JP2011254917A - バックル - Google Patents

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Abstract

【課題】バックルの厚み方向におけるがたつきを低減させることができるバックルを提供する。
【解決手段】被係止部を有した一対の可撓性のアーム22を有する雄部材2と、互いに対向した一対の筒側壁を有して扁平筒状に形成された収容部3を有し、該収容部内に挿入された前記一対のアーム22が有する前記被係止部と係合する係止部が該収容部に形成される雌部材とを備えるバックルであって、前記被係止部と前記係止部とが係合する状態では、前記一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアーム22における外表面との距離が、前記一対のアーム22の各々における先端及び基端において他の領域よりも小さくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、雄部材に雌部材が着脱自在に連結するバックルに関する。
従来から、例えば特許文献1に記載のように、雄部材と雌部材とから構成されるバックルが知られている。
雄部材には、先端に被係止部を有した互いに面対称な形状である一対のアームが基部から延びるように設けられ、且つこれら一対のアームの中間には断面H字状のガイド杆が基部からアームの延設方向に延びるように設けられている。またガイド杆が設けられている上記基部は、アームの延設方向に張り出す凸形状に形成され、該延設方向における縁の全体にわたり段差部を有している。
一方、雌部材には、一対のアーム及びガイド杆が挿入される挿入口を有した扁平筒状の収容部が、上記一対のアーム及びガイド杆が内部に収容されるように設けられ、且つ前記収容部の内側には、ガイド杆を案内する中仕切片が設けられている。また雌部材における挿入口には、該挿入口における開口縁の全体にわたり上記段差部と嵌合する突合部が形成されている。そして雄部材と雌部材とが連結した状態では、雌部材の挿入口における突合部に雄部材の基部における段差部が嵌合することにより、雄部材と雌部材とが挿入口において密着状態を成すようになっている。
特開2002−101915号公報
ところで、上記特許文献1に記載のバックルにあっては上述のように、ガイド杆が収容部の内部にて中仕切片に案内され、そして被係止部が収容部内の係止部と係合する。このような構成によれば、確かに、中仕切片の案内により所定の方向に沿って雄部材が挿入され、また被係止部と係止部との係合により雄部材が雌部材に対して固定される。しかしながら、上述したバックルにおいては、雄部材と雌部材とが挿入口でのみ密着状態を形成する構成であるため、バックルの厚み方向においては、雌部材に対する雄部材の変位(がたつき)が十分に抑制できないものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、バックルの厚み方向におけるがたつきを低減させることができるバックルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、被係止部を有した一対の可撓性のアームを有する雄部材と、互いに対向した一対の筒側壁を有して扁平筒状に形成された収容部を有し、該収容部内に挿入された前記一対のアームが有する前記被係止部と係合する係止部が形成される雌部材とを備えるバックルであって、前記被係止部と前記係止部とが係合する状態では、前記一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアームにおける外表面との距離が、前記一対のアームの各々における先端及び基端において他の領域よりも小さくなることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、一対の筒側壁の各々における内表面と一対のアームに
おける外表面との距離が、一対のアームにおける先端及び基端で他の領域よりも小さくなる。その結果、一対のアームが含まれる平面に対向する平面視において、一対のアームがその四隅において雌部材により支持されることとなる。それゆえに、バックルの厚み方向において、雌部材に対する雄部材の変位、すなわち雄部材のがたつきを抑えることが可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバックルにおいて、前記一対のアームの各々における前記先端には、前記一対の筒側壁の内表面の各々に向けて突出する一対の第1リブが形成され、前記一対のアームの各々における前記基端には、前記一対の筒側壁の内表面の各々に向けて突出する一対の第2リブが形成され、前記一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアームにおける外表面との距離が、前記第1リブ及び第2リブにおいて他の領域よりも小さくなることを要旨とする。
筒側壁の内表面とアームの外表面との距離が該アームの先端及び基端において他の領域よりも小さくなる構成としては、例えばアームの先端及び基端に対向する内表面の部位に凸リブを形成するという構成がある。しかし、筒側壁の内表面に凸リブが形成されるとなれば、アームが筒内に挿入される際に、該アームの先端が凸リブに衝突して、雌部材と雄部材とを連結する作業を円滑に実行し難くするおそれがある。
この点、請求項2に記載の発明によれば、一対のアームにおける先端及び基端のそれぞれに、一対の筒側壁の各々の内表面に向けて突出する凸リブが形成される。このような構成によれば、雄部材におけるがたつきを抑えることが可能であるとともに、上述したような連結作業を円滑に実行することが可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のバックルにおいて、前記被係止部は、前記一対の筒側壁の各々における内表面に向けて突設され、且つ突出量が前記第1リブ及び前記第2リブよりも大きい凸部であり、前記一対の筒側壁の内表面には、凹溝が形成され、前記凹溝における溝底部は、前記被係止部と対向する領域であり、前記凹溝における溝側壁部は、前記第1リブ及び前記第2リブと対向する領域であり、前記係止部は、前記凹溝の溝側面であることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、第1リブ及び第2リブが有する突出量よりも大きい突出量を有した被係止部が一対のアームの各々に形成される。また一対の筒側壁の内表面には、被係止部と対向する溝底部と、第1リブ及び前記第2リブと対向する溝側壁部と、係止部である溝側面とを有した凹溝が形成される。これにより、第1リブ及び第2リブよりも大きい突出量を有した被係止部が形成される構成であっても、一対の筒側壁の各々における内表面と一対のアームにおける外表面との距離が、一対のアームにおける先端及び基端で他の領域よりも小さくなる。
また上述した構成によれば、第1リブ及び第2リブが有する突出量と被係止部が有する突出量との差が大きくなるほど、凹溝に必要とされる溝深さが大きくなる。つまり被係止部の突出量が大きくなるほど、係止部である溝側面の高さが大きくなるため、被係止部と係止部との係合箇所を大きくすることが可能である。それゆえに、一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアームにおける外表面との距離を第1リブ及び第2リブにおいて相対的に小さくしつつ、被係止部と係止部との係合力を維持、あるいは高めることが可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のバックルにおいて、前記第1リブは、前記アームの先端に向けて先細りした形状に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、アームの先端に向けて先細りした形状に第1リブが形
成されるため、アームが筒内に挿入される際に該アームが挿入される開口と第1リブとが接触しても、その接触に起因した抵抗感を挿入の初期に抑えることが可能である。ひいては、雄部材と雌部材とを連結する作業を円滑に実行することが可能である。
請求項5に記載の発明は、前記被係止部が、前記第1リブよりも前記基端寄りに形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、被係止部が係合部に係合される位置が、アームにおける先端と基端との間になるため、バックルの厚み方向におけるがたつきをさらに効果的に抑えることが可能となる。
本発明に係るバックルの一実施の形態について、その表側から見た平面構造を示す平面図。 同実施の形態に係るバックルの裏側から見た平面構造を示す平面図。 同実施の形態に係るバックルの表側から見たバックルを雄部材と雌部材とに分解した斜視構造を示す分解斜視図。 同実施の形態に係るバックルの裏側から見たバックルを雄部材と雌部材とに分解した斜視構造を示す分解斜視図。 図1に示したバックルのA−A断面の断面構造を示す断面図。 図1に示したバックルのB−B断面の断面構造を示す断面図。
以下、本発明に係るバックルの一実施の形態について図を参照して説明する。まず、バックル1の全体構造について図1及び図2を参照して説明する。バックル1の雄部材2における基部21には、可撓性を有した一対のアーム22が該基部21から延びるように形成されている。またバックル1の雌部材3は、扁平した筒状に形成され、扁平方向に広がる互いに対向した筒側壁である表壁31と裏壁32とを有している。この雌部材3における一方の筒端(図1及び図2における右側の筒端)には、一対のアーム22が挿入される挿入口3Pが形成され、また他方の筒端には、挿入口3Pに対向した開放口3Dが形成されている。以下、挿入口3Pから開放口3Dに向けた方向を挿入方向とし、一対のアーム22が並ぶ方向を左右方向する。またバックル1における表壁31側を表側とし、バックル1における裏壁32側を裏側とする。
図3及び図4における紙面の右側に示されるように、雄部材2が有する左右一対のアーム22の各々は、該一対のアーム22が含まれる平面と略平行な表面及び裏面を有している。また左右一対のアーム22の各々は、該一対のアーム22が含まれる平面と対向する平面視において、先端寄りが膨大するように形成されている。また右側のアーム22における右側外側面、及び左側のアーム22における左側外側面は、同じく一対のアーム22が含まれる平面と対向する平面視において、その挿入方向における中間部分であるアーム係止部22Sが左右方向の外側に張り出すように湾曲した形状に形成されている。
上述のような外形を有する一対のアーム22の先端寄りには、それぞれ表裏一対の被係止部23が形成されている。被係止部23は、アーム22の表面に突設された左右一対の表側凸部23Fと、アーム22の裏面に突設された左右一対の裏側凸部23Bとによって構成されている。
一対のアーム22の基端における表面及び裏面には、それぞれ第1リブとしての左右一対の基端位置決めリブ27が挿入方向に延びるように突設されている。またアーム22の先端における表面及び裏面には、アーム22の先端に向けて先細りした形状を有する第2リブとしての左右一対の先端位置決めリブ28がそれぞれ突設されている。アームの厚さ
方向(表裏方向)における各リブ27,28の幅を該リブにおける突出量とすると、基端位置決めリブ27の突出量と先端位置決めリブ28の突出量とが互いに等しくなるように、各リブ27,28は形成されている。また基端位置決めリブ27の突出量と先端位置決めリブ28の突出量とが上述した被係止部23の突出量よりも小さくなるように、各リブ27,28は形成されている。
また一対のアーム22の先端寄りには、断面が菱形状を成してアーム22が延びる方向(上記挿入方向)に延びるアーム孔24が該アーム22の表側から裏側までを貫通するように形成されている。そして一対のアーム22が含まれる平面に対して面対称となるように、すなわち表側から見た一対のアーム22の構造と裏側から見た一対のアーム22の構造とが同一となるように、雄部材2は形成されている。なお、上述したようなアーム孔24が一対のアーム22の各々に設けられているため、アーム22の強度が確保されつつ、雄部材2が例えば樹脂成型によって形成される際には、ひけが発生してしまうことを回避することが可能である。
ちなみに、アーム22の基端寄りにおける表面及び裏面には、それぞれ基端位置決めリブ27が配設され、またアーム22の被係止部23が形成されている位置よりも先端寄りにおける表面及び裏面には、それぞれ先端位置決めリブ28が配設されている。このような位置決めリブが形成された構成では、雌部材3に雄部材2が連結される際に、一対のアーム22の外表面と雌部材3の内表面との距離が、基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28が形成された部位、すなわち一対のアーム22における基端と先端とにおいて特に短くなる。そのため、雌部材3に雄部材2が連結された状態では、バックル1の厚み方向において、雌部材3に対する雄部材2の位置ずれ(がたつき)を抑えることが可能である。
一対のアーム22において互いに対向する内側面には、一対のアーム22を互いに繋ぐ可撓性を有した帯状のブリッジ25が、アーム22の先端寄りであって、且つ被係止部23よりも基端寄りに形成されている。このブリッジ25における両端部25aの各々は、一方のアーム22から他方のアーム22に向けて延びるように形成されている。詳述すると、一方のアーム22に接続されるブリッジ25の端部25aは、該アーム22に外力が加えられていない状態(図3及び図4に示される状態)で、該アーム22の基端を中心として該アーム22とブリッジ25との接続部が描く円弧Cの接線方向と一致するように形成されている。またブリッジ25における中間部25bは、一方のアーム22と他方のアーム22との中間において基部21に向けて凸状に湾曲するように形成されている。このため、一対のアーム22に対する過度の外力が該一対のアーム22の間隔を広げる方向に作用する場合であっても、一対のアーム22の各々とブリッジ25との接続部にはせん断力が発生し難くなる。なお、基部21に対してアーム22とは反対側には、バックル1によって締結されるベルトがその長さを可変にするように保持されるベルト保持部26が架設されている。
図3及び図4における紙面の左側に示されるように、雌部材3における表壁31は、表側から見て、内側に向けて張り出すように湾曲した四つの縁によって囲まれるX字状に形成されている。また雌部材3における裏壁32は、裏側から見て、内側に向けて張り出すように湾曲した四つの縁によって囲まれるX字状に形成されている。これら雌部材3を構成する表壁31の四隅と裏壁32の四隅においては、挿入口3P寄りの一対の挿入側連結壁WPと開放口寄りの一対の開放側連結壁WDとによって表壁31と裏壁32とが互いに連結されている。さらに一対の挿入側連結壁WPにおける内側面には、雌部材3に雄部材2が連結された状態で一対のアーム22の基端における外側面と整合するようなガイド面WPaが形成されている。そして雌部材3の挿入方向における一方の筒端には、挿入方向と平行な方向から見て矩形状の挿入口3Pが、上記表壁31、裏壁32、及び挿入側連結
壁WPによってその四辺を縁取られるかたちに形成されている。また雌部材3の挿入方向における他方の筒端には、挿入方向と平行な方向から見て矩形状の開放口3Dが、上記表壁31、裏壁32、及び開放側連結壁WDによってその四辺を縁取られるかたちに形成されている。
雌部材3が有する挿入口3Pの開口縁には、表壁31において挿入口3P寄りの縁である表側挿入縁31pと、裏壁32において挿入口3P寄りの縁である裏側挿入縁32pとが含まれている。
これら表側挿入縁31p及び裏側挿入縁32pは、それぞれ開放口3Dに向けて張り出すように湾曲した形状に形成されて、表壁31の外表面及び裏壁32の外表面と対向する平面視において互いに重なるように形成されている。また表壁31の外表面及び裏壁32の外表面と対向する平面視においては、表側挿入縁31p及び表側開口縁31dが一対のアーム22の外形に倣うように、表壁31及び裏壁32の外形が形成されている。
そして雌部材3に雄部材2が連結された状態では、上記一対のアーム22が含まれる平面に対して面対称となるように、挿入口3Pが形成されている。また雌部材3に雄部材2が連結された状態では、表壁31の外表面と対向する平面視において、表壁31によって構成される挿入口3Pの縁から上記一対のアーム22が露出しないように、表壁31が形成されている。また雌部材3に雄部材2が連結された状態では、裏壁32の外表面と対向する平面視において、裏壁32によって構成される挿入口3Pの縁から上記一対のアーム22が露出しないように、裏壁32が形成されている(図1及び図2参照)。
このような構成によれば、雌部材3に雄部材2が連結された状態において、雄部材2と雌部材3との機能的な一体感に基づく美観が高められる。また、このような構成からなる挿入口3Pによれば、雌部材3における挿入口3Pと一対のアーム22における先端部とが互いに面対称であるため、雌部材3に雄部材2が連結される際に、一対のアーム22が挿入口3Pに挿入されやすくなる。
一方、雌部材3が有する開放口3Dの開口縁には、表壁31において開放口3D寄りの縁である表側開口縁31dと、裏壁32において開放口3D寄りの縁である裏側開口縁32dとが含まれている。そして雌部材3に雄部材2が連結された状態では、上記一対のアーム22が含まれる平面に対して非対称となるように、開放口3Dが形成されている。
詳述すると、上記表側開口縁31dは、挿入口3Pに向けて張り出すように湾曲した形状に形成されている。また表壁31の外表面と対向する平面視においては、表側挿入縁31p及び表側開口縁31dが一対のアーム22の外形に倣うように、表壁31の外形が形成されている。そして雌部材3に雄部材2が連結された状態では、表壁31の外表面と対向する平面視において、表壁31によって構成される開放口3Dの縁から上記一対のアーム22が露出しないように、表壁31が形成されている(図1及び図2参照)。このような構成によれば、上記挿入口3Pと同じく、雌部材3に雄部材2が連結された状態において、雄部材2と雌部材3との機能的な一体感に基づく美観が高められる。
また裏側開口縁32dも、上記表側開口縁31dと同じく、挿入口3Pに向けて張り出すように湾曲した形状に形成されている。しかも裏側開口縁32dは、裏壁32の外表面と対向する平面視において、上記表側開口縁31dよりも挿入口3Pに向けてさらに窪んだ係止縁32Sを有している。この係止縁32Sは、裏壁32の外表面と対向する平面視において、挿入口3Pに最も近い縁であって左右方向に延びる底縁と、該底縁における左右方向の両端から挿入方向に延びる一対の側縁とから構成されている。そして雌部材3に雄部材2が連結された状態では、裏壁32の外表面と対向する平面視において、上記係止
縁32Sが形成される分、裏壁32によって構成される開放口3Dの縁から上記一対のアーム22が露出するようになる。
なお、雌部材3に雄部材2が連結された状態では、上記係止縁32Sを構成する底縁及び側縁と上記一対の裏側凸部23Bとが当接し、且つ上記一対の裏側凸部23Bのみが係止縁32Sから露出する形状に裏壁32は形成されている(図1及び図2参照)。そして雌部材3に雄部材2が連結される状態では、上記一対のアーム22が有する裏側凸部23Bが係止縁32Sの底縁及び側縁に当接して、該裏側凸部23Bが挿入口3P側へ移動し難くなる。このような構成によれば、開放口3Dの一部が裏側凸部23Bに対する係止部として機能することになるため、このような係止部が別途形成される構成と比較して、雌部材3の構成をより簡便なものとすることが可能である。
また係止縁32Sにおける裏壁32の厚さは、裏側凸部23Bの厚さよりも大きくなるように形成されている。このような構成によれば、裏側凸部23Bと係止縁32Sとが係合する状態で、該裏側凸部23Bが裏壁32の外表面から突出しなくなる。そのため、一対のアーム22に形成された裏側凸部23Bと裏壁32に形成された係止縁32Sとの係合が外部からの干渉を受け難くなる。その結果、予期せぬ原因によって雄部材2と雌部材3との連結が解除されることを抑えることが可能である。
表壁31における内表面には、図4における紙面の左側に示されるように、挿入方向に延びる表側案内溝36が形成されている。表側案内溝36は、表側挿入縁31pから開放口3Dに向けて溝幅が一定の割合で狭くなるように形成された表側挿入溝36aと、上記表側挿入溝36aの開放口3D側に拡開された係止溝36Sとを有している。この係止溝36Sを構成する溝側壁は、裏壁32の外表面と対向する平面視において、上述した係止縁32Sと重なるように形成されている。そして雄部材2が雌部材3に挿入される際には、上記一対のアーム22が有する表側凸部23Fが、表側挿入溝36aの溝側壁に摺接して係止溝36Sまで案内される。そして雌部材3に雄部材2が連結される状態では、上記一対のアーム22の表側凸部23Fが係止溝36Sの溝側壁に当接して、該表側凸部23Fが挿入口3P側へ移動し難くなる。
また表側案内溝36は、その溝底部が表側凸部23Fと対向する領域に形成される一方、その溝側壁部が基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28と対向する領域に形成されている。そして表側案内溝36の溝側面が、表側凸部23Fと係合する係止部として機能する。また表側案内溝36における溝深さは、該表側案内溝36に案内される表側凸部23Fの突出量よりも大きくなるように形成されている。このような構成によれば、表側案内溝36における溝側壁部と各リブ27,28との距離が、同表側案内溝36における溝底部と表側凸部23Fとの距離よりも小さくなる。つまり裏側凸部23Bと係止溝36Sとが係合する状態では、表壁31における内表面と一対のアーム22における外表面との距離が、一対のアーム22の各々における先端及び基端において他の領域よりも小さくなる。
また裏壁32における内表面には、図3における紙面の左側に示されるように、挿入方向に延びる裏側案内溝37が形成されている。裏側案内溝37は、裏側挿入縁32pから係止縁32Sまで溝幅が狭くなるように形成されている。この裏側案内溝37を構成する溝側壁は、裏壁32の外表面と対向する平面視において、上述した表側挿入溝36aと重なるように形成されている。そして雄部材2が雌部材3に挿入される際には、上記一対のアーム22が有する裏側凸部23Bが、裏側案内溝37の溝側壁に摺接して係止縁32Sまで案内される。
また裏側案内溝37は、上記表側案内溝36と同じく、その溝底部が裏側凸部23Bと
対向する領域に形成される一方、その溝側壁部が基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28と対向する領域に形成されている。そして裏側案内溝37の溝側面が、裏側凸部23Bと係合する係止部として機能する。また裏側案内溝37における溝深さは、これもまた上記裏側案内溝37と同じく、該裏側案内溝37に案内される裏側凸部23Bの突出量よりも大きくなるように形成されている。このような構成によれば、裏側案内溝37における溝側壁部と各リブ27,28との距離が、同裏側案内溝37における溝底部と裏側凸部23Bとの距離よりも小さくなる。つまり裏側凸部23Bと係止縁32Sとが係合する状態では、裏壁32における内表面と一対のアーム22における外表面との距離が、一対のアーム22の各々における先端及び基端において他の領域よりも小さくなる。その結果、一対のアーム22が含まれる平面に対向する平面視において、一対のアーム22がその四隅において雌部材3により支持されることとなる。それゆえに、バックル1の厚み方向において、雌部材3に対する雄部材2の変位、すなわち雄部材のがたつきを抑えることが可能である。
また上述した構成によれば、各リブ27,28が有する突出量と被係止部23が有する突出量との差が大きくなるほど、表側案内溝36及び裏側案内溝37に必要とされる溝深さが大きくなる。つまり被係止部23の突出量が大きくなるほど、係止部として機能する溝側面の高さが大きくなる。そのため、被係止部23と係止部との係合箇所を大きくすることが可能である。それゆえに、一対の筒側壁の各々における内表面と一対のアーム22における外表面との距離を各リブ27,28において相対的に小さくしつつ、被係止部23と係止部との係合力を維持、あるいは高めることが可能である。
ちなみに、雌部材3には、上述した挿入口3P及び開放口3Dに加え、上記挿入方向と直交する方向において互いに対向する一対のアーム挿通孔SHが形成されている。一対のアーム挿通孔SHは、左右方向と平行な方向から見て、表壁31、裏壁32、挿入側連結壁WP、及び開放側連結壁WDによって四辺を縁取られた矩形状に形成されている。また一対のアーム挿通孔SHの開口縁は、上述した一対のアーム22が有するアーム孔24の内周面24aに倣うかたちに形成されている。これら一対のアーム挿通孔SHは、雌部材3に雄部材2が連結された状態で、一対のアーム22の各々のアーム孔24が雌部材3の外側に露出し、且つ一対のアーム挿通孔SHの各々がアーム22によって塞がれるかたちに形成されている。このような構成によれば、アーム孔24の内周面24aの形状がアーム挿通孔SHの開口形状に倣うことになる(図1及び図2参照)。そのため、バックル1における雄部材2と雌部材3との機能的な一体感に基づく美観が醸成されつつ、一対のアーム挿通孔SHから雌部材3の内部へ異物が入り込むことを抑えることが可能である。
また雌部材3の内部には、上記表側案内溝36における左右方向の中央と上記裏側案内溝37における左右方向の中央とを連結する仕切板38が挿入方向に延びるように形成されている。このような構成からなる仕切板38が形成されることによって、雌部材3における表壁31が撓んだり裏壁32が撓んだりすることが抑えられるようになっている。また雌部材3における挿入方向の端部には、バックル1によって締結されるベルトがその長さを変更不可能なように取り付けられるベルト取り付け部39が設けられている。このベルト取り付け部39には、バックル1の軽量化を図るべく、3個の有底穴が設けられている。
そして図1及び図2に示されるように、一対のアーム22が挿入口3Pから挿入方向に挿入されると、まずアーム22の外側面がガイド面WPaに摺接しつつ、一対のアーム22の先端が雌部材3の内部に進入する。つまり先端位置決めリブ28が挿入口3Pを通して雌部材3の内部に進入する。この際、先端位置決めリブ28がアーム22の先端に向けて先細りした形状に形成されるため、先端位置決めリブ28が筒内に挿入される際に挿入口3Pと先端位置決めリブ28とが接触しても、その接触に起因した抵抗感を挿入の初期
に抑えることが可能である。それゆえに、雄部材2と雌部材3とを連結する作業を円滑に実行することが可能である。
続いてアーム22の表面に突設された一対の表側凸部23Fが表側挿入溝36aに沿って係止溝36Sまで案内される。またアーム22の裏面に突設された一対の裏側凸部23Bが裏側案内溝37に沿って開放口3Dまで案内される。
この際、一対のアーム22の各々における外側面は、アーム係止部22Sにおいて左右方向の外側に張り出すような形状に形成されている。そして一対の挿入側連結壁WPにおけるガイド面WPaは、一対のアーム22の基端における外表面と整合する形状に形成されている。そのため、一対のアーム22が雌部材3に挿入されると、一対のアーム22の各々における外側面がガイド面WPaよりも外側に張り出す分、アーム22の外側面がガイド面WPaによって左右方向の中央寄りに押されることとなる。その結果、アーム係止部22Sがガイド面WPaに位置するときに、一対のアーム22が左右方向の中央寄りに最も大きく撓むようになる。そしてアーム係止部22Sがガイド面WPaを通過すると、アーム22の外側面に対するガイド面WPaの押込みが解除されて、一対のアーム22における撓みが表側挿入溝36a及び裏側案内溝37の案内に従うものとなる。
なお、表側挿入溝36a及び裏側案内溝37の溝幅は、挿入口3Pから開放口3Dに向けて一定の割合で狭くなるように形成されている。そのため、上記表側挿入溝36a及び裏側案内溝37の案内に従って一対のアーム22が挿入されると、一対のアーム22は左右方向の中央寄りに一定の割合で撓みながら雌部材3の内部へ進入するようになる。このような構成によれば、アーム係止部22Sがガイド面WPaを通過する際にアーム22に対する外力が一旦増えることになるため、アーム係止部22Sとガイド面WPaとの係合によって、一対のアーム22を雌部材3に仮止めすることが可能である。
そして一対のアーム22が雌部材3に挿入され続けると、表側凸部23Fが係止溝36Sに到達し、裏側凸部23Bが開放口3Dに到達する。また基端位置決めリブ27が挿入口3Pを通して雌部材3の内部に進入する。この際、先端位置決めリブ28が挿入方向に沿った形状に形成されるため、先端位置決めリブ28が筒内に挿入される際に挿入口3Pと先端位置決めリブ28とが接触しても、その接触に起因した抵抗感を抑えることが可能である。
そして表側凸部23Fが係止溝36Sに到達し、裏側凸部23Bが開放口3Dに到達し、基端位置決めリブ27の全てが雌部材3の内部に進入する。すると、係止溝36Sが表側挿入溝36aから拡開されているため、また係止縁32Sが裏側案内溝37から拡開されているため、左右方向の中央寄りに撓んでいた一対のアーム22が、これら係止溝36Sの形状及び係止縁32Sの形状に従って互いに左右方向の外側に広がる。これによって、表側凸部23Fが係止溝36Sの溝側壁に当接して、該表側凸部23Fが挿入口3P側へ移動し難くなる。また裏側凸部23Bが係止縁32Sの底縁に当接して、該裏側凸部23Bが挿入口3P側へ移動し難くなる。そして雌部材3に雄部材2が連結される。
また、図5に示されるように、挿入口3Pに囲繞される領域において、一対のアーム22の表側及び裏側の外表面に基端位置決めリブ27が設けられている。そのため、表側の外表面に設けられた基端位置決めリブ27の突端を表壁31の内側面と接触させ、且つ裏側の外表面に設けられた基端位置決めリブ27の突端を裏壁32の内側面と接触させるようにすることができる。それゆえに、図5における紙面の上下方向に雌部材3に対して雄部材2が揺動する揺動量、すなわちバックル1の厚み方向における雌部材3に対する雄部材2の位置ずれ(がたつき)を挿入口3Pに囲繞される領域において規制することができる。
また、図6に示されるように、開放口3Dに囲繞される領域において、一対のアーム22の表側及び裏側の外表面に先端位置決めリブ28が設けられている。そのため、表側の外表面に設けられた先端位置決めリブ28の突端を表壁31の内側面と接触させ、且つ裏側の外表面に設けられた先端位置決めリブ28の突端を裏壁32の内側面と接触させるようにすることができる。それゆえに、図6における紙面の上下方向に雌部材3に対して雄部材2が揺動する揺動量、すなわちバックル1の厚み方向における雌部材3に対する雄部材2の位置ずれ(がたつき)を開放口3Dに囲繞される領域において規制することができる。
すなわち、表側から見てX字状を成す表壁31の四隅において、アーム22の表側の外表面を表壁31の内側面と接触させ、且つ裏側から見てX字状を成す裏壁32の四隅において、アーム22の裏側の外表面を裏壁32の内側面と接触させるようにしている。このため、雌部材3に雄部材2が連結される際に、バックル1の厚み方向において、雌部材3に対する雄部材2の位置ずれ(がたつき)を効果的に抑えることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係るバックルによれば、以下列記するような効果が得られるようになる。
(1)表壁31及び裏壁32の各々における内表面と一対のアーム22における外表面との距離が、一対のアーム22における先端及び基端で他の領域よりも小さくなる。その結果、一対のアーム22が含まれる平面に対向する平面視において、一対のアーム22がその四隅において雌部材3により支持されることとなる。それゆえに、バックル1の厚み方向において、雌部材3に対する雄部材2の変位、すなわち雄部材2のがたつきを抑えることが可能である。
(2)表壁31及び裏壁32の内表面とアーム22の外表面との距離が該アーム22の先端及び基端において他の領域よりも小さくなる構成としては、例えばアーム22の先端及び基端に対向する上記内表面の部位に凸リブを形成するという構成がある。しかし、表壁31及び裏壁32の内表面に凸リブが形成されるとなれば、アーム22が雌部材3に挿入される際に、該アーム22の先端が凸リブに衝突して、雌部材3と雄部材2とを連結する作業を円滑に実行し難くするおそれがある。
この点、上記実施形態によれば、一対のアーム22における先端及び基端のそれぞれに、表壁31及び裏壁32各々の内表面に向けて突出する基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28が形成される。このような構成によれば、雄部材2におけるがたつきを抑えることが可能であるとともに、上述したような連結作業を円滑に実行することが可能である。
(3)各リブ27,28が有する突出量よりも大きい突出量を有した被係止部23が一対のアーム22の各々の外表面に形成される。また表壁31及び裏壁32各々の内表面には、被係止部23と対向する溝底部、各リブ27,28に対向する溝側壁部、被係止部23を係止する溝側面、これらを有した凹溝が形成される。
これにより、各リブ27,28よりも大きい突出量を有した被係止部23が形成される構成であっても、表壁31及び裏壁32の各々における内表面と一対のアーム22における外表面との距離が、一対のアーム22における先端及び基端で他の領域よりも小さくなる。
(4)また上述した構成によれば、各リブ27,28が有する突出量と被係止部23が有する突出量との差が大きくなるほど、凹溝に必要とされる溝深さが大きくなる。つまり
被係止部23の突出量が大きくなるほど、係止溝36S及び係止縁32Sの高さが大きくなる。そのため、表壁31及び裏壁32の各々における内表面と一対のアーム22における外表面との距離を各リブ27,28において相対的に小さくしつつ、被係止部23と係止溝36S及び係止縁32Sとの係合力を維持、あるいは高めることが可能である。
(5)アーム22の先端に向けて先細りした形状に先端位置決めリブ28が形成される。このため、アーム22が雌部材3に挿入される際に挿入口3Pあるいは開放口3Dと先端位置決めリブ28が接触しても、その接触に起因した抵抗感を挿入の初期段階で抑えることが可能である。ひいては、雄部材2と雌部材3とを連結する作業を円滑に実行することが可能である。
(6)被係止部23と係止溝36Sとが係合する位置、及び係止縁32Sと係止縁32Sとが係合される位置が、それぞれアーム22における先端と基端との間になるため、バックル1の厚み方向におけるがたつきをさらに効果的に抑えることが可能となる。
なお、上記実施の形態は、以下のような態様をもって実施することもできる。
・アーム22の表面では、表側凸部23Fの配設位置にかかわらず、アーム22の先端寄りに先端位置決めリブ28が配設されていればよい。同様にアーム22の裏面でも、裏側凸部23Bの配設位置にかかわらず、アーム22の先端寄りに先端位置決めリブ28が配設されていればよい。要は、表壁31の内側面における四隅及び裏壁32の内側面における四隅にて、アーム22の表側の外表面と表壁31の内表面との距離、及びアーム22における裏側の外表面と裏壁32の内側面との距離が、該四隅以外の他の領域よりも小さくなる構成であればよい。このような構成であっても、上記(1)〜(5)に準じた効果を得ることができる。
・被係止部23における突出量は、各リブ27,28における突出量と同じ、もしくは小さい構成であってもよい。なお、このような構成であっても、表側案内溝36及び裏側案内溝37の溝深さや形状が変更されて、上記内表面と被係止部23との距離と、同内表面と各リブ27,28との距離との関係が上述した構成と同じ関係となる構成であれば、上記(1)、(2)に準じた効果を得ることが可能である。
・一対のアーム22における表側の先端寄りには表側凸部23Fが形成され、且つ一対のアーム22における裏側の先端寄りには裏側凸部23Bが形成されている。これを変更して、雄部材2と雌部材3とにおける係合箇所が裏側凸部23Bと係止縁32Sとに限られる構成、つまり表側凸部23Fが割愛される構成であってもよい。このような構成であれば、表側凸部23Fの他、表側案内溝36を割愛することも可能である。そのため、雄部材2及び雌部材3の構成を簡単なものにすることが可能である。
・また雄部材2と雌部材3とにおける係合箇所が表側凸部23Fと係止溝36Sとに限られる構成、つまり裏側凸部23Bが割愛される構成であってもよい。このような構成であれば、裏側凸部23Bの他、裏側案内溝37を割愛することも可能である。そのため、雄部材2及び雌部材3の構成を簡単なものにすることが可能である。
・アーム22の表側あるいは裏側の外表面のどちらか一方にのみこれら基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28が形成される構成であってもよい。
また基端位置決めリブ27及び先端位置決めリブ28を割愛して、表壁31の内側面における四隅及び裏壁32の内側面における四隅の少なくとも一方に、凸リブが形成される構成であってもよい。
また基端位置決めリブ27を割愛して、表壁31の内側面における四隅のうち挿入口3
P寄りの二隅及び裏壁32の内側面における四隅のうち挿入口3P寄りの二隅の少なくとも一方に、凸リブが形成される構成であってもよい。
また先端位置決めリブ28を割愛して、表壁31の内側面における四隅のうち開放口3D寄りの二隅及び裏壁32の内側面における四隅のうち開放口3D寄りの二隅の少なくとも一方に、凸リブが形成される構成であってもよい。
要は、表壁31の内側面における四隅及び裏壁32の内側面における四隅にて、アーム22の表側及び裏側の外表面と表壁31及び裏壁32の内側面との距離が他の領域よりも小さくなる構成であればよい。
・アーム挿通孔SHの挿入口3P寄りの外縁において、アーム22の左側及び右側における外側面が係止されるようにしてもよい。要は、雌部材に雄部材が挿入され且つ連結されるバックルであって、雄部材に設けられた一対のアームの基端部分及び先端部分が雌部材に包含されるバックルであればよい。
・雄部材2にブリッジ25が配設されるようにしたがこれに限らず、ブリッジ25を設けないようにしてもよい。例えば一対のアーム22の間に、基部21からアーム22の挿入方向に向けて突出するとともに、アーム22を雌部材3に挿入する際に雄部材2を案内する機能を備えたセンターバーを設けるようにしてもよい。このようにしても、アーム22の間隔を広げようとする外力がアーム22に作用し難くすることができる。この場合、雌部材3の内部には、仕切板38の代わりに上記センターバーを案内するセンターバー案内部を仕切板38が設けられていた位置に配設することが必要となる。
・一対のアーム22にアーム孔24を配設しなくてもよい。このようにしても、アーム22によって扁平筒状のかたちを成す雌部材3の筒側面から異物が侵入することを防ぐことができる。
・仕切板38を設けるとしたがこれに限られず、仕切板38を設けないようにしてもよい。
・ベルト取り付け部39には、3個の有底穴が設けられているとしたがこれに限らず、有底穴を何個でも設けてもよいし、あるいは有底穴を設けないようにしてもよい。
・バックル1により締結されるベルトがその長さを変更可能に保持されるベルト保持部26を雌部材3に配設し、該ベルトの長さを変更不可能に取り付けられるベルト取り付け部39を雄部材2に配設するようにしてもよい。このようにしても、バックル1の締結時におけるベルトの長さを変更することができる。
C…円弧、1…バックル、2…雄部材、3…雌部材、21…基部、22…アーム、22S…アーム係止部、23…被係止部、23F…表側凸部、23B…裏側凸部、24…アーム孔、24a…内周面、25…ブリッジ、25a…端部、25b…中間部、26…ベルト保持部、27…基端位置決めリブ、28…先端位置決めリブ、31…表壁、31p…表側挿入縁、31d…表側開口縁、32…裏壁、32p…裏側挿入縁、32d…裏側開口縁、32S…係止縁、3P…挿入口、3D…開放口、WP…挿入側連結壁、WD…開放側連結壁、WPa…ガイド面、SH…アーム挿通孔、36…表側案内溝、36a…表側挿入溝、36S…係止溝、37…裏側案内溝、38…仕切板、39…ベルト取り付け部。

Claims (5)

  1. 被係止部を有した一対の可撓性のアームを有する雄部材と、
    互いに対向した一対の筒側壁を有して扁平筒状に形成された収容部を有し、該収容部内に挿入された前記一対のアームが有する前記被係止部と係合する係止部が形成される雌部材と
    を備えるバックルであって、
    前記被係止部と前記係止部とが係合する状態では、前記一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアームにおける外表面との距離が、前記一対のアームの各々における先端及び基端において他の領域よりも小さくなる
    ことを特徴とするバックル。
  2. 前記一対のアームの各々における前記先端には、前記一対の筒側壁の内表面の各々に向けて突出する一対の第1リブが形成され、
    前記一対のアームの各々における前記基端には、前記一対の筒側壁の内表面の各々に向けて突出する一対の第2リブが形成され、
    前記一対の筒側壁の各々における内表面と前記一対のアームにおける外表面との距離が、前記第1リブ及び第2リブにおいて他の領域よりも小さくなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のバックル。
  3. 前記被係止部は、前記一対の筒側壁の各々における内表面に向けて突設され、且つ突出量が前記第1リブ及び前記第2リブよりも大きい凸部であり、
    前記一対の筒側壁の各々における内表面には、凹溝が形成され、
    前記凹溝における溝底部は、前記被係止部と対向する領域であり、
    前記凹溝における溝側壁部は、前記第1リブ及び前記第2リブと対向する領域であり、
    前記係止部は、前記凹溝の溝側面である
    ことを特徴とする請求項2に記載のバックル。
  4. 前記第1リブは、前記アームの先端に向けて先細りした形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のバックル。
  5. 前記被係止部は、前記第1リブよりも前記基端寄りに形成されている
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のバックル。
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