JP2011530551A - ジメトキシトリアジル置換ジフルオロメタンスルホニルアニリド類を含む除草剤組み合わせ - Google Patents

ジメトキシトリアジル置換ジフルオロメタンスルホニルアニリド類を含む除草剤組み合わせ Download PDF

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Abstract

本発明は、(A)が、一般式(I):
【化1】
Figure 2011530551

[式中、
1はハロゲン、好ましくはフッ素または塩素であり、
2は水素であり、R3はヒドロキシルであるか、または
2およびR3はそれらが結合する炭素原子と一緒になってカルボニル基C=Oであり、そして
4は水素またはメチルである]、
で表わされる群からの1つまたはそれ以上の化合物、またはその塩を示し;
そして
(B)は、以下:
(B1−1)アニロホス;(B1−2)ベンスリド;(B1−3)ビアラホス;(B1−4)ブタミホス;(B1−5)ホサミン;(B1−6)グルホシネート;(B1−7)グルホシネート−アンモニウム;(B1−8)グルホシネート−P;(B1−9)グリホサート;(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム;(B1−11)スルホサート;(B1−12)ピペロホス;(B1−13)エテホン;(B1−14)トリブホス
からなる有機リン化合物の群からの1つまたはそれ以上の除草剤を示す、上記組み合わせ物に関する。

Description

本発明は、例えば播種前法(混和有り又は無しで)により、発生前処理法又は発生後処理法により、植え付けまたは播種された作物、例えばコムギ(デュラム小麦及び普通小麦)、トウモロコシ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、綿、コメ(インディカ種またはジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)、豆類(例えば、ツルナシインゲン及びソラマメ)、アマ、オオムギ、エンバク、ライムギ、ライ小麦、アブラナ、ジャガイモ及びキビ(モロコシ)、牧草、葉物/芝生中の、果樹園(プランテーション作物)中のまたは非農耕地区(例えば住宅地区の広場や工業用地、線路など)における、不要な植生に対して使用することのできる作物防除組成物の技術分野中にある。単回施用に加え、逐次施用もまた可能である。
少なくとも2つの除草剤を含む除草剤組み合わせ、および不要な植生を防除するためのそれらの使用(特にN−{2−[4,6−ジメトキシ−(1,3,5)トリアジン−2(−カルボニル−または−ヒドロキシメチル)]−6−ハロフェニル}ジフルオロメタンスルホンアミド、またはそれらのN−メチル誘導体および/もしくはそれらの塩(本明細書中以下で「ジメトキシトリアジニル置換ジフルオロメタンスルホニルアニリド」とも呼ぶ)および有機リン化合物の群からの除草活性化合物を含む除草剤組み合わせ物)に関する。
環状置換スルホンアミドが除草特性を有することは公知である(例えば特許文献1、特許文献2)。これらはまた、フェニルジフルオロメタンスルホンアミドも含み、ジフルオロメタンスルホニルアニリドとも呼ばれる。前述の化合物は例えば、特にジメトキシピリミジニルによって(例えば特許文献3)かまたはジメトキシトリアジニルによって、およびさらにハロゲン置換(例えば特許文献4、特許文献5)によって一置換もしくは多置換されたフェニル誘導体がある。
しかしながら、特許文献6に記載されたN−{2−[4,6−ジメトキシ−(1,3,5)トリアジン−2(−カルボニル−または−ヒドロキシメチル)]−6−ハロフェニル}ジフルオロメタンスルホンアミドの群由来の特定化合物およびそれらのN−メチル誘導体(殺菌剤に関連して特許文献7にて、除草剤として特許文献8および特許文献9(未公開)にて最初に記載された)は、それらの除草特性に関する点の全てにおいて完全に満足のいくものではない。
有害植物(広葉雑草、イネ科雑草、カヤツリグサ;本明細書以下では集合的に「雑草」とも呼ぶ)に対するジメトキシトリアジニル置換されたジフルオロメタンスルホニルアニリドの除草活性は既に高いレベルであるが、一般的には施用量、それぞれの剤型、各場合に防除すべき有害植物やそれらの有害植物の範囲、気候上および土壌の条件などに依存する。この内容でのさらなる基準は除草剤の作用持続期間、または分解速度、一般作物の適合性および作用速度(効果のより迅速な発生)、活性スペクトルおよび追随する作物に対するふるまい(改植問題)または施用の一般的柔軟性(種々の成長段階における雑草の抑制)である。また、適切な場合、除草剤の長期使用又は制限された地理領域で起こり得る有害植物の感受性の変化(耐性雑草種の防除)も考慮に入れるべきである。
例えば、このような方法は除草剤の選択性を減少させるか、又は高い施用量で施用した場合で作用が改善されないので、除草剤の施用量と増加させることによって行う個々の植物における作用の損失の補填は、ある程度しか可能でない。
従って、特定の雑草種に対する標的化された協力活性(synergistic activity)、良好な一面にわたる選択性を持った雑草防除、同程度の良好な防除結果をもたらすために使用される活性化合物の量が一般的にはより低いこと、および浸出やキャリーオーバー効果などを避けるために環境中に投入される活性化合物を低減させることがしばしば必要とされている。労働収益的な複数施用を避けるためにワンショット施用を開発することも必要であり、作用速度(雑草の初期迅速防除に加え、ゆっくりな残留性の防除も存在する)を制御するためのシステムを開発することもまた必要である。
上述の問題に対する可能性のある溶液として、複数の除草剤および/または異なるタイプの農薬的に活性な化合物の群由来の他の成分ならびに所望の追加特性に寄与する作物保護において通常の製剤助剤および添加剤の混合物である除草剤組み合わせ物を提供することができる。しかしながら、複数の活性化合物の組み合わせ物使用において、化学的、物理的または生物学的な不適合性の現象、例えば併用製剤の安定性の欠如、活性化合物の分解、または活性化合物の生物学的活性の拮抗のような現象がしばしば起こる。これらの理由のために、潜在的に適切な組み合わせ物は、的確に定めた様式で選択され、それらの適合性について実験的に試験されなければならず、先験的なネガティブまたはポジティブな結果を安全に差し引くことは不可能である。
上述の化合物の非−N−メチル誘導体の混合物は原則的に公知である(例えば特許文献10);しかし、他の除草剤を含む混合物中のそれらの効力はジメトキシピリミジニル置換されたフェニル誘導体についての個々の場合においてのみ確認されている。さらに、いくつかの組み合わせパートナを含む上述の化合物の選択されたN−メチル誘導体の混合物もまた存在している(特許文献11、未公開)。
WO 93/09099 A2 WO 96/41799 A1 WO 00/006553 A1 WO 2005/096818 A1 WO 2007/031208 A2 WO 2005/096818 A1 WO 2006/008159 A1 WO 2007/031208 A2 JP 2007−213330 WO 2007/079965 A2 PCT/EP2008/000870
本発明の目的は、先行技術の代替として、またはそれらの改良として作物保護組成物を提供することである。
驚くべきことに、この目的は、ジメトキシトリアジニル置換されたジフルオロメタンスルホニルアニリドを、有機リン化合物の群(特に好ましい様式で一緒に作用する)由来の構造的に異なる除草剤と組み合わせた除草剤組み合わせ物によって、例えば、それらを播種および/または植え付けされた作物、例えばコムギ(デュラム小麦及び普通小麦)、トウモロコシ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、綿、コメ(インディカ種またはジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)、豆類(例えば、ツルナシインゲン及びソラマメ)、アマ、オオムギ、エンバク、ライムギ、ライ小麦、アブラナ、ジャガイモ、キビ(モロコシ)、牧草、葉物/芝生中の、果樹園(プランテーション作物)中のまたは非農耕地区(例えば住宅地区の広場や工業用地、線路など)、特にコメ(インディカ種またはジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)中の、不要な植生を防除するために使用される場合に達成されることが見出された。
有機リン化合物の群由来の化合物は既に不要な植生を防除するための除草活性化合物として公知である。例えばDE 2821509、US 3205253、DE 2848224、GB 1359727、US 3627507、DE 2717440、US 3799758、GB 1255946、US 3879188、US 2943107および上記の刊行物において引用される文献を参照のこと。
従って、本発明は成分(A)および(B)を含む除草剤組み合わせ物を提供し、
(A)は、一般式(I):
Figure 2011530551
[式中、
1はハロゲン、好ましくはフッ素または塩素であり、
2は水素であり、R3はヒドロキシルであるか、または
2およびR3はそれらが結合する炭素原子と一緒になってカルボニル基C=Oであり、そして
4は水素またはメチルである]、
で表わされる群からの1つまたはそれ以上の化合物、またはその塩を示し、
(B)は、以下からなる有機リン化合物の群からの一つまたはそれ以上の除草剤を示している:
(B1−1)アニロホス(PM #32)、例えばS−[2−[(4−クロロフェニル)(1−メチルエチル)アミノ]−2−オキソエチル] O,O−ジメチルジチオリン酸(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−2)ベンスリド(PM #66)、例えばO,O−ビス(1−メチルエチル)S−[2−[(フェニルスルホニル)アミノ]エチル]ジチオリン酸(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−3)ビラナホス(PM #79)(ビアラホスと同じ)、例えばL−2−アミノ−4−[ヒドロキシ(メチル)ホスフィニル]−ブタノイル−L−アラニル−L−アラニン、その塩およびエステル、特にそのナトリウム塩(例えば(2S)−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)ブタノイル−L−アラニル−L−アラニンモノナトリウム塩)も含む(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−4)ブタミホス(PM #104)、例えばO−エチル O−(5−メチル−2−ニトロフェニル)(1−メチルプロピル)ホスホルアミドチオアート(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−5)ホサミン(PM #418)、例えばエチル 水素(アミノカルボニル)ホスホナート、例えば頻繁に用いられる以下の形態のような塩およびエステルも含む:ホサミン−アンモニウム(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−6)グルホシネート(PM #430)、例えばD,L−2−アミノ−4−[ヒドロキシ(メチル)ホスフィニル]ブタン酸)(D−異性体およびL−異性体を伴うラセミ体として)、また、その塩およびエステル−塩形態であるもの(誘導体)も含む(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−7)グルホシネート−アンモニウム(PM #430)、例えばアンモニウム 4−[ヒドロキシ(メチル)ホスフィノイル(prosphinoyl)]−DL−ホモアラニナート、その酸形態のモノアンモニウム塩;アンモニウム(±)−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)ブタノエート;Chemical Abstract Service Registry Number[CAS RN 77182−82−2](施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−8)グルホシネート−P(純粋なL−異性体)、(L−グルホシネートも同じ)、L−または(2S)−2−アミノ−4−[ヒドロキシ(メチル)ホスフィニル]ブタン酸、その塩およびエステル−塩形態であるもの(誘導体)も含み、例えば好ましく用いられるものは以下である:グルホシネート−P−アンモニウム(L−グルホシネートモノアンモニウム塩)、グルホシネート−P−ナトリウム(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−9)グリホサート(PM #431)、例えばN−(ホスホノメチル)グリシン、その塩およびエステル−塩形態であるもの(誘導体)も含み、例えば好ましく用いられる形態は以下のものである:グリホサート−カリウム、グリホサート−(モノ)アンモニウム、グリホサート−ジアンモニウム、グリホサート−セスキナトリウム、グリホサート−イソプロピルアンモニウム、グリホサート−トリメシウム(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム(CPCN)、例えば2−プロパンアミン(1:1)を有するN−(ホスホノメチル)グリシン化合物;Chemical Abstract Service Registry Number[CAS RN 38641−94−0](施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−11)スルホサート(CPCN)、(グリホサート−トリメシウムも同じ)、例えばトリメチルスルホニウムN−[(ヒドロキシホスフィナート)メチル]グリシン;Chemical Abstract Service Registry Number[CAS RN 81591−81−3](施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−12)ピペロホス(PM #671)、例えばS−[2−(2−メチル−1−ピペリジニル)−2−オキソエチル]O,O−ジプロピルジチオリン酸(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−13)エテホン(PM #319)、例えば(2−クロロエチル)ホスホン酸(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1);
(B1−14)トリブホス(PM #845)、例えばS,S,S−トリブチルホスホロトリチオエート(施用量:10−5,000g AS/ha、好ましくは30−4,000g AS/ha;質量比 A:B=1:5000−50:1、好ましくは1:800−7:1)。
グループBにおける上述の化合物は、International Organization for Standardization(ISO)に従う「一般名」によるかまたは化学名によるかまたはコード番号(開発コード)のいずれかで言及され、例えば「The Pesticide Manual」第14版 2006/2007または「The e−Pesticide Manual」 version 4.0(2006−07)、(それぞれthe British Crop Protection Councilより刊行)(略号:それぞれのシーケンシャルエントリーナンバーを伴い「PM #..」と記す)、および本明細書中に引用した文献「The Compendium of Pesticide Common Names」(略号:「CPCN」);インターネット URL: http://www.alanwood.net/pesticides/)および/または他の情報源より公知である)などの情報源より公知である。上述の名前、例えば「一般名」の短い形式での使用は、より具体的に定義されないかぎり、各場合において酸、塩、エステルおよび立体異性体や光学異性体のような異性体の全ての使用形態(誘導体)を含む。グループBにおいて述べられた除草剤の商業的な使用形態が好ましい。ここで、上記の略語「AS/ha」は、「1ヘクタールあたりの活性物質」(=100%の純粋な活性化合物に基づく)を意味する。
好ましい成分(A)は、式(A1)、(A2)、(A3)、(A4)、(A5)、(A6)、(A7)および(A8)の以下の化合物(A−1)−(A−8)またはそれらの塩である:
Figure 2011530551
Figure 2011530551
成分(A)として特に好ましいのは、化合物(A−1)、(A−2)および(A−3)である。
成分(B)として好ましい化合物は以下のとおりである:
(B1−1)アニロホス、(B1−3)ビアラホス、(B1−6)グルホシネート、(B1−7)グルホシネート−アンモニウム、(B1−8)グルホシネート−P、(B1−9)グリホサート、(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム、(B1−11)スルホサート、(B1−13)エテホン、(B1−14)トリブホス;特に好ましくは(B1−1)アニロホス、(B1−6)グルホシネート、(B1−7)グルホシネート−アンモニウム、(B1−8)グルホシネート−P、(B1−9)グリホサート、(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム、(B1−11)スルホサート。
本発明による除草剤組み合わせ物はさらに以下の成分:例えば、異なるタイプの農薬的に活性な化合物および/もしくは作物保護において通常の製剤補助剤および/もしくは添加剤を含み得るかまたは、これらと一緒に使用され得る。本明細書以下において用語「除草剤組み合わせ物」または「組み合わせ物」の使用また、この方法において形成された「除草剤組成物」も含む。
式(I)の化合物は、塩を形成することができる。この塩形成は、酸性水素原子を保持する式(I)の化合物において、塩基を作用させることにより起こりえる。適切な塩基としては例えば、有機アミン(例えばトリアルキルアミン、モルホリン、ピペリジンまたはピリジン、およびアンモニウム)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩および重炭酸塩(特に水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムならびに重炭酸ナトリウムおよび重炭酸カリウム)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルコキシド(特にナトリウムメトキシド、エトキシド、n−プロポキシド、イソプロポキシド、n−ブトキシドもしくはt−ブトキシド、またはカリウムメトキシド、エトキシド、n−プロポキシド、イソプロポキシド、n−ブトキシドもしくはt−ブトキシド)が挙げられる。これらの塩は、酸性水素が、農業的に適切なカチオン(例えば金属塩、特にアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩、特にナトリウム塩やカリウム塩、さもなくばアンモニウム塩、有機アミンを含む塩または第4級アンモニウム塩、例えば式[NRR’R’’R’’’]+(式中、R〜R’’’は各々の場合において独立して互いに有機ラジカルである)のカチオン、特にアルキル、アリール、アルールアルキルまたはアルキルアリール)で置換されている化合物である。アルキルスルホニウム塩やアルキルスルホキソニウム塩(例えば(C1−C4)−トリアルキルスルホニウムおよび(C1−C4)−トリアルキルスルホキソニウム塩)もまた適切である。塩基基(例えばアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ピペリジノ、モルホリノまたはピリジノ)と共に付加物を形成する適切な無機酸または有機酸、例えば鉱酸(例えばHCl、HBr、H2SO4、H3PO4またはHNO3)、または有機酸(カルボン酸(例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、乳酸もしくはサリチル酸)またはスルホン酸(例えばp−トルエンスルホン酸))によって、式(I)の化合物はまた、塩を形成することができる。それによりこれらの塩は、アニオンとして酸の共役塩基を含む。
本明細書以下において用語「除草剤」「個々の除草剤」「化合物」または「活性化合物」はまた脈絡の中で用語「成分」と同義で用いられる。
好ましい実施態様において、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、有効量の除草剤(A)及び(B)を含み、かつ/又は相乗作用を有する。相乗作用は、例えば除草剤(A)及び(B)を一緒に、例えば共製剤(coformulation)として又はタンクミックスとして施用する場合に観察することができ;しかし、それらはまた、活性化合物を異なる時点に(分割して)施用する場合にも観察することができる。除草剤又は除草剤組み合わせ物を複数の部分で施用すること(逐次的施用)、例えば発生前処理施用とその後の発生後処理施用、又は初期発生後処理施用とその後の中期若しくは後期発生後処理施用も可能である。ここでは、問題の組み合わせ物の除草剤(A)及び(B)の併用(joint)施用又はほとんど同時の施用が好ましく、併用施用が特に好ましい。
協力活性は、個々の除草剤の施用量の減少、同じ施用量でのより高い有効性、今まで防除できなかった種(ギャップ(gaps))の防除、個々の除草剤若しくは多数の除草剤に対して耐性若しくは抵抗性である種の防除、施用期間の延長並びに/又は必要な個々の施用回数の減少、そして−使用者にとっての結果として−経済的及び生態学的により有利である雑草防除系を可能にする。
例えば、本発明に従う除草剤(A)+(B)の組み合わせ物は、個々の除草剤(A)及び(B)を使用して達成することができる活性をはるかに、そして予期せぬ様式で超えるという様式で活性が相乗的に増強されることを可能にする。
記載された式(I)は、全ての立体異性体及びそれらの混合物、特にラセミ混合物も包含し、そして−鏡像異性体が可能である場合は−生物学的に活性である個々の鏡像異性体を包含する。このことは式(I)の可能な回転異性体に対しても適用される。
(A)群の除草剤は、主に酵素アセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害し、それ故植物におけるタンパク質生合成を阻害する。除草剤(A)の施用量は、広い範囲内で、例えば0.1gと1000gの間のAS/ha(本明細書以下において、AS/haは「1ヘクタールあたりの活性物質」(=100%の純粋な活性化合物に基づく)を意味する)で変動し得る。0.1g〜1000gAS/haの施用量で施用されて、除草剤(A)、好ましくは化合物(A−1)〜(A−8)は、播種前、植え付け前に使用されるかまたは発生前処理方法及び発生後処理方法により施用された場合、比較的広い範囲の有害植物、例えば一年生及び多年性の単子葉又は双子葉の広葉雑草、イネ科雑草およびカヤツリグサ、ならびにまた無用な作物を防除する。本発明に従う組み合わせ物については、施用量は一般的に低く、例えば0.1g〜500gのAS/ha、好ましくは0.5g〜200gのAS/ha、特に好ましくは1g〜150gのAS/haの範囲である。
(B)群の除草剤は、例えば、脂肪酸生合成、細胞分裂、グルタミン合成酵素、5−エノイルピルビニルシキミ酸−3−リン酸合成酵素、および微小管合成(microtubuli synthesis)に対する効果を有し、そしてこれらは発生前及び発生後の施用の両方に適している。除草剤(B)の施用量は、広い範囲内で、例えば10gと5000gとの間のAS/ha(本明細書以下において、AS/haは「1ヘクタールあたりの活性物質」(=100%純粋な活性化合物に基づく))で変動する。30g〜4000gのAS/haの施用量で施用されて、除草剤(B)、好ましくは化合物(B1−1)、(B1−3)、(B1−6)、(B1−7)、(B1−8)、(B1−9)、(B1−10)、(B1−11)、(B1−13)および(B1−14)、コントロールは、発生前処理方法及び発生後処理方法により使用された場合、比較的広い範囲の有害植物、例えば一年生及び多年生の単子葉又は双子葉の広葉雑草、イネ科雑草およびカヤツリグサ並びに不要な作物も防除する。本発明に従う組み合わせ物については、施用量は一般的に低く、例えば30g〜5000gのAS/haの範囲、好ましくは15g〜4000gのAS/ha、特に好ましくは10g〜3000gのAS/haの範囲である。
1つ又はそれ以上の除草剤(A)及び1つ又はそれ以上の除草剤(B)の除草剤組み合わせ物が好ましい。除草剤(A)と1つ又はそれ以上の除草剤(B)との組み合わせ物がより好ましい。ここで、除草剤(A)及び(B)とは異なるが、選択的除草剤としても作用する1つ又はそれ以上のさらなる農薬的に活性な化合物をさらに含む組み合わせ物は、同様に本発明に従うものである。
3つ又はそれ以上の活性化合物の組み合わせ物については、それらが本発明に従う二成分の組み合わせ物を含むならば、特に本発明に従う二成分の組み合わせ物について以下に説明される好ましい条件もまた主として当てはまる。
化合物(A)と(B)との適切な比率の範囲は、例えば、個々の化合物について記載される施用量を調べることにより見いだすことができる。本発明に従う組み合わせ物において、施用量は、一般的に少なくすることができる。本発明に従う組み合わせ物において、組み合わせられた除草剤の好ましい混合比率(A):(B)は、以下の質量比によって特徴づけられる:
成分(A)および(B)の質量比(A):(B)は、一般的には1:5000〜50:1、好ましくは1:800〜7:1、特に好ましくは1:600〜5:1の範囲である。
特に興味が持たれるのは、以下の化合物(A)+(B)の内容物を有する除草剤組成物の使用である:
(A−1)+(B1−1)、(A−1)+(B1−2)、(A−1)+(B1−3)、(A−1)+(B1−4)、(A−1)+(B1−5)、
(A−1)+(B1−6)、(A−1)+(B1−7)、(A−1)+(B1−8)、(A−1)+(B1−9);(A−1)+(B1−10);
(A−1)+(B1−11);(A−1)+(B1−12);(A−1)+(B1−13);(A−1)+(B1−14);
(A−2)+(B1−1)、(A−2)+(B1−2)、(A−2)+(B1−3)、(A−2)+(B1−4)、(A−2)+(B1−5)、
(A−2)+(B1−6)、(A−2)+(B1−7)、(A−2)+(B1−8)、(A−2)+(B1−9);(A−2)+(B1−10);
(A−2)+(B1−11);(A−2)+(B1−12);(A−2)+(B1−13);(A−2)+(B1−14);
(A−3)+(B1−1)、(A−3)+(B1−2)、(A−3)+(B1−3)、(A−3)+(B1−4)、(A−3)+(B1−5)、
(A−3)+(B1−6)、(A−3)+(B1−7)、(A−3)+(B1−8)、(A−3)+(B1−9);(A−3)+(B1−10);
(A−3)+(B1−11);(A−3)+(B1−12);(A−3)+(B1−13);(A−3)+(B1−14);
(A−4)+(B1−1)、(A−4)+(B1−2)、(A−4)+(B1−3)、(A−4)+(B1−4)、(A−4)+(B1−5)、
(A−4)+(B1−6)、(A−4)+(B1−7)、(A−4)+(B1−8)、(A−4)+(B1−9);(A−4)+(B1−10);
(A−4)+(B1−11);(A−4)+(B1−12);(A−4)+(B1−13);(A−4)+(B1−14);
(A−5)+(B1−1)、(A−5)+(B1−2)、(A−5)+(B1−3)、(A−5)+(B1−4)、(A−5)+(B1−5)、
(A−5)+(B1−6)、(A−5)+(B1−7)、(A−5)+(B1−8)、(A−5)+(B1−9);(A−5)+(B1−10);
(A−5)+(B1−11);(A−5)+(B1−12);(A−5)+(B1−13);(A−5)+(B1−14);
(A−6)+(B1−1)、(A−6)+(B1−2)、(A−6)+(B1−3)、(A−6)+(B1−4)、(A−6)+(B1−5)、
(A−6)+(B1−6)、(A−6)+(B1−7)、(A−6)+(B1−8)、(A−6)+(B1−9);(A−6)+(B1−10);
(A−6)+(B1−11);(A−6)+(B1−12);(A−6)+(B1−13);(A−6)+(B1−14);
(A−7)+(B1−1)、(A−7)+(B1−2)、(A−7)+(B1−3)、(A−7)+(B1−4)、(A−7)+(B1−5)、
(A−7)+(B1−6)、(A−7)+(B1−7)、(A−7)+(B1−8)、(A−7)+(B1−9);(A−7)+(B1−10);
(A−7)+(B1−11);(A−7)+(B1−12);(A−7)+(B1−13);(A−7)+(B1−14);
(A−8)+(B1−1)、(A−8)+(B1−2)、(A−8)+(B1−3)、(A−8)+(B1−4)、(A−8)+(B1−5)、
(A−8)+(B1−6)、(A−8)+(B1−7)、(A−8)+(B1−8)、(A−8)+(B1−9);(A−8)+(B1−10);
(A−8)+(B1−11);(A−8)+(B1−12);(A−8)+(B1−13);(A−8)+(B1−14);
本発明に従う除草剤組み合わせ物はさらに、追加成分として例えば薬害軽減剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、鳥忌避剤、土壌改良剤、植物栄養素(肥料)、ならびに除草剤(A)および(B)とは構造的に異なる除草剤、ならびに植物成長調節剤の群由来、または製剤補助剤および作物保護において通常の添加剤の群由来の種々の農薬的に活性な化合物を含んでいてもよい。
従って、適切なさらなる除草剤は、例えば除草剤(A)および(B)と構造的に異なる以下の除草剤、好ましくはその作用が例えばアセト乳酸合成酵素、アセチル−CoA カルボキシラーゼ、セルロース合成酵素、エノールピルビルシキミ酸−3−リン酸合成酵素、グルタミン合成酵素、p−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ、フィトエンデサチュラーゼ、(phytoendesaturase)、光化学系I、光化学系II、プロトポルフィノリーゲンオキシダーゼの阻害をベースにしている除草活性化合物であり、例えばWeed Research 26(1986)441−445または「The Pesticide Manual」、13th edition 2003もしくは14th edition2006/2007、または対応する「The e−Pesticide Manual」Version4.0(2006−2007)(全てThe British Crop Protection Councilより刊行)およびこれらの中に示される文献に記載されているような除草活性化合物が用いられる。一般名のリストはまた、インターネット上の「Compendium of Pesticide Common Names」においても利用可能である。ここで、これらの除草剤は、International Organization for Standardization(ISO)に従う「一般名」によるかまたは化学名によるかまたはコード番号によるかのいずれかで言及し、各場合において全ての用途形態(例えば酸、塩、エステルおよび立体異性体や光学異性体のような異性体)を含む。ここで例としてある場合およびいくつかの場合において、複数の施用形態は以下に述べるとおりである:
アセトクロール;アシベンゾラル;アシベンゾラル−S−メチル;アシフルオルフェン;アシフルオルフェン−ナトリウム;アクロニフェン;アラクロール;アリドクロール;アロキシジム;アロキシジム−ナトリウム;アメトリン;アミカルバゾン;アミドクロル;アミドスルフロン;アミノシクロピラクロル;アミノピラリド;アミトロール;スルファミン酸アンモニウム;アンシミドール;アシュラム;アトラジン;アザフェニジン;アジムスルフロン;アジプロトリン;BAH−043;BAS−140H;BAS−693H;BAS−714H;BAS−762H;BAS−776H;ベフルブタミド;ベナゾリン;ベナゾリン−エチル;ベンカルバゾン;ベンフルラリン;ベンフレセート;ベンスルフロン−メチル;ベンタゾン;ベンズフェンジゾン;ベンゾビシクロン;ベンゾフェナップ;ベンゾフルオル;ベンゾイルプロップ;ビフェノックス;ビスピリバック;ビスピリバック−ナトリウム;ブロマシル;ブロモブチド;ブロモフェノキシム;ブロモキシニル;ブロムロン;ブミナホス;ブソキシノン;ブタクロール;ブタフェナシル;ブタミホス;ブテナクロール;ブトラリン;ブトロキシジム;ブチレート;カフェンストロール;カルベタミド;カルフェントラゾン;カルフェントラゾン−エチル;クロメトキシフェン;クロラムベン;クロラジホップ;クロラジホップ−ブチル;クロルブロムロン;クロルブファム;クロルフェナック;クロルフェナック−ナトリウム;クロルフェンプロップ;クロルフルレノール;クロルフルレノール−メチル;クロリダゾン;クロリムロン;クロリムロン−エチル;クロルメコート−クロリド;クロルニトロフェン;クロロフタリム;クロルタル−ジメチル;クロロトルロン;クロロスルフロン;シニドン;シニドン−エチル;シンメチリン;シノスルフロン;クレトジム;クロジナホップ;クロジナホップ−プロパルギル;クロフェンセット;クロマゾン;クロメプロップ;クロプロップ;クロピラリド;クロランスラム;クロランスラム−メチル;CMA;クミルロン;シアナミド;シアナジン;シクラニリド;シクロエート;シクロスルファムロン;シクロキシジム;シクルロン;シハロホップ;シハロホップ−ブチル;シペルコート;シプラジン;シプラゾール;2,4−D;2,4−DB;ダイムロン(daimuron)(dymron);ダラポン;ダミノジッド;ダゾメット;n−デカノール;デスメジファム;デスメトリン;デトシル−ピラゾレート(DTP);ジ−アレート(di−allate);ジカンバ;ジクロベニル;ジクロルプロップ;ジクロルプロップ−P;ジクロホップ;ジクロホップ−メチル;ジクロホップ−P−メチル;ジクロスラム;ジエタチル;ジエタチル−エチル;ジフェノクスロン;ジフェンゾコート;ジフルフェンニカン;ジフルフェンゾピル;ジフルフェンゾピル−ナトリウム;ジメフロン;ジケラック−ナトリウム;ジメフロン;ジメピペラート;ジメタクロル;ジメタメトリン;ジメテナミド;ジメテナミド−P;ジメチピン;ジメトラスルフロン;ジニトラミン;ジノセブ;ジノテルブ;ジフェナミド;ジプロペトリン;ジクワット;ジクワット−ジブロミド;ジチオピル;ジウロン;DNOC;エグリナジン−エチル;エンドタール;エポプロダン;EPTC;エスプロカルブ;エタルフルラリン;エタメトスルフロン−メチル;エチジムロン;エチオジン;エトフメセート;エトキシフェン;エトキシフェン−エチル;エトキシスルフロン;エトベンザニド;F5331;すなわちN−[2−クロロ−4−フルオロ−5−[4−(3−フルオロプロピル)−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−テトラゾール−1−イル]フェニル]エタンスルホンアミド;フェノプロップ;フェノキサプロップ;フェノキサプロップ−P;フェノキサプロップ−エチル;フェノキサプロップ−P−エチル;フェントラザミド;フェニュロン;フラムプロップ;フラムプロップ−M−イソプロピル;フラムプロップ−M−メチル;フラザスルフロン;フロラスラム;フルアジホップ;フルアジホップ−P;フルアジホップ−ブチル;フルアジホップ−P−ブチル;フルアゾレート;フルカルバゾン;フルカルバゾン−ナトリウム;フルセトスルフロン;フルクロラリン;フルフェナセット(チアフルアミド);フルフェンピル;フルフェンピル−エチル;フルメトラリン;フルメツラム;フルミクロラック;フルミクロラック−ペンチル;フルミオキサジン;フルミプロピン;フルオメツロン;フルオロジフェン;フルオログリコフェン;フルオログリコフェン−エチル;フルポキサム;フルプロパシル;フルプロパノエート;フルピルスルフロン;フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム;フルレノール;フルレノール−ブチル;フルリドン;フルロクロリドン;フルロキシプル;フルロキシプル−メプチル;フルルプリミドール;フルルタモン;フルチアセット;フルチアセット−メチル;フルチアミド;フォメサフェン;ホラムスルフロン;ホルクロルフェヌロン;フリロキシフェン;ジベレリン酸(gibberillic acid);H−9201;ハロサフェン;ハロスルフロン;ハロスルフロン−メチル;ハロキシホップ;ハロキシホップ−P;ハロキシホップ−エトキシエチル;ハロキシホップ−P−エトキシエチル;ハロキシホップ−メチル;ハロキシホップ−P−メチル;ヘキサジノン;HNPC−9908;HW−02;イマザメタベンズ;イマザメタベンズ−メチル;イマザモックス;イマザピック;イマザピル;イマザキン;イマザメタピル;イマゾスルフロン;イナベンフィド;インダノファン;インドール);4−インドール−3−イルブチル酸(IBA);ヨードスルフロン;ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム;アイオキシニル;イプフェンカルバゾン;イソカルバミド;イソプロパリン;イソプロツロン;イソウロン;イソキサベン;イソキサクロルトール;イソキサフルトール;イソキサピリホップ;KUH−043;KUH−071;カルブチレート;ケトスピラドクス(ketospiradox);ラクトフェン;レナシル;リニュロン;マレイン酸ヒドラジド;MCPA;MCPB;MCPB−メチル;−エチル;および−ナトリウム;メコプロップ;メコプロップ−ナトリウム;メコプロップ−ブトチル;メコプロップ−P;メコプロップ−P−ブトチル;メコプロップ−P−ジメチルアンモニウム;メコプロップ−P−2−エチルヘキシル;メコプロップ−P−カリウム;メフェナセット;メフルイジド(mefluidide);メピコート−クロリド;メソスルフロン;メソスルフロン−メチル;メソトリオン;メタベンズチアズロン;メタム;メタミホップ;メタミトロン;メタザクロール;メタゾール(methazole);メトキシフェノン;メチルダイムロン;1−メチルシクロプロパン;メチルイソチオシアネート;メトベンズロン;メトブロムロン;メトラクロール;S−メトラクロール;メトスラム;メトクスロン;メトリブジン;メトスルフロン;メトスルフロン−メチル;モリネート;モナリド;モノカルバミド;モノカルバミド・二水素硫酸塩(monocarbamide dihydrogen sulfate);モノリニュロン;モノスルフロン;モニュロン;MT128;MT5950;即ちN−[3−クロロ−4−(1−メチルエチル)−フェニル]−2−メチルペンタンアミド;NGGC−011;ナプロアニリド;ナプロパミド;ナプタラム;NC310;即ち4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1−メチル−5−ベンジルオキシピラゾール;ネブロン;ニコスルフロン;ニピラクロフェン;ニトラリン;ニトロフェン;ニトロフェノレート−ナトリウム(異性体混合物);ニトロフルオルフェン;ノナン酸;ノルフルラゾン;オルベンカルブ;オルソスルファムロン(orthasulfamuron);オリザリン;オキサジアルジル;オキサジアゾン;オキサスルフロン;オキサジクロメホン;オキシフルオルフェン;パクロブトラゾール;パラコート;パラコート−二塩化物;ペラルゴン酸(ノナン酸);ペンディメタリン;ペンドラリン;ペノキススラム;ペンタノクロール;ペントキサゾン;ペルフルイドン;ペトキサミド;フェニソファム;フェンメディファム;フェンメディファム−エチル;ピクロラム;ピコリナフェン;ピノキサデン;ピリフェノップ;ピリフェノップ−ブチル;プレチラクロール;プリミスルフロン;プリミスルフロン−メチル;プロベナゾール;プロフルアゾール;プロシアジン;プロジアミン;プロフルラリン;プロホキシジム;プロヘキサジオン;プロヘキサジオンカルシウム;プロヒドロジャスモン;プロメトン;プロメトリン;プロパクロル;プロパニル;プロパキザホップ;プロパジン;プロファム;プロピソクロール;プロポキシカルバゾン;プロポキシカルバゾン−ナトリウム;プロピザミド;プロスルファリン;プロスルホカルブ;プロスルフロン;プリナクロール;ピラクロニル;ピラフルフェン;ピラフルフェン−エチル;ピラスルホトール;ピラゾリネート(ピラゾレート);ピラゾスルフロン;ピラゾスルフロン−エチル;ピラゾキシフェン;ピリバムベンズ;ピリバムベンズ−イソプロピル;ピリベンゾキシム;ピリブチカルブ;ピリダフォール;ピリデート;ピリフタリド;ピリミドバック(pyrimidobac);ピリチオバック−メチル;ピリミスルファン;ピリチオバック;ピリチオバック−ナトリウム;ピロキサスルホン;ピロキシスラム;キンクロラック;キンメラック;キノクラミン;キザロホップ;キザロホップ−エチル;キザロホップ−p;キザロホップ−p−エチル;キザロホップ−p−テフリル;リムスルフロン;サフルフェナシル;セクブメトン;セトキシジム;シズロン;シマジン;シメトリン;SN 106279;サルコトリオン;スルファレート(CDEC);スルフェントラゾン;スルホメツロン;スルホメツロン−メチル;スルホスルフロン;SYN−449;SYN−523;SYP−249;SYP−298;SYP−300;テブタム;テブチウロン;テクナゼン;テフリルトリオン;テンボトリオン;テプラロキシジム;テルバシル;テルブカルブ;テルブクロール;テルブメトン;テルブチラジン;テルブトリン;TH 547;テニルクロール;チアフルアミド;チアザフルロン;チアゾピル;チジアジミン;チジアズロン;チエンカルバゾン;チエンカルバゾン−メチル;チフェンスルフロン;チフェンスルフロン−メチル;チオベンカルブ;チオカルバジル;トプラメゾン;トラルコキジム;トリアレート;トリアスルフロン;トリアジフラム;トリアゾフェンアミド;トリベヌロン;トリベヌロン−メチル;トリクロール酢酸(TCA);トリクロピル;トリジファン;トリエタジン;トリフロキシスルフロン;トリフロキシスルフロンナトリウム;トリフルラリン;トリフルスルフロン;トリフルスルフロン−メチル;トリメツロン;トリネキサパック;トリネキサパック−エチル;トリトスルフロン;チトデフ;ウニコナゾール;ウニコナゾール−p;ベルノレート;ZJ−0166;ZJ−0270;ZJ−0543;ZJ−0862;および以下の化合物(以下の化学式を参照):
Figure 2011530551
特に興味深いのは、有用植物および観賞植物の作物中の有害植物の選択的防除である。除草剤(A)および(B)はすでに多数の作物において十分な選択性を示しているが、原理的にいくつかの作物において、および特に他の選択性の少ない除草剤との混合物の場合において、選択性の少ない除草剤、作物に対する薬害が生じえる。この点において、本発明に従って配合された除草活性化合物および1つまたはそれ以上の薬害軽減剤を含む除草剤(A)および(B)の組み合わせ物は、特に興味深いものである。この薬害軽減剤は、例えば穀物(小麦、オオムギ、ライムギ、エンバク、トウモロコシ、コメ、キビ)、テンサイ、サトウキビ、アブラナ、綿、大豆または果樹園(プランテーション作物)、好ましくは穀物、特にコメのような経済的に重要な作物において、解毒的に有効な量で使用され、用いられる除草剤/殺虫剤の薬害副作用を低減する。
以下の群の化合物は、例えば薬害軽減剤として適切である(可能な立体異性体および農業的に通常のエステルまたは塩を含む):
ベノキサコール
クロキントセット(−メキシル)
シオメトリニル
シプロスルファミド
ジクロルミド
ジシクロノン
ジエトレート
ジスルホトン(=O,O−ジエチル S−2−エチルチオエチルホスホルジチオエート)フェンクロラゾール(−エチル)
フェンクロリム
フルラゾール
フルキソフェニム
フリラゾール
イソキサジフェン(−エチル)
メフェンピル(−ジエチル)
メフェナート
ナフタル酸無水物
オキサベトリニル
「R−29148」(=3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチル−1,3−オキサゾリジン)、
「R−28725」(=3−ジクロロアセチル−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン)、
「PPG−1292」(=N−アリル−N−[(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル]ジクロロアセトアミド)、
「DKA−24」(=N−アリル−N−[(アリルアミノカルボニル)メチル]ジクロロアセトアミド)、
「AD−67」または「MON 4660」(=3−ジクロロアセチル−1−オキサ−3−アザスピロ[4,5]デカン)、
「TI−35」(=1−ジクロロアセチルアゼパン)、
「ジメピペレート」または「MY−93」(=S−1−メチル−1−フェニルエチル ピペリジン−1−チオカルボキシレート)、
「ダイムロン」または「SK 23」(=1−(1−メチル−1−フェニルエチル)−3−p−トリルウレア)、
「クミルロン」=「JC−940」(=3−(2−クロロフェニルメチル)−1−(1−メチル−1−フェニルエチル)ウレア)、
「メトキシフェノン」または「NK 049」(=3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン)、
「CSB」(=1−ブロモ−4−(クロロメチルスルホニル)ベンゼン)
「CL−304415」(=4−カルボキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−酢酸;CAS登録番号:31541−57−8)
「MG−191」(=2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン)
「MG−838」(=2−プロペニル 1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン−4−カルボジチオエート;CAS登録番号:133993−74−5)
メチル(ジフェニルメトキシ)アセテート(CAS登録番号:41858−19−9 WO−A−1998/38856より)
メチル [(3−オキソ−1H−2−ベンゾチオピラン−4(3H)−イリデン)メトキシ]アセテート(CAS登録番号:205121−04−6 WO−A−1998/13361より)
1,2−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−1−メチル−3−(5−テトラゾリルカルボニル)−2−キノリン(CAS登録番号:95855−00−8 WO−A−1999/000020より)。
いくつかの薬害軽減剤は、既に除草剤として知られており、従って、有害植物に対する除草作用に加えて、作物を保護することによっても作用する。
薬害軽減剤に対する除草剤組み合わせ物の質量比は、一般に除草剤施用量及び問題の薬害軽減剤の有効性に依存し、そして広い制限内で、例えば90000:1〜1:5000の範囲、好ましくは7000:1〜1:1600の範囲、特に3000:1〜1:500の範囲で変動し得る。薬害軽減剤は、式(I)の化合物又は他の除草剤/農薬とのそれらの混合物と同様にして製剤化され得、そして完成した製剤として、又は除草剤とのタンクミックスとして提供及び使用され得るか、あるいは種子、土壌もしくは葉への施用として別々に施用され得る。
本発明に従う除草剤組み合わせ物(=除草剤組成物)は、除草活性化合物、例えばグリホサート、グルホシネート、アトラジン、イミダゾリノン除草剤、スルホニルウレア、(ヘテロ)アリールオキシアリールオキシアルキルカルボン酸または−フェノキシアルキルカルボン酸(「fops」)、シクロヘキサンジオンオキシム(「dims」)またはオーキシン阻害剤に耐性である種を含む広い範囲の経済的に重要な単子葉及び双子葉の有害植物(例えば広葉雑草、イネ科雑草またはカヤツリグサ)に対して優れた除草活性を有する。これらの活性化合物はまた、地下茎、根茎及び他の多年性組織から発芽し、そして防除することが困難である多年性の雑草に対して有効に作用する。ここでは、物質を例えば、播種前法、発生前処理法又は発生後処理法により、例えば一緒に又は別々に施用することができる。例えば発生後処理方法により、特に発生した有害植物に対して施用することが好ましい。
本発明に従う化合物により防除することができる単子葉及び双子葉の雑草の植物相のいくつかの代表的なものの具体例を挙げ得るが、その列挙は特定の種に限定されるものではない。
除草剤組成物が有効に作用する雑草種の例は、単子葉雑草種の中から、カラスムギ属(Avena spp.)、スズメノテッポウ属(Alopecurus spp.)、セイヨウヌカボ属(Apera spp.)、ケニクキビ属(Brachiaria spp.)、スズメノチャヒキ属(Bromus spp.)、メヒシバ属(Digitaria spp.)、ドクムギ属(Lolium spp.)、イヌビエ属(Echinochloa spp.)、アゼガヤ属(Leptochloa spp.)、テンツキ属(Fimbristylis spp.)キビ属(Panicum spp.)、クサヨシ属(Phalaris spp.)、ナガハクサ属(Poa spp.)、エノコログサ属(Setaria spp.)及び一年生の群からのカヤツリグサ(Cyperus)種、並びに多年生種の中から、コムギダマシ(Agropyron)、ギョウギシバ(Cynodon)、チガヤ(Imperata)及びモロコシ(Sorghum)そしてまた多年生カヤツリグサ(Cyperus)種である。
双子葉雑草種の場合、作用の範囲は、例えば、一年生のものの中では、イチビ属(Abutilon spp.)、ヒユ属(Amaranthus spp.)、アカザ属(Chenopodium spp.)、キク属(Chrysanthemum spp.)、ヤエムグラ属(Galium spp.)、サツマイモ属(Ipomoea spp.)、ホウキギ属(Kochia spp.)、オドリコソウ属(Lamium spp.)、シカギク属(Matricaria spp.)、アサガオ属(Pharbitis spp.)、ミチヤナギ属(Polygonum spp.)、キンゴジカ属(Sida spp.)、シロガラシ属(Sinapis spp.)、ナス属(Solanum spp.)、ハコベ属(Stellaria spp.)、クワガタソウ属(Veronica spp.)、タカサブロウ属(Eclipta spp.)、セスバニア属(Sesbania spp.)、クサムネ属(Aeschynomene spp.)及びスミレ属(Viola spp.)、オナモミ属(Xanthium spp.)、そして多年生雑草の場合には、セイヨウヒルガオ(Convolvulus)、アザミ(Cirsium)、ギシギシ(Rumex)及びヨモギ(Artemisia)のような属にまで広がる。
本発明に従う除草剤組み合わせ物の活性化合物が発芽の前に土壌表面に施用される場合、雑草の苗は発生を完全に阻止されるか、あるいは雑草はそれらが子葉段階に達するまで成長するがその後それらの成長は停止し、そして最終的には、3〜4週が経過した後、それは完全に枯死する。
活性化合物が発生後に植物の緑色部に施用される場合、同様に処理のすぐ後に成長は急激に停止し、そして雑草植物は施用の時点の成長段階にとどまるか、又はそれらは一定時間後に完全に枯死し、その結果このようにして作物に対する有害な雑草による競合は非常に早く、そして持続される様式で排除される。コメの場合に置いて、これらの活性化合物は水中にも施用することができ、その後それらは土壌、シュートおよび根を介して取り込まれる。
本発明に従う除草剤組成物は、速やかに開始されて長く持続する除草作用により特徴付けられる。一般に、本発明に従う組み合わせ物における活性化合物の耐雨性は良好である。特定の利点は、組み合わせ物において用いられる薬量(dosages)並びに化合物(A)及び(B)の有効用量を、それらの土壌作用が最適に低くなるような低いレベルまで調節することができることである。これはそれらを最初の場所において感受性の農作物に施用することを可能にするだけでなく、地下水汚染が事実上回避される。活性化合物の本発明に従う組み合わせ物により、活性化合物の必要な施用量をかなり減らすことが可能となる。
好ましい実施態様において、本発明に従う除草剤(A)および(B)の除草剤組み合わせ物は、コメ作物中の有害植物の選択的防除に非常に適切である。これらは、灌水が自然に(降雨)および/または人工(灌漑(irrigated、flooded))による、陸稲栽培(upland cultivation、dry cultivation)、または水田栽培のような多様な条件下でのコメ作の全ての可能な形態を含む。この目的のために用いられるコメは、インディカ種またはジャポニカ種またはそれらの異種交配に由来する、従来通り栽培された種子、ハイブリッド種子、またはさもなくば抵抗性、少なくとも耐性のある種子(突然変異またはトランスジェニックにより得られる)であり得る。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、コメ除草剤についての全ての従来法により施用することができる。特に好ましくは、噴霧施用および/または水浸施用により施用される。水浸施用において、水田の水は既に施用時点で3−20cmの深さで地面を覆っている。その後本発明に従う除草剤組み合わせ物は、水田の水に例えば粒剤の形態で直接投入される。世界的に、噴霧施用は主として直接播種されたコメで用いられ、水浸施用は主として植え替えられたコメで用いられる。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、特にコメ作物に特異的に、広範な雑草範囲をカバーする。単子葉雑草の種類の中では、例えば、イヌビエ属(Echinochloa spp.)、キビ属(Panicum spp.)、ナガハクサ属(Poa spp.)、アゼガヤ属(Leptochloa spp.)、ケニクキビ属(Brachiaria spp.)、メヒシバ属(Digitaria spp.)、エノコログサ属(Setaria spp.)カヤツリグサ属(Cyperus spp.)、ミズアオイ属(Monochoria spp.)、テンツキ属(Fimbristylis spp.)、オモダカ属(Sagittaria spp.)、ハリイ属(Eleocharis spp.)、ホタルイ属(Scirpus spp.)、オモダカ属(Alisma spp.)、イボクサ属(Aneilema spp.)、スブタ属(Blyxa spp.)、ホシクサ属(Eriocaulon spp.)、ヒルムシロ属(Potamogeton spp.)などがよく防除され、特に以下の種がよく防除される:タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、コナギ(Monochoria vaginalis)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、イヌホタルイ(Scirpus juncoides)。双子葉雑草の場合は、活性の範囲は例えば以下のような属までのびる:ミチヤナギ属(Polygonum spp.)、イヌガラシ属(Rorippa spp.)、キカシグサ属(Rotala spp.)、アゼナ属(Lindernia spp.)、センダングサ属(Bidens spp.)、ナガボウノウルシ属(Sphenoclea spp.)、アブノメ属(Dopatrium spp.)、タカサブロウ属(Eclipta spp.)、ミゾハコベ属(Elatine spp.)、オオアブノメ属(Gratiola spp.)、アゼナ属(Lindernia spp.)、チョウチタデ属(Ludwigia spp.)、セリ属(Oenanthe spp.)、キンポウゲ属(Ranunculus spp.)、サワトウガラシ属(Deinostema spp.)など。特にキカシグサ(Rotala indica)、ナガボウノウルシ(Sphenoclea zeylanica)、アゼナ(Lindernia procumbens)、チヨウジタデ(Ludwigia prostrate)、ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、ミゾハコベ(Elatine triandra)、セリ(Oenanthe javanica)などの種がよく防除される。
(A)群の除草剤及び(B)群の除草剤を一緒に施用する場合、好ましくは超相加的(supera dditive)(=相乗的)効果が存在する。ここでは、本組み合わせ物における活性は、使用される個々の除草剤の活性の予測される合計よりも高い。この協力活性により、施用量を減らすこと、より広い範囲の広葉雑草及びイネ科雑草およびカヤツリグサを防除すること、除草作用のより速い開始、より長い継続、1回のみ又は少ない回数の施用での有害植物のより良好な防除、並びに可能な施用期間を広くすることが可能となる。ある程度、本組成物を使用することにより、窒素又はオレイン酸のような有害成分の量、及びそれらの土壌への導入も同様に減少する。
上述の特性及び利点は、農作物/林業作物/園芸用作物または牧草地/葉物を、不要な競合植物がないように維持し、従って質的及び量的な見地から収量レベルを確保し、かつ/又は増大させるために、雑草防除の実施に必要である。これらの新規な除草剤組み合わせ物は、記載される特性を目的として、当該分野の技術状態を顕著に上回るものである。
それらの除草特性及び植物成長調節特性のため、本発明に従う除草剤組み合わせ物は、公知の植物作物において又はまだ開発されている耐性若しくは遺伝的に改変された作物において有害植物を防除するために使用することができる。一般に、トランスジェニック植物(GMO)は、本発明に従う除草剤組み合わせ物に対する抵抗性に加えて、特定の有利な特性、例えば、植物病害又は植物病害の原因となる生物、例えば特定の昆虫又は微生物、例えば菌類、細菌又はウイルスに対する抵抗性で区別される。他の具体的な特徴は、例えば量、質、貯蔵性、及び特定の構成要素の組成に関して、収穫された材料に関連する。従って、そのデンプン含有量が増加しているか、又はそのデンプンの質が変更されているか、又は収穫された材料が異なる脂肪酸組成またはビタミン含有量の増加またはエネルギー特性を有するトランスジェニック植物が知られている。同じように、それらの除草特性及び成長調節特性のために、活性化合物はまた、既知の植物の農作物において、又は変異選択によりまだ開発されている植物においておよび変異植物をトランスジェニック植物とのハイブリッド有害植物を防除するためにも使用することができる。
今までに存在している植物と比較して改変された特性を有する新規な植物を生成する従来の方法は、例えば伝統的な品種改良方法及び変異体の生成にある。あるいは、変更された特性を有する新規な植物を、組み換え方法を用いて生成することができる(例えば、EP−A−0221044、EP−A−0131624を参照のこと)。例えば、以下のものがいくつかの場合に記載されている:
− 植物において合成されるデンプンの改変を目的とした、組み換え技術による作物の改変(例えばWO 92/11376、WO 92/14827、WO 91/19806)、
− 除草剤、例えばスルホニル尿素類に対する耐性を示すトランスジェニック作物(EP−A−0257993、US−A−5013659)、
− バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素(Bt毒素)を産生する能力を有するトランスジェニック作物、これは植物を特定の害虫に対して耐性にする(EP−A−0142924、EP−A−0193259)、
− 改変された脂肪酸組成を有するトランスジェニック作物(WO 91/13972)。
原理上それを用いて、改変された特性を有する新規なトランスジェニック植物を生成することができる、分子生物学における多数の技術が公知である;例えば、Sambrook et al.、1989、Molecular Cloning、A Laboratory Manual、2nd Edition、Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring Harbor、NY;又はWinnacker 「Gene und Klone」、VCH Weinheim 2nd Edition 1996又はChristou、「Trends in Plant Science」 1(1996)423−431)を参照のこと。このような組み換え操作を行うために、DNA配列の組み換えにより変異誘発又は配列変更を可能にする核酸分子をプラスミドに導入することができる。例えば、上述の標準的な方法は、塩基交換が行われ、続いて除去され、又は天然若しくは合成の配列が加えられることを可能にする。DNAフラグメントを互いに接続するために、アダプター又はリンカーをフラグメントに加えてもよい。
例えば、遺伝子産物の活性が減少した植物細胞の生成は、少なくとも1つの対応するアンチセンスRNA、コサプレッション(cosuppression)効果を達成するためのセンスRNAを発現させることにより、又は上述の遺伝子産物の転写物を特異的に切断する少なくとも1つの適切に構築されたリボザイムを発現させることにより達成され得る。
この目的のために、存在し得るあらゆるフランキング配列を含めて遺伝子産物のコード配列全体を含むDNA分子、及びコード配列の一部のみ(これらの部分が細胞においてアンチセンス効果を有するために十分長いことが必要である)を含むDNA分子も使用することが可能である。遺伝子産物のコード配列に対して高度の相同性を有するが、それらと完全には同一でないDNA配列の使用も可能である。
植物において核酸分子を発現させる場合、合成されるタンパク質を、植物細胞の任意の所望の区画に局在化させることができる。しかし、特定の区画の局在を達成するためには、例えば、特定の区画での局在化を確実にするDNA配列とコード領域を連結することが可能である。このような配列は当業者に公知である(例えば、Braun et al.、EMBO J. 11(1992)、3219−3227;Wolter et al.、Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85(1988)、846−850;Sonnewald et al.、Plant J. 1(1991)、95−106を参照のこと)。
トランスジェニック植物細胞は、公知の技術により再生されて完全な植物を生じることができる。原理上、トランスジェニック植物は、任意の所望の植物種、すなわち単子葉植物だけでなく、双子葉植物でもあり得る。従って、その特性が、同族(=天然)遺伝子若しくは遺伝子配列の過剰発現、抑制若しくは阻害により、又は異種(=外来)遺伝子若しくは遺伝子配列の発現により変更されるトランスジェニック植物を得ることができる。
本発明は好ましくは作物中、特にコメ作物(インディカ種およびジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)中の不要な植物の選択的防除のための方法をさらに提供し、この方法は、本発明に従う除草剤組み合わせ物の成分(A)および(B)のような除草剤を植物(例えば単子葉もしくは双子葉の広葉雑草、イネ科雑草、カヤツリグサまたは不要な作物のような有害植物)、種子(例えば穀粒、種子または植生の生長器官(塊茎または芽を伴うシュート部分など)またはそれらの植物が成長している領域(例えば耕作領域(水で覆われていてもよい))に対して、例えば一緒にまたは別々に施用することを含む。一種またはそれ以上の除草剤(A)は、除草剤(B)の前、後または同時に植物、種子または植物が成長する領域(例えば耕作領域)に対して施用され得る。
不要な植物は、それらが無用である場所で成長する全ての植物を意味すると理解される。これらは例えば有害植物(例えば単子葉もしくは双子葉雑草、イネ科雑草、カヤツリグサまたは不要な作物)であり、例えばグリホサート、グルホシネート、アトラジン、イミダゾリノン除草剤、スルホニルウレア、(ヘテロ)アリールオキシアリールオキシアルキルカルボン酸もしくはフェノキシアルキルカルボン酸(「fops」)、シクロヘキサンジオンオキシム(「dims」)またはオーキシン阻害剤のような特定の除草活性化合物に対して耐性であるものも含む。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、例えば作物、例えば農業作物、例えば単子葉農業作物、例えば穀物(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、コメ、トウモロコシ、キビ)、又は双子葉農業作物、例えばテンサイ、サトウキビ、アブラナ、綿、ヒマワリ及び豆科植物、例えばダイズ属(例えばGlycine max.(ダイズ)、例えば非トランスジェニックダイズ(Glycine max.)(例えばSTS品種のような従来の品種)又はトランスジェニックダイズ(Glycine max.)(例えばRR−ダイズ又はLL−ダイズ)及びその異種交配)、インゲンマメ属、エンドウ属、ソラマメ属及びラッカセイ属、又は種々の植物学的群からの野菜作物、例えばジャガイモ、リーキ、キャベツ、ニンジン、トマト、タマネギ、果樹園(プランテーション作物)、緑地、芝地および牧草地、または非農耕地区(例えば住宅地区の広場や工業用地、線路など)、特にコメ(インディカ種またはジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)において、不要な植生を防除するために選択的に施用される。好ましくは施用は有害植物の発生前と、発生した有害植物(例えば広葉雑草、イネ科雑草、カヤツリグサまたは不要な作物)の両方に対して、播種/植えられた作物のそれぞれの段階にて行われる。
本発明はまた、好ましくは作物中、特にコメ(インディカ種またはジャポニカ種(ハイブリッド/突然変異体/GMOも)を用いて陸稲栽培条件または水田栽培条件下で植え付けまたは播種したもの)中の不要な植生を選択的に防除するための、本発明に従う除草剤組み合わせ物の使用も提供する。
本発明に従う除草剤組み合わせ物は、公知の方法により、適切な場合はさらなる活性化合物、添加剤及び/又は慣例の製剤化補助剤とともに、例えば個々の成分の混合製剤として製造することができ、次いでこの組み合わせ物は、慣例のやり方で水で希釈されるか、又は別々に製剤化されたか若しくは部分的に別々に製剤化された成分の、水を用いた併用希釈(joint dilution)によるタンクミックスとして施用される。また、別々に製剤化されたか又は部分的に別々に製剤化された個々の成分の分割施用も可能である。除草剤又は除草剤組み合わせ物を、複数の部分で(逐次的施用)、種子被覆もしくは播種前/植え付け前処理または発生前処理施用としての施用とその後の発生後処理施用を使用して、あるいは初期発生後処理施用とその後の中期若しくは後期発生後処理施用を使用して施用することも可能である。ここでは、問題の組み合わせ物の活性化合物の併用施用又はほとんど同時の施用が好ましく、併用施用が特に好ましい。
除草剤(A)及び(B)は、一緒に又は別々に、慣例の製剤、例えば液剤、乳剤、懸濁剤、粉末、泡剤(foams)、ペースト、粒剤、エアゾル、活性化合物を含浸させた天然及び合成の材料、並びにポリマー材料中のマイクロカプセル化に変換され得る。言及は、コメの耕作に特異的な剤型、例えばシェーカーボトルを介して施用され、水田の水中に溶解され、その水を介して拡散される散布用の粒剤、巨大粒剤、浮動粒剤(floating granules)、浮動サスポエマルジョンでもなされ得る。これらの製剤は慣例の補助剤及び添加物を含み得る。
これらの製剤は、公知のやり方で、例えば、適切な場合は界面活性剤(乳化剤及び/又は分散剤、及び/又は泡沫形成剤である)を使用して、増量剤(extenders)(液体の溶媒、加圧液化ガス及び/又は固体担体である)と活性化合物と混合することにより製造される。
使用される増量剤が水である場合、例えば、有機溶媒を補助溶媒として使用することも可能である。適切な液体溶媒は、基本的に:芳香族、例えばキシレン、トルエン、アルキルナフタレン、塩素化芳香族又は塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類、又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン又はパラフィン類、例えば鉱油フラクション、鉱油及び植物油、アルコール、例えばブタノール又はグリコール、並びにエーテル及びそのエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド、そしてまた水である。
適切な固体担体は:例えばアンモニウム塩及び地上天然鉱物、例えばカオリン、粘土、タルク、胡粉、石英、アタパルガイト、モンモリロナイト又は珪藻土、及び地上合成鉱物、例えば微粉化シリカ、アルミナ及び珪酸塩であり;粒剤に適した固体担体は:例えば粉砕及び断片化した天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石及び白雲石であり、そしてまた無機及び有機の粗びき粉(meals)の合成顆粒、並びに有機材料の顆粒、例えばおがくず、ココナッツの殻、トウモロコシの穂軸及びタバコの茎であり;適切な乳化剤及び/又は泡形成剤は:例えば非イオン性及びアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルスルフェート、アリールスルホネート及びタンパク質加水分解物であり;適切な分散剤は:例えばリグノサルファイト廃液及びメチルセルロースである。
カルボキシメチルセルロースのような粘着性付与剤(Tackifiers)並びに粉末、顆粒又はラテックスの形態の天然及び合成のポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ酢酸ビニル、並びに天然リン脂質、例えばケファリン及びレシチン並びに合成リン脂質を、製剤において使用することができる。他の可能な添加剤は、鉱油及び植物油である。
本発明に従う除草剤組み合わせ物の除草作用を、例えば界面活性剤により、好ましくは脂肪アルコールポリグリコールエーテルの群からの湿潤剤により改善することができる。脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、好ましくは10〜18個の炭素原子を脂肪アルコールラジカル中に含み、そして2〜20個のエチレンオキシド単位をポリグリコールエーテル部分に含む。脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、非イオン性形態で存在しても、イオン性形態で存在しても、例えば脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェートの形態(これは例えば、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩及びカリウム塩)若しくはアンモニウム塩として、又はアルカリ土類金属塩、例えばマグネシウム塩、例えばC12/C14−脂肪アルコールジグリコールエーテル硫酸ナトリウム(Genapol(登録商標)LRO、Clariant GmbH)としても使用され得る)で存在していてもよく;例えば、EP−A−0476555、EP−A−0048436、EP−A−0336151又はUS−A−4,400,196及びProc. EWRS Symp. 「Factors Affecting Herbicidal Activity and Selectivity」、227−232(1988)を参照のこと。非イオン性脂肪アルコールポリグリコールエーテルは、例えば、2〜20個、好ましくは3〜15個の、エチレンオキシド単位を含む、例えば、(C10−C18)−、好ましくは(C10−C14)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(例えばイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル)、例えばGenapol(登録商標)X−シリーズからのもの、例えばGenapol(登録商標)X−030、Genapol(登録商標)X−060、Genapol(登録商標)X−080又はGenapol(登録商標)X−150(全てClariant GmbHより)である。
本発明はさらに、成分A及びBの組み合わせ物と、好ましくは10〜18個の炭素原子を脂肪アルコールラジカル中に含み、そして2〜20個のエチレンオキシド単位をポリグリコールエーテル部分に含み、そして非イオン性又はイオン性の形態で(例えば脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェートとして)存在し得る脂肪アルコールポリグリコールエーテルの群からの上述の湿潤剤とを含む。C12/C14−脂肪アルコールジグリコールエーテル硫酸ナトリウム(Genapol(登録商標)LRO、Clariant GmbH)及び3〜15個のエチレンオキシド単位を有するイソトリデシルアルコールポリグリコールエーテル、例えばGenapol(登録商標)Xシリーズからのもの、例えばGenapol(登録商標)X−030、Genapol(登録商標)X−060、Genapol(登録商標)X−080及びGenapol(登録商標)X−150(全てClariant GmbHより)が好ましい。
さらに、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、例えば非イオン性又はイオン性の脂肪アルコールポリグリコールエーテル(例えば脂肪アルコールポリグリコールエーテルサルフェート)もまた、多数の他の除草剤のための浸透剤及び活性増強剤としての使用に適していることが公知である(例えばEP−A−0502014を参照のこと)。従って、本発明はまた好ましくは市販可能な形態で、適切な浸透剤および活性増強剤を伴う組み合わせ物も包含する。
本発明に従う除草剤組み合わせ物はまた、植物油と共に用いられ得る。植物油という用語は、油を含む植物種の油、例えば大豆油、菜種油、トウモロコシ油、ひまわり油、綿実油、アマニ油、ココナッツ油、ヤシ油、アザミ油(thistle oil)又はヒマシ油、特に菜種油、そしてまたそれらのエステル交換生成物、例えばアルキルエステル、例えば菜種油メチルエステル又は菜種油エチルエステルを意味するとして理解されるべきである。
植物油は、好ましくはC10−C22−、好ましくはC12−C20−、脂肪酸のエステルであ
る。C10−C22−脂肪酸エステルは、例えば、不飽和又は飽和のC10−C22−脂肪酸、特に偶数の炭素原子を有するもの、例えばエルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸及び特にC18−脂肪酸、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸又はリノレン酸のエステルである。
10−C22−脂肪酸エステルの例は、グリセロール又はグリコールを、例えば油を含む植物種の油中に含まれるC10−C22−脂肪酸と反応させることにより得られるエステルか、又は例えば、上述のグリセロール−又はグリコール−C10−C22−脂肪酸エステルのC1−C20−アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール又はブタノール)とのエステル交換により得ることができるC1−C20−アルキル−C10−C22−脂肪酸エステルである。エステル交換は、例えば、Roempp Chemie Lexikon、第9版、2巻、1343頁、Thieme Verlag Stuttgartに記載されるような公知の方法で行われ得る。
好ましいC1−C20−アルキル−C10−C22−脂肪酸エステルは、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、2−エチルヘキシルエステル及びドデシルエステルである。好ましいグリコール−及びグリセロール−C10−C22−脂肪酸エステルは、C10−C22−脂肪酸、特に偶数の炭素原子を有する脂肪酸、例えばエルカ酸、ラウリン酸、パルミチン酸及び特にC18−脂肪酸、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸又はリノレン酸の均一又は混成グリコールエステル及びグリセロールエステルである。
本発明に従う除草剤組成物において、植物油は、例えば市販の油含有製剤添加剤、特に菜種油に基づくもの、例えばHasten(登録商標)(Victorian Chemical Company、Australia、本明細書以下ではHastenと呼ぶ、主成分:菜種油エチルエステル)、Actirob(登録商標)B(Novance、France、本明細書以下ではActirobBと呼ぶ、主成分:菜種油メチルエステル)、Rako−Binol(登録商標)(Bayer AG、Germany、本明細書以下ではRako−Binolと呼ぶ、主成分:菜種油)、Renol(登録商標)(Stefes、Germany、本明細書以下ではRenolと呼ぶ、植物油成分:菜種油メチルエステル)又はStefes Mero(登録商標)(Stefes、Germany、本明細書以下ではMeroと呼ぶ、主成分:菜種油メチルエステル)の形態で存在し得る。
さらなる実施態様において、本発明は、好ましくは市販の油含有製剤添加剤の形態の、菜種油のような上述の植物油、特に菜種油に基づくもの、例えばHasten(登録商標)(Victorian Chemical Company、Australia、本明細書以下ではHastenと呼ぶ、主成分:菜種油エチルエステル)、Actirob(登録商標)B(Novance、France、本明細書以下ではActirobBと呼ぶ、主成分:菜種油メチルエステル)、Rako−Binol(登録商標)(Bayer AG、Germany、本明細書以下ではRako−Binolと呼ぶ、主成分:菜種油)、Renol(登録商標)(Stefes、Germany、本明細書以下ではRenolと呼ぶ、植物油成分:菜種油メチルエステル)又はStefes Mero(登録商標)(Stefes、Germany、本明細書以下ではMeroと呼ぶ、主成分:菜種油メチルエステル)との組み合わせ物を含む。
着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、及び有機色素、例えばアリザリン色素、アゾ色素及び金属フタロシアニン色素、及び微量栄養素、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン及び亜鉛の塩を使用することが可能である。
製剤は一般に、活性化合物0.1〜95質量%、好ましくは0.5〜90質量%を含む。
それ自体又はそれらの製剤で、除草剤(A)及び(B)はまた、不要な植生を防除するため、例えば雑草を防除するため、又は不要な作物を防除するために、他の農薬的に活性な化合物、例えば公知の除草剤との混合物として使用され得、例えば完成した製剤又はタンクミックスが可能である。
他の公知の活性化合物、例えば殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、薬害軽減剤、鳥類忌避剤、植物栄養素及び土壌構造改善剤との混合物が同様に可能である。
除草剤(A)及び(B)は、それ自体で、それらの製剤の形態で、又は更なる希釈によりそれらから調製される使用形態、例えば即使用可の(ready−to−use)液剤、懸濁剤、乳剤、粉末、ペースト及び粒剤で使用され得る。施用は、慣例のやり方で、例えば、散水、散布(spraying)、噴霧、全面散布(broadcasting)により行われる。
活性化合物は、植物(例えば単子葉若しくは双子葉の広葉雑草、イネ科雑草、カヤツリグサ又は不要な作物のような有害植物)、種子(例えば穀粒(grains)、種子(seeds)又は栄養繁殖組織、例えば塊茎又は芽(buds)を含む苗条(shoot)部)又は栽培下の領域(例えば土壌)に、好ましくは緑色植物及び植物の部分に、そして適切な場合はさらに土壌に施用され得る。1つの可能な使用は、タンクミックスの形態での活性化合物の併用施用であり、この場合、最適に配合された個々の活性化合物の濃縮された製剤はタンク中で水と一緒に混合され、そして得られた噴霧液を施用する。
除草剤(A)及び(B)の本発明に従う組み合わせ物の併用除草剤製剤は、成分の量が既に最適な比率であるので施用が容易であるという利点を有する。さらに、製剤中の補助剤を、互いに最適に調整することができる。
生物学的実施例
雑草に対する発生後作用
方法
単子葉および双子葉の有害植物、および有用植物の種子または根茎片を砂壌土を充填したピート製ポット(直径4cm)に置き、その後覆土した。ポットを最適な条件下温室内に置いておいた。さらに、水稲栽培において見られる有害植物を土壌表面上2cmの水位でポット中で栽培した。
栽培の開始約3週間後、2〜3葉期で試験植物を処理した。粉末または液体の濃厚剤として製剤化された除草剤を、600リットルの水/ha(換算値)の施用量を用いて単独でかまたは本発明に従う組み合わせ物のいずれかで植物の緑色部分上に種々の薬量で噴霧した。植物のさらなる栽培のために、その後ポットを温室中最適な条件下で再び置いておいた。
除草効果の視覚採点を処理後最長で21日までの間隔で行なった。採点は未処理のコントロール植物と比較してパーセントで行った。0%=除草活性なし、100%=完全な除草活性=完全枯死。
除草剤単独での処理(=個別施用)および本発明に従う組み合わせ物(=混合剤)での処理からのパーセンテージを使用して、Colbyの方法を用いる相互作用を算出した。観察された混合剤の効力が、個々の施用による試験における値の形式的な合計(=EA)を超えている場合、これらはColbyによる予測値(これは、以下の式を用いて算出される(S.R.Colby;Weeds 15(1967) pp.20−22を参照))も超えていた:
E =A+B−(A×B/100)
ここで:
A、B=それぞれaおよびb g ai/ha(1ヘクタールあたりの活性物質のグラム数)の薬量での成分AおよびBの活性率(%)
E=a+b g ai/haの薬量での予測値(%)。
結果
(B)群からの除草剤を含む(A)群からの除草剤である本発明に従う組み合わせ物を広範囲スペクトルの重要な有害植物(イネ科雑草、広葉雑草/カヤツリグサ科)および有用植物に対して試験した:コムギ(Triticum aestivum)(TRZAS)、ハコベ(Stellaria media)(STEME)、イタリアンライグラス(Lolium multiflorum)(LOLMU)、オオイヌノフグリ(Veronica persica)(VERPE)、ノスズメノテッポウ(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、イヌカミツレ(Matricaria inodora)(MATIN)、セイヨウアブラナ(Brassica napus)(BRSNW)、サンシキスミレ(Viola tricolor)(VIOTR)、カラスムギ(Avena fatua)(AVEFA)、アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)(AMARE)、トウモロコシ(Zea mays)(ZEAMX)、マルバアサガオ(Pharbitis purpurea)(PHBPU)、エノコログサ(Setaria viridis)(SETVI)、ソバカズラ(Fallopia(ex Polygonum)convolvulus)(POLCO)、イヌビエ(Echinochloa crus−galli)(ECHCG)、イチビ(Abuthilon theophrasti)(ABUTH)、ショクヨウガヤツリ(Cyperus esculentus)(CYPES)、イネ(Oryza sativa)(ORYSA)。
特に関心ある結果を以下の表に示し、表中以下のキーを用いた:
(1)処理した植物についてのEPPO コード(以前のバイエルコード)(上記を参照)
(2)採点時間:DAT(処理後日数)
(3)試験した成分A (識別番号)
(4)試験した成分B (識別番号)
(5)成分Aの薬量 [g ai/ha]
(6)成分Bの薬量 [g ai/ha]
(7)見出された活性率(%)
(8)E値 (Colbyの式に従って算出された値(上記を参照))
(9)コメント:「SYNERGY」 = 協力相互作用(E値 <見出された活性率(%));「SAFENING」 = 有用植物に対する薬害軽減作用(E値 >見出された活性率(%))
Figure 2011530551
Figure 2011530551
Figure 2011530551
Figure 2011530551
Figure 2011530551

Claims (8)

  1. 成分(A)および(B)を含む除草剤組み合わせ物であって、ここで
    (A)は、一般式(I):
    Figure 2011530551
    [式中、
    1はハロゲン、好ましくはフッ素または塩素であり、
    2は水素であり、R3はヒドロキシルであるか、または
    2およびR3はそれらが結合する炭素原子と一緒になってカルボニル基C=Oであり、そして
    4は水素またはメチルである]、
    で表わされる群からの1つまたはそれ以上の化合物、またはその塩を示し;
    そして
    (B)は、以下:
    (B1−1)アニロホス;
    (B1−2)ベンスリド;
    (B1−3)ビアラホス;
    (B1−4)ブタミホス;
    (B1−5)ホサミン;
    (B1−6)グルホシネート;
    (B1−7)グルホシネート−アンモニウム;
    (B1−8)グルホシネート−P;
    (B1−9)グリホサート;
    (B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム;
    (B1−11)スルホサート;
    (B1−12)ピペロホス;
    (B1−13)エテホン;
    (B1−14)トリブホス
    からなる有機リン化合物の群からの1つまたはそれ以上の除草剤を示す、上記除草剤組み合わせ物。
  2. 成分(A)として以下:
    Figure 2011530551
    Figure 2011530551
    からなる群からの1つまたはそれ以上の化合物を含む、請求項1に記載の除草剤組み合わせ物。
  3. 成分(B)として、以下:
    (B1−1)アニロホス、(B1−3)ビアラホス、(B1−6)グルホシネート、(B1−7)グルホシネート−アンモニウム、(B1−8)グルホシネート−P、(B1−9)グリホサート、(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム、(B1−11)スルホサート、(B1−13)エテホン、(B1−14)トリブホス;
    特に好ましくは(B1−1)アニロホス、(B1−6)グルホシネート、(B1−7)グルホシネート−アンモニウム、(B1−8)グルホシネート−P、(B1−9)グリホサート、(B1−10)グリホサート−イソプロピルアンモニウム、(B1−11)スルホサート
    からなる群からの1つまたはそれ以上の化合物を含む、請求項1または2に記載の除草剤組み合わせ物。
  4. 成分(A)と(B)の質量比(A):(B)が、一般的には1:5000〜50:1、好ましくは1:800〜7:1、特に1:600〜5:1の範囲内である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物。
  5. 有効量の成分(A)および(B)、ならびに/またはさらに異なるタイプの農薬的に活性な化合物、製剤化補助剤および作物保護において常用の添加剤の群からの1つもしくはそれ以上のさらなる成分を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に従って定義された成分(A)と(B)の除草剤組み合わせ物を、併用してまたは別々に施用する、不要な植生を防除するための方法。
  7. 作物中の、例えばコムギ(デュラム小麦及び普通小麦)、トウモロコシ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、綿、コメ、豆類、アマ、オオムギ、エンバク、ライムギ、ライ小麦、アブラナ、ジャガイモ、キビ(モロコシ)、牧草、葉物/芝生中の、果樹園中の、または非農耕地区における、特にコメ作物中の、不要な植生を防除するための、請求項6に記載の方法。
  8. 不要な植生を防除するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の除草剤組み合わせ物の使用。
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