JP2011524429A5 - - Google Patents

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このため、本発明は、一般式(I)
Figure 2011524429
または(II)
Figure 2011524429
の1つ以上の化合物により電磁線の吸収を変化させる方法を提供するものであって、これらの化合物に波長300〜750nmの電磁線を照射する。記号および添字はそれぞれ下に示す通りである。
1、R2は同じであるか異なっており、それぞれ独立してアミノ、C1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、N−ヘテロシクリル、トリアリールアミニル、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、アリールオキシであり、
3、R4は同じであるか異なっており、それぞれ独立して単結合、C1−C8−アルキレン、C3−C6−シクロアルキレン、アリーレン、C8−C14−フェニルアルキレンであり、
Xは同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C20−アルコキシ、C1−C20−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、CO2R、SO3R、SO2Rまたは基
Figure 2011524429
[式中、
AはS、SO2
rは2、3、4、5、6、
8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ]であり、
m=1であれば、異なるXが一緒になってチオ基であってよく、
Rは同じであるか異なっており、それぞれ独立してH、C1−C8−アルキル、アリールであり、
n、pは0、1、2、3または4であり、
mは0、1、2または3であり、
qは0、1または2であって、
置換基R、R1、R2、R3またはR4それぞれ、場合により水素で飽和された1個以上のヘテロ原子により任意の位置で中断されてよく、これらのヘテロ原子の数は4以下、好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下、特に1以下であるおよび/または任意の位置でそれぞれNR56、CONR56、COOM、COOR5、SO3M、SO35
[式中、
5、R6は同じであるか異なっており、それぞれ独立してH、C1−C8−アルキル、アリール、
MはH、アルカリ金属、NR7 4
7は独立してH、C1−C8−アルキル]
CN、NO2、C1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ、アリール、アリロキシ、複素環、ヘテロ原子またはハロゲンによって5回以下、好ましくは4回以下、さらに好ましくは3回以下置換されてよく、前述の基によりこれらが同様に2回以下、好ましくは1回以下置換されてよい。
1−C20−アルキルチオは、硫黄原子(−S−)を介して結合した1〜20個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基(上に規定した通り)、例えばC1−C10−アルキルチオまたはC11−C20−アルキルチオ、好ましくはC1−C8−アルキルチオ、特に好ましくはC1−C3−アルキルチオである。
β)メチルイソブチルケトン40mL中の3,6−ジ−n−ヘキシルカルバゾール3.00g(8.94mmol)および97%ブロモ酢酸メチル1.55g(9.84mmol)の溶液を、50%NaOH 7.15gおよびAliquat 175 0.14gとともに室温で30分間攪拌した。次に、この反応混合物を水70mLと混合した。水相を除去し、メチルイソブチルケトン30mL、次に酢酸エチル20mLと振盪することにより抽出した。集めた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液50mL(各回)で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、乾燥するまで濃縮した。帯黄色の油3.6g(理論値の94%)を得た。H NMRに基づけば、この化合物は実施例1aα)と同一である。
無水THF25mL中の、鉱油中の60%水素化ナトリウム1.28g(32.0mmol)の懸濁液に、無水THF25mL中の3,6−ジ−n−ヘキシルカルバゾール6.71g(20.0mmol)の溶液を15分以内で滴下した。無水THF25mL中の98%N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド8.76g(32.0mmol)の溶液を15分以内で滴下した後、反応混合物を沸騰するまで還流下で21時間加熱した。室温まで冷却した後、THF/水(1:1)10mLを滴下して、過剰な水素化ナトリウムを破壊する。反応混合物を水300mLおよび飽和塩化ナトリウム溶液50mLと混合し、キシレン300mLで抽出した。水相を除去し、キシレン200mL(各回)と2回振盪することにより抽出した。集めた有機相を水200mL(各回)で2回、飽和塩化ナトリウム溶液200mLで1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した後、乾燥するまで濃縮した。粗産物(黄色の油12.46g)を、溶離液としてn−ヘプタン/酢酸エチル(10:1)を用い、シリカゲル(60Å、60〜200μm)上にて精製した。濃黄色の油7.52g(理論値の72%)を得た。
トルエン50mL中の95%1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物1.58g(5.59mmol)および4−(3−アミノプロピル)−N,N−ジ(4−n−ヘキシルフェニル)アニリン(実施例10d)を参照)5.53g(11.8mmol)の溶液を、80℃で5時間加熱した。室温まで冷却した後、反応混合物を乾燥するまで濃縮した(濃青色の油)。粗産物を、溶離液として塩化メチレン/n−ヘプタン(4:1)として用いたシリカゲル(60Å、60〜200μm)上でのクロマトグラフィーによって精製した。青色の樹脂状固形物5.15g(理論値の75%)を得て、50〜54℃で融解した。
青色を帯びた無色の針がn−ヘキサンから晶出し、これを104〜105℃で融解した。この物質のH NMRスペクトルは、上記の青色の樹脂状固形物と同一であった。
4−(3−アミノプロピル)−N,N−ジ−(4−n−ヘキシルフェニル)アニリンの調製法(実施例10d)に従って調製を実施した。エチル4−[N,N−(ジ−4−トリル)アミノ]シンナメート100g(0.309mol)(実施例26a)を用いて、アミン78.7g(81%)を得た。
N−メチルピロリジノン50mL中のN,N’−ビス{3−[4−(N,N−ジ−n−ヘキシルフェニルアミノ)フェニル]プロピル}−1,7−ジブロモペリレンビス(ジカルボキシイミド)2.00g(1.37mmol)の溶液を、シアン化銅0.37g(4.1mmol)と混合し、150℃まで加熱した。この温度で2時間攪拌した後、反応混合物を室温まで冷却させた。メタノール50mLを添加した後、反応混合物を短時間攪拌し、濾過した。残留物をメタノール30mLで洗浄し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液10mLでスラリー状にし、吸引濾過し、水、次にメタノールで洗浄して、乾燥した(1.81g)。粗産物を塩化メチレンに溶解し、シリカゲル(60Å、60〜200μm)10gにロードして、トルエン−酢酸エチルを用いたシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製した。濃赤色の樹脂1.69gを得て、これを還流温度でニトロエタン20mLに溶解し、冷却中に晶出した。固形物を吸引濾過し、メチルエチルケトン100mLから再晶出した。濃赤色の微結晶0.71g(理論値の38%)を得て、204〜205℃で融解した。H NMRによれば、この物質は副産物として1,6−ジシアノ異性体を包含した。
トルエン50mL中の95%1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物1.05g(3.73mmol)および4−(3−アミノプロピル)−N,N−ジ−(4−n−ヘキシルオキシフェニル)アニリン(実施例12d参照)4.14g(7.83mmol)の溶液を80℃で10時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を乾燥するまで濃縮した(緑青色の油)。粗産物(6.5g)を、溶離液として塩化メチレン/n−ヘプタン(5:1)を用いたシリカゲル(60Å、60〜200μm)上でのクロマトグラフィーによって2回精製した。淡青色の固形物2.1g(理論値の45%)を得て、155℃で融解した。
N,N’−ビス(3−ジメチルアミノエチル)−1,6,7,12−テトラクロロペリレンテトラカルボキシイミドを濃度2.97*10-3mol/LNMPに溶解した。NMP中の化合物のモル吸光係数は36930(l/mol*cm)であった。この溶液の一部を、75ワットのキセノンランプで光導波路を介して照射し、溶液の全容量が光線で覆われるようにした。照射と同時に、透過モードのUV−vis分光計を用いてスペクトルの変化を測定した。
実施例40:
N,N’−ビス(3−ジメチルアミノエチル)−1,6,7,12−テトラクロロペリレンテトラカルボキシイミドをガラスに厚さ130nmで蒸着させた。この染料層を75ワットのキセノンランプで光導波路を介して照射した。照射により吸収帯は765nmで認められる。
実施例41:
N,N’−ビス[3−(3,6−ジ−n−ヘキシル−N−カルバゾリル)プロピル]ペリレンテトラカルボキシイミドを濃度8.77*10-4mol/LNMPに溶解した。NMP中の化合物のモル吸光係数は74100(l/mol*cm)であった。この溶液の一部を、1mmキュベット中で75ワットのキセノンランプで照射し、溶液の全容量が入射光線で覆われるようにした。照射と同時に、透過モードのUV−vis分光計を用いてスペクトルの変化をウルブリヒト球を介して測定した。
実施例42:
N,N’−ビス(3−ジメチルアミノエチル)−1,6,7,12−テトラクロロペリレンテトラカルボキシイミドを用いた紙の染色の実施
パルプ(上質セルロースパルプ)を秤量した。乾燥質量1.7gの湿らせたパルプを水65mLに添加し、この材料を10〜15分間攪拌した。N,N’−ビス(3−ジメチルアミノエチル)−1,6,7,12−テトラクロロペリレンテトラカルボキシイミド0.1gを水および酢酸2mLに溶解し、100mLにした。この溶液10mLを調製したパルプに添加し、水を添加して混合物を1Lにした。この混合物を濾紙を用いて吸引濾過した。パルプを濾紙から取り出し、2枚の濾紙間で90℃にて5分間乾燥させた。乾燥した試料を、Y光導波路を介して75ワットのキセノンランプで照射し、結果得られたUV吸収量を、照射と同時にUV−vis分光計で測定した。
実施例43:
「滴下試験」の実施およびその後の紙への照射
N,N’−ビス(3−ジメチルアミノエチル)−1,6,7,12−テトラクロロペリレンテトラカルボキシイミド0.1gを水および酢酸2mLに溶解し、100mLにした。ピペットを用いてこの溶液2mLを採取した。この溶液を1枚の紙に滴下し、90℃で乾燥した。
乾燥試料を、Y光導波路を介して75ワットのキセノンランプで照射し、結果得られたUV吸収量を、照射と同時にUV−vis分光計で測定した。
本明細書では、IR放射線の波長域の電磁線を吸収する物質は、IR吸収体とも呼ぶ。IR吸収体は好ましくは760〜2000nm、きわめて好ましくは780〜1500nmの波長域で吸収し、IR放射線の吸光係数は少なくとも100l/(cm×モル)である。IR放射線の吸光係数は、好ましくは1000l/(cm×モル)以上、きわめて好ましくは104l(cm×モル)以上である。
アリールチオは、硫黄原子(−S−)を介して結合した単環から三環式芳香族(上に規定した通り)、好ましくは単環式からニ環式、より好ましくは単環式芳香族である。
N−ヘテロシクリル:窒素原子を介して結合した複素環、好ましくはピロリジノ、ピペリジノ、N’−アルキルピペラジニル、モルフォリノ、ピロリル、インドリル、カルバゾリル、フェノチアジニル、きわめて好ましくはピロリジノ、ピペリジノ、モルフォリノ、カルバゾリル。
本発明に係る方法において、材料は好ましくは窓、例えばガラスウインドウまたはプラスチック窓である。本発明に係る方法は、例えば建築物、自動車、航空機または他の機械などのあらゆるタイプの窓に応用することができる。
一般式(I)または(II)の化合物は好ましくは、窓、特に窓ガラスと接触して存在する。本発明に係る方法では、窓を介したIRの透過が調節されるため、窓の後ろの部屋の熱管理が可能になる。この文脈において、窓とは、建築物の窓であってよいのは当然ながら、自動車、航空機または運転室の機械の窓であっても当然ながらよい。
本発明による紙の標識は、例えば、一般式(I)および/または(II)の化合物を、標識する紙の表面に、一般式(I)または(II)の化合物を包含する溶液を例えば噴霧、含浸または滴下することにより塗布して実施する。より具体的には、一般式(I)および(II)の化合物を、印刷用インクとの混合物として紙に塗布することができる。一般式(I)および(II)の化合物の量は、使用によって多岐にわたる。好ましくは、印刷用インクの量に対して一般式(I)または(II)の化合物を10質量%未満、きわめて好ましくは5質量%未満使用する。標識は例えば変色によって視覚で、または(吸収)分光計を用いて検出できる。
鉱油は、一般式(I)または(II)の化合物を、標識する鉱油に添加することによって、本発明に従って標識する。一般式(I)および(II)の化合物の量は、使用によって多岐にわたる。好ましくは、使用する鉱油の量に対して一般式(I)または(II)の化合物を5ppm未満、きわめて好ましくは1ppm未満使用する。標識検出は、例えば(吸収)分光計を用いて行うことができる。
さらに、本発明は、最初に記述した一般式(I)の新しい特定の化合物を提供する。
[式中、
1、R2は同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、トリアリールアミニル、カルバゾリル
3、R4は同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C8−アルキレン、アリーレンであり、
Xは同じであるか異なっており、それぞれ独立してハロゲン、シアノまたは基
Figure 2011524429
[式中、
AはS、SO2
rは2、3、4、5、6、
8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ]
n、pは0、1または2、
mは0または1]であって、
置換基R1、R2はそれぞれ、C1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシによって任意の位置でしかし5回以下に限って置換されてよく、およびこれらの化合物を波長300〜750nmの電磁線で照射することにより得られ、照射により変化した化合物。

Claims (24)

  1. 一般式(I)
    Figure 2011524429
    [式中、記号および添字はそれぞれ下に示す通りである、
    1、R2は同じであるか異なっており、それぞれ独立してアミノ、C1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、N−ヘテロシクリル、トリアリールアミニル、ヒドロキシル、C1−C8−アルコキシ、アリールオキシであり、
    3、R4は同じであるか異なっており、それぞれ独立して単結合、C1−C8−アルキレン、C3−C6−シクロアルキレン、アリーレン、C8−C14−フェニルアルキレンであり、
    Xは同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C20−アルコキシ、C1−C20−アルキルチオ、アリールオキシ、アリールチオ、ハロゲン、シアノ、CO2R、SO3R、SO2Rまたは基
    Figure 2011524429
    であり、その式中、
    AはS、SO2であり、
    rは2、3、4、5、6であり、
    8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシであり、
    m=1であれば、異なるXが一緒になってチオ基であってよく、
    Rは同じであるか異なっており、それぞれ独立してH、C1−C8−アルキル、アリールであり、
    n、pは0、1、2、3または4であり、
    mは0、1または2であり、かつ
    置換基R、R1、R2、R3またはR4はそれぞれ任意の位置で、場合により水素で飽和された1個以上のヘテロ原子により中断されてよく、これらのヘテロ原子の数は4以下であるおよび/または任意の位置でそれぞれNR56、CONR56、COOM、COOR5、SO3M、SO35(式中、R5、R6は同じであるか異なっており、それぞれ独立してH、C1−C8−アルキル、アリールであり、MはH、アルカリ金属、NR7 4であり、R7は独立してH、C1−C8−アルキルである)、CN、NO2、C1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシ、アリール、アリールオキシ、複素環、ヘテロ原子またはハロゲンによって5回以下置換されてよく、前述の基によりこれらが同様に2回以下置換されてよい]の1つ以上の化合物により電磁線の吸収を変化させる方法において、これらの化合物に波長300〜750nmの電磁線を照射することを特徴とし、波長300〜750nmの電磁線を照射することにより一般式(I)の化合物の吸収スペクトルが深色移動し、かつ電磁線の変化した吸収を検出する、一般式(I)の1つ以上の化合物により電磁線の吸収を変化させる方法。
  2. 式中の記号および添字がそれぞれ下に示す通りである、
    1、R2は同じであるか異なっており、それぞれ独立してアミノ、C1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、N−ヘテロシクリル、N,N−ジアリールアニリン−4−イルであり、
    3、R4は同じであるか異なっており、それぞれ独立して単結合、C1−C8−アルキレンであり、
    Xは、同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C20−アルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、シアノ、SO2Rまたは基
    Figure 2011524429
    であり、その式中、
    AはS、SO2であり、
    rは2、3、4、5、6であり、
    8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシであり、
    mは1または2であり、かつ
    置換基R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、請求項1に記載の任意の位置で置換されるか、ヘテロ原子で中断されてよく、その他のすべての記号および添字は請求項1に記載の通りである、請求項1に記載の方法。
  3. 式中の記号および添字がそれぞれ下に示す通りである、
    1、R2はいずれもアミノ、C1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、N−ヘテロシクリル、N,N−ジアリールアニリン−4−イルであり、
    3、R4は同じであるか異なっており、それぞれ独立して単結合、C1−C8−アルキレンであり、
    Xは同じであるか異なっており、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、アリールオキシまたは基
    Figure 2011524429
    であり、その式中、
    AはS、SO2であり、
    rは2、3、4、5、6であり、
    8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシであり、
    mは1または2であり、かつ
    置換基R1、R2、R3およびR4はそれぞれ、請求項1に記載の任意の位置で置換されるか、ヘテロ原子で中断されてよく、その他のすべての記号および添字は請求項1に記載の通りである、請求項1に記載の方法。
  4. 波長300〜750nmの電磁線を照射することにより一般式(I)の化合物の色が視覚で感知できる変化を呈する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 波長300〜750nmの電磁線を照射することにより一般式(I)の化合物がIR内で吸収する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 材料の標識を検出するための請求項1に記載の方法の使用。
  7. 紙の標識を検出するための請求項6に記載の使用。
  8. 鉱油の標識を検出するための請求項6に記載の使用。
  9. 変色を生じさせるための請求項1に記載の方法の使用。
  10. 紙の変色または紙の上での変色を生じさせるための請求項9に記載の使用。
  11. レーザー溶接のための請求項1に記載の方法の使用。
  12. 熱管理のための請求項1に記載の方法の使用。
  13. 光開始剤の提供のための請求項1に記載の方法の使用。
  14. フリーラジカル捕捉剤の提供のための請求項1に記載の方法の使用。
  15. 酸素検出のための請求項1に記載の方法の使用。
  16. 材料による電磁線の吸収または透過を調節する方法であって、請求項1に記載の一般式(I)の一つ以上の化合物を前記材料と接触させ、これらの化合物に波長300〜750nmの電磁線を照射することを特徴とし、波長300〜750nmの電磁線を照射することにより一般式(I)の化合物の吸収スペクトルが深色移動する、材料による電磁線の吸収または透過を調節する方法。
  17. 前記材料によるIR放射線の吸収が調節される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記材料が熱管理または断熱のために使用される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記材料による可視光の吸収が調節される、請求項16に記載の方法。
  20. 前記材料が明るさの管理のために使用される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記材料が窓である、請求項16から20までのいずれか1項に記載の方法。
  22. 請求項1に記載の一般式(I)の化合物であって、その式中、
    1、R2が同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C8−アルキルアミノ、C1−C8−ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、N−ヘテロシクリル、トリアリールアミニルであり、
    3、R4が同じであるか異なっており、それぞれ独立してC1−C8−アルキレン、アリーレンであり、
    Xが同じであるか異なっており、それぞれ独立してハロゲン、シアノまたは基
    Figure 2011524429
    であり、その式中、
    AはS、SO2であり、
    rは2、3、4、5、6であり、
    8はC1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシであり、
    n、pが0、1または2であり、かつ
    mが0または1であり、かつ
    置換基R1、R2がそれぞれ、C1−C20−アルキル、C1−C20−アルコキシによって任意の位置で5回以下置換されてよい、一般式(I)の化合物。
  23. 請求項22に記載の化合物と接触された材料。
  24. 請求項22に記載の化合物を含有するポリマー、コーティング剤またはガラス
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