JP2011514756A - 無線通信システムのためのブロック境界検出 - Google Patents

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Abstract

ブロック境界検出のための方法および装置が記載される。信号が受信される。信号は量子化され、その量子化された信号を少なくとも1つの相関器(310,400,500,610)に提供され、量子化された信号はサンプルの配列である。サンプルの配列、および、少なくとも1つの相関器(310,400,500,610)からの部分的な結果の総和を含む基準テンプレートは相互に関連して結果を提供し、その結果はブロック境界検出としても知られる相互相関に応答するシンボルタイミング同期である。相互相関は、サンプルの配列から得られる回帰ベクトルと、基準テンプレートから得られる係数項ベクトルとの排他的論理輪をとり組み合わせることにより、部分的に与えられる。

Description

発明の分野
本発明の1つまたはより多くの側面は、一般的に、データブロック検出に関連し、より特定的には、直交周波数分割化または直交周波数多重分割アクセスに基づいた無線通信システムのためのブロック境界検出に関する。
発明の背景
直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)は、通信チャネルが重度の(sever)複数経路インターフェースを示す場合に広く用いられ、有用である。OFDMは、信号波形を、複数のシンボルを並列に送信する直交信号(サブキャリア)に分割する。これらのサブキャリアが、複数の加入者ステーションまたはユーザ間に配信(distribute)されるとき、システムは直交周波数多重分割アクセス(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)システムと称され得る。産業上の標準化を推進するために、通信プロトコルは、OFDM通信システム要素のための媒体アクセス制御(Medium Access Control:MAC)および物理レイヤー(Physical Layer:PHY)の仕様を含み得る。電子電気技術者協会(Institute for Electronic and Electrical Engineers:IEEE)無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の仕様(たとえば、IEEE802.11a/g/nまたはWi―Fi)、無線メトロポリタンエリアネットワーク(無線MAN)の仕様(たとえば、IEEE802.16またはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMax))、および関連したモバイル仕様(たとえば、モバイルWiMaxまたはIEEE802.16e)が、OFDM/OFDMAハードウェア仕様の他の例との間において、適合性のために推進される。無線仕様のこれらの例が用いられるが、他の無線通信仕様が用いられ得ることが理解されるべきである。
特に算術計算のような、OFDM通信システムの信号演算要件が、非常に要求されている。例として、これらの算術計算は、1秒間に10億回も実行されるかもしれず、これは従来のデジタル信号プロセッサの能力を超えている。さらに、OFDM通信についての1秒間に10億回もの動作を支持するための回路は、従来的にはコストのかかるものである。
発明の要約
したがって、従来用いられてきたものより少ない回路を採用するOFDM/OFDMA通信システムのためのブロック境界検出を提供することが望ましく、かつ有効である。
本発明の1つまたはより多くの側面は、一般的に、データブロック検出に関し、より特定的には、直交周波数分割化(OFDM)または直交周波数多重分割アクセス(OFDMA)(以降、総称してまたは単独で、OFDM/OFDMA)に基づいた無線通信システムのためのブロック境界検出に関する。
本発明の1つの側面は、ブロック境界検出のための方法である。受信された信号は量子化され、量子化された信号は少なくとも1つの相関器に提供され、ここで量子化された信号は、サンプルの配列である。そのサンプルの配列、および少なくとも1つの相関器からの部分的な結果の総和を含む基準テンプレートは、相互相関がとられて結果を提供し、その結果は相互相関に応答するシンボルタイミング同期である。相互相関は、サンプルの配列から得られる回帰ベクトルと、基準テンプレートから得られる係数項ベクトルとの排他的論理和をとって組合せることにより部分的に与えられる
本発明の他の側面は、システムクロックがシンボルクロック速度よりも十分に速いときについてのブロック境界検出のための方法であり、直交サブ信号を有するOFDM信号を受信すること、OFDM信号を量子化して量子化した信号を提供することを含み、その量子化した信号はサンプルの配列であり、サンプルの配列と基準テンプレートとの間の相互相関結果を得ることをさらに含む。相互相関結果は、ゼロより大きい整数LおよびNについて、相関長さLのサンプルの配列をサブ相関長さNのそれぞれの部分に分割すること、サンプルの配列の各々の部分の中の各サンプルと、基準テンプレートから得られるそれぞれの係数とのそれぞれの排他的論理和をとることにより組合せて暫定的な部分的相互相関結果を提供すること、および暫定的な部分的相互相関結果を加えることによって相互相関結果を提供することによって得られる。
本発明のさらに他の側面は、情報検出器のブロックのための相互相関器であって、入力を受信するために結合された再量子化器を含み、その入力はシンボルを並列に提供するための直交サブ信号を有するOFDM信号であり、相互相関器は、再量子化器に結合され入力に応答してサンプルの配列を得るためのサブ相関器を含む。サブ相関器は、ベクトルアドレスの配列および関連した係数アドレスの配列を提供するように構成されたアドレスシーケンサと、サンプルの配列を受信するとともにサンプルの配列の少なくとも一部分を記憶するために結合されたベクトル記憶部とを含み、ベクトル記憶部は、前記ベクトルアドレスの配列のベクトルアドレスを受信するために結合され、ベクトル記憶部に記憶されるとともに受信したベクトルアドレスに配置されたサンプルの配列の部分のサンプルに関連したデジタルベクトルを提供するように構成され、サブ相関器は係数アドレスの配列の係数アドレスを受信するために結合されかつ受信した係数アドレスに応答するデジタル係数を提供するように構成された係数記憶部をさらに含み、係数記憶部は情報のブロックのプリアンブルの少なくとも一部分を記憶するように構成され、サブ相関器はデジタルベクトルおよびデジタル係数を受信するために結合された排他的論理和ゲートアレイと、排他的論理和ゲートアレイから得られる出力を加算するように構成され、排他的論理和ゲートアレイに結合されて入力のシンボルタイミングを取得するためのデジタル相互相関結果を提供するアダーツリーとをさらに含む。
図面の簡単な説明
添付の図面は、本発明の1つまたはより多くの側面に従う例示的な実施形態を示すが、添付の図面は、本発明を示された実施形態に限定するために利用されるべきではなく、説明および理解のためだけのものである。
本発明の1つまたはより多くの側面が実現され得る、コラム型の電界プログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)構造の例示的な実施形態を示す、単純化されたブロック図である。 IEEE802.11a準拠のOFDMパケットプリアンブルの例示的な実施形態を示すブロック図である。 スライディングウィンドウ・ショートプリアンブル型相関器を有するOFDMパケット検出器の例示的な実施形態を示すブロック図である。 スライディングウィンドウ・ロングプリアンブル型の短縮(clipped)相互相関器を有するOFDMパケット検出器の例示的な実施形態を示すブロック図である。 短縮相互相関器の例示的な実施形態を示すブロック図である。 4つの個別の実数相関器を含む、複素相関器の例示的な実施形態を示すブロック図である。 システムクロック周波数がシンボルのクロック速度より大きいときの、図4の短縮相互相関器の例示的な代替の実施形態を示すブロック図である。
図面の詳細な説明
以下の説明においては、本発明の特定の実施形態のより詳細な説明を提供するために、多くの特定の詳細が記載される。しかしながら、当業者には、本発明が以下に与えられた特定の詳細のすべてを伴わなくても実現し得ることが明らかであるべきである。他の例においては、本発明があいまいにならないように、周知の特徴については詳細には説明していない。図示を容易にするために、同じ事項を参照するために、異なる図面において同じ番号表示が用いられるが、代替的な実施形態においては、その事項は異なり得る。本明細書において用いられるように、「ブロック境界検出」、「シンボルタイミング取得」および「シンボル境界検出」の語句は、一般に、同じ意味で使用される。
図1Aは、マルチギガビットトランシーバ(Multi-Gigabit Transceivers:MGT)101、設定可能論理ブロック(CLB)102、ランダムアクセスメモリブロック(BRAM)103、入出力ブロック(IOB)104、設定およびクロック論理(CONFIG/CLOCKS)105、デジタル信号処理ブロック(DSP)106、特殊入出力(IO)ポート(I/O)107(たとえば、設定ポートおよびクロックポート)、およびデジタルクロックマネージャ、A/D変換器、システム監視論理などのような他のプログラマブル論理108を含む多数の異なったプログラマブルタイルを含んだ、FPGAアークテクチャ100を示す図である。いくつかのFPGAは、さらに、専用のプロセッサブロック(PROC)110を含む。
いくつかのFPGAにおいては、各プログラマブルタイルは、プログラマブル相互接続要素(INT)111を含み、これは隣接する各タイルの対応する接続要素111への、および接続要素111からの標準化された接続を有する。したがって、プログラマブル相互接続要素111は、それをもとに、図示されたFPGAのためのプログラマブル相互接続構造を実行する。各プログラマブル相互接続要素111は、さらに、図1Aの右側に含まれる例によって示されるように、同じタイル内の他のすべてのプログラマブル論理要素へ、またはプログラマブル論理要素からの接続を含む。
たとえば、CLB102は、単一のプログラマブル相互接続要素111を加えたユーザ論理を実行するようにプログラムされ得る、設定論理要素(Configurable Logic Element:CLE)を含み得る。BRAM103は、1つまたはより多くのプログラマブル相互接続要素111に加えて、BRAM論理要素(BRAM Logic Element:BRL)113を含み得る。典型的に、タイルに含まれる相互接続要素の数は、タイルの高さに依存する。図示された実施形態においては、BRAMタイルは、CLB4つと同じ高さを有するが、他の数(たとえば、5つ)もまた使用され得る。DSPタイルは、適切な数のプログラマブル相互接続要素111に加えて、DSP論理要素(DSP Logic Element:DSPL)114を含み得る。IOB104は、たとえば、1つのプログラマブル相互接続要素111のインスタンスに加えて、2つの入出力論理要素(Input/Output Logic Element:IOL)115のインスタンスを含み得る。当業者には明らかなように、たとえば、I/O論理要素115に接続された実際のI/Oパッドは、図示された様々な論理ブロック上に積層された金属を用いて製造され、典型的には、I/O論理要素115の領域には限定されない。
図示された実施形態においては、90°回転されて、(図1Aにおいて網掛けで示された)ダイの中央に近いコラム領域は、設定、I/O、クロックおよび他の制御論理のために用いられる。このコラムから延びる縦領域109は、FPGAの幅方向にわたって、クロックおよび設定信号を分配するために用いられる。
図1Aに図示されたアーキテクチャを利用するいくつかのFPGAは、FPGAの大部分を構成する規則正しいコラム構造をバラバラにする追加論理ブロックを含む。この追加論理ブロックは、プログラマブルブロックおよび/または専用のロジックであり得る。たとえば、図1Aに示されるプロセッサブロック110は、CLBおよびBRAMの複数のコラムに及ぶ。
なお、図1Aは、単に例示的なFPGAアーキテクチャを図示することを意図しているにすぎないことに注意すべきである。コラムにおける論理ブロックの数、コラムの相対幅、コラムの数および順序、コラムに含まれる論理ブロックの種類、論理ブロックの相対サイズ、および図1Aの右側の相互接続/論理実行部は、単に例示的なものである。たとえば、実際のFPGAにおいては、CLBが現れるところにはどこでも、1つより多くの隣接するCLBのコラムが典型的に含まれ、ユーザ論理の効率的な実行を容易にする。
たとえば、リング型アーキテクチャのような他のアーキテクチャのFPGAを用いることもできるが、FPGA100は例示的にコラム型アーキテクチャを表わす。FPGA100は、カリフォルニア州、サン・ホセのザイリンクス社(Xilinx)からの、バーテックス(登録商標)−4(VirtexTM-4)またはバーテックス(登録商標)−5(VirtexTM-5)であり得る。本明細書で提示された例は、FPGAの例を用いて示されるが、開示される技術および構造は、一般的に、無線システムにおけるプロセッサおよびデジタル信号プロセッサのような集積回路を含む、いかなる機器にも用いられ得る。
無線通信に関して、チャネル均一化およびチャネル復調のための推定を得る前に、OFDMシンボルタイミング推定が得られる。これは、ブロック境界検出またはフレーム同期化とも称される。シンボルタイミング推定を得ることは、放送およびパケット切換型ネットワークとは異なる。パケットとは異なる他のフォーマットが用いられ得る。たとえば、フレームまたは他のデータのブロックが、パケットの代わりに用いられ得る。明確化の目的のために、限定ではないが例として、ランダムアクセスパケットスイッチシステムが用いられることが想定されるが、OFDMまたはOFDMAを採用する他のタイプの無線ネットワーク、あるいは同様のシステムが採用され得ることが理解されるべきである。
通常は、受信器は、最初はどこからパケットまたはフレームが始まるのかわからず、したがって、初期同期タスクはパケットまたはフレームの検出である。一旦フレームまたはパケットが検出されると、次のタスクはブロック境界検出またはシンボルタイミング取得である。データが復調される前に、OFDM/OFDMAシステムにおける受信器は、FFTウィンドウまたはOFDMシンボル境界の開始点を検出することを必要とする。このタスクは、ブロック境界検出と称される。一致したプリアンブルは局部的に記憶され、あるいは、受信器によってアクセスできるようになる。これによって、シンボルタイミングの取得またはブロック境界の検出のための相互相関アルゴリズムの使用が可能となる。シンボルタイミングは、受信されたプリアンブルの順序と局部的に記憶されたプリアンブルとの間の相互相関をとることによって、サンプルレベルの精度を決定し得る。
図1Bは、公知のOFDMプリアンブル(プリアンブル)190の例示的な実施形態を示すブロック図である。プリアンブル190は、ショートプリアンブル191と、ロングプリアンブル192と、サイクリックプレフィックス(CP)198とを含む。IEEE802.11a準拠のOFDMプリアンブル190が例示的に示されるが、本明細書の他のところで述べられたものを含む他のOFDM仕様が用いられてもよいことが理解されるべきである。たとえば、WiMaxプリアンブルが、そのようなプリアンブルのために修正された適当な回路とともに、同様に用いられ得る。
ショートプリアンブル191は10個のショートプリアンブルA1からA10を有し、ロングプリアンブル192は2つのロングプリアンブルC1およびC2を有する。各ショーとプリアンブルA1からA10は、すべてが同じである16個のデジタルサンプルを含み、したがって、ショートプリアンブルA1からA10の各々は、同じデジタルサンプルの配列を有する。各ロングプリアンブルC1およびC2は、すべてが同じである64個のデジタルサンプルを含み、したがって、ロングプリアンブルC1およびC2の各々は、同じデジタルサンプルの配列を有する。16個のデジタルサンプルおよび64個のデジタルサンプルは、明確化の目的のために例として説明され、ショートプリアンブルまたはロングプリアンブル、あるいはその両方について、他の数のデジタルサンプルが用いられ得ることが理解されるべきである。
CP198は、ロングプリアンブル192のプリアンブルC1のような、現在送信が予定されているOFDMシンボルの最後の16サンプルの正確なレプリカである。したがって、IEEE802.11a準拠のCP、すなわちCP198の上記の例を継続して、16個のデジタルサンプルの長さ、すなわち16個のデジタルサンプル配列(digital sample sequence)を有し得る。
最初は、通信リンク確立の初期において、あるいはデータブロックまたはフレームの初めを示すために、送信器はデータを伴わないプリアンブル情報を送信することが理解されるべきである。一旦そのような通信リンクが確立されると、またはフレームが検出されると、各々がCPを伴うデータシンボルが送信され得る。プリアンブル190は、通信リンク確立のため、またはデータブロックの始まりを認識するための情報セットとして例示的に示される。
プリアンブル190は、OFDMデータパケットの一部分である。プリアンブル190は、細かいシンボルタイミング推定およびチャネル推定のために用いられる。より特定的には、ショートプリアンブル191のプリアンブルA1からA7は、OFDMパケット検出フェーズ193、すなわち、パケット検出、自動ゲイン制御、およびダイバーシティ選択のために用いられる。ショートプリアンブル191のプリアンブルA8からA10は、粗い周波数オフセット推定フェーズ194のために用いられる。ロングプリアンブル192のロングプリアンブルC1およびC2は、CP198とともに、チャネル推定および細かい周波数オフセット推定フェーズ195のために用いられ得る。
あるいは、IEEE802,16eシステムにおいては、IEEE802.16eシステムの基地局(BS)は、周期的にデータのフレームを送信する。時分割二重(Time Division Duplexed:TDD)システムにおいては、各フレームは2つの部分を有し、すなわち、基地局によって多くの加入者ステーション(Subscriber Station:SS)へ送信されるダウンリンク部と、それに引き続く多くの加入者ステーションによって基地局へ送信されるアップリンク部である。
基地局は、プリアンブルをともなう各フレームの送信を開始し、制御およびデータブロックをともなうフレームを続いて送信する。そして、基地局および加入者ステーションは役割を交替し、加入者ステーションが送信を開始する。これは、アップリンクサブフレームと呼ばれ、多くの加入者ステーションによってデータが基地局へ送信される。アップリンクは、プリアンブルを有していない。(ダウンリンク)プリアンブルは、時間領域においては、3回繰り返されたプリアンブル長さMの配列が引き続くサイクリックプレフィックス(CP)により構成される。プリアンブルMおよびサイクリックプレフィックスCPの長さは、サブキャリアの数に依存し、そのような基地局において採用される送信周波数帯域に依存する基地局によって異なり得る。IEEE802.11aシステムにおけるプリアンブルと同様の、プリアンブルの反復的な性質がある。
OFDM信号は、N個の直交サブキャリアを含み、Nは1より大きな正の整数であり、1/Tの周波数間隔を有するN個の並列データストリームによって変調され、ここでTはシンボル期間である。サブキャリア周波数f=k/(NT)は、fはk番目の周波数であるが、等間隔であり、N個の変調されたサブキャリアの集合として考えられ得る、CPを伴わない単一のベースバンドOFDMシンボルが存在する。データパケットについては、CPは、従来は、データ配列内にデータを直列的に並べる前にデータパケットに添付されていた。
IEEE802.11a OFDMパケットデータ(パケットデータ)は64個のサブキャリアを含み、そのうちの48個はデータを送信するために用いられ得る。データでない16個のサブキャリアのうちの4つは、照合データを含むパイロットトーンを送信するために用いられ得る。そのような実行例においては、各OFDMシンボルは、64個のデジタルサンプルの長さ、またはND=64を有し得る。一方、IEEE802.16eシステムは、128、512、1024または2048のような、可変数のサブキャリアを有し、すべては送信周波数帯域に依存する。たとえば128のサブキャリアの例では、(基地局から加入者ステーション(SS)への)ダウンリンクには、90のデータサブキャリアがあり、アップリンクには、68のサブキャリアがある。さらに、ダウンリンクには15のパイロットサブキャリアがあり、アップリンクには34のパイロットサブキャリアがある。他のサブキャリアの実施形態については、パイロットおよびデータサブキャリアは、それに応じてスケーリングされる。これは、IEEE802.16e仕様において見出される。
Figure 2011514756
図2は、スライディングウィンドウ・ショートプリアンブル型パケット検出器250を伴う、OFDMパケット検出器200の例示的な実施形態を示すブロック図である。OFDMパケット検出器200は、ともに係属中の、クリストファ H.ディック(Christopher H. Dick)により2004年10月22日に出願された、「通信システムのためのパケット検出器(A PACKET DETECTOR FOR A COMMUNICATION SYSTEM)」と題された出願番号10/972,121の米国特許出願に記載されており、すべての目的のためにその全体が参照により引用される。図2を引き続き参照するとともに新たに図1Bを参照して、OFDMパケット検出器200がさらに説明される。本明細書で用いられるように、「信号」および「配列(sequence)」の語句は、単一の信号または並列に与えられる複数の信号のいずれか、あるいはその両方を言う。
スライディングウィンドウ・ショートプリアンブル型パケット検出器(パケット検出器)250は、パケット検出またはフレーム検出、および信号周波数オフセット推定を提供する。この例示的な実施形態においては、公知のシュミドゥルとコックス(Schmidl and Cox)のスライディングウィンドウ相関器(Sliding-Window Correlator:SWC)アルゴリズムが、IEEE802.11aのショートプリアンブルに適用される。周波数およびタイミング同期は、選択されたMの長さを有するトレーニングパターンを探索することによって達成され、Mは1より大きい正の整数であり、ショートプリアンブル191のA1からA10のようなデジタルサンプルは、2つの全く同じ半分の長さL=M/2を有する。Lの時間周期だけ間隔が離れたデジタルサンプル対の間のL個の連続的な相関の総和は、以下のように見出され得る。
Figure 2011514756
IEEE802,16eについては、プリアンブルは、三回繰り返されるとともにCPを有するパターンであり、周波数およびタイミング同期を達成するために、IEEE802.11aのショートプリアンブルと同じように用いられ得る。プリアンブルの長さMは、基地局によって採用されるサブキャリアの数に依存し、基地局によって異なる。
送信チャネルから受信された入力OFDM信号r(n)210は、デジタル配列A(n)220をパケット検出器250へ供給する再量子化器375へ供給される。これによって、r(n)210からの「高精度」サンプルが再量子化器375へ供給され、「低精度」サンプル、たとえば2ビットサンプルが、デジタル配列A(n)220として再量子化器375から提供される。デジタル配列A(n)220は、幅B1のN個のデジタルサンプルのアレイを含み、ここでB1は1より大きいまたは1と等しい整数である。配列A(n)220は幅B1を有し、以下でさらに詳細が説明される配列213および214は幅B2を有し、ここでB2はB1と等しい。たとえば、幅B1およびB2の両方は、各々16ビットに等しい。
デジタル配列A(n)220は、パケット検出器250へ供給される。パケット検出器250は、2つの相関器、すなわち、乗算器201および移動平均回路202で形成された一方の相関器と、乗算器209および移動平均回路206で形成された別の相関器とを有するように考えられ得る。移動平均回路202および206は、スライディングウィンドウ平均化器として考えられ、フィルタで実行され得る。
幅B1の入力デジタル配列A(n)220は、入力として乗算器201および遅延素子204に供給される。遅延素子204は出力配列211を提供し、これは配列A(n)220に対して、時間間隔Dだけ遅延されたものである。上記の例を継続して、時間間隔Dは、ショートプリアンブル191のうちの、1つのシンボルの長さに等しい。遅延された配列211は、共役器205および乗算器209へ、それぞれの入力として供給される。共役器205は、それに供給される入力信号の複素数の「虚数」部分の符号を変化する。たとえば、複素数R=A+iBは共役数R=A−iBとなり、逆もまた同様であり、ここで、AおよびBはそれぞれ、複素数Rおよび共役数Rの「実数」部および「虚数」部である。共役器205の出力は配列212であり、配列212は入力としてデジタル乗算器201および209に供給される。
乗算器201は、配列A(n)220と、符号が変化された虚数を伴うその遅延バージョンである配列212とを掛け合わせ、乗算器201の出力は出力配列213である。移動平均回路202は、配列213の移動平均を決定し、信号P(n)230を提供する。相互相関信号P(n)230は、配列A(n)220と、配列A(n)220の遅延されかつ共役化されたバージョンとの間の相互相関の結果である。上記の例においては、遅延は1つのショートプリアンブルごとの間隔である。信号P(n)230は、相互相関信号であるが、数学的には以下のように表わされる。
Figure 2011514756
したがって、乗算器201および移動平均回路202で形成された相互相関器は、遅延ユニット204によって導入された遅延に応答した遅れにおける相互相関を提供する。たとえば、乗算器201および移動平均回路202で形成された相互相関器は、16サンプルの遅れを伴う相互相関を実行する。
乗算器209は、遅延された配列A(n)220、すなわち配列211と、符号が変化された虚数を伴うその遅延バージョン、すなわち配列212とを掛け合わせ、配列214を移動平均回路206へ供給する。移動平均回路206は、配列214についての移動平均を決定し、信号R(n)240を提供する。
したがって、乗算器209および移動平均回路206で形成された相互相関器は、配列211および212の両方が遅延ユニット204によって遅延させられるので、0サンプルの遅れにおける相互相関を実行する。上記の例を続けて、この遅延は、ショートプリアンブル間隔Dであり、IEEE802.16eについては、プリアンブルの3つの時間領域の繰り返しのうちの1つである。配列212は配列211の共役バージョンであることを思い出していただきたい。言い換えれば、マルチプレクサ209は、入力信号211を効果的に二乗して、それらの累乗を提供し、その結果は出力配列信号214である。
信号211と共役信号212との間の相互相関の結果は、その両者はショートプリアンブル間隔Dによって遅延されるが、信号R(n)240である。信号R(n)240は、相互相関時間間隔D内にパケット検出器250によって受信された信号r(n)210のエネルギを決定するために用いられる。信号R(n)240は、自己相関信号であるが、数学的には以下のように表わされる。
Figure 2011514756
相互相関は、異なる遅れを有することを除けば、両方とも自己相関である。たとえば、R(n)240を得るための相互相関は0サンプルの遅れを有し、P(n)230を得るための相互相関は16サンプルの遅れを有する。本明細書で用いるような相互相関は、同じ配列のためのものである。言い換えれば、同じ配列の2つのバージョンは、各相互相関において互いに相互相関がとられる。「自己相関」の語句は、同じ確率的事象から得られるサンプルを伝達(convey)することを意味する。
移動平均回路202は、信号P(n)230を算術ユニット203へ入力として供給する。酸実ユニット203は、信号P(n)について二乗値/絶対値の算術演算を提供し、|P(n)|を得る。算術ユニット203は、除算器ユニット208へ、分子データの入力として信号|P(n)|232を供給する。
移動平均回路206は、信号R(n)240を算術ユニット207へ入力として供給する。算術ユニット207は、信号R(n)について二乗演算を提供し、(R(n))を得る。算術ユニット207は、除算器ユニット208へ、分母データ入力として信号(R(n))242を供給する。
除算器208は、信号|P(n)|232を信号(R(n))242で除する除算演算を提供し、信号M(n)245または以下を得る。
Figure 2011514756
除算器ユニット208は、さらなる目的のために、信号M(n)245をパケット検出器250の出力として、たとえばOFDM復調器のような復調器255へ供給する。
数式(3)および(4)は、反復して演算され得る。カスケード式積分くし型(Cascaded Integrator Comb:CIC)フィルタは、たとえば図1AのFPGA100において実行され得るような、FPGAのようなプログラマブルリソースを有する集積回路の設定可能論理においてインスタンス化(instantiated)され得る。CICフィルタは、数式(3)および(4)を実行するために用いられ得る。したがって、移動平均回路202および206は、それぞれCICフィルタ202および206であり、FPGAの設定可能論理に組み入れる。あるいは、CICフィルタは、専用の回路で実行されてもよい。
16サンプル遅延のような1つのショートプリアンブルシンボルと等しい遅延、またはIEEE802.16eについて長さDの遅延に関しては、16サンプルまたはD個のサンプル遅延のための16ビットの長さを伴うシフトレジスタのような、シフトレジスタが用いられ得る。16個の並列信号線である信号経路について、16ビット長さの16個のシフトレジスタの各々が用いられ得る。シフトレジスタ論理は、FPGAプラットフォームのプログラマブル論理において実行され、少なくとも16ビットの長さを供給する。数式(3)および(4)おけるような相互相関の演算については、CICフィルタ202および206は、P(n)およびR(n)を演算するために、同様に、各フィルタの微分セクションにおける同じ16サンプル遅延を用い得る。複素数入力信号210のためのA(n)、P(n)およびR(n)の信号配列のノード詳細(node precisions)を考慮して、2×D×B1+2×D×B2+2×D×B2ビットの記憶が、この特定の実施形態における記憶のために用いられ得る。OFDM物理レイヤインターフェース(PHY)のFPGA実行例に関する追加の詳細が、クリス・ディック(Chris Dick)およびフレッド・ハリス(Fred Harris)による「OFDM PHYのFPGA実行例(FPGA IMPLEMENTATION OF AN OFDM PHY)」第37回アシロマー会議(Asilomar Conference)のIEEE 信号、システムおよびコンピュータ2003会議記録(IEEE Signals, Systems and Computers, 2003 Conference Record)、Vol.1、2003年11月9〜12日、905〜909ページ、において見出され得る。
図3は、OFDMロングプリアンブル検出器、または、短縮相互相関器(相関器)310を伴う「ブロック境界検出器」300の例示的な実施形態を示すブロック図である。OFDMロングプリアンブル検出器300の例は、以前に参照された、ともに係属中の米国特許出願番号10/972,121に説明されている。図3を引き続き参照しするとともに新たに図1Bおよび図2を参照して、ブロック境界検出器300がさらに説明される。
相関器310は、入力配列r(n)信号(入力配列)210のような受信したOFDM配列と、たとえばロングプリアンブルC1のようなロングプリアンブル192のうちの1つのような記憶された基準テンプレートとの間の相互相関を計算することによって、ブロック境界検出/シンボルタイミング同期を提供するように構成される。上述のように、ロングプリアンブル192のロングプリアンブルC1は、たとえば、IEEE802.11a準拠のプリアンブルであり得る。しかしながら、IEEE802.16eは、IEEE802.11aにおけるロングプリアンブルと同様の他のプリアンブルを有していない。しかし、フレーム250の第1のOFDMブロックであるプリアンブルは、IEEE802.11aにおけるロングプリアンブルと同じ目的の役目を果たすために用いられるとともに、相関器310において、受信した配列と記憶された基準テンプレートとの間の相互相関を計算することによってシンボルタイミング同期を提供するために用いられ得る。
相関器310は、入力配列210の正または負の値を示すために、入力配列210の符号と、ロングプリアンブル192の局部的に記憶されたロングプリアンブル配列C1の符号とを用いることによる、短縮相互相関アルゴリズムを採用する。図3に示された本実施形態における短縮相互相関アルゴリズムは、いかなる乗算器の使用を要求せず、FPGAプログラマブル論理がインスタンス化された乗算器または内蔵乗算器の使用を含むがそれに限定されない。
1つの実行例においては、たとえ入力信号210の周波数が実質的に低い、すなわちFFT復調レートの周波数の一部(fraction)であっても、ブロック境界検出器300は、図2のOFDMパケット検出器200のFFT復調レートと同じ周波数またはその近傍の周波数であるクロックレートで、相関器310のための短縮相互相関アルゴリズムを動作し得る。たとえば、FFT復調レートおよびクロックはおよそ100MHzであり、入力信号210の周波数はおよそ20MHzであり得る。特定の数値例が、明確化の目的のために例として提供されるが、実行される実際の周波数は、これらの数値例に近いもの、またはこれらの数値例と実質的に異なり得ることが、十分に理解されるべきである。
相関器310は、PE380−1から380−Qのような1組の処理要素(Processing Element:PE)によって提供される複数のより短い長さのサブ相関器に分割された短縮相互相関アルゴリズムを用いて構成され、Qは1より大きい正の整数である。各PEの出力は、部分的な結果である。PEの部分的な結果は、アダーツリー399などによって組合わされ、結果311を形成する。上記の例を継続して、ロングプリアンブル192のロングプリアンブルC1は、およそ20MHzのシンボルレートで実行する64個のサンプル配列である。各PEは、結果となり得る1/5の項(たとえば、100/20=5)を演算することに関与する。1つのC1については、全体で13(たとえば、64/5=13)のPEが相関器310内にある。上述の数値例は、明確化の目的のための例であるが、他の多くの数値例および実行例が、例のPEから得られ、それらの実行例は、少なくとも部分的に、1つまたはより多くのクロックレート、シンボルレートおよびテンプレート長さに依存する。しかしながら、IEEE802.16eは、IEEE802.11aにおけるロングプリアンブルと類似の他のプリアンブルを有していない。しかし、IEEE802.16eフレームにおけるプリアンブルは、同様に短縮相互相関のために用いられ得る。プリアンブルの長さは、Mであると想定され得る。上記の例のように、クロックレートがシンボルレートよりも高い場合には、各PEは上述のような複数項(たとえば、M/5項)を演算するために用いられ得る。
PE380−1のような各PEについては、OFDM信号r(n)210からの入力サンプルは、再量子化器375によって、2ビットの精密デジタルサンプルに再量子化され、2ビットサンプル301の配列を相関器310へ供給する。言い換えれば、高精度サンプルが再量子化器375に入力され、それは低精度、すなわち2ビットのサンプルを提供する。PE380−1のような各PEから、2ビット幅信号301が、入力として回帰ベクトル記憶部330へ供給される。この「2ビット」相関器310より少ない回路を用いる「1ビット」相関器が、図4を参照して以下に説明される。
回帰ベクトル記憶部330は、信号301からの回帰ベクトル情報を記憶し、回帰ベクトルアドレス信号306のようなアドレスに応じて、2ビット幅の回帰ベクトル信号302として、5つのデジタル項を提供する。信号302は、±1を表す並列2ビットのデジタル形式で供給される各シンボル項についての、数値および符号を有する。FPGAの分配されたメモリは、受信されたロングプリアンブルにおける各シンボルについてのデジタル項の符号を記憶するために用いられ得る。
メモリアドレスシーケンサ320は、回帰ベクトル記憶部330のための回帰ベクトルアドレスを生成し、そのアドレスは回帰ベクトルアドレス信号306として提供される。回帰ベクトルアドレス信号306は、入力として、回帰ベクトル記憶部330および制御ユニット370へ供給される。回帰ベクトル記憶部330は、回帰ベクトルアドレス信号306に応じて、回帰ベクトル信号302を提供する。回帰ベクトル信号302は、入力として、加算−減算算術ユニット(加算器/減算器)350へ供給される。
メモリアドレスシーケンサ320は、係数メモリ340のための係数アドレスを生成し、そのアドレスはアドレス信号305として提供される。アドレス信号305は、入力として、係数メモリ340および制御ユニット370へ供給される。係数メモリ340は、相互相関のための係数または係数項ベクトルを局部的に記憶するために用いられ得る。これらの係数は、C1またはC2のいずれかのようなロングプリアンブルである。したがって、ロングプリアンブルの一部だけが、係数メモリ340内に記憶され得る。
アドレス信号305に応答して、係数項ベクトルが係数メモリ340から得られ、この例示的な実行例においては、それは1ビットの係数項信号303として提供される。加算器/減算器350は、2つのオペランドについての1ビットの精密加算または減算を実行し、すなわち、一方のオペランドは、回帰ベクトル信号302からの配列301からの2ビットデジタル入力サンプルであり、他方のオペランドは、係数メモリユニット340から得られるロングプリアンブルC1またはC2のような基準テンプレートからの係数項信号303の係数の符号である。
実行例を継続して、OFDMプリアンブルのおよそ20MHzのデータレートについて、各50ns間隔の間、5つの項の内部生成物が、係数メモリ340から読み込まれた5つの1ビット精密係数と、回帰ベクトル記憶部330から得られる5つの2ビット回帰ベクトル項との間で演算される。回帰ベクトル記憶部330は、先述のような16ビットロングシフトレジスタを提供するような、FPGAのプログラミングスライス(slice)によって形成されるシフトレジスタを用いて実行され得る。例示的な実施形態においては、FPGA論理スライスにおけるルックアップテーブルのシフトレジスタ論理16ビット長(Shift Register Logic 16-bit length:SRL16)構成は、FPGA記憶部を実行するために用いられ得る。2ビットは、2つの補足表現を用いて±1を表わすために用いられる。16のサンプルサイズ、および16個のサンプルを記憶するための16個の入力ディープ(entry deep)である(すなわち、遅延が16サンプルである)ルックアップテーブルについて、16個のSRL16が用いられ得る。この数値例は、IEEE802.11aに特有であるが、IEEE802.16eに関して適宜修正され得る。
要約すると、受信されたリグレッサまたは回帰ベクトル項は、ロングプリアンブル192のロングプリアンブルC1またはC2のいずれかであり得る、決められたプリアンブルについての、局部的に記憶された回帰ベクトル係数と比較される。2ビットサンプルを得るための再量子化により、加算器/減算器350は、入力オペランドの符号を用いることにより乗算器を用いずに1ビットの乗算関数を提供する。PEにおいて局部的に記憶された係数に関するロングプリアンブル192の関連するロングプリアンブルC1またはC2のいずれかの受信されたOFDMシンボルの各項からの符号が用いられ得る。
加算器/減算器350は、ロングプリアンブルの受信された回帰ベクトル情報と、ロングプリアンブル192の記憶された回帰ベクトル情報との比較を提供し、この実行例においては、4ビット幅のベクトル比較信号304を出力として提供する。精密相関係数は、この例においては1ビットの精度であるが、それらが、アキュムレータまたはデキュムレータ(decumulator)の加算器/減算器制御ポートに直接結合されるので、PEの制御プレーン内にエンコードされる。たとえば、信号303が論理0の場合は、加算器/減算器350および遅延ユニット360の組合せはアキュムレータとして振舞う。しかしながら、係数項信号303が論理1の場合は、加算器/減算器350は減算器として構成され、加算器/減算器350および遅延ユニット360の組合せはデキュムレータとして振舞う。
デジタル信号304は、入力として、遅延ユニット360へ供給される。遅延ユニット360は、たとえば、遅延の1ユニットのためのレジスタを用いて実行され得る。遅延ユニット360は、離散時間領域信号304を遅延させ、遅延された時間領域信号381を出力として提供する。遅延ユニット360は、そのPEによって取り扱われた回帰ベクトルの部分の各項のすべての相関が処理されるまで、信号381を加算器/減算器350へフィードバックし得る。
遅延ユニット360は、PEの出力として信号381を提供し、したがって、信号381−1から381−Qは、それぞれPE380−1から380−Qより出力される。上記の例においては、この例における13に等しいQについて、信号381−1から381−QのようなPE380−1から380−Qの全ての出力はそれぞれ、アダーツリー399によって結合されて結果信号311を提供する部分的な結果である。
制御ユニット370は、(明確化の目的のために図示されないが)レジスタをクリアするための信号伝達(signaling)を提供するように構成される。制御ユニット370は、新しい積分間隔の開始においてレジスタ360をクリアする、有限状態機械(Finite State Machine:FSM)を用いて実行され得る。上記の例を継続して、レジスタ360は、5クロックサイクルごとにクリアされる。
およそ20MHzの信号伝達レート、および受信した信号およびロングプリアンブルが両方とも複素数の時系列であるリコーリング(recalling)について、上述の相関器310の数値例を支持するための算術演算レートは、1秒間当たりおよそ5百万回(million operations per second:MOP)あまりであり、ここでMOPは、1つの出力サンプルを演算するためのすべての動作、すなわちデータアドレッシングおよび算術処理(たとえば、乗算アキュムレート)を含むと想定される。しかしながら、入力配列および局部的に記憶された基準テンプレートの両方の符号を用いることによる相互相関によって、相関器310は、内蔵されたFPGA乗算器を用いることなくシンボルタイミングを得るために用いられ、したがって、回路リソースを節約する。図3の相関器310は、ブロック境界検出器300と同様に、図1AのFPGA100のようなFPGAにおいて、インスタンス化され得る。
図4は、相関器400の例示的な実施形態を示すブロック図である。相関器400は、図3の相関器310とは対照的に、「1ビット」相関器である。より特定的には、2ビットのデジタルサンプル301を相関器310へ供給する再量子化器375を有するというよりはむしろ、再量子化器475のような再量子化器は、1ビットのサンプル401を、相関器400のシフトレジスタ410および係数論理へ供給する。したがって、1ビット幅の入力サンプル401の配列は、シフトレジスタ410へ供給される。シフトレジスタ410のタップ、すなわち、1より大きい正の整数Vについて、フリップフロップ402−1から402−Vの各々のデータ入力に関連したタップは、係数論理420の排他的論理和(Exclusive OR:XOR)ゲート404−1から404−Vのそれぞれの入力へ供給される。
XORゲート404−1から404−Vへの他方の入力は、それぞれ係数MSB403−1から403−Vであり、それらは係数メモリ340から供給される。したがって、XORゲート404−1から404−Vの各々へのそれぞれの入力は、時間経過とともにシフトされたデジタルサンプルデータのためのMSB、およびプリアンブルに関連する係数のためのMSBであることが理解されるべきである。したがって、係数論理420、および特にXORゲート404−1から404−Vは、それぞれ1ビットの乗算器として機能することが理解されるべきである。したがって、よい少ないビットおよびより少ない回路を有するが、データのMSBは係数のMSBと相関関係を有し、先述の相互相関を提供する。
単一ビット出力が、XORゲート404−1から404−Vの各々から提供される。XORゲート404−1から404−Vからの一組の隣接する出力のような、XORゲートの出力の組は、バイナリアダーツリー430の加算器405−1から405−V/2のそれぞれの入力ポートへ供給され得る。ビット401の配列は、クロック信号413のクロックサイクルに応答して、シフトレジスタ410を通って伝播する。各加算器405−1から405−V/2の出力は、2ビットの出力、すなわち結果ビットおよび搬送ビット(carry bit)であり、または、より一般的には出力406−1から406−V/2である。
出力406−1から406−V/2は、前方に搬送され、バイナリアダーツリー430の後続の加算器のための他の組の入力を提供する。たとえば、4に等しいVについては、出力406−1および406−2は、最終加算器407へのそれぞれの入力である。加算器407の出力のビット幅は1+log(V)であり、またはこの例においては、3ビット幅の出力、すなわち結果ビットのための2ビットおよび1つの搬送ビットである。加算器407の出力は、より一般的には結果信号408として示される。
シフトレジスタ410は、図3の回帰ベクトル記憶部330のような回帰ベクトル記憶部であることが理解されるべきである。さらに、係数入力403−1から403−Vは、図3の係数メモリユニット340のような係数メモリから得られ得ることが理解されるべきである。再量子化の例として、回帰ベクトルの記憶/アクセス、および係数メモリの記憶/アクセスが先述されるが、明確化の目的のために、それらは繰り返されない。
バイナリアダーツリー430の加算器は、必ずしも必要ではないが、実際の加算器で実現されてもよいが、それよりもむしろ、それらはルックアップテーブル(LUT)を用いて実行されてもよい。たとえば、2つのビットを加算するために、係数加算ごとに3つのLUTが実行され得る。シフトレジスタ410はレジスタの加算または減算によって拡大縮小が可能であり、かつ係数論理420がそれに応じてXORゲートを加算または減算することによって拡大縮小が可能であるので、相関器400は、どのような長さの変化にも適合するように拡大縮小され得ることが理解されるべきである。同様に、バイナリツリー430は、係数論理420からの出力とつじつまが合うように、それに応じて拡大縮小され得る。
IEEE802.11aと同様に、WiMAX802.16eのプリアンブルについては、上述のデータサンプルおよび係数の両方のための唯一のMSBを用いることによる回路リソース使用の低減と同様に、拡大縮小する能力は、相対的にコンパクトな相関器を容易にすることが理解されるべきである。さらに、そのような相関器は、図1AのFPGA100のような、DSP106を用いないFPGAのプログラマブル論理においてインスタンス化され得る。
前述したように、相関器の複雑さは、部分的に、複素数値係数の数に依存する。複素数値係数またはテンプレートの数は、V個の複素乗算および(V−1)個の複素加算を採用し、ここでVは同時に相関器へ入力される係数ビットの数である。したがって、上記の例を継続して、相関器400は、相関の目的のために入力される128ビットのプリアンブル、すなわち128個の係数を有し得る。しかしながら、乗算器を用いるよりはむしろ、V個の複素乗算はXORゲートを用いてなされ、それはプログラマブル論理のスライスにおいて実行され得る。DSP106のような内蔵の乗算器の使用間のトレードオフに加えて、プログラマブル論理スライスについては、そのような乗算器は実質的に2ビットより大きい入力ビット幅を有し得るので、プログラマブル論理スライスの使用は、回路リソースのより効率的な使用であり得ることが、さらに理解されるべきである。
複素数デジタル入力について、複素乗算の数Vは、実際には、4V個の実数乗算と2V個の実数加算であることが理解されるべきである。言い換えれば、a+ibの形式の複素数の係数によって乗算された入力データサンプルのためのA+iBの形式の複素数については、4つの個別のデータ経路が、実数が掛け合わされた実数、虚数が掛け合わされた虚数、虚数が掛け合わされた実数、および実数が掛け合わされた虚数に適合するために用いられ得る。言い換えれば、個別の相関器は、合計されて最終結果を提供するそのような相関器の部分的な結果を伴う、独立したブロックとして取り扱われる。
図5は、相関器500の例示的な実施形態を示すブロック図である。相関器500は、4つの個別の相関器、すなわち相関器500−1から500−4を含む。相関器500−1から500−4の各々は、図4の相関器400または図6の相関器600のような相関器を用いて実行され得る。入力サンプル401は、複素数として表され、したがって入力サンプル401の実数部分401reは、相関器500−1および500−3へ入力として供給される。入力サンプル401の虚数部分401imは、相関器500−2および500−4へ供給される。これらの入力サンプルは、1ビットまたは2ビットであり得る。1ビットの入力サンプルの例が以下に説明される。
係数入力403は、同様に、複素数を表し得る。係数入力403の実数部分403reは、相関器500−1および500−4へ入力として供給される。係数入力403の虚数部分403imは、相関器500−2および500−3へ供給される。入力403reおよび403imの各々は、Vビットのビット幅を有し得るが、唯一のビット、すなわちMSBが、上述のように用いられる。したがって、相関器500−1の出力は、前述のような1+log(V)のビット幅を有する部分的な結果408reである。相関器500−2の出力は、前述のような1+log(V)のビット幅を有する部分的な結果408imである。相関器500−3の出力は、前述のような1+log(V)のビット幅を有する実数/虚数の部分的結果408re/imであり、相関器500−4の出力は、前述のような1+log(V)のビット幅を有する虚数/実数の部分的な結果408im/reである。
相関器500−1から500−4からそれぞれ出力される部分的な結果の各々は、加算/減算されて、相関器500の実数出力および虚数出力を提供することが、理解されるべきである。実数出力および虚数出力は、二乗されかつ加算されて、相関器出力506の累乗(power)を演算する。さらに、前に示したように、相関器500−1から500−4は、部分的に、シフトレジスタを用いて実行され得る。したがって、そのようなシフトレジスタの出力は、デジタルサンプル入力の遅延されたバージョンであり、すなわち相関器500−1および500−3は実数部分401reの遅延されたバージョンとして実数部分409reを提供し、同様に、相関器500−2および500−4は、虚数部分401imの遅延されたバージョンとして虚数部分409imを提供する。
相関器500−1および500−2からの部分的な結果の出力は、減算器503によって減算され、ここで、部分的な結果408reは部分的な結果409reから差し引かれるとともに、部分的な結果408imは部分的な結果409imから差し引かれる。相関器500−3および500−4からの部分的な結果の出力は、加算器504によって加算され、ここで、部分的な結果408reは部分的な結果409reに加算されるとともに、部分的な結果408imは部分的な結果409imに加算される。減算器503による減算および加算器504による加算の後、減算器503からの出力および加算器504からの出力は、累乗算出器505へ提供される。累乗算出器505からの累乗計算出力506は、すなわち記憶されたプリアンブルテンプレートが、送信された受信プリアンブルと合致したときのピークを示すことによって、パケット、あるいはフレームまたは他のブロックの境界を示し得る。このような受信プリアンブルは、そのような相関器を有する受信器の復調器による受信のために、基地局により送信され得る。
あるいは、システムクロックレートがシンボルクロックレートよりも高い場合には、図4のXORゲート404−1から404−Vは、PE内にグループ化され、相関器の複数の係数を演算し得る。これらのラインに沿って、図6は、スライディングウィンドウ・ロングプリアンブル短縮相互相関器(相関器)610を伴うOFDMブロック境界検出器(ブロック境界検出器)600の、例示的な他の実施形態の示すブロック図である。ブロック境界検出器600および相関器610は、それぞれ、図3のブロック境界検出器300および相関器310と類似しており、したがって、明確化の目的のために同様の説明は一般的に繰り返されない。ブロック境界検出器600は、システムクロック周波数がシンボルクロックレートよりも十分に速いときのブロック境界検出のために用いられ、したがって、いくつかの回路は、異なる項(term)の間で共有され、減少された全体の回路の使用をもたらす。
相関器610は、PE680−1から680−Qのような1組のPEによって提供される複数のより短い長さのサブ相関器に分割された短縮相互相関アルゴリズムを用いて構成され、Qは1より大きい正の整数である。各PEの出力は、部分的な結果である。PEの部分的な結果は、たとえばアダーツリー699によって組合されて、結果611を形成する。
図4のXORゲート404−1から404−Vおよびアダーツリー430は、システムクロックがシンボルクロックと等しいときに、より高いスループットを提供する。しかしながら、システムクロックがシンボルクロックより高い場合は、XORゲート404−1から404−Vは、前述のように、相関器610の複数の係数を演算するために、PE680−1から680−QのそれぞれのXORゲートのようにPE内にグループ化され得る。
PE680−1のような各PEについて、OFDM信号r(n)210からの入力サンプルは、再量子化器675によって、1ビット精密デジタルサンプルへと再量子化されて、1ビットサンプル601の配列をPE680−1のXORゲート611のような相関器610の各XORゲートへ提供する。図3の回帰ベクトル記憶部330は、論理1の一定出力、すなわち、論理高電圧に単純に接続される一定出力ブロック630で置き換えられ得る。一定出力ブロック630の出力は、入力として、加算器/減算器650へ供給される。相関器610は「1ビット」相関器であることが理解されるべきである。
アドレス信号305に応答して、係数項ベクトルが係数メモリ340から得られ、それは、1ビットの係数項信号303として提供される。係数項信号303およびサンプル信号601は、入力として、XORゲート611へ供給され、XORゲート611の出力は、加算器/減算器650の制御ポートへ供給される。XORゲート611の出力が論理1の場合、加算器/減算器650は減算器として動作する。XORゲート611の出力が論理0の場合、加算器/減算器650は加算器として動作する。
加算器/減算器650へのデータ入力の一方は一定の論理1であり、加算器/減算器650へのデータ入力の他方は、前述のように、遅延およびアキュムレーションを提供するための遅延ユニット660から供給される。加算器/減算器650は、定数およびオペランドのための1ビット精密加算または減算、すなわちフィードバックされたアキュムレーションを実行する。デジタル信号604は加算器/減算器650から出力され、遅延ユニット660に入力として供給される。加算器/減算器650および遅延ユニット660は、前述のように、アキュムレータまたはデキュムレータとして機能するために用いられ得る。
遅延ユニット660は、離散時間領域信号604を遅延させ、遅延された時間領域信号681を出力として提供し、そのPEによって取り扱われた回帰ベクトルの部分の各項のすべての相関が処理されるまで、信号681を加算器/減算器350へフィードバックする。遅延ユニット660は、PEの出力として信号681を提供し、それにより、信号681−1から681−Qは、PE680−1から680−Qからそれぞれ出力され、それらは、アダーツリー699によって組合されて1ビット相関器610から出力される結果信号611を提供する部分的な結果である。
上記は、本発明の1つまたはより多くの側面に従う例示的な実施形態を説明するが、本発明の1つまたはより多くの側面に従う他のおよびさらなる実施形態が、それらの範囲から逸脱することなく考え出され得、それは引き続く請求項およびその均等物によって定められる。ステップを記載した請求項は、そのステップのいかなる順序を意味するものではない。商標は、それぞれの所有者の所有権である。

Claims (15)

  1. ブロック境界検出のための方法であって、
    信号を受信するステップと、
    前記信号を量子化し、量子化された信号を少なくとも1つの相関器に提供するステップとを備え、
    前記量子化された信号は、サンプルの配列であり、
    前記方法は、
    前記サンプルの配列と、少なくとも1つの相関器からの部分的な結果の総和をとって結果を提供することを含む基準テンプレートとの間の相互相関をとるステップをさらに備え、
    前記結果は前記相互相関に応答するシンボルタイミング同期であり、
    前記相互相関をとるステップは、前記サンプルの配列から得られる回帰ベクトルと、前記基準テンプレートから得られる係数項ベクトルとの排他的論理和をとり組合せることによって部分的に供給される、方法。
  2. 前記信号は、直交したサブ信号を有する直交周波数分割多重キャリア信号であり、
    前記量子化された信号からの単一ビットは、前記回帰ベクトルおよび前記係数項ベクトルの各最上位ビットについて、前記係数項ベクトルからの単一ビットと排他的論理和がとられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記回帰ベクトルは、前記少なくとも1つの相関器による前記量子化された信号のシフトレジストリングから得られる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記量子化された信号は、単一ビットサンプルの配列である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記基準テンプレートは、IEEE802.11a/g/nのいずれかにおけるロングプリアンブル、および、IEEE802.16eにおけるフレームプリアンブルである、請求項4に記載の方法。
  6. 受信された前記信号は、直交周波数分割多重アクセスシステムのキャリア信号であり、
    前記キャリア信号は、前記直交周波数分割多重アクセスシステムの複数の加入者ステーション間に配信される直交サブキャリアを有する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記データブロックは、パケットまたはフレームのいずれかであり、
    前記基準テンプレートは、受信器内に記憶されたプリアンブルであり、
    前記回帰ベクトルは、処理される現在の伝送の受信されたプリアンブルである、請求項1に記載の方法。
  8. 前記総和は、バイナリアダーツリーに供給される、請求項1に記載の方法。
  9. 情報検出器のブロックのための相互相関器であって、
    入力を受信するために結合された再量子化器を備え、
    前記入力は、シンボルを並列に提供するための直交サブ信号を有する直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexed:OFDM)信号であり、
    前記相互相関器は、
    前記再量子化器に結合され、前記入力に応答してサンプルの配列を得るためのサブ相関器をさらに備え、
    前記サブ相関器は、
    ベクトルアドレスの配列、および関連した係数アドレスの配列を提供するように構成されたアドレスシーケンサと、
    前記サンプルの配列を受信するとともに、前記サンプルの配列の少なくとも一部分を記憶するために結合されたベクトル記憶部とを含み、
    前記ベクトル記憶部は、前記ベクトルアドレスの配列のベクトルアドレスを受信するために結合され、
    前記ベクトル記憶部は、前記ベクトル記憶部に記憶されるとともに受信した前記ベクトルアドレスに配置された前記サンプルの配列の部分のサンプルに関連したデジタルベクトルを提供するように構成され、
    前記サブ相関器は、
    前記係数アドレスの配列の係数アドレスを受信するために結合され、かつ受信した前記係数アドレスに応答するデジタル係数を提供するように構成された係数記憶部をさらに含み、
    前記係数記憶部は、情報のブロックのプリアンブルの少なくとも一部分を記憶するように構成され、
    前記サブ相関器は、
    前記デジタルベクトルおよび前記デジタル係数を受信するために結合された、排他的論理和ゲートアレイと、
    前記排他的論理和ゲートアレイに結合されて、前記排他的論理和ゲートアレイから得られる出力を加算するように構成され、前記入力のシンボルタイミングを取得するためのデジタル相互相関結果を提供するアダーツリーとをさらに含む、相互相関器。
  10. 前記相互相関器は、ロングプリアンブル短縮相互相関器であり、
    前記排他的論理和ゲートアレイの各排他的論理和ゲートは、前記デジタルベクトルに関連した単一ビット、および前記デジタル係数に関連した単一ビットを受信する、請求項9に記載の相互相関器。
  11. 前記アダーツリーは、加算器の初期段における各加算器が、前記排他的論理和ゲートアレイからの2つの1ビット出力を受信するようなバイナリアダーツリーである、請求項10に記載の相互相関器。
  12. 前記サブ相関器は、プログラマブル論理装置のプログラマブル論理内にプログラムされる、請求項11に記載の相互相関器。
  13. 前記ベクトル記憶部は、プログラマブル論理においてインスタンス化され、
    前記プリアンブルは、前記情報のブロックのロングプリアンブルであり、
    前記情報のブロックは、フレームまたはパケットのいずれかである、請求項9に記載の相互相関器。
  14. 前記プログラマブル論理は、前記ベクトル記憶部に対してシフトレジスタ機能を提供するように構成されたルックアップテーブルを含む、請求項13に記載の相互相関器。
  15. 前記サブ相関器は、乗算器を含まない、請求項9に記載の相互相関器。
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