JP2011255491A - 切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のエンドミルやリーマおよびドリル等を用いた切削加工において、流動体を吐出させるための供給穴の無い且つ切れ刃が2〜6枚のものが一般的に多く用いられている。その際に発生する切り屑や熱、被加工物へ及ぼす加工変質は、工具の寿命や被加工物の品位低下の原因となっている。
航空機、自動車をはじめとする産業において、自然環境や燃費向上のため様々な複合素材が使用される様になってきた。これらの被加工物素材に対し、従来の金属系素材用に開発された切削工具では工具寿命および被加工物の品位が著しく低下し、高能率加工が出来ないという問題点がある。
【解決手段】 本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、エンドミル類またはドリル・リーマ類の工具の切れ刃上に更に異なるネジレ角を持つ切れ刃が形成される様に構成されたものである。また切れ刃上の切れ刃のネジレ角を左右別々に設けることも可能である。
【選択図】図1
航空機、自動車をはじめとする産業において、自然環境や燃費向上のため様々な複合素材が使用される様になってきた。これらの被加工物素材に対し、従来の金属系素材用に開発された切削工具では工具寿命および被加工物の品位が著しく低下し、高能率加工が出来ないという問題点がある。
【解決手段】 本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、エンドミル類またはドリル・リーマ類の工具の切れ刃上に更に異なるネジレ角を持つ切れ刃が形成される様に構成されたものである。また切れ刃上の切れ刃のネジレ角を左右別々に設けることも可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、切削加工の高能率化を図った多刃切削工具に関する。
従来の切削工具例えばエンドミルなどでは、素材やコーティング皮膜,スクイやねじれなどの工具形状を最適化するなどして高能率加工対策を施したものがある。また、穴加工用ドリル等では、工具本体の先端部より油またはエアー等の排出用供給穴が設けられているものがあり、加工底部の切り屑排出には効果を有している(特許文献1及び2を参照)。
従来のエンドミルやリーマおよびドリル等を用いた切削加工において、流動体を吐出させるための供給穴の無い且つ切れ刃が2〜6枚のものが一般的に多く用いられている。その際に発生する切り屑や熱、被加工物へ及ぼす加工変質は、工具の寿命や被加工物の品位低下の原因となっている。
近年、自然環境や燃費等の向上のため、航空機、自動車をはじめとする産業において、非鉄金属や炭素系またはガラス系の繊維を含む化学樹脂や紙、天然素材を原料とした複合素材またはそれらと金属素材を複合的に織り交ぜた素材が多く使用される様になってきた。これらの被加工物素材に対し、従来の金属系素材のみの時と比較して、切削工具の寿命および被加工物の品位が著しく低下し、高能率加工が出来ないという問題点がある。
近年、自然環境や燃費等の向上のため、航空機、自動車をはじめとする産業において、非鉄金属や炭素系またはガラス系の繊維を含む化学樹脂や紙、天然素材を原料とした複合素材またはそれらと金属素材を複合的に織り交ぜた素材が多く使用される様になってきた。これらの被加工物素材に対し、従来の金属系素材のみの時と比較して、切削工具の寿命および被加工物の品位が著しく低下し、高能率加工が出来ないという問題点がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、エンドミル類またはドリル・リーマ類の工具の切れ刃上に更に異なるネジレ角を持つ切れ刃が形成される様に構成されたものである。また切れ刃上の切れ刃のネジレ角を左右別々に設けることも可能である。
本発明は、切れ刃上に更に切れ刃を設けることにより、実質切れ刃長が数倍〜数十倍となり、工具寿命や作業条件および加工面品位の向上が見込まれる。また、切れ刃上の切れ刃のネジレ角を左右別々に設けた場合には、更なる加工面品位の向上および紙や布等の柔らかい素材を切れ味良く加工することが期待できるものである。
本発明の実施携帯を図1から図4を使いながら説明する。棒状をなす工具本体2の外周部分には、主切刃を構成するネジレ4を伴った少なくとも1つ以上の切り屑排出溝5が形成される。また、その外周刃の表面にはネジレ6(7)を伴った副切刃稜が形成される。使用する加工において最適な形状例えば8〜16の様な形状を形成させ、且つ左右どちらかの単方向ネジレ,または左右双方向ネジレの形状とする。同様に使用用途に合わせ、そのネジレ角度は任意に設定する。
本工具にはコーティング例えばセラミック系,ダイヤモンドなどの炭素膜を施膜すること、またはダイヤモンドなどの硬質物質を電着塗装・めっきすることが望ましい。
本工具には冷却効果や切削屑の排出等を目的にエアーや油等の流動体排出用供給穴17が穿設されていることが望ましい。
本工具は再研磨が可能である。また、再コーティングも可能である。近年の環境への配慮の意識の高まりから、出来得る限り再研磨を使用すべきである。
本工具にはコーティング例えばセラミック系,ダイヤモンドなどの炭素膜を施膜すること、またはダイヤモンドなどの硬質物質を電着塗装・めっきすることが望ましい。
本工具には冷却効果や切削屑の排出等を目的にエアーや油等の流動体排出用供給穴17が穿設されていることが望ましい。
本工具は再研磨が可能である。また、再コーティングも可能である。近年の環境への配慮の意識の高まりから、出来得る限り再研磨を使用すべきである。
1 ドリルエンドミル
2 工具本体
3 シャンク
4 主切刃ネジレ角
5 切り屑排出溝
6 副切刃ネジレ角
7 副切刃ネジレ角
8 排出穴
2 工具本体
3 シャンク
4 主切刃ネジレ角
5 切り屑排出溝
6 副切刃ネジレ角
7 副切刃ネジレ角
8 排出穴
Claims (1)
- 棒状をなす工具本体2の外周部分には、ネジレを伴った少なくとも1つ以上の切り屑排出溝5が形成され、その外周刃の表面には左右どちらかの単方向ネジレ,または左右双方向ネジレを伴った切れ刃稜が形成されていることを特徴とする切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166458A JP2011255491A (ja) | 2010-06-11 | 2010-06-11 | 切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010166458A JP2011255491A (ja) | 2010-06-11 | 2010-06-11 | 切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011255491A true JP2011255491A (ja) | 2011-12-22 |
Family
ID=45472236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010166458A Pending JP2011255491A (ja) | 2010-06-11 | 2010-06-11 | 切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011255491A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150104021A (ko) * | 2013-01-09 | 2015-09-14 | 아우구스트 뤼게베르크 게엠베하 운트 코. 카게 | 밀링 버 |
JP2016523723A (ja) * | 2013-05-28 | 2016-08-12 | イスカル リミテッド | 間隔が広がる2つの溝を備える切り屑分離構成を有する回転切削工具 |
-
2010
- 2010-06-11 JP JP2010166458A patent/JP2011255491A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150104021A (ko) * | 2013-01-09 | 2015-09-14 | 아우구스트 뤼게베르크 게엠베하 운트 코. 카게 | 밀링 버 |
KR101939241B1 (ko) | 2013-01-09 | 2019-01-16 | 아우구스트 뤼게베르크 게엠베하 운트 코. 카게 | 밀링 버 |
JP2016523723A (ja) * | 2013-05-28 | 2016-08-12 | イスカル リミテッド | 間隔が広がる2つの溝を備える切り屑分離構成を有する回転切削工具 |
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