JP2011505185A - 歯科放射線医学装置とそれに付随する方法 - Google Patents

歯科放射線医学装置とそれに付随する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011505185A
JP2011505185A JP2010535427A JP2010535427A JP2011505185A JP 2011505185 A JP2011505185 A JP 2011505185A JP 2010535427 A JP2010535427 A JP 2010535427A JP 2010535427 A JP2010535427 A JP 2010535427A JP 2011505185 A JP2011505185 A JP 2011505185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
active surface
ray generator
ray
long axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010535427A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011505185A5 (ja
JP5611051B2 (ja
Inventor
ルストノー,バンサン
ボトレル,シルビ
イザベル モーリー,コロンブ
Original Assignee
トロフィー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=39481222&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2011505185(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by トロフィー filed Critical トロフィー
Publication of JP2011505185A publication Critical patent/JP2011505185A/ja
Publication of JP2011505185A5 publication Critical patent/JP2011505185A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5611051B2 publication Critical patent/JP5611051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/51Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for dentistry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating thereof
    • A61B6/587Alignment of source unit to detector unit
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/04Measuring instruments specially adapted for dentistry
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/40Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4021Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis involving movement of the focal spot
    • A61B6/4028Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis involving movement of the focal spot resulting in acquisition of views from substantially different positions, e.g. EBCT

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

本発明は、X線ビームを物体に向けて発生させることができるとともにコリメーション手段が取り付けられていて、発生するビームをそのコリメーション手段によってコリメートできるX線発生装置(18)と、このX線発生装置と向かい合って配置された活性面(20a)を有するX線センサーとを備えるコーン・ビーム断層撮影タイプの歯科放射線医学装置に関するものであり、X線発生装置とセンサーは回転軸(30)のまわりを同時に回転移動することができ、センサー(20)の方向は、X線発生装置からこのセンサーまで延びていて回転軸(30)を通る長軸(34)がこのセンサーの活性面に垂直になるようにされていて、このセンサーの中心は、このセンサーの活性面への長軸(34)の射影に対して横方向にずれていて、コリメーション手段とこのようにずらされたセンサーの配置は、コリメートされたビームがセンサーの活性面を照射するとき、その活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べてコリメートされたビームをわずかしか照射されないようにされている。

Description

本発明は、歯科放射線医学装置とそれに付随する方法に関する。
歯科放射線医学の分野では、アーチ形をした構造体のアームにX線発生装置とX線センサーがそれぞれ取り付けられた放射線医学装置が知られている。
患者の顎のX線撮影を行ないたいときには、患者はアーチの下に座った状態になり、頭を、X線発生装置と頭の近くにあるセンサーの間に位置させる。X線は、線源から頭に向かって円錐の形状で放射される。センサーは、患者の頭に照射されたX線を受け取って電気信号に変換し、照射された頭の画像信号を出力する。
アーチは鉛直回転軸のまわりを360°回転し、異なる角度で見た患者の頭に関する複数の画像信号を取得することができる。
例えば、アーチがある角度回転するごとに1つの画像信号またはネガを取得することができる。
現在までのところ、ある物体(例えば半歯列弓)を三次元的に調べたいときには、センサーとX線発生装置を搭載したアーチがその物体のまわりを360°回転する。
X線撮影によって再構成される立体の幅を大きくしたいのであれば、センサーの幅をそれに合わせて大きくせねばならない。
ところでセンサーのサイズを大きくするとコストが増大する。
例えばサイズが5cm×6cmの平坦なセンサーをもとにして再構成できる立体は、物体の平面に投影すると約3.2cm×4cmである。再構成される立体のサイズには、X線ビームが円錐形であることと、X線が出る点(電子ビームが焦点を結ぶ発生装置の線源またはアノードの点)と物体とセンサーそれぞれの間の距離が考慮されている。
再構成されるこのような立体は、半歯列弓に対応するサイズの画像を再構成するには不十分である。
したがって所定のサイズのセンサーをもとにして再構成される画像のサイズを大きくできると興味深かろう。
そこで本発明は、
− X線ビームを物体に向けて発生させることができるとともにコリメーション手段が取り付けられていて、発生するビームをそのコリメーション手段によってコリメートできるX線発生装置と、
− このX線発生装置と向かい合って配置された活性面を有するX線センサーとを備えていて、X線発生装置とセンサーが回転軸のまわりを同時に回転移動することができるコーン・ビーム断層撮影タイプの歯科放射線医学装置において、
センサーの方向が、X線発生装置からこのセンサーまで延びていて回転軸を通る長軸がこのセンサーの活性面に垂直になるようにされていて、このセンサーの中心が、このセンサーの活性面への長軸の射影に対して横方向にずれていて、コリメーション手段とこのようにずらされたセンサーの配置が、コリメートされたビームがセンサーの活性面を照射するとき、その活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べてコリメートされたビームをわずかしか照射されないようにされていることを特徴とする装置を目的とする。
センサーのずれは、再構成される物体の体積を大きくできるようにする上で重要な意味を持つはずだが、(興味の対象である物体とは無関係な)画像の無駄な部分が得られたり、物体のうちで興味の対象である諸領域が隠れたりするほど大きくずれてはならない。
そこでセンサーとX線発生装置のそれぞれの角度位置においてこれらの要素は協働し、物体の横方向にずれた1つの部分の1つの画像を取得する。それに対して従来技術では、捕獲される画像は物体の中心である。
この配置のおかげで、物体のまわりを移動しながら最終的に物体の(センサーをX線発生装置にこれら要素の回転軸を通って結ぶ長軸に垂直であると考えられる)横方向の非常に広い範囲が、X線発生装置とセンサーのセットによって捕獲される。
したがってこうすることにより、同じセンサーのままで、物体に関して以前よりもより大きな立体を再構成することができる。
さらに、X線発生装置は、所定の角度位置において、物体のうちでずれたセンサーと揃った位置にある部分しか照射しないことに注意されたい。
ところでX線発生装置とセンサーのセットは回転するため、X線発生装置から発生する円錐形状のX線は、順番に回転していく間に、物体の中央領域を常に掃引するのではなく、異なる領域または部分を掃引する。
したがって物体の同一領域は、従来技術において円錐形状のX線によって掃引される中央領域が受け取る線量よりも少ない線量を受け取る。
しかしX線発生装置の絞りまたはコリメータも対応してずれているため、発生したX線ビームは、ずれたセンサーの表面の少なくとも一部の上で物体の興味の対象となる領域を照射することに注意されたい。したがってコリメートされたビームもずれていて、例えばセンサー上に中心がある。
このようにビームの中心軸はX線発生装置をセンサーの中心と結び付けているため、X線発生装置をセンサーに垂直に結び付けていて回転軸を通る長軸に対してもずれている。
それに加え、物体に向かうX線は、従来よりも効率的に利用される。
さらに、ビームは、ずれたセンサーの活性面の周辺領域が、活性面の大部分を構成する中心部と比べてこのビームをほとんど照射されないようにコリメートされる。
ほとんど照射されないこの領域または周辺部があることで、最大強度のX線ビームがセンサーの活性面の大部分を照射することを保証できる。この部分を外れると、すなわち周辺領域では、ビームの強度は著しく低下する。したがって照射されない周辺領域は、X線に対する安全機能(X線保護)を保証する。
実際には、X線保護機能が確実に実行されるようにするため、周辺領域が受け取るX線の平均強度は、センサーの残部が受け取るX線の平均強度の25〜35%である。
このようにコリメートされたビームは、コリメーション手段の調節によって得られることに注意されたい。コリメーション手段は、例えば1つまたは複数のコリメーション用スリットの外観にすることができる。
周辺領域の最小幅は、センサーの縁部において、活性面の中央部で受け取る最大強度と比べて十分に小さな強度を受け取ることのできる幅である。
1つの特徴によれば、センサーとX線発生装置は、回転軸が貫通する回転面内を回転移動できる。
1つの特徴によれば、センサーの中心は、そのセンサーの活性面への長軸の射影に対し、回転面内で測定して、最大で、そのセンサーの幅の半分と、活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べてコリメートされたビームをわずかしか照射されないようにするのに十分な幅との差に等しい距離だけ横方向にずれた位置にある。センサーの幅は、長軸に垂直な回転面内で測定したサイズである。
この最大のずれにより、ずれに関して、その中でも特に再構成される立体と照射される領域に関して最大効率が得られる。
1つの特徴によれば、ほとんど照射されない周辺領域を考慮し、センサーの中心は、そのセンサーの幅の1/4と、そのセンサーの幅の半分よりもわずかに小さい上記最大距離との間の距離だけずれている。
周辺領域の幅は、さまざまな要素(センサー、コリメーション手段、X線発生装置、ビームの精度)の正確な設置と位置を考慮した上でこの安全機能を保証するのに適している。
この幅は、例えばセンサーの活性面の照射部とセンサーの縁部の間の複数個の画素に相当する。
1つの特徴によれば、コリメーション手段とセンサーの配置は、そのセンサーの活性面を照射するコリメートされたビームが、活性面への長軸の射影に最も近い位置にある縁部によって規定されるようにされていて、その縁部は、X線発生装置とそのセンサーが回転するときにカバー領域を最小にできる最小距離の位置にある。
このようにすると、X線発生装置とセンサーが回転するとき、照射される物体においてカバーされる体積を最小にして、物体に関するアーチファクトのない立体表示を再構成することができる。
実際には、対象となる最小距離は2画素程度である。これらの画素は、画素マトリックスのうちでセンサーの活性面を形成する画素である。
この距離は、一般に、センサーのうちで照射されない周辺領域の幅よりも小さい。
1つの特徴によれば、X線発生装置のアノードの傾きをセンサーのずれた位置の関数で変化させることにより、このようにずらされたセンサーの活性面を照射するX線のプロファイルがより一様になるようにされている。
1つの特徴によれば、X線発生装置のアノードの傾きと長軸がなす角度は、センサーをずらす方向に向かって開いている。
このようにするとX線発生装置から発生してずれたセンサーを照射するX線の強度は増大し、センサーに到達するこのX線のプロファイルはより一様になる。
実際には、上記の角度の値は大きくなる。
1つの特徴によれば、回転面は水平である。
1つの特徴によれば、回転軸は鉛直方向を向いている。
本発明は、回転軸のまわりを同時に回転移動できるX線発生装置とX線センサーを用い、X線を照射された物体の立体表示を平坦な歯科X線撮影画像から再構成するため、以下のステップ:
− X線発生装置から物体に向けてX線ビームを発生させ、そのビームをコリメーション手段によってコリメートするステップと、
− 物体を照射したコリメートされたX線ビームをセンサーが受け取るステップを含む方法において、
X線ビームをコリメートし、X線発生装置からセンサーまで延びていて回転軸を通る長軸をこのセンサーの活性面に投影した射影に対して中心を横方向にずらしたセンサーの活性面に照射することにより、このようにずらされたセンサーの活性面の周辺領域が、その活性面の残部と比べてコリメートされたビームをわずかしか照射されないようにすることを特徴とする方法も目的とする。
平坦なX線撮影画像とは、三次元の物体を平面に投影したX線撮影画像を意味する。
この方法は、上に簡単に説明した装置と同じ利点を持つため、その利点をここで繰り返すことはしない。
1つの特徴によれば、センサーとX線発生装置は、回転軸が貫通する回転面内を回転移動できる。
1つの特徴によれば、センサーの中心は、そのセンサーの活性面への長軸の射影に対し、回転面内で測定して、最大で、そのセンサーの幅の半分と、活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べてコリメートされたビームをわずかしか照射されないようにするのに十分な幅との差に等しい距離だけ横方向にずれた位置にある。センサーの幅は、長軸に垂直な回転面内で測定したサイズである。
1つの特徴によれば、センサーの中心は、そのセンサーの幅の1/4と最大距離の間の距離だけずれている。
1つの特徴によれば、コリメーション手段とセンサーの配置は、そのセンサーの活性面を照射するコリメートされたビームが、活性面への長軸の射影に最も近い位置にある縁部によって規定されるようにされていて、その縁部は、X線発生装置とそのセンサーが回転するときにカバー領域を最小にできる最小距離の位置にある。
1つの特徴によれば、X線発生装置のアノードの傾きをセンサーのずれた位置の関数で変化させることにより、このようにずらされたセンサーの活性面を照射するX線のプロファイルがより一様になるようにされている。
1つの特徴によれば、X線発生装置のアノードの傾きと長軸がなす角度は、センサーをずらす方向に向かって開いている。
1つの特徴によれば、この方法は、センサーとX線発生装置を同時に回転軸のまわりに回転移動させて一連の角度位置に順番に位置させるステップを含むとともに、その一連の角度位置のそれぞれについて、その角度位置で照射された物体の平坦なX線撮影画像を表わす信号がセンサーから供給されるステップを含んでいて、一連の角度位置の全体についてそのセンサーから供給されるその信号の全体が、物体の立体表示を再構成するのに必要なデータをすべて含んでいる。
1つの特徴によれば、センサーとX線発生装置の移動では1回転させる。このようにすると、三次元である物体、またはその物体の興味の対象である領域の全体を再構成するのに十分なデータを得ることができる。
1つの特徴によれば、この方法は、一連の角度位置の全体に関してセンサーから供給される信号を処理し、物体の立体表示を再構成するステップを含んでいる。
1つの特徴によれば、上記処理は、信号に付随する雑音をその信号の中に存在する有用な情報から識別できるフィルタリング・ステップを含んでいる。
1つの特徴によれば、フィルタリングは、信号の中に存在する異なる周波数帯を独立に分解するステップを含んでいる。
1つの特徴によれば、上記処理は、ピラミッド型の分解を行なうマルチチャネルのフィルタリング・ステップを含んでいる。
1つの特徴によれば、上記処理は、異なる信号に由来していて回転中にX線ビームを順番に照射された物体の各部から来るデータに重みを付けるステップを含んでいて、その重み付けの調節は、順番に回転していくときにビームが常に照射されているカバー領域と呼ぶ物体の領域の中にその物体の照射された部分が存在するかしないかに応じて行なわれる。
したがってコーン・ビームX線が順番に掃引する領域に対するデータの位置に応じ、そのデータに異なる重み付け係数が与えられる。
この重み付けには、上に説明したセンサーの横方向のずれが考慮されている。
他の特徴と利点は、添付の図面を参照して行なう単なる例示として与えた以下の説明を通じて明らかになろう。
本発明による歯科放射線医学装置を斜めから見た全体概略図である。 従来技術によるセンサーとX線発生装置の配置を上から見た概略図である。 本発明によるセンサーとX線発生装置の配置を2つの角度位置について上から見た概略図である。 本発明によるセンサーとX線発生装置の配置を2つの角度位置について上から見た概略図である。 中心からずらして配置したセンサーのアノードの傾きの変更を示す。 X線ビームの強度を長軸34に対する傾きの関数として示した概略図である。 図3aの一部を拡大した概略図であり、カバー領域を示している。 カバー領域を最小にするためセンサーがずれた位置にある概略図である。 センサーから供給されるデータを処理する操作の概略図である。
図1に図示し、全体を参照番号10で示してあるように、本発明による歯科放射線医学装置は、(CBCTという略号で知られる)コーン・ビーム断層撮影タイプの装置である。この装置により、物体の立体画像を取得することができる。この装置は、固定されたフレーム12として例えば鉛直な支柱を備えており、その支柱に回転するX線撮影ユニットが取り付けられる。そのX線撮影ユニットについてこれから説明する。
このユニットは、横倒しにされたC字形の可動構造体16(アーチ)を備えていて、このアーチは、C字の本体を構成する中央の水平な支柱16aと、この水平な支柱から下に向かってそれぞれがC字の2つの枝を構成する鉛直な2本のアーム16b、16cとを有する。
X線源またはX線発生装置18がアーム16bに固定されている一方で、X線センサー20がアーム16cに取り付けられている。
したがってX線発生装置18とセンサー20は互いに向かい合って配置されていて、互いに固定された幾何学的関係にある。
X線発生装置18とセンサー20の支持体として機能していて回転するX線撮影ユニット14の心臓部を構成する構造体16は、その構造体16の上方に配置されていてX方向とY方向に移動できる台22に接続されている。
より詳細には、この台は、鉛直なフレーム12に固定された水平な支柱24に取り付けられている。
この台は、水平面内をX方向とY方向に移動できるため、鉛直な回転軸(この図には示さず)のまわりを完全に1回転(360°)することが可能である。
この台により、構造体の回転の中心(と回転軸)を、X線撮影する物体上に、その中でも特に患者の興味の対象となる領域上に、患者が移動する必要なしに位置させることができる。
したがって台22に接続された構造体16は、患者に対して鉛直な位置にある回転軸のまわりを回転運動できることに注意されたい。
この回転運動をしているときにX線発生装置18とセンサー20は互いに対して動かない。
この放射線医学装置をパノラマ画像の用途で用いるときには、台22により、プログラム可能なパノラマ撮影の軌跡をたどらせうることにも注意されたい。
放射線医学装置10は、端部26aによってフレーム12に固定された下方アーム26も備えている。このアームの自由端26bには、この装置が動作してX線画像を取得しているときに患者の頭を動かなくすることのできる位置決め装置25が取り付けられている。したがって頭は、X線発生装置18とセンサー20の間に入る。
X線発生装置18は、より詳細には、例えば固定されたアノードを有するX線管を備えている。このX線発生装置の線源のサイズは例えば0.5mmである。
さらに、このX線発生装置は、このX線発生装置18から発生したX線ビームをコリメートするコリメーション手段を備えている。このコリメーション手段は、例えば患者の頭の一部(例えば顎)とその背後に位置するセンサーを照射するコーン・ビームX線を発生させるサイズにされた鉛付きのコリメーション用のウインドウまたはスリット(絞り)を備えている。
スリットの幅を調節してビームの幅に合わせうることと、ビームをさまざまな方向にも向けられるため所定の1つの方向に向けられることに注意されたい。スリットは、例えば横方向にずらすことができる。
図示していない1つのバリエーションによれば、コリメーション手段は、さまざまな形状および/またはサイズの複数のスリットを備えることができる。これらのスリットはX線発生装置の前で切り換え可能であり、これらのスリットにより、センサーのずれた位置において、ビームの幅、および/またはビームの形状、および/またはビームの方向を調節することができる。
センサー20は動力式アーム16cに固定されていて、このアームが、このアームによって支持されている装備を鉛直軸のまわりに回転させることで、選択した用途に応じ、照射する物体を三次元的に調べるセンサー20を、またはパノラマ検査のための棒状カセット(図示せず)をX線発生装置の正面に位置させることができる。
三次元物体(例えば患者の頭)の再構成に用いるセンサー20は平坦なセンサーであることに注意されたい。
このセンサーは、X線発生装置18から出た後にセンサーとそのX線発生装置の間に位置する物体を照射したX線を受け取る一方で、そのX線を、その物体のX線画像を表わす電気信号に変換することができる。
より詳細には、センサーが備えているのは、例えば、
− センサーが受け取ったX線を可視光に変換できる変換器(例えば、ヨウ化セシウムで実現したシンチレータ)と、
− 変換器からの変換された可視光を検出して物体のX線画像を表わす電気信号をセンサーの出力に供給する検出器である。
変換されないX線を吸収するため、金属粒子をドープした光ファイバーからなるプレートが、例えばシンチレータと検出器の間に配置される。
このプレートは、例えば浜松ホトニクス社からXR5という商品番号で市販されているプレート、またはショット社の47Aという番号のプレートである。
検出器は、例えばCMOS検出器であることに注意されたい。CMOS検出器は、コーン・ビーム断層撮影を実施するためCCDタイプの検出器であることが好ましい。確かに出願人は、センサーとX線発生装置のセットを360°回転させるときに得られる射影の数が多数にのぼることを考慮し、線量を減らしたい場合にはこのような素子がより適切であることに気づいた。アクティブ・マトリックス式のCMOS検出器を用いることが望ましい。
より詳細には、biCMOS技術で実現されていて画素の充填率が大きいアクティブ・マトリックス式画素を利用することが望ましかろう。マトリックス式画素は、例えば画素のサイズが120ミクロンの程度であり、捕獲した画素を例えば15ミリ秒で素早く読むことができる。
利用可能なウエハのサイズを考慮すると、再構成する物体のサイズに対する検出器のサイズを小さくすることで、CMOS技術を利用して検出器を確実に製造できる。このようなCMOS検出器はS/N比が大きい。
平坦なセンサーのサイズは例えば5cm×6cmである。
バリエーションとして、体積の大きな物体を再構成したいときには、例えばTFTタイプのセンサーを用いると望ましい可能性がある。
X線を可視光に変換するため、例えばオキシ硫化ガドリニウムまたはヨウ化セシウムからなるシンチレーション層が検出器の上に配置される。
図1には、センサー20の光学的活性面20aが示されている。
図2は、X線源と、それに付随するX線センサーが、両者の間に配置された照射する物体の位置に対してどのように配置されているかを示している。
センサー20とX線発生装置18の回転軸が図2に参照番号30の点で示してあり、照射する物体32に対する位置が決められている。この回転軸は、X線発生装置18をセンサー20と垂直に結ぶアラインメント軸34(長軸)の上に位置することがわかる。
アラインメント軸34は、この図に概略を示してあるように、X線発生装置18から出て鉛直軸30に遭遇した後にセンサー20の中心にぶつかるコリメートされたX線ビームの軸線を構成する。
X線ビームは、このビームの中心軸に中心を持つスリット33によってコリメートされる。
従来技術を示したこの構成では、照射する物体32のまわりにX線発生装置とセンサーを回転運動させているとき、X線発生装置から出るX線は常に物体32の同じ中央領域36を掃引する。
物体32の中央領域36の両側に位置する側部領域は照射されないため、その側部領域に含まれる情報はX線ビームによって捕獲されない。
X線発生装置18とセンサー20は両方とも、鉛直回転軸30に垂直で図2の面に対応する回転面の中を移動することに注意されたい。
図3aと図3bは、本発明による放射線医学装置のセンサーとX線発生装置のセットの位置を互いに180°離れた2つの異なる角度位置について示している。
図2と同様の水平面内の図である図3aでは、センサー20は、この面内で図2において占めている位置に対して横方向にずれている(このずれは、センサーの並進によって得られる)。X線発生装置18のコリメーション用スリット35もそれに対応して横方向にずれていて、コリメートされたビームがずれたセンサーの活性面の大半を照射するとともに、その活性面の中心に来るようにされている。スリット35のずれを図3aの拡大部に示してある。そこには、図2のスリット33の位置も点線で見ることができる。
センサーとX線発生装置がこのように横方向にずれていると、X線発生装置18のスリットによってコリメートされてセンサー20の中心にぶつかるコーン・ビームX線の中心軸38(この軸は、センサーとX線発生装置のアラインメント軸と考えることができる)は、図2のように鉛直回転軸30と一致することはもはやなく、この軸の横を通る(図3a)。
センサー20は、X線発生装置18をセンサー20の活性面20aに垂直に結ぶ長軸34が回転軸30を通るような方向に向けられていることに注意されたい。センサーの幅は、図3aの回転面内で軸34に垂直に測定したセンサーのサイズである。
したがってセンサーのずれは、活性面20aへの長軸34の射影に対するセンサーの中心20bの横方向のずれdとして定義できる。
図3aと図3bに示してあるように、センサーの活性面の小さな部分20cは、境界を点線で示したビームにより、センサーの中心20bが位置していて最大強度のビームを受け取る中央部から分離される。中央部を取り囲む周辺領域を形成する部分20c(センサーの残部よりもサイズが小さい)は、中央部が受け取るビームと比べて平均強度が小さなビームを受け取る。その値は、この中央部のビームの平均強度の例えば25〜35%である。
例えば幅は画素10個分に等しい。
この領域の幾何学的形状は、スリット35の開口部の幅を調節することによって、または1つのバリエーションでは、可能な複数のスリットの中で適切な幅のコリメーション用スリットを選ぶことによって決まる。
ずれたセンサーと、コリメートされたビームが発生するように調節されたコリメーション手段とが取り付けられていて、センサーの活性面にコリメーション手段の画像(例えばスリット35の縁部の画像)を投射する歯科放射線医学装置により、X線に対する保護機能を保証しつつ、物体(顎、または顎の一部)を立体的に再構成することができる。
3D検査を実施する場合、出るビームの強度を大きくするとともにそのビームによって生じる明るさの一様性を向上させるため、X線発生装置の向きを変えられることが望ましい。
向きのこの変更は、アノード19の傾きと軸34がなす角度αを大きくすることによってなされる(図3c)。
センサーが最もずれた位置にある構成では、角度αは5°(傾きに変更がないアノード)から7°になる。
一般に、角度αの新しい値はセンサーのずれに依存することに注意されたい。より詳細には、この新しい値は、X線発生装置の線源とセンサーの表面の間の距離に対するずれの大きさの比のアークタンジェントに対応する。
図3cに示してあるように、角度αを大きくすると、照射される面積を広げることと、ずれたセンサーの活性面で得られるX線のプロファイルを一様にすることができる。最適なプロファイルは曲線aによって表わされるのに対し、曲線bは、アノードの傾きを変更せずに得られた一様でないX線のプロファイルを表わす。センサーの周辺領域を照射するX線の強度は、センサーのそれ以外の領域における強度よりもはるかに小さいことに注意されたい。
図3dは、X線発生装置18から発生するX線ビームの強度がセンサー20の活性面がなす平面内においてどのようになっているかを、長軸34に対するこのビームの傾き(軸X)の関数として示している。この強度はセンサー(この図には示していない)のなす面内で測定され、軸34の左側で最大になる。すなわち軸34とゼロでない角度をなすビームの角度方向において最大になる。したがってX線発生装置のアノードの傾きを、上に説明し、かつ図3cに示したようにすると、ビームの最大強度はセンサーの移動に従って変化することがわかる。
センサーのずれdの値は、センサーとX線発生装置が次々と回転していく間にX線ビームによって掃引される物体32のあらゆる領域または部分に共通するカバー領域が必要とされることによって制限される。このカバー領域は図3e(図3aの部分拡大図)に参照番号39で示してあり、この図の回転面内で参照番号30を中心とする円に対応する。しかしカバー領域は三次元であり、回転軸30を持つ円筒体であることに注意する必要がある。
これまでの説明を明確にするため、図3fに、ずれた位置にあるセンサーを照射するX線ビームを示してある。
簡単にするため、X線撮影する物体も、X線に対する保護のための周辺領域も示していない。
このずれた構成では、可能な最大のずれは、センサーの幅の半分から幅Iを差し引いた値に対応する。幅Iは、カバー領域をできるだけ小さくできるが、物体を立体的に再構成する際にアーチファクトをなくすのに十分な最小距離を表わす。
この幅は、センサーの表面への軸34の射影と、ビームに最も近い縁部(センサーをずらした方向とは反対側の縁部)との間の最小距離である。
実際には、この幅は、画素少なくとも2個分である。
したがってセンサーの中心20bは、カバー領域をできるだけ小さくするという上に示した理由により、最大で、センサーの活性面20aへの長軸34の射影から、センサーの幅の半分(L/2)よりも小さなL/2−Iに等しい距離だけ横方向にずれている。
センサーの活性面に周辺領域20cが存在することを考慮すると、所定のサイズのセンサーで照射面をできるだけ広くしたい場合、センサーは、最大で距離L/2−Iからこの領域20cの幅を差し引いた値だけずらすことができる。このようにするとカバー領域は確実に最小になる。
実際的な観点からすると、センサーは、例えば、センサーの幅の1/4と、この幅の半分よりも小さな上記の最大距離との間の値だけずらす。
例えば幅が5cmの上記のセンサーでは、横方向のずれdは例えば2cmである。
しかしセンサーの幅の1/4よりも小さな(例えば1/8の)ずれも同様に考えられる。
図3bは、照射する物体32を半回転させた後のセンサーとX線発生装置の配置を示しており、X線発生装置から出るコーン・ビームX線によって掃引される領域は図3aにおいて掃引される領域と同じでないことがわかる。
これら2つの領域は軸30のまわりで互いに重なっており、合わさって、図2に示した従来の領域36よりも大きなサイズの体積を掃引することに注意されたい。
図3a〜図3eの構成を用いて再構成できる立体は、これら図面の平面に参照領域37として示してある。この領域37はもちろん三次元であり、回転軸30を持つ円筒体の形状である。
したがって本発明により、照射する物体のより広い範囲を同じサイズのセンサーでカバーできるため、X線撮影によって立体的に再構成できるデータの量を増やすことができる。
例えば本発明を歯の分野に応用するときには、本発明により、従来よりも小さなサイズのセンサーを用いて患者の顎の1つの領域(半歯列弓など)を立体的に再構成することができる。
例えばサイズが5cm×6cmのセンサーを横方向に2cmずらすと、射影面内で5.8cm×4cmのサイズの物体を立体的に再構成することができる。ずれがないと、再構成できる立体の(平面に投影した)サイズは3.2cm×4cmにすぎないであろう。
再構成される立体のサイズに関し、X線ビームの幾何学的形状に加え、ビームが出る点と物体とセンサーそれぞれの間の距離が考慮されることに注意されたい。
上に説明するとともに図3a〜図3f(特に図3c)に示した新しい構成のX線発生装置18とセンサー20のセットを1回転させるとき、図1、図3a、図3bの回転するX線撮影ユニットによってデータがどのように取得されて処理されるかについてこれから説明する。
例えばX線撮影する物体(患者の頭など)を図1のX線発生装置18とセンサー20の間に置くと、X線発生装置とセンサーからなるセットは、このセットを鉛直回転軸30のまわりに順番に回転させることによって順番に得られる複数の角度位置を取る。X線発生装置から出るコリメートされたX線ビームは、それぞれの位置において、照射する物体の異なる領域を照射する。このX線ビームは物体にぶつかることによって変化し、X線発生装置と揃った位置にあるセンサーがこの変化したX線ビームを受け取る。
したがってX線発生装置とセンサーからなるセットの(回転面内における)それぞれの角度位置において、センサーは、物体のうちでこのX線を照射された領域に特徴的な情報を含むX線を受け取り、その受け取ったX線を、対象とする角度位置で照射された物体の平坦なX線撮影画像(物体の三次元X線撮影画像を平面に投射したもの)を表わす信号に変換する。
センサーからこのようにして供給される信号を射影と呼ぶ。
ここに説明した例では、X線発生装置とセンサーによって形成されるセットが、例えば支持回転構造の1回の運動(ピッチ)ごとにある角度だけ回転し、この例のそれぞれの回転角度について1つの射影が得られる。
物体を立体的に再構成するために十分な量のデータを得るには、本発明に従ってずらしたセンサーを用いて完全に1回転させる必要があることに注意されたい。
これらの射影または信号は、取得されるごとに(または一度に)データ処理ユニットに送られる。
このデータ処理ユニットは、放射線医学装置10から数メートル程度またはそれ以上の距離離すことができる。
データ処理ユニットは例えばコンピュータ(PCコンピュータなど)であり、その内部には、物体またはその物体の興味の対象となる領域を立体的に再構成するアルゴリズムを含む1つまたは複数の情報ファイルが記憶されている。
センサーからのデータに適用されるこの再構成アルゴリズムでは、予定する処理操作においてセンサーのずれが考慮される。
図4は、センサーによって供給されるそれぞれの射影に適用するFDKアルゴリズム(すなわちフェルドカンプのアルゴリズム)のタイプの再構成アルゴリズムで予定される処理操作の概略図である。
上記のずれに合わせるため、公知のこのアルゴリズムを変更した。
物体(例えば半歯列弓または歯)を立体的に再構成できるようにするには、幅が2倍でずらされていないセンサーだと180°で十分な場所において、本発明に従ってずらしたセンサーを360°回転せねばならない。この事実から、ピッチが所定の角度だと、ずれたセンサーではより少数のビューを取り扱うことになるため、再構成の雑音がより多くなる。
この雑音の効果を制限するため、図4に示したアルゴリズムは第1の処理ブロック40を備えていることが望ましい。このブロック40では、センサーとX線発生装置が順番に回転していくときに順番に得られるそれぞれの射影1〜nから、センサーの周辺領域20cによって回収されたが物体を単に取り囲んでいるだけであるためその物体には関係しないデータを除去することが想定されている。この領域の位置は、装置を新しい配置にするとただちにわかるため、計算によって対応するデータを除去することは容易である。あとに続くブロックにおいてこのアルゴリズムで処理するデータの量を減らすことにより、計算量が減り、したがって計算時間が短くなることに注意されたい。
このアルゴリズムは、次に、第2の処理ブロック41を備えている。このブロック41では、それぞれの射影1〜nについて、センサーから供給されるデータの特に高周波数フィルタリングが領域20cのデータを除去した後に実行される。
一般に、ブロック41が実行するフィルタリングによってセンサーが受け取る信号の中にある異なる周波数帯を独立に分解することにより、この信号に付随する雑音を、この信号の中に存在する有用な情報と識別することができる。
したがってそれぞれの信号または射影はブロック41によってフィルタリングされる。このブロック41では、信号はピラミッド・タイプの分解がなされるマルチチャネル・フィルタリングを受け、複数の周波数帯になる。より詳細には、ガウス型の差のタイプの分解によるフィルタリングがなされる。ブロック41で実行されるアルゴリズムは反復式であり、対象とする信号のそれぞれの周波数帯について傾斜タイプのピラミッド式高周波数フィルタリングを提供する。
より詳細には、このブロックで実行される操作は、連続した複数のステップからなり、その間に以下のことが実行される。
− 画像(射影)が、水平方向には2の冪に従って、鉛直方向には因子1に従ってサブサンプリングされ、
− 一次元ガウス型の差が、以前に得られたそれぞれのサンプルに適用され、
− 直前のステップの結果に2倍の重みを付け、あらかじめサブサンプリングされた下位ステップの高周波数画像と組み合わされる。重み付けの法則は、有用な情報と雑音が識別されるように調節する。
これらのステップは、画像(射影)のサイズに2の冪を含められるようになるまで何回でも繰り返される。
その結果、信号に対して最も低い周波数から最も高い周波数まで実行したあらゆるフィルタリングの結果がブロック41の出力に得られる。
このステップにより、それぞれの信号についてデータ中の雑音成分と興味の対象である周波数を容易に識別することができる。
さらに、雑音と有用な信号のこのような識別は、反復プロセスであるために短い計算時間で実施される。
図4のアルゴリズムは、ブロック41から出るデータに適用されてX線撮影された物体の非カバー領域をカバー領域と一様化する第3の処理ブロック42を備えていることが望ましい。
一般に、ブロック41においてフィルタリングされたそれぞれの信号または射影は、ブロック42において、カバー領域39(X線ビームが回転するときに物体のうちでX線ビームを常時照射される部分または領域)を考慮し、異なる信号または射影からのデータ同士の間に存在する冗長性を考慮した重み関数を掛けられる。
一般に、重みは、センサーとX線発生装置が順番に回転していくときにX線ビームを照射されてセンサーが異なる信号を供給する物体の領域が、カバー領域39(図3e)に対してどのような位置にあるかの関数として調節する。
ブロック42において適用される重み関数は連続かつ正則である。より詳細には、この関数は、センサー20の画素のうちで長軸34から最も遠い画素に対応する画像縁部から、センサーの画素のうちで長軸34から最も近い画素に対応する画像縁部まで、100%と0%の間で変化する。
特に、重み関数は、回転軸30上では例えば1/2になる。
フィルタリングされた射影は、このように重みを付けられた後、次のブロック44によって処理され、これら射影の逆投影が実行される。
従来からFDKアルゴリズムとして知られているこの逆投影ステップでは、フィルタリングされて重みを付けられた各射影が逆投影され、X線撮影された物体またはその物体の興味の対象となる領域の各体積素(画素を物体または興味の対象となる領域の平面に投影したサイズに直接関係する体積の基本単位)が再構成される。
より詳細には、このステップにおいて、対象とするX線の経路上に位置するすべての体積素に、対象とする射影内でそのX線によって得られた画素の値に依存する値を割り当てる。
射影ごとにそれぞれのブロック40、41、42、44の4つの操作を繰り返すことにより、以前の逆射影をもとにしてすでに再構成された立体に、所定の射影について得られた逆投影操作の結果を付加していく。
このようにして、物体を、またはその物体の興味の対象となる領域を、複数の断片によって再構成することができる。したがって物体またはその物体の興味の対象となる領域の立体表示を、ずれていなければ必要であったはずのサイズと比べて小さなサイズのX線センサーをもとにして再構成することができる。

Claims (22)

  1. コーン・ビーム断層撮影タイプの歯科放射線医学装置であって、
    − X線ビームを物体に向けて発生させることができるとともにコリメーション手段が取り付けられていて、発生するビームをそのコリメーション手段によってコリメートできるX線発生装置(18)と、
    − このX線発生装置と向かい合って配置された活性面(20a)を有するX線センサーとを具備し、
    前記X線発生装置と前記センサーが回転軸(30)のまわりを同時に回転移動することができるものにおいて、
    前記センサー(20)の方向が、前記X線発生装置からこのセンサーまで延びていて前記回転軸(30)を通る長軸(34)がこのセンサーの活性面に垂直になるようにされていて、
    このセンサーの中心が、このセンサーの活性面への前記長軸(34)の射影に対して横方向にずれていて、
    前記コリメーション手段とこのようにずらされたセンサーの配置が、コリメートされたビームが前記センサーの活性面を照射するとき、その活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べて前記コリメートされたビームをわずかしか照射されないように、されている、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記センサーと前記X線発生装置が、前記回転軸(30)が貫通する回転面内を回転移動できる、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記センサーの中心(20b)が、そのセンサーの活性面への前記長軸(34)の射影に対し、前記回転面内で測定して、最大で、そのセンサーの幅の半分と、前記活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べて前記コリメートされたビームをわずかしか照射されないようにするのに十分な幅との差に等しい距離だけ横方向にずれた位置にあり、前記センサーの幅は、前記長軸(34)に垂直な回転面内で測定したサイズである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記センサーの中心が、そのセンサーの幅の1/4と前記最大距離の間の距離だけ離れた位置にある、ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記コリメーション手段と前記センサーの配置が、そのセンサーの活性面を照射するコリメートされたビームが、活性面への前記長軸(34)の射影に最も近い位置にある縁部によって規定されるようにされていて、
    その縁部が、前記X線発生装置とそのセンサーが回転するときにカバー領域を最小にできる最小距離の位置にある、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記X線発生装置(18)のアノード(19)の傾きを前記センサーのずれた位置の関数で変化させることにより、このようにずらされたセンサーの活性面を照射するX線のプロファイルがより一様になるようにされている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記X線発生装置のアノード(19)の傾きと前記長軸(34)がなす角度(α)が、前記センサーをずらす方向に向かって開いている、ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記回転面が水平である、ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記回転軸が鉛直方向を向いている、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 回転軸(30)のまわりを同時に回転移動できるX線発生装置(18)とX線センサー(20)を用い、X線を照射された物体の立体表示を平坦な歯科X線撮影画像から再構成するための方法であって、
    − 前記X線発生装置から物体に向けてX線ビームを発生させ、そのビームをコリメーション手段によってコリメートするステップと、
    − 前記物体を照射したコリメートされたX線ビームを前記センサーが受け取るステップと、を含み、
    前記X線ビームをコリメートし、前記X線発生装置から前記センサーまで延びていて前記回転軸(30)を通る長軸(34)をこのセンサーの活性面に投影した射影に対して中心を横方向にずらした前記センサーの活性面に照射することにより、このようにずらされたセンサーの活性面の周辺領域が、その活性面の残部と比べて前記コリメートされたビームをわずかしか照射されないようにする、
    ことを特徴とする方法。
  11. 前記センサーと前記X線発生装置が、前記回転軸(30)が貫通する回転面内を回転移動できる、ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記センサーの中心(20b)が、そのセンサーの活性面への前記長軸(34)の射影に対し、前記回転面内で測定して、最大で、そのセンサーの幅の半分と、前記活性面の周辺領域がその活性面の残部と比べて前記コリメートされたビームをわずかしか照射されないようにするのに十分な幅との差に等しい距離だけ横方向にずれた位置にあり、前記センサーの幅は、前記長軸(34)に垂直な回転面内で測定したサイズである、
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記センサーの中心が、そのセンサーの幅の1/4と前記最大距離の間の距離だけ離れた位置にある、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記コリメーション手段と前記センサーの配置が、そのセンサーの活性面を照射するコリメートされたビームが、活性面への前記長軸(34)の射影に最も近い位置にある縁部によって規定されるようにされていて、
    その縁部が、前記X線発生装置とそのセンサーが回転するときにカバー領域を最小にできる最小距離の位置にある、
    ことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記X線発生装置(18)のアノード(19)の傾きを前記センサーのずれた位置の関数で変化させることにより、このようにずらされたセンサーの活性面を照射するX線のプロファイルがより一様になるようにされている、
    ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記X線発生装置のアノード(19)の傾きと前記長軸(34)がなす角度(α)が、前記センサーをずらす方向に向かって開いている、
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記センサー(20)と前記X線発生装置(18)を同時に回転軸(30)のまわりに回転移動させて一連の角度位置に順番に位置させるステップを含むとともに、
    その一連の角度位置のそれぞれについて、その角度位置で照射された物体の平坦なX線撮影画像を表わす信号が前記センサーから供給されるステップを含んでいて、
    一連の角度位置の全体についてそのセンサーから供給されるその信号の全体が、前記物体の立体表示を再構成するのに必要なデータをすべて含む、
    ことを特徴とする請求項10〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記一連の角度位置の全体に関して前記センサーから供給される信号を処理し、前記物体の立体表示を再構成するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記処理が、前記信号に付随する雑音をその信号の中に存在する有用な情報から識別できるフィルタリング・ステップを含む、ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記フィルタリングが、前記信号の中に存在する異なる周波数帯を独立に分解するステップを含む、ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記処理が、ピラミッド型の分解を行なうマルチチャネルのフィルタリング・ステップを含む、ことを特徴とする請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記処理が、異なる信号に由来していて回転中にX線ビームを順番に照射された物体の各部から来るデータに重みを付けるステップを含んでいて、その重み付けの調節を、順番に回転していくときにビームが常に照射されているカバー領域と呼ぶ物体の領域の中にその物体の照射された部分が存在するかしないかに応じて行なう、
    ことを特徴とする請求項15〜18のいずれか1項に記載の方法。
JP2010535427A 2007-12-03 2008-12-03 歯科放射線医学装置とそれに付随する方法 Active JP5611051B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0759516 2007-12-03
FR0759516A FR2924325B1 (fr) 2007-12-03 2007-12-03 Appareil de radiologie dentaire et procede associe.
PCT/FR2008/001680 WO2009101283A2 (fr) 2007-12-03 2008-12-03 Appareil de radiologie dentaire et procede associe

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011505185A true JP2011505185A (ja) 2011-02-24
JP2011505185A5 JP2011505185A5 (ja) 2013-02-07
JP5611051B2 JP5611051B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=39481222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010535427A Active JP5611051B2 (ja) 2007-12-03 2008-12-03 歯科放射線医学装置とそれに付随する方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8363780B2 (ja)
EP (1) EP2240080B1 (ja)
JP (1) JP5611051B2 (ja)
KR (2) KR20130088893A (ja)
CN (1) CN101883523A (ja)
AT (1) ATE544401T1 (ja)
FR (1) FR2924325B1 (ja)
WO (1) WO2009101283A2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5467690B2 (ja) * 2009-04-07 2014-04-09 朝日レントゲン工業株式会社 X線ct撮影装置
KR101094180B1 (ko) * 2009-11-10 2011-12-14 주식회사바텍 파노라마 영상 획득 방법 및 장치
JP6066923B2 (ja) * 2010-12-22 2017-01-25 トロフィー デジタル検出器
US8842904B2 (en) 2011-07-21 2014-09-23 Carestream Health, Inc. Method for tooth dissection in CBCT volume
US9129363B2 (en) 2011-07-21 2015-09-08 Carestream Health, Inc. Method for teeth segmentation and alignment detection in CBCT volume
US8849016B2 (en) 2011-07-21 2014-09-30 Carestream Health, Inc. Panoramic image generation from CBCT dental images
EP2734147B1 (en) * 2011-07-21 2018-08-29 Carestream Dental Technology Topco Limited Method for segmentation of dental images
US8929635B2 (en) 2011-07-21 2015-01-06 Carestream Health, Inc. Method and system for tooth segmentation in dental images
US8761493B2 (en) 2011-07-21 2014-06-24 Carestream Health, Inc. Method and system for tooth segmentation in dental images
ITBO20110566A1 (it) * 2011-10-05 2013-04-06 Cefla Coop Dispositivo per l'acquisizione di radiografie panoramiche e radiografie volumetriche cbct
US9743893B2 (en) 2011-12-21 2017-08-29 Carestream Health, Inc. Dental imaging with photon-counting detector
ES2935893T3 (es) * 2012-09-07 2023-03-13 Trophy Aparato para la obtención parcial de imágenes por TC
ITBO20130599A1 (it) 2013-10-31 2015-05-01 Cefla Coop Metodo e apparato per aumentare il campo di vista in una acquisizione tomografica computerizzata con tecnica cone-beam
KR20150088679A (ko) * 2014-01-24 2015-08-03 주식회사바텍 Ct 촬영 장치
US9730656B2 (en) 2014-03-07 2017-08-15 Elwha Llc Systems, devices, and methods for lowering dental x-ray dosage including feedback sensors
US9888891B2 (en) * 2014-06-26 2018-02-13 Palodex Group Oy X-ray imaging unit for medical imaging
EP3000400B1 (en) * 2014-09-29 2021-08-18 Cefla Societa' Cooperativa Apparatus for acquiring panoramic, optionally 3d volumetric cbct, optionally teleradiographic images
FR3028168B1 (fr) 2014-11-07 2020-05-22 Trophy Appareil de tomographie numerique et procede associe
ITUB20151800A1 (it) * 2015-07-02 2017-01-02 Cefla S C Metodo e apparato per l'acquisizione di radiografie panoramiche e radiografie volumetriche cbct
US10223813B2 (en) * 2015-08-13 2019-03-05 InstaRecon Method and system for reprojection and backprojection for tomography reconstruction
DE102016221205B4 (de) * 2016-10-27 2018-07-26 Siemens Healthcare Gmbh Verfahren zur Erzeugung von Röntgenbildern und Röntgensystem
US10898147B2 (en) * 2018-04-13 2021-01-26 Palodex Group Oy Adjustable lower shelf on an X-ray unit
KR102246090B1 (ko) 2019-01-23 2021-05-13 (주)포인트닉스 Fov 확장기능을 갖는 방사선 촬영 장치
KR20200120108A (ko) 2019-04-11 2020-10-21 (주)포인트닉스 Fov 확장기능을 갖는 방사선 촬영 장치
KR102560621B1 (ko) 2021-09-02 2023-07-28 포인트임플란트 주식회사 회전제한장치 및 이를 구비한 방사선 촬영장치

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164343A (ja) * 1988-10-28 1990-06-25 General Electric Cgr Sa X線スキャナーにおける寄生雑音を無くす方法及び装置
JPH09192125A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Hitachi Medical Corp X線ct装置
WO2003084407A1 (en) * 2002-04-11 2003-10-16 J. Morita Manufacturing Corporation X-ray ct tomographic equipment
JP2005006772A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線診断装置及びct画像の生成方法
JP2005087592A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Ltd X線計測装置
WO2006013325A1 (en) * 2004-08-05 2006-02-09 Elekta Ab (Publ) X-ray apparatus
JP2006513764A (ja) * 2003-02-20 2006-04-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 非対称コーンビーム
JP2006320468A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置およびx線ct透視撮影方法
JP2007054378A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9013529U1 (de) 1990-09-26 1990-11-29 Bartholomy & Co., 52355 Düren Vakuumheber
JPH04313376A (ja) 1991-04-10 1992-11-05 Fujitsu General Ltd 厨芥処理装置
JP3319905B2 (ja) 1995-03-24 2002-09-03 株式会社モリタ製作所 デジタルx線撮影装置
JP4313376B2 (ja) 1996-12-10 2009-08-12 株式会社モリタ製作所 X線撮影装置
JP3807833B2 (ja) 1996-12-10 2006-08-09 株式会社モリタ製作所 X線撮影装置
JP2000014662A (ja) 1998-01-22 2000-01-18 Terumo Corp 体液検査装置
JP3919048B2 (ja) 1998-09-02 2007-05-23 株式会社モリタ製作所 局所照射x線ct撮影装置
DE10008053A1 (de) * 2000-02-22 2001-09-06 Siemens Ag Röntgeneinrichtung und medizinischer Arbeitsplatz für die Diagnostik und für chirurgische Eingriffe im Kopf - und Kiefernbereich eines Patienten
JP3926120B2 (ja) 2001-02-16 2007-06-06 株式会社モリタ製作所 被写体のx線撮影位置設定手段、この手段を備えたx線撮影装置
US6944259B2 (en) 2001-09-26 2005-09-13 Massachusetts Institute Of Technology Versatile cone-beam imaging apparatus and method
US7099428B2 (en) 2002-06-25 2006-08-29 The Regents Of The University Of Michigan High spatial resolution X-ray computed tomography (CT) system
WO2004014232A1 (en) * 2002-07-25 2004-02-19 Gendex Corporation Real-time digital x-ray imaging apparatus and method
JP4498023B2 (ja) * 2004-06-15 2010-07-07 キヤノン株式会社 X線ct装置
JP2006051233A (ja) 2004-08-13 2006-02-23 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc コリメータ制御方法およびx線ct装置
DE112006000869B4 (de) 2005-04-11 2017-10-19 J. Morita Mfg. Corp. Radiographievorrichtung mit Übersichtsbildfunktion
KR100766332B1 (ko) 2005-08-08 2007-10-11 주식회사바텍 파노라마, 씨티 및 두부계측 겸용 엑스선 촬영장치
KR100707796B1 (ko) * 2005-08-08 2007-04-13 주식회사바텍 파노라마 및 씨티 겸용 엑스선 촬영장치
KR100794563B1 (ko) 2005-08-08 2008-01-17 주식회사바텍 파노라마 및 씨티 겸용 엑스선 촬영장치
EP2063784B1 (en) 2006-09-05 2016-04-27 PaloDEx Group Oy Medical x-ray imaging apparatus
US7486759B2 (en) 2006-10-12 2009-02-03 J. Morita Manufacturing Corporation X-ray computer tomography apparatus
US8290119B2 (en) 2007-01-24 2012-10-16 Imaging Sciences International Llc Adjustable scanner
JP4280793B2 (ja) 2008-09-01 2009-06-17 株式会社モリタ製作所 医療用x線撮影装置及びこれに用いるx線検出器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164343A (ja) * 1988-10-28 1990-06-25 General Electric Cgr Sa X線スキャナーにおける寄生雑音を無くす方法及び装置
JPH09192125A (ja) * 1996-01-19 1997-07-29 Hitachi Medical Corp X線ct装置
WO2003084407A1 (en) * 2002-04-11 2003-10-16 J. Morita Manufacturing Corporation X-ray ct tomographic equipment
JP2006513764A (ja) * 2003-02-20 2006-04-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 非対称コーンビーム
JP2005006772A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線診断装置及びct画像の生成方法
JP2005087592A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Hitachi Ltd X線計測装置
WO2006013325A1 (en) * 2004-08-05 2006-02-09 Elekta Ab (Publ) X-ray apparatus
JP2006320468A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置およびx線ct透視撮影方法
JP2007054378A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130208849A1 (en) 2013-08-15
JP5611051B2 (ja) 2014-10-22
US8705691B2 (en) 2014-04-22
WO2009101283A2 (fr) 2009-08-20
ATE544401T1 (de) 2012-02-15
CN101883523A (zh) 2010-11-10
EP2240080A2 (fr) 2010-10-20
EP2240080B1 (fr) 2012-02-08
US8363780B2 (en) 2013-01-29
KR20130088893A (ko) 2013-08-08
FR2924325A1 (fr) 2009-06-05
FR2924325B1 (fr) 2010-11-26
KR20100126658A (ko) 2010-12-02
US20100278299A1 (en) 2010-11-04
WO2009101283A9 (fr) 2010-09-02
KR101471699B1 (ko) 2014-12-10
WO2009101283A3 (fr) 2009-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5611051B2 (ja) 歯科放射線医学装置とそれに付随する方法
US9907520B2 (en) Digital tomosynthesis systems, methods, and computer readable media for intraoral dental tomosynthesis imaging
KR101819257B1 (ko) X선 단층상 촬영 장치
EP1646316B1 (en) Computed tomography scanner with large gantry bore
US7818045B2 (en) Method for reduced-artifact radiological 3D imaging, medical imaging device and method for creating a therapy plan
US9538968B2 (en) Apparatus and method for digital radiography
JP5142664B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP4464311B2 (ja) X線ct装置
JPH07503867A (ja) 被験者の脊椎を回避した歯科用三次元パノラミックラジオグラフィー法及びその方法を実施する装置
JP2009118887A (ja) X線ct装置及び画像処理装置
JPH06508290A (ja) 改良されたx線容積測定ctスキャナー
US20080008372A1 (en) A method and system for reducing artifacts in a tomosynthesis imaging system
JP5687618B2 (ja) コンピュータ断層撮像用スキャナ及びスキャン方法
JP2008528985A (ja) 可変の結像ジオメトリーを有する断層撮影機
JP2006520235A (ja) コンピュータ制御のトモグラフィック画像システム
JP2008220653A (ja) X線ct装置、被検体外形推定方法、画像再構成方法
JP4989473B2 (ja) 傾斜した構成を用いた3次元再現方法及び装置
JP2008012206A (ja) X線断層撮影装置
US9066687B2 (en) Panoramic dental x-ray unit
JP2014018657A (ja) 患者の器官の3d表示のための画像処理方法及びシステム
JPH09192126A (ja) 画像再構成処理装置
JP3825492B2 (ja) 画像再構成処理装置及びx線ct装置
KR101668772B1 (ko) Ct 촬영장치 및 ct 촬영방법
KR101531370B1 (ko) 엑스선 영상장치 및 엑스선 영상장치의 이미징 방법
JP3947201B2 (ja) 画像再構成処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101208

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121030

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20121214

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130307

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20130307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131121

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5611051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250