JP2011255902A - ウエットシート包装体 - Google Patents

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春二 大西
Yoshifumi Takao
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Abstract

【課題】従来のプラスチック製の円筒容器タイプのウエットシート包装体に比べてゴミの減容化や低減が可能で、低コストで製造でき、しかも従来の袋タイプのウエットシート包装体よりも使い勝手がよく経済的なウエットシート包装体を提供する。
【解決手段】内部にウエットシート体3が収容されて周縁部4がシールされていることにより密封された袋体2を備える。袋体2の前面部23には、袋体2の上縁シール部41よりも下側の位置に、最初の開封時に引きちぎられることによってウエットシート取り出し口5を形成する破断予定部6を形成する。袋体2の前面部23の内面側には、開封後にウエットシート取り出し口5を気密・液密状態に閉鎖しうる開閉可能なジッパー9を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスバリアー性を有する可撓性シートによって形成された袋体の内部にウエットシート(化粧料シートを含む)を収容したウエットシート包装体に関する。
不織布製のシートにアルコールなどの液体成分を含浸させたウエットシート(化粧料成分を含浸させた化粧料シートを含む)は、清拭や化粧などに使用される衛生用品として周知である。このようなウエットシートは、使用するまでに乾燥してしまわないように気密性を有する袋や容器に収容されたウエットシート包装体として提供されるのが通例である。
この種のウエットシート包装体としては、従来、主として2つのタイプが存在する。一つは、携帯に便利な袋タイプのもので、プラスチックフィルム或いはこれにアルミニウム箔などを積層(ラミネート)してなる複合フィルムを用いて、その両サイドを熱融着によりシールして袋状とし、これにウエットシートを収納して密封した、いわゆる両サイド平面熱融着シールピロー包装品などである。このタイプには、飲食店などで客に提供される使い捨てタイプのウエットティシュ包装体も含まれる。
もう一つは、主に住居や車内などで使用される円筒容器タイプのもので、プラスチック製の有底円筒容器(ブロー成形品)にロール状のウエットシートを入れ、その開口端側に、内部に収納されたウエットシートの乾燥を防止しつつ当該シートを一定の長さ分ずつ取り出せるように工夫した蓋を装着したものである(例えば特許文献1参照)。この円筒容器タイプのものは、通常はウエットシートを収容した容器を立てた状態にして置いておき、その上部の蓋に設けられたシート取り出し口からウエットシートを一定長さ分ずつ引き出して使用するようになっており、ロール状のウエットシートが無くなるまで使用できて使い勝手が良いというメリットがある。
特開2000−355340号公報
しかしながら、最近では環境保全の観点からゴミを如何に少なくするか、つまりゴミの減容化が重要な課題となっており、この点において、上述したようなプラスチックのブロー成形品からなる従来の円筒容器タイプのウエットシート包装体は、袋タイプのものと比べるとプラスチックの使用量が相対的に多いのみならず、使用済み容器の減容化も困難であるという問題があった。また、包装体を構成するプラスチック製の円筒容器や蓋はブロー成形や射出成形で製造されるため、袋タイプのものと比べると製造コストが高くつくという問題がある。
一方、従来の袋タイプのウエットシート包装体では、ウエットシートを使用する際、そのつど袋を破って中のウエットシートを取り出さなければならい。すなわち、円筒容器タイプのウエットシート包装体のように必要なウエットシートのみを素早く取り出すことができないため、携帯用としては便利であっても家庭等での使い勝手が円筒容器タイプのものに比べると劣るという問題がある。また、いったん開封してしまうとウエットシートの乾燥を防ぐことができないため、一回使い捨てタイプのものに限られてしまい、不経済であるという問題がある。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたもので、従来のプラスチック製の円筒容器タイプのウエットシート包装体に比べてゴミの減容化や低減が可能で、低コストで製造でき、しかも従来の袋タイプのウエットシート包装体よりも使い勝手がよく経済的なウエットシート包装体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明のウエットシート包装体は、以下のように構成したことを特徴とする。すなわち、本発明のウエットシート包装体は、内部にウエットシート体が収容されて周縁部がシールされていることにより密封された袋体を有する。袋体は、例えば、ガスバリアー性を有する可撓性シートによって形成する。袋体の前面部には、袋体の上縁シール部よりも下側の位置に、最初の開封時に引きちぎられることによってウエットシート取り出し口を形成する破断予定部を形成し、袋体の前面部の内面側には、開封後にウエットシート取り出し口を気密・液密状態に閉鎖しうる開閉可能なジッパーを設ける。
具体的には、ジッパーは、前面側がウエットシート取り出し口の上縁部の袋体内面側に接合されて後面側に第1係合部が形成された第1ジッパー片と、上部がウエットシート取り出し口の上縁部の袋体内面側に接合されて下部の前面側に第1ジッパー片の第1係合部と係脱可能な第2係合部が形成された第1ジッパー片とを具備した構成で、両係合部の係合によりウエットシート取り出し口を気密・液密状態に閉鎖するようになっている。
袋体は、正面視で長方形もしくは正方形または台形とし、その両側部および/または底部にガゼットを形成した構成とすることができる。
袋体には、内部に収容されたウエットシート体からその一部のウエットシート片をウエットシート取り出し口より外部に引き出した際に、残部のウエットシート体が外部に共に引き出されてしまうことなく袋体内に留まるように、前記ジッパーよりも下側の位置において、袋体内スペースの幅寸法を制限してウエットシート体の外部への移動を規制する絞り部を設けることができる。
この場合の絞り部は、袋体の幅方向の少なくとも一端側から中央側に向けて所定の幅分だけ袋体の前面部と後面部とを接合してなる構成としてもよいし、袋体の前面部および/または後面部と一方の側面部とを接合してなる構成としてもよい。
なお、本発明ウエットシート包装体において、袋体の素材として使用する、ガスバリアー性を有する可撓性シートとしては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチック製のフィルムや、この種のプラスチック製フィルムにアルミニウム箔あるいはアルミニウム蒸着層などを積層してなる複合フィルム(ラミネートフィルム)を挙げることができる。
本発明のウエットシート包装体によれば、袋体の前面部において上縁シール部よりも下側に形成されている破断予定部を最初の開封時に引きちぎることによってウエットシート取り出し口が形成される。このウエットシート取り出し口は、最初の開封直後は袋体の前面部の内面側に設けられている開閉可能なジッパーによって気密・液密状態に閉鎖されているが、このジッパーを開操作することによって当該ウエットシート取り出し口を開くことができる。したがって、こうして形成されたウエットシート取り出し口より、袋体内のウエットシート体から必要分のウエットシート片を外部に引き出すことができる。
その場合、例えばロール状のウエットシート体であれば、その中心部から必要分のウエットシート片を外部に引き出したときに、当該ウエットシート体の上端周縁部が、袋体前面部の内面側に設けられて開状態となっているジッパーに部分的に引っ掛かったり当接したりする。言い換えると、袋体前面部の内面側に設けられたジッパーが、内部に収容されているロール状のウエットシート体の外部への抜け出しを阻止するストッパーとして機能する。その結果、引き出されたウエットシート片以外の残部のウエットシート体は、外部に共に引き出されてしまうことなく袋体内に留まることとなる。こうして、本発明のウエットシート包装体によれば、ウエットシート取り出し口を開いて内部のウエットシート体からウエットシート片を必要な分だけ簡単に取り出すことができる。
また、必要な分だけウエットシート片を引き出した後は、ジッパーを閉操作してウエットシート取り出し口を閉じておくことによって袋体を密閉状態に保っておけるので、袋体内にある残部のウエットシート体の乾燥を防ぐことができる。したがって、袋体内のウエットシート体が完全に無くなってしまうまで所定の湿潤状態を保ったまま繰り返し使えるので、一回使い捨てタイプのものに比べると経済的である。なお、円筒容器タイプのウエットシート包装体の場合、通常は容器内に収容されているウエットシート体が外部から視認できないようになっているので残部のウエットシート量を知るのは難しいが、本発明のウエットシート包装体では、ウエットシート取り出し口を開けたときに袋体内のウエットシート体が外部から或る程度視認できるので、そのつど袋体内に残っているウエットシートの量を知ることができる。袋体を、その内部を視認できるような透明あるいは半透明のシートで形成した場合には、内部に残っているウエットシートの量を常に知ることができることとなるのは勿論である。
このように本発明のウエットシート包装体においては、最初に使用する際に袋体の前面部における破断予定部を引きちぎってウエットシート取り出し口を形成しておけば、その後はジッパーを開操作して開いたウエットシート取り出し口からウエットシート片を引き出すことで必要な分だけのウエットシートを簡単に取り出すことができる。そして、取り出し後はジッパーを閉操作してウエットシート取り出し口を閉じておくことで、次に使用するまで袋体を密閉して内部のウエットシートの湿潤状態を保っておくことができるので、従来の袋タイプのウエットシート包装体のようにウエットシートの使用時にその収容している袋をその都度破ったりゴミとして廃棄したりしなくても済むことになる。したがって、従来の袋タイプのものに比べて使い勝手が良く、使用するごとに袋のゴミが生じることもない。また、ウエットシートを使い切った場合には袋体のみを廃棄すればよいから、従来のプラスチック製の円筒容器を使用したウエットシート包装体と比べてゴミの発生量が少ないだけでなく、ゴミの減容化の点でも優れている。
本発明のウエットシート包装体は、袋体の内部にウエットシート体を収容した構成であるから、軽量で持ち運びに便利である。しかも、両側部や底部にガゼットを形成した袋体を使用することで自立タイプのウエットシート包装体も実現できる。自立タイプのウエットシート包装体とした場合には、平面タイプのものに比べて袋体の外表面積が増大するので、その分だけ広告や商品等の説明に使用可能なスペースも増える。また、袋体の底部や側部に形成されるガゼットは、袋体の内容量を増やしたり縦置き状態での安定性を高めたりする手段として有効であり、このようなガゼットを形成しておくことによって、ロール状のウエットシート体なども袋体内に収容しやすくなる。
本発明の実施例1に係るウエットシート包装体の全体構造を示す斜視図である。 実施例1に係るウエットシート包装体を、その一部を切り欠いた状態で示す正面図である。 図2のA−A線断面図である。 実施例1に係るウエットシート包装体において破断予定部を引きちぎる際の動作を説明するために使用した袋体の上部を示す正面図である。 図4のB−B線断面図である。 実施例1に係るウエットシート包装体において破断予定部を引きちぎってウエットシート取り出し口を形成した後の袋体の上部を示す正面図である。 図6のC−C線断面図である。 実施例1に係るウエットシート包装体の使用状態を示す縦断面図である。 本発明の他の実施例に係るウエットシート包装体の上部を示す正面図である。 図10のD−D線断面図である。
(実施例) 図1および図2は、本発明の実施例1に係るウエットシート包装体の全体構造を示すものである。これらの図に示すように、本実施例に係るウエットシート包装体1は、ガスバリアー性および可撓性を有するプラスチックフィルム(図示例ではポリエチレンフィルム)からなる正面視で長方形の袋体2を有する。
図1および図3に示すように、袋体2の左右の両側部21・21および底部22にはガゼットGが形成されている。袋体2の内部にはロール状に巻かれたウエットシート体3が収容されており、その状態で袋体2の周縁部4がシール(ここではヒートシール)されていることにより、袋体2の内部が気密・液密の状態に保たれた構造となっている。
袋体2の前面部23には、上縁シール部41よりも下側の位置に、最初の開封時(使用時)に引きちぎられることによってウエットシート取り出し口5を形成する破断予定部6が形成されている。この破断予定部6は、図2および図5に示すように、袋体2の前面部23を形成しているプラスチックフィルムの裏面側に、これよりも剛性のあるプラスチック製の帯状部材7を熱融着等で接合し、その一端に指等で裏側から手前側に容易に押し出すことのできる舌片状の脆弱部8を形成した構成である。そして、手間側に押し出した脆弱部8を掴んで他端側に引くことによって、図4ないし図7に示すように、帯状部材7とこれに接合されたフィルム部分23aとが一体となって引きちぎられて、その部分に上述のウエットシート取り出し口5が形成されるようになっている。
袋体2の前面部23の内面側には、開封後にウエットシート取り出し口5を気密・液密状態に閉鎖しうる開閉可能なプラスチック製のジッパー9が設けられている。このジッパー9は、図5および図7に示すように、ウエットシート取り出し口5(破断予定部6)に沿って袋体2の幅方向に延びる第1ジッパー片91と、これと係脱可能に結合される同じく第2ジッパー片92とで構成されている。
第1ジッパー片91は、その前面側91aがウエットシート取り出し口5の下縁部51の袋体内面側に接合され、後面側91bに凸条部分としての第1係合部91cが形成されている。また、第2ジッパー片92は、その上部92aがウエットシート取り出し口5の上縁部52の袋体内面側に接合され、下部92bの前面側に前記第1係合部91cと係脱可能な凹条部分としての第2係合部92cが形成されている。そして、図7に示すように、第1ジッパー片91の第1係合部91cと第2ジッパー片92の第2係合部92cとを係合させることによってウエットシート取り出し口5を閉鎖して、その部分の気密性・液密性を確保し、ひいては袋体2内を気密・液密状態に保って内部のウエットシート体3の乾燥を防止できるようになっている。
加えて、図示例の袋体2には、前記ジッパー9よりも下側の位置に、袋体内スペースSの幅寸法(図2の左右方向の幅寸法)を制限してウエットシート体3の外部への移動を規制する絞り部10が設けられている。この絞り部10は、図示例の場合、袋体2の幅方向の左端側から中央側に向けて所定の幅分だけ袋体2の前面部23と後面部24とを接合(図示例では融着)することによって形成されており、この部分で袋体内スペースSの幅寸法を制限して袋体2内のウエットシート体3の外部への移動を阻止することで、ウエットシート体3からその一部のウエットシート片31をウエットシート取り出し口5より外部に引き出す際に、残部のウエットシート体3が外部に共に引き出されてしまうことなく袋体2内に留まるように構成されている。
上記のウエットシート包装体1は、図1に示したように袋体2の周縁部4をシールした状態で工場から出荷される。そして、最初に使用する際に図4に示したように破断予定部6を引きちぎることによって、図6に示したように破断予定部6のあった部分にウエットシート取り出し口5が形成されることとなる。この状態で、ジッパー9を開操作(第1係合部91cと第2係合部92cの係合を解除)して、図8に示すようにウエットシート取り出し口5を開くと、内部に収容されたウエットシート体3の引き出し側(中心部側)の端部31aが掴めるようになるので、この部分31aを掴んで外側に引き出すことで必要分のウエットシート片31を取り出すことができる。
このとき、袋体2内に残っているロール状のウエットシート体3がウエットシート片31ともに外部側に引っ張られるが、本実施例のウエットシート包装体3においては、図6〜図8等に示したように、ウエットシート取り出し口5が袋体2の前面部23に形成され、これに沿って袋体2の内面側にジッパー9が設けられていることに加えて、ジッパー9よりも下側の位置に、袋体内スペースSの幅寸法を制限してウエットシート体3の外部への移動を規制する絞り部10が設けられているので、このジッパー9や絞り部10の存在が、上記の袋体2外へと引き出されようとするウエットシート体3に対する抵抗となる。例えば、内部のロール状のウエットシート体3がウエットシート取り出し口5から外部に出ようとしても、当該ウエットシート体3の上端周縁部がジッパー9や絞り部10に部分的に引っ掛かったり当接したりする。言い換えると、袋体前面部23の内面側に設けられたジッパー9や袋体側部21に形成されている絞り部10が、内部に収容されているロール状のウエットシート体3の外部への抜け出しを阻止するストッパーとして機能する。その結果、引き出されたウエットシート片31以外の残部のウエットシート体3は、外部に共に引き出されてしまうことなく袋体2内に留まることとなる。こうして、本発明のウエットシート包装体1によれば、ウエットシート取り出し口5を開いて内部のウエットシート体3からウエットシート片31を必要な分だけ簡単に取り出すことができる。
また、上記のようにして必要な分だけ取り出した後において、ジッパー9を閉操作してウエットシート取り出し口5を再度閉じておけば、袋体2内が気密・液密状態に保たれるので、袋体2内にある残部のウエットシート体3の乾燥を防ぐことができる。したがって、袋体2内のウエットシート体3を完全に使い切ってしまうまでその湿潤状態を保つことができるから、一回使い捨てタイプのものに比べると経済的である。
このように上記のウエットシート包装体1においては、ウエットシート取り出し口5からウエットシート片31を引き出すことで必要な分だけのウエットシートを簡単に取り出すことができるので、従来の袋タイプのウエットシート包装体のようにウエットシートを取り出す際にその都度袋を破ったりその破った袋をゴミとして捨てたりする必要がない。したがって、従来の袋タイプのものに比べて使い勝手が良く、使用の都度ゴミが生じることもない。また、ウエットシート体3を使い切った場合には袋体2のみを廃棄すればよいから、従来のプラスチック製の円筒容器を使用したウエットシート包装体と比べてゴミの発生量が少ないだけでなく、ゴミの減容化の点でも優れている。
上記のウエットシート包装体1においては、図2等に示したように、袋体2の一側部21(図2の状態で左側部)にのみ絞り部10を形成したが、図9および図10に示すように、袋体2の両側に左右一対の絞り部10・10を形成してもよい。これらの絞り部10・10は、ジッパー9よりも下側の位置において、袋体2の幅方向(図9・図10において左右方向)の両端側から中央側に向けて所定の幅分だけ袋体2の前面部23と後面部24とを、これらの間に位置する側面部のフィルム部分21aを挟んだ状態で接合・一体化することによって形成されている。この左右一対の絞り部10・10の先端間の幅Lは、図示例では袋体2内に収容されたロール状のウエットシート体3の直径Mより小さい寸法に設定されている。このような点以外は、実施例1のウエットシート包装体3と同様の構成とされているので、実施例1におけるものと同一の符号を付してその説明を省略する。
図9および図10に示したウエットシート包装体1によれば、袋体2の前面部23において、ジッパー9よりも下側の位置に左右一対の絞り部10・10が形成され、これらの絞り部10・10の先端間の幅Lが袋体2内に収容されたロール状のウエットシート体の3の直径Mよりも小さい寸法に設定されているので、ウエットシート体3の中心部側からウエットシート片31を必要な分だけ引き出す際にこれと共にウエットシート体3が上方側へ引っ張られて外部に飛び出そうとしても左右の絞り部10・10によって確実に阻止されることとなる。すなわち、袋内2からウエットシート片31を必要な分だけ取り出す際に、内部のウエットシート体3の外部への抜け出しを更に確実に防止できることとなる。
1 ウエットシート包装体
2 袋体
21 袋体の両側部
22 袋体の底部
23 袋体の前面部
24 袋体の後面部
3 ウエットシート体
31 ウエットシート片
4 袋体の周縁部
41 上縁シール部
5 ウエットシート取り出し口
51 ウエットシート取り出し口の下縁部
52 ウエットシート取り出し口の上縁部
6 破断予定部
9 ジッパー
91 第1ジッパー片
91c 第1係合部
92 第2ジッパー片
92c 第2係合部
10 絞り部
G ガゼット部
S 袋体内スペース

Claims (6)

  1. ガスバリアー性を有する可撓性シートによって形成され、内部にウエットシート体(3)が収容されて周縁部(4)がシールされていることにより密封された袋体(2)を有し、
    袋体(2)の前面部(23)には、袋体(2)の上縁シール部(41)よりも下側の位置に、最初の開封時に引きちぎられることによってウエットシート取り出し口(5)を形成する破断予定部(6)が形成されており、
    袋体(2)の前面部(23)の内面側には、開封後に前記ウエットシート取り出し口(5)を気密・液密状態に閉鎖しうる開閉可能なジッパー(9)が設けられていることを特徴とするウエットシート包装体。
  2. ジッパー(9)は、前面側(91a)がウエットシート取り出し口(5)の下縁部(51)の袋体内面側に接合されて後面側(91b)に第1係合部(91c)が形成された第1ジッパー片(91)と、上部(92a)がウエットシート取り出し口(5)の上縁部(52)の袋体内面側に接合されて下部(92b)の前面側に第1ジッパー片(91)の第1係合部(91c)と係脱可能な第2係合部(92c)が形成された第1ジッパー片(92)とを具備し、両係合部(91c・92c)の係合によりウエットシート取り出し口(5)を気密・液密状態に閉鎖する、請求項1記載のウエットシート包装体。
  3. 袋体(2)は、正面視で長方形もしくは正方形または台形であり、その両側部(21・21)および/または底部(22)にガゼット(G)が形成されている、請求項1または2記載のウエットシート包装体。
  4. 袋体(2)には、内部に収容されたウエットシート体(3)からその一部のウエットシート片(31)をウエットシート取り出し口(5)より外部に引き出す際に、残部のウエットシート体(3)が外部に共に引き出されてしまうことなく袋体内に留まるように、前記ジッパー(9)よりも下側の位置において、袋体内スペース(S)の幅寸法(L)を制限してウエットシート体(3)の外部への移動を規制する絞り部(10)が設けられている、請求項1または3のいずれかに記載のウエットシート包装体。
  5. 絞り部(10)は、袋体(2)の幅方向の少なくとも一端側から中央側に向けて所定の幅分だけ袋体(2)の前面部(23)と後面部(24)とを接合してなる、請求項4記載のウエットシート包装体。
  6. 絞り部(10)は、袋体(2)の前面部(23)および/または後面部(24)と少なくとも一方の側面部(21)とを接合してなる、請求項4記載のウエットシート包装体。
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