JP5467690B2 - X線ct撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科用及び耳鼻科用等のX線CT撮影装置に関する。
X線CT撮影装置は、患者にX線を照射するX線照射部と、患者を透過したX線を検出するX線検出部と、X線照射部及びX線検出部を対向して有する旋回アームとを備える。一般的に、X線CT撮影装置は、CT撮影機能及びパノラマ撮影機能等を有する。
CT撮影機能は、頭頸部領域のCT撮影が可能で、通常は主に歯顎領域の一部または全部を複数の対象撮影領域(画像再構成範囲)として設定し、択一的に設定された対象撮影領域(画像再構成範囲)を中心に旋回アームを回転させながら対象撮影領域(画像再構成範囲)の断層撮影を行う。パノラマ撮影機能は、X線照射部及びX線検出部が歯列弓の形状に沿った所定の軌跡を描くように、旋回アームを水平移動及び水平旋回させながら断層撮影を行う。
従来のX線CT撮影装置として、例えば、特許文献1が開示されている。このX線CT撮影装置は、旋回アームを旋回するための旋回軸を備える。X線CT撮影装置は、CT撮影時に旋回軸を対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心に一致させたり、小さな画像再構成範囲より大きなエリアを撮影するパノラマX線CT撮影時に、旋回軸を歯列弓に沿って回転移動させたりするために、旋回軸をXY方向(水平方向)に移動するXYテーブルを備えた旋回軸位置設定手段を備える。
更に、X線CT撮影装置は、旋回アームを水平方向に直進移動するための旋回アーム位置設定手段を備える。旋回アーム位置設定手段で旋回アームを直進移動することによって、X線照射部と患者との距離、X線検出部と患者との距離を変更して、撮影対象の画像エリア(画像再構成範囲)を拡大し、X線検出部を患者に大幅に近接させた状態で、一度の撮影における撮影領域を増大できるようになっている。
ところが、上記のX線CT撮影装置は、旋回アームを水平方向に直進移動して、画像再構成範囲を拡大・縮小するので、視野角(X線コーンビームの外側縁)の範囲でしか拡大・縮小ができないため、視野角を超えて画像再構成範囲を拡大することができず、治療に最適な様々な画像再構成範囲を選択できないという問題があった。また、X線検出部(X線センサ)は、サイズが大きくなると、コストが極端に上昇するので、できるだけ小さなセンササイズで画像再構成範囲を拡大する要望がある。
特開2006−34670号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、治療に最適な様々な画像再構成範囲を選択できるとともに、画像再構成範囲に対するX線検出部のコストを最小限に抑制できるX線CT撮影装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るX線CT撮影装置は、
被写体に対してX線を照射するX線照射部と、被写体を透過したX線を検出するX線検出部と、X線照射部およびX線検出部を対向して配置する旋回アームと、旋回アームを旋回するための旋回軸とを備え、
旋回軸を設定された被写体の対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心に位置決めするためにXY方向に移動するためのXYテーブルを備えた旋回軸位置設定手段と、旋回アームを水平方向に直進移動するための直動レール及び直動レールを旋回する旋回テーブルからなる旋回アーム位置設定手段と、CT撮影時においてノーマルスキャンモードとシフトスキャンモードとを選択する撮影モード選択手段とを備え、
ノーマルスキャンモードでは、旋回アーム位置設定手段を用いて、X線照射部のX線焦点とX線検出部の2次元X線検出器に予め設定された基準位置とを水平に結ぶ直線が、旋回軸の中心を通る垂直の軸線に一致する位置(即ち、設定された被写体の対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心)に設定し、
シフトスキャンモードでは、旋回アーム位置設定手段を用いて、X線照射部のX線焦点とX線検出部の2次元X線検出器に予め設定された基準位置とを水平に結ぶ直線が、旋回軸の中心を通る垂直の軸線から所定のシフト量だけシフトする位置(即ち、設定された被写体の対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心)に設定する。
好ましくは、
旋回軸位置設定手段は、旋回軸を通じて旋回アームに接続されるケーブルが絡まらないよう処理するためのケーブル処理手段を備えており、
ケーブル処理手段は、ケーブルを載置するケーブル用旋回テーブルを備え、ケーブル用旋回テーブルは、ケーブルを旋回軸に通じるための導通孔を備え、旋回軸と同期して回転するように旋回軸に連結されている。
好ましくは、
旋回軸位置設定手段は、旋回アームが所定の最大回転角度を超えないように電気的な回転角度規制手段に加えて、機械的に規制するための回転角度規制手段を備えている。
好ましくは、
ノーマルスキャンモードは、予め設定された所定の画像再構成範囲の中から択一的に選択され、シフトスキャンモードは、ノーマルスキャンモードにおける画像再構成範囲を超える所定の画像再構成範囲の中から択一的に選択される。
好ましくは、
画像優先モードと被曝優先モードとを選択する優先モード選択手段を備え、
X線照射部からの照射時間は、被曝優先モードより画像優先モードのほうが長くなる。
好ましくは、
ノーマルスキャンモード及びシフトスキャンモードにおいて、画像再構成範囲と、優先モード選択手段によって画像優先モード及び被曝優先モードの何れかと、が選択されることで、シフト量の有無とシフト量及び旋回アームの回転角度とが予め設定された複数の中から択一的に選択される。
上記の通り、本発明に係るX線CT撮影装置では、旋回アーム位置設定手段が、旋回アームを水平方向に直進移動するための直動レールに加えて、直動レールを旋回する旋回テーブルを備える。この旋回アーム位置設定手段を用いることによって、CT撮影時において、様々な画像再構成範囲を選択できる。即ち、ノーマルスキャンモードでは、旋回アームを水平方向に直進移動し、シフトスキャンモードでは、旋回アームを旋回軸からシフトすることによって、画像再構成範囲を拡大・縮小するので、X線コーンビームの視野角を越えて、様々な画像再構成範囲を形成できるようになっている。さらに、X線検出部のサイズを大きくすることなく画像再構成範囲を拡大できるので、画像再構成範囲に対するX線検出部のコストを最小限に抑えることができる。
立位タイプのX線CT撮影装置の外観を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 X線CT撮影装置の要部を示す正面図である。 (a)は旋回軸位置設定手段を示す平面図、(b)は旋回アーム位置設定手段を示す平面図である。 撮影手順を示すフローチャートである。 ノーマルスキャンモードにおいて、(a)は旋回アームと旋回軸との位置関係を示す平面図、(b)は画像再構成範囲を示す平面図である。 シフトスキャンモードにおいて、(a)は旋回アームと旋回軸との位置関係を示す平面図、(b)は画像再構成範囲を示す平面図である。 シフトスキャンモードにおいて、(a)は旋回アームと旋回軸との位置関係を示す平面図、(b)は画像再構成範囲を示す平面図である。 ノーマルスキャンモード及びシフトスキャンモードにおいて、旋回軸に対する旋回アームの動作パターンを説明するための平面図である。 ケーブル処理手段を示す平面図である。 機械的な回転角度規制手段を示す斜視図である。 電気的な回転角度規制手段を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 回転型コリメータを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 座位タイプのX線CT撮影装置の外観を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 座位タイプのX線CT撮影装置における回転駆動ユニットの内部を示し、(a)は平面図、(b)は断面正面図である。 座位タイプのX線CT撮影装置における機械的回転角度規制手段を示し、(a)は組立て斜視図、(b)は平面図である。 座位タイプのX線CT撮影装置における旋回アーム位置設定手段を示し、(a)は平面図、(b)は断面正面図である。 直線移動型コリメータを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るX線CT撮影装置を説明する。
X線CT撮影装置は、パノラマ撮影、CT撮影及びセファロ撮影が可能なように構成されている。図1は、立位タイプのX線CT撮影装置の外観を示す。図1の通り、立位タイプのX線CT撮影装置は、支持フレーム7、旋回アーム3、X線照射部2、X線検出部1、頭部保持部4等を備える。X線CT撮影装置は、床面に設置するベース5と、ベース5から縦方向に立設された支柱6とを備える。
支持フレーム7は、支柱6に支持されている。支持フレーム7は、昇降機構62(図2)を介して支柱6に沿って昇降するようになっている。支持フレーム7は、上部に回転駆動ユニット70を支持し、下部に頭部支持ユニット71を支持する。図1(a)に示すように、支持フレーム7、回転駆動ユニット70及び頭部支持ユニット71は、正面から見てコ字状に構成されている。回転駆動ユニット70は、旋回アーム3を回転可能に支持する。頭部支持ユニット71は、被写体Oの頭部を保持する頭部保持部4、被写体Oが握るための一対のハンドル71bを備える。頭部支持ユニット71は、先端側に操作部71aを備えており、オペレータが操作部71aで支持フレーム7の昇降位置を操作したり、頭部固定用イヤーロッドの開閉、CT撮影時の対象撮影領域(画像再構成範囲)の設定、パノラマ撮影時の位置付け用レーザービームの調整および、旋回アーム3を原点位置に戻すリセット等の操作ができるようになっている。
図2の通り、旋回アーム3は、上部に旋回軸320を備える。旋回軸320は、回転駆動ユニット70を介して支持フレーム7に支持されている。旋回アーム3は、一方側にX線検出部1、他方側にX線照射部2を備える。X線検出部1とX線照射部2は互いに対向する。X線検出部1は、二次元X線検出器(以下、X線検出器という)10及び外装カバー類を含む。X線照射部2は、X線管21、コリメータ20及び外装カバー類を含む。そして、X線管21のX線焦点2aから被写体(患者)Oに対してX線コーンビーム100を照射し、被写体Oを透過したX線をX線検出器10の二次元の入力面1aで検出する。
回転駆動ユニット70は、旋回アーム3を旋回するための旋回軸回転手段32を備える。旋回アーム3は、旋回軸回転手段32によって、略垂直方向に延設された旋回軸320を中心として水平方向に旋回する。回転駆動ユニット70は、旋回軸320を略水平面におけるXY方向に水平移動するための旋回軸位置設定手段31を備える。そして、旋回軸位置設定手段31は、下記する対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心位置に旋回軸320を設定する。旋回軸位置設定手段31は、X方向に移動するためのXテーブル311と、Y方向に移動するためのYテーブル312とを備える。
図2及び図3(a)の通り、旋回軸回転手段32は、ステッピングモータ321を備える。ステッピングモータ321の出力軸には、小歯車322が設けられている。小歯車322は、ステッピングモータ321によって所定の回転数、回転速度で回転する。図2及び図3(a)の通り、旋回軸回転手段32は、旋回軸320の上部に固定された大径の大歯車323を備える。そして、小歯車322と大歯車323はギア接続しており、ステッピングモータ321の回転によって、小歯車322及び大歯車323が回転し、それによって、旋回軸320が回転するようになっている。旋回軸320は、回転アーム3に固定されているので、旋回軸320の回転に応じて、回転アーム3が旋回する。
図3(a)の通り、旋回軸位置設定手段31は、Xテーブル311を備え、Xテーブル311は、X方向(図3の左右方向)に延設されたX方向レール317に沿ってスライドする。Xテーブル311は、モータ313とこのモータ313で回転するねじ軸314とからなるネジ送り機構によって、X方向に移動する。
さらに、旋回軸位置設定手段31は、Yテーブル312を備え、Yテーブル312は、Xテーブル311に載置され、Y方向(図3の上下方向)に延設されたY方向レール318に沿ってスライドする。Yテーブル312は、モータ315とこのモータ315で回転するねじ軸316とからなるネジ送り機構によって、Y方向に移動する。これにより、Yテーブル312は、Xテーブル311と共にX方向レール317に沿ってX方向に移動でき、さらに、Y方向レール318に沿ってY方向に移動できるようになっている。
旋回軸320は、Yテーブル312に回転自在に垂直に支承されており、Yテーブル312がXY方向に移動することによって、水平方向の任意の位置に移動する。ステッピングモータ321は、旋回軸320のXY方向の移動に追従して旋回できるように、Yテーブル312に固定されている。これにより、CT撮影時には、対象撮影領域(画像再構成範囲)を中心に旋回アーム3を回転させながら対象撮影領域(画像再構成範囲)の断層撮影を行うので、旋回軸320の中心を対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心位置に一致するように移動する。さらに、パノラマ撮影時には、X線検出部1とX線照射部2が歯列弓の形状に沿った所定の軌跡を描くように、旋回軸320を介して旋回アーム3を水平移動及び水平旋回させながら断層撮影をする。パノラマ撮影のX線ビームの軌跡は、歯列弓(各歯牙)に対して正放線投影となるようにX線を入射するため包絡線状の軌跡をなすが、X線フィルムを用いていたときからの公知技術のため詳述を省く。
図2及び図3(b)の通り、旋回アーム3は、旋回軸320に対してXY方向に水平移動するように、旋回アーム位置設定手段30を備える。旋回アーム位置設定手段30は、直進方向に水平移動するための一対の直動レール300と、この直動レール300を旋回するための旋回テーブル301とを備える。
図3(b)の通り、旋回アーム位置設定手段30は、スライドテーブル305を備え、スライドテーブル305は、水平直進方向に延設された直動レール300に沿ってスライドする。スライドテーブル305は、旋回軸320に連結されている。スライドテーブル305は、モータ303とこのモータ303で回転するねじ軸304とからなるネジ送り機構によって、直進方向に移動する。
旋回アーム位置設定手段30は、旋回テーブル301を備える。旋回テーブル301は、上面に直動レール300が固定されている。旋回テーブル301は、外周にギア301aが設けられている。旋回アーム位置設定手段30は、モータ302を備える。モータ302は、出力軸に歯車302aを備えている。そして、旋回テーブル301に設けられたギア301aと歯車302aとがギア接続されており、モータ302における所定の回転数、回転速度等によって、旋回テーブル301が旋回するようになっている。尚、本実施形態では、旋回テーブル301とモータ302とはギア接続されているが、ベルトやチェーン等を介して接続されていてもよい。
旋回アーム3は、スライドテーブル305が水平方向に移動することによって、旋回軸320に対して水平方向の任意の位置に移動する。後述するが、旋回アーム位置設定手段30は、CT撮影時において、ノーマルスキャンモードとシフトスキャンモードの各モードにおいて、それぞれに適合した動作をする。旋回アーム位置設定手段30は、旋回テーブル位置決め手段を備える。位置決め手段は、位置決めピンアクチュエータ306を備える。位置決めピンアクチュエータ306は、電気的アクチュエータによってピンを出没できるようになっている。さらに、図3(b)に示すように、旋回テーブル301は、ピンアクチュエータ306側の面に、外周に沿って所定間隔で複数の位置決めピン穴307が設けられている。アクチュエータ306のピンがピン穴307に係合及び解除するようになっており、解除して旋回テーブル301を所定位置に回転可能とし、係合することで旋回テーブル301の位置を固定して、外力が加わっても旋回テーブル301がずれないようになっている。従って、ピンアクチュエータ306は、旋回テーブル301が設定された所定位置で停止した直後に駆動して、ピン係合するように制御される。
図1及び図2の通り、X線CT撮影装置は、操作/表示部67とX線CT撮影装置本体部68とで構成されている。X線CT撮影装置本体部68は、X線検出部1、X線照射部2、旋回アーム3等を備えた装置本体からなり、本体内部に制御部(CPU)61が搭載されている。制御部61は、X線照射部2の管電流・管電圧(撮影条件)、旋回アーム位置設定手段30及び旋回軸位置設定手段31の動作等を制御する。操作/表示部67は、例えば、制御部61に接続されたパーソナルコンピュータ(PC)からなる。操作/表示部67は、キーボードや操作部(リモコン)、マウス等からなる入力手段60を備え、オペレータが撮影モード及び撮影条件、予備撮影の有無等を選択して入力する。また、操作/表示部67は、CPU66を備える。CPU66は、入力手段60に接続されており、オペレータが入力手段60で入力し、この入力に基づいて、CPU66が、制御部61を介して旋回アーム位置設定手段30等を設定された所定の動作を行うよう制御する。
操作/表示部67は、画像メモリ63(RAM,HDD等含む)及び画像再構成手段64を備える。X線検出部1から出力される画像信号が、画像メモリ63に入力され、デジタル信号に変換された後、画像再構成手段(画像再構成プログラム)64によって任意の断層面に沿った断層画像に演算処理され、画像メモリ63に保存され且つ、画像表示手段(モニター)65に表示される。また、前記画像メモリ63は、必要に応じて外部メモリ手段を増設することもできる。
次に、撮影手順について説明する。先ず、オペレータは入力手段60を操作して、所定の撮影モードを設定する(図4のS1)。撮影モードは、CT撮影モード、セファロ撮影モード及びパノラマ撮影モードがある。オペレータは、CT撮影モード、パノラマ撮影モード、セファロ撮影モードを択一で選択する。選択された撮影モードのデータは、制御部61に送られる。さらに、CT撮影モードは、ノーマルスキャンモード及びシフトスキャンモードがある。そして、CT撮影モードが選択された場合、オペレータは、さらにノーマルスキャンモードとシフトスキャンモードのいずれかを択一で選択する。選択されたスキャンモードは、制御部61へ送られる。
パノラマ撮影モードでは、旋回軸位置設定手段31は、旋回軸320を歯列弓に沿って移動する。CT撮影モードでは、旋回軸位置設定手段31は、旋回軸320を対象撮影領域(画像再構成範囲)、例えば注目歯牙の中心に一致するように移動する。そして、CT撮影モードでは、ノーマルスキャンモード又はシフトスキャンモードに応じて、旋回アーム位置設定手段30が、次の動作を行う。
図5(a)の通り、ノーマルスキャンモードでは、X線検出部1の2次元X線検出器10に予め設定された基準位置1bとX線照射部2のX線焦点2aとを水平に結ぶ直線100aが、旋回軸320の中心を通る垂直の軸線32aに位置するように、旋回アーム3を移動する。即ち、直線100aが旋回軸中心32aに沿って移動するように、直動レール300を直線100aに平行に配置する。ここで、直線100aは、軸線32aに一致する位置に設定され、軸線32aの位置は、予め設定された被写体Oの対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心になる。
図5(b)の通り、この状態で、旋回アーム3は旋回軸320を介して旋回軸の中心32aの周りを回転する。これにより、X線コーンビーム100が旋回して重なる直径L1からなる画像再構成範囲105が形成される。直径L1は、コーンビーム100の一方縁101と他方縁102との間の内側距離に等しくなる。
そして、画像再構成範囲105を拡大・縮小する場合は、旋回アーム3を直線100aに沿って移動させる。これにより、撮影対象部位(旋回軸の中心32a位置)において、コーンビーム100の一方縁101と他方縁102との間の内側距離が変位するので、画像再構成範囲105の直径L1を変更できる。変位量は、任意に設定することもできるが予め設定した複数のパターンから択一的に選択できるようにする方が利便性に優れる。
図6(a)の通り、シフトスキャンモードでは、X線検出部1の2次元X線検出器10の入力面1aに予め設定された基準位置1bとX線照射部2のX線焦点2aとを水平に結ぶ直線100aが、旋回軸320の中心を通る垂直の軸線32aから直線100aに対して直交する方向に水平にシフトするように、旋回アーム3を移動する。即ち、直線100aが旋回軸中心32aからシフトするように、旋回テーブル301を旋回して、直動レール300を直線100aに対して垂直にする。ここで、直線100aは、軸線32aからシフトする位置に設定され、旋回軸320の中心を通る垂直の軸線32aの位置は、予め設定された被写体Oの対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心になる。
図6(b)の通り、この状態で、旋回アーム3は旋回軸320を介して旋回軸の中心32aの周りを回転する。これにより、X線コーンビーム100が旋回して重なる直径L2からなる画像再構成範囲105が形成される。直径L2は、シフトした分だけ上記の直径L1より大きくすることができる。そして、画像再構成範囲105を拡大・縮小する場合は、シフト量Ynを調整して旋回アーム3を移動させる。これにより、画像再構成範囲105の直径L2を大幅に変更することができる。
図7(a)では、旋回テーブル301を旋回して、直動レール300を直線100aに対して所定角度(図7では角度θ)傾斜させた。これにより、直線100aが、旋回軸320の軸線32aから直線100aに対して直交する方向(図7ではシフト量−Yn)及び平行する方向(図7ではシフト量Xn)に一度でシフトできる。そして、図7(b)の通り、画像再構成範囲105の直径L3に変更できる。直線100a及び旋回テーブル301の中心に対するシフト量Xn,Yn及び傾斜角度θは、オペレータが任意に決定してもよいし、予め設定された数種類のパターンから択一的に決定することもできる。
図8は、旋回軸に対する旋回アームの様々な動作パターンを示しており、図8(a−1)〜(c−1)は図5に対応した動作パターンを示しており、図8(a−2)〜(c−2)は図6に対応した動作パターンを示しており、図8(a−3)〜(c−3)は図7に対応した動作パターンを示している。図8に示す通り、旋回アーム3に設定したX−Y座標を基準として、旋回アーム3と旋回軸320の軸線32aとの位置関係を説明する。旋回アーム3のX−Y座標におけるX軸は、直線100aに一致するように設定されている。また、旋回アーム3のX−Y座標における原点3aは、旋回テーブル301の中心に一致するように設定されている。
図8(a−1)〜(c−1)では、旋回テーブル301は、直動レール300が旋回アーム3のX軸と平行になるように配置されている。図8(a−1)では、軸線32aは、X−Y座標の原点3aに一致した位置に配置されている。図8(b−1)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向にXn、Y軸方向に0(Y軸方向の原点位置)だけ離れた位置に配置されている。また、図8(c−1)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向に−Xn、Y軸方向に0(Y軸方向の原点位置)だけ離れた位置に配置されている。
図8(a−2)〜(c−2)では、旋回テーブル301は、直動レール300が旋回アーム3のY軸と平行になるように配置されている。図8(a−2)では、軸線32aは、X−Y座標の原点3aに一致した位置に配置されている。図8(b−2)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向に0(X軸方向の原点位置)、Y軸方向にYnだけ離れた位置に配置されている。また、図8(c−2)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向に0(X軸方向の原点位置)、Y軸方向に−Ynだけ離れた位置に配置されている。
図8(a−3)〜(c−3)では、旋回テーブル301は、直動レール300が旋回アーム3のX軸に対して角度θ(図8では45度)傾斜するように配置されている。図8(a−3)では、軸線32aは、X−Y座標の原点3aに一致した位置に配置されている。図8(b−3)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向に−Xn、Y軸方向にYnだけ離れた位置に配置されている。また、図8(c−3)では、軸線32aは、原点3aからX軸方向にXn、Y軸方向に−Ynだけ離れた位置に配置されている。
上記の通り、このX線CT撮影装置は、画像再構成範囲105を、ノーマルスキャンモード及びシフトスキャンモードのそれぞれにおいて様々に変更できる。オペレータは、画像再構成範囲を所望の大きさにセンチ単位で設定するか、予め設定された複数の範囲(例えば、ノーマルスキャンモードにおいてスモールS,ミドルM,ラージL等を、また、シフトスキャンモードにおいてラージ2L、ラージ3L等)を選択する等して、画像再構成範囲を選択する(図4のS2)。制御部61は、このように無段階又は段階的に選択された画像再構成範囲に応じて、旋回軸位置設定手段31及び旋回アーム位置設定手段30を動作する。
図5(b)〜図7(b)のように、シフト量±Xn,±Ynに応じて画像再構成範囲105が形成され、X線検出部1のフレームレート(fps)及び、撮影時間を一定とした場合、画像再構成範囲105の直径Lnに対して、旋回アーム3が例えば360度回転する間の取得画像データ範囲も変化する。そのため、入力手段60によって、画像再構成範囲105と、後述する撮影条件として被曝優先モード及び画像優先モードとが選択されると、制御部61がシフト量±Xn,±Yn(図8)及び旋回アーム3の回転角度を自動的に設定して動作するようになっており、オペレータは煩雑な設定をする必要が無い。
オペレータは、入力手段60を通じて、撮影条件を設定する(図4のS3)。オペレータは、次に説明する撮影条件を詳細に設定し、設定された撮影条件は制御部61へ送信され記憶される。撮影条件として、被曝優先モード及び画像優先モードがある。画像優先モードでは、画像の鮮鋭度を優先するために、画像再構成する際の取込みデータをできるだけ多く取得するようになっており、旋回アーム3は、ノーマルスキャンモードの場合は通常例えば360+α°、シフトスキャンモードの場合は例えば最大720+α°回転するようになっている。なお、「+α°」とは、360度分の画像元データの取り込みに必要な回転角度に加えて旋回アーム3が、定常回転に至るまでのスローアップと、スローダウンに必要な旋回アーム3の回転角度をいう。回転角度については、予め複数設定されたものを選択するようになっている。被曝優先モードでは、被写体(患者)に対する被曝を最小限にしつつ画像再構成を可能とするように、旋回アーム3は、ノーマルスキャンモードの場合は、例えば必要最小回転角度である180+α°で、シフトスキャンモードの場合は、例えば最大360+α°旋回するようになっている。前記した画像再構成範囲105の直径L1、直径L2の全体に対して、旋回アーム3が360度回転する間の画像元データの取り込みを行うことは、画像ノイズを抑えることになり、アーチファクトの軽減対策としても有利となっている。
また、画像優先モードでは、旋回アーム3の回転速度を遅くして、撮影時間を長くして、前記した回転角度を減らし、取込みデータを多くすることもできる。そして、被曝優先モードでは、旋回アームの回転速度を速くして、撮影時間を短くして、取込みデータを少なくしても良い。そして、撮影条件として、X線の照射量を設定するために、X線照射部2における管電圧及び管電流を設定する。何れの手法の場合も予め複数のパターンを設定しておき、予め作成したテーブルから択一的に選択することが望ましい。
ノーマルスキャンモード及びシフトスキャンモードについて、具体例に基づいて更に詳細に説明する。
ノーマルスキャンモードで撮影する場合、対象撮影領域(画像再構成範囲)について予め設定された複数の画像再構成範囲、例えば後で説明する座位タイプの場合、φ200mm×H180mm、φ170mm×H120mm、φ154mm×H154mm、φ102mm×H102mm、φ51mm×H51mmの中から択一的に選択する。後述するコリメータ(マスク)20でX線コーンビーム100の範囲を変位するようになっており、本実施形態では、図2の通り、肩との干渉を避けるために下端部103を基準線として固定されており、上端部104,104’,104’’等を変位するようになっている。
シフトスキャンモードで撮影する場合、直線100aに対する垂直方向のシフト量が10mmとすると、画像再構成範囲は、φ220mm×H175mmとなる。
このとき、旋回アームが360度回転するにあたってφ220mmの約291度分(図6(b)のハッチング部分)の範囲を絶えず包含して撮影が行われる。例えば、ノーマルスキャンモード撮影で、直径φ200mmの画像再構成範囲をボクセルピッチ512×512で分割すると、ボクセルサイズは0.39mm(200mm÷512)となる。また、X線検出器のフレームレート30fpsで旋回アーム一回転当たりの画像データ取込み枚数を510枚とすると、撮影時間は、17sec(510÷30)となる。
従って、この条件下でφ220mmのシフトスキャンモードで、旋回アームが一回転する間撮影を行うと、ボクセルピッチ512×512で変わらず、画像データ取り込み枚数は510枚で変わらないために、このときのボクセルサイズは、0.43mm(220÷512)となるので、ノーマルスキャンモード撮影でφ200mmに対する画像データ取り込み量を100%とした場合、100%から約81%のデータ量での画像再構成処理となる。
例えば、一度の撮影で得られたデータ量(100%から81%のデータが混在)の変化に対する濃度の補正は、(図4のS7)の画像再構成処理の中でおこなわれる。
従来の座位タイプの場合、公称有効入射野が200mm×200mm又は300mm×300mmのFPDセンサーが使用されているが、シフトスキャンモードを用いた撮影を行うことによって、従来よりも有効入射野の面積が小さなFPDセンサーを採用しても、従来と同じ面積の対象撮影領域(画像再構成範囲)を得ることができるので、非常に高価なFPDのコストを下げることができる。
このことは、比較的小型の装置に多用されている立位タイプについても同様である。従来、公称有効入射野が120mm×120mm〜200mm×250mm程度のFPDセンサーが使用されている。従って、ノーマルスキャンモード撮影を行う場合、対象撮影領域(画像再構成範囲)の最大径がFPDの公称有効入射野に比例して決定されるのに対し、シフトスキャンモード撮影を行うことで、対象撮影領域(画像再構成範囲)の最大径をFPDの有効入射野に関係なく大きく拡大できるため、非常にコストパフォーマンスに優れている。
以上のように、シフトスキャンモード撮影を用いることで、対象撮影領域(画像再構成範囲)を一定とした場合には、FPDの小型化が可能となり、また、FPDの公称有効入射野を一定とした場合には、対象撮影領域(画像再構成範囲)の面積を最大2倍まで大きくすることができる。
以上の通り、ボクセルサイズが粗くなり、直径に対して全体を絶えず包含して撮影が行われないことから画像ノイズの増加による画像再構成時の解像度の劣化が免れない。このときの撮影を被曝優先モード撮影とする。
上記の改善策として、例えば、旋回アームの回転角度を720度にすることで画像データ取込み量の倍増を図り、同じ角度から取得したデータの平均値を採用して画像ノイズを押えることで画像再構成時の解像度の向上を図る。尚、例として旋回アームの回転角度を720度としたが、例えば、撮影時間の倍増、フレーム速度の倍増、または、X線量の増加でも同様の効果が得られる。また、これらの組合わせても同様の効果が得られる。
上記の条件設定により、X線照射部2からX線を照射して、X線検出部1により画像データを取得する(図4のS4)。取得された画像データは、画像メモリ63に記憶される。その後、取得された画像データは、オペレータが設定した濃度になるように補正処理が行われる(図4のS5)。そして、再構成範囲の指定領域部分だけを切り出す切り出し処理が行われる(図4のS6)。これらのオペレータによる設定は、入力手段60を介して設定し、制御部61から画像メモリ63へ指令が送られる(図2)。そして、取得画像データに基づいて、画像再構成処理を行う(図4のS7)。画像再構成処理として、フィルタ補正、センター位置補正、逆投影処理、CT値変換処理等が行われる。これに基づき、任意の断層面に沿った断層画像を表示する(図4のS8)。なお、セファロ撮影モードの場合、取得画像データを用いて、レイサムイメージング法により、拡大率が1.1倍になるように画像処理を行う。また、パノラマ撮影モードの画像の選択肢として、CT撮影モードでの取得画像データを用いて画像再構成することも可能である。
X線CT撮影装置は、旋回軸位置設定手段31にケーブル処理手段33を備える(図2)。ケーブル処理手段33は、円筒状の旋回軸320の内部空間を通じて回転駆動ユニット70内の各機器から旋回アーム3内の各機器に通じるケーブル330が、旋回アーム3の旋回によって絡まないようにするためのものである。ケーブル330は、電源ケーブル、光ケーブル、信号用ケーブル等が配線されており、旋回アーム3の内部機器、X線検出部1、X線照射部2等に接続されている。
図9の通り、ケーブル処理手段33は、旋回軸位置設定手段31のYテーブル312に固定されている。従って、ケーブル処理手段33は、旋回軸320の移動に追従するようになっている。ケーブル処理手段33は、外周に壁面を有するはみ出し防止枠333を備え、このはみ出し防止枠333の内側にケーブル330を載置するケーブル用旋回テーブル331を備える。ケーブル用旋回テーブル331は、中心に導通孔332を備える。ケーブル用旋回テーブル331は、中心に旋回軸320が連結されており、導通孔332から旋回軸320の内部空間に通じるようになっている。よって、ケーブル330は、導通孔332から旋回軸320の内部空間に通じる。
ケーブル330は、渦巻状に巻かれた状態で、ケーブル用旋回テーブル331に載置される。そして、ケーブル用旋回テーブル331は旋回軸320に連結されているので、旋回軸320が正逆方向に旋回すると、それに同期して、ケーブル用旋回テーブル331が正逆方向に旋回する。これにより、ケーブル330は、旋回軸320が正逆方向に旋回しても、ケーブル用旋回テーブル331の上で渦巻状にしぼんだり広がったりして絡まらないようになっている。また、旋回テーブル331の周囲には、ケーブル処理手段33とYテーブル312とを固定するための複数の柱部336が立設されており、はみ出し防止枠333と共にこの柱部336によってもケーブル330が外にはみ出さないようになっている。柱部336は、後述する上部カバー334に連結されている(図11(b))。
また、図11の通り、例えば図2のケーブル処理手段33の上部に、旋回アーム3の回転に対する原点位置と最大回転範囲とを規制するための電気的な回転角度規制手段35が設けられている。電気的回転角度規制手段35は、旋回アーム3の旋回軸320の上部中心位置に設けられた小歯車351と、ケーブル処理手段33の上部カバー334に基板335を介して、小歯車351に噛み合う大歯車352とが回転自在に設けられている。大歯車352は、センサフィン353を備え、また、基板335は、原点位置と最大回転範囲とを規制するためのフォトセンサ354、355を備える。
図11の通り、例えば小歯車351と大歯車352との歯車比を0.15 : 1とし、旋回アーム3の電気的に規制する最大回転角度を、原点位置から740度(前記720度+α)とする。撮影に際しては、旋回アーム3の旋回軸320上部中心位置に設けられた小歯車351が時計方向へ回転するのに伴って大歯車352に設けられたセンサフィン353の一端がフォトセンサ354の検出領域を離れ歯車比0.15 : 1分、即ち、111度反時計方向に回転してセンサフィン353の他端がフォトセンサ355で検出されて旋回アーム3が停止する。勿論、この回転範囲は後述する旋回アーム3の回転を機械的に規制する回転角度規制手段34で規制する最大回転角度を超えないように設定される。尚、この電気的な回転角度規制手段35は、ロータリーエンコーダー等に置換できる。
また、X線CT撮影装置は、旋回軸位置設定手段31に回転角度規制手段34を備える(図2)。回転角度規制手段34は、旋回アーム3が所定の回転角度を超えないように機械的に規制するものである。
図10の通り、回転角度規制手段34は、第1リング340及び第2リング341を備える。理解しやすいように、第1リング340と第2リング341は離れているが、実際は軸方向に当接されている。第1リング340は、上面に突設された上突起部340aと、下面に突設された下突起部340bとを備える。第2リング341は、上面に突設された上突起部341aを備える。
第1回転ピン342は、旋回軸320に固定されている。従って、第1回転ピン342は、旋回軸320に同期して旋回する。第1回転ピン342が一方向(図手前側から時計方向)に回転すると、約246度回転して上突起部340aに当たる。そして、第1回転ピン342は、上突起部340aに当たった状態で、第1リング340を連れて再び約247度回転する。
そして、第1リング340は、下突起部340bが第2リング341の上突起部341aに当たり、その状態で、第2リング341を連れて約247度回転する。第2リング341は、第2回転ピン343を備える。第2リング341は、第2回転ピン343が、支持フレーム7に固定された固定ピン344に当接することで、旋回軸320が回転しないようになっている。従って、旋回軸320が約740度回転すると、回転角度規制手段34で回転規制されるようになっている。尚、回転角度規制手段34は、回転ピン・固定ピンと複数のリングとで所定の回転角度に規制するよう構成されていれば、上記した具体的な実施形態に限定されない。また、上記例では、それぞれの回転角度をおよそ3等分したが、旋回軸320の回転角度を約740度に規制するよう設定されていれば、それぞれの回転角度はまちまちでも良い。
X線CT撮影装置は、X線照射部2から照射されるX線を絞るコリメータ(マスク)20を備える(図2)。図12の通り、コリメータ20は、X線照射部2に固定されるベース部20aを備え、ベース部20aに円板状のマスク取付板200を備える。マスク取付板200は、中心に回転軸200aを備え、回転軸200aの周りに回転するようになっている。
マスク取付板200は、周方向に複数のマスク202を備える。マスク202は、それぞれ形状の異なるパノラマ用開口201a、コーンビーム用開口201bが形成されている。開口201a,201bは、X線ビーム100をコーンビームに成形するための長方形又は正方形、細長い帯状に成形するための縦長形状となったものが複数含まれている。これにより、CT撮影、パノラマ撮影等の種類や撮影領域等に応じて、マスク取付板200を所定位置に回転することで、所望の開口201a,201bを選択するようになっている。図12(a)の通り、コリメータ20は、モータ203を備える。モータ203の出力軸には小歯車203aが設けられている。マスク取付板200は、外周にギア200bが形成されており、ギア200bと小歯車203aとはギア接続されている。そして、モータ203の回転により、小歯車203a及びギア200bを介してマスク取付板200が回転し、開口201a,201bを選択する。X線焦点2aから照射されるコーンビームは、選択された開口201a,201bを通じて所定範囲に絞られる。マスク取付板200は、原点センサ204によって原点位置を把握できるようになっている。これにより、複数の開口201を横並び又は縦並びに配置して、所望の開口201をスライドして選択するより、マスク取付板200の設置スペースを最小限に抑えることができる。
次に、座位タイプのX線CT撮影装置について説明する。尚、上記した立位タイプと同じ構成については詳細な説明を省略する。また、同じ部位については同一符号で説明する。図13は、座位タイプのX線CT撮影装置の外観を示す。座位タイプのX線CT撮影装置は、左右両側に支柱6が立設されている。支柱6は、床面に設置されたベース5に支持されている。支柱6の上部に、支持フレーム7が支持されており、支持フレーム7の中央部に回転駆動ユニット70が設けられている。
回転駆動ユニット70の下部には、旋回アーム3が旋回可能に支持されており、旋回アーム3の両側にX線検出部1及びX線照射部2が設けられている。X線CT撮影装置は、被写体を座位状態にするための椅子部40を備える。さらに、X線CT撮影装置は、椅子部40を上下動するための電動式アクチュエータ40aが設けられている。電動式アクチュエータ40aの動作で椅子部40を上下動して、被写体の個体差に応じて撮影対象領域の高さに位置決めする。
X線CT撮影装置は、椅子部40の下部に横方向に延びるフレーム40bが設けられ、このフレーム40bは、上下方向に伸縮自在な電動アクチュエータ40cが取り付けられている。X線CT撮影装置は、電動アクチュエータ40cの上部に、頭部支持ユニット71を有する。頭部支持ユニット71は、被写体が椅子部40から出入りしやすいように、水平方向に旋回可能で、基準位置に位置決めロック可能となっている。頭部支持ユニット71は、被写体の頭部を固定するための頭部固定部4、被写体がグリップするための一対のハンドル71bを備える。
頭部固定部4は、撮影に際して被写体の頭部を安定的に固定するために、被写体の顎を乗せるためのチンレストと、側頭部または外耳口を固定するための左右対称に開閉する側頭部押さえまたはイヤーロッドと、前頭部を支持するための前頭部押さえとで構成する3点固定方式を基本として、更に後頭部を前頭部に対してベルトを用いて固定するようになっている。
さらに、X線CT撮影装置は、旋回アーム3の底面と頭部固定部4の上部とが干渉しないように干渉防止機構41を備える。干渉防止機構41は、頭部支持ユニット71に設けられた反射型のビームセンサー41aを備える。さらに、干渉防止機構41は、支柱6の所定の高さ位置に反射板41bを備える。反射板41bは、ビームセンサー41aに対向する位置に設けられており、ビームセンサー41aから照射されるビームが反射板41bで反射され、ビームセンサー41aが検知することで電動アクチュエータ40a,40cの上昇を停止するようになっている。これにより、被検者の頭部が旋回アーム3に干渉せず安全に構成されている。
また、支持フレーム7には、動作表示手段42d及びポジションビーム手段42cが設けられている。動作表示手段42dは、稼働中の装置がどのような操作を行っているか表示する。ポジションビーム手段42cは、選択されたモードの撮影対象領域(画像再構成範囲)がどの範囲かを被写体に弱いレーザービームを照射し、その範囲内に被写体を位置決めするように電動アクチュエータ40a,40cを操作できるようになっている。
さらに、支持フレーム7は、被写体の正中位置を確認するための正中用レーザービーム42aを備える。また、旋回アーム3の両側に位置付け用レーザービーム42b,42bが設けられている。位置付け用レーザービーム42bは、X線焦点2aと予め設定された2次元X線検出器10の入力面1aの基準位置1bとを結ぶ直線上を一本の線状に指向するようになっている。さらに、X線焦点2aと2次元X線検出器10の入力面1aに予め設定された基準位置1bとを結ぶ水平な直線に対して直交し、且つ、旋回軸の中心を通る垂直の軸線32aを指向するようになっている。これにより、位置付け用レーザービーム42bは、被写体の対象撮影領域(画像再構成範囲)の中心位置を指示し、設定を容易にできるようになっている。
図14の通り、回転駆動ユニット70には、旋回軸回転手段32を備え、中空式で減速機を使用せずに負荷をモータに直結して駆動するダイレクトドライブ方式で高精度の位置決め機能を有するフルクローズドループのサーボモータ321を備える。このモータ321の中空部には、旋回軸320が挿入されている。そして、モータ321の回転部分が、旋回軸320に一体に設けられており、モータ321の回転駆動によって旋回軸320が回転するようになっている。
また、図14(a)の通り、旋回軸位置設定手段31は、Y方向(図14の左右方向)に移動するYテーブル312と、Yテーブル312上でX方向(図14の上下方向)に移動するXテーブル311とを備える。旋回軸位置設置手段31は、Xテーブル311及びYテーブル312が所定範囲を超えて移動しないように、モータ313,315を電気的に制御して停止させるために、Xテーブル311及びYテーブル312の位置を検出するX方向リミットセンサ311c、X方向原点センサ311b、Y方向リミットセンサ312c、Y方向原点センサ312bを備える。更に、旋回軸位置設定手段31は、Xテーブル311及びYテーブル312に外力が加わって所定範囲を超えた際に機械的に停止させる機械当たり312a,311aを備える。機械当たり312aは、回転駆動ユニット70に設けられ、機械当たり311aは、Yテーブル312に設けられている。
図15の通り、機械的回転角度規制手段34は、Xテーブル311に円形状の溝部345を設け、溝部345の内部に回転限界用の突起部344が設けられている。また、旋回軸320の上部に円板形のフランジ部320aが設けられ、フランジ部320aに下方に延設された第1回転ピン342が固定されている。フランジ部320aの下に、第1リング340が設けられている。第1リング340は、上面の所定範囲に溝部340cが設けられ、下面に下突起部340dが設けられている。溝部340cには第1回転ピン342が嵌め込まれ、旋回軸320の旋回に伴って、第1回転ピン342が溝部340cを移動するようになっている。
さらに、第1リング340の下に、第2リング341が設けられている。第2リング341は、上面の所定範囲に溝部341bが設けられ、側面に第2回転ピン343が設けられている。溝部341bには下突起部340dが嵌め込まれ、第1回転リング340の回転に伴って、下突起部340dが溝部341bを移動するようになっている。そして、第2回転リング341は、溝部345に嵌め込まれるようになっている。
尚、理解しやすいように、図15(a)では、旋回軸320、第1リング340、第2リング341及びXテーブル311はそれぞれ離れているが、実際は軸方向に旋回軸320と同心状に当接されている。
上記した状態で、旋回軸320に下向きに設けられた第1回転ピン342が、旋回軸320の回転に同期して第1リング340の溝部340c内に沿って時計方向に約232度回転する。
次に、第1リング340の溝部340cの端部に第1回転ピン342が当たり、その状態で、旋回軸320の回転に追従して第1リング340が回転する。それと共に、第1リング340に下向きに設けられた下突起部340dが、第2リング341の溝部341b内に沿って時計方向に約232度回転する。
そして、第2リング341の溝部341bの端部に下突起部340dが当たり、その状態で、旋回軸320の回転に追従して第1リング340及び第2リング341が回転する。次に、第2リング341の外径方向に設けられた第2回転ピン343が、Xテーブル311の溝部345の突起部344に当たるまで、約346度回転して機械的に停止する。これまでの旋回軸320の総回転角度は、約810度回転して停止することになる。
図16の通り、旋回アーム3は旋回アーム位置設定手段30を備える。旋回アーム位置設定手段30は、旋回可能な旋回テーブル301、旋回テーブル301の上を直動可能なスライドテーブル305を備える。図16(a)の通り、旋回テーブル301の上面に、スライドテーブル305が所定範囲内で移動するように、ネジ軸304に沿って一対のリミットセンサ301aが設けられている。スライドテーブル305がリミットセンサ301aを越えると停止するようになっている。更に、スライドテーブル305の原点位置を検知するために、旋回テーブル301の上面に原点センサ301bが設けられている。また、外力でスライドテーブル305が所定範囲を超えた際に停止するように、スライドテーブル305の上面で直動レール300の両側に一対の機械当たり305aが設けられている。更に、図16(b)の通り、旋回アーム3の底面には干渉防止センサ41cが設けられており、旋回アーム3の底面と頭部固定部4の上部とが干渉しないようになっている。頭部固定部4の上部が干渉防止センサ41cに当たると、電動アクチュエータ40a,40cの上昇を停止するようになっている。
図17の通り、X線CT撮影装置は直線移動型コリメータ20を備える。コリメータ20は、水平方向に延びるネジ軸203bをベース部20aに回転自在に備える。ネジ軸203bは、ベース部20aに固定されたステッピングモータ203で正逆回転するようになっている。更に、図17(b)の通り、コリメータ20は、水平方向に上下一対のガイド軸200eを備える。コリメータ20は、マスク取付板200を介してマスク202が設けられている。取付板200には、ガイド軸200eに沿ってスライド自在な摺動部200cを備える。摺動部200cは、ナット部200dを介してネジ軸203bに取り付けられている。
マスク202は、水平方向にパノラマ用開口201a、コーンビーム用開口201b、セファロ用開口201cが設けられている。これにより、パノラマ撮影、CT撮影、セファロ撮影等の種類や撮影領域等に応じて、ステッピングモータ203を駆動し、ネジ軸203bの回転でマスク取付板200を所定位置にスライド移動することで、所望の開口201a,201b,201cを選択するようになっている。そして、ベース部20aには複数の原点センサ204が設けられ、それぞれの撮影に応じて位置検知できるようになっている。
1 X線検出部
2 X線照射部
3 旋回アーム
30 旋回アーム位置設定手段
300 直動レール
301 旋回テーブル
31 旋回軸位置設定手段
311 Xテーブル
312 Yテーブル
32 旋回軸回転手段
320 旋回軸
33 ケーブル処理手段
330 ケーブル
34 機械的回転角度規制手段
35 電気的回転角度規制手段

Claims (6)

  1. 被写体に対してX線を照射するX線照射部と、前記被写体を透過した前記X線を検出するX線検出部と、前記X線照射部および前記X線検出部を対向して配置する旋回アームと、前記旋回アームを旋回するための旋回軸とを備えたX線CT撮影装置において、
    前記旋回軸をXY方向に移動するためのXYテーブルを備えた旋回軸位置設定手段と、前記旋回アームを水平方向に直進移動するための直動レール及び前記直動レールを旋回する旋回テーブルからなる旋回アーム位置設定手段と、CT撮影時においてノーマルスキャンモードとシフトスキャンモードとを選択する撮影モード選択手段とを備え、
    前記ノーマルスキャンモードでは、前記旋回アーム位置設定手段を用いて、前記X線照射部のX線焦点と前記X線検出部の2次元X線検出器入力面に予め設定された基準位置とを結ぶ直線が前記旋回軸の中心を通る垂直線に一致する位置に設定し、
    前記シフトスキャンモードでは、前記旋回アーム位置設定手段を用いて、前記X線照射部のX線焦点と前記X線検出部の2次元X線検出器入力面に予め設定された基準位置とを結ぶ直線が前記旋回軸の中心を通る垂直線から所定のシフト量だけシフトする位置に設定することを特徴とするX線CT撮影装置。
  2. 前記旋回軸位置設定手段は、前記旋回軸を通じて前記旋回アームに接続されるケーブルが絡まらないよう処理するためのケーブル処理手段を備えており、
    前記ケーブル処理手段は、前記ケーブルを載置するケーブル用旋回テーブルを備え、前記ケーブル用旋回テーブルは、前記ケーブルを前記旋回軸に通じるための導通孔を備え、前記旋回軸と同期して回転するように前記旋回軸に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のX線CT撮影装置。
  3. 前記旋回軸位置設定手段は、前記旋回アームが所定回転角度を超えないように電気的及び機械的に規制するための回転角度規制手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のX線CT撮影装置。
  4. 前記ノーマルスキャンモードは、予め設定された所定の画像再構成範囲の中から択一的に選択され、前記シフトスキャンモードは、前記ノーマルスキャンモードにおける画像再構成範囲を超える所定の画像再構成範囲の中から択一的に選択されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のX線CT撮影装置。
  5. 画像優先モードと被曝優先モードとを選択する優先モード選択手段を備え、
    前記X線照射部からの照射時間は、前記被曝優先モードより前記画像優先モードのほうが長くなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のX線CT撮影装置。
  6. 前記ノーマルスキャンモード及び前記シフトスキャンモードにおいて、画像再構成範囲と、前記優先モード選択手段によって画像優先モード及び被曝優先モードの何れかと、が選択されることで、前記シフト量の有無と前記シフト量及び前記旋回アームの回転角度とが予め設定された複数の中から択一的に選択されることを特徴とする請求項5に記載のX線CT撮影装置。
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