。また、開口部の端面は平坦で段差がなく、水が溜まることがない。また、表面材のコア層の色も目立つことがない。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の洗面ボウルの取り付け方法を示す模式断面図である。先ず芯材2の開口部に表面材1を接着剤を用いて表面材が延出するように接着する。(図1(a))。芯材2としては溝の形成が容易なもの、例えば合板、パーティクルボード、MDF(中密度繊維板)、集成材、あるいは、これらを複合化したものなどが適用でき、いずれも公知のもので差し支えない。
表面材1としては、メタクリル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの樹脂を注型成形した注型品や、不飽和ポリエステル樹脂を用いてフィルム成形して得られるポリエステル樹脂化粧板、塩化ビニ−ル樹脂シ−トを用いた塩化ビニ−ル樹脂化粧板、木質薄板を用いた天然木化粧板、メラミン樹脂やジアリルフタレ−ト樹脂などの熱硬化性樹脂を用いたメラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレ−ト樹脂化粧板などの化粧板が適用できるが、望ましくは、耐汚染性、耐摩耗性に優れ、傷がつきにくい注型品や、メラミン樹脂化粧板やジアリルフタレ−ト樹脂化粧板などの熱硬化性樹脂化粧板が好ましい。
芯材2と表面材1との接着は、公知の接着剤、例えば水性ビニールウレタン系の接着剤、ウレタン系の接着剤、酢酸ビニール系の接着剤、ユリア系の接着剤、エポキシ系の接着剤、合成ゴム系の接着剤を用いて貼り合わせればよい。前記接着剤には素材の色に合わせて顔料や染料で着色してもよい。
表面材の延出部の一部の裏面を切削し、凹所3を形成(図1(b))し、凹所3には接着剤4を注入する。この凹所3は接着剤溜まりとして機能する。接着剤としては、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ホットメルト系接着剤、アクリル系接着剤などが挙げられるが、素材が淡色系の場合には透光性を有する透明若しくは着色された接着剤、例えばアクリル系接着剤及び/又はウレタン系接着剤を注入すると、接着剤層の色が目立つことがない。(図1(c))。また、表面材のコア層の色も目立つことがない。
透光性を有する透明若しくは着色された接着剤は、表面材1、洗面ボウル5の素材の色調を拾いやすく、同色系の素材を用いれば上方、下方のどの位置から見ても素材の色調を透過することにより、素材同士の継ぎ目が目立つことなくシームレスに仕上がっている印象を与えるものとなる。着色した場合には同色で一体となった印象を与える。
洗面ボウルの上面の内縁部5aで凹所3の透光性を有する透明若しくは着色された接着剤を押圧すると接着剤が洗面ボウル5の上面に溢れ出て、更に芯材2側に廻り込み、洗面ボウル5が接着剤で固定される。(図1(d))。
次いで、洗面ボウル5と芯材2の間隙に樹脂8を注入し、硬化させ、洗面ボウル5と芯材2との接合を強固なものにし、洗面ボウル5の脱落を防止する。(図1(e))。樹脂8としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などの常温硬化型で高固形分液状の熱硬化性樹脂を用いる。前記樹脂は必要に応じて着色する。
残った表面材を除去し、洗面ボウル内面を仕上げる。(図1(f))。仕上がった製品の開口部の端面は、図2に示す通り、裏面の一部が切欠された表面材1、切欠部に充填された接着剤4、洗面ボウルの上面の内端部5aであり、端面は段差なく平坦である。接着剤4は水密性の機能をも有する。
白色基材をコア層とし、白系の化粧層を有する厚み1.0mmのメラミン樹脂化粧板と、合板とをゴム系の接着剤を用いて、メラミン樹脂化粧板が延出するように接着した。
延出部の裏面の一部を切削して凹所を設け、この凹所より幾分多目の量のアクリル系接着剤を注入した。次いで、外周縁の幅が12mmの白色のアクリル製の洗面ボウルを用意し、凹所の接着剤が溢れ出るように洗面ボウルの上面部の内端部を押しつけ、上面部の外端部の方にも接着剤が回り込むようにして洗面ボウルをメラミン化粧板の延出部に接合した。
次いで、合板と洗面ボウルとの間隙にエポキシ樹脂を注入し、硬化させ、双方を強固に接合した。
しかる後、余剰のメラミン樹脂化粧板を除去し、洗面ボウル内面を仕上げた。
仕上がった洗面ボウル付きの天板は、表面材と洗面ボウルの継ぎ目が目立つことなく綺麗で、シームレスに一体となった。
本発明の洗面ボウルの取り付け方法を示す模式断面図。 図1中の(f)の拡大断面図。
1 表面材
2 芯材
3 凹所
4 接着剤
5 洗面ボウル
5a 洗面ボウルの内端部
8 熱硬化性樹脂

Claims (4)

  1. 洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造において、上から順に、裏面の一部が切欠された表面材1、切欠部に充填された接着剤4、洗面ボウルの上面の内端部5aであり、端面は段差なく平坦であることを特徴とする洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造。
  2. 前記接着剤が透明若しくは着色された接着剤であることを特徴とする請求項1記載の洗面ボウル付き天板の開口部の端面構造。
  3. 下記ステップに基づく洗面ボウルの取り付け方法。
    (a)芯材2の開口部に表面材1を延出させて接着するステップ、
    (b)前記延出部の一部の裏面を切削して凹所3を設けるステップ、
    (c)前記凹所に接着剤4を注入するステップ、
    (d)洗面ボウル5を接着するステップ
    (e)前記芯材と前記洗面ボウルとの間隙に樹脂8を注入し、硬化させるステップ、
    (f)余剰の表面材を除去し、前記洗面ボウルの内面を仕上げるステップ。
  4. 前記接着剤が透明若しくは着色された接着剤であることを特徴とする請求項3記載の洗面ボウルの取り付け方法。
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