JP2011529631A - 光起電力デバイスのためのペリレンテトラカルボキシイミド誘導体 - Google Patents

光起電力デバイスのためのペリレンテトラカルボキシイミド誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2011529631A
JP2011529631A JP2011520463A JP2011520463A JP2011529631A JP 2011529631 A JP2011529631 A JP 2011529631A JP 2011520463 A JP2011520463 A JP 2011520463A JP 2011520463 A JP2011520463 A JP 2011520463A JP 2011529631 A JP2011529631 A JP 2011529631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
group
compound
mmol
branched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011520463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5568554B2 (ja
Inventor
ウン・チャン・ユン
ミュン・ホ・ヒュン
ホン−ソク・キム
サン−ジン・ムン
ウォン・スク・シン
ヨン・イン・キム
オク−サン・ジュン
Original Assignee
ソルヴェイ(ソシエテ アノニム)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) filed Critical ソルヴェイ(ソシエテ アノニム)
Publication of JP2011529631A publication Critical patent/JP2011529631A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5568554B2 publication Critical patent/JP5568554B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D409/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D409/14Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing three or more hetero rings
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/60Organic compounds having low molecular weight
    • H10K85/615Polycyclic condensed aromatic hydrocarbons, e.g. anthracene
    • H10K85/621Aromatic anhydride or imide compounds, e.g. perylene tetra-carboxylic dianhydride or perylene tetracarboxylic di-imide
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/60Organic compounds having low molecular weight
    • H10K85/649Aromatic compounds comprising a hetero atom
    • H10K85/655Aromatic compounds comprising a hetero atom comprising only sulfur as heteroatom
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K30/00Organic devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K30/00Organic devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation
    • H10K30/50Photovoltaic [PV] devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/549Organic PV cells

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

本発明の化合物は、下記式(I)により表され、式中、Mは下記式により表され、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、X、X、X、L、a、b、c、d、e、x、yおよびzは、本明細書中で規定されている。

Description

本発明は、ペリレンテトラカルボキシイミド誘導体に関する。本発明は、さらに、オリゴチオフェン共役ペリレンテトラカルボキシイミド(TCPTCDI)および光起電力デバイスにおけるその使用に関する。
光起電力デバイスは、光を電気エネルギーに変換するために使用される。光起電力デバイスは、入射した光を有用な電気エネルギーに変換できる効率によって特徴づけられる。
従来、光起電力デバイスは、種々の無機半導体(例えば、結晶、多結晶、およびアモルファスのシリコン、砒化ガリウム、テルル化カドミウムなど)で作られてきた。結晶またはアモルファスのシリコンを利用したデバイスが商業的用途を支配しており、なかには高効率を達成したものもある。しかし、効率の良い結晶ベースのデバイス、特に表面積の大きいものは、効率を低下させる重大な欠陥のない大きな結晶を製造する上で付き物の難題に起因して、製造が困難であり、費用がかかる。さらに、高効率のアモルファスシリコンデバイスは、安定性に問題がある。
最近になって、許容可能な光起電力変換効率を経済的な生産コストで達成するために、有機光起電力(OPV)デバイスが研究かつ開発されている。しかし、OPVデバイスのエネルギー変換効率は、主として有機半導体の非常に弱い分子軌道のカップリングおよびその結果として起こる低いキャリア移動度に起因して、無機半導体のデバイスと比較すると依然として低いことから、有機太陽電池の工業的生産は未だ経済的ではない。低いキャリア移動度および小さい励起子拡散効率という障害となる問題を回避し、そうして有機太陽電池の総合エネルギー変換効率を上昇させるための1つの有望なアプローチは、供与体−受容体系を用いたヘテロ接合OPVまたは分散ヘテロ接合OPVを利用することであり、これらは、別個の2層(ヘテロ接合OPV)、またはn型およびp型の2種の材料を混合することによって調製された単一層(分散ヘテロ接合OPV(dispersed heterojunction OPV))中の、n型およびp型の導電性材料から成る。分散ヘテロ接合OPVの成功および効率は、相互侵入供与体−受容体ネットワークのドメインサイズに大きく依存し、そのサイズは、理想的には10nmの範囲内にある。相互侵入相の相分離の程度およびドメインサイズは、溶媒の選択、蒸発速度、溶解性、供与体と受容体との混和性などに依存するため、分散ヘテロ接合デバイス中の有機化合物のモルフォロジーを制御することが重要である。
有機化合物のモルフォロジーを制御する1つの方法は、電子供与体分子と電子受容体分子とを共有結合により連結することによって分子ヘテロ接合を生成させることである。その特有の光学特性および電気特性から、分子ヘテロ接合材料(すなわち、供与体−受容体連結分子)は、OPVデバイスにおいて重要な用途を有する可能性があり、それゆえに、集中的な科学研究が開始された。
分子ヘテロ接合を生成し得る電子供与体物質および電子受容体物質のうち、オリゴチオフェン官能単位およびペリレンテトラカルボキシイミド官能単位は、前者はその特有の電荷輸送特性および自己組織化特性を保持し、後者は電子受容特性だけでなく可視領域における高いモル吸光率をももたらすことから、広範に研究されてきた。例えば、(非特許文献1)は、有機太陽電池に用いられ得る2個の末端ペリレンモノイミドの間に組み込まれた頭−尾結合オリゴ(3−ヘキシルチオフェン)から成る受容体−供与体−受容体トライアド系を開示している。また、(非特許文献2)は、2個のオリゴチオフェン置換基で官能基化されたペリレンビスイミド誘導体について記載している。さらに、(非特許文献3)は、可視領域から近赤外領域にわたる広範な吸収を示すペリレンジイミドおよびジチエノチオフェンの構成単位から成るコポリマーを開示している。(非特許文献4)は、2個のオリゴチオフェン部分を有する一連のπ共役ペリレンビスイミドダイアド(dyad:連結系分子)の調製を開示しており、(特許文献1)は、発光デバイスのための正孔輸送物質としていくつかのペリレンテトラカルボキシイミドを記載している。
国際公開第08/012584(A)号パンフレット
Cremerら,"Perylene−Oligothiophene−Perylene Triads for Photovoltaic Applications,"Eur.J.Org.Chem.,3715−3723(2005) Chenら,"Oligothiophene−Functionalized Perylene Bisimide System:Synthesis,Characterization,and Electrochemical Polymerization Properties,"Chem.Mater.,17:2208−2215(2005) Xiaoweiら,"A High−Mobility Electron−Transport Polymer with Broad Absorption and Its Use in Field−Effect Transistors and All−Polymer Solar Cells,"J.Am.Chem.Soc.129:7246−7247(2007) Huangら,"Size Effects of Oligothiphene on the Dynamics of Electron Transfer in π−Conjugated Oligothiophene−Perylene Bisimide Dyads,"J.Phys.Chem.C 112:2689−2696(2008)
しかし、当該技術分野において開示された上記化合物はいずれも、OPVデバイスにおいて利用される場合に、十分に高い効率、電荷キャリア移動度、または安定性を示さない。
したがって、フラーレン誘導体[6,6]−フェニル−C61−酪酸メチルエステル(PCBM)にとって理想的な電子供与体の可能性を有し、高い光起電力変換効率を有し、かつOPVデバイス用途に対して安定なペリレンテトラカルボキシイミド誘導体を開発することが望まれるであろう。
本発明は、オリゴチオフェン共役ペリレンテトラカルボキシイミド(TCPTCDI)誘導体およびその使用、ならびにこのTCPTCDI誘導体を含むOPVデバイス用分子ヘテロ接合材料に関する。本発明のTCPTCDI誘導体は、OPVデバイスにおいて、電子の供与体、受容体、または供与体−受容体連結分子として機能し得る。
図1aは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムである。 図1bは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムである。 図1cは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムである。 図1dは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムである。 図1eは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムである。 図2は、本発明のTCPTCDIおよび他のOPV材料のエネルギーバンド図である。 図3は、本発明のTCPTCDIおよび他のOPV材料のエネルギーバンド図である。 図4は、フラーレン誘導体[6,6]−フェニル−C61−酪酸メチルエステル(PCBM)にとって理想的な電子供与体のバンド図である。 図5aは、本発明のTCPTCDIのUV−可視吸収スペクトルである。 図5bは、本発明のTCPTCDIのUV−可視吸収スペクトルである。 図6は、本発明のTCPTCDIの熱重量分析(TGA)曲線を示している。 図7は、本発明のTCPTCDIおよびイリジウム錯体のUV−可視吸収スペクトルを比較している。 図8は、本発明のTCPTCDIによるイリジウム錯体のリン光消光スペクトルを示している。 図9は、本発明のTCPTCDIによるイリジウム錯体の消光のシュテルン−フォルマープロットである。
一実施形態において、本発明のTCPTCDI誘導体は、式(I):
により表され得、式中:
Mは、以下の式:
により表され;
、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、X、XおよびXは、各出現で同じかまたは異なり、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−H、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、ここで、R10およびR11またはR、R、R、R、R、R、R、RおよびXのうちのいずれかは、場合により芳香族であってよい単環式環または多環式環を一緒に形成していてもよく;
Lは、−NR−、−PR−、−O−および−S−から成る群より選択され、ここで、Rは、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−H、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、;
a、bおよびcは、各出現で同じかまたは異なり、0〜2の整数であり;
dおよびeは、各出現で同じかまたは異なり、0〜3の整数であり;
xおよびyは、各出現で同じかまたは異なり、0〜4の整数であり;
zは、0または1である。
用語「アルキル」は、本明細書中で使用する場合、好ましくは1個〜20個、より好ましくは1個〜10個、最も好ましくは1個〜6個の炭素原子を含む炭化水素基をいう。その具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、およびヘプチル基が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「アルケン」は、本明細書中で使用する場合、少なくとも1つの二重結合を有し、好ましくは2個〜20個、より好ましくは2個〜10個、最も好ましくは2個〜6個の炭素原子を含む炭化水素基をいう。用語「アルキン」は、本明細書中で使用する場合、少なくとも1つの三重結合を有し、好ましくは2個〜20個、より好ましくは2個〜10個、最も好ましくは2個〜6個の炭素原子を含む炭化水素基をいう。
用語「アルコキシ」は、本明細書中で使用する場合、好ましくは1個〜20個、より好ましくは1個〜10個、最も好ましくは1個〜6個の炭素原子を含み、酸素原子に共有結合されるアルキル基をいう。その具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、およびヘプチルオキシ基が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「環状アルキル」は、本明細書中で使用する場合、好ましくは3個〜20個、より好ましくは3個〜10個、最も好ましくは5個または6個の炭素原子を含み、立体障害を与えない環状炭化水素基をいう。その具体例としては、シクロペンチル基およびシクロヘキシル基が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「アリール」は、本明細書中で使用する場合、環に芳香族性を付与するような程度の不飽和が存在する炭素環式環をいう。その具体例としては、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、ビフェニル基、ピレニル基、およびペリレン基が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ヘテロアリール」は、本明細書中で使用する場合、置換もしくは非置換の複素環式芳香族環をいい、5員環複素環、6員環複素環、または環縮合二環式複素環であり得る。その具体例としては、ピリジル基、ビピリジル基、アクリジル基、チオフェン基、イミダゾール基、オキサゾール基、チアゾール基、およびキノリニル基が挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ポリオキサ−、ポリチオ−、およびポリアザ−」は、本明細書中で使用する場合、2個より多くの酸素原子、硫黄原子および窒素原子を鎖中に含む炭化水素基をいう。
本発明の枠内で特に興味深いペリレンテトラカルボキシイミドにおいて、好ましくは、少なくともxまたはyはゼロではなく、さらにより好ましくは、x+yは2または2より大きい。したがって、特に興味深いのは、π共役オリゴチオフェン基を有するペリレンテトラカルボキシイミドである。チオフェン反復単位の数が増加するにつれ、ペリレンテトラカルボキシイミドとチオフェン単位との間の電子的相互作用も増大する。チオフェン反復単位数を変えることにより、化合物の最高被占分子軌道(high occupied molecular orbital:HOMO)および最低空分子軌道(low unoccupied molecular orbital:LUMO)のエネルギー準位を制御することが可能である。
本発明の一実施形態において、Rは、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−Hまたは直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキルである。好ましくは、Rは−HまたはC1〜6アルキルである。
本発明の別の実施形態において、Rは、シアノ基またはカルボキシル基から選択される。追加のオレフィン共役部分を加えると同時に電子吸引性シアノ基をオリゴチオフェン単位の末端に導入すると、エネルギー準位(すなわち、HOMO/LUMO)を低下させ、化合物のエネルギーギャップを小さくすることが可能となり、より良い電子受容能力がもたらされ得る。さらに、末端における電子吸引性カルボキシル基は、化合物を色素増感太陽電池(DSSC)用の光吸収色素としても有用にし得る。例えば、Rは、
および
から成る群より選択され得る。
好ましくは、RおよびRは、1個以上の非芳香族基で置換されていてもよいC4〜14アリールである。より好ましくは、RおよびRは、両方とも2,6−ジイソプロピルフェニル基である。
好ましくは、R、R、RおよびRは、全て−Hである。
可溶性の自己組織化部分を化合物に導入することにより、光起電力特性が高まった。化合物の可溶性および自己組織化特性は、適切なRを選択することによって改善され得ることが見出された。本発明の一実施形態において、Rは、以下の式:
により表される1個以上の置換基で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキルであり、式中、R12は、1個以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、ここで、fが少なくとも2の整数である場合、複数のR12は、場合により芳香族であってよい単環式環または多環式環を一緒に形成していてもよく;fは、0〜5の整数である。
本発明の具体的な化合物としては、以下の式II:
により表され、nが2〜6の整数である化合物が挙げられる。
nが2、3、4、5、および6である式IIの化合物を、それぞれSP2TH、SP3TH、SP4TH、SP5TH、およびSP6THと称する。
本発明の他の具体的な化合物は、以下の式III:
により表され、nが2〜6の整数である化合物が挙げられる。
nが2、3、4、5、および6である式IIIの化合物を、それぞれSP2T、SP3T、SP4T、SP5T、およびSP6Tと称する。
以下の実施例を、本発明の実施形態を例示するために提供するが、決して本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
以下のスキームは、本発明のPTCDI誘導体の合成経路を示している。
試薬は全て商業的供給源から入手し、標準的な手順に従って精製し、乾燥させた。ペリレン−3,4,9,10−テトラ−カルボン酸二無水物、2,6−ジイソプロピルアニリン、2−ブロモチオフェン、1−ブロモドデカン、Pd(PPh、1−アミノ−6−ヘキサノール、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、N−ブロモスクシンイミド(NBS)、ジメチルアミノピリジン(DMAP)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランは、Aldrichから購入した。ペリレンテトラカルボキシイミド(PTCDI)、ビチオフェンおよびそれらの誘導体、ならびに3,5−ビス(ドデシルオキシ)安息香酸は、報告されている手順に従って合成した。
実施例1:1,7−ジブロモペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物の合成
ペリレン−3,4,9,10−テトラ−カルボン酸二無水物(32g、81.4mmol)を450mLの98%HSOに溶解させ、次いで0.77g(3.03mmol)のヨウ素を反応混合物に加え、室温(RT)にて2時間にわたり攪拌した。反応温度を80℃に設定し、次いで9.2mL(180mmol)の臭素を2時間かけて滴下により添加した。同じ温度で16時間にわたって反応を行った。反応混合物をRTまで冷却し、過剰のBrをNでパージすることによって排除した。生成物を、氷水の添加により析出させ、吸引濾過により回収した。水で析出物を水層が中性になるまで数回洗浄して、粗生成物としてジブロモ二無水物を得た。この粗生成物を減圧下で120℃にて乾燥させた。
実施例2:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,7−ジブロモペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミドの合成
粗ジブロモ化合物(2.75g、5mmol)を5mLの酢酸に溶解させ、20mLのN−メチルピロリドン(NMP)を加えた。2.21g(12.5mmol)の2,6−ジイソプロピルアニリンを反応混合物中に加え、次いで反応混合物を120時間にわたり還流させた。この混合物をRTまで冷却し、次いで、砕いた氷上に注いだ。固形物を濾過し、水で洗浄し、次いでオーブンで1日間乾燥させた。残留物をカラム(シリカゲル、n−ヘキサン中5%酢酸エチル)により精製して、生成物であるジアミノ−ジイミド(37%)を橙色の固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 9.58(d,2H),9.02(s,2H),8.81(d,2H),7.51(t,2H),7.34(d,4H),2.7−2.8(セプテット,4H),1.11(d,24H)。
実施例3:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ブロモ−7−(6−ヒドロキシヘキシルアミノ)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミドの合成
窒素雰囲気下の25mLのCHCl中のジアミノ−ジイミド(0.433g、0.5mmol)の溶液に、2.4g(20mmol)の1−アミノ−6−ヘキサノールをRTにて加えた。結果として生じた橙色の溶液を、窒素下で70℃の温度にて72時間にわたり攪拌した。反応混合物を、2N−HCl中に注いだ。有機相を塩化メチレン(MC)で抽出し、水および2N−HCl溶液で洗浄し、次いで有機抽出物をMgSO上で保存した。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、40%酢酸エチルおよびn−ヘキサン)により精製して、36%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 9.48(d,1H),9.02(s,1H),8.81(d,1H),8.70(d,1H),8.51(d,1H),8.31(s,1H),7.51(t,2H),7.34(d,4H),6.2(t,NH),3.63−3.7(m,2H),3.5−3.6(m,2H),2.6−2.8(セプテット,4H),1.8−1.88(q,2H),1.51−1.67(m,6H),1.11(d,24H)。
実施例4:3,5−ジヒドロキシ安息香酸メチルの合成
無水メタノール(100mL)およびHSO(1mL)中の3,5−ジヒドロキシ安息香酸(20.0g、129.9mmol)の溶液を、20時間にわたり還流させた。揮発性の生成物を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチル(EA)に再溶解させ、NaHCO水、水および塩水で洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで無水にし、溶媒を蒸発させて、3,5−ジヒドロキシ安息香酸メチルを白色の固体として得た(収率95%、m.p.=170℃)。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.1(d,2H),6.6(t,1H),4.9(s,OH),3.9(s,OCH)。
実施例5:3,5−ビス−ドデシルオキシ安息香酸メチルの合成
3,5−ジヒドロキシ安息香酸メチル(4.2g、25mmol)を25mLの無水DMFに溶解させ、次いで13.86g(100mmol)のKCOを反応混合物に加え、上記混合物をN雰囲気下で80℃にて1時間にわたり攪拌し、次いで1−ブロモドデカン(12.4g、50mmol)を反応混合物に滴下により添加した。反応混合物を、N下で90℃にて24時間にわたり攪拌した。反応の最後に混合物を氷、2N−HCl上に注ぎ、MC、HO、NaHCOおよび塩水で抽出した。溶媒を、減圧下で除去した。粗固体を、10%EAおよびヘキサンを用いたカラムクロマトグラフにより精製して、75%の生成物を得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.1(d,2H),6.6(t,1H),4.0(t,4H),3.9(s,OCH),1.7−1.8(m,4H),1.4−1.6(m,4H),1.1−1.3(m,32H),0.9(t,6H)。
実施例6:3,5−ビス−ドデシルオキシ安息香酸の合成
3,5−ビス−ドデシルオキシ安息香酸メチル(8g)を、EtOH(25mL)および10%KOHとともに6時間にわたり還流させた。次いで、混合物を冷却し、氷HO上に注ぎ、MCで抽出し、次いで有機層を無水MgSO上で保存した。溶媒を除去し、粗生成物をEtOH中で再結晶させて、85%の安息香酸生成物を白色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.1(d,2H),6.6(t,1H),4.0(t,4H),1.7−1.8(m,4H),1.4−1.6(m,4H),1.2−1.3(m,32H),0.9(t,6H)。
実施例7:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ブロモ−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミドの合成
ブロモ−6−ヒドロキシヘキシルアミノペリレンビスイミド(0.27g、0.3mmol)を20mLのCHClに溶解させ、3,5−ビスドデシルオキシ安息香酸(0.2g、0.4mmol)、DCC(0.31g、1.5mmol)およびDMAP(0.12g、1mmol)を加えた。反応混合物を、N下でRTにて24時間にわたり攪拌した。反応の最後に混合物を2N−HCl中に注ぎ、次いで濾過した。有機層をMCで抽出し、水で洗浄し、次いで有機抽出物をMgSO上で保存した。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、n−ヘキサン中20%酢酸エチル)により精製して、生成物(90%)を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 9.48(d,1H),9.02(s,1H),8.81(d,1H),8.70(d,1H),8.52(d,1H),8.31(s,1H),7.48(t,2H),7.33(d,4H),7.10(d,2H),6.58(t,1H),6.08(br,NH),4.28(t,2H),3.84(t,4H),3.5(t,2H),2.62−2.8(セプテット,4H),1.7−1.8(m,6H),1.38−1.44(m,6H),1.22−1.34(m,36H),1.14−1.20(d,24H),0.84−0.9(t,6H)。
実施例8:ビチオフェンの合成
グリニャール試薬の2−チオフェニルマグネシウムブロミドを、60gの2−ブロモチオフェン(0.368mol)およびマグネシウム(9.7g、0.404mol)から調製した。0℃にて150mLの無水エーテル中の2−ブロモチオフェン(50g、0.307mol)、Ni(dppp)Cl(1.66g、3mmol)の混合物に、マグネシウムをゆっくりと加えた。混合物を20時間にわたってRTに温めた後、希HClによりクエンチした。水層をエーテルで抽出し、全ての有機層を合わせた。溶媒を、MgSO上で無水にした後、蒸発させた。粗液体生成物を減圧下で再蒸留して、標題化合物の40g(80%)の低融点の固体を得た。Mp 32−33C。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.19(dd,4H),7.04(t,2H)。
実施例9:2−ビチオフェニルボラートの合成
ビチオフェン(5g、30mmol)を、100mLの無水THFに溶解させた。混合物を−78℃にて攪拌し、反応混合物にn−BuLi(20.6mL、33mmol)を加える。反応混合物を、RTにて1時間攪拌した。2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.7g、36mmol)を−78℃にて混合物に加え、次いで、結果として生じた混合物を−78℃にて1時間にわたり攪拌し、RTまで温め、一晩中攪拌した。反応の最後に混合物を水中に注ぎ、エーテルで抽出し、MgSO上で無水にした。溶媒を除去し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(5%EAおよびヘキサン)により精製して、40%の生成物を黄色の液体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.52(d,2H),7.22−7.26(m,3H),7.0−7.4(dd,1H),1.3(s,12H)。
実施例10:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ビチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP2T)の合成
出発モノブロモ置換ペリレンビスイミドエステル(0.275g、0.2mmol)を、25mLの無水THFに溶解させた。2N KCO溶液(3mL)および2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を反応混合物中に加え、次いで0.117g(0.4mmol)のビチオフェンボラートを加えた。結果として生じた反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水および2N−HCl中に注いだ。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、85%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.96(d,1H),8.76(s,1H),8.68(d,1H),8.37(d,1H),8.29(s,1H),8.12(d,1H),7.48−7.56(m,2H),7.33−7.39(m,4H),7.28(dd,2H),7.22(d,1H),7.18(dd,1H)7.12(d,2H),7.02(dd,1H),6.58(t,1H),6.0(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.5(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.8(m,6H),1.38−1.44(m,6H),1.22−1.34(m,36H),1.14(d,24H),0.82(t,6H)。
実施例11:2−ヘキシルチオフェンの合成
−78℃の200mLの無水THF中のチオフェン(15g、0.178mol)の溶液に、n−BuLi(103mL、0.165mol、1.6M ヘキサン)を加えた。反応混合物をRTまで温め、1時間にわたり攪拌した。混合物を−78℃まで冷却した後、23.15mL(0.165mol)の1−ブロモヘキサンを加えた。この溶液を−78℃からRTまで温め、一晩中攪拌した。反応の最後に混合物を氷水中に注ぎ、水層をエーテルで抽出し、有機層を無水MgSO上で無水にした。溶媒を、ロータリーエバポレーションにより除去した。残留物を真空下で再蒸留して、無色の液体を得た(収率=75%)。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.12(dd,1H),6.92−6.97(m,1H),6.8(dd,1H).2.8(t,2H),1.6−1.9(q,2H),1.30−1.49(m,6H),0.82(t,3H)。
実施例12:2−ヘキシル−5−チオフェンボラートの合成
−78℃の50mLの無水THF中の2−ヘキシルチオフェン(5g、29.76mmol)の溶液に、n−BuLi(13.2mL、33mmol、2.5M ヘキサン)を加えた。反応混合物をRTまで温め、1時間にわたり攪拌した。混合物を−78℃まで冷却した後、6.7g(36mmol)の2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを加えた。この溶液を−78℃からRTまで温め、一晩中攪拌した。反応の最後に混合物を氷水中に注ぎ、水層をエーテルで抽出し、有機層を無水MgSO上で無水にした。溶媒を、ロータリーエバポレーションにより除去した。残留物を、真空下で蒸留した。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.45(d,1H),6.84(d,1H),2.70(t,2H),1.64−1.68(q,2H),1.22−1.41(m,18),0.84(t,3H)。
実施例13:2−ヘキシルビチオフェンの合成
2−ブロモチオフェン(1.63g、10mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(5mL)を反応混合物に加えた。次いで、2mol%(0.115g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および2−ヘキシル−5−チオフェンボラート(2.94g、10mmol)を、反応混合物に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた。水および2N−HCl中に注ぎ、水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、5%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、90%の生成物を黄色液体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.18(dd,1H),7.12(dd,1H),7.0−7.04(m,2H),6.71(dd,1H),2.78(t,2H),1.68−1.78(q,2H),1.32−1.46(m,6H),0.84(t,3H)。
実施例14:2−ヘキシルビチオフェンボラートの合成
2−ヘキシルビチオフェン(5g、20mmol)を、100mLの無水THFに溶解させた。この混合物を−78℃にて攪拌する。n−BuLi(20.6mL、33mmol)の添加後、反応混合物をRTにて1時間にわたり攪拌し、−78℃にてその混合物中に2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.6g、30mmol)を加えた。反応混合物を−78℃にて1時間にわたり攪拌し、RTまで温め、一晩中攪拌した。反応の最後に混合物を水中に注ぎ、エーテルで抽出し、MgSOで無水にする。溶媒を除去し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(5%EAおよびヘキサン)により精製して、40%の標題生成物を濃青色の液体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.52(dd,1H),7.22(dd,1H),7.0(dd,H),6.68(dd,1H),2.76(t,2H),1.62−1.74(q,2H),1.24−1.40(m,18H),0.84(t,3H)。
実施例15:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−n−ヘキシルビチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP2TH)の合成
出発モノブロモ置換ペリレンビスイミドエステル(0.275g、0.2mmol)を、25mLの無水THFに溶解させた。2N KCO溶液(3mL)および2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を反応混合物に加え、次いで0.150g(0.4mmol)の2−ヘキシルビチオフェンボラートを加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、81%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.30(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.51(m,2H),7.32−7.38(m,4H),7.26(dd,1H),7.22(d,1H),7.12(d,2H),6.98(d,1H),6.68(d,1H),6.60(t,1H),6.02−6.07(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,6H),1.7−1.8(m,8H),1.38−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,40H),1.14(d,24H),0.82(t,9H)。
実施例16:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ブロモビチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミドの合成
暗所中窒素下の10mLの無水DMF中のペリレンビチオフェンビスイミドエステル(0.292g、0.2mmol)の溶液に、DMF(3mL)中のNBS(0.0356g、0.2mmol)の溶液を0℃にて滴下により添加した。結果として生じた緑色の溶液を、窒素下でRTにて一晩中攪拌し、反応混合物を、砕いた氷上に注いだ。反応混合物をMCで抽出し、水および2N−HCl溶液で洗浄し、次いで有機抽出物をMgSO上で保存した。溶媒をロータリーエバポレーターにより除去し、粗固体をカラムにより10%EAおよびヘキサン中で精製して、生成物(78%)を緑色の固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.68(d,1H),8.34(d,1H),8.30(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.34−7.38(m,4H),7.21(d,1H),7.12−7.18(m,ビチオフェン 1HおよびAr 2H),6.98(d,1H),6.92(d,1H),6.58(t,1H),6.02(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.8(m,6H),1.38−1.44(m,6H),1.22−1.34(m,36H),1.14(d,24H),0.83(t,6H)。
実施例17:2−チオフェンボロン酸の合成
−78℃の100mLの無水THF中の2−ブロモチオフェン(8.05g、50mmol)の溶液に、n−BuLi(34mL、55mmol、1.6M ヘキサン)を加えた。反応混合物をRTまで温め、1時間にわたり攪拌した。混合物を−78℃まで冷却した後、トリエチルボラート(17mL、100mmol)をこの混合物中にゆっくりと加え、溶液をRTまで温め、12時間にわたり攪拌した。反応の最後に混合物を100mLの2N HClおよび氷中に注ぎ、水層をエーテルで抽出し、有機層を無水MgSO上で無水にした。溶媒を、ロータリーエバポレーションにより除去した。残留物をn−ヘキサンで再結晶させて、生成物(45%)を得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.68(dd,1H),7.3(d,1H),7.15(dd,1H).
実施例18:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−テルチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP3T)の合成
ペリレンブロモビチオフェンビスイミドエステル(0.77g、0.5mmol)を、25mLの無水THFに溶解させた。2N KCO溶液(3mL)および2mol%(12mg)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を反応混合物中に加え、次いでチオフェンボロン酸(0.192g、1.5mmol)を加えた。反応混合物を、N下で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、35%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.30(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.32−7.38(m,4H),7.26(dd,2H),7.22(d,1H),7.18(d,1H),7.12(d,2H),6.98−7.01(t,2H),6.54(d,1H),6.52(t,1H),6.02(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.82(m,8H),1.38−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,32H),1.14(d,24H),0.82(t,6H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30。
実施例19:2−ヘキシルテルチオフェンの合成
2−ブロモ−5−ヘキシルチオフェン(1.22g、5mmol)を、25mLの無水THFに溶解させた。2M KCO溶液(5mL)および2mol%(0.115g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を反応混合物中に加え、次いでビチオフェンボラート(1.46g、5mmol)を加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水および2N−HCl中に注いだ。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、n−ヘキサン中)により精製して、80%の生成物を黄色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.19−7.22(dd,1H),7.12−7.16(dd,1H),7.06−7.08(d,1H),7.02−7.04(d,1H),6.97−7.00(m,2H),6.67−6.69(d,1H).2.78−2.82(t,2H),1.64−1.74(q,2H),1.24−1.44(m,6H),0.84−0.94(t,3H)。
実施例20:2−ヘキシルテルチオフェンボラートの合成
2−ヘキシルテルチオフェン(3.32g、10mmol)を、50mLの無水THFに溶解させた。混合物を−78℃にて攪拌し、4mL(10mmol)のn−BuLiを反応混合物中に加えた。反応混合物をRTにて1時間にわたり攪拌し、2−イソプロポキシ−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.79g、15mmol)を−78℃にて混合物中に加えた。次いで、結果として生じた混合物を、−78℃にて1時間にわたり攪拌し、RTまで温め、一晩中攪拌した。反応の最後に混合物を水中に注ぎ、エーテルで抽出し、MgSO上で無水にした。溶媒を除去し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(5%EAおよびヘキサン)により精製して、35%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 7.48(dd,1H),7.20(d,1H),7.1(d,1H),7.0(dd,2H),6.68(d,1H),2.76(t,2H),1.62−1.74(q,2H),1.24−1.40(m,18H),0.84(t,3H)。
実施例21:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ヘキシルテルチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP3TH)の合成
ブロモ−ペリレンビスイミドエステル(1g、0.73mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(12mg)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および2−ヘキシルテルチオフェンボラート(0.5g、1.08mmol)を反応混合物中に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、63%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.30(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.32−7.38(m,4H),7.22(d,1H),7.18(d,1H),7.12(d,2H),7.04(d,1H),6.98(t,2H),6.54(d,1H),6.52(t,1H),6.02(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,6H),1.7−1.8(m,8H),1.22−1.44(m,48H),1.14(d,24H),0.82(t,9H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30。
実施例22:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−クァテルチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP4T)の合成
ペリレン2−ブロモビチオフェンビスイミドエステル(0.308g、0.2mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および0.117g(0.4mmol)のビチオフェンボラート(0.117g、0.4mmol)を、反応混合物中に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、50%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,アセトン d)δ 9.12(d,1H),8.62(s,1H),8.58(d,1H),8.42(d,1H),8.34(s,1H),8.10(d,1H),7.60−7.72(m,2H),7.44−7.51(m,4H),7.32−7.42(m,5H),7.22(d,1H),7.18(d,2H)7.12(d,1H),7.08(d,1H),6.98(d,1H),6.54(t,1H),6.0(br,NH),4.24(t,2H),3.82(t,4H),3.62(t,2H),2.82−2.84(セプテット,4H),1.62−1.82(m,12H),1.18−1.42(m,60H),0.82(t,6H)。
実施例23:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ヘキシルクァテルチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP4TH)の合成
ペリレン2−ブロモビチオフェンビスイミドエステル(0.308g、0.2mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)およびヘキシルビチオフェンボラート(0.15g、0.4mmol)を、反応混合物中に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、生成物(45%)を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,アセトン d)δ 9.1(d,1H),8.61(s,1H),8.58(d,1H),8.42(d,1H),8.31(s,1H),8.08(d,1H),7.3−7.5(m,9H),7.16(d,1H),7.02−7.1(m,3H),6.98(d,2H),6.78(d,1H),6.52(t,1H),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,6H),1.62−1.72(m,8H),1.21−1.34(m,48H),1.10−1.20(m,24H),0.80(t,9H)。
実施例24:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ペンタチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP5T)の合成
ペリレン2−ブロモビチオフェンビスイミドエステル(0.308g、0.2mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)およびテルチオフェンボラート(0.15g、0.4mmol)を、反応混合物中に加えた。結果として生じた反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、49%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,アセトン d)δ 8.80(d,1H),8.68(s,1H),8.52(d,1H),8.36(d,1H),8.29(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.3−7.38(m,4H),7.20(dd,2H),7.16(d,1H),7.12(d,2H),7.01−7.11(m,8H),6.59(t,1H),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.8(m,8H),1.38−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,32H),1.14−1.20(m,24H),0.82−0.92(t,6H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30。
実施例25:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ヘキシルペンタチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP5TH)の合成
ペリレン2−ブロモビチオフェンビスイミドエステル(0.308g、0.2mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(0.005g)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)およびヘキシルテルチオフェンボラート(0.18g、0.4mmol)を加えた。結果として生じた反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、40%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.29(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.32−7.38(m,4H),7.18(dd,1H),7.12(dd,1H),7.01−7.11(m,6H),6.9(t,2H),6.68(d,1H),6.59(t,1H),6.1−6.07(br,NH),4.28(t,2H),3.86(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,6H),1.38−1.8(m,8H),−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,40H),1.14−1.20(m,24H),0.82(t,9H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30.
実施例26:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ブロモテルチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミドの合成
暗所中窒素下の10mLの無水DMF中のペリレンテルチオフェンビスイミドエステル(0.309g、0.2mmol)の溶液に、DMF(3mL)中のNBS(0.0356g、0.2mmol)の溶液を0℃にて滴下により添加した。結果として生じた緑色の溶液を、N下でRTにて一晩中攪拌した。反応混合物を、砕いた氷中に注いだ。混合物をMCで抽出し、水および2N−HCl溶液で洗浄し、次いで有機抽出物をMgSO上で保存した。溶媒をロータリーエバポレーターにより除去し、粗固体をカラムにより10%EAおよびヘキサン中で精製して、標題生成物(62%)を緑色の固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.68(d,1H),8.34(d,1H),8.30(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.34−7.38(m,4H),7.21(d,1H),7.12−7.18(m,ビチオフェン 1HおよびAr 2H),6.98(d,1H),6.92(d,1H),6.90,(m,2H),6.58(t,1H),6.02(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.8(m,6H),1.38−1.44(m,6H),1.22−1.34(m,36H),1.14(d,24H),0.83(t,6H)。
実施例27:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−セキシチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP6T)の合成
ペリレン2−ブロモテルチオフェンビスイミドエステル(0.812g、0.5mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(6mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(12mg)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)およびテルチオフェンボラート(0.38g、1mmol)を、反応混合物中に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流した後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、30%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.29(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.3−7.38(m,4H),7.20(dd,3H),7.16(d,1H),7.12(d,2H),7.01−7.11(m,9H),6.59(t,1H),6.1−6.07(br,NH),4.28(t,2H),3.88(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,4H),1.7−1.8(m,8H),1.38−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,32H),1.14−1.20(m,24H),0.82(t,6H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30。
実施例28:N,N’−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1−ヘキシルセキシチオフェン−7−(イミノヘキシル−3,5−ビス−ドデシルオキシベンゾアート)ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボキシジイミド(SP6TH)の合成
ペリレンブロモテルチオフェンビスイミドエステル(0.812g、0.5mmol)を25mLの無水THFに溶解させ、2N KCO溶液(3mL)を反応混合物中に加えた。次いで、2mol%(12mg)のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)および2−ヘキシルテルチオフェンボラート(0.45g、1mmol)を、反応混合物中に加えた。反応混合物を、N中で24時間にわたり還流させた後、水中に注ぎ、2N−HClで酸性化した。水層をMCで抽出し、有機抽出物を硫酸マグネシウム上で無水にした。溶媒をロータリーエバポレーションにより除去し、残留物をカラム(シリカゲル、20%EAおよびn−ヘキサン)により精製して、25%の生成物を緑色固体として得た。H−NMR(300MHz,CDCl)δ 8.92(d,1H),8.76(s,1H),8.66(d,1H),8.36(d,1H),8.29(s,1H),8.12(d,1H),7.44−7.54(m,2H),7.32−7.38(m,4H),7.18(dd,2H),7.12 0(d,2H),7.01−7.11(m,6H),6.9(t,2H),6.68(d,1H),6.59(t,1H),6.01−6.07(br,NH),4.28(t,2H),3.86(t,4H),3.52(t,2H),2.66−2.82(セプテット,6H),1.38−1.8(m,8H),−1.44(m,8H),1.22−1.34(m,40H),1.14−1.20(m,24H),0.82(t,9H)。13C−NMR(300MHz,CDCl)δ 166.74(C=O),163.81,163.72,163.65,160.38,156.46,147.58,145.90,143.16,139.67,137.27,137.09,136.89,136.53,135.59,135.05,132.62,132.27,132.02,131.36,131.01,130.87,130.42,130.33,130.18,129.80,128.343,128.13,126.52,125.00,124.76,124.67,124.25,124.2,123.22,122.69,121.37,120.29,119.59,115.61,107.97,106.44,100.34,86.73,76.80,68.271,65.02,45.03,33.65,32.12,31.23,29.86,29.84,29.80,29.78,29.58,29.54,29.45,29.41,28.86,27.09,26.23,25.99,24.29,24.22,22.88,14.30。
実施例29:HOMO準位およびLUMO準位の決定
電気化学測定を、RTで、白金電極(直径2mm)、Pt線対電極、およびAg/AgCl基準電極から成る電気化学的電池を用い、CHI600C(CH Instruments Inc.,USA)を使用して行った。ジクロロメタン(Aldrich,HPLCグレード)中の0.1M過塩素酸テトラブチルアンモニウム(BuNClO、TBAP)を、支持電解質として使用した(走査速度50mVs−1)。
図1a〜eは、本発明のTCPTCDIのサイクリックボルタモグラムを示している。SP2TH〜SP6THのHOMO準位を、それぞれ、−5.35eV、−5.30eV、−5.28eV、−5.14eV、および−5.13eVと決定した。チオフェン共役が増加した結果として、HOMO準位が僅かに(0.22eV)上昇した。
図2および3は、上記の実施例において合成したTCPTCDIおよび他のOPV材料のエネルギーバンド図を示している。OPV材料のエネルギー準位に依存して、TCPTCDIは、C60、C70およびPCBMに対する電子供与体、またはP3HTおよびイリジウム錯体に対する受容体であり得る。
本発明のTCPTCDIは、そのHOMO準位およびLUMO準位を考慮すると、PCBM受容体にとって理想的な電子供与体として用いられ得る。Reynoldsらは、PCBM受容体にとって理想的な電子供与体のエネルギー準位は、−3.8eV〜−5.2eVであるべきだと報告した(Reynoldsら,Macromolecules,38:5359(2005)、Leclercら,J.Am.Chem.Soc.130:732(2008)、およびScharberら,J.Adv.Mater.18:789(2006)を参照)。図3に示されるように、オリゴチオフェン共役ペリレンテトラカルボキシイミドは、−3.58eVのLUMOおよび−5.35eVのHOMOを有しており、これらはPCBMに対する供与体材料であるにふさわしい理想的な値とほぼ一致する。
実施例30:UV−可視吸収スペクトル
上記の実施例1〜5において得られた化合物のUV−可視吸収スペクトルを、JascoのV−570UV−可視分光計を使用して測定した(クロロホルム中5×10−5M)。その結果を図5a〜bおよび下記表1および2に示す。
上記の結果に示されるように、SPT誘導体は、SPTH誘導体と類似または同一の吸収挙動を有しており、クァテルチオフェン共役PTCDIは、最も大きなモル吸光率を有する。全てのオリゴチオフェン共役PTCDIは、可視領域が終わる800nm辺りまでの強力な吸収帯を示す。したがって、これらは低バンドギャップOPV材料として使用され得る。
実施例31:熱重量分析
熱重量分析(TGA)を、Mettler Toledo TGA/SDTA 851(Mettler−Toledo GmbH,Schwerzenbach,Switzerland)で行い、示差走査熱量分析(DSC)を、PerkinElmer Pyris 1測定装置(U.S.A)で、N雰囲気下、10℃/分の速度で実施した。温度が上昇する中、試験化合物の5重量%が減少した時点の温度を測定した。図6は、TCPTCDI誘導体のTGA曲線を示している。オリゴ−TCPTCDI誘導体のTGAサーモグラムは、5%の減量が362〜388℃の範囲で起こり、オリゴ−TCPTCDIが少なくとも360℃までは安定していることを示した。これは、TCPTCDI誘導体にはOPVデバイス用途に十分な熱安定性があることを示している。
実施例32:吸収挙動の比較
TCPTCDIのUV−可視吸収挙動を、OPVデバイスにおける従来の供与体材料であるIr錯体(Ir(btp)(acac))のものと比較した。Ir錯体の吸収スペクトルを、実施例30と同じ方法を用いて測定した。図7は、TCPTCDIおよびIr錯体のUV−可視吸収挙動を比較したデータを示しており、TCPTCDI(SP2T)は、イリジウム錯体よりもはるかに長い(赤色)波長領域に吸収を有する。SP2Tの最長λmaxにおけるモル吸光率(2.4×10)は、475nmにおけるイリジウム錯体のモル吸光率(6.0×10)より4倍大きい。より長い吸収波長に吸収を有し、最長λmaxにおける吸光率がより高いことから、TCPTCDIは、Ir錯体よりも効率の良い供与体分子として有能である。
実施例33:消光速度の決定
TCPTCDIは、TCPTCDIよりも高いエネルギーバンドを有する供与体分子が利用される場合には、受容体分子としても使用され得る。例えば、Ir(btp)(acac)またはP3HTが、供与体分子として使用され得る(図3参照)。本実施例においては、イリジウム錯体Ir(btp)(acac)の三重項リン光の消光を、TCPTCDIを使用して決定した。
Ir錯体とSP2Tの比率を変えることにより測定されたIr錯体のリン光消光スペクトルを、図8に示す。図9は、TCPTCDIによるイリジウム錯体の消光のシュテルン−フォルマープロットである。消光速度定数を、三重項寿命(イリジウム錯体)とシュテルン−フォルマープロットの傾きとから算出した。SP2Tを用いた消光速度定数を、1.1×1010−1−1と算出した。TCPTCDIを用いた他の消光速度定数を、以下の表3に示す。
ビチオフェン部分〜セキシチオフェン部分を含むSPTは全て、極めて高いリン光消光速度定数、すなわち1.1〜3.1×1010(拡散律速)を示す。この高い消光速度定数は、励起されたイリジウムからTCPTCDIへの実際の電子移動の結果であると考えられる。
当業者には、本発明の精神および範囲を逸脱することなく本発明に種々の修正および変更を加え得ることが理解される。したがって、本発明は、本発明の修正および変更を、それらが添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内に入ることを条件として、対象として含むことが意図されている。

Claims (13)

  1. 式I:
    の化合物であって、式中:
    Mは以下の式:
    により表され;
    、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、X、XおよびXは、各出現で同じかまたは異なり、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−H、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、ここで、R10およびR11またはR、R、R、R、R、R、R、RおよびXのうちのいずれかは、場合により芳香族であってよい単環式環または多環式環を一緒に形成していてもよく;
    Lは、−NR−、−PR−、−O−および−S−から成る群より選択され、ここで、Rは、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−H、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、;
    a、bおよびcは、各出現で同じかまたは異なり、0〜2の整数であり;
    dおよびeは、各出現で同じかまたは異なり、0〜3の整数であり;
    xおよびyは、各出現で同じかまたは異なり、0〜4の整数であり;
    zは、0または1である
    化合物。
  2. が、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−H、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、またはC4〜20ポリアザアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. およびRが、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよいC4〜14アリールである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. およびRが、ジイソプロピルフェニルである、請求項3に記載の化合物。
  5. 、R、RおよびRが、−Hである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. が、以下の式:
    により表される1つ以上の置換基で置換されていてもよい直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキルであり、
    式中、R12は、1つ以上の非芳香族基で置換されていてもよい、−F、−Cl、−Br、−NO、−CN、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C3〜20環状アルキル、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルコキシ、C1〜20ジアルキルアミノ、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、C4〜20ポリアザアルキル、C4〜14アリールおよびC4〜14ヘテロアリールから成る群より選択され、ここで、fが少なくとも2の整数である場合、複数のR12が、場合により芳香族であってよい単環式環または多環式環を一緒に形成していてもよく;
    fは、0〜5の整数である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. −L−が、以下の式:
    により表される、請求項6に記載の化合物。
  8. 前記化合物が、以下の式:
    を有し、式中、nは2〜6の整数である、請求項7に記載の化合物。
  9. が、1つ以上のシアノ基および/またはカルボキシル基で置換された、直鎖もしくは分枝のC1〜20アルキル、C2〜20アルケン、C2〜20アルキン、C4〜20ポリオキサアルキル、C4〜20ポリチオアルキル、またはC4〜20ポリアザアルキルである、請求項1、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の化合物。
  10. 前記化合物が、以下の式:
    を有し、式中:
    が、
    および
    から成る群より選択され;
    nが2〜6の整数である、請求項9に記載の化合物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物を含む分子ヘテロ接合材料。
  12. 請求項11に記載の分子ヘテロ接合材料の、光起電力デバイスにおける使用。
  13. 請求項11に記載の分子ヘテロ接合材料を含む光起電力デバイス。
JP2011520463A 2008-07-29 2009-07-28 光起電力デバイスのためのペリレンテトラカルボキシイミド誘導体 Expired - Fee Related JP5568554B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP08161385.3 2008-07-29
EP08161385 2008-07-29
PCT/EP2009/059711 WO2010012710A1 (en) 2008-07-29 2009-07-28 Perylene tetracarboximide derivatives for photovoltaic devices

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011529631A true JP2011529631A (ja) 2011-12-08
JP5568554B2 JP5568554B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=40328441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011520463A Expired - Fee Related JP5568554B2 (ja) 2008-07-29 2009-07-28 光起電力デバイスのためのペリレンテトラカルボキシイミド誘導体

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8618298B2 (ja)
EP (1) EP2307406A1 (ja)
JP (1) JP5568554B2 (ja)
KR (1) KR20110036637A (ja)
CN (1) CN102112470B (ja)
TW (1) TWI473804B (ja)
WO (1) WO2010012710A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014020989A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 富士電機株式会社 有機薄膜太陽電池の製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011138935A1 (ja) * 2010-05-07 2011-11-10 住友化学株式会社 有機光電変換素子
WO2012031403A1 (zh) * 2010-09-10 2012-03-15 海洋王照明科技股份有限公司 一类苝四羧酸二酰亚胺有机半导体材料及其制备方法和应用
US8710225B2 (en) * 2011-01-10 2014-04-29 Basf Se Thiocyanato or isothiocyanato substituted naphthalene diimide and rylene diimide compounds and their use as n-type semiconductors
WO2013180243A1 (ja) 2012-05-31 2013-12-05 三菱化学株式会社 コポリマー、有機半導体材料、有機電子デバイス及び太陽電池モジュール
EP2858099A4 (en) 2012-06-01 2015-05-20 Mitsubishi Chem Corp PROCESS FOR PRODUCING SEMICONDUCTOR LAYER CONTAINING METAL OXIDE AND ELECTRONIC DEVICE
US9978951B2 (en) * 2014-03-31 2018-05-22 Sony Corporation Perylene-based materials for organic photoelectric conversion layers
CN110467827B (zh) * 2019-08-09 2021-08-10 南京邮电大学 有机体异质结光伏电池及其制备方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501949A (ja) * 1984-04-23 1986-09-04 アメリカン テレフオン アンド テレグラフ カムパニ− 有機材料を用いて形成されたデバイス及びプロセス
JPS62148571A (ja) * 1985-12-19 1987-07-02 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト 蛍光性のアリ−ルオキシ置換ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
JPH01209768A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Canon Inc 有機太陽電池
JPH02196885A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Asahi Chem Ind Co Ltd 有機電界発光素子
JPH0354263A (ja) * 1989-06-20 1991-03-08 American Cyanamid Co 置換されたペリレンを基にした化学蛍光用組成物
JPH03110872A (ja) * 1989-09-25 1991-05-10 Konica Corp 光電変換発電素子
JPH0453894A (ja) * 1990-06-20 1992-02-21 Nippon Kagaku Hakko Kk 赤色化学発光体
JPH106645A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Mitsubishi Chem Corp 光学的記録媒体及び情報記録方法
WO2007093643A1 (de) * 2006-02-17 2007-08-23 Basf Se Fluorierte rylentetracarbonsäurederivate und deren verwendung
WO2008079437A1 (en) * 2006-12-22 2008-07-03 General Electric Company Luminescent solar collector

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7230269B2 (en) * 2005-06-13 2007-06-12 The Trustees Of Princeton University Organic photosensitive cells having a reciprocal-carrier exciton blocking layer
DE102005045375A1 (de) * 2005-09-22 2007-03-29 Heinz Prof. Dr. Langhals Methoxyperylenbisimide und Perylenlactamimide-neue, rot fluoreszierende Farbstoffe
TW200722500A (en) 2005-10-07 2007-06-16 Solvay Light-emitting material
GB2440367A (en) 2006-07-26 2008-01-30 Oled T Ltd Electroluminescent device
DE102006048638A1 (de) * 2006-10-13 2008-04-17 Langhals, Heinz, Prof. Dr. Perylenfarbstoffe mit NIR-Absorption, starker Fluoreszenz und großem Stokes-Shift

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501949A (ja) * 1984-04-23 1986-09-04 アメリカン テレフオン アンド テレグラフ カムパニ− 有機材料を用いて形成されたデバイス及びプロセス
JPS62148571A (ja) * 1985-12-19 1987-07-02 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト 蛍光性のアリ−ルオキシ置換ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド
JPH01209768A (ja) * 1988-02-18 1989-08-23 Canon Inc 有機太陽電池
JPH02196885A (ja) * 1989-01-25 1990-08-03 Asahi Chem Ind Co Ltd 有機電界発光素子
JPH0354263A (ja) * 1989-06-20 1991-03-08 American Cyanamid Co 置換されたペリレンを基にした化学蛍光用組成物
JPH03110872A (ja) * 1989-09-25 1991-05-10 Konica Corp 光電変換発電素子
JPH0453894A (ja) * 1990-06-20 1992-02-21 Nippon Kagaku Hakko Kk 赤色化学発光体
JPH106645A (ja) * 1996-06-20 1998-01-13 Mitsubishi Chem Corp 光学的記録媒体及び情報記録方法
WO2007093643A1 (de) * 2006-02-17 2007-08-23 Basf Se Fluorierte rylentetracarbonsäurederivate und deren verwendung
WO2008079437A1 (en) * 2006-12-22 2008-07-03 General Electric Company Luminescent solar collector

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014020720; Shiyan CHEN, Yunqi LIU, Wenfeng QIU, Xiaobo SUN, Yongqiang MA, and Daoben ZHU: 'Oligothiophene-Functionalized Perylene Bisimide System: Synthesis,Characterization, and Electrochemi' Chemistry of Materials Volume 17, Number 8, 20050324, Pages 2208-2215 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014020989A1 (ja) * 2012-07-31 2014-02-06 富士電機株式会社 有機薄膜太陽電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201016695A (en) 2010-05-01
US20110130566A1 (en) 2011-06-02
US8618298B2 (en) 2013-12-31
TWI473804B (zh) 2015-02-21
KR20110036637A (ko) 2011-04-07
WO2010012710A1 (en) 2010-02-04
CN102112470B (zh) 2014-12-10
JP5568554B2 (ja) 2014-08-06
EP2307406A1 (en) 2011-04-13
CN102112470A (zh) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5568554B2 (ja) 光起電力デバイスのためのペリレンテトラカルボキシイミド誘導体
Kozma et al. Synthesis and characterization of new electron acceptor perylene diimide molecules for photovoltaic applications
Deng et al. Triphenylamine-containing linear DAD molecules with benzothiadiazole as acceptor unit for bulk-heterojunction organic solar cells
Liang et al. Donor–acceptor conjugates-functionalized zinc phthalocyanine: Towards broad absorption and application in organic solar cells
CN103140492A (zh) 基于二酮基吡咯并吡咯的半导体
Liao et al. Novel ADA type small molecules with β-alkynylated BODIPY flanks for bulk heterojunction solar cells
Li et al. New amorphous small molecules—Synthesis, characterization and their application in bulk heterojunction solar cells
Ye et al. Dithienosilole-bridged small molecules with different alkyl group substituents for organic solar cells exhibiting high open-circuit voltage
Zhang et al. Synthesis of star-shaped small molecules carrying peripheral 1, 8-naphthalimide functional groups and their applications in organic solar cells
Zhang et al. Solution-processable star-shaped photovoltaic organic molecules based on triphenylamine and benzothiadiazole with longer pi-bridge
KR20140010156A (ko) 반도체 폴리머
Dutta et al. A crystalline D-π-A organic small molecule with naphtho [1, 2-b: 5, 6-b′] dithiophene-core for solution processed organic solar cells
Chen et al. Solution-processable tetrazine and oligothiophene based linear A–D–A small molecules: Synthesis, hierarchical structure and photovoltaic properties
Javed et al. Solution processable quinacridone based materials as acceptor for organic heterojunction solar cells
Alam et al. New energetic indandione based planar donor for stable and efficient organic solar cells
Nazim et al. Asymmetric, efficient π-conjugated organic semiconducting chromophore for bulk-heterojunction organic photovoltaics
Liu et al. Synthesis, regioselective bromination, and functionalization of coronene tetracarboxydiimide
Lin et al. Alkyl side-chain and fluorination engineering in the indeno [1, 2-b] fluorene-based small-molecule acceptors for efficient non-fullerene organic solar cells
Adhikari et al. Solid-state showdown: Comparing the photovoltaic performance of amorphous and crystalline small-molecule diketopyrrolopyrrole acceptors
Chen et al. Effect of aromatic π-bridges on molecular structures and optoelectronic properties of A-π-D-π-A small molecular acceptors based on indacenodithiophene
Wang et al. A novel D–π–A small molecule with N-heteroacene as acceptor moiety for photovoltaic application
Hong et al. A novel small molecule based on dithienophosphole oxide for bulk heterojunction solar cells without pre-or post-treatments
Fan et al. Benzodithiophene-based two-dimensional polymers with extended conjugated thienyltriphenylamine substituents for high-efficiency polymer solar cells
Liu et al. Anthradithiophene-benzothiadiazole-based small molecule donors for organic solar cells
Fu et al. Synthesis and characterization of new electron-withdrawing moiety thieno [2, 3-c] pyrrole-4, 6-dione-based molecules for small molecule solar cells

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140407

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5568554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees