JP2011501513A - 改良型ダイポールアンテナを有するrfidタグ - Google Patents
改良型ダイポールアンテナを有するrfidタグ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011501513A JP2011501513A JP2010528942A JP2010528942A JP2011501513A JP 2011501513 A JP2011501513 A JP 2011501513A JP 2010528942 A JP2010528942 A JP 2010528942A JP 2010528942 A JP2010528942 A JP 2010528942A JP 2011501513 A JP2011501513 A JP 2011501513A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dipole antenna
- segment
- rfid tag
- dipole
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/2208—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems
- H01Q1/2225—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems used in active tags, i.e. provided with its own power source or in passive tags, i.e. deriving power from RF signal
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
- H01Q1/38—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/16—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
- H01Q9/20—Two collinear substantially straight active elements; Substantially straight single active elements
- H01Q9/24—Shunt feed arrangements to single active elements, e.g. for delta matching
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/16—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole
- H01Q9/26—Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole with folded element or elements, the folded parts being spaced apart a small fraction of operating wavelength
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
本願は、タグが、通常は人目に付かず、かつ人の手又は体の他の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないように設計される、RFIDタグを記載する。具体的には、前記RFIDタグは、幾何学中心線上又は近くの背で本を保持する人の手を越えて延在する一方、余所目には目立たない本の上又は中の位置にタグを配置することを可能にする、長く細い外観を有するように設計される。前記RFIDタグは、ダイポールセグメントと、前記ダイポールセグメントに接続されるループセグメントと、を含む。前記改良型ダイポールアンテナの前記ループセグメントは、従来のダイポールアンテナより大きな信号強度を有するアンテナを提供する。更に、前記導電性ループセグメントは、前記改良型ダイポールアンテナが前記RFIDタグの集積回路(IC)チップのインピーダンスと整合することを可能にする、改善されたインピーダンス整合能力も提供する。
【選択図】図4
【選択図】図4
Description
本開示は、物品管理のための無線周波数識別(RFID)システムに関し、より具体的には、RFIDタグに関する。
無線周波数識別(RFID)技術は、輸送、製造、廃棄物管理、郵便物の追跡、航空機での手荷物照合及び有料道路の通行料金管理を含む、実質的に全ての産業において、幅広く使用されるようになった。RFIDシステムは、多くの場合、図書館又は小売店等の保護領域からの物品の無許可の持ち去りを防止するために使用される。
RFIDシステムは、多くの場合、保護される物品に取り付けられたRFIDタグを検出するための、保護領域の出口付近に配置される問い合わせゾーン又は通路を含む。それぞれのタグは、通常、それが取り付けられる物品を一意的に識別する情報を含む。物品は、本、製造アイテム、車両、動物若しくは個人、又は実質的にいかなる他の有形の物品であってもよい。また、特定の用途に必要とされる追加データが物品に提供され得る。
タグを検出するために、RFリーダは、アンテナを通してRF信号を出力し、問い合わせ通路内に電磁場を作り出す。電磁場は、通路内のタグを作動させる。順に、タグが特徴的な応答を生成する。具体的には、いったん作動されると、タグは、所定のプロトコルを使用して通信し、RFIDリーダが通路内の1つ以上のタグから識別情報を受信できるようにする。通信が、物品の持ち去りが許可されていないことを示す場合、RFIDシステムは、警報アラームを鳴らす、出口ゲートに鍵をかける等の、何らかの適したセキュリティ措置を始動する。
本開示は、タグが、通常は人目に付かず、かつ人の手又は体の他の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないように設計される、RFIDタグを記載する。具体的に、RFIDタグは、幾何学中心線上又は近くの背で本を保持する人の手を越えて延在する一方、余所目には目立たない本の上又は中の位置にタグを設置することを可能にする、長くて細い外観を有するように設計される。本開示の技術に従い、UHF RFIDタグは、約10mm(約0.4インチ)未満の幅、及び約100mm(約4インチ)を超える長さであり得る。より好ましくは、本開示に従って設計されるUHF RFIDタグは、約7mm(約0.3インチ)未満の幅、及び約125mm〜140mm(約5〜5.5インチ)、更により好ましくは約130mm〜135mmの長さを有し得る。本方式では、本明細書に記載されるUHF RFIDタグの幅は、タグが余所目には目立たなくなる位置、例えば、本ののど又は背にタグを設置できるようにし、一方、UHF RFIDタグの長さは、人の手によって部分的に覆われている場合にさえ、タグが問い合わせられるようにする。
一実施形態では、無線周波数識別(RFID)タグのダイポールアンテナであって、第1の導電性配線から形成される直線ダイポールセグメントと、第2の導電性配線から形成され、直線ダイポールセグメントに電気的に接続されるループセグメントとを含む、ダイポールアンテナである。ダイポールアンテナの幅は、第1及び第2の導電性配線のうちの小さいほうの幅の4倍以下である。
別の実施形態では、無線周波数識別(RFID)タグは、改良型ダイポールアンテナと、改良型ダイポールアンテナに電気的に接続される集積回路とを含む。改良型ダイポールアンテナは、第1の導電性配線から形成される直線ダイポールセグメントと、第2の導電性配線から形成され、直線セグメントに電気的に接続される、ループセグメントとを含む。改良型ダイポールアンテナの幅は、約6ミリメートル(mm)未満であり、改良型ダイポールアンテナの長さは、約100mmを超える。
1つ以上の実施形態の詳細を、添付の図面及び以下の説明で明らかにする。実施形態の他の特長、目的及び利点は、説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
RFスペクトルの極超短波(UHF)帯域内、例えば、300MHz〜3GHzの間で動作するように構成されるRFIDシステムは、読み取り範囲及び速度の増加、より低いタグ費用、より小さなタグ寸法等を含む、幾つかの利点を提供し得る。しかしながら、UHF帯域の信号は、問い合わせ装置とRFIDタグとの間に位置する物体によって減衰される場合がある。具体的に、問い合わせ装置とRFIDタグとの間に位置する物体による減衰は、問い合わせに不十分な低下した信号強度をもたらし得る。例えば、人の手又は体の他の部分は、問い合わせ信号がRFIDタグに到達しないか又は不十分な強度でRFIDタグに到達するように、問い合わせ信号を遮断し得る。
従来のUHF RFIDタグ設計は、典型的に、2つのカテゴリのうちの1つに分類される。すなわち、2つのカテゴリとは、単純検査では不可能ではないにしても、見つけることが困難な小さな、人目に付かないタグ、及び容易に見つけることができる大きなタグである。従来の人目に付かないタグは、典型的に、長さが約100mm(約4インチ)未満、及び幅が少なくとも約13mm(約1/2インチ)である。かかる寸法は、従来のUHF RFIDタグを、例えば、人の手による遮断に特に影響を受けやすいものにする。本ののど(それぞれのページの1つの端部が、本の綴じに綴じられる、背の近くの部分)又は背に設置されるタグでは、本の背の上を覆う1つの手が、タグが問い合わせられないようにタグを遮断する場合がある。したがって、人は、問い合わせ信号が受信されるのを妨害するように、彼らの手でRFIDタグを気付かずに又は意図的に覆う場合があり、したがって保護領域から物品を無許可で持ち去ることを可能にする。一方、より大きな従来のRFIDタグは、問い合わせ信号から容易に遮断されない。しかしながら、より大きなRFIDタグは、見つけるのが容易である本の中又は上の位置に設置される。したがって、より大きな従来のRFIDタグは、それが取り付けられる物品から物理的に取り外されやすい。
本明細書に記載される技術に従って設計されるRFIDタグは、導電性ループセグメントに結合されるダイポールアンテナセグメントから形成される改良型ダイポールアンテナを含む。以下により詳細に記載されるように、改良型ダイポールアンテナの導電性ループセグメントは、従来のダイポールアンテナより大きな信号強度を有するアンテナを提供する。更に、また、導電性ループセグメントは、改良型ダイポールアンテナがRFIDタグの集積回路(IC)チップのインピーダンスと整合することを可能にする、改善されたインピーダンス整合能力も提供する。
本明細書に記載される技術に従って設計されるRFIDタグ及び改良型ダイポールアンテナは、人目に付かず、かつ人の手又は他の体の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないタグを提供する。具体的に、RFIDタグは、幾何学中心線上又はその近くの背で本を保持する人の手を越えて延在する一方、余所目には目立たない本の上又は中の位置にタグを設置することを可能にする、長くて細い外観を有する。本開示の技術に従って、UHF RFIDタグは、約10mm(約0.4インチ)未満の幅、及び約100mm(約4インチ)を超える長さであり得る。より好ましくは、本開示に従って設計されるUHF RFIDタグは、約7mm(約0.3インチ)未満、更により好ましくは約4mm(約0.15インチ)未満の幅を有し得る。UHF RFIDタグの長さは、より好ましくは約125mm〜140mm(約5〜5.5インチ)、更により好ましくは約130mm〜135mmである。本方式では、本明細書に記載されるUHF RFIDタグの幅は、タグが余所目には目立たなくなる位置、例えば、本ののど又は背にタグを設置できるようにし、一方、UHF RFIDタグの長さは、人の手によって部分的に覆われる場合さえ、タグが問い合わせられるようにする。
図1は、複数個の物品を管理するための無線周波数識別(RFID)システム2を図示する、ブロック図である。図1に図示される実施例では、RFIDシステム2は、保護領域4内の複数個の物品を管理する。本明細書の趣旨に沿って、保護領域は、図書館であると仮定され、物品は、貸出手続きされる本又は他の物品であると仮定される。システムは、施設から物品を無許可で持ち去ることを防止するために、返却手続きされたRFIDタグを検出することに関して記載されるが、本開示の技術は、この点に限定されないことを理解されたい。例えば、また、RFIDシステム2は、本開示の範囲を逸脱することなく、他の種類の状態又は形式の情報を判断するために使用することもできる。更に、本明細書に記載される技術は、RFIDシステム2が使用される特定の用途に依存しない。RFIDシステム2は、多数の他の種類の保護される環境内の物品を管理するために使用され得る。RFIDシステム2は、例えば、企業、法律事務所、政府機関、病院、銀行、小売店、又は他の施設から物品を無許可で持ち去るのを防止するために、又はそれらの内部の物品を単に追跡するために使用され得る。
本6等の、保護領域4内の物品のそれぞれは、それぞれの物品に付着されたRFIDタグ(図1に図示されず)を含み得る。RFIDタグは、感圧性接着剤、テープ、又はいずれかの他の好適な取り付け手段を用いて物品に取り付けられてもよい。RFIDタグをそれぞれの物品上に設置することによって、RFIDシステム2は、無線周波数(RF)信号を介して、物品の説明をそれぞれのRFIDタグと関連付けることができるようになる。例えば、RFIDタグを物品上に設置することによって、RFIDシステム2の1つ以上の問い合わせ装置は、物品に関連する説明又は他の情報を関連付けることができるようになる。図1の実施例では、RFIDシステム2の問い合わせ装置は、手持ち式RFIDリーダ8、デスクトップリーダ10、棚リーダ12及び出口制御システム14を含む。手持ち式RFIDリーダ8、デスクトップリーダ10、棚リーダ12及び出口制御システム14(本明細書において、集合的に「問い合わせ装置」と称される)は、RF問い合わせ信号を生成し、アンテナを介してそれぞれのタグに送信することによって、物品に取り付けられたRFIDタグの1つ以上に問い合わせ得る。
RFIDタグは、RFIDタグ内に置かれる、ないしは別の方法で結合されるアンテナを介して、問い合わせ装置のうちの1つから問い合わせ信号を受信する。問い合わせ信号の場の強度が読み取り閾値を超える場合、RFIDタグは、電圧が加えられ、RF応答信号放射することによって応答する。つまり、RFIDタグのアンテナは、タグが、アンテナに結合されるICチップに電力を供給するのに十分なエネルギーを吸収できるようにする。典型的に、問い合わせ信号に含まれる1つ以上の命令に応答して、ICチップは、それぞれの問い合わせ装置によって検出される応答信号を出力するようにRFIDタグのアンテナを駆動する。応答信号は、RFIDタグ及びその関連物品に関する情報を含み得る。本方式では、問い合わせ装置は、RFIDタグに問い合わせをして、物品の説明、物品の状態、物品の位置等の物品に関連する情報を取得する。
デスクトップリーダ10は、例えば、物品に問い合わせて循環情報を回収するために、コンピュータ装置18に結合されてもよい。ユーザー(例えば、図書館員)は、物品、例えば本6を、顧客への本6の貸出手続きをするため、又は顧客からの本6の返却手続きをするために、デスクトップリーダ10上又はその近くに置いてもよい。デスクトップリーダ10は、本6のRFIDタグに問い合わせ、本6のRFIDタグからの応答信号によって受信される情報をコンピュータ装置18に提供する。情報は、例えば、本6の識別(例えば、題名、著者、又は本のID番号)、本6が返却手続き又は貸出手続きされた日付、及び本が貸出手続きされた顧客の名前を含み得る。場合によっては、顧客は、顧客が貸出手続きする物品と同時に、その前に、又はそれに続いてスキャンされる、顧客に関連付けられたRFIDタグ(例えば、バッジ又はカード)を有してもよい。
別の実施例として、図書館員は、図書館内の遠隔位置、例えば、棚上の物品に問い合わせて物品に関連する位置情報を取得するために、手持ち式リーダ8を使用してもよい。具体的に、図書館員は、棚上にある本を決定するために、図書館を歩き回り、手持ち式リーダ8を用いて、棚上の本に問い合わせてもよい。また、棚は、特定の本がどの棚上にあるかを示すために問い合わせられ得る、RFIDタグを含んでもよい。場合によっては、手持ち式リーダ8は、循環情報を回収するために使用され得る。換言すれば、図書館員は、顧客から本を返却手続きするため、及び顧客に本を貸出手続きするために、手持ち式リーダ8を使用してもよい。
また、棚リーダ12は、棚上に位置する本に問い合わせ、位置情報を生成し得る。具体的に、棚リーダ12は、棚上に位置する本を同定するために、棚リーダ12の棚上の本に問い合わせる、棚の底又は棚の側面に沿ったアンテナを含み得る。棚リーダ12上の本の問い合わせは、例えば、毎週、毎日又は毎時間実施され得る。
問い合わせ装置は、物品管理システム16に問い合わせることによって回収される情報を通信するために、物品管理システム16とインターフェースをとり得る。本方式では、物品管理システム16は、施設内のそれぞれの物品の情報の集中型データベースとして機能する。問い合わせ装置は、有線インターフェース、無線インターフェースのうちの1つ以上を介して、又は1つ以上の有線又は無線ネットワーク上で、物品管理システム16とインターフェースをとり得る。一実施例として、コンピュータ装置18及び/又は棚リーダ12は、有線若しくは無線ネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN))を介して、物品管理システム16とインターフェースをとってもよい。別の実施例として、手持ち式リーダ8は、有線インターフェース、例えば、USBケーブルを介して、又は赤外線(IR)インターフェース若しくはブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)インターフェース等の無線インターフェースを介して、物品管理システム16とインターフェースをとってもよい。
また、物品管理システム14は、図書館員又は顧客等のユーザーに、物品に関するデータにアクセスする能力を提供するために、様々な位置で1つ以上のコンピュータ装置にネットワーク接続ないしは別の方法で結合されてもよい。例えば、ユーザーは、本等の特定の物品の位置及び状態を要求し得る。物品管理システム14は、データベースから物品情報を取り出し、物品が位置した最後の位置、又は物品が貸出手続きされているかどうかに関する状態情報をユーザーに報告し得る。本方式では、RFIDシステム2は、保護領域4内の物品のカタログ及び循環情報を回収するために使用され得る。
幾つかの実施形態では、出口制御システム14等の問い合わせ装置は、情報を回収するためではなく、代わりに保護領域4からの物品の無許可の持ち去りを検出するために、RFIDタグに問い合わせ得る。出口制御システム14は、保護領域4の出口付近に位置する問い合わせゾーン又は通路を画定する、格子19A及び19B(集合的に、「格子19」)を含んでもよい。格子19は、RFIDタグが取り付けられた物品の持ち去りが許可されているかどうかを判断するために、RFIDタグが通路を通過する際にそれらに問い合わせるための1つ以上のアンテナを含む。物品の持ち去りが許可されていない、例えば、本が適切に貸出手続きされていない場合、出口制御システム14は、警報アラームを鳴らす、出口ゲートに鍵をかける等の適したセキュリティ措置を始動する。
RFIDシステム2は、RFスペクトルの極超短波(UHF)帯域内、例えば、300MHz〜3GHzで動作するように構成されてもよい。一例示的な実施形態では、RFIDシステム2は、約902MHz〜928MHzのUHF帯域内で動作するように構成され得る。しかしながら、RFIDシステム2は、約868MHz(すなわち、欧州のUHF帯域)又は955MHz(すなわち、日本のUHF帯域)等のUHF帯域の他の部分内で動作するように構成されてもよい。RFスペクトルのUHF帯域内で動作することによって、読み取り範囲及び速度の増加、より低いタグ費用、より小さなタグ寸法等を含む、幾つかの利点が提供され得る。しかしながら、UHF帯域の信号は、問い合わせ装置とRFIDタグとの間に位置する物体によって減衰される場合がある。特に、問い合わせ装置とRFIDタグとの間に位置する物体による減衰は、問い合わせるために十分ではない、低下した信号強度をもたらし得る。例えば、人の手又は他の体の部分は、問い合わせ信号がRFIDタグに到達しない、又はRFIDタグに不十分な強度で到達するように、問い合わせ信号を遮断し得る。
従来のUHF RFIDタグ設計は、典型的に2つのカテゴリのうちの1つに分類される。すなわち、2つのカテゴリとは、単純検査では不可能ではないにしても、見つけることが困難な小さな、人目に付かないタグ、及び容易に見つけることができる大きなタグである。従来の人目に付かないタグは、典型的に、長さが約100mm(約4インチ)未満、及び幅が少なくとも約13mm(約1/2インチ)である。かかる寸法は、従来のUHF RFIDタグを、例えば、人の手による遮断に特に影響を受けやすいものにする。本ののど(それぞれのページの1つの端部が、本の綴じに綴じられる、背の近くの部分)又は背に設置されるタグでは、本の背の上を覆う1つの手が、タグが問い合わせられないように、タグを遮断する場合がある。したがって、人は、問い合わせ信号が受信されるのを妨害するように、彼らの手でRFIDタグを気付かずに、又は意図的に覆う場合があり、したがって保護領域4から物品を無許可で持ち去ることを可能にする。一方、より大きな従来のRFIDタグは、問い合わせ信号から容易に遮断されない。しかしながら、より大きなRFIDタグは、見つけるのが容易な本の中又は上の位置に設置される。したがって、より大きな従来のRFIDタグは、それが取り付けられた物品から物理的に取り外されやすい。
本明細書に記載される技術に従って設計されるRFIDタグは、人目に付かず、かつ人の手又は他の体の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないタグを提供する。具体的に、RFIDタグは、幾何学中心線上又はその近くの背で本を保持する人の手を越えて延在する一方、余所目には目立たない本の上又は中の位置にタグを設置することを可能にする、長くて細い外観を有する。本開示の技術に従って、UHF RFIDタグは、約10mm(約0.4インチ)未満の幅、及び約100mm(約4インチ)を超える長さであってもよい。より好ましくは、本開示に従って設計されるUHF RFIDタグは、約7mm(約0.3インチ)未満、更により好ましくは約4mm(約0.15インチ)未満の幅を有し得る。UHF RFIDタグの長さは、より好ましくは約125mm〜140mm(約5〜5.5インチ)、更により好ましくは約130mm〜135mmである。本方式では、本明細書に記載されるUHF RFIDタグの幅は、タグが余所目には目立たなくなる位置、例えば、本ののど又は背にタグを配置できるようにし、一方、UHF RFIDタグの長さは、人の手によって部分的に覆われた場合でさえ、タグが問い合わせられるようにする。
図2A及び図2Bは、物品に取り付けられたRFIDタグ20を図示する、概略図である。図2A及び図2Bの実施例では、物品は本6である。本6は、カバー22、背24及び複数個のページ26を含む。カバー22は、ハードカバー又はソフトカバーであり得る。背24は、典型的に、カバー22と同種の材料で構成される。図2に図示される実施例では、RFIDタグ20は、本6内の背24の内側部分上に設置される。RFIDタグ20は、感圧性接着剤、テープ、又はいずれかの他の好適な取り付け手段を用いて、背24の内側部分に取り付けられてもよい。例えば、RFIDタグ20は、片側又は両側上に、背24に取り付けられ得る接着層を含み得る。RFIDタグ20は、本の製造中、又は製造後、例えば購入後に、背24の内側部分上に設置されてもよい。
RFIDタグ20は、タグを、人目に付かず、かつ人の手又は他の体の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないようにする寸法を有する。RFIDタグ20は、ほとんどの本、更には比較的少ないページの本でさえ、背24の内側部分に沿ってRFIDタグ20を人目に付かないように配置させ得るようにする幅を有する。上述されるように、RFIDタグ20は、x方向に10mm未満(約0.4インチ未満)の幅、及びより好ましくは7mm未満の幅、並びに更により好ましくは約4mm未満の幅を有し得る。RFIDタグ20は、人の手が本6の背24の上を覆って配置される場合でさえ、RFIDタグ20に問い合わせることができるようにする、y方向の長さを有する。換言すれば、RFIDタグ20の長さは、RFIDタグ20のアンテナが、本6の幾何学中心線上又はその近くの背で本を保持する、平均サイズの人の手を越えて延在するように構成され、したがってRFIDタグ20への問い合わせ信号が遮断されるのを防止する。本方式では、RFIDタグ20は、適切に貸出手続きされない場合に出口制御システム14によって作動され得、したがって盗難抑止手段としての機能を果たす。上述されるように、RFIDタグ20は、100mm(約4インチ)を超える、及びより好ましくは125mm〜140mm(約5〜5.5インチ)、並びに更により好ましくは130mm〜135mmの長さを有し得る。
RFIDタグ20は、例えば本6のカタログ及び循環(貸出手続き及び返却手続き)情報、本6の位置情報、又は本6に関連する他の識別及び/若しくは状態情報を回収することを目的として、識別するための電子ラベルとして更に機能し得る。換言すれば、また、RFIDタグ20は、追加情報を回収するために、手持ち式リーダ8、デスクトップリーダ10及び棚リーダ12等の他の問い合わせリーダによっても問い合わせられ得る。図2A及び図2BのRFIDタグ20は、本6に取り付けられた状態で示されるが、RFIDタグ20は、雑誌、ファイル、ラップトップ、CD及びDVD等、図書館内に位置し得る他の物品に取り付けられてもよい。更に、RFIDタグ20は、企業、法律事務所、政府機関、病院、銀行、小売店、又は他の施設等の異なる施設からの他の物品の無許可の持ち去りを検出するために使用され得る。
図3A及び図3Bは、物品に取り付けられたRFIDタグ20を図示する、概略図である。図2A及び図2Bと同様に、図3A及び図3Bに図示される物品は、本6である。しかしながら、RFIDタグ20は、CD、DVD、衣類、絵画、ファイル、ラップトップ等の多数の異なる物品に取り付けられ得る。図3A及び図3Bの概略図は、図3A及び図3BのRFIDタグ20が、本6ののど30内に位置することを除き、図2A及び図2Bのものと実質的に同じである。のど30は、本6の複数個のページ26のそれぞれの1つの端部が、本6の綴じに綴じられる、本6の背24付近の領域である。RFIDタグ20は、本6の背24付近ののど30に設置される。RFIDタグ20は、例えば、2つのページ間ののど30の内側に設置され、のど30の下部でページの一方又は両方に取り付けられてもよい。上述されるように、RFIDタグ20は、感圧性接着剤、テープ又はいずれかの他の好適な取り付け手段によって、のど30内のページに取り付けられてもよい。例えば、RFIDタグ20は、片側又は両側上に、背24に取り付けられ得る接着層を含み得る。上述されるように、RFIDタグ20は、RFIDタグ20を、(1)人目に付かず、かつ(2)人の手又は他の体の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されないようにする寸法を有する。
図4は、改良型ダイポールアンテナ42を有する一例示的なUHF RFIDタグ40を図示する、概略図である。改良型ダイポールアンテナ42は、基板45上のICチップ44に接続されている。改良型ダイポールアンテナ42は、給電点46A及び46B(集合的に、「給電点46」)を介して、ICチップ44に電気的に接続されてもよい。一実施形態では、改良型ダイポールアンテナ42は、基板45の第1の側上に配置されてもよく、ICチップ44は、基板45の第2の側上に配置されてもよい。この場合、給電点46は、1つ以上のビアを又は基板45を通って延在するクロスオーバーを使用して、改良型ダイポールアンテナ42をICチップ44に電気的に接続し得る。別の実施形態では、改良型ダイポールアンテナ42の第1の部分は、基板45の第1の側上に配置されてもよく、改良型ダイポールアンテナ42の第2の部分は、ICチップ44と共に基板45の第2の側上に配置されてもよい。あるいは、改良型ダイポールアンテナ42及びICチップ44は、基板45の同一の側上に側上にされてもよい。
ICチップ44は、RFIDタグ40内に埋め込まれてもよく、又は表面実装デバイス(SMD)として実装されてもよい。ICチップ44は、RFIDタグ40内に固有識別及び他の望ましい情報を記憶するため、問い合わせハードウェアから受信される命令を解釈及び処理するため、問い合わせ装置による情報の要求に応答するため、並びに問い合わせに同時に応答する複数のタグから生じる衝突を解決するために、ファームウェア及び/又は回路を含んでもよい。所望により、ICチップ44は、単なる情報の読み取り(読み取り専用)とは対照的に、内部メモリに記憶された情報を更新するための命令(例えば、読み取り/書き込み命令)に応答してもよい。RFIDタグ40のICチップ44に使用するのに好適な集積回路には、数ある中でも特に、テキサス州ダラス(Dallas)にあるテキサスインストルメンツ(Texas Instruments)、オランダ国アイントホーフェン(Eindhoven)にあるフィリップスセミコンダクターズ(Philips Semiconductors)、及びスイス国ジュネーブ(Geneva)にあるSTマイクロエレクトロニクス(ST Microelectronics)から入手可能なものが挙げられる。
改良型ダイポールアンテナ42は、基板45上に置かれた導電性ループセグメント50に結合される、直線アンテナセグメント48を含む。換言すれば、改良型ダイポールアンテナは、ループセグメント50が追加された直線ダイポールアンテナと見なされ得る。直線セグメント48及びループセグメント50は、基板45上に置かれた導電性配線であってもよい。例えば、直線アンテナセグメント48は、第1の導電性配線から形成されてもよく、ループセグメント50は、第2の導電性配線で形成され、直線アンテナセグメント48を形成する第1の導電性配線に接続されてもよい。直線セグメント48及びループセグメント50は、化学蒸着、スパッタリング、エッチング、フォトリソグラフィ、マスキング等を含む様々な製作技術のいずれかを使用して、基板45上に置かれてもよい。
図4に図示されるループセグメント50は、長方形の形状に形成される。しかしながら、ループセグメント50は、異なる形状を呈してもよい。例えば、ループセグメント50は、半円、半楕円、三角形、台形、又は他の対称若しくは非対称の形状に形成されてもよい。更に、図4のループセグメント50は、1つの連続する導電性配線として図示されるが、ループセグメント50は、ループを形成する導電性配線中に不連続すなわち「切断」を有して形成されてもよい。不連続を有するループセグメントの導電性配線は、依然として、不連続のセグメント間の容量性結合により、連続する配線ループセグメントと同様に機能し得る。同じことが、直線セグメント48にも当てはまり得る。換言すれば、直線セグメント48は、直線セグメント48を形成する導電性配線中に1つ以上の不連続を含んでもよい。
図4に図示される実施例では、ループセグメント50は、直線セグメント48に対して対称に配置される。換言すれば、直線セグメント48は、ループセグメント50をy方向に越え等距離で延在する。しかしながら、他の実施形態では、ループセグメント50は、直線セグメント48に対して非対称に配置されてもよい。図4に図示される実施例では、ICチップ44は、ループセグメント50内で改良型ダイポールアンテナ42に電気的に接続する。以下に記載されるように、しかしながら、ICチップ44は、直線セグメント48内で改良型ダイポールアンテナ42に電気的に接続してもよい。
改良型ダイポールアンテナ42は、RFIDタグ40が物品上又は内に設置される際に、RFIDタグ40を容易に隠す(すなわち、人目に付かないようにする)ことができ、それにも関わらず人の手又は体の他の部分によって問い合わせ信号から容易に遮断されることがないように設計される。これらの特長を達成するために、改良型ダイポールアンテナ42は、長さLアンテナ及び幅Wアンテナによって示される、長くて細い外観を有するように設計される。改良型ダイポールアンテナ42の幅Wアンテナは、RFIDタグ40が人目に付かなくなるように設計され、一方、改良型ダイポールアンテナ42の長さLアンテナは、人の手又は体の他の部分によって覆われる場合にさえ、問い合わせ信号を受信するように設計される。一実施形態では、幅Wアンテナは、約6mm(約0.25インチ)未満、及びより好ましくは約4mm(約0.15インチ)であってもよい。別の実施形態では、改良型ダイポールアンテナ42の幅Wアンテナは、改良型ダイポールアンテナ42を形成する導電性配線の小さいほうの幅の約4倍以下である。図4に図示される例示の実施形態では、直線アンテナセグメント48及び導電性ループセグメント50を形成する導電性配線の幅は、1Xと等しくてもよく、ループセグメント50を形成する導電性配線の内側端部と直線セグメント48を形成する導電性配線の内側端部との間の間隔は、約1Xと等しくてもよく、式中、Xは、導電性配線幅と等しい。したがって、改良型ダイポールアンテナ42は、導電性配線の幅の約3倍である幅を有し得る。一実施形態では、改良型ダイポールアンテナ42を形成する導電性配線は、選択される製造プロセスの最小の配線幅、例えば、約1mmを有してもよい。改良型ダイポールアンテナ42のかかる細い幅は、物品上又は内でRFIDタグ40が隠れる、すなわち、人目に付かなくなるようにする。例えば、RFIDタグ40は、見る人からRFIDタグ40を隠すために、本ののど内に又は本の背の内側部分上に設置されてもよい。
上述されるように、改良型ダイポールアンテナ42の長さLアンテナは、人の手又は体の他の部分によって覆われる際にさえ、問い合わせ信号を受信するように設計される。長さLアンテナは、約100mm(約4インチ)を超える、及びより好ましくは約125mm〜140mm(約5〜5.5インチ)、並びに更により好ましくは約130mm〜135mm(5インチ強)であってもよい。これらの長さで、RFIDタグ40が本ののど内又は本の背の内側部分上に設置される場合、改良型ダイポールアンテナ42は、幾何学中心線52上又はその近くの背で本を保持する人の手を越えて延在する。更に、長さLアンテナは、改良型ダイポールアンテナ42が、ダイポール応答を自由空間又は周囲の誘電体と整合されるように、上述される範囲内で更に調整されてもよい。例えば、長さLアンテナは、例えば、RFIDタグ40が取り付けられる本の紙及び綴じ材料のダイポール応答を整合するように調整されてもよい。
また、ループセグメント50の多数の態様は、改良型ダイポールアンテナ42の動作を改善するために、修正されてもよい。例えば、長さLループは、改良型ダイポールアンテナ42の様々な態様に対する感度に影響を与えるように調整されてもよい。より長い長さLループは、改良型ダイポールアンテナの信号干渉に対する感度、誘電体材料(例えば、ページ及び他の綴じ材料)の存在によってもたらされる損失、及びダイポール長さの変化を増加し得る。あるいは、又は更に、ループセグメント50の形状も、改良型ダイポールアンテナ42の感度に影響を与えるように調整されてもよい。更に、また、不連続のループセグメント50又は直線セグメント48の形成も、改良型ダイポールアンテナ42の感度に影響を与え得る。
別の実施例として、直線ダイポールセグメント48に対するループセグメント50の配置は、改良型ダイポールアンテナ42の様々な態様の変化に対する感度に影響を与えるように調整されてもよい。図4に図示される実施例では、ループセグメント50は、直線セグメント48に対して対称に配置される。換言すれば、直線セグメント48は、ループセグメント50をy方向の正及び負の両方に越え等距離で延在する。しかしながら、他の実施形態では、ループセグメント50は、直線セグメント48に対して非対称に配置されてもよい。直線セグメント48に対して非対称に配置されるようにループセグメント50をオフセットすることによって、改良型ダイポールアンテナ42は、周囲媒質(すなわち、本の場合、ページ及び他の綴じ材料)の誘電率の厳密な値に対してそれ程敏感ではなくなる。更に、改良型ダイポールアンテナ42は、ダイポール長さの調整に対してそれ程敏感ではない。
電力伝達の増加を達成するために、改良型ダイポールアンテナ42のインピーダンスは、ICチップ44のインピーダンスと共役整合されてもよい。一般に、シリコンICチップは、低抵抗及び負のリアクタンスを有する。したがって、共役整合を達成するために、改良型ダイポールアンテナ42は、等価抵抗及び等しくかつ逆の正のリアクタンスを有するように設計され得る。以下により詳細に記載されるように、ループセグメント50を含む改良型ダイポールアンテナ42の設計は、インピーダンス整合能力が向上した改良型ダイポールアンテナ42を提供し得る。ループセグメント50は、改良型ダイポールアンテナ42に、アンテナ42のインピーダンスをICチップ44のインピーダンスに整合されるように調整され得る、多数の寸法を提供する。具体的には、様々なセグメントを形成するために使用される、寸法Lアンテナ及び導電性配線の幅(又は直線セグメントの導電性配線幅とループセグメントの導電性配線幅との間の比率)に加えて、寸法Wアンテナ及びLループは、アンテナ42のインピーダンスをICチップ44のインピーダンスに整合されるように調整されてもよい。アンテナ42のインピーダンスをICチップ44のインピーダンスに整合されることは、アンテナ42の「チューニング」と称される場合がある。幾つかの実施形態では、改良型ダイポールアンテナ42は、1つ以上のチューニングスタブ(図示せず)、チューニングコンデンサ(図示せず)、又はアンテナ42をチューニングするために使用され得る他の別個のチューニング素子を有し得る。
RFIDタグ40自体は、改良型ダイポールアンテナ42の寸法に従う、長くて細い外観を有するように設計される。したがって、RFIDタグ40の幅Wタグは、物品を人目に付かなくするように設計され、一方、RFIDタグ40の長さLタグは、改良型ダイポールアンテナ42が、人の手又は体の他の部分によって覆われる場合でさえ、問い合わせ信号を受信し得るように設計される。幅Wタグは、約10mm(約0.4インチ)未満、及びより好ましくは約7mm(約0.3インチ)未満であってもよい。場合によっては、RFIDタグ40は、改良型ダイポールアンテナ42の幅に削られてもよい。換言すれば、RFIDタグ40の幅(Wタグ)は、アンテナ42の幅(Wアンテナ)とほぼ等しくてもよい。長さLタグは、改良型ダイポールアンテナ42の長さに基づいて決定され得る。長さLタグは、改良型ダイポールアンテナ42の長さ、すなわち、Lアンテナより、例えば、2〜5mm長くてもよい。幾つかの実施形態では、Lタグは、Lアンテナとほぼ等しくてもよい。本方式では、RFIDタグ40の幅は、RFIDタグ40が余所目には目立たなくなる位置、例えば、本ののど(それぞれのページの1つの端部が、本の綴じに綴じられる、背の近くの部分)又は背にRFIDタグ40を設置できるようにし、一方、RFIDタグ40の長さは、改良型ダイポールアンテナが、人の手によって部分的に覆われる場合でさえ、問い合わせ信号を受信できるようにする。
RFIDタグ40に関して上述される寸法は、RFIDタグ40の約900MHz〜930MHzのUHF帯域内での動作のために最適化される。RFIDタグ40が、約868MHz(欧州のUHF帯域)又は955MHz(日本のUHF帯域)等のUHF帯域の別の帯域内での動作に最適化され得るように、これらの寸法の小さな修正が行われてもよい。例えば、改良型ダイポールアンテナ42の長さLアンテナは、動作周波数に反比例して修正されてもよい。欧州の868MHzのより低い中心周波数での動作では、ダイポールアンテナ長さLアンテナは、915/868倍に増加し得る。日本の955MHzのより高い中心周波数での動作では、アンテナ長さLアンテナは、915/955に減少され得る。
RFIDタグ40の高さ又は厚さは、RFIDタグ40が取り付けられる物品の表面から大幅に飛び出さないように選択され得る。RFIDタグ40が物品の表面から大幅に飛び出す場合、RFIDタグ40は、気付かれる場合があり、かつ損傷しやすく又は取り外されやすくなり得る。一実施例として、RFIDタグ40の高さは、約0.06mm〜0.59mmの範囲内であってもよい。一実施形態では、RFIDタグ40は、約0.275mmの厚さを有してもよい。他の高さが可能であることを理解されたい。
上述されるように、RFIDタグ40は、タグの物品(例えば、本)への取り付けに、1つ以上の接着層又は他の好適な取り付け手段を含み得る。一実施形態では、例えば、RFIDタグ40は、RFIDタグ40の上面又は下面のいずれかの上に接着層を含んでもよい。事実、場合によっては、RFIDタグ40は、タグ40の上面及び下面の両方の上に接着層を含み得る。しかしながら、接着層は、要求されない。これらの場合、RFIDタグ40は、接着層なく物品上又は内に設置され得る。例えば、RFIDタグ40は、本ののど内に設置され、のどのページとRFIDタグとの間の摩擦によってのどに保持されてもよい。
図5は、改良型ダイポールアンテナ62を有する別の例示的なRFIDタグ60を図示する、概略図である。改良型ダイポールアンテナ62は、改良型ダイポールアンテナ62のループセグメント50が、幾何学中心線52に対して対称に配置される代わりに、改良型ダイポールアンテナ62の幾何学中心線52に対して非対称に配置されることを除き、図4の改良型ダイポールアンテナ42と実質的に同じである。具体的に、改良型ダイポールアンテナ62の直線ダイポールセグメント48は、ループセグメント50をy方向に越え等距離で延在しない。代わりに、改良型ダイポールアンテナ62の直線ダイポールセグメント48は、y軸に沿って一方の方向にもう一方より遠くに延在する。上述されるように、ループセグメント50を直線セグメント48に対して非対称に配置されるようにオフセットすることによって、改良型ダイポールアンテナ62は、様々なパラメータに対して改良型ダイポールアンテナ42よりも感度が低下する。例えば、改良型ダイポールアンテナ62は、周囲媒質の誘電率(すなわち、本の場合、ページ及び他の綴じ材料)の変化に対してそれ程敏感ではない場合がある。別の実施例として、改良型ダイポールアンテナ62は、様々なダイポール長さに対してそれ程敏感ではない場合がある。
図6は、改良型ダイポールアンテナ72を有する別の例示的なRFIDタグ70を図示する、概略図である。RFIDタグ70は、改良型ダイポールアンテナ72が、図4の改良型直線ダイポールアンテナの代わりに改良型折返しダイポールアンテナであることを除き、図4のRFIDタグ40と実質的に同じである。換言すれば、改良型ダイポールアンテナ72は、直線セグメント48のそれぞれの末端部に配置される、折返しセグメント74A及び74B(集合的に、「折返しセグメント74」)を含む。折返しセグメント74A及び74Bは、それぞれ、ループセグメント50の方向に曲がる曲線部分と、直線セグメント48と平行にループセグメント50に向かって走る直線部分とを含む。折返しセグメント74は、半円又は半楕円の折返しセグメントとして図6に図示されるが、折返しセグメントは、異なる形状をとってもよい。例えば、折返しセグメント74は、半長方形、三角形の一部等の形状に形成されてもよい。いかなる場合にも、折返しセグメント74の直線部分は、直線セグメント48に対して実質的に平行に走る。更に、また、折返しの寸法は、増加又は減少されてもよい。
改良型折返しダイポールアンテナ72は、読み取り能力の拡張、ひいてはより優れたタグ性能を可能にし得る。これは、RFIDタグ70が、1つ以上の他のタグを含む物品上又は内に配置される際に、特に当てはまる。換言すれば、改良型折返しダイポールアンテナ72は、複数のタグが付けられたアイテム上に設置される場合の性能の向上を提供する。また、折返しセグメント74は、タグ70の有効長さを増加し、タグパラメータをより柔軟にチューニングできるようにする。更に、折返しセグメント74は、RFIDタグ70を軸外信号に対してより応答するようにさせ得る。更に、折返しセグメントは、異なる誘電率を有する本(又は他の物品)に配置される場合、より一定の入力インピーダンスをRFIDタグ70に与え得る。
図6に図示される実施例では、直線アンテナセグメント48及び導電性ループセグメント50を形成する導電性配線の幅は、1Xと等しくてもよく、直線セグメント48と平行である、ループセグメント50を形成する導電性配線の内側端部と、直線セグメント48を形成する導電性配線の内側端部との間の間隔は、約2Xと等しくてもよく、ここで、Xは導電性配線幅である。したがって、図6の改良型ダイポールアンテナ72は、導電性配線の幅の約4倍である幅を有し得る。一実施形態では、改良型ダイポールアンテナ72を形成する導電性配線は、選択される製造プロセスの最小の配線幅、例えば、約1mmを有してもよい。したがって、改良型ダイポールアンテナ72は、図4に関して上述されるものと実質的に類似する寸法を有する。
図7Aは、改良型ダイポールアンテナ82を有する別の例示的なRFIDタグ80を図示する、概略図である。改良型ダイポールアンテナ82は、改良型ダイポールアンテナ82の折返しのうちの少なくとも1つが、ループセグメント50の位置と反対の方向に折返すことを除き、図6の改良型ダイポールアンテナ72と実質的に同じである。図7Aの実施例に図示される実施形態では、改良型ダイポールアンテナ82の折返しのうちの1つのみが、ループセグメント50の位置と反対の方向に折返す。しかしながら、他の実施形態では、折返しの両方が、ループセグメント50の位置と反対の方向に折返してもよい。しかしながら、いずれの場合でも、アンテナの幅は上述される寸法の若干大きい側であり得る。例えば、改良型ダイポールアンテナの幅は、8〜10mmの範囲により近くてもよい。
図7Bは、改良型ダイポールアンテナ86を有する別の例示的なRFIDタグ84を図示する、概略図である。図7Aのアンテナ82と同様に、図7Bのアンテナ84は、ループセグメント50の位置と反対の方向に折返す、少なくとも1つの折返しセグメント(すなわち、図7Bの74A)を含む。しかしながら、図7Bのアンテナ86は、アンテナ86の幅が、図4〜6に図示されるアンテナの幅と実質的に類似するように形成される。換言すれば、折返しセグメント74Aは、アンテナ86の幅をより大きくしない。具体的に、蛇行セグメント83は、直線セグメント48から折返しセグメント74Aの開始箇所まで傾斜し、この開始箇所は、直線セグメント48に対して平行であるループセグメント50の導電性配線のセグメントとx方向においてほぼ同一の距離に配置される。アンテナの幅を減少させるために、直線ダイポールセグメントの他の類似の修正が行われてもよい。
図8は、改良型ダイポールアンテナ92を有する別の例示的なRFIDタグ90を図示する、概略図である。改良型ダイポールアンテナ92は、ICチップ44が、ループセグメント50内の代わりに、改良型ダイポールアンテナ92の直線ダイポールセグメント48内で改良型ダイポールアンテナ42に電気的に接続されることを除き、図4の改良型ダイポールアンテナ42と実質的に同じである。
図9〜図12は、本開示の技術に従って設計されるRFIDタグの例示的なRFID信号強度を図示する、グラフである。図9〜図12に図示されるように、改良型ダイポールアンテナの信号強度は、広範囲にわたり「最大」となり、強力である。改良型ダイポールアンテナの広範囲な最大信号強度は、ほぼいかなる保護領域の物品にも内在するばらつきの幅広い範囲にわたり、良好な性能の利点を提供する。例えば、図書館という状況においては、蔵書には、様々な本の特性、例えば寸法(例えば、厚い又は薄い)、紙の種類(例えば、光沢のある粘土充填紙又は低密度紙)、異なる種類のインク、異なるインクの量(例えば、特に本のカバー/ジャケット上)、ページを背に取り付けるために使用される異なる接着剤等、又は他の干渉、例えば本上に2つ以上のタグを有する複数のタグ環境等に起因して、大幅に異なる誘電率を有する本を含む。改良型ダイポールアンテナの広範囲な最大信号強度は、いかなる種類の本でも満足のいく性能で動作する、単一RFIDタグ設計を可能にする。
図9は、本開示の技術に従って設計されるRFIDタグの例示的なRFID信号強度を図示する、グラフである。図4に図示される種類の改良型ダイポールアンテナを含む、RFIDタグの例示的なRFID応答結果を図9に図示する。本試験では、RFIDアンテナのループセグメント50の長さ、例えば、Lループは、25mmであった。ループセグメント50は、初期は直線ダイポールセグメント48に対して対称に配置された。直線ダイポールセグメント48は、初期は長さが165mmであった。改良型ダイポールアンテナから5mmのセグメントを漸増式に切断し、試験測定結果を取得した。例えば、直線ダイポールセグメントがわずかに非対称となるように、第1の5mmの増分が、直線ダイポールセグメントの第1の末端部から切断された。試験測定結果が得られた。次いで第2の5mmのセグメントが直線ダイポールセグメント48の反対の末端部から除去され、したがって再びタグが対称となり、別の測定結果が得られた。直線ダイポールセグメント48の全長が100mmとなるまで、5mmのセグメントが、反対の末端部から漸増式に除去された。本方式では、RFID応答は、長さが100mm〜165mmの直線ダイポールセグメントで測定された。RFID応答のダイポール長さへの依存度を実証するために、RFIDタグの自由空間でのRFID応答(線102によって示される)、及び本ののどに挿入された状態でのRFID応答(線100によって示される)を試験した。
図9のグラフに図示されるように、RFIDタグの改良型ダイポールアンテナは、ダイポール長さが160mmで自由空間のピーク応答を示し、140mmを超えるダイポール長さで、本内に設置される際のピーク応答を示す。ダイポールアンテナの長さは、改良型ダイポールが、誘電体材料(紙)の存在によってもたらされる信号干渉及び損失を補償することができるように、選択されてもよい。
図10は、本開示の技術に従って設計される、別の例示的なRFIDタグのRFID信号強度を図示する、別のグラフである。本試験では、図10に図示される結果を生成するために使用されたRFIDタグは、図9の結果と同一の設計のものであった。上述されるように、初期のタグ構成は、165mmの直線ダイポールセグメント、及び初期に直線ダイポールセグメント48に対して対称に配置される25mmのループセグメントを含んだ。したがって、165mmのタグの初期の読み取りは、オフセットを含まない。しかしながら、図9に関して上述されるものとは異なり、5mmのセグメントは、直線ダイポールセグメント48の単一側からのみ除去され、したがって、直線ダイポールセグメント48の中心線に対するループセグメント50のオフセット量は、増加した。この場合も同様に、各5mmの増分で、165mm〜100mmの長さにおいて試験測定値が得られた。
本内の改良型ダイポールアンテナの応答は、140mm〜120mmで広範囲な最大値を示す。広範囲のダイポールアンテナ長さにわたる非対称の改良型ダイポールの応答の強度は、ループが非対称に設置される場合に、周囲媒質の誘電率の厳密な値に対して、改良型ダイポールの感度が比較的低くなることを示す。更に、アンテナは、直線ダイポールセグメント48の長さの調整に対してそれ程敏感ではない。
図11は、本開示の技術に従って設計される、更に別の例示的なRFIDタグの例示的なRFID応答信号強度を図示する、グラフである。本試験では、図11に図示される結果を生成するために使用されたRFIDタグは、図9の結果と同一の設計のものであったが、対称に配置されるループセグメント50の長さ、例えば、Lループは、25mmの代わりに37mmであった。しかしながら、RFIDタグは、図9に関して上述される方式で、5mmづつ漸増式に短縮された。37mmのループを有する対称の改良型ダイポールアンテナの応答は、改良型ダイポールアンテナのループセグメント50の長さが、誘電体材料(紙)の存在によってもたらされる信号干渉及び損失に影響を与えることを示した。
図12は、本開示の技術に従って設計される、別の例示的なRFIDタグの別の例示的なRFID信号強度を図示する、グラフである。図12に図示される結果を生成するために使用されたRFIDタグは、図11の結果と同一の設計のものであったが、直線ダイポールセグメント48の中心線に対する非対称のオフセットの増加の影響を試験するために、改良型ダイポールアンテナのループセグメント50は、図10に関して前述される方式で漸増式に短縮された。ループセグメントの長さは、37mmのままであった。本内の改良型ダイポールアンテナの応答(すなわち、線114)は、140mm〜120mmのダイポール長さで広範囲な最大値を示す。広範囲のダイポールアンテナ長さにわたる非対称な改良型ダイポールの応答の強度は、ループが非対称に設置される場合、周囲媒質の誘電率の厳密な値に対して、改良型ダイポールの感度が比較的低くなることを示す。更に、アンテナは、直線ダイポールセグメント48の長さの調整に対してそれ程敏感ではない。
図13は、従来のダイポールを有するRFIDタグ、並びに本開示の技術に従って設計される改良型ダイポールアンテナを有する2つのRFIDタグの実験的に測定した信号強度の比較を図示する、グラフである。2つの種類のRFIDタグ設計は、図8に図示されるRFIDタグと形態が類似し、改良型ダイポールアンテナのループセグメント50の長さ(Lループ)が異なる。本実施例の第1の設計は、長さLループが25mmのループセグメント50を有する。本実施例の第2の設計は、長さLループが37mmのループセグメント50を有する。両方の設計は、同一の長さ(Lアンテナ)のダイポールセグメント48を有し、Lアンテナは、130mmと等しい。他の点では、2つの種類のRFIDタグは、アンテナ及びループセグメントの線幅並びに配線厚さ、基板種類及び厚さ、並びに直線ダイポールセグメント48の中央に取り付けられるICチップを含み、上記の実施例と類似する寸法を有する。本実施例で試験された従来のダイポールアンテナは、全長Lアンテナが130mmの2つの等価伝導体セグメントを備え、中央に取り付けられたIC44を含む、単純な直線ダイポールアンテナである。全ての他の態様においては、ダイポールアンテナは、ループセグメント50のない、本開示の改良型ダイポールアンテナと等しい。
タグのそれぞれが3つの異なる本内に設置された状態で、RFIDタグのそれぞれの信号強度が測定された。本実施例の3つの本は、一般的に入手可能な図書館の本に見られ得る誘電特性の範囲を示す。以下の表1は、それぞれの本のカバー及びページの誘電率の実部(εR)、及び損失タンジェント(tanδ)を要約する。表1は、それぞれの本の中点での総ページ厚さを示す縦列を含む。中点での総ページ厚さは、タグ上の本の効果を試験するために、本の表紙からそれぞれのRFIDタグが挿入された中点ページまでのページを含むように測定される。
RFIDタグのそれぞれの応答信号は、RFIDタグのそれぞれを、順に、それぞれの本に配置することによって測定された。1つのタグのみが試験下の本に挿入され、試験後、タグは取り外された。それぞれの本に設置されたそれぞれのタグに関して、本内のRFIDタグの応答信号が測定された。3つのRFIDアンテナ設計のそれぞれの誘電率に応じる信号強度として、結果として生じる曲線が図13にプロットされる。タグの応答の近似値として、データ点を接続する線が追加される。
本開示に従って設計されたRFIDタグは、従来のダイポールアンテナと比較して、比較的高い値の応答信号を示す。図13では、曲線110は、ループセグメントが25mmの改良型アンテナを有するRFIDタグの信号強度を示し、曲線112は、ループが37mmの改良型ダイポールアンテナを有するRFIDタグの信号強度を示し、曲線114は、従来のダイポールアンテナを有するRFIDタグの信号強度を示す。
図13のグラフに図示されるように、ループが25mmのRFIDタグの信号強度の曲線110は、実施例の3つの本の幾つかの誘電率の値にわたって実質的に一定である。ループが25mmのRFIDタグの比較的一定の信号強度は、信号強度が、本実施例の本によって示される範囲内の誘電率を有するいかなる本でもほぼ同一であり得るため、システム応答全体を向上させ、システム設計を簡略化し得る。
ループセグメントが37mmのRFIDタグの信号強度の曲線112は、誘電率の最高値で、ループが25mmの応答信号と比較して減少を示す。しかしながら、信号強度は、従来のダイポールセグメントと比較して、誘電率のより低い値にわたって比較的一定である。
従来のダイポールアンテナを有するRFIDタグ(すなわち、ループセグメントがない)の信号強度の曲線114は、本開示に従って設計されたRFIDタグのいずれの信号強度よりも低い信号強度を示す。図13に図示される実施例では、信号強度は、本開示に従って設計された改良型ダイポールアンテナよりも約1.5〜2dB弱い。従来のダイポールアンテナの信号強度は、低誘電率値及び高誘電率値の両方で特に低い。従来のダイポールアンテナタグの全体的に低い信号強度114は、特に本がより高い又はより低い誘電率を有する場合に、RFIDシステムが本内のタグと通信するのをより困難にし得る。
図14〜図17は、本明細書に記載される原理に従うRFIDタグのモデリングデータに基づくグラフである。グラフは、本開示の技術に従うループセグメントを含む改良型ダイポールアンテナの調整に応じる、例示的なインピーダンス変化を図示する。図14A及び図14Bは、様々なアンテナ長さ、例えば、Lアンテナの様々な値に応じる、例示的なインピーダンス変化を図示する。具体的に、図14Aは、100mm〜165mmの様々なアンテナ長さに応じる、インピーダンスの実部の変化を示す。曲線122、124、126、128、130、132及び134は、それぞれ、100、109.286、118.571、127.857、137.143、146.429、155.714及び165(mm単位)と様々なアンテナ長さのインピーダンスの実部(オーム単位)に対応する。同様に、図14Bは、様々なアンテナ長さに応じる、インピーダンスの虚部の変化を示し、曲線140、142、144、146、148、150、152及び154は、それぞれ、100、109.286、118.571、127.857、137.143、146.429、155.714及び165(mm単位)と様々なアンテナの長さのインピーダンスの虚部に対応する。
図15A及び図15Bは、様々なループセグメントの長さ、すなわち、Lループに応じる、例示的なインピーダンス変化のグラフである。具体的に、図15Aは、30mm〜40mmの様々なループ長さに応じる、インピーダンスの実部の変化を示す。曲線160、162、164及び166は、それぞれ、40、38、36及び30(mm単位)と様々なループ長さのインピーダンスの実部(オーム単位)に対応する。同様に、図15Bは、様々なループ長さに応じる、インピーダンスの虚部の変化を示し、曲線170、172、174及び176は、それぞれ、40、38、36及び30(mm単位)と様々なループ長さのインピーダンスの虚部に対応する。図15に図示されるグラフから分かるように、より長いループ長さ(Lループ)は、インピーダンスの実数成分及び虚数成分の増加をもたらす。
図16A及び図16Bは、本明細書においてループ幅と称される、ループセグメント50を形成する導電性配線の内側端部と直線セグメント48を形成する導電性配線の内側端部との間の様々な間隔に応じる、例示的なインピーダンス変化のグラフである。具体的に、図16Aは、2mm及び3mmのループ幅に応じる、インピーダンスの実部の変化を示す。曲線180及び182は、それぞれ、ループ幅が3mm及び2mmのインピーダンスの実部(オーム単位)に対応する。同様に、図16Bは、様々なループ幅に応じる、インピーダンスの虚部の変化を示し、曲線184及び186は、それぞれ、ループ幅が3mm及び2mmのインピーダンスの虚部に対応する。図16に図示されるグラフから分かるように、より大きなループ幅、すなわち、ループセグメント50を形成する導電性配線の内側端部と直線セグメント48を形成する導電性配線の内側端部との間の間隔は、インピーダンスの実成分及び虚成分の増加をもたらす。
図17A及び図17Bは、本明細書において「オフセット」と称される、改良型ダイポールアンテナの直線セグメントの幾何学中心線からのループのオフセットに応じる、例示的なインピーダンス変化のグラフである。具体的に、タグの全長及びループ寸法は、一定に保たれる。ループは、タグの中央からオフセット0、10、20、30、40、50及び60mmである。広範の周波数範囲では、大きな変化があった(図示せず)。しかしながら、図17にプロットされるUHF RFID帯域では、応答は、極めて均一であり、様々なオフセットによって大きく逸脱しない。インピーダンスの実成分は、比較的変化せず、一方虚成分は、オフセットが増加するにつれてわずかに増加する。
ループをオフセットすることによって、改良型ダイポールアンテナの放射パターンに変化がもたらされ得る。図18は、オフセットが0オフセット(すなわち、対称に設置される)から60mmのオフセットに移動する際の放射パターンを図示する。曲線200、202、204、206、208、210及び212は、それぞれ、オフセットが0、10、20、30、40、50及び60(mm単位)のアンテナの放射パターンを示す。図18に図示されるように、アンテナのブロードサイド位置に成長する大きなヌルが存在する。
図19A及び図19Bは、2つのアンテナ設計の例示の全インピーダンスを図示する、スミスチャートである。具体的に、図19Aは、従来のダイポールアンテナ、すなわち、ループセグメントのない、全インピーダンスのスミスチャートを図示する。図19Bは、上記に詳細に記載されるループセグメントを含む、改良型アンテナの全インピーダンスのスミスチャートを図示する。図19A及び図19Bでは、点220は、一例示のICチップの最適インピーダンス整合に最適の領域を示す。図19Aに図示されるように、従来のダイポールアンテナは、例示のICチップと整合するために必要とされるインダクタンスを達成しない。しかしながら、図19Bに図示されるように、改良型ダイポールアンテナのインピーダンスは、例示のICチップのインピーダンスを達成するために、上述される幾つかの方法のいずれかに従って調整され得る。
様々な実施形態が記載されてきた。これら及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。
Claims (25)
- 無線周波数識別(RFID)タグのためのダイポールアンテナであって、
第1の導電性配線から形成される直線ダイポールセグメントと、
第2の導電性配線から形成され、前記直線ダイポールセグメントに電気的に接続されるループセグメントと、を備え、
前記ダイポールアンテナの幅が前記第1及び第2の導電性配線のうちの小さいほうの幅の4倍以下である、ダイポールアンテナ。 - 前記ループセグメントは、前記直線ダイポールセグメントが前記ループセグメントを越え両方向に等距離で延在するように、前記直線ダイポールセグメントに沿って対称に配置される、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ループセグメントは、前記直線ダイポールアンテナの第2の部分が前記ループセグメントを越え反対方向に延在するよりも更に遠い距離まで、前記直線ダイポールセグメントの第1の部分が前記ループセグメントを越え第1の方向に延在するように、前記直線ダイポールセグメントに沿って非対称に配置される、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 前記直線ダイポールセグメントは、折返しダイポールセグメントを形成するための折曲がる折返しセグメントを含む、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナの幅が約6ミリメートル(mm)未満であり、前記ダイポールアンテナの長さが約100mmを超える、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナの前記幅が約4mm以下である、請求項5に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナの前記長さが約125mm〜150mmの間である、請求項5に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナの前記長さが約130mm〜135mmの間である、請求項7に記載のダイポールアンテナ。
- 前記ダイポールアンテナが、無線周波スペクトルの極超短波(UHF)帯域内で動作するように構成される、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 前記第1及び第2の導電性配線のうちの少なくとも1つが、選択した製造プロセスの最小の配線幅である、請求項1に記載のダイポールアンテナ。
- 無線周波数識別(RFID)タグであって、
第1の導電性配線から形成される直線ダイポールセグメントと、第2の導電性配線から形成され、前記直線ダイポールセグメントに電気的に接続されるループセグメントと、を含む改良型ダイポールアンテナであって、そして
前記改良型ダイポールアンテナの幅が約6ミリメートル(mm)未満であり、前記改良型ダイポールアンテナの長さが約100mmを超える、前記改良型ダイポールアンテナと、
前記改良型ダイポールアンテナに電気的に接続される集積回路と、を備える、無線周波数識別(RFID)タグ。 - 前記ダイポールアンテナの前記幅が約4mm以下である、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記ダイポールアンテナの前記幅が前記第1及び第2の導電性配線のうちの小さいほうの幅の4倍以下である、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記ループセグメントは、前記直線ダイポールセグメントが前記ループセグメントを越え両方向に等距離で延在するように、前記直線ダイポールセグメントに沿って対称に配置される、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記ループセグメントは、前記直線ダイポールアンテナの第2の部分が前記ループセグメントを越え反対方向に延在するよりも更に遠い距離まで、前記直線ダイポールセグメントの第1の部分が前記ループセグメントを越え第1の方向に延在するように、前記直線ダイポールセグメントに沿って非対称に配置される、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記直線ダイポールセグメントは、折返しダイポールセグメントを形成するための折曲がる折返しセグメントを含む、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記RFIDタグの少なくとも1つの表面上に、少なくとも1つの接着層を更に備える、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記ダイポールアンテナの前記長さが約130mm〜135mmの間である、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記集積回路が、前記改良型ダイポールアンテナの前記ループセグメント内で前記改良型ダイポールアンテナに電気的に接続される、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記集積回路が、前記改良型ダイポールアンテナの前記直線ダイポールセグメント内で前記改良型ダイポールアンテナに電気的に接続される、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記RFIDタグの幅が約10mm未満である、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記RFIDタグの前記幅が約7mm未満である、請求項21に記載のRFIDタグ。
- 前記RFIDタグの前記幅が前記改良型ダイポールアンテナの前記幅とほぼ等しい、請求項22に記載のRFIDタグ。
- 前記ダイポールアンテナが、前記無線周波スペクトルの極超短波(UHF)帯域内で動作するように構成される、請求項11に記載のRFIDタグ。
- 前記第1及び第2の導電性配線のうちの少なくとも1つが、選択した製造プロセスの最小の配線幅である、請求項11に記載のRFIDタグ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/870,789 US8717244B2 (en) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | RFID tag with a modified dipole antenna |
PCT/US2008/078308 WO2009048767A1 (en) | 2007-10-11 | 2008-09-30 | Rfid tag with a modified dipole antenna |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011501513A true JP2011501513A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=40533689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010528942A Pending JP2011501513A (ja) | 2007-10-11 | 2008-09-30 | 改良型ダイポールアンテナを有するrfidタグ |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8717244B2 (ja) |
EP (1) | EP2212969A4 (ja) |
JP (1) | JP2011501513A (ja) |
KR (1) | KR20100086475A (ja) |
CN (1) | CN101855781A (ja) |
AU (1) | AU2008311156A1 (ja) |
BR (1) | BRPI0816637A2 (ja) |
CA (1) | CA2702040A1 (ja) |
MX (1) | MX2010003857A (ja) |
TW (1) | TW200931722A (ja) |
WO (1) | WO2009048767A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013505618A (ja) * | 2009-09-18 | 2013-02-14 | テクノロギアン トゥトキムスケスクス ヴェーテーテー | Rfidトランスポンダシステム用アンテナ |
JP2013134553A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Tetsuro Wada | 電子タグ |
JP2014176077A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Nippon Electronics Service Kk | 自動車個体管理に適したrfidデータキャリア |
WO2014203835A1 (ja) * | 2013-06-19 | 2014-12-24 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | アンテナ |
WO2017179408A1 (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | Nok株式会社 | Icタグ及びicタグの製造方法 |
JP2019033343A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | アルプス電気株式会社 | 電力変換装置、及び、折返しダイポールアンテナ |
Families Citing this family (78)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516413A (ja) * | 2005-11-10 | 2009-04-16 | エヌエックスピー ビー ヴィ | 無線周波数識別システムのトランスポンダ用広帯域アンテナ |
US9064198B2 (en) | 2006-04-26 | 2015-06-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Electromagnetic-coupling-module-attached article |
US8235299B2 (en) | 2007-07-04 | 2012-08-07 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Wireless IC device and component for wireless IC device |
JP5104865B2 (ja) | 2007-07-18 | 2012-12-19 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
EP2251933A4 (en) * | 2008-03-03 | 2012-09-12 | Murata Manufacturing Co | COMPOSITE ANTENNA |
JP5267463B2 (ja) * | 2008-03-03 | 2013-08-21 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス及び無線通信システム |
EP2840648B1 (en) | 2008-05-21 | 2016-03-23 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Wireless IC device |
WO2009145007A1 (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイスシステム及び無線icデバイスの真贋判定方法 |
JP4605318B2 (ja) | 2008-11-17 | 2011-01-05 | 株式会社村田製作所 | アンテナ及び無線icデバイス |
KR101030372B1 (ko) * | 2008-12-18 | 2011-04-20 | 아주대학교산학협력단 | 광대역에서 일정한 준 등방성 특성을 가지는 유-형태의 알에프아이디 태그 안테나 |
JP5041075B2 (ja) | 2009-01-09 | 2012-10-03 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイスおよび無線icモジュール |
WO2010087429A1 (ja) | 2009-01-30 | 2010-08-05 | 株式会社村田製作所 | アンテナ及び無線icデバイス |
US8009105B2 (en) * | 2009-03-28 | 2011-08-30 | Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. | RFID antenna and electronic product having the RFID antenna |
JP5510450B2 (ja) | 2009-04-14 | 2014-06-04 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
WO2010122685A1 (ja) | 2009-04-21 | 2010-10-28 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及びその共振周波数設定方法 |
US8487821B2 (en) * | 2009-06-08 | 2013-07-16 | Symbol Technologies, Inc. | Methods and apparatus for a low reflectivity compensated antenna |
JP5201270B2 (ja) | 2009-09-30 | 2013-06-05 | 株式会社村田製作所 | 回路基板及びその製造方法 |
JP5304580B2 (ja) | 2009-10-02 | 2013-10-02 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
ES2367613B1 (es) * | 2009-10-07 | 2012-09-12 | Aifos Solutions S.L. | Sistema de control de productos sanitarios. |
JP5327334B2 (ja) | 2009-11-04 | 2013-10-30 | 株式会社村田製作所 | 通信端末及び情報処理システム |
KR101318707B1 (ko) | 2009-11-20 | 2013-10-17 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 안테나 장치 및 이동체 통신 단말 |
KR20110085422A (ko) * | 2010-01-20 | 2011-07-27 | 엘에스산전 주식회사 | 알에프 아이디 안테나 |
JP5652470B2 (ja) | 2010-03-03 | 2015-01-14 | 株式会社村田製作所 | 無線通信モジュール及び無線通信デバイス |
WO2011111509A1 (ja) | 2010-03-12 | 2011-09-15 | 株式会社村田製作所 | 無線通信デバイス及び金属製物品 |
WO2011118379A1 (ja) | 2010-03-24 | 2011-09-29 | 株式会社村田製作所 | Rfidシステム |
JP5630499B2 (ja) | 2010-03-31 | 2014-11-26 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及び無線通信デバイス |
JP5459126B2 (ja) | 2010-07-16 | 2014-04-02 | 富士通株式会社 | アンテナシート、タグ及びタグ製造方法 |
CN102859790B (zh) | 2010-07-28 | 2015-04-01 | 株式会社村田制作所 | 天线装置及通信终端设备 |
WO2012020748A1 (ja) | 2010-08-10 | 2012-02-16 | 株式会社村田製作所 | プリント配線板及び無線通信システム |
CN103038939B (zh) | 2010-09-30 | 2015-11-25 | 株式会社村田制作所 | 无线ic器件 |
WO2012050037A1 (ja) | 2010-10-12 | 2012-04-19 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置および通信端末装置 |
WO2012053412A1 (ja) | 2010-10-21 | 2012-04-26 | 株式会社村田製作所 | 通信端末装置 |
WO2012093541A1 (ja) | 2011-01-05 | 2012-07-12 | 株式会社村田製作所 | 無線通信デバイス |
CN103299325B (zh) | 2011-01-14 | 2016-03-02 | 株式会社村田制作所 | Rfid芯片封装以及rfid标签 |
CN104899639B (zh) | 2011-02-28 | 2018-08-07 | 株式会社村田制作所 | 无线通信器件 |
JP5630566B2 (ja) | 2011-03-08 | 2014-11-26 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置及び通信端末機器 |
KR101724611B1 (ko) | 2011-03-24 | 2017-04-20 | 인텔렉추얼디스커버리 주식회사 | Rfid 태그 안테나 |
JP5273326B2 (ja) | 2011-04-05 | 2013-08-28 | 株式会社村田製作所 | 無線通信デバイス |
JP5482964B2 (ja) | 2011-04-13 | 2014-05-07 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス及び無線通信端末 |
WO2012157596A1 (ja) | 2011-05-16 | 2012-11-22 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
US20120318873A1 (en) * | 2011-06-16 | 2012-12-20 | Smartguard, Llc | Book With Concealed Signal Responsive Tag |
US8632016B2 (en) * | 2011-07-11 | 2014-01-21 | George Schmitt & Company, Inc. | RFID chip employing an air gap buffer |
EP2683031B1 (en) | 2011-07-14 | 2016-04-27 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Wireless communication device |
JP5333707B2 (ja) | 2011-07-15 | 2013-11-06 | 株式会社村田製作所 | 無線通信デバイス |
CN203850432U (zh) | 2011-07-19 | 2014-09-24 | 株式会社村田制作所 | 天线装置以及通信终端装置 |
CN203553354U (zh) | 2011-09-09 | 2014-04-16 | 株式会社村田制作所 | 天线装置及无线器件 |
WO2013080991A1 (ja) | 2011-12-01 | 2013-06-06 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス及びその製造方法 |
WO2013115019A1 (ja) | 2012-01-30 | 2013-08-08 | 株式会社村田製作所 | 無線icデバイス |
WO2013125610A1 (ja) | 2012-02-24 | 2013-08-29 | 株式会社村田製作所 | アンテナ装置および無線通信装置 |
CN104487985B (zh) | 2012-04-13 | 2020-06-26 | 株式会社村田制作所 | Rfid标签的检查方法及检查装置 |
US10418711B2 (en) | 2013-07-19 | 2019-09-17 | Geotoll, Inc. | RFID antenna structure for increased range when coupled with a mobile device |
US9978009B1 (en) * | 2013-07-19 | 2018-05-22 | Geotoll, Inc. | RFID antenna structure for increased range when coupled with a mobile device |
WO2015020042A1 (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | 株式会社リコー | 無線icタグ付き包装体および無線icタグ付き包装体の製造方法 |
CN103474763A (zh) * | 2013-08-29 | 2013-12-25 | 成都九洲电子信息系统股份有限公司 | Rfid宽频带标签天线 |
US9390367B2 (en) * | 2014-07-08 | 2016-07-12 | Wernher von Braun Centro de Pesquisas Avancadas | RFID tag and RFID tag antenna |
WO2016090638A1 (en) * | 2014-12-12 | 2016-06-16 | Hong Kong R&D Centre for Logistics and Supply Chain Management Enabling Technologies Limited | Dipole antenna for radio frequency identification (rfid) tag |
CN104485508A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-01 | 夏景 | 复数阻抗rfid领结形印刷天线 |
CN105990650A (zh) * | 2015-02-15 | 2016-10-05 | 泰科电子(上海)有限公司 | 折叠偶极子天线、无线通信模块及其构建方法 |
CN104881692A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-09-02 | 济南大学 | 一种智能化图书检索监控系统及方法 |
BR112017021828B1 (pt) * | 2015-04-21 | 2023-01-24 | Toyo Seikan Group Holdings, Ltd | Etiqueta rf |
US9553640B1 (en) | 2015-12-22 | 2017-01-24 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Using multi-feed antennas |
CN106910988B (zh) * | 2015-12-23 | 2020-03-20 | 四川华大恒芯科技有限公司 | 一种天线图形的产生方法和系统 |
WO2018045550A1 (en) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | Hong Kong R&D Centre for Logistics and Supply Chain Management Enabling Technologies Limited | A radio frequency communication device and a method for using thereof |
EP3327633B1 (en) * | 2016-11-25 | 2020-01-15 | Confidex Oy | Rfid transponder |
US10387763B2 (en) * | 2016-12-01 | 2019-08-20 | Avery Dennison Retail Information Services, Llc | Systems and methods for improving performance of RFID tags |
US10427082B2 (en) | 2017-08-16 | 2019-10-01 | Donaldson Company, Inc. | Filter systems, elements and methods with short-range wireless tracking features |
US10559884B2 (en) | 2017-10-03 | 2020-02-11 | Intermec, Inc. | Wideband RFID tag antenna |
US10171133B1 (en) | 2018-02-20 | 2019-01-01 | Automated Assembly Corporation | Transponder arrangement |
CN108565550A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-21 | 东华大学 | 一种镂空型偶极子天线及织物基uhf rfid标签 |
CN108539375A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-14 | 东华大学 | 一种织物基超高频射频识别天线及制造方法 |
CN109713426A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-05-03 | 北京计算机技术及应用研究所 | 一种适用于车辆玻璃表面的rfid标签天线 |
US11189152B2 (en) | 2019-06-05 | 2021-11-30 | Donaldson Company, Inc. | Multi-zone filtration monitoring systems and methods |
JP1654574S (ja) * | 2019-06-18 | 2020-03-09 | ||
JP1654575S (ja) * | 2019-06-18 | 2020-03-09 | ||
JP1654578S (ja) * | 2019-06-19 | 2020-03-09 | ||
US11404786B2 (en) * | 2019-07-03 | 2022-08-02 | City University Of Hong Kong | Planar complementary antenna and related antenna array |
CN114548129A (zh) * | 2020-11-25 | 2022-05-27 | 上海复旦微电子集团股份有限公司 | Nfc精准对位的方法、终端、标签、装置及存储介质 |
CN116997906A (zh) * | 2021-01-22 | 2023-11-03 | Sml智能库存解决方案有限责任公司 | 自调谐射频识别标签 |
Family Cites Families (95)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5252549A (en) | 1975-10-27 | 1977-04-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Antenna unit |
KR900009111B1 (ko) | 1986-11-07 | 1990-12-22 | 야기 안테나 가부시기가이샤 | 필름형 안테나 장치 |
US4853705A (en) * | 1988-05-11 | 1989-08-01 | Amtech Technology Corporation | Beam powered antenna |
JPH03135697A (ja) | 1989-10-20 | 1991-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超音波式物体感知装置 |
US5182570A (en) * | 1989-11-13 | 1993-01-26 | X-Cyte Inc. | End fed flat antenna |
GB9027960D0 (en) * | 1990-12-22 | 1991-02-13 | Interox Chemicals Ltd | Manufacture of peroxidic compositions |
JP3095473B2 (ja) * | 1991-09-25 | 2000-10-03 | 株式会社トキメック | 被検出装置及び移動体識別システム |
US5771021A (en) * | 1993-10-04 | 1998-06-23 | Amtech Corporation | Transponder employing modulated backscatter microstrip double patch antenna |
US5528222A (en) * | 1994-09-09 | 1996-06-18 | International Business Machines Corporation | Radio frequency circuit and memory in thin flexible package |
US5574470A (en) * | 1994-09-30 | 1996-11-12 | Palomar Technologies Corporation | Radio frequency identification transponder apparatus and method |
GB9524442D0 (en) * | 1995-11-29 | 1996-01-31 | Philips Electronics Nv | Portable communication device |
TW320813B (ja) * | 1996-04-05 | 1997-11-21 | Omron Tateisi Electronics Co | |
US6466131B1 (en) * | 1996-07-30 | 2002-10-15 | Micron Technology, Inc. | Radio frequency data communications device with adjustable receiver sensitivity and method |
DE19646100A1 (de) | 1996-11-08 | 1998-05-14 | Fuba Automotive Gmbh | Flachantenne |
US6304169B1 (en) * | 1997-01-02 | 2001-10-16 | C. W. Over Solutions, Inc. | Inductor-capacitor resonant circuits and improved methods of using same |
US6130612A (en) * | 1997-01-05 | 2000-10-10 | Intermec Ip Corp. | Antenna for RF tag with a magnetoelastic resonant core |
AU734390B2 (en) * | 1997-03-10 | 2001-06-14 | Precision Dynamics Corporation | Reactively coupled elements in circuits on flexible substrates |
US5963134A (en) * | 1997-07-24 | 1999-10-05 | Checkpoint Systems, Inc. | Inventory system using articles with RFID tags |
US6037879A (en) * | 1997-10-02 | 2000-03-14 | Micron Technology, Inc. | Wireless identification device, RFID device, and method of manufacturing wireless identification device |
US6118379A (en) * | 1997-12-31 | 2000-09-12 | Intermec Ip Corp. | Radio frequency identification transponder having a spiral antenna |
US6107920A (en) | 1998-06-09 | 2000-08-22 | Motorola, Inc. | Radio frequency identification tag having an article integrated antenna |
US6031505A (en) * | 1998-06-26 | 2000-02-29 | Research In Motion Limited | Dual embedded antenna for an RF data communications device |
JP2000022431A (ja) | 1998-07-01 | 2000-01-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アンテナ装置 |
WO2000003354A1 (fr) * | 1998-07-08 | 2000-01-20 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Carte a circuit integre sans contact et son procede de fabrication |
DE69939064D1 (de) * | 1998-08-14 | 2008-08-21 | 3M Innovative Properties Co | Anwendungen für radiofrequenzidentifikationssysteme |
EP1145189B1 (en) | 1998-08-14 | 2008-05-07 | 3M Innovative Properties Company | Radio frequency identification systems applications |
ES2198938T3 (es) * | 1998-08-14 | 2004-02-01 | 3M Innovative Properties Company | Aplicacion para un sistema de identificacion de radiofrecuencia. |
US6147605A (en) * | 1998-09-11 | 2000-11-14 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for an optimized circuit for an electrostatic radio frequency identification tag |
CA2343397C (en) * | 1998-09-11 | 2003-03-11 | Motorola, Inc. | Radio frequency identification tag apparatus and related method |
WO2000021030A1 (en) | 1998-10-06 | 2000-04-13 | Intermec Ip Corp. | Rfid transponder having improved rf characteristics |
US6100804A (en) * | 1998-10-29 | 2000-08-08 | Intecmec Ip Corp. | Radio frequency identification system |
WO2000026993A1 (en) | 1998-10-30 | 2000-05-11 | Intermec Ip Corp. | Radio frequency tag with optimum power transfer |
US6285342B1 (en) * | 1998-10-30 | 2001-09-04 | Intermec Ip Corp. | Radio frequency tag with miniaturized resonant antenna |
US6366260B1 (en) * | 1998-11-02 | 2002-04-02 | Intermec Ip Corp. | RFID tag employing hollowed monopole antenna |
US6147655A (en) * | 1998-11-05 | 2000-11-14 | Single Chip Systems Corporation | Flat loop antenna in a single plane for use in radio frequency identification tags |
CN1264932A (zh) | 1999-02-01 | 2000-08-30 | 超传感器(私有)有限公司 | 供电子识别系统使用的混合天线装置 |
US6184834B1 (en) * | 1999-02-17 | 2001-02-06 | Ncr Corporation | Electronic price label antenna for electronic price labels of different sizes |
US6278413B1 (en) | 1999-03-29 | 2001-08-21 | Intermec Ip Corporation | Antenna structure for wireless communications device, such as RFID tag |
US6522308B1 (en) * | 2000-01-03 | 2003-02-18 | Ask S.A. | Variable capacitance coupling antenna |
JP3640297B2 (ja) | 2000-02-14 | 2005-04-20 | 株式会社日立国際電気 | 物品管理用収納棚 |
GB0005038D0 (en) | 2000-03-03 | 2000-04-26 | Mckechnie Components Limited | Container |
US6329951B1 (en) * | 2000-04-05 | 2001-12-11 | Research In Motion Limited | Electrically connected multi-feed antenna system |
US6535175B2 (en) * | 2000-06-01 | 2003-03-18 | Intermec Ip Corp. | Adjustable length antenna system for RF transponders |
US6483473B1 (en) * | 2000-07-18 | 2002-11-19 | Marconi Communications Inc. | Wireless communication device and method |
US6384727B1 (en) * | 2000-08-02 | 2002-05-07 | Motorola, Inc. | Capacitively powered radio frequency identification device |
JP3783917B2 (ja) | 2000-08-21 | 2006-06-07 | 株式会社日立国際電気 | 物品管理棚 |
US6480110B2 (en) * | 2000-12-01 | 2002-11-12 | Microchip Technology Incorporated | Inductively tunable antenna for a radio frequency identification tag |
CA2381043C (en) * | 2001-04-12 | 2005-08-23 | Research In Motion Limited | Multiple-element antenna |
JP3927378B2 (ja) * | 2001-05-22 | 2007-06-06 | 株式会社日立製作所 | 質問器を用いた物品管理システム |
DE10136502A1 (de) | 2001-07-19 | 2003-02-06 | Bielomatik Leuze & Co | Identifikationsanordnung, Verfahren zu ihrer Herstellung und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
US6805940B2 (en) * | 2001-09-10 | 2004-10-19 | 3M Innovative Properties Company | Method for making conductive circuits using powdered metals |
US6630910B2 (en) * | 2001-10-29 | 2003-10-07 | Marconi Communications Inc. | Wave antenna wireless communication device and method |
FI20012285A0 (fi) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | Valtion Teknillinen | Etätunnistimen (RFID) optimoitu ympärisäteilevä modifioitu silmukka-antenni |
MXPA04006667A (es) * | 2002-01-09 | 2005-05-27 | Meadwestvaco Corp | Estacion inteligente que utiliza antenas multiples de radio frecuencia y sistema de control de inventario y metodo de incorporacion del mismo. |
GB2388744A (en) * | 2002-03-01 | 2003-11-19 | Btg Int Ltd | An RFID tag |
US7205736B2 (en) * | 2002-04-24 | 2007-04-17 | Texas Instruments Incorporated | Method for voltage feedback for current mode linear motor driver |
US6657592B2 (en) * | 2002-04-26 | 2003-12-02 | Rf Micro Devices, Inc. | Patch antenna |
WO2004027681A2 (en) * | 2002-09-20 | 2004-04-01 | Fairchild Semiconductor Corporation | Rfid tag wide bandwidth logarithmic spiral antenna method and system |
US6727855B1 (en) * | 2002-11-21 | 2004-04-27 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Folded multilayer electrically small microstrip antenna |
US6862004B2 (en) * | 2002-12-13 | 2005-03-01 | Broadcom Corporation | Eccentric spiral antenna and method for making same |
US6956472B1 (en) * | 2003-04-28 | 2005-10-18 | Walcott Jr James D | Auto hang tag with radio transponder |
US6903656B1 (en) * | 2003-05-27 | 2005-06-07 | Applied Wireless Identifications Group, Inc. | RFID reader with multiple antenna selection and automated antenna matching |
US7336243B2 (en) * | 2003-05-29 | 2008-02-26 | Sky Cross, Inc. | Radio frequency identification tag |
US7151497B2 (en) * | 2003-07-19 | 2006-12-19 | Crystal Bonnie A | Coaxial antenna system |
US7042413B2 (en) | 2003-08-22 | 2006-05-09 | Checkpoint Systems, Inc. | Security tag with three dimensional antenna array made from flat stock |
US6999028B2 (en) * | 2003-12-23 | 2006-02-14 | 3M Innovative Properties Company | Ultra high frequency radio frequency identification tag |
US7755484B2 (en) * | 2004-02-12 | 2010-07-13 | Avery Dennison Corporation | RFID tag and method of manufacturing the same |
US7268687B2 (en) * | 2004-03-23 | 2007-09-11 | 3M Innovative Properties Company | Radio frequency identification tags with compensating elements |
US7750864B2 (en) | 2004-08-26 | 2010-07-06 | Nxp B.V. | RFID tag having a folded dipole |
JP4290620B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2009-07-08 | 富士通株式会社 | Rfidタグ、rfidタグ用アンテナ、rfidタグ用アンテナシートおよびrfidタグの製造方法 |
US7221269B2 (en) * | 2004-10-29 | 2007-05-22 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Self-adjusting portals with movable data tag readers for improved reading of data tags |
US7701343B2 (en) | 2004-11-02 | 2010-04-20 | Sensormatic Electronics, LLC | Antenna for a combination EAS/RFID tag with a detacher |
EP1825445A4 (en) * | 2004-11-19 | 2008-12-24 | Goliath Solutions Llc | SYSTEM FOR ALARMING WITH LITTLE STORAGE |
US7295120B2 (en) * | 2004-12-10 | 2007-11-13 | 3M Innovative Properties Company | Device for verifying a location of a radio-frequency identification (RFID) tag on an item |
US7319398B2 (en) * | 2004-12-15 | 2008-01-15 | Innerspace Corporation | Reconfigurable and replaceable RFID antenna network |
WO2006071904A2 (en) * | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Radianse, Inc. | Antennas for object identifiers in location systems |
JP2006235946A (ja) | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 書籍類の管理システムならびにこのような管理システムに用いられる書棚用のアンテナ付き棚板およびその製造方法 |
JP4330575B2 (ja) * | 2005-03-17 | 2009-09-16 | 富士通株式会社 | タグアンテナ |
JP4087859B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2008-05-21 | 東芝テック株式会社 | 無線タグ |
JP4750450B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2011-08-17 | 富士通株式会社 | Rfidタグ |
JP4778264B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-09-21 | 株式会社日立製作所 | 無線icタグ、及び無線icタグの製造方法 |
US20060258327A1 (en) * | 2005-05-11 | 2006-11-16 | Baik-Woo Lee | Organic based dielectric materials and methods for minaturized RF components, and low temperature coefficient of permittivity composite devices having tailored filler materials |
JP4815891B2 (ja) | 2005-06-22 | 2011-11-16 | 株式会社日立製作所 | 無線icタグ及びアンテナの製造方法 |
JP4863356B2 (ja) | 2005-08-08 | 2012-01-25 | 日本板硝子株式会社 | 物品管理棚用のアンテナ付き棚板およびこのアンテナ付き棚板を用いた物品管理棚 |
JP4801951B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2011-10-26 | 富士通フロンテック株式会社 | Rfidタグ |
US7648065B2 (en) * | 2005-08-31 | 2010-01-19 | The Stanley Works | Storage cabinet with improved RFID antenna system |
US7598867B2 (en) * | 2005-09-01 | 2009-10-06 | Alien Technology Corporation | Techniques for folded tag antennas |
JP2007104413A (ja) | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Toshiba Tec Corp | 近傍通信用アンテナ装置 |
CN101300714B (zh) * | 2005-11-08 | 2011-12-07 | 松下电器产业株式会社 | 复合天线和使用其的便携终端 |
JP4437475B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2010-03-24 | 富士通株式会社 | 折り返しダイポールアンテナ及びこれを使用したタグ |
JP4755921B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2011-08-24 | 富士通株式会社 | Rfidタグ |
JP4026080B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-12-26 | オムロン株式会社 | アンテナ、およびrfidタグ |
CN200939750Y (zh) * | 2006-08-24 | 2007-08-29 | 洪晓波 | 带有智能标签的图书及其智能标签 |
US7525487B2 (en) * | 2007-05-17 | 2009-04-28 | Yeon Technologies Co., Ltd. | RFID shelf antennas |
JP3135697U (ja) * | 2007-06-22 | 2007-09-27 | マイティカード株式会社 | Rfタグ及びrfタグ装着具 |
-
2007
- 2007-10-11 US US11/870,789 patent/US8717244B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-09-30 WO PCT/US2008/078308 patent/WO2009048767A1/en active Application Filing
- 2008-09-30 AU AU2008311156A patent/AU2008311156A1/en not_active Abandoned
- 2008-09-30 CA CA2702040A patent/CA2702040A1/en not_active Abandoned
- 2008-09-30 JP JP2010528942A patent/JP2011501513A/ja active Pending
- 2008-09-30 CN CN200880111150A patent/CN101855781A/zh active Pending
- 2008-09-30 EP EP08837756A patent/EP2212969A4/en not_active Withdrawn
- 2008-09-30 BR BRPI0816637-4A2A patent/BRPI0816637A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2008-09-30 MX MX2010003857A patent/MX2010003857A/es not_active Application Discontinuation
- 2008-09-30 KR KR1020107010341A patent/KR20100086475A/ko not_active Application Discontinuation
- 2008-10-09 TW TW097139103A patent/TW200931722A/zh unknown
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013505618A (ja) * | 2009-09-18 | 2013-02-14 | テクノロギアン トゥトキムスケスクス ヴェーテーテー | Rfidトランスポンダシステム用アンテナ |
JP2013134553A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Tetsuro Wada | 電子タグ |
JP2014176077A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Nippon Electronics Service Kk | 自動車個体管理に適したrfidデータキャリア |
WO2014203835A1 (ja) * | 2013-06-19 | 2014-12-24 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | アンテナ |
WO2017179408A1 (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | Nok株式会社 | Icタグ及びicタグの製造方法 |
JP6249144B1 (ja) * | 2016-04-14 | 2017-12-20 | Nok株式会社 | Icタグ及びicタグの製造方法 |
JP2019033343A (ja) * | 2017-08-07 | 2019-02-28 | アルプス電気株式会社 | 電力変換装置、及び、折返しダイポールアンテナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090096696A1 (en) | 2009-04-16 |
TW200931722A (en) | 2009-07-16 |
EP2212969A4 (en) | 2010-12-29 |
MX2010003857A (es) | 2010-04-27 |
EP2212969A1 (en) | 2010-08-04 |
CA2702040A1 (en) | 2009-04-16 |
AU2008311156A1 (en) | 2009-04-16 |
KR20100086475A (ko) | 2010-07-30 |
WO2009048767A1 (en) | 2009-04-16 |
BRPI0816637A2 (pt) | 2015-03-10 |
CN101855781A (zh) | 2010-10-06 |
US8717244B2 (en) | 2014-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8717244B2 (en) | RFID tag with a modified dipole antenna | |
US20100123553A1 (en) | Rfid tag antenna with capacitively or inductively coupled tuning component | |
JP4263359B2 (ja) | セキュリティを強化した識別タグ | |
US7375631B2 (en) | Enabling and disabling a wireless RFID portable transponder | |
AU762495B2 (en) | Application for a radio frequency identification system | |
US8115636B2 (en) | RFID tag with a reduced read range | |
US20050212707A1 (en) | Radio frequency identification tags with compensating elements | |
US20080143535A1 (en) | Antenna for a backscatter-based rfid transponder | |
AU2006270002A1 (en) | Solenoid antenna | |
JP2002522849A5 (ja) | ||
HU224786B1 (en) | Electronic label | |
WO2003107292A1 (en) | Remote identification device |