JP2011256292A - ウフェナマートとしての用途、及びこれを配合した紫外線防御用皮膚外用組成物。 - Google Patents
ウフェナマートとしての用途、及びこれを配合した紫外線防御用皮膚外用組成物。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】抗炎症効果も兼ね備えた、製剤化が容易な紫外線吸収剤の提供。
【解決手段】製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えたウフェナマートは、幅広い紫外線波長領域にわたって非常に優れた紫外線吸収能を有していることから、紫外線吸収剤として使用でき、種々の製品への応用が可能である。特にサンスクリーン用皮膚外用組成物に紫外線散乱剤とともに配合した場合には、更に紫外線の防御効果を高めることができる。
【選択図】図3
【解決手段】製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えたウフェナマートは、幅広い紫外線波長領域にわたって非常に優れた紫外線吸収能を有していることから、紫外線吸収剤として使用でき、種々の製品への応用が可能である。特にサンスクリーン用皮膚外用組成物に紫外線散乱剤とともに配合した場合には、更に紫外線の防御効果を高めることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ウフェナマートに関し、また、その紫外線吸収剤としての用途、および皮膚外用組成物に関する。
太陽光に含まれる紫外線のうち、280nm以下の波長の紫外線はオゾン層によって吸収され、地表に到達しないが、280nm〜400nmの紫外線は地表に到達し、様々な影響を及ぼす。皮膚科学的には、280nm〜315nmの中波長紫外線は紅斑や水泡の形成、メラニン形成亢進、色素沈着等を引き起こすことが知られている。また、315nm〜400nmの長波長紫外線は照射直後に皮膚を黒化させる即時黒化作用を有し、また、そのエネルギーが真皮にまで達するため、血管壁や結合組織中の弾性繊維にも影響を及ぼすとされる。これらの中〜長波長紫外線の作用は、皮膚の老化を促進し、しみ、そばかす、しわ等の形成の一因であると考えられている。
このような紫外線から皮膚を保護するために、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾフェノン誘導体、サリチル酸誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、桂皮酸誘導体、ウロカニン酸誘導体等の紫外線吸収剤が利用されてきた。
しかしながら、これらの紫外線吸収剤は製剤化の難しいものも含まれている。例えば結晶性粉末の場合には溶解するために極性油分を大量に配合する必要があり、その結果、製剤化を難しくするだけでなく皮膚への安全性も懸念された。また、最近では夏の水浴や冬のスキー場などの使用に限らず、日常生活においても紫外線防御が重要と考えられ、これら紫外線吸収剤配合製品を使用する機会が非常に増加している。このような中、紫外線防御効果だけでなく、紫外線による製剤の劣化も防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えることによって、紫外線による皮膚の炎症も抑えられる紫外線吸収剤が望まれていた。
これまで抗炎症剤として医薬品で使用されているウフェナマートに紫外線吸収効果があることは知られていなかった。
紫外線吸収剤は、280nm〜315nmの中波長紫外線には紅斑や水泡の形成、メラニン形成亢進、色素沈着等を引き起こすことが知られている。また、315nm〜400nmの長波長紫外線は照射直後に皮膚を黒化させる即時黒化作用があり、紫外線吸収剤の種類によっては複数配合しなければならず、また、製剤化の難しいものも多い。また、紫外線吸収剤による製剤の劣化も懸念される。さらに、皮膚に紫外線による炎症が起こった際には全く異なった抗炎症効果のある薬剤を塗布しなければならなかった。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、一つには、幅広い紫外線波長領域にわたって優れた吸収能を有し、紫外線防御効果だけでなく製剤の紫外線による劣化を防ぎ、皮膚への抗炎症効果も兼ね備えていることであり、しかも従来の皮膚外用剤として実績があるため皮膚外用組成物に配合することは容易である。
前記目的を達成するために、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、ウフェナマートが上記のような性質を備えていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は幅広い紫外線波長領域にわたって優れた吸収能を有し、高い紫外線防御効果を示すだけでなく、紫外線による製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えた非常に優れた紫外線吸収剤であることを見出した。
すなわち、本発明は幅広い紫外線波長領域にわたって優れた吸収能を有し、高い紫外線防御効果を示すだけでなく、紫外線による製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えた非常に優れた紫外線吸収剤であることを見出した。
本発明にかかる紫外線吸収剤は、前記のウフェナマートであることを特徴とする。
また、紫外線AおよびB領域吸収剤であることを特徴とする。
更に、本発明にかかる皮膚外用組成物は、さらに紫外線散乱剤を含有することを特徴とする。
また、紫外線AおよびB領域吸収剤であることを特徴とする。
更に、本発明にかかる皮膚外用組成物は、さらに紫外線散乱剤を含有することを特徴とする。
本発明のウフェナマートは幅広い紫外線波長領域にわたって非常に優れた紫外線吸収能を有し、紫外線防御効果だけでなく製剤の紫外線による劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えた紫外線吸収剤である。また、製剤への配合は従来より行われていることにより配合が容易である。
ウフェナマートからなる紫外線吸収剤である。
ウフェナマートからなる紫外線AおよびB領域吸収剤である。
ウフェナマートと紫外線散乱剤を配合した紫外線防御用皮膚外用組成物である。
本発明のウフェナマートからなる紫外線吸収剤は、種々の製品に配合可能であるが、皮膚外用組成物に配合することが好適である。本発明の紫外線吸収剤を配合した皮膚外用組成物は、優れた紫外線防止効果を発揮し、製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えることができる。従って、特にサンスクリ−ン用皮膚外用組成物として有用である。
ウフェナマートは、非ステロイド系抗炎症剤として知られ、化学式C18H18F3NO2で示され、化学名はブチル2−[〔3−(トリフルオロメチル)フェニル〕アミノ]−ベンゾエートである。ウフェナマートは、炎症・痒みを発症させる種々の皮膚疾患(例えば、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、急性湿疹、慢性湿疹、おむつ皮膚炎、口囲皮膚炎、帯状疱疹など等)に対して効能・作用があることが知られている。
また、サンスクリーン用皮膚外用組成物においては、その紫外線遮蔽効果を高めるために、無機粉体系紫外線遮蔽剤を併用することが望まれる。また、メーキャップ化粧料においても無機粉体が配合されることが多い。本発明の紫外線吸収剤は、紫外線散乱剤とともに皮膚外用組成物に配合した場合には更に紫外線の防御を高めることができる。
本発明の皮膚外用組成物に配合される無機粉体としては、通常化粧料や医薬品に配合されるものであれば特に限定されない。例えば、タルク、カオリン、窒化ホウ素、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、合成マイカ、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、酸化アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)等の無機粉末の他、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、チタン酸鉄、カーボン、低次酸化チタン、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、群青、紺青、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の無機顔料が挙げられる。
本発明の皮膚外用組成物の形態は、本発明の効果が発揮されるものであれば特に制限されない。例えば、ローション剤、軟膏剤、リニメント剤、クリーム剤、ゲル剤、坐剤、貼付剤、パップ剤、テープ剤、スプレー剤、エアゾール剤、外用固形剤等の医薬品製剤の他、化粧水、乳液、クリーム、美容液等のスキンケア化粧料、下地用化粧料、ファンデーション、口紅、フェイスカラー、アイライナー等のメーキャップ化粧料、ヘアスプレー、ヘアトニック、ヘアリキッド等の頭髪用、頭皮用化粧料等が挙げられる。本発明の紫外線吸収剤を皮膚外用剤に配合する場合、その配合量は目的とする紫外線吸収能に応じて適宜決定すればよいが、通常組成物中0.001〜20質量%、好ましくは0.01〜10質量%である。
本発明の皮膚外用剤には、上記必須成分の他に、医薬品有効成分、例えばグリチルレチン酸・グリチルリチン酸およびその塩またはその誘導体、トコフェロール酢酸エステル、ビタミンA油、ピリドキシン塩酸塩、パンテノールなどのビタミン類、尿素、アラントイン、リドカイン・ジフェンヒドラミンおよびその塩、クロタミトン、塩化ベンゼトニウムなどの殺菌剤等も配合可能である。また医薬部外品有効成分も同様に配合可能であり、さらに通常化粧品や医薬品に配合可能な一般的な成分、例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、保湿剤、水溶性高分子化合物、増粘剤、被膜剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、植物エキス類、酸化防止剤、香料、粉末、色材、水等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明の桂皮酸誘導体以外の紫外線吸収剤も配合可能である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
試料の調製は各種試料10mgをエタノール(99.5%)で10mLに溶かした。その一部を採取し、エタノール(99.5%)で100倍に希釈した(10μg/mL)。試料の種類は下記のとおりである。
本発明品としてウフェナマートを使用した。
実施例1では従来の紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(ASL−24)使用した。
実施例2では従来の紫外線吸収剤として4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(パルソール1789)使用した。
本発明品としてウフェナマートを使用した。
実施例1では従来の紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(ASL−24)使用した。
実施例2では従来の紫外線吸収剤として4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン(パルソール1789)使用した。
UV測定条件は、測定波長範囲:250nm〜400nm
取り込み間隔:0.5nm
使用装置:日本分光 紫外可視分光光度計
V−560型
溶媒:エタノール、濃度10ppm、光路長1cm
取り込み間隔:0.5nm
使用装置:日本分光 紫外可視分光光度計
V−560型
溶媒:エタノール、濃度10ppm、光路長1cm
実施例1 吸光度(1)
本発明のウフェナマートと2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(ASL−24)の紫外線吸収スペクトルを比較した。結果を図1に示す。
本発明のウフェナマートと2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(ASL−24)の紫外線吸収スペクトルを比較した。結果を図1に示す。
実施例2 吸光度(2)
本発明のウフェナマートと4−t−ブチル−4‘−メトキシジベンゾイルメタン(パルソール
1789)の紫外線吸収スペクトルを比較した。結果を図2に示す。
本発明のウフェナマートと4−t−ブチル−4‘−メトキシジベンゾイルメタン(パルソール
1789)の紫外線吸収スペクトルを比較した。結果を図2に示す。
図1、図2及び図3より明らかなように、本発明のウフェナマートは幅広い紫外線波長領域にわたって優れた吸収能を有していた。
以下、本発明の皮膚外用組成物の配合処方例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量は全て質量%で示す。
配合処方例1
サンスクリーン乳液(W/O)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
揮発性環状シリコーン 15
イソヘキサデカン 15
ジメチコンコポリオール 1
ポリオキシブチレンポリオキシプロピレングリコール 0.8
(「ユニオールPB−700」日本油脂(株)製)
二酸化チタン(疎水化処理品) 10
疎水化処理品酸化亜鉛 10
疎水化処理品タルク 4
フェネチルベンゾエート 10
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン 1
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 2
{2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]
安息香酸ヘキシルエステル 1
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 1
有機変性モンモリロナイト 0.5
フェノキシエタノール
適量
香料
適量
B.水相
2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸 2
ジプロピレングリコール 7
トリエタノールアミン 1.1
精製水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合し溶解させた。油相部は二酸化チタンの分散を十分に行いこれに水相部を加え、ホモジナイザーを用いて乳化した。得られたサンスクリーン乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
サンスクリーン乳液(W/O)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
揮発性環状シリコーン 15
イソヘキサデカン 15
ジメチコンコポリオール 1
ポリオキシブチレンポリオキシプロピレングリコール 0.8
(「ユニオールPB−700」日本油脂(株)製)
二酸化チタン(疎水化処理品) 10
疎水化処理品酸化亜鉛 10
疎水化処理品タルク 4
フェネチルベンゾエート 10
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン 1
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 2
{2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]
安息香酸ヘキシルエステル 1
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 1
有機変性モンモリロナイト 0.5
フェノキシエタノール
適量
香料
適量
B.水相
2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸 2
ジプロピレングリコール 7
トリエタノールアミン 1.1
精製水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合し溶解させた。油相部は二酸化チタンの分散を十分に行いこれに水相部を加え、ホモジナイザーを用いて乳化した。得られたサンスクリーン乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
処方配合例2 日焼け止め乳液(W/O)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ジメチルポリシロキサン 1
デカメチルシクロペンタシロキサン 25
トリメチルシロキシケイ酸 5
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1
イソノナン酸イソノニル 5
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
球状ポリアクリル酸アルキル粉体 5
ブチルエチルプロパンジオール 0.5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 2
{2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]
安息香酸ヘキシルエステル 1
2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸 1
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 3
アルキル−アリール1,3−プロパンジオンシリコーン 5
フェネチルベンゾエート 5
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 7
疎水化処理微粒子二酸化チタン 8
B.水相
水酸化ナトリウム 0.15
ジプロピレングリコール 5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
グルタチオン 1
チオタウリン 0.05
クララエキス 1
パラベン
適量
フェノキシエタノール
適量
精製水
残余
(製法)
油相に水相を徐々に添加し添加終了後、攪拌機を用いて乳化粒子が均一になるように調製した。得られた日焼け止め乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ジメチルポリシロキサン 1
デカメチルシクロペンタシロキサン 25
トリメチルシロキシケイ酸 5
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 1
ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1
イソノナン酸イソノニル 5
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 0.5
球状ポリアクリル酸アルキル粉体 5
ブチルエチルプロパンジオール 0.5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 2
{2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]
安息香酸ヘキシルエステル 1
2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸 1
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 3
アルキル−アリール1,3−プロパンジオンシリコーン 5
フェネチルベンゾエート 5
疎水化処理微粒子酸化亜鉛 7
疎水化処理微粒子二酸化チタン 8
B.水相
水酸化ナトリウム 0.15
ジプロピレングリコール 5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
グルタチオン 1
チオタウリン 0.05
クララエキス 1
パラベン
適量
フェノキシエタノール
適量
精製水
残余
(製法)
油相に水相を徐々に添加し添加終了後、攪拌機を用いて乳化粒子が均一になるように調製した。得られた日焼け止め乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
処方配合例3
サンスクリーンクリーム(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ステアリン酸 10
ステアリルアルコール 4
イソプロピルミリステート 8
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2
トリイソオクタン酸グリセリン 2
ビタミンEアセテート 0.5
ビタミンAパルミテート 0.2
フェネチルベンゾエート 5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 5
2,4−ビス{〔4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン
3 オクトクリレン 3
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 3
セラミド類縁物質 1
スクワラン 3
香料 0.4
フェノキシエタノール 適量
B.水相
グリセリン 4
プロピレングリコール 3
ヒアルロン酸ナトリウム 1
水酸化カリウム 2
ポリクオタニウム−51 0.1
ピリドキシン塩酸塩 0.1
エデト酸三ナトリウム 0.05
精製水 残余
(製法)
Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全溶解した。A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。得られたサンスクリーンクリームは、非常に高い光安定性を有していた。
サンスクリーンクリーム(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ステアリン酸 10
ステアリルアルコール 4
イソプロピルミリステート 8
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2
トリイソオクタン酸グリセリン 2
ビタミンEアセテート 0.5
ビタミンAパルミテート 0.2
フェネチルベンゾエート 5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 5
2,4−ビス{〔4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ〕フェニル}−6−(4−メトキシフェニル)1,3,5−トリアジン
3 オクトクリレン 3
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 3
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 3
セラミド類縁物質 1
スクワラン 3
香料 0.4
フェノキシエタノール 適量
B.水相
グリセリン 4
プロピレングリコール 3
ヒアルロン酸ナトリウム 1
水酸化カリウム 2
ポリクオタニウム−51 0.1
ピリドキシン塩酸塩 0.1
エデト酸三ナトリウム 0.05
精製水 残余
(製法)
Aの油相部とBの水相部をそれぞれ70℃に加熱し完全溶解した。A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。得られたサンスクリーンクリームは、非常に高い光安定性を有していた。
処方配合例4
クリーム(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
セタノール 4
ワセリン 7
マイクロクリスタリンワックス 1
イソプロピルミリステート 8
スクワラン 10
流動パラフィン 2
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 7
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1
オクトクリレン 0.5
ブチルメトキシジベンゾイルメタン 2
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8
ジメチルポリシロキサン 5
グリチルレチン酸 0.5
香料 0.3
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
パラベン 適量
B.水相
グリセリン 10
ヒアルロン酸ナトリウム 0.02
1,3−ブチレングリコール 4
パンテノール 1
エデト酸二ナトリウム 0.01
フェノキシエタノール 適量
精製水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合溶解させた。油相部に水相部を加え、ホモジナイザーを用い乳化して、クリームを得た。得られたクリームは、非常に高い光安定性を有していた。また、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
クリーム(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
セタノール 4
ワセリン 7
マイクロクリスタリンワックス 1
イソプロピルミリステート 8
スクワラン 10
流動パラフィン 2
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 7
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1
オクトクリレン 0.5
ブチルメトキシジベンゾイルメタン 2
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.2
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8
ジメチルポリシロキサン 5
グリチルレチン酸 0.5
香料 0.3
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
パラベン 適量
B.水相
グリセリン 10
ヒアルロン酸ナトリウム 0.02
1,3−ブチレングリコール 4
パンテノール 1
エデト酸二ナトリウム 0.01
フェノキシエタノール 適量
精製水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合溶解させた。油相部に水相部を加え、ホモジナイザーを用い乳化して、クリームを得た。得られたクリームは、非常に高い光安定性を有していた。また、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
処方配合例5
日焼け止め乳液(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ジメチコンコポリオール 0.5
デカメチルシクロペンタシロキサン 15
イソステアリン酸 0.5
フェニルトリメチコン 1
微粒子酸化チタン 5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 3
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
アルキル−アリール1,3−プロパンジオンシリコーン誘導体 5
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2
オクトクリレン 0.5
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 2
シリカ 1
パルミチン酸デキストリン 0.2
キサンタンガム 1
ジフェンヒドラミン 1
フェノキシエタノール
適量
B.水相
グリセリン 1
ポリオキシエチレン硬化ひまし油 1
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
パラベン
適量
エタノール 5
イオン交換水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合溶解させた。水相部に油相部を加え、ホモジナイザーを用い乳化して、日焼け止め乳液を得た。得られた日焼け止め乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
日焼け止め乳液(O/W)
(配 合 成 分) (質量%)
A.油相
ジメチコンコポリオール 0.5
デカメチルシクロペンタシロキサン 15
イソステアリン酸 0.5
フェニルトリメチコン 1
微粒子酸化チタン 5
本紫外線吸収剤(ウフェナマート) 3
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
アルキル−アリール1,3−プロパンジオンシリコーン誘導体 5
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2
オクトクリレン 0.5
ジ−(2−エチルヘキシル)−4−メトキシベンザルマロネート 2
シリカ 1
パルミチン酸デキストリン 0.2
キサンタンガム 1
ジフェンヒドラミン 1
フェノキシエタノール
適量
B.水相
グリセリン 1
ポリオキシエチレン硬化ひまし油 1
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.09
パラベン
適量
エタノール 5
イオン交換水
残余
(製法)
油相部と水相部をそれぞれ混合溶解させた。水相部に油相部を加え、ホモジナイザーを用い乳化して、日焼け止め乳液を得た。得られた日焼け止め乳液は、非常に高い光安定性を有していた。
本発明の紫外線吸収剤を配合した皮膚外用組成物は、優れた紫外線防止効果を発揮し、製剤の劣化を防ぎ、抗炎症効果も兼ね備えることができ、さらに配合が容易である。特にサンスクリ−ン用皮膚外用組成物として有用である。
Claims (3)
- ウフェナマートからなる紫外線吸収剤
- ウフェナマートからなる紫外線AおよびB領域吸収剤
- ウフェナマートと紫外線散乱剤を配合した皮膚外用組成物
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