JP4133930B2 - ループアンテナシステム及び無線通信システム - Google Patents

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本発明はループアンテナシステム及び無線通信システムに関し、例えば、無線タグ(非接触IDタグ)とタグリーダー装置との無線通信に適用し得るものである。
ビデオテープ、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル多用途ディスク)などの販売数や在庫数や貸出し数などを管理するために、これら物品又はその収容ケースなど(以下、単に物品と呼ぶ)に非接触IDタグシート(以下、単にIDタグと呼ぶ)を貼付しておき、タグリーダー装置がIDタグからデータを読み取って管理することが行われている。
最近においては、陳列棚に配列された状態の物品のIDタグからもデータを読み取ることも行われている。例えば、陳列棚の各棚板の載置面又は下面に、タグリーダー装置のアンテナであるループアンテナを取り付け、このループアンテナと、物品に貼付のIDタグ(のアンテナコイル)との電磁結合によってデータを授受するようになされている。
ところで、ビデオテープ、CD、DVDなどの物品の場合、その収容ケースなどが薄いためIDタグは収容ケースなどの最大の面積を有する一方の面(例えば、背面)に貼付される。そのため、これら物品が陳列棚に配列された状態では、ループアンテナが位置している面(以下、ループアンテナ面と呼ぶ)と、IDタグのアンテナコイルが位置している面(以下、アンテナコイル面と呼ぶ)とは、平行ではなく直交する。このようなループアンテナ面とアンテナコイル面との関係では、両者の電磁結合が弱く、IDタグのデータをタグリーダー装置が得られない恐れがある。
そのため、ループアンテナ面とアンテナコイル面とが直交する状態であっても、IDタグのデータをタグリーダー装置がより確実に得られるようにする技術が研究されている。例えば、特許文献1には、ループアンテナの形状を単純な矩形ではなく、矩形での長辺に位置する部分を波形状とすることにより、ループアンテナに電流を流した際の電磁方向がループアンテナ面の法線方向から傾くようにさせて、アンテナコイルとの電磁結合の度合を高めることが記載されている。
特開2003−168914号公報
上記特許文献1の開示技術は、データ授受の精度を高めた点で有効なものである。しかし、1枚の棚板に1個又は2個のループアンテナが固定的に設けられているため、棚板の種類や用途に応じて最適化する場合の融通性に乏しいという課題を有する。例えば、棚板の半分近くに商品のデモ用のディスプレイ装置が載置され、そこの部分でのデータ授受が不要であってもループアンテナのそこの部分も電磁結合動作を行い、エネルギーなどを無駄に消費していることになる。また例えば、高額物品を配置している棚板でのデータ授受精度を、低額物品を配置している棚板でのデータ授受精度より高めようとしても、従来の構成では容易に応じ難いものであった。
そのため、無線タグとの良好なデータ授受精度を達成できる、適用環境や用途に対する柔軟性が高いループアンテナシステムが望まれており、また、そのような柔軟性が高いループアンテナシステムを適用して無線タグとの良好なデータ授受を実現できる無線通信システムが望まれている。
かかる課題を解決するために、請求項1の本発明のループアンテナシステムは、複数のループアンテナを第1平面上の直線上に位置をずらせて配列し、記第1平面の法線を含み、かつ、上記直線方向を法線方向とする第2平面をアンテナコイル面とする無線タグと、複数の上記ループアンテナの配列が、電磁結合し得るものであり、複数のループアンテナ間で重なり合うアンテナ部分の線幅を重なり合わない部分の線幅より細くしたことを特徴とする。
請求項の本発明の無線通信システムは、無線タグと、無線タグをアクセスする無線タグアクセス装置とを有するものであって、上記無線タグアクセス装置におけるアンテナ要素として、請求項1の本発明のループアンテナシステムを適用したことを特徴とする。
請求項の本発明の無線通信システムは、請求項において、上記無線タグアクセス装置は、上記複数のループアンテナを、個別又はグループ毎に切り替えてアクセスすることを特徴とする。
請求項の本発明の無線通信システムは、請求項において、上記無線タグアクセス装置が同時駆動するループアンテナの出力を変化させながら動作することを特徴とする。
請求項の本発明の無線通信システムは、請求項において、上記無線タグアクセス装置が同時駆動するループアンテナの重心位置間の上記直線方向の距離が、所定距離以上に選定されていることを特徴とする。
本発明のループアンテナシステム及び無線通信システムによれば、複数のループアンテナを直線上に位置をずらせて配列し、無線タグとのデータ授受の不感帯の空間をできるだけなくすようにしたので、データ授受精度を確保しつつ、適用するループアンテナの個数の調整などにより、適用環境や用途に対し柔軟に対応することができる。
(A)実施形態
以下、本発明に係るループアンテナシステム及び無線通信システムの一実施形態を図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の場合、DVDを収容ケース内に収容したDVD商品に非接触IDタグが設けられているとする。
図1は、この実施形態の無線通信システムの全体構成を示す説明図である。図1において、この実施形態の無線通信システム1は、管理用コンピュータ2、タグリーダー・ライタ3及びループアンテナシステム4(4−1〜4−4)を構成要素としている。
管理用コンピュータ2は、DVD商品6の販売数や在庫数や貸出し数などを管理するものであり、タグリーダー・ライタ3を介して陳列棚5に陳列されているDVD商品6のデータを収集したり、タグリーダー・ライタ3を介して陳列棚5に陳列されているDVD商品6に任意のデータ(例えば、変更後の価格データ)を書き込んだり、DVD商品6のデータを管理したりするものである。
タグリーダー・ライタ3は、例えば、陳列棚5の基台5Aの内部空間内に設けられている。このタグリーダー・ライタ3のアンテナ部分として、後述するループアンテナシステム4−1〜4−4が設けられており、タグリーダー・ライタ3は、例えば、管理用コンピュータ2の制御下で、ループアンテナシステム4−1〜4−4を読取り駆動して陳列棚5に陳列されているDVD商品6のデータを読み取ったり、ループアンテナシステム4−1〜4−4を書込み駆動して陳列棚5に陳列されている所定のDVD商品6にデータを書き込んだりするものである。
各ループアンテナシステム4−1、…、4−4は、例えば、基台5Aの棚板5aや中間位置の棚板5b(例えば、その下面部)にそれぞれ設けられているものであり(なお、天井板5cに設けられていても良い)、DVD商品6に取り付けられている非接触IDタグ7(図2参照)との電磁結合による通信を実行するものである。各ループアンテナシステム4−1、…、4−4とタグリーダー・ライタ3との接続線は、例えば、陳列棚5の一方の側板5dに敷設されている。
DVD商品6に対しては、図2に示すように、その収容ケースの最大の面積を有する一方の面(例えば、背面)に非接触IDタグ7が設けられている。なお、図示は省略するが、非接触IDタグ7はアンテナコイルを有するものである。非接触IDタグ7はICを搭載しているものであっても良く、ICを搭載していないものであっても良い。また、非接触IDタグ7の表面にはバーコードなどが印刷されていても良い。
図3は、1個のループアンテナシステム4(4−1、…、4−4)の概略構成を示す平面図であり、図4はそのループアンテナシステム4の概略構成を示す断面図(図3におけるVI−VI線断面図)である。なお、図3において、上方が陳列棚5の手前側に、下方が陳列棚5の奥側に対応している。
ループアンテナシステム4は、図3に示すように、棚板5a、5bの長手方向(x方向)にループアンテナ面の一部を重ね合わせながら並設された、複数のループアンテナ10−1〜10−N(Nは2以上の整数)を有する。なお、ループアンテナ面が重ね合うことなく並設されたものも、本発明の他の実施形態を構成する。各ループアンテナ10−n(nは1〜N)は略同一形状のものであり、概ね正方形の形状を有している。例えば、棚板5a、5bが、幅(棚板の長手方向(x方向)に沿う長さ)が1125mm、奥行き(棚板の幅方向(y方向)に沿う長さ)が200mm程度のものであれば、各ループアンテナ10−nとして、アンテナの一辺の長さが150mm程度のものを適用し、N個のループアンテナ10−1〜10−Nを並設する。ここで、1個のループアンテナ10−nの長手方向(x方向)の長さをWとすると、隣り合うループアンテナの重心間の距離をW/2以上に選定する(ここでの隣り合うとは同時駆動される隣り合う意味であり、同時駆動されないものであればより接近して配置しても良い)。すなわち、ここでは、3個のループアンテナの重ね合わせ部分が生じないようにする(3個のループアンテナの重ね合わせ部分が生じるようにしたものも本発明の他の実施形態となる)。
ループアンテナシステム4を陳列棚5の正面から見た場合には、図4に示すように、各ループアンテナ10−nのループアンテナ面が棚板5a、5bの長手方向(x方向)に対して平行になるように各ループアンテナ10−nが設けられている(なお、長手方向及びその法線方向に対してループアンテナ面が傾斜するようにループアンテナを設けるようにしても良い;後述する)。図3の左側から数えて奇数番目の各ループアンテナ10−1、10−3、…、10−Nは、基板Fの表面側(棚板5a、5bの裏面に近い面)に設けられ、偶数番目の各ループアンテナ10−2、10−4、…は、基板Fの裏面側(棚板5a、5bの裏面から遠い面)に設けられている。なお、基板Fの表面側に設けられている奇数番目の各ループアンテナ10−1、10−3、…、10−Nのy方向の位置は、基板Fの裏面側に設けられている偶数番目の各ループアンテナ10−2、10−4、…y方向の位置より僅かに奥行き側にずれており、奇数番目の各ループアンテナ10−1、10−3、…、10−Nの一部と偶数番目の各ループアンテナ10−2、10−4、…の一部とが基板Fを挟んで交差している(符号CP1がこのような交差部分の1箇所を指標している)。
ここで、複数のループアンテナ10−1〜10−Nとタグリーダー・ライタ3との接続方法は任意で良い。例えば、図3に示すように、奇数番目のループアンテナ10−1、10−3、…、10−Nを、第1の接続線(給電線)対11Oを介してタグリーダー・ライタ3に接続させ、偶数番目のループアンテナ10−2、10−4、…を、第2の接続線対11Eを介してタグリーダー・ライタ3に接続させる。また例えば、図示は省略するが、全てのループアンテナ10−1〜10−Nを同じ接続線対を介してタグリーダー・ライタ3に接続させるようにしても良く、ループアンテナ10−1〜10−Nをm(mは2以上)個置き毎のm+1グループに分け、各グループ毎の接続線対を介してタグリーダー・ライタ3に接続させるようにしても良い。さらには、各ループアンテナ10−nのそれぞれを、タグリーダー・ライタ3に個別に接続するものであっても良い。
ここで、タグリーダー・ライタ3は、複数のループアンテナを同時駆動する場合において、同時駆動するループアンテナへの給電パワー(出力)を変えながら読取り動作することが好ましい。このようにした場合、同時駆動する複数のループアンテナによる合成磁界の方向が、一定ではなく種々の方向に変化し、その結果、広範囲の非接触IDタグ7を読み取ることが可能となる。
また、図3及び図4の例の場合、上述のように、奇数番目のループアンテナの一部と偶数番目のループアンテナの一部とが基板Fを挟んでいるが交差している。このような交差している部分の線幅は、交差していない部分の線幅より細いことが好ましい。有効なループアンテナを切り換えた場合、複数のループアンテナでの交差している部分が大きいと、そこの部分がコンデンサとなって電力のロスが生じる。その影響を低減するために、交差している部分の線幅を、交差していない部分の線幅より細くしてコンデンサとして機能し難いようにする。
基板Fの表面側の接続線対11Oと基板Fの裏面側の接続線対11Eとの間でも、符号CP2を付与した箇所のように交差部分が生じるが、この部分の線幅も細くしてコンデンサとして機能し難いようにしても良い。また、接続線対11Oの2本の接続線や、接続線対11Eの2本の接続線の交差が必要な部分(CP3参照)も生じるが、この部分では、絶縁層を介して2本の接続線を交差させている。そのため、この交差部分も、線幅を細くしてコンデンサとして機能し難いようにしても良い。
図3及び図4に例示したものとは異なり、基板Fを挟んで表裏面のそれぞれに設けられる奇数番目のループアンテナと偶数番目のループアンテナとのy方向の位置を同じにしても良い。この場合、奇数番目のループアンテナを構成している正方形の奥行きの辺と手前の辺の一部が、偶数番目のループアンテナを構成している正方形の奥行きの辺と手前の辺の一部と平行に重なることになる。このような平行な重なりが生じる場合にも、交差重なりの場合と同様に、平行に重なっている部分の線幅を、重なっていない部分の線幅より細くしてコンデンサとして機能し難いようにすることが好ましい。
なお、図3に示すように、ループアンテナ10−1、10−2、…、10−Nと、接続線対11O、11Eとを、機械的なスイッチか電子的なスイッチなどの開閉素子13−1、13−2、…、13−Nを介して接続可能とさせ、任意のループアンテナをタグリーダー・ライタ3から切り離すようにしても良い。
この実施形態の無線通信システム1及びループアンテナシステム4によれば、複数のループアンテナ10−1〜10−Nをループアンテナ面が一部重なるように配置したので、1個のループアンテナだけでは、アンテナコイル面が法線方向(z方向)に沿っているDVD商品の非接触IDタグとの電磁結合が不十分な箇所でも、十分な電磁結合を達成できる。
ここで、複数のループアンテナ10−1〜10−Nを有するので、その個数変更や、重なり量の調整などにより、棚板5a、5bの種類や用途の変化に容易に対応することができる。
さらに、上記実施形態によれば、所定個数(例えば100個)のDVD商品6の非接触IDタグ7からのデータ読み取り(やデータ書き込み)を従来より迅速に行うことができる。従来であれば、1個のループアンテナが1枚の棚板5a、5bのほぼ全面をカバーしているため、そのループアンテナが通信する対象のDVD商品6は、その棚板5a、5bに載置されている全てであるが、この実施形態の場合には、1個のループアンテナがカバーする範囲は狭くてそのループアンテナが通信する対象のDVD商品6の数も少なく、管理コンピュータ2の処理などにより、容易にDVD商品6を切り分けることができる。なお、細かい実験のパラメータの説明は省略するが、100個のDVD商品6のデータを読み取るに要する時間は実験によると1/3程度に短縮された。
図5は、読取りのシミュレーション結果の説明図である。図5(A)に示すように、棚板5a、5bの長手方向(x方向)の長さWが50mm、100mm、150mm、200mmであり、棚板5a、5bの幅方向(y方向)の長さが同じ150mmである4種類の矩形(正方形を含む)のループアンテナ10(10A、10B、10C、10D)を考慮する。また、奇数番目及び偶数番目で隣り合うループアンテナ10(例えば、10−1と10−2)の長手方向(x方向)にW/2だけ重なっているとし、また、y方向の位置も揃っているとする。測定点を、ループアンテナ10の重心位置から長手方向(x方向)にW/4だけずれた点(奇数番目及び偶数番目で隣り合う2つのループアンテナの磁束が最も弱め合う位置)とし、その測定点から垂直方向(z方向;棚板の法線方向)にPz隔てた位置を計測点Pとし、その計測点Pにおけるx方向の磁界強度Hx(非接触IDタグ7のアンテナコイル面の法線方向)が非接触IDタグ7が補償している最小強度(例えば、0.8[AT/m])を確保できる限界高さ(Pzの検出上限)を計算により求めた。
図5(B)は、その演算結果を示している。基本的には、同じパワーを給電したならば、ループアンテナ面の長手方向の長さが長いループアンテナほどデータ通信し得る高さが高くなる傾向にある。しかし、ループアンテナ面の長手方向の長さが長いループアンテナほど、データ通信し得る最低のパワーも大きくなる。図5(B)からは、少ないパワーで非接触IDタグ7が一般的に位置していると考えられる高さまでのデータ通信を確保しようとした場合には、正方形のループアンテナ10Cが好適であることが分かる。
(B)他の実施形態
上記実施形態の説明でも種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記実施形態では、ループアンテナ面の形状が正方形又は矩形のものを示したが、形状はこれに限定されるものではなく、例えば、図6(A)、(B)に示すような、円形や、その他の任意形状を適用するようにしても良い。また、直線上に配列する複数のループアンテナの形状に複数種類があっても良く、その異なる形状は対称のものに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、複数のループアンテナの棚板の幅方向(y方向)の位置が交互(又は同じもの)を示したが、図7に示すように、棚板の幅方向(y方向)の位置を所定パターンで変化させるようにしても良い。所定パターンで変化させた場合(なお、交互の場合もほぼ同様)、図8に示すような、配列された多数のDVD商品6の非接触IDタグの面と直交するような面を有するDVD商品6aがあっても、そのDVD商品6aの非接触IDタグとの高い信頼性を有する通信ができる。
複数のループアンテナの棚板法線方向の位置関係も、図4に示した基板Fの表裏面を利用するものに限定されない。例えば、図9に示すように、棚板5a、5bは、一般的にはその手前側及び奥側に折返し部分を有し、各ループアンテナ10−nをそれぞれ取り付けた複数の平板部材12−nを手前側及び奥側の折返し部分間を渡すように傾斜させて取り付けるようにしても良い。このような配置にすることにより、ループアンテナ面が、棚板5a、5bの長手方向(x方向)及びその法線方向(z方向)に対し、傾斜している点で、十分な電磁結合を達成できる。また例えば、図10に示すように、高低が交互になっているものであっても良い。また、ループアンテナ面そのものも、平面ではなく、曲面になっていても良い。図10に示す例は、曲面が円筒の一部を切り出したようになっている場合を示している。
上記実施形態では、1個の陳列棚5に係る全てのループアンテナが同一のタグリーダー・ライタ3に接続されているものを示したが、棚板5a、5b単位に別個のタグリーダー・ライタ3に接続させても良く、ループアンテナ単位に複数のタグリーダー・ライタ3の中から任意のものに接続させるようにしても良い。
また、上記実施形態では、非接触IDタグ7が書き込み及び読み出しの双方が可能であるものを示したが、読み出し専用のものであっても良く、他の構成も非接触IDタグ7からの読み出しだけに対応できるように構成しても良い。
さらに、上記実施形態では、ループアンテナシステムを棚板に設けたものを示したが、陳列棚5の背板に設けるようにしても良い。また、用途によっては、床面や道路面などに設けるようにしても良い。
実施形態の無線通信システムの全体構成を示す説明図である。 実施形態の非接触IDタグの取り付け例の説明図である。 実施形態のループアンテナシステムの概略構成を示す平面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 実施形態の効果の説明のためのシミュレーション方法とその結果を示す説明図である。 他の実施形態(1)でのループアンテナの形状例を示す平面図である。 他の実施形態(2)でのループアンテナシステムの概略構成を示す平面図である。 図7のループアンテナシステムの効果の説明図である。 他の実施形態(3)のループアンテナシステムの概略構成を示す正面図である。 他の実施形態(4)のループアンテナ面の概略形状を示す正面図である。
符号の説明
1…無線通信システム、2…管理用コンピュータ、3…タグリーダー・ライタ、4(4−1〜4−4)…ループアンテナシステム、5…陳列棚、6…DVD商品、7…非接触IDタグ、10−1〜10−N…ループアンテナ。

Claims (5)

  1. 複数のループアンテナを第1平面上の直線上に位置をずらせて配列し、上記第1平面の法線を含み、かつ、上記直線方向を法線方向とする第2平面をアンテナコイル面とする無線タグと、複数の上記ループアンテナの配列が、電磁結合し得るものであり、
    複数のループアンテナ間で重なり合うアンテナ部分の線幅を重なり合わない部分の線幅より細くしたことを特徴とするループアンテナシステム。
  2. 無線タグと、無線タグをアクセスする無線タグアクセス装置とを有する無線通信システムにおいて、
    上記無線タグアクセス装置におけるアンテナ要素として、請求項1に記載のループアンテナシステムを適用したことを特徴とする無線通信システム。
  3. 上記無線タグアクセス装置は、上記複数のループアンテナを、個別又はグループ毎に切り替えてアクセスすることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  4. 上記無線タグアクセス装置が同時駆動するループアンテナの出力を変化させながら動作することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 上記無線タグアクセス装置が同時駆動するループアンテナの重心位置間の上記直線方向の距離が、所定距離以上に選定されていることを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
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