JP2011525229A - 骨ネジの足掛かり増強インプラント、システム、及び技術 - Google Patents

骨ネジの足掛かり増強インプラント、システム、及び技術 Download PDF

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Abstract

本発明は、体内のネジ、好ましくは骨内、好ましくは椎骨内のネジの保持強度及び足掛かりを改善するためのシステム、装置、器具、及び方法を提供する。一実施形態では、好ましくは茎を通って椎体の内部に入る予め形成された穴の間に配置するように構成された同種移植組織形態を提供し、同種移植組織形態を通じて導入される茎ネジを受け取る。実施形態は、一体型の同種移植組織形態と、マルチピース同種移植組織形態と、遠位拡張可能部分と、部分的及び完全脱塩部分と、可撓性接続部分とを含む。本発明の同種移植組織形態の利点は、改善された茎ネジブラックアウト強度を含む。増強装置、システム、及び茎ネジを製造する方法、及びそれらを挿入するための器具及び技術も開示する。
【選択図】 図1

Description

〔関連出願への相互参照〕
本出願は、内容全体がここで引用により組み込まれる2008年6月19日出願の「ネジ増強固定具」という名称の米国特許仮出願第61/073,998号及び2008年10月20日出願の「茎ネジの足掛かり増強技術及びインプラント」という名称の米国特許仮出願第61/106,862号に対する優先権を請求するものである。
本発明は、一般的に整形外科に関する。より具体的には、本発明は、ネジ、特に骨内の骨ネジ、より詳細には椎骨内の骨ネジの足掛かり及び保持強度を増大させるための装置、器具、及び方法に関する。
患者の骨に骨ネジを固定することは、多くの場合に必要である。しかし、骨粗しょう症の骨、骨折、損傷、又は罹患した骨の存在は、骨ネジとネジが界接する骨の内部との間の有効な足掛かりを低減する場合がある。更に、以前のネジ挿入及び/又はより大きい直径のネジを挿入する試みは、ネジの挿入及び修正を更に複雑化し、ネジによる骨の破壊又はネジの「剥離」の事例を増大させる場合がある。更に、従来の試みは、外来物質を患者の骨内に移植することが伴っている。
脊椎においては、例えば、いくつかの茎ネジを患者の椎骨内に固定し、細長い部材、典型的にはロッドを脊柱の棘突起のいずれかの側で患者の脊椎に沿って縦方向に茎ネジに取り付けることにより、脊椎障害を治療することが多くの場合に必要である。茎ネジ固定に関連する1つの問題は、骨ネジと患者の椎骨の間の足掛かりの喪失である。ネジ固定に関連する別の問題は、骨内の骨ネジ、特に椎骨内の骨ネジの保持強度の喪失である。骨内のネジのトグルは、足掛かり及び保持強度の喪失をもたらす場合がある別の問題である。
米国特許仮出願第61/073,998号 米国特許仮出願第61/106,862号
すなわち、以下に限定するものではないが、茎ネジと椎骨の間の足掛かりの喪失及び/又は不十分な保持強度の結果としての茎ネジ固定の複雑化を含む骨内のネジ固定に関連する複雑化を低減する装置、器具、及び方法に対する必要性が存在する。
本発明は、ネジ、好ましくは骨組織内、好ましくは椎骨内のネジの保持強度及び足掛かりを改善するためのシステム、装置、器具、及び方法を提供する。一実施形態では、ネジのシャフトと周囲骨組織の間に位置決めされてネジの保持強度を増大させるためのインプラントを提供する。インプラントは、予め形成された穴への挿入に適する寸法及び構成を有する縦方向に細長い部材を含む。部材は、遠位端、近位端、及び縦軸線を有する。一実施形態におけるインプラントは、好ましくは、少なくとも部分的に脱塩された骨、好ましくは比較的可撓性かつ弾力性を有して柔軟であり、好ましくは少なくとも80%脱塩された同種移植骨組織で形成されたストリップ、好ましくは比較的薄いストリップとして形成することができる。
別の実施形態では、ネジの保持強度を増大させるためのインプラントは、好ましくは同種移植骨組織で形成された細長い部材を含むことができるが、例えば、PEEK又は他の生体適合性材料のような代替材料を利用してもよい。細長い部材は、近位端、遠位端、縦軸線、及び近位端の近位開口部から遠位端に向けて延びる中空空洞を有することができる。部材は、連続リング形状を形成して近位部分と遠位部分を含む壁を有することが好ましい。近位部分は、空洞と連通する近位開口部を含むことが好ましい。遠位部分は、空洞と連通する遠位開口部を含むことが好ましい。部材の少なくとも一部分は、少なくとも部分的に脱塩されるのが好ましく、近位部分及び遠位部分は、拡張するように構成されることが好ましい。遠位部分は、近位部分よりも大きく拡張するように構成されることが好ましい。インプラントは、組織内に形成された穴内に位置決めすることができ、好ましくは内腔の内径よりも大きいか又はそれに等しいシャフトコア径を有するネジは、インプラントの近位開口部から下方へ挿入される。
別の実施形態では、細長い部材は、好ましくは、好ましくは実質的に均一な外径を有する実質的に円筒形のチューブ又はスリーブである。実質的に管状の部材は、近位開口部と壁とを有する近位部分、及び遠位部分を有する。スリーブの外径は、約5ミリメートル(5mm)から約9ミリメートル(9mm)の間であるのが好ましく、チューブの長さは、約20ミリメートル(20mm)から約60ミリメートル(60mm)の間であるのが好ましく、遠位部分は、長さが約10ミリメートル(10mm)から約50ミリメートル(50mm)の間であるのが好ましく、近位部分は、約0.7ミリメートル(.7mm)から約0.9ミリメートル(.9mm)の間の壁厚を有することが好ましく、遠位部分は、約1.5ミリメートル(1.5mm)から約1.8ミリメートル(1.8mm)の間の壁圧を有することが好ましい。インプラントは、任意的に、遠位部分に1つ又はそれよりも多くのスロット、好ましくは少なくとも3つ(3)のスロットを有し、スロットのうちの少なくとも1つは、好ましくは長さが約15ミリメートル(15mm)から約20ミリメートル(20mm)の間であり、好ましくは約1ミリメートル(1mm)から約2ミリメートル(2mm)の間の幅を有する。
遠位部分の大部分におけるスリーブの壁厚は、近位部分の大部分における壁厚よりも厚いことが好ましい。遠位部分は、隣接する区画よりも薄い壁厚を有する任意的な遠位端区画を更に含むことができ、より薄い遠位端区画は、スロット、スリット、切り込み、溝、及び穿孔のうちの少なくとも1つと部分的に重なることが好ましい。遠位端区画は、好ましくは、長さを約1ミリメートル(1mm)から約5ミリメートル(5mm)の間とすることができ、かつ連続リングを形成することができる。
インプラントの近位部分は、少なくとも部分的に脱塩され、かつ遠位部分よりも脱塩の程度が大きいことが好ましい。近位部分は、完全に脱塩される(例えば、少なくとも80%脱塩される)のが好ましく、遠位部分は、部分的に脱塩されていてもよく、完全に脱塩されていてもよい。同種移植組織スリーブは、一体型でありかつ単一の同種移植組織片で形成することができる。同種移植組織インプラントは、凍結乾燥させることができる。
インプラントの近位部分は、任意的に、少なくとも1つのスロット、スリット、切り込み、溝、及び穿孔を含むことができる。少なくとも1つのスロット、スリット、溝、及び穿孔は、好ましくはネジの挿入時に裂けて拡張可能なフィンガを形成する分割線を遠位部分に形成することができる。別の実施形態では、遠位部分は、遠位端で連続リングによって接続された複数のストリップを有することができ、ストリップは、ヒンジ及び優先的折り目として作用する薄くなった区画を有し、それによって連続リングは、可動であり、折り込まれたストリップを有する拡張された遠位部分を形成する。
異なる実施形態では、スリーブは、近位リング区画と、遠位リング区画と、中間区画とを含むことができ、近位及び遠位リング区画は、連続壁を有し、中間区画は、1つ又はそれよりも多くのスロット、スリット、溝、又は穿孔のうちの複数のものを有し、かつ中間区画は、近位及び遠位リング区画よりも厚いことが好ましい。近位及び遠位リング区画は、内腔を下るネジの挿入時の拡張が比較的少なくて原型を保持するように構成され、一方中間区画は、スロット、スリット、溝、及び穿孔の拡張により促進されて拡張するように構成される。
更に別の実施形態では、ネジのシャフトと周囲骨組織との間に位置決めされてネジの保持強度を増大させるためのインプラントを提供し、インプラントは、遠位端、近位端、及びそれらの間に延びる縦軸線を有する骨内の予め形成された穴への挿入に適する寸法及び構成を有する細長い同種移植組織形態を有する。同種移植組織形態は、同種移植組織近位部分と同種移植組織遠位部分を更に含む。近位部分は、近位端の近位開口部と、中空内部を形成する内腔と、中空内部を取り囲む壁とを含むことが好ましい。遠位部分は、中実であるのが好ましく、遠位部分の少なくとも一部分は、少なくとも1つのスリットを含むことが好ましい。近位部分及び遠位部分の少なくとも一方は、部分的に脱塩され、近位部分及び遠位部分は、弾力的に接続されることが好ましい。
任意的に、インプラントの遠位部分は、ネジの挿入時に拡張するように構成された分離可能かつ可動フィンガを遠位部分が形成するように分割線を形成する少なくとも1つの貫通スリットを含む。分離可能かつ可動フィンガは、近位部分よりも大きく拡張することが好ましい。
更に別の実施形態では、骨に位置決めして骨ネジを受け取るための同種移植骨固定具を提供し、骨固定具は、コネクタストリップとコネクタストリップから延びる複数の末端部とを有する第1の同種移植組織片を有する。コネクタストリップは、末端部を接続する連続リングと末端部を分離する複数の間隙とを形成する。同種移植骨固定具は、接合部材と接合部材から延びる複数のフィンガ部材とを有する第2の同種移植組織片を有する。接合部材は、フィンガを接続する連続リングを形成し、複数の空間が、フィンガを分離する。第1の組織片は、コネクタストリップが接合部材の遠位にあり、同時に末端部が接合部材の近位に延びるように、かつフィンガがコネクタストリップの遠位に延びるように第2の組織片に取り付けられている。
同種移植骨固定具の第2の組織片は、フィンガを接合部材に接続する可撓性接続区画を有することが好ましく、可撓性接続区画は、脱塩された骨を含む。可撓性接続区画は、任意的に溝を含む。溝は、第1の組織片のコネクタストリップを保持及び固定するような寸法及び構成を有する。同種移植骨固定具内の末端部を分離する間隙は、フィンガを末端部間に適合させるような寸法及び構成を有することが好ましく、一方でフィンガを分離する空間は、末端部をフィンガ間に適合させるような寸法及び構成を有することが好ましい。骨固定具は、第1の組織片を第2の組織片の上に摺動させて末端部がその空間の間に延びるようにして形成されることが好ましい。骨固定具を形成する第2の組織片は、任意的に、第1の組織片よりも厚い。
ネジの保持強度及び足掛かりを増大させるために骨に予め形成された穴に挿入するように構成された管状同種移植インプラントを製造する方法も提供する。本方法は、(1)内径及び外径によって特徴付けられ、かつ髄内管を有する一片のドナー骨を取得する段階、(2)ドナー骨を脱塩する段階、(3)脱塩ドナー骨の表面を貫通する切り込みを形成する段階、(4)脱塩ドナー骨を広げてシートを形成する段階、(5)シートを望ましい1組の寸法に切り整える段階、及び(6)シートを巻いて、ドナー骨の内径よりも小さい内径及びドナー骨の外径よりも小さい外径によって特徴付けられる管状インプラントを形成する段階を含む。管状同種移植インプラントを製造する本方法は、広がりを防止するために管状インプラントを互いに固定する段階を更に含むことができる。
茎にネジを挿入する方法も提供する。本方法は、(a)椎骨の茎に穴を調製する段階、(b)骨内への挿入のためのネジを準備する段階、及び(c)椎骨に形成された穴の円周にほぼ等しいか又はそれよりも小さい外周を有する骨増強装置を選択する段階を含み、骨増強装置は、近位端と、遠位端と、近位端に形成された近位開口部から遠位端に向けて延びる中空空洞とを有する縦方向細長部材を含み、近位端の開口部は、ネジの直径にほぼ等しいか又はそれよりも小さく、細長部材は、リング区画を形成する近位端の連続壁を有し、本方法は、(d)近位端が茎内の穴の開口部と実質的に面一であり、かつインプラントが椎骨内に延びるように骨増強装置を椎骨に挿入する段階、及び(e)ネジを骨増強装置の内腔に挿入する段階を更に含む。
本方法は、骨増強装置をそれが完全に茎領域内に存在するように挿入する段階を更に含むことができる。本方法は、骨増強装置を椎体内に延びるのに十分な長さのものであるように選択する段階を更に含むことができ、骨増強装置は、遠位端が椎体に存在するように挿入される。本方法の骨増強装置は、近位開口部を収容する近位部分及び遠位端を収容する遠位部分を有することができ、本方法は、遠位部分を近位部分よりも大きく拡張させる段階を更に含む。ネジを挿入する方法は、インプラントの遠位部分を椎体内の海綿質骨内で拡張させる段階を更に含むことができる。本方法は、同種移植骨組織、PEEK、PET、PCU、PCL、及びEVAのうちの少なくとも1つで形成された骨増強装置を選択及び移植する段階を更に含むことができる。選択及び移植された骨増強装置は、少なくとも80%脱塩された同種移植骨組織で形成されることが好ましい。
以上の概要、並びに本出願の好ましい実施形態の以下の詳細説明は、添付の図面と併せて読む時により良く理解されるであろう。本出願の装置、システム、キット、器具、及び方法を例証するために、好ましい実施形態及び技術が図面に示されている。しかし、本出願は、図に示す厳密な配列、構造、特徴、実施形態、態様、手段、及び技術に限定されるものではなく、かつ本明細書に開示する配列、構造、特徴、実施形態、態様、手段、及び技術は、単独で用いるか又は他の配列、構造、特徴、実施形態、態様、手段、及び技術と組み合わせて用いることができることを理解すべきである。
本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の好ましい実施形態の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の好ましい実施形態の側面斜視図である。 図1の線2−2に沿って取った図1の骨ネジ増強装置の断面図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及びその使用法の上面平面図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及びその使用法の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及びその使用法の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及びその使用法の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の好ましい実施形態の側面斜視図である。 発明による骨ネジ増強装置の別の好ましい実施形態の側面斜視図である。 発明による骨ネジ増強装置の別の好ましい実施形態の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の好ましい実施形態の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の好ましい実施形態の図5Aから取った端面図である。 本発明による骨ネジ増強装置の好ましい実施形態の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の実施形態の側面斜視図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の実施形態の図5Dから取った端面図である。 本発明による骨ネジ増強装置の別の実施形態の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の側面斜視図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及び本発明による好ましい挿入器具の断面図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及び本発明による好ましい挿入器具の断面図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及び本発明による好ましい挿入器具の断面図である。 本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置及び本発明による押し込み器の好ましい器具を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第1の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第1の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第1の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第2の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第2の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第2の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第2の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第2の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第3の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第3の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を形成するための第4の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を移植するための第1の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明による骨ネジ増強装置を移植するための第1の好ましい方法の間に取られる段階を示す図である。 本発明の別の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の正面立面図である。 本発明の別の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の側面斜視図である。 例えば図14A及び図14Bの装置のような本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の移植中に用いるための挿入器具の断面図である。 例えば図14A及び図14Bの装置のような本発明の好ましい実施形態による骨ネジ増強装置の移植中に用いるための挿入器具の断面図である。 本発明による茎ネジシステムの代替の例示的実施形態を示す図である。 本発明による茎ネジシステムの代替の例示的実施形態を示す図である。 本発明による骨ネジ増強システムの異なる例示的実施形態を示す図である。 本発明による挿入器具の例示的実施形態を示す図である。 本発明による挿入器具の例示的実施形態を示す図である。 本発明による挿入器具の例示的実施形態を示す図である。 本発明による挿入器具の例示的実施形態を示す図である。
ある一定の用語を便宜のためにのみ以下の説明において使用し、それらは限定的ではない。語「右」、「左」、「下方」、「上方」、「上部」、及び「下部」は、参照される図面内の方向を示している。語「内側へ」及び「外側へ」は、それぞれ、インプラント及びその指定部分の幾何学的中心に向う方向及びそれから離れる方向を指す。語「前部の」、「後部の」、「上位の」、「下位の」、「中間の」、及び「側方の」、並びに関連する語及び/又は語句は、参照される人体内の好ましい位置及び向きを示し、限定的であるように想定されているものではない。用語には、上に記載した語、それらの派生語、及び同様の外来語が含まれる。
ネジのシャフトと周囲骨組織の間に位置決めされてネジの保持強度及び足掛かりを増大させるための縦方向細長部材の形状の骨インプラント、骨増強装置、又は骨保護装置10(骨固定具又はシムとも呼ぶ)を提供する。近位端、遠位端、及び縦軸線を有する縦方向細長部材は、ネジを受け取ることになる予め形成された穴への挿入に適する寸法及び構成を有する。一実施形態におけるインプラントは、少なくとも部分的に脱塩された骨、好ましくは比較的可撓性で、弾力性を有して柔軟であり、好ましくは少なくとも80%脱塩された骨である同種移植骨組織で形成されることが好ましいストリップ、好ましくは比較的薄いストリップとして形成することができる。骨増強装置10は、例えば、PEEK、PTU、PET、EVA、PCU、又は他の生体適合性プラスチック又は生体吸収性プラスチックを含むプラスチックのような代替材料で形成することができる。他の骨増強装置に適する他の材料には、例えば、ステンレス鋼、チタン、又はそれらの合金のような金属及び金属合金、セラミック及び複合物又は現在公知であるか又は今後見出される他の生体適合性材料を含めることができる。
別の実施形態では、図1A〜図1C及び図2に示すネジの保持強度又は足掛かりを増大させるか又は他の方法で基体、この例では骨を保護するための骨固定具又は骨保護装置10、10’は、縦軸線12、12’、近位部分30、30’、遠位部分40、40’、及び中空の中心空洞、通路、又は内腔25、25’を含む好ましくはチューブ又はスリーブ20、20’の形状の縦方向細長部材とすることができる。図2に示すように、中空の中心空洞又は通路25、25’は、遠位端43、43’から近位端33、33’まで固定具10、10’を貫通して延びることが好ましい。スリーブ20、20’は、略円筒形の形状とすることができるが、他の形状とすることもできる。スリーブ20、20’は、内腔25、25’と連通する近位開口部35、35’を有する近位部分30、30’と、内腔25、25’と連通する遠位開口部45、45’を有する遠位部分40、40’とを含むことが好ましい。近位部分30、30’内の壁15、15’は、その中に開口部、スロット、スリット、溝、又は穿孔を全く有さずに周方向に連続しているのが好ましく、一方で遠位部分40、40’内の壁15、15’は、任意的に、壁15、15’の円周に沿って同心円状にかつ約120度(120°)離間して配列された1つ又はそれよりも多くのスロット42、42’好ましくは約3つ(3)のスロットを含むことができる。スロット42、42’は、壁15、15’を貫通して延びて、内腔25、25’と連通することが好ましい。
固定具は、例えば、スロットなし、又は1つ、2つ、4つ、5つ、又はそれよりも多くのスロットを含むより多く又はより少ないスロット42’を含むことができることは容易に理解されるはずである。任意的に、近位部分30、30’もスロットを含むことができ、又はスロット42、42’が近位部分30、30’内と遠位部分40、40’内の両方に延びることもできる。スロット42、42’は、遠位部分40、40’の長さの大部分にわたって縦方向に延びることができる。図1A〜図1C及び図2の例示的実施形態では、遠位部分40、40’内のスロット42、42’は、長さが約20ミリメートル(20mm)、より好ましくは約18ミリメートル(18mm)とすることができる。スロット42、42’は、約1ミリメートル(1mm)から約2ミリメートル(2mm)、より好ましくは約1.5ミリメートル(1.5mm)の幅を有することができる。任意的なスロット42、42’に対しては、他の長さ及び幅が考慮される。スロット42、42’は、遠位部分40、40’の遠位端43、43’まで延びないことが好ましい。スロット42、42’は、遠位端43、43’から約2ミリメートルから約2.5ミリメートル(2.5mm)の間(2mm〜2.5mm)の地点で始まり、近位端33、33’に向けて縦方向に延びることが好ましい。スロット42、42’は、丸い端部46、46’及び48、48’を有することが好ましい。
スリーブ20、20’の壁15、15’は、図2に示すように、遠位部分40、40’よりも近位部分30、30’においてより薄い厚み18、18’を有することができる。壁15、15’は、近位部分30、30’において、約0.5ミリメートル(0.5mm)から約1ミリメートル(1mm)の間、好ましくは約0.9ミリメートル(.9mm)の厚み、遠位部分40、40’において、好ましくは約1.5ミリメートル(1.5mm)から約1ミリメートル(2mm)の間、好ましくは約1.6ミリメートル(1.6mm)の厚みを有することが好ましい。以下に説明するスリーブ20、20’の遠位部分40、40’における壁15、15’の部分は、他の部分よりも薄くてもよく、近位部分30、30’における壁厚18、18’にほぼ等しい壁厚18、18’を有することができる。
スリーブ20、20’は、長さが約10ミリメートル(10mm)から約60ミリメートル(60mm)、好ましくは約40ミリメートル(40mm)とすることができるが、増強装置10、10’が利用される箇所に応じて、他の長さが考慮される。スリーブ20、20’の外径17、17’は、実質的に均一とすることができ、約5ミリメートル(5mm)から約9ミリメートル(9mm)、より好ましくは、茎ネジ固定のための1つの例示的な実施形態においては、約6ミリメートル(6.0mm)から約6.5ミリメートル(6.5mm)とすることができる。スリーブ20、20’の外径17、17’に対する他のサイズも考慮され、利用される骨ネジ及び増強される骨及び開口部によって異なることになる。近位部分30、30’におけるスリーブ20、20’の内径19、19’は、約4ミリメートル(4.0mm)から約7ミリメートル(7.0mm)であるのが好ましく、約4.2ミリメートル(4.2mm)から約5ミリメートル(5.0mm)であるのがより好ましく、約4.4ミリメートル(4.4mm)であるのがより好ましい。利用される骨ネジ及び増強される開口部に応じて、近位部分30、30’における内径19、19’に対する他のサイズも考慮される。近位部分30、30’の内径19、19’は、インプラント10、10’と共に利用されることが意図される骨ネジのシャフトの直径よりも小さいことが好ましい。遠位部分40、40’におけるスリーブ20、20’の内径19、19’は、近位部分30、30’における内径よりも小さくなることが好ましい。遠位部分40、40’の内径19、19’は、約2.5ミリメートル(2.5mm)から約3.5ミリメートル(3.5mm)であるのが好ましく、約3ミリメートル(3.0mm)であるのがより好ましい。
図に示して本明細書に記載するインプラントを説明し、かつ以下に更に説明するが、インプラントは、一般的に脊椎における(例えば、腰部領域、胸部領域、又は頸部領域における)茎ネジ固定に関連して用いることができ、当業者は、インプラント10、10’は、例えば、股関節部、手首、手、顔、足、肋骨、下顎、体肢、頭蓋等における長骨又は骨のような身体の他の部分の固定に用いてもよいことを認めるであろう。このような状況においては、長さ、壁厚、内径、及び外径は、身体の他の部分又は他の用途の望ましい基準を満たすように修正することができる。図に示して本明細書に説明するインプラントは、軟組織を含む他の組織内のネジを固定してその保持強度を増大させるために用いることができ、かつネジの保持強度を増大させること、トグルに対する抵抗性を増大させること、又はネジがネジ破壊に抵抗するための保護シース又はガードとしての機能を果たすことが望ましい場合に付加的な用途を有することができることが更に認められるであろう。
骨増強固定具10、10’は、好ましくは骨から、より好ましくは同種移植骨から製造される。同種移植骨増強固定具10、10’は、少なくとも部分的に脱塩されることが好ましい。好ましい実施形態では、近位部分と遠位部分の両方が完全に脱塩されており、例えば、以下に限定するものではないが、少なくとも80%脱塩される。骨インプラントの近位部分が比較的可撓性で、弾力性を有して柔軟であるように、同種移植組織は、近位部分において脱塩されることが好ましい。骨組織は、約半時間(.5hr.)から約24時間(24hr.)の間、好ましくは約4時間(4hr.)から約6時間(6hr.)の間に、.〜.3Nの濃度の塩酸浴に浸漬することによって脱塩することができる。酸浴での脱塩の程度は、骨組織の形状及び厚みによって異なるので、浸漬の時間、酸浴の環境条件及び濃度、特定のインプラントに対する脱塩の時間は異なることになる。近位部分及び遠位部分の両方が完全に脱塩されるか又は同程度に脱塩される場合、遠位部分は、遠位部分により厚い壁15、15’を有することによるか又は他の手段により、より剛性とすることができる。付加的な剛性により、ネジと椎骨の間への遠位部分のくさび止めによる引き抜きに対する抵抗力がもたらされることが好ましい。代替的に、近位部分30、30’が遠位部分40、40’よりも柔らかい特性を呈するように、同種移植スリーブ20、20’の近位部分30、30’は、完全に脱塩され(例えば、少なくとも80%脱塩され)、遠位部分40、40’は、部分的に脱塩されるか又は脱塩されない。
スリーブ20、20’は、近位部分30、30’及び遠位部分40、40’の両方が同じ単一の同種移植骨組織片から一体に形成されるように構成することができる。代替的に、近位部分30、30’を遠位部分40、40’とは別に形成し、その後、好ましくは同種移植骨組織により、かつ接着剤を用いずに連結することができるが、接着剤を使用することもできる。
インプラント又は固定具10、10’は、茎ネジ用途向けに設計されており、様々なサイズの茎ネジのために様々な直径、例えば、5ミリメートル、6ミリメートル、及び/又は7ミリメートル(5、6、及び/又は7mm)の茎ネジの形態で供給することができる。インプラント10、10’は、長さLが約10ミリメートル(10mm)から約60ミリメートル(60mm)の間、好ましくは長さが約40ミリメートル(40mm)であり、約20ミリメートル(20mm)の近位部分30、30’及び約20ミリメートル(20mm)の遠位部分40、40’を有することができる。骨増強固定具10、10’は、骨が主として皮質骨である茎領域に近位部分30、30’が位置決めされるように椎骨3の茎4に挿入されるのが好ましく、かつ骨が主として海綿質骨である椎体5内に遠位部分40、40’が延びて位置決めされることが好ましい。他の長さのインプラント10、10’を利用してもよく、異なるサイズの椎骨3を治療することができるように、異なる近位及び遠位長さ部分を利用することができる。
近位部分30、30’は、それが柔らかく、可撓性で、弾力性を有して柔軟であるように完全に脱塩されることが好ましい。近位部分30、30’への挿入及び貫通時に茎ネジがスリーブ20、20’を茎4の壁に圧入され、茎壁上に過度の負担を及ぼすことなく骨ネジの足掛かり及び固定を増大させるように、近位部分30、30’も薄いことが好ましい。ネジが挿入される際には、インプラント上に軸線方向の力が作用しないか又は最小限の軸線方向の力が作用することが好ましく、インプラントは、少なくとも近位部分において、茎ネジによる茎破壊後に神経要素をネジから保護することができる保護シースとしての機能を果たすことができることが好ましい。ネジが回転される際に、最初の少数のネジ山が柔らかい同種移植固定具に食い込み、固定具の近位部分を茎4の壁内に固定する。茎内への近位端の初期の固定により、ネジ挿入の方向への固定具のいずれの潜在的運動も抑制され、及び/又は回避されることが好ましい。
第2の好ましい実施形態では、骨固定具10’は、近位端33’にリップのような突出部23(図1C及び図8に示す)を含む。リップ又は突出部23は、ネジ7が挿入される際に固定具が椎骨3内へ遠位に平行移動するのをリップ23が制限するように、近位部分30’の外径を超える延長部、肩部、又はフランジをもたらすことが好ましい。リップ23は、完全円筒形区画、部分的区画、又は小さいタブの形態を取ることができる。
第2の好ましい実施形態では、図1B〜図1Cに示すタブ23は、スリーブ20’上に設けられている。タブ23は、図1Bに示すように、スリーブ20’の同種移植骨組織の一体的延長部として直線的な状態に製造される。材料は、脱塩された同種移植骨であることが好ましいので、タブ23は、可撓性であることが好ましい。ネジ7の移植前に、ネジ固定具20は、調製された穴内に位置決めされ、次に、湾曲したタブ23が茎4の外側部上に位置するように、可能な限り保持スリーブ又は鉗子を用いてタブ部分23が曲げられる(図1C)。保持スリーブ様器具、鉗子、又は千枚通し状器具を用いて、タブ23を茎4の外壁に軽く留めることができる。固定具20’が、所定の場所に位置決めされてタブ23を用いて固定された状態で、茎ネジが移植される。タブ23は、内側方向へのネジ7の運動の結果としての茎穴内へのネジ固定具20’のどのような内側への運動も抑制することが好ましい。タブ23は、固定具が茎4内に適切に位置決めされかつネジ7と共に軸線方向に移動していないことの外科医のための視覚指標をもたらすことが好ましい。
好ましい実施形態では、茎ネジ7が遠位部分40、40’内へ延びる際に、遠位部分40、40’が椎体5の海綿状部分内で拡張し、骨内でインプラント10、10’のくさび止め機能を果たすように、インプラント10、10’の遠位部分40、40’は、近位部分30、30’よりも厚いことが好ましい。茎ネジ7は、遠位部分40、40’内へ延びるのが好ましく、遠位部分40、40’の長さだけ延びることができ、かつインプラント10、10’の遠位端43、43’の外へ延びることができる。代替的に、インプラントは、遠位部分全体が茎4内に位置して椎体5の海綿状部分内に延びないような長さを有することができる。
インプラントが椎体内に延びるのに十分な長さを有する実施形態では、遠位部分40、40’は、特に海綿質骨内で近位部分30、30’よりも大きく拡張することが好ましく、インプラント10、10’及び茎ネジ7が椎骨3から引き抜かれにくくするために、近位部分30、30’が位置決めされた茎領域4内の開口部よりも大きいサイズまで拡張することが好ましい。遠位部分40、40’は、任意的に、スロット(すなわち、インプラントから除去された材料)又はスリット(すなわち、壁内の切り込み)を含み、椎骨内へのインプラントのくさび止めを助けるために遠位部分40の拡張を促進することができる。スロット42、42’又はスリットは、壁15を完全に又は部分的に通って延びることができ、壁15、15’の内面上又は外面上に位置することができる。スロット又はスリットは、インプラント又は固定具10、10’の可撓性及びその拡張する機能を増大させるために、壁15、15’の全厚を通しては延びない溝、又は壁15、15’内の穿孔、又は他の特徴の形態を取ることができる。
好ましい実施形態では、遠位部分40、40’は、実質的に均一に拡張するか又は膨らみ、遠位部分の中心で実質的に均一に拡張するか又は膨らむことが好ましい。遠位部分の実質的に均一な膨らみ又は拡張を促進するために、スリーブ20、20’の遠位端43、43’は、その隣接する部分よりも、好ましくは遠位部分40、40’のほぼ全ての残った部分よりも薄くすることができる。すなわち、スリーブの壁15、15’は、遠位端43、43’において、その隣接する区画と比較して薄くされる。遠位端43、43’は、約0.5ミリメートル(0.5mm)から約1ミリメートル(1mm)の間、好ましくは約0.9ミリメートル(.9mm)の壁厚18、18’を有することが好ましい。遠位端区画43、43’は、近位部分30、30’の壁厚にほぼ等しい壁厚18、18’を有することが好ましい。遠位端区画43、43’は、長さが約3ミリメートル(3mm)とすることができ、図2に示すように、スリーブ20、20’の遠位部分40、40’に形成された任意的なスロット、スリット、及び/又は溝42、42’と部分的に重なることが好ましい。第1及び第2の好ましい実施形態では、より厚い遠位部分40、40’からより薄い遠位端区画43、43’への遷移44、44’があり、壁厚18、18’は、約45度(45°)から約70度(70°)、より好ましくは約60度(60°)の角度で遷移することがより好ましい。壁厚18、18’の更に別の遷移41、41’は、より薄い近位部分30、30’とより厚い遠位部分40、40’の間に存在することが好ましく、壁厚は、約45度(45°)から約70度(70°)の角度、より好ましく約60度(60°)の角度で遷移することができる。壁厚18、18’には複数の遷移があるので、壁厚の遷移に適する他の角度及び位置が考慮される。
図1A〜図1C及び図2を参照すると、スリーブ20、20’は、骨増強装置又は骨固定具10、10’として、かつ茎ネジ固定のために、特に椎骨3内への茎ネジの挿入及び固定を増強するためのシステムの一部として有用である。スリーブ20、20’は、椎骨3内の茎ネジ7の足掛かり又は保持強度を増大させることを意図しており、骨粗しょう症の骨において特定の用途を見出すことができる。骨増強装置は、修正手術においてより大きい直径のネジを用いる必要性を回避するために、又は骨及び所定の外科的処置に適する最も大きい直径のネジの足掛かりを改善するために用いることもできる。使用中、椎骨3に挿入される茎ネジ7の外径にほぼ対応する開口部又は内腔が、椎骨3の茎4内に形成される。骨内の開口部、穴、又は内腔は、例えば、ドリルビット、トロカール、外径を増大させるための一連の拡張器等の使用のような公知の又は将来見出される方法によって形成することができる。骨内の開口部への挿入に適するサイズの固定具10が、提供かつ選択される。固定具10は、利用される茎ネジ7のサイズに基づいて選択され、茎ネジ7のシャフトの直径にほぼ等しいか又はそれよりも小さい近位部分30、30’及び遠位部分40、40’における内径19、19’を有することが好ましい。固定具10、10’は、適切な長さを有するようにも選択され、茎ネジが好ましくは遠位部分40、40’の大部分を通って、より好ましくはスリーブ20、20’のほぼ全長を通ってスリーブの遠位部分40、40’内に延びるような長さを有することが好ましい。スリーブの長さは、海綿質骨が位置する椎体5内に延びるように選択されることが好ましいが、代替的に、スリーブ全体を椎骨の茎4内に位置決めすることができる。一例では、茎ネジ7は、40ミリメートル(40mm)のシャフトを有することができ、スリーブは、約40ミリメートル(40mm)とすることができる。他の長さのネジ7及びスリーブ20、20’も考慮される。
選択された固定具10、10’は、近位部分30、30’の近位端33、33’が骨内に形成された開口部の開始部分と実質的に面一か又は平坦であり、かつ遠位部分40、40’が骨の内部に位置し、好ましくは椎体5の海綿質領域内に延びるように骨内に形成された開口部に挿入される。茎ネジ7は、ネジ7の遠位端がスリーブ20、20’の近位部分30を通って延びかつ移動するようにネジ7を捩じ込み、すなわち、回転させることによってスリーブ20、20’に挿入される。ネジ7がスリーブ20、20’の近位部分30、30’を通って移動する際に、スリーブ壁15、15’と骨の間に締まり嵌めが形成されるように、スリーブ20、20’が好ましくは拡張して骨内の開口部を取り囲む茎4の壁に圧入されることが好ましい。ネジ7がスリーブ20、20’に更に挿入される際に、茎ネジ7の遠位端がスリーブ20、20’のより厚い遠位部分40、40’に入り、スリーブ20、20’の遠位部分40、40’を好ましくは椎体5の海綿質骨内へ拡張させる。遠位部分40、40’は、近位部分30、30’よりも大きく拡張することが好ましく、近位部分内の開口部又は骨の茎領域4よりも大きいサイズまで拡張することが好ましく、かつ骨内にくさび止め効果、より好ましくは骨内の骨ネジ7の保持強度を増大させるのを助けるための栓としての機能を果たす遠位部分40、40’内の膨らみ効果を生成することがより好ましい。ネジ7がスリーブ20、20’に挿入され、スリーブ20、20’に沿って進む時に、スリーブ20、20’は、ネジの方向へ穴に沿って軸線方向には移動しないことが好ましい。
使用中、遠位端区画43、43’がスロット42、42’の遠位端において裂けるように、スリーブ20、20’の遠位部分40、40’は、それが拡張する際に切れることが可能である。スロット42、42’と開口部45、45’の間の遠位端区画43、43’の領域は、遠位部分40、40’が更に拡張するのを可能にするために、縦方向に破れるか又は裂けることができ、遠位部分を1つ又はそれよりも多くのフィンガに分離することができることが好ましい。遠位区画43、43’の薄くなった区画は、遠位部分40、40’の均一かつ対称的な膨らみ及び拡張を促進し、かつ開口部45、45’とスロット42、42’のうちの1つ又はそれよりも多くの遠位端46、46’との間で遠位区画43、43’の破れを促進し、複数のフィンガを生成することができることが好ましい。複数のスロット42、42’に隣接する遠位端43、43’における固定具10、10’のこの破れ又は破壊は、フィンガの形成と、遠位区画の厚みが遠位部分40、40’のより厚い部分と同じ厚みのままであった場合よりも均一かつ対称的な曲げ、膨らみ、及び拡張とを促進することが好ましい。
近位部分30は、任意的に、スリーブ20、20’の近位端33、33’の直前で終了する縦軸線に沿った複数の縦方向のスロット、スリット、溝、又は穿孔(図示せず)を含むことができる。例えば、スロット又はスリットは、近位部分30、30’の外壁表面13、13’から近位部分30、30’の中空内壁14、14’まで貫通して形成することができる。スリットは、代替的に外壁表面13、13’から半径方向に延びるが、近位部分30、30’の中空内壁14、14’に到達する前に終了する。スリットは、内壁14、14’から外壁13、13’に向けて半径方向に延びることができるが、近位部分30、30’の外壁13、13’に到達する前に終了又は停止する。スリット又はスロットはまた、パターンで整列させることができるか又は壁15、15’内にランダムに形成される壁15、15’を貫通又は部分的に貫通する一連又は複数の穿刺を含む穿孔の形態を取ることができる。
図1A〜図1C及び図2のインプラント10を参照して説明した方法及び特徴の多くは、本明細書に説明して図で示す他の実施形態、特に図3〜図14の実施形態にも適用されることになる。図3A〜図3Dに、骨増強装置又は骨固定具装置の異なる好ましい実施形態を示している。図3の骨増強装置110は、完全に又は部分的に脱塩された同種移植骨組織から形成されるのが好ましく、かつ縦軸線112を有する実質的に円筒形のチューブ又はスリーブ120を形成することが好ましい。骨増強装置120は、近位部分130及び遠位部分140を有する。近位部分130は、完全に脱塩された骨(例えば、少なくとも80%脱塩された)で形成されるのが好ましく、近位開口部135に連通する中空空洞又は通路125を有する。中空部分の内径119は、骨増強装置110に挿入され、それを貫通させることを意図している骨ネジの直径と実質的に同じか又は僅かに小さいことが好ましい。骨増強装置110の近位部分130及び遠位部分140は、完全に脱塩される(例えば、少なくとも80%脱塩される)ことが好ましい。代替的に、近位部分130が遠位部分140よりも柔らかくかつ可撓性であるように、増強装置110の近位部分130を完全に脱塩することができ、遠位部分140は、部分的に脱塩してもよく、脱塩しなくてもよい。
近位部分130は、インプラントの近位端133の直前で終了する縦軸線112に沿って形成されたスリット、スロット、溝、又は穿孔42と同様の複数のスリット、スロット、溝、又は穿孔136を含むことが好ましい。6つ(6)のスリット136を有する図3のインプラント110が示されているが、それよりも多いか又は少ないスリットを所望に応じて使用することができる。スリット136は、インプラント110の壁115を部分的に又は貫通して延びることができるが、図3の好ましい実施形態におけるスリット136は、スリーブ120の外面113から内壁表面114に向けて壁115を部分的にのみ通って延びている。近位部分130は、図1A〜図1C及び図2の実施形態に関して上述した壁厚18、外径及び内径17、19を有することができる。スリーブ120の全長L3及び近位部分130、並びに遠位部分140の長さは、図1A〜図1C及び図2の実施形態に関して上述したものと同じ長さを有することができる。
図3の実施形態の同種移植インプラント110の遠位部分140は、好ましくは、中実であり、かつ近位部分130に弾力的に接続することができる。遠位部分140は、好ましくは遠位部分の一方の側から遠位部分の反対側まで全体的に延びる1つ又はそれよりも多くのスリット147を含むことが好ましい。図3の実施形態では、貫通スリット147の各端部が隣の貫通スリット147から90度(90°)離間して位置決めされてクロスヘアパターンを形成するように、2つの貫通スリット147は、遠位部分140に沿って90度(90°)離間して位置決めされる。近位部分130に弾力的に接続した4つの拡張可能なフィンガ147aを形成する2つの貫通スリットを有する形態で図3の実施形態の遠位部分140を示したが、より多い又はより少ない貫通スリット147を異なる配向、長さ、及び深さで遠位部分140に含め、近位部分に弾力的に接続したより多い又はより少ない拡張可能なフィンガ147aを形成することができることを認めることができる。代替的に、遠位部分140は、好ましくは近位部分130を特徴付ける挿管よりも直径が小さい挿管を有する中空空洞を有することができる。更に、遠位部分140における挿管の直径は、近位部分130における挿管の直径と実質的に同じとすることができる。挿管された遠位部分を有するこの代替的な実施形態は、図5D〜図5Fと同様である。挿管された近位部分及び/又は遠位部分130、140の内部も、茎ネジ7の食い込みを助けるために脱塩することができる。
第3の好ましい実施形態のインプラント110の遠位端143は、挿入を容易にするために鋭い又は鈍い端部143aを含むことができる。スリーブ120の近位部分及び/又は遠位部分130、140の外面113は、同種移植インプラント110と周囲骨の間の把持を改善するために表面テクスチャを含むことができることが好ましい。一実施形態では、椎骨3へのインプラント110の挿入中、プランジャ又はプッシュロッドのような挿入器具が近位部分130の近位端133を担持することができるように、近位部分130の遠位端は、任意的に、傾斜付き縁部131(図1の縁部31を参照されたい)を含むことができる。傾斜付き縁部131は、茎ネジ7の位置を決めて茎ネジを出発させるのを助けるために、面取りした箇所131においてリードとしての機能を果たすことができる。更に、近位部分130及び遠位部分140の両方は、同一の同種移植組織形態から一体に形成することができる。以下でより詳細に説明するように、近位部分及び遠位部分は、代替的に、別々の同種移植骨片から機械加工し、その後、移植骨片間の移動を可能にするように互いに連結、好ましくは同種移植骨片によって弾力的に接続することができる。接着剤は、所望に応じて、一部を互いに接続されるのに用いてもよく、用いなくてもよい。
作動中、図3Bを参照すると、インプラント110は、トロカール又はプランジャロッドのような器具50を用いて、茎4を通り、骨粗しょう症の椎体5である可能性がある領域内へ延びる予め形成された穴2に挿入されることが好ましい。骨増強装置と関連して用いられる適切な挿入器具は、図8を参照して詳細に説明する。インプラント110は、好ましくは近位端133が骨内の開口部2と比較的面一でありかつ平坦であるように骨に挿入されることが好ましい。次に、茎ネジ7は、図3Cに示すように、インプラント110を通じて椎骨3に挿入されることが好ましい。茎ネジ7がスリーブ120を通って前進する際に、図3Cに示すように、同種移植スリーブ120の近位部分130に沿って位置決めされたスリット136が開離し、好ましくは、近位部分130のほぼ全体が茎4内のチャンネル内で半径方向に拡張して茎4内に食い込み、それを通って近位部分130が位置決めされることを可能にする。好ましい実施形態では、茎ネジ7のネジ山は、近位部分130の中空内壁表面114内にネジ切りが形成されるように、より柔らかい近位部分130を変形させることが好ましい。
茎ネジ7がインプラントを通って前進し、遠位部分140の内部に接触する際に、図3Dに示すように、遠位部分140がそれを通って形成されたスリット147を通じて開離し、存在する可能な骨梁に圧入されてネジ7と茎4の後壁との間にくさびを形成し、茎ネジ7に対して付加的な引き抜き抵抗をもたらす。遠位に拡張した同種移植スリーブ120の遠位部分140及び半径方向に拡張したスリーブ120の近位部分130は、周囲骨内への茎ネジ7の足掛かりを改善することが好ましく、かつ茎ネジのバックアウト及びトグルの可能性を低減することが好ましい。
PMMA、リン酸カルシウムセメントのような生体適合性材料は、例えば、依然として液体の状態でインプラント及び/又は茎ネジの遠位部分に沿って又はインプラントの内部全体に沿って茎ネジの遠位端を通るようにして、同種移植インプラント110及び茎ネジ7の位置決めと併せて用いることができる。
図4A〜図4Cに、好ましくは完全に脱塩された(例えば、少なくとも80%脱塩された)同種移植チューブ又は同種移植スリーブ220の形状の骨増強装置210の更に別の好ましい実施形態を示している。スリーブ220は、完全に脱塩されることが好ましいが、スリーブは、部分的に脱塩されてもよく、脱塩されなくてもよく、内面及び外面がスリーブ220の中間部分とは異なる程度に完全に又は部分的に脱塩されてもよい。同種移植チューブ220は、縦軸線212を含むのが好ましく、かつスリーブ220が、近位及び遠位の開口部235、245を有するスリーブ220の全長を通して中空であるように中心内腔225を有することが好ましい。同種移植チューブ又はスリーブ220は、その近位端233上に第2の好ましい実施形態のリップ23と同様の目的を果たすためのリップ(図示せず)を更に含むことができる。
作動中、好ましくは完全に脱塩された同種移植スリーブ220は、茎4を通って予め形成された穴に挿入され、次に椎体5の内部に挿入されることが好ましい。同種移植スリーブ220は、図3B〜図3Dの実施形態におけるスリーブ120に関する図に示すように、同種移植スリーブの近位端233が茎4の外面と面一に位置するように挿入されることが好ましい。茎ネジ7は、同種移植スリーブ220及び周囲の茎及び椎骨を通って挿入されるのが好ましく、茎ネジが椎体5の内部に向けて前進する際に、同種移植インプラント210の脱塩された骨材料が、茎4及び海綿質骨によって特徴付けることができる椎体5の内部に圧入される。
同種移植インプラントの脱塩性により、同種移植インプラントの骨誘導潜在機能が高められるのが好ましく、また、同種移植スリーブ220を通る茎ネジ7の前進によってもたらされるネジ、同種移植インプラント、及び茎4の壁間の締まり嵌めにより、茎ネジの引き抜き強さが増大する。代替的に、同種移植スリーブ20は、同種移植スリーブ220の外面及び/又は内面上において部分的にのみ脱塩されてもよい。同種移植スリーブ220の近位部分及び/又は遠位部分の外面213は、同種移植スリーブ220と周囲骨3の間の足掛かりを改善するために表面テクスチャを含むことができる。
同種移植スリーブ220は、部分的に脱塩された遠位部分240と、完全に脱塩された近位部分230とを含むことができる。作動中、茎ネジ7は、同種移植スリーブ220の近位部分230における完全に脱塩されたより柔らかい同種移植骨の存在によって容易に茎4内に前進し、しかも茎4内における茎ネジ7の位置を保証するほど十分に食い込むことが好ましい。茎ネジ7が椎体5の後壁を超えて同種移植チューブ220の遠位部分240内へ前進する際に、同種移植スリーブ220のより強くより厚い骨が、椎体の海綿質のコアである場合がある領域内へ拡張及び/又は拡大される。同種移植スリーブ220の近位部分及び/又は遠位部分の外面213は、同種移植スリーブ220と周囲骨の間の足掛かりを改善するために表面テクスチャを含むことができる。同種移植スリーブの遠位端243には、同種移植スリーブの挿入を促進するのを助けるために、例えば、同種移植ピン(図示せず)を用いて交差固定することができる。交差固定は、Cアーム上でのインプラントの視認性も改善するであろう。
同種移植チューブ又はスリーブ220は、代替的に、スリーブ220がその全長を通して中空であるように、近位開口部235から遠位開口部まで延びる縦軸線212及び中心内腔225を含むことができる。チューブ220は、チューブ220の中間部分において縦軸線212の方向に延びる1つ又はそれよりも多くの縦方向のスリット、スロット、溝、又は穿孔247を含むことができる。スリット247は、外面213から内壁表面214までチューブ壁215を貫通して延びることが好ましい。スリット247は、スリーブ220の全長にわたって延びないのが好ましく、かつ遠位端243又は近位端233まで延びないことが好ましい。連続リング区画239は、近位端233に形成され、連続リング区画251は、遠位端243に形成されることが好ましい。連続リング区画239、251は、長さが約2ミリメートル(2mm)から約10ミリメートル(10mm)であるのが好ましく、約3ミリメートル(3mm)から約7ミリメートル(7mm)であるのがより好ましい。リング区画239、251における壁の表面215は、連続しかつスリット247によって中断されないことが好ましい。リング区画239、251は、ネジの挿入時に原形を保っていることが好ましい。スリットを含むチューブ220の中間区画、又は少なくともその一部分は、連続リング区画239、251よりも厚いことが好ましい。
チューブ220の内径219がネジ7を受け取る一方、チューブ220の外径217は、骨内に調製された穴の内部に嵌合するように選択されることが好ましい。リング区画239、251が好ましくは原型を保持するように、リング区画239、251が相対的に殆ど拡張することなくネジ7を挿入することができるように、リング区画239、251の内径219は、中間部分よりも大きいことが好ましく、かつネジ7の外径と実質的に同じサイズとすることが好ましい。スリーブ220の中間区画の内径219は、ネジがスリーブ220に沿って挿入される際にネジの妨げになり、かつ中間区画を図4Cに示すように拡張させることが好ましい。すなわち、ネジ7が中間区画に沿って前進する際に、ネジ7は、スリット247を図4Cに示すように拡張及び拡大させる。中間区画の拡張により、骨内のネジ7の保持強度及び足掛かりが改善され、かつ椎骨3内でネジ7をずらす可能性があるネジ7のトグルを抑制するか又は防止することが好ましい。
内面214から外面213まで全壁厚を通って延びるスリット247を使用した形態で図4A〜図4Cの実施形態を説明したが、壁215の一部のみを通って延びるスリットを用いてもよく、スリット247は、開放スロット、開放溝、又は開放穿孔を含むことができる。更に、同種移植片、好ましくは少なくとも部分的に脱塩された同種移植片で形成された形態でチューブ又はスリーブ220を説明したが、スリーブ220は、金属、金属合金、セラミック、複合物、及び例えば、PEEK、PTU、PET、EVA、PCU、又は他の生体適合性プラスチック又は生体吸収性プラスチックのようなプラスチックを含む任意の生体適合性材料で形成することができ、本出願の他の実施形態についても、これらの異なる材料で構成することができる。
図5A〜図5Cに、茎ネジ7が同種移植チューブ220の遠位内部を通って前進する際に遠位部分240が裂開し、それによって更に引き抜きを抑制するか又は防止するように、遠位部分240の同種移植片を弱化するために分割線249に沿って遠位部分240がエッチング又は溝付けを施されるか又は完全にストリップに切断された図4の実施形態において説明した同種移植スリーブの設計に対する修正形態を示している。図4及び図5の実施形態は、同じ単一の同種移植組織片から一体に形成してもよく、代替的方法では、別々の同種移植片から形成し、その後互いに連結することができる。
図5D〜図5Eに、図4及び図5A〜図5Cの設計に対する更に別の実施形態を示している。骨増強装置210’は、近位端233において開口部235を形成する壁215を有する近位連続リング区画239を有する。開口部233は、中空空洞225と連通する。複数のストリップ253がリング区画239の壁から遠位に延びることが好ましい。骨増強装置210’は、一体型であるのが好ましく、薄いストリップ235を形成するために全部が遠位部分においてスリーブに切断された複数のこの例では8つのスリット249を有する連続円筒壁を有する中空円筒形の一体型のチューブ又はスリーブから形成することができる。スリット249は、図に示すように、スリーブ220の近位部分230内に延びることができる。スリット249は、内壁表面213から外壁表面まで延びて、連結されていないストリップを形成することが好ましい。代替的に又は追加的に、スリット249は、部分的に壁215を通って延びるだけでもよく、ネジがスリーブ220に沿って前進する際に裂けて分離することができる。
図6A〜図6Cに、骨増強装置310の別の実施形態、及び同実施形態を製造する方法を示している。骨増強装置310は、2つの組織片360、370から形成されており、その組み立てられた形態が略円筒形の細長部材320であることが好ましい。細長部材320は、相対的により厚くかつより堅い遠位部分又は遠位構成要素340と、相対的により薄い近位部分又は近位構成要素330とを含むことが好ましい。遠位構成要素340は、リング状近位端362と、間隙又は空間363によって分離された1つ又はそれよりも多くのフィンガ364と、コネクタ部分365とを含む。コネクタ部分365は、フィンガ364をリング状近位端362に弾力的に接続することが好ましい。
近位構成要素330は、リング状コネクタストリップ372と、間隙又は空間373によって分離された1つ又はそれよりも多くの末端部374とを含む。コネクタストリップ372は、コネクタストリップ372から延びる末端部374を接続する。近位構成要素330及び遠位構成要素340の両方が同種移植骨から形成されることが好ましいが、他の材料も考慮される。近位及び遠位構成要素330、340の両方が完全に又は部分的に脱塩された骨で形成されることが好ましいが、近位構成要素330は、完全に脱塩され、一方で遠位構成要素340は、部分的にのみ脱塩された骨であるのが好ましい場合があり、遠位部分310は、近位構成要素330よりも相対的により堅いことが好ましい。近位構成要素330及び遠位構成要素340の各々は、単一の骨片から形成され、以下に説明するように互いに接続されることが好ましい。
近位構成要素330の壁315の厚み318は、遠位構成要素340の壁315の厚み318よりも小さいことが好ましい。細長部材320の内径319は、スリーブ320内に形成された中空チャンネル325に沿って挿入される茎ネジ7の外径よりも僅かに小さいか又はそれに等しいことが好ましい。溝361は、フィンガ370をリング362から分離して、可撓性のコネクタ部分365を形成することが好ましい。溝361の幅は、構成要素330、340が図6Cに示すように互いに接合された時に、コネクタストリップ372の幅に適合するのに十分なサイズである。溝又は凹部366は、近位構成要素330が遠位構成要素340に組み込まれた時に末端部374を収容するようにリング区画360に形成される。
この好ましい細長部材320を組み立てるには、遠位構成要素340のフィンガ364は、図6Bに示すように互いに締め付けることができる。フィンガ364が互いに締め付けられた時に、コネクタ部分365は、フィンガ364が互いにより接近することを可能にする可撓性ヒンジとしての機能を果たす。フィンガ364を締め付けた状態で、近位構成要素330が挿入され、遠位構成要素340の上を摺る。フィンガ364は、間隙373に沿って挿入され、一方で末端部374は、空間363に対応しかつそれを下って摺動することが好ましい。図6Cに示すように、フィンガ364がコネクタストリップ372超えて延びかつ末端部374が剛性リング区画362を超えて延びるように、遠位構成要素340及び近位構成要素330は、一緒に押される。末端部374は、リング区画362内に形成された凹部366を通って延びかつ摺ることが好ましい。近位構成要素330のコネクタストリップ372は、コネクタ区画365内に形成された溝361の内部に嵌合することが好ましく、かつ遠位構成要素340内に固定されることが好ましい。同種移植骨の2つの組織片360、370がインプラント310を形成するために互いに組み立てられた後、片360、370を互いに固定又は溶接するために、インプラント310を酸浴に浸漬することができる。
代替的に、フィンガ364が間隙373の内部に嵌合して末端部374が間隙363に適合する場合、フィンガ364を締め付けることなく、近位部分330を遠位部分340に対して移動させてそれに接続することができる。この組み立て方法では、コネクタ部分365は、コネクタストリップ372がアーム364の上を摺動して溝361の内部に嵌合するのを可能にするのに十分に可撓性であることが好ましい。
2つの間隙363によって分離された2つのフィンガ364、及び2つの間隙373によって分離された2つの末端部374を有する形態で図6A〜図6Cの実施形態を説明して図に示したが、インプラント310は、より多いか又は少ないフィンガ364及び末端部374を含むことができ、同数ではないフィンガ及び末端部364、374があってもよい。ツーピース骨増強装置310の潜在的利点は、それを適切なサイズの単一の骨片よりも採取することが容易である可能性がある2つのより短い同種移植骨片又は自家移植骨片から形成することができることである。
図7A〜図7Cを参照すると、スリーブ又はチューブ420の形状の別の好ましい実施形態による骨増強装置410は、同種移植組織から形成されるのが好ましく、縦軸線412と、近位及び遠位端433、443とを含むことが好ましい。スリーブ420は、スリーブ420の近位端433及び遠位端443が連続リングのままである一方で中間部分が薄いストリップ453に形成されるような方法で複数の縦方向の切り込み447も含むことが好ましい。スリーブ420は、縦方向の切り込み447の形成後に部分的に又は完全に脱塩されることが好ましい。ストリップ453の遠位部分は、好ましくは折り目を形成する可撓性ヒンジ438aとしての役割を果たすことが好ましい中間点又はその近くに薄い区画438をストリップ453が有するような方法で形成されることが好ましい。ストリップ453のより薄い区画438は、近位端233から中空チューブ420の長さの約4分の3(3/4)の地点に位置決めされることが好ましい。
作動中、図7Bに示すように、近位端433が茎4の外側に整列し、スリーブ420上の中間標識が椎体5の後壁内部に対して又はその近くに整列するまで、プッシュロッド50を用いて、中空スリーブ420を茎4に挿入することが好ましい。次に、近位端433を茎4の外側と面一の位置に保持しながら、スリーブ420の遠位端443が引き戻されることが好ましい。遠位端のリング区画433が近位に引かれる際に、遠位部分440は、図7Cに示すようにヒンジ438で半分に折れ曲がり、ある一定の量の後退後にその折り込まれた位置に固定される。スリーブ420の引き抜き強さをそれによって改善することができる。
遠位連続リング443は、いくつかの異なる方法で近位部分430に向けて引き戻すことができる。押し込み器50の端部を遠位連続リング443に取り付けてもよく、次に押し込み器50を後退させて、リング443を近位に移動させることができる。押し込み器50は、ヒンジ438が駆動され、遠位部分440が折れ曲がって拡張するようにリング443が近位に移動され終えた時に、連続リング443から取り外すことができる。スリーブ420の遠位連続リング443は、代替的に雌ネジ(図示せず)を含むことができる。雌ネジは、押し込み器50の遠位端上のネジ切りと相互作用して、押し込み器50を遠位連続リング443に接続することができる。次に、押し込み器50が近位に引かれ、遠位端443をスリーブ420の近位端433に向けて後退させる。遠位端443が近位端433に向けて後退又は引き戻される際に、遠位部分440がヒンジ438で折れ曲がって遠位部分440において拡張し、椎骨3内のより良い足掛かりをもたらす。次に、押し込み器50をスリーブ420から切り離すことができる。代替的に、ネジ棒を用いて、連続リング443上のネジ山と相互作用することにより、拡張可能な遠位部分440を展開することができる。ネジ棒を回転させ、リング443をネジ棒の長さに沿って近位に移動させることができる。代替的に又は追加的に、遠位連続リング443上のネジ切りがスリーブ420に挿入された茎ネジ上のネジ山と相互作用して、茎ネジが所定の位置に回し入れられる際に、遠位部分440をその拡張位置へ後退及び移動させてもよい。追加的に又は代替的に、別々のナット(図示せず)をスリーブ420の遠位端に対してネジ棒又は茎ネジ7と連動して作動させ、拡張可能な遠位部分440を展開することができる。
図8に、インプラント、特に図1〜図7のインプラントの実施形態と共に用いるのに適する挿入器具を示している。挿入器具は、押し込み器要素50を通じて骨増強装置10、10’、110、210、210’、310、410に対して簡単なプッシュ機能又はプランジ機能を実行する役割を果たす。押し込み器要素50は、茎4及び椎体5に挿入されるインプラント10の長さを制限する役割を果たす茎4の後壁上で停止する止め具52を含むことが好ましい。挿入器具は、インプラント、同種移植スリーブ、チューブ、細長部材又はシム10、10’、110、210、210’、310、410の正確な位置決めを可能にするように放射線透過性であることが好ましい。
図1〜図7のインプラントを円筒形の形態で全体的に図示して説明したが、外形及び内部内腔の形状は他の形態を取ることができ、図示して説明した円筒形に限定されないことは容易に認めることができる。本発明の同種移植組織は、移植中に凍結乾燥させた状態で用いてもよく、その場合、原位置で又は移植手順中に再水和することができる。周囲骨への食い込みを増大させるために、後方歯、顎堤、リバースバットレス、ネジ山、1つ又はそれよりも多くのキール又は他の表面テクスチャをインプラント10、10’、110、210、210’、310、410の外面に付加することができる。形状及びサイズがつまようじ又はマッチ棒に似た完全に又は部分的に脱塩された同種移植骨スティック(図示せず)は、茎ネジ7と茎ネジ7が挿入される周囲骨との間にシムとして用いることができる。
固定具内又はシム内のスリット、スロット、溝、切り込み、又は穿孔の向き、位置、深さ、及び長さは、拡張の量及び位置を制御することができるように、例えば、遠位部分の拡張が好ましい平面で生じることができるように構成することができる。茎4及び/又は椎体5内でのインプラント又はその一部の向きを特定するのを助けるために、インプラントにX線標識(図示せず)を追加することができる。インプラントは、同種移植骨構成に限定されず、以下に限定するものではないが、プラスチック(例えば、PEEK、PTU、PET、EVA、PCU、又は他の生体適合性プラスチック又は生体吸収性プラスチック)、熱可塑性プラスチック、ゴム、チタン、ステンレス鋼、チタン合金、金属合金、セラミックなどを含む公知の又は今後見出される任意の他の適切な生体適合性材料のような同種移植骨以外の又はそれに加えた材料組成を含むことができる。
図9A〜図9Cを参照すると、初期のドナー骨の外径及び内径587、589よりも小さい外径及び内径517、519を有する実施形態を含む1つの好ましい実施形態による同種移植チューブ520を形成する方法及び本方法からもたらされるインプラント510を示している。図9Aは、外径587及び内径589を定める髄内管584を有する脛骨又は大腿骨のようなドナー骨580を含む。切り込み583は、ドナー骨580内に製造され、ドナー骨580は脱塩されてその後広げられ、図9Bに示すようなシート585をもたらす。シート585は、望ましい長さ及び幅に切り整えることができる。その後、シート585を巻いて、外径517及び内径519を有する図9Cに示すようなチューブ又はスリーブ520を形成することができる。シート585の端部を互いに溶接して中空チューブ520を形成するために、電磁放射線590を脱塩骨に印加し、シート585の両端間に溶接部を形成することができる。同種移植チューブ520は、少なくとも部分的に脱塩されており、茎ネジと椎体5内への穴との間の足掛かりを強化し、更に椎骨3内のチューブ520の骨一体性も強化するように構成される。シート585の両端を共に圧縮して脱塩浴に露出し、端部を互いに固定又は溶接することができる。
切り込み583を形成し、次にドナー骨580を広げてシート又は平坦な構造体585を形成することによってシート585を製造することができるように、ドナー骨580は、完全に脱塩されることが好ましい。次に、シート585が望ましい長さ及び幅に切り整えられ、そこから円周、内径519、及び外径517、及び長さLを含む同種移植チューブ520の望ましい特性がもたらされる。スリット、スロット、溝、穿孔、及び壁厚の差異も、シート585において形成及び製造することができる。次に、シート585が管状形態に繰り出され、端部が当接して溶接部を形成し、同種移植チューブ520をもたらす領域591に例えばYAGレーザ(ネオジムドープ・イットリウム・アルミニウム・ガーネット)から電磁放射線590が印加される。
同種移植チューブ520は、同種移植チューブ520の近位端530が茎4の外面と面一に位置するように、茎4を通って椎体5の内部に至る穴に挿入することができる。茎ネジ7は、同種移植チューブ50及び周囲の茎4、並びに椎骨を通って挿入され、茎ネジ7が椎体5の内部に向けて前進する際に、同種移植チューブ520の脱塩された骨材料が、茎4及び海綿質骨によって特徴付けることができる椎体5の内部に圧入される。同種移植チューブ520の脱塩性によって同種移植チューブ520の骨誘導潜在機能が高められ、かつ同種移植チューブ520を通る茎ネジの前進によってもたらされる圧入材料により、茎ネジ7の引き抜き強さが増大する。
図10A〜図10Eに、同種移植チューブ520と同様の同種移植チューブ620を形成する別の方法を示している。図10A〜図10Eを参照して説明する全ての要素は、雌ダブテール及び雄ダブテール637、657、並びに雌及び雄のダブテール637、657から形成された接合部659を除き、図9A〜図9Cに説明するものと同様である。
作動中に、引き続き図10A〜図10Eを参照すると、同種移植チューブ620は、ドナー骨682から形成され、同種移植チューブ620の外径及び内径617、619は、ドナー骨682の外径及び内径687、689よりも小さい。方法500の第1の段階と同様に、ドナー骨682が脱塩され、切り込みを入れられ、次に、広げて平らなシート685にされる。シート685が望ましい寸法に切り整えられ、1つ又はそれよりも多くの雌及び雄のダブテール637、657が、シート685の縁部に切り込まれる。次に、シート685が円筒形に巻かれ、雌及び雄のダブテール637、657が互いに嵌め合わされて接合部659が形成され、それによって同種移植チューブ620が互いに固定される。更に、生体適合性接着剤及び/又は電磁放射線を用いて、接合部659の強さを更に高めることができる。更に、接合部659を脱塩酸又は脱塩液に露出して、接合部659を互いに固定又は溶接することができる。
図11A〜図11Bに、更に別の好ましい実施形態による初期のドナー骨782よりも小さい外径及び内径717、719を有する同種移植チューブ720を形成する方法700を示している。同種移植チューブ720は、骨固定具インプラント710を形成する。リップ722及び724は、ドナー骨782を貫通して形成されたスロット726の別々の側に形成されることが好ましい。複数の穴728を有し、かつ全体として脱塩された同種移植骨の矩形片として形成されたスラブ727は、スロット726内へ受け取られるように構成される。複数のドエルピン775は、図11Bに示すように、整合穴728、721を通じて受け取られるように構成される。
作動中、引き続き図11A〜図11Bを参照すると、同種移植チューブ720は、ドナー骨782から形成され、同種移植チューブの外径及び内径717、719は、ドナー骨782の外径及び内径787、789よりも小さい。ドナー骨782がその長さに沿って切り込みを入れられて、スロット726及びリップ722、724が形成される。穴721は、ドリルでリップ722、724内に開けられる。次に、ドナー骨782が脱塩される。リップ722、724、及び任意的に穴721は、それらの剛性を保持するために脱塩工程中マスキングされる。次に、別の脱塩同種移植骨片が矩形形状に切断されてスラブ727が製造され、次にスラブ727を貫通して複数の穴728が穿孔される。スラブ727及び穴728は、ドナー骨782上に形成されたリップ722、724、及び721と嵌合するように構成される。適切なサイズのドエルピン775が骨から切り取られ、同種移植チューブ720が、スラブ727をリップ722、724に嵌めて、かつ複数の穴721を複数の穴728と整列させることにより、同種移植チューブ720が1つに組み立てられる。次に、複数のピン775が、複数の穴721、728を通じて挿入される。同種移植チューブ720が組み立てられた状態で、同種移植チューブ720を再度脱塩し、スロット726とスラブ727の間及びピン775と穴721、728の間に形成された接続部分を融着させることができる。
図12A〜図12Fに、別の好ましい実施形態による初期のドナー骨882よりも小さい外径及び内径817、819を有する同種移植チューブ820を形成する方法800を示している。チューブ820は、好ましくは骨ネジの保持強度及び足掛かりを増大させるためのインプラント810をもたらす。合わせリップ822、824は、ドナー骨882に切り込みを入れ、広げ、次に切り整えることによって形成されたシート885の別の側に形成されることが好ましい。複数の穴821は、図12C〜図120Dに示すように、リップ822、824を貫通して形成される。複数のドエルピン875は、穴821を通じて受け取られるように構成される。ピン875は、大文字の「I」又は「Z」形状のような複数の直角を含み、「Z」形状の角は、斜角ではなく直角に形成されることが好ましい。ピン875は、骨から形成され、ピン875中に含まれる直角部分は、直角部分において複数のヒンジ876,877が形成されるような可撓性の程度まで脱塩されており、それによって直線的な穴821を通じた挿入中にピン875がそれらのヒンジ876,877で屈曲して直線的な構成になり、穴821を通じて挿入された後に、それらの本来の「I」又は「Z」形状に跳ね返ることができる。
作動中、引き続き図12A〜図12Eを参照すると、同種移植チューブ820は、ドナー骨882から形成され、同種移植チューブ820の外径及び内径817、819は、ドナー骨882の外径及び内径887、889よりも小さい。ドナー骨882が脱塩され、切り込みを入れられ、次に、広げて平らなシート885にされる。シート885が望ましい寸法に切り整えられ、合わせリップ822、824が切られ、リップ822、824を貫通して穴821が穿孔され、シート886が形成される。次に、シート886が円筒形に巻かれ、リップ822、824の両方を通る穴821が整列するように重ね合わせられる。ピン875が重なり合った穴821を通じて挿入される際に、可撓性ヒンジ876及び877は、一時的に直線的になり、穴821に対して適切に位置決めされ、すなわち、ピン756の長い方のシャフト部分878が穴821の内部に位置してそれを横断し、上部及び下部横方向部分881、882が突出して穴821の上に横方向に横たわる時にピン875の初期の構成に跳ね返る。更に、生体適合性接着剤及び/又は電磁放射線及び/又は付加的な脱塩を施して、穴821内部におけるピン875の固定を更に強化することができる。組み立てられると、同種移植チューブ820は、初期のドナー骨882を特徴付ける外径及び内径887、889よりも小さい外径及び内径817、819を有する。
図13A〜図13Bに、別の好ましい実施形態による上述の同種移植チューブ520、620、720、又は820のうちのいずれかと同一又は同様とすることができ、又は代替的に、脱塩され、切り開かれ、平らにしてシートにされ、望ましい寸法に切断され、次に再度巻かれて管状となっており、放射線590、ダブテール接合659、スラブ727及びピン775、又は穴821及びピン875の利用による一体化のような機械的固定機構も含まないドナー骨982からもたらすことができる同種移植チューブ920を示している。
代替的に、ドナー骨982は、望ましい長さ、例えば、40ミリメートル(40mm)、及び望ましい厚み、例えば約0.5ミリメートル(.5mm)から約2ミリメートル(2mm)、好ましくは約0.75ミリメートル(.75mm)の比較的平らなシートに形成することができる。このシートは、シートとして外科医に供給することができ、脱塩及び/又は凍結乾燥してもよく、外科医は、穴の直径及びインプラントの直径に応じて手術中又は手術直前にシートを望ましい幅に切断することができる。外科医は、シートをチューブ形に巻き、次にそれを穴に挿入することができる。その後、好ましくはネジの足掛かり及び保持強度を増大させる巻かれた形状又はストリップ形状のシート材料と共にネジを骨内の穴に挿入することができる。
この好ましい方法は、同種移植チューブ920が挿入される金属又はプラスチックから形成することができるチューブ955を更に含む。作動中に、図13Aを参照すると、同種移植チューブ920は、上述のように形成してチューブ955に挿入することができる。同種移植チューブ920は、チューブ955内にある間に凍結乾燥してもよく、凍結乾燥されてその後にチューブ955に挿入することができる。凍結乾燥させた同種移植チューブ920は、梱包及び出荷中はチューブ955内に留まることが好ましい。代替的に、手術前又は手術中にインプラント920をチューブ955に挿入することができる。次に、チューブ955が、椎体5の茎4内の予め形成されたパイロット穴と位置合わせされ、次にプランジャ950又はプッシュロッドがチューブ955に対して前進され、同種移植チューブ920を茎内に押し込んで増強又は保護装置としての役割を果たし、又は別の実施形態では、椎体5の内部に押し込んで椎体増強充填材としての役割を果たす。同種移植チューブ920が茎4内に導入される時に、同種移植チューブ920は、血液及び他の生体材料と接触する時に原位置で再水和され、それによって拡張し、茎を通って形成された穴の内部に確実に嵌合する。代替的に、ネジを受け取るための穴にチューブ955を挿入することができる。プッシュロッド950は、チューブ内に位置決めされ、インプラントの近位端に当接することができる。その後、インプラント920が穴内で所定の位置に留まるように、チューブ955がプッシュロッド950の上を引き抜かれる。次に、インプラントは、血液及び他の生体材料と接触する時に再水和することができる。この代替的方法は、挿入手順中にインプラントをより良く保護することができ、特に、より壊れやすくて可撓性又は柔軟なインプラントをそれらが適正に位置決めされかつ原型を保持するように保護することができる。
図14A〜図14Bに、円筒形の同種移植チューブ920と異なり螺旋状に巻かれて渦巻き管状構造を形成する点を除き同種移植チューブ920と同様の方法で形成される別の好ましい実施形態による同種移植チューブ1020を示している。同種移植チューブ1020は、凍結乾燥させると、再水和時の外径よりも小さくかつ同種移植チューブ1020が内部に移植されることを意図している茎穴の直径よりも小さい外径によって特徴付けられることが好ましい。従って、同種移植チューブ1020は、茎4内に形成された様々な穴のサイズに適合するように構成されており、利用可能なドナー組織1082から形成されるインプラントの収量が高められる。凍結乾燥させた同種移植チューブ1020の使用は、更に、凍結乾燥させた同種移植チューブ1020の縮小された再水和前直径によって茎の壁内のあらゆる凹凸部との接触を回避することにより、茎穴への同種移植チューブ1020の挿入中に遭遇する妨害を回避する。
作動中に、引き続き図14A〜図14Bを参照すると、同種移植チューブは、螺旋状に巻かれ、次に凍結乾燥される。次に、同種移植チューブ1020は、茎4内に形成された穴に手動で挿入され、茎4の内部に固有の血液及び他の生体材料と接触する時に再水和して拡張し、穴の内部に緊密に嵌合し、その後の茎ネジ7挿入に対して上述のように茎増強装置又はガードをもたらすことが好ましい。螺旋状に巻かれたインプラント1020は、図13に関して上述した方法及び器具を用いて挿入してもよく、図8で説明した挿入器具を用いて挿入することもできる。
図15を参照すると、同種移植チューブ1020の挿入に役立つ好ましい挿入器1091が提供されている。挿入器1091は、図1〜図12のインプラントを挿入するために用いることもできる。挿入器1091は、内側シャフト1092を含み、内側シャフト1092は、その遠位端1094に拡大円錐1093を有する。内側シャフト1092は、内側シャフト1092から横方向に延びて外側スリーブ1095を通る1つ又はそれよりも多くのピン1096を通じて、挿管された外側スリーブ1095に連結される。1つ又はそれよりも多くのピン1096は、溶接、ネジ止め、又は他の方法で確実に内側シャフト1092及び外側スリーブ1095に連結することができる。外側スリーブ1095は、その遠位端972に開口部1097を更に含む。挿入器1091は、内側シャフト1092と嵌合するように構成された中空遠位部分1100を含むプランジャ1099を更に含む。プランジャ1099は、挿入器1091の縦軸線に沿って内側シャフト1092及び外側スリーブ1095に対して軸線方向に移動する。プランジャ1099は、1つ又はそれよりも多くのスロット1068を含み、1つ又はそれよりも多くのスロット1068は、それを通じて1つ又はそれよりも多くのピン1096を摺動的に受け取るように構成される。プランジャ1099を通って位置決めされるスロット1068の数は、挿入器1091内に含まれるピン1096の数に対応することが好ましい。1つ又はそれよりも多くのピン1096は、内側シャフト1092に対するプランジャ1099の過剰延長を防止し、その結果、茎穴内への同種移植チューブ920の過剰挿入を防止し、更に拡大円錐1093の遠位端を外側スリーブ1095の遠位端1098と整列した状態に維持するように構成される。
作動中に、引き続き図14A〜図15Bを参照すると、螺旋状に巻かれて凍結乾燥させた同種移植チューブ920、1020は、内側シャフト1092を取り囲んで同心円状に挿入器1091内に装填され、次にその内部に格納される。代替的に又は追加的に、他のインプラントのみならず、本明細書に説明する他のインプラントのうちのいずれも、挿入器1091を用いて中に装填及び挿入することができる。手術に先立ち、食塩水のような再水和剤を用いて、挿入器1091の内部にある間に同種移植チューブ920、1020を再水和することができる。挿入器1091の遠位端は、外側スリーブ1095の遠位端1098内の開口部1097が茎4を通って形成された穴2と整列するように、椎体5に隣接して位置決めされる(図15Aに示すように)。プランジャ1099は、外側スリーブ1095及び内側シャフト1092に対して前進され、対応する1つ又はそれよりも多くのスロット1068との1つ又はそれよりも多くのピン1096の相互作用を通じて誘導される。プランジャ1099が前進する際に、プランジャ1099の遠位端が同種移植チューブ920の近位端933に係合し、同種移植チューブ920を挿入器1091の遠位端の内部及び外部へ前進させる。同種移植チューブ920が内側シャフト1092に沿って遠位側に前進する際に、同種移植チューブ920は、拡大円錐1093を超えて前進し、茎4内に形成された穴内への移植直前に同種移植チューブ920を半径方向に拡張させる(例えば、伸ばす)。用いられるインプラントに応じて、拡大円錐1093は、インプラントを拡張させてもよく、拡張させなくてもよい。茎穴に対して同種移植チューブ920が最適に前進すると、1つ又はそれよりも多くのピン1096が1つ又はそれよりも多くのスロット1068の終端に係合し、同種移植チューブ920の過剰挿入を防止する。
代替的に、挿入器1091を異なる方法で利用することができる。代替的方法では、インプラントは、挿入器内部及び内側シャフト1092の周りに装填され、挿入器1091の遠位端は、骨増強装置が挿入される骨内に調製された穴に挿入される。プランジャ1099は、それがインプラントの近位端に係合するように、外側スリーブ1095に対して前進される。プランジャ1099は、外側スリーブ1095及び拡大円錐1093を骨外に後退させるために外側スリーブ1095に対して移動され、一方でインプラントは、挿入器1091が骨から引き出される際に骨の内部及び穴内に留まる。外側スリーブ1095及び拡大円錐1093が骨から引き出される際に、インプラントは、拡大円錐1093の上を通過することになり、それによってインプラントがより大きいサイズに拡張、拡大、及び/又は伸びることが好ましい。従って、小型化された骨増強装置を有する比較的小さい直径の器具1091を、骨ネジを受け取るための比較的小さい穴に挿入することができ、挿入器1091は、外側スリーブ1095を引き戻すように操作され、骨増強装置は、その挿入されたサイズよりも大きいサイズに骨内で拡張及び展開される。
図16を参照すると、同種移植組織形態と骨ネジとを含むネジ増強システムの好ましい実施形態が示されている。茎4を通って椎体5に挿入される茎ネジ7は、手術中にX線写真上で可視化することができる、茎ネジのシャフトの短軸を通る1つ又はそれよりも多くの半径方向穴8を含むことが好ましい。これらの半径方向穴8は、適切な向きに位置決めされると、茎ネジの挿入後に茎4内に形成された交差穴と茎ネジ7の半径方向穴8が整列するように茎4を通って交差穴を穿孔するためのガイドとしての役割を果たすことができる。
可撓性の2つの脱塩された相対する端部部分と、短く、より強く、部分的に脱塩された中間部分とを含むことが好ましい同種移植骨のストリップ29は、茎ネジ7の半径方向穴8と併せて用いられることが好ましい。同種移植ストリップ29は、同種移植ストリップ29のより強い中間部分が茎ネジの半径方向穴8の内部にピンとして位置するように、茎4の交差穴及び茎ネジの半径方向穴8を通って挿入されることが好ましい。同種移植ストリップ29の可撓性の相対する端部部分を用いて、椎骨の後部要素の周りに結び目を結び、そのようにして茎ネジを椎骨3に対して固定することができる。
同種移植ストリップ29の全長は、完全に脱塩することができ、同種移植ストリップ29と茎ネジシャフトの半径方向穴8との間の障壁又はグロメットとしての役割を果たし、茎ネジ7の半径方向穴8に接触する同種移植ストリップ29の部分に構造強度を与えかつ保護するために、生体適合性材料で形成されたアイレット型装置(図示せず)を同種移植ストリップ29の中間部分の周りに固定することができる。穴は、代替的に、隣接する神経要素又は血チューブを損傷しないように適切な角度でかつ適切に配慮して板内に形成することができ、次に、同種移植ストリップ29は、茎ネジ7の半径方向穴8に通し、次に板内に形成された穴に通すか又はその中に入れることができる。脱塩された同種移植ストリップ29の代わりに、縫合糸又は金属線、例えば、チタン線等を用いることもできる。
図17を参照すると、茎ネジ7の近位端から延びて、茎ネジの縦軸線に沿った中間点又はその近くに位置する1つ又はそれよりも多くの半径方向の切り抜き又はスロット11の地点で終了する挿管9を含むことが好ましい茎ネジ7が開示されている。スロット11は、茎ネジの外側から内側の挿管まで延びている。例えば、プランジャロッド50のような簡素な器具を用いて、1つ又はそれよりも多くの部分的又は完全に脱塩された骨ストリップ56を近位端6から送り込み、挿管9に沿って進め、部分的に半径方向の切り抜き11から出すことができる。
図17の実施形態では、茎ネジ7が椎骨3内へ前進し、スロット11が茎4の内部と接触する際に、突出した同種移植ストリップ59は、茎4の内部に押し付けられる。茎ネジ7が更に前進される際に、同種移植骨ストリップ56は、茎ネジ7が、破砕された同種移植骨が茎ネジのネジ山を備えた近位の外部を取り囲み、かつ付加的な足掛かりがもたらされるように十分に着座するまで、挿管内部9から半径方向スロット11の外へ引き出されて茎4の内部に対して粉砕される。1つ又はそれよりも多くの半径方向スロット11は、茎ネジ7の遠位端又はその近くに位置決めすることができ、挿管内部部分9は、近位端6から延びて半径方向スロット11の地点で終了することができる。半径方向スロットは、茎ネジのシャフトに沿った他の位置に設けてもよい。同種移植骨ストリップ59は、挿管9を下って給送され、部分的に遠位の半径方向の切り抜き11から出すことができる。茎ネジ7が骨内に前進される際に、破砕された同種移植骨がネジ山を備えたシャフトを遠位端から近位端まで取り囲むように、同種移植ストリップ59が遠位半径方向スロット11から引き出される。ネジ7を茎内へ駆動する連結機構を有する流動性材料をネジ7のネジ山に注入することができる。
図18を参照すると、挿管された茎ネジ7は、挿管の端部及び/又は遠位端と茎ネジ7の中間点の間のいずれかの地点に位置決めされた1つ又はそれよりも多くの半径方向スロット11を含むことが好ましい。作動中、茎ネジ7は、茎4を通って椎体5に完全に挿入されるのが好ましく、1つ又はそれよりも多くの部分的に脱塩された同種移植ストリップ56は、茎ネジの挿管内部に位置決めされる。プッシュロッド50又は他の器具は、茎ネジ7の近位端6に位置決めされ、同種移植骨ストリップ59の遠位端が好ましくはネジ7の縦軸線に対してある一定の角度をなして半径方向切り抜き11の外へ前進し、椎体3の海綿質の内部に入るネジ7を固定するように、同種移植ストリップ56の近位端に当たるようになっていることが好ましい。次に、茎ネジ7の近位端は、例えば、骨、ステンレス鋼、又はチタンのような生体適合性材料で形成された栓で密封され、1つ又はそれよりも多くの同種移植ストリップ56が茎ネジ7からバックアウトするのを防止することが好ましい。
図19A〜図19Cを参照すると、別の実施形態による茎ネジ1207は、近位部分1205と、遠位部分1206と、近位部分1205を通り、少なくとも部分的に遠位部分1206内に延びる挿管内部1029とを含む。ヒンジ機構1211は、縦軸線に沿った中間点又はその近くで遠位部分1206と近位部分1205を接続することが好ましい。複数、例えば4つの脚1216が形成されて、可撓性ヒンジ機構1211を用いて互いに接続されるように、遠位部分1206は、縦軸線に沿いかつ挿管内部1209に入るスロット1242を含むことが好ましい。ネジ切りは、ネジ1207のシャフトの外面上に機械加工されることが好ましい。図19Cに示すように、第1の状態では、4つの脚は、遠位部分1206が標準的な茎ネジシャフトと同様になるように閉鎖位置を取る。作動中、図19Aに示すように、圧縮コイルバネ1201は、加圧下で長い中空チューブ1202に挿入されることが好ましい。コイルバネ1201は圧縮されており、チューブ1202がバネ1201をその圧縮状態に保持しなければ、拡張することになるであろう。チューブ1202は、バネ1201が茎ネジ1207の遠位端1206又はその近くに位置決めされるように、茎ネジ1207の挿管内部1209に挿入されることが好ましい。
次に、茎ネジ1207は、茎4を通って椎骨3に挿入されることが好ましい。図19Cに示すようなプッシュロッド1203は、バネ1201の近位端に接触して位置決めされ、チューブ1202がネジ1207から引き出される際に、バネ1201をネジ1207の遠位部分1206内の所定の位置に保持することが好ましい。図19Dに示すように、チューブ1202がバネ1201から後退される際に、チューブ1202内で圧縮状態に保持されたバネ1201は、もはやチューブ1202の内部には含まれず、従って、バネ1201は、ほどけて脚1216を押し開き、それによって遠位部分1206が好ましくは椎骨3の海綿質の内部に拡張され、茎ネジ1207の引き抜き強さが増大される。茎ネジ1207は、図19Dに示すように2つのヒンジ機構1211、1212を有する形態で示しているが、他のヒンジ機構及び構成も考慮される。更に、4つの脚1216を有する骨増強ネジ1207を示したが、より多い又はより少ない脚1216を利用することができる。
当業者には、その幅広い発明概念から逸脱することなく、上述の実施形態に変更を加えることができることが認められるであろう。従って、本発明は、開示した特定的な実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定められる本発明の精神及び範囲に修正を包含するように意図していることが理解される。
10、10’ 骨固定具、骨保護装置
12、12’ 縦軸線
20、20’ チューブ、スリーブ
30、30’ 近位部分
40、40’ 遠位部分

Claims (39)

  1. ネジのシャフトと周囲骨組織の間に位置決めされて該ネジの保持強度を増大させるためのインプラントであって、
    予め形成された穴への挿入のための寸法及び構成を有し、遠位端、近位端、縦軸線、及び該近位端の近位開口部から該遠位端に向けて延びる中空空洞を有し、更に、リング区画として該近位端に形成された連続壁、該中空内部に連通する該近位開口部を有する近位部分、及び遠位部分を有する縦方向に細長い同種移植組織部材、
    を含み、
    前記同種移植組織部材の少なくとも一部分は、少なくとも部分的に脱塩されることを特徴とするインプラント。
  2. 前記近位部分及び遠位部分は、拡張するように構成され、該遠位部分は、該近位部分よりも大きく拡張するように構成される請求項1に記載のインプラント。
  3. 前記細長い同種移植部材は、実質的に均一な外径を有する実質的に円筒形の形状であり、
    前記外径は、約5mmから約9mmの間であり、前記部材の長さは、約20mmから約60mmの間であり、前記遠位部分は、長さが約10mmから約50mmの間であり、前記近位部分は、約.7mmから約.9mmの間の壁厚を有し、前記遠位部分は、約1.5mmから約1.8mmの間の壁厚を有する請求項2に記載のインプラント。
  4. 前記近位部分は、実質的に円筒形の形状であり、前記遠位部分は、前記縦軸線の方向に延びるスロット、スリット、切り込み、溝、及び穿孔のうちの少なくとも1つを有する請求項1に記載のインプラント。
  5. 前記遠位部分に少なくとも3つのスロットを有し、
    前記スロットのうちの少なくとも1つは、長さが約15mmから約20mmの間であり、約1mmから約2mmの間の幅を有する請求項4に記載のインプラント。
  6. 前記部材は、前記近位部分の大部分の前記壁厚よりも厚い前記遠位部分の大部分の壁厚を有する実質的に円筒形の形状である請求項1に記載のインプラント。
  7. 前記遠位部分は、少なくとも1つのスロットと、隣接する区画よりも薄い壁厚を有する遠位端区画とを更に含み、
    前記より薄い遠位端区画は、前記スロット、スリット、切り込み、溝、及び穿孔のうちの少なくとも1つと部分的に重なる請求項6に記載のインプラント。
  8. 前記遠位端区画は、長さが約1mmから約5mmの間であり、かつ連続リングを形成する請求項7に記載のインプラント。
  9. 前記近位部分は、少なくとも部分的に脱塩され、かつ前記遠位部分よりも大きい程度まで脱塩される請求項1に記載のインプラント。
  10. 前記近位部分は、実質的に円筒形の形状であり、かつ少なくとも80%脱塩される請求項9に記載のインプラント。
  11. 前記遠位部分は、部分的に脱塩される請求項10に記載のインプラント。
  12. 前記同種移植組織部材は、一体型であり、かつ単一の同種移植組織片で形成される請求項10に記載のインプラント。
  13. 凍結乾燥させた同種移植骨組織で形成される請求項1に記載のインプラント。
  14. 前記近位部分は、実質的に円筒形の形状であり、更に、スロット、スリット、切り込み、溝、及び穿孔のうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載のインプラント。
  15. 更に、ネジの挿入時に裂けて拡張可能フィンガを形成する分割線を前記遠位部分に形成する少なくとも1つのスロット、スリット、溝、及び穿孔を含む請求項1に記載のインプラント。
  16. 更に、前記連続リング壁から延びる複数のストリップを含む請求項1に記載のインプラント。
  17. 前記遠位部分は、前記遠位端でリング区画を形成する連続壁によって接続された複数のストリップを有し、該ストリップは、ヒンジ及び優先的折り目として作用する薄くなった区画を有し、それによって該リング区画は、折り込まれたストリップを有する拡張された遠位部分を形成するように可動である請求項1に記載のインプラント。
  18. 前記遠位部分は、遠位リング区画を形成する連続壁を有し、前記部材は、スロット、スリット、溝、及び穿孔の群のうちの少なくとも1つの複数のものを有する中間区画を更に含んで該中間区画の拡張を容易にし、該中間区画は、近位及び遠位リング区画よりも大きい壁厚を有する請求項1に記載のインプラント。
  19. 単一の一体型同種移植骨組織片から形成される請求項1に記載のインプラント。
  20. ネジのシャフトと周囲骨組織の間に位置決めされて該ネジの保持強度を増大させるためのインプラントであって、
    遠位端、近位端、及びそれらの間に延びる縦軸線を有し、骨に予め形成された穴への挿入のための寸法及び構成を有し、更に、同種移植組織近位部分及び同種移植組織遠位部分を含む細長い同種移植組織形態、を含み、
    前記近位部分は、前記近位端の近位開口部と、中空内部を形成する空洞と、該中空内部を取り囲む壁とを含み、
    前記遠位部分は、中実であり、該遠位部分の少なくとも一部分は、少なくとも1つのスリットを含み、
    前記近位部分及び前記遠位部分の少なくとも一方は、部分的に脱塩され、該近位部分及び該遠位部分は、弾力的に接続されることを特徴とするインプラント。
  21. 前記遠位部分は、該遠位部分が、前記ネジの挿入時に拡張するように構成された分離可能かつ可動フィンガを形成するように、分割線を形成する少なくとも1つの貫通スリットを含む請求項20に記載のインプラント。
  22. 前記分離可能かつ可動フィンガは、前記近位部分よりも大きく拡張する請求項21に記載のインプラント。
  23. 骨に位置決めされて骨ネジを受け取るための同種移植骨固定具であって、
    コネクタストリップと該コネクタストリップから延びる複数の末端部とを有する第1の同種移植組織片、を含み、
    前記コネクタストリップは、前記末端部を接続する連続リングを形成し、複数の間隙が、該末端部を分離し、
    更に、接合部材と該接合部材から延びる複数のフィンガ部材とを有する第2の同種移植組織片を含み、
    前記接合部材は、前記フィンガを接続する連続リングを形成し、複数の空間が、該フィンガを分離し、
    前記第1の組織片は、前記コネクタストリップが前記接合部材の遠位にあり、同時に前記末端部が該接合部材の近位に延びるように、かつ前記フィンガが該コネクタストリップの遠位に延びるように前記第2の組織片に取り付けられることを特徴とする固定具。
  24. 前記第2の組織片は、前記フィンガを前記接合部材に接続する可撓性接続区画を有し、
    前記可撓性接続区画は、脱塩された骨を含む請求項23に記載のインプラント。
  25. 前記可撓性接続区画は、前記第1の組織片の前記コネクタストリップを保持して固定する大きさ及び構成を有する溝を含む請求項24に記載のインプラント。
  26. 前記末端部を分離する前記間隙は、前記フィンガを該末端部間に適合させる大きさ及び構成を有する請求項23に記載のインプラント。
  27. 前記フィンガを分離する前記空間は、前記末端部を該フィンガ間に適合させる大きさ及び構成を有する請求項23に記載のインプラント。
  28. 固定具が、前記末端部が前記空間間に延びる状態で前記第1の組織片を前記第2の組織片の上に摺動させることによって形成される請求項26に記載のインプラント。
  29. 前記第2の組織片は、前記第1の組織片よりも厚い請求項20に記載のインプラント。
  30. 骨に予め形成された穴に挿入するように構成された管状同種移植インプラントを製造する方法であって、
    髄内管を有し、内径及び外径によって特徴付けられるドナー骨片を取得する段階と、
    前記ドナー骨を脱塩する段階と、
    前記脱塩ドナー骨の表面を通して切り込みを形成する段階と、
    前記脱塩ドナー骨を広げてシートを形成する段階と、
    前記シートを望ましい1組の寸法に切り整える段階と、
    前記シートを巻いて、前記ドナー骨の前記内径よりも小さい内径及び該ドナー骨の前記外径よりも小さい外径によって特徴付けられる管状インプラントを形成する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  31. 更に、広がりを防止するために前記管状インプラントを互いに固定する段階を含む請求項30に記載の方法。
  32. 前記固定する段階は、接着、溶接、鋲留め、ピン留め、ネジ留め、及びのり付けの群のうちの少なくとも1つを含む請求項31に記載の方法。
  33. 茎にネジを挿入する方法であって、
    (a)椎骨の茎に穴を調製する段階と、
    (b)骨内への挿入のためのネジを準備する段階と、
    (c)前記椎骨に形成された前記穴の円周にほぼ等しいか又はそれよりも小さい外周を有する骨増強装置を選択する段階であって、前記骨増強装置は、近位端と、遠位端と、該近位端に形成された近位開口部から該遠位端に向けて延びる中空空洞とを有する縦方向に細長い同種移植組織形態を含み、該近位端の該開口部は、前記ネジの直径にほぼ等しいか又はそれよりも小さく、該組織形態は、更に、リング区画を形成する連続壁を該近位端に有する前記骨補強装置を選択する段階と、
    (d)前記近位端が前記茎内の前記穴の前記開口部と実質的に面一であり、かつインプラントが該椎骨内に延びるように前記骨増強装置を椎骨内に挿入する段階、及び
    (e)前記ネジを前記骨増強装置の内腔内に挿入する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  34. 前記骨増強装置は、完全に前記茎の領域内に位置決めされる請求項33に記載の方法。
  35. 前記選択された骨増強装置は、前記椎骨の椎体内に延びるのに十分な長さのものであり、該骨増強装置は、前記遠位端が該椎体に存在するように挿入される請求項33に記載の方法。
  36. 前記骨増強装置は、前記近位開口部を収容する近位部分及び前記遠位端を収容する遠位部分を有し、
    更に、前記遠位部分を前記近位部分よりも大きく拡張させる段階とを含む請求項35に記載の方法。
  37. 更に、前記遠位部分を前記椎体の海綿質骨内で拡張させる段階を含む請求項35に記載の方法。
  38. 前記骨増強装置は、同種移植骨組織、PEEK、PCU、PCL、及びEVAのうちの少なくとも1つで形成される請求項33に記載の方法。
  39. 前記骨増強装置は、少なくとも80%脱塩された同種移植骨組織を含む請求項38に記載の方法。
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