JPH04313376A - 厨芥処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は厨芥処理装置に関し、詳
しくは炊事場からでる厨芥を水切りしながらゴミ袋など
に直接投棄することができる厨芥処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】厨芥を粉砕して脱水する厨芥処理装置は
既に数多く提案されており、例えば特公昭５９─２６３
４５　号公報や特開昭６２─２３４５５５号公報などが
挙げられる。即ち、これらの従来例においては、流し台
の厨芥投入口の下部に連接されるケーシング内に粉砕刃
と脱水かごとを同軸的に設け、投棄される厨芥を粉砕刃
にて粉砕すると共に、それに含まれている水を高速回転
する脱水籠にて脱水したのち、ダストボックス内に回収
するようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、まず第一に安全性の面で問題がある。す
なわち、原理的にはミキサーと同じであるため、手をい
れたりすると大怪我をするおそれがある。このような事
故を防ぐには二重、三重の安全対策が必要でありコスト
アップは避けられない。また、誤ってスプーンやナイフ
などの金属を投棄した場合、粉砕刃が欠けたり、その食
器にも傷がつくなどの欠点がある。さらには、粉砕刃お
よび脱水かごはともに高速回転するため、大きな騒音が
発生する。

【０００４】

【問題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明においては、流し台の底部に設けられる厨芥投入
口を有する筒状の厨芥受け容器と、同受け容器の底部か
ら所定の角度をもって上方に立ち上がり、その下端に厨
芥取入口を有すると共に、上端には厨芥排出口が形成さ
れた搬送パイプと、下端が上記搬送パイプの厨芥取入口
に嵌合するように上記厨芥受け容器内に着脱自在に配置
される水切りかごと、上記搬送パイプ内に挿通されたス
クリューおよび同スクリューを回転させるモータと、上
記受け容器の底部に連通されて同容器内の排水を排出す
る排水パイプを備えて上記厨芥取入口と上記厨芥受け容
器との間にフィルタを設けた厨芥処理装置において、上
記フィルタに中心方向への勾配を持たせると共に、上記
水切りかごのフィルタとの近接部に透孔を設けてなるこ
とを特徴としている。

【０００５】

【作用】上記構成によれば、厨芥受け容器内に投棄され
た厨芥は、スクリューによって厨芥取入口より搬送パイ
プ内に取り入れられ、同スクリューによって厨芥排出口
に向けて搬送される。この搬送過程において、厨芥に含
まれている水が水切りされる。しかるのち、厨芥は厨芥
排出口から予め同厨芥排出口にセットされているゴミ袋
内に排出される。厨芥取入口と厨芥受け容器との間には
フィルタが設けられ、更に水切り籠のフィルタに近接す
る部分に透孔を設けたので、フィルタ上の残滓は透孔を
通して常に厨芥取入口へ流され、フィルタの目詰まりや
残滓の厨芥受け容器内への落下のおそれがない。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図４に基づ
いて説明する。図１は流し台に装着した厨芥処理装置の
断面を示したもので、流し台１の底部に設けられた厨芥
投入口２を有する筒状の厨芥受け容器３内に、金属もし
くは合成樹脂からなる水切りかご４が着脱自在に収納さ
れている。厨芥受け容器３の底部には、同部分から斜め
上方に向けて所定の角度で立ち上がる搬送パイプ５が設
けられている。搬送パイプ５の下端には、厨芥受け容器
３の底部に開口する厨芥取入口５ａが形成されており、
同搬送パイプ５の上端には、厨芥排出口５ｂが設けられ
ている。厨芥取入口５ａの部分を上方から見た図２及び
図１のＡ─Ａ断面図である図３を参照すると、水切りか
ご４の下端は厨芥取入口５ａに嵌合されるが、同厨芥取
入口５ａと厨芥受け容器３との間には、フィルタ８が設
けられている。このフィルタ８は合成樹脂よりなり、長
孔８ａが穿設されている。そして、水切りかご４のフィ
ルタ８に近接する部分には透孔４ａが穿設されている。 上記搬送パイプ５内には、スクリュー６が回転可能に挿
通されており、同搬送パイプ５の下端側にはスクリュー
６を回転駆動するモータ７が取付けられている。厨芥内
の水切りを効率よく行うため、搬送パイプ５内の容積は
、その上端に行くにしたがって漸次小さくなっている。 その方法としては、搬送パイプ５及びスクリュー６の径
を上方に行くにしたがって徐々に小さくしたり、もしく
はスクリュー６のシャフト径を太くする。さらには、ス
クリュー６の螺旋ピッチを密にする方法などがある。こ
の例においては、搬送パイプ５内には、水切りされた水
を効率よく厨芥受け容器３内に戻すため、その軸線方向
に沿って延びるスリット溝が適当数形成されている。図
示されていないが、搬送パイプ５の厨芥排出口５ｂには
樹脂フィルムからなるゴミ袋がバンドなどの適当な締め
具によって取付けられるようになっている。図３を参照
すると、厨芥受け容器３の底部には、同容器内の廃水を
排出する排水パイプ１２が連通され、同排水パイプ１２
には厨芥受け容器３内に貯溜される排水の液面レベルを
厨芥取入口５ａよりも上に保持するためのトラップ１２
ａ　が設けられている。

【０００７】次に、この装置の動作について説明する。 厨芥投入口２より厨芥を投入し、モータ７によりスクリ
ュー６を回転させると、厨芥はスクリュー６により搬送
パイプ５内を搬送され、その途中で水切りされたのち、
厨芥排出口５ｂから図示されていないゴミ袋内に排出さ
れる。大きな厨芥は厨芥取入口５ａの縁とスクリュー６
の刃とにより細かくカットされて搬送パイプ５内に取り
込まれる。このようにして、厨芥は厨芥排出口５ｂから
ゴミ袋内に排出される。清掃などのため、水切りかご４
を取り外しても、厨芥取入口５ａのまわりにはフィルタ
８が設けられているため、その付近の残滓が厨芥受け容
器３の底部側に落ちてしまうおそれがない。更に水切り
かご４のフィルタ８に近接する部分に透孔４ａを設けた
ので、フィルタ８上の残滓は透孔４ａを通して常に厨芥
取入口５ａへ流され、フィルタ８が目詰まりするおそれ
がない。

【０００８】図４にはフィルタ８の変形例が示されてい
る。即ち、図４におけるフィルタ８ｂは、それ自体水切
りかごの一部を構成するよう形成され、中間に水切りか
ご４の下端を支持する係合段部９を設けてその上方をフ
ィルタ８として長孔８ａを穿設している。この場合はフ
ィルタ８ｂを厨芥取入口５ａのまわりにネジ止めしても
差支えない。

【０００９】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
クリューによるものであるため、従来の粉砕刃に比べて
安全であると共に、運転音が静かである。また、人手を
煩わすことなく自動的に、且つ速やかに厨芥を処理する
ことができるなど、その効果は顕著である。更に、厨芥
取入口と厨芥受け容器との間にはフィルタを設け、更に
水切りかごのフィルタに近接する部分に透孔を設けたの
で、フィルタ上の残滓は透孔を通して常に厨芥取入口へ
流され、フィルタの目詰まりや残滓の厨芥受け容器内へ
の落下のおそれを無くすという効果を奏することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による厨芥処理装置の断面図である。

【図２】本発明による厨芥処理装置の要部の平面図であ
る。

【図３】本発明による厨芥処理装置の要部の断面図であ
る。

【図４】本発明による厨芥処理装置の別の実施例の要部
断面図である。

【符号の説明】

１　　流し台 ２　　厨芥投入口 ３　　厨芥受け容器 ４　　水切りかご ４ａ　　透孔 ５　　搬送パイプ ５ａ　厨芥取入口 ５ｂ　厨芥排出口 ６　　スクリュー ７　　モータ ８　　フィルタ ８ａ　　フィルタ ９　　係合段部 １２　　排水パイプ １２ａ　トラップ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　流し台の底部に設けられる厨芥投入口
   を有する筒状の厨芥受け容器と、同受け容器の底部から
   所定の角度をもって上方に立ち上がり、その下端に厨芥
   取入口を有すると共に、上端には厨芥排出口が形成され
   た搬送パイプと、下端が上記搬送パイプの厨芥取入口に
   嵌合するように上記厨芥受け容器内に着脱自在に配置さ
   れる水切りかごと、上記搬送パイプ内に挿通されたスク
   リューおよび同スクリューを回転させるモータと、上記
   受け容器の底部に連通されて同容器内の排水を排出する
   排水パイプを備えて上記厨芥取入口と上記厨芥受け容器
   との間にフィルタを設けた厨芥処理装置において、上記
   フィルタに中心方向への勾配を持たせると共に、上記水
   切りかごのフィルタとの近接部に透孔を設けてなること
   を特徴とする厨芥処理装置。