JP2011513961A - ピエゾセラミックの分極方法 - Google Patents

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Abstract

本発明はピエゾセラミックの分極方法に関する。まず少なくとも2つの平面状に形成された互いに対向する電極(3,4)と、少なくとも1つの目標破壊個所(7)とを有する、分極されていないピエゾセラミック(2)からなる基体(1)を準備する。前記目標破壊個所(7)に基づいて、第1電圧値を有する電圧の印加時にアンロードクラック(10)が形成される。電圧パルス(34,35,53,73)を前記電極に印加し、前記電圧パルスのパルス高さは時間依存性の包絡線(31,51,71)に従っている。第1区間(33)における前記電圧パルス(34,35,53,73)のパルス高さは、第1電圧値よりも大きく、第1区間(33)に後続する包絡線(31)の第2区間(32)における電圧パルス(35)のパルス高さは、第2電圧値(U2)を有しており、該第2電圧値は、前記ピエゾセラミックの持続的な分極のために充分なものである。

Description

本発明は、ピエゾセラミックの分極方法に関する。
例えば鉛−ジルコン酸塩−チタン酸塩などのようなピエゾセラミック材料は、電圧が印加されると、電圧によって発生される電界に対して平行な方向に伸張する。ピエゾセラミックはとりわけピエゾ圧電アクチュエータのために使用される。ピエゾ圧電アクチュエータによって例えば内燃機関における燃料噴射が制御される。
ピエゾセラミックは、最初は分極されていない電気双極子を有する。ピエゾ圧電効果を利用できるようにするためにはピエゾセラミックを分極しなければならない。
DE10028335B4はピエゾセラミックの分極方法を開示しており、ここでは、互いに対向する少なくとも2つの電極を有する、分極されていないピエゾセラミックからなる基体から出発して、複数の電圧パルスが前記電極に印加される。電圧パルスのパルス高さは時間依存性の包絡線に従っており、該包絡線は、最小電圧から最大電圧までの上昇時間の間である第1区間においては増大し、保持時間の間である第2区間においては持続する。最小電圧は、電荷が充電される際に、まだ分極されていないピエゾセラミックの最大限に障りのない充電量を下回らないような値を有する。最大電圧は、ピエゾセラミックの持続的な分極を形成するために適当なものである。
本発明の課題は、分極されていないピエゾセラミックのより迅速な分極を可能にする、ピエゾセラミックの分極方法を提供することである。
この課題は、以下の方法ステップを有するピエゾセラミックの分極方法によって解決される:
・平面状に形成された少なくとも2つの互いに対向する電極と、少なくとも1つの目標破壊個所とを有する、分極されていないピエゾセラミックからなる基体を用意する。前記目標破壊個所に基づき、第1電圧値を有する電圧を印加した際にアンロードクラックが形成される。
・複数の電圧パルスを印加する。なお該電圧パルスのパルス高さは時間依存性の包絡線に従っており、ここで包絡線の第1区間における電圧パルスのパルス高さは、第1電圧値よりも大きく、かつ、包絡線の第1区間に後続する第2区間における電圧パルスのパルス高さは、ピエゾセラミックの持続的な分極のために十分な第2電圧値を有する。
分極されていないピエゾセラミックからなる基体は例えばピエゾアクチュエータのために使用するよう企図されている。ピエゾアクチュエータのために使用できるようにするためには、分極されていないピエゾセラミックを分極しなければならない。基体はさらに1つまたは複数の目標破壊個所を有している。この目標破壊個所に基づき、第1電圧が印加された際に1つまたは複数のアンロードクラックが形成される。多孔性のセラミック層または多孔性の電極層にわたるアンロードクラックを所期のように制御することによって、基体を使用するピエゾアクチュエータの寿命を延ばすことができる。目標破壊個所は、とりわけDE102004031404A1およびDE10247871に開示されている。
目標破壊個所に基づき、分極されていないピエゾセラミックを包絡線の第2区間の電圧パルスによって分極する前に、分極されていないピエゾセラミックからなる基体に、包絡線の第1区間の電圧を印加することができる。第1区間の電圧(第1電圧値)は、印加時に1つまたは複数のアンロードクラックが生じる電圧よりも大きい、とりわけ格段に大きい。
第1電圧値はとりわけ第2電圧値よりも大きい値とすることができ、これによって本発明の効率は上昇する。
多孔性の層にわたる1つまたは複数のアンロードクラックの制御により、この1つまたは複数のアンロードクラックが意図的に以下のような深さまで拡がるよう保証される。すなわちこの深さとは、この深さを超えるとアンロードクラックが有害な屈曲にまで至ってしまうという深さである。
基体に包絡線の第1区間の電圧パルスを印加した直後に、包絡線の第2区間を開始することができる。第2電圧値は、ピエゾセラミックの持続的な分極のために充分に足りるような高さである。第2電圧値は、例えば2つの電極間の距離および/またはピエゾセラミックに依存している。
第2電圧値は、ピエゾアクチュエータの最大許容電圧と同じとすることができる。ピエゾアクチュエータのために基体が設けられている。第2電圧値は、持続的な分極のための充電が達成される電圧からなる比較的高い値であるか、またはピエゾアクチュエータの最大許容電圧である。
アンロードクラックが形成されるためには、分極されていないピエゾセラミックからなる基体に、第1電圧値を有する電圧パルスを比較的短時間印加するだけでよい。したがって本発明の方法の1つの実施形態によれば、第1区間の期間は第2区間の期間よりも短い。とりわけ第1区間の期間は、第2区間の期間の4分の1以下とすることができる。ピエゾセラミックが分極される間である包絡線の第2区間の期間は、例えば60秒である。この時間には基体に例えば6000回の電圧パルスが印加される。1つまたは複数のアンロードクラックが形成される間である第1区間の期間は、例えば15秒とすることができ、この時間には基体に例えば1500回の電圧パルスが印加される。
基体はとりわけパッシベーション層の中に汚染物質を有することがある。この汚染物質によって、必ずしも基体が使用されたピエゾアクチュエータが機能的に使用不能になるわけではない。したがって本発明の別の実施形態によれば、包絡線は、第1区間に先行する第3区間を有する。第3区間の電圧のパルス高さは第3電圧値を有し、該第3電圧値は第2電圧値よりも小さく、かつ汚染物質を焼却するのに充分な値である。第3区間の電圧パルスは、汚染個所にて意図的に電気的なフラッシュオーバーを形成するように意図されている。フラッシュオーバーによって発生した火花は、導電性の焼跡を残すことなく汚染物質を焼却することができる。
汚染物質を焼却するのに必要とされる期間も比較的短く選択することができる。本発明の1つの実施形態によれば、第1区間および第3区間の期間は合わせて第2区間の期間よりも短い。とりわけ第1区間および第3区間の期間は、第2区間の期間の4分の1以下とすることができる。
第3電圧値(汚染物質の焼却のための電圧)は、例えばまず分極されていないピエゾセラミックからなる基体の導電率を求めることによって求められる。これによってとりわけパッシベーション層における汚染の度合いを推測することができる。それから求められた汚染度合いに基づいて第3電圧値を調整することができる。
分極されていないピエゾセラミックからなる基体の導電率は、例えばとりわけ約10Vの電圧を電極に印加することによって求めることができる。
第3電圧値が第2電圧値以上である場合には第3区間は必要なくなる。
基体が使用されたピエゾアクチュエータの絶対安定性は、ピエゾセラミックの分極中に、ピエゾアクチュエータが作動中に受けている平均ストロークにおける平均の力が付加的に作用する場合に、向上させることができる。したがって本発明の方法1つの実施形態によれば、電圧パルスが印加されている間に基体には、該基体に対して作用する力が加えられる。基体に対して作用するこの力は、該基体が使用されているピエゾアクチュエータが平均ストロークにおいて作動する際に受ける力の平均値に相当する。このことは例えば電圧パルスの印加中に、基体が、特定の用途に応じたばね剛性または所定の力に抗して動作することによって達成することができる。
包絡線はさらに、第2区間に後続する第4区間を有することができる。第4区間の電圧パルスのパルス高さは第4電圧値を有しており、該第4電圧値は、基体が設けられているピエゾアクチュエータに作動中に印加される電圧の平均値に相当する。第4区間の期間は、第2区間の期間よりも短いものとすることができる。とりわけ第4区間の期間は、第2区間の持続時間の2分の1以下とすることができる。
本発明の方法は、本発明の方法のためのポーリング装置が以下のように動作する場合に、時間的にとりわけ効率的に実施することができる。すなわち、第2区間における電圧パルスの印加時に、電圧が最大であるにも拘わらず力の作用がピエゾアクチュエータの噴射平均値にしか相当しないようにポーリング装置の機構が実施されるよう、ポーリング装置が動作する場合に、本発明の方法を時間的にとりわけ効率的に実施することができるのである。
添付された概略図に、本発明の実施例が一例として示されている。
図1は、分極されていないピエゾセラミックを備えるピエゾ積層体を示す。 図2は、ピエゾセラミックの分極後のピエゾ積層体を示す。 図3は、ピエゾ積層体に印加される電圧の経過を示す。 図4は、電圧の包絡線を示す。 図5は、図1のピエゾ積層体に印加可能な電圧の択一的な経過を示す。 図6は、図5の電圧の包絡線を示す。 図7は、図1のピエゾ積層体に印加可能な電圧の別の経過を示す。 図8は、図7の電圧の包絡線を示す。
図1は、本発明の実施例における、直方体形状に形成されたピエゾ積層体1(基体)を、部分的に切り取られた斜視図において示す。ピエゾ積層体1は、層状に形成された分極されていないピエゾセラミック2と、該ピエゾセラミック2の内部に配置された複数の内部電極3,4とを有しており、一般的に公知の方法にて、例えば積層、分離、結合剤除去、研磨等のプロセスステップによって形成されたものである。ピエゾセラミック2は例えば鉛−ジルコン酸塩−チタン酸塩を有する。本実施例の場合には、内部電極3,4は、ピエゾ積層体1に亘って延在する導電性金属層である。
本実施例の場合には、内部電極3,4は外部電極5,6と交互に電気的に接続されており、該外部電極5,6は、ピエゾ積層体1の、対向する外側表面に配置されており、かつピエゾセラミック2の外側面に直接取り付けられている。したがって2つの外部電極5,6の一方と電気的に接続されている内部電極3,4は、外部電極5,6との電気接続のために、接続される方の外部電極5,6が配置されている外側表面まで達している。しかしながら内部電極3,4が他方の外部電極5,6からは電気的に絶縁されているようにするために、内部電極3,4は、他方の外部電極5,6が配置されているピエゾ積層体1の外側表面までは到達していない。
本実施例においては、ピエゾ積層体1の外側面にさらにパッシベーション層8が設けられている。パッシベーション層8は汚染物質9を含むことがある。
本実施例においては、ピエゾ積層体1はさらに目標破壊個所7を有する。目標破壊個所に基づき、内部電極3,4に印加される電圧を上回った際に、図2に図示するアンロードクラック10が形成される。
図1に図示されたピエゾ積層体1のピエゾセラミック2はまだ分極されておらず、このピエゾセラミック2がピエゾ圧電効果を有するようにするためには分極されなければならない。この分極は、電圧Uを内部電極3,4ないし外部電極5,6に印加することによって達成され、この電圧Uの経過は図3に示されている。
本実施例においては、ピエゾ積層体1に印加される電圧Uは電圧パルス34,35であり、該電圧パルス34,35のパルス高さは時間依存性の包絡線31に従っている。図4に再度示される包絡線31は、図4では実線によって示されている第1区間33と、図4では破線で示されている第2区間とを有する。
本実施例の場合には、包絡線31の第2区間32は6000回のパルス35を含み、これらのパルスはそれぞれ電圧U2と同じパルス高さを有する。第2包絡線32の期間THは約60秒である。電圧U2は、分極されていないピエゾセラミック2を分極するのに充分なものであり、本実施例においては約160Vの値を有する。ピエゾ積層体1は、詳細に図示されていないピエゾアクチュエータのために設けられており、このピエゾアクチュエータの最大許容電圧が、分極されていないピエゾセラミック2を分極するために充分なものである場合には、第2区間32のパルス高さはこの最大許容電圧と同じとすることができる。
第1区間33の期間TVは、本実施例においては第2区間32の期間THよりも格段に短く、約15秒であり、例えば1500回のパルス34を含む。第1区間のパルス34のパルス高さのための電圧U1は、アンロードクラック10を形成する電圧よりも大きくなるように選択されている。本実施例においては、電圧U1は約200Vである。
このようにしてピエゾ積層体1に電圧が印加された後、分極されたピエゾセラミック2’を備えた図2のピエゾ積層体1’が形成される。
図5は、ピエゾ積層体1の分極されていないピエゾセラミック2を分極するための、択一的な電圧経過を示す。図4に図示した電圧経過は、電圧パルス34,35、および付加的に電圧パルス53であり、これらの電圧パルスのパルス高さは、まとめて時間依存性の包絡線51に従っている。図6に再度示されている包絡線51は、図4に図示した包絡線31に加えて、図6では破線で示されている第3区間52を有する。この第3区間52は、第1区間33に先行している。
本実施例においては、第1区間33および第3区間52の期間TV’はともに第2区間32の期間THよりも格段に短く、約15秒である。第1区間32および第3区間52はそれぞれ約750回のパルス34,53を有する。第1区間34のパルス高さは電圧値U1を有し、したがってアンロードクラック10が形成される。
とりわけパッシベーション層8は汚染物質9を有することがある。この汚染物質は、本実施例においては第3区間52の電圧パルス53によって焼却される。この際、第3区間52の電圧パルス53の電圧U3によるパルス高さは、第2区間32の電圧U2よりも低い。第3区間52の電圧パルス53の電圧U3の高さは、例えばまず分極されていないピエゾセラミック2からなるピエゾ積層体1の導電率を求めることによって求められる。これによって、パッシベーション層8における汚染9の度合いを推測することができる。それからこの求められた汚染9の度合いに基づいて電圧U3を調整することができる。分極されていないピエゾセラミック2からなるピエゾ積層体1の導電率は、例えばとりわけ約10Vの電圧を内部電極3,4に印加することによって求めることができる。
このようにしてピエゾ積層体1に電圧が印加された後、分極されたピエゾセラミック2’を備えた図2のピエゾ積層体1’が形成される。
図7は、ピエゾ積層体1の分極されていないピエゾセラミック2を分極するための、択一的な電圧経過を示す。図7に図示した電圧経過は、電圧パルス34,35,53および付加的に電圧パルス73であり、これらの電圧パルスのパルス高さは、まとめて時間依存性の包絡線71に従っている。図8に再度示されている包絡線71は、図6に図示した包絡線51に加えて、図8では実線で示されている第4区間72を有する。この第4区間72は、第2区間32に後続している。
本実施例においては、包絡線71の第4区間72は3000回の個別のパルス75を含み、このパルスのパルス高さは電圧U4を有する。第4区間72の期間TH2は約30秒である。第4区間72の電圧パルス73のための電圧U4は、ピエゾ積層体1が設けられているピエゾアクチュエータの作動中に印加される電圧の平均値に相応している。
このようにしてピエゾ積層体1に電圧が印加された後、分極されたピエゾセラミック2’を備えた図2のピエゾ積層体1’が形成される。
本実施例においては、分極されていないピエゾセラミック2の分極中に、すなわちピエゾ積層体1に電圧を印加している間に、このピエゾ積層体1には、該ピエゾ積層体1が設けられているピエゾアクチュエータが作動中に受けている平均ストロークにおける平均の力Fが加えられる。このことは例えば、電圧パルス34,35,53,73の印加中に、ピエゾ積層体1が、特定の用途に応じたばね剛性または所定の力に抗して動作することによって達成することができる。

Claims (11)

  1. ピエゾセラミックの分極方法において、
    ・少なくとも2つの平面状に形成された互いに対向する電極(3,4)と、少なくとも1つの目標破壊個所(7)とを有する、分極されていないピエゾセラミック(2)からなる基体(1)を準備し、
    前記目標破壊個所(7)に基づいて、第1電圧値を有する電圧の印加時にアンロードクラック(10)が形成され、
    ・複数の電圧パルス(34,35,53,73)を、前記電極(3,4)に印加し、
    前記電圧パルスのパルス高さは、時間依存性の包絡線(31,51,71)に従っており、
    第1区間(33)における前記電圧パルス(34,35,53,73)のパルス高さは、第1電圧値よりも大きく、
    第1区間(33)に後続する包絡線(31)の第2区間(32)における電圧パルス(35)のパルス高さは、第2電圧値(U2)を有しており、
    該第2電圧値は、前記ピエゾセラミック(2)の持続的な分極のために充分なものである、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第1電圧値は前記第2電圧値(U2)よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記基体(1)は、ピエゾアクチュエータのために設けられており、
    前記第2電圧値(U2)は、ピエゾアクチュエータの最大許容電圧値と同じである、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 前記第1区間(33)の期間(TV)は、前記第2区間の期間(TH)よりも短く、とりわけ前記第1区間(33)の期間(TV)は、前記第2区間(32)の期間(TH)の4分の1以下である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の方法。
  5. 前記包絡線(51,71)は、前記第1区間(33)に先行する第3区間を有し、
    該第3区間(52)の電圧パルス(53)のパルス高さは、第3電圧値(U3)を有し、
    該第3電圧値(U3)は、前記第2電圧値(U2)よりも小さく、かつ、とりわけ前記基体(1)のパッシベーション層(8)の中にある汚染物質(9)を焼却するのに充分なものである、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
  6. 前記第1区間および第3区間(33,52)の期間(TV)は、合わせて前記第2区間(32)の期間(TH)よりも短く、とりわけ前記第1区間および第3区間(33,52)の期間(TV)は、合わせて前記第2区間(32)の期間(TH)の4分の1以下である、
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 分極されていないピエゾセラミック(2)からなる基体(1)の導電率を求めて、前記汚染物質(9)の度合いを推定し、
    求められた前記汚染物質(9)の度合いに基づいて前記第3電圧(U3)を調整する、
    ことを特徴とする請求項5または6記載の方法。
  8. 分極されていないピエゾセラミック(2)からなる基体(1)の導電率を求めるために、とりわけ約10Vの電圧を前記電極(3,4)に印加する、
    ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記電圧パルス(34,35,53,73)の印加中に、前記基体(1)に、該基体に対して作用する力(F)を加え、
    該基体に対して作用する力(F)はとりわけ、前記基体(1)が設けられているピエゾアクチュエータが平均ストロークにおいて作動する際に受ける力の平均値に相当する、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の方法。
  10. 前記包絡線(71)は、前記第2区間(32)に後続する第4区間(72)を有し、
    該第4区間(72)の電圧パルス(73)のパルス高さは第4電圧値(U4)を有し、
    該第4電圧値(U4)は、基体(1)が設けられたピエゾアクチュエータの作動中に印加される電圧の平均値に相当する、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の方法。
  11. 前記第4区間(72)の期間(TH2)は、前記第2区間(32)の期間(TH)よりも短く、とりわけ前記第4区間(72)の期間(TH2)は、前記第2区間(32)の期間(TH)の2分の1以下である、
    ことを特徴とする請求項10のいずれか一項記載の方法。
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