JP2011504130A - 狭窄の治療用のバルーン及び該バルーンを製造する方法 - Google Patents
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Abstract
本願は、狭窄を治療するためのバルーン(1)及びこのバルーンを得る方法に関する。方法は、バルーンを展開構成に移行するステップと、バルーンの外壁(10)に沿って軸方向に配置される複数のスタイレット(17)を設置するステップと、複数のラップ(12)を形成するように半径方向にバルーンコア(11)に向かってスタイレットを押すステップと、各ラップと隣接するスタイレット上に置くように接線方向にコアの周囲にラップを置くステップと、各ラップとバルーンコアとの間に備えられる複数の空洞(13)を形成するようにスタイレットを取り除くステップと、空洞を薬物で充填するステップとを備える。
Description
本願は、血管形成術用のバルーン及びカテーテル並びに狭窄の薬理学的処置に関する。本願は、さらに、バルーン及びカテーテルを製造する方法に関する。
人体の循環系内の狭窄の血管形成治療用のカテーテルは、長い間知られている。こうしたカテーテルは、その遠位端部にバルーンを備える。バルーンは、収縮形態で血管内に挿入されて、狭窄に隣接して運ばれ、そこで膨張させられる。それによって、狭窄の機械的処置が得られる。それは、この血管の断面を回復するのに適している。
狭窄を防ぐのに適した薬物がそれと関連して使用されると、この単に機械的にすぎない血管形成術の効果が劇的に改善されることが最近注目されている。この種類の治療に適した薬物は、増殖抑制薬として使用されるように適合される抗腫瘍薬である。こうした薬物は、例えば、ラパマイシン(Rapamycin)、エポシロン(Epothilone)、及び主にパクリタキセル(Paclitaxel)であり得る。
特に、適切な溶剤及びパクリタキセルの混合物からなるゼラチン状の層で血管形成術用バルーンをコーティングする試みが行われている。先の特許出願において、指名発明者がウルリヒ・シュペック(Ulrich Speck)教授であるWO2004/028610、WO2004/028582、及びWO2002/076509には、例えばパクリタキセル等の脂溶性薬物がどのようにして血管形成術用バルーンの外側部に配置され得るかが記載されている。
しかしながら、この周知の方法には欠陥がないわけではない。
第一に、狭窄を示す長さに到達するために、バルーンは、健康な血管の中を比較的長い経路に沿って移動することが要求される。この経路に沿った健康な血管壁に対する摩擦により、部分的に薬物が取り除かれる可能性が高い。
これによって望ましくない結果に帰結する場合がある。第1に、それは、予測されるよりも低く且つ推測的に未知の狭窄の近くへの薬物量の投与に帰結する。第2に、それは、結果として望ましくない副次的効果のある体の健康な部分への強力な薬物の分散に帰結する。第3に、薬物が狭窄に隣接して運ばれた後で、通常の血流が回復された直後に、これが直ちに分散され得ることが注目されている。
本発明の目的は、血管形成術用バルーン、そのカテーテル及びそれを製造する方法を提供することであり、それによって、先行技術に関連して上述された欠点の少なくとも一部が克服され得る。
より詳細には、本発明の課題は、患者の身体内に差し込まれるとすぐに、血管形成術用バルーンに提供される全ての薬物の投与を可能にする血管形成術用バルーンを狭窄領域に提供することである。
本発明のさらなる課題は、患者の身体の健康な領域への薬物の分散を抑制する血管形成術用バルーンを提供することである。
本発明の課題は、さらに、薬物が放出された後で薬物の分散を抑制する血管形成術用装置を提供し、それによって、正常な血流が回復された場合に一般に発生する洗浄効果を防止することである。
この目的及びこうした課題は、請求項1に記載の血管形成術用バルーン、請求項23に記載のカテーテル及び請求項25に記載のバルーンを製造する方法によって達成される。
本発明のさらなる特徴及び利点は、以下の図面を参照すると、非限定の例示目的で以下に与えられる幾つかの例示の実施形態の説明からよりよく理解されるであろう。
図面を参照すると、1では、カテーテル2の遠位端部に取り付けられる血管形成術用バルーンが示されている。
カテーテル2は、本来知られている態様では、複数の内腔4、及びその近位端部においてコネクタ5が設けられる細長い管状体3をさらに備える。
バルーン1は、本来知られている態様では、選択的に展開構成及び折り畳み構成を取るのに適している。バルーンは、加圧膨張液体の注入によって展開構成がもたらされ、それとは逆に、加圧液体の吸引によって折り畳み構成がもたらされる。
バルーンは、折り畳み構成において、患者の身体の循環系の中に挿入され、狭窄に冒されている血管断面に到達するために血管に沿って進められるのに適している。バルーン1は、折り畳み構成から展開構成に移行するときに、例えば狭窄を膨張させて血管の公称の断面を回復するために狭窄に半径方向力を印加するのにさらに適している。
バルーン1は、カテーテル2の遠位端部と適合する外壁10及びコア11を備える。コア11は、周囲にバルーン1が展開される軸Xを定義する。
以下で「軸方向」という用語は、軸Xに平行な直線の方向を意味している。以下で、「半径方向」という用語は、軸Xから始まってそれに垂直な半直線の方向を意味している。最後に、以下で「円周方向」(又は「接線方向」)という用語は、軸Xに中心があり、軸Xに対して垂直な面にある円周(又はその接線)の方向を意味している。
折り畳み構成において、本発明(図4d及び7を参照)によるバルーン1は、円周方向にコア11の周囲に配置される複数のラップ12を備える。各ラップ12は、例えばラップとコア11との間に備えられる空洞13を提供するように配置される。空洞13は、薬物14で充填される。
展開構成において、本発明(図8を参照)によるバルーン1は、外壁10に沿って軸方向に配置される薬物14の複数のバンド15を備える。薬物14のバンド15は、薬物14が提供されずに外壁10が直接露出されるストリップ16と円周方向に互い違いにされる。
バンド15の数、従ってストリップ16の数は、ラップ12の数と関連している。例えば、バルーンが折り畳み構成にあるとき、3つのラップ12の存在は、同数の浄化されたストリップ16と互い違いにされる薬物14の3つのバンド15の存在を決定する。
実施形態によれば、薬物14のバンド15は、ストリップ16の約2倍の幅がある。
バンド15は、好ましくは、バルーン1の外壁10に沿って円周方向に互いに対して等しく間隔を空けられる。
本発明に実施形態によれば、バルーン1は3つのラップ12を備える。他の可能な実施形態によれば、ラップ12は、特定の要求に適合するために、数が異なって設けられてもよい。
バルーンの実施形態によれば、薬物14は有効成分としてパクリタキセルを備える。パクリタキセルは、タキソール(Taxol(r))の商標名で入手可能であり、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社(Bristol−Myers Squibb)の登録商標である。
他の実施形態によれば、薬物14は、例えばラパマイシン又はエポチロン等の増殖抑制薬として用いるのに適する他の抗腫瘍有効成分を備える。
実施形態によれば、薬物14は、有効成分及び適切な賦形剤、例えば空洞13の中を貫通してバルーン1の壁10に付着するのに適したゲル又はペーストを供える。
本発明の複数の可能な実施形態によれば、本発明によるバルーン1は、血管形成術が行われる必要がある長さで血流を停止することが可能な抑制手段20を備える。
抑制手段20は、バルーン1による適用後、即座に薬物14を除去及び分散する傾向がある血流における洗浄効果を回避することを可能にする。言い換えれば、血流が一時的に停止されると、脂溶性薬物は、血管壁との結合のために必要な時間を取ることが出来る。後の血流の回復の間に、劇的に低下した洗浄効果が生ずる。
図9に示される実施形態によれば、抑制手段20は、バルーン1に対して隣接近位の及び隣接遠位の位置に設置される2つの補助バルーン21を備える。
図11に示される実施形態によれば、抑制手段20は、バルーン1に対して隣接遠位の位置に設置される単一の補助バルーン21を備える。
補助バルーン21は、最小の半径方向の全体寸法を有する折り畳み構成から、例えば血流を停止するために血管の壁と接触するのに適した展開構成(図9及び11の例示)に移行するのに適している。
実施形態によれば、補助バルーン21は、弾性壁からなり、血管形成術に必要とされる半径方向力を印加するのに適していない点で、バルーン1とは異なる。
実施形態によれば、カテーテル2は、バルーン1用の膨張/収縮ダクト、及び補助バルーン21用に、例え2つ提供される場合でも、単一の膨張/収縮ダクトを備える。別の実施形態によれば、カテーテル2は、バルーン1用の膨張/収縮ダクト、及び各補助バルーン21用の膨張/収縮ダクトを備える。
図9及び11のカテーテルを使用する手順の説明について、ただ1つの補助バルーン21が提供される場合をも明確に考慮して、補助バルーン21への参照が行われる。バルーン1を使用する手順は、
−処置される場所の中にカテーテル2を挿入すること、
−補助バルーン21を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−例えば血管形成術及び血管壁への薬物の沈着を実行するために、バルーン1を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−バルーン1を展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−然るべき時間(例えば数秒)の後、補助バルーン21を展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−カテーテルを取り除くこと、を提供する。
−処置される場所の中にカテーテル2を挿入すること、
−補助バルーン21を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−例えば血管形成術及び血管壁への薬物の沈着を実行するために、バルーン1を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−バルーン1を展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−然るべき時間(例えば数秒)の後、補助バルーン21を展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−カテーテルを取り除くこと、を提供する。
図10a及び10bに示される実施形態によれば、抑制手段20は、バルーン1の2つの成形部分22を備える。成形部分22は、バルーン1の一部分として得られ、それぞれがバルーン1の遠位及び近位の端部に配置される。
図10のバルーン1は、以下の3つの構成であって、
−最小の半径方向の全体寸法を有する折り畳み構成(図示せず)と、
−最大の半径方向の全体寸法を有し、血管形成術を遂行するのに十分な半径方向力を印加することが出来る展開構成(図10a)と、
−成形部分22が最大の半径方向の全体寸法を維持し、バルーンの中央の長さが中間の半径方向の全体寸法を取る半展開構成(図10b)と、を採用することが可能である。
−最小の半径方向の全体寸法を有する折り畳み構成(図示せず)と、
−最大の半径方向の全体寸法を有し、血管形成術を遂行するのに十分な半径方向力を印加することが出来る展開構成(図10a)と、
−成形部分22が最大の半径方向の全体寸法を維持し、バルーンの中央の長さが中間の半径方向の全体寸法を取る半展開構成(図10b)と、を採用することが可能である。
実施形態によれば、バルーン1の展開構成は、第1のレベルの内圧によって得られ、半展開構成は第2のレベルの内圧で得られる。第1のレベルの圧力は、例えば、約14バールに等しくてもよく、第2のレベルの圧力は、例えば、約7バールに等しくてもよい。
図10におけるバルーン1を使用する手順は、
−処置される場所の中にカテーテル2を挿入すること、
−例えば血管形成術及び血管壁への薬物の沈着を実行するために、バルーン1を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−バルーン1を展開構成から半展開構成に移行させること、
−然るべき時間(例えば数秒)の後、バルーン1を半展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−カテーテル2を取り除くこと、が提供される。
−処置される場所の中にカテーテル2を挿入すること、
−例えば血管形成術及び血管壁への薬物の沈着を実行するために、バルーン1を折り畳み構成から展開構成に移行させること、
−バルーン1を展開構成から半展開構成に移行させること、
−然るべき時間(例えば数秒)の後、バルーン1を半展開構成から折り畳み構成に移行させること、
−カテーテル2を取り除くこと、が提供される。
図10における実施形態によれば、カテーテル2は、バルーン1用の単一の膨張/収縮内腔、及び成形部分22を備える。
また、本発明の実施形態によれば、血管形成術用ステント6がバルーン1に取り付けられる。ステント6は、本来知られている態様では、バルーン1と同様に、折り畳み構成と展開構成とを交互に取ることが出来る管状構造を有する。
図12aは、ステント6を備える本発明によるバルーン1を概略的に例示する。バルーン1及びステント6は共に折り畳み構成にあり、ステント6はバルーン1に取り付けられ或は堅く巻きつけられる。この構成において、ステント6は、ラップ12が持ち上げられて薬物14が空洞13からもれないように、ラップ12を所定の位置に保つことが可能である。
ステント6を設けることで、特定の治療の要求に適合することに加えて、患者の血管の中の経路が特に蛇行性であるときにも特に有利な結果をもたらすことが出来る。実際に、バルーン1が小さな曲率半径(例えばバルーンの長さの半分以下程度)の湾曲を実行することが要求される場合、バルーン1に課される曲率によって、1つ以上のラップ12が持ち上げられ得る。一方、ステント6を設けることで、ラップ12上に半径方向の制約を設定することにより、この危険が回避される。
さらに、ステント6の存在は、バルーン1の膨張方式を変化させる。すなわち、ステント6の存在は、折り畳み構成から展開構成へとバルーン1が移行する方式に影響を与える。実際に、バルーン1の膨張の間、ステント6がなければ、バルーンの直径は軸Xに沿ってほぼ一様に増加する。バルーン1は、壁10の中央部の実質的に直線の形状を維持しつつ、折り畳み構成(例えば図7を参照)から展開構成(例えば図8を参照)に移行する。
ステント6内に包まれるバルーン1が膨張されているとき、バルーンの直径は、この場合は一様でなく、軸Xに沿って増加する。バルーン1の端部において、ステント6の半径方向の抵抗力は、バルーン1内に印加される圧力によってより容易に克服される。この事実によって、半展開構成においては、バルーン1及びステント6からなる組立て部品は、一時的に図12bに示されるような形状を取る。言及されるように、この半展開構成においては、バルーン1の壁10の中央部の長さは湾曲され、それによって、中央部でより低い直径値を保ち、端部に移動するにつれて益々大きな直径値を取る。それによって、バルーン1の遠位及び近位端部は、上記のように抑制手段20として作用し、血管形成術に関係する長さで血流を一時的に停止するのに適している。
さらなる態様によれば、本発明は、上記のように少なくとも1つのバルーン1を備える血管形成術用のカテーテル2に関する。
上記のバルーン1に薬物を沈着させる本発明による方法は、
−バルーン1を折り畳み構成に配置するステップと、
−各ラップ12とバルーン1のコア11との間に軸方向に配置される複数のスタイレット17を設置するステップと、
−例えば各ラップ12を横たわっているスタイレット17と合わせるために、ラップ12をコア11上で半径方向に押すステップと、
−例えば各ラップ12とバルーン1のコア11との間に備えられる複数の空洞13を形成するために、スタイレット17を取り除くステップと、
−空洞13を薬物14で充填するステップと、を備える。
−バルーン1を折り畳み構成に配置するステップと、
−各ラップ12とバルーン1のコア11との間に軸方向に配置される複数のスタイレット17を設置するステップと、
−例えば各ラップ12を横たわっているスタイレット17と合わせるために、ラップ12をコア11上で半径方向に押すステップと、
−例えば各ラップ12とバルーン1のコア11との間に備えられる複数の空洞13を形成するために、スタイレット17を取り除くステップと、
−空洞13を薬物14で充填するステップと、を備える。
特定の実施形態によれば、各ラップ12とバルーン1のコア11との間にスタイレット17を設置する上記のステップは、
−例えばバルーン1を展開構成に移行するためにバルーン1の中に膨張性の液体を注入するステップと、
−バルーン1の外壁10に沿って軸方向に配置される複数のスタイレット17を設置するステップと、
−例えば複数のラップ12を形成するために、バルーン1のコア11に向かって半径方向にスタイレット17を押すステップと、
−例えば各ラップ11をそれに隣接するスタイレット17上に置くために、コア11の周囲の接線方向にラップ12を置くステップと、
−例えばバルーン1を折り畳み構成に戻すために、バルーン1から膨張液を吸引するステップと、を備える。
−例えばバルーン1を展開構成に移行するためにバルーン1の中に膨張性の液体を注入するステップと、
−バルーン1の外壁10に沿って軸方向に配置される複数のスタイレット17を設置するステップと、
−例えば複数のラップ12を形成するために、バルーン1のコア11に向かって半径方向にスタイレット17を押すステップと、
−例えば各ラップ11をそれに隣接するスタイレット17上に置くために、コア11の周囲の接線方向にラップ12を置くステップと、
−例えばバルーン1を折り畳み構成に戻すために、バルーン1から膨張液を吸引するステップと、を備える。
方法の異なる実施形態によれば、スタイレット17は、特定の要求によって異なる断面を有してもよい。図6aから6dにおいて、スタイレット17の複数の可能な断面が例示目的で示される。
方法の実施形態によれば、薬物14は、スタイレット17が取り除かれたときに形成された空洞13の中に点滴注入される。
方法の複数の実施形態によれば、スタイレットは中空であって、空洞13を充填するための薬物14を運ぶのに適している。好ましくは、スタイレット17を取り除くステップの間に、各スタイレット17の端部から、所定量の薬物14が運ばれ、それはスタイレットが取り除かれると形成される空洞13を充填するのに適している。
方法のこうした実施形態によれば、スタイレット17は、このようにして、図6aから6dに示されたものとは異なる中空の断面を有する。
方法の複数の実施形態によれば、薬物14は、適切な減圧を適用することで、空洞13の中に吸引される。
方法の複数の実施形態によれば、薬物14は、空洞13の端部(例えば遠位端部)に配置されて、その後、反対の端部(例えば近位端部)に減圧を適用することで空洞13の中に吸引される。
いずれの場合にせよ、空洞13の中に配置される薬物14の量は、例えば適切な量の有効成分が血管形成術中に血管と接触することを確実にするように調節される必要がある。
方法の複数の実施形態(例えば図4d及び5を参照)によれば、空洞13を薬物14で充填するステップの間、バルーン1は保護鞘18の中に包まれる。保護鞘18は、薬物14が空洞13から漏れないように、ラップ12を所定の場所に保持することを目的としている。
上記の説明から、当業者であれば、本発明によるバルーンがどのようにして少なくとも部分的に先行技術のバルーンの欠点を克服することが出来るかを理解するであろう。
実際に、本発明によるバルーンにおいて、折り畳み構成にあるときは、薬物14は、ラップ12によって保護される。言い換えれば、バルーン1が折り畳み構成にあるときは、薬物14は、外部環境に接触するように露出されずに、薬物14で覆われていない壁のストリップ16のみが露出される。この特長によって、バルーンは、経路に沿って狭窄のための薬物を健康な領域に分散させることなく、循環系の血管に沿って進められることが可能になる。
本発明によるバルーン及びこれを製造する方法の一部の特定の実施形態のみが記載されており、当業者であれば、以下の請求項に定義された保護範囲から逸脱することなく、それを特定の応用に適合させるために、任意の修正を行うことが出来ることが理解されるべきである。
Claims (32)
- 外壁(10)及び軸(X)を定義するコア(11)を有する、展開構成及び折り畳み構成を取るのに適した血管形成術用のバルーン(1)であって、
前記折り畳み構成において、薬物(14)が充填された複数の空洞(13)を形成するように前記バルーン(1)の前記コア(11)の周囲の接線方向に配置される複数のラップ(12)を備えるバルーン(1)。 - 前記折り畳み構成において、前記バルーンは、患者の身体の循環系の中に挿入されて、狭窄に冒されている血管断面に到達するために血管に沿って進められるのに適している、請求項1に記載のバルーン(1)。
- 前記バルーン(1)が前記折り畳み構成から前記展開構成に移行するときに、前記バルーンは、狭窄を膨張させて患者の血管の公称の断面を回復するように狭窄に半径方向力を印加するのに適している、請求項1又は2に記載のバルーン(1)。
- 前記展開構成において、前記バルーン(1)は、前記外壁(10)に沿って軸方向に配置される薬物(14)の複数のバンド(15)を備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 薬物(14)の前記バンド(15)は、前記薬物(14)が提供されずに前記外壁(10)が直接露出されるストリップ(16)と円周方向に互い違いにされる、請求項4に記載のバルーン(1)。
- 薬物(14)の前記バンド(15)は、前記ストリップ(16)の約2倍の幅である、請求項4又は5に記載のバルーン(1)。
- 前記バンド(15)は、前記バルーン(1)の前記外壁(10)に沿って円周方向に互いから等しく間隔を空けられる、請求項4乃至6のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記バルーン(1)が前記折り畳み構成にあるときは、前記薬物(14)は、前記ラップ(12)によって保護され、すなわち、前記薬物(14)は、外部環境に接触するように露出されずに、薬物(14)で覆われていない壁(10)の前記ストリップ(16)のみが露出される、請求項5乃至7のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記薬物(14)が脂溶性である、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記薬物(14)が、増殖抑制薬として用いられるのに適した抗腫瘍有効成分及び適切な賦形剤を備える、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記薬物(14)が、前記有効成分としてラパマイシン、エポチロン又は好ましくはパクリタキセルを含む、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記賦形剤は、前記空洞(13)の中を貫通して前記バルーン(1)の前記壁(10)に付着するのに適したゲル又はペーストである、請求項9又は10に記載のバルーン(1)。
- 前記血管形成術が行われる必要がある長さで血流を停止することが可能な抑制手段(20)をさらに備える、請求項1乃至12のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記抑制手段(20)は、前記バルーン(1)による適用後、即座に前記薬物(14)を除去及び分散する傾向がある血流における洗浄効果を回避することを可能にする、請求項13に記載のバルーン(1)。
- 前記抑制手段(20)は、前記バルーン(1)に対して隣接遠位の位置に設置される補助バルーン(21)を備える、請求項13又は14に記載のバルーン(1)。
- 前記抑制手段(20)は、前記バルーン(1)に対して隣接近位及び隣接遠位の位置に設置される2つの補助バルーン(21)を備える、請求項13又は14に記載のバルーン(1)。
- 前記補助バルーン(21)は、最小の半径方向の全体寸法を有する折り畳み構成から、血流を停止するように血管の壁と接触するのに適した展開構成に移行するのに適している、請求項15又は16に記載のバルーン(1)。
- 前記補助バルーン(21)は、前記血管形成術に必要とされる半径方向力を印加するのに適していない、請求項15乃至17の何れか1項に記載のバルーン(1)。
- 前記抑制手段(20)は、前記バルーン(1)の2つの成形部分(22)を備える、請求項13に記載のバルーン(1)。
- 前記成形部分(22)は、前記バルーン(1)の一部分として得られ、それぞれが前記バルーン(1)の遠位及び近位の端部に接続される、請求項19に記載のバルーン(1)。
- 前記バルーン(1)が、
最小の半径方向の全体寸法を有する折り畳み構成と、
最大の全体寸法を有し、前記血管形成術を遂行するのに十分な半径方向力を印加するのに適した展開構成と、
前記成形部分(22)が前記最大の半径方向の全体寸法を維持し、前記バルーン(1)の中央の長さが中間の半径方向の全体寸法を取る半展開構成と
を取ることが可能である、請求項19又は20に記載のバルーン(1)。 - 前記バルーン(1)に取り付けられるステント(6)をさらに備える、請求項1乃至21のいずれか1項に記載のバルーン(1)。
- 請求項1乃至22のいずれか1項に記載のバルーン(1)を備える血管形成術用のカテーテル(2)。
- 前記バルーン(1)が前記カテーテル(2)の遠位端部に取り付けられる、請求項23に記載のカテーテル(2)。
- 血管形成術用バルーン(1)に薬物(14)を配置する方法であって、
前記バルーン(1)は、外壁(10)及び軸(X)を定義するコア(11)を有し、展開構成及び折り畳み構成を取るのに適しており、前記折り畳み構成において、前記コア(11)の周囲の接線方向に配置される複数のラップ(12)を備え、
前記方法は、
前記バルーン(1)を前記折り畳み構成に配置するステップと、
各ラップ(12)と前記バルーン(1)の前記コア(11)との間に軸方向に配置される複数のスタイレット(17)を設置するステップと、
各ラップ(12)を横たわっている前記スタイレット(17)と一致させるように、前記ラップ(12)を前記コア(11)上で半径方向に押すステップと、
各ラップ(12)と前記バルーン(1)の前記コア(11)との間に備えられる複数の空洞(13)を形成するように、前記スタイレット(17)を取り除くステップと、
前記空洞(13)を前記薬物(14)で充填するステップと
を備える方法。 - 各ラップ(12)と前記バルーン(1)の前記コア(11)との間に前記スタイレット(17)を設置するステップは、
前記バルーン(1)を前記展開構成に移行させるステップと、
前記バルーン(1)の前記外壁(10)に沿って軸方向に配置される複数のスタイレット(17)を設置するステップと、
複数のラップ(12)を形成するように、前記バルーン(1)の前記コア(11)に向かって半径方向に前記スタイレット(17)を押すステップと、
各ラップ(11)を隣接するスタイレット(17)上に置くように、前記コア(11)の周囲の接線方向に前記ラップ(12)を置くステップと、
前記バルーン(1)を前記折り畳み構成に戻すステップと
を備える、請求項25に記載の方法。 - 前記空洞(13)を前記薬物(14)で充填するステップの間、前記バルーン(1)は、前記ラップ(12)を所定の位置に保持するために保護鞘(18)で包まれる、請求項25又は26に記載の方法。
- 前記薬物(14)は、前記スタイレット(17)が取り除かれたときに形成される前記空洞(13)の中に点滴注入される、請求項25に記載の方法。
- 前記スタイレット(17)は中空であって、前記空洞(13)を充填するための前記薬物(14)を運ぶのに適している、請求項25乃至28のいずれか1項に記載の方法。
- 前記スタイレット(17)を取り除くステップの間、各スタイレット(17)の端部から、前記スタイレット(17)が取り除かれるにつれて形成される前記空洞(13)を充填するのに適した所定量の薬物(14)が運ばれる、請求項29に記載の方法。
- 前記薬物(14)が、減圧を適用することによって前記空洞(13)の中に吸引される、請求項25乃至30のいずれか1項に記載の方法。
- ステント(6)を前記バルーン(1)に取り付けるステップをさらに備える、請求項25乃至31のいずれか1項に記載の方法。
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