JP2011255716A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェット性能を良好に維持しながら、操縦安定性及び耐偏摩耗性を向上し、かつパターンノイズを低減するようにした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】複数本の周方向溝1と複数本のラグ溝2とにより複数のブロック3を形成した空気入りタイヤにおいて、ラグ溝2の周方向溝1との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部4を形成し、この補強部4によりラグ溝2を挟んで隣接するブロック3同士を連結すると共に、ラグ溝2の周方向溝2との連通部位の溝底側の空洞部5により周方向溝1とラグ溝2とを連通させた。
【選択図】図2
【解決手段】複数本の周方向溝1と複数本のラグ溝2とにより複数のブロック3を形成した空気入りタイヤにおいて、ラグ溝2の周方向溝1との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部4を形成し、この補強部4によりラグ溝2を挟んで隣接するブロック3同士を連結すると共に、ラグ溝2の周方向溝2との連通部位の溝底側の空洞部5により周方向溝1とラグ溝2とを連通させた。
【選択図】図2
Description
本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ウェット性能を良好に維持しながら、操縦安定性及び耐偏摩耗性を向上し、かつパターンノイズを低減するようにした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、ウェット性能を高めるために、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝とタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を設け、これら周方向溝及びラグ溝により複数のブロックを区画したトレッドパターンが採用されている。しかし、このようなタイヤでは、複数のブロックからなるトレッド部の剛性が低いため、操縦安定性が不充分であり、しかも偏摩耗が発生し易いという問題がある。
特許文献1は、このようなタイヤにおいて、ラグ溝の溝底に溝深さが浅い底上げ部を設けると共に、底上げ部を設けた部位のラグ溝の溝幅を他の部分の溝幅よりも広くし、剛性を確保すると共に、ウェット性能を維持することを提案している。
しかし、このような底上げ部を設けたタイヤでは、操縦安定性や耐偏摩耗性の改善効果が未だ不充分であり改良の余地がある。また、ブロックパターンを有するタイヤではブロックの端部が路面を打つ打音によるパターンノイズが発生し易いという問題があるが、ラグ溝に底上げ部を設けても、パターンノイズを効果的に低減することが出来ないのが現状である。
本発明の目的は、ウェット性能を良好に維持しながら、操縦安定性及び耐偏摩耗性を向上し、かつパターンノイズを低減するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝と、タイヤ幅方向に延びて該周方向溝に連通する複数本のラグ溝とを設け、これら周方向溝及びラグ溝により複数のブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の前記周方向溝との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部を形成し、該補強部により前記ラグ溝を挟んで隣接するブロック同士を連結すると共に、前記ラグ溝の前記周方向溝との連通部位の溝底側の空洞部により前記周方向溝と前記ラグ溝とを連通させたことを特徴とする。
本発明では、ラグ溝の周方向溝との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部を形成し、複数のブロックからなる陸部を連続させたので、ブロックの溝底面から高い位置(トレッド表面側)での変形を抑制することが出来る。そのため、周方向のブロック剛性を効果的に向上し、操縦安定性と耐偏摩耗性を向上することが出来る。また、ラグ溝を挟んで隣接するブロック同士を補強部により連結しているため、ブロックの端部が接地する際に発する打音を減少しパターンノイズを低減することが出来る。その一方で、ラグ溝の周方向溝との連通部位の溝底側では空洞部によって周方向溝とラグ溝とが連通しているので、ウェット性能を良好に維持することが出来る。
本発明においては、補強部のタイヤ幅方向長さが、接地領域内におけるラグ溝のタイヤ幅方向長さに対して5%以上80%以下であることが好ましい。これにより、ウェット性能をより良好に維持することが出来る。
また、本発明においては、補強部の厚さが、ラグ溝の溝深さの5%以上50%以下であることが好ましい。これにより、ウェット性能をより良好に維持することが出来る。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示し、図2〜4はその要部を示すものである。
図1に示すように、トレッド部Tには、タイヤ周方向に延びる3本の周方向溝1と、周方向溝1に連通してタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝2が形成されている。タイヤ幅方向最外側の周方向溝1より外側のショルダー部に位置するラグ溝2は、周方向溝1から接地端Eの外側まで延長しているが、ここでは接地領域内の部分のみを描写している。これら、周方向溝1及びラグ溝2により複数のブロック3が形成されている。
周方向溝1はいずれも良好なウェット性能を確保するためにストレート状に形成されていることが好ましい。また、良好なウェット性能を確保するために、センター領域に配置されるラグ溝2は両端において周方向溝1と連通し、ショルダー領域に配置されるラグ溝2は外側の周方向溝1に対して連通している。図1では、周方向溝1を3本形成した場合を例示したが、周方向溝1の本数は特に限定されない。また、ラグ溝2の傾斜方向も特に限定されるものではなく、図1のパターンに限定されるものではない。
ラグ溝2の周方向溝1に対する連通部位には橋梁状の補強部4が形成されている。図2に示すように、補強部4は、ラグ溝2の周方向溝1との連通部位においてトレッド表面側に形成されている。この補強部4により、ラグ溝2を挟んで隣接するブロック3同士を連結している。また、ラグ溝2の周方向溝1との連通部位の溝底側には空洞部5が形成され、この空洞部5を介して周方向溝1とラグ溝2とが連通している。
このようにラグ溝2の周方向溝1に対する連通部位に橋梁状の補強部4を形成し、複数のブロック3からなる陸部を連続させたので、剛性が低いため動いたり変形したりし易いブロック3の端部の角の部分を補強することが出来る。特に、ブロック3のラグ溝2の溝底面から高い位置(トレッド表面側)での変形を抑制することが出来るため、周方向の剛性を効果的に向上し、操縦安定性と耐偏摩耗性を向上することが出来る。また、ラグ溝2を挟んで隣接するブロック3同士を補強部4により連結しているため、ブロック3の端部が接地する際に発する打音を減少することが出来、パターンノイズの低減が可能になる。その一方で、補強部4のラグ溝2の溝底側には空洞部5が形成されているため、周方向溝1とラグ溝2とが連通しウェット性能を良好に維持することが出来る。
従来の空気入りタイヤでは、本発明と同様のブロック端部を補強する目的で、ラグ溝の溝底に底上げ部を設けている。しかし、このような底上げ部を形成する場合では、本発明の橋梁状の補強部4のようにパターンノイズを低減することは出来ない。更に、従来の底上げ部では、ブロックが摩耗するとラグ溝の断面積が減少し、底上げ部の高さまでブロックが摩耗するとラグ溝が周方向溝に対して非連通になり、ウェット性能が著しく損なわれる。これに対して本発明は、ブロック3が摩耗しても空洞部5の断面積は維持されるのでウェット性能を維持することが出来る。また、橋梁状の補強部4が摩耗により消える時期をタイヤのローテーション時期として使用者に表示することも可能になる。
上述のように、橋梁状の補強部4を設ける位置は、ラグ溝2の周方向溝1に対する連通部位でなければならない。補強部4をブロック3のタイヤ幅方向中央付近に設けても、ブロック3のタイヤ幅方向中央付近は変形や動きの影響が少ないため、操縦安定性や耐偏摩耗性を充分向上することが出来ない。また、橋梁状の補強部4は、トレッド表面においてブロック3と連続的に形成されなければならない。補強部4がブロック3に対してラグ溝2の溝深さ方向に凹んだ位置に形成されると、トレッド表面において実質的にブロック3が非連続になるので耐摩耗性の向上やパターンノイズの低減の効果が充分に得られない。
図3及び4に示すように、ラグ溝2の周方向溝1に対する連通部位には橋梁状の補強部4が形成されている。この補強部4の長さL4は、ラグ溝2の長さL2の5%以上80%以下に設定されていることが好ましい。ここで、ラグ溝2の長さL2とは、接地領域内におけるラグ溝2のタイヤ幅方向に測定される寸法であり、補強部4の長さL4とは接地領域内における補強部4のタイヤ幅方向に測定される寸法である。このように、補強部4のタイヤ幅方向長さL4を特定することでウェット性能を更に向上することが出来る。補強部4の長さL4がラグ溝2の長さL2の5%未満であると、補強部4による補強効果が充分に得られない。逆に、補強部4の長さL4がラグ溝2の長さL2の80%より大きいと、ラグ溝2のトレッド表面側が殆んど補強部4により覆われてしまうのでウェット性能が損なわれる。
より好ましくは、タイヤ幅方向最外側の周方向溝1より内側のセンター部においては、補強部4の長さL4をラグ溝2の長さL2の5%以上50%以下に設定し、タイヤ幅方向最外側の周方向溝1より外側のショルダー部においては、補強部4の長さL4をラグ溝2の長さL2の10%以上80%以下に設定すると良い。
また、補強部4の厚さD4は、ラグ溝2の溝深さD2の5%以上50%以下に設定されていることが好ましい。ここで、補強部4の厚さD4とはラグ溝2の溝深さ方向に測定される寸法である。このように、補強部4の厚さD4を特定することでウェット性能を更に向上することが出来る。補強部4の厚さD4がラグ溝2の溝深さD2の5%未満であると、補強部4による補強効果が充分に得られず、また、摩耗により補強部4が直ぐに消失してしまうため、長期に亘って補強効果を持続することが出来ない。逆に、補強部4の厚さD4がラグ溝2の溝深さD2の50%より大きいと、補強部4によりラグ溝2の周方向溝1に対する連通部位が殆んど塞がれてしまうためウェット性能が損なわれる。
橋梁状の補強部4はラグ溝2の周方向溝1との連通部位のトレッド表面側に形成され、ラグ溝2を挟んで隣接するブロック3同士を連結するものであればどのような形状であっても構わない。例えば、図5に示すように、補強部4のブロック3と接する両端部において補強部4の厚みがラグ溝2の溝底方向に増加するようなアーチ型や、図6に示すように、補強部4のタイヤ周方向中央部において補強部4の厚みがラグ溝の溝底方向に増加するようにした形状など、どのような形状であってもよい。特に、図5のアーチ型は、空洞部5の断面積を大きく減少させずウェット性能を良好に維持したまま、ブロック3の周方向の剛性に加えて、更にラグ溝深さ方向のブロック剛性を向上することが出来るので好ましい。
このような橋梁状の補強部4の製造方法の一例を以下に示す。図7は、本発明の空気入りタイヤの補強部4の製造に用いられる加硫用金型の一部を示す。図7に示すように、金型9には、周方向溝成形用金型部分10とラグ溝成形用金型部分11が設けられている。また、空洞部成形用金型部分12が周方向溝成形用金型部分10の内部から出し入れ可能に設けられている。
図7(A)に示すように、空洞部成形用金型部分12を突出させた状態で、この金型9に対して未加硫タイヤ(不図示)を挿入し、ブラダー(不図示)で未加硫タイヤの内側から圧力をかけると、各金型部分10,11,12に対応して周方向溝1、ラグ溝2、空洞部5が形成される。その一方で、周方向溝成形用金型部分10、ラグ溝成形用金型部分11、及び空洞部成形用金型部分12により囲まれた空洞部分13に未加硫タイヤのゴムが入り込み橋梁状の補強部4が形成される。この状態で未加硫タイヤを加硫し、加硫後の空気入りタイヤを抜き取る際に、図7(B)に示すように、空洞部成形用金型部分12を周方向溝成形用金型部分10の内部に収納する。このようにして橋梁状の補強部4を有する本発明の空気入りタイヤを製造することが出来る。
空洞部成形用金型部分12を出し入れ可能にする手法としては、例えば空気圧による方法が挙げられる。図7に示すように、周方向溝成形用金型部分10の内部に空洞部成形用金型部分12を収納すると共に金型の外部から空気を送り込むことが可能な通路14を設けておく。図7(A)に示すように、この通路14を通じて空気(図中矢印参照)を送り込むことで空洞部成形用金型部分12を突出させることが出来る。逆に、図7(B)に示すように、この通路14を通じて空気(図中矢印参照)を減圧することで空洞部成形用金型部分12を収納することが出来る。このとき、突出した空洞部成形用金型部分12の位置決めのために、空洞部成形用金型部分12側に凸部12a、ラグ溝成形用金型部分11側に凹部11aを設け(図7(B)参照)、空洞部成形用金型部分12が突出したときに凸部12aと凹部11aとが嵌合(図7(A)参照)するようにすると良い。
或いは、空洞部成形用金型部分12を出し入れ可能にする手法としては、例えば歯車を用いた機械的手段が挙げられる。図8は機械的手段により出し入れ可能にした空洞部成形用金型部分12を備えたラグ溝成形用金型部分11の一例を示す。図8に示す例は、2枚のラックギア15,18と2枚のピニオンギア16,17との組み合わせからなる。ラックギア15は、外力によってラグ溝成形用金型部分11の高さ方向(図中縦方向)に動く。このラックギア15の下方への動きによってピニオンギア16が回転する。ここでピニオンギア16とピニオンギア17とは同心で共に回転するようになっているため、ピニオンギア16の回転に伴ってピニオンギア17が回転する。そして、ピニオンギア17の回転がラックギア18に伝達され、ラックギア18及びその前端に取り付けられた空洞部成形用金型部分12が図中矢印方向に突出する。尚、ラックギア15を逆方向に動かすことで、空洞部成形用金型部分12を収納することが出来る。
図7では、空洞部成形用金型部分12を周方向溝成形用金型部分10側から突出させる場合を例示し、図8では、空洞部成形用金型部分12をラグ溝成形用金型部分11から突出させる場合を示したが、空洞部成形用金型部分12は、出し入れ可能にする手段によらず、周方向溝成形用金型部分10側及びラグ溝成形用金型部分11側のどちら側から突出するようにしても良い。また、本発明の橋梁状の補強部4を有する空気入りタイヤの製造方法は上述の例に限定されるものではなく、他のどのような方法を用いて製造しても構わない。
タイヤサイズが225/45R17であり、トレッド部にタイヤ周方向にストレート状に延びる3本の周方向溝とタイヤ幅方向に延びる複数本のラグ溝を設け、これら周方向溝及びラグ溝により複数のブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、補強部の構造を表1のようにした従来例、比較例1〜2、実施例1〜5の8種類のタイヤを作成した。
従来例は溝底に隆起型の補強部(底上げ部)を設けた例である。比較例1は補強部のタイヤ幅方向の配置が異なる例で、橋梁状の補強部をラグ溝のタイヤ幅方向中央部に設けた例である。比較例2は補強部の溝深さ方向の配置が異なる例で、橋梁状の補強部をラグ溝の溝深さ方向中央部に設けた例である。
実施例1〜5はラグ溝の周方向溝との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部を設けた例である。ラグ溝のタイヤ幅方向長さに対する補強部のタイヤ幅方向長さと、ラグ溝の溝深さに対する補強部の厚さを異ならせている。
これら8種類のタイヤについて、下記の評価方法により、操縦安定性、耐偏摩耗性、騒音性能、ウェット性能を評価し、その結果を表1に併せて示した。
操縦安定性
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、ドライ路テストコースにおいて操縦安定性をフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを意味する。
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、ドライ路テストコースにおいて操縦安定性をフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを意味する。
耐偏摩耗性
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、テストコースにおいて6000km走行した後、摩耗の状態を目視で比較した。従来例を100とする指数で相対評価を行った。この指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、テストコースにおいて6000km走行した後、摩耗の状態を目視で比較した。従来例を100とする指数で相対評価を行った。この指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。
騒音性能
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、テストコースにてパターンノイズをフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れていることを意味する。
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、テストコースにてパターンノイズをフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど騒音性能が優れていることを意味する。
ウェット性能
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、ウェット路テストコースにおいてウェット性能をフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット性能が優れていることを意味する。
試験タイヤをリムサイズ17×7 1/2Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧220kPaとして、ウェット路テストコースにおいてウェット性能をフィーリング評価した。評価結果は、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット性能が優れていることを意味する。
この表1から判るように、実施例1〜5は何れも、従来例との対比において、ウェット性能を良好に維持しながら操縦安定性、耐偏摩耗性、騒音性能を大きく向上し、これらの性能を高度に両立した。一方、比較例1及び2は操縦安定性、耐偏摩耗性、騒音性能の改善効果が不充分であった。
1 周方向溝
2 ラグ溝
3 ブロック
4 補強部
5 空洞部
T トレッド部
E タイヤ接地端
2 ラグ溝
3 ブロック
4 補強部
5 空洞部
T トレッド部
E タイヤ接地端
Claims (3)
- トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝と、タイヤ幅方向に延びて該周方向溝に連通する複数本のラグ溝とを設け、これら周方向溝及びラグ溝により複数のブロックを区画した空気入りタイヤにおいて、
前記ラグ溝の前記周方向溝との連通部位のトレッド表面側に橋梁状の補強部を形成し、該補強部により前記ラグ溝を挟んで隣接するブロック同士を連結すると共に、前記ラグ溝の前記周方向溝との連通部位の溝底側の空洞部により前記周方向溝と前記ラグ溝とを連通させたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記補強部のタイヤ幅方向長さが、接地領域内における前記ラグ溝のタイヤ幅方向長さに対して5%以上80%以下であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記補強部の厚さが、前記ラグ溝の溝深さの5%以上50%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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-
2010
- 2010-06-07 JP JP2010129710A patent/JP2011255716A/ja active Pending
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