JP2011509975A - 抗菌剤として有用なナフチリジン−2(1h)−オン化合物 - Google Patents

抗菌剤として有用なナフチリジン−2(1h)−オン化合物 Download PDF

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Abstract

式(I)(式中、置換基R、RおよびRは定義されている通りであり、Arは、置換フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニル、イミダゾリルおよびチオフェニルを表す)の化合物、それらを含有する組成物、例えば結核の処置のための、抗菌剤としてそれらの使用を含む医療におけるそれらの使用、ならびにこのような化合物の製造方法が提供される。

Description

発明の背景
発明の分野
本発明は、化合物、それらを含有する組成物、例えば結核の処置のための、抗菌剤としてそれらの使用を含む医療におけるそれらの使用、ならびにこのような化合物の製造方法に関する。
発明の背景
PCT特許公報WO02/08224、WO02/50061、WO02/56882、WO02/96907、WO2003087098、WO2003010138、WO2003064421、WO2003064431、WO2004002992、WO2004002490、WO2004014361、WO2004041210、WO2004096982、WO2002050036、WO2004058144、WO2004087145、WO2006002047、WO2006014580、WO2006010040、WO2006017326、WO2006012396、WO2006017468、WO2006020561、WO2006081179、WO2006081264、WO2006081289、WO2006081178、WO2006081182、WO01/25227、WO02/40474、WO02/07572、WO2004024712、WO2004024713、WO2004035569、WO2004087647、WO2004089947、WO2005016916、WO2005097781、WO2006010831、WO2006021448、WO2006032466、WO2006038172、WO2006046552、WO2006099884、WO2006105289、WO2006081178、WO2006081182、WO2007016610、WO2007081597、WO2007071936、WO2007115947、WO2007118130およびWO2007122258には、抗菌活性を有するキノリン、ナフチリジン、モルホリン、シクロヘキサン、ピペリジンおよびピペラジン誘導体、ならびに三環式縮合環化合物もまた開示されている。WO2004104000には、カンナビノイド受容体に選択的に作用し得る三環式縮合環化合物が開示されている。
結核(TB)を処置するための合成薬は半数を超える国で入手可能であるが、この疾病の罹患率は世界中で上昇し続けている。2004年では、24,500人が活動性疾患を発症し、毎日と5,500人近くがTBから死に至ったと推測される(World Health Organization, Global Tuberculosis Control: Surveillance, Planning, Financing. WHO Report 2006, Geneva, Switzerland, ISBN 92-4 156314-1)。HIVの同時感染が罹患率の増加に拍車をかけ(Williams, B. G.; Dye, C. Science, 2003, 301, 1535)、アフリカではAIDS患者の31%の死因をTBに帰すことができる(Corbett, E. L.; Watt, C. J.; Catherine, J.; Walker, N.; Maher D.; Williams, B. G.; Raviglione, M. C; Dye, C. Arch. Intl. Med., 2003, 163, 1009, Septkowitz, A.; Raffalli, J.; Riley, T.; Kiehn, T. E.; Armstrong, D. Clin. Microbiol. Rev. 1995, 8, 180)。結核菌の多剤耐性株(Mycobacterium tuberculosis)の出現と組み合わさると、この問題規模は増幅される。WHOがTBを「地球規模の健康の緊急事態」と宣言してから10年以上が経つ(World Health Organization, Global Tuberculosis Control: Surveillance, Planning, Financing. WHO Report 2006, Geneva, Switzerland, ISBN 92-4 156314-1)。
結核の療法および予防の制限は周知である。現在利用可能なワクチンであるBCGは1921年に導入され、小児期を過ぎた人は大部分保護することができない。活動性疾患に感染した患者は現在、イソニアジド、リファンピン、ピラジンアミドおよびエタンブトールの併用療法で2ヶ月間、その後さらに4か月間、イソニアジドとリファンピンを継続服用することで持ちこたえている。毎日の投与が必要とされ、コンプライアンスの低さが、治療が難しい多剤耐性株の出現と拡散に拍車をかけている。最近刊行された詳細な総説は、 病因、疫学、創薬およびワクチン開発など、TBのこれまでの多くの局面を述べている(Nature Medicine, VoI 13(3), pages 263-312)。
服用の頻度を少なくでき、耐性出現に高い障壁をもたらすより有効な薬剤、すなわち、多剤耐性TB株(MDR−TB)に対して有効な薬剤への近道が早急に必要とされている。よって、TBの処置のための新たな化学存在を発見および開発する必要がある(最近の合成リードが、Ballell, L.; Field, R. A.; Duncan, K.; Young, R. J. Antimicrob. Agents Chemother. 2005, 49, 2153に総説されている)。
本発明は、式(I):
Figure 2011509975
[式(I)において、
は、水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−を表し;
は、水素またはヒドロキシを表し;
Arは、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニル、イミダゾリルおよびチオフェニルから選択される基を表し;
ここで、
Arは第一の基Rで置換され、ここで、Rはハロ、CF、C1−5アルキル、C1−5ヒドロキシアルキル、ニトロおよびシアノから選択される基を表し;Arがピリジルを表す場合、Rは代替的にC1−3アルコキシ−を表してもよく;
Arは第二の基Rで置換されていてもよく;
がハロを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がCFを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がC1−3アルキルまたはC1−5ヒドロキシアルキルを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびC1−3アルコキシ−から選択され;
がニトロを表す場合、任意のR基はハロおよびCFから選択され;
がシアノを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキルおよびニトロから選択され;
がC1−3アルコキシ−を表す場合、任意のR基はハロおよびニトロから選択され;
が水素であれば、Rは水素またはC1−3アルキルであり、Rがヒドロキシルであれば、Rは水素である]
の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを提供する。
一つの実施態様では、式(I)の化合物は、式(IA):
Figure 2011509975
[式(IA)において、
は、水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−を表し;
は、水素またはヒドロキシを表し;
Arは、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニル、イミダゾリルおよびチオフェニルから選択される基を表し;
ここで、
Arは第一の基Rで置換され、ここで、Rはハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびシアノから選択される基を表し;ピリジルを表す場合、Rは代替的にC1−3アルコキシ−を表してもよく;
Arは第二の基Rで置換されていてもよく;
がハロを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がCFを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がC1−3アルキルを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびC1−3アルコキシ−から選択され;
がニトロを表す場合、任意のR基はハロおよびCFから選択され;
がシアノを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキルおよびニトロから選択され;
がC1−3アルコキシ−を表す場合、任意のR基はハロおよびニトロから選択される]
を有するか、またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドである。
本発明はさらに、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる医薬組成物を提供する。
本発明はまた、哺乳類、特にヒトにおける結核の処置方法を提供し、該方法は、そのような処置を必要とする哺乳類に、有効量の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを投与することを含んでなる。
本発明はさらに、哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置方法を提供し、該方法は、そのような処置を必要とする哺乳類に、有効量の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを投与することを含んでなる。
本発明はさらに、医療に用いるための式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを提供する。
本発明はなおさらに、哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを提供する。
本発明はなおさらに、哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを提供する。
本発明はなおさらに、哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドの使用を提供する。
本発明はなおさらに、哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドの使用を提供する。
本発明はまた、哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための医薬組成物であって、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる医薬組成物を提供する。
本発明はまた、哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための医薬組成物であって、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる医薬組成物を提供する。
本発明の一つの態様において、Arがフェニルを表す場合、置換基Rと任意の置換基Rは、Arと分子の残りの部分との結合点に対してメタ位またはパラ位に存在する。
本発明の一つの態様において、Rがヒドロキシを表す場合、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドの絶対立体化学は、
Figure 2011509975
である。
本発明の一つの態様において、Arはフェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニルおよびチオフェニルから選択される基を表す。
本発明の一つの態様において、
がハロを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がCFを表す場合、任意のR基はハロを表し;
がC1−3アルキルまたはC1−5ヒドロキシアルキルを表す場合、任意のR基はハロ、C1−3アルキルおよびニトロから選択され;
がC1−3アルコキシ−を表す場合、任意のR基はハロおよびニトロから選択される。
アルキル基Rの例はメチル、エチルおよび第三級ブチルである。C1−5ヒドロキシアルキル基の例はヒドロキシメチルである。
本発明の一つの態様では、置換基Rが存在する。本発明の別の態様では、置換基Rはハロ、例えば、クロロであり、置換基Rが存在して、ハロ、例えば、クロロである。
本発明の一つの実施態様では、Arはフェニルであり、RはCFであり、Rは存在しないか、または存在して、メチルまたはクロロである。
別の実施態様では、Arはフェニルであり、Rはクロロであり、Rは存在しないか、または存在してクロロである。
別の実施態様では、Arはピリジルであり、RはCFであり、Rは存在しない。
別の実施態様では、Arはピリジルであり、Rはクロロであり、Rが存在してメチル、メトキシまたはフルオロである。
別の実施態様では、Arはチエニルであり、Rはブロモであり、Rが存在してブロモまたはメチルである。
一つの態様において、本発明において有用な化合物は式(I)の化合物の薬学上許容される塩である。
一つの態様において、本発明において有用な化合物には、例に挙げられているものおよびそれらの薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドが含まれる。
別の態様において、本発明において有用な化合物には、
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
1−[2−(4−{[(4−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリダジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−イソチアゾリル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(エチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(エチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(エチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−フラニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−[2−(4−{[(4−ニトロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[5−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[5−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[3−クロロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
4−{[(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1 (2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(4−メチル−3−ニトロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−{2−[4−({[5−フルオロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−フラニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[5−フルオロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−フルオロ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−フルオロ−5−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[4−({[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R,4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R,4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(6−クロロ−2−ピラジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
2−フルオロ−5−{[(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン:
1−[2−(4−{[(4,6−ジメチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン トリフルオロアセテート;
2−フルオロ−5−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]ベンゾニトリル;
1−{2−[4−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
1−[2−(4−{[(5,6−ジメチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−エチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−フルオロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
7−フルオロ−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;および
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン、またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドが含まれる。
用語と定義
本明細書において「(C1−3)アルキル」とは、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキル基を表す。(C1−3)アルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピルが挙げられる。
本明細書において「ハロ」とは、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード基を表す。一つの態様において、本明細書で用いる「ハロ」とは、フルオロ、クロロおよびブロモ基を表す。別の態様において、本明細書で用いる「ハロ」とは、クロロ、ブロモおよびヨード基を表す。
本明細書において「(C1−3)アルコキシ」とは、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルコキシ基を表す。(C1−3)アルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシおよびイソプロポキシが挙げられる。
本明細書において「本発明の化合物」とは、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを意味する。「本発明の化合物」とは、上記に定義された本発明の化合物のいずれか1つを意味する。
さらに、「式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド」または「本発明の化合物」などの句は、式(I)の化合物、式(I)の化合物の薬学上許容される塩、溶媒和物またはN−オキシド、または薬学上許容されるこれらの組合せのいずれもを包含することを意図すると理解される。よって、例示目的で本明細書で用いられる限定されない例によれば、「式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド」とは、溶媒和物として存在する式(I)の化合物の薬学上許容される塩を包含するか、またはこの句は、式(I)の化合物と式(I)の化合物の塩との混合物を含み得る。
さらに、本発明の化合物のあらゆる結晶形、多型および鏡像異性体、またはその混合物が本発明の範囲内にあるものと考えられる。特に断りのない限り(例えば、絶対立体化学が示されている場合)、立体中心を有し、従って、鏡像異性体を形成し得る本発明の化合物(例えば、Rがヒドロキシを表す場合)では、その化合物は鏡像異性体の1:1混合物、すなわち、鏡像異性体のラセミ混合物を含む。これらはキラルHPLCなどの常法を用いて分離することができる。
本発明の化合物のいくつかは、水性溶媒および有機溶媒などの溶媒から結晶化または再結晶させることができる。このような場合、溶媒和物が形成され得る。本発明はその範囲内に、水和物を含む化学量論的溶媒和物、ならびに凍結乾燥などのプロセスによって製造することができる様々な水分量を含む化合物を含む。
式(I)の化合物は医薬組成物においての使用が意図されることから、特定の実施態様では、それらは実質的に純粋な形態、例えば、少なくとも60%純度、より好適には少なくとも75%の純度、特には少なくとも85%、特には少なくとも98%(%は重量に対する重量)の純度で提供されることが容易に理解される。本化合物の不純な調製物は、医薬組成物において用いられるより純粋な形態を製造するために使用可能であり、本化合物のこれらの純度の低い調製物は少なくとも1%、より好適には少なくとも5%、より特には10〜59%の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物および/またはN−オキシドを含んでいなければならない。
式(I)の化合物の薬学上許容される塩には、酸付加塩または第四級アンモニウム塩、例えば、それらの、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸もしくはリン酸などの無機酸、または例えば酢酸、フマル酸、コハク酸、マレイン酸、クエン酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸または酒石酸などの有機酸との塩が含まれる。本発明の一つの態様において、式(I)の化合物の塩は塩酸塩である。別の対応において、式(I)の化合物の塩は二塩酸塩である。式(I)の化合物はまた、N−オキシドとして存在してもよい。本発明はこのような全ての塩、溶媒和物および/またはN−オキシドに及ぶ。
化合物の製造
式(I)の化合物の合成に用いる一般手順を反応スキーム1〜11に記載し、実施例で例示する。
Figure 2011509975
式(I)および(IA)の化合物(式中、R、R、RおよびArは式(I)および(IA)に関して定義される通り)は、スキーム1に従った、式(II)(式中、R、RおよびRは式(I)に関して定義される通り)の化合物または式(II)の化合物の酸塩、例えば塩酸塩と、式(III)(式中、Arは式(I)に関して定義される通り)のアルデヒドの間の還元的アミノ化反応により製造することができる。化合物(II)を、NaBH(AcO)またはポリマー支持NaBHCNなどのヒドリド供与体の存在下、所望により、酢酸などの触媒酸またはトリエチルアミンなどの塩基の存在下、1,2−ジクロロエタン、またはTHF、またはDCMとMeOHの混合物などの好適な溶媒の存在下で化合物(III)と反応させて化合物(I)を得る。
Figure 2011509975
あるいは、式(I)(式中、R、RおよびArは式(I)に関して定義される通りであり、Rは水素である)の化合物は、スキーム2に従った、式(II)(式中、Rは式(I)に関して定義される通りであり、Rは水素である)の化合物と、式(IV)(式中、halはハロ基、例えばブロモである)のアルキル化剤の間のアルキル化反応により製造することができる。化合物(II)を、アセトニトリルなどの好適な溶媒中、KCOなどの好適な塩基の存在下で化合物(IV)と反応させて化合物(I)を得る。
Figure 2011509975
式(I)(式中、R、R、RおよびArは式(I)に関して定義される通り)の化合物の酸塩は、DCMなどの好適な溶媒中の式(I)の化合物の溶液を好適な酸で処理することにより製造することができる。例えば、式(I)の化合物の塩酸塩を製造するためには、1,4−ジオキサンまたはMeOH中、HClの溶液を用いればよい。式(I)の化合物の一塩酸塩が必要な場合は、例えば、1当量のHClを用いればよい。式(I)の化合物の二塩酸塩が必要な場合は、過剰なHClを用いればよい。
式(II)(式中、Rは式(I)に関して定義される通りであり、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物は、スキーム3に従った、式(V)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物と、式(VI)(式中、Rは式(I)に関して定義される通りであり、PはBOCなどの窒素保護基である)の化合物の間の還元的アミノ化反応と、その後の脱保護反応により製造することができる。化合物(V)を、CHClもしくはDCM、またはこれらの溶媒のいずれかとMeOHとの混合物などの好適な溶媒中、fNaBH(AcO)などのヒドリド供与体の存在下で化合物(VI)と反応させた後、脱保護反応を行って保護基Pを除去する。例えば、保護基がBOCの場合、これはDCMなどの好適な溶媒中、HCl(例えば、1,4−ジオキサン中の溶液)などの好適な酸で処理することによって除去し、化合物(II)の塩酸塩を得る。化合物(II)の遊離塩基が必要な場合には、この後、冷却しながらNaOH水溶液などの好適な塩基で処理し、化合物(II)を得ることができる。
Figure 2011509975
が水素であり、RがC1−3アルコキシ−である式(II)の化合物は、Rが水素であり、Rがフルオロである式(II)の化合物からスキームに示されるように製造することができる。式(II)のフルオロ化合物は、例えばマイクロ波オーブン中の加熱下で、1,4−ジオキサンと適当なアルコールC1−3アルキルOHの混合物などの好適な溶媒中、NaHなどの好適な塩基で処理すればよい。
Figure 2011509975
が水素である式(VI)の化合物は市販されている(例えば、Aldrichから)。Rがヒドロキシであり、保護基Pが例えばBOCである式(VI)の化合物は、WO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸terf−ブチルエステル鏡像異性体1に示されている手順に従って製造することができる。
式(V)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)化合物は、スキーム5に従った、式(VII)(R式中、は水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物の酸化により製造することができる。化合物(VII)を、1,4−ジオキサンと水の混合物などの好適な溶媒中、過ヨウ素酸ナトリウムおよび四酸化オスミウムなどの好適な酸化剤で処理して化合物(V)を得る。
Figure 2011509975
式(VII)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物は、スキーム6に従った、式(VIII)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシである)の化合物のN−アルキル化により製造することができる。化合物(VIII)を、高温、例えば50〜75℃にて、DMEとDMFの混合物などの好適な溶媒中、NaHなどの好適な塩基と所望によりLiBrなどの触媒の存在下、式CH=CH−CH−hal(式中、halはハロ基である)の化合物、例えば臭化アリルで処理して化合物(VIII)を得る。
Figure 2011509975
式(VIII)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物は、スキーム7に従った、式(IX)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物の加水分解反応により製造することができる。化合物(IX)を、高温、例えば90〜110℃にてHCl水溶液などの酸で処理して化合物(VIII)を得る。
Figure 2011509975
式(IX)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−である)の化合物は、スキーム8に従い、式(X)(式中、Rは水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−であり、ハロはクロロまたはブロモ、例えばブロモである)の化合物から製造することができる。化合物(X)を、パラジウム/炭素などの好適な触媒の存在下、NaHCOなどの好適な塩基の存在下で水素化して化合物(IX)を得る。
Figure 2011509975
式(X)(式中、Rは水素またはハロである)の化合物は、スキーム9に従い、式(XI)(式中、Rは水素またはハロである)の化合物から製造することができる。化合物(XI)を、DMFなどの好適な溶媒中、PBrなどの塩化物または臭化物の供給源で処理して化合物(X)を得る。
Figure 2011509975
が水素である式(XI)の化合物は、WO2007016610、製法2(a)に示されている手順に従って製造することができる。
がハロ、例えばフルオロである式(XI)の化合物は、スキーム10の合成に従って製造することができる。
Figure 2011509975
がC1−3アルコキシ−である式(X)の化合物は、スキーム11に従い、Rがハロ、例えばフルオロである式(X)の化合物から製造することができる。Rがフルオロである化合物(X)を、高温、例えば40〜65℃にて、適当なアルコール溶媒(C1−3アルキルOH)、例えばメタノール中、NaOC1−3アルキル、例えばNaOMeなどの適当な塩基で処理する。
Figure 2011509975
がメチルである式(I)の化合物は、以下のスキーム12を用いて製造することができる。ピリジルである基Arで例示しているが、同じ方法論が他の基Arでも有用であると思われる。
Figure 2011509975
工程12(a)は、室温にてジクロロメタン中で行うことができる。工程12(b)は室温にてジクロロメタン中で行うことができる。工程12(c)は室温にてジクロロメタン中で行うことができる。
当業者ならば、式(I)の化合物の製造において、望まない副反応を防ぐために分子または適当な中間体の1以上の感受性基を保護することが必要かつ/または望ましい場合があることが分かるであろう。本発明に従って用いるのに好適な保護基は当業者に周知であり、常法で使用することができる。例えば、T.W. Greene and P. G. M. Wutsによる"Protective groups in organic synthesis"(John Wiley & sons 1991)またはPJ. Kocienskiによる"Protecting Groups"(Georg Thieme Verlag 1994)参照。好適なアミノ保護基の例としては、アシル型保護基(例えば、ホルミル、トリフルオロアセチル、アセチル)、芳香族ウレタン型保護基(例えば、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)および置換Cbz)、脂肪族ウレタン保護基(例えば、9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)、イソプロピルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル)およびアルキルまたはアラルキル型保護基(例えば、ベンジル、トリチル、クロロトリチル)が挙げられる。好適な酸素保護基の例としては、例えば、トリメチルシリルもしくはtert−ブチルジメチルシリルなどのアルキルシリル基;テトラヒドロピラニルもしくはtert−ブチルなどのアルキルエーテル;またはアセテートなどのエステルが挙げられる。
式(I)の他の化合物は、上記で概略を示したものと類似の方法を用いて、または本明細書に示される実施例で詳細に示される実験手順を参照して製造することができることが容易に明らかとなろう。式(I)の化合物の製造に関するさらなる詳細は実施例に見出せる。
組成物および処方物
本発明の化合物は、抗菌剤の処方または他の抗結核薬の処方と同様にして、ヒト医薬または獣医薬で用いるための常法で投与するために処方することができる。
本発明の化合物は必須ではないが通常、患者に投与する前に医薬組成物として処方される。一つの態様において、本発明は、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを含んでなる医薬組成物に向けられる。別の態様において、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる医薬組成物に向けられる。担体、賦形剤または希釈剤は、その処方物の他の成分と適合し、そのレシピエントに有害でないという意味において「許容される」ものでなければならない。
本発明の医薬組成物は経口用または非経口用に適した形態のものを含み、ヒトを含む哺乳類において結核の処置に使用可能である。
本発明の医薬組成物は経口用、局所用または非経口用に適した形態のものを含み、ヒトを含む哺乳類において細菌感染の処置に使用可能である。
本組成物は、慣例のいずれの経路による投与のためにも処方可能である。結核処置のためには、本組成物を錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、トローチ剤、エアゾール、または経口もしくは無菌非経口溶液もしくは懸濁液などの液体製剤の形態であってよい。細菌感染の処置のためには、本組成物は錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、トローチ剤、クリーム、エアゾール、または経口もしくは無菌非経口溶液もしくは懸濁液などの液体製剤の形態であってよい。
細菌感染の処置のためには、局所処方物は例えば、軟膏、クリームまたはローション、眼用軟膏および点眼剤または点耳剤、含浸包帯およびエアゾールとして提供してもよく、保存剤、薬剤浸透を助ける溶媒ならびに軟膏およびクリーム中の保湿剤などの適当な慣例の添加剤を含んでもよい。
本処方物はまた、クリームまたは軟膏基剤およびローション用のエタノールまたはオレイルアルコールなどの適合する慣例の担体を含んでもよい。このような担体は処方物の約1%から約98%までで存在してよい。より通常には、それらは処方物の約80%までを形成する。
経口投与用の錠剤およびカプセル剤は単位投与剤形であってもよく、結合剤、例えば、シロップ、アラビアガム、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントガムまたはポリビニルピロリドン;増量剤、例えば、ラクトース、糖、トウモロコシデンプン、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシン;錠剤滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカ;崩壊剤、例えば、ジャガイモデンプン;またはラウリル硫酸ナトリウムなどの許容される湿潤剤といった慣例の賦形剤を含んでもよい。錠剤は通常の薬務で周知の方法に従ってコーティングしてもよい。経口液体製剤は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルション、シロップまたはエリキシル剤の形態であってもよいし、あるいは使用前に水または他の好適なビヒクルで再構成するための乾燥製品として提供してもよい。このような液体製剤は、沈殿防止剤、例えば、ソルビトール、メチルセルロース、グルコースシロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルまたは硬化食用脂、乳化剤、例えば、レシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアラビアガム;非水性ビヒクル(食用油を含み得る)、例えば、アーモンド油、油性エステル、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはエチルアルコール;保存剤、例えば、メチルまたはプロピルp−ヒドロキシベンゾエートまたはソルビン酸、および所望により慣例の香味剤または着色剤薬剤といった慣例の添加剤を含み得る。
坐剤は、慣例の坐剤基剤、例えば、ココアバターまたは他のグリセリドを含む。
非経口投与では、化合物と無菌ビヒクル(水が好ましい)を用いて流動単位投与形が調製される。ビヒクルおよび使用濃度によって、化合物はビヒクル中に懸濁または溶解させることができる。溶液を作製する際は、化合物を注射水に溶解させ、濾過除菌した後、好適なバイアルまたはアンプルに充填し、封止することができる。
本発明の一つの態様において、局所麻酔剤、保存剤および緩衝剤などの薬剤をビヒクルに溶解させることができる。安定性を高めるためには、本組成物はバイアルに充填した後に凍結させ、真空下で水を除去することができる。次に、この凍結乾燥粉末をバイアルに封入し、使用前に液体を再構成するために、注射水のバイアルを添えて供給すればよい。非経口懸濁液は、化合物をビヒクル中に溶解させる代わりに懸濁させることと、滅菌が濾過により行えないこと以外は実質的に同様にして作製される。この化合物は無菌ビヒクルに懸濁させる前にエチレンオキシドに曝すことにより滅菌することができる。有利には、化合物の均質な分布を助けるために組成物に界面活性剤または湿潤剤を含める。
本組成物は0.1重量%、好ましくは投与方法によって10〜60重量%の有効物質を含み得る。組成物が単位用量を含んでなる場合には、各単位は好ましくは50〜1000mgの有効成分を含む。成人の処置に用いる場合の用量は、好ましくは、投与の経路および頻度によって100〜3000mg/日、例えば、1500mg/日の範囲である。このような用量は、1.5〜50mg/kg/日に対応する。好適には、この用量は5〜30mg/kg/日である。
式(I)の化合物またはその薬学上許容される薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドは本発明の組成物中の単剤治療薬であってもよいし、あるいは1以上の付加的治療薬と組み合わせて処方物で提供してもよい。よって、本発明は、さらなる態様において、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを1以上の付加的治療薬とともに含んでなる組合せを提供する。
1以上の付加的治療薬は、例えば、哺乳類における結核の処置に有用な薬剤である。このような治療薬の例としては、イソニアジド、エタンブトール、リファンピン、ピラジンアミド、ストレプトマイシン、カプレオマイシン、シプロフロキサシンおよびクロファジミンが挙げられる。
式(I)の化合物またはその薬学上許容される薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドが1以上の付加的治療薬と組み合わせて用いられる場合、その化合物または薬剤の用量は、その化合物または薬剤が単独で用いられる場合と異なり得る。当業者ならば、適当な用量が容易に分かるであろう。処置に用いるのに必要な本発明の化合物および1以上の付加的治療薬の量は、処置される症状の性質ならびに患者の年齢および状態によって異なり、最終的には担当医または獣医の裁量にある。
これらの組合せは便宜には医薬処方物で用いるために提供され得る。本発明のさらなる態様において、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを1以上の付加的治療薬および1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とともに含んでなる医薬組合せが提供される。このような組合せの個々の成分は、任意の便宜な経路により個別または組合せ医薬処方物で逐次または同時のいずれかで投与され得る。
投与が逐次である場合、本発明の化合物または1以上の付加的治療薬のいずれを最初に投与してもよい。投与が同時である場合、その組合せを同じ医薬組成物または異なる医薬組成物のいずれで投与してもよい。同じ処方物に組み合わせる場合、それらの化合物および薬剤は安定であり、互いに、また、その処方物の他の成分と適合しなければならないと考えられる。個別に処方される場合、それらは便宜には当技術分野でこのような化合物に関して知られているような方法で、任意の便宜な処方物として提供することができる。
略号
本発明を記載するにあたって、化学元素は元素の周期表に従って識別される。本明細書に用いられる略号および記号は、化学分野の熟練者によるそのような略号および記号の通常の用法に従う。本明細書では次の略号を用いる。
EtOAc 酢酸エチル
AcOH 酢酸
Ac2O 無水酢酸
BOC N−tert−ブトキシカルボニル
BOC 無水二炭酸ジ−terf−ブチル
セライト(登録商標) 酸洗浄した珪藻シリカからなる濾過補助材
(Manville Corp, Denver, Coloradoの商標)
DME ジメトキシエタン
DCM ジクロロメタン
DIBAL−H 水素化ジイソブチルアルミニウム
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO−d6 重水素化ジメチルスルホキシド
DMSO ジメチルスルホキシド
ES MS エレクトロスプレー質量分析
EtOH エタノール
h 時間
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析
MeOH メタノール
NaBH(OAc) トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム
NMR 核磁気共鳴法
t−BuOMe メチルt−ブチル エーテル
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
UV 紫外線
次の実施例は本発明を例示する。これらの実施例は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の化合物、組成物および方法を製造および使用するために当業者に指針を与えるものである。本発明の特定の実施態様を記載するが、当業者ならば、種々の変化および改変が行えることが分かるであろう。他の製造と同様にして、または他の製造の一般法により行われる製造は、時間、温度、後処理条件、試薬量の微細な変化などの慣例のパラメーターにおけるバリエーションを包含し得る。
プロトン核磁気共鳴(H NMR)スペクトルを記録し、化学シフトは内部標準テトラメチルシラン(TMS)から低磁場方向へのppm(δ)で報告する。NMRデータに関する略号は次の通り:s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m=多重線、dd=二重の二重線、dt=二重の三重線、app=明瞭、br=幅広。質量スペクトルはエレクトロスプレー(ES)イオン化法を用いて得た。温度は総てセ氏度で報告する。
水素化リチウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジ−イソブチルアルミニウム、水素化ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウムおよびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムを含む水素化金属を含む反応は特に断りのない限りアルゴン下で行う。
中間体
中間体1
Figure 2011509975
8−ブロモ−2−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−オール(21.5g)(合成に関してはWO2007016610製法2(a)を参照)をN下0℃でDMF(150ml)中で攪拌し、三臭化リン(13.5ml)をゆっくり加えた。この混合物を室温まで温め、90分間攪拌した。HO(375ml)を加え、固体NaCOの添加によりpHをpH7に調整した。固体を吸引濾過により単離し、焼結体上で吸引しながら2時間乾燥させた後、45℃で真空乾燥させ、目的化合物を得た(26.0g、90%)。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.59 (d, 1H), 8.30 (d, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.33 (d, 1H), 4.06 (s, 3H).
中間体2
Figure 2011509975
2−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
CHCl(200ml)およびEtOH(200ml)中、中間体1(25.5g)の混合物に、NaHCO(20g)および5%湿潤パラジウム/炭素(4g)加えた。得られた懸濁液を1.5バールで21時間水素化した。この混合物をセライトで吸引濾過し、固体をCHCl/EtOH 1:1(2000ml)で洗浄した。合わせた濾液および洗液を減圧濃縮した後、CHCl/HO 2:1(1600ml)で処理した。有機相を分離し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、目的化合物を得た(15.8g、92%)。[ES MS] m/z 161 (MH+).
中間体3
Figure 2011509975
1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
中間体2(15.8g)を6N HCl(100ml)中、110℃で2時間攪拌した。この混合物を0℃で冷却し、pHを固体NaOHで6〜7に調整した。沈殿した固体を吸引濾過により単離し、焼結体上で吸引しながら2時間乾燥させ、45℃で真空乾燥させ、目的化合物を得た(14.4g、98%)。[ES MS] m/z 147 (MH+).
中間体4
Figure 2011509975
1−(2−プロペン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
アルゴン下、0℃にて、乾燥DME(180ml)および乾燥DMF(45ml)中、中間体3(5.9g)の懸濁液に、NaH(鉱油中60%w:w分散物、3.2g)を少量ずつ加えた。45分間攪拌した後、この混合物を臭化リチウム(8.8g)で処理し、懸濁液を室温まで温めた。45分間攪拌した後、この混合物を臭化アリル(7ml)で処理した後、65℃で3時間攪拌した。この混合物を室温まで冷却し、減圧濃縮した後、t−BuOMe(300ml)を加え、その後、この混合物を1N NHCl(200ml)で洗浄した。合わせた水相をt−BuOMe(2×100ml)で抽出した。有機相を合わせ、ブライン(200ml)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、EtOAcとヘキサンの勾配(50〜75%)を用いたシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、目的生成物を得た(4.29g、57%)。さらなる量の目的化合物を得るため、合わせた水相をCHClで徹底的に抽出した。その後、有機抽出液を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、EtOAcとヘキサンの勾配(50〜75%)を用いたシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、目的生成物を得た(1.5g、20%)。[ES MS] m/z 187 (MH+).
中間体5
Figure 2011509975
(2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとの混合物)
1,4−ジオキサン(100ml)およびHO(50ml)中、中間体4(5.2g)の溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(13.8g)および四酸化オスミウム(支持OsO 4g)を連続的に加えた。この混合物を室温で24時間攪拌した。さらなる量の過ヨウ素酸ナトリウム(1.4g)および四酸化オスミウム(500mg)を加え、この混合物をさらに72時間攪拌した。この混合物を濾過し、固体をHO(250ml)およびTHF(125ml)で洗浄した。合わせた濾液および洗液をCHCl/MeOH(525/125;375/125および375/125ml)で抽出した。有機抽出液を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、目的生成物を得た(5.4g、90%)。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.75 (s, 1/2H), 8.59-8.55 (m, 1H), 8.03-7.85 (m, 2H), 7.50-7.30 (m, 2H), 6.98 (d, 1H), 5.15-4.25 (m, 5H), 3.70 (s, 3H), 3.49 (s, 1/2H), 3.42-3.30 (m, 1H).
中間体6
Figure 2011509975
1,1−ジメチルエチル{1−[2−(2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル)カルバメート
CHCl(350ml)およびMeOH(20ml)中、中間体5(10.2g)の混合物に、1,1−ジメチルエチル−4−ピペリジニルカルバメート(10.8g、Aldrichから)を加えた。1時間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(34.4g)を加えた。この反応物を3時間攪拌した後、HO(200ml)および飽和NaHCO(400ml)を加えた。この反応物をCHCl/MeOH(500/75、450/50および450/50ml)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、蒸発させ、残渣を、CHClとMeOHの勾配を用いたシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、目的化合物を得た(12.7g、63%)。[ES MS] m/z 373 (MH+).
中間体7
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル1−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(90ml)中、中間体6(7.2g)の溶液に、HCl(1,4−ジオキサン中4M溶液、35ml)を加えた。20時間攪拌した後、得られた固体を濾過し、CHClで洗浄し、乾燥させ、6.8gの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, D2O): 8.52 (d, 1H), 8.22 (d, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.82-7.78 (m,1H), 6.99 (d, 1H), 4,66-4.60 (m), 3.79-3.72 (m, 2H), 3.48-3.42 (m, 3H), 3.14-3.03 (m, 2H), 2.23-2.15 (m, 2H), 1.87-1.76 (m, 2H).
中間体8
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
0℃にて、HO(20ml)中、中間体7(2g)の溶液に、pH11まで1N NaOH水溶液を加えた。次に、この反応物をCHCl/MeOH 95:5(50ml)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、蒸発させ、目的化合物を得た(387mg)。水相を蒸発させ、残渣をCHCl(25ml)で処理し、この混合物を1時間攪拌した。その後、それを濾過し、溶媒を蒸発させ、さらなる量の標題化合物を得た(1.0g)。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.55 (d, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.48-7.44 (m, 1H), 6.91 (d, 1H), 4.38 (t, 2H), 2.99-2.94 (m, 2H), 2.73-2.62 (m, 3H), 2.18 (dt, 2H), 1.87-1.76 (m, 2H); 1.43-1.30 (m, 2H), 1.25-1.13 (m, 2H).
中間体9
Figure 2011509975
2−[1−(エチルオキシ)エテニル]−6−(メチルオキシ)−3−ニトロピリジン
下、65℃にて、アセトニトリル(4200ml)中、2−クロロ−6−メトキシ−3−ニトロピリジン(600g)およびPdCl(PPh(33.5g)の懸濁液に、2時間かけて(1−エトキシビニル)−トリブチル−スタンナン(1182ml)を滴下した。得られた懸濁液を65℃で4時間攪拌した後、一晩室温まで放冷した。この反応混合物を激しく攪拌しながら10%KF水溶液(3600ml)で急冷し、1時間攪拌した。得られた固体を真空濾過により除去し、アセトニトリル(7×1000ml)で洗浄した。層に分け、有機層を3000mlまで蒸発させた。これをWhatman、GF/Bガラスマイクロファイバー濾紙で濾過し、少量の褐色固体を除去し、MeCN(1800ml)で洗浄した。EtOAc(3600ml)を加え、容量を1800mlまで減らした。シクロヘキサン(3600ml)を加え、容量を3000mlまで減らした。シクロヘキサン(2400ml)およびシリカゲル(600g、1wt)を加え、室温で1.5時間攪拌した。固体を真空濾過により除去し、EtOAc/シクロヘキサン、1:8(4200ml)で洗浄した。濾液を1800mlまで減らした。シクロヘキサン(2400ml)を加え、容量を1800mlまで減らした。シクロヘキサン(3600ml)およびEtOAc(600ml)およびシリカゲル(600g、1wt)を加え、1.5時間攪拌した。固体を真空濾過により除去し、EtOAc/シクロヘキサン1:8(4200ml)で洗浄した。溶媒を蒸発乾固させた。MeCN(2000ml)を加え、蒸発させ、橙色の油状物を得た。
中間体10
Figure 2011509975
2−フルオロ−1−[6−(メチルオキシ)−3−ニトロ−2−ピリジニル]エタノン
アセトニトリル(2060ml)およびHO(820ml)中、Selectfluor(1286.4g)の懸濁液に、氷/水浴を用いて温度を<15℃に維持しながら、アセトニトリル(1416ml)中の中間体9を1.5時間かけて滴下した。得られた溶液を室温で一晩攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO水溶液(2140ml)で急冷し、30分間攪拌した。回転蒸発により容量を3250mlまで減らした。得られた黄色懸濁液にEtOAc(4400ml)およびHO(720ml)を加え、15分間攪拌した。層に分け、水層をEtOAc(2×1000ml)で抽出した。有機層を合わせ、HO(1000ml)および飽和NaCl(1000ml)で洗浄した。有機層をMgSO(400g)で乾燥させ、濾過し、蒸発させた。アセトニトリル(1000ml)を加え、蒸発させて橙色の油状物を得、これは放置するとゆっくり固化した。
中間体11
Figure 2011509975
(2Z)−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−1−[6−(メチルオキシ)−3−ニトロ−2−ピリジニル1−2−プロペン−1−オン
下、トルエン(2700ml)中、中間体10(657.0g)の溶液に、N,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(1550ml)を加えた。この反応混合物を4時間50℃で加熱した。シクロヘキサン(2000ml)を加え、氷/水浴を用い、この反応混合物を1時間かけてゆっくり<5℃まで冷却した。沈殿した固体を真空濾過により回収し、EtOAc/シクロヘキサン、1:1(3×1000ml)で洗浄した。黄色固体を炉にて真空下、40℃で一晩乾燥させた。
中間体12
Figure 2011509975
(2Z)−1−[3−アミノ−6−(メチルオキシ)−2−ピリジニル]−3−(ジメチルアミノ)−2−フルオロ−2−プロペン−1−オン
DMF(10500ml)中、中間体11(1146.7g)の混合物に、DMF(1000ml)中、5%湿潤パラジウム/炭素(274.4g)を加えた。得られた懸濁液を、温度を45〜50℃の間に維持しながら、1.0バールで3時間水素化した。この反応混合物を60℃まで温めた。DMF(1800ml)を50℃に温め、加圧フィルターにかけた。この温反応混合物を、加圧フィルターを通して1.0バールで窒素置換し、触媒を除去した。この容器を温DMF(2×1500ml)ですすいだ。生成物は単離せず、そのまま次の工程で用いた。
中間体13
Figure 2011509975
3−フルオロ−6−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−4−オール
0℃にて、DMF中、中間体12の溶液に、6N HCl水溶液(184ml)を滴下した。この反応物を室温まで温め、一晩攪拌した。50℃での回転蒸発により、この反応混合物の容量を〜2000mlまで減らし、氷/水浴を用いて黄色懸濁液を10℃まで冷却した。HO(4000ml)を30分かけてゆっくり加えた。この反応混合物を1時間激しく攪拌した。沈殿した固体を真空濾過により回収しHO(3000ml)、次いでEtOAc/シクロヘキサン、1:1(3×2000ml)で洗浄した。この淡褐色固体を炉にて真空下、50℃で4日間乾燥させた。
中間体14
Figure 2011509975
8−ブロモ−7−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
これは、中間体1に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体13(15.8g)から製造し、19.6g(93%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.86 (s, 1H), 8.34 (d, 1H), 7.31 (d, 1H), 4.08 (s, 3H).
中間体15
Figure 2011509975
7−フルオロ−2−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
これは、中間体2に関して記載した手順と同様の手順を用い、中間体14(12.7g)から製造し、8.3g(94%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.67 (d, 1H), 8.18 (d, 1H), 7.81-7.76 (m, 1H), 7.07 (d, 1H), 4.08 (s, 3H).
中間体16
Figure 2011509975
7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
これは、中間体3に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体15(6.4g)から製造し、5.7g(95%)の標題化合物を得た。[ES MS] m/z 279 (MH+).
中間体17
Figure 2011509975
7−フルオロ−1−(2−プロペン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
これは、中間体4に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体16(5.0g)から製造し、5.4g(88%)の標題化合物を得た。[ES MS] m/z 205 (MH+).
中間体18
Figure 2011509975
7−フルオロ−(2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(メチルヘミアセタールとの混合物)
これは、中間体5に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体17(5.4g)から製造し、5.8gの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.77 (s, 1/2H), 8.45 (bs, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.59 (d, 1/2H), 7.06 (d, 1H), 6.92 (d, 1H), 5.05-4.95 (m, 2H), 4.45-4.30 (m, 1H), 3.49 (s, 5/2H), 3.42 (s, 5/2H).
中間体19
Figure 2011509975
1.1−ジメチルエチル{1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート
これは、中間体6に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体18(5.8g)から製造し、7.2g(66%)の標題化合物を得た。[ES MS] m/z 391 (MH+).
中間体20
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
これは、中間体7に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体19(12.7g)から製造し、13.5gの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, D2O): 8.41 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.80 (d, 1H), 6.83 (d, 1H), 4.70-4.55 (m), 3.85-3.75 (m, 2H), 3.46 (t, 2H), 3.15-3.05 (m, 2H), 2.25 (bd, 2H), 1.90-1.75 (m, 2H).
中間体21
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
0℃にて、HO(110ml)中、中間体20(13.5g)の溶液に、2N NaOH水溶液をpH11まで加えた。次に、この反応物をCHCl/MeOH 95:5(120ml)で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、蒸発させ、目的化合物を得た(760mg)。水相を蒸発させ、残渣をCHCl/MeOH 95:5(120ml)で処理し、この混合物を1時間攪拌した。その後、それを濾過し、溶媒を蒸発させ、さらなる量の標題化合物を得た(8.0g)。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.54 (d, 1H), 8.01 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 4.29 (t, 2H), 3.65-3.15 (m, 4H), 3.35 (d, 2H), 2.80-2.70 (m, 1H), 2.53-2.48 (m), 2.01 (t, 2H), 1.72 (d, 2H), 1.35-1.20 (m, 2H).
中間体22
Figure 2011509975
8−ブロモ−2,7−ビス(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
下、乾燥MeOH(600ml)中、中間体14(62.5g)の溶液に、NaMeO(MeOH中25重量%溶液、525ml)を加えた。この混合物を60℃で2時間攪拌した後、室温まで冷却した。ブライン(800ml)、HO(800ml)およびCHCl(1L)を加えた。この混合物を攪拌し、吸引濾過した。有機相を分離し、水相をさらなるCHCl(2×500ml)で抽出した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、減圧濃縮し、目的化合物を得た(60.1g、92%)。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.54 (s, 1H), 8.15 (d, 1H), 7.03 (d, 1H), 4.15, 4.16 (s, 6H).
中間体23
Figure 2011509975
2,7−ビス(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン
これは、中間体2に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体22(15.0g)から製造し、10.4g(98%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.52 (d, 1H), 8.14 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.96 (s, 3H).
中間体24
Figure 2011509975
7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
これは、中間体3に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体23(39.7g)から製造し、36.2(98%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 11.78 (bs, 1H), 8.19 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.12 (d, 1H), 6.52 (d, 1H), 3.86 (s, 3H).
中間体25
Figure 2011509975
7−メチルオキシ−1−(2−プロペン−1−イル)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
これは、中間体4に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体24(15.0g)から製造し、14.5g(79%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.27 (d, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.02 (d, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.00-5.88 (m, 1H), 5.26 (d, 1H), 5.10 (d, 1H), 4.92-4.89 (m, 2H), 3.94 (s, 3H).
中間体26
Figure 2011509975
[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド
1,4−ジオキサン(250ml)およびHO(120ml)中、中間体25(15.4g)の溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(35g)および四酸化オスミウム(支持OsO 11.3g)を連続的に加えた。この混合物を室温で24時間攪拌した。さらなる量の過ヨウ素酸ナトリウム(3.5g)および四酸化オスミウム(1.2g)を加え、この混合物をさらに72時間攪拌した。この混合物を濾過し、濾液をCHCl/MeOH 9:1(300、200および100ml)で抽出した。有機相を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、目的生成物を得た(14.9g、95%)。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.72 (s, 1H), 8.30 (d, 1H), 7.94 (d, 1H), 6.81 (d, 1H), 6.72 (bd, 1H), 5.11 (s, 2H), 3.93 (s, 3H).
中間体27
Figure 2011509975
1.1−ジメチルエチル(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1.5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート
これは、中間体6に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体26(12.8g)から製造し、15.3g(65%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.27 (d, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.17 (bs, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.44 (bs, 1H), 4.35 (t, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.47 (bs, 1H), 2.94 (bd, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.26 (t, 2H), 1.95 (bd, 2H), 1.70 (bs, 2H), 1.44 (s, 9H).
中間体28
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
これは、中間体7に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体27(15.4g)から製造した。
中間体29
Figure 2011509975
遊離塩基および二塩酸塩としての1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−メチルオキシ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
これは、中間体21に記載した手順により、中間体28から製造し、11.5g(99%)の標題化合物を得た1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.26 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.39 (d, 1H), 6.64 (d, 1H), 4.34 (d, 2H), 3.97 (s, 3H), 3.72 (bs, 2H), 2.92 (bd, 2H), 2.74-2.64 (m, 1H), 2.54-2.48 (m), 2.03 (t, 2H), 1.72 (bd, 2H), 1.35-1.24 (m, 2H).
中間体30
Figure 2011509975
1,1−ジメチルエチル{(3R,4S)−1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル)カルバメート
中間体18(200mg)および1,1−ジメチルエチル[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(182mg)(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸terf−ブチルエステル鏡像異性体1を参照)をCHCl(10ml)およびMeOH(0.5ml)中、アルゴン下で2時間攪拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(534mg)を一度に加え、この混合物を一晩室温で攪拌した後、飽和NaHCO水溶液(20ml)の添加により急冷し、CHCl中20%v:vのMeOH(3×200ml)で抽出した。有機抽出液を合わせ、無水MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得、これを、CHCl中0〜20%(MeOH中2Mアンモニア)で溶出させるシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した。適当な画分を合わせ、減圧下で蒸発させ、標題化合物(247mg)を灰白色泡沫として得た。[ES MS] m/z 407 (MH+).
中間体31
Figure 2011509975
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
中間体30(240mg)をCHCl(10ml)に溶解させ、この溶液を1,4−ジオキサン中4MのHCl(2ml)で処理した。起沸および沈殿の形成が見られた。2時間後、減圧下で溶媒を除去し、残渣を減圧下で一晩乾燥させ、220mgの標題化合物を灰白色固体として得た。[ES MS] m/z 307 (MH+).
中間体32
Figure 2011509975
1.1−ジメチルエチル((3R,4S)−3−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1.5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート
これは、中間体30に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体26(200mg)および1,1−ジメチルエチル[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(173mg)(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル鏡像異性体1を参照)から製造し、263mgの標題化合物を得た。[ES MS] m/z 419 (MH+).
中間体33
Figure 2011509975
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
これは、中間体31に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体32(258mg)から製造し、223mgの標題化合物を得た。
[ES MS] m/z 319 (MH+).
中間体34
Figure 2011509975
1.1−ジメチルエチル{(3R,4S)−3−ヒドオキシ−1−[2−(2−オキソ−1.5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}カルバメート
これは、中間体30に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体5(639mg)および1,1−ジメチルエチル[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(250mg)(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル鏡像異性体1を参照)から製造し、250mgの標題化合物を得た。
中間体35
Figure 2011509975
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
これは、中間体31に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体34(250mg)から製造し、250mgの標題化合物を得た。
中間体35b
Figure 2011509975
1−{2−[(3R,4S)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
O中、中間体35の溶液に、固体NaHCOをpH9まで加えた。次に、この反応物をCHCl/MeOH 9:1で抽出した。有機相をNaSOで乾燥させ、蒸発させて28mgの黄色固体を得、このH−NMRは目的化合物と一致しなかった。水相を蒸発させ、残渣をCHClで処理し、この混合物を室温で攪拌した。次に、それを濾過し、溶媒を蒸発させ、標題化合物(遊離塩基)(45mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm,CDCl3): 8.56 (d, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.47 (dd, 1H), 6.93 (d, 1H), 4.53-4.44 (m, 1H), 4.34-4.25 (m, 1H), 3.66 (bs, 1H), 3.09-3.06 (m, 1H), 2.85-2.81 (m, 1H), 2.72-2.65 (m, 3H), 2.34 (d, 1H), 2.26-2.17 (m, 1H), 1.64-1.57 (m, 5H).
中間体36
Figure 2011509975
1.1−ジメチルエチル((3S,4R)−3−ヒドロキシ−1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)カルバメート
これは、中間体30に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体26(200mg)および1,1−ジメチルエチル[(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジニル]カルバメート(182mg)(合成に関しては、WO2004058144、実施例5(c)、シス−(3−ヒドロキシ−ピペリジン−4−イル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル鏡像異性体2を参照)から製造し、226mgの標題化合物を得た。[ES MS] m/z 419 (MH+).
中間体37
Figure 2011509975
1−{2−[(3S,4R)−4−アミノ−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル]エチル)−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
これは、中間体31に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体36(223mg)から製造し、209mgの標題化合物を得た。[ES MS] m/z 319 (MH+).
中間体38
Figure 2011509975
1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(エチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,4−ジオキサン(2ml)とEtOH(2ml)の混合物に水素化ナトリウム(124mg)を加え、それを室温で5分間攪拌した。中間体21(300mg)を加え、この混合物を10分間160℃までマイクロ波加熱した。HOを加え、それを2N HClで酸性化した。水相をCHCl/MeOH 10%で洗浄し、2N NaOH水溶液でpHを11に調整した。水層をCHCl/MeOHの9:1混合物で抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、255mgの標題化合物を黄色油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.25 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.38 (d, 1H), 6.63 (d, 1H), 4.34-4.22 (m, 4H), 2.88-2.84 (m, 2H), 2.05-1.97 (m, 2H), 1.65-1.61 (m, 2H), 1.40 (t, 3H), 1.21-1.09 (m, 2H). [ES MS] m/z 317 (MH+).
中間体39
Figure 2011509975
N−アセチルグリシン酸エチル
Ar下、EtOH(40ml)中、N−アセチルグリシン(3g)の溶液に、p−トルエンスルホン酸(441mg)を加えた。この混合物を一晩90℃で加熱した。冷却した混合物を真空濃縮し、残渣をCHClと飽和NaHCOとで分液した。有機相を真空濃縮し、2.5g(69%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 6.00 (bs, 1H), 4.23 (q, 2H), 4.03 (d, 2H), 2.05 (s, 3H), 1.30 (t, 3H).
中間体40
Figure 2011509975
4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−カルボン酸エチル
無水ベンゼン(10ml)中、中間体39(1.2g)および塩化チオニル(3.2ml)の溶液を還流下で1時間加熱した。冷却した混合物を真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてヘキサン/EtOAc 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、500mg(26%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 4.48 (q, 2H), 1.43 (t, 3H). [ES MS] m/z 226 (MH+).
中間体41
Figure 2011509975
4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−カルバルデヒド
下、−78℃にて、CHCl(7ml)中、中間体40(500mg)の溶液に、水素化ジ−イソブチルアルミニウム(トルエン中1.5M溶液、1.6ml)を滴下した。この溶液を−78℃で45分間攪拌した。次に、さらなるDIBAL−H(トルエン中1.5M溶液、1.0ml)を加えた。この反応物を−78℃で30分間攪拌した。この溶液に、MeOH/酢酸2:1(6ml)、次いで、HO/CHClをゆっくり加えた。合わせた有機相の混合物をブラインで洗浄し、真空濃縮し、76.3mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.73 (s, 1H).
中間体42
Figure 2011509975
6−メチル−3−(メチルオキシ)−2−ニトロピリジン
下、DMF(40ml)中、6−メチル−2−ニトロ−3−ピリジノール(2.5g)の溶液に、DMF(10ml)中、NaH(鉱油中60%w:w分散物、714mg)の溶液を加えた。この反応物を還流下で1.5時間加熱した後、室温まで冷却した。この溶液にヨードメタン(1.05ml)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。次に、さらなるヨードメタン(0.28ml)を加えた。1.5時間攪拌した後、イソプロパノール(10ml)を加え、この混合物を30分間攪拌した。この混合物を真空濃縮し、残渣をHOとEtOAcとで分液した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてヘキサン/EtOAcを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を、出発材料を伴って得た。得られた固体をCHCl/NaCO3 9:1で分液した。合わせた有機相をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2.3gの標題化合物を黄色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.39 (q, 2H), 3.94 (s, 3H), 2.53 (s, 3H).
中間体43
Figure 2011509975
6−(ブロモメチル)−3−(メチルオキシ)−2−ニトロピリジン
CCl(10ml)中、中間体42(500mg)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(525mg)および過酸化ベンゾイル(35.8mg)を加えた。この混合物を還流下で一晩加熱した。その後、さらなる過酸化ベンゾイル(35.8mg)を加えた。24時間還流した後、溶媒を真空下で蒸発させ、得られた残渣を、溶出剤としてヘキサン/EtOAcを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、109mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.70 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 4.52 (s, 2H), 3.98 (s, 3H).
中間体44
Figure 2011509975
3−ヨード−6−メチルピリダジン
HI(3ml)中、3−クロロ−6−メチルピリダジン(500mg)の溶液に、NaI(782mg)を加えた。この反応物を40℃で4時間、そして70℃で一晩加熱した。黄色沈殿を濾過した。母液を固体NaOHで塩基性とし、CHClで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、溶出剤としてEtOAc/ヘキサンを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、HPLCによりほぼ純粋な、171.7mg(20%)の標題化合物を白色固体として得た。この黄色沈殿を、同じ水相を用いて塩基性とし、CHClで抽出し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、579.1mg(68%)の純粋な標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.74 (1H, d), 7.02 (1H, d), 2.66 (3H, s). [ES MS] m/z 221 (MH+).
中間体45
Figure 2011509975
3−メチル−6−(トリフルオロメチル)ピリダジン
CuI(263mg)とKF(80mg)の混合物を、緑がかった色が見られるまで真空下で30分間加熱した。この系にNを充填し、DMF(1.25ml)およびN−メチルピロリジノン(1.25ml)中、中間体44(300mg)の溶液、次いで、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(185μl)を順次加えた。暗褐色が見られた。室温で5日間攪拌した後も、反応は完了しなかった。CuI(263mg)、KF(80mg)およびCFTMS(185μl)を加え、一晩攪拌を続けた。さらなるCuI(135mg)、KF(40mg)およびCFTMS(90μl)を加え、室温でさらに1日後、出発材料はほとんど見られなかった。アンモニア水およびt−BuOMeを加え、相に分けた。水相をt−BuOMeで洗浄した。有機抽出液を合わせた後、アンモニア水、1M HCl、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、70mg(35%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.72 (1H, d), 7.53 (1H, d), 2.85 (3H, s). [ES MS] m/z 163 (MH+).
中間体46
Figure 2011509975
3−(ブロモメチル)−6−(トリフルオロメチル)ピリダジン
中間体45(70mg)、N−ブロモスクシンイミド(84mg)、アゾビスイソブチロニトリル(14.1mg)およびCCl(3ml)の混合物を還流下で2日間加熱した。溶媒を真空下で蒸発乾固させた。得られた残渣を、溶出剤としてEtOAc/ヘキサン混合物を用いるシリカゲル(AIT、Flashsmart BP−SUP、20〜40μm)でのクロマトグラフィーカラムのより精製し、14mg(14%)の標題化合物を15.3mg(11%)の二臭化誘導体とともに得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.90 (1H, d), 7.86 (1H, d), 4.83 (2H, s). [ES MS] m/z 241 and 243 (MH+).
中間体47
Figure 2011509975
(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メタノール
4−クロロ−5−フルオロ−2−メチルピリジン1−オキシド(840mg)(合成に関しては、J. Med. Chem., 1989, 32, 1970-1977を参照)をAcO(6ml)中で1時間還流した。HOを加えた後、2N NaOH水溶液でpHを9に調整した。水相をCHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、酢酸(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル(主)と(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メタノールの混合物700mgを得た。この混合物を35%HCl水溶液(4ml)およびHO(4ml)に溶解させ、30分間還流した。HOを加えた後、2N NaOH水溶液でpHを9〜14に調整した。水相をCHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、475mgの標題化合物を無色の油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.43 (s, 1H), 7.41 (d, 1H), 4.74 (d, 2H).
中間体48
Figure 2011509975
4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジンカルバルデヒド
CHCl(5ml)中、中間体47(200mg)の溶液に、酸化マンガン(861mg)を加えた。この懸濁液を一晩攪拌し、濾過し、CHClで溶出させた。濾液を真空濃縮し、130mg(66%)の標題化合物を黄色油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.00 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.06 (d, 1H).
中間体49
Figure 2011509975
5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジンカルボニトリル
DMF(4ml)中、3,6−ジブロモ−2−メチルピリジン(200mg)、シアン化亜鉛(140mg)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(92.4mg)の混合物を100℃で10時間加熱した。次に、過剰量のテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(93mg)を加えた。この混合物を140℃で20時間加熱した。冷却後、この反応物をセライトパッドで濾過し、EtOAcで希釈し、HOで洗浄した(3回)。次に、合わせた水層をEtOAcで洗浄した(3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、314mgの褐色の粘稠な固体を得た。これを、溶出剤としてヘキサン/EtOAc 8:2を用いるBiotageで精製し、89mgの標題化合物を白色固体として得た。[ES MS] m/z 197 (MH+).
中間体50
Figure 2011509975
5−ブロモ−6−メチル−ピリジンカルボン酸エチル
EtOH(2ml)中、中間体49(89mg)とボラン−テトラヒドロフラン複合体(0.23ml)の混合物をアルゴン下で一晩還流させた。LCMSにより出発材料が検出されなくなるまでのEtOH中、ボラン−テトラヒドロフラン複合体を加えた。溶媒を真空で除去し、残渣をCHClとHOとで分液し、NaSOカートリッジを取り付けた相分離器に通した。溶媒を真空で除去し、87mgの標題化合物を黄色固体として得た。[ES MS] m/z 266 (M+Na).
中間体51
Figure 2011509975
(5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジニル)メタノール
0℃にて、CHCl(2.5ml)中、中間体50(200mg)の懸濁液に、水素化ジ−イソブチルアルミニウム(トルエン中1.5M溶液、1.1ml)を加えた。この溶液を0℃で8時間攪拌した。次に、さらなるDIBAL−H(トルエン1.5M溶液、1.1ml)を加えた。この反応物を室温で一晩攪拌した。この溶液に飽和酒石酸NaK水溶液、次いで、CHClを加えた。このエマルションを激しく攪拌した。相に分け、水相をCHClで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮し、目的生成物を得た(155mg、96%)。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.78 (d, 1H), 6.96 (d, 1H), 4.68 (d, 2H), 3.55 (t, 1H), 2.67 (s, 3H). [ES MS] m/z 202 (MH+).
中間体52
Figure 2011509975
5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジンカルバルデヒド
これは、中間体48に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体51(155mg)から製造し、81mg(53%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.01 (s, 1H), 8.00 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 2.78 (s, 3H).
中間体53
Figure 2011509975
(4−メチル−1.3−チアゾール−2−イル)メタノール
0℃にて、THF(3ml)およびEtOH(3ml)中、4−メチル−1,3−チアゾール−2−カルバルデヒド(300mg)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(267mg)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をCHClに懸濁させた。この懸濁液を2時間攪拌し、得られた塩を濾去した。濾液を真空濃縮し、252mgの標題化合物を黄色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.43 (d, 1H), 7.37(d, 1H), 3.94 (s, 3H), 2.53(s, 3H).
中間体54
Figure 2011509975
(5−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)メタノール
DMF中、中間体53(252mg)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(385mg)を加えた。この混合物を還流下で一晩加熱した。溶媒を真空下で蒸発させ、得られた残渣を、溶出剤としてヘキサン/EtOAcを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、95mgの標題化合物を褐色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 4.86 (s, 2H), 2.38 (s, 3H).
中間体55
Figure 2011509975
5−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾール−2−カルバルデヒド
CHCl(10ml)中、中間体54(95mg)の溶液に、酸化マンガン(118mg)を加えた。この混合物を還流下で一晩加熱した。次に、さらなるMnO(79mg)を加えた。一晩還流した後、冷却した溶液をセライトで濾過し、対応する濾液を真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてヘキサン/EtOAcを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、50mgの標題化合物を黄色油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.82 (s, 1H), 2.52 (s, 3H).
中間体56
Figure 2011509975
4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−カルバルデヒド
−78℃にて、THF(10ml)中、ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M溶液、2.2ml)の溶液に、4,5−ジメチル−1,3−チアゾール(360μl)を加えた。−78℃で1時間攪拌した後、DMF(286μl)を加え、この反応物を室温まで温めた。溶媒を真空下で蒸発させた。HOおよび飽和NaClを加え、水相をCHClで数回洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、310mgの標題化合物を黄色油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.84 (s, 1H), 2.47(s, 3H), 2.44 (s, 3H).
中間体57
Figure 2011509975
2−(ブロモメチル)−6−クロロピラジン
これは、中間体46に記載した手順により、2−クロロ−6−メチルピラジン(200mg)から製造した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/ヘキサンを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、55mg(17%)の標題化合物を15.3mg(11%)の二臭化誘導体とともに得た。 1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.63 (s, 1H) 8.54 (s, 1H), 4.52 (s, 2H).
中間体58
Figure 2011509975
5,6−ジクロロ−3−ピリジンカルバルデヒド
CHCl中、(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メタノール(200mg)の溶液に、モレキュラーシーブス(3A)(55mg)および4−メチル−(-methy-)モルホリン−N−オキシド(198mg)を加え、室温で10分間攪拌した。次に、過ルテニウム酸テトラ−n−プロピルアンモニウム(VII)(38mg)を加え、一晩攪拌した。この反応混合物を濾過し、溶媒を真空下で蒸発乾固させた。得られた残渣を、溶出剤としてEtOAc/ヘキサン混合物を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーカラムにより精製し、44mg(22%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.09 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.25 (s, 1H).
中間体59
Figure 2011509975
4−フルオロ−3−メチル安息香酸メチル
MeOH(4.5ml)中、4−フルオロ−3−メチル安息香酸(300mg)の懸濁液に、塩化チオニル(142μl)を滴下した。この溶液を室温で一晩攪拌し、真空濃縮し、297mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.92-7.84 (m, 2H), 7.05 (t, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.32 (d, 3H).
中間体60
Figure 2011509975
(4−フルオロ−3−メチルフェニル)メタノール
これは、中間体51に関して記載したものと同様の手順を用い、59(297mg)から製造し、240mg(97%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.24-7.16 (m, 2H), 6.98 (t, 1H), 4.63 (d, 2H), 2.28 (s, 3H).
中間体61
Figure 2011509975
4−フルオロ−3−メチルベンズアルデヒド
これは、中間体48に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体60(240mg)から製造し、150mg(61%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.94 (s, 1H), 7.77-7.70 (m, 2H), 7.16 (t, 1H), 2.37 (d, 3H).
中間体62
Figure 2011509975
4−ブロモ−3−メチル安息香酸
これは、中間体59に関して記載したものと同様の手順を用い、4−ブロモ−3−メチル安息香酸(300mg)から製造し、315mg(98%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.91 (d, 1H), 7.71 (dd, 1H), 7.61 (d, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.45 (s, 3H).
中間体63
Figure 2011509975
(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メタノール
これは、中間体51に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体62(300mg)から製造し、212mg(81%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.52 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.05 (dd, 1H), 4.64 (d, 2H), 2.41 (s, 3H).
中間体64
Figure 2011509975
4−ブロモ−3−メチルベンズアルデヒド
これは、中間体58に関して記載したものと同様の手順を用い、中間体63(205mg)から製造し、62mg(31%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 9.96 (s, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.56 (dd, 1H), 2.49 (s, 3H).
中間体65
2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジンカルバルデヒド(実施例113の製造に使用)
Figure 2011509975
(a)[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]メタノール
窒素下、0℃にて、DCM(5ml)中、2−トリフルオロメチル−4−ピリミジンカルボン酸メチル(200mg、0.97mmol)の溶液に、、DIBAL−H(トルエン中1.5M溶液、1.62ml、2.43mmol)を滴下した。0℃で6時間攪拌した後、TLCは出発材料が存在しないことを示した。この反応物をMeOHの添加により急冷した。次に、真空下で溶媒を除去し、この反応の粗生成物をDCMに溶解させ、有機相を1N HClで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]メタノール(103mg、0.578mmol、60%)を、次の工程で用いるのに十分純粋な褐色の油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.90 (1H, d), 7.63 (1H, d), 4.90 (2H, s).
(b)標題化合物:2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジンカルバルデヒド
CHCl(5ml)中、[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]メタノール(62mg、0.35mmol)の溶液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(177mg、0.42mmol)を加え、室温で6時間攪拌した。さらなる量のデス・マーチン・ペルヨージナン(885mg)を加え、この混合物をさらに24時間攪拌した。この反応物を飽和NaHCO溶液の添加により急冷した。有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジンカルバルデヒド(113mg、0.642mmol、95%)を、次の工程で用いるのに十分純粋な黄色油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.13 (1H, s), 8.29 (1H, d), 8.02 (1H, d).
中間体66.
4,6−ジメチル−2−ピリジンカルバルデヒド(実施例114の製造に使用)
Figure 2011509975
(a)4,6−ジメチル−2−ピリジンカルボン酸メチル
室温のメタノール(6ml)中、4,6−ジメチル−2−ピリジンカルボン酸(400mg、2.65mmol)の溶液に、塩化チオニル(0.193ml、2.65mmol)を注意深く加え、この混合物をこの温度で攪拌した。反応をLCMSによりモニタリングした。翌日、さらなる塩化チオニル(0.193ml、2.65mmol)を加えた。8日後、LCMSはほぼ完全な変換を示した。真空下で溶媒を除去し、次の工程で用いるのに十分純粋な4,6−ジメチル−2−ピリジンカルボン酸メチル(575mg、2.62mmol、収率99%)を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.10 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.13 (s, 3H), 3.20 (s, 3H), 2.66 (s, 3H).
(b)(4,6−ジメチル−2−ピリジニル)メタノール
窒素下、0℃にて、テトラヒドロフラン(8ml)およびジクロロメタン(4ml)中、4,6−ジメチル−2−ピリジンカルボン酸メチル(575mg、2.62mmol)塩酸塩の溶液に、水素化リチウムアルミニウム(3.94ml、3.94mmol)をゆっくり加え、この混合物を室温で一晩温めた。18時間後、LCMSはほぼ完全な変換を示した。この反応物を0℃まで冷却し、酢酸エチルおよび飽和酒石酸Na−K溶液を加えた。抽出後、有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。(4,6−ジメチル−2−ピリジニル)メタノール(306.2mg、2.232mmol、収率85%)は、次の工程で用いるのに十分純粋な褐色固体として得られた。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 6.86 (s, 1H), 6.84 (s, 1H), 4.67 (s, 2H), 2.50 (s, 3H), 2.29 (s, 3H).
(c)標題化合物:4,6−ジメチル−2−ピリジンカルバルデヒド
室温にて、ジクロロメタン(DCM)(10ml)中、(4,6−ジメチル−2−ピリジニル)メタノール(306mg、2.231mmol)の溶液に、二酸化マンガン(776mg、8.92mmol)を加え、この混合物をこの温度で攪拌した。進行をTLC(DCM中10%MeOH)によりモニタリングした。ほぼ完全な変化を得るには、酸化マンガン(776mg、8.92mmol)の2回の追加と48時間が必要であった。固体を濾去し、溶媒を蒸発させた。次の工程で用いるのに十分純粋な4,6−ジメチル−2−ピリジンカルバルデヒド(192mg、1.421mmol、収率63.7%)を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.03 (s, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.18 (s, 1H), 2.60 (s, 3H), 2.37 (s, 3H).
中間体67
Figure 2011509975
5−クロロ−6−エチル−3−ピリジンカルバルデヒド(実施例127の製造に使用)
(a)(5−クロロ−6−エチル−3−ピリジニル)メタノール
5,6−ジクロロ−3−ピリジンメタノール(500mg、2.81mmol)、炭酸カリウム(1165mg、8.43mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)(206mg、0.281mmol)およびテトラヒドロフラン(16.8ml)の混合物に、ジエチル亜鉛(5.67ml、5.67mmol)を加えた。この反応物を還流下で16時間加熱した後、室温まで冷却し、pH=7までHCl水溶液を加えることにより急冷し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、蒸発させた。粗反応物を、溶出剤としてEtOAc/ヘキサン混合物を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、目的生成物(5−クロロ−6−エチル−3−ピリジニル)メタノール(103mg、0.600mmol、収率21.37%)を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.34 (s, 1H), 7.69 (s, 1H), 4.68 (s, 2H), 2.94 (q, 2H), 1.27 (t, 3H). [ES MS] m/z 172 (MH+).
(b)標題化合物:5−クロロ−6−エチル−3−ピリジンカルバルデヒド
(5−クロロ−6−エチル−3−ピリジニル)メタノール(103mg、0.600mmol)をジクロロメタン(4ml)に溶解させ、酸化マンガン(IV)(620mg、7.13mmol)を加えた。この反応混合物を一晩攪拌した。酸化マンガン(IV)(261mg、3.00mmol)を加えた。3時間後、反応が完了した。この反応混合物を濾過し、蒸発させ、次の工程で用いるのに十分純粋な5−クロロ−6−エチル−3−ピリジンカルバルデヒド(52mg、0.307mmol、収率51.1%)を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.07 (s, 1H), 8.89 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 3.08 (q, 2H), 1.31 (t, 3H).
中間体68
5,6−ジメチル−3−ピリジンカルバルデヒド(実施例125の製造に使用)
Figure 2011509975
(a)5,6−ジメチル−3−ピリジンカルボン酸メチル
アルゴン下、ジオキサン(6.5ml)中、5−ブロモ−6−クロロ−3−ピリジンカルボン酸メチル(595mg、2.375mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(275mg、0.238mmol)および炭酸カリウム(492mg、3.56mmol)の混合物に、トリメチルボロキシン(1.328ml、9.50mmol)を加えた。この反応混合物を110℃で16時間加熱した。この反応混合物を冷却し、シリカパッドで濾過し、濃縮し、857mgの粗材料を得た。Flashmaster II、20gシリカゲルカートリッジおよび溶出剤としてのヘキサンとEtOAcの混合物を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、276mgの目的化合物を得た。
(b)(5,6−ジメチル−3−ピリジニル)メタノール
窒素下、−78℃にて、DCM(6ml)中、5,6−ジメチル−3−ピリジンカルボン酸メチル(276mg、1.671mmol)の溶液に、DIBAL−H(トルエン中1.5M溶液、3.34ml、5.01mmol)を滴下した。この反応混合物を室温まで温め、一晩攪拌した。この溶液に、飽和酒石酸NaK水溶液、次いで、CHClを加えた。有機相を分離し、乾燥させ、濃縮し、175mgの粗材料を得た。Flashmaster II、5gシリカゲルカートリッジおよび溶出剤としてのDCM/MeOH混合物を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、105mgの目的化合物を得た。
(c)標題化合物:5,6−ジメチル−3−ピリジンカルバルデヒド
DCM(4ml)中、(5,6−ジメチル−3−ピリジニル)メタノール(105mg、0.765mmol)の溶液に、MnO(532mg、6.12mmol)を加えた。一晩攪拌した後、過剰量のMnO(333mg、3.83mmol)を加え、その後、この混合物をさらに3時間攪拌した。この反応混合物を濾過し、蒸発させ、51mgの標題化合物を得た。1H-NMRδ, ppm, CDCl3): 10.05 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 2.60 (s, 3H), 2.30 (s, 3H).
中間体69
5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジンカルバルデヒド(実施例126の製造に使用)
Figure 2011509975
(a)5−ブロモ−6−ヨード−S−ピリジンカルボン酸メチル
プロピオニトリル(30ml)中、5−ブロモ−6−クロロ−3−ピリジンカルボン酸メチル(1g、3.99mmol)の混合物に、ヨードトリメチルシラン(0.689ml、3.99mmol)、次いで、ヨウ化ナトリウム(1.795g、11.98mmol)を加えた。この混合物を室温で30分間攪拌した。溶媒を蒸発させ、得られた固体をHOに溶解させた。2M NaOHでpHを塩基性に調整し、DCMを加えた。有機相を抽出し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、1.2g(79%)の目的化合物を黄色固体として得た。1H-NMR(δ, ppm, CDCl3): 8.84 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 3.96 (s, 3H).
(b)5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジンカルボン酸メチル
方法A
窒素下、ジオキサン(5ml)中、5−ブロモ−6−ヨード−S−ピリジンカルボン酸メチル(232mg、0.679mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(39.2mg、0.034mmol)および炭酸カリウム(281mg、2.036mmol)の混合物に、トリメチルボロキシン(0.095ml、0.679mmol)を加えた。この反応混合物を110℃で加熱し、さらなるテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を、HPLCにより出発材料が検出されなくなるまで数回に分けて加えた。この反応混合物を水で希釈し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧濃縮した。この反応の粗生成物を、Flashmaster II、5gシリカゲルカートリッジおよびヘキサンとEtOAcの混合物を用いてフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物(75mg、48%)を黄色固体として得た。1H-NMR(δ, ppm, CDCl3): 9.01 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 3.95 (s, 3H), 2.74 (s, 3H). MS (ES+) m/z 230 (MH+).
方法B
アルゴン下、ジオキサン(5ml)中、5−ブロモ−6−クロロ−S−ピリジンカルボン酸メチル(400mg、1.597mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(185mg、0.160mmol)および炭酸カリウム(331mg、2.395mmol)の混合物に、トリメチルボロキシン(0.446ml、3.19mmol)を加えた。この反応混合物を110で5時間加熱した。この反応混合物を冷却し、シリカパッドで濾過し、濃縮し、176mgの粗材料を得た。Flashmaster II、5g球状(espherical)シリカゲルカートリッジおよび溶出剤としてのヘキサンとDCMの混合物を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、76mgの目的化合物と副生成物としての84mgの6−クロロ−5−メチル−3−ピリジンカルボン酸メチルを得た。MS (ES+) m/z 230 (MH+).
(c)(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メタノール
窒素下、−78℃にて、DCM(1.5ml)中、5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジンカルボン酸メチル(76mg、0.330mmol)の溶液に、DIBAL−H(トルエン中1.5M溶液、0.661ml、0.991mmol)を滴下した。この反応混合物を室温まで温め、一晩攪拌した。この溶液に、飽和酒石酸NaK水溶液、次いで、CHClを加えた。有機相を分離し、乾燥させ、濃縮し、次の工程で用いるのに十分純粋な56mgの5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メタノール(56mg、84%)を得た。1H-NMR(δ, ppm, CDCl3): 8.45 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 4.73 (s, 2H), 2.70 (s, 3H).
(d)標題化合物:5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジンカルバルデヒド
DCM(2ml)中、(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メタノール(56mg、0.277mmol)の溶液に、MnO(193mg、2.217mmol)を加えた。一晩攪拌した後、過剰量のMnO(120mg、1.386mmol)を加えた後、この混合物をさらに3時間攪拌した。この反応混合物を濾過し、蒸発させ、次の工程で用いるのに十分純粋な30mgの標題化合物を得た。1H-NMR(δ, ppm, CDCl3): 10.05 (s, 1H), 8.87 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 2.75 (s, 3H).
中間体70
5−フルオロ−6−メチル−3−ピリジンカルバルデヒド(実施例128の製造に使用)
Figure 2011509975
(a)(2,6−ジクロロ−5−フルオロ−3−ピリジニル)メタノール
下、0℃にて、DCM(12ml)中、2,6−ジクロロ−5−フルオロ−3−ピリジンカルボン酸メチル(3g、13.39mmol)の溶液に、DIBAL−H(トルエン中1.5 M溶液、19.20ml、28.8mmol)を滴下した。この反応混合物を0℃で20時間攪拌した。TLC(DCM)は、出発材料が残っていることを示した。次に、さらなるDIBAL−H(トルエン1.5M溶液、10ml)を加えた。この反応物を0℃で20時間攪拌した。この反応混合物をMeOHで希釈し、減圧濃縮した。残渣を1N HCl溶液で処理し、EtOAcで3回抽出した。合わせた有機相を飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮し、1.5g(53%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.77 (d, 1H); 4.77 (bs, 2H)
(b)(6−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジニル)メタノール
1,4−ジオキサン(20ml)中、(2,6−ジクロロ−5−フルオロ−3−ピリジニル)メタノール(4.4g、22.45mmol)の溶液に、EtN(3.42ml、24.69mmol)、ギ酸(0.947ml、24.69mmol)およびPd(PPh(1.297g、1.122mmol)を加えた。次に、耐圧試験管でこの混合物を110℃で6時間加熱した。粗生成物をHOで希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相をHOおよび飽和NaClで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧濃縮した。粗生成物を、Flashmaster II、70g球状シリカゲルカートリッジおよび溶出剤としてのDCM/MeOH 98:2を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、次の工程で用いるのに十分純粋な2.0g(41%)の標題化合物を得た。
1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.18 (d, 1H); 7.70 (dd, 1H); 4.78 (bs, 2H); 1.93 (bs, 1H)
[ES MS] m/z 162 (MH+)
(c)(5−フルオロ−6−メチル−3−ピリジニル)メタノール
1,4−ジオキサン(10ml)中、(6−クロロ−5−フルオロ−3−ピリジニル)メタノール(1.3g、8.05mmol)の溶液に、KCO(3.34g、24.14mmol)、トリメチルボロキシン(1.125ml、8.05mmol)およびPd(PPh(0.465g、0.402mmol)を加えた。次に、この混合物を耐圧試験管にて110℃で20時間加熱した。得られた混合物をHOで急冷し、AcOEtで抽出し、MgSOで乾燥させ、真空濃縮した。残渣を、Flashmaster II、25g球状シリカゲルカートリッジおよび溶出剤としてのDCM/MeOH 98:2を用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、560mgの標題化合物をPhPOとともに得た。これを再び水で洗浄しおよびAcOEtで抽出してPhPOを除去した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空濃縮し、次の工程で用いるのに十分純粋な468mg(39%)の標題化合物を得た。
1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.27 (d, 1H); 7.55 (dd, 1H); 4.74 (bs, 2H); 2.49 (s, 3H)
[ES MS] m/z 142 (MH+)
(d)標題化合物
DCM(4ml)中、(5−フルオロ−6−メチル−3−ピリジニル)メタノール(468mg、3.32mmol)の溶液に、CrO(Magtrieve)(4.2g、49.7mmol)を加えた。この混合物を35℃で4時間攪拌した。TLC(DCM中5%MeOH)は、出発材料が残っていることを示した。過剰量のCrO(Magtrieve)(2.8g、33.3mmol)を加えた。この混合物を35℃で48時間攪拌した。固体を濾去し、溶媒を蒸発させ、144mg(28%)の標題化合物を得た。
1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.32 (s, 1H); 8.57 (d, 1H); 7.81 (dd, 1H); 2.87 (s, 3H)
[ES MS] m/z 140 (MH+).
中間体71
5,6−ジクロロ−3−ピリジンカルバルデヒド(実施例129の製造に使用)
Figure 2011509975
CHCl中、(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メタノール(200mg)の溶液に、モレキュラーシーブス(3A)(55mg)および4−メチル−(-methy-)モルホリン−N−オキシド(198mg)を加え、室温で10分間攪拌した。次に、過ルテニウム酸テトラ−n−プロピルアンモニウム(VII)(38mg)を加え、一晩攪拌した。この反応混合物を濾過し、溶媒を真空下で蒸発乾固させた。得られた残渣を、溶出剤としてEtOAc/ヘキサン混合物を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーカラムにより精製し、44mg(22%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 10.09 (s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.25 (s, 1H).
実施例
実施例1
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(20ml)中、中間体21(662mg)の溶液に、5−ブロモ−2−ピリジンカルバルデヒド(404mg、Alfa Aesarから)を加えた。数分間攪拌した後、NaBH(OAc)(トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム)(1.45g)を加えた。この反応物を室温で一晩攪拌し、さらなるNaBH(OAc)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。真空下で溶媒を除去して乾固させ、残渣をCHClに溶解させた。この混合物を飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、490mg(49%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.60 (d, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.76 (dd, 1H), 7.56 (dd, 1H), 7.24 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.32 (t, 2H), 3.89 (s, 2H), 2.97 (bd, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.57-2.46 (m, 1H), 2.18 (bt, 2H), 1.92 (bd, 2H), 1.51-1.34 (m, 2H). [ES MS] m/z 460 (MH+).
実施例1b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル1アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(1.5ml)中、実施例1(24mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、26μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌した後、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(28mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 10.94-10.64 (m, 1H), 9.81-9.64 (m, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.37-8.27 (m, 1H), 8.19-8.16 (m, 1H), 7.97 (d, 1H), 7.58 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.64-4.45 (m, 2H), 4.33 (s, 2H), 3.85-3.63 (m, 1H), 3.11-2.93 (m, 2H), 2.26-1.90 (m, 4H). [ES MS] m/z 460 (MH+).
実施例2
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(8ml)中、中間体29(210mg)の溶液に、2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−カルバルデヒド(80mg、COMBI-BLOCKSから)を加えた。数分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(278mg)を加えた。この反応物を室温で一晩攪拌し、さらなるNaBH(OAc)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。真空下で溶媒を除去して乾固させ、残渣をCHClに溶解させた。この混合物を飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、110mg(55%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.28 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.20 (s, 1H), 6.74 (d, 1H), 4.36 (t, 2H), 3.99 (bd, 2H), 3.98 (s, 3H), 2.97 (bd, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.60-2.48 (m, 1H), 2.19 (bt, 2H), 1.89 (bd, 2H), 1.47-1.30 (m, 2H). [ES MS] m/z 478 (MH+).
実施例2b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン塩酸塩
CHCl(1.5ml)中、実施例2(83mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、87μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌した後、溶媒を真空濃縮し、目的生成物を得た(87.5mg)。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.30-8.29 (m,1H), 7.88 (d, 1H), 7.75-7.72 (m, 1H), 7.47-7.46 (m, 1H), 6.67 (d, 1H), 4.51-4.41 (m, 2H), 4.29-4.22 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.25-3.18 (m, 2H), 2.89-2.72 (m, 2H), 2.35-2.26 (m, 1H), 2.06-1.93 (m, 2H), 1.57-1.44 (m, 2H). [ES MS] m/z 478 (MH+).
実施例3
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(30ml)中、中間体21(700mg)の溶液に、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(401mg、Flukaから)を加えた。数分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.5g)を加えた。この反応物を室温で一晩攪拌した。真空下で溶媒を除去して乾固させ、残渣をCHClに溶解させた。この混合物を飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、495mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.55 (d, 1H), 8.00-7.91 (m, 2H), 7.58-7.52 (m, 2H), 7.32-7.29 (m, 1H), 6.82 (d, 1H), 4.29 (t, 2H), 3.68 (s, 2H), 2.88-2.84 (m, 2H), 2.34-2.24 (m, 1H), 2.02-1.95 (m, 2H), 1.74-1.70 (m, 2H), 1.22-1.09 (m, 2H). [ES MS] m/z 449 (MH+).
実施例3b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(10ml)中、実施例3(468mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、520μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(543mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 10.90-10.78 (m, 1H), 9.76-9.66 (m, 1H), 8.60 (s, 1H), 840-8.26 (m, 1H), 8.00-7.94 (m, 2H), 7.73 (d, 1H), 7.60-7.57 (m, 1H), 6.87 (d, 1H), 4.65-4.55 (m, 2H), 4.24-4.16 (m, 2H), 3.84-3.72 (m, 2H), 3.19-3.03 (m, 2H), 2.43-2.32 (m, 2H), 2.13-1.98 (m, 2H). [ES MS] m/z 449 (MH+).
実施例4
Figure 2011509975
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(3ml)とMeOH(3ml)の混合物中、中間体28(100mg)およびEtN(0.1ml)の溶液に、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジンカルバルデヒド(42mg、Aldrichから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(167mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さらなるNaBH(OAc)(668mg)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。真空下で溶媒を除去して乾固させ、残渣をCHClに溶解させた。この混合物を飽和NaHCOで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、15mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.69 (s, 1H), 8.26 (d, 1H), 8.02 (d, 1H), 7.87-7.81 (m, 2H), 7.40 (d, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.34 (t, 2H), 3.96 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 2.92-2.89 (m, 2H), 2.37-2.30 (m, 1H), 2.05-1.98 (m, 2H), 1.79-1.75 (m, 2H), 1.27-1.15 (m, 2H). [ES MS] m/z 462 (MH+).
実施例4b
Figure 2011509975
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン塩酸塩
CHCl(1.5ml)中、実施例4(76mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、82μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(78mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.30-8.29 (m,1H), 7.88 (d, 1H), 7.75-7.72 (m, 1H), 7.47-7.46 (m, 1H), 6.67 (d, 1H), 4.51-4.41 (m, 2H), 4.29-4.22 (m, 2H), 4.00 (s, 3H), 3.25-3.18 (m, 2H), 2.89-2.72 (m, 2H), 2.35-2.26 (m, 1H), 2.06-1.93 (m, 2H), 1.57-1.44 (m,2H). [ES MS] m/z 478 (MH+).
実施例5
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(2.5ml)とMeOH(2.5ml)の混合物中、中間体29(105mg)の溶液に、中間体61(48mg)を加えた。数分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(223mg)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌し、中間体61(30mg)、NaBH(OAc)および数滴の酢酸を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。得られた混合物を飽和NaHCOで急冷し、CHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を分取HPLC(勾配溶出:10〜100%CHCN/HO 0.1%TFA、uv検出254nm)により精製し、標題化合物を塩として得た。得られた化合物を10%NaCO水溶液に溶解させ、CHClで抽出し、20mgの標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.28 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.24 (bd, 1H), 7.14-7.05 (m, 2H), 6.93 (t, 1H), 6.74 (d, 1H), 4.37 (d, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.73 (s, 2H), 2.99 (bd, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.58-2.48 (m, 1H), 2.26 (bd, 3H), 2.19 (bt, 2H), 1.91 (bd, 2H), 1.49-1.36 (m, 2H). [ES MS] m/z 425 (MH+).
実施例6
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
テトラヒドロフラン(5ml)中、中間体29(100mg)の溶液に、中間体56(57mg)を加えた。1時間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(76mg)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。LCMSは、反応が起こっていないことを示した。溶媒を真空下で蒸発乾固させ、5mlの1,2−ジクロロエタンおよびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(152mg)を加え、この反応物を一晩攪拌下に置いた。溶媒を真空下で蒸発乾固させた。HO/NaHCO 10%を加え、水層をCHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、溶出剤としてCHCl/MeOH 80:20を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、33mgの標題化合物を黄色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.27 (s, 1H), 7.84 (d, 1H), 6.63 (d, 1H), 4.37 (t, 2H), 4.02 (s, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.04-2.90 (m, 2H), 2.71-2.51 (m, 3H), 2.32 (s, 3H), 2.29 (s, 3H), 2.20 (t, 2H), 2.00-1.85 (m, 2H), 1.53-1.34 (m, 2H). [ES MS ] m/z 428 (MH+).
実施例7
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(10ml)中、中間体29(128mg)の溶液に、中間体41(76mg)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(293mg)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、293mgのNaBH(OAc)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。真空下で溶媒を除去して乾固させ、HOを加え、NaOH水溶液でpHを11に調整した。この反応混合物にCHClを加え、有機相を抽出した。得られた残渣を分取HPLCにより精製した。得られた化合物を0.5N NaOHに溶解させ、CHClで抽出し、32mgの標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.28 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.19 (d, 2H), 6.74 (d, 1H), 4.36 (t, 2H), 4.02 (d, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.05-2.91 (m, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.60-2.49 (m, 1H), 2.19 (dt, 2H), 1.91 (bd, 2H), 1.49-1.32 (m, 2H). [ES MS] m/z 468 (MH+).
実施例8
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(10ml)およびMeOH(10ml)の混合物中、中間体8(1.5g)の溶液に、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(965mg、Flukaから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(3.5g)を加えた。この混合物を室温で3時間攪拌した。得られた混合物を飽和NaHCOで急冷し、CHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、MeOHおよびCHCl勾配(0〜20%)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、目的生成物を白色固体として得た(1.58g、67%)。1H-NMR (δ, ppm,CDCl3): 8.55 (dd, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H), 6.91 (d, 1H), 4.38 (t, 2H), 3.76 (s, 2H), 2.97 (d, 2H), 2.64 (t, 2H), 2.50 (m, 1H), 2.18 (t, 2H), 1.87 (d, 2H), 1.42 (m, 4H). [ES MS] m/z 431 (MH+).
実施例8b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(20ml)中、実施例8(940mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、1.1mlを滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(1.04g)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 10.97-10.85 (m, 1H), 9.82-9.67 (m, 2H), 8.56 (d, 1H), 8.32-8.16 (m, 1H), 7.99-7.94 (m, 2H), 7.74-7.58 (m, 3H), 6.90 (d, 1H), 4.68-4.52 (m, 2H), 4.19 (s, 2H), 3.83-3.66 (m, 1H), 3.21-3.04 (m, 2H), 2.40-1.90 (m, 4H). [ES MS] m/z 431 (MH+).
実施例9
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(5ml)中、中間体8(60mg)の溶液に、6−ブロモ−3−ピリジンカルバルデヒド(39mg、Aldrichから)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(140mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さらなるNaBH(OAc)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。真空下で溶媒を除去して乾固させ、残渣をCHClに溶解させた。この混合物を飽和NaHCOで洗浄し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を分取HPLC(勾配溶出:10〜100%CHCN/HO、X−terra 19×150mm、uv検出254nm)により精製し、42mg(43%)の標題化合物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.54 (d, 1H), 7.91 (d, 1 H), 7.80 (m, 1H), 7.47 (dd, 1H), 7.10 (s, 1H), 6.91 (d, 1H), 6.83 (s, 1H), 4.40 (t, 2H), 3.97 (s, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.66 (m, 2H), 2.21 (m, 2H), 1.90 (bd, 2H), 1.25-1.70 (m, 4H). [ES MS] m/z 447 (MH+).
実施例10
Figure 2011509975
7−フルオロ−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(5ml)とMeOH(1ml)の混合物中、中間体20(90mg)およびEtN(0.1ml)の溶液に、6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジンカルバルデヒド(41mg、Apolloから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(150mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さらなるNaBH(OAc)(600mg)および数滴の酢酸を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。真空下で溶媒を蒸発乾固させ、HOを加え、30%アンモニア水でpHを11に調整した。水層をEtOAcで抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、45mg(44%)の標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.67 (s, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.88 (d, 2H), 7.64 (d, 1H), 7.53 (bd, 1H), 6.86 (d, 1H), 4.32 (t, 2H), 3.92 (s, 2H), 2.97 (bd, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.56-2.49 (m, 1H), 2.19 (t, 2H), 1.92 (bd, 2H), 1.46-1.36 (m, 2H). [ES MS] m/z 450 (MH+).
実施例11
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(6ml)とMeOH(0.6ml)の混合物中、中間体28(189mg)およびEtN(0.2ml)の溶液に、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(76mg、Flukaから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(300mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さらなるNaBH(OAc)(900mg)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。得られた混合物を飽和NaHCOで急冷し、CHCl/MeOHの8:2混合物で抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 95:5を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、82mg(40%)の標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.28 (d, 1H), 7.84 (d, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.38 (d, 2H), 7.25 (bd, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.73 (d, 1H), 4.38 (t, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.77 (s, 2H), 2.99 (bd, 2H), 2.66 (t, 2H), 2.58-2.45 (m, 1H), 2.28-2.15 (m, 2H), 1.95 (d, 2H), 1.50-1.35 (m, 2H). ES MS] m/z 461 (MH+).
実施例11b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン塩酸塩
CHCl(0.5ml)中、実施例11(14.3mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、15.5μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(12mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 8.28 (d, 1H), 7.88-7.83 (m, 2H), 7.70-7.68 (m, 1H), 7.51-7.48 (m, 1H), 7.42 (s, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.40-4.36 (m, 2H), 4.11-4.06 (m, 2H), 3.98 (s, 3H), 3.11-3.04 (m, 2H), 2.97-2.83 (m, 1H), 2.61-2.57 (m, 2H), 2.13-1.97 (m, 4H), 1.50-1.45 (m, 2H). [ES MS] m/z 461 (MH+).
実施例11c
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(5ml)中、実施例11(230mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、249μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(259mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 11.32-11.18 (m, 1H), 9.75-9.56 (m, 2H), 8.31 (d, 1H), 7.93-7.90 (m, 2H), 7.74-7.57 (m, 3H), 6.69 (d, 1H), 4.72-4.58 (m, 2H), 4.24-4.16 (m, 2H), 4.04 (s, 3H), 3.86-3.65 (m, 2H), 3.27-3.02 (m, 3H), 2.43-1.93 (m, 4H). [ES MS] m/z 461 (MH+).
実施例12
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(5ml)とMeOH(1ml)の混合物中、中間体28(100mg)およびEtN(0.1ml)の溶液に、4−クロロベンズアルデヒド(34mg、Flukaから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(167mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さならなるNaBH(OAc)(668mg)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。得られた混合物を飽和NaHCOで急冷し、CHClで抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 85:15を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、66mg(59%)の標題化合物を黄色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.25 (d, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.22-7.34 (m, 5H), 6.73 (d, 1H), 4.44 (t, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.07 (bd, 2H), 2.72 (t, 2H), 2.59 (bs, 1H), 2.31 (bs, 2H), 1.96 (d, 2H), 1.41-1.60 (m, 2H). [ES MS] m/z 427 (MH+).
実施例12b
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン二塩酸塩
CHCl(5ml)中、実施例12(205mg)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、240μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(215mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, DMSO-d6): 11.14-11.07 (m, 1H), 9.57-9.48 (m, 1H), 9.10-8.96 (m, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.91-7.90 (m, 1H), 7.57-7.50 (m, 5H), 6.69-6.67 (m, 1H), 4.71-4.63 (m, 1H), 4.43-4.34 (m, 1H), 4.21-4.12 (m, 2H), 4.01 (s, 3H), 3.83-3.70 (m, 1H), 3.17-2.98 (m, 3H), 2.17-1.96 (m, 3H), 1.62-1.47 (m, 1H). [ES MS] m/z 427 (MH+).
実施例12c
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン塩酸塩
CHCl(6ml)中、実施例12(328mg)の溶液に、HCl溶液(MeOH中3N溶液、240μl)を滴下した。この混合物を室温で10分間攪拌し、溶媒を真空濃縮し、目的生成物(215mg)を得た。1H-NMR (δ, ppm, D2O): 8.13 (d, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.33-7.17 (m, 5H), 6.62 (d, 1H), 4.29 (bt, 2H), 4.04 (s, 2H), 3.83 (s, 3H), 3.08 (bd, 3H), 2.60 (bt, 2H), 2.18 (bt, 2H), 2.03 (bd, 2H), 1.62-1.44 (m, 2H). [ES MS] m/z 427 (MH+).
実施例13
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(5ml)とMeOH(1ml)の混合物中、中間体20(100mg)およびEtN(0.11ml)の溶液に、6−ブロモ−3−ピリジンカルバルデヒド(49mg、Aldrichから)を加えた。30分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(171mg)を加えた。得られた混合物を室温で攪拌し、さらなるNaBH(OAc)(684mg)を、出発材料がLCMSにより検出されなくなるまで数回に分けて加えた。溶媒を真空下で蒸発乾固させ、HOを加え、6N NaOH水溶液でpHを11に調整した。水層をCHCl/MeOHの95:5混合物で抽出し、NaSOで乾燥させ、真空濃縮し、溶出剤としてCHCl/MeOH 95:5を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、52mg(45%)の標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CD3OD): 8.48 (d, 1H), 8.32 (d, 1H), 7.92-8.00 (m, 2H), 7.72 (dd, 1H), 7.56 (d, 1H), 6.86 (d, 1H), 4.42 (t, 2H), 3.78 (s, 2H), 3.04 (d, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.43-2.55 (m, 2H), 2.16 (t, 2H), 1.99 (d, 2H), 1.33-1.49 (m, 2H). [ES MS] m/z 460 (MH+).
実施例14
Figure 2011509975
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
CHCl(5ml)とMeOH(1ml)の混合物中、中間体20(90mg)およびEtN(0.11ml)の溶液に、4−フルオロベンズアルデヒド(0.02ml、Acrosから)を加えた。オービタルシェーカーで5分間攪拌した後、ポリマー支持シアノ水素化ホウ素物(242mg、添加=2.5mmol/g)の溶液と数滴の酢酸を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。得られた溶液を濾過し、この樹脂をMeOHおよびCHClで洗浄した。真空下で溶媒を除去した。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOH 9:1を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、20mg(22%)の標題化合物を白色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CD3OD): 8.50 (d, 1H), 8.01-7.95 (m, 2H), 7.55-7.50 (m, 2H), 7.23-7.17 (m, 2H), 6.88 (d, 1H), 4.49 (t, 2H), 4.21 (s, 2H), 3.29-3.18 (m, 3H), 2.87 (m, 2H), 2.38 (m, 2H), 2.18 (bd, 2H), 1.71 (m, 2H). [ES MS] m/z 399 (MH+).
実施例15
Figure 2011509975
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリダジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
アセトニトリル(1.5ml)中、中間体29(35.1mg)の溶液に、KCO(16.0mg)と中間体46(14.0mg)の混合物を加えた。この反応混合物を室温で3時間攪拌した。固体を濾去し、溶媒を蒸発させた。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOHを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、16mg(60%)の標題化合物を黄色固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.29 (d, 1H), 7.88-7.77 (m, 3H), 7.23 (bd, 1H), 6.75 (d, 1H), 4.38 (bt, 2H), 4.26 (s, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.07-2.96 (m, 2H), 2.73-2.53 (m, 3H), 2.22 (bt, 2H), 1.95 (bd, 2H), 1.56-1.38 (m, 2H). [ES MS] m/z 463 (MH+).
実施例16
Figure 2011509975
1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−イソチアゾリル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
アセトニトリル(2ml)およびメタノール(1ml)中、中間体29(92.0mg)の溶液に、KCO(41.5mg)と5−ブロモ−3−(ブロモメチル)イソチアゾール(39.2mg、Sunshine Chemlab)の混合物を加えた。この反応混合物を室温で3時間攪拌した。固体を濾去し、溶媒を蒸発させた。得られた残渣を、溶出剤としてCHCl/MeOHを用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、さらに、t−BuOMe/ヘキサンの1:2混合物での摩砕により精製し、15.5mg(21%)の標題化合物をベージュ色の固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.28 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.29-7.24 (m, 1H), 7.19 (s, 1H), 6.74 (d, 1H), 4.39 (bt, 2H), 3.99 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.09-2.95 (m, 2H), 2.67 (bt, 2H), 2.63-2.50 (m, 1H), 2.23 (bt, 2H), 1.93 (bd, 2H), 1.55-1.37 (m, 2H). [ES MS] m/z 478 and 480 (MH+).
実施例119
Figure 2011509975
7−フルオロ−1−[2−(4−{[(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン トリフルオロアセテート
窒素雰囲気下、THF/EtOH混合物(3:1.4ml)中、1−[2−(4−アミノ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(70mg、0.241mmol)および2−メチル−1H−イミダゾール−4−カルバルデヒド(29mmol、0.265mmol)の懸濁液に、チタン(IV)イソプロポキシド(137mg、0.482mmol)を加え、この混合物を攪拌下で7時間放置した。次に、水素化ホウ素ナトリウム(27.4mg、0.723mmol)を加え、反応物を一晩放置した。翌朝、LCMSは、反応が完了したことを示した。真空下で溶媒を除去し、MeOHを加え、対応する沈殿を濾過し、得られた濾液を濃縮乾固した。得られた粗生成物をフラッシュマスターII、−NHゲル、DCM/MeOH(0〜15%)により精製し、十分な純度ではない目的生成物(48mg)を得た。得られた残渣を分取HPLC(勾配溶出:10〜100%CHCN/HO 0.1%TFA、Sunfireカラム)により精製し、11mg(9%)の目的化合物をトリフルオロアセテートとして得た。1H-NMR (δ, ppm, CD3OD): 8.54 (s, 1H), 8.09-7.92 (m, 2H), 7.59 (s, 1H), 6.90 (d, 1H), 4.76-4.64 (m, 2H), 4.46 (s, 2H), 4.12-3.97 (m, 2H), 3.49-3.73 (m, 3H), 3.30-2.28 (m, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.57-2.37 (m, 2H), 2.17-2.00 (m, 2H). [ES MS] m/z 385 (MH+).
実施例131
Figure 2011509975
7−フルオロ−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(スキーム12)
(a)4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル
DCM(15ml)中、4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル(500mg、2.333mmol)の溶液に、6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキシアルデヒド(388mg、2.216mmol)を加えた。この混合物を室温で12時間攪拌し、NaBH(OAc)(1483mg、7.00mmol)を加え、それを室温で12時間攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、得られた固体をDCMに溶解させた。有機相を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、飽和NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル 50:50を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、目的化合物と対応するイミンの7:3混合物440mgを得た。この混合物をそれ以上精製せずに次の工程に用いた。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.70 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7,65 (d,1H), 3.82 (s, 2H), 3.47 (bs, 4H), 1.57-1.53 (m, 4H), 1.47 (s, 9H), 1.22 (s, 3H). [ES MS] m/z 374 (MH+).
(b)4−メチル−N−{[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}−4−ピペリジンアミン
DCM(4ml)中、4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル(220mg、0.589mmol)の溶液に、HCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、1.5ml)を加えた。この反応混合物を室温で4時間攪拌した。この混合物を蒸発させて白色固体を得、この残渣を次にメタノールに溶解させ、5g SCXカラムにのせ、メタノール、次いで、メタノール中2MのNHで溶出させた。塩基性画分を蒸発させ、142.4mg(88%)の目的化合物を次の工程で用いるのに十分純粋な無色透明の油状物として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.67 (s, 1H), 7.89 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 3.78 (s, 2H), 3.00-2.93 (m, 2H), 2.80-2.75 (m, 2H), 1.56-1.53 (m, 4H), 1.16 (s, 3H). [ES MS] m/z 274 (MH+).
(c)標題化合物:7−フルオロ−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1N)−オン
1,2−ジクロロエタン(5ml)中、(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)アセトアルデヒド(50.2mg、0,243mmol)(上記の中間体18)の溶液に、4−メチル−N−{[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}−4−ピペリジンアミン(70,0mg、0,256mmol)を加えた。この混合物を室温で12時間攪拌した後、NaBH(OAc)(163mg、0,769mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をDCMに溶解させた。有機相を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、溶出剤としてDCM/MeOH 95:5を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、67.2mg(54%)の標題化合物を淡色の固体として得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 8.70 (s, 1H), 8.42 (d, 1H), 7.93-7.87 (m, 2H), 7.63 (d, 1H), 7.55 (bd, 1H), 6.86 (d, 1H), 4.35 (t, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.71-2.62 (m, 6H), 1.65 (bs, 4H), 1.18 (s, 3H). ([ES MS] m/z 464 (MH+).
実施例132
Figure 2011509975
7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン(スキーム12)
(a)4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル
DCM(15ml)中、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(388mg、2.216mmol)の溶液に、4−アミノ−4−メチル−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル(500mg、2.333mmol)を加え、この溶液を室温で12時間攪拌した。次に、NaBH(OAc)(1483mg、7.00mmol)を加え、この混合物を室温で12時間攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をDCMに溶解させた。有機相を飽和NaHCOsおよびブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル50:50を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、目的化合物と対応するイミンの7:3混合物412mgを得た。この混合物をそれ以上精製せずに次の工程に用いた。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.48 (s, 1H), 7.44-7.36 (m, 1H), 7,21-7.18 (m,1H), 3.66 (s, 2H), 3.46 (bs, 4H), 1.53-1.43 (m, 4H), 1.46 (s, 9H), 1.18 (s, 3H). [ES MS] m/z 373 (MH+).
(b)N−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−4−メチル−4−ピペリジンアミン
DCM(4ml)中、4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル(200mg、0.269mmol)の溶液にHCl溶液(1,4−ジオキサン中4M溶液、1.3ml)を加えた。この反応混合物を室温で6時間攪拌した。この混合物を蒸発させて白色固体を得、この残渣を次にMeOHに溶解させ、この透明な黄色の溶液を5g SCXカラムにのせ、メタノール、次いで、MeOH中2MのNHで溶出させた。塩基性画分を蒸発させ、118.5mgの目的化合物を、次の工程で用いるのに十分純粋な無色透明の油状物を得た。1H-NMR (δ, ppm, CDCl3): 7.47 (bs, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.19 (dd, 1H), 3.65 (s, 2H), 3.11-3.03 (m, 2H), 2.92-2.84 (m, 2H), 1.64-1.61 (m, 4H), 1.19 (s, 3H). [ES MS] m/z 273 (MH+).
(c)標題化合物:7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン
1,2−ジクロロエタン(5ml)中、[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]アセトアルデヒド(39.7mg、0.182mmol)(上記の中間体26)の溶液に、N−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−4−メチル−4−ピペリジンアミン(52.3mg、0.191mmol)を加えた。この混合物を室温で4時間攪拌した後、NaBH(OAc)(122mg、0.574mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させ、残渣をDCMに溶解させた。有機相を飽和NaHCOおよびブラインで洗浄し、飽和NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、溶出剤としてDCM/MeOH 95:5を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーにより精製し、74.4mg(82%)の標題化合物を淡色固体として得た。1H-NMR(δ, ppm, CDCl3): 8.29 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.37 (d, 1H), 7.27 (bs, 1H), 7.19 (dd, 1H), 6.74 (d, 1H), 4.43 (bs, 2H), 4.00 (bs, 3H), 3.65 (s, 2H), 2.70 (bs, 5H), 1.67 (bs, 3H), 1.52 (bs, 2H), 1.18 (s, 3H). ([ES MS] m/z 475 (MH+).
実施例17〜135
実施例17〜135は、下表に示されているような出発材料を用い、上記の実施例に関して記載したものと同様の方法を用いて製造した。
Figure 2011509975
Figure 2011509975
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生物活性
一般抗微生物活性アッセイ
全細胞抗微生物活性を、臨床検査標準(CLSI)が推奨する手順Document M7-A7, "Methods for Dilution Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically"を用いて、培養液微小希釈により測定した。化合物は0.016〜64μg/mLの範囲の一連の2倍希釈で試験した。
化合物は、i)黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、ii)肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)およびiii)フェカリス菌(Enterococcus faecalis)から選択されるグラム陽性菌で評価した。2つの化合物については、さらに化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)およびフェシウム菌(Enterococcus faecium)でも評価した。
さらに、化合物は、iv)インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、v)カタル菌(Moraxella catarrhalis)およびvi)大腸菌(Escherichia coli)から選択されるグラム陰性菌でも評価した。2つの化合物については、さらに緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)、エンテロバクター・クロアカ(Enterobacter cloacae)、エンテロバクター・エロゲネス(Enterobacter aerogenes)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumonia)およびステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)でも評価した
最小阻害濃度(MIC)を、視覚的増殖を阻害した化合物の最小濃度として求めた。MICエンドポイントを決定する際の助けとしてミラーリーダーを用いた。
一般抗微生物活性アッセイの結果
実施例1、1b、2、2b、3、3b、4、4b、5〜8、8b、9l〜11、11c、12、12b、12c、13〜54、56〜71、73〜86、89〜109、111〜125および127〜133を、抗微生物活性アッセイで上記に挙げた微生物に対して試験した。実施例23および82はさらに、上記に挙げた他の微生物に対しても試験した。上記に挙げた少なくとも1つの微生物株に対してMIC値4を示した実施例14と57;上記に挙げた少なくとも1つの微生物株に対してMIC値32を示した実施例60と128;上記に挙げた少なくとも1つの微生物株に対してMIC値>64を示した実施例119;そして微生物i)〜vi)に活性を示さなかった実施例58以外の総ての供試例は、上記に挙げた少なくとも1つの微生物株に対して2μg/ml以下のMIC値を示した。上記に挙げたi)〜vi)の各微生物の少なくとも1つの株では、少なくとも1つの供試例が2μg/ml以下のMIC値を持っていた。
結核菌(Mycobacterium tuberculosis)H37Rv阻害アッセイ
各供試化合物に関する最小阻害濃度(MIC)の測定は、96ウェル平底ポリスチレンマイクロタイタープレートで行った。400μMで始め、無希釈DMSOで10種の2倍希釈を行った。これらの薬剤溶液5μlを95μlのMiddlebrook 7H9培地に加えた(プレートレイアウトはA〜H行、1〜10列)。イソニアジドを陽性対照として用い、160μg/mlで始め、8種の2倍イソニアジド希釈液を作製し、95μlのMiddlebrook 7H9培地(Difco catalogue ref. 271310)にこの対照曲線5μlを加えた(11列、A〜H行)。列12には5μlの無希釈DMSOを加えた(増殖およびブランク対照)。
接種物をおよそ1×10cfu/mlの標準化し、Middlebrook 7H9培養液(Becton Dickinson Catalogue Ref. 211887から入手可能な微生物種の増殖を補助する脱水培養培地Middlebrook ADC enrichment)中1:100希釈し、H37Rv株(ATCC25618)の最終接種物を作製した。この接種物100μlをG−12およびH−12ウェル(ブランク対照)を除く総てのプレートに加えた。周辺ウェルの乾燥を防ぐために総てのプレートを密閉ボックスに入れ、それらを37℃で振盪せずに6日間培養した。レザズリン(乳汁試験用レサズリン錠;Ref 330884Y VWR International Ltd)1錠を30mlの無菌PBS(リン酸緩衝生理食塩水)に溶かすことにより、レサズリン溶液を作製した。この溶液25μlを各ウェルに加えた。48時間後に蛍光を測定し(Spectramax M5 Molecular Devices、励起530nm、発光590nm)、MIC値を求めた。
核菌(Mycobacterium tuberculosis)H37Rv阻害アッセイの結果
実施例1、1b、2、2b、3、3b、4、4b、5〜8、8b、9〜11、11c、12、12b、12cおよび13〜111を結核菌H37Rv阻害アッセイで試験した。実施例1、1b、2、2b、3、3b、4、4b、5〜8、8b、9〜11、11b、11c、12、12b、12c、13〜59、61〜118および120〜135は2.4μg/ml以下のMIC値を示した。実施例1、1b、2、2b、3、3b、4、4b、5、7〜8、8b、10、11、11b、11c、12、12b、12c、13、15〜33、35〜37、39〜47、50、52〜56、58、59、61〜63、65〜67、69〜80、82〜102、104〜110、112、115、117、118、120、122、123、124、126、127、129および133〜135は、1.0μg/ml以下のMIC値を示した。

Claims (29)

  1. 式(I):
    Figure 2011509975
    [式(I)において、
    は、水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−を表し;
    は、水素またはヒドロキシを表し;
    Arは、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニル、イミダゾリルおよびチオフェニルから選択される基を表し;
    ここで、
    Arは第一の基Rで置換され、ここで、Rはハロ、CF、C1−5アルキル、C1−5ヒドロキシアルキル、ニトロおよびシアノから選択される基を表し;Arがピリジルを表す場合、Rは代替的にC1−3アルコキシ−を表してもよく;
    Arは第二の基Rで置換されていてもよく;
    がハロを表す場合、任意のR基はハロを表し;
    がCFを表す場合、任意のR基はハロを表し;
    がC1−3アルキルまたはC1−5ヒドロキシアルキルを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびC1−3アルコキシ−から選択され;
    がニトロを表す場合、任意のR基はハロおよびCFから選択され;
    がシアノを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキルおよびニトロから選択され;
    がC1−3アルコキシ−を表す場合、任意のR基はハロおよびニトロから選択され;
    が水素であれば、Rは水素またはC1−3アルキルであり、Rがヒドロキシルであれば、Rは水素である]
    の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  2. 式(IA):
    Figure 2011509975
    [式(IA)において、
    は、水素;ハロ;またはC1−3アルコキシ−を表し;
    は、水素またはヒドロキシを表し;
    Arは、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニル、イミダゾリルおよびチオフェニルから選択される基を表し;
    ここで、
    Arは第一の基Rで置換され、ここで、Rはハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびシアノから選択される基を表し;ピリジルを表す場合、Rは代替的にC1−3アルコキシ−を表してもよく;
    Arは第二の基Rで置換されていてもよく;
    がハロを表す場合、任意のR基はハロを表し;
    がCFを表す場合、任意のR基はハロを表し;
    がC1−3アルキルを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキル、ニトロおよびC1−3アルコキシ−から選択され;
    がニトロを表す場合、任意のR基はハロおよびCFから選択され;
    がシアノを表す場合、任意のR基はハロ、CF、C1−3アルキルおよびニトロから選択され;
    がC1−3アルコキシ−を表す場合、任意のR基はハロおよびニトロから選択される]
    を有する式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  3. Arがフェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピラジニル、チアゾリル、フラニルおよびチオフェニルから選択される基を表す、請求項1または2に記載の式(I)もしくは(IA)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  4. 置換基Rが存在する、請求項1、2または3に記載の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  5. Arがフェニルを表す場合、置換基Rと任意の置換基Rが、Arと分子の残りの部分との結合点に対してメタ位またはパラ位に存在する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)または(IA)の化合物。
  6. 式(I)の化合物の絶対立体化学が
    Figure 2011509975
    である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  7. がハロを表し、任意のR基がハロを表す、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  8. がCFを表し、Rがハロを表す、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  9. がC1−3アルキルを表し、R基がハロ、C1−3アルキルおよびニトロから選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  10. がC1−3アルコキシ−を表し、Rがハロおよびニトロから選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  11. Arがフェニルであり、RがCFであり、Rが存在しないか、または存在して、メチルまたはクロロである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  12. Arがフェニルであり、Rがクロロであり、Rが存在しないか、または存在してクロロである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  13. Arがピリジルであり、RがCFであり、Rが存在しない、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  14. Arがピリジルであり、Rがクロロであり、Rが存在してメチル、メトキシまたはフルオロである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  15. Arがチエニルであり、Rがブロモであり、Rが存在してブロモまたはメチルである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の薬学上許容される塩。
  17. 1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(4−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4,5−ジメチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4,5−ジクロロ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 二塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリダジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−イソチアゾリル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(エチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(エチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(エチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−フラニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−[2−(4−{[(4−ニトロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(6−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−フルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[5−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[5−クロロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[3−クロロ−4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    4−{[(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1 (2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,5−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−[2−(4−{[(4−メチル−3−ニトロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−{2−[4−({[5−フルオロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−フラニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[5−フルオロ−6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−フルオロ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロ−5−フルオロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,5−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−フルオロ−5−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−フルオロ−4−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロ−3−メチルフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジブロモフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[4−({[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−4−メチル−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R,4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R,4S)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[(3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3S,4R)−4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−{2−[(3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−クロロフェニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(2−ブロモ−1,3−チアゾール−5−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4,5−ジブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(4−ブロモ−2−チエニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[5−(メチルオキシ)−6−ニトロ−2−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(6−クロロ−2−ピラジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    2−フルオロ−5−{[(1−{2−[7−(メチルオキシ)−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル]エチル}−4−ピペリジニル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル;
    7−(メチルオキシ)−1−{2−[4−({[2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン:
    1−[2−(4−{[(4,6−ジメチル−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−2−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−[2−(4−{[(2−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン トリフルオロアセテート;
    2−フルオロ−5−[({1−[2−(7−フルオロ−2−オキソ−1,5−ナフチリジン−1(2H)−イル)エチル]−4−ピペリジニル}アミノ)メチル]ベンゾニトリル;
    1−{2−[4−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−[2−(4−{[(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−クロロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン 塩酸塩;
    1−[2−(4−{[(5,6−ジメチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5−クロロ−6−エチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−フルオロ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−((3R,4S)−4−{[(5−ブロモ−6−メチル−3−ピリジニル)メチル]アミノ}−3−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    7−フルオロ−1−{2−[4−メチル−4−({[6−(トリフルオロメチル)−3−ピリジニル]メチル}アミノ)−1−ピペリジニル]エチル}−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジニル)エチル]−7−(メチルオキシ)−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン;および
    1−[2−(4−{[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]アミノ}−4−メチル−1−ピペリジニル)エチル]−7−フルオロ−1,5−ナフチリジン−2(1H)−オン、
    から選択される、請求項1〜16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の薬学上許容される塩、またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  18. 式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる、医薬組成物。
  19. 哺乳類、特にヒトにおける結核の処置方法であって、そのような処置を必要とする哺乳類に、有効量の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを投与することを含んでなる、方法。
  20. 哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置方法であって、そのような処置を必要とする哺乳類に、有効量の式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドを投与することを含んでなる、方法。
  21. 医療に用いるための、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  22. 哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  23. 哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシド。
  24. 哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドの使用。
  25. 哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための薬剤の製造における、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドの使用。
  26. 哺乳類、特にヒトにおける結核の処置に用いるための医薬組成物であって、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる、医薬組成物。
  27. 哺乳類、特にヒトにおける細菌感染の処置に用いるための医薬組成物であって、式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩、溶媒和物もしくはN−オキシドと、1以上の薬学上許容される担体、賦形剤または希釈剤とを含んでなる、医薬組成物。
  28. 以下のスキーム:
    Figure 2011509975
    に従った、式(II)(式中、R、RおよびRは式(I)に関して定義される通り)の化合物または塩酸塩などの式(II)の化合物の酸塩と、式(III)(式中、Arは式(I)に関して定義される通り)のアルデヒドの間の反応による、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
  29. 以下のスキーム:
    Figure 2011509975
    に従った、式(II)(式中、Rは式(I)に関して定義される通りであり、Rは水素である)の化合物と、式(IV)(式中、halはハロ基である)のアルキル化剤の間の反応による、式(I)(式中、RおよびArは式(I)に関して定義される通りであり、Rは水素である)の化合物の製造方法。
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