JP2011515385A - 除草性化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(Ia)又は(Ib):
Figure 2011515385

[式中、R2、R3、R4、R5,R6,R7、R8、n、m、X、及びQは、本明細書で定義された通りである]
の新規除草性[1,8]−ナフチリジン、又は前記化合物の農業的に許容される塩に関する。本発明は、当該[1,8]−ナフチリジンの製造のための方法及び中間体に、当該除草性化合物を含む組成物に、並びに、特に有用な植物の作物における雑草を抑制するためのそれらの使用にさらに関する。

Description

本発明は、新規除草性[1,8]−ナフチリジン、それらの製造方法、除草性化合物を含む組成物、及び特に有用な植物の作物における雑草を抑制するための、又は植物の生長を阻害するためのそれらの使用に関する。
本発明にしたがって、式(Ia)又は式(Ib):
Figure 2011515385
[式中、
2は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ−C2−C3アルコキシ−C1−C3−アルキル、C1−C3アルコキシ−C1−C3ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル;C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、(C1−C3アルカンスルホニル−C1−C3アルキルアミノ)−C1−C3アルキル、及び(C1−C3アルカンスルホニル−C3−C4シクロアルキルアミノ)−C1−C3アルキルから成る群から選択され;
5は水素又はメチルであり;
6は、水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル及びメチルから成る群から選択され;
7は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルケニル、アリール−C2−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C4-7シクロアルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルチオ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシ−C1−C6−アルキルアミノ、(C1−C6アルコキシ−C2−C4−アルキル)−C1−C6−アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、ジアルキルアミノであって、置換基が一緒になって、4〜6員環を形成し(例えばピロリジニル、ピペリジニル)、前記環が場合により酸素を含み(例えばモルホリニル)、及び/又は、場合によりC1−C3アルコキシ、及び/又はハロゲン、特にフッ素によって置換される、前記ジアルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノスルホニル、C1−C6アルキルアミノスルホニル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ−C1−C6−アルキル、C3−C6アルケニル−C2−C6アルコキシ、C3−C6アルキニル−C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C4アルキレニル−S(O)p−R’、C1−C4アルキレニル−CO2−R’、C1−C4アルキレニル−(CO)N−R’R’、アリール(例えばフェニル)、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、フェニルスルホニル、アリールオキシ(例えばフェノキシ)、及び5若しくは6員環のヘテロアリール又はヘテロアリールオキシから成る群から選択され、ここで前記ヘテロアリールは、酸素、窒素、及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール又はヘテロアリール部(component)は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロ、シアノ及びニトロから成る群から選択される置換基によって場合により置換され得;
X=O又はSであり;
n=0又は1であり;
m=0又は1であり、ただしm=1のときn=0であり、そしてn=1のときm=0であり;
p=0、1、又は2であり;
R’は、水素及びC1−C6アルキルから成る群から独立して選択され、
8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル−C1−C3アルキル、C3−C6シクロアルキルアルケニル、例えばシクロヘキシルメチレニル、C3−C6アルキニルアルキレニル、例えばプロパルギル、C2−C6−アルケニルアルキレニル、例えばアリル、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、シアノ−C1−C6−アルキル、アリールカルボニル−C1−C3−アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、C1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換されてもよい)、アリール−C1−C6アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、C1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換されてもよい)、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−C6アルキル、アリール、5若しくは6員環のヘテロアリール、5若しくは6員環のヘテロアリール−C1−C3−アルキル又はヘテロシクリル−C1−C3−アルキルから成る群から選択され、ここで、前記ヘテロアリール又はヘテロシクリルは、酸素、窒素及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール部は、ハロ、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル及びC1−C3アルコキシから成る群から選択される置換基によって場合により置換されてもよく;
Qは、以下:
Figure 2011515385
Figure 2011515385
[式中、
1は、O、C(O)、S、SO、SO2及び(CRefqから成る群から選択され;
q=0、1又は2であり;
a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル及びヘテロアリールから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換されてもよいC1−C4アルキルから成る群から各々独立して選択され、そして前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基はハロゲン以外であり;或いは
a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、水素、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル又はヘテロアリールから成る群から各々独立して選択され、ここで前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基は、ハロゲン以外であり;或いは
a及びRbは、一緒になって、C1−C4アルキルによって置換され得、そして酸素、硫黄、S(O)、SO2、OC(O)、NRh、又はC(O)によって中断され得る3〜5員環の炭素環を形成し;或いは
a及びRcは、一緒になって、酸素、硫黄、SO、SO2、OC(O)、NRh又はC(O)によって中断され得るC1−C3アルキレン鎖を形成し;前記C1−C3アルキレン鎖は、代わりにC1−C4アルキルによって置換され得;
g及びRhは、各々独立して、他のC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル又はC1−C4アルコキシカルボニルであり;
iはC1−C4アルキルであり;
jは、水素、C1−C4アルキル、及びC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され、好ましい実施形態において、Rjは、水素、メチル及びシクロプロピルから成る群から選択され、
3は、ハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC1−C6アルキル;並びにハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され、
9は、シクロプロピル、CF3及びi−Prから成る群から選択され、
10は、水素、I、Br、SR11、S(O)R11、S(O)211及びCO211から成る群から選択され、
11はC1-4アルキルである]
の除草性化合物、又は前記化合物の農業的に許容される塩が提供される。
ハロゲンは、一般的にフッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。同じことが、他の定義、例えばハロアルキル又はハロフェニルにおけるハロゲンにも同様に適用される。
1〜6個の炭素原子の鎖長を有するハロアルキル基は、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチル、及び2,2,2−トリクロロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル、並びにペルフルオロ−n−ヘキシルである。
好適なアルキレニル基は、例えば、CH2、CHCH3、C(CH32、CH2CHCH3、CH2CH(C25)を含む。
好適なハロアルケニル基は、ハロゲンによって1回以上置換されたアルケニル基を含み、ここでハロゲンはフッ素、塩素、臭素、又はヨウ素であり、そして特にフッ素又は塩素であり、例えば2,2−ジフルオロ−1−メチルビニル、3−フルオロプロペニル、3−クロロプロペニル、3−ブロモプロペニル、2,3,3−トリフルオロプロペニル、2,3,3−トリクロロプロペニル及び4,4,4−トリフルオロブト−2−エン−1−イルを含む。好ましい、ハロゲンによって1回、2回、又は3回置換されたC2−C6アルケニル基は、2〜5個の炭素原子の鎖長を有するものである。好適なハロアルキルアルキニル基は、例えば、ハロゲンによって1回以上置換されたアルキルアルキニル基を含み、ここでハロゲンは臭素又はヨウ素であり、そして特に、フッ素又は塩素であり、例えば、3−フルオロプロピニル、5−クロロペント−2−イン−1−イル、5−ブロモペント−2−イン−1−イル、3,3,3−トリフルオロプロピニル、及び4,4,4−トリフルオロ−ブト−2−イン−1−イルを含む。好ましい、ハロゲンによって1回以上置換されるアルキルアルキニル基は、3〜5個の炭素原子の鎖長を有するものである。
アルコキシ基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子の鎖長を有する。アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、又はtert−ブトキシ、又はペンチルオキシ、又はヘキシルオキシの異性体であり、好ましくはメトキシ、及びエトキシである。アルキルカルボニルは、好ましくはアセチル又はプロピオニルである。アルコキシカルボニルは、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、又はtert−ブトキシカルボニルであり、好ましくはメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、又はtert−ブトキシカルボニルである。
ハロアルコキシは、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、又は2,2,2−トリクロロエトキシであり、好ましくはジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシ、又はトリフルオロメトキシである。
アルキルチオ基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子の鎖長を有する。アルキルチオは、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ、又はtert−ブチルチオであり、好ましくはメチルチオ、又はエチルチオである。アルキルスルフィニルは、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル、又はtert−ブチルスルフィニルであり、好ましくはメチルスルフィニル、又はエチルスルフィニルである。
アルキルスルホニルは、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、又はtert−ブチルスルホニルであり、好ましくはメチルスルホニル、又はエチルスルホニルである。
アルキルアミノは、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、又はブチルアミノの異性体である。ジアルキルアミノは、例えばジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、n−プロピルメチルアミノ、ジブチルアミノ、又はジイソプロピルアミノである。1〜4個の炭素原子の鎖長を有するアルキルアミノ基が好ましい。
シクロアルキルアミノ又はジシクロアルキルアミノは、例えば、シクロヘキシル、又はジシクロプロピルアミノである。
アルコキシアルキル基は、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する。アルコキシアルキルは、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチル、イソプロポキシメチル、又はイソプロポキシエチルである。
アルキルチオアルキル基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子を有する。アルキルチオアルキルは、例えば、メチルチオメチル、メチルチオエチル、エチルチオメチル、エチルチオエチル、n−プロピルチオメチル、n−プロピルチオエチル、イソプロピルチオメチル、イソプロピルチオエチル、ブチルチオメチル、ブチルチオエチル、又はブチルチオブチルである。
シクロアルキル基は、好ましくは3〜6個の環炭素原子を有し、そして1個以上のメチル基で置換され得;それらは好ましくは無置換であり、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、又はシクロヘキシルである。
フェノキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、ベンゾイル、フェニルチオ、フェニルアルキル、フェノキシアルキル又はトシルのような、置換基の一部としてのフェニルを含むフェニルは、モノ又はポリ置換形態であり得、この場合において、置換基が所望の通りにオルト、メタ、及び/又はパラ位(単数又は複数)に存在し得る。
ヘテロシクリルは、例えば、モルホリニル、テトラヒドロフリルを含む。
ヘテロアリールオキシのような置換基の一部としてのヘテロアリールを含む、ヘテロアリールは、酸素、窒素、及び硫黄から成る群から各々独立して選択される、1〜3個のヘテロ原子を含む5又は6員環ヘテロアリールを意味する。ヘテロアリール部は、場合によりモノ又はポリ置換され得ることが理解されるべきである。したがって用語ヘテロアリールは、例えばフラニル、チオフェニル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアゾリルを含む。
式Ia又はIbの化合物は不斉中心を含み得、そして単一のエナンチオマーとして、任意の比率のエナンチオマー対として存在し得、或いは一つ超の不斉中心が存在する場合に、全ての可能な比率でジアステレオマーを含む。通常、エナンチオマーの一つは、他のものと比較して生物学的活性が向上する。
同様に、2基置換アルケンが存在する場合に、これらはE又はZ体で存在し得、又は任意の比率での両方の混合物として存在し得る。
7がヒドロキシルである式Iaの化合物は、別の互変異性形態と平衡状態で存在し得、例えばR8が水素である式Ibの化合物の状態で存在し得る。同様に、Q1、Q5、Q6又はQ7は、別のヒドロキシル互変異性形態と平衡状態で存在し得る。全互変異性形態(単一の互変異性体又はそれらの混合物)、ラセミ混合物、及び単一の異性体は、本発明の範囲内に含まれる。
当業者はまた、式Ia又はIbに関してn及び/又はmが1であって、N−オキシドを形成する場合、当該窒素及び酸素が、それに応じて荷電される(N+-)ことを理解するだろう。
好ましい実施形態において、除草性化合物は、式Iaaである。
Figure 2011515385
本発明のより好ましい実施形態において、QはQ1であり、ここで特にA1はCRefであり、そしてRa、Rb、Rc、Rd、Re、及びRfは水素であり、そしてq=1である。
本発明の別の好ましい実施形態において、QはQ1であり、A1はCRefであり、そしてRb、Rd、Re、及びRfは水素であり、Ra及びRcは一緒になってエチレン鎖を形成し、そしてq=1である。
別の好ましい実施形態において、R2は(i)ハロアルキルであり、特にフルオロアルキルであり、そして最も好ましくはジフルオロメチル、又はトリフルオロメチルであり、或いは、(ii)C1-3アルコキシ−C1-3−ハロアルキルであり、特にC1-3アルコキシ−C1-3−フルオロアルキルであり、最も好ましくは、メトキシジフルオロメチル、又は2−メトキシ−1,1,−ジフルオロエチルである。
別の好ましい実施形態において、R5は水素である。
別の好ましい実施形態において、R5は水素又はフッ素である。
別の好ましい実施形態において、R7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシ−C2−C3−アルキルアミノ、(C1−C6アルコキシ−C2−C3−アルキル)−C1−C3−アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、並びに、ジアルキルアミノ基であって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、又は場合によりC1−C3−アルコキシ若しくはハロゲン、特にフッ素によって置換される4〜6員環を形成する前記ジアルキルアミノ基から成る群から選択される。より好ましい実施形態において、R7は、水素、メチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、メトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択される。
別の好ましい実施形態において、R8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C3アルコキシC1−C3アルキレニル、及びC1−C6ハロアルキルから成る群から選択される。
本発明はまた、式Iの化合物がアミン(例えばアンモニア、ジメチルアミン及びトリエチルアミン)、アルカリ金属塩基、アルカリ土類金属塩基、又は4級アンモニウム塩基と共に形成し得る農業的に許容される塩を含む。先の塩基として使用される、アルカリ金属、及びアルカリ土類金属のヒドロキシド、オキシド、並びに炭酸水素塩及び炭酸塩の中で、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、及びカルシウムのヒドロキシド、アルコキシド、オキシド、及び炭酸塩が、特にナトリウム、マグネシウム、及びカルシウムのそれらが強調され得る。対応するトリメチルスルホニウム塩がまた使用され得る。
本発明の式(Ia)又は(Ib)の化合物は、それ単体で除草剤として使用され得るが、それらは一般的に、製剤助剤、例えば担体、溶媒、及び界面活性剤(SFA)を使用して、除草性組成物へと製剤化される。したがって本発明は、先の請求項のいずれか一項に記載の除草性化合物、及び農業的に許容される製剤助剤を含む除草性組成物をさらに提供する。当該組成物は、使用準備済みの組成物が製造され得るが、使用に先立って希釈される濃縮物の形態で同様に存在し得る。通常、最終希釈は水でなされるが、水の代わりに又は水に加えて、例えば液肥、微量栄養素、生物有機体、油又は溶媒でなされ得る。
疑いを避けるために、以下の式Iの化合物の言及は、式(Ia)及び(Ib)のいずれかの化合物への言及を含む。
除草性組成物は一般的に、0.1〜99重量%、特に0.1〜95重量%の式Iの化合物、及び、0〜25重量%の界面活性物質を好ましくは含む1〜99.9重量%の製剤助剤を含む。
前記組成物は、多くの製剤種から選択され得、それらの多くは、Manual on Development and Use of FAO Specifications for Plant Protection Products,第5版,1999において既知である。これらは、散粉性粉剤(DP)、可溶性粉剤(SP)、水溶性顆粒剤(SG)、水分散性顆粒剤(WG)、粉末状水和剤(WP)、粒剤(GR)(徐放性及び即放性)、可溶性濃厚剤(SL)、油混和性液剤(OL)、微量散布用液剤(UL)、乳化性濃厚剤(EC)、分散性濃厚剤(DC)、エマルション剤(水中油型(EW)及び油中水型(EO)の両方)、マイクロエマルション剤(ME)、濃厚懸濁剤(SC)、エアロゾル、カプセル懸濁液剤(CS)、及び種子処理製剤を含む。任意の場合において選択される製剤種は、想定される特定の目的、並びに式(I)の化合物の物理的、化学的及び生物学的特性に依存する。
散粉性粉剤(DP)は、式(I)の化合物を、1個以上の固体希釈剤(たとえば天然の粘土、カオリン、パイロフィライト、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、珪藻土(kieselguhr)、白亜、珪藻土(diatomaceous earth)、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウム、硫黄、石灰、小麦粉、タルク、及び他の有機性及び無機性固体担体)と混合することによって、並びに当該混合物を機械的にすり潰して微細粉末とする。
可溶性粉剤(SP)は、式(I)の化合物を1個以上の水溶性無機塩(例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、又は硫酸マグネシウム)、又は1個以上の水溶性有機固体(例えば多糖)と共に、並びに分散性/溶解性を改善するために、場合により1個以上の湿潤剤、1個以上の分散剤、又は前記薬剤の混合物と共に混合することによって調製され得る。当該混合物をその後微細粉末へと粉砕する。類似の組成物が同様に、粒状にされて水溶性顆粒剤(SG)を形成する。
粉末状水和剤(WP)は、式(I)の化合物を、1個以上の固体希釈剤若しくは担体、1個以上の湿潤剤、及び好ましくは1個以上の分散剤、並びに場合により、液体中における分散を容易にするための1個以上の懸濁化剤と共に混合することによって製造され得る。当該混合物を粉砕して微細粉末とする。類似の組成物が同様に顆粒化されて水分散性顆粒剤(WG)を形成する。
粒剤(GR)は、式(I)の化合物と、1個以上の粉末化された個体希釈剤又は担体との混合物を顆粒化することによって、或いはあらかじめ形成された空の顆粒に、多孔性顆粒状物質(例えば、軽石、アタパルジャイト粘土、フラー土、珪藻土(kieselguhr)、珪藻土(diatomaceous earth)、又は粉末化されたトウモロコシの穂軸)中で、式(I)の化合物(又は好適な薬剤中におけるその溶液)を吸収させることによって、又は式(I)の化合物(又は好適な薬剤中におけるその溶液)を硬殻材料(例えば、砂、ケイ酸塩、鉱物炭酸塩、硫酸塩、又はリン酸塩)へと吸着させ、そして必要ならば乾燥させることによってのいずれかで形成され得る。吸収又は吸着を補助するために一般的に使用される薬剤は、溶媒(例えば脂肪族性及び芳香族性石油性溶媒、アルコール、エーテル、ケトン、及びエステル)及び固着剤(例えばポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖、及び植物油)を含む。1個以上の他の添加剤はまた、粒剤中に含まれ得る(例えば乳化剤、湿潤剤、又は分散剤)。
分散性濃厚剤(DC)は、水性又は有機性溶媒、例えばケトン、アルコール、又はグリコールエーテル中に、式(I)の化合物を溶解させることによって調製され得る。これらの溶液は、(例えば、水への希釈を改善するか、又は噴霧タンク中における結晶化を防ぐための)界面活性剤を含み得る。
乳化性濃厚剤(EC)又は水中油型エマルション(EW)は、(1個以上の湿潤剤、1個以上の乳化剤、又は前記薬剤の混合物を場合により含む)有機溶媒中に、式(I)の化合物を溶解することによって調製され得る。ECにおける使用のための好適な溶媒は、芳香族性炭化水素(例えばアルキルベンゼン、又はアルキルナフタレン、例えばSOLVESSO100、SOLVESSO150、及びSOLVESSO200;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(例えばシクロヘキサノン、又はメチルシクロヘキサノン)、及びアルコール(例えばベンジルアルコール、フルフリルアルコール、又はブタノール)、N−アルキルピロリドン(例えばN−メチルピロリドン、又はN−オクチルピロリドン)、脂肪酸のジメチルアミド(例えばC8−C10脂肪酸ジメチルアミド)、及びクロロ化炭化水素を含む。EC製造物は、水の添加で自発的に乳化し得、十分な安定性を有するエマルション剤が生成し、好適な装置を通じた噴霧施用を可能とする。
EWの製造は、式(I)の化合物を、液剤として(室温で液体ではない場合は、妥当な温度、通常は70℃未満で溶解し得る)、又は(それを好適な溶媒に溶解することによって)溶液でのいずれかで得、その後生じた液剤又は溶液を1個以上のSFAを含有する水へと高せん断で乳化させ、エマルションを製造することに関連する。EWにおける使用のために好適な溶媒は、植物油、クロロ化炭化水素(例えばクロロベンゼン)、芳香族性溶媒(例えばアルキルベンゼン、又はアルキルナフタレン)、及び低水溶性である他の好適な有機溶媒を含む。
マイクロエマルション(ME)は、1個以上のSFAと共に、1つ以上の溶媒の混合物と水とを混合することによって製造され得、そしてそれは熱動力学的に安定な等方性液剤形態を自発的に産生する。式(I)の化合物は、水中、又は溶媒/SFA混合物中のいずれかで最初に存在する。MEにおける使用のために好適な溶媒は、EC中又はEW中における使用のために先に記載されたものを含む。MEは、水中油型又は油中水型のいずれかであり得、そして同一の製剤中に水溶性及び油溶性殺虫剤を混合するために好適であり得る。MEは、マイクロエマルションとして維持されるか、又は通常の水中油型エマルションを形成するかのいずれかである、水への希釈にとって好適である。
濃厚懸濁剤(SC)は、式(I)の化合物の微細に分断された不溶性固体粒子の、水性又は非水性懸濁剤を含み得る。SCは、式(I)の固体化合物を好適な媒体中で、場合により1個以上の分散剤と共に、ボールミル粉砕若しくはビーズミル粉砕することによって製造され得、当該化合物の微細粒子懸濁体が生成される。1個以上の湿潤剤が当該組成物中に含まれ得、そして粒子が安定する速度を減少させるために、懸濁剤が含まれ得る。或いは、式(I)の化合物は、乾燥粉砕され得、そして先に記載された薬剤を含有する水へと添加されて所望の最終製造物が産生される。
エアロゾル製剤は、式(I)の化合物、及び好適な噴霧剤(例えばn−ブタン)を含む。式(I)の化合物はまた、好適な媒体(例えば、水、又は水混和性液剤、例えばn−プロパノール)中で溶解され、又は分散されて、非加圧の手動噴霧ポンプにおける使用のための組成物を提供し得る。
カプセル懸濁液剤(CS)は、EW製剤の製造と同様の方法で製造され得るが、油滴の水性分散体が得られるように、追加のポリメリゼーション段階を有し、そしてその中で、各々の油滴はポリマー殻(polymer shell)によってカプセル化され、そして式(I)の化合物、及び場合により担体又はそれらのための希釈剤を含む。ポリマー殻は、界面での重縮合反応か、又は液滴形成手順かのいずれかによって製造され得る。当該組成物は、式(I)の化合物の制御放出のために提供され得、そしてそれらは種子処理のために使用され得る。式(I)の化合物はまた、生分解性ポリマーマトリックス中で製剤化されて化合物の遅延、制御放出を提供する。
例えば表面上の湿り、保持、又は分布を改善することによって;処理された表面上における雨に対する耐性を改善することによって;又は式(I)の化合物の取り込み又は移動性を改善することによって、当該組成物の生分解性特性を改善するために、当該化合物は、一つ以上の添加剤を含み得る。かかる添加剤は、界面活性剤(SFA)、油性の噴霧添加剤、例えば特定の鉱油、又は天然植物油(例えば、大豆、及び菜種油)、及びこれらと他の生増強性(bio−enhancing)補助剤(式(I)の化合物の作用を支援又は改変し得る成分)との混合物を含む。
湿潤剤、分散剤、及び乳化剤は、陽イオン型、陰イオン型、両性イオン型、又は非イオン型のSFAであり得る。
陽イオン型の好適なSFAは、4級アンモニウム化合物(例えばセチルトリメチルアンモニウムブロミド)、イミダゾリン、及びアミン塩を含む。
好適な陰イオン型SFAは、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステル(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン酸化された芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カリウム、ブチルナフタレンスルホン酸塩、並びにジ−イソプロピル−、及びトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウムの混合物)、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えば、ラウレス−3−硫酸ナトリウム)、エーテルカルボキシレート(例えば、ラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(1個以上の脂肪族アルコールと、リン酸との間の反応からの産物(主にモノエステル)、又は五酸化リンとの間の反応からの産物(主にジエステル)、例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との間における反応からの産物;さらに、これらの産物はエトキシル化され得る)、スルホスクシナマート(sulphosuccinamate)、パラフィン又はオレフィン硫酸塩、タウリン塩、及びリグニンスルホン酸塩を含む。
好適な両性型のSFAは、ベタイン、プロピオン酸塩、及びグリシン塩を含む。
好適な非イオン型のSFAは、アルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、又はそれらの混合物と、脂肪族アルコール(例えばオレイルアルコール、又はセチルアルコール)との縮合産物、或いはアルキルフェノール(例えばオクチルフェノール、ノニルフェノール、又はオクチルクレゾール)との縮合産物;長鎖脂肪酸又はヘキシトール無水物由来の部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合産物;(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドを含む)ブロック重合体;アルカノールアミド;単純エステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えば、ラウリルジメチルアミンオキシド);及びレシチンを含む。
好適な懸濁化剤は、親水性コロイド(例えば多糖、ポリビニルピロリドン、又はカルボキシメチルセルロースナトリウム)、及び膨潤粘土(例えば、ベントナイト又はアタパルジャイト)を含む。
本発明の組成物は、少なくとも一つの追加の殺虫剤をさらに含み得る。例えば、本発明の化合物はまた、他の除草剤、又は植物生長調整剤との併用で使用され得る。好ましい実施形態において、追加の殺虫剤は、除草剤及び/又は除草剤薬害軽減剤(herbicidesafener)である。かかる混合物の例は、以下の通りである(ここで、「I」は式Iの化合物を表す):I+アセトクロル、I+アシフルオルフェン、I+アシフルオルフェン−ナトリウム、I+アクロニフェン、I+アクロレイン、I+アラクロール、I+アロキシジム、I+アメトリン、I+アミカルバゾン、I+アミドスルフロン、I+アミノピラリド、I+アミトロール、I+アニロホス、I+アスラム、I+アトラジン、I+アザフェニジン、I+アジムスルフロン、I+BCPC、I+ベフルブタミド、I+ベナゾリン、I+ベンカルバゾン、I+ベンフルラリン、I+ベンフレセート、I+ベンスルフロン、I+ベンスルフロン−メチル、I+ベンスリド、I+ベンタゾン、I+ベンズフェンジゾン、I+ベンゾビシクロン、I+ベンゾフェナップ、I+ビフェノックス、I+ビラナフォス、I+ビスピリバック、I+ビスピリバック−ナトリウム、I+ホウ砂、I+ブロマシル、I+ブロモブチド、I+ブロモキシニル、I+ブタクロール、I+ブタミホス、I+ブトラリン、I+ブトロキシジム、I+ブチレート、I+カコジル酸、I+塩素酸カルシウム、I+カフェンストロール、I+カルベタミド、I+カルフェントラゾン、I+カルフェントラゾン−エチル、I+クロルフルレノール、I+クロルフルレノール−メチル、I+クロリダゾン、I+クロリムロン、I+クロリムロン−エチル、I+クロロ酢酸、I+クロロトルロン、I+クロルプロファム、I+クロルスルフロン、I+クロルタール、I+クロルタール−ジメチル、I+シニドン−エチル、I+シンメチリン、I+シノスルフロン、I+シサニリド(cisanilide)、I+クレトジム、I+クロジナホップ、I+クロジナホップ−プロパルギル、I+クロマゾン、I+クロメプロップ、I+クロピラリド、I+クロランスラム、I+クロランスラム−メチル、I+シアナジン、I+シクロエート、I+シクロスルファムロン、I+シクロキシジム、I+シハロホップ、I+シハロホップ−ブチル、I+2,4−D、I+ダイムロン、I+ダラポン(dalapon)、I+ダゾメット、I+2,4−DB、I+I+デスメディファム、I+ジカンバ、I+ジクロベニル、I+ジクロルプロップ、I+ジクロルプロップ−P、I+ジクロホップ、I+ジクロホップ−メチル、I+ジクロスラム、I+ジフェンゾコート、I+ジフェンゾコートメチル硫酸、I+ジフルフェニカン、I+ジフルフェンゾピル、I+ジメフロン、I+ジメピペレート、I+ジメタクロル、I+ジメタメトリン、I+ジメテナミド、I+ジメテナミド−P、I+ジメチピン、I+ジメチルアルシン酸、I+ジニトラミン、I+ジノテルブ、I+ジフェナミド、I+ジプロペトリン、I+ジクワット、I+二臭化ジクワット、I+ジチオピル、I+ジウロン、I+エンドタール、I+EPTC、I+エスプロカルブ、I+エタルフルラリン、I+エタメツルフロン、I+エタメツルフロン−メチル、I+エテフォン、I+エトフメサート、I+エトキシフェン、I+エトキシスルフロン、I+エトベンザニド、I+フェノキサプロップ−P、I+フェノキサプロップ−P−エチル、I+フェントラザミド、I+硫酸鉄、I+フラムプロップ−M、I+フラザスルフロン、I+フロラスラム、I+フルアジホップ、I+フルアジホップ−ブチル、I+フルアジホップ−P、I+フルアジホップ−P−ブチル、I+フルアゾレート、I+フルカルバゾン、I+フルカルバゾン−ナトリウム、I+フルセトスルフロン、I+フルクロラリン、I+フルフェナセット、I+フルフェンピル、I+フルフェンピル−エチル、I+フルメトラリン、I+フルメトスラム、I+フルミクロラック、I+フルミクロラック−ペンチル、I+フルミオキサジン、I+フルミプロピン、I+フルオメツロン、I+フルオログリコフェン、I+フルオログリコフェン−エチル、I+フルオキサプロップ(fluoxaprop)、I+フルポキサム、I+フルプロパシル、I+フルプロパネート、I+フルピルスルフロン、I+フルピルスルフロン−メチル−ナトリウム、I+フルレノール、I+フルリドン、I+フルロクロリドン、I+フルロキシピル、I+フルルタモン、I+フルチアセット、I+フルチアセット−メチル、I+フォメサフェン、I+ホラムスルフロン、I+フォサミン、I+グルホシネート、I+グルホシネート−アンモニウム、I+グリホサート、I+ハロスルフロン、I+ハロスルフロン−メチル、I+ハロキシホップ、I+ハロキシホップ−P、I+ヘキサジノン、I+イマザメタベンズ、I+イマザメタベンズ−メチル、I+イマザモックス、I+イマザピック、I+イマザピル、I+イマザキン、I+イマゼタピル、I+イマゾスルフロン、I+インダノファン、I+ヨードメタン、I+ヨードスルフロン、I+ヨードスルフロン−メチル−ナトリウム、I+イオキシニル、I+イソプロツロン、I+イソウロン、I+イソキサベン、I+イソキサクロルトール、I+イソキサフルトール、I+イソキサピリホップ、I+カルブチレート、I+ラクトフェン、I+レナシル、I+リニュロン、I+メコプロップ、I+メコプロップ−P、I+メフェナセット、I+メフルイジド、I+メソスルフロン、I+メソスルフロン−メチル、I+メソトリオン、I+メタム、I+メタミホップ、I+メタミトロン、I+メタザクロル、I+メタベンズチアズロン、I+メタゾール、I+メチルアルソン酸、I+メチルダイムロン、I+メチルイソチオシアネート、I+メトラクロル、I+S−メトラクロル、I+メトスラム、I+メトキスロン、I+メトリブジン、I+メトスルフロン、I+メトスルフロン−メチル、I+モリネート、I+モノリヌロン、I+ナプロアニリド、I+ナプロパミド、I+ナプタラム、I+ネブロン、I+ニコスルフロン、I+n−メチルグリホサート、I+ノナン酸、I+ノルフルラゾン、I+オレイン酸(脂肪酸)、I+オルベンカーブ、I+オルトスルファムロン、I+オリザリン、I+オキサジアルギル、I+オキサジアゾン、I+オキサスルフロン、I+オキサジクロメホン、I+オキシフルオルフェン、I+パラコート、I+パラコートジクロリド、I+ペブレート、I+ペンディメタリン、I+ペノキススラム、I+ペンタクロロフェノール、I+ペンタノクロル、I+ペントキサゾン、I+ペントキサミド、I+フェンメディファム、I+ピクロラム、I+ピコリナフェン、I+ピノキサデン、I+ピペロホス、I+プレチラクロル、I+プリミスルフロン、I+プリミスルフロン−メチル、I+プロジアミン、I+プロホキシジム、I+プロヘキサジオン−カルシウム、I+プロメトン、I+プロメトリン、I+プロパクロル、I+プロパニル、I+プロパキザホップ、I+プロパジン、I+プロファム、I+プロピソクロル、I+プロポキシカルバゾン、I+プロポキシカルバゾン−ナトリウム、I+プロピザミド、I+プロスルホカルブ、I+プロスルフロン、I+ピラクロニル、I+ピラフルフェン、I+ピラフルフェン−エチル、I+ピラスルホトール、I+ピラゾリネート、I+ピラゾスルフロン、I+ピラゾスルフロン−エチル、I+ピラゾキシフェン、I+ピリベンゾキシム、I+ピリブチカルブ、I+ピリダホル(pyridafol)、I+ピリデート、I+ピリフタリド、I+ピリミノバク、I+ピリミノバク−メチル、I+ピリミスルファン、I+ピリチオバク、I+ピリチオバク−ナトリウム、I+ピロキサスルホン、I+ピロキシスラム、I+キンクロラク、I+キンメラク、I+キノクラミン、I+キザロホップ、I+キザロホップ−P、I+リムスルフロン、I+セトキシジム、I+シデュロン、I+シマジン、I+シメトリン、I+塩素酸ナトリウム、I+スルコトリオン、I+スルフェントラゾン、I+スルホメツロン、I+スルホメツロン−メチル、I+スルホサート、I+スルホスルフロン、I+硫酸、I+テブティウロン、I+テフリルトリオン、I+テンボトリオン、I+テプラロキシジム、I+テルバシル、I+テルブメトン、I+テルブチラジン、I+テルブトリン、I+テニルクロル、I+チアゾピル、I+チフェンスルフロン、I+チエンカルバゾン、I+チフェンスルフロン−メチル、I+チオベンカルブ、I+トプラメゾン、I+トラルコキシジム、I+トリアレート、I+トリアスルフロン、I+トリアジフラム、I+トリベヌロン、I+トリベヌロン−メチル、I+トリクロピル、I+トリエタジン、I+トリフロキシスルフロン、I+トリフロキシスルフロン−ナトリウム、I+トリフルラリン、I+トリフルスルフロン、I+トリフルスルフロン−メチル、I+トリヒドロキシトリアジン、I+トリネキサパック−エチル、I+トリトスルフロン、I+[3−[2−クロロ−4−フルオロ−5−(l−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4−ジオキソ−l,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−イル)フェノキシ]−2−ピリジルオキシ]酢酸エチル(CAS RN 353292−31−6)、I+4−ヒドロキシ−3−[[2−[(2−メトキシエトキシ)メチル]−6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(CAS RN 352010−68−5)、及びI+4−ヒドロキシ−3−[[2−(3−メトキシプロピル)−6−(ジフルオロメチル)−3−ピリジニル]カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン。本発明の化合物はまた、国際公開第06/024820号、及び/又は国際公開第07/096576号に開示された除草性化合物と併用され得る。
式Iの化合物の混合相手はまた、例えば、The Pesticide Manual,第14版,British Crop Protection Council,2006で言及されたような、エステル又は塩の形態で存在し得る。
式Iの化合物はまた、他の農薬、例えば、前記Pesticide Manual中に記載された殺真菌剤、殺線虫剤、又は殺昆虫剤と共に混合されて使用され得る。
式Iの化合物と混合相手との混合比は、好ましくは、1:100〜1000:1である。
当該混合物は、上記の製剤で有利に使用され得る(この場合において、「活性成分」は、式Iの化合物と当該混合相手との各々の混合物に関する)。
本発明の式Iの化合物はまた、1個以上の薬害軽減剤(safener)との組み合わせで使用され得る。同様に、本発明の式Iの化合物と1個以上のさらなる除草剤はまた、1個以上の薬害軽減剤と組み合わせて使用され得る。当該薬害軽減剤は、AD67(MON4660)、ベノキサコル、クロキントセット−メキシル、(CAS RN 221667−31−8)、ジクロルミド、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルキソフェニム、フリラゾール、及び対応するR異性体、イソキサジフェン−エチル、メフェンピル−ジエチル、オキサベトリニル、及びN−イソプロピル−4−(2−メトキシ−ベンゾイルスルファモイル)−ベンズアミド(CAS RN 221668−34−4)であり得る。式Iの化合物と、シプロスルファミド、イソキサジフェン−エチル、及び/又はクロキントセット−メキシルとの混合物が特に好ましい。
式Iの化合物の薬害軽減剤はまた、例えばThe Pesticide Manual,第14版(BCPC),2006で言及されたようなエステル又は塩の形態で存在し得る。クロキントセット−メキシルへの言及はまた、国際公開第02/34048号に開示されたような、そのリチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、アンモニウム、四級アンモニウム、スルホニウム、又はホスホニウム塩に適用され、そしてフェンクロラゾール−エチルに関する言及はまた、フェンクロラゾールなどに適用される。
好ましくは、式Iと薬害軽減剤との混合比は、100:1〜1:10、特に20:1〜1:1である。
当該混合物は、上述の製剤において有利に使用され得る(この場合において、「活性成分」は、式Iの化合物と薬害軽減剤との各々の混合物に関する)。
本発明は、作物及び雑草を含む場所における雑草を選択的に抑制する方法であって、雑草の存在する前記場所へ、抑制量の、本発明の組成物を施用することを含む、前記方法をさらに提供する。「抑制」とは、殺すこと、減少させること、又は生長を遅延させること、又は発芽を予防若しくは減少させることを意味する。一般的に、抑制されるべき植物は、不要な植物(雑草)である。「場所」は、当該植物が生長中か、又は生長し得る領域を意味する。
式Iの化合物の施用率は、十分広い限度内で変化し得、そしてそれは、土壌の性質、施用方法(出芽前又は後;種子粉衣;種子を蒔く畝間への施用;非耕作地への施用など)、作物、抑制されるべき雑草(単数又は複数)、一般的な気候条件、並びに施用方法、施用時間及び標的作物によって支配される他の要因によって決定され得る。本発明の式Iの化合物は、10〜2000g/ha、特に50〜1000g/haの比率で一般的に施用される。
当該施用は、当該化合物を噴霧することによって、典型的には広大な地域のために噴霧器を取り付けられたトラクターによって一般的になされるが、他の方法、例えばダスティング(粉末用)、点滴、又は灌注がまた、使用され得る。
本発明の組成物が使用され得る有用な植物は、作物、例えば穀物、例えば大麦及び小麦、綿花、アブラナ、ヒマワリ、トウモロコシ、コメ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、及び芝布を含む。トウモロコシが特に好ましい。
作物はまた、木、例えば果実の木、ヤシの木、ココナッツの木、又は他の木の実を含み得る。つる植物、例えばブドウ、果実の低木、果実植物、及び野菜が同様に含まれる。
作物はまた、従来法の育種によって、又は遺伝子操作によって、除草剤又は除草剤群(例えば、ALS−、GS−、EPSPS−、PPO−、ACCase−、及びHPPD阻害剤)に対して耐性を有することとなった作物を含むものとして理解され得る。従来法の育種によって、イミダゾリノン、例えばイマザモックスに対して耐性を有することとなった作物の例は、クリアフィールド(Clearfield)(登録商標)サマーレイプ(summer rape)(アブラナ)である。遺伝子操作によって除草剤に対して耐性を有することとなった作物の例は、例えば、商品名ラウンドアップレディ(RoundupReady)(登録商標)、及びリバティリンク(LibertyLink)(登録商標)として市販されている、グリホサート及びグリホシネート耐性トウモロコシ種を含む。
好ましい実施形態において、作物は、遺伝子操作によって、HPPD阻害剤に対して耐性を有する。作物に対してHPPD阻害剤への耐性を持たせる方法は、例えば国際公開第0246387号から既知である。したがって、さらに好ましい実施形態において、作物は、細菌に由来する、より具体的にはシュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)又はシューワネラ・コルウェリアナ(Shewanella colwelliana)に由来する、或いは植物に由来する、より具体的には単子葉植物に、又はさらにより具体的には大麦、トウモロコシ、小麦、コメ、ブラチアリア属(Brachiaria)、チェンクルス属(Chenchrus)、ロリウム属、フェスツカ属、セタリア属、エレウシネ属、モロコシ属、又はカラスムギ属種に由来する、HPPD阻害剤抵抗性HPPD酵素をコードするDNA配列を含むポリヌクレオチドに関する遺伝子組み換え体である。
作物はまた、遺伝子操作法によって有害な昆虫に対して抵抗性を有することとなったものと理解され得、例えば、Btトウモロコシ(アワノメイガに対して抵抗性を有する)、Bt綿花(綿花ゾウムシに対して抵抗性を有する)、及びBtジャガイモ(コロラドハムシに対して抵抗性を有する)である。Btトウモロコシの例は、NK(登録商標)(Syngenta Seeds)の、Bt176トウモロコシ交配種である。Bt毒素は、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)土壌細菌によって天然で形成されるタンパク質である。毒素、又はかかる毒素を合成することができる遺伝子組み換え植物の例は、欧州特許出願公開第A−451878号明細書、欧州特許出願公開第A−374753号明細書、国際公開第93/07278号、国際公開第95/34656号、国際公開第03/052073号、及び欧州特許出願公開第A−427529号明細書に記載されている。殺虫剤抵抗性をコードし、そして一つ以上の毒素を発現する一つ以上の遺伝子を含む、遺伝子組み換え植物の例は、KnockOut(登録商標)(トウモロコシ)、Yield Gard(登録商標)(トウモロコシ)、NuCOTIN33B(登録商標)(綿花)、Bollgard(登録商標)(綿花)、NewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)、NatureGard(登録商標)及びProtexcta(登録商標)である。作物又はその種子物質は、除草剤に対して抵抗性であると同時に、昆虫の餌摂取に対して抵抗性であり得る(「積み重なった」遺伝子組み換え事象)。例えば種子は、殺虫性Cry3タンパク質を発現する能力を有しつつ、同時にグリホサートに対して抵抗性であり得る。
作物はまた、従来法の育種、又は遺伝子組み換えによって得られるものを含み、そしていわゆる生産物の特徴(例えば改善された貯蔵安定性、より高い栄養価、及び改善された風味)を含むものと理解され得る。
他の有用な植物は、例えばゴルフコース、芝地、公園、及び沿道における、又は市販の芝布のために生長させた芝草、及び鑑賞植物、例えば花又は低木を含む。
当該組成物は、不要な植物(総括して「雑草」)を抑制するために使用され得る。抑制されるべき雑草は、単子葉植物種、例えば、アグロスチス属、アロペクルス属、カラスムギ属、スズメノチャヒキ属、カヤツリグサ属、ジギタリア属、ヒエ属、ロリウム属、モノコリア属、ロットボエリア属、アモダカ属、ホタルイ属、セタリア属、シダ属、及びモロコシ属、並びに双子葉植物種、例えば、イチビ、ヒユ属、アカザ、キク属、ガリウム(Galium)属、サツマイモ属、ナスタチウム属、シナピス属、ナス属、ステラリア属、クワガタソウ属、スミレ属、及びオナモミ属の両方であり得る。雑草はまた、作物であると考えられるが、作物の領域外で生長している植物(「エスケイプ(escape)」)、又は異なる作物が先に植えられている場所に蒔かれた種子から生長する植物(「ボランティア(volunteer)」)を含み得る。かかるボランティア又はエスケイプは、特定の他の除草剤に対して耐性を有し得る。
本発明の化合物は、以下の方法を使用して製造され得る。
式I(a)又はI(b):
Figure 2011515385
[式中、QはQ1及びQ5から選択される]
の化合物の製造は、既知の方法(例えば国際公開第97/46530号、欧州特許出願公開第0353187号明細書、及び米国特許第6,498,125号明細書)と同様にして行われ、そして式2a又は2b:
Figure 2011515385
[式2a又は式2bは、式1a及び1bのR2、R5、R6、R7、R8、X、n、及びmの定義を維持し、そしてR12は好適な脱離基であり、例えば塩素のようなハロゲン原子、又はアルコキシ若しくはアリールオキシ基、例えば4−ニトロフェノキシである]
の化合物を、不活性有機溶媒、例えばジクロロメタン又はアセトニトリル中、塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、以下の化合物:
Figure 2011515385
[式中、A1及びRa、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、並びにRiは先で定義された通りである]
と反応させて、式3a、3b、4a、4b:
Figure 2011515385
[式3a,3b,4a,4bは、式2a及び2bの定義を保持している]
の化合物を得ることを含む。
代わりに、エステル3a、3b、4a、4bは、R12がヒドロキシである式2a、2bのカルボン酸を、活性化剤、例えばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドと、好適な溶媒、例えばアセトニトリル中で反応させることによって製造される、R12が脱離基である式2a、2bの化合物から製造され得る。エステル3a、3b、4a、4bは、好適な塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、触媒、例えば4−ジメチルアミノピリジン、若しくはアセトンシアノヒドリン、又は金属シアニド塩、例えばシアン化ナトリウムを使用して転位されて、式1a又は1bの化合物を与え得る。溶媒中に最初から存在する、又は反応混合物中の他の成分に含まれる任意の水によって、中間体の望まれない加水分解が生じることの防止を確保するために、脱水剤、例えばモレキュラーシーブを反応媒体存在下で有することは有利である。
Figure 2011515385
式2a又は2bの[1,8]ナフチリジン−3−カルボン酸誘導体は、好適な不活性溶媒、例えばジクロロメタン中、例えば好適なハロゲン化剤、例えばオキサリルクロリドを用いた反応によってカルボン酸から製造されて、対応するカルボン酸塩化物を生じる。これらの誘導体は、代わりに例えば、4−ニトロフェノール及び好適な塩基、例えばトリエチルアミンと共に、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中で反応されて対応する4−ニトロフェニルエスエルを生じる。
スキーム2において示される説明のために、式5aの[1,8]ナフチリジン−3−カルボン酸エステルは、2−アミノ−3−ホルミルピリジンから、以下の文献に記載された方法と同様に得られる(J.Org.Chem.1990,55,4744−4750;Indian Journal of Chemistry,Section B;Organic Chemistry including Medicinal Chemistry(2006)45B(4)、1051−1053;Indian Journal of Chemistry,Section B;Organic Chemistry including Medicinal Chemistry(2004),43B(4),897−900;J.Org.Chem.(1993),58(24),6625−6628;J.Chem.Soc.,Org.(1966),(3),315−321)。
Figure 2011515385
必要とされるβ−ケトエステルは市販であるか、又は文献に記載された方法と同様に製造され得るかのいずれかである。
必要とされる2−アミノ−3−ホルミルピリジンは市販であるか、又は文献(例えば、J.Org.Chem.1983,48,3401−3408、及びJ.Org.Chem.1990,55,4744−4750)に記載された方法で製造され得るか、若しくは類似の方法によって製造され得るかのいずれかである。
スキーム3において示される説明のために、場合により置換された2−アミノピリジンは、例えば好適なアシル化試薬、例えば塩化アセチル、又は塩化ピバロイルを用いて、そして好適な塩基、例えばトリエチルアミンを用いて、場合により好適なアシル化触媒、例えば4−ジメチルアミノピリジンを用いて、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中でN−アシル化され得、対応するN−(ピリジン−2−イル)アミドを得る。文献に記載された方法と類似して、これらのアミドは代わりに強塩基、例えばt−ブチルリチウムと反応させ、その後ホルミル転移剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、又はN−ホルミル−N−メチルアニリンを用いて、対応するN−(3−ホルミルピリジン−2−イル)アミドを与える。必要とされる2−アミノ−3−ホルミルピリジンは、これらのアミドの加水分解によって、例えば塩酸水溶液を使用して1〜24時間加熱還流させて得ることができる。
Figure 2011515385
スキーム3に関して、R’’’は、例えばC1−C6アルキルである。
別の態様においてスキーム4に示される通り、2−アミノ−3−ホルミルピリジンは、ハロゲン化剤、例えばN−ブロモスクシンイミドを使用して、好適な溶媒、例えばアセトニトリル中で、2−アミノ−3−ホルミル−5−ハロピリジンへとさらに変換される。かかる2−アミノ−3−ホルミル−5−ハロピリジンは、(スキーム2において示される通り)ナフチリジンを製造するために使用され得る。
Figure 2011515385
スキーム5に示される通り、式5aの[1,8]−ナフチリジン−3-カルボン酸エステルは、標準的手順を使用して、例えば水酸化ナトリウム水溶液及び不活性共溶媒、例えばエタノールを使用して、或いは水酸化リチウムのテトラヒドロフラン水溶液を使用して対応するカルボン酸へと都合良く加水分解され得る。
Figure 2011515385
スキーム6に示される通り、式5aの[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エステルは、好適な酸化剤、例えば過酸、例えば尿素・過酸化水素複合体、及びトリフルオロ酢酸無水物から生じる過トリフルオロ酢酸を使用して、対応する8−オキシドへと都合良く変換され得る。
生成された8−オキシドは、好適な酸ハライド試薬、例えば塩化ホスホリルと、場合により好適な塩基、例えばトリエチルアミンと、好適な溶媒中、例えばジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタン中、20℃〜100℃にてさらに反応され得、反応条件に依存して、7−ハロ若しくは5−ハロ誘導体、又は両方のハロゲン位置異性体の混合物を与える。
Figure 2011515385
スキーム6に関して、Riは例えばC1−C4アルキルである。
スキーム7に示される通り、5−ハロ−[1,8]ナフチリジン、及び7−ハロ[1,8]−ナフチリジンは、式Ia又はIbの化合物を製造するために有用である追加のナフチリジンへとさらに変換され得る。例えば、R5が水素又はメチルであるとき、R7は塩素原子であり、当該塩素は、アルコキシド試薬、例えばナトリウムエトキシドによって、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン若しくはN,N−ジメチルホルムアミド、又はアルコール、例えばエタノール中で置換されて、対応する7−アルコキシ[1,8]ナフチリジンを生じ得る。同様に、7−ハロ[1,8]−ナフチリジンは、アミン、例えばモルホリンと、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で反応して、対応する7−アルキルアミノ[1,8]ナフチリジン、又は7−ジアルキルアミノ[1,8]−ナフチリジンを生じ得る。さらに、5−ハロ−若しくは7−ハロ−[1,8]−ナフチリジン、例えば7−クロロ[1,8]−ナフチリジン、及び5−アルコキシ−若しくは7−アルコキシ−[1,8]−ナフチリジン、例えば7−エトキシ[1,8]−ナフチリジンは、例えば酸性条件下の加水分解によって、例えば塩酸水溶液と共に加熱することによって、5−ヒドロキシ−若しくは7−ヒドロキシ−[1,8]ナフチリジンへと変換され得る。かかる反応は、20℃〜150℃の温度で、例えばマイクロウェーブ・オーブン中で行われ得る。
さらに、5−ヒドロキシ若しくは7−ヒドロキシ[1,8]−ナフチリジンは、好適なアシル化試薬、例えばトリフルオロメタンスルホン酸無水物、及び好適な塩基、例えばトリエチルアミンを用いて、好適な溶媒、例えばジクロロメタン中で、対応する[1,8]−ナフチリジンのハロアルカンスルホネートエステル、例えば7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ[1,8]ナフチリジンへと変換され得る。
別の態様において、5−ハロ若しくは7−ハロ[1,8]−ナフチリジン、例えば7−クロロ[1,8]ナフチリジン、又は[1,8]ナフチリジンの5−若しくは7−ハロアルカンスルホネートエステル、例えば7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ[1,8]ナフチリジンは、パラジウム触媒、例えば酢酸パラジウム、及び好適な塩基、例えばリン酸カリウム、及び好適なパラジウムリガンド、例えばジシクロヘキシル−(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスファンの存在下で、ボロン酸試薬、例えばメチルボロン酸と反応して、5−アルキル若しくは7−アルキル[1,8]−ナフチリジン誘導体を生成し得る。
Figure 2011515385
スキーム8において示された別の態様において、R7が水素である[1,8]−ナフチリジンエステルは、銀(I)塩、例えば硝酸銀による触媒反応において、酸化剤、例えば過硫酸アンモニウム、及び酸、例えばトリフルオロ酢酸又は硫酸の存在下、水及び不活性共溶媒、例えばジクロロメタン中で、アルキルα−ケト酸、例えばピルビン酸と反応して、7−アルキルカルボニル[1,8]ナフチリジンエスエルを生じ得る。
Figure 2011515385
スキーム8に関して、R’’’’’は、例えば、C1−C5アルキル、又はC1−C3アルコキシ−C1−C5−アルキルである。
或いは、スキーム9に示される通り、7−アセチル[1,8]−ナフチリジンは、7−ハロ[1,8]−ナフチリジン、又は7−トリフルオロメタンスルホニルオキシ[1,8]−ナフチリジンを、好適な有機スズ試薬、例えば(1−エトキシビニル)トリブチルスズを用いて、パラジウム触媒、例えばビス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリドの存在下、好適な溶媒、例えばトルエン中で加熱されて、対応する7−(1−アルコキシビニル)−[1,8]ナフチリジンを生じ得る。7−(1−アルコキシビニル)−[1,8]ナフチリジンは、好適な酸、例えば塩酸水溶液で処理されたとき、対応する7−アセチル[1,8]ナフチリジンを提供する。
Figure 2011515385
スキーム9に関して、Riは、例えば、C1−C4アルキルであり、そしてR’は、例えば、C1−C6−アルキルである。
スキーム10で示される通り、7−アルキルカルボニル[1,8]−ナフチリジンは、好適なフッ素化試薬、例えば三フッ化ジエチルアミノ硫黄を用いて、好適な不活性溶媒、例えばジクロロメタン中で処理されて、7(1,1−ジフルオロアルキル)[1,8]−ナフチリジンを提供し得る。或いは、7−アルキルカルボニル−[1,8]ナフチリジンは、有機金属試薬、例えばメチル塩化マグネシウムと、不活性溶媒、例えばテトラヒドロフラン中にて反応して、7(1−アルキル−1−ヒドロキシアルキル)−[1,8]ナフチリジンを生じ得る。
別の態様において、7−アルキルカルボニル−[1,8]−ナフチリジンは、好適な還元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウムを用いて、好適な溶媒、例えばエタノール中で還元されて、7−(1−ヒドロキシアルキル)[1,8]−ナフチリジンを提供し得る。
7(1−ヒドロキシアルキル)[1,8]−ナフチリジン、及び7(1−アルキル−1−ヒドロキシアルキル)[1,8]−ナフチリジンは、好適なフッ素化試薬、例えば三フッ化ジエチルアミノ硫黄で処理されて、7−(1−フルオロアルキル)[1,8]−ナフチリジン、及び7−(1−アルキル−1−フルオロアルキル)[1,8]−ナフチリジンをそれぞれ提供し得る。
Figure 2011515385
スキーム10に関して、R?及びR??は、例えば、独立して水素又はC1−C4アルキルである。
スキーム11に示された通りに、当業者に既知の方法を使用して、R6がハロゲン、例えば臭素である化合物は、アミノ転移試薬、例えばジベンゾフェノンイミン、及び好適なパラジウム触媒、例えば酢酸パラジウム、及び好適なパラジウムリガンド、例えば4,5−ビス−(ジフェニルホスホラニル)−9,9−ジメチル−9H−キサンテンを使用して、好適な塩基、例えば炭酸セシウムを用いて、R6がアミノである化合物へと変換され得る。
Figure 2011515385
スキーム12に示された通り、6−アミノ−[1,8]ナフチリジンは、ジアゾニウム塩(当該塩の単離後か又はin situかのいずれかで、当業者に既知の手順を使用して、その後分解されて必要とされるフルオロナフチリジンを生成する)経由で、6−フルオロ−[1,8]ナフチリジンへと変換され得る。
Figure 2011515385
ナフチリジンジアゾニウム塩は、無水若しくは水性のフッ化水素又はフッ化水素−ピリジン複合体、又はフッ化水素−トリエチルアミン複合体中で、亜硝酸ナトリウム、又は亜硝酸アルキル、例えば亜硝酸t−ブチルから製造され得、そして当業者に既知の手順を使用して、例えばジアゾ中間体をその分解温度へと加熱することによって、中間体のジアゾニウム塩又はジアゾエステルをフルオロ誘導体へと変換される。或いは、当該ジアゾニウム塩は、好適な反応装置中で、紫外線放射源を使用してフルオロ−脱ジアゾ体化されて、対応する7−フルオロ[1,8]−ナフチリジンを生成し得る。さらに、化合物IIIのテトラフルオロホウ酸水溶液は、亜硝酸アルカリ金属塩、例えば亜硝酸ナトリウムの水溶液で処理されて、例えばろ過によって単離され得る、ジアゾニウムテトラフルオロホウ酸塩を生成し得る。乾燥ジアゾニウム塩は、直接加熱されるか、又は不活性溶媒、例えばn−オクタン、トルエン、又は1,2−ジクロロベンゼン中で加熱されて、当該塩は対応する7−フルオロ[1,8]ナフチリジンへと分解され得る。
スキーム13に示された本発明の別の態様において、R7がアルコキシ基、例えばエトキシである式1aの化合物は、酸、例えば塩酸、及び好適な溶媒、例えばエタノールと共に、例えばマイクロウェーブ・オーブンを使用して80〜130℃で加熱されて、R8が水素である式1bの化合物を生成し得る。溶液中で、7−ヒドロキシ−[1,8]−ナフチリジンはそれらの対応する7−オキソ−7,8−ジヒドロ[1,8]−ナフチリジン互変異性体と平衡状態にある。行われる反応条件に依存して、これらの互変異性体はアルキル化されて、主に7−O−アルキル、若しくは8−N−アルキル産物、又は両方の混合物を得ることができる。
Figure 2011515385
さらに、スキーム14に記載された化合物は、示された通りに得ることができる。R8が水素はない場合、出発化合物は、好適なアシル化剤、例えばイソブチリルクロリド、好適な塩基、例えばトリエチルアミン又は炭酸カリウムの存在下、好適な不活性溶媒、例えばテトラヒドロフラン、又はジクロロメタン中、0〜150℃で反応し得る。
Figure 2011515385
スキーム15に示された本発明の別の態様において、QがQ6である式Iaの化合物は、QがQ2である式Iaの化合物を、好適な塩基、例えばトリエチルアミンと共に、不活性化溶媒、例えばジクロロメタン又はトルエン中、20℃〜100℃で処理することによって得ることができる。必要とされる得られた産物の塩はその後、好適な酸、例えば塩酸で処理されて、対応する[1,8]ナフチリジンシアノジケトンを提供する。
Figure 2011515385
スキーム16に示された本発明の別の態様において、[1,8]ナフチリジン−3−イルプロパン−1,3−ジオンは、N,N−ジアルキルホルムアミドジアルキルアセタール試薬、例えばN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを用いて、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、場合により有機酸、例えば酢酸と共に、20℃〜150℃で反応されて、2−[1−ジアルキルアミノメチリデン][1,8]ナフチリジン−3−イルプロパン−1,3−ジオンを生成する。かかる化合物は、好適な溶媒、例えばエタノール中、20℃〜150℃で、ヒドロキシルアミンで処理されて、QがQ2又はQ3であると示された化合物を生成し得る。[1,8]ナフチリジン−3−イルプロパン−1,3−ジオンは、当業者に既知の手順と類似のものを使用して、t−ブチルβ−ケトエステル誘導体を有する好適な化合物と反応することによって製造され得る。
Figure 2011515385
スキーム17に示される本発明の別態様において、Q=Q7である式1aの化合物は、好適な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、好適なアシル化剤、例えばシクロプロパンカルボン酸塩化物を用いて、25℃〜100℃で、[1,8]ナフチリジン−3−イルプロパン−1,3−ジオンのマグネシウム塩から製造され得る。必要とされる[1,8]−ナフチリジントリケトン誘導体は、トリケトン塩の酸性化によって得られる。
Figure 2011515385
スキーム18において示される本発明のさらなる態様において、n=m=1である式1a又は1bの化合物は、好適な酸化剤、例えば過酸、例えば尿素−過酸化水素複合体及びトリフルオロ酢酸無水物 を使用して生成された過トリフルオロ酢酸を使用して、(両方ではないが)n又はmが1である式1a又は1bの化合物へと酸化されて、(両方ではないが)n又はmが1である式1a又は1bの化合物を産生し得る。
Figure 2011515385
スキーム19に示された本発明のさらなる態様において、特定の置換ナフチリジンエステルは、特定のナフチリジンエステルN−オキシド、及び場合により置換されたアルケニル、場合により置換されたアリール、又は場合により置換されたヘテロアリールボロン酸から、好適な不活性溶媒、例えばトルエン中、30〜200℃で、通常(80〜150)℃で加熱されることによって、並びに場合により当該中間体生成物を、好適な試薬、例えば酸、例えばパラ−トルエンスルホン酸(PTSA)を用いて脱水することによって得ることができる。
Figure 2011515385
スキーム20に示された本発明のさらなる態様において、特定の置換ナフチリジンエステルは、特定のナフチリジンエステルN−オキシド、及び場合により置換されたアルキル又はシクロアルキルグリニャール試薬、例えば、イソプロピルマグネシウムクロリド、又はシクロプロピルマグネシウムブロミド、アリルマグネシウムクロリドから、好適な不活性溶媒、又は溶媒混合物、例えばテトラヒドロフラン、N−メチルピロリジン−2−オン中、通常不活性雰囲気かつ無水条件下で、及び場合により中間体生成物を好適な試薬、例えば酸無水物、例えば無水酢酸を用いて脱水して得ることができる。
Figure 2011515385
スキーム21に示された本発明のさらなる態様において、特定のアルコキシフルオロアルキル置換ナフチリジンエスエルは、特定のハロアルキルナフチリジンエステル、及びアルコールから、銀塩、例えばテトラフルオロホウ酸銀の存在下、30℃〜150℃、通常は60℃で得ることができる。
Figure 2011515385
以下の実施例において使用される略語は以下の通りである:s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、m=マルチプレット、bs=ブロードシグナル、dd=ダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、td=トリプルダブレット、及びdq=ダブルカルテット
実施例1
2−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3-カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
エタノール(100ml)中、2−アミノ−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド(30.0g)、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(37ml)、及びピペリジン(25ml)の混合物を撹拌しながら2時間加熱還流し、室温へと冷却し、その後0℃へと冷却した。沈澱した無色固体を溶液からろ過し、少量の冷ジエチルエーテルで洗浄し、そして吸引乾燥して必要とされる製造物を45.5g、無色固体として得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を、同様の手順で製造した:
2−アミノ−6−メトキシメチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチルから、2−トリフルオロメチル−7−メトキシメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを、赤−茶色固体で得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸メチルから、2−クロロジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを固体で得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4−ジフルオロアセト酢酸エチルから、2−ジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを固体で得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−メトキシアセト酢酸メチルから、2−メトキシメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを、黄色固体で得た。
Figure 2011515385
ステージ2
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(25.0g)のエタノール(100ml)及び水(35ml)溶液を撹拌しながら、水酸化ナトリウム(11.1g)を室温で加えた。当該混合物を6時間撹拌し、2M塩酸水溶液で酸性化し、そして溶液から沈澱された個体をろ過し、吸引ろ過で乾燥し、その後最終的に真空乾燥して必要とされる産物を、幾らか塩化ナトリウムを含有する無色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ3
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(2.0g)、及びシクロヘキサン−1,3−ジオン(1.11g)の乾燥アセトニトリル(60ml)懸濁液を撹拌しながら、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.87g)を室温で複数回に分けて加えた。当該混合物を6時間撹拌し、不溶物を溶液からろ過し、そしてトリエチルアミン(1.75ml)及びアセトンシアノヒドリン(0.14ml)を当該ろ液へ加えた。当該溶液を室温で16時間撹拌し、その後減圧下留去した。残渣の固体をクロマトグラフィー(シリカ(トルエン:ジオキサン、エタノール:トリエチルアミン:水、体積比20:8:4:4:1)で精製し、必要とされる産物のトリエチルアミン塩を得た。
Figure 2011515385
当該塩を酢酸エチルで洗浄し、ろ過し、その後ジクロロメタンに懸濁し、そして2M塩酸(5ml)水溶液で酸性化した。有機層画分分離し、水(2xl0ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、その後減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色の固体として得た。0.56g、m.p.175−177℃。
Figure 2011515385
実施例1と同様の手順で、2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3-カルボン酸を2−メチル−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オンと反応させて2−メチル−4−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3-カルボニル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オンを固体として得た。
Figure 2011515385
実施例と同様の手順で、2−(1,1−ジフルオロ−2−メトキシエチル)−1,6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を2−エチル−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オンと反応させて、2−エチル−4−[6−フルオロ−2−(1,1−ジフルオロ−2−メトキシエチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オンを橙色泡状固体として得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を実施例1のステージ3と同様の手順で、2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、及び対応するケトンから製造した:
2−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−5−メチルシクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
4−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−(2,2,6,6−テトラメチルピラン−3,5−ジオン)、淡黄色固体。
Figure 2011515385
6−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−(2,2,4,4,−テトラメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオン)、淡黄色固体。
Figure 2011515385
5−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−スピロ[2.5]オクタン−4,6−ジオン、茶色固体。
Figure 2011515385
3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン、灰色がかった白色固体。
Figure 2011515385
1−メチルビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン(国際公開第2005105717号)から、3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−1−メチル−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンを、淡黄色ガム状物質として得た。
Figure 2011515385
6−メチルビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン(国際公開第2005105717号)から、3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−6−メチル−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンを淡黄色ガム状物質として得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を、シクロヘキサン1,3−ジオン、及び対応するナフチリジンカルボン酸から実施例1、ステージ3と同様の手順で製造した。
2−ペンタフルオロエチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−ペンタフルオロエチルナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを無色固体として得た。
Figure 2011515385
6−クロロ−2−トリフルオロメチルナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(6−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを栗色固体として得た。
Figure 2011515385
7−クロロ−2−トリフルオロメチルナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
同様にトリエチルアミン塩として得た。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−7−メチルナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−ジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンをガム状物質として得た。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチルナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−ジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンをガム状物質として得た。
Figure 2011515385
2−クロロジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチルナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−クロロジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(2−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[(7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−(6−フルオロピリド−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(6−フルオロピリド−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−エチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−エチル−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−メトキシメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−メトキシメチル−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−エチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−エチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチルエチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−メチルエチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−シクロプロピル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−シクロプロピル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2−メチルプロピル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(2−メチルプロピル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−n−ブチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−ブチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(E)(プロプ−1−エニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(6−フルオロ−7−[(E)(プロプ−1−エニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを淡橙色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(E)(スチリル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−(6−フルオロ−7−[(E)(スチリル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。分子イオン:(MH)+457。
6−フルオロ−7−[(4−メトキシフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−[(4−メトキシフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−l,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(チオフェン−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から,2−[6−フルオロ−7−(チオフェン−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(4−フルオロフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2[6−フルオロ−7−[(4−フルオロフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
7−(1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−フルオロメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−フルオロメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−メトキシメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−2−メトキシメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを茶色固体として得た。
Figure 2011515385
5,7−ジメチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[5,7−ジメチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−メトキシメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−2−メトキシメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを茶色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−(1,1−ジフルオロ2−メトキシエチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−2−(1,1−ジフルオロ2−メトキシエチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを無色固体として得た。
Figure 2011515385
2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを茶色固体として得た。
Figure 2011515385
2−エチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[2−エチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2−(メタンスルホニル−N−メチルアミノメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[{メタンスルホニル−N−メチルアミノメチル}−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
7−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
7−(シクロプロピルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(シクロプロピルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−メチルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
7−(ジメチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(ジメチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
7−(ジエチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[7−(ジエチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(N−メチルエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(N−メチルエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2−メトキシエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(2−メトキシエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2−メトキシエチルメチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(2−メトキシエチルメチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−プロパルギルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−プロパルギルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチル−2[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ジフルオロメチル]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸から、2−[6−フルオロ−7−メチル−2[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ジフルオロメチル]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例2
2−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(74g)のジクロロメタン(1000ml)溶液を10℃で撹拌しながら、尿素−過酸化水素(130g,30%活性酸素)を加え、その後トリフルオロ酢酸無水物(63ml)を複数回に分けて加え、当該混合物を還流させた。当該混合物を6時間撹拌し、その間に当該混合物を室温へと冷却した。その後、0.5時間加熱還流し、その後室温へと冷却し、チオ硫酸ナトリウム水溶液(20ml、0.1M)で洗浄し、その後炭酸水素ナトリウム水溶液(2×15ml)及び食塩水(20ml)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去することで固体を得た。当該固体をクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル、その後メタノール)で精製して、必要とされる産物を、41g、淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ2
7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
トリエチルアミン(26ml)を含有する、8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(41.0g)の乾燥ジクロロメタン(700ml)溶液を、10℃で撹拌しながらオキシ塩化リン(17ml)を加えた。当該混合物を室温へと昇温し、そして1時間撹拌し、その後さらに4時間加熱還流した。当該混合物を室温へと冷却し、水へと注ぎ、その後炭酸水素ナトリウムでpH7とした。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去した。残渣の物質をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル/3:2(体積比))で精製して、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(4重量部)及び5−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1重量部)の混合物である桃色固体を34g得た。当該混合物を、さらに精製することなく次のステージに使用した。試料をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル、4:1(体積比))で精製し、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの純粋な試料を淡桃色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ3
7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(4.65g)のエタノール(15ml)溶液を、室温で撹拌しながら、ナトリウムエトキシド(1.14g)を複数回に分けて加えた。当該混合物を1時間撹拌後、さらに16時間加熱還流した。当該混合物を室温へと冷却し、水(20ml)で希釈し、そして酢酸エチル(30ml)で抽出した。有機層画分を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、減圧下留去した。残渣の固体をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)で精製し、必要とされる産物を3.15g得た。
Figure 2011515385
ステージ4
7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(3.10g)のエタノール(20ml)液へ、2M水酸化ナトリウム水溶液(10ml)を室温で加えた。当該混合物を3時間撹拌し、2M塩酸水溶液を用いてpH1に酸性化し、酢酸エチルにて3回抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を2.86g得た。
Figure 2011515385
ステージ5
実施例1、ステージ3と同様の手順で、シクロヘキサン−1,3−ジオンを7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸と反応させて、必要とされる産物を黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例1、ステージ3と同様の手順で、以下の化合物を、対応する7−アルコキシナフチリジン−3−カルボン酸、及びシクロヘキサン−1,3−ジオン、又はビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンから製造した:
2−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
3−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン、無色固体。
Figure 2011515385
2−(7−イソプロポキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、無色固体。
Figure 2011515385
2−(7−アリルオキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
2−(2−メトキシエトキシ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
2−(7−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
実施例1、ステージ3と同様の手順で、7−フェノキシ−2−トリフルオロメチルナフチリジン−3−カルボン酸を、シクロヘキサン−1,3−ジオンと反応させて、2−(7−フェノキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを得た。
Figure 2011515385
実施例1、ステージ3と同様の手順で、以下の化合物を7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、及び対応するケトンから製造した:
6−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,2,4,4,−テトラメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオン、黄色固体。
Figure 2011515385
3−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン、淡黄色固体。
Figure 2011515385
2−エチル−4−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン、淡黄色固体。
Figure 2011515385
実施例3
2−エチル−4−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オンの製造
2−エチル−4−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン(0.35g)のエタノール(2ml)懸濁液、及び2M塩酸(3ml)水溶液を封管容器中、マイクロウェーブ・オーブンにて、15分間、撹拌しながら130℃に加熱し、溶液を得た。これを水(20ml)で希釈し、酢酸エチルで抽出し、そして有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色固体として0.29g得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を、実施例3と同様の手順で、対応する7−エトキシナフチリジンから製造した:
2−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、無色固体。
Figure 2011515385
3−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン、無色固体。
Figure 2011515385
6−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,2,4,4,−テトラメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオン、無色固体。
Figure 2011515385
実施例4
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
2−アミノ−5−ブロモピリジン−3−カルボキシアルデヒドの製造
2−アミノピリジン−3−カルボキシアルデヒド(2.0g)のアセトニトリル(300ml)溶液を撹拌しながら、N−ブロモスクシンイミド(30.0g)を加え、そして当該混合物を1.5時間加熱還流した。当該混合物を室温へと冷却し、そして金茶色固体として溶液から析出した必要とされる産物をろ過し、吸引乾燥し、22.5g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
6−ブロモ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
エタノール(100ml)中、2−アミノ−5−ブロモピリジン−3−カルボキシアルデヒド(15.0g)、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(10.8ml)、及びピペリジン(7.4ml)の混合物を撹拌し、そして3時間加熱還流した。当該反応混合物を氷浴にて冷却し、そして黄色固体として沈澱した必要とされる産物17.5gを溶液からろ過し、少量の冷エタノールで洗浄し、そして吸引乾燥した。
Figure 2011515385
ステージ3
6−アミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
ジオキサン(5ml)中、6−ブロモ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(3.0g)、炭酸セシウム(4.19g)、酢酸パラジウム(0.096g)、ベンゾフェノンイミン(1.7ml)、及び4,5−ビス−ジフェニルホスホラニル−9,9−ジメチル−9H−キサンテン(0.372g)の混合物を、封管容器中、マイクロウェーブにて15分間、撹拌しながら150℃へと加熱し、その後室温へと冷却し、そしてこれらの試薬の別のバッチを同様の方法で処理し、そして溶液を合わせ、そして減圧下留去して大部分の溶媒を除去した。残渣を濃塩酸(15ml)で処理し、酢酸エチルで洗浄し、そして水層画分を分離した。有機層画分をさらに希塩酸(3×20ml)で抽出し、そして酸性水層画分を合わせて、水酸化ナトリウム水溶液にてpH7へとし、その後酢酸エチル(3×30ml)にて抽出した。有機層画分を合わせ、食塩水(2×20ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して橙色固体を得た。当該固体をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)で精製して必要とされる産物を黄色固体として2.3g得た。
Figure 2011515385
ステージ4
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
6−アミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.40g)のテトラフルオロホウ酸(1.3ml,48%)懸濁液を氷浴中で冷却し、撹拌しながら、亜硝酸ナトリウム(0.70g)の水(0.9ml)溶液を一滴ずつ加えた。完全に加えた後、当該混合物をさらに1時間撹拌し、そして形成された微細な沈殿物を溶液からろ過し、吸引乾燥し、その後ヘキサンで洗浄し、そして真空下乾燥した。ジアゾニウムテトラフルオロホウ酸塩が完全に分解されて、必要とされるフッ化物である暗茶色ガム状物質を産生するまで、当該乾燥固体を加熱した。当該ガム状物質を酢酸エチルに溶解し、炭酸水素ナトリウム水溶液(2×30ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。当該残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/ジエチルエーテル)で精製し、必要とされる産物を淡黄色固体として0.80g得た。
Figure 2011515385
ステージ5
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.73g)の、エタノール(30ml)及び水(10ml)の混合懸濁液を撹拌しながら、水酸化リチウム水和物(0.152g)を室温で加えた。当該混合物を1時間撹拌し、酢酸エチル(50ml)で希釈し、有機層画分を分離し、そして2M水酸化ナトリウム(2×10ml)で抽出した。水層画分を合わせ、2M塩酸水溶液でpH1とし、そして酢酸エチル(4×20ml)で抽出した。抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色として0.52g得た。
Figure 2011515385
ステージ6
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.390g)及びシクロヘキサン−1,3−ジオン(0.190g)の乾燥アセトニトリル(10ml)懸濁液を室温で撹拌しながら、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.344g)を加えた。当該反応混合物を4時間撹拌し、ろ過し、そしてろ液をトリエチルアミン(0.290ml)、及びアセトンシアノヒドリン(0.040ml)で処理した。当該混合物を16時間撹拌し、減圧下留去して残渣をクロマトグラフィー(シリカ、トルエン/ジオキサン/エタノール/トリエチルアミン/水、20:8:4:4:1(体積比))により精製して、必要とされる産物を淡茶色固体として0.130g得た。
Figure 2011515385
実施例5
2−(6−フルオロ−7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
8−オキシ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
尿素−過酸化水素(9.2g、30%過酸化物)を含有する6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(4.2g)のジクロロメタン(60ml)溶液を室温で撹拌しながら、トリフルオロ酢酸無水物(4.2ml)を複数回に分けて加えた。添加の間、当該混合物は還流し始め、その後徐々に室温へと再度冷却された。当該混合物を3時間撹拌し、0.1M亜ジチオン酸ナトリウム水溶液(20ml)、食塩水(20ml)で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して固体を得た。当該固体をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を固体として得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを酸化して、6−フルオロ−5−メチル−8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ2
7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、及び5−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
乾燥トリエチルアミン(1.4ml)を含有する8−オキシ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(2.41g)の乾燥ジクロロメタン(100ml)溶液を10℃に冷却して撹拌しながら、ホスホリルクロリド(0.930ml)を室温で滴下した。完全に滴下後、当該混合物を30分間室温にて撹拌し、その後4時間加熱還流した。当該混合物を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。当該残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを0.45g得た。
Figure 2011515385
そして5−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを0.300g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、6−フルオロ−5−メチル−8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを反応させて、7−クロロ−6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体で得た。
Figure 2011515385
ステージ3
7−エトキシ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ナトリウムエトキシド(0.143g)を含有する、7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.45g)のエタノール(4ml)溶液をチューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて100℃で10分間撹拌しながら加熱し、その後室温に冷却した。当該溶液をエタノール(2ml)で希釈し、そして2M水酸化ナトリウム水溶液(2ml)を加え、その後当該混合物を2時間室温で撹拌した。当該溶液を2M塩酸で酸性化し、酢酸エチル(2×10ml)で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色で0.40g得た。
Figure 2011515385
ステージ4
実施例1、ステージ3と同様の手順で、シクロヘキサン−1,3−ジオン、及び6−フルオロ−7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を反応させて、6−フルオロ−7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ5
2(6−フルオロ−7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.12g)の、2M塩酸水溶液(3ml)及びエタノール(2ml)の懸濁液を密閉チューブ中、マイクロウェーブ・オーブンにて130℃で15分間加熱撹拌した。当該混合物を室温へと冷却し、溶液からろ過し、水で洗浄し、吸引乾燥し、その後ヘキサンで洗浄して必要とされる産物を無色固体として0.082g得た。
Figure 2011515385
実施例6
2−(7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
ナトリウムチオメトキシド(0.65g)を含有する、7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.0g)のアセトニトリル(3ml)溶液を、チューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて、130℃で10分間加熱撹拌し、その後室温へと冷却した。当該溶液を酢酸エチル(20ml)で希釈し、食塩水(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル、4:1(体積比))で精製して、必要とされる産物を無色固体として0.49g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
水(2.5ml)を含有する、7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.46g)のエタノール(7.5ml)溶液を撹拌しながら、水酸化ナトリウム(0.12g)を室温で加えた。当該混合物を3時間撹拌し、2M塩酸でpH1へと酸性化し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層画分を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、そして減圧下留去して必要とされる産物を0.38g得た。
Figure 2011515385
ステージ3
実施例1、ステージ3と同様の手順で、シクロヘキサン−1,3−ジオンを、7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸と反応させて、2−(7−メチルメルカプト−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例7
2−(8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ウレア−過酸化水素(0.078g、30%過酸化物)を含有する、2−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.500g)の乾燥ジクロロメタン(10ml)溶液を撹拌しながら、トリフルオロ酢酸無水物 (0.115ml)を加えた。当該混合物を室温で20時間撹拌し、水(20ml)で洗浄し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、トルエン:ジオキサン、エタノール:トリエチルアミン:水、体積比20:8:4:4:1、必要とされる産物が溶出されるまで、溶出液のエタノール含量を増大させた)によって精製し、必要とされる産物のトリエチルアミン塩を得た。当該塩をジクロロメタン(15ml)に溶解し、2M塩酸水溶液(5ml)で酸性化した。有機層画分を分離し、水(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下留去して必要とされる産物を橙色固体として0.17g得た。
Figure 2011515385
実施例8
2−(7−(ブト−2−イニルオキシ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
2−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.10Og)、ブト−2−イニルブロミド(0.051ml)、及び炭酸銀(0.155g)混合物をクロロホルム(10ml)中で撹拌し、そして17時間加熱還流した。当該反応を室温へ冷却し、酢酸エチル(20ml)で希釈し、その後水(2×10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去してガム状物質を得た。当該ガム状物質をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、3−(ブト−2−イニルオキシ)−2−(7−[ブト−2−イニルオキシ]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキス−2−エノン(0.050g)を得た。これを、2M塩酸水溶液を含むエタノールに溶解し、そして室温で10分間撹拌し、その後酢酸エチル(15ml)で希釈し、水(2×10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を0.026g得た。
Figure 2011515385
実施例9
2−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−1,3−ジシクロプロピルプロパン−1,3−ジオンの製造
窒素雰囲気下、1−シクロプロピル−3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−イル)−プロパン−1,3−ジオン(0.446g)、及びマグネシウムエトキシド(0.196g)の混合物を、乾燥テトラヒドロフラン(8ml)に懸濁し、そして撹拌しながら3時間加熱還流した。当該混合物へシクロプロパンカルボニルクロリド(0.13ml)を加え、その後当該反応混合物を室温でさらに18時間撹拌した。さらにシクロプロパンカルボニルクロリド(0.15ml)を加え、そして当該混合物を撹拌しながら2時間加熱還流し、室温に冷却し、その後2日間保存した。溶媒を減圧下留去し、そして残渣を2M塩酸水溶液で酸性化し、その後酢酸エチルで2回抽出した。抽出物を合わせ、水及び食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣を酢酸エチルに再度溶解し、炭酸水素ナトリウム水溶液で3回抽出し、そして水層画分を合わせ、酢酸エチルで洗浄し、その後水層画分を2M塩酸水溶液で酸性化した。酸性の水層画分を酢酸エチルで3回抽出し、当該抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を茶色ガム状物質として0.168g得た。1HNMR(CDCl3)は、当該物質がエノール幾何異性体混合物(約1:1)として存在することを示した。
Figure 2011515385
実施例10
2−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−3−シクロプロピル−3−オキソプロピオニトリルの製造
ステージ1
窒素雰囲気下、2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(2.0g)の乾燥ジクロロメタン(40ml)懸濁液を室温で撹拌しながら、N,N−ジメチルホルムアミド(0.05ml、触媒)を加え、その後オキサリルクロリド(1.3ml)を加えた。当該混合物を3時間撹拌しながら加熱還流し、室温へと冷却し、その後減圧下留去して2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニルクロリドを得た。
ステージ2
窒素雰囲気下、1−シクロプロピル−1−オキソプロピオン酸tert−ブチル(1.53g)の乾燥メタノール(48ml)溶液へ、削り状マグネシウム(0.20g)、及び四塩化炭素(0.1ml)を加えた。当該マグネシウムが溶解するまで、室温で当該混合物を撹拌した(約3時間)。溶媒を減圧下留去し、その後トルエン(約50ml)を加え、そして減圧下留去して、残留メタノールを除去した。さらにトルエン(30ml)を加え、そしてこれにステージ1の産物のトルエン(30ml)懸濁液を加え、その後トリエチルアミン(1.3ml)を加えた。当該混合物を室温で18時間撹拌し、減圧下留去し、水を加え、その後それを酢酸エチルにて2回抽出した。有機層画分を合わせ、水、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して赤茶色油状物を得た。当該油状物を、p−トルエンスルホン酸(0.02g)を含有するトルエン(60ml)に溶解し、その後3時間撹拌しながら加熱還流し、室温へ冷却し、その後18時間保存した。当該溶液をシリカカラムにて、酢酸エチルを用いて溶出することによって精製し、1−シクロプロピル−3(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−イル)−プロパン−1,3−ジオン:
Figure 2011515385
及び
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルの不純物:
Figure 2011515385
を含む油状物を1.16g得た。当該物質をさらに精製することなく、ステージ3において使用した。
ステージ3
ステージ2からの産物(0.50g)を、酢酸(0.19g)を含有するテトラヒドロフラン(4ml)に撹拌しながら溶解し、そして5℃に冷却し、その後N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(0.38g)のテトラヒドロフラン(1ml)溶液を滴下した。当該混合物を30分間5℃で撹拌し、室温へと昇温し、さらに30分間撹拌し、その後水へと注いだ。当該混合物を酢酸エチルで2回抽出し、抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して暗赤−茶色ガム状物質を得た。当該ガム状物質をクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル、その後酢酸エチル中10%メタノール)によって精製し、1−シクロプロピル−2−(1−ジメチルアミノメチリデン)−3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−イル)−プロパン−1,3−ジオンを暗赤色ガム状物質として得た(0.33g)。
Figure 2011515385
ステージ4
1−シクロプロピル−2−(1−ジメチルアミノメチリデン)−3−(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−イル)−プロパン−1,3−ジオン(0.33g)のエタノール(10ml)溶液を撹拌しながら、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.069g)を加えた。当該混合物を室温で3時間撹拌し、減圧下留去し、そして水を加えた。当該混合物をジクロロメタンで3回抽出し、当該抽出物を合わせ、水、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して淡桃色固体を得た。当該固体をクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル)によって精製し、(5−シクロプロピル−イソオキサゾ−4−イル)(2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−イル)ケトンをベージュ色固体として0.21g得た。
Figure 2011515385
ステージ5
ステージ4(0.10g)の製造物を、トリエチルアミン(0.1ml)を含有するジクロロメタン(3ml)に溶解し、そして室温で3時間撹拌し、その後減圧下留去した。残渣を水に溶解し、2M塩酸水溶液で酸性とし、そして酢酸エチルで2回抽出した。抽出物を合わせ、水、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣を少量のジエチルエーテルで洗浄し、そしてろ過して必要とされる製造物を黄色固体として0.052g得た。
Figure 2011515385
実施例11
2−(8−メチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
2−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.200g)の乾燥1,2−ジメトキシエタン(10ml)の懸濁液を0℃に冷却して撹拌しながら、n−ブチルリチウム溶液(0.875mlの1.6Mヘキサン溶液)を滴下した。完全に滴下後、生じた懸濁液を0℃で5分間撹拌し、その後ヨウ化メチル(0.345ml)を加えた。当該懸濁液をその後、室温へと昇温し、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)を加え、そして生じる溶液をさらに2時間撹拌した。当該混合物を酢酸エチル(20ml)で希釈し、2M塩酸水溶液(5ml)、その後水(2×l0ml)で洗浄した。当該有機層抽出物を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる製造物を0.153g得た。
Figure 2011515385
実施例11と同様の手順で、以下の化合物を2−(7−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、及び好適なアルキル化剤から製造した:
2−(8−ベンジル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(ベンジルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−(8−(ブト−2−イニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(ブト−2−イニルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(テトラヒドロフラン−2−イル−メチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体(テトラヒドロフラン−2−イルメチルブロミドから、65℃にて40時間加熱することで得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−メトキシエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−メトキシ臭化エチルから、65℃にて16時間加熱して得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(シクロプロピルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(シクロプロピルメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−イソブチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(シクロプロピルメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−フェノキシエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−フェノキシエチルクロリドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−エトキシエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−エトキシエチルクロリドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−フェニルエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−フェニルエチルクロリドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−アリル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(臭化アリルから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−n−プロピル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(n−プロピルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−フルオロフェニルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−フルオロフェニルメチルクロリドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−フルオロエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−フルオロエチルヨージドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−イソプロピル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(イソプロピルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(1−メチルペンチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(1−メチルペント−1−イルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−シクロペンチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(シクロペンチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(3,3−ジメチル−2−オキソ−ブチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(1−ブロモ−3,3−ジメチルブタン−2−オンから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2−フェニル−2−オキソ−エチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(1−フェニル−2−ブロモエタノンから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−メトキシメチル−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(メトキシメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(カルバモイルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(2−ブロモアセトアミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(2,2−ジフルオロエチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(ジフルオロエチルヨージドから得られた)
Figure 2011515385
2−{8−シアノメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(シアノメチルクロリドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(4,4−ジフルオロブト−3−エニル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(4,4−ジフルオロブト−3−エニルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(3,3,3−トリフルオロプロピル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(3,3,3−トリフルオロプロピルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(5−オキソ−ピロリジン−2−イルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(5−オキソ−ピロリジン−2−イルメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(5−オキソ−テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(5−オキソ−テトラヒドロフラン−2−イルメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
2−{8−(5−メチルイソオキサゾール−3−イルメチル)−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオン(5−メチルイソオキサゾール−3−イルメチルブロミドから得られた)。
Figure 2011515385
実施例12
2−[7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル}−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1:7−アセチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(11g)並びに硫酸(2.7ml)、硝酸銀(0.86g)及びピルビン酸(10.4ml)の混合物をジクロロメタン(250ml)及び水(250ml)中で撹拌しながら、過硫酸アンモニウム(12g)を加え、その後当該混合物を1時間、40℃に加熱した。さらに過硫酸アンモニウム(12g)を徐々に加え、当該反応をさらに30分間加熱し、その後さらに過硫酸アンモニウム(10g)を徐々に加えた。当該混合物を1時間加熱し、室温に冷却し、そして有機層を分離した。水層をジクロロメタン(100ml)で抽出し、抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル、4:1(体積比))によって精製し、必要とされる産物を黄色固体として4.5g得た。
Figure 2011515385
7−アセチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの代替的製造法
7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(25g)及びパラジウムビス(トリフェニルホスフィン)ジクロリド(2.8g)の混合物をトルエン(350ml)中で撹拌しながら、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(36ml)を窒素下で加え、そして当該混合物を70℃で16時間加熱し、その後80℃で2時間さらに加熱した。当該混合物を室温へと冷却し、フッ化カリウム水溶液[水(100ml)中、10gKF]を用いて洗浄し、その後当該混合物をろ過し、そして有機層を分離した。トルエン溶液を水で(3回)洗浄し、その後塩酸水溶液(6M、250ml)で処理し、そして室温で1時間撹拌した。有機層を分離し、水、その後食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、その後減圧下留去した。残渣の油状物をクロマトグラフィー(シリカ;イソヘキサン/酢酸エチル;4:1(体積比))によって精製して、先に記載した物質と同一である必要とされる産物を、黄色固体として10g得た。
ステージ2:7−(1−ヒドロキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
7−アセチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(3.0g)のエタノール(50ml)溶液を0℃に冷却して撹拌しながら、水素化ホウ素ナトリウム(0.127g)を加えた。当該混合物を1時間撹拌し、2M塩酸水溶液(10ml)で酸性化し、酢酸エチル(60ml)で抽出し、そして当該抽出物を食塩水(30ml)で洗浄した。当該抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を黄色固体として2.8g得た。
Figure 2011515385
ステージ3:7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
7−(1−ヒドロキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(2.75g)の乾燥ジクロロメタン(80ml)溶液を撹拌しながら、三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄(2.9ml)を室温で加えた。完全に加えた後、当該混合物を16時間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、そして水層画分を分離し、そしてさらにジクロロメタン(50ml)を用いて再度抽出した。抽出物を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、必要とされる製造物を淡黄色固体として、1.44g得た。
Figure 2011515385
ステージ4:7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
7(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.43g)のエタノール(100ml)及び水(30ml)溶液を撹拌しながら、水酸化リチウム一水和物(0.38g)を室温で加えた。当該混合物を16時間撹拌し、2M塩酸水溶液(20ml)で酸性化し、酢酸エチル(2×100ml)で抽出し、そして抽出物を合わせ、食塩水(100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を無色固体として1.26g得た。
Figure 2011515385
ステージ5
シクロヘキサン1,3−ジオン(0.188g)及び3Aモレキュラーシーブ(0.2g)を含有する、7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.4g)の乾燥アセトニトリル(8ml)溶液を撹拌しながら、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.341g)を室温で加えた。当該混合物を2時間撹拌し、ろ過し、そしてろ液を回収した。ろ液を撹拌しながら、3Aモレキュラーシーブ(0.2g)を加え、その後トリエチルアミン(0.572ml)及びアセトンシアノヒドリン(0.030ml)を加えた。当該混合物を3時間撹拌し、ろ過し、そしてろ液を減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、トルエン:ジオキサン、エタノール:トリエチルアミン:水、体積比20:8:4:4:1)によって精製し、必要とされる産物のトリエチルアミン塩を得た。当該塩を酢酸エチル(30ml)に溶解し、2M塩酸水溶液(10ml)で酸性化し、そして食塩水(20ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を淡橙色固体として得た(0.265g)。
Figure 2011515385
実施例12、ステージ5と同様の手順で、以下の化合物を、7(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、及び対応するカルボニル誘導体から得た:
3−(7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
5−[7−(1−フルオロ−エチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−スピロ[2.5]オクタン−4,6−ジオン、淡橙色ガム状物質。
Figure 2011515385
4−[7−(1−フルオロ−エチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−2−メチル−2,4−ジヒドロ−ピラゾール−3−オン、淡橙色ガム状物質。
Figure 2011515385
実施例13
2−[7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニルシクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1:7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
7−アセチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.625g)のN,N−ジ(2−メトキシエチル)アミノ三フッ化硫黄(1.85ml)溶液を、撹拌しながら2時間60℃で加熱し、その後室温に冷却した。当該混合物をジクロロメタン(50ml)で希釈し、炭酸水素ナトリウム水溶液(3×15ml)、その後水(20ml)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を黄色油状物として0.40g得た。
Figure 2011515385
ステージ2:
実施例12、ステージ4と同様の手順で、7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを加水分解して、7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを無色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ3:実施例12、ステージ5と同様の手順で、7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を、シクロヘキサン−1,3−ジオンと反応させて、2−[7−(1,1−ジフルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを、淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例14
2−[7−(1−メトキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
トリエチルアミン(0.770ml)を含有する、[7−(1−ヒドロキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.15g)の乾燥ジクロロメタン(20ml)溶液を室温で撹拌しながら、メタンスルホニルクロリド(0.344ml)を加えた。当該混合物を1時間撹拌し、その後水(10ml)、及び食塩水(10ml)で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、[7−(1−メタンスルホニルオキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを茶色油状物質として1.2g得、そしてそれをさらなる精製をせずに次のステージに使用した。
ステージ2
ステージ1からの製造物(1.2g)をメタノール(5ml)に溶解し、室温で撹拌しながら、ナトリウムメトキシド(0.31g)を加えた。当該混合物を室温で30分間撹拌した。水酸化リチウム一水和物(0.48g)を当該混合物へ加え、さらに1時間撹拌した。当該反応を2M塩酸水溶液(10ml)で酸性化し、酢酸エチル(30ml)で抽出し、そして有機層を分離し、水(10ml)、食塩水(10ml)で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をジエチルエーテル中に入れ、ろ過し、そしてろ液を減圧留去して、7−(1−メトキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を黄色固体として得た。
ステージ3
7−(1−メトキシエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.600g)、1,3−シクロヘキサンジオン(0.271g)、及び3Aモレキュラーシーブ(0.2g)の混合物をアセトニトリル(10ml)中で撹拌しながら、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.593g)を室温で加えた。当該反応を1時間撹拌し、ろ過し、そして当該ろ液にさらに3Aモレキュラーシーブ(0.2g)を加え、その後トリエチルアミン(0.83ml)、及びアセトンシアノヒドリン(0.050ml)を加えた。当該混合物を室温で2時間撹拌し、ろ過し、減圧下留去し、そして残渣をクロマトグラフィー(シリカ;トルエン:ジオキサン、エタノール:トリエチルアミン:水、体積比20:8:4:4:1)によって精製して、必要とされる産物のトリエチルアミン塩を得た。当該塩を酢酸エチル(20ml)に溶解し、2M塩酸(8ml)水溶液で酸性化し、そして食塩水(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を黄色固体として得た(0.190g)。
Figure 2011515385
実施例15
2−[6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン1,3−ジオンの製造
ステージ1
6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
酢酸パラジウム(0.023g),リン酸カリウム(0.318g)、及びジシクロヘキシル−(2’,6’−ジメトキシフェニル−2−イル)ホスファン(0.062g)を含有する、7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.332g)のトルエン(6ml)溶液を撹拌しながら、メチルボロン酸(0.227g)を加えた。当該混合物を4時間加熱還流し、室温に冷却し、そして酢酸エチルで希釈した。当該混合物を4時間加熱還流し、室温に冷却し、その後酢酸エチル(20ml)で希釈した。有機層を水(20ml)、食塩水(20ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ;ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を淡黄色固体として得た(0.185g)。
Figure 2011515385
以下の化合物を7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル及び対応するホウ酸から、同様にして製造した:
7−エチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、無色固体。
Figure 2011515385
7−n−ブチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、黄色油状物。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2−メチルプロピル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、無色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(E)−プロプ−1−エニル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル。
Figure 2011515385
実施例15、ステージ1と同様の手順で、5−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルをメチルボロン酸と反応させて、6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
同様に、7−クロロ−6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルをメチルボロン酸と反応させて、5,7−ジメチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
ステージ2
6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
水(3ml)を含有する、6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.185g)のエタノール(12ml)溶液を撹拌しながら、水酸化リチウム一水和物(0.08Og)を加えた。当該混合物を2時間室温で撹拌し、2M塩酸水溶液(6ml)で酸性化し、そして酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。有機層抽出物を合わせ、食塩水(2×l0ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を無色固体として0.156g得た。
Figure 2011515385
実施例16、ステージ2と同様の手順で、6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを加水分解して、6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を得た。
Figure 2011515385
同様に、以下の化合物をそれらの対応するエステルから製造した:
6−フルオロ−7−(2−メチルプロピル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
7−(シクロプロピル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−(n−ブチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−[7−(E)スチリル]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。分子イオン:(MH)+363
7−メトキシメチル−1−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、無色固体。分子イオン:(MH)+287
ステージ3
実施例1、ステージ3と同様の手順で、6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を1,3−シクロヘキサンジオンと反応させて、必要とされる産物を淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ3と同様の手順で、以下の化合物を1,3−シクロヘキサンジオン、及び対応するナフチリジンカルボン酸から製造した:
2−[7−シクロプロピル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン。
Figure 2011515385
2−[7−(n−ブチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(プロプ−1−エニル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン。
Figure 2011515385
同様に、以下の化合物を6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、及び対応するジオンから製造した:
8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンから、3−[6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンを得た。
Figure 2011515385
シクロペンタン1,3−ジオンから、2−[6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロペンタン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2,2,4,4,−テトラメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオンから、6−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−2,2,4,4−テトラメチルシクロヘキサン−1,3,5−トリオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンから、3−[6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例1、ステージ3と同様の手順で、6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を対応するジオンと反応させて、以下の化合物を得た:
2−[6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン。
Figure 2011515385
3−[6−フルオロ−5−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン。
Figure 2011515385
実施例16
2−[6−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
2−[6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.080g)の2M水酸化ナトリウム水溶液(5ml)を、マイクロウェーブ・オーブンにて150℃で10分間加熱して、室温に冷却し、そして2M塩酸水溶液で酸性化し、そして酢酸エチル(2×l0ml)で抽出した。抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を茶色固体として0.070g得た。
Figure 2011515385
実施例17
2−[7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンの塩の製造
塩の製造の一般的手順
2−[7−(1−フルオロエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.030g)の乾燥溶媒(約0.5ml)溶液へ、好適な塩基(1当量)を加えた。形成された溶液を72時間かけて蒸発させて、必要とされる塩を得た。
製造された塩の例:
トリエチルアミン塩(溶媒としてジクロロメタンを使用);淡黄色固体
ナトリウム塩(ナトリウムメトキシドのメタノール溶液から);無色固体
マグネシウム塩(酸化マグネシウムのメタノール液から);無色固体
カルシウム塩(酸化カルシウムのメタノール液から);無色固体
実施例18
イソ酪酸2−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−3−オキソ−シクロヘキス−1−エニルエステルの製造
トリエチルアミン(0.28ml)を含有する、2−(7−エトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(実施例2、0.38g)の乾燥ジクロロメタン(8ml)溶液を撹拌しながら、イソブチリルクロリド(0.107g)を0℃で加えた。当該混合物を16時間撹拌し、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を0.29g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン、及び対応する酸クロリドから、以下の化合物を製造した:
イソ酪酸2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−3−オキソ−シクロヘキス−1−エニルエステル。
Figure 2011515385
n−オクタン酸2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−3−オキソ−シクロヘキス−1−エニルエステル。
Figure 2011515385
2,2−ジメチル酢酸2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−3−オキソ−シクロヘキス−1−エニルエステル。
Figure 2011515385
実施例19
2−[2(メトキシメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニルシクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
2(メトキシメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.34g)の乾燥アセトニトリル(1.4ml)懸濁液を撹拌しながら、4−ニトロフェノール(0.166g)を加え、その後N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.270g)を室温で加えた。当該混合物を3時間撹拌し、3Aモレキュラーシーブ(約100mg)を加え、その後シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.134g)を加え、その後乾燥トリエチルアミン(0.30g)及びアセトンシアノヒドリン(0.005g)を加えた。当該混合物をさらに18時間撹拌し、ろ過し、減圧下留去し、そして残渣を逆相HPLCによって精製して必要とされる産物(0.045g)をガム状物質として得た。
Figure 2011515385
実施例20
2−[2−クロロジフルオロメチル−7−メチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン1,3−ジオンの製造
N,N−ジメチルホルムアミド(1滴、触媒)を含有する、2−クロロジフルオロメチル−7−メチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸(0.25g)の乾燥ジクロロメタン(10ml)懸濁液を撹拌しながら、オキサリルクロリド(0.14g)を室温で加えた。暗緑色溶液を1時間撹拌し、減圧下濃縮し、緑色固体を得た。当該固体を乾燥アセトニトリル(10ml)に溶解し、そしてシクロヘキサン1,3−ジオン(0.12g)、及び乾燥トリエチルアミン(0.38ml)を加えた。当該混合物を室温で2時間撹拌し、その後さらにトリエチルアミン(0.26ml)を加え、その後アセトンシアノヒドリン(2滴、触媒)を加えた。当該混合物を18時間撹拌し、希釈塩酸水溶液で酸性化し、その後酢酸エチル(3回)で抽出した。当該抽出物を合わせ、水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して茶色ガム状物質を得た。当該ガム状物質を逆相HPLCで精製して、必要とされる産物を黄色泡状物質として0.12g得た。
Figure 2011515385
実施例21
2−[6−フルオロ−2−(メトキシジフルオロメチル)−7−メチル[1,8]− ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
ステージ1
実施例1、ステージ1と同様の手順で、2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4−ジフルオロ−4−ヨードアセト酢酸エチルを反応させて、2−ジフルオロヨードメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ2
エチル2−[6−フルオロ−2−(メトキシジフルオロメチル)−7−メチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
2−ジフルオロヨードメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.64g)の乾燥メタノール(20ml)溶液を窒素雰囲気下で撹拌しながら、テトラフルオロホウ酸銀(1.17g)を加えた。内容物を光から保護するために反応フラスコをアルミホイルで覆い、その後反応混合物を2時間加熱還流した。当該混合物を室温へ冷却し、希釈アンモニア水へと注ぎ、ろ過し、過剰のメタノールを除去するために減圧下留去し、その後水で希釈した。当該混合物をジクロロメタンで抽出し(3回)、抽出物を合わせ、そして水で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を暗黄色油状物質として1.20g得、そしてそれは貯蔵時に一部固化した。
Figure 2011515385
同様の手順で、2−ジフルオロヨードメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、及び好適なアルコールから、以下の化合物を製造した:
6−フルオロ−2−(エトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチル−2−[(テトラヒドロフラン−3−イル−メトキシ)−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、黄色油状物。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−(1−メチルエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル。
Figure 2011515385
ステージ3
実施例4、ステージ5と同様の手順で、6−フルオロ−2−メトキシジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを加水分解して、6−フルオロ−2−メトキシジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を黄色固体として得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、以下のカルボン酸をそれらの対応するナフチリジンエステルから製造した:
2−(エトキシジフルオロメチル)−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチル−2−[(テトラヒドロフラン−3−イル−メトキシ)−ジフルオロメチル]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−(1−メチルエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
ステージ4
実施例4、ステージ6と同様の手順で、6−フルオロ−2−メトキシジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸をシクロヘキサン−1,3−ジオンと反応させて、2−[6−フルオロ−2−(メトキシジフルオロメチル)−7−メチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、シクロヘキサン−1,3−ジオン、及び対応するナフチリジンカルボン酸から以下の化合物を製造した:
2−[2−(エトキシジフルオロメチル)−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
2−[6−フルオロ−2−(2−メトキシエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
2−[6−フルオロ−7−メチル−2−[(テトラヒドロフラン−3−イル−メトキシ)−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン、淡茶色固体。
Figure 2011515385
2−[6−フルオロ−2−(1−メチルエトキシジフルオロメチル)−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−シクロヘキサン−1,3−ジオン、黄色固体。
Figure 2011515385
同様に、(2−メトキシ−1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を、ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンと反応させて、3−[6−フルオロ−2−(2−メトキシ−1,1−ジフルオロエチル)−7−メチル[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル]−ビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオンを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
実施例22
2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−8−オキシ−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオンの製造
尿素・過酸化水素複合体(0.166g,30重量%の過酸化物)を含有する、2−(6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボニル)−シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.150g)のジクロロメタン(10ml)溶液を室温で撹拌しながら、トリフルオロ酢酸無水物(0.074ml)を加えた。当該反応混合物は当該無水物の添加時において還流し始め、そしてそれをさらに3時間撹拌した。当該混合物を水(50ml)、その後食塩水(50ml)で洗浄し、そして有機層を分離し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して固体を得た。当該固体をクロマトグラフィー(シリカ;トルエン/ジオキサン/エタノール/トリエチルアミン/水,20:8:4:4:1(体積比))によって精製し、必要とされる産物をトリエチルアミン塩として得た。当該塩を酢酸エチル(20ml)に溶解し、2M塩酸水溶液(2×5ml)、水(1×5ml)で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、その後減圧下留去して必要とされる産物を0.027g得た。
Figure 2011515385
4,4−ジフルオロ5−メトキシ−3−オキソペンタン酸メチルの製造
乾燥N,N−ジイソプロピルアミン(1.31g)の乾燥テトラヒドロフラン(10ml)溶液を窒素雰囲気下で撹拌しながら、n−ブチルリチウム溶液(5.2ml、2.5Mヘキサン溶液)を−40℃で5分かけて滴下した。完全に滴下した後、反応温度をゆっくりと0℃まで昇温し、その後当該混合物を−78℃に冷却し、そして乾燥酢酸エチル(1.14g)の乾燥テトラヒドロフラン(2ml)溶液を2分かけて滴下した。1時間後、2,2−ジフルオロ−3−メトキシプロピオン酸メチル(1.0g)の乾燥テトラヒドロフラン(2ml)溶液を5分間かけて滴下した。当該反応を−78℃で3時間撹拌し、その後室温とし、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、そして酢酸エチルで抽出した(3回)。当該抽出物を合わせ、1M塩酸水溶液、その後食塩水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して無色油状物を1.39g得た。当該産物をさらに精製することなく使用した。
1H NMRは、必要とされる産物がエノール及びケト型の混合物として存在することを示した:
Figure 2011515385
同様の手順で、ジフルオロヨード酢酸エチルを酢酸エチルと反応させて、4,4−ジフルオロ−4−ヨード−アセト酢酸エチルを得た。
Figure 2011515385
中間体の酸の製造
2−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
エタノール(5ml)中、2−アミノ−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド(2.0g)、ジフルオロアセト酢酸エチル(2.7g)、及びピペリジン(1.58ml)の混合物を、マイクロウェーブ・オーブンにて密閉管中で撹拌しながら10分間、130℃にて加熱した。当該反応混合物を冷却し、エタノール及び水(3:1(体積比)、50ml)の混合物で希釈し、その後水酸化リチウム水和物(2.0g)を加えた。当該混合物を室温で1時間撹拌し、大部分のエタノールを除去するために減圧下留去し、その後塩酸水溶液でpH1へと酸性化した。必要とされる産物を溶液からろ過し、吸引乾燥して必要とされる産物を無色固体として2.5g得た。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造と同様の手順で、以下のナフチリジン−3−カルボン酸を、2−アミノ−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド、及び対応するケトエステルから製造した:
アセト酢酸エチルから、2−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
3−オキソ−4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンタン酸エチルから、2−ペンタフルオロエチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を無色固体として得た。
Figure 2011515385
7−イソプロポキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
水素化ナトリウム(0.16g、ミネラルオイル中60%分散体)をプロパン−2−オール(5ml)へ加え、そして室温で10分間撹拌して、ナトリウムプロパン−2−オキシドの溶液を生じた。これへ、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.612g)を加え、その後当該混合物をチューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて130℃で10分間加熱撹拌した。当該混合物を減圧下留去し、2M塩酸水溶液でpH1へと酸性化し、そして酢酸エチル(2×15ml)で抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を黄色固体として0.52g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、以下の7−アルコキシナフチリジン−3−カルボン酸を、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、及び対応するアルコキシド/アルコールから製造した:
2−メトキシエタノールを使用して、7−(2−メトキシエトキシ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を製造した。
Figure 2011515385
アリルアルコールを使用して、7−アリルオキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を製造した。
Figure 2011515385
2,2,2−トリフルオロエタノールを使用して、7−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を製造した。
Figure 2011515385
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
2−アミノ−5−クロロピリジン−3−カルボキシアルデヒドの製造
ジクロロメタン(300ml)中、2−アミノ−3−カルボキシアルデヒド(10.00g)、及びN−クロロスクシンイミド(11.54g)の混合物を撹拌し、そして1.5時間加熱還流し、その後氷浴で0℃に冷却した。沈澱した固体を溶液からろ過し、アセトニトリルで洗浄し、そして吸引乾燥して、必要とされる産物を黄色固体として10.05g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
エタノール(3ml)中、2−アミノ−5−クロロピリジン−3−カルボキシアルデヒド(2.34g)、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(2.19ml)、及びピペリジン(1.5ml)の混合物をチューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて130℃で10分間撹拌した。形成された黄色固体を溶液からろ過し、エタノールで洗浄し、吸引乾燥して必要とされる産物を2.70g得た。
Figure 2011515385
ステージ3
6−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(2.5.0g)のエタノール(60ml)及び水(30ml)中懸濁液を撹拌しながら、水酸化リチウム一水和物(0.800g)を室温で加えた。当該混合物を2時間撹拌し、2M塩酸水溶液を用いてpH1へと酸性化し、そして沈澱物を溶液からろ過し、そして吸引乾燥して6−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を淡黄色固体として1.90g得た。
Figure 2011515385
7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
水(7.5ml)を含有する、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.57g)のプロパン−2−オール(15ml)懸濁液を撹拌しながら、水酸化リチウム一水和物(0.16g)を加えた。当該混合物を50℃で5分間加熱して溶液とし、そしてそれをさらに1時間撹拌して当該混合物を徐々に室温へと冷却した。当該混合物を、2M塩酸水溶液を用いてpH1へと酸性化し、無色固体として沈澱した0.45gの必要とされる産物を溶液からろ過し、そして吸引乾燥した。
Figure 2011515385
7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
モルホリン(0.711ml)を含有する、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.57g)のエタノール(2ml)懸濁液をチューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて、140℃で20分間加熱撹拌し、その後室温へと冷却した。当該混合物を減圧下留去し、そして残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して必要とされる産物を0.45g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを2,2,2−トリフルオロエチルアミンと共にN,N−ジメチルホルムアミド中で加熱して、6−フルオロ−7−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を同様の手順で製造した:
3,3−ジフルオロアゼチジンから、6−フルオロ−7−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを、黄色固体として得た。
Figure 2011515385
3−メトキシアゼチジンから、6−フルオロ−7−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
7−クロロ−6−フルオロ2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを、対応するアミン(又はアミン塩酸塩及び等量のトリエチルアミン)と、N,N−ジメチルホルムアミド中、室温で20分間撹拌することによって、以下の化合物を同様の手順で製造した。
シクロプロピルアミン塩酸塩から、7−(シクロプロピルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを製造した。
Figure 2011515385
メチルアミン塩酸塩から、6−フルオロ−7−メチルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
エチルアミン塩酸塩から、7−エチルアミノ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
ジメチルアミン塩酸塩から、7−(ジメチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
ジエチルアミン塩酸塩から、7−(ジエチルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
N−メチルエチルアミンから、6−フルオロ−7−(N−メチルエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
2−メトキシエチルアミンから、6−フルオロ−7−(2−メトキシエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
(2−メトキシエチル)メチルアミンから、6−フルオロ−7−((2−メトキシエチル)メチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
モルホリンから、6−フルオロ−7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
プロパルギルアミンから、6−フルオロ−7−プロパルギルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。分子イオン:(MH)+314。
ステージ2
ステージ1からの産物(0.42g)を、水(7.5ml)を含有するエタノール(15ml)中で懸濁させ、水酸化リチウム一水和物(0.105g)を加えた。当該混合物を50℃で5分間加熱し、その後室温で1時間撹拌した。当該混合物を、2M塩酸水溶液を用いてpH6へと酸性化し、そして酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水(15ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を無色固体として0.35g得た。
Figure 2011515385
7−フェノキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
7−フェノキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
アセトニトリル(4ml)中、フェノール(0.184g)及び炭酸セシウム(0.975g)を含有する、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.608g)の混合物をチューブ中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて130℃で15分間加熱撹拌し、その後室温へと冷却した。当該混合物を酢酸エチル(20ml)で希釈し、そして水(2×10ml)で洗浄し、乾燥し、減圧下留去し、そして残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して必要とされる産物を0.55g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
ステージ1からの産物(0.515g)を、水(2.5ml)を含有するエタノール (7.5ml)中で懸濁させ、そして水酸化リチウム(0.12g)を加えた。当該混合物を室温で3時間撹拌し、2M塩酸水溶液でpH1へと酸性化し、そして酢酸エチルで抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を0.42g得た。
Figure 2011515385
7−(6−フルオロピリド−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
7−(6−フルオロピリド−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
トルエン(6ml)中、7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.400g)、6−フルオロピリジル−3−ボロン酸(0.282g)、リン酸カリウム(0.422g)、酢酸パラジウム(0.015g)、及びジシクロヘキシル−(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスファン(0.054g)の混合物を撹拌し、そして16時間加熱還流し、その後室温へと冷却した。当該混合物を減圧留去し、そして残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、必要とされる産物を無色固体として0.33g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
ステージ1からの産物(0.300g)を、水(7.5ml)を含有するプロパン−2−オール(15ml)中に懸濁させ、そして水酸化リチウム一水和物(0.160g)を加えた。当該混合物を50℃で2時間加熱し、その後室温へと冷却した。当該混合物を2M塩酸水溶液でpH6へと酸性化し、そして酢酸エチル(3×20ml)で抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水(15ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色固体として0.28g得た。
Figure 2011515385
7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
7−クロロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.304g)の水(0.25ml)含有トルエン(6ml)溶液へ、酢酸パラジウム(II)(0.012g)、リン酸カリウム(0.425g)、及びメチルボロン酸(0.090g)、並びにジシクロヘキシル−(2’,6’−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスファン(0.041g)を加えた。当該混合物を撹拌し、そして16時間加熱還流し、その後室温へと冷却した。当該混合物を酢酸エチル(20ml)で希釈し、水(15ml)、食塩水(10ml)で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液をろ過し、減圧下留去し、そして残渣をクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、必要とされる産物を無色固体として0.090g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(0.300g)の、水(7.5ml)含有エタノール(15ml)中懸濁液へ、水酸化リチウム一水和物(0.126g)を加え、そして当該混合物を室温で3時間撹拌した。当該混合物をその後、2M塩酸水溶液でpH6に酸性化し、そしてジクロロメタン(2×15ml)で抽出した。当該抽出物を合わせ、食塩水(10ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を黄色固体として0.27g得た。
Figure 2011515385
6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
実施例15、ステージ1と同様の手順で、6−ブロモ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルをメチルボロン酸と反応させて、6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを淡桃色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ2
実施例1、ステージ2と同様の手順で、6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを水酸化リチウムで加水分解して、6−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を淡黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2−(2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボン酸メチルの製造
ジオキサン(5ml)中、2−ブロモ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボン酸メチル(2.00g)、炭酸セシウム(3.40g)、酢酸パラジウム(0.080g)、ベンゾフェノンイミン(1.4ml)、及び4,5−ビス−ジフェニルホスホラニル−9,9−ジメチル−9H−キサンテン(0.31g)の混合物を、密閉容器中、マイクロウェーブ・オーブンにて、150℃で30分間加熱撹拌し、その後室温へと冷却した。反応混合物をジクロロメタン(30ml)で希釈し、水で洗浄し、そして減圧下留去した。残渣を酢酸エチル(20ml)に希釈し、2M塩酸(2×20ml)、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、必要とされる産物を無色固体として0.850g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
2−アミノ−3−ヒドロキシメチル−6−トリフルオロメチルピリジンの製造
2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボン酸メチル(0.220g)の乾燥テトラヒドロフラン(10ml)溶液を0℃で撹拌しながら、水素化リチウムアルミニウムのテトラヒドロフラン溶液(0.500ml、2M)を加えた。当該混合物を2時間撹拌し、酢酸エチル(20ml)で希釈し、水(0.50ml)を加え、その後水酸化ナトリウム水溶液(0.200ml、2M))を加えた。硫酸マグネシウムを加えて当該混合物を乾燥し、ろ過し、不溶性物質を酢酸エチルで洗浄し、そして合わせたろ液を減圧下留去して、必要とされる産物を無色固体として0.190g得た。
Figure 2011515385
ステージ3
2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキシアルデヒドの製造
2−アミノ−3−ヒドロキシメチル−6−トリフルオロメチルピリジン(0.190g)のクロロホルム(10ml)溶液へ二酸化マンガン(0.348g)を加え、そして当該混合物を室温で3時間撹拌した。不溶性物質を溶液からろ過し、酢酸エチルで洗浄し、そして合わせたろ液を減圧下留去して、必要とされる産物を無色固体として0.18g得た。
Figure 2011515385
ステージ4
2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
エタノール(3ml)中、2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキシアルデヒド(0.17.0g)、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(0.131ml)、及びピペリジン(0.089ml)の混合物をチューブ中に密閉し、そして130℃で20分間加熱撹拌し、その後室温へと冷却し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを無色固体として得た(0.065g)。
Figure 2011515385
ステージ5
2,7−ビス(トリフルオロメチル)−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(1.50g)の水(25ml)含有エタノール(50ml)溶液へ、水酸化リチウム一水和物(0.56g)を室温で加え、そして当該混合物を3時間撹拌した。当該溶液を2M塩酸水溶液で酸性化し、溶液から沈澱物をろ過し、そして吸引乾燥して、必要とされる産物を無色固体として1.15g得た。
Figure 2011515385
2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルの製造
2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキシアルデヒドをアセト酢酸メチルと反応させて、2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを無色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ1と同様の手順で、2−アミノ−6−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキシアルデヒドを、以下のケトエステルと反応させて、対応する[1,8]−ナフチリジンエスエルを得た:
4−メトキシアセト酢酸メチルから、2−(メトキシメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを無色油状物として得た。
Figure 2011515385
4−オキソペンタン酸エチルから、2−エチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
4−(メタンスルホニル−N−メチルアミノ)−3−オキソブタン酸メチルから、2−(メタンスルホニル−N−メチルアミノメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを得た。
Figure 2011515385
ステージ2
実施例1、ステージ2と同様の手順で、2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを水酸化リチウムで加水分解して、2−メチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸を無色固体として得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を、それらの対応するエステルから、同様の手順で製造した:
2−エチル−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、無色固体。
Figure 2011515385
2−エチル−6−フルオロ−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−メトキシメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。分子イオン:(MH)+288
2−クロロジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、無色固体。
Figure 2011515385
2−(メタンスルホニル−N−メチルアミノメチル)−7−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、無色固体。
Figure 2011515385
2−ジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
2−ペンタフルオロエチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
2−メトキシメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
7−(シクロプロピルアミノ)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メチルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、分子イオン:(MH)+290。
7−エチルアミノ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−ジメチルアミノ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
7−ジエチルアミノ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(N−メチルエチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−メトキシエチルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−((2−メトキシエチル)メチルアミノ)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(モルホリン−4−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−プロパルギルアミノ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。分子イオン:(MH)+314。
6−フルオロ−7−メチル−2[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ジフルオロメチル]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
2−(1,1−ジフルオロ−2−メトキシエチル)−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
7−エチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(1−メチルエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(2−メチルプロピル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、無色固体。
Figure 2011515385
7−n−ブチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(E)−プロパ−1−エニル]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(チオフェン−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(4−メトキシフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(4−フルオロフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸。
Figure 2011515385
5−フルオロ−2−メトキシメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−フルオロメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
実施例5、ステージ1と同様の手順で、6−フルオロ−7−メチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを酸化して、6−フルオロ−7−メチル−8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−1−オキシド−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
ステージ2
6−フルオロ−7−ヒドロキシメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
6−フルオロ−7−メチル−8−オキシ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−1−オキシド−3−カルボン酸エチル(2.00g)の乾燥ジクロロメタン(20ml)溶液を室温で撹拌しながら、トリフルオロ酢酸無水物(2.6ml)を滴下した。滴下の間、当該混合物は徐々に温度が上昇し、最終的に還流し始めた。当該反応を40℃で6時間加熱し、その後2M炭酸カリウム水溶液(30ml)を加え、そして当該混合物をさらに1時間撹拌した。有機層を分離し、そして水層をジクロロメタン(3×20ml)で抽出した。有機層抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ;ヘキサン/酢酸エチル)によって精製して、必要とされる産物を黄色固体として0.800g得た。
Figure 2011515385
ステージ3
6−フルオロ−7−フルオロメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
実施例12、ステージ3と同様の手順で、6−フルオロ−7−ヒドロキシメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを三フッ化N,N−ジエチルアミノ硫黄と反応させて、必要とされる産物を淡茶色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ4
実施例1、ステージ2と同様の手順で、6−フルオロ−7−フルオロメチル−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを加水分解して、必要とされる産物を灰色がかった白色固体として得た
Figure 2011515385
7−(1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸の製造
ステージ1
7−アセチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
トリ−n−ブチル(1−エトキシビニル)スズ(5ml)を含有する、7−クロロ−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル(3.00g)の乾燥トルエン(20ml)溶液を撹拌しながら、ビス(トリフェニルホスファン)パラジウム(II)−クロリド(0.70g)を加え、そして当該混合物を3時間、窒素雰囲気下で加熱還流した。LC−MSによる反応混合物の試料分析は、必要とされる中間体である7−(1−エトキシビニル)ナフチリジンの形成完了を示した。当該反応混合物を2M硫酸水溶液(10ml)で処理し、そして10分間再度加熱して必要とされる7−アセチルナフチリジンを形成した。当該混合物をシリカパッドに通し、そしてろ液を回収した。有機層を分離し、水で洗浄し、そして硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、部分的に固化した茶色油状物を得た。当該物質をジエチルエーテル/ヘキサンから結晶化し、必要とされる産物(0.50g)を得た。
Figure 2011515385
貯蔵された再結晶液から、微かにではあるが純粋でない、必要とされる産物(0.4g)を二番晶としてさらに得た。
ステージ2
7−(1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
実施例13、ステージ1と同様の手順で、7−アセチル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、及び三フッ化N,N−ジ(2−メトキシエチル)アミノ硫黄の混合物を50℃で2時間反応させて、必要とされる産物を無色固体として得た。
Figure 2011515385
ステージ3
実施例1、ステージ2と同様の手順で、7−(1,1−ジフルオロエチル)−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを加水分解して、必要とされるナフチリジンカルボン酸を無色固体として得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの代替的製造
ステージ1
N−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドの製造
2−アミノ−5−フルオロピリジン(50.0g、市販)、及びトリエチルアミン(93ml)のジクロロメタン(600ml)溶液を撹拌しながら、ピバロイルクロリド(56ml)を室温で加えた。形成されたスラリーを3時間撹拌し、18時間貯蔵し、その後水(200ml)、食塩水(100ml)で洗浄し、その後硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を茶色油状物として86g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、N−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドを2−アミノ−6−メチルピリジンから製造した。1H NMR(CDCl3)δ:8.02−8.04(lΗ,d),7.95(1H,ブロードs),7.54−7.60(1H,t),6.86−6.88(1H,d),2.44(3H,s),1.31(9H,s).
同様に、N−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドを2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジンから製造した。
Figure 2011515385
ステージ2
N−(5−フルオロ−3−ホルミル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドの製造
N−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミド(39.2g)の乾燥ジエチルエーテル(1200ml)溶液を、窒素雰囲気下−78℃で撹拌しながら、t−ブチルリチウム−ヘキサン溶液(1.7M,300ml)を滴下した。当該混合物を−78℃で2時間撹拌し、その後N,N−ジメチルホルムアミド(160ml)を加え、そして当該スラリーを−78℃で1時間撹拌し、その後ゆっくりと室温へと昇温し、そしてさらに1時間撹拌した。透明な二相系溶液が形成されるまで、当該混合物を2M塩酸水溶液でクエンチし、そして有機層を分離した。水層をさらにジエチルエーテルで抽出した。抽出物を合わせ、食塩水(300ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を淡黄色固体として40g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、N−(3−ホルミル−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドを、N−(6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから製造した。
Figure 2011515385
同様に、N−(5−フルオロ−3−ホルミル−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドを、N−(5−フルオロ−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから製造した。
Figure 2011515385
同様に、N−(3−ホルミル−6−メトキシメチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドを、N−(6−メトキシメチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから、茶色油状物として製造した。
Figure 2011515385
ステージ3
2−アミノ−5−フルオロピリジニル−3−カルボキシアルデヒドの製造
N−(5−フルオロ−3−ホルミル−ピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミド(14.2g)の2M塩酸水溶液(200ml)混合物を、100℃で45分間撹拌し、室温へ冷却し、炭酸水素ナトリウムで処理して当該混合物をpH5とし、その後ジクロロメタン(2×100ml)で抽出した。抽出物を合わせ、炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)、その後水(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して、必要とされる産物を黄色固体として6.5g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、2−アミノ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒドを、N−(3−ホルミル−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから製造した。
Figure 2011515385
同様に、2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒドを、N−(5−フルオロ−3−ホルミル−6−メチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから製造した。
Figure 2011515385
同様に、2−アミノ−6−メトキシメチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒドを、N−(3−ホルミル−6−メトキシメチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドから製造した。
Figure 2011515385
ステージ4
エタノール(70ml)中、2−アミノ−5−フルオロピリジニル−3−カルボキシアルデヒド(6.5g)、4,4,4−トリフルオロアセト酢酸エチル(7.3ml)、及びピペリジン(0.465ml、触媒)の混合物を、16時間撹拌しながら加熱還流した。当該混合物を室温へと冷却し、そして形成された淡黄色結晶を溶液からろ過し、少量のエタノールで洗浄し、吸引ろ過し、必要とされる産物を5.7g得、そしてそれは実施例4、ステージ4で得られた産物と同一であるとNMRによって同定された。
同様の手順で、以下の化合物を製造した:
2−アミノ−5−フルオロピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−メトキシアセト酢酸メチルから、5−フルオロ−2−メトキシメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4−ジフルオロアセト酢酸エチルから、2−ジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−メトキシアセト酢酸メチルから、2−メトキシメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−クロロ−4,4−ジフルオロアセト酢酸メチルから、2−クロロ−2,2−ジフルオロメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸メチルを得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−4,4−ジフルオロアセト酢酸エチルから、6−フルオロ−7−メチル−2[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ジフルオロメチル]−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを、黄色固体として得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4−ジフルオロ−5−メトキシ−3−オキソペンタン酸エチルから、2−(1,1−ジフルオロ2−メトキシエチル)−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色ガム状物質として得た。
Figure 2011515385
2−アミノ−5−フルオロ−6−メチルピリジニル−3−カルボキシアルデヒド、及び4,4−ジフルオロ−4−ヨードアセト酢酸エチルから、2−ジフルオロヨードメチル−6−フルオロ−7−メチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルを黄色固体として得た。
Figure 2011515385
N−(6−メトキシメチルピリジン−2−イル)−2,2−ジメチルプロピオンアミドの製造
2−ブロモ−6−メトキシメチルピリジン[1.00g;J Heterocyclic Chem.,30,563,(1993)]、ピバロイルアミド(0.756g)、酢酸パラジウム(0.112g)、炭酸セシウム(2.4.0g)、4.5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(0.434g)、及び1,4−ジオキサン(5ml)の混合物を、マイクロウェーブバイアル中に密閉し、そしてマイクロウェーブ・オーブンにて、30分間、150℃で撹拌しながら加熱した。本工程を第二バッチの試薬で繰り返し、そして産物を合わせた。不溶性の物質を溶液からろ過し、そしてろ液を減圧下留去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカ;ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を黄色固体として1.75g得た。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(チオフェン−3−イル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
トルエン(10ml)中、6−フルオロ−[1,8]−ナフチリジン−8−オキシ−3−カルボン酸エチル(0.50g)、及びチオフェン−3−ボロン酸の混合物を撹拌しながら、16時間加熱還流し、その後室温へ冷却した。当該混合物を酢酸エチル(10ml)で希釈し、水、その後食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去した。当該残渣をクロマトグラフィー(シリカ;ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を黄色固体として0.34g得た。
Figure 2011515385
同様の手順で、以下の化合物を対応するボロン酸から製造した:
6−フルオロ−7−[(E)−スチリル]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(4−フルオロフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−[(4−メトキシフェニル)]−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、黄色固体。
Figure 2011515385
6−フルオロ−7−(1−メチルエチル)−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチルの製造
6−フルオロ−8−オキシ−[1,8]−ナフチリジン−1−オキシド−3−カルボン酸エチル(0.50g)の乾燥テトラヒドロフラン(5ml)溶液を室温にて窒素雰囲気下撹拌しながら、イソプロピルマグネシウムクロリド溶液(2ml、2Mテトラヒドロフラン溶液)を加えた。当該混合物を3時間撹拌し、水でクエンチし、そして2M塩酸水溶液で酸性化し、その後酢酸エチルで抽出した(3回)。抽出物を合わせ、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して茶色油状物を得た。当該油状物を無水酢酸(5ml)に撹拌しながら希釈し、そして110℃で1時間加熱し、その後室温へと冷却した。当該産物をクロマトグラフィー(シリカ;ヘキサン/酢酸エチル)によって精製し、必要とされる産物を0.13g、黄色固体として得た。
Figure 2011515385
以下の化合物を同様の手順で製造した:
7−シクロプロピル−6−フルオロ−2−トリフルオロメチル−[1,8]−ナフチリジン−3−カルボン酸エチル、淡黄色固体。
Figure 2011515385
ジオンの製造
8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]−オクタン−2,4−ジオンの製造
ステージ1
2,3,4,4−テトラクロロ−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−2,6−ジエンの製造
乾燥トルエン(600ml)中、1,2,3,3−テトラクロロシクロプロペン(60g)、及びフラン(22.97g)の混合物を撹拌しながら、30時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、必要とされる産物を75.4g得た。
Figure 2011515385
ステージ2
3−クロロ−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクト−6−エン−2,4−ジオンの製造
2,3,4,4−テトラクロロ−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクタ−2,6−ジエン(2.0g)、及び濃硫酸(100ml)の混合物を撹拌し、そして100℃で30分加熱し、その後氷へ注ぎ、そしてクロロホルムで抽出した。当該溶媒を減圧下留去し、硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして残渣を、ジエチルエーテルを用いて粉砕した。得られた固体を溶液からろ過し、そして吸引乾燥して、必要とされる産物を無色固体として6.44g得た。
Figure 2011515385
ステージ3
8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクト−6−エン−2,4−ジオンの製造
3−クロロ−8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクト−6−エン−2,4−ジオン(6.44g)の塩酸水溶液(35ml、2M)懸濁液を撹拌しながら、亜鉛粉末(4.88g)を複数回に分けて加え、ここで氷浴を用いて冷却することによって、反応温度が25℃未満を維持した。45分後、セライト床を通じて当該混合物をろ過し、その後酢酸エチルで抽出した。抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして減圧下留去して必要とされる産物を得た。
Figure 2011515385
ステージ4
8−オキサ−ビシクロ[3.2.1]オクト−6−エン−2,4−ジオン(5.1g)のエタノール(100ml)溶液を撹拌しながら、パラジウム−チャコール(0.51g、5重量%、触媒)を加え、そして当該混合物を常温常圧で6時間水素化した。触媒をろ過により除去し、そして溶媒を減圧下留去して必要とされる産物を得、そしてそれは、当該産物のエチルエノールエーテル体を幾らか含んだ。
Figure 2011515385
当該産物をさらに精製することなく、次の反応に使用した。
よって、本発明に従って、Q=Q1である式(Ia)又は(Ib)の化合物の製造方法であって、式(Ia’)又は(Ib’):
Figure 2011515385
[式中、種々の置換基は先に定義された通りであり、そしてR12はハロゲン又はアリールオキシである]
の化合物を、式(II):
Figure 2011515385
[式中、種々の置換基は先に定義された通りである]
の化合物と共に、不活性有機溶媒及び塩基の存在下で反応させることを含む、前記方法がさらに提供される。当該方法は、例えば好適な触媒、例えばアセトンシアノヒドリンを使用する、当業者にとって既知である次の転移ステップをさらに含み得る。
好ましくは、R12は、フッ素,塩素,臭素、及び4−ニトロフェノキシから成る群から選択される。特に好ましい実施形態において、R12は塩素である。
本発明は、式(IIIa)又は(IIIb):
Figure 2011515385
[式中、
2はハロアルキルであり、特にフルオロアルキルであり、そして最も好ましくはジフルオロメチル、又はトリフルオロメチルであり;
5は水素、又はメチルであり、好ましくは水素であり;
6は水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル、及びメチルから成る群から選択され、好ましくは水素又はフッ素であり;
8は水素、C1−C6アルキル、C1−C3アルコキシC1−C3アルキレニル、及びC1−C6ハロアルキルから成る群から選択され、n及びmは上で定義された通りであり、そしてR13はハロゲン、C1−C6−アルコキシ、アリールオキシ、OH、O-+から成る群から選択され、ここでM+はアルカリ金属カチオン(好ましくはナトリウム)、又はアンモニウムカチオンであり、そしてR7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキルC1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシアルキルアミノ、(C1−C6アルコキシアルキル)アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、並びに、ジアルキルアミノ基であって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、又は場合によりC1−C3−アルコキシ、又はハロゲンによって、特にフッ素によって置換される4〜6員環を形成する前記ジアルキルアミノ基から成る群から選択される]
の化合物をさらに提供する。さらにより好ましい実施形態において、R7は水素、メチル、エチル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、メトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−エトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択され、ただし、R5、R6及びR7が水素であり、m及びnが0であり、R2がCF3であり、そしてR13がOH、エトキシ、又はメトキシである、式(IIIa)の化合物を除く;
本発明の特に好ましい実施形態は、nが0であり、mが0であり、R2がCF3であり、R5=Hであり、R6=H又はFであり、R7がメチル、エチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、及びメトキシエトキシメチルから成る群から選択され、そしてR13がエトキシ、塩素、及びヒドロキシルから成る群から選択される、式(IIIa)の化合物である。
本発明は、式(IV):
Figure 2011515385
[式中、R2、R5及びR7は先に定義した通りであり、そしてR14=C1−C4アルキルである]
の化合物の製造方法であって、式(V):
Figure 2011515385
の化合物を、HF、HBF4水溶液、HF・ピリジン、及びHF・トリエチルアミンから成る群から選択される、反応溶媒としても使用され得る化合物と共に、亜硝酸ナトリウム、又は亜硝酸アルキルエステル、例えば亜硝酸t−ブチルの存在下で反応させることを含む、前記方法をさらに提供する。好ましい実施形態において、R14はメチル又はエチルである。
本発明は、式(VI)又は式(VII):
Figure 2011515385
[式中、R5及びR7は先に記載した通りであり、そしてR15はC1−C6アルキル、好ましくはt−ブチルである]
の化合物を、式(VIII):
Figure 2011515385
の化合物から、強塩基(例えばt−ブチルリチウム)、及びホルミル転移剤(例えばN,N−ジメチルホルムアミド)を使用して製造する方法をさらに提供する。
本発明の特定の化合物の例
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
Figure 2011515385
生物学的実施例
鉢中の標準的土壌に種々の試験種の種子を蒔いた(アロペクルス・ミオスロイデス(Alopecurus myosuroides)(ALOMY)、セタリア・ファベリ(Setaria faberi)(SETFA)、エチノクロア・クルス−ガリ(Echinochloa crus−galli)(ECHCG)、ソラナム・ニグラム(Solamnum nigrum)(SOLNI)、及びアマランタス・レトロフレックス(amaranthusus retoflexus)(AMARE))。温室内で調節された条件下(24/16℃、日/夜;14時間の光;湿度65%)、1日栽培の後(出芽前)、又は8日栽培の後(出芽後)、0.5%Tween20(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、CAS RN 9005−64−5)を含有する、専門的活性成分のアセトン/水(50:50)溶液の製剤に由来する噴霧水溶液を、当該植物に噴霧した。化合物は、1000g/ha施用された。試験植物をその後、温室中で調節された条件下(24/16℃、日/夜;14時間の光;湿度65%)で、1日2回水を与えて生長させた。出芽前及び出芽後から13日後、試験体を評価した(100=植物が全部損傷;0=植物が無傷)。
Figure 2011515385
Figure 2011515385

Claims (21)

  1. 式(Ia)又は式(Ib):
    Figure 2011515385
    [式中、
    2は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ−C1−C3アルキル、C1−C3アルコキシ−C2−C3アルコキシ−C1−C3−アルキル、C1−C3−アルコキシ−C1−C3ハロアルキル、C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル;C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、C4−C6−オキサ置換シクロアルキル−C1−C3−アルコキシ−C1−C3−ハロアルキル、(C1−C3アルカンスルホニル−C1−C3−アルキルアミノ)−C1−C3アルキル、及び(C1−C3アルカンスルホニル−C3−C4−シクロアルキルアミノ)−C1−C3アルキルから成る群から選択され;
    5は水素又はメチルであり;
    6は、水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル及びメチルから成る群から選択され;
    7は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、スルフヒドリル、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6ハロアルケニル、C2−C6アルケニル、アリール−C2−C6アルケニル、C3−C6アルキニル、C1−C6アルコキシ、C4-7シクロアルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキルスルフィニル、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6ハロアルキルチオ、アミノ、C1−C6アルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシ−C1−C6−アルキルアミノ、(C1−C6−アルコキシ−C2−C4−アルキル)−C1−C6−アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、ジアルキルアミノであって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、及び/又は場合によりC1−C3アルコキシ、及び/又はハロゲンによって置換される4〜6員環を形成する、前記ジアルキルアミノ、C2−C6ジアルキルアミノスルホニル、C1−C6アルキルアミノスルホニル、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6アルコキシ−C1−C6−アルキル、C3−C6アルケニル−C2−C6アルコキシ、C3−C6アルキニル−C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C4アルキレニル−S(O)p−R’、C1−C4アルキレニル−CO2−R’、C1−C4アルキレニル−(CO)N−R’R’、アリール、フェニルチオ、フェニルスルフィニル、フェニルスルホニル、アリールオキシ、及び5若しくは6員環のヘテロアリール又はヘテロアリールオキシから成る群から選択され、ここで前記ヘテロアリールは、酸素、窒素、及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール又はヘテロアリール部は、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル、C1−C3アルコキシ、C1−C3ハロアルコキシ、ハロ、シアノ及びニトロから成る群から選択される置換基によって場合により置換され得;
    X=O又はSであり;
    n=0又は1であり;
    m=0又は1であり、ただしm=1のときn=0であり、そしてn=1のときm=0であり;
    p=0、1、又は2であり;
    R’は、水素及びC1−C6アルキルから成る群から独立して選択され、
    8は、水素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルカルボニル−C1−C3アルキル、C3−C6シクロアルキルアルケニル、C3−C6アルキニルアルキレニル、C2−C6−アルケニルアルキレニル、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル、シアノ−C1−C6−アルキル、アリールカルボニル−C1−C3−アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、及びC1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換され得る)、アリール−C1−C6アルキル(ここで前記アリールは、ハロ、C1−C3−アルコキシ、C1−C3−アルキル、及びC1−C3ハロアルキルから成る群から選択される置換基で場合により置換され得る)、C1−C6アルコキシC1−C6アルコキシC1−C6アルキル、アリール、5若しくは6員環のヘテロアリール−C1−C3−アルキル、又はヘテロシクリル−C1−C3−アルキルから成る群から選択され、ここで、前記ヘテロアリール又はヘテロシクリルは、酸素、窒素及び硫黄から成る群から各々独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を含み、ここで前記アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリール部は、ハロ、C1−C3アルキル、C1−C3ハロアルキル及びC1−C3アルコキシから成る群から選択される置換基によって場合により置換され得;
    Qは、以下:
    Figure 2011515385
    Figure 2011515385
    [式中、
    1は、O、C(O)、S、SO、SO2及び(CRefqから成る群から選択され;
    q=0、1又は2であり;
    a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル及びヘテロアリールから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得るC1−C4アルキルから成る群から各々独立して選択され、そして前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基はハロゲン以外であり;或いは
    a、Rb、Rc、Rd、Re及びRfは、水素、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルスルフィニル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル、フェニル又はヘテロアリールから成る群から各々独立して選択され、ここで前記フェニル及びヘテロアリール基は、代わりに、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ヒドロキシカルボニル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルスルホニル及びC1−C4ハロアルキルから成る群から選択される置換基によってモノ−、ジ−、若しくはトリ−置換され得、ここで前記ヘテロ環中の窒素における置換基は、ハロゲン以外であり;或いは
    a及びRbは、一緒になって、C1−C4アルキルによって置換され得、そして酸素、硫黄、S(O)、SO2、OC(O)、NRh、又はC(O)によって中断され得る3〜5員環の炭素環を形成し;或いは
    a及びRcは、一緒になって、酸素、硫黄、SO、SO2、OC(O)、NRh又はC(O)によって中断され得るC1−C3アルキレン鎖を形成し;前記C1−C3アルキレン鎖は、代わりにC1−C4アルキルによって置換され得;
    g及びRhは、各々独立して、他のC1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルキルスルホニル、C1−C4アルキルカルボニル又はC1−C4アルコキシカルボニルであり;
    iはC1−C4アルキルであり;
    jは、水素、C1−C4アルキル、及びC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され;
    3は、ハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC1−C6アルキル、並びにハロゲン及び/又はC1−C3アルコキシで場合により置換されたC3−C6シクロアルキルから成る群から選択され;
    9は、シクロプロピル、CF3及びi−Prから成る群から選択され;
    10は、水素、I、Br、SR11、S(O)R11、S(O)211及びCO211から成る群から選択され;
    11はC1-4アルキルである]
    の除草性化合物、又は前記化合物の農業的に許容される塩。
  2. 式Iaaで表される、請求項1に記載の除草性化合物。
    Figure 2011515385
  3. QがQ1である、請求項1又は2に記載の除草性化合物。
  4. 1がCRefであり、並びにRa、Rb、Rc、Rd、Re、及びRfが水素であり、並びにq=1である、請求項3に記載の除草性化合物。
  5. 2がフルオロアルキル、又はC1-3アルコキシ-C1-3-ハロアルキルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の除草性化合物。
  6. 2がトリフルオロメチルである、請求項5に記載の除草性化合物。
  7. 6が水素又はフッ素である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の除草性化合物。
  8. 7が、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、及びC1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキルから成る群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の除草性化合物。
  9. 7が、水素、メチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、及びメトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、並びに(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択される、請求項8に記載の除草性化合物。
  10. Na+、Mg2+、及びCa2+から成る群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物の農業的に許容される塩。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の除草性化合物、及び農業的に許容される製剤助剤を含む、除草性組成物。
  12. 少なくとも一つの追加の殺虫剤をさらに含む、請求項11に記載の除草性組成物。
  13. 前記追加の殺虫剤が除草剤又は除草剤薬害軽減剤である、請求項12に記載の除草性組成物。
  14. 作物及び雑草を含む場所における雑草を選択的に抑制する方法であって、雑草の存在する前記場所へ、抑制量の、請求項11〜13のいずれか一項に記載の組成物を施用することを含む、前記方法。
  15. Q=Q1である式(Ia)又は(Ib)の化合物の製造方法であって、式(Ia’)又は(Ib’):
    Figure 2011515385
    [式中、各置換基は請求項1で定義された通りであり、そしてR12はハロゲン又はアリールオキシである]
    の化合物を、式(II):
    Figure 2011515385
    [式中、各置換基は請求項1で定義された通りである]
    の化合物と共に、不活性有機溶媒及び塩基の存在下で反応させることを含む、前記方法。
  16. 式(IIIa)又は(IIIb):
    Figure 2011515385
    [式中、
    2はハロアルキルであり;
    5は水素、又はメチルであり;
    6は水素、フッ素、塩素、ヒドロキシル、及びメチルから成る群から選択され;
    8は水素、C1−C6アルキル、C1−C3アルコキシC1−C3アルキレニル、及びC1−C6ハロアルキルから成る群から選択され;
    n及びmは請求項1で定義された通りであり、並びにR13はハロゲン、C1−C6−アルコキシ、アリールオキシ、OH、O-+から成る群から選択され、ここでM+はアルカリ金属カチオン、又はアンモニウムカチオンであり、並びにR7は水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C6アルキル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシ−C2−C6−アルコキシ、C1−C6−アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6−アルコキシ−C2−C6−アルコキシ−C1−C6アルキルC1−C6アルキルアミノ、C1−C6ジアルキルアミノ、C2−C6アルケニルアミノ、C1−C6アルコキシアルキルアミノ、(C1−C6アルコキシアルキル)アルキルアミノ、C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6シクロハロアルキルアミノ、C1−C3アルコキシ−C3−C6シクロアルキルアミノ、C3−C6アルキニルアミノ、並びに、ジアルキルアミノ基であって、置換基が一緒になって、場合により酸素を含み、及び/又は場合によりC1−C3−アルコキシ、若しくはハロゲンによって置換される4〜6員環を形成する前記ジアルキルアミノ基から成る群から選択される]
    の化合物(ただし、R5、R6及びR7が水素であり、m及びnが0であり、R2がCF3であり、並びにR13がOH、エトキシ、又はメトキシである、式(IIIa)の化合物を除く)。
  17. 7が、水素、メチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、及びメトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択される、請求項16に記載の化合物。
  18. nが0であり、mが0であり、R2がCF3であり、R5=Hであり、R6=H又はFであり、R7がメチル、エチル、1−メチルエチル、シクロプロピル、1−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、1−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、1−フルオロ−1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジフルオロクロロメチル、メトキシ、エトキシ、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエトキシ、エトキシエトキシメチル、メトキシエトキシ、メトキシエトキシメチル、(2−メトキシエチル)アミノ、及び(2−メトキシエチル)メチルアミノから成る群から選択され、並びにR13がエトキシ、塩素、及びヒドロキシルから成る群から選択される、請求項16又は17に記載の化合物。
  19. 式(IV):
    Figure 2011515385
    [式中、R2、R5及びR7は請求項1で定義された通りであり、並びにR14=C1−C4アルキルである]
    の化合物の製造方法であって、式(V):
    Figure 2011515385
    の化合物を、HF、HBF4水溶液、HF・ピリジン、及びHF・トリエチルアミンから成る群から選択される化合物と共に、亜硝酸ナトリウム、又は亜硝酸アルキルエステルの水溶液の存在下で反応させることを含む、前記方法。
  20. 式(VI)又は式(VII):
    Figure 2011515385
    Figure 2011515385
    [式中、R5及びR7は請求項1で記載された通りであり、そしてR15はC1−C6アルキルである]
    の化合物を、式(VIII):
    Figure 2011515385
    の化合物から、強塩基、及びホルミル転移剤を使用して製造する方法。
  21. 除草剤としての、請求項1において定義された式(Ia)又は(Ib)の化合物の使用。
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