JP2011507415A - ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置を有するシステムにおけるビデオ処理の調整 - Google Patents

ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置を有するシステムにおけるビデオ処理の調整 Download PDF

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Abstract

ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の一方は、(a)一方の装置におけるビデオ処理機能を解除するとともにビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の他方にビデオ処理機能を起動させるための命令を送信し、(b)一方の装置におけるビデオ処理機能を起動するとともに他方の装置にビデオ処理機能を解除させるための命令を送信し、そして(c)所望のビデオ画像に(a)又は(b)のいずれを作用させるかを示すユーザ入力にもとづいて(a)または(b)を実行することができる。一方の装置は、他方の装置が可能なビデオ処理機能の表示を受信し、一方の装置も可能な少なくとも一つの表示されたビデオ処理機能について(a)、(b)および(c)を実行することができる。(a)又は(b)に由来するどちらのビデオ画像が好ましいかを示すための少なくとも一つの選択可能なコントロールを含むユーザインタフェースが表示可能である。
【選択図】図1

Description

本開示はビデオ処理に係り、更に詳しくはビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置を有するシステムにおいてビデオ処理を調整することに関する。
ビデオ送信側装置(即ち、ビデオ画像を含むビデオ信号を出力可能な装置、例えば、DVD−ビデオプレーヤ、高密度HD−DVDビデオプレーヤ、ブルレイ(Blu-Ray)ディスクプレーヤ、セットトップボックス、又はPC)と、ビデオ受信側装置(即ち、ビデオ信号を受信しその信号に更なるビデオ処理を施し場合によってはその結果のビデオ画像を表示することが可能なテレビ受像機又はモニター等の装置、例えば、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)若しくはプラズマディスプレイのようなフラットパネルディスプレイ、又はデジタルライトプロセシング(DLP)若しくは液晶オンシリコン(LCoS)ディスプレイのようなリアプロジェクションディスプレイをはじめとするアナログ又はデジタルデバイス)は、別々に購入されることが珍しくない。例えば、家庭用娯楽システムを構築しようとする消費者は、ビデオ送信側装置コンポーネントをある製造業者から購入し、ビデオ受信側装置コンポーネントを他の製造業者から購入することができる。消費者によるコンポーネントの選択は、消費者の好み、利便性、あるいは小売業者のプロモーション等の因子により動機付けられるであろう。そうして、消費者は、送信側デバイスが受信側デバイスに向けてビデオ信号を出力するように、家庭用娯楽システム内においてこれらコンポーネントを相互接続することができる。相互接続は、ケーブルを介していてよく、そして周知の工業規格、例えば、VGA、コンポジット/S−ビデオ若しくはコンポーネント出力、デジタルビジュアルインタフェース(Digital Visual Interface)(DVI)、高解像度マルチメディアインタフェース(High-Definition Multimedia Interface)(商標)(HDMI(商標))又はディスプレイポート(DisplayPort)(登録商標)に適合していてよく、あるいはワイヤレスディスプレイインタフェース(例えば「ワイヤレスHDMI」)であってよい。
最近の多くのビデオ送信側装置は、種々のビデオ処理機能、例えば、フレームレート変換、インターレーシング、デ・インターレーシング、ノイズ除去、スケーリング、色補正、コントラスト補正、ガンマ補正、及び詳細エンハンスメント等を実行することが可能である。各ビデオ処理機能は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、あるいはこれらの組み合わせによりもたらされ得るビデオプロセッサの機能ブロックにより実行されることがある。ある機能ブロックは種々のビデオ送信側装置において様々な方法で実装されてよい。即ち、ある一つのビデオ送信側装置におけるある機能ブロックは、所望のビデオ処理機能を達成するための一つのビデオ処理アルゴリズムを適用している一方で、他のビデオ送信側装置における同じ機能ブロックは、当該ビデオ処理機能を異なる方法で達成するための他のビデオ処理アルゴリズムを適用しているかもしれない。例えば、幾つかのインターレーサブロックがビデオをインターレーシングするために走査線デシメーションアルゴリズムを適用しているのに対し、他の幾つかのブロックは垂直フィルタリングアルゴリズムを適用していることがある。ある機能ブロックにより用いられているアルゴリズムは固定されていてよく、あるいは動的に設定可能であってよい。後者の場合、任意の与えられた時間において用いられているアルゴリズムは、例えばその時点で処理されているビデオ信号のコンテンツあるいはユーザの好みといった因子によって決定されてよい。
ビデオ受信側装置もまた、上流のビデオ送信側装置が実行可能なのと同様なビデオ処理機能(「重複ビデオ処理機能」と称する。)の幾つかあるいはすべてを含め、受信したビデオ信号に対して様々のビデオ処理機能を適用可能であろう。重複は、ビデオ受信側装置が、多様なビデオ処理能力を有し得る様々な種類のビデオ送信側装置と相互接続可能であることが意図されているモジュラーコンポーネントであるという事実に起因していそうである。従って、ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置は、ビデオ処理の観点からすると各々異なる長所及び弱点を有することとなろう。例えば、送信側装置は受信側装置が実行することのできない多数のフレームレート変換機能が可能である一方、受信側装置は送信側装置が実行することのできない多数のデ・インターレーシング機能が可能であることがある。
テレビ受像機に接続されたプレーヤにおいてDVDを再生するための取扱説明と共に、テストビデオ画像やビデオクリップが収容されたDVDが消費者に提供されることが知られている。取扱い説明は、DVD−ビデオプレーヤをテストするためのDVD−ビデオプレーヤ出力設定(例えば720p、768p、1080i又は1080p)だけでなく、テレビ受像機をテストするためのDVD−ビデオプレーヤ出力設定(例えば480i)、更には様々な種類のテレビ受像機のための設定(例えば、720p DLP、LCD若しくはプラズマ;768p LCD若しくはプラズマ;1024×1024 プラズマ;又は1920×1080 DLP、LCD若しくはプラズマ)を示唆するであろう。取扱い説明は、更には表示された画像あるいはクリップが品質についてどのように評価されるべきかについても説明してくれるかもしれない。不都合なことに、DVD−ビデオプレーヤ出力設定が正確に設定されているかは、ユーザーに委ねられている。もし設定が正確になされていないと、表示された画像あるいはクリップについての品質の評価は、故障した装置(DVD−ビデオプレーヤ又はテレビ受像機)に起因するものとされてしまうかもしれない。多くのDVD−ビデオプレーヤにおける複雑化したユーザインタフェースと多くのユーザが出力設定に不慣れであることとを考慮すると、間違った出力設定の可能性は高い。また、DVD−ビデオプレーヤの出力設定が正しくなされていたとしても、最適画像品質のためにテストの結果に基いて適切な方法でDVD−ビデオプレーヤを最終的に設定することは、ユーザーに委ねられている。かさねて、誤った設定の可能性は比較的高い。
上述した不都合の少なくとも一部を軽減し又は未然に防ぐ解決方法が要望されている。
一つの側面によると、ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の一方において、(a)前記一方の装置におけるビデオ処理機能を解除すると共に前記ビデオ送信側装置及び前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、(b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動すると共に前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、(c)ステップ(a)または(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを含む方法が提供される。
他の側面によると、ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の一方のプロセッサによって実行されたときに、(a)前記一方の装置におけるビデオ処理機能を解除するとともに前記ビデオ送信側装置及び前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、(b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、(c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記一方の装置に実行させる命令を記憶している機械可読記録媒体が提供される。
他の側面によると、プロセッサと前記プロセッサに相互接続されたメモリとを備えたビデオ受信側装置であって、前記プロセッサによって実行されたときに、(a)前記ビデオ受信側装置におけるビデオ処理機能を解除するとともにビデオ送信側装置に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、(b)前記ビデオ受信側装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記ビデオ送信側装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、(c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記ビデオ受信側装置に実行させる命令を前記メモリが記憶しているビデオ受信側装置が提供される。
他の側面によると、プロセッサと前記プロセッサに相互接続されたメモリとを備えたビデオ送信側装置であって、前記プロセッサによって実行されたときに、(a)前記ビデオ送信側装置におけるビデオ処理機能を解除するとともにビデオ受信側装置に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、(b)前記ビデオ送信側装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記ビデオ受信側装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、(c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記ビデオ送信側装置に実行させる命令を前記メモリが記憶しているビデオ送信側装置が提供される。
他の側面によると、処理されたときに回路の作成を引き起こす命令を記憶している機械可読記録媒体であって、前記回路は、(a)ビデオ送信側装置およびビデオ受信側装置の一方におけるビデオ処理機能を解除するとともに前記ビデオ送信側装置および前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、(b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、(c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいて、ステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとが可能であり、前記回路は前記一方の装置を含む機械可読記録媒体が提供される。
本開示の更に他の側面及び特徴は、以下の具体的な発明の実施形態の記述を添付図面と共に精査することにより、当業者に明らかなものとなるであろう。
本発明の例示的な実施形態を示す図面において:
ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置を有するシステムの概略図。 図1のビデオ送信側装置の動作を示すフローチャート。 図1のビデオ受信側装置の動作を示すフローチャート。 図1のシステムによって提示されるグラフィカルユーザインタフェースの画面を示す図。 図1のシステムによって提示されるグラフィカルユーザインタフェースの画面を示す図。 図1のシステムによって提示されるグラフィカルユーザインタフェースの画面を示す図。 図1のシステムによって提示されるグラフィカルユーザインタフェースの画面を示す図。 図1のビデオ送信側装置で可能なビデオ処理機能の表示例を示す概略図。 図1のビデオ受信側装置で可能なビデオ処理機能の表示例を示す概略図。 ビデオ送信側装置又はビデオ受信側装置を備えた回路の製造の簡易化された概略図。
図1を参照すると、例示的なシステム10が示されている。システム10は相互接続16によって相互接続されたビデオ送信側装置12及びビデオ受信側装置14を含む。
ビデオ送信側装置12は、例えばフレーム又はフィールを含むビデオ信号を相互接続16へ出力する電子装置である。装置12は、例えばPC、DVD−ビデオプレーヤ、HD−DVDビデオプレーヤ、ブルレイディスクプレーヤであってよく、あるいは、例えば同軸ケーブル、衛星放送受信用アンテナ、電話線、電力線経由広帯域線、イーサネットケーブル、又はアナログ若しくはデジタルの放送(例えばVHF、UHF又はHD)からのビデオ信号を任意に受信するセットトップボックスであってもよい。図1に示されるように、ビデオ送信側装置12は、バッファ20と、ビデオ処理機能ブロック22及び24と、制御器30とを含む。ビデオ送信側装置12の他の構成部品は明瞭のために省略されている。
バッファ20は、フレーム又はフィールドの形態であることのあるビデオデータであって、ビデオ処理機能ブロック22及び24の一つ又は二つ以上によってビデオ処理機能が選択的に実行されるビデオデータを記憶する。記憶されているビデオデータは、ビデオ送信側装置12内のバッファより上流側で、MPEG、MPEG2、MPEG4、divX、ITU推奨ITU−H.264、HDMI(商標)、ATSC、PAL又はNTSCテレビ放送、デジタルテレビ放送(例えばITU BT.601)その他の数あるビデオ符号化/圧縮規格の少なくとも一つに適合してよいデコーダ(図示せず)により、フレーム又はフィールドに既に復号化されていてよい。デコーダ(もしあれば)が作用するビデオ信号は、例えば、ビデオ送信側装置12によって外部ソース(例えばケーブルヘッドエンド、衛星又は放送)から受信されてよく、装置12によって記憶媒体(例えばハードドライブ又はDVD等の光学ディスク)から読み取られてよく、あるいは装置12において生成されてよい(例えばビデオゲームのようなソフトウエアアプリケーションによって)。バッファ20は、ビデオ送信側装置12内のより大規模な揮発性メモリの一部とすることができる。バッファ20は、ビデオ処理機能ブロック22及び24の並列動作を容易にするために、多重連続的なフレーム又はフィールドを一旦記憶しておくだけの容量を有していてよい。ビデオデータに対して一旦ビデオ処理機能が実行されたならば、典型的には(必ずしもそうとは限らないが)ビデオインタフェース送信機(図示せず)によって、その処理されたビデオデータはバッファ20から相互接続16へビデオ信号として出力される。もしあればビデオインタフェース送信機の役割は、ビデオデータを、相互接続16を管理している有効なビデオインタフェース規格(例えばDVI、HDMI(商標)、ディスプレイポート(DisplayPort)(登録商標)、デジタルフラットパネル(DFP)インタフェース、オープンLVDSディスプレイインタフェース(OpenLDI)、若しくはギガビットビデオインタフェース(GVIF)規格、又はワイヤレスディスプレイインタフェース)に適合するビデオ信号に変換することである。処理されたビデオデータを相互接続16へのその送出に先立ち記憶するために、バッファとビデオインタフェース送信機との間にフレームバッファ(図示せず)が介在していてもよい。
ビデオ処理機能ブロック22、24の各々は、ビデオ処理機能を実行するハードウエア、ソフトウエア、又はファームウエア(あるいはこれらの組み合わせ)のブロックである。図1には二つのブロック22、24のみが図示されているが、ブロックの数は1以上の整数Nであってよいことは理解されるべきである。Nブロックにより実行されるビデオ処理機能は、例えば、フレームレート変換、インターレーシング、デ・インターレーシング、ノイズ除去、スケーリング、色補正、コントラスト補正、ガンマ補正及び詳細エンハンスメントを含んでいてよい。幾つかの機能ブロックは、所望のビデオ処理機能を達成するための多数のアルゴリズムの一つを選択的に実行可能であってよい。例えば、インターレーシングブロックは、走査線デシメーションアルゴリズムあるいは垂直フィルタリングアルゴリズムのいずれかを適用可能であってよい。任意の与えられた時間において用いられているアルゴリズムは、例えばその時点で処理されているビデオデータのコンテンツあるいはユーザの好みといった因子によって決定されてよい。他の機能ブロックは所望のビデオ処理機能を達成するために一つのアルゴリズムだけを適用してよい(即ちそのアルゴリズムは固定されていてよい)。明確化のため、ここで用いられている「アルゴリズム」という語は、必ずしもソフトウエア実装を想起させるものではないと理解されるべきである。
例示のため、各機能について簡潔に述べながらそのビデオ処理機能を達成するために実行可能な二つ以上のビデオ処理アルゴリズムと共に、幾つかの例示的なビデオ処理機能を以下に明らかにする。
走査率変換(即ちフレームレート変換)
全Nフレーム/フィールドのドロッピング/デュプリケーティング − これは全Nフィールドから一つがドロップ又はデュプリケートされる走査率変換の簡単な形態である。例えば、60−Hzの50−Hzインターレース動作への変換は、全6フィールドから一つをドロップしてよい。この技術で生じ得る不利な点は、「ジャダ(judder)」と称される明らかにぎこちない動きである。
3:2プルダウン − この技術は通常24フレーム/秒のコンテンツをNTSC(59.94−Hzフィールドレート)に変換するときに用いられる。フィルムスピードは0.1%落とされて23.976(24/1.001)フレーム/秒となる。二つのフィルムフレームが五つのビデオフィールドを生成する。
他のプルダウン − 他の種類のプルダウン、例えば2:2、24:1等が実行されることがある。
一時的補間 − この技術は、必要に応じて所望のフレームレートを得るために元のフレームから新たなフレームを生成するものである。過去及び未来の入力フレームからの情報は、被写体の出現及び消失を最適に操作するために用いることができる。一時的補間を用いて50−Hzを60−Hzに変換する場合、50−Hzビデオの全5フィールドに対して60−Hzビデオの6フィールドが対応する。両ソースが調整された後、隣り合った二つの50−Hzフィールドが互いに混合され、新たな60−Hzフィールドを生成する。
モーション圧縮 − モーション圧縮は、ビデオデータ内で真のモーションベクトルを特定し、この情報を、一時的補間の期間にモーションアーティファクト欠陥(motion artifacts)を最小限に抑えるために用いることが企図されている。この結果は、ジャダの無い滑らかで自然なモーションをもたらすことができる。
インターレーシング
走査線デシメーション − この方法においては、インターレースされなかった各フレームの全アクティブ走査線は捨てられる。
垂直デフリッカーフィルタリング − この方法においては、インターレースされなかったデータの2本以上の線がインターレースされたデータの1本の線を生成するために用いられる。高速垂直遷移(fast vertical transitions)は幾つかのインターレースされた線にわたって円滑化される。
デ・インターレーシング
走査線デュプリケーション − 走査線デュプリケーションは直前のアクティブ走査線を複製する。アクティブ走査線の数は倍になるが、垂直解像度は高くならない。
フィールドマージング − この技術では、ビデオの一つのフレームを生成するために、連続した二つのフィールドが一つにまとめられる。各フィールド時間での当該フィールドのアクティブ走査線は、直前のフィールドのアクティブ走査線と一まとめにされる。その結果、各入力フィールド時間に対して、一対のフィールドが組み合わされて一つのフレームを生成する。動いている被写体については、二つのフィールド間の時間差に起因して、「コーミング(combing)」とも称されるアーティファクト欠陥が伴うことがある。
走査線補間 − 走査線補間は、元のアクティブ走査線の間への補間走査線を生成する。アクティブ走査線の数は倍になるが、垂直解像度は倍にはならない。簡易実装では、二本の入力走査線の間に新たな走査線を生成するために線形補間が用いられる。より良い結果は有限インパルス応答(FIR)を用いることにより達成され得る:
モーション適応デ・インターレーシング − この方法の「ピクセル毎」のバージョンでは、画像の静止領域に対してはフィールドマージングが用いられ、動きのある領域には走査線補間が用いられる。これを達成するために、画像全体にわたってリアルタイムでサンプル毎にモーションが検出される。このように即座に処理されたビデオの幾つかのフィールド。二つのフィールドが組み合わされるので、画像の静止領域においては垂直解像度は最大に維持される。いつ直前のフィールド(モーションにより「間違った」位置にあり得る)を用いあるいは最新のフィールドにおける隣り合った走査線からの新たなサンプルを補間するのかに関しての選択がなされる。これら方法間での突然の切り換えが見えにくくなるようにするために、クロスフェーディングあるいは「ソフトスイッチング」が用いられる。幾つかの解決法では、「ピクセル毎」モーション適応デ・インターレーシングでは行われているような全サンプルに対する決定の必要性を避けるために、「フィールド毎」モーション適応デ・インターレーシングを実行することができる。
モーション補償デ・インターレーシング − モーション補償(又は「モーションベクトル操舵」)デ・インターレーシングは、モーション適応デ・インターレーシングよりも桁違いに複雑であり、各サンプルに対してフィールド間のモーションベクトルを計算するとともに各サンプルのモーション奇跡に沿った補間をすることが必要である。
対角線エッジ補間 − は、対角線を探し、明らかな「階段」効果を除去するためにそれら対角線に沿って補間することを試みる。
スケーリング
画素ドロッピング及びデュプリケーション − 「最近接」スケーリングとも称されるこの方法では、出力サンプルに最も近い入力サンプルのみが用いられる。画素ドロッピングでは、全YサンプルのうちのXが水平及び垂直の両方に対して捨てられる。ブレゼンハム(Bresenham)線描画アルゴリズムの修正バージョンが、どのサンプルを捨てないかを決定するために一般的に用いられている。単純なアップスケーリングを達成可能な画素デュプリケーションでは、全YサンプルのうちのXが垂直及び水平の両方に対して複製される。
線形補間 − この方法では、出力サンプルが二つの入力サンプルの間に含まれる(水平又は垂直に対して)場合、出力サンプルはそれら二つの入力サンプル間での線形的な補間により計算される。
アンチ−エイリアス再サンプリング − この方法は、周波数成分が水平及び垂直に対して画像サイズと比例関係で縮小拡大することを確実なものとするために用いられる。本質的には、入力データは、サンプリング頻度を高められる(upsampled)とともに、補間処理により生成された画像周波数成分を除去するために低域通過のフィルタリングを受ける。フィルターは、再サンプリングプロセスにおいてエイリアスを生じさせる(alias)ことになる周波数を除去する。
コンテンツ適応スケーリング − スケーリングは拡大縮小されつつあるデータに一部もとづいている(一般に適用されているスケーリングアルゴリズムと対照的に)。
色補正
肌トーン補正、白色点補正、及び彩度エンハンスメントは、選択的にあるいは組み合わせて適用し得る色補正アルゴリズムの様々な種類の例を網羅する。
詳細エンハンスメント
鮮鋭度エンハンスメント − 鮮鋭度は、例えば、隣り合う画素の輝度を詳細に調べることとこれらの間のコントラストを強調することとを通して増大される。
エッジエンハンスメント − ある画像内における角と縁を検出してそれらを全体として増幅拡大すること。
超解像度 − 画像特徴の解像度を向上させるために、その特徴が出現するフレームのシーケンスにわたってその特徴に関する情報が集められる。当該情報は次いで各フレームにおける特徴の鮮鋭度を高めるために用いることができる。
前述したビデオ処理アルゴリズムは単に例示的なものであり、代替的な実施形態では異なることがあろうことは理解されるべきである。
制御器30はビデオ送信側装置12の構成部品であり、ビデオ処理機能ブロック22、24の動作を制御する。特に、制御器は、各機能ブロック22、24を独立に起動及び解除することが可能である。ある機能ブロックによって適用されているビデオ処理アルゴリズムが動的に設定可能である場合、制御器30もまたその機能ブロックで適用されるべきビデオ処理アルゴリズムを設定可能である。制御器30は、更に、ビデオ処理ブロック22、24の一つ又は二つ以上を起動し又は解除するためのビデオ受信側装置14からの命令を受信可能である。制御器30は、ビデオ送信側装置12の種類に応じて異なることのある制御器30の実装により、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエアあるいはこれらの組み合わせにおいて実施可能である。例えば、もしビデオ送信側装置12がPCであれば、制御器30は、ビデオプレーヤソフトウエアアプリケーションを実行するグラフィックスサブシステムカード内のグラフィックスプロセシングユニット(GPU)あるいはグラフィックスドライバであってよい。もしビデオ送信側装置12がDVD−ビデオプレーヤ等の民生用電子機器の要素であれば、制御器30は(バッファ20及び機能ブロック22、24と同様に)ハードウエアビデオプロセッサ部品の一部を構成していてよい。
ここで説明されているようなビデオ送信側装置12の動作は、制御器30であることのあるプロセッサにより実行されるために、例えば光学ディスク、磁気ディスクあるいはリードオンリーメモリチップ等の機械可読媒体32からビデオ送信側装置12のメモリ(明示的には図示せず)へ読み込まれた実行可能な命令によって統制されてよい。
ビデオ受信側装置14は、ビデオデータ(例えばフレーム又はフィールド)を含むビデオ信号を相互接続16から受信し、そのビデオデータに対して選択的に更なるビデオ処理を適用する電子装置である。本実施形態では、ビデオ受信側装置14は、受信され選択的に処理されたビデオデータに基くビデオ画像を表示することも可能な例えばCRT、LCD、LCoS、DLP又はプラズマのモニター又はテレビ受像機等の表示装置である。尚、中間ビデオプロセッサ(例えばDVDO(登録商標)iScan(商標)VP50)等のある種のビデオ受信側装置はディスプレイを内蔵していないこともあり、ビデオ画像を表示する能力はビデオ受信側装置に要求される特徴ではないということは理解されるべきである。本実施形態のビデオ受信側装置14は、装置14に搭載された受信機(図示せず)に向けてRF信号又は赤外(若しくは近赤外)光ビームを放射可能なリモートコントロールユニット52により制御される。他の実施形態では、装置前面パネルのボタン操作により制御可能である。
図1に示されるように、ビデオ受信側装置14は、バッファ40と、ディスプレイ41と、ビデオ処理機能ブロック42及び44と、制御器50と、メモリ54とを含んでいる。ビデオ受信側装置14の他の構成部品は明瞭のために省略されている。
バッファ40は、機能ブロック42及び44の一つ又は二つ以上によってビデオ処理機能が選択的に行われるビデオデータを記憶する。ビデオデータは、例えばフレーム又はフィールドを含むことができる。バッファ40内のビデオデータは、先ず相互接続16から受信され、相互接続16がビデオインタフェース規格に適合する場合には、バッファに記憶されるのに先立ちビデオインタフェース受信機(図示せず)によって復号化されていてよい。バッファ40は、ビデオ受信側装置14のより大規模な揮発性メモリ(例えば前述したメモリ54)の一部を構成していてよく、ビデオ処理機能ブロック42及び44の並列動作を容易にするために、多重化された連続フレーム又はフィールドを同時に記憶する能力を有していてもよい。ビデオ処理機能がもしあれば、ブロック42又は44によってその機能がビデオデータに対して実行された後、ビデオデータはディスプレイ41上でビデオ画像として表示される。フレームバッファ(図示せず)がバッファ40とディスプレイ41の間に介在していてもよい。
ビデオ処理機能ブロック42、44は、概念的にはビデオ送信側装置12のビデオ処理機能ブロック22、24に類似しているが、必ずしも同じように実装されているとは限らない。一般的には、各ブロック42、44は、ビデオ処理機能を実行するハードウエア、ソフトウエア、あるいはファームウエア(又はこれらの組み合わせ)ブロックである。図1には二つのブロック42、44のみが図示されているが、これらのブロックの数は1より大きい整数Mであってよいことが理解されるべきである。ビデオ受信側装置14におけるブロック数Mは、ビデオ送信側装置12におけるブロック数Nと同じであってよい(が、必ずしも同じであるとは限らない)。ブロック42、44により提供されるビデオ処理機能は、少なくとも部分的にはビデオ送信側装置12のブロック22、24により提供されるビデオ処理機能と同一であり、換言すれば装置12及び14のビデオ処理能力は重複する。装置12及び14間でのビデオ処理能力のこの重複は、これら装置が、互いに相互接続可能であるだけでなくビデオ処理能力が異なることのある様々な種類の他のビデオ送信側装置あるいはビデオ受信側装置とも相互接続可能であることが企図されているモジュラーコンポーネントである、ということに起因し得る。ブロック42、44の幾つかは、数あるアルゴリズムの一つが関連するビデオ処理機能を達成するためにそのアルゴリズムを選択的に実行可能であってよい。
制御器50はビデオ受信側装置14の構成部品であり、ビデオ処理機能ブロック42、44の動作を制御する。特に、制御器は、各機能ブロック42、44を独立に起動及び解除することが可能であり、ある機能ブロックによって適用されているビデオ処理アルゴリズムが動的に設定可能である場合には、そのブロックが起動しているときに適用されるべきビデオ処理アルゴリズムを設定可能である。制御器50は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエアあるいはこれらの組み合わせにおいて実装可能である。ビデオ受信側装置14がテレビ受像機等の民生用電子機器の要素である場合には、制御器50は(バッファ40及び機能ブロック42、44と同様に)装置14におけるハードウエアビデオプロセッサ部品の一部を構成していてよい。制御器50はまた、ビデオ処理ブロック22、24の一つ又は二つ以上を起動し又は解除するために、命令を生成しビデオ送信側装置12に送信することが可能である。制御器50の動作は、後述するように、ディスプレイ41におけるグラフィカルユーザインタフェースの提示に従ったリモートコントロール装置52からのユーザ入力に影響を受ける。
メモリ54は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)56の表示を場合によっては他のデータと共に記憶するために用いられる標準型のメモリである。GUI56は、ユーザに好ましいビデオ処理結果を達成するために、どのビデオ処理機能がビデオ送信側装置12によって実行されるべきか及び、どのビデオ処理機能がビデオ受信側装置14によって実行されるべきかを決定する際に用いられるユーザ入力を得るためのものである。本実施形態では、GUI56は、後述するような一連の画面(あるいはダイアログボックス)を通じてユーザを案内するウイザードである。メモリ54は、GUI56が製造所で読み込まれたリードオンリメモリであってもよいし、他のメモリ(例えばフラッシュメモリあるいは揮発性メモリ)の形態であってもよい。GUI56は、例えば光学ディスク、磁気ディスクあるいはリードオンリメモリチップのような機械可読記録媒体58からメモリ54に読み込まれてもよい。幾つかの実施形態では、媒体58は、ここで説明されているようなビデオ受信側装置14の動作を統制する実行可能な命令(ソフトウエア)であって、制御器50あるいはそれとは別のプロセッサにより実行されることのある命令を記憶していてもよい。
ビデオ相互接続16は、ビデオ送信側装置12からビデオ受信側装置14に向けてビデオ信号を伝え、それと同一及び逆の方向に他の情報を伝えるための相互接続である。本実施形態では、ビデオ信号は第1のチャネル60により伝達され、他の情報は第2のチャネル62(「コマンドチャネル」と称される。)により伝達される。他の実施形態では第2のチャネル62が無くてもよいし、他の情報はビデオ信号と同じチャネル60により伝達されてもよい。ここで、「他の情報」は、ビデオ送信側装置12からビデオ受信側装置14に提供されたビデオ処理機能の表示と、装置12に一つ又は二つ以上のビデオ処理機能を起動又は解除させるために逆方向に伝達された一つ又は二つ以上の命令とを含む。物理的には、相互接続16は電気的な若しくは光学的なケーブルであってよく、又はビデオデータがワイヤレスで伝達される装置12及び14間の単なる空間であってよい。相互接続16は専用の信号伝達用プロトコルによって統制されることがある。それに代えて、相互接続16は、周知のビデオ相互接続規格、例えばDVI、HDMI(商標)、ディスプレイポート(DisplayPort)(登録商標)、DFPインタフェース、オープンLDI、又はGVIFのような規格に適合していてもよい。相互接続16がHDMI(商標)規格に適合する場合、コマンドチャネル62は、単線双方向シリアルバスであるコンシューマエレクトロニクスコントロール(Consumer Electronics Control)(CEC)チャネルであってよい。その場合、装置12に一つ又は二つ以上のビデオ処理機能を起動又は解除させるための上述した命令は、そのチャネルを介して送られた一連の既存の標準的な命令の拡張、例えば送信側及び受信側装置の一方からの送信側及び受信側装置の他方に電源を入れさせるための命令の拡張であってよい。もし相互接続16がDVI又はHDMI(商標)規格に適合していれば、コマンドチャネル62はディスプレイデータチャネル(Display Data Channel)(DDC)であってよい。DDCは、ビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(Video Electronics Standards Association)(VESA)によって制定された規格に基いて統制され、受信側装置とグラフィックサブシステムの間の通信を制御する。DDC規格(例えばエンハンスドディスプレイデータチャネル(Enhanced Display Data Channel)(E−DDC(商標))規格、バージョン1.1、2004年3月24日)は標準化された方法を提供し、それにより、ビデオ受信側装置は、例えば有効な表示設定の選択肢をユーザに提示することがビデオ送信側装置で可能になるように、最高分解能や色の濃さといった特性をビデオ送信側装置に通知することができる。相互接続16がディスプレイポート(登録商標)規格に適合する場合には、コマンドチャネル62はオーグジリアリチャネル(the Auxiliary Channel)とすることができる。
図2及び図3はシステム10(図1)におけるビデオ処理の調節のための実施形態の動作200及び300を示している。動作200はビデオ送信側装置12で行われ、一方動作300はビデオ受信側装置14で行われる。本実施形態では、動作200及び300は、ビデオ処理をユーザの好みに調節する要望を表す命令がユーザにより例えばビデオ受信側装置14のリモートコントロールユニット52を用いて入力されると、それをトリガーとして始動することができる。
命令の入力に応答して、ビデオ受信側装置14は、図4Aに示されるように、GUI56の第1画面410を表示することができる。画面410は、「A」及び「B」とラベル表示された画像の組み合わせが順に示される予定であることと、ユーザが各組み合わせの画像を順に見た後に見え方がそのユーザにとって好ましい方に投票すべきであることとを表す文章を含む。ユーザが「OK」ボタン412を選択すると、GUIは次の画面に進む。
図2を参照すると、ビデオ送信側装置12は、ビデオ送信側装置12が可能なビデオ処理機能の表示をビデオ受信側装置14に相互接続16を介して送信し(S202)、ビデオ受信側装置14はそれを受信する(S302、図3)。表示70はコマンドチャネル62を介して伝達することができ、コマンドチャネル62は、もしあれば、相互接続16を統制しているビデオ相互接続規格によって定められ、ビデオデータが伝達される第1のチャネル60に対して補助的な役割をする補助チャネル(auxiliary channel)であってよい。例えば、表示は、HDMI(商標)若しくはDVI相互接続のDDCチャネル、ディスプレイポート(登録商標)相互接続のオーグジリアリチャネル又はHDMI(商標)接続のコンシューマエレクトロニクスコントロール(CEC)チャネルを介して送信することができる。幾つかの実施形態では、表示70は、相互接続16を介して通信されているビデオデータと共にその帯域内で、例えば水平又は垂直の空白インターバルのようなビデオデータの使用されていない部分に多重化して第1のチャネル60を介して送信することができる。ビデオ処理能力の表示70のそのような帯域内への組み込みを達成する具体的な方法は、もしあれば相互接続16を統制している有効なビデオ相互接続規格に依存するであろう。例えば、相互接続がHDMI(商標)規格又はコンシューマエレクトロニクスアソシエーション(Consumer Electronics Association)CEA861規格(Rev.D)に適合する実施形態では、表示70は、通信の主チャネルにおいて「インフォフレーム(Info Frames)」又は「インフォパケット(Info Packets)」と称される一つ又は二つ以上の二次データパケット内に組み込むことができる。例示的な表示70は図5に示されている。
図5を参照すると、表示70は表の形で表されている。システム10内における表示70の実際の形態が例えばバイナリ又はテキスト形式(例えばマークアップ言語)の電子的なファイル、記録、データ構造又はメッセージであってよいことは理解されるだろう。ビデオ送信側装置12で可能な10個の異なるビデオ処理機能、即ち走査率変換、インターレーシング、デ・インターレーシング、ノイズ除去、スケーリング、色補正、コントラスト補正、ガンマ補正及び詳細エンハンスメントの各々は、図5の表内に行(row)として表されている。ビデオ処理機能は列(column)72で特定され、一方、装置12が各ビデオ処理機能を実行する能力は列74に示されている。列74における「はい」という語は、表示されたビデオ処理機能を実行するための機能ブロック、例えばブロック22又は24をビデオ送信側装置12が備えていることを表している。従って、列74における評価に基いて、表示70が対応している例示的なビデオ送信側装置12は4個の機能ブロック、即ち走査率変換、インターレーシング、デ・インターレーシング及びスケーリングを有していることが明らかであろう。
ビデオ送信側装置12及びビデオ受信側装置14に共通な各ビデオ処理機能について(図3のS304に詳述されており、図2、S204も参照)、そのビデオ処理機能が装置12で実行された場合あるいはそのビデオ機能が装置14で実行された場合でどちらが好ましいかをユーザが評価することができるようにするために、そのビデオ処理機能は装置12及び装置14において順次起動される。ビデオ受信側装置14は、ビデオ送信側装置12から受信した表示70をビデオ受信側装置14それ自身が可能なビデオ処理機能の表示80と比較することにより、装置12及び14に共通なビデオ処理機能を識別することができ、その表示80は、装置起動に際してローカルROMから装置14に読み込み、動作中はメモリ54内で維持することができる。そのような表示80は図6に示されており、表示80においては図5におけるのと同様のものが用いられている。従って、図6の列84における評価に基いて、例示的なビデオ受信側装置14は列84の評価が「はい」である列82の9個の機能(即ちインターレーシングを除くすべて)を実行可能であることが明らかであろう。表示70との比較により、走査率変換、デ・インターレーシング及びスケーリングの3つのビデオ処理機能が装置12及び14に共通であることが明らかである。それら3つの機能(又はその一部)の各々に対して、ビデオ受信側装置14は動作S306乃至S320を実行し、そしてビデオ送信側装置12は相補的な動作S206乃至S212を実行する。
より具体的には、ビデオ受信側装置14の制御器50(図1)は、ビデオ送信側装置12において第1の共通ビデオ処理機能を起動するためにコマンドチャネル62を介して装置12へ命令を送信する(S306、図3)。コマンドチャネル62が例えばDVI又はHDMI(商標)相互接続のディスプレイデータチャネルである場合、ビデオ送信側装置12がDDCチャネルの「マスター(master)」と標準的に考えられるであろうことを考慮すると、ビデオ受信側装置14は特別の処理を行うことが必要とされる可能性がある。特に、命令の送信に際しては、ホットプラグ検出イベントをシミュレートすることがビデオ受信側装置14に最初に要求されることがある。当該技術分野で知られているように、ホットプラグ検出イベントは、表示装置に関して動的にプラグが接続されたか外されたかをビデオ送信側装置(通常はCPUボックス)に伝えるために従来から用いられている。そのようなイベントをシミュレートすることにより、ビデオ送信側装置12に命令を例えばエクステンデッドディスプレイアイデンティフィケーションデータ(Extended Display Identification Data)(EDID)データ構造の一部として「検索(retrieve)」させることができる。当該技術分野で知られているように、VESAエンハンスドエクステンデッドディスプレイアイデンティフィケーションデータ(E−EDID)規格(Enhanced Extended Display Identification Data (E-EDID) Standard)、リリースA、2.0(2006年9月)は、最新のコンピュータがそれに接続されているモニターの種類を検知することを可能にする情報を含む最小128バイトデータ構造(「EDID1.4」データ構造と称されることがある)を定義しており、その情報は、ベンダー情報、最大画像サイズ、色特性、製造所でのプリセットタイミング、周波数レンジ限界、並びにモニターの名前及びシリアルナンバーのための文字列を含む。命令は、当該データ構造の一部としてあるいは当該データ構造の拡張ブロックの範囲内で定義することができる。代替的な実施形態では、そのようなホットプラグ検出イベントシミュレーションは不要であるかもしれない。例えば、チャネル62がCECチャネルを備えている場合、CECプロトコルは多重化マスターが単一のCECチャネルに共存することを許容しているので、そのような特別な処理は必要とされないであろう。上述の場合には、このようにしてビデオ受信側装置14が装置12への命令の伝達を開始することができる。幾つかの実施形態では、コマンドチャネル62は、命令を伝えることを目的としてDDCチャネルと併用されるCECチャネルを備えているかもしれない。例えば、「DDCチャネルを介してビデオ受信側装置14からの命令を読み込みなさい」とビデオ送信側装置12に指示するCEC命令がビデオ受信側装置14から送信されるかもしれない。相互接続16がディスプレイポート(登録商標)インタフェースによって統制されている場合、ビデオ受信側装置14はビデオ送信側装置12に割り込み信号を送信することによって命令の伝達を開始することができ、それにより装置12は割り込みベクトルレジスタを経由するディスプレイポート(登録商標)オーグジリアリチャネルを介して装置14からの命令にアクセスすることができる。装置12及び14間での命令の伝達のために種々の方法が可能である。
当該命令は装置12により受信され(S206、図2)、それに応答して制御器30が関連機能ブロック22又は24に起動命令を送ることにより当該ビデオ処理機能を起動する(S208)。制御器30は、問題としているビデオ処理機能のみにビデオ表示の結果が帰属し得るものになるように、関連機能ブロックを除きすべての機能ブロックを確実に解除してよい。一方、制御器50は、ビデオ受信側装置14において同じビデオ処理機能を実行するブロックの動作を解除し(S308、図3)、更に装置14におけるすべての他の機能ブロックの機能を解除してもよい。動作しているビデオ処理ブロック42、44が無ければ、ビデオ受信側装置14のバッファ40は、ビデオデータにとってのパススルーとして本質的に機能する。このため、装置12において唯一動作中の機能ブロックによるビデオ画像への効果は、装置12がビデオ画像に及ぼした効果に対するユーザの評価能力を損なう可能性のある装置14でのローカルビデオ処理によって間違いを含むものになることはない。
装置12の動作中機能ブロックのみによるビデオデータ処理に基く結果のビデオ画像は、次いで図4Bに示すようにディスプレイ41上に表示される(S310)。その画像は、その画像の識別422(「画像A」)と目下テスト中のビデオ処理機能の括弧書きインジケータ424とを含むGUI56のGUI画面420内に提示される。後者のインジケータ424は、目下テスト中のビデオ処理機能の種類をユーザが理解するのに重要でないと考えられる場合には、省略されてもよい。GUIコントロール426(例えばボタン)はどのくらいの期間その画像が表示されるかをユーザが制御することを可能にするので、ユーザは望む間ずっとその画像を研究することができる。
コントロール426での選択が行われると、制御器50(図1)は、コマンドチャネル62を介して装置12におけるビデオ処理機能を解除するための命令を送信する(S312、図3)。当該命令は装置12により受信され(S210、図2)、それに応答して制御器30は、関連機能ブロック22又は24に解除命令を送ることにより、当該ビデオ処理機能を解除する(S212)。装置12(図1)において動作しているビデオ処理ブロック22、24が無ければ、バッファ20は、もはやビデオデータにとってのパススルーとして本質的に機能する。その後、装置14の制御器50は、装置14で同じビデオ処理機能を実行するブロックを起動する(S314、図3)。明確化のため、本例では、装置14の機能ブロックで適用されているビデオ処理アルゴリズムは装置12で適用されているアルゴリズムと異なるものとする。
装置14の唯一動作中の機能ブロックのみによって処理されたビデオデータに基く新たなビデオ画像は、次いで図4Cに示されるようにディスプレイ41に表示される(S316)。その画像は、その画像の識別432(「画像B」)と目下テスト中のビデオ処理機能の括弧書きインジケータ434とを含むGUI56のGUI画面430内に提示される(インジケータ434は同様に随意的である)。「投票」とラベル表示されたGUIコントロール436は、画像A及びBのうちの望ましい方を投票する前にどれくらいの期間だけ画像Bが表示されるかをユーザが制御することを可能にする。このことは、ユーザが望む間ずっと第2の画像を研究することを可能にする。一方、もう一つののGUIコントロール438は、ユーザが比較のために画像Aに戻ることを可能にする。この場合、図3のS306、S308、S310及び図2のS206、S208の動作が繰り返され、図4BのGUI画面420が場合によっては図4CのGUIコントロール436と同様の「投票」コントロールを含むようにアップデートされた状態で(画像A及びBは一旦表示されて既知であるため)再度表示される。必要に応じて、ユーザーは、どちらの画像が好ましいかを検討するに際して、コントロール426及び438を用いて画像A及びBを切り替えることができる。尚、例えば装置12又は14における機能ブロック内のビデオ処理アルゴリズムが多数のビデオ処理アルゴリズムの一つに動的に設定可能である実施形態においては、そのブロックが当該装置において起動されているときに「最善の」ビデオ処理アルゴリズムが自動的に選択されるようにしてもよい。
GUIコントロール436(図4C)あるいは再表示された場合のGUI画面420上の対応物をユーザが選択すると、図4Dに示されるような更なるGUI画面440が表示される(S318、図3)。画面440は、GUIコントロール442又は444を選択することにより、それぞれに対応した画像A又は画像Bを好ましい画像として選び出すようユーザに勧める。GUIコントロール446は、所望に応じて例えば図4BのGUI画面420に戻ることにより画像が再度見えるようにすることを可能にする。画像A又は画像Bに対する好みを示す(即ち装置12又は装置14における機能ブロックに対する好みを示す)ユーザ入力は、次いで受信され(S320、図3)、記憶される。
より多くの共通ビデオ処理機能が存在していると判断された場合(S304)、S306乃至S320(図3)並びにS206乃至S212(図2)の動作が各機能に対して繰り返される。各ビデオ処理機能は同一のソースビデオコンテンツに対して実行されてよい。ビデオコンテンツは単純にユーザが観ようとしているコンテンツ(例えば映画あるいはビデオゲーム)であればよく、その場合、システム10は特にその時点で関心のあるビデオコンテンツに対して有利に「調整(tuned)」されていてもよい。代替的には、各ビデオ処理機能は、装置12及び14でどちらの好ましいビデオ処理アルゴリズムを選択するかのユーザーの能力を最大化するための特定の機能であり得る内容を伴う異なるビデオコンテンツに対して実行されてもよい。例えば、モーション適応ノイズリダクションをテストする場合には、コンテンツは動画像であってよく、鮮鋭度エンハンスメントをテストする場合には、コンテンツはぼやけた画像であってよいというようなものである。図4B及び図4Cの括弧書きインジケータ424及び434が表示されている限り、それらは目下テスト中のビデオ処理機能を反映するように更新されるべきである。
最終的には、装置12又は装置14のいずれかにおける関連機能ブロックの好ましいものを示すユーザ入力は、各共通ビデオ処理機能のために受信されることとなろう。この段階では、制御器50は、ユーザの好みに従って、装置12にそのビデオ処理ブロックを起動及び/又は解除させるような一つ又は二つ以上の命令を装置12に送信し(S322)、そして相補的なやり方でもってビデオ受信側装置14のビデオ処理機能ブロックを起動及び/又は解除すること(S324)によって(即ち、装置12におけるブロックが起動されていれば装置14における対応するブロックは解除され、逆の場合もしかり)、ユーザが好むものを達成する。装置12では、命令が受信され(S214)、実行される(S216)。動作200及び300はこのようにして完結される。
有利なことに、ユーザの好みに従って装置12及び14を設定するためには、ユーザはGUI56の画面上に提示された質問に回答すれば足りる。ユーザは所望の結果を達成するために装置12又は14のいずれをも手作業で設定する必要はないし、所望の結果を達成するためにどのようなビデオ処理機能が既に設定されているかを知る必要さえない。
尚、先に説明したS202、S302における動作は、ビデオ処理の調整のためのユーザ命令の入力に応答したものである必要はない。動作S202、S302は、むしろビデオ送信側装置12の初期設定の間に、例えばビデオ受信側装置14が検出された際に(そして例えばもし装置12及び14の相互接続されている間中に表示70が変化しそうにないものであれば場合によってはその段階の間だけ)実行されてもよい
装置12又は14におけるビデオ処理機能の起動/解除が、当該装置において、他のビデオ処理機能が起動してよいのか若しくは起動しなくてよいのか又はまさに同時に起動しなければならないのかに影響を及ぼす可能性があることは理解されるべきである。例えば、スケーリングを伴うある種のデ・インターレーシングが起動されたとすると、デ・インターレーシング機能と共にスケーリング機能を同時に起動させる必要が生じるであろう。他の例では、送信側で実行されたエッジエンハンスメントは、同じく送信側で実行されたコントラスト補正に影響を与えるかもしれない。これらのような場合、上述のように各装置で一度に一つのブロックのみによるのではなく、先ずは装置12で次いで装置14でそれらの機能に対応した多重機能ブロックを同時に起動させるように、それぞれ図2及び図3の動作S206乃至S212並びにS306乃至S320を修正する必要があろう。
全般的には、システム10内でのビデオ処理ブロックの起動/解除が動作200及び300以外の要因によって影響を受け得ることも理解されるべきであろう。例えば、ビデオ送信側装置12又はビデオ受信側装置14のユーザは、動作200及び300の結果としてもたらされたビデオ処理の起動/解除を無効にすることが可能であってよい。このように、動作200及び300は、システム10内で実行されるべきビデオ処理アルゴリズムの選択を自動的に支援することができる一方で、そこで最終的に実行されるべきビデオ処理機能を必ずしも完全に決定するものではない。
当業者によって理解されるであろうように、本発明の本質を逸脱することなしに上述した実施形態についての種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、ビデオ送信側装置はそれが可能なビデオ処理機能の表示を送信し(S202、図2)、その表示はビデオ受信側装置によって受信される。次いで、それら装置に共通な各表示されたビデオ処理機能に対して、S204乃至S212並びにS304乃至S320で説明したステップが実行される。幾つかの実施形態では、ビデオ送信側装置が可能なビデオ処理機能についてビデオ受信側装置が知り得ないかもしれない。むしろ、S204乃至S212並びにS304乃至S320で説明したステップは、その手順を遂行している装置、即ちビデオ受信側装置が可能なビデオ処理機能の一つ又は二つ以上のために、他方の装置、即ちビデオ送信側装置がそれらのビデオ処理機能の少なくとも一つを達成可能であろうとの予想の下、「盲目的に(blindly)」実行されてよい。このように、それらステップは、二つの装置に共通なビデオ処理機能のみに限定されるものではない。同様にして、幾つかの実施形態では、特定のビデオ処理機能が二つの装置に共通であるかそれら装置の一つのみによって提供されるかにかかわらず、その機能が解除されることをユーザが好ましいと考える場合もあるという事実が認識されるかもしれない。このように、一つの画像Aはあるビデオ処理機能が既に起動されていることを表す一方で、他の画像Bは当該ビデオ処理機能が既に解除されていることを表してよい。ユーザは、次いで好ましくないビデオ処理機能が解除されている画像を選択することができ、それにより当該ビデオ処理機能を提供している単一又は複数の装置において当該機能が解除されるという効果を有するようになる。また、幾つかの実施形態では、S204乃至S212並びにS304乃至S320で説明したステップが二つの装置に共通な一部の(例えば少なくとも一つの)表示されたビデオ処理機能のみに対して実行されてよいことは理解されるであろう。
図4A乃至図4Dに示されたユーザインタフェースは、代替的な実施形態では異なることもある。例えば、図4Dに示されるような別の画面を有する代わりに、図4B及び図4Cの画面の各々が画像A又はBのいずれかに投票するためのユーザインタフェースコントロールを有していてもよい。幾つかの実施形態では、もし画像A及びBが単一の画面内で同時に、例えば並べて表示可能であるならば、図4B及び図4Cのような二つの別々の画面は必要ないこともある。そのような同時表示はスケーリング及び混合(blending)の動作の起動を伴うであろう。幾つかのケースでは(例えばNTSC信号のためには)、混合はやはり必要であろうが、スケーリングすることなしに両画像を同時に表示することが可能であるかもしれない。例えば、ある実施形態では、分割画面を起動する旨を伝える命令が送信側に送られ、送信側はそこでの処理を画面の半分にだけ適用し、そうして受信側装置はそこでの処理を画面の残り半分に適用することができる。他の実施形態では、受信側装置は、送信側装置により既に処理された画像を送信側装置から受信し、その処理されたビデオをバッファに記憶することができる。受信側装置は、次いで未処理のビデオを送信側装置から要求し、受信側装置はそれ自身のビデオ処理を施して、最終的には二つを並べて表示することができる。
画像A又はBのうちの好ましい方を特定するために用いられる二つの別々のユーザインタフェースコントロール(例えば図4DのGUIコントロール442、444)は必ずしも必要ではない。幾つかの実施形態では、好ましい方を特定するために単一のユーザインタフェースコントロール、例えばプルダウン又はドロップダウン形式のリストで充分であろう。
幾つかの実施形態では、ビデオ受信側装置14はディスプレイを有していないことがある(例えばそれは中間ビデオプロセッサである)。このような場合、ビデオ受信側装置14は、装置12及び14で順次実行されたようなビデオ処理の効果をユーザが観測可能にするためのビデオ画像を表示する表示装置にビデオ信号を出力することができる。このような場合、装置12又は14において目下起動中の機能ブロックによるビデオ画像への効果が、ビデオ画像に対するユーザの評価能力を損なう可能性のある表示装置でのローカルビデオ処理によって間違いを含むものとならないようにするために、表示装置におけるビデオ処理機能を解除しておくことが必要であろう。例えばビデオ受信側装置と表示装置の間の相互接続におけるコマンドチャネル(既述したのと同様な方法による)を介して命令を送信することによって、表示装置でのビデオ処理機能が自動的に解除可能である限りにおいて、ユーザは表示装置を手動で設定することから解放される。また、画像A又は画像Bのうちの好ましい方を示すユーザ入力が次いでリモートコントロールユニットあるいは表示装置の前面パネルから受信されると、このユーザ入力を表示装置からコマンドチャネルを介してビデオ受信側装置14に伝えることが必要となるであろう。
他の代替案では、図2及び図3に関する装置12及び14の役割は、逆転されていてもよい。即ち、ビデオ送信側装置12が図3の動作300を実行する一方でビデオ受信側装置14は図2の動作200を実行し、この場合、図2及び図3における「ビデオ送信側装置」に対する各参照は「ビデオ受信側装置」と置き換えられ、逆も同様である。従って、装置14は可能なビデオ処理機能の表示を装置12へ伝達し(その逆ではなく)、一方、ビデオ処理機能を起動/解除するための命令は逆方向に送信される。ビデオ処理機能の表示及び/又は命令を装置12及び14間で伝達するためにCEC、DDC又はオーグジリアリチャネルを用いることに関連した上述の考慮は、本実施形態においては本質的には逆転されることがある。加えて、ビデオ画像を表示するための動作S310及びS316は、画像を表示するであろうビデオ受信側装置14(ビデオ送信側装置12ではなく)に対してビデオ信号を出力するだけであってよい。
このような代替的な実施形態あるいは当初説明した実施形態においては、ビデオ受信側装置14は、モニター指示規格、例えばビデオエレクトロニクススタンダーズアソシエーション(VESA)によって定められたモニターコントロールコマンドセット(Monitor Control Command Set)(MCCS)規格に適合する表示装置であってよい。当該技術分野において知られているように、MCCS規格は、モニターの動作についてコマンドチャネルを介してビデオ送信側装置から遠隔制御可能にする一連の指示を定義している。MCCSを用いて制御可能な典型的な動作の種類は、輝度、コントラスト、画像サイズ、位置、及び色バランスの設定、あるいは画面上ディスプレイ制御機構を用いて従来から設定可能であった他の設定を含む。幾つかの実施形態では、この一連の指示は、MCCS規格の下で「他の」装置におけるビデオ処理機能を起動/解除するための図2及び図3で参照された命令を含むように拡張されてもよい(この場合における「他の」装置はビデオ受信側装置14であってビデオ送信側装置12ではない)。例えば、ビデオ送信側装置12は、予定されているレベル又は設定の各々を通して動的に設定可能な各関連するビデオ処理機能について、ユーザが好ましいレベル又は設定を選択した後に、ビデオ受信側装置14に「掃引(sweep)」させる有効な命令を送信することができる(即ち、各ビデオ処理機能のために異なるビデオ処理アルゴリズムを適用させることができる)。
幾つかの実施形態においては、ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置のいずれか又は両方が、ある回路を備えていてよいことも更に理解されるであろう。その回路は、例えば独立した集積回路であってよく、あるいは大規模集積回路の一部を構成していてよく、あるいは電子装置内に組み込まれていてよい。その回路は、製造装置、例えば半導体製造設備又は工場で見られる種類の装置を用いて製造することができる。その装置は、その回路を表したハードウエア記述言語を含む一連の指示に基いて回路を大量生産可能である。製造装置は、それら指示を処理し、当該処理に基いてその回路を創作する。この方法は、ビデオ送信側装置を代表する回路あるいはビデオ受信側装置を代表する回路(又は両方)を製造するのに用いることができる。
この方法は図7に模式的に示されている。機械可読記録媒体120に記憶された例示的なハードウエア記述言語指示は、例示的な製造装置122によって処理され、製造装置122はその処理された指示に基いて例示的な回路124を作成する。例示的な指示は、例えば、HDL、超高速集積回路ハードウエア記述言語(Very High Speed Integrated Circuit Hardware Description Language)(VHDL)、アルテラ(Altera)HDL(AHDL)、ベリログ(Verilog)又はベリログ−A等のハードウエア記述言語の形であってよい。
他の種々の改変は当業者にとって明らかであろうから、本発明は特許請求の範囲において定義される。

Claims (26)

  1. ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の一方において、
    (a)前記一方の装置におけるビデオ処理機能を解除すると共に前記ビデオ送信側装置または前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、
    (b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、
    (c)ステップ(a)又はステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを含む、方法。
  2. 前記一方の装置において前記他方の装置が可能なビデオ処理機能の表示を受信するステップと、
    前記一方の装置も可能な少なくとも一つの表示されたビデオ処理機能についてステップ(a)、ステップ(b)及びステップ(c)を実行するステップとを更に含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記ビデオ受信側装置はディスプレイを含み、ステップ(a)に由来するビデオ画像が好ましいか、ステップ(b)に由来するビデオ画像が好ましいかを示すための少なくとも一つの選択可能なコントロールを含むユーザインタフェースを前記ディスプレイ上に表示するステップを更に含み、前記ユーザ入力は前記少なくとも一つの選択可能なコントロールのユーザ操作を含む、請求項1記載の方法。
  4. 前記少なくとも一つの選択可能なコントロールは前記ステップ(a)に由来するビデオ画像が好ましいことを示すための第1の選択可能なコントロールと、前記ステップ(b)に由来するビデオ画像が好ましいことを示すための第2の選択可能なコントロールとを含み、前記ユーザ操作は前記第1のコントロール及び前記第2のコントロールの一つのユーザ選択を含む、請求項3記載の方法。
  5. ステップ(c)を実行するより前にユーザの要求により、ステップ(a)およびステップ(b)を繰り返すステップを更に含む、請求項1記載の方法。
  6. 前記命令の送信は前記ビデオ送信側装置および前記ビデオ受信側装置の間の相互接続における補助チャネルを介して行われ、前記チャネルは前記ビデオ送信側装置から前記ビデオ受信側装置にビデオ信号を伝達するための前記相互接続の主チャネルに対して補助的なものである、請求項1記載の方法。
  7. 前記相互接続は高解像度マルチメディアインタフェース(HDMI)相互接続であり、前記補助チャネルはコンシューマエレクトロニクスコマンドチャネル又はディスプレイデータチャネルである、請求項6記載の方法。
  8. 前記相互接続はディスプレイポート相互接続であり、前記補助チャネルはオーグジリアリチャネルである、請求項6記載の方法。
  9. 前記一方の装置は前記ビデオ受信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ送信側装置である、請求項1記載の方法。
  10. 前記一方の装置は前記ビデオ送信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ受信側装置である、請求項1記載の方法。
  11. 前記ビデオ受信側装置はモニターコントロールコマンドセット(MCCS)規格に従って定義された命令について受信および実装が動作的に可能なディスプレイを含み、前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を起動させるための前記命令および前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための前記命令の各々は前記MCCS規格に従って定義された前記命令の一つまたは前記MCCS規格に従って定義された前記命令の拡張を含む、請求項10記載の方法。
  12. ビデオ送信側装置及びビデオ受信側装置の一方のプロセッサによって実行されたときに、
    (a)前記一方の装置におけるビデオ処理機能を解除するとともに前記ビデオ送信側装置及び前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、
    (b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、
    (c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記一方の装置に実行させる命令を記憶している、機械可読記録媒体。
  13. 前記他方の装置が可能なビデオ処理機能の表示を受信するステップと、前記一方の装置も可能な少なくとも一つの表示されたビデオ処理機能について、ステップ(a)、ステップ(b)およびステップ(c)を実行するステップとを前記命令が更に前記一方の装置に実行させる、請求項12記載の機械可読記録媒体。
  14. 前記ビデオ受信側装置はディスプレイを含み、前記命令は更にユーザインタフェースを前記ディスプレイに表示させ、前記ユーザインタフェースはステップ(a)に由来するビデオ画像が好ましいか、ステップ(b)に由来するビデオ画像が好ましいかを示すための少なくとも一つの選択可能なコントロールを含み、前記ユーザ入力は前記少なくとも一つの選択可能なコントロールのユーザ操作を含む、請求項12記載の機械可読記録媒体。
  15. 前記一方の装置は前記ビデオ受信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ送信側装置である、請求項12記載の機械可読記録媒体。
  16. 前記一方の装置は前記ビデオ送信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ受信側装置である、請求項12記載の機械可読記録媒体。
  17. プロセッサと前記プロセッサに相互接続されたメモリとを備えたビデオ受信側装置であって、前記プロセッサによって実行されたときに、
    (a)前記ビデオ受信側装置におけるビデオ処理機能を解除するとともにビデオ送信側装置に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、
    (b)前記ビデオ受信側装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記ビデオ送信側装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、
    (c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記ビデオ受信側装置に実行させる命令を前記メモリが記憶する、ビデオ受信側装置。
  18. 前記ビデオ送信側装置が可能なビデオ処理機能の表示を受信するステップと、前記ビデオ受信側装置も可能な少なくとも一つの表示されたビデオ処理機能についてステップ(a)、ステップ(b)およびステップ(c)を実行するステップとを前記命令が更に前記ビデオ受信側装置に実行させる、請求項17記載のビデオ受信側装置。
  19. ディスプレイを更に備え、前記命令は更に前記ビデオ受信側装置にステップ(a)に由来するビデオ画像が好ましいか、ステップ(b)に由来するビデオ画像が好ましいかを示すための少なくとも一つの選択可能なコントロールを含むユーザインタフェースを前記ディスプレイに表示させ、前記ユーザ入力は前記少なくとも一つの選択可能なコントロールのユーザ操作を含む、請求項17記載のビデオ受信側装置。
  20. プロセッサと前記プロセッサに相互接続されたメモリとを備えたビデオ送信側装置であって、前記プロセッサによって実行されたときに、
    (a)前記ビデオ送信側装置におけるビデオ処理機能を解除するとともにビデオ受信側装置に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、
    (b)前記ビデオ送信側装置におけるビデオ処理機能を起動するとともに前記ビデオ受信側装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、
    (c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいて、ステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを前記ビデオ送信側装置にさせる命令を前記メモリが記憶する、ビデオ送信側装置。
  21. 前記ビデオ受信側装置が可能なビデオ処理機能の表示を受信するステップと、前記ビデオ送信側装置も可能な少なくとも一つの表示されたビデオ処理機能についてステップ(a)、ステップ(b)およびステップ(c)を実行するステップとを前記命令が更に前記ビデオ送信側装置に実行させる、請求項20記載のビデオ送信側装置。
  22. 処理されたときに回路の作成を引き起こす命令を記憶している機械可読記録媒体であって、前記回路は、
    (a)ビデオ送信側装置またはビデオ受信側装置の一方におけるビデオ処理機能を解除するとともに前記ビデオ送信側装置または前記ビデオ受信側装置の他方に前記ビデオ処理機能を起動させるための命令を送信するステップと、
    (b)前記一方の装置における前記ビデオ処理機能を起動するとともに前記他方の装置に前記ビデオ処理機能を解除させるための命令を送信するステップと、
    (c)ステップ(a)またはステップ(b)のいずれが所望のビデオ画像になるかを示すユーザ入力にもとづいてステップ(a)またはステップ(b)を実行するステップとを実行することが可能であり、
    前記回路は前記一方の装置を含む、機械可読記録媒体。
  23. 前記一方の装置は前記ビデオ送信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ受信側装置である、請求項22記載の機械可読記録媒体。
  24. 前記一方の装置は前記ビデオ受信側装置であり、前記他方の装置は前記ビデオ送信側装置である、請求項22記載の機械可読記録媒体。
  25. 前記命令はハードウエア記述言語命令を含む、機械可読記録媒体。
  26. 前記ハードウエア記述言語指示はベリログハードウエア記述言語、ベリログ−Aハードウエア記述言語、アルテラハードウエア記述言語(アルテラHDL)、または超高速集積回路ハードウエア記述言語(VHDL)の一つである、請求項25記載の機械可読記録媒体。
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