JP2011527842A - xPSKトランスミッタの位相変調のタイミングを設定する方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

次(nは2以上の自然数)の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタ内部の対象位相変調器による位相変調のタイミングを設定するための方法が提供される。当該方法は、特定パターンを前記光トランスミッタに供給し、前記xPSKトランスミッタに前記特定パターンに従って光キャリアを出射させるステップと、遅延干渉計によって前記光キャリアを受け取るステップと、前記遅延干渉計の正相及び逆相出力から出射された一対の光信号を電気信号に変換するステップと、前記電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を最小にするように前記対象位相変調器による位相変調のタイミングを設定するステップとを備えている。

Description

本発明は、概略的には、高次位相シフトキーイング(xPSK)で変調された光信号を出射する光トランスミッタに関しており、特に、x次(xは4以上)のxPSK光トランスミッタにおける位相変調のタイミング制御に関する。
光学サブモジュールは、光学通信システムに設けられて伝送媒体に光信号を出射するために用いられる。光学サブモジュールは、該サブモジュールの入力インターフェースに供給された電気的データパターンの情報を含む光信号を出射するものを、トランスミッタと呼ぶことがある。光学サブモジュールは、光学信号を受けてその上方を電気信号に変換する部分を持つものを、レシーバと呼ぶことがある。光学サブモジュールは、トランスミッタと呼ばれる部分とレシーバと呼ばれる部分を持つものを、トランスポンダと呼ぶことがある。
トランスミッタは、光信号に電気的データの情報を設定するための変調方式のうちのいくつかの選択肢を使うことがある。一つの変調方式は、位相シフトキーイングである。xPSKを用いる場合、情報は、光キャリアの各シンボルの位相に設定される。情報がマッピングされる個々の位相レベルの数は、PSK変調の次数と呼ばれることがある。一つの例は、バイナリPSKであり、これは、2次のPSK変調又は2PSKとも呼ばれることがある。他の例は、直交位相シフトキーイング(QPSK)であり、これは、4次のPSK又は4PSKと呼ばれることもある。QPSKでは、一つのシンボルは4つの位相値をとり得るので(2πを法として、0、π、π/2、3π/2ラジアン)、光信号の一つのシンボルに2ビットのバイナリデータをマッピングすることになる。
4次以上のxPSK変調は、高次xPSK変調と呼ばれることがある。高次xPSK変調では、光信号の各シンボルは2よりも多い状態を有している。よって、光信号の各シンボルは、2値の電気的情報の1ビットよりも多い情報を保持している。従って、高次xPSKトランスミッタの入力バイナリ電気的データのビットレートと、トランスミッタによって出射される光信号のシンボルレートとは、異なるであろう。この論旨は、ビット周期及びシンボル周期という観点において成り立つ。
xPSK変調の特定の形態が、x次の差動位相シフトキーイング(DxPSK)である。ここでは、データ情報は光信号の位相レベルに直接にマッピングされるのではなく、光信号の連続シンボルの位相の間の差にマッピングされる。同じ次数のxPSKトランスミッタとDxPSKトランスミッタの違いは、情報のマッピングである。しかしながら、これらのトランスミッタの他の側面では、光信号の変調を含めて同じであり得る。したがって、データマッピング方法が特定されていない場合には、DxPSKトランスミッタは、xPSKトランスミッタと呼んでもよい。
高次xPSKトランスミッタでは、情報が2よりも多い位相値にマッピングされる。これらのトランスミッタには、3つの手法がある。第1の手法では、単一の変調装置が可能な全ての位相値を設定する。並列変調器は、通常、いくつかの並列アームを有しており、そこでは、入力光キャリアが結合され、各アームで独立して位相変調され、アームに依存した固定の位相量だけシフトされ、混合される。結果として得られる変調位相は、各アームの位相ベクトルのベクトル和である。この手法は、集積化の利点があるが、これらのデバイスは製造が難しく、大振幅が必要になるため電圧駆動が容易でない。第2の手法では、一連の位相変調器が連続光キャリアの位相を逐次に変調する。各変調器は、キャリアに2つの異なる位相を設定することができ、各変調器で変調された光が次の変調器に進む。最後に、各位相変調器で逐次に変調された光キャリアが、伝送媒体に出射される。結果として得られる変調位相は、各変調器の変調位相のスカラー和である。この方法は、変調器の数を増大させるが、容易な電圧駆動を行う簡素化されたデバイスを用いる利点がある。第3の手法は、第1の手法と第2の手法の複合手法である。第1の手法によって位相変調が行われるトランスミッタは、パラレルxPSKトランスミッタと呼ぶことがある。第2又は第3の手法によって位相変調が行われるトランスミッタは、シリアルxPSKトランスミッタと呼ぶことがある。パラレルxPSK変調器では、変調器の各アームは、一組のバイナリデータに対応した電圧で駆動されなければならない。シリアルxPSK変調では、各位相変調器に、一組のバイナリデータに対応した駆動電圧を導入する必要がある。もし、バイナリデータの符号化がトランスミッタの外部で行われ、トランスミッタが変調器駆動方式で要求されるバイナリデータの各組に応じた入力を持っている場合には、トランスミッタで追加の符号化は必要ない。そうでない場合、符号化器がトランスミッタに実装され、該符号化器が、各変調器又は変調器の各アームで変調されるべき位相を決定し、それに対応して電気的電圧を供給する。
シリアル高次xPSKトランスミッタの場合、各変調器で逐次に設定される位相は、該変調器に進む光信号に同期していることが望ましい。したがって、一旦、第1の位相変調器によって光キャリアに位相信号が設定されると、次の変調器によって設定される位相に対応する電気的データと、該変調器に進む光の間の時間差が0になるように、次の位相変調器それぞれにおける位相変調のタイミングが設定される。もし、時間差が、絶対値で1シンボル周期より大きくなると、設定された位相は、もはや、データをマッピングするのに必要な位相に対応しなくなり、出射される光信号の情報が崩壊する。もし、絶対値での時間差が1シンボル周期よりも小さいがゼロでない場合、設定された位相情報は正しいが、位相が理想的な位相からずれて設定されることは、伝送後に復調された信号のビットエラーレート(BER)に直接的な影響を及ぼす。同様に、パラレルxPSKトランスミッタについては、光信号が混合されたときに、変調器の各アームで変調された光シンボルのタイミングが互いに整合することが望まれる。よって、各バイナリパターンが対応するアームに移動する間、及び、対応するアームで変調された各変調光シンボルが混合点に移動する間の時間が、互いに整合することが望ましい。もし、時間差が、絶対値で1シンボル周期より大きいと、設定された位相は、もはや、データをマッピングするのに必要な位相に対応しなくなり、出射された光信号の情報は崩壊される。もし、絶対値での時間差が1シンボル周期よりも小さいがゼロでない場合、設定された位相情報は正しいが、理想的な位相からずれて位相が設定されることは、伝送後に復調された信号のBERに直接的な影響を及ぼす。
時間差を変更する方法には、屈折率又は光学パスの長さを変更することで、シリアル変調では一連の位相変調器の間の、パラレル変調では変調器の各アームの光学パスの長さを変更する;例えば電気的位相シフタを用いて、シリアル変調では一連の位相変調器に、パラレル変調では変調器の各アームにデータを伝送する電気的パスの長さを変更する;各ビットデータストリームで異なる数のビットだけバイナリパターンを遅延させるバッファを用いる;及び、上記の方法の任意の組み合わせを用いる、がある。
シリアル高次トランスミッタを正確に設計し、製造すれば、タイミングをかなり整合できる。しかしながら、それは、高シンボルレートでは、1シンボル周期以内での整合を保証する方法を提供するものではない。しかも、タイミングを最適化する方法がない。加えて、更に高速の応用では、持続的に変調する方式ではシンボル周期が減少し、したがって、各変調器で実行される位相変調のタイミングを、一定の信号品質を保ちながら、より正確に設定する必要がある。更に、トランスミッタの設計制約により、シリアル変調では各位相変調器への電気的パス、即ち、シリアル変調器の各アームへの電気的パスの長さを相違させる設計が必要となるか、又は、設計制約が該設計により緩和される。したがって、変調のタイミングは、慎重に校正することが望ましい。
シリアル高次xPSKトランスミッタの製造、校正、又はパラメータの設定時には、最初の位相変調器に続く各位相変調器における位相変調のタイミングは、出射される光キャリアに乗せられる情報が正しくなるように、該変調器の1シンボル周期以内に設定されることが望ましい。トランスミッタの伝送特性を最適化するためには、更なるタイミング設定が必要となる。
パラレル高次xPSKトランスミッタの製造、校正、又はパラメータの設定時には、出射される光キャリアに乗せられる情報が正しくなるように、各アームでの位相変調のタイミングが、トランスミッタの1シンボル周期以内に設定されることが望ましい。トランスミッタの伝送特性を最適化するためは、更なるタイミング設定が必要となる。
トランスミッタの波長が調節可能である場合、出射された波長を変更すると、トランスミッタ内部での光信号の光学パスが変化する。したがって、タイミングは、波長の変化に応じて設定されることが望ましい。
xPSK(又はDxPSK)トランスミッタにおける位相変調のタイミングの設定のためには、様々な手法が提案されている。特開2007−43638号公報は、パラレルRZ−DQPSK(return to zero QPSK)トランスミッタのための位相変調のタイミングの設定のための技術を開示している。このトランスミッタでは、周波数fの低周波信号が各変調器アームの駆動電圧に重畳され、出力光信号の2f周波数成分が、フォトディテクターと帯域通過フィルタ(又は低域通過フィルタ)で検出される。変調器アームのうちの一つが位相シフタを内蔵しており、該位相シフタの位相シフト量が出力光信号の2f周波数成分に応答して制御される。特開2007−82094号公報も、パラレルRZ−DQPSK(return to zero QPSK)トランスミッタのための位相変調のタイミングの設定のための技術を開示している。このトランスミッタでは、出力光信号の、シンボル周波数及びその高調波周波数以外の所定の周波数範囲の周波数成分が、フォトディテクターと帯域通過フィルタ(又は低域通過フィルタ)で検出される。変調アームの位相シフタの位相シフト量が検出された周波数成分に応じて制御される。特開2007−329886号公報は、類似した技術を開示している。この技術では、位相シフタで位相シフトを行う代わりに、各変調アームの位相変調のタイミングが、シンボル周波数及びその高調波周波数以外の所定の周波数範囲における出力光信号の周波数成分に応答して制御される。
更に、ウーらは、“Experimental Synchronization Monitoring of I/Q Misalignment and
Pulse Carving Misalignment in 20-Gbit/s RZ-DQPSK Data Generation”, ECOC
2007, paper 3.5.5において、パラレルQPSKトランスミッタのための変調タイミングの設定に使用可能な方法を提示している。しかしながら、この方法は、シリアルトランスミッタのための変調タイミングの設定には使用できない。更に、この方法には、タイミングに関して、一つのシンボルに制限された狭い調節範囲しかない。
加えて、ウーらは、“Experimental Synchronization Monitoring of I/Q Data and
Pulse-Carving Temporal Misalignment for a Serial-Type 80-Gbit/s RZ-DQPSK
Transmitter”, OFC 2008 paper OTuG2において、シリアル4PSKトランスミッタのための変調タイミングの設定に使用できる他の方法を提示している。しかしながら、この方法は、タイミングに関して一つのシンボルに制限された狭い調節範囲しかなく、大きく高価な測定装置である光学スペクトルアナライザーが必要である。
特開2008−48150号公報は、光レシーバにおける遅延干渉計の遅延と利得の不整合を検知し調節する技術を開示している。この技術では、遅延干渉計の差動出力光信号が差動フォトディテクター対によって検出され、該差動フォトディテクター対の出力がスペクトラムアナライザで分析される。
しかしながら、高次xPSKトランスミッタにおける位相変調のタイミング設定の、構成の簡潔性、調節範囲、及び、速度には改良の余地がある。シリアル型及びパラレル型の高次xPSKトランスミッタの両方に使用可能でありながら、位相変調のタイミングを、簡便に、高速に、そして広範囲で設定するニーズが存在する。
特開2007−43638号公報 特開2007−82094号公報 特開2007−329886号公報 特開2008−48150号公報
本発明の目的は、1シンボル周期よりも調節範囲を広くしながら位相変調のタイミングの設定及び最適化を行う、シリアル型とパラレル型の両方の高次xPSKトランスミッタに有効な、簡潔及び高速な方法、及び、小型で廉価なシステムを提供することにある。
本発明の一の観点では、方法が、4次以上の次数の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタ内の対象の位相変調器による位相変調のタイミングを設定するステップを備えている。該設定ステップは、光トランスミッタに特定パターンを供給して、該xPSKトランスミッタに該特定パターンに応じた光キャリアを出射させるステップと、遅延干渉計で該光キャリアを受け取るステップと、該遅延干渉計から出射された光信号を電気信号に変換するステップと、該電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を検出するステップとを備えている。該対象の位相変調器による位相変調のタイミングは、該電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を最小化するように設定される。
本発明の他の観点では、4次以上の次数の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタが、xPSK変調器と、遅延干渉計と、フォトディテクターと、ピーク・トゥ・ピーク検出器と、フィードバック回路とを備えている。xPSK変調器は、光キャリアを変調する複数の位相変調器を含む。遅延干渉計は、該光キャリアの一部または全部を受け取るように構成されている。フォトディテクターは、遅延干渉計から出射された光信号を電気信号に変換する。ピーク・トゥ・ピーク検出器は、該電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を検出する。フィードバック回路は、該ピーク・トゥ・ピーク値に応答して、該位相変調器のうちの対象の変調器によって行われる位相変調のタイミングを設定することに対応している。
本発明の更に他の観点では、光トランスポンダが、4次以上の次数のxPSK変調器と、復調器と、ピーク・トゥ・ピーク検出器と、フィードバック回路を備えている。xPSK変調器は、複数の位相変調器を備えている。復調器は、xPSK変調器によって出射された光キャリアの一部又は全部を受け取るように構成された複数の遅延干渉計と、該遅延干渉計からそれぞれ受け取った光信号を電気信号に変換する複数のフォトディテクターと、該電気信号のうちの一のピーク・トゥ・ピーク値を検出するピーク・トゥ・ピーク検出器を備えている。フィードバック回路は、該ピーク・トゥ・ピーク値に応答して位相変調器のうちの対象の変調器によって行われる位相変調のタイミングを設定することに対応している。
本願発明の上記及び他の利点及び特徴は、添付図面と共になされた以下の記述から、更に明らかになるであろう。
本発明によるシリアルDxPSKトランスミッタの例示的な構成の概略図である。 本発明によるパラレルDxPSKトランスミッタの例示的な構成の概略図である。 P−シンボル遅延干渉計の例示的な構成の概略図である。 本発明によるシリアルDxPSKトランスミッタの他の例示的な構成の概略図である。 本発明によるシリアルDxPSKトランスミッタの更に他の例示的な構成の概略図である。 本発明によるシリアルDxPSKトランスミッタの更に他の例示的な構成の概略図である。 本発明による、シリアルDxPSKトランスミッタとDxPSKレシーバとを備えるトランスポンダの例示的な構成の概略図である。 本発明による、パラレルDxPSKトランスミッタとDxPSKレシーバとを備えるトランスポンダの例示的な構成の概略図である。 本発明によるシリアルDQPSKトランスミッタの例示的な構成の概略図である。 本発明による、シリアルDQPSKトランスミッタとDQPSKレシーバとを備えるトランスポンダの例示的な構成の概略図である。 2対の平衡フォトディテクターに接続された2つの1シンボル遅延干渉計を用いたDQPSK復調器の例示的な構成を示す概略図である。 本発明によるパラレルDQPSKトランスミッタの例示的な構成を示す概略図である。 本発明による、パラレルDQPSKトランスミッタとDQPSKレシーバとを備えたトランスポンダの例示的な構成を示す概略図である。 本発明を用いたタイミングの最適化に使用可能な例示的なアルゴリズムのフローチャートである。 シリアルDQPSKトランスミッタとパラレルDQPSKトランスミッタについて行われた、ピーク・トゥ・ピーク検出回路で検出されたピーク・トゥ・ピーク特性の変化の数値シミュレーションである。
図1は、本発明の一実施形態における、次数が4次、又は、4次より高い例示的なxPSKトランスミッタ100の概略図である。システム10は、光サブモジュールであり、システム30は、制御システム30であり、部品41及び42は、それぞれ、分波器及び結合器である。該サブモジュール及びシステム30は、部品41、42と共に、シリアルxPSKトランスミッタ100上に集積化されてもよい。
その代わりに、該サブモジュールを独立したシリアルxPSKトランスミッタと考え、部品41、42と共にシステム30を、サブモジュール10の変調のタイミングを設定するための外部手段と考えてもよい。
サブモジュール10は、変調の次数xが2である高次位相シフトキーイング(xPSK)で変調した光信号37を出射する。ここでnは、厳格に2より大きい。制御システム30は、光信号37を監視すると共に、光信号37に応答してサブモジュール10における位相変調のタイミング設定を行うように構成されている。本実施形態では、サブモジュール10の位相変調のタイミングを設定する際、分波器41と結合器42が、光信号37の一部を制御システム30の入力ポートに供給する。他の実施形態では、分波器41と結合器42が、光学スイッチに置き換えられる。この場合、サブモジュール10の位相変調のタイミングを設定する際、該光学スイッチが、光信号37の全部を制御システム30の入力ポートに供給する。
シリアルxPSKサブモジュール10は、レーザ11と、グループ28を構成する直列接続された一セットの位相変調器12、13−1〜13−mと、符号化器14と、1セットのドライバー15、16−1〜16−mと、1セットの可変位相シフタ17−1〜17−mを備えている。ここで、mはn−1であり、即ち、mは、1以上の自然数である。
レーザ11は、光通信に用いられる波長で連続キャリア光を出射する光源である。位相変調器12、13−1〜13−mのグループ28は、レーザ11から出射された光キャリアの位相を変調する。位相変調器12は、位相基準とされ、よって、位相変調器12は、基準位相変調器12と記載することがある。位相変調器13−1〜13−mは、基準位相変調器12に従って正しく位相変調のタイミングが設定されるべき、対象の変調器である。
符号化器14は、バイナリデータパターン31を受け取り、該バイナリデータパターン31を、それぞれ、電気的パス32、33−1〜33−mを介してドライバー15、16−1〜16−mに送られる電気情報信号に変換する。ドライバー15、16−1〜16−mは、駆動電圧を、それぞれ、電気的パス34、35−1〜35−mを介して位相変調器12、13−1〜13−mに供給し、これにより、それぞれ、位相変調器12、13−1〜13−mを駆動する。位相変調器12、13−1〜13−mは、該駆動電圧に従って、光信号37にバイナリデータパターン31の情報を設定する。
可変位相シフタ17−1〜17−mが、符号化器14と、位相変調のタイミングが設定されるべき位相変調器13−1〜13−mの間の電気的信号の電気的パス33−1〜33−mに設けられる。該可変位相シフタ17−1〜17−mは、機械的な調節、電圧による調節、又は電気−機械的な調節のいずれに基づくものであってよい。
制御システムは、P−シンボル遅延干渉計(DI)51と、平衡フォトディテクター52と、ピーク・トゥ・ピーク検出回路51とフィードバック回路62とを備えている。P−シンボル遅延干渉計51の入力ポートは、結合器42の出力ポートに接続されており、入力光信号71を受け取る。遅延干渉計51の正相出力と逆相出力の両方が平衡フォトディテクター52に接続され、遅延干渉計51の出力ポートからの出力光信号72、73を電気信号74に変換している。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク特性を検出する。この実施形態では、電気信号74は電圧信号であり、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。フィードバック回路62は、可変位相シフタ17−1〜17−mを調節する。
他の実装では、図2に示されているように、サブモジュール20がサブモジュール10の代わりに用いられる。位相変調器12、13−1〜13−mが、対応する位相シフト要素19−1〜19−mと共に、パラレルxPSK変調器29の(m+1)本の並列アームに設けられていること以外、サブモジュール20の構成は、サブモジュール10の構成と類似している。位相シフト要素19−1〜19−mは、典型的には、より長い光学パス、又は、より高い屈折率を有する光学パスの部分である。基準位相変調器12が設けられている並列アームを、基準アームと呼ぶことがある。詳細には、レーザ11によって出射された光信号は、ビームスプリッタ18によって各変調アームに分配される。各アームの光キャリアは、方向性結合器21によって再結合され、サブモジュール20の出力ポートを介して出射される。
同様に、サブモジュール20、システム30及び部品41、42は、xPSK変調器100に集積化してもよい。その代わりに、サブモジュール20を独立したパラレルxPSKトランスミッタとして考え、部品41、42と共にシステム30を、20内部での変調のタイミングを設定する外部手段と考えてもよい。
図3は、マッハツェンダー構成に基づいたP−シンボル遅延干渉計51の例示的な構成を示す概念図である。受け取られた光信号71は、ビームスプリッタ81によって干渉計51の2つの光学パスに分配される。該パスは、方向性結合器85で再結合される。第1のパスは、長アームと記載することがあるが、P−シンボル遅延部84を含む。第2のパスは、短アームと記載することがあるが、調節可能な遅延部、即ち、受け取った光信号71の波長に応じて第2のパスの遅延を調節する調節部82と、出力光信号72又は73の強度最大値をシフトするために用いられる位相調節部83とを備えている。出力光信号72、73は、それぞれ、干渉計51の正相及び逆相出力から出射され、平衡フォトディテクター52に供給される。
この実施形態では、位相変調器13−1〜13−mの位相変調のタイミングを設定するための改良された方法が提供される。そして、該方法は、図1に示されたシリアルxPSKトランスミッタと図2に示されたパラレルxPSKトランスミッタの両方に適用可能である。
位相変調器13−1〜13−mのうちの対象の変調器(以後、対象位相変調器13−zと記載することがある)の位相変調のタイミングの設定においては、サブモジュール10におけるシリアルxPSK変調、又は、サブモジュール20におけるパラレルxPSK変調のためのバイナリデータパターン31として、特定パターンが使用される。サブモジュール10又は20によって出射された光キャリアは、遅延干渉計51を通過し、シンボル間の位相差を振幅差に変換する。そして、光キャリアは、光信号を電気信号74に変換するために平衡フォトディテクター52で受け取られ、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク特性が、対象位相変調器13−zの位相変調タイミングの設定に用いられる。
該特定パターンは、ピーク・トゥ・ピーク特性が、対象位相変調器13−zのタイミングに依存し、且つ、ピーク・トゥ・ピーク値が、タイミングの完全な設定について最小になるように、正確に定義される。バイナリデータパターン31に、ランダムパターンや特定パターンの定義に違反するパターンを使用すると、位相変調のタイミングの設定ができないピーク・トゥ・ピーク特性が現れる。この特性を可能にするために、該特定パターンは、以下に述べるように慎重に決定される。
特定パターンの特性:
特性1:
該特定パターンは、対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングの全調節範囲で、ピーク・トゥ・ピーク特性の最小値を唯一つだけ許すように決定される。
特性2:
特定パターンは、固定数のシンボルだけ離れたシンボルの間の位相の差が、遅延干渉計51によって、振幅情報に正しく変換されるように決定される。したがって、遅延干渉計51の遅延は、前記の固定数のシンボルである。その場合、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク特性(本実施形態では、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧)が、該固定数のシンボルだけ離れた、サブモジュール10又は20によって出射された光キャリアのシンボル間の位相差を反映している。
特性3:
該特定パターンは、位相変調のタイミングが完全にマッチしている場合に、シンボル間の位相差が、1つの値、又は遅延干渉計51を通過した後の振幅が同一になる2つの値に制限されるように選択される。実際、一致しない3つの位相値は、遅延干渉計51を通過した後では少なくとも2つの振幅値になる。これは、シンボル間の位相差が一定であるか、タイミングが完全にマッチしている場合におけるシンボル間の位相差の設定について、遅延干渉計51の強め合う干渉に対応するシンボル間の位相差と、遅延干渉計51の弱め合う干渉に対応するシンボル間の位相差によって形成される軸が、対称的な軸であることを意味している。この場合、両方の位相差値が、軸上で、同じ投影点を有している。
特性4:
対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングが完全にマッチした場合に得られるシンボル間の位相差のみが、光キャリアが遅延干渉計51を通過した後の単一の振幅値に対応している。これは、タイミングが完全にはマッチしていない場合にはシンボル間の位相差が一定ではなく(副特性4−A)、シンボル間の位相差の設定について、上記軸が対称の軸でない(副特性4−B)を意味している。
もし、特定パターンが上記の特性を有しているならば、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク特性は、タイミングが完全にマッチした場合に、絶対値が極小となる。他のパターンは、ピーク・トゥ・ピーク特性によって対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングを設定することを可能にしない。
次に述べるのは、該特性に従った特定パターンの公式の定義である。
トランスミッタ100の対象位相変調器13−z以外にm個の位相変調器がある。ここでmは、1以上の自然数である。該m個の位相変調器は、基準位相変調器12を含む事に留意されたい。位相変調のタイミングが設定されるべき、対象位相変調器13−zは、0又は2π/hラジアンだけ光キャリアの位相をシフトする。対象位相変調器13−zがパラレル変調器29の一のアームにある場合、hは、h=4又はh=−4に取ることができる。対象位相変調器13−zが直接接続変調器28の内部の位相変調器である場合、hは対象位相変調器13−zによって行われるべき位相変調によって決まり、h>2である。集合Φが、変調のタイミングが既に設定された基準変調器13及び位相変調器13−1〜13−mによって光キャリアに書き込み可能な位相状態の集合と定義される。これは、変調のタイミングが現在設定されている変調器13−zを排除している。位相変調器のいずれの変調タイミングも設定されていない場合には、Φは、基準変調器12によって光キャリアに設定可能な位相状態の集合である。Φのいかなる位相状態も基準としてとることができるから、0ラジアンは、常に集合Φの要素である。集合Φにおける出力光信号の状態は、一定の振幅を有している。
N個のバイナリシンボルのパターンが該特定パターンとして使用され、その情報が光キャリアに設定される。これは、A個のシンボルのパターンに対応する。ここで、nを変調次数の2を底とする対数としてN=n・Aである。ψ(i)は、対象位相変調器13−zによって行われる変調のタイミングが完全にマッチしている場合のサブモジュール10又は20によって出射される光キャリアのi番目のシンボルの位相を表している。位相ψ(i)は、i番目のシンボルにマッピングされた2値ビットの組に従って書き込まれる。ψ(i)は、(対象位相変調器13−z以外の)m個の位相変調器によって光キャリアのi番目のシンボルに書き込まれる位相を表しており、ψ(i)は、位相変調のタイミングを設定すべき対象位相変調器13−zによって光キャリアのi番目のシンボルに書き込まれる位相を表している。
ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)
が成立する。
もし、自然数i及びlが法Aのもとで合同であるならば、表記により、
ψ(i)=ψ(l)
ψ(i)=ψ(l)
ψ(i)=ψ(l)
である。これは、同一シンボルであるが、特定パターンの異なる繰り返し上にある場合に対応する。
任意の自然数bについて、位相状態の集合を定義する:
Θ(b)={ψ(i+b)−ψ(i)}∧(0≦i<A)}
これは、該特定パターンが伝送されたときに、サブモジュール10又は20によって出射されたb個のシンボルだけ離れたシンボル間の位相差に対応している。集合Θ(b)における光信号の状態は、一定の振幅を有している。
特定パターンは、下記のように選ばれる:
1. 特定パターンの長さAは、該特定パターンの持続時間が対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングの設定領域よりも長くなるように選ばれる。これは、特性1に対応している。
2. φ1=φ2に縮退する場合も許容し、且つ、2つの別個の位相状態の集合ΘMAX={(φ1);(φ2+2π/h)}を、Θ(P)⊆ΘMAX及び(φ2+2π/h)∈Θ(P)が成り立つように定義したとき、厳密にAより少ない唯一の非零の自然数Pと、Φに属する2つの位相状態φ1及びφ2が存在する。これは、特性2及び3に対応しており、ここでは遅延干渉計51の強め合う干渉に対する位相とその逆相によって形成される軸が、Θ(P)の対称軸である。
3. 加えて、Pシンボルだけ離れたシンボルの位相差を下記のように定義する。
Ψ(i,j)=ψ(j+P)−ψ(j)+ψ(i+j+P)−ψ(i+j)
ここで、Pは、前述の条件で定義され、
Ψ(0,j)=ψ(j+P)−ψ(j)
である。
位相変調のタイミングがi個のシンボル周期だけ遅延されたとき、Ψ(i,j)は、j番目のシンボルの位相差に等価である。
任意の非零のAより厳密に小さい自然数iについて、
(∃j∧∃k)∧(0≦j<A)∧(0≦k<A)∧(k≠j)
∧(Ψ(i,j)≠Ψ(i,k))
が成立する。これは、副特性4−Aに対応する。
加えて、
(∃j’)∧(0≦j’<A)∧(∀k’)∧(0≦k’<A)∧(k’≠j’)
∧((Ψ(i,j’)+Ψ(i,k’))≠(φ1+φ2+2π/h)
が成立する。これは、副特性4−Bに対応する。
もし、集合Θ(P)が2つの位相値要素を有しているのなら、集合ΘMAXと集合Θ(P)とは同一である。その場合、集合Θ(P)がその両方の値に対してただ一つの投影を有しているΘ(P)の対称軸は、位相(φ1+φ2+2π/h)/2とその逆相とで形成される。この場合は、常に有効である。もし、集合Θ(P)が一つしか位相値要素、即ち、(φ2+2π/h)しか有していない場合、Θ(P)の対称軸は、該位相値とその逆相とで形成可能である。その場合、Pシンボル周期が対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングの調節域よりも広くなるようにPが選択されなければならない。したがって、特定パターンは、Pシンボルよりも長くなければならない。
更に、特定パターンが符号化器14に供給されるとき、タイミングが設定されておらず、現に設定されているのではない位相変調器13−1〜13−mの全ては一定の位相シフトしか行わない。パラレルxPSK変調器29の一つのアームが設定されている場合、もし、パラレルPSK変調器29が2より多いアームを備えている場合には、現に設定されているアーム及び基準アーム以外の全てのアームは、これらのアーム上で光信号が遮断されるように設定されなければならない。その場合、もし、アームがマッハツェンダー変調器を備えている場合には、これは、マッハツェンダー変調器電圧をVπ、即ち、マッハツェンダー内部での弱め会う干渉に対応する電圧に設定することで達成可能である。また、もし、アームが、それぞれ遮断デバイスを備えている場合、これは、該遮断デバイスを用いて達成可能である。
サブモジュール10又は20によって出射された光は、部分的に、又は、全てがP−シンボル遅延干渉計51に向けられる。ここで、Pは上述のパターン条件で定義されている。遅延干渉計51の短アームは、Θ(P)が唯一の投影を持つ、Θ(P)の対称軸で定義される位相分だけの追加的な位相シフト量を有している。集合Θ(P)が2つの別個の要素を有している場合、追加の位相シフト量は、πラジアンを法として(φ1+φ2+2π/h)/2ラジアンである。ここで、φ1及びφ2は、上述のパターン条件で定義される。
変調器10又は20によって出射された光信号は、遅延干渉計51を通過した後、平衡フォトディテクター52によって電気信号74に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク振幅を検出する。これは、パターン情報に対応している。該特定パターンの定義の第2条件により、確実に、位相変調のタイミングが完全に設定されたときにピーク・トゥ・ピーク振幅が最小になる。特定パターンの第3及び第4条件により、確実に、タイミングの設定範囲に他の最小値が存在しなくなる。タイミング調整は、例えばパスの長さやパスの屈折率を変化させることにより位相変調器13−1〜13−mの間の光学パスの長さを変化させることで行われてもよい。タイミング調整は、その代わりに、例えば電気的位相シフタを用いて位相変調器13−1〜13−mを駆動する電気的データをずらすことで行ってもよい。タイミング調整は、位相変調器13−1〜13−mを駆動するために用いられるバイナリデータに対してバッファを用いることで行われてもよい。
もし、設定されるべきタイミングが、直列接続変調器28のグループのうちの一つの位相変調器のためのものであるなら、本願発明は、1つ又は2つの別個の要素で構成されているΘ(P)を用いて、述べたように用いられてもよい、
もし、設定すべきタイミングが、パラレル変調器29の他のアームを参照したときにパラレル変調器29の一つのアームに対して行われ、そして、もし両方のアームがπ/2の相対的な位相差を有している場合、両方のアームが光信号を変調する際に達成され得る位相の集合は、それぞれが隣接するものからπ/2ラジアンだけ分離された4つの別個の位相から形成されている。全ての状態は、光信号の同一振幅に対応している。本願発明は、述べられているように、一つ又は2つの別個の要素で構成されたΘ(P)と共に用いられる。
もし、設定すべきタイミングが、パラレル変調器29の他の一のアームを参照して、同変調器の一のアームに対するものであり、また、両方のアームが、π/2ラジアンと相違する値の相対的な位相差を有している場合、両アームが光信号を変調しているときに達成可能な位相の集合は、隣接するものがπ/2ラジアンだけ離れた4つの別個の位相で構成される。しかしながら、これらの状態は、光信号の2つの異なる振幅に対応しており、隣接する状態は異なる振幅を有している。本願発明は、集合Θ(P)が一つの要素しかもたず、Θ(P)={(φ2+2π/h)}である場合について用いることができる。パラレル変調器29の後の位相の2つの隣接する状態の振幅が異なっている場合には、軸上のΘ(P)の2つの別個の要素の投影は異なっており、よって、集合Θ(P)が2つの別個の要素を有している場合は特定パターンの定義の仮定を満たさないので使用することができない。
一実施形態では、特定パターンはNバイナリビット周期長で周期的であってもよく、単一周期中のパターンは、上述のパターン条件で定義される。ピーク・トゥ・ピーク検出は、連続的に行われてもよい。
特定パターンは、タイミングの調節範囲、ビットレート、変調器の数、及びその特性を含むパラメータに従って、生成されてもよい。
一実施形態では、図4Aに図示されているように、タイミングを設定する際に使用するために特定パターンが事前に生成されて媒体23Aに格納されていてもよい。対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングを設定する際、媒体23Aは、該特定パターンを符号化器14に供給する。
その代わりに、図4Bに図示されているように、タイミングを設定する際に使用するために、該特定パターンを保存するパターンジェネレータ23Bが制御システム30に設けられていてもよい。対象位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングを設定する際に、パターンジェネレータ23Bは、該特定パターンを符号化器14に供給する。
一実施形態において、図5に図示されているように、出力光信号37がRZフォーマットに従って生成されるように、サブモジュール10又は20が、追加的に、出力光信号37にRZカービングを行うRZ(return to zero)カーバ22を備えていてもよい。この場合、ピーク・トゥ・ピーク特性の測定の感度を増大させるために、サブモジュール10(又は20)のRZカーバ22は、設定の間、オフにされることが好ましい。
他の実施形態においては、対象位相変調器13−zが特定パターンに対応する位相を設定し、m個の位相変調器のチャープの効果を低減して、ピーク・トゥ・ピーク特性の測定の感度を向上させる場合、ピーク・トゥ・ピーク特性の検出のためには、ピーク・トゥ・ピークの検出は、m個の位相変調器のタイミングと同期してサンプリングしてもよい。
更に他の実施形態では、該特定パターンは、トランスミッタ100の通常動作の間のデータの伝送に使用されるビットレートとは異なるビットレートで生成されてもよい。その場合、遅延干渉計51は、特定パターンが使用される時に出射された光信号のボーレートにおいてP個のシンボル分の遅延を有する。
より具体的には、特定パターンは、f’=f/qであるように、ボーレートf’で生成されてもよい。ここで、fは、トランスミッタ100の公称のボーレートであり、qは、厳密に1より大きい実数である。遅延干渉計51は、長アームの遅延がボーレートf’においてP個のシンボルであるように選択される。特定パターンの第1の条件によれば、これは、特定パターンのビットレートを低減することにより、与えられた調節範囲に対する特定パターンのビットの必要数を低減することができる。言い換えれば、特定パターンに制約がある場合、パターンのボーレートを低減することで、広範囲にタイミングを設定することが可能になる。
更に他の実施形態では、特定パターンの条件で規定された位相ΘMAXの状態の集合が、その2つの要素のうちの一つとしてゼロラジアン位相を有するように選択される。その場合、該特定パターンは、f’=f/Dのようなボーレートf’で生成されてもよい。ここで、fは、トランスミッタ100の通常のボーレートであり、Dは、厳密に1より大きい自然数である。遅延干渉計51は、長アームの遅延が、トランスミッタの通常のボーレートにおいてPシンボル周期に選択されるように選択される。その結果、ボーレートf’におけるA’個のシンボルの特定パターンは、遅延干渉計を通った後のボーレートfにおける、D個の同一シンボルで構成される一連のA’個のシーケンスと等価である。ビットレートf及びf’の等価な特定パターンの両方が、特定パターンの定義の全ての条件を満たしている。その結果、特定パターンの第1の条件に従い、特定パターンのビットレートを低減させることで、与えられた調節範囲に対して特定パターの必要なビット数を低減することができる。言い換えれば、特定パターンに制約がある場合に、特定パターンのボーレートを低減することで、広範囲のタイミングの設定を行うことができるようになる。
更に他の実施形態においては、ピーク・トゥ・ピーク特性の最小値の探索は、まず、1シンボル周期と同じか短いステップで、位相変調器によって行われる位相変調のタイミングの範囲を走査して行われ、次に、ピーク・トゥ・ピーク特性を低減させるようにタイミングを調節することで行ってもよい。
パラレルxPSK変調器29については、上記の設定手順は、基準位相変調器12に引き続いて位相を変調するトランスミッタ100の並列位相変調器13−1〜13−mのうちのR個の位相変調器によって行われる位相変調に対して再帰的におこなわれてもよい。最初のイタレーションでは、基準位相変調器12のみが設定タイミングをもつm個の位相変調器の一部とみなされる。位相変調のタイミングを設定すべき対象位相変調器は、位相変調器13−1である。引き続き行われるイタレーションには、変調のタイミングが設定されたm個の位相変調器は、それ以前のイタレーションの全ての位相変調器と、直前のイタレーションで変調タイミングが設定された位相変調器を含んでいる。現イタレーションで位相変調のタイミングが設定される対象位相変調器は、直前のイタレーションで変調タイミングが設定された位相変調器又はアームに引き続く位相変調器である。
一の実施形態では、高次xPSKトランスミッタ100は、波長が調節可能に構成されてもよい。本実施形態ではレーザ11は可変レーザである。この場合、位相変調のタイミングは、トランスミッタ100の波長切り替えシーケンスの間に設定される。
本発明の他の実施形態では、図6に図示されているように、本発明が、2次のシリアルDxPSKトランスミッタ10と復調器50とを備えたトランスポンダ200として実施されてもよい。ここで、自然数nは、厳密に2よりも大きい。復調器50は、n個のP−シンボル遅延干渉計51−1〜51−nに基づいている。復調器50は、入力光信号71をP−シンボル遅延干渉計51−1〜51−nに分配する分波器53を内蔵している。遅延干渉計51−1〜51−nは、それぞれ、平衡フォトディテクター52−1〜52−nに接続されている。平衡フォトディテクター52−1は、光信号72−1、73−1を電気信号74−1に変換する。同様に、平衡フォトディテクター52−iは、光信号72−i、73−iを電気信号74−iに変換する。ここで、iは、m以下の自然数である。復調器50の一つの遅延干渉計51−1が変調器10から出射された出力光信号37の監視に用いられる。遅延干渉計51−1から出射された光信号72−1、73−1に起因する電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧が、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視される。
通常動作では、復調器50は、結合器42から外部光信号45を受け取り、外部光信号45からデータを取り出す。シャッター49は、トランスミッタ10から出射された光が復調器50によって受信されないようにオフ状態に設定される。
z番目の位相変調器13−zのタイミングの設定時には、光信号37の一部が分波器41及び結合器42を介して復調器50に供給される。シャッターはオン状態に設定される。
その代わりに、結合器42が、通常動作時には媒体に光を向け、位相変調のタイミングの設定時には復調器50に光を向けるスイッチで置換されてもよい。その場合、シャッター49は除去されてもよい。
加えて、位相変調のタイミングの設定時には、上記の条件に従って定義された特定パターンが、トランスミッタ10の符号化器14に供給される。ここで、nは変調フォーマットによって固定され、そして、hは、z番目の位相変調器13−zによって固定される。加えて、P、φ1及びφ2は、遅延干渉計51に従って選択される。一実施形態では、φ1及びφ2は、
φ1=φ0+π/h
φ2=φ0−π/h
に選ばれる。ここで、φ0は、遅延干渉計51−1の短アームに設けられた位相調節部83の調節位相である。遅延干渉計51−1によって出射された光信号72−1及び73−1は、平衡フォトディテクター52−1によって電気信号74−1に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。z番目の位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングは、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するように設定される。
8次のDxPSK(D8PSK)のための1シンボル遅延干渉計に基づく復調器の例が、
Y. Han et al., “Simplified receiver implementation for optical differential 8-level
phase-shift keying”, Electronics Letters, Vol. 14, No. 21 (October 2004), に開示されており、16次のDxPSKについてはR. Sambaraju et al., “16-level differential phase shift
keying (D16PSK) in direct detection optical communication systems”, Optics
Express, Vol. 14, No. 22, pp. 10239-10244 (October 2006) に開示されている。
本発明の他の実施形態では、図7に図示されているように、本発明が、シリアルDxPSKトランスミッタ10の代わりに、2次パラレルDxPSKトランスミッタ20を含むトランスポンダ300として実施されてもよい。ここで、自然数nは、厳密に2より大きい。パラレルDxPSK変調器は、m+1個の並列アームを有しており、そのそれぞれは、バイナリデータパターン31に従った電圧で駆動されると光キャリアの位相を0又はπラジアンだけシフトする単一の位相変調器を有している。基準アーム以外の並列アームは、それぞれ、追加の位相シフタ19−1〜19−mを備えている。追加の位相シフタ19−iは、光キャリアの位相をπi/(m+1)ラジアンだけシフトする。ここで、iは、1以上m以下の任意の自然数である。トランスポンダ200の復調器50は、図6のトランスポンダ200の場合と同様に、n個のP−シンボル遅延干渉計51−1〜51−nに基づいている。遅延干渉計51−1〜51−nは、フォトディテクター52−1〜51−nに接続されており、光信号72−1〜72−n及び73−1〜73−nを電気信号74−1〜74−nに変換する。一つの干渉計51−1は、光信号72−1、73−1に起因する電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を監視する。該ピーク・トゥ・ピーク電圧は、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視される。
対象位相変調器13−zのタイミングの設定時には、上記の条件で定義された特定パターンが符号化器31に供給される。ここで、nは、変調方式で固定され、hはh=4に選ばれる。加えて、P、φ1及びφ2は、遅延干渉計51−1に従って選択される。一実施形態では、φ1及びφ2は、
φ1=φ0+π/h
φ2=φ0−π/h
として選ばれる。ここで、φ0は、遅延干渉計51−1の短アームに設けられた位相調節部83の調節位相である。遅延干渉計51−1から出射された光信号72−1、73−1は、平衡フォトディテクター52−1によって電気信号74−1に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。位相変調器13−zによって行われる位相変調のタイミングは、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を最小にするように設定される。
その代わりに、もし結合器51がスイッチによって置換されるのなら、シャッター49は取り除かれてもよい。
他の実施形態では、シリアルDQPSKトランスミッタの位相変調のタイミングが設定される。シリアルトランスミッタは、2つの位相変調器を備えている:一つの変調器は、光キャリアの位相を0又はπラジアンだけシフトする。もう一方の変調器は、キャリアの位相を0又はπ/2ラジアンだけシフトする。変調器の順序は、強制的なものではないが、第2の位相変調器によって行われる変調のタイミングが設定される。
より具体的には、図8に図示されているように、シリアルDQPSKトランスミッタ400は、サブモジュール10Aと制御システム30とを含む。サブモジュール10Aは、レーザ11と、2つの直列位相変調器12、13と、符号化器14と、ドライバー15、16と、可変位相シフタ17とを備えている。制御システムは、P−シンボル遅延干渉計51と、平衡フォトディテクター52と、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61とフィードバック回路62とを備えている。
レーザ11は、光通信に用いられる波長で連続光を出射する。符号化器14に電気的に送られたバイナリデータパターン31の情報が、2つの直列位相変調器12及び13によって、レーザ11によって出射された光キャリアに位相情報として設定される。位相変調器12は、ドライバー15によって駆動されて0又はπラジアンだけ光キャリアの位相を変化させるマッハツェンダー変調器である。位相変調器13は、ドライバー16によって駆動されて0又はπ/2ラジアンだけ光キャリアの位相を変化させる。情報を含む光信号37は、シリアルDQPSK変調器10の出力ポートから出射される。光信号37の各シンボルには、前のシンボルとの位相差としてデータが符号化される。位相差は、4つの値:0、π/2、π、又は3π/2ラジアンの値をとり得る。従って、シリアルDQPSK変調器10に供給されるバイナリデータパターン31の2つの連続ビットが、シリアルDQPSK変調器10から出射される光信号37の各シンボルにマッピングされる。符号化器14は、バイナリデータパターン31の2ビットを、各電気的パス32、33を介してドライバー15、16に送られる2つの電気情報信号に変換する。位相変調器12及び13は、前のシンボルとの位相差が2つの2値ビットの情報をマッピングするように、光キャリアにシンボルの位相を書き込む。ドライバー15及び16は、符号化器14からの電気的電圧を各電気的パス33、35を通過する電圧に変換する。電圧値は、各位相変調器12及び13が該シンボルに正しい位相を書き込むように決定される。
可変位相シフタ17は、符号化器14と、位相変調のタイミングが設定される位相変調器13の間の電気信号のパス34に設けられている。可変位相シフタ17は、機械的な調節、電圧による調節、及び電気−機械的な調節のいずれに基づいていてもよい。
サブモジュール10Aによって出射された光信号37の一部は、分波器41によって引き出され、又は分岐される。光信号37の該一部は、P−シンボル遅延干渉計51の入力ポートの結合器42で結合される。遅延干渉計51の正相及び逆相出力の両方が平衡フォトディテクター52に接続されており、遅延干渉計51の出力ポートからの光信号72及び73を、電気的信号74に変換する。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、平衡フォトディテクター52によって生成された電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。特定パターンの周期的な繰り返しが符号化器14に供給されると、フィードバック回路62は、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって検出されたピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するために可変位相変調器17を調節する。
光信号43は、対応するバイナリデータパターン31が符号化器14に供給されたとき、信号を送信するために用いてもよい。サブモジュール10A、分波器41、結合器42及び制御システム30は、トランスミッタ400に集積化されてもよい。
その代わりに、サブモジュール10Aは、独立したシリアルDQPSKトランスミッタであり、システム30が10Aにおける位相変調のタイミングを設定する別の手段であってもよい。
シリアルDQPSKトランスミッタ400の位相変調のタイミングの設定では、上記の条件に従って定義された特定パターンが符号化器14に供給される。シリアルDQPSK変調器10によって出射される光信号37は、部分的にP−シンボル遅延干渉計51の入力ポートに分岐される。ここでPは、パターン条件で定義される。遅延干渉計51の短アームは、πを法として(φ1+φ2+2π/h)/2の追加の位相シフトを有している。ここで、φ1及びφ2は、パターン条件で定義されている。
図8に示されている構成では、光キャリアの位相を0又はπ/2だけシフトする位相変調器13が、位相変調のタイミングを設定する対象位相変調器として選択される。この場合、hは、定義により4に等しい。他の実施形態では、光キャリアの位相を0又はπだけシフトする位相変調器12が、対象位相変調器として選択される。この場合、hは定義により2に等しい。加えて、可変位相シフタ17が、パス34の代わりに、符号化器14とドライバー15の間のパス32に設けられる。
遅延干渉計51によって出射された光信号72、73は、平衡フォトディテクター52によって電気信号74に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。位相変調器13(又は位相変調器12)によって行われる位相変調のタイミングは、ピーク・トゥ・ピーク信号を最小化するように設定される。
他の実施形態では、トランスポンダ内のシリアルDQPSKトランスミッタの位相変調のタイミングが設定される。図9に図示されているように、トランスポンダ(符号500で参照される)が、シリアルDQPSKトランスミッタ10Aに加えて、2つの1シンボル遅延干渉計51−1及び51−2に基づく復調器50Aを備えている。遅延干渉計51−1、51−2は、平衡フォトディテクター52−1、52−2に接続されている。平衡フォトディテクター52−1は、遅延干渉計51−1によって出射された光信号72−1、73−1を電気信号74−1に変換する。同様に、平衡フォトディテクター52−2は、遅延干渉計51−2によって出射された光信号72−2、73−2を電気信号74−2に変換する。復調器50Aは、入力光信号71を復調し、対応する電気信号74−1は、受信した電気的データとして使用可能である。復調器50Aと平衡フォトディテクター52−1、52−2は、トランスミッタと同じトランスポンダの一部となってレシーバサブモジュールに集積化してもよい。トランスポンダ400の通常動作時には、データが符号化器14に供給され、分波器41とフィードバック回路62は無効にされる。
復調器50Aの一つの遅延干渉計51−1が、シリアルトランスミッタ10Aによって出射される出力光信号37を監視するために用いられる。遅延干渉計51−1から出射される光信号72−1、73−1に起因する電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧が、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視される。
図9に図示されているトランスポンダ500の構成では、位相変調器13によって行われる位相変調のタイミングが設定される。特定パターンが上記の条件に従って選択される。ここでn=2、h=4である。加えて、トランスポンダ500の復調器50Aについて条件からPはP=1に固定される。更に、φ1及びφ2が、遅延干渉計51−1のアームの遅延に応じて選択される。特定パターンの周期的繰り返しがシリアルトランスミッタ10Aに供給される。変調器10Aによって出射された光信号37は、遅延干渉計51−1に入力ポートに部分的に分岐される。遅延干渉計51−1によって出射された光信号は、平衡フォトダイオード52−1によって電気信号74−1に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。
位相変調器13によって行われる位相変調のタイミングは、電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するように設定される。
図10は、2つの1シンボル遅延干渉計51−1、51−2に基づくDQPSK復調器50Aの例示的な構成の概略図である。このようなデバイスは広く用いられている。復調器40Aは、2つのアーム、同位相(I)アーム及び直角位相(Q)アームからなる。受信した光信号71は、ビームスプリッタ53によって各アームに分配される。各アームは、ビームスプリッタ(それぞれ、符号81−1、81−2で示す)と方向性結合器それぞれ、符号85−1、85−2で示す)の間の2つの光学的パスからなる。各アームの第1パスは、1シンボル遅延部(それぞれ、符号84−1、74−2で示す)を備えている。各アームの第2パスは、可変遅延部:受光信号71の波長に対して各アームを独立して調節する調節部82−1、82−2、及び、位相調節部83−1、83−2を含む。DQPSK変調器10Aについては、位相調節部83−1、83−2は、それぞれ、π/4及び−π/4に設定できる。光信号72−1、73−1は、それぞれIアームの正相及び逆相出力から出射され、Iアームは、復調器400によって復調される光信号71のI支流を受け取るように平衡フォトディテクター52−1に接続される。同様に、光信号72−2、73−2は、それぞれ、Qアームの正相及び逆相出力から出射される。復調器50Aによって復調される光信号71のQ支流は、また、平衡フォトディテクター52−2で受信可能である。
他の実施形態では、パラレルDQPSKトランスミッタの位相変調のタイミングが設定される。パラレル変調器は、2つのアームを備えており、それぞれは、バイナリパターンに従った電圧で駆動されたときに0又はπラジアンだけ光キャリアの位相をシフトする単一の変調器を備えている。アームの一方は、いずれも、追加的にπ/2ラジアンのシフトを有している。
より具体的には、図11に図示されているように、パラレルDQPSKトランスミッタ(符号600で示す)が、制御システム30に接続されたパラレルDQPSK変調器29Aを含む。サブモジュール20Aは、レーザ11、2つのネスト化マッハツェンダー変調器12及び13、符号化器14、ドライバー15及び16、及び、可変位相シフタ17を備えている。
レーザ11は、光通信のために使用される波長で連続光を出射する。電気的に符号化器14に伝送されたバイナリデータパターン31の情報は、パラレル変調器の2つの並列アームに設けられた2つのマッハツェンダー変調器12及び13によって、サブモジュール20Aによって出射される光キャリアに位相情報として設定される。レーザ11によって出射された光信号は、ビームスプリッタ18によって2つのアームに分配される。変調器13を含むアームは、該アームにおける光信号の位相を他のアームに対してπ/2だけシフトするために、例えば追加の長さのような、追加の位相シフト部19を有している。両方のアームの光キャリアは、方向性結合器21によって再結合され、パラレル変調器29Aの出力ポートから出射される。変調器12は、ドライバー15によって駆動されて、光キャリアの位相を0又はπラジアンだけ変化させる。変調器13は、ドライバー16によって駆動されて、光キャリアの位相を0又はπラジアンだけ変化させる。情報を含む光信号37は、パラレル変調器29Aから出射される。光信号37の各シンボルに対しては、直前のシンボルとの位相差としてデータが符号化される。位相差は、4つの値:0、π/2、π、及び3π/2ラジアンをとり得る。よって、符号化器14に供給されたバイナリデータパターン31の2つの連続ビットが、光信号37において各シンボルにマッピングされる。符号化器14は、バイナリデータパターン31のバイナリ情報の2ビットを、各電気的パス32、34を介してドライバー15、16に送られる2つの電気的情報信号に変換する。位相変調器12、13は、直前のシンボルとの位相差が2つのバイナリビットの情報にマッピングするように光キャリアにシンボルの位相を設定する。ドライバー15、16は、符号化器14からの電気的電圧を各電気的パス33、35を通過する駆動電圧に変換する。駆動電圧のレベルは、各位相変調器12及び13がシンボルに正しい位相を設定するように決定される。
可変位相シフタ17は、符号化器14と変調タイミングが設定されるアームに設けられたマッハツェンダー変調器13との間の電気的信号のパス34に設けられている。可変位相シフタ17は、機械的な調節、電圧による調節、又は電気−機械的な調節のいずれに基づいていてもよい。
パラレル変調器29Aから出射された光信号37の一部は、分波器41によって引き出され、又は、分枝される。光信号37の該一部は、P−シンボル遅延干渉計51の入力ポートにある結合器42によって結合される。遅延干渉計51の正相及び逆相出力の両方は、平衡フォトディテクター52に接続され、遅延干渉計51の出力ポートからの光信号72、72を電気的信号74に変換する。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号64のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。フィードバック回路62は、特定パターンの周期的繰り返しが符号化器14に供給されると、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって検出されたピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するために可変位相シフタ17を調節する。光信号43は、対応するバイナリデータパターン31が符号化器14に供給されたときに、信号を伝送するために用いることができる。
サブモジュール20A、分波器41、結合器42及び制御システム30は、トランスミッタ600に集積化されてもよい。
その代わりに、サブモジュール20Aが独立したパラレルDQPSKトランスミッタとし、分波器41及び結合器42と共にシステム30が、パラレルDQPSKトランスミッタ20Aの変調タイミングを設定する外部手段とすることもできる。
位相変調器13の位相変調のタイミングを設定する際、上記の条件として定義された特定パターンの周期的繰り返しがサブモジュール20Aの符号化器14に供給される。サブモジュール20Aによって出射された光信号37は、P−シンボル遅延干渉計51の入力ポートに部分的に分岐される。ここでPは、パターン条件で定義されている。遅延干渉計51の短アームは、πを法として(φ1+φ2+π/2)の追加的な位相シフトを持っている。ここで、φ1及びφ2は、パターン条件で定義されている。遅延干渉計51の出力で出射された光信号72、73は、平衡フォトディテクター52によって電気信号74に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。位相変調器13で行われる位相変調のタイミングは、ピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するように設定される。
図11に図示されている構成では、位相変調器13が、位相変調のタイミングが設定される対象位相変調器として選択される。他の実施形態では、その代わりに、位相変調器12が対象位相変調器として選択されてもよい。この場合、可変位相シフタ17が、パス34の代わりに、符号化器14とドライバー15の間のパス32に設けられる。
他の実施形態では、トランスポンダ内部のパラレルDQPSKトランスミッタの位相変調のタイミングが設定される。図12に図示されているように、トランスポンダ(符号700で示す)は、図11に図示されているパラレルDQPSKトランスミッタ20Aと図9に図示されている復調器50Aとを備えている。
復調器50Aは、レシーバサブモジュールに集積化され、トランスミッタと同じトランスポンダの一部となってもよい。トランスポンダ700の通常動作時には、データが符号化器14に供給され、分波器41とフィードバック回路62が無効にされる。
復調器50Aの一つの遅延干渉計51−1がパラレルトランスミッタ20Aから出射される出力光信号37を監視するために用いられる。遅延干渉計51−1の出力で出射された光信号72−1、73−1に起因する電気信号74−1のピーク・トゥ・ピーク電圧は、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視される。
位相変調器13の位相変調のタイミングを設定する場合、上記の条件として定義された特定パターンの周期的な繰り返しが変調器20Aの符号化器14に供給される。ここで、n=2、h=4である。加えて、トランスポンダ700の復調器50Aについての条件からPはP=1に固定される。更に、φ1及びφ2は、遅延干渉計のアーム遅延に応じて選択される。
トランスミッタ20Aによって出射された光信号は、遅延干渉計51−1の入力ポートに部分的に分岐される。遅延干渉計51−1から出射された光信号72−1、73−1は、フォトディテクター52−1によって電気信号74に変換される。ピーク・トゥ・ピーク検出回路61は、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を検出する。位相変調器13によって行われる位相変調のタイミングは、電気信号74のピーク・トゥ・ピーク電圧を最小にするように設定される。
他の実施形態では、トランスミッタの波長が調節可能であり、光信号の波長が、トランスミッタの動作の間に切り替えられ得る。切り替えシーケンスは、光信号に何らの信号も書き込まれず、伝送媒体を伝送されない時間スパンがある。この時間スパンの間、該方法で動作するシステムは、新たに選択された波長に従って、トランスミッタのために位相変調のタイミングを設定することを許可する。
更に他の実施形態では、トランスミッタがRZフォーマットである場合、位相変調タイミング設定が行われているときにRZカービング動作が中止されてもよい。RZカービングを中止することで、振幅変化がもはや観測されなくなるため、最適タイミングの周囲のピーク・トゥ・ピーク検出の感度が向上する。
更に他の実施形態では、ピーク・トゥ・ピーク検出が、トランスミッタの基準位相変調器に同期してサンプリングされ、光信号のシンボルの中心において各シンボルに1回の割合で行われる。理想的には、トランスミッタは低チャープである。しかしながら、シンボルにおける位相が、該シンボルがマッピングすべきものと異なる値にマッピングしている位相レベルに近づくようなチャープがトランスミッタにある場合には、典型的にはシンボルレートでシンボルの中央において低チャープを持つエリアにおいてピーク・トゥ・ピーク値をサンプリングすることで、チャープを排除し、ピーク・トゥ・ピーク特性の検出の感度を向上させることができる。その場合、ピーク・トゥ・ピーク値は、シンボルの中央近辺の一又は数点に対して検出される。ピーク・トゥ・ピーク特性は、チャープなし又は低チャープの位相差に対応する振幅に対して検出される。
まとめると、上記の実施形態のタイミング設定方法によれば、情報がトランスミッタによって正しくマッピングされるように、絶対値において1シンボルの範囲内で高次xPSKトランスミッタの位相変調のタイミング差を調節することが可能になる。加えて、上記の実施形態のタイミング設定方法によれば、トランスミッタの最適タイミングが発見可能なように、微細な調節が可能になる。上述の実施形態のタイミング設定方法で微調節されたトランスミッタは、同じ構造の未調節のトランスミッタと比較すると、最適なBER性能を有している。
上記の実施形態のトランスミッタのアーキテクチャによれば、トランスミッタによって出射された光キャリアに書き込まれた位相情報がトランスミッタに供給されたデータに一致するように、絶対値で1シンボル周期以内に位相変調タイミングの差を設定することができる。上記の実施形態のトランスミッタのアーキテクチャによれば、また、トランスミッタによって出射された信号が最小のBERで受信可能になるように、タイミングを正確に調節することができる。
加えて、上記の実施形態のタイミング設定方法によれば、パラレル、シリアル両方の高次xPSKトランスミッタのタイミングが設定可能になる。
最後に、上記の実施形態のタイミング設定方法によれば、低コスト且つ小サイズの部品でタイミングを設定することができる。
上記の実施形態のタイミング設定方法は、完全自動化されて、トランスミッタの校正の間に使用されてもよい。
(タイミング設定例)
まず、図8のシリアルDQPSKトランスミッタ400の位相変調タイミングの設定について説明する。
Nバイナリビットの特定パターンの周期的な繰り返しが、符号化器140にバイナリデータパターン31として供給される。位相変調器12によって変調された光信号のi番目のシンボルは、位相変調器12の出力ポートにおいて位相値ψ(i)を有している。ψ(i)の取り得る全ての値が、位相の集合Φを構成している。位相変調器13は、光信号のi番目のシンボルをψ(i)だけ変調し、個のシンボルは、位相変調器13の出力ポートにおいて、位相値ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)を有している。遅延干渉計51を通過した後では、1シンボル遅延干渉計51によってP=1に固定されているので、i番目のシンボルは、位相差ψ(i)−ψ(i−1)に依存している。
位相変調器13によって行われる位相変調のタイミングは、4シンボルに渡って調節可能である。変調器10Aは、次の2ビットの集合(11、01、00、10)を、それぞれ次の位相差(0、π/2、π、3π/2)としてマッピングしている。即ち、特定パターンは、符号化器14にバイナリデータパターン31として供給され、次の6つのシンボル位相差0、3π/2、3π/2、3π/2、3π/2、0のシーケンスとして光キャリア37上にマッピングされるように選択される。バイナリビットパターンは、12ビット長であり、11、10、10、10、10、11である。
結果として得られる光キャリア37の6つの一連の位相状態は、(0;3π/2;π;π/2;0,0)である。これは、第1の位相変調器12及び第2の位相変調器13について、それぞれ、位相変調シーケンス(0;π;π;0;0;0)及び(0;π/2;0;π/2;0;0)に対応している。
上述のパターンは、h=4、P=1、φ1=0、φ2=πという上述の全てのパターン条件を満足している。遅延干渉計51は、図3に図示されているように構成されており、追加の位相調節部83は、−π/4に設定されている。
このように定義された特定パターンは、以下に述べる特定パターンの定義にしたがっている:
1. 特定パターンの長さは、12ビットであり(N=12)、6シンボルに対応している(A=6)。これは、位相変調器13の位相変調のタイミングの調節範囲よりも長い。
2. 位相差は、直接に連続しているシンボル間にとられている。これは、選択された遅延干渉計51が1シンボル遅延干渉計(P=1)であることに整合している。シンボル間の位相差は、0又は3π/2だけが許容される。これは、h=4、φ1=0、φ2=πに対応している。その場合、遅延干渉計51は、このシンボル間の位相差が、−π/4に調節された位相について設定されており、且つ、0、3π/2の位相値が、位相−π/4の軸に関して対称であるため、シンボル間の位相差を1つの振幅値に変換する。
3. タイミングが第2の位相変調器13の完全な整合からずれた場合には、如何なる場合でも、光キャリア37が1シンボル遅延干渉計51を通過した後で、1より多い数の振幅に対応するシンボル間の位相差を生じさせる。
このように定義された特定パターンの周期的繰り返しがバイナリデータパターン31として符号化器14に供給されると、フィードバック回路62が、ピーク・トゥ・ピーク検出器61によって検出されたピーク・トゥ・ピーク値について図13上で説明されているように動作し、可変位相シフタ17をピーク・トゥ・ピーク値を最小化するように調節する。図14は、この場合の数値シミュレーションの結果を示している。
図13は、フィードバック回路62によって用いられて可変位相シフタ17を調節する例示的なアルゴリズムである。Tminは、位相変調器13に設定可能な最短のタイミングとして定義されており、Tmaxは、位相変調器13に設定可能な最長のタイミングとして定義されている。Tstepは、まず、1シンボル周期にとられる。1回目の走査は、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視されるピーク・トゥ・ピーク電圧(Vpp)が最小になるタイミングを見出すために、1シンボル周期刻みで全タイミング設定範囲について行われる。タイミングは、その値に設定される。ここで、タイミングは、1シンボル周期以内に設定される。そのステップの後、最小の調節量(dT)毎にタイミングを増減することで、ピーク・トゥ・ピーク電圧の最小値を抽出することができる。
次に、図11に図示されているパラレルDQPSKトランスミッタ600の伊藤変調タイミングの設定について説明する。Nバイナリビットの特定パターンの周期的繰り返しが、バイナリデータパターン31として符号化器31に供給される。位相変調器12によって変調された光信号のi番目のシンボルは、方向性結合器21の前では位相値ψ(i)を有している。ψ(i)が取り得る全ての値が、位相の集合Φを構成している。位相変調器13は、光信号のi番目のシンボルをψ(i)だけ変調するので、このシンボルは、光信号37において位相値ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)を有している。遅延干渉計51を通過した後では、1シンボル遅延干渉計51によってP=1に固定されているので、i番目のシンボルに対する光信号の振幅は、位相差ψ(i)−ψ(i−1)に依存している。
位相変調器13によって行われる位相変調のタイミングは、4シンボルに渡って調節可能である。パラレルDQPSK変調器20Aは、次の2ビットの集合(11、10、00、01)を、それぞれ次の位相差(0、π/2、π、3π/2)にマッピングする。
このように定義された特定パターンは、バイナリデータパターン31として符号化器14に供給され、次の6シンボル位相差0、3π/2、3π/2、3π/2、3π/2、0のシーケンスとして光キャリア37にマッピングするように選択される。バイナリビットパターンは、12ビット長であり、11、01、01、01、01、11である。
結果として得られる光キャリア37の6つの一連の位相状態は、(0;3π/2;π;π/2;0;0)である。これは、位相変調器12及び位相変調器13について、それぞれ、位相変調シーケンス(0;0;π;π;0;0)、(0;π;π;0;0;0)に対応している。
このように定義された特定パターンは、h=4、P=1、φ1=0、φ2=πという全ての条件を満たしている。遅延干渉計51は、図3に図示されているように構成されており、追加の位相調節部83は、−π/4に設定されている。
このパターンは、以下の特定パターンの定義に従っている:
4. パターンの長さは12ビットであり(N=12)、6シンボルに対応している(A=6)。これは、位相変調器13の位相変調のタイミングの調節範囲よりも長い。
5.位相差は、直接的に連続するシンボル間に取られている。これは、選択された遅延干渉計51が1シンボル遅延干渉計である(P=1)ことと整合している。シンボル間の位相差は0又は3π/2だけであり、これは、h=4、φ1=0、φ2=πに対応している。その場合、遅延干渉計51は、このシンボル間の位相差が、−π/4に調節された位相について設定されており、且つ、0、3π/2の位相値が、位相−π/4の軸に関して対称であるため、シンボル間の位相差を1つの振幅値に変換する。
6. タイミングが位相変調器13の完全な整合からずれた場合には、如何なる場合でも、光キャリアが1シンボル遅延干渉計51を通過した後で、1より多い数の振幅に対応するシンボル間の位相差を生じさせる。
特定パターンの周期的繰り返しがバイナリデータパターン31として符号化器14に供給されると、フィードバック回路62は、ピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって検出されたピーク・トゥ・ピーク値について図13で記載されたように動作し、ピーク・トゥ・ピーク電圧を最小化するように可変位相シフタ17を調節する。パラレルDQPSKトランスミッタ600についてフィードバック回路62によって使用されるアルゴリズムは、図8に図示されているシリアルDQPSKトランスミッタ400についてのそれと同じである。図14は、この場合についての数値シミュレーションの結果を示している。
図14は、「シリアル」「パラレル」と表記された2つのカーブを示している。X軸は、1シンボルの長さで正規化されたタイミング差を表わしており、Y軸は、任意の単位でのピーク・トゥ・ピーク電圧を表わしている。「シリアル」のカーブは、位相変調器13によって行われた位相変調の最適タイミングと、可変位相シフタ17による調節によって得られたタイミングのタイミング差の関数として、シリアルDQPSKトランスミッタ400のピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視されたピーク・トゥ・ピーク電圧を示している。「パラレル」のカーブは、位相変調器13を含むアームによって行われた位相変調の最適タイミングと、可変位相シフタ17による調節によって得られたタイミングのタイミング差の関数として、パラレルDQPSKトランスミッタ600のピーク・トゥ・ピーク検出回路61によって監視されたピーク・トゥ・ピーク電圧を示している。
本発明が上述の実施形態に限定されないことは明らかであり、本発明は、その技術的範囲から外れない限り、修正、変更されてもよい。

Claims (22)

  1. 4次以上の次数の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタ内の対象位相変調器による位相変調のタイミングを設定するステップを備え、
    該設定するステップは、
    特定パターンを前記光トランスミッタに供給し、前記xPSKトランスミッタに前記特定パターンに従って光キャリアを出射させるステップと、
    遅延干渉計によって前記光キャリアを受け取るステップと、
    前記遅延干渉計から出射された光信号を電気信号に変換するステップと、
    前記電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を検出するステップ
    とを備え、
    前記対象位相変調器の前記位相変調の前記タイミングが、前記電気信号の前記ピーク・トゥ・ピーク値を最小にするように設定される
    方法。
  2. 請求項1の方法であって、
    前記光トランスミッタは、更に、少なくとも一つの他の位相変調器を備えており、
    前記特定パターンの長さAは、前記特定パターンの持続時間が前記対象位相変調器によって行われる前記位相変調の前記タイミングの設定範囲より長くなるように選択され、
    前記遅延干渉計は、P−シンボル遅延干渉計であり、Pは、厳密にAより小さく、
    前記対象位相変調器は、前記光キャリアの位相を0又は2π/hだけシフトさせ、hは整数であり、
    前記少なくとも一の他の位相変調器によって書き込まれることができる位相状態の集合である集合Φに2つの位相状態φ1及びφ2が存在し、φ1及びφ2は同一であってよく、
    Θ(P)⊆ΘMAX
    (φ2+2π/h)∈Θ(P)
    であり、
    ΘMAXは、
    ΘMAX={(φ1);(φ2+2π/h)}
    として定義された集合であり、
    Θ(P)は、
    Θ(P)={(ψ(i+P)−ψ(i))∧(0≦i<A)}
    として定義された集合であり、
    ψ(i)は、
    ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)
    として定義され、
    ψ(i)は、前記少なくとも一の他の位相変調器で書き込まれる位相であり、
    ψ(i)は、前記対象位相変調器で書き込まれる位相であり、
    Aより厳密に小さい任意の非零の自然数iについて、
    (∃j∧∃k)∧(0≦j<A)∧(0≦k<A)∧(k≠j)
    ∧(Ψ(i,j)≠Ψ(i,k)),
    (∃j’)∧(0≦j’<A)∧(∀k’)∧(0≦k’<A)∧(k’≠j’)
    ∧((Ψ(i,j’)+Ψ(i,k’))≠(φ1+φ2+2π/h)
    であり、
    Ψ(i,j)が、
    Ψ(i,j)=ψ(j+P)−ψ(j)+ψ(i+j+P)−ψ(i+j)
    と定義される
    方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、
    前記光トランスミッタが、次数が4次以上である高次差動位相シフトキーイングトランスミッタである
    方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの方法であって、
    前記光トランスミッタが、前記光キャリアにRZカービングを行うRZカーバを含み、
    前記RZカーバが、前記電気信号の前記ピーク・トゥ・ピーク値が検出される時、オフにされる
    方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の方法であって、
    前記ピーク・トゥ・ピーク値は、前記特定パターンの変調に同期して、前記光キャリアのシンボルの中央付近の少なくとも一点についてサンプリングされる
    方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法であって、
    前記設定するステップは、基準位相変調器に続く全ての位相変調器について、再帰的に行われる
    方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法であって、
    前記光トランスミッタは、直列に接続された第1及び第2変調器を含むシリアルDQPSKトランスミッタであり、
    前記第1位相変調器は、前記光キャリアを0又はπラジアンだけ変調し、
    前記第2位相変調器は、前記光キャリアを0又はπ/2ラジアンだけ変調し、
    前記対象位相変調器は、前記第1及び第2位相変調器から選択される
    方法。
  8. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法であって、
    前記光トランスミッタは、並列に接続された第1及び第2アームを含むパラレルDQPSKトランスミッタであり、
    前記第1アームは、前記光キャリアをゼロ又はπラジアンで変調する第1位相変調器を含み、
    前記第2アームは、
    前記光キャリアをゼロ又はπラジアンで変調する第2位相変調器と、
    π/2ラジアンの位相シフトを与える追加の位相シフタ
    とを備える
    方法。
  9. クレーム1乃至8のいずれかの方法であって、
    前記光トランスミッタの波長は調節可能であり、
    前記設定するステップは、前記光トランスミッタの波長切り替えシーケンスの間に行われる。
  10. 次(nは、2以上の自然数)の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタ内の対象位相変調器による位相変調のタイミングを設定する制御システムであって、
    前記光トランスミッタによって出射された光キャリアの一部または全部を受け取るように構成された遅延干渉計と、
    前記遅延干渉計から出射された光信号を電気信号に変換するフォトディテクターと、
    電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を検出するピーク・トゥ・ピーク検出器と、
    特定パターンが前記対象位相変調器に供給されたとき、前記ピーク・トゥ・ピーク値に応答して前記対象位相変調器によって行われる位相変調のタイミングを設定するように構成されたフィードバック回路
    とを備える
    制御システム。
  11. 請求項10に記載の制御システムであって、
    前記フィードバック回路は、前記対象位相変調器によって行われる位相変調の前記タイミングを前記ピーク・トゥ・ピーク値を最小にするように設定するように構成された
    制御システム。
  12. 請求項10又は11に記載の制御システムであって、
    前記ピーク・トゥ・ピーク値は、前記特定パターンの変調に同期して、前記ピーク・トゥ・ピーク検出器により、前記光キャリアのシンボルの中央付近の少なくとも一点についてサンプリングされる
    制御システム。
  13. 請求項10乃至12のいずれかに記載の制御システムであって、更に、
    前記対象位相変調器によって行われる位相変調の前記タイミングを設定する際に、特定パターンを供給するパターン生成器を備える
    制御システム。
  14. 請求項13に記載の制御システムであって、
    前記光トランスミッタは、更に、少なくとも一の他の光変調器を含み、
    前記特定パターンの長さAは、前記特定パターンの持続時間が前記対象位相変調器によって行われる前記位相変調の前記タイミングの設定範囲より長くなるように選択され、
    前記遅延干渉計は、P−シンボル遅延干渉計であり、Pは、厳密にAより小さく、
    前記対象位相変調器は、前記光キャリアの位相を0又は2π/hだけシフトさせ、hは整数であり、
    前記少なくとも一の他の位相変調器によって書き込まれることができる位相状態の集合である集合Φに2つの位相状態φ1及びφ2が存在し、φ1及びφ2は同一であってよく、
    Θ(P)⊆ΘMAX
    (φ2+2π/h)∈Θ(P)
    であり、
    ΘMAXは、
    ΘMAX={(φ1);(φ2+2π/h)}
    として定義された集合であり、
    Θ(P)は、
    Θ(P)={(ψ(i+P)−ψ(i))∧(0≦i<A)}
    として定義された集合であり、
    ψ(i)は、
    ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)
    として定義され、
    ψ(i)は、前記少なくとも一の他の位相変調器で書き込まれる位相であり、
    ψ(i)は、前記対象位相変調器で書き込まれる位相であり、
    Aより厳密に小さい任意の非零の自然数iについて、
    (∃j∧∃k)∧(0≦j<A)∧(0≦k<A)∧(k≠j)
    ∧(Ψ(i,j)≠Ψ(i,k)),
    (∃j’)∧(0≦j’<A)∧(∀k’)∧(0≦k’<A)∧(k’≠j’)
    ∧((Ψ(i,j’)+Ψ(i,k’))≠(φ1+φ2+2π/h)
    であり、
    Ψ(i,j)が、
    Ψ(i,j)=ψ(j+P)−ψ(j)+ψ(i+j+P)−ψ(i+j)
    と定義される
    制御システム。
  15. 4次以上の次数の位相シフトキーイングを行う光トランスミッタであって、
    光キャリアを変調する複数の位相変調器と、
    前記光キャリアの一部または全部を受けるように構成された遅延干渉計と、
    前記遅延干渉計から出射された光信号を電気信号に変換するフォトディテクターと、
    前記電気信号のピーク・トゥ・ピーク値を検出するピーク・トゥ・ピーク検出器と、
    特定パターンが前記複数の位相変調器のうちの対象の位相変調器に供給されたときに、前記ピーク・トゥ・ピーク値に応答して前記対象の位相変調器によって行われる位相変調のタイミングを設定することに対応したフィードバック回路
    とを備える
    光トランスミッタ。
  16. 請求項15に記載の光トランスミッタであって、更に、
    特定パターンを保存する媒体を備え、
    前記複数の位相変調器のうちの前記対象の位相変調器によって行われる位相変調のタイミングが設定される際に、前記複数の位相変調器のうちの前記対象の位相変調器は、前記特定パターンに応答して前記光キャリアを変調し、
    前記特定パターンの長さAは、前記特定パターンの持続時間が前記対象の位相変調器によって行われる前記位相変調の前記タイミングの設定範囲より長くなるように選択され、
    前記遅延干渉計は、P−シンボル遅延干渉計であり、Pは、厳密にAより小さく、
    前記複数の位相変調器のうちの前記対象の位相変調器は、前記光キャリアの位相を0又は2π/hだけシフトさせ、hは整数であり、
    前記少なくとも一の他の位相変調器によって書き込まれることができる位相状態の集合である集合Φに2つの位相状態φ1及びφ2が存在し、φ1及びφ2は同一であってよく、
    Θ(P)⊆ΘMAX
    (φ2+2π/h)∈Θ(P)
    であり、
    ΘMAXは、
    ΘMAX={(φ1);(φ2+2π/h)}
    として定義された集合であり、
    Θ(P)は、
    Θ(P)={(ψ(i+P)−ψ(i))∧(0≦i<A)}
    として定義された集合であり、
    ψ(i)は、
    ψ(i)=ψ(i)+ψ(i)
    として定義され、
    ψ(i)は、前記少なくとも一の他の位相変調器で書き込まれる位相であり、
    ψ(i)は、前記複数の位相変調器のうちの前記対象の位相変調器で書き込まれる位相であり、
    Aより厳密に小さい任意の非零の自然数iについて、
    (∃j∧∃k)∧(0≦j<A)∧(0≦k<A)∧(k≠j)
    ∧(Ψ(i,j)≠Ψ(i,k)),
    (∃j’)∧(0≦j’<A)∧(∀k’)∧(0≦k’<A)∧(k’≠j’)
    ∧((Ψ(i,j’)+Ψ(i,k’))≠(φ1+φ2+2π/h)
    であり、
    Ψ(i,j)が、
    Ψ(i,j)=ψ(j+P)−ψ(j)+ψ(i+j+P)−ψ(i+j)
    と定義される
    光トランスミッタ。
  17. 請求項15又は16に記載の光トランスミッタであって、
    前記フィードバック回路は、前記複数の位相変調器のうちの前記対象の位相変調器によって行われる位相変調の前記タイミングを前記ピーク・トゥ・ピーク値を最小にするように設定するように構成された
    光トランスミッタ。
  18. 請求項15乃至17のいずれかに記載の光トランスミッタであって、
    前記トランスミッタが、シリアルDQPSKトランスミッタであり、
    前記複数の位相変調器は、直列に接続された第1及び第2位相変調器を含み、
    前記第1位相変調器は、前記光キャリアを0又はπラジアンだけ変調し、
    前記第2位相変調器は、前記光キャリアを0又はπ/2ラジアンだけ変調し、
    前記遅延干渉計は、1シンボル遅延干渉計である
    光トランスミッタ。
  19. 請求項15乃至17のいずれかに記載の光トランスミッタであって、
    前記光トランスミッタは、第1及び第2アームを含むパラレルDQPSKトランスミッタであり、
    前記複数の位相変調器は、共に前記光キャリアをゼロ又はπラジアンで変調する第1及び第2位相変調器を含み、
    前記第1アームは前記第1位相変調器を含み、
    前記第2アームは、
    前記第2位相変調器と、
    π/2ラジアンの位相シフトを行う追加の位相シフタ
    とを備え、
    前記遅延干渉計は、1シンボル遅延干渉計である
    光トランスミッタ。
  20. 請求項15乃至19のいずれかに記載の光トランスミッタであって、
    更に、前記光キャリアに対してRZカービングを行うRZカーバを備え、
    前記RZカーバが、前記電気信号のピーク・トゥ・ピーク値が検出されるときにオフにされる
    光トランスミッタ。
  21. 請求項15乃至20のいずれかに記載の光トランスミッタであって、
    前記ピーク・トゥ・ピーク値は、前記ピーク・トゥ・ピーク検出器により、前記光キャリアのシンボルの中央付近の少なくとも一点について、前記特定パターンの変調に同期してサンプリングされる
    光トランスミッタ。
  22. 4次以上の次数の位相シフトキーイングを行う、複数の位相変調器を含むxPSK変調器と、
    前記xPSK変調器によって出射された光キャリアの一部又は全部を受け取ることに対応した複数の遅延干渉計と、前記遅延干渉計からそれぞれに受け取った光信号を電気信号に変換する複数のフォトディテクターとを含む復調器と、
    前記電気信号のうちの一のピーク・トゥ・ピーク値を検出するピーク・トゥ・ピーク検出器と、
    前記複数の位相変調器のうちの対象の位相変調器に特定パターンが供給されたとき、前記ピーク・トゥ・ピーク値に応答して前記対象の位相変調器によって行われる位相変調のタイミングを設定することに対応したフィードバック回路
    とを備える
    光トランスポンダ。
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