JP2011513000A - 誘発式の薬物放出 - Google Patents

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Abstract

バルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分からの薬物放出を誘発するための方法およびデバイスが提供される。薬物は、薬物コーティングされたバルーン付きカテーテルから誘発条件を介して放出される。誘発条件は、溶解度または体積の変化であってもよいし、加水分解であってもよい。

Description

本発明は、バルーン付きカテーテルからの薬物放出を誘発するための様々な仕組みおよびデバイスに関する。
経口的手段または静脈内の手段を用いるような薬剤の全身投与は、治療すべき疾患が局所的なものであっても、全身を治療する。そのような場合、身体の治療すべきでない部分に対して薬剤が望ましくない影響を及ぼすという理由で、または、身体の罹患部分の治療には全身投与では達成不可能であるかもしれない高濃度の薬剤が必要であるという理由で、全身投与は望ましくない場合がある。
したがって、身体内部の局所的部位に薬剤を投与することが望ましい場合が多い。よくある例としては、限局性の疾患(例えば心臓病)または閉塞を生じた体腔の症例が挙げられる。そのような局所的な薬物投与のために様々な方法が提案されてきた。例えば参照により本願に組込まれる特許文献1は、体腔壁の所望の場所で組織に水溶性薬物を送達する方法について説明している。該方法は概して、バルーン付きカテーテル上のヒドロゲルポリマーに薬物水溶液を含浸させるステップと、カテーテルを血管内の所望の位置に挿入するステップと、周囲の組織に向けてカテーテルバルーンを拡張させて薬物の放出を可能にするステップとを含んでいる。バルーン付きカテーテル上の薬物含浸ポリマーコーティングを使用する従来の薬物送達技術の潜在的な短所のうちの1つは、体内への送達中に薬物がコーティングの外へ早期に拡散する可能性があることである。この問題については、2つの解決策が提案されている。すなわち、ポリマーコーティングを覆う取り外し可能なシースの使用、および、目的の場所で所望の投与を行う時間より以前はコーティング中の薬剤を保護かつ保持するための、ポリマーコーティングを覆う溶解可能または融解可能な一時コーティングの使用、である。しかしながら、シースの方法はバルーン付きカテーテルデバイスに少なからぬ外形を付加して、小さな体腔への出入りを困難または実行不可能なものとする。さらに、薬物含浸ポリマーコーティングを覆う一時保護コーティングの使用は、薬物送達手法に望ましくない時間的制約を与える可能性がある。さらに、恒常的かつ予測可能な方式での薬物の放出を可能にする一時コーティングを同定または開発することは困難である。
米国特許第5,304,121号明細書
従来の薬物送達技術の潜在的な短所を考慮すると、哺乳類の体内の目的の場所へ制御された薬剤局所送達を行う一方で、送達時の薬剤の早期放出を回避するための、デバイスおよび方法が必要とされている。
ある実施形態では、本発明は、バルーンが取り付けられたカテーテル本体を含んでなるバルーン付きカテーテルを提供し、該バルーンは、薬物と、あるpHでは水溶性であるが他のpHでは非水溶性である担体材料とを含んでなるpH感受性コーティングで少なくとも部分的に被覆された、外側の拡張可能な部分を有している。
ある実施形態では、本発明は、バルーン付きカテーテルの表面から薬物を放出させる方法を提供し、該方法は、pH感受性コーティングで被覆された外側の拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる。該pH感受性コーティングは、薬物と、あるpHでは水溶性であるが他のpHでは非水溶性である担体材料とを含んでなる。該方法は、担体材料を水溶性とすることによって薬物の放出を可能にするためにpH感受性コーティングを適切なpHに曝露することをさらに含んでなる。
別の実施形態では、本発明は、薬物コーティングされたバルーン付きカテーテルの送達時に望ましくない薬物放出を防止する方法を提供し、該方法は、pH感受性コーティングで被覆された外側の拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる。該コーティングは、薬物と、あるpHでは水溶性であるが他のpHでは非水溶性である担体材料とを含んでなる。該方法は、管腔内にバルーン付きカテーテルを挿入することと、コーティングが非水溶性である間にバルーン付きカテーテルを進めることとをさらに含む。該方法は、目的の部位に到達したらpH感受性コーティングを適切なpHに曝露して、担体材料を水溶性とすることによって薬物の放出を可能にすることをさらに含む。
ある実施形態では、本発明は、バルーンが取り付けられたカテーテル本体を含んでなるバルーン付きカテーテルを提供し、該バルーンはコーティングで少なくとも部分的に被覆された外側の拡張可能な部分を有し、該コーティングはpH感受性ヒドロゲルと薬物とを含んでなり、該pH感受性ヒドロゲルはあるpHでは膨潤するが他のpHでは収縮する。
別の実施形態では、本発明は、バルーン付きカテーテルの表面から薬物を放出させる方法を提供し、該方法は、pH感受性ヒドロゲルと薬物とを含んでなるコーティングで被覆された拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる。該pH感受性ヒドロゲルはpHの変化とともに膨潤または収縮する。該方法は、コーティングを適切なpHに曝露して、ヒドロゲルを膨潤させることによって薬物の放出を可能にすることをさらに含む。
別の実施形態では、本発明は、薬物でコーティングされたバルーン付きカテーテルの送達時に望ましくない薬物放出を防止する方法であって、pH感受性ヒドロゲルと薬物とを含んでなるコーティングで被覆された拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる方法を提供する。該pH感受性ヒドロゲルはpHの変化とともに膨潤または収縮する。該方法は、管腔内にバルーン付きカテーテルを挿入することと、ヒドロゲルが収縮状態である間に目的の部位へバルーン付きカテーテルを進めることとをさらに含む。該方法は、目的の部位に到達したらpH感受性コーティングを適切なpHに曝露して、ヒドロゲルを膨潤させることによって薬物の放出を可能にすることをさらに含む。
ある実施形態では、本発明は、バルーンが取り付けられたカテーテル本体を含んでなるバルーン付きカテーテルを提供し、該バルーンは、加水分解可能な結合によってポリマーにコンジュゲートされた薬物を含んでなる外側の拡張可能な部分を有する。
別の実施形態では、本発明は、バルーン付きカテーテルの表面から薬物を放出させる方法を提供し、該方法は、加水分解可能な結合によってポリマーにコンジュゲートされた薬物を含んでなる拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる。該方法は、薬物を放出するために薬物とポリマーとの間の結合を加水分解することをさらに含んでなる。
別の実施形態では、本発明は、薬物でコーティングされたバルーン付きカテーテルの送達時に望ましくない薬物放出を防止する方法を提供する。該方法は、加水分解可能な結合によってポリマーにコンジュゲートされた薬物を含んでなる拡張可能な部分を有するバルーン付きカテーテルを提供することを含んでなる。該方法は、管腔内にバルーン付きカテーテルを挿入することと、目的の部位にバルーン付きカテーテルを進めることとをさらに含んでなる。該方法は、目的の部位に到達したら薬物とポリマーとの間の結合を加水分解することによって、薬物をその目的の部位に放出することをさらに含んでなる。
本発明によるバルーン付きカテーテルの実施形態の断面図。 本発明によるバルーン付きカテーテルの実施形態の断面図。 溶液が通り抜けてバルーンの外側表面上のコーティングと接触することができる細孔を示す、図2のバルーン付きカテーテルのバルーン部分の拡大断面図。 バルーン付きカテーテル上の、治療薬が内部に含まれているコーティングの概略図。 コーティングを活性化して該コーティングから薬物を放出するための誘発剤に曝露された後の、該コーティングの概略図。 半透性の外側バルーンおよび内側バルーンを備えたバルーン付きカテーテルの拡大断面図。 半透性のバルーンが薬物の通過を妨げる方式を示す、図5の一部をさらに拡大した概略図。 半透性のバルーンが薬物の通過を可能にする方式を示す、図5の一部をさらに拡大した概略図。 メンブレンの厚みを通り抜ける経路を例証する、メンブレンの図6の領域Cを大きく拡大した断面図。
本発明は、医療用デバイスを介して目的の部位に薬物を送達するためのデバイスおよび方法であって、目的の部位への移動中に該医療用デバイスから薬物が早期に放出されることのない、デバイスおよび方法を提供する。具体的には、本発明は、薬物コーティングされたバルーン付きカテーテルから誘発条件を介して薬物が放出される、様々な実施形態を提供する。誘発条件は、例えば溶解度の変化、体積の変化、または加水分解であってよい。誘発剤が誘発条件をもたらすことができる。
図1を参照すると、ある実施形態では、バルーン付きカテーテル10はバルーン20が取り付けられたカテーテル本体51を含んでなる。バルーン20は、治療薬を含んでなる担体材料を含んでなるコーティング30で少なくとも部分的に被覆された外側表面25を備えた、拡張可能な部分を有する。誘発剤は、カテーテル10のルーメン56を介してコーティング30へ送達可能である。具体的には、ある実施形態では、誘発剤は、外側表面部分25の基端側に位置する開口部53を通って、バルーン20の外側表面部分25まで移動する。その後、誘発剤は体液の流れによって外側表面部分25に向かって運ばれ、そこで溶液はコーティング30を覆うように流れる。誘発剤とコーティング30との接触により、コーティング30に担持された治療薬の放出が引き起こされる。
図2を参照すると、別の実施形態では、バルーン付きカテーテル10は、多孔質の境界面57を有するバルーン20と、該境界面の上に少なくとも部分的に配置された、治療薬を含んでなる担体材料を含んでなるコーティング30とを含んでなる。バルーン付きカテーテル10はさらに、バルーン20の多孔質の境界面57と連通しているルーメン56を含んでなる。図2aを参照すると、ルーメン56を通して送達された誘発剤は、ルーメン56を出て多孔質の境界面57を通ってコーティング30に至ることができる。ルーメン56がない状態では、誘発剤はカテーテル10を通してコーティング30へと直接通過することができる。そのような実施形態は単なる例示であり、本発明は、誘発剤がコーティング30に到達することができる限りは、いかなる特定のカテーテル構成にも限定されない。
図3を参照すると、また上記に説明されているように、治療薬61はカテーテル10のバルーン20の外側表面25の上に少なくとも部分的に配置されたコーティング30の中または上に担持される。コーティング30が適切な誘発剤に曝露されると、コーティングは「活性化」されて図4に示されるように該コーティングから薬物を放出する。
図5および6を参照すると、ある種の実施形態において、誘発剤は二重メンブレン・カテーテルを使用してバルーン付きカテーテルの外側のコーティングに送達される。例えば、カテーテル10は内側バルーン22および多孔質の外側バルーン24を担持し、誘発剤は加圧条件下で外側バルーン24を通過して外側バルーン24の上のコーティング30に達することができる。コーティング30は、誘発剤への曝露によって薬物が放出されるまで薬物をコーティング内に固定化することができる。誘発剤は、第1のルーメン26を通し、第1の開孔部53を介してバルーン22と24との間の中間領域28(図6に示す)に導入可能である。拡張時には、膨張液体が第2のルーメン32を通りポート34を通り抜けて、内側バルーン22を膨張させる。内側バルーン22の膨張は、中間領域28の中の誘発剤を含んでなる溶液に対して、多孔質の外側バルーン24の開口部を通過させるのに必要な圧力を提供する。コーティング30からの薬物の放出が誘発剤により誘発された後、内側バルーン22を収縮させることが可能であり、かつ中間領域28を薬物で再度満たし、次いで該薬物をコーティング30に送達して該コーティングに補給することができる。コーティング30への薬物の補給、およびコーティング30からの薬物の放出をもたらすためのコーティング30への誘発剤の送達の過程は、必要な回数だけ繰り返すことが可能である。
内側バルーンは、血管の拡張に使用される種類のものであってよく、また、例えば体腔壁の形状に順応するポリエチレンのような多少の柔軟性を有する(compliant)材料、またはPETのような拡張不可能な材料で作製可能である。外側バルーンの少なくとも一部はメンブレンを備えてもよく、該メンブレンは、誘発剤または薬物が該メンブレンから滲出してコーティング中へ移行するように、十分な抵抗を生じるように選択される。この緩やかな施用は、血管壁の損傷または破壊が回避されるので好都合である。該メンブレンは、該メンブレン前後の大きな圧力降下を生じさせてバルーンの膨張時に中間領域内の誘発剤に加わる圧力を放散し、かつ低エネルギーでの誘発剤の滲出送達をもたらすために、小開口部(例えば2.20ミクロン(2.20μm))を有する少なくとも1つの疎水性材料層を有することが好ましい。誘発剤に圧力を加える前は、以下にさらに議論されるように、小開口部は中間領域からの誘発剤の流出(または体腔からの体液による中間領域への混入)を防止することができる。
図8を参照すると、多孔質の外側バルーン24は、該バルーンの厚みを通り抜ける一連の屈折した通路34であって、領域28に向かって露出した内側表面上の開口部36と、体腔に向かって露出した開口部38とを接続している通路34を備えることができる。該通路を通って誘発剤が流れることにより、誘発剤の速度が低下し、コーティングおよびその後の組織への緩やかな施用が可能となる。多孔質の外側バルーンまたは外側バルーンの多孔質メンブレンに適した材料には、限定するものではないが、GORETEXTM(延伸多孔質フルオロカーボンプラスチック材料)および超高分子量微多孔質ポリエチレン(ミリポア社(Millipore,Inc.)より入手可能なポリエチレン材料,一般にフィルタメンブレンに使用される)が挙げられる。バルーン24全体が半透性材料から形成されるか、または該材料のパッチが例えば熱封緘によって通常のバルーンに取り付けられる。他の半透性メンブレンは、ヒドロゲル材料を通り抜ける比較的大きなほぼ直線状の通路を提供すること、および該材料を覆って、メンブレンの外側に、ヒドロゲル、例えば1989年1月17日に出願された米国特許出願シリアル番号第297,331号明細書(全内容が参照により本願に組込まれる)に記載された種類のポリアクリル酸のヒドロゲルを付与することにより、形成可能である。低エネルギーの施用は、溶液が通過するための屈折した通路を生じる、位置をずらした開口部を有する一連の層または一連の織成層で形成された多孔質材料によって達成されてもよい。
好ましくは、半透性材料は疎水性であり、十分な圧力が加えられるまでは領域28からの溶液の大きな流れを防止するように選択された大きさの開口部を備えている。図6および7を参照すると、浸透性の疎水性材料の水侵入圧および溶液の侵入圧は、内側バルーン22によって十分な圧力が加えられなければ溶液は通常は開口部を通り抜けないように選択される。外側バルーン24の半透性材料について適切な侵入圧を選択することにより、バルーンが完全には膨張していないときに薬物または誘発剤16が外側バルーン24の開口部を通過するのが防止される。
図7に示されるように、十分に高い侵入圧の(例えば完全に膨張したバルーンを伴う)条件下では、誘発剤または薬物16は、低圧、低エネルギー、非破壊的な方式で開口部を通り抜ける。必要であれば、内側バルーン22を収縮させてデバイスに誘発剤を補充することが可能であり、様々な場所に移動させて、その場所で内側バルーン22を再度膨張させてその場所に誘発剤もしくは薬物、または他の薬物を一緒に、送達することができる。この工程が繰り返されてもよい。処置中に開口部を介して溶液を投与するために必要な上記のバルーン圧を維持するために、定圧ポンプが使用されてもよい。当然ながら、送達される誘発剤または薬物の量は、投与を可能にするのに十分な圧力を適用し、次いで、コーティングへの溶液の送達が終了する時点である、開口部を通過するための閾値よりも下まで圧力を下げることによって、注意深く制御することも可能である。
この手法は、多くの体腔内において、最も好ましくは血管系において実施可能であり、血管系の場合には、薬物施用の前後または薬物施用と同時に、狭窄した血管の拡張が行われる場合がある。
ある実施形態では、バルーン付きカテーテルのコーティングは、あるpHでは水溶性であるが他のpHでは非水溶性の担体材料内に分散またはその他の方法で包含された治療薬を含んでなるpH感受性コーティングである。そのような担体材料の非限定的な例としては、塩基性のpHでは水溶性であるが中性または酸性のpHでは非水溶性の脂肪酸およびクエン酸、酸性のpHでは水溶性であるが中性または塩基性のpHでは非水溶性のアミンのような塩基、ならびにpHとともに溶解度が変化するポリマー、が挙げられる。そのようなポリマーの非限定的な例には、スルホンアミド系のポリマーおよびコポリマー、ポリビニルピリジンポリマーおよびコポリマーのようなアミン官能性ポリマー、ならびにキトサンのような多糖類であって酸性のpHでは水溶性であるが中性または塩基性のpHでは非水溶性であるもの、ならびに中性および酸性のpHでは水溶性であるが塩基性のpHでは非水溶性のポリ(ビニルピロリドン−コ−ジメチルマレイン酸無水物)(PVD)が挙げられる。当業者であれば、あるpHでは非水溶性であるが他のpHでは水溶性であるその他の担体材料を容易に決定することができるであろう。薬物は、例えば、担体材料が非水溶性のpHにおいて分散またはその他の方法で担体材料中に含めることが可能であり、得られたコーティング材をバルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分の少なくとも一部に付与することができる。その後、バルーン付きカテーテルは身体の管腔内に挿入されて、目的の部位に送達されうる。送達中、担体材料は非水溶性に保つことができる。目的の部位に達すると、バルーンは膨張され、担体材料を水溶性にするためにpHが変更されることによって、薬物の放出を可能にすることができる。例えば、酸または塩基が担体として使用される場合、pHの変化は塩の形成をもたらし、塩の形成が担体材料を水溶性にする。あるポリマーが、一定のpHで溶解するので担体として使用される場合、その適切なpHに曝露されて薬物が放出されると、ポリマーは血流中に溶解する。
ある実施形態では、バルーン付きカテーテルのコーティングは、pH感受性ヒドロゲルと、該ヒドロゲル内に分散またはその他の方法で包含された治療薬とを含んでなるコーティングである。ヒドロゲルの体積は変化する、すなわちヒドロゲルはpHに伴って膨潤または収縮する。適切なヒドロゲルの非限定的な例には、カルボン酸官能性ポリマー、例えば、アクリル酸および/またはメタクリル酸を組込んだアクリルポリマー、ポリエチレンイミン、ポリプロピレンイミン、キトサン、ポリL−リジンおよびポリL−ヒスチジンが挙げられる。当業者であれば、pH感受性である他のヒドロゲルを容易に決定することが可能であろう。薬物は、ヒドロゲル含有コーティングがバルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分に付与される前または後に、分散またはその他の方法でヒドロゲルに含めることができる。その後、バルーン付きカテーテルは身体の管腔内に挿入されて、目的の部位に送達されうる。送達中、ヒドロゲルは収縮状態に保つことができる。目的の部位に達すると、バルーンは膨張され、ヒドロゲルを膨潤させるためにpHが変更されることによって、薬物の放出を可能にすることができる。
別の実施形態では、誘発条件は加水分解であり、誘発剤は薬物を加水分解することができる作用物質である。例えば、ある実施形態では、薬物はエステル結合のような加水分解可能な結合を介してバルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分に取り付けられて、加水分解可能な結合が誘発剤への曝露によって開裂されるようになっている。これを達成する1つの方法は、水酸基を備えた薬物を、バルーン表面上の遊離カルボン酸基を備えたポリマーとコンジュゲートさせることにより、ポリマーのカルボン酸と薬物の水酸基との間にエステル結合を形成することである。別例として、拡張可能な部分自体が、薬物とともに加水分解可能な結合を形成しうるポリマーから製作される。そのようなポリマーの非限定的な例にはポリグルタミン酸およびポリ乳酸が挙げられる。その後、バルーン付きカテーテルは身体の管腔内に挿入されて、目的の部位に送達されうる。送達中、加水分解可能な結合は加水分解していない状態に保つことができる。目的の部位に達すると、バルーンは膨張され、結合が加水分解されることによって、薬物の放出を可能にすることができる。結合は、いくつかの方法により、例えば、触媒への曝露またはエステル結合のまわりのpHの変化により、加水分解されることが考えられる。触媒への曝露に関しては、触媒の非限定的な例としてポリオキソメチラート(polyoxomethylate)が挙げられる。触媒は、血中に見られるエステラーゼのような、体内に見出される酵素であってもよい。触媒は、上述のようにルーメンを介してバルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分の表面に送達可能である。
上述の実施形態のうちいずれかについてのpHの変化は、その部位に塩基性もしくは酸性の溶液を送達することにより化学的に、または水電解により電気化学的に、開始させることが考えられる。電気化学的なpH変化については、電極は、バルーン付きカテーテル上のカッティングブレードであってもよいし、バルーン表面の全体または一部が導体材料で被覆されたものであってもよい。そのような導体材料の非限定的な例には、金および白金のような金属、ならびに導電性ポリマー材料、例えばポリピロール、ポリ(3,4−エチレンジオキシチフェン)(poly(3,4−ethylene−dioxythiphene))(PEDOT)、ポリアセチレン、およびポリアニリンが挙げられる。その部位を陽極として電流が付加されて、バルーンの周囲の水を酸素ガスおよび水素イオンへと電気化学的に変換することにより、酸性条件が作出されることが考えられる。別例として、その部位を陰極として電流が付加されて、バルーンの周囲の水を水素ガスおよびヒドロキシルイオンへと電気化学的に変換することにより、塩基性が作出されることも考えられる。電流は、局所的pHを所望のレベルに維持して薬物の放出を防止するために、バルーン付きカテーテルの送達の間に付加されることも考えられる。電流は、薬物を放出するための所望のpHを得るために、目的の部位で付加されることも考えられる。
本発明のバルーン付きカテーテルの外側の拡張可能な部分に付与される治療薬は、任意の適切な生物学的に許容可能な作用物質、例えば非遺伝子治療薬、生体分子、小分子、または細胞であってよい。例えば、治療薬は薬学的活性を有する化合物であってよい。治療薬の非限定的な例には、抗血栓形成剤、抗増殖剤、抗炎症剤、抗新生物剤/抗増殖剤/抗有系分裂剤、抗微生物剤、バイオフィルム合成阻害剤、抗生物質、抗体、麻酔薬、酸化窒素、酸化窒素(NO)供与体、抗凝血薬、血管細胞成長促進物質、血管細胞成長抑制物質、コレステロール低下剤、血管拡張剤、内因性の血管作動性メカニズムを阻害する作用物質、熱ショックタンパク質の阻害剤アンギオテンシン転換酵素(ACE)阻害剤、β遮断薬、βARキナーゼ(βARK)阻害剤、ホスホランバン阻害剤、タンパク質結合粒子医薬品、およびこれらの任意の適切な組み合わせが挙げられる。具体的な薬物の非限定的な例には、タキソール、エノキサパリン、シロリムス、タクロリムス、エベロリムス、ゾタロリムス、アンギオペプチン、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
前述の説明および例示は、単に本発明を例証するために記載されているのであり、限定するものとしては意図されない。開示された本発明の態様および実施形態はそれぞれ、個別に考えられてもよいし、本発明の他の態様、実施形態および変更形態と併せて考えられてもよい。さらに、本発明の実施形態のある特徴は、特定の図の中にのみ表示されている場合があるが、そのような特徴は、他の図に示された他の実施形態に組み込まれると同時に本発明の範囲内にあり続けることができる。加えて、別途指定のない限り、本発明の方法のいずれのステップも何らかの特定の実施順序に制限されることはない。当業者には、本発明の精神および物質を包含している開示された実施形態の変更形態が思い浮かぶ可能性があるが、そのような変更形態は本発明の範囲内にある。さらに、本明細書中で引用された参照文献はすべて、参照によりその全体が組み込まれる。
関連出願の相互参照
本願は、2008年3月6日に出願された米国仮特許出願シリアル番号第61/034,217号の優先権を主張するものであり、前記出願の開示内容は参照により全体が本願に組込まれる。

Claims (3)

  1. バルーン付きカテーテルであって、
    前記バルーン付きカテーテルはバルーンが取り付けられたカテーテル本体を含み、
    前記バルーンは、薬物と、あるpHでは水溶性であるが他のpHでは非水溶性である担体材料とを含んでなるpH感受性コーティングで少なくとも部分的に被覆された、外側の拡張可能な部分を有している、バルーン付きカテーテル。
  2. バルーン付きカテーテルであって、
    前記バルーン付きカテーテルはバルーンが取り付けられたカテーテル本体を含み、
    前記バルーンはコーティングで少なくとも部分的に被覆された外側の拡張可能な部分を有し、前記コーティングはpH感受性ヒドロゲルと薬物とを含んでなり、前記pH感受性ヒドロゲルはあるpHでは膨潤するが他のpHでは収縮する、バルーン付きカテーテル。
  3. バルーン付きカテーテルであって、
    前記バルーン付きカテーテルはバルーンが取り付けられたカテーテル本体を含み、
    前記バルーンは、加水分解可能な結合によってポリマーにコンジュゲートされた薬物を含んでなる外側の拡張可能な部分を有する、バルーン付きカテーテル。
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