JP2011501986A - アルキルフェノールエトキシレートを含む眼科用および耳鼻咽喉科用のデバイス材料 - Google Patents

アルキルフェノールエトキシレートを含む眼科用および耳鼻咽喉科用のデバイス材料 Download PDF

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Abstract

軟質の、高屈折率の、アクリル性デバイス材料が開示される。上記材料は、グリスニングを軽減するために、官能化アルキルフェノールエトキシレートを含む。一実施形態において、本発明のデバイス材料は、a)モノ官能性のアクリレートモノマーもしくはメタクリレートモノマー[1]、b)二官能性アクリレートもしくはメタクリレート架橋剤[2]、およびc)官能化アルキルフェノールエトキシレート[3]を含むコポリマーである。さらに、上記デバイス材料は、1種より多いモノマー[1]、1種より多いモノマー[2]、および1種より多いモノマー[3]を含み得る。

Description

(発明の分野)
本発明は、改善された眼科用および耳鼻咽喉科用のデバイス材料に関する。特に、本発明は、改善された耐グリスニング性を有する軟質の、高屈折率のアクリル性デバイス材料に関する。
(発明の背景)
小切開白内障手術(small−incision cataract surgery)における近年の進歩に関して、人工レンズにおける使用に適した軟質の折りたたみ式材料の開発に関して、ますます重きが置かれてきている。一般に、これら材料は、3つの範疇のうちの1つに入る:ヒドロゲル、シリコーン、およびアクリル性材料。
一般に、ヒドロゲル材料は、比較的低い屈折率を有し、このことによって、上記ヒドロゲル材料は、他の材料よりあまり望ましくなくなっている。なぜなら、より厚みのあるレンズ光学部品が、所定の屈折力(refractive power)を達成するに必要であるからである。従来のシリコーン材料は、一般に、ヒドロゲルより高い屈折率を有するが、折りたたまれた位置で眼の中に配置された後に、急激に開く(explosively unfold)傾向がある。急激に開くことによって、角膜内皮が潜在的に損傷を受け得、そして/または天然の水晶体嚢が破れ得る。アクリル性材料が望ましい。なぜなら、上記アクリル性材料は、代表的には、高い屈折率を有し、従来の材料よりゆっくりもしくは制御可能に開く。
特許文献1は、眼内レンズ(「IOL」)材料を使用するのに適した高い屈折率のアクリル性材料を開示する。これらアクリル性材料は、主要な成分として、2種のアリールアクリル性モノマーを含む。これらアクリル性材料から作製されるIOLは、小さな切開を通じて挿入するために丸められ得るかもしくは折りたたまれ得る。
特許文献2はまた、軟質のアクリル性IOL材料を開示する。これら材料は、主要な成分として、2種のアクリル性モノマーそれぞれのホモポリマーの特性によって定義される、それらポリマーを含む。上記第1のモノマーは、そのホモポリマーは、少なくとも約1.50の屈折率を有するものとして定義される。上記第2のモノマーは、そのホモポリマーが、約22℃未満のガラス転移温度を有するものとして定義される。これらIOL材料はまた、架橋成分を含む。さらに、これら材料は、必要に応じて、最初の3種の構成要素とは異なる第4の構成要素を含み得、この第4の構成要素は、親水性モノマーに由来する。これら材料は、好ましくは、合計親水性成分の重量で約15%未満である。
特許文献3は、少なくとも約90重量%のわずか2種の主要な成分を含む折りたたみ式の高屈折率眼科用レンズ材料を開示する:1種のアリールアクリル性親水性モノマーおよび1種の親水性モノマー。上記アリールアクリル性疎水性モノマーは、以下の式:
を有し、ここで:
Xは、HもしくはCHであり;
mは0〜6であり;
Yは存在しないか、O、S、もしくはNRであり、ここでRはH、CH、C2n+1(n=1〜10)、イソ−OC、C、もしくはCHであり;そして
Arは、置換されていなくてもよいし、CH、C、n−C、イソ−C、OCH、C11、Cl、Br、C、またはCHで置換されていてもよい任意の芳香族環である。
特許文献3に記載されるレンズ材料は、好ましくは、約−20〜+25℃の間のガラス転移温度(「T」)を有する。
可撓性眼内レンズは、小さな切開を通じて折りたたまれ得るかもしくは挿入され得る。一般に、より軟質の材料は、ますます小さな切開を介して挿入され得るように、より高い程度にまで変形させられ得る。軟質のアクリル性材料もしくはメタクリル性材料は、代表的には、シリコーンIOLの必要とされる程度の小ささの切開を介して挿入されることが可能であるために、強度、可撓性および非粘着性表面特性の適切な組み合わせを有さない。
ポリエチレングリコール(PEG)ジメタクリレートは、疎水性アクリル性処方物の耐グリスニング性を改善することが公知である。例えば、特許文献3;特許文献4;特許文献5;および特許文献6を参照のこと。PEGジメタクリレートの濃度および分子量の両方は、グリスニング性能に対する影響を有し得る。一般に、高分子量PEGジメタクリレート(1000MW)の使用は、低分子量PEGジメタクリレート(<1000MW)と比較して、低PEG濃度(10〜15wt%)において改善されたグリスニング性能を有するコポリマーを得る。しかし、低PEGジメタクリレート濃度は、高屈折率コポリマーを維持するために望ましい。PEGジメタクリレートの添加はまた、得られるコポリマーのモジュラス(modulus)および引っ張り強度を低下させる傾向がある。また、高分子量PEGジメタクリレートは、一般に、疎水性アクリル性モノマーと混和性でない。
米国特許第5,290,892号明細書 米国特許第5,331,073号明細書 米国特許第5,693,095号明細書 米国特許第6,528,602号明細書 米国特許第6,653,422号明細書 米国特許第6,353,069号明細書
(発明の要旨)
IOLとして使用するのに特に適しているが、他の眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイス(例えば、コンタクトレンズ、人工角膜、角膜リングもしくは角膜インレー(corneal inlay or ring)、耳科用換気チューブ(otological ventilation tube)および鼻用インプラント)としても有用である改善された軟質の折りたたみ式アクリル性デバイス材料が、発見された。これらポリマー材料は、アルキルフェノールエトキシレートモノマーを含む。
他の要因の中でも、本発明は、アクリル性眼内レンズ処方物におけるアルキルフェノールエトキシレートモノマーの使用が、疎水性アクリルコポリマーにおける温度誘導性グリスニング形成を低下もしくは除去させるという知見に基づく。本発明のモノマーは、耐グリスニング性の、低い平衡水含有量(equilibrium water content)の、高屈折率IOLの合成を可能にする。
別段示されなければ、全ての成分量は、%(w/w)ベース(「重量%」)で示される。
本発明のデバイス材料は、a)モノ官能性のアクリレートモノマーもしくはメタクリレートモノマー[1]、b)二官能性アクリレートもしくはメタクリレート架橋剤[2]、およびc)官能化アルキルフェノールエトキシレート[3]を含むコポリマーである。上記デバイス材料は、1種より多いモノマー[1]、1種より多いモノマー[2]、および1種より多いモノマー[3]を含み得る。別段示されない限り、各成分への言及は、同じ式の複数のモノマーを含むことが意図され、量への言及は、以下の各式の全てのモノマーの総量に言及することが意図される。
ここで
Bは、O(CH、NH(CH、もしくはNCH(CHであり;
は、H、CH、CHCH、もしくはCHOHであり;
nは0〜12であり;
Aは、CもしくはO(CHであり、ここで上記C基は、必要に応じて、−(CHH、−O(CHH、−CH(CH、−C、−OC、−CH、F、Cl、Br、もしくはIで置換され;そして
mは0〜22である;
ここで
、Rは、独立して、H、CH、CHCH、もしくはCHOHであり;
W、W’は、独立して、O(CH、NH(CH、NCH(CH、O(CH、O(CHCHO)CH、O(CHCHCHO)CH、O(CHCHCHCHO)CHであるか、もしくは存在せず;
Jは、(CH、O(CHCHO)b、Oであるか、もしくは存在しないが、ただしWおよびW’が存在しない場合、Jは存在しないことはなく;
dは0〜12であり;
aは1〜12であり;
bは1〜24である;
ここで:
Tは、C17もしくはC19であり;
eは1〜100であり;
Yは、
であり;
は、H、CH、CHCH、CHOHであり;そして
は、
である。
式[1]の好ましいモノマーは、
BはO(CHであり;
はHもしくはCHであり;
nは1〜4であり;そして
AはCである
ものである。
式[2]の好ましいモノマーは、
、Rは、独立して、HもしくはCHであり;
W、W’は、独立して、O(CH、O(CHであるか、もしくは存在せず;
Jは、O(CHCHO)であるかもしくは存在しないが、ただしWおよびW’が存在しない場合、
Jは存在しないことはなく;
dは0〜6であり;そして
bは1〜10である
ものである。
式[3]の好ましいモノマーは、
eは8〜50であり;
Yは、
であり;そして
は、HもしくはCHである
ものである。
式[3]の最も好ましいモノマーは、
Tは、2,4,4−トリメチルペンタン−2−イルアルキルもしくは3−エチル−4−メチルヘキサン−2−イルアルキルであり;
eは15〜40であり;
Yは、
であり;そして
は、HもしくはCHである
ものである。
式[3]の代表的モノマーとしては、以下が挙げられる:
式[1]のモノマーは公知であり、公知の方法によって作製され得る。例えば、米国特許第5,331,073号および同第5,290,892号を参照のこと。式[1]の多くのモノマーは、種々の供給元から市販されている。式[1]の好ましいモノマーとしては、ベンジルメタクリレート;2−フェニルエチルメタクリレート;3−フェニルプロピルメタクリレート;4−フェニルブチルメタクリレート;5−フェニルペンチルメタクリレート;2−フェノキシエチルメタクリレート;2−(2−フェノキシエトキシ)エチルメタクリレート;2−ベンジルオキシエチルメタクリレート;2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)エチルメタクリレート;および3−ベンジルオキシプロピルメタクリレート;ならびにそれらの対応するアクリレートが挙げられる。
式[2]のモノマーは公知であり、公知の方法によって作製され得、そして市販されている。式[2]の好ましいモノマーとしては、エチレングリコールジメタクリレート(「EGDMA」);ジエチレングリコールジメタクリレート;トリエチレングリコールジメタクリレート;1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート;1,4−ブタンジオールジメタクリレート;1,4−ベンゼンジメタノールジメタクリレート;およびそれらの対応するアクリレートが挙げられる。最も好ましいのは、1,4−ブタンジオールジアクリレートである。
式[3]のモノマーは、公知の方法によって作製され得る。例えば、このようなモノマーは、例えば、アルキルフェノールエトキシレートアルコールおよび適切なカルボン酸、アシルハライド、もしくはカルボン酸無水物を要するエステル化反応によって作製され得る。例えば、アルキルフェノールエトキシレートは、触媒の存在下でカルボン酸もしくはカルボン酸アルキルエステルと加熱して、望ましいエステルを形成し得、副生成物としての水もしくは低沸点アルコールは、反応を完了させるために除去され得る。上記アルキルフェノールエトキシレートはまた、塩基(例えば、ヒドロハライド受容体(hydrohalide acceptor)として働くトリエチルアミン)の存在下で、アシルハライドで処理され得る。上記アルキルフェノールエトキシレートはまた、塩基(例えば、上記反応を触媒しかつ形成される酸を中和するトリエチルアミンもしくはピリジン)の存在下で、カルボン酸無水物で処理され得る。
本発明のコポリマー材料は、75〜97%、好ましくは、80〜95%、および最も好ましくは、80〜93%の総量のモノマー[1]を含む。二官能性架橋剤[2]濃度は、一般に、0.5〜3%、および好ましくは、1〜2%の量で存在する。
本発明の材料は、少なくとも1種のモノマー[3]を有する。モノマー[3]の総量は、上記デバイス材料の望ましい物理的特性に依存する。本発明のコポリマー材料は、合計少なくとも1%を含み、20%程度のモノマー[3]を含み得る。好ましくは、上記コポリマーデバイス材料は、1〜15%のモノマー[3]を含む。最も好ましくは、上記デバイス材料は、1〜10%のモノマー[3]を含む。
本発明のコポリマーデバイス材料は、必要に応じて、重合可能なUV吸収剤および重合可能な着色剤からなる群より選択される1種以上の成分を含む。好ましくは、本発明のデバイス材料は、上記式[1]および[2]のモノマー、上記モノマー[3]、ならびに選択肢的な重合可能なUV吸収剤および着色剤以外の成分を含まない。
本発明のデバイス材料は、必要に応じて、反応性UV吸収剤もしくは反応性着色剤を含む。多くの反応性UV吸収剤が公知である。好ましい反応性UV吸収剤は、2−(2’−ヒドロキシ−3’−メタリル(methallyl)−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(o−Methallyl Tinuvin P(「oMTP」)としてPolysciences,Inc.,Warrington,Pennsylvaniaから市販されている)である。UV吸収剤は、代表的には、約0.1〜5%の量で存在する。適切な反応性青色光吸収化合物としては、米国特許第5,470,932号に記載されるものが挙げられる。青色光吸収剤は、代表的には、約0.01〜0.5%の量で存在する。IOLを作製するために使用される場合、本発明のデバイス材料は、好ましくは、反応性UV吸収剤および反応性着色剤の両方を含む。
本発明のデバイス材料を形成するために、上記選択された成分[1]、[2]、および[3]は、上記選択肢的成分のうちのいずれかとともに、組み合わされ、ラジカル開始剤を使用して重合されて、加熱もしくは照射のいずれかの作用によって重合を開始する。上記デバイス材料は、好ましくは、窒素下の脱気ポリプロピレン型の中でもしくはガラス型の中で重合される。
適切な重合開始剤としては、熱開始剤および光開始剤が挙げられる。好ましい熱開始剤としては、ペルオキシフリーラジカル開始剤(例えば、t−ブチル(ペルオキシ−2−エチル)ヘキサノエートおよびジ−(tert−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート(Akzo Chemicals Inc.,Chicago,IllinoisからPerkadox(登録商標)16として市販されている)が挙げられる。特に、本発明の材料が青色光吸収発色団を含まない場合、好ましい光開始剤としては、ベンゾイルホスフィンオキシド開始剤(例えば、2,4,6−トリメチル−ベンゾイルジフェニル−ホスフィンオキシド(Lucirin(登録商標)TPOとしてBASF Corporation(Charlotte,North Carolina)から市販されている)が挙げられる。開始剤は、代表的には、全処方物重量のうちの約5%以下、およびより好ましくは、全処方物の2%以下の量で存在する。成分量を計算する目的で慣用的であるように、上記開始剤重量は、上記処方物重量%計算で含まれない。
上記の成分ならびに任意のさらなる成分の正体および量の特定の組み合わせは、最終のデバイス材料の望ましい特性によって決定される。好ましい実施形態において、本発明のデバイス材料は、2mm以下の外科的切開サイズを介して収縮もしくは伸展および挿入されるように設計される、5.5もしくは6mmの光学部品直径を有するIOLを作製するために使用される。例えば、上記モノマー[3]は、少なくとも1種のモノ官能性のアクリレートモノマーもしくはメタクリレートモノマー[1]および多官能性アクリレートもしくはメタクリレート架橋剤[2]と合わされ、適切なレンズ型の中でラジカル開始剤を使用して共重合化される。
上記デバイス材料は、589nm(Na光源)および25℃においてAbbe’屈折計によって測定される場合に、好ましくは、少なくとも約1.50、およびより好ましくは、少なくとも約1.53の、水和状態における屈折率を有する。1.50より小さい屈折率を有する材料から作製される光学部品は、必然的に、より高い屈折率を有する材料から作製される同じ倍率の光学部品より厚みがある。よって、匹敵する機械的特性および約1.50より低い屈折率を有する材料から作製されるIOL光学部品は、一般に、IOL移植のために比較的大きな切開を要する。
本発明のコポリマーに含まれるべきモノマーの特性は、上記コポリマーが、正常なヒトの体温である約37℃以下のガラス転移温度(T)を有するように選択されるべきである。37℃より高いガラス転移温度を有するコポリマーは、折りたたみ式IOLにおいて使用するのに適していない;このようなレンズは、37℃より高い温度で丸められ得るかもしくは折りたたまれ得るのみであり、正常の体温で丸められず、展開されもしないし、伸展されもしない。正常の体温よりいくらか低くかつ通常の室温(例えば、約20〜25℃)ほどのガラス転移温度を有するコポリマーを使用して、このようなコポリマーから作製されるIOLが、室温で丸められ得るかもしくは折りたたまれ得るようにすることは好ましい。Tは、10℃/分で示差走査熱量計によって測定され、熱流束曲線の転移の中点において決定される。
IOLおよび他の適用に関して、本発明の材料は、これらから作製されるデバイスを破砕することなく折りたたまれるかもしくは操作されることを可能にするに十分な強度を示すはずである。従って、本発明のコポリマーは、少なくとも80%、好ましくは、少なくとも100%、および最も好ましくは、110〜200%の間の伸長を有する。この特性は、このような材料から作製されるレンズが、一般に、折りたたまれる場合に裂けも、破れも、分離もしないことを示す。ポリマーサンプルの伸長は、合計20mm長、把持領域が4.88mmの長さ、全体が2.49mm幅、狭い部分の幅が0.833mm、8.83mmの条片半径(fillet radius)、および0.9mmの厚みを有するダンベル形状の伸長試験標本に対して決定される。試験は、50ニュートン負荷セルを有するInstron Material Tester(Model番号4442もしくは等価物)を使用して周囲条件において行われる。上記把持距離を14mmで設定し、クロスヘッド速度を500mm/分で設定し、上記サンプルを、壊れるまで引っ張る。伸長(引っ張り)を、もとの把持距離に対する壊れたときの変位の関数として報告する。試験されるべき材料は、本質的に軟質のエラストマーであるので、上記Instron機械へそれらを装填すると、曲げる(buckle)傾向にある。上記材料サンプルにおけるゆるみを取り去るために、予備負荷を、サンプルに対してかける。このことは、上記ゆるみを軽減する助けとなりかつより一貫した読み取りを可能にする。一旦上記サンプルが所望の値(代表的には、0.03〜0.05N)に予備負荷されると、上記引っ張りは、ゼロに設定され、上記試験が開始される。上記モジュラスは、0%引っ張り、25%引っ張り(「25%モジュラス」)および100%引っ張り(「100%モジュラス」)における上記応力−引っ張り曲線の瞬間的傾き(「ヤング率」)として計算される。
本発明の眼科用デバイス材料から作製されるIOLは、他の材料より高い耐グリスニング性である。グリスニングは、以下の試験に従って測定される。グリスニングの存在は、バイアルもしくは密封されたガラスチャンバにレンズもしくはディスクサンプルを配置すること、ならびに脱イオン水もしくは平衡化塩溶液を添加することによって測定される。次いで、上記バイアルもしくはガラスチャンバを、41℃に予め加熱したウォーターバスに入れる。サンプルを、最低16時間および好ましくは、24±2時間にわたって上記バス中に保持すべきである。次いで、上記バイアルもしくはガラスチャンバを、35℃に予め加熱したウォーターバスに直ぐに入れ、最低30分間および好ましくは、30〜60分間にわたって、35℃に平衡化する。上記サンプルを、種々のon angle or off angle照明で視覚的に検査して、35℃においてしばらく透明性について評価する。グリスニングの可視化は、50〜200×の倍率を使用して、光学顕微鏡で35℃において行われる。サンプルは、65重量% PEA、30重量% PEMA、3.2重量% BDDA、および1.8重量% OMTPに基づくコントロールサンプルにおいて認められるのと同程度の、50〜200×倍率において、約50〜100%のグリスニングがあれば、多くのグリスニングを有すると判断される。同様に、コントロールサンプルにおいて認められる量と比較して約10%以上のグリスニングがあれば、サンプルは、いくらかのグリスニングを有すると判断される。サンプルは、コントロールサンプルと比較して約1%以上のグリスニングがあれば、ごくわずかなグリスニングを有すると判断される。サンプルは、接眼レンズにおいて検出されるグリスニングの数がゼロであれば、グリスニングがないと判断される。サンプルは、接眼レンズにおいて検出されるグリスニングの数が約2/mm未満であれば、実質的にグリスニングがないと判断される。グリスニングを、特に、より多くの欠陥および破片が形成される表面および縁部において検出することは、しばしば非常に困難であるので、上記サンプルを、上記レンズの体積全体にわたって走査(raster)し、グリスニングの存在を検出しようとして、倍率レベル(50〜200×)、上記開口しぼり(aperture iris diaphragm)、および視野条件(明視野および暗視野両方の条件を使用する)を変動させる。
本発明のコポリマーは、好ましくは、0.5〜3重量%の平衡水含有量(EWC)を有する。EWCを、脱イオン水を満たした20mlシンチレーションバイアル中に1個の矩形の0.9×10×20mm平板を入れ、その後、35℃のウォーターバス中で最低20時間、および好ましくは、48±8時間加熱することによって測定される。上記平板を、レンズペーパーで吸い取り(blotted dry)、その%水含有量を、以下のように計算する:
本発明のデバイス材料から構築されるIOLは、2mm切開を通って適合し得る小さな断面積へと伸展もしくは圧縮され得る任意の設計のものであり得る。例えば、上記IOLは、1部品もしくは複数部品設計として知られるものであり得、光学要素およびハプティク要素を含み得る。上記光学部品は、上記レンズおよびハプティク(haptics)として働く部分が、上記光学部品に結合されるものであり、眼におけるその適切な位置にその光学部品を保持するアームのようなものである。上記光学部品およびハプティクは、同じ材料もしくは異なる材料のものであり得る。複数部品のレンズは、上記光学部品およびハプティクが別個に作製され、次いで、上記ハプティクが光学部品に取り付けられるので、そのようにいわれている。単一部品のレンズにおいて、上記光学部品およびハプティクは、一部品の材料から形成される。上記材料に依存して、次いで、上記ハプティクは、上記材料から切断され、旋盤加工されて、上記IOLを生成する。
IOLに加えて、本発明の材料はまた、他の眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイス(例えば、コンタクトレンズ、人工角膜、角膜インレーもしくは角膜リング、耳科用換気チューブおよび鼻用インプラントとしての使用に適している。
本発明は、以下の実施例によってさらに例示され、以下の実施例は、例示であって限定ではないことが意図される。
以下の略語が、実施例全体を通じて使用され、以下の意味を有する。
PEA 2−フェニルエチルアクリレート
PEMA 2−フェニルエチルメタクリレート
BzMA ベンジルメタクリレート
BDDA 1,4−ブタンジオールジアクリレート
IEMA 2−イソシアナトエチルメタクリレート
THF テトラヒドロフラン
AIBN アゾビスイソブチロニトリル
OMTP 2−(2H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−(2−メチルアリル)フェノール
TMI 3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート
MEHQ メチルヒドロキノンもしくは4−メトキシフェノール
TergNP4−MA TergitolTM NP−4界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TergNP6−MA TergitolTM NP−6界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TergNP9−MA TergitolTM NP−9界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TergNP11−MA TergitolTM NP−11界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TergNP15−MA TergitolTM NP−15界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TergNP40−MA TergitolTM NP−40界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物
TergNP4−TMI TergitolTM NP−4界面活性剤の反応付加物およびTMI
TergNP6−TMI TergitolTM NP−6界面活性剤の反応付加物およびTMI
TergNP9−TMI TergitolTM NP−9界面活性剤の反応付加物およびTMI
TergNP11−TMI TergitolTM NP−11界面活性剤の反応付加物およびTMI
TergNP15−TMI TergitolTM NP−15界面活性剤の反応付加物およびTMI
TritX15−MA TritonTM X−15界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TritX35−MA TritonTM X−35界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TritX114−MA TritonTM X−114界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
TritX102−MA TritonTM X−102 界面活性剤の反応付加物およびメタクリル性無水物もしくはメタクリロイルクロリドもしくはIEMA
(実施例1)
TritonX15−MA。51.2g(当量=291に基づいて176mmol)のTritonTM X−15(Dow/Union Carbide)および20mg MEHQ(Aldrich,Milwaukee,WI)を、マグネチックスターラーおよび窒素入り口を装備した1リットルの丸底フラスコの中で、300ml 無水THF(Aldrich)中に溶解した。27.6g(178mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)および20mg オクタン酸スズ(Aldrich)を添加し、上記反応混合物を、60℃まで20時間にわたって加熱した。上記溶媒を、ロータリーエバポレーションを介して除去し、得られた液体を、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例2)
TritX35−MA。53.6g(当量=317に基づいて169mmol)のTritonTM X−35(Dow/Union Carbide)および20mg MEHQ(Aldrich,Milwaukee,WI)および24.3g(157mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例3)
TritX102−MA。49.5g(当量=740に基づいて66.9mmol)のTritonTM X−102(Dow/Union Carbide)および11.3g(72.8mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例4)
TritX114−MA。51.5g(当量=535に基づいて96.3mmol)のTritonTM X−114(Dow/Union Carbide)および17.1g(110.2)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例5)
TergNP4−MA。49.7g(当量=424に基づいて117mmol)のTergitolTM NP−4(Dow/Union Carbide)および19.4g(125mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例6)
TergNP11−MA。51.2g(当量=725に基づいて70.6mmol)のTergitolTM NP−11(Dow/Union Carbide)および16.1g(104mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例7)
TergNP15−MA。50.9g(当量=926に基づいて55.0mmol)のTergitolTM NP−15(Dow/Union Carbide)および9.72g(62.6mmol)の2−イソシアナトエチルメタクリレート(IEMA)(Aldrich)を使用して、実施例1におけるように上記反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で40時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例8)
TergNP40−MA。76.7g(当量=1983に基づいて38.7mmol)のTergitol NP−40(Dow/Union Carbide)を、176g 無水ピリジン中に溶解した。20mg MEHQおよび50mg ジブチルスズジラウレート(Aldrich)を添加し、続いて、12.4g メタクリル性無水物(Alfa Aesar,94%)を添加した。上記反応混合物を、50℃で20時間にわたって加熱し、その固体を、冷ジエチルエーテル中に3回沈澱させることによって単離して、56g(71%)の白色固体を得、これを、真空(約0.1mmHg)下で72時間にわたって乾燥させた。
(実施例9)
TergNP4−TMI。5.11g(12.1mmol)のTergitolTM NP−4および10mg MEHQ(Aldrich,Milwaukee,WI)を、マグネチックスターラーおよび窒素入り口を備えた250ml丸底フラスコにおいて、100ml 無水THF(Aldrich)中に溶解した。2.54g(12.6mmol)の3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート(TMI)(Aldrich)および10mg ジブチルスズジラウレート(Aldrich)を添加し、上記反応混合物を、60℃へと20時間にわたって窒素ブランケット下で加熱した。上記溶媒を、ロータリーエバポレーションを介して除去し、得られた液体を真空(約0.1mmHg)下で20時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例10)
TergNP6−TMI。5.00g(9.84mmol)のTergitolTM NP−6および2.28g(1.14mmol)のTMIを使用して、実施例9におけるように反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で20時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例11)
TergNP9−TMI。5.16g(7.84mmol)のTergitolTM NP−9および1.70g(8.29mmol)のTMIを使用して、実施例9におけるように反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で20時間にわたってさらに乾燥させた。
(実施例12)
TergNP15−TMI。4.56g(4.92mmol)のTergitolTM NP−15および1.00g(4.98mmol)のTMIを使用して、実施例9におけるように反応を行ったところ、液体を生じ、これを、真空(約0.1mmHg)下で20時間にわたってさらに乾燥させた。
上記出発アルキルフェノールエトキシレートアルコールの屈折率値および分子量を、表1に示されるような反応性基で官能化する前に測定した。屈折率値を、35℃で測定した。GPC数平均分子量を、ポリスチレン標準に対してTHF中で測定した。数平均分子量値をまた、溶媒としてCDClを使用して、Bruker 400 MHz NMR分光計を使用して概算した。当量を、改変ヒドロキシル数(OH数)試験法を使用して決定し、上記試験法において、2〜3gのアルキルフェノールエトキシレートをピリジン中の酢酸無水物で処理して、上記アルキルフェノールエトキシレートアセテートおよび酢酸の混合物を得た。次いで、上記混合物を、1.0N 水酸化カリウムの溶液で、塩基性エンドポイントまでフェノールフタレイン指示薬を使用して滴定した。酢酸無水物およびピリジンを含むブランクをまた滴定し、上記サンプルおよびブランクの当量点を使用して、そのヒドロキシル数(OH数=mg KOH/g サンプル)および対応する当量を、以下の式を使用して計算した:当量=56,100/OH数。
(実施例13:レンズ材料)
表2〜4に列挙される反応成分を、AIBNを除いて、少なくとも30分間にわたって23℃において攪拌もしくは振盪しながら、全ての成分が溶解するまで一緒に混合した。上記AIBNを、その後添加し、上記反応混合物を、上記開始剤が溶解するまで少なくとも5分間にわたって攪拌した。上記反応性成分を、g単位で報告する。
上記反応性成分を、約15分間にわたってNを使用してパージし、低湿度Nパージしたグローブボックスの中に入れた。
上記反応性成分を、1×10×20mmの矩形ウェルを含む清浄なポリプロピレン半型の上にシリンジもしくはピペットで移し、次いで、その補完的な平坦なポリプロピレン半型で覆った。上記半型を、バインダークリップを使用して加圧し、上記混合物を、Yamato DKN400定温オーブンを使用して、70℃において16時間にわたって硬化させた。上記型を室温へと冷却した。上記の上側の半型を外し、上記矩形ポリマー平板を、上記ウェルからピンセットで外し、38×8mm Histo Plas組織処理カプセル(Bio Plas Inc.,San Rafael,CA)の中に個々に入れた。上記平板を、アセトン中で少なくとも16時間にわたって抽出し、次いで、周囲温度において20時間にわたって風乾し、続いて、周囲温度において20時間にわたって高真空(約0.1mmHg)で、および70℃において20時間にわたって高真空で乾燥させた。
上記%抽出可能物を、以下のように計算した:
上記平衡水含有量(EWC)を、1つの平板を、脱イオン水を満たした20ml シンチレーションバイアル中に入れ、その後、35℃のウォーターバス中に少なくとも20時間にわたって加熱することによって測定した。上記平板を、レンズペーパーで吸い取り、上記%水含有量を、以下のように計算した:
水和サンプルの屈折率値を、35℃においてBausch & Lomb屈折計(カタログ番号33.46.10)を使用して測定した。
グリスニング形成の程度を、41℃〜35℃の温度変化(DT)試験を行うことによって評価した。簡潔には、サンプルを、最初に、脱イオン水を含む20ml シンチレーションバイアル中に入れ、41℃において少なくとも20時間にわたって加熱した。サンプルの断面全体(約200mm)を、10×対物レンズを装備したOlympus BX60顕微鏡を使用して、周囲温度へ冷却して約30〜60分後に、グリスニング形成について試験した。グリスニングの数を、上記スラブに沿って3つの異なる点において(代表的には、中央、ならびに左側縁部から約2mm、5mm、および7mmにおいて)視覚的に数えた。上記サンプルをまた、上記DT試験の後に混濁について視覚的に検査した。
屈折率(R.I.)、%抽出可能物、混濁の出現、およびグリスニングの結果を、表5に示す。
実施例13A〜13Pの結果は、上記反応混合物成分およびそれらの量が変動し得ることを示す。全ての材料は透明であり、水と接触する前に低い混濁を示した。実施例13B〜13Dは、41℃の脱イオン水で平衡化し、続いて35℃で冷却した後、顕著な混濁を示した。
上記屈折率値は、概して高く、全ての実施例について1.54〜1.55の間であった。
35℃の上記平衡水含有量(EWC)は、実施例13A〜13Nについては1.0%未満であり、これは、1〜15個のエチレンオキシド反復単位を伴う官能化アルキルフェノールエトキシレートを含んだ。1.5%のEWC値を、実施例13Oおよび13Pについて観察し、これは、平均40個のエチレンオキシド反復単位を有する官能化アルキルフェノールエトキシレートを含んだ。
一般に、より少ないグリスニングを、高分子量アルキルフェノールエトキシレートを使用した場合に観察した。選択したノニルフェノールエトキシレートの上記エチレンオキシド含有量は、表6に示される。さらに、最大20重量%までの低分子量官能化アルキルフェノールエトキシレートの増大した負荷はまた、グリスニング形成を軽減もしくは完全に除去した。
実施例13Oおよび13Pの材料は、研究条件下でゼロのグリスニングを示し、それらの引っ張り特性を決定するために分析した。その結果を、以下の表7に示す。
本発明は、特定の好ましい実施形態を参照することによって記載されてきた;しかし、本発明は、他の特定の形態もしくはそのバリエーションにおいて、その特別のもしくは本質的な特性から逸脱することなく具現化され得ることが理解されるべきである。従って、上記の実施形態は、全ての点に関して例示であって限定ではないと考えられ、本発明の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。

Claims (15)

  1. 眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のポリマーデバイス材料であって、該材料は、
    a)75〜97%(w/w)の、式[1]:
    のモノ官能性のアクリレートモノマーもしくはメタクリレートモノマーであって、ここで
    Bは、O(CH、NH(CH、もしくはNCH(CHであり;
    は、H、CH、CHCH、もしくはCHOHであり;
    nは、0〜12であり;
    Aは、CもしくはO(CHであって、ここで該C基は、−(CHH、−O(CHH、−CH(CH、−C、−OC、−CH、F、Cl、Br、もしくはIで必要に応じて置換されており;そして
    mは0〜22である、
    モノ官能性のアクリレートモノマーもしくはメタクリレートモノマー;
    b)式[2]:
    の、二官能性のアクリレート架橋モノマーもしくはメタクリレート架橋モノマーであって、ここで
    、Rは、独立して、H、CH、CHCH、もしくはCHOHであり;
    W、W’は、独立して、O(CH、NH(CH、NCH(CH、O(CH、O(CHCHO)CH、O(CHCHCHO)CH、O(CHCHCHCHO)CHであるか、もしくは存在せず;
    Jは、(CH、O(CHCHO)b、Oであるか、もしくは存在しないが、ただしWおよびW’が存在しない場合、Jは存在しないことはなく;
    dは0〜12であり;
    aは1〜12であり;そして
    bは1〜24である、
    二官能性のアクリレート架橋モノマーもしくはメタクリレート架橋モノマー;
    ならびに
    c)1〜20%(w/w)の、式[3]:
    のアルキルフェノールエトキシレートモノマーであって、ここで:
    Tは、C17もしくはC19であり;
    eは1〜100であり;
    Yは、
    であり;
    は、H、CH、CHCH、CHOHであり;そして
    は、
    である、
    アルキルフェノールエトキシレートモノマー
    を含む、材料。
  2. BはO(CHであり;
    は、HもしくはCHであり;
    nは1〜4であり;そして
    AはCである、
    請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  3. 、Rは、独立して、HもしくはCHであり;
    W、W’は、独立して、O(CH、O(CHであるか、もしくは存在せず;
    Jは、O(CHCHO)であるかもしくは存在しないが、ただしWおよびW’が存在しない場合、Jは存在しないことはなく;
    dは0〜6であり;そして
    bは1〜10である、
    請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  4. Tは、C17もしくはC19であり;
    eは8〜50であり;
    Yは、
    であり、そして
    は、HもしくはCHである、
    請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  5. Tは、2,4,4−トリメチルペンタン−2−イルアルキルもしくは3−エチル−4−メチルヘキサン−2−イルアルキルであり;
    eは15〜40であり;
    Yは、
    であり;そして
    は、HもしくはCHである、
    請求項4に記載のポリマーデバイス材料。
  6. 前記式[1]のモノマーは、ベンジルメタクリレート;2−フェニルエチルメタクリレート;3−フェニルプロピルメタクリレート;4−フェニルブチルメタクリレート;5−フェニルペンチルメタクリレート;2−フェノキシエチルメタクリレート;2−(2−フェノキシエトキシ)エチルメタクリレート;2−ベンジルオキシエチルメタクリレート;2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)エチルメタクリレート;3−ベンジルオキシプロピルメタクリレート;ベンジルアクリレート;2−フェニルエチルアクリレート;3−フェニルプロピルアクリレート;4−フェニルブチルアクリレート;5−フェニルペンチルアクリレート;2−フェノキシエチルアクリレート;2−(2−フェノキシエトキシ)エチルアクリレート;2−ベンジルオキシエチルアクリレート;2−(2−(ベンジルオキシ)エトキシ)エチルアクリレート;および3−ベンジルオキシプロピルアクリレートからなる群より選択される、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  7. 前記式[2]のモノマーは、エチレングリコールジメタクリレート;ジエチレングリコールジメタクリレート;トリエチレングリコールジメタクリレート;1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート;1,4−ブタンジオールジメタクリレート;1,4−ベンゼンジメタノールジメタクリレート;エチレングリコールジアクリレート;ジエチレングリコールジアクリレート;トリエチレングリコールジアクリレート;1,6−ヘキサンジオールジアクリレート;1,4−ブタンジオールジアクリレート;および1,4−ベンゼンジメタノールジアクリレートからなる群より選択される、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  8. 前記モノマー[1]の量は、80〜95%(w/w)である、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  9. 前記モノマー[2]の量は、0.5〜3%(w/w)である、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  10. 前記モノマー[3]の量は、1〜15%(w/w)である、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  11. 前記モノマー[3]の量は、1〜10%(w/w)である、請求項10に記載のポリマーデバイス材料。
  12. 重合可能なUV吸収剤および重合可能な着色剤からなる群より選択される成分をさらに含む、請求項1に記載のポリマーデバイス材料。
  13. 0.1〜5%(w/w)の重合可能なUV吸収剤および0.01〜0.5%(w/w)の重合可能な着色剤を含む、請求項12に記載のポリマーデバイス材料。
  14. 請求項1に記載のデバイス材料を含む眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイスであって、ここで該眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイスは、眼内レンズ;コンタクトレンズ;人工角膜;角膜インレーもしくは角膜リング;耳科用換気チューブ;および鼻用インプラントからなる群より選択される、デバイス。
  15. 前記眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイスは、眼内レンズである、請求項14に記載の眼科用もしくは耳鼻咽喉科用のデバイス。
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