JP4863356B2 - 物品管理棚用のアンテナ付き棚板およびこのアンテナ付き棚板を用いた物品管理棚 - Google Patents

物品管理棚用のアンテナ付き棚板およびこのアンテナ付き棚板を用いた物品管理棚 Download PDF

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Description

本発明は、物品棚に収納される各種の物品(例えば、曲面形状を有するビンなどの容器、不定形状の衣類、小さな宝飾品、書籍類など)のうちの少なくとも一種類の物品がその上に載置されるのに用いられかつリーダ用アンテナが設けられたアンテナ付き棚板と、このようなアンテナ付き棚板を用いた物品管理棚とに関するものである。本文において、「書籍類」とは、書籍のみならず、新聞、雑誌、資料、書類、その他の紙製媒体や、このような紙製媒体をバインダなどにより綴じ込むことによって作成された書類綴じ込みファイルや、CD、DVDなどの光記録媒体や、ビデオテープ、オーディオテープなどの磁気記録媒体も含んでいる。
従来から、物品管理システムとして、物品1個毎にバーコードを貼り付け、このバーコードをバーコードリーダにより走査してその情報をコンピュータに取り込むことによって、物品を管理するようにしたシステムが普及している。
一方、商品などの物品の入出庫、在庫、販売などの管理システムとして、近年は、従来の荷札、棚札、バーコードなどを用いるシステムに代えて、大容量の情報を非接触で記録することができるRFID(Radio Frequency Identification)システムが各方面で採用されつつある。このRFIDシステムは、物品側に取付けられる電子タグと、この電子タグと無線通信により交信するためのアンテナを備えたリーダライタとから構成されている。このような電子タグは、無線タグまたはICタグとも呼ばれていて、情報が記録されるメモリが組み込まれたICチップと、小型アンテナとをそれぞれ含む通信回路から成っている。そして、物品管理棚に収納された電子タグ付き物品がリーダライタ用アンテナと交信する方法としては、
(1)移動式またはハンディタイプのリーダライタ用アンテナと交信する方法、
(2)物品管理棚の棚板の上面、下面または内部や物品管理棚の背面板または側板の内側面または外側面に設置されたリーダライタ用アンテナと交信する方法、
がある。
物品の数量が数万個にも及んでいてその管理の効率化が望まれている例として、図書館における蔵書の管理が挙げられる。このような図書館での蔵書の管理をRFIDシステムでもって行う場合には、通常は、上記(1)項に記載の方法が用いられている。この場合には、書籍類の背表紙、表表紙または裏表紙に貼り付けられた電子タグを作業員がハンディタイプのリーダライタ用アンテナでもってなぞって管理するようにしている。したがって、RFIDシステムによってこのような蔵書管理を行えば、図書館の書棚から書籍類を1冊ずつ抜き出してからハンディタイプのバーコードリーダ(いわゆる、ハンディスキャナ)を書籍類のバーコードに当てて走査するようにした接触型のバーコードシステムによる蔵書管理よりも、作業性が格段に向上する。しかし、ハンディタイプのリーダライタ用アンテナによる非接触型走査の場合でも、その精度のために走査速度に制限があるから、蔵書数量にもよるが、定期的な蔵書整理または蔵書の棚卸しのために必要とされる閉館期間が数日間にも及んでいるのが現状である。
これに対し、図書館での蔵書管理をRFIDシステムを用いた上記(2)項に記載の方法でもって行うことも提案されている。具体的には、書籍類に貼り付けられる電子タグの向きを一様に定めるとともに、書籍類を収納する書棚に設置されたリーダライタ用アンテナが上記電子タグと無線通信により交信することによって、情報が記録された電子タグとリーダライタ用アンテナとの間で情報の接受を行うようにした物品管理棚および物品管理システムが、以下に記述するように、提案されている。
例えば、特許文献1には、書籍類の情報が記録された電子タグをこの書籍類の背表紙に貼り付けるとともに、間口方向に細長いほぼ長方形状の単純ループ型リーダライタ用アンテナを書棚の棚板の外周部分に沿ってこの棚板に設置し、この棚板上に載置した書籍類の電子タグとリーダライタ用アンテナとの間で電磁誘導方式により交信することによって、書籍類を管理するシステムが開示されている。
特開2004−269079号公報
また、特許文献2にも、書籍類の表紙面に貼り付けた電子タグとリーダライタ用アンテナとの間で交信を行うことによって、書籍類を管理するシステムが開示されている。この特許文献2に開示されている書籍類の管理システムの場合には、複数個のリーダライタ用アンテナのうちの互いに近接する少なくとも2つのアンテナを書棚の書籍収納空間の共通の面(すなわち、背面、底面または上面)に半分程度ずつ位置をずらせた状態で互いに部分的に重ね合せて設置するようにしている。そして、複数個のリーダライタ用アンテナのうちで通信動作をするアンテナを順次切替えて書棚の棚板上の通信可能な領域を順次変更することによって、リーダライタ用アンテナが書棚の棚板上のいずれの位置にある書籍類の電子タグとも交信することができるようにしている。このような特許文献2に開示されている書籍類の管理システムを用いれば、書籍類を一冊毎にハンディタイプのリーダライタ用アンテナでもって走査する作業が不要になるから、書籍類の管理業務を大幅に効率化することができる。
特開2003−72919号公報
しかし、上記特許文献1および2にそれぞれ開示されている書籍類の管理システムの場合には、つぎの(A)項〜(C)項に記載のような問題点がある。これらの問題点が生じる理由は、これらの(A)項〜(C)項のそれぞれの記載のつぎに順次記載する(a)項〜(c)項に記載のとおりである。
(A)物品に貼り付けられた電子タグがリーダライタ用アンテナに対して所定の向きに向いていないときには、両者の間の交信が困難になる。なお、書籍類などのように電子タグの向きを所定の方向に揃えやすい場合には、人為的な作業によって電子タグの向きを揃えることができるが、形状や大きさが不特定な物品に貼り付けられた電子タグの場合には、このような電子タグの向きを物品1個毎に一様に統一するのは非常に難しい。
(a)リーダライタ用アンテナによって形成される磁力線の向きが限定されるから、電子タグのアンテナ面がこの磁力線と交わらない方向に向いている場合には、リーダライタ用アンテナと電子タグとの間での交信が困難になる。
(B)棚板の周辺部分に沿って設けられた単純ループ型のリーダライタ用アンテナの場合には、電子タグが棚板の間口方向に対して平行な方向になるように棚板の奥向き方向の中央部分に配置されたときに、リーダライタ用アンテナと電子タグとの間での交信ができなくなりやすい。また、棚板の間口方向とは直角な方向になるように配置された電子タグは、棚板の間口方向における両縁部分に配置されたとき以外は、リーダライタ用アンテナと交信ができない。
(b)これらいずれの場合にも、リーダライタ用アンテナによって形成される磁力線のうちで、電子タグ面と交わる磁力線が少ない。
(C)多数個のループ状アンテナをリーダライタ用アンテナとして棚板の間口方向に順次ずらせて設置した場合には、間口方向に対して平行に配置された電子タグに対して通信不能な領域が、棚板の奥行き方向の中央部分に存在する場合がある。また、互いに隣接するアンテナ間の部分では、棚板の奥行き方向の全域で電子タグと通信不能になる場合がある。また、多数個のリーダライタ用アンテナを順次切り替えて動作させる必要があるから、この多数個のアンテナを順次切り替えのための機器が必要となり、このために、コストが上昇するとともに、この多数個のアンテナを順次切り替えるために、リーダライタ用アンテナと電子タグとの間での交信時間が長くなる。
(c)棚板の間口方向に対して直角に配置された電子タグに対する交信状態は改善されるが、リーダライタ用アンテナによって形成される磁力線のうちで、棚板の間口方向に対して平行に配置された電子タグ面と交わる磁力線の本数は改善されない。また、多数個のリーダライタ用アンテナを順次切り替えて動作させるために、リーダライタ用アンテナの個数だけの切替器が必要である。
本発明は、上述のような問題点を解決するために発明されたものであって、物品管理棚の棚板上に載置される物品に設けられた電子タグの向きには実質的に無関係に、上記電子タグとの間の通信が可能なアンテナ付き棚板およびこのようなアンテナ付き棚板を用いた物品管理棚を提供することを目的としている。
本発明は、その第1の観点によれば、物品棚に収納される物品がその上に載置されるのに用いられかつリーダ用アンテナが設けられたアンテナ付き棚板において、上記リーダ用アンテナが複数個のアンテナから成り、上記複数個のアンテナのうちの第1のアンテナのアンテナパターンは、上記棚板のほぼ間口方向に延在する第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記棚板のほぼ奥行き方向に延在する第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在しかつ上記第1の縁部とは反対側の第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ奥行き方向に延在しかつ上記第2の縁部とは反対側の第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、上記複数個のアンテナのうちの第2のアンテナのアンテナパターンは、上記第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、上記第1のアンテナの上記第1および/または上記第3のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第1および/または上記第3のパターン部分とは、上記ほぼ間口方向に延在する複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、上記屈曲部のそれぞれは、第1および第2の立上り部と、これら第1および第2の立上り部の先端部を互いに連結している連結部とをそれぞれ備える凸形状から成ることを特徴とする物品管理棚用アンテナ付き棚板に係るものである。
本発明のこの第1の観点においては、上記棚板に設けられた上記リーダ用アンテナを上記ほぼ奥行き方向に延在する仮想の単位領域区分線によって単位領域に区分したときの上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第1の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、他方が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちの上記いずれか一方が上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分であるときには、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分が、上記棚板の上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちの上記いずれか一方が上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分であるときには、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分が、上記棚板の上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備えているのが好ましい。
本発明は、その第2の観点によれば、物品棚に収納される物品がその上に載置されるのに用いられかつリーダ用アンテナが設けられたアンテナ付き棚板において、上記リーダ用アンテナが複数個のアンテナから成り、上記複数個のアンテナのうちの第1のアンテナのアンテナパターンは、上記棚板のほぼ間口方向に延在する第1の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記棚板のほぼ奥行き方向に延在する第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在しかつ上記第1の縁部とは反対側の第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ奥行き方向に延在しかつ上記第2の縁部とは反対側の第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、上記複数個のアンテナのうちの第2のアンテナのアンテナパターンは、上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とは、上記ほぼ間口方向に延在する複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、上記屈曲部のそれぞれは、第1および第2の立上り部と、これら第1および第2の立上り部の先端部を互いに連結している連結部とをそれぞれ備える凸形状から成ることを特徴とする物品管理棚用アンテナ付き棚板に係るものである。
本発明のこの第2の観点においては、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分の上記ベースライン部と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分の上記屈曲部の上記連結部とのそれぞれが、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在する仮想の棚板中心線との間を延在し、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分の上記屈曲部の上記連結部と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分の上記ベースライン部とのそれぞれが、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記棚板中心線との間を延在するのが好ましい。
本発明の上記第1および第2の観点においては、上記第2のアンテナの上記凸形状の屈曲部が、平面的に見て、上記第1のアンテナの上記凸形状の屈曲部に対して上記ほぼ間口方向に位置ずれした状態で配設されることによって、上記第1のアンテナの上記凸形状の屈曲部に重なる部分と重ならない部分とを有しているのが好ましい。この場合、この重なり部分の間口方向における幅は、基本的には、上記凸形状の屈曲部の幅を上記複数個のアンテナのアンテナ個数(換言すれば、上記複数個)で割った値であってよいが、後述のように、±25%などの変動幅があってもよい。
また、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記第1のアンテナの上記第2のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第2のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第2の縁部にほぼ沿って上記ほぼ奥行き方向に延在するとともに、他方が、上記いずれか一方の上記第2の縁部とは反対側を上記ほぼ奥行き方向に延在し、上記第1のアンテナの上記第4のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第4のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第4の縁部にほぼ沿って上記ほぼ奥行き方向に延在するとともに、他方が、上記いずれか一方の上記第4の縁部とは反対側を上記ほぼ奥行き方向に延在するのが好ましい。また、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナのそれぞれが、平面的に見て交差部位を有していないのが好ましい。また、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナのうちのいずれか1つのアンテナと、これら複数個のアンテナのうちの別の1つのアンテナとの上記棚板の厚さ方向における相互の間隔が、70mm以下であるのが好ましい。また、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記棚板の主要構成要素がガラス板であるのが好ましい。また、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記複数個のアンテナの少なくともアンテナパターンのそれぞれは、断面形状がほぼ円形その他の形状であってよいワイヤ導線によって構成されたもの(換言すれば、既成の線状導電体を棚板に取付けたもの)であってよい。そして、このように構成すれば、上記アンテナパターンの幅を小さくすることができるので、物品棚がガラス板などの透光性材料から構成されている場合に、物品棚の透光性が上記アンテナパターンのために低減するのを実質的に防止することができる。この場合、上記ワイヤ導線の断面径は、実用性の観点から見て一般的に、1.0mm以下であるのが好ましく、また、0.02mm以上であるのが好ましい。
さらに、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナが順次動作するように構成されているのが好ましい。このように構成すれば、複数個のアンテナの相互の干渉を効果的に防止することができるので、複数個のアンテナのうちの少なくとも1個によって形成される磁力線が棚板上で任意の方向を向いている電子タグに交差するのを効果的に達成することができる。さらに、本発明の上記第1および第2の観点においては、上記リーダ用アンテナは、リーダライタのライタ用アンテナを兼用しているリーダライタ用アンテナであるのが好ましい。
本発明は、その第3の観点によれば、上記第1の観点によるアンテナ付き棚板および上記第2の観点によるアンテナ付き棚板のうちから選ばれたアンテナ付き棚板を少なくとも1枚、棚板として備えていることを特徴とする物品管理棚に係るものである。
本発明によれば、棚板上に載置される物品に設けられた電子タグの向きが棚板に対して特定されていなくても、複数個のアンテナのそれぞれが棚板上の通信不能領域を相互に補うように機能するから、棚板上に載置される物品に設けられた電子タグとのリーダ用アンテナの無線通信による交信を良好に行うことができる。したがって、棚板上に載置される物品に設けられた電子タグの向きを棚板に対して揃える必要がないから、物品管理棚による物品の管理を確実かつ容易に行うことができる。例えば、多数の人が利用する図書館などでは、書籍類が必ずしも正面を向いて置かれているとは限らず、また、書籍類の大小に応じて電子タグの位置も様々になるが、人手によって書籍類を正確に揃える作業を行わなくても、書籍類の管理を容易に行うことができる。また、棚板に対する電子タグの向きには実質的に無関係に、リーダ用アンテナが電子タグとの無線通信による交信を良好に行うことができるから、本発明は、荷物や薬品の保管棚、商品のショーケースなどの物品管理棚のように、そこに設けられた電子タグの向きを棚板に対して統一しにくい物品を管理する棚に適用するのにも適している。
つぎに、本発明の第1および第2の実施例を、「1、第1の実施例」および「2、第2の実施例」に項分けして、図面を参照しつつ説明する。
1、第1の実施例
まず、本発明の第1の実施例を、「(1)物品管理棚の全体的構成」、「(2)リーダライタ用アンテナのパターン形状」および「(3)リーダライタ用アンテナの動作試験」に項分けして、図1〜図7を参照しつつ説明する。
(1)物品管理棚の全体的構成
本発明の第1の実施例における図1〜図3に示す物品管理棚1は、図1に示すように、向かって左側の側板2、向かって右側の側板3、背面板4、天板5および底板6から構成されたほぼ箱蓋形状(換言すれば、ほぼ直方体形状)を有している。これら左右一対の側板2、3、背面板4、天板5および底板6は、ガラス、合成樹脂、木などの適当な材料からそれぞれ構成されることができ、底板6は、最下段の棚板を兼用している。物品管理棚1は、ガラス、合成樹脂などからほぼ透明に構成されているのが好ましい前面板(図示せず)をさらに備えていてもよく、このような前面板は、例えば、左右一対の引き戸構造であってよい。なお、左右一対の側板2、3、背面板4、天板5、底板6および前面板の1つまたは複数もしくは全部は金属であってもよく、その表面にリーダライタ用アンテナを形成する場合には、この表面を絶縁層で被覆してから形成すればよい。図示の実施例においては、左右一対の側板2、3は底板6から下方に多少突出するように構成され、これら左右一対の突出部によって、左右一対の支持脚7、8がそれぞれ形成されている。
図1に示す物品管理棚1は、図示の実施例においては、ガラス、合成樹脂、木などの非金属性の適当な材料からそれぞれ構成されている最上段の棚板11、2段目の棚板12、3段目の棚板13、4段目の棚板14および最下段の上記棚板6をそれぞれ備えている5段構成のものである。これらの棚板6、11〜14は、左右一対の側縁部を適当な支持手段(図示せず)によって、左右一対の側板2、3などに支持されることができる。
図1に示す物品管理棚1の各棚板6、11〜14には、それぞれの棚板面に対してほぼ平行になるように、リーダライタ用アンテナ15が設置されている。そして、これらのリーダライタ用アンテナ15は、ツイストケーブルまたは同軸ケーブル(いずれも図示せず)によって切替器16を介してリーダライタ本体(図示せず)に接続されている。このリーダライタ本体は、リーダライタ用アンテナ15と電気信号などの情報をやりとりをするためのものであって、インタフェース回路(図示せず)を介してコンピュータ(図示せず)に接続されている。上記切替器16は、物品管理棚1に配置することができ、図示の実施例においては、天板5上に配置されている。上記リーダライタ本体も、必要に応じて、物品管理棚1に同様に配置されることができる。本発明においては、棚板6、11〜14は、スチール、アルミニウム合金などの金属性の適当な材料からそれぞれ構成することもできる。この場合には、棚板6、11〜14の金属性材料による磁束の打ち消し現象が生じないように、この金属性材料とリーダライタ用アンテナ15との間にフェライトシートなどの磁性材料シート(図示せず)を介在させるのが好ましい。
図1に示す物品管理棚1の各棚板6、11〜14上には、種々の形態の物品17が混載されており、これらの物品17には、シート形状であってよい電子タグ18がそれぞれ設けられている。電子タグ18は、物品17が書籍類17aの場合には、背表紙、表表紙または裏表紙に貼り付けられていてよく、書籍類以外の箱、容器などの物品17bの場合には、側面、上面、下面などに貼り付けられていてよい。これらいずれの場合でも、電子タグ18は、各棚板6、11〜14の面に対して特定の位置や特定の向きである必要は特にない。このような電子タグ18は、図4に示すように、この電子タグ18の中心とその中心がほぼ一致している1回巻きまたは複数回巻きのほぼループ形状の小型アンテナ21と、情報が記録されるメモリが組み込まれかつほぼループ形状の小型アンテナ21の中央開口に配されたICチップ22とを含む通信回路を備えていてよい。
図1および図2に示す物品管理棚1の各棚板6、11〜14は、例えば、間口方向の長さLが約900mmで奥行き方向の長さLが約350mmのほぼ長方形状であってよい。各棚板6、11〜14には、図2に示すように、第1および第2のアンテナ23、24から成るリーダライタ用アンテナ15が設置されている。図2Aは、第2のアンテナ24を省略して第1のアンテナ23のみを投影して示す、例えば最上段の棚板11の平面図である。図2Bは、第1のアンテナ23を省略して第2のアンテナ24のみを投影して示す、例えば最上段の棚板11の平面図である。図2Cは、第1および第2のアンテナ23、24の両方を投影して示す、例えば最上段の棚板11の平面図である。棚板11以外の各棚板6、12〜14にも、図2に示す棚板11と実質的に同一形状のリーダライタ用アンテナ15が設置されていてもよいし、第1および第2のアンテナ23、24のうちのいずれか一方または両方の形状が棚板11とは異なっているリーダライタ用アンテナ15が設置されていてもよい。図2および図5においては、図示の都合上、第1のアンテナ23を実線で示し、第2のアンテナ24を破線で示している。
リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24は、図3に示すように、ガラス、合成樹脂、木などの非金属性の適当な材料からそれぞれ成る上下2枚の板25、26の少なくとも一方に導電線塗料(例えば、銀ペースト)を例えば約20mmの幅でそれぞれ印刷および焼成することによって構成した導電パターンであってよい。また、第1および第2のアンテナ23、24(具体的には、ほぼループ形状のアンテナパターン31と一対の端子部32a、32bとの両方)は、断面形状がほぼ円形で断面径が0.1mmの銅線を用いて構成されたものであってよい。この場合、上記銅線は、所定のパターン形状に屈曲成形されてから板25、26の少なくとも一方に適当な接着剤により部分的または全体的に接着されることにより取付配置されればよい。さらに、第1および第2のアンテナ23、24のうちの一対の端子部32a、32bは、上述のように、導電性塗料を印刷および焼成することによって構成した導電パターンから構成されるとともに、ほぼループ形状のアンテナパターン31は、上述のように、銅線から構成されていてもよい。この場合、アンテナパターン31の両端部は、適当な導電性接着剤による接着、半田付けなどにより一対の端子部32a、32bに電気的に接続されればよい。
ついで、これらの板25、26がPVB樹脂などの非導電性フィルムから成る中間膜27を用いて貼り合せられることによって、第1および第2のアンテナ23、24は上下2枚の板25、26の間に挟み込まれる。これらの板25、26は、例えば、厚さ約5mmのガラス板であってよく、中間膜27の厚みLは、例えば約300μmであってよい。第1および第2のアンテナ23、24を構成する材料も、必ずしも導電性塗料である必要はなく、導電性フィルム、導電性金属箔、金属線などであってもよい。このように構成されたリーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24は、互いに電気的に絶縁されかつ棚板6、11〜14の表面に対してそれぞれほぼ平行な状態(換言すれば、アンテナ23、24同士が互いにほぼ平行な状態)でもって2枚のガラス板25、26の間に挟み込まれているので、棚板6、11〜14上に配置される物品17との接触によって擦傷が生じるのが防止される。また、棚板6、11〜14の上下面を構成しているガラス板は耐水性、耐薬品性などに優れているから、図1に示す物品管理棚1は種々の用途に用いられることができる。棚板6、11〜14が透明なガラス材料から構成される場合には、リーダライタ用アンテナ15も、酸化インジュウムスズ(ITO)、二酸化スズ(SnO)などから成る透明導電膜によって構成することができる。
本発明においては、互いにほぼ平行である複数個のアンテナ23、24の厚さ方向における相互の間隔L(図3参照)は、実用性の観点から言って一般的に、0.1〜70mmの範囲であるのが好ましい。ただし、この間隔Lが0.1mmよりも小さくても、複数個のアンテナ23、24の間の電気的絶縁が可能であればよい。また、この間隔Lが70mmよりも大きければ、複数個のアンテナ23、24のいずれもが、棚板6、11〜14上に載置した物品17に設けた電子タグ18と良好に交信しにくくなる。
リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24は、図示の実施例においては、各棚板6、11〜14の内部に埋設されているが、これら第1および第2のアンテナ23、24のうちの少なくとも一方のアンテナが各棚板6、11〜14の上面に同様にして形成されていてもよい。また、各棚板6、11〜14の上下をひっくり返して使用することなどによって、上記少なくとも一方のアンテナを各棚板6、11〜14の下面に形成することができる。さらに、第1および第2のアンテナ23、24のうちの一方を各棚板6、11〜14の上面に形成するとともに、他方を各棚板6、11〜14の下面に形成することもできる。これらいずれの場合においても、各棚板6、11〜14の主要構成要素である板25、26が第1および第2のアンテナ23、24の間に介在するときには、中間膜27を省略することができる。また、これらのアンテナ23、24が各棚板6、11〜14の上面および/または下面に形成されるときには、各棚板6、11〜14上に配置される物品17に接触する機会を減らすために、上記少なくとも一方のアンテナを含む各棚板6、11〜14の上面および/または下面を適当な絶縁材料から成る被覆膜でもって被覆することができる。
(2)リーダライタ用アンテナのパターン形状
物品17に設けられた電子タグ18と無線通信により交信するためのリーダライタ用アンテナ15は、図2に示すように、第1のアンテナ23と第2のアンテナ24とから成っている。第1および第2のアンテナ23、24は、いずれも、図2に示すように、ワンループなどのループ型のものであってよく、電磁結合方式の電子タグ18に対応したパターン形状を有している。第1および第2のアンテナ23、24は、いずれも、図2に示すように、ほぼループ形状のアンテナパターン31と、このほぼループ形状のアンテナパターン31の両端部にそれぞれ連設されて互いに近接している一対の端子部32a、32bとから成っている。これら一対の端子部32a、32bの間には隙間33が設けられているので、ほぼループ形状のアンテナパターン31の両端部の間にも同様に隙間33が存在している。これら一対の端子部32a、32bは、適当なリード線などによって、図1に示す切替器16に電気的に接続されていてよい。図示の実施例においては、第1および第2のアンテナ23、24のほぼループ形状のアンテナパターン31は、ほぼ等幅にそれぞれ形成されることができ、一対の端子部32a、32bも、必要に応じて、このほぼループ形状のアンテナパターン31とほぼ等幅(換言すれば、約20mmの幅)に形成されることができる。
第1のアンテナ23のほぼループ形状のアンテナパターン31は、図2Aに示すように、端子部32aが連設されかつ棚板11の後縁部34の側に位置する第1パターン部分35と、棚板11に向かって左側の縁部36の側に位置する第2のパターン部分37と、棚板11の前縁部(換言すれば、物品取出し側の縁部)38の側に位置する第3のパターン部分39と、端子部32bが連設されかつ棚板11の向かって右側の縁部40の側に位置する第4のパターン部分41とが順次連設されたものであってよく、全体として、隙間33を除いてループ形状に構成されていてよい。第1のアンテナ23のほぼループ形状のアンテナパターン31は、その一部分と別の一部分とが交差する交差部位を有していないワンループのものであるのが好ましい。本文において、この「交差」とは、電気的には接続交差していないが、棚板11を上面から見た投影図において(換言すれば、平面的に見て)交差していることを意味している。
図2Aに示すように、第1のアンテナ23の第1のパターン部分35は、棚板11の後縁部34に近接しかつこの後縁部34にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の間口方向にほぼ平行な状態であって、図示の実施例においては、ほぼ直線的−以下、同じ)でもって棚板11の間口方向のほぼ全長にわたって延在している。第1のアンテナ23の第2のパターン部分37は、棚板11の向って左側の縁部36に近接しかつこの左側縁部36にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の奥行き方向にほぼ平行な状態であって、図示の実施例においては、ほぼ直線的−以下、同じ)でもって延在している。第1のアンテナ23の第4のパターン部分41は、棚板11の向って右側の縁部40から多少離れかつこの右側縁部40にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の奥行き方向にほぼ平行な状態)でもって延在している。
第1のアンテナ23の第3のパターン部分39は、棚板11の前縁部38から多少離れかつこの前縁部38にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の間口方向にほぼ平行な状態)でもって相互の間に間欠部分42が生じるように間欠的に延在している複数本のベースライン部43と、これら間欠的に延在している複数本のベースライン部43の間(換言すれば、間欠部分42)にそれぞれ存在している好ましくは複数個の屈曲部44とから成っている。各ベースライン部43は、棚板11の奥行き方向の中心に沿って棚板11の間口方向に延在する棚板11の仮想の中心線45よりも前縁部38側を延在している。各屈曲部44は、向って左側のベースライン部43の向って右側の縁部にその前縁部を連設されかつ棚板11の後縁部34に向って立上っている第1の立上り部46と、向って右側のベースライン部43の向って左側の縁部にその前縁部を連設されかつ棚板11の後縁部34に向って立上っている第2の立上り部47と、これら第1および第2の立上り部46、47の後縁部をそれぞれ連結するように開口方向にほぼ平行に延在している連結部48とから成り、全体として、ほぼ長方形状の凸形状部分であるのが好ましい。この場合、連結部48は、棚板中心線45よりも棚板11の後縁部34の側を間口方向にほぼ平行に延在しているのが好ましい。したがって、第1および第2の立上り部46、47は、棚板中心線45の一方の側(具体的には、棚板11の前縁部38側の部分)から他方の側(具体的には、棚板11の後縁部34側の部分)まで棚板中心線45にほぼ直交するように交差して延在しているのが好ましい。
第1のアンテナ23のアンテナパターン31の寸法を例示すれば、つぎの(a)項〜(d)項に記載のとおりである。ただし、上記寸法は、アンテナパターン31の幅方向における中心を通る線を基準として算出している。
(a)各屈曲部44の第1の立上り部46と第2の立上り部47との間隔L:約150mm(この間隔Lは、第1の屈曲部44の第2の立上り部47と、この第1の屈曲部44の右側に隣接している第2の屈曲部44の第1の立上り部46との間隔と実質的に同一であってよい。)、
(b)各屈曲部44の第1および第2の立上り部46、47のそれぞれの長さL:約180mm、
(c)第1のパターン部分35とベースライン部43との間隔L:約250mm、および
(d)第1のパターン部分35と連結部48との間隔L:約70mm(この数値は、式(L−L=L)からも求めることができる。)。
図2を観察すれば明らかなように、図2Bに示す第2のアンテナ24のほぼループ状のアンテナパターン31は、図2Aに示す第1のアンテナ23のほぼループ形状のアンテナパターン31とは、棚板中心線45を対称軸として実質的に線対称に構成されている。ただし、第2のアンテナ24のアンテナパターン31は、図2Cから明らかなように、第1のアンテナ23のアンテナパターン31とは上記(a)項に記載の間隔Lのほぼ1/2(図示の実施例においては、約80mm)だけ向って右側にずれた状態でもって、棚板11に形成されている。したがって、第1のアンテナ23のアンテナパターン31についての以上の説明は、上述のように右側にずれていることと上述のように線対称であることとによって生じる変更事項を除いて、第1のアンテナ24のアンテナパターン31についても同様に当てはまる。
第2のアンテナ24のアンテナパターン31について図2Bを参照して説明を多少追加すると、第2のパターン部分37は、棚板11の向って左側の縁部36から多少離れかつこの左側縁部36にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の奥行き方向にほぼ平行な状態)でもって延在している。第2のアンテナ24の第4のパターン部分41は、棚板11に向って右側の縁部40に近接しかつこの右側縁部40にほぼ平行な状態(換言すれば、棚板11の奥行き方向にほぼ平行な状態)でもって延在している。図2Cから明らかなように、第1のアンテナ23の各ベースライン部43は、平面的に見て、第2のアンテナ24の各連結部48とは奥行き方向におけるほぼ同一の位置に存在しているので、平面的に見て、上記各連結部48とほぼ1/2ずつ重なっている。第1のアンテナ23の各連結部48は、平面的に見て、第2のアンテナ24の各ベースライン部43とは奥行き方向におけるほぼ同一の位置に存在しているので、平面的に見て、ほぼ1/2ずつ上記各ベースライン部43と重なっている。これは、ほぼ長方形状の凸形状部分によってそれぞれ構成されている第1および第2のアンテナ23、24の各屈曲部44の奥行き方向における中心線が棚板中心線45とほぼ一致しているためである。本発明においては、一方のアンテナ23、24のベースライン部43と他方のアンテナ24、23の連結部48とは、上述のように互いに重なり合う必要は特になく、奥行き方向に或る程度互いにずれていてもよい。
図2Cに示すように、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24が共通の棚板11に形成された状態においては、第1のパターン23の第1のパターン部35は、棚板11の後縁部34に近接しかつこの後縁部34にほぼ平行な状態でもって棚板11の間口方向のほぼ全長にわたって延在している。また、第2のアンテナ24の第1のパターン部分35は、棚板11の前縁部38に近接しかつこの前縁部38にほぼ平行な状態でもって棚板11の間口方向のほぼ全長(ただし、棚板11の向って左側の縁部36からは多少離れている。)にわたって延在している。また、第1のアンテナ23の第2のパターン部分37は、棚板11の向って左側の縁部36に近接しかつこの左側縁部36にほぼ平行な状態でもって棚板11の奥行き方向のほぼ全長(ただし、棚板11の前縁部38からは多少離れている。)にわたって延在している。また、第2のアンテナ24の第4のパターン部分41は、棚板11の向って右側の縁部40に近接しかつこの右側縁部40にほぼ平行な状態でもって棚板11の奥行き方向のほぼ全長(ただし、棚板11の後縁部34からは多少離れている。)にわたって延在している。また、第1のアンテナ23の第1、第2および第3のベースライン部43と第2のアンテナ24の第1および第2の連結部48とは、棚板中心線45と棚板11の前縁部38との間にそれぞれ位置している。さらに、第1のアンテナ23の第1および第2の連結部48と第2のアンテナ24の第1、第2および第3のベースライン部43とは、棚板中心線45と棚板11の後縁部34との間にそれぞれ位置している。
第1のアンテナ23の第2のパターン部分37と第2のアンテナ24の第4のパターン部分41との間には、第1のアンテナ23の第2のパターン部分37、第2のアンテナ24の第2のパターン部分37、第1のアンテナ23の第1の屈曲部44の第1の立上り部46、第2のアンテナ24の第1の屈曲部44の第1の立上り部46、第1のアンテナ23の第1の屈曲部44の第2の立上り部47、第2のアンテナ24の第1の屈曲部44の第2の立上り部47、第1のアンテナ23の第2の屈曲部44の第1の立上り部46、第2のアンテナ24の第2の屈曲部44の第1の立上り部46、第1のアンテナ23の第2の屈曲部44の第2の立上り部47、第2のアンテナ24の第2の屈曲部44の第2の立上り部47、第1のアンテナ23の第4のパターン部分41および第2のアンテナ24の第4のパターン部分41が、それぞれほぼ等間隔(すなわち、ほぼL/2の間隔)でもって、向って左側から向って右側にかけて順次配置されている。上記順次配置されている間隔は必ずしもそれぞれほぼ等間隔である必要はなく、等間隔でない方が通信可能領域が広くなる場合もある。本発明においては、これらそれぞれの間隔の変動幅は、実用性の観点から言って一般的に、等間隔の場合に較べて±25%(図示の実施例では、上記間隔が上記0.375L〜0.625L)の数値範囲であるのが好ましい。
図示の実施例においては、アンテナパターン31を構成しているパターン要素のうちの第1のパターン部分35、ベースライン部43および連結部48のそれぞれは、棚板11のほぼ間口方向に延在するように構成されている。また、上記パターン要素のうちの第2のパターン部分37、第4のパターン部分41、第1の立上り部46および第2の立上り部47のそれぞれは、棚板11のほぼ奥行き方向に延在するように構成されている。しかし、これらのパターン要素35、43、37、41、46〜48のそれぞれは、棚板11の間口方向または奥行き方向に対して、単純に傾斜していたり、折れ線状、波形状などにジグザグ形状になっていたりして傾斜していてもよい。しかし、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、パターン要素35、43、48のそれぞれが棚板11の間口方向に対して成す角度は±20°の範囲であるのが好ましく、±10°の範囲であるのがさらに好ましく、±5°の範囲であるのが最も好ましい。また、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、パターン要素37、41、46、47のそれぞれが棚板11の奥行き方向に対して成す角度は、±20°の範囲であるのが好ましく、±10°の範囲であるのがさらに好ましく、±5°の範囲であるのが最も好ましい。この場合、複数個のアンテナ23、24のうちのいずれか一方のアンテナパターン31を構成している互いに隣接する第1および第2の立上り部46、47の成す角度は、これら第1および第2の立上り部46、47によってそれぞれ生じる磁力線が相互に干渉するのをできるだけ防止し得るようにできるだけ小さい方がよい。したがって、凸形状の屈曲部44は、ほぼ長方形状、ほぼ平行四辺形状などのほぼ台形状(ただし、横倒しの台形状)である方がよい。また、本発明においては、実用性の観点から言って一般的に、共通のアンテナパターン31を構成している互いに隣接する第1および第2の立上り部46、47の成す角度は、±20°の範囲であるのが好ましく、±10°の範囲であるのがさらに好ましく、±5°の範囲であるのが最も好ましい。
(3)リーダライタ用アンテナの動作試験
図7は、図1〜図3に示す本発明の第1の実施例においてそれぞれ用いられている物品17に設けられた電子タグ18と、棚板11に設けられたリーダライタ用アンテナ15のほぼループ形状のアンテナパターン31と、磁力線51との関係を概略的に示している。図7において、アンテナパターン31は、紙面に対してほぼ垂直に延在している。この図7に示す動作試験において用いられた図4に示す電子タグ18は、縦方向の長さLが85.6mmで横方向の長さLが54mmであった。
上記動作試験においては、棚板11に設けられた第1および第2のアンテナ23、24に周波数13.56MHzの高周波を交互に給電した。これとともに、電子タグ18を棚板11の表面に対してほぼ一定の向きにしかつこの表面からほぼ一定の距離を保ってほぼ水平方向に移動させて、リーダライタ用アンテナ15に対する電子タグ18の通信の可否を判定した。上記動作試験における評価結果をそれぞれ示す図5および図6においては、通信不能領域52はハーフトーンで示され、通信可能領域53にはハーフトーンが施されてはいない。
図5Aは、電子タグ18の表面を棚板11の表面に対してほぼ平行にしかつ電子タグ18の長さ方向を棚板11のほぼ間口方向にするとともに、棚板11の表面と電子タグ18との間の距離がほぼ80mmのほぼ一定となるように電子タグ18を保持して、電子タグ18を棚板11の上方およびその周辺領域において移動させた場合の評価結果を示している。この図5Aから、電子タグ18が棚板11の上方にあるときには、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信が確実に可能であることが分る。図5Bは、電子タグ18の表面を棚板11の表面に対してほぼ垂直にしかつ電子タグ18の長さ方向を棚板11のほぼ奥行き方向にするとともに、棚板11の表面と電子タグ18の上辺との間の距離がほぼ80mm(電子タグ18の下辺との間の距離はほぼ26mm)のほぼ一定となるように電子タグ18を保持して、電子タグ18を棚板11の上方およびその周辺領域において移動させた場合の評価結果を示している。この図5Bから、棚板11の上方には、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信が不能になる位置はほとんどないことが分る。図5Cは、電子タグ18の表面を棚板11の表面に対してほぼ垂直にしかつ電子タグ18の長さ方向を棚板11のほぼ間口方向にするとともに、棚板11の表面と電子タグ18の上辺との間の距離がほぼ80mm(電子タグ18の下辺との間の距離はほぼ26mm)のほぼ一定となるように電子タグ18を保持して、電子タグ18を棚板11の上方およびその周辺領域において移動させた場合の評価結果を示している。この図5Cから、棚板11の上方には、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信が不能になる位置はほとんどないことが分る。電子タグ18を図5A〜図5Cにおける3種類の向きのいずれかからいずれかの方向に傾斜させた場合でも、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24のアンテナパターン31のうちのいずれかのパターン要素35、37、41、43、46〜48によって発生する磁力線51が電子タグ18と交差する。ただし、この磁力線は、第1のアンテナ23に給電している場合には、第1のアンテナ23が発生する磁界と、第1のアンテナ23によって誘導される第2のアンテナ24から発生する誘導磁界とによる磁力線を含む。第2のアンテナ24に給電している場合も同様に、第2のアンテナ24が発生する磁界と、第2のアンテナ24によって誘導される第1のアンテナ23から発生する誘導磁界とによる磁力線が含まれる。したがって、このように傾斜させた場合でも、図5A〜図5Cに示す場合と同様に、棚板11の上方には、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信が不能になる位置はほとんどないことが分る。
図6は、図5A〜図5Cとの比較のために、リーダライタ用アンテナ15が図2Aおよび図2Bに示すように単一のアンテナから構成されている場合についての図5A〜図5Cの場合と同様の評価結果を示している。図6において、図2および図5と共通の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図6の場合には、図5Bの場合と同様に、電子タグ18の表面を棚板11の表面に対してほぼ垂直にしかつ電子タグ18の長さ方向を棚板11のほぼ奥行き方向にするとともに、棚板11の表面と電子タグ18の上辺との間の距離がほぼ80mm(電子タグ18の下辺との距離はほぼ26mm)のほぼ一定となるように電子タグ18を保持して、電子タグ18を棚板11の上方において移動させるようにしている。
図6Aは、第1の比較例としての単純ループ型のリーダライタ用アンテナ15の場合についての、図5Bの場合と同様の評価結果を示している。このリーダライタ用アンテナ15のほぼループ形状のアンテナパターン31は、ほぼ長方形状である。この図6Aから、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信は、棚板11の中央部分でほとんど不能であり、棚板11の左右両側縁部36、40の附近でしか通信できないことが分る。この理由は、棚板11の間口方向にほぼ平行なパターン要素31、39によっては、棚板11の表面に対してほぼ垂直になるようにその表面が配置されている電子タグ18の小型アンテナ21の面に交差する磁力線51が発生しないためである。
図6Bは、第2の比較例としての図2Aに示す第1のアンテナ23とほぼ同形状の単一のアンテナから成るリーダライタ用アンテナ15についての、図5Bの場合と同様の評価結果を示している。この図6Bの場合には、図6Aに示す単純ループ型のリーダライタ用アンテナの場合に比べると、電子タグ18とのリーダライタ用アンテナ15の通信可能領域53は広くなっている。しかし、リーダライタ用アンテナ15のベースライン部43の間口方向におけるほぼ中央部分を通ってそれぞれほぼ奥行き方向に延在する領域と、連結部48の間口方向におけるほぼ中央部分を通ってそれぞれほぼ奥行き方向に延在する領域とには、通信不能領域52がそれぞれ存在している。
2、第2の実施例
本発明においては、棚板6、11〜14に設けられるリーダ用アンテナ15を構成する複数個のアンテナ(例えば、第1および第2のアンテナ23、24)のそれぞれのほぼループ形状のアンテナパターン31の形状などの構成は、図1〜図3に示す第1の実施例のものに限定されるものではなく、図8に示す第2の実施例によって例示するように各種の変更および修正が可能である。なお、図8に示す第2の実施例における棚板11は、以下に記載する点を除いて、上述の第1の実施例における棚板11と実質的に同一の構成であってよい。したがって、図8において、図1〜図3と共通の部分には、同一の符号を付してその説明を必要に応じて省略する。また、以下の記載においては、棚板11についてのみ説明するが、残りの棚板6、12〜14も、棚板11と実質的に同一の構成であってよい。
図1〜図3に示す第1の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24の各第1のパターン部分35を棚板11の後縁部34または前縁部38にほぼ沿って延在させた線状パターン要素から構成するとともに、第1および第2のアンテナ23、24の各第3のパターン部分39を複数本のベースライン部43および複数個の屈曲部44から構成した。しかし、第1および第2のアンテナの各第1のパターン部分35および各第3のパターン部分39のそれぞれは、図8に示す第2の実施例に例示されているように、線状パターン要素から構成された部分と、ベースライン部43および屈曲部44から構成された部分とが混在していてもよい。例えば、図2Cおよび図8にそれぞれ示すように、棚板11に設けられたリーダライタ用アンテナ15を棚板11のほぼ奥行き方向に延在する仮想の単位領域区分線54によって左右一対の第1および第2の単位領域(換言すれば、複数個の単位領域)55、56に区分したときに、上記第1の単位領域55における第1および第2のアンテナ23、24のパターン要素35、37、43、46〜48のみを、図8に示すように、棚板中心線46を対称軸として実質的に線対称に構成された新たなパターン要素に変更することができる。
この場合、第1の単位領域55の第1のアンテナ23のパターン要素35と第2の単位領域56の第1のアンテナ23のパターン要素43との第1の間と、第1の単位領域55の第1のアンテナ23のパターン要素43と第2の単位領域56の第1のアンテナ23のアンテナ要素35との第2の間と、第1の単位領域55の第2のアンテナ24のパターン要素43と第2の単位領域56の第2のアンテナ24のパターン要素35との第3の間と、第1の単位領域55の第2のアンテナ24のパターン要素35と第2の単位領域56の第2のアンテナ24のパターン要素43との第4の間との4箇所には、単位領域区分線54の近傍において棚板11のほぼ奥行き方向に延在する切れ目がそれぞれ生じる。したがって、これら4箇所の切れ目をなくすための新たな線状パターン要素から成る第1〜第4の連結部57を4本設ける必要がある。これらの連結部は、図示の実施例におけるように棚板11のほぼ奥行き方向に延在するものであっても、この奥行き方向に対して傾斜して延在するものであってもよい。また、図示の実施例においては、図8に示すように、上記第1の間を連結する第1の連結部57と上記第3の間を連結する第3の連結部57とは、平面的に見て、上記第2の間を連結する第2の連結部57と上記第4の間を連結する第4の連結部57とそれぞれ互いに重なり合っている。しかし、本発明においては、第1および第3の連結部57は、平面的に見て、第2および第4の連結部57とそれぞれ互いに重なり合っている必要は特になく、間口方向に適当な間隔だけ離間して互いにほぼ平行に延在していたり、互いに交叉していたり、全体としてほぼV字形状を成していたりしてもよい。
上述のように構成された図8に示す第2の実施例におけるリーダライタ用アンテナ15の場合にも、図1〜図3に示す第1の実施例の場合とほぼ同様に、電子タグとのリーダライタ用アンテナ15の通信が不能になる位置は、棚板11上にはほとんど存在しない。
以上において、本発明の第1および第2の実施例について詳細に説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、既述の第1および第2の実施例においては、上下に5段の棚板6、11〜14を物品管理棚1に設けたが、棚板は必ずしも上下に5段設けられる必要はなくて、2〜4段または6段以上の別の複数段を上下に設けてもよく、場合によっては、1段だけでもよい。
また、既述の第1および第2の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24のほぼループ形状のアンテナパターン31は、一回巻きのものとしたが、渦巻き状などに複数回巻回させた複数回巻きのものであってもよい。この場合でも、アンテナパターン31は、その一部分とその別の一部分とが交叉する交叉部位を有していないのが好ましい。
また、既述の第1および第2の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24の各アンテナ要素35、37、41、43、46〜48の相互の間のつながり部位をほぼ直角に尖った形状にした。しかし、これらのつながり部位の一箇所または複数箇所もしくは全部の箇所が丸みを帯びた形状であってもよい。
また、既述の第1および第2の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15の第1および第2のアンテナ23、24の各第3のパターン部分39における屈曲部44の個数をそれぞれ2個にした。しかし、上記各第3のパターン部分39の屈曲部44の個数は必ずしも2個である必要はなくて、3個以上であってもよく、場合によっては、1個であってもよい。
また、既述の第1および第2の実施例においては、棚板6、11〜14のそれぞれに左右一対の第1および第2の単位領域55、56をそれぞれ設けた。しかし、各棚板6、11〜14に設ける単位領域の個数は、必ずしも2個である必要はなくて、3個以上であってもよく、場合によっては、1個であってもよい。なお、各棚板6、11〜14に3個の単利領域を設ける場合には、例えば、図2Cおよび/または図8に示す棚板11において、棚板11の間口方向の長さをLを大きくするか、あるいは、これらの単位領域55、56をこの間口方向に圧縮したパターン形状にするとともに、左側の単位領域55と右側の単位領域56とを離間させて形成し、さらに、これら第1および第2の単利領域55、56の間に第3の単位領域を配置すればよい。この第3の単位領域は、図2Cに示す左側の単位領域55、図8に示す左側の単位領域55などであってよい。この場合、これら図2Cおよび図8にそれぞれ示す左側の単位領域55のいずれにおいても、第1および第2のアンテナ23、24のそれぞれの第2のパターン部分37は不要であるから、省略することができる。換言すれば、図2Cおよび図8にそれぞれ示す左側の単位領域55の第1のパターン部分35および第3のパターン部分39のみを第1および第2の単位領域55、56の間に配置すればよい。
また、既述の第1および第2の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15を構成するアンテナパターン31をその全体にわたってほぼ等幅に構成した。しかし、このアンテナパターン31中に部分的に幅の広いパターン部分や部分的に幅の狭いパターン部分が存在していてもよく、このことは、アンテナパターン31の厚みについても同様である。
また、既述の第1および第2の実施例においては、リーダライタ用アンテナ15として、第1および第2のアンテナ23、24から成る2個のアンテナを各棚板6、11〜14にそれぞれ設けるようにした。しかし、各棚板6、11〜14に3個以上のアンテナを設けることもできる。この場合、これら3個以上のアンテナが順次動作するように、これら3個以上のアンテナに対する給電を順次切り替えるのが好ましい。
さらに、既述の第1および第2の実施例においては、棚板6、11〜14をほぼ間口方向に細長いほぼ長方形状に構成した。しかし、棚板6、11〜14は、ほぼ長方形以外のほぼ多角形状、ほぼ円弧形状、ほぼ円形状(この場合などには、棚板6、11〜14または物品棚1全体が回転式であってもよい。)、ほぼU字形状、ほぼV字形状などの屈曲、湾曲または折曲した非直線性形状であってもよい。この場合、棚板6、11〜14上の物品収納空間や棚板6、11〜14の間口方向も、同様に、ほぼ長方形以外のほぼ多角形状、ほぼ円弧形状、ほぼ円形状、ほぼU字形状、ほぼV字形状などの屈曲、湾曲または折曲した非直線性形状になっていてよい。
本発明の第1の実施例における物品管理棚の斜視図である。(実施例1) 図1の棚板の、リーダライタ用アンテナを構成する2個のアンテナのうちの第1のアンテナのみを示す平面図である。(実施例1) 図1の棚板の、リーダライタ用アンテナを構成する2個のアンテナのうちの第2のアンテナのみを示す平面図である。(実施例1) 図1の棚板の、リーダライタ用アンテナを構成する2個のアンテナの両方を示す平面図である。(実施例1) 図2Aの棚板の一部分の拡大縦断面図である。(実施例1) 図1の電子タグの拡大平面図である。(実施例1) 図2Cの棚板の、電子タグの第1の配置状態での通信不可領域を書き加えた状態における平面図である。(実施例1) 図2Cの棚板の、電子タグの第2の配置状態での通信不可領域を書き加えた状態における平面図である。(実施例1) 図2Cの棚板の、電子タグの第3の配置状態での通信不可領域を書き加えた状態における平面図である。(実施例1) 本発明を説明するための第1の比較例における棚板の、図5Bと同様の平面図である。(参考例1) 本発明を説明するための第2の比較例における棚板の、図5Bと同様の状態における平面図である。(参考例2) リーダライタ用アンテナと電子タグと磁力線との関係を示す概略的な縦断面図である。(実施例1ならびに参考例1および2) 本発明の第2の実施例における棚板の、図2Cと同様の平面図である。(実施例2)
符号の説明
1 物品管理棚
6 底板(最下段の棚板)
11 最上段の棚板
12 2段目の棚板
13 3段目の棚板
14 4段目の棚板
15 リーダライタ用アンテナ(リーダ用アンテナ)
17 物品
18 電子タグ
23 第1のアンテナ
24 第2のアンテナ
31 ほぼループ形状のアンテナパターン
34 後縁部(第1の縁部)
35 第1のパターン部分
36 向って左側の縁部(第2の縁部)
37 第2のパターン部分
38 前縁部(第3の縁部)
39 第3のパターン部分
40 向って右側の縁部(第4の縁部)
41 第4のパターン部分
43 ベースライン部
44 屈曲部
45 棚板中心線
46 第1の立上り部
47 第2の立上り部
48 連結部
54 単位領域区分線
55 第1の単位領域
56 第2の単位領域

Claims (11)

  1. 物品棚に収納される物品がその上に載置されるのに用いられかつリーダ用アンテナが設けられたアンテナ付き棚板において、
    上記リーダ用アンテナが複数個のアンテナから成り、
    上記複数個のアンテナのうちの第1のアンテナのアンテナパターンは、上記棚板のほぼ間口方向に延在する第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記棚板のほぼ奥行き方向に延在する第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在しかつ上記第1の縁部とは反対側の第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ奥行き方向に延在しかつ上記第2の縁部とは反対側の第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、
    上記複数個のアンテナのうちの第2のアンテナのアンテナパターンは、上記第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、
    上記第1のアンテナの上記第1および/または上記第3のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第1および/または上記第3のパターン部分とは、上記ほぼ間口方向に延在する複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、
    上記屈曲部のそれぞれは、第1および第2の立上り部と、これら第1および第2の立上り部の先端部を互いに連結している連結部とをそれぞれ備える凸形状から成り、
    上記凸形状の屈曲部は、ほぼ長方形状またはほぼ平行四辺形状であり、
    上記第1のアンテナの上記ベースライン部は、上記第1のアンテナと上記第2のアンテナとの間で誘導が生じるように、平面的に見て、上記第2のアンテナの上記連結部と上記間口方向において部分的に重なるように構成され、
    上記第2のアンテナの上記ベースライン部は、上記第2のアンテナと上記第1のアンテナとの間に誘導が生じるように、平面的に見て、上記第1のアンテナの上記連結部と上記間口方向において部分的に重なるように構成され、
    上記第1および第2のアンテナのそれぞれにおいてそれぞれの上記屈曲部の上記第1の立上り部と上記第2の立上り部との間隔と上記屈曲部のうちの第1の屈曲部とこれと隣接する第2の屈曲部との間隔とをそれぞれL としたときに、互いに隣接する上記第1のアンテナの上記屈曲部の上記第1の立上り部と上記第2のアンテナの上記屈曲部の上記第2の立上り部との間隔と互いに隣接する上記第1のアンテナの上記屈曲部の上記第2の立上り部と上記第2のアンテナの上記屈曲部の上記第1の立上り部との間隔とのそれぞれが、0.375L 〜0.625L の数値範囲であることを特徴とする物品管理棚用アンテナ付き棚板。
  2. 上記棚板に設けられた上記リーダ用アンテナを上記ほぼ奥行き方向に延在する仮想の単位領域区分線によって単位領域に区分したときの上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第1の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、他方が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、
    上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちの上記いずれか一方が上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分であるときには、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分が、上記棚板の上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、
    上記単位領域のそれぞれにおいて、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とのうちの上記いずれか一方が上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分であるときには、上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分が、上記棚板の上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在するとともに、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分が、上記ほぼ間口方向に延在する上記複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している上記少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ付き棚板。
  3. 物品棚に収納される物品がその上に載置されるのに用いられかつリーダ用アンテナが設けられたアンテナ付き棚板において、
    上記リーダ用アンテナが複数個のアンテナから成り、
    上記複数個のアンテナのうちの第1のアンテナのアンテナパターンは、上記棚板のほぼ間口方向に延在する第1の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記棚板のほぼ奥行き方向に延在する第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在しかつ上記第1の縁部とは反対側の第3の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ奥行き方向に延在しかつ上記第2の縁部とは反対側の第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、
    上記複数個のアンテナのうちの第2のアンテナのアンテナパターンは、上記第3の縁部にほぼ沿って上記ほぼ間口方向に延在する第1のパターン部分と、上記第2の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第2のパターン部分と、上記第1の縁部の側を上記ほぼ間口方向に延在する第3のパターン部分と、上記第4の縁部の側を上記ほぼ奥行き方向に延在する第4のパターン部分とが順次連結されることによって構成され、
    上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分とは、上記ほぼ間口方向に延在する複数個のベースライン部と、これら複数個のベースライン部を互いに連結している少なくとも1個の屈曲部とをそれぞれ備え、
    上記屈曲部のそれぞれは、第1および第2の立上り部と、これら第1および第2の立上り部の先端部を互いに連結している連結部とをそれぞれ備える凸形状から成り、
    上記凸形状の屈曲部は、ほぼ長方形状またはほぼ平行四辺形状であり、
    上記第1のアンテナの上記ベースライン部は、上記第1のアンテナと上記第2のアンテナとの間で誘導が生じるように、平面的に見て、上記第2のアンテナの上記連結部と上記間口方向において部分的に重なるように構成され、
    上記第2のアンテナの上記ベースライン部は、上記第2のアンテナと上記第1のアンテナとの間に誘導が生じるように、平面的に見て、上記第1のアンテナの上記連結部と上記間口方向において部分的に重なるように構成され、
    上記第1および第2のアンテナのそれぞれにおいてそれぞれの上記屈曲部の第1の立上り部と第2の立上り部との間隔と上記屈曲部のうちの第1の屈曲部とこれと隣接する第2の屈曲部との間隔とをそれぞれL としたときに、互いに隣接する上記第1のアンテナの上記屈曲部の上記第1の立上り部と上記第2のアンテナの上記屈曲部の上記第2の立上り部との間隔と互いに隣接する上記第1のアンテナの上記屈曲部の上記第2の立上り部と上記第2のアンテナの上記屈曲部の上記第1の立上り部との間隔とのそれぞれが、0.375L 〜0.625L の数値範囲であることを特徴とする物品管理棚用アンテナ付き棚板。
  4. 上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分の上記ベースライン部と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分の上記屈曲部の上記連結部とのそれぞれが、上記第2のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記棚板の上記ほぼ間口方向に延在する仮想の棚板中心線との間を延在し、
    上記第1のアンテナの上記第3のパターン部分の上記屈曲部の上記連結部と、上記第2のアンテナの上記第3のパターン部分の上記ベースライン部とのそれぞれが、上記第1のアンテナの上記第1のパターン部分と、上記棚板中心線との間を延在することを特徴とする請求項3に記載のアンテナ付き棚板。
  5. 上記第2のアンテナの上記凸形状の屈曲部が、平面的に見て、上記第1のアンテナの上記凸形状の屈曲部に対して上記ほぼ間口方向に位置ずれした状態で配設されることによって、上記第1のアンテナの上記凸形状の屈曲部に重なる部分と重ならない部分とを有していることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  6. 上記第1のアンテナの上記第2のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第2のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第2の縁部にほぼ沿って上記ほぼ奥行き方向に延在するとともに、他方が、上記いずれか一方の上記第2の縁部とは反対側を上記ほぼ奥行き方向に延在し、
    上記第1のアンテナの上記第4のパターン部分と上記第2のアンテナの上記第4のパターン部分とのうちのいずれか一方が、上記棚板の上記第4の縁部にほぼ沿って上記ほぼ奥行き方向に延在するとともに、他方が、上記いずれか一方の上記第4の縁部とは反対側を上記ほぼ奥行き方向に延在することを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  7. 上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナのそれぞれが、平面的に見て交差部位を有していないことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  8. 上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナのうちのいずれか1つのアンテナと、これら複数個のアンテナのうちの別の1つのアンテナとの上記棚板の厚さ方向における相互の間隔が、0.1〜70mmの数値範囲であることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  9. 上記棚板の主要構成要素がガラス板であることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  10. 上記リーダ用アンテナを構成している上記複数個のアンテナが順次動作するように構成されていることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板。
  11. 請求項1〜1のうちのいずれか1つに記載のアンテナ付き棚板を少なくとも1枚、棚板として備えていることを特徴とする物品管理棚。
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