JP2011258450A - 電池接続アセンブリ - Google Patents

電池接続アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2011258450A
JP2011258450A JP2010133030A JP2010133030A JP2011258450A JP 2011258450 A JP2011258450 A JP 2011258450A JP 2010133030 A JP2010133030 A JP 2010133030A JP 2010133030 A JP2010133030 A JP 2010133030A JP 2011258450 A JP2011258450 A JP 2011258450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
connection assembly
notch
battery connection
electrode terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010133030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5500364B2 (ja
Inventor
Shinichi Takase
慎一 高瀬
Masakuni Kasugai
正邦 春日井
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2010133030A priority Critical patent/JP5500364B2/ja
Publication of JP2011258450A publication Critical patent/JP2011258450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5500364B2 publication Critical patent/JP5500364B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】プレス加工後のバスバーであっても、その表裏を確実に区別することができる技術を提供する。
【解決手段】電池接続アセンブリは、正極及び負極の電極端子を有する単電池20を複数個並べた単電池群における電極端子間を接続するための電池接続アセンブリであって、電極端子が貫通する貫通孔54を有するバスバー52と、バスバー52を収容する収容部とを備える。バスバー52の貫通孔54は、バスバー52を一方の面52Aから他方の面52Bに向かって打ち抜くことで形成されており、バスバー52には、一方の面52Aを他方の面52Bから識別可能にする切り欠き56が設けられている。これによって、プレス加工後のバスバー52であっても、切り欠き56を用いることで、その表裏を確実に区別することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電池接続アセンブリに関する。
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールは、正極及び負極の電極端子を有する単電池の複数個が横並びに配置されて形成されている。電池モジュールでは、これら隣り合う単電池の電極端子間が電池接続アセンブリの各収容部に収容した多数枚の導電性の接続部材(バスバー)で接続されることにより複数の単電池が直列や並列に接続され、電池モジュールに必要とされる電位差が実現される(特許文献1参照)。
特許第3707595号公報
バスバーの外形は、電池接続アセンブリの収容部の形状にあわせて決定され、単電池の電極端子の外形寸法にあわせて電極端子を貫通させるための貫通孔を有する。このバスバーは、材料の導電板をプレス加工して外形とともに貫通孔を打ち抜き形成する。
しかし、一方の面から他方の面に向かってプレス型によって導電板を打ち抜くと、図6、図7に示すように、プレス型の上型が当接するバスバー52の一方の面である表面52Aのせん断端58Aがだれて、アール形状となる。また、バスバー52の他方の面である裏面52Bのせん断端58Bにはバリが形成される。そのため、図6に示すように、単電池の電極端子をバスバーの貫通孔に挿入する際に、バスバー52の表面52A側から電極端子22を挿入すると、アール形状が幸いしてスムースに挿入することができるのに対して、図7に示すように、バスバー52の裏面52B側から電極端子22を挿入してしまうと、バリが電極端子22の外周面に形成されているネジ溝に引っかかって、電極端子をスムースに挿入することができず、作業性が悪化してしまうことがある。また、バスバーの裏面52Bから電極端子22を挿入した場合には、電極端子22にナットを螺合してバスバー52を電極端子22の底部近傍に設けられた台座部に締め付ける際に、バリが台座部とバスバーの間に挟まれるため、バスバーと台座部との接触が不充分になり、バスバーと電極端子の間の抵抗値が増大してしまうことがある。このため、バスバーには電極端子をバリがない側の面(表面)から挿入することが望ましいが、特許文献1の図23に示されるように、バスバーは上下左右共に対称形状となるように形成されることが多く、一見しただけではプレス後のバスバーの表裏を区別することができないことが多い。そのため、従来では、上記の問題が発生することを十分に抑制することができなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、プレス加工されたバスバーの表裏を確実に区別することができるようにして電池モジュールとして組み立てる際の組立作業性を改善できる電池接続アセンブリを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群における電極端子間を接続するための電池接続アセンブリに関する。この電池接続アセンブリは、電極端子が貫通する貫通孔を有するバスバーと、バスバーを収容する収容部と、を備えている。貫通孔は、バスバーを一方の面から他方の面に向かって打ち抜くことで形成されている。この発明では、バスバーに一方の面と他方の面とを識別可能にするマークが設けられていることを特徴とする。
本発明では、バスバーに一方の面を他方の面から識別可能にするマークが形成されているため、プレス加工後のバスバーの表裏を簡単に区別することができる。そのため、収容部に収容されているバスバーの貫通孔に単電池の電極端子を挿入し、バスバーを用いて単電池群における電極端子間を接続する際に、バスバーのバリが存在する裏面側からバスバーの貫通孔に電極端子が挿入されることが回避される。これによって、間違えてバスバーの裏面側から単電池の電極端子を挿入した際の様々な問題、例えば作業性の悪化や電極との接続抵抗値の増大等の問題の発生を抑制することができる。
本発明のマークは、バスバーの表裏において非対称となる位置に形成された切り欠きであることが好ましい。切り欠きによってマークを形成すると、例えばバスバーを形成する際のプレス加工によって同時的に容易にマークを形成することができる。
本発明において切り欠きはバスバーの外周縁部に開口して形成され、収容部の内側面には、バスバーの正規姿勢における切り欠きに対応する位置にガイド突部が形成されていることが好ましい。収容部にガイド突部が形成されていると、バスバーをバスバーの一方の面から収容部に収容する際に、ガイド突部と切り欠きを対応させることでそれが正しい収容姿勢であることを容易に確認することができる。
本発明のマークは、他方の面側に突出した突出部とすることもできる。マークが他方の面側に突出していると、例えばマークがあるにも関わらず誤ってバスバーの他方の面側から電極端子を挿入した場合に、単電池の平面電極や収容部の底部等と突出部とが接触することで発生する違和感、例えば挿入後のバスバーの位置の違いや安定性の違い等からバスバーを誤って挿入したことを認識しやすい。これによって、バスバーが収容部に間違って挿入されたまま組み立てが進み、後に計測される接触抵抗等の検査によって、初めて間違って挿入されたと認識されることが抑制される。
本発明のマークは、貫通孔を打ち抜く際に形成されることが好ましい。例えば、バスバーに切り欠きを形成する場合には、プレス型にバスバーを切り欠く凸型を形成しておく。また、バスバーに突出部を形成する場合には、プレス型にバスバーを湾曲させる凹凸部を形成しておく。これによって、貫通孔を打ち抜くと同時にマークを形成することができて効率的である。
本発明によれば、プレス加工後のバスバーの表裏を確実に区別することができるので、収容部にバスバーを正規姿勢で収容することができ、電池モジュールの組立時の作業性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る電池モジュール10を示す斜視図 図2は、単電池群12を示す斜視図 図3は、収容ケース32を示す斜視図 図4は、収容ケース32を示す平面図 図5は、バスバー52を示す斜視図 図6は、バスバー52の貫通孔54付近の断面図 図7は、本発明の課題を示す断面図 図8は、バスバー152を示す斜視図 図9は、収容ケース132を示す平面図 図10は、バスバー252を示す側面図
<実施形態1>
本発明の一実施形態を図1ないし図7を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池モジュール10は、例えば電気自動車、又はハイブリッド車等の動力源として使用される。電池モジュール10は、正極及び負極の電極端子22を有する単電池20を複数個並べた単電池群12と、単電池群12における電極端子22間を接続する電池接続アセンブリ14を備えている。
(単電池20)
単電池20の内部には図示しない発電要素が収容されている。図2に示すように、各単電池20には、発電要素と電気的に接続された一対の電極端子22A、22Bが、単電池20の上面20Aから突出して形成されている。電極端子22は導電性を有しており、各単電池20に形成される一対の電極端子22A、22Bの極性は、お互いに異なっている。つまり、電極端子22Aが陽極であれば、電極端子22Bが陰極となる。電極端子22は概ね円柱形状をなしており、その外周面にはねじ山が形成されている。電極端子22の単電池20本体側の基部には、台座部24が形成されている。
また、各単電池20は、隣り合う単電池20から突出する電極端子22の極性が交互に逆向きになるように配置されている。つまり、電極端子22Aが陽極であれば、電極端子22Cが陰極となるように配されている。単電池群12を構成する単電池20は、図示しない固定部材によって固定されている。
(電池接続アセンブリ14)
図1に示すように、隣り合う単電池20は、電極端子22間に電池接続アセンブリ14を取り付けることによって直列に接続されている。電池接続アセンブリ14は、複数の接続ユニット30から構成されている。
(接続ユニット30及び収容ケース32)
図1に示すように、接続ユニット30は、多数の収容ケース(収容部の一例)32と、各収容ケース32に収容されたバスバー52とを備えている。図3に示すように、収容ケース32は合成樹脂製であって、バスバー収容凹部32Aと検知線収容部42が設けられている。
バスバー収容凹部32Aは、上方に開口する箱状をなしており、金属板材を所定形状にプレス成形してなるバスバー52が収容される。図4に示すように、バスバー収容凹部32Aの側壁32Bには、側壁32Bから突出した凸部34(ガイド突部の一例)が形成されている。凸部34は、バスバー収容凹部32Aを上方から見たときの左右の中心線上ではなく、非対称となる位置に形成されている。また、バスバー収容凹部32Aの側壁32Bには、側壁32Bから突出した押さえ爪40が形成されている。押さえ爪40は、収容ケース32に収容された後のバスバー52に上方から当接することによりバスバー52が上方に外れることを規制する。
また、バスバー収容凹部32Aの底部には2つの矩形の開口部36A、36Bが形成されるとともに、開口部36A、36Bの中央に底板38が設けられている。開口部36A、36Bは、単電池20の電極端子22が挿通可能に形成されているとともに、台座部24が挿通可能に形成されている。底板38は、単電池20の台座部24以下の厚さとなるように設けられている。
検知線収容部42は、上方に開口する箱状をなしており、単電池群12に取り付けた際に、隣り合う単電池20が並ぶ方向に伸びて形成されている。検知線収容部42は、各単電池20の電圧を測定するための電圧検知線が収容される。また、検知線収容部42の側壁42Aの上端縁には、電圧検知線が外部にはみ出さないように保持する保持爪44が形成されている。
(収容ケース32の組み付け構造)
収容ケース32の側壁のうち、接続ユニット30の並び方向(図1参照)に沿う方向に延びる一対の側壁(図4における上下の側壁)には、上記の並び方向についての端部寄りの位置に、この側壁の肉厚方向外方(図4における上下方向)に突出する基部62が設けられている。この基部62には、接続ユニット15の並び方向について突出するスライド棒部64が形成されている。
スライド棒部64の断面形状は円形状をなしており、スライド棒部64の長さは、隣り合う単電池20間の製造公差、及び組み付け公差の和と同じか、それ以上に設定されている。スライド棒部64の端部には、スライド棒部64よりも径が大きいストッパ部66が設けられている。ストッパ部66はスライド棒部64よりも大径に設けられることで、後述する突出部72の溝部74に勘合されたスライド棒部64が、接続ユニット30の並び方向に移動して溝部74から抜けてしまうことを規制している。
また、収容ケース32の側壁のうち、接続ユニット30の並び方向(図1参照)に沿う方向に延びる一対の側壁(図4における上下の側壁)には、接続ユニット30同士が並べられた状態で、スライド棒部64に対応する位置に、この側壁の肉厚方向外方(図4における上下方向)に突出する突出部72が設けられている。
突出部72の上面には、スライド棒部64が接続ユニット30の並び方向にスライド可能に勘合される溝部74が形成されている。図3に示すように、溝部74の断面形状は、中心角が180°より大きく360°より小さな扇形をしており、スライド棒部64の外周面に嵌着可能に形成されている。
溝部74の内周面の内径寸法は、スライド棒部64の外径寸法よりもやや大きく設定されている。これにより、溝部74内においてスライド棒部64が容易にスライドできるようになっている。
(バスバー52)
バスバー52は四隅が丸く切欠された概ね長方形状をなしている。図5に示すように、バスバー52の長辺方向の長さ寸法は、単電池20を2つ並べた状態における幅寸法よりも小さく設定されている。バスバー52には、隣り合う単電池20の電極端子22が貫通する一対の貫通孔54が形成されている。バスバー52の外縁には、切り欠き56(マークの一例)が形成されている。図5に示すように、切り欠き56はバスバー52の左右方向の中心から片側に寄せられて左右非対称となる位置に設けられており、バスバー52が正規姿勢(表面を上にした姿勢)でバスバー収容凹部34Aに収容されたときだけに、図4に示した収容ケース32の凸部34に対応する。切り欠き56は、上面視した場合に凸部34の断面積よりも僅かに大きくなるように同形に切り欠かれており、バスバー52の切り欠き56と収容ケース32の凸部34とは互いに嵌合可能である。
バスバー52は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)等、必要に応じて任意の金属材料により形成することができる。バスバー52は、これらの金属板をプレス加工することで成形される。プレス加工では、表面52Aから裏面52Bに向かってプレス型で金属板を打ち抜くことで、バスバー52を形成する。プレス型は、バスバー52の外形に対応した形状であるとともに、貫通孔54及び切り欠き56に対応した形状に成形されている。そのため、金属板をプレス型で打ち抜くと、バスバー52の外形が打ち抜かれるとともに、貫通孔54及び切り欠き56が同時に形成される。また、バスバー52の表面にはスズメッキ、ニッケルメッキ等、必要に応じて任意の金属メッキを形成してもよい。
(電池モジュール10の組み付け)
次に、電池モジュール10の組み付け工程について説明する。電池モジュール10では、電池接続アセンブリ14を用いて隣り合う単電池20の電極端子22間を接続するに先立って、まず作業者は、各々の収容ケース32にバスバー52を収容し、接続ユニット30を準備しておく。
本実施形態では、バスバー52の左右非対称の位置に切り欠き56が形成されている。そのため、作業者は、この切り欠き56を利用してバスバー52の表面52Aと裏面52Bを簡単に区別することができる。すなわち、切り欠き56がバスバー52の下縁部であって中央よりも左側に位置するような姿勢としてバスバー52を収容ケース32内に収容する。
このとき、本実施形態では、バスバー収容凹部32Aに凸部34が形成されているため、作業者が万一バスバー52の姿勢を誤って収容凹部32A内に収容しようとした場合には、バスバー52の下縁部が凸部34に当接するため、その姿勢が誤っていることを明確に知ることができる。これによって、作業者が、誤ってバスバー52を正規姿勢とは逆の裏返しにしてバスバー収容凹部32Aに収容してしまうことが完全に防止される。
バスバー52をバスバー収容凹部32Aの底部にまで押し込むと、押さえ爪40によって固定され、接続ユニット30として完成される。
次に作業者は、単電池群12を構成する単電池20の数に応じた数の接続ユニット30を連結し、電池接続アセンブリ14として完成させる。接続ユニット30を連結する際には、隣接する一方の収容ケース32のスライド棒部64を、隣接する他方の収容ケース32の溝部74に嵌合させれば、複数の接続ユニット30が左右に僅かに移動可能な状態で連結されて電池接続アセンブリ14が完成する。
このように完成された電池接続アセンブリ14は、単電池群12の上方からセットされる。
各単電池20には製造誤差があり、隣り合う単電池20同士の間には組み付け誤差があるため、隣り合う電極端子22同士のピッチ間隔は、ある一定の公差内でずれる可能性がある。
本実施形態では、スライド棒部30は、溝部32内において、単電池20の並び方向についてスライド可能に構成されており、スライド棒部30の長さ寸法は、単電池20の製造公差、及び組み付け公差の和と同じか、それ以上に設定されている。そのため、接続ユニット30をスライドさせることにより、製造公差、及び組み付け公差に起因する電極端子22のピッチ間隔の位置ずれを吸収することができ、電池接続アセンブリ14を単電池群12に確実に組み付けることができる。
作業者は、単電池20から上方に突出する電極端子22の位置と、接続ユニット30の開口部36の位置とを、概ね整合させた状態で、上方から電池接続アセンブリ14を、単電池群12に載置する。これにより、電極端子22と整合する位置に配されたバスバー52の貫通孔54に電極端子22が挿通される。
図6に、バスバー52の貫通孔54周辺における拡大断面図を示す。図6に示すように、バスバー52の表面52A側では、プレス加工によって貫通孔54のせん断端58Aがだれて、アール形状が形成されている。そのため、電極端子22をバスバー52の表面52A側から貫通孔54に挿通することで、せん断端58Aのアール形状が幸いして貫通孔54に電極端子22をスムースに挿通することができる。
その一方、バスバー52の裏面52B側では、プレス加工によって貫通孔54のせん断端58Bにバリが形成されている。そのため、図7に示すように、間違えて電極端子22をバスバー52の裏面52B側から貫通孔54に挿通すると、バリが電極端子22の外周面に形成されているネジ溝に引っかかって、貫通孔54に電極端子22をスムースに挿通することができない。
本実施形態では、接続ユニット30において、収容ケース32にバスバー52が正規姿勢で収容されており、バスバー52の表面52Aが下側となる姿勢でバスバー52が収容ケース32に収容されている。そのため、作業者は、バリのない表面52A側から電極端子22を貫通孔54に挿通することができ、バスバー52の貫通孔54に電極端子22をスムースに挿通することができる。
作業者は、電池接続アセンブリ14を単電池群12に載置することで、収容ケース32の底部に配された開口部36に単電池20の台座部24を挿通する。本実施形態では、台座部24は、収容ケース32の底部に配された底板38よりも厚く設定されている。そのため、接続ユニット30を単電池群12に載置することにより、台座部24の上面が底板38よりも上部に突出し、バスバー52の表面52Aと当接する。また、バスバー52は押さえ爪40によって上方に移動することが規制されている。これによって、台座部24の上面をバスバー52の表面52Aに確実に当接させることができる。
その後、作業者は、ナット16を電極端子22に螺合することにより、バスバー52を台座部24に締め付け、電極端子22とバスバー52とを電気的に接続する。本実施形態では、バリのないバスバー52の表面52Aが台座部24と当接する。そのため、バスバー52を台座部24に締め付ける際に、バリがバスバー52と台座部24の間に挟まれ、バスバー52と台座部24との接触が不充分になることが回避される。これにより電池モジュール10が完成する。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれは、以下の効果を奏する。
(1)バスバー52に表面52Aと裏面52Bを識別する切り欠き56が形成されているので、プレス加工後のバスバー52の表裏を簡単に区別することができる。そのため、収容ケース32に収容されているバスバー52の貫通孔54に単電池20の電極端子22を挿入し、バスバー52を用いて単電池群12における電極端子22間を接続する際に、バスバー52のバリが存在する裏面52B側からバスバー52の貫通孔54に電極端子22が挿入されることが回避される。これによって、間違えてバスバー52の裏面52B側から単電池20の電極端子22を挿入した際の様々な問題、例えば作業性の悪化や電極22との接続抵抗値の増大等の問題の発生を抑制することができる。
(2)収容ケース32に凸部34が形成されているので、バスバー52をバスバー52の表面52A側から収容ケース32に収容する際に、凸部34と切り欠き54を対応させることでそれが正しい収容姿勢であることを容易に確認することができる。
(3)バスバー52では、貫通孔54を打ち抜く際に切り欠き54が形成されるので、効率的である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、バスバー52に形成される切り欠き56として長方形型の切り欠き56を用いて説明を行ったが、これに限られず、例えば、図8に示す三角形型の切り欠き156が形成されていてもよい。この場合、図9に示すように、切り欠き56にあわせて、収容ケース32に形成される凸部134の断面形状を変形させることが好ましい。
(2)上記実施形態では、バスバー52の表裏を識別するマークである切り欠き56を、バスバー52の外形及び貫通孔54と同時に形成する例を用いて説明を行ったが、これに限られず、たとえば、予めバスバー52の外形をした金属板が形成されており、その金属板にプレス加工して貫通孔54を形成する場合に、そのプレス加工の前後の金属板(バスバー52)の一部を切りかくことで切り欠き56を形成してもよい。この場合でも、切り欠き56をバスバー52の非対称となる位置に形成することで、その切り欠き56を用いてバスバー52の表裏を確実に区別することができる。
(3)上記実施形態では、バスバー52の表裏を識別するマークとして、切り欠き56を用いて説明を行ったが、これに限られず、例えば、バスバー52のいずれかの面にマーク(例えば、印字等)が設けられていてもよい。この場合、図10、図11に示すように、このマークが、バスバー252の裏面252Bの非対称な位置から突出した突出部256であることが好ましい。バスバー252の裏面252Bから突出部256が突出していると、作業者が、突出部256があるにも関わらず誤ってバスバー252の裏面252B側から収容ケース32に収容した場合に、作業者は、突出部256によって、バスバー252を押さえ爪40に固定することができず、作業者は、バスバー252の裏面252B側からバスバー252が収容ケース32に収容されたことを容易に認識することができる。これによって、バスバー252が収容ケース32に非正規姿勢で挿入されたまま組み立てが進み、後に計測される接触抵抗等の検査によって、初めて間違って挿入されたと認識されることを抑制することができる。
10:電池モジュール
12:単電池群
14:電池接続アセンブリ
20:単電池
22:電極端子
24:台座部
32:収容ケース
34:凸部
52:バスバー
54:貫通孔
56:切り欠き
58:せん断端

Claims (5)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群における電極端子間を接続するための電池接続アセンブリであって、
    前記電極端子が貫通する貫通孔を有するバスバーと、
    前記バスバーを収容する収容部と、を備えており、
    前記貫通孔は、前記バスバーを一方の面から他方の面に向かって打ち抜くことで形成されており、
    前記バスバーには、前記一方の面と前記他方の面とを識別可能にするマークが設けられていることを特徴とする電池接続アセンブリ。
  2. 前記マークは、前記バスバーの表裏において非対称となる位置に形成された切り欠きであることを特徴とする請求項1に記載の電池接続アセンブリ。
  3. 前記切り欠きは前記バスバーの外周縁部に開口して形成され、前記収容部の内側面には、前記バスバーの正規姿勢における前記切り欠きに対応する位置にガイド突部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電池接続アセンブリ。
  4. 前記マークは、前記他方の面側に突出した突出部であることを特徴とする請求項1に記載の電池接続アセンブリ。
  5. 前記マークは、前記貫通孔を打ち抜く際に形成されたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電池接続アセンブリ。
JP2010133030A 2010-06-10 2010-06-10 電池接続アセンブリ Expired - Fee Related JP5500364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010133030A JP5500364B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 電池接続アセンブリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010133030A JP5500364B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 電池接続アセンブリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011258450A true JP2011258450A (ja) 2011-12-22
JP5500364B2 JP5500364B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=45474407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010133030A Expired - Fee Related JP5500364B2 (ja) 2010-06-10 2010-06-10 電池接続アセンブリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5500364B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012113834A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd バスバーおよび電池セルの接続構造
CN104525706A (zh) * 2014-11-28 2015-04-22 国网河南省电力公司洛阳供电公司 一种母排冲孔用模具装置
JP2017212077A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社豊田自動織機 バスバー組付構造及び電池モジュール
CN109301146A (zh) * 2018-10-26 2019-02-01 蚌埠南实科技有限公司 一种用于新能源电池的铝排及其成型方法
JP2020118237A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 シロキ工業株式会社 減速装置
CN112103453A (zh) * 2019-06-18 2020-12-18 矢崎总业株式会社 汇流条模块

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002329490A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nippon Mektron Ltd 電源配線用構造体およびその製造方法
JP3707595B2 (ja) * 1998-09-09 2005-10-19 矢崎総業株式会社 バッテリ接続プレート
JP2009277420A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Yazaki Corp 温度検出モジュールの取付構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3707595B2 (ja) * 1998-09-09 2005-10-19 矢崎総業株式会社 バッテリ接続プレート
JP2002329490A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nippon Mektron Ltd 電源配線用構造体およびその製造方法
JP2009277420A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Yazaki Corp 温度検出モジュールの取付構造

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012113834A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd バスバーおよび電池セルの接続構造
CN104525706A (zh) * 2014-11-28 2015-04-22 国网河南省电力公司洛阳供电公司 一种母排冲孔用模具装置
JP2017212077A (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社豊田自動織機 バスバー組付構造及び電池モジュール
WO2017203925A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社豊田自動織機 バスバー組付構造及び電池モジュール
US10483517B2 (en) 2016-05-24 2019-11-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Bus bar assembly structure and battery module
CN109301146A (zh) * 2018-10-26 2019-02-01 蚌埠南实科技有限公司 一种用于新能源电池的铝排及其成型方法
CN109301146B (zh) * 2018-10-26 2021-10-15 蚌埠金实科技有限公司 一种用于新能源电池的铝排及其成型方法
JP2020118237A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 シロキ工業株式会社 減速装置
JP7272732B2 (ja) 2019-01-24 2023-05-12 アイシンシロキ株式会社 減速装置
CN112103453A (zh) * 2019-06-18 2020-12-18 矢崎总业株式会社 汇流条模块
CN112103453B (zh) * 2019-06-18 2023-04-07 矢崎总业株式会社 汇流条模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP5500364B2 (ja) 2014-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6198061B2 (ja) 配線モジュール
CN107004822B (zh) 电池配线模块
JP5772525B2 (ja) 電池配線モジュール
JP5772524B2 (ja) 電池配線モジュール
US9425520B2 (en) Battery wiring module
JP5500364B2 (ja) 電池接続アセンブリ
JP6018937B2 (ja) 電極部材、および、電池ブロック
JP2015138604A (ja) 配線モジュール
JP2013033710A (ja) 電池配線モジュール
CN108140799B (zh) 蓄电模块和电池连接模块
JP6455705B2 (ja) 蓄電モジュール
JP5769007B2 (ja) 電池配線モジュール
JP2016115616A (ja) 検知モジュール
JP2018137126A (ja) セルコネクタユニット
JP2013143181A (ja) 配線モジュール
JP2013120643A (ja) 電池配線モジュール
JP2014022175A (ja) 電池用配線モジュール
JP5605307B2 (ja) 電池配線モジュール
JP2013162569A (ja) 電池配線モジュール
JP5672348B1 (ja) 配線モジュール
JP6113428B2 (ja) 電池収容装置
JP2013020815A (ja) 電池配線モジュール
JP2010238516A (ja) 電池モジュール
JP2014078365A (ja) 蓄電モジュール
JP6156156B2 (ja) 配線モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5500364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees