JP2019127228A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレッド部の接地面の偏摩耗を抑制しつつ、優れたウェット性能を長期に亘って発揮し得るタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部2を有するタイヤである。トレッド部2は、接地面2sと、接地面2sから凹んでタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝3とを含む。主溝3の少なくとも一方の溝壁11には、接地面2sに表れる主溝3の溝縁3eよりも溝幅方向の外側に凹む凹部15が設けられている。接地面2sは、凹部15をタイヤ半径方向外側に投影した領域に、隆起部20を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、トレッド部に主溝が設けられたタイヤに関する。
例えば、下記特許文献1には、トレッド部に主溝が設けられたタイヤが記載されている。上記主溝は、溝底面からトレッド面に向かって溝幅を減じる向きに傾斜して延びる溝壁面を有している。このような主溝は、トレッド部の摩耗後の排水性を維持するのに有利となる。
しかしながら、上記タイヤは、上記溝壁面のタイヤ半径方向外側の接地面に、偏摩耗が生じ易いという問題があった。
特開平05−338412号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、トレッド部の接地面の偏摩耗を抑制しつつ、優れたウェット性能を長期に亘って発揮し得るタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、接地面と、前記接地面から凹んでタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝とを含み、前記主溝の少なくとも一方の溝壁には、前記接地面に表れる前記主溝の溝縁よりも溝幅方向の外側に凹む凹部が設けられており、前記接地面は、前記凹部をタイヤ半径方向外側に投影した領域に、隆起部を有している。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、前記主溝の両方の溝壁に設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部からタイヤ周方向の両側に向かって、前記溝縁からの凹み量が漸減している第1凹部を含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、前記溝縁からの凹み量がタイヤ周方向に一定である第2凹部を含むのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記凹部は、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部からタイヤ周方向の両側に向かって、前記溝縁からの凹み量が漸減している第1凹部を含み、前記隆起部は、前記第1凹部をタイヤ半径方向外側に投影した領域に設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記隆起部は、前記領域に複数設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記隆起部は、タイヤ周方向に複数設けられているのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記隆起部のタイヤ軸方向の幅は、前記主溝の溝幅よりも小さいのが望ましい。
本発明のタイヤにおいて、前記隆起部は、タイヤ軸方向の幅がタイヤ周方向の少なくとも一方に向かって漸減しているのが望ましい。
本発明のタイヤのトレッド部に設けられた主溝の少なくとも一方の溝壁には、トレッド部の接地面に表れる主溝の溝縁よりも溝幅方向の外側に凹む凹部が設けられている。凹部は、トレッド部が摩耗しても、トレッド部の接地面における主溝の開口面積を確保するため、優れたウェット性能が長期に亘って発揮される。
本発明のタイヤのトレッド部の接地面は、凹部をタイヤ半径方向外側に投影した領域に、隆起部を有している。このような隆起部は、上記領域内の陸部に作用する接地圧を適度に高め、ひいては上記領域とそれ以外の領域とに作用する接地圧を均一にすることができる。従って、トレッド部の接地面の偏摩耗が抑制される。
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。 図1のショルダー主溝及びクラウン主溝の拡大断面図である。 図2のショルダー主溝及びクラウン主溝の拡大平面図である。 (a)は、図3のA−A線断面図であり、(b)は、図3のB−B線断面図である。 (a)は、図3の隆起部の拡大平面図であり、(b)は、(a)のC−C線断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の横断面図が示されている。なお、図1は、タイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含む子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に用いられる。但し、このような態様に限定されるものではなく、本発明のタイヤ1は、例えば、重荷重用として用いられても良い。
「正規状態」とは、空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。以下、特に言及しない場合、タイヤの各部の寸法等は、この正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、トレッド部2には、接地面2sと、接地面2sから凹んでタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝3とが設けられている。本実施形態では、タイヤ赤道Cと各トレッド端Teとの間に、タイヤ軸方向で互いに隣り合うショルダー主溝4及びクラウン主溝5が設けられている。ショルダー主溝4は、例えば、最もトレッド端Te側に設けられている。クラウン主溝5は、ショルダー主溝4とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。これにより、本実施形態のトレッド部2には、4本の主溝3が設けられている。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
トレッド端Teとは、前記正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
各主溝3の溝幅は、例えば、トレッド幅TWの3.0%〜6.0%であるのが望ましい。なお、本明細書において、特に断りの無い限り、主溝の溝幅とは、トレッド部2の踏面に表れる溝縁間の長さを意味する。トレッド幅TWは、前記正規状態における一方のトレッド端Teから他方のトレッド端Teまでのタイヤ軸方向の距離である。各主溝3の溝深さは、乗用車用の空気入りタイヤの場合、例えば、5〜10mmであるのが望ましい。
図2には、主溝3の構成を説明する図として、ショルダー主溝4及びクラウン主溝5の拡大断面図が示されている。図2に示されるように、主溝3の少なくとも一方の溝壁には、凹部15が設けられている。凹部15は、接地面2sに表れる前記主溝3の溝縁3eよりも溝幅方向の外側に凹んでいる。凹部15は、例えば、深さがタイヤ周方向に向かって変化するものや、深さがタイヤ周方向に向かって一定のもの等、種々の態様を採用し得る。凹部15は、トレッド部2が摩耗しても、トレッド部2の接地面2sにおける主溝3の開口面積を確保するため、優れたウェット性能が長期に亘って発揮される。
トレッド部2の接地面2sは、凹部15をタイヤ半径方向外側に投影した領域に、隆起部20を有している。このような隆起部20は、上記領域内の陸部に作用する接地圧を適度に高め、ひいては上記領域とそれ以外の領域とに作用する接地圧を均一にすることができる。従って、トレッド部2の接地面2sの偏摩耗が抑制される。
図3には、凹部15の態様を示す図として、ショルダー主溝4及びクラウン主溝5の拡大平面図が示されている。凹部15の構成を理解し易いように、図3において、主溝3の溝縁3eは実線で示され、溝壁の輪郭21は破線で示されている。また、隆起部20の縁20eは、2点鎖線で示されている。また、隆起部20は、着色されている。図3に示されるように、本実施形態では、凹部15は、主溝の両方の溝壁に設けられている。主溝3は、例えば、トレッド端Te側の溝壁である第1溝壁11と、タイヤ赤道C側の溝壁である第2溝壁12とを含んでいる。各溝壁に設けられた凹部15は、例えば、第1凹部16及び第2凹部17を含んでいる。
第1凹部16は、例えば、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部22からタイヤ周方向の少なくとも一方側、好ましくは両側に向かって、溝縁3eからの凹み量が漸減しているのが望ましい。これにより、上記最深部22のタイヤ周方向の両側において、上記主溝3に区分された陸部の剛性が確保され、陸部の端縁付近が主溝3の溝中心側に倒れ込むのを抑制することができる。また、第1凹部16は、陸部の剛性をタイヤ周方向に滑らかに変化させるため、陸部の端縁付近が局部的に変形するのを抑制する。従って、優れた操縦安定性が得られる。また、第1凹部16は、主溝3のタイヤ周方向の貫通幅を小さくでき、ひいては走行時の主溝3の気柱共鳴音を低減させるのに役立つ。
一般に、タイヤ周方向に連続して延びる主溝は、ウェット走行時、水をタイヤ進行方向の後方に排出するが、路面上の水の量が多い場合には、水の一部をタイヤ進行方向の前方に押し退ける傾向がある。本実施形態の主溝3は、上述の第1凹部16によって、水の一部をタイヤ進行方向の前方かつタイヤ軸方向の外側に押し退けることができ、ひいては押し退けた水がトレッド部2と路面との間に入り込むのを抑制する。従って、上述の第1凹部16は、タイヤ周方向に一定の凹み量を有する凹部と比較して、ハイドロプレーニング現象を効果的に抑制することができる。
第1凹部16は、例えば、最深部22を通りかつトレッド部2の踏面に沿った断面において、滑らかに湾曲して凹む輪郭部分23を有している。このような第1凹部16は、加硫成形時、加硫金型の主溝形成用のリブのトレッド部2からの取り出し易さである脱型性を向上する。
第1凹部16は、トレッド部2の踏面に沿った断面における円弧状の輪郭部分について、その曲率がタイヤ半径方向内側に向かって漸増しているのが望ましい。このような第1凹部16は、陸部の端縁付近の変形を抑制しつつ、主溝3の溝容積を大きく確保できる。
上記輪郭部分23の曲率半径r1は、例えば、主溝3の溝幅W1の1.5〜3.0倍であるのが望ましい。第1凹部16のタイヤ周方向の長さL1は、例えば、主溝3の溝幅W1の2.0〜3.0倍であるのが望ましい。
図4(a)は、図3のA−A線断面図であり、第1溝壁11に設けられた第1凹部16の最深部22を通る溝横断面図に相当する。図4(a)に示されるように、第1凹部16は、主溝3の溝壁の溝底側に設けられているのが望ましい。
本実施形態の第1凹部16は、例えば、溝幅方向の外側に凹んだ凹面部24と、凹面部24のタイヤ半径方向外側に連なり、主溝3の溝中心線側に凸となる凸面部25とを含む。凹面部24及び凸面部25は、それぞれ、滑らかな円弧状に湾曲しているのが望ましい。他の態様では、第1凹部16は、例えば、最深部22と溝縁3eとの間に平面が構成されるものでも良い。
第1凹部16は、最深部22を通る溝横断面において、凹み量が最深部22からタイヤ半径方向外側に向かって漸減しているのが望ましい。第1凹部16の最大の凹み量W2は、主溝3の溝縁間の長さである溝幅W1(図3に示す)の好ましくは0.20倍以上、より好ましくは0.40倍以上であり、好ましくは0.80倍以下、より好ましくは0.60倍以下である。このような第1凹部16は、接地面2sの偏摩耗を抑制しつつ、優れたウェット性能を発揮することができる。なお、本実施形態では、第1凹部16の最大の凹み量W2は、凹部15の最大の凹み量に相当する。
図3に示されるように、本実施形態の第2凹部17は、溝縁3eからの凹み量がタイヤ周方向に一定である。このような第2凹部17は、第1凹部16とともに、脱型性及びウェット性能を高めることができる。
第2凹部17は、例えば、第1凹部16よりも小さいタイヤ周方向の長さを有しているのが望ましい。第2凹部17のタイヤ周方向の長さL2は、例えば、第1凹部16のタイヤ周方向の長さL1の0.45〜0.60倍であるのが望ましい。このような第2凹部17は、耐偏摩耗性能とウェット性能とをバランス良く高めることができる。
図4(b)は、図3のB−B線断面図であり、第1溝壁11に設けられた第2凹部17を通る溝横断面図に相当する。図4(b)に示されるように、第2凹部17は、例えば、最深部28と溝縁3eとの間に平面14を有している。このような第2凹部17は、耐偏摩耗性能及び脱型性を高めるのに役立つ。
第2凹部17の平面14の角度θ1は、例えば、5〜15°であるのが望ましい。なお、角度θ1は、溝縁3eを通るトレッド法線と平面14との間の角度である。このような第2凹部17は、耐偏摩耗性能とトレッド部2が摩耗した後のウェット性能とをバランス良く高めることができる。
同様の観点から、第2凹部17の最大の凹み量W3は、第1凹部16の最大の凹み量W2よりも小さいのが望ましい。具体的には、第2凹部17の上記凹み量W3は、主溝3の溝幅W1の0.05〜0.15倍であるのが望ましい。
図3に示されるように、本実施形態の第1溝壁11には、上述した第1凹部16と第2凹部17とがタイヤ周方向に交互に設けられているのが望ましい。これにより、主溝3の溝縁の偏摩耗がさらに抑制される。
第2溝壁12には、第1溝壁11と同様、上述した凹部15が設けられている。望ましい態様では、第2溝壁12には、第1凹部16及び第2凹部17がそれぞれ複数設けられている。さらに望ましい態様として、本実施形態の第2溝壁12には、第1凹部16と第2凹部17とがタイヤ周方向に交互に設けられている。これにより、耐偏摩耗性能とトレッド部が摩耗した後のウェット性能とがバランス良く高められる。なお、図4(a)には、第2溝壁12に設けられた第2凹部17の溝横断面図が示され、図4(b)には、第2溝壁12に設けられた第1凹部16の溝横断面図が示されている。
図3に示されるように、本実施形態では、第2溝壁12に設けられた第1凹部16は、例えば、第1溝壁11に設けられた第2凹部17と向き合っている。第2溝壁12に設けられた第2凹部17は、例えば、第1溝壁11に設けられた第1凹部16と向き合っている。これにより、第1溝壁11に設けられた第1凹部16と、第2溝壁12に設けられた第1凹部16とは、例えば、タイヤ周方向に交互に設けられている。このようなショルダー主溝4は、優れた脱型性を有し、かつ、気柱共鳴音を抑制することができる。
ショルダー主溝4及びクラウン主溝5には、互いに同じ位相で、第1溝壁11に設けられた第1凹部16と第2溝壁12に設けられた第1凹部16とがタイヤ周方向に交互に設けられている。換言すれば、ショルダー主溝4の第1溝壁11の各第1凹部16は、クラウン主溝5の第1溝壁11に設けられたクラウン主溝5の第1凹部16とタイヤ軸方向で隣り合っている。同様に、ショルダー主溝4の第2溝壁12に設けられた各第1凹部16は、クラウン主溝5の第2溝壁12に設けられた第1凹部16とタイヤ軸方向で隣り合っている。これにより、ショルダー主溝4とクラウン主溝5との間に区分される陸部の横剛性が確保され、優れた操縦安定性が発揮される。
本実施形態において、隆起部20は、例えば、第1凹部16をタイヤ半径方向外側に投影した領域に設けられている。また、隆起部20は、第2凹部17をタイヤ半径方向外側に投影した領域には設けられていない。これにより、隆起部20は、凹部15をタイヤ半径方向外側に投影した領域において、タイヤ周方向に複数設けられている。また、各隆起部20は、第1凹部16と同様の間隔で設けられている。
図5(a)には、隆起部20の拡大平面図が示されている。図5(a)に示されるように、トレッド平面視において、隆起部20は、例えば、第1凹部16と同じ形状を有しているのが望ましい。このため、隆起部20は、最大幅部からタイヤ周方向の両側に向かって幅が漸減している。これにより、隆起部20の縁20eは、例えば、円弧状に湾曲している。
隆起部20のタイヤ軸方向の幅W4は、主溝3の溝幅W1よりも小さい。具体的には、隆起部20の幅W4は、例えば、第1凹部16の最大の凹み量W2の0.80〜1.20倍であるのが望ましい。このような隆起部20は、走行時の振動を抑制しつつ、耐偏摩耗性能を高めることができる。
図5(b)には、図5(a)のC−C線断面図が示されている。図5(b)に示されるように、隆起部20は、例えば、最大厚さt1を有する部分からタイヤ周方向の両側に向かって、厚さが漸減しているのが望ましい。また、隆起部20は、タイヤ周方向に沿った断面において、滑らかに湾曲した外面を有しているのが望ましい。このような隆起部20は、走行時の振動を低減するのに役立つ。
また、図4(a)に示されるように、隆起部20は、最大厚さt1を有する部分からタイヤ軸方向の両側に向かって、厚さが漸減しているのが望ましい。隆起部20は、タイヤ軸方向に沿った断面において、滑らかに湾曲した外面を有しているのが望ましい。
隆起部20の最大厚さt1は、例えば、主溝の深さd1(図2に示す)の2.0%〜10.0%であるのが望ましい。このような隆起部20は、走行時の振動を低減しつつ、耐偏摩耗性能を高めることができる。
以上、本発明の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
上述した主溝を有するサイズ185/65R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例として、接地面に隆起部を有しないタイヤが試作された。なお、比較例と実施例1とは、同一の主溝形状を有している。各テストタイヤについて、耐偏摩耗性能及び摩耗後のウェット性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:15×6.0J
タイヤ内圧:前輪220kPa、後輪210kPa
<耐偏摩耗性能>
排気量2000ccのFF乗用車の四輪に、テストタイヤが装着され、一定距離走行後、主溝の溝縁の最大摩耗部分と最小摩耗部分との摩耗量の差が測定された。結果は、比較例を100とする指数であり、数値が小さい程、溝縁が均一に摩耗しており、優れた耐偏摩耗性能を有していることを示す。
<摩耗後のウェット性能>
インサイドドラム試験機が用いられ、下記テストタイヤが下記の条件で水深5.0mmのドラム面上を走行したときのハイドロプレーニング現象の発生速度が測定された。結果は、比較例を100とする指数であり、数値が大きい程、上記発生速度が高く、ウェット性能が優れていることを示す。
テストタイヤ:主溝の深さが新品時の50%となる様にトレッド部が摩耗
スリップ角:1.0°
縦荷重:4.2kN
テストの結果が表1に示される。
Figure 2019127228
テストの結果、実施例のタイヤは、耐偏摩耗性能及び摩耗後のウェット性能が高められていることが確認できた。
2 トレッド部
2s 接地面
3 主溝
3e 溝縁
11 溝壁
15 凹部
20 隆起部

Claims (9)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、接地面と、前記接地面から凹んでタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝とを含み、
    前記主溝の少なくとも一方の溝壁には、前記接地面に表れる前記主溝の溝縁よりも溝幅方向の外側に凹む凹部が設けられており、
    前記接地面は、前記凹部をタイヤ半径方向外側に投影した領域に、隆起部を有している、
    タイヤ。
  2. 前記凹部は、前記主溝の両方の溝壁に設けられている、
    請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記凹部は、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部からタイヤ周方向の両側に向かって、前記溝縁からの凹み量が漸減している第1凹部を含む、
    請求項1又は2記載のタイヤ。
  4. 前記凹部は、前記溝縁からの凹み量がタイヤ周方向に一定である第2凹部を含む、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記凹部は、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部からタイヤ周方向の両側に向かって、前記溝縁からの凹み量が漸減している第1凹部を含み、
    前記隆起部は、前記第1凹部をタイヤ半径方向外側に投影した領域に設けられている、
    請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記隆起部は、前記領域に複数設けられている、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 前記隆起部は、タイヤ周方向に複数設けられている、
    請求項6記載のタイヤ。
  8. 前記隆起部のタイヤ軸方向の幅は、前記主溝の溝幅よりも小さい、
    請求項1乃至7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記隆起部は、タイヤ軸方向の幅がタイヤ周方向の少なくとも一方に向かって漸減している、
    請求項1乃至8のいずれかに記載のタイヤ。
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