JPH10117814A - 保持強度を増大させた側部リリース型バックル - Google Patents

保持強度を増大させた側部リリース型バックル

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Publication number
JPH10117814A
JPH10117814A JP9114903A JP11490397A JPH10117814A JP H10117814 A JPH10117814 A JP H10117814A JP 9114903 A JP9114903 A JP 9114903A JP 11490397 A JP11490397 A JP 11490397A JP H10117814 A JPH10117814 A JP H10117814A
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JP
Japan
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male member
buckle
female member
cavity
opening
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Withdrawn
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JP9114903A
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English (en)
Inventor
Mark J Krauss
マーク・ジェイ・クラウス
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American Cord and Webbing Co Inc
Original Assignee
American Cord and Webbing Co Inc
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Publication date
Priority claimed from US08/727,252 external-priority patent/US5737810A/en
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts

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  • Buckles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の側部リリース型バックルにおいては、
引っ張り負荷および捩り負荷を受けた際に、無用に、係
合解除されてしまうことがあった。 【解決手段】 直線状引っ張り負荷および捩り負荷に対
する抵抗性を増大させた側部リリース型バックル10で
あって、キャビティ30を備える雌型部材16と、キャ
ビティ30内へと挿入されるためのフレキシブルアーム
46、48を備える雄型部材18とを具備してなり、ア
ーム46、48のヘッドは、側壁凹所36、38の面に
対して係合すると共に引っ張り負荷に抵抗し得るよう増
大した抵抗面積をもたらすための三日月形状肩部50
B、52Bを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概してバックルに
関するものであり、さらに詳細には、保持強度が改良さ
れた側部リリース型バックルに関するものである。
【0002】本発明は、1994年8月2日に出願され
た係属中の米国特許出願第08/284,182号の一
部継続出願である。
【0003】
【従来の技術】従来技術においては、フレキシブルな係
合アームまたは係止アームによって係止されるとともに
アームの側部を内方に押し込むことによって係合解除さ
れるような、雌型部材および雄型部材を備えるプラスチ
ック製バックルは、周知である。このようなバックル
は、相互連結されるべき帯金、ベルト、あるいはウェブ
を備えているような、機械ベルト、安全ベルト、シート
ベルト、スキューバ装置において使用されている。この
ようなバックルの例は、米国特許第5,222,279
号、および、共通に譲渡された”Side Release Buckle
With Improved Dis-tribution of Stress Under Load
s” と題する1994年8月2日に出願された米国特許
出願第08/284,182号、に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常の状態において
は、従来の側部リリース型バックルは、相互連結された
ウェブまたは係止されたウェブの運動によって引き起こ
される、直線的な負荷または捩り負荷を受けることとな
る。直線的な負荷は、ウェブに対して印加または伝達さ
れる直線的な力に対応し、捩り負荷は、ウェブに対して
印加または伝達されるねじり力に対応している。これら
の力が相互作用を起こした場合には、時として、雄型部
材が雌型部材から係合解除されるまたはリリースされる
ことがある。というのは、応力がある所定のレベルに達
したときには、フレキシブルなアームの係止が外れてし
まう、あるいは、壊れてしまうことさえ起こるからであ
る。上記において参照した出願は、このような課題を有
している。
【0005】よって、上記において参照した特許および
特許出願におけるバックルを、より大きな抵抗性を持た
せることにより、また、応力をよりうまく分散させるこ
とにより、さらに改良することが要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の主要な目的は、
雄型部材のフレキシブルアームの表面と雌型部材のフレ
キシブルアームの表面との間の係止による係合を改良す
ることであり、これにより、直線状負荷および捩り負荷
に対して最適の抵抗性を与えることにある。
【0007】上記目的は、本発明に基づいて、側部リリ
ース型バックルにおいて雄型部材と雌型部材とを改良す
ることにより得られる。雌型部材は、対向配置された側
壁、頂部壁、底壁、これら側壁・頂部壁・底壁の間に配
置されたキャビティ、および、チャネルとともにキャビ
ティを露出させて雄型部材を受容する開口部を備えてい
る。雌型部材は、さらに、各側壁において側壁凹所を備
え、これら側壁凹所において側部開口を備えている。
【0008】雄型部材は、雌型部材のチャネル内に受容
される中央ポスト、および、三日月形状の係止肩部を有
する突起またはヘッドを備えた一対のほぼ平行に離間し
たフレキシブルな係合用または係止用アームを備えてい
る。アームは、雌型部材のキャビティ内へと挿入するた
めに、開口部を通る際には、弾性的に内側に曲げられ
る。そして、アームは、両ヘッドが側部開口の位置に到
達したときには、外側に曲げられ、三日月形状の肩部が
雌型部材の開口近傍の側壁の面に係合した状態となる。
三日月型の肩部は、抵抗面積の増大化をもたらし、これ
により、側部リリース型バックルが通常的に受ける直線
状負荷および捩り負荷に対して、より効果的に抵抗する
ことができる。
【0009】他の目的および利点は、添付図面を参照し
た以下の詳細な説明により、明瞭となるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による側部リリー
ス型バックルを示す斜視図であって、係止状態であると
ともにウェブの端部どうしを連結している様子が示され
ている。図2は、図1と同様に、バックルを示す斜視図
であって、係止が解除された状態が示されており、雌型
部材の一部が破断して示されている。図3は、係止状態
のバックルを示す正面図であって、雌型部材の一部が破
断して示されている。図4は、図3に示すバックルの一
部を部分的に示す図である。図5は、図3と同様の正面
図であって、バックルにおいて係止が解除されるプロセ
スが示されている。
【0011】側部リリース型バックル10は、ウェブ、
ベルト、あるいはストラップ14A、14Bの自由端部
12A、12Bを、着脱可能に連結するまたは結合させ
るために使用されている。バックル10は、好ましくは
プラスチック製であり成形加工により形成された、雌型
部材16および雄型部材18を備えている。ストラップ
14A、14Bは、雌型部材16および雄型部材18の
後部がそれぞれ自由端部12A、12B内を貫通した状
態で連結されていることが好ましい。その後、ストラッ
プ14A、14Bが折り返されて、それぞれの自由端部
12A、12Bが、縫合せ、リベット止め、あるいは他
の公知手段により、止められている。
【0012】雌型部材16は、頂部壁20、底壁22、
対向配置された側壁24、26を備えて構成されてい
る。雌型部材16の前部には、キャビティ30に連通す
る開口部28が設けられている。長さ方向に平行に延在
するリブ34A、34Bによって形成されたチャネル3
2は、雌型部材に堅固さをもたらすよう機能する。加え
て、さらに重要なことには、明瞭であるように雄型部材
を案内して、位置合わせする。側壁24、26には、開
口40、42のそれぞれがキャビティ30に対して連通
するような、側壁凹所36、38が形成されている。
【0013】雄型部材18について言えば、以下に詳細
に説明するように、雌型部材16のキャビティ30は、
雄型部材18を受容し、雄型部材18に当接し、雄型部
材18と着脱可能に係止し得るよう協働する。この観点
において、雄型部材18には、中央において前方側へと
延在するポスト44が設けられている。このポスト44
は、有利にはチャネル32に受容される。側面34A、
34Bを含有するチャネル32を画成している表面と、
ポスト44と、は、雌型部材16内への雄型部材18の
挿入に際して雄型部材18の中央合わせとして機能する
だけではなく、加えて、捩り力に対して抵抗性をもたら
すよう機能する。一対の離間したフレキシブルアーム4
6、48が、また、前方側に延在している。フレキシブ
ルアーム46、48の各々には、それぞれ、拡大部また
はヘッド50、52が設けられている。各ヘッドは、丸
められたカム面50A、52Aを有している。カム面5
0A、52Aは、開口部28の側部表面と協働するもの
であり、雄型部材18の雌型部材16内への挿入に際し
て、アーム46、48を互いに内方へと回転させる。ヘ
ッド50、52がそれぞれの開口40、42へと到達す
ると、両アームは、外方に向けて回転し、これにより、
図3において詳細に図示するように、開口の外側へと位
置するようになる。各ヘッドは、三日月形状のあるいは
半円形状の肩部50B、52Bを有している。肩部50
B、52Bは、図4に示すように、それぞれ、近接する
開口40、42の側壁凹所36、38の近傍の表面と係
合する。この三日月型の係合は、重要であり、バックル
に関する技術においては独自の貢献をするとともに、対
抗面の面積を増大させる。これは、バックルに関する技
術においては今までに実現されていなかったものであ
る。結局、直線状の引っ張り負荷、および、ある程度の
捩り負荷に対する耐性を増大させることができる。これ
により、潜在的な故障が低減され、また、この配置から
のバックルの不用意な係合解除を起こしにくくしてい
る。このような優れた相互係合は、図2および図3に明
瞭に示すような角度に、肩部50B、52Bを形成する
ことによって、増強されている。つまり、雄型部材18
と雌型部材16とを引き離すような直線状引っ張り負荷
がバックル10に対して印加された場合には、この傾斜
は、ヘッド50、52をさらに外方に付勢する。これに
より、不用意な解除を阻止するための保持力がさらに増
大される。
【0014】捩り負荷に対しては、雄型部材18の基部
または後端部におけるラグ54、56と、側壁24、2
6の前方端部における収容係合凹所58、60と、の間
の相互係合により、抵抗性がもたらされている。
【0015】雄型部材18と雌型部材16とを着脱可能
に係止させるために、アーム46、48のヘッド50、
52は、ポスト44の先端部と共に、開口部28を通っ
てキャビティ30内へと挿入される。湾曲面50A、5
2Aが、開口部28における側部表面24、26に対し
て係合することにより、アーム46、48は、互いに内
方に向けて移動する。この場合、ポスト44は、チャネ
ル32内に乗っている。雄型部材18を雌型部材16内
に挿入することにより、アーム46、48およびポスト
44は、キャビティ30内を移動し続ける。そして、ヘ
ッド50、52が開口40、42のところまで到達する
と、アームは、開口40、42内へと、外方に回転す
る、あるいは、外方にスナップされる。この時点で、肩
部50B、52Bが、開口40、42のところの側壁凹
所36、38の近傍表面と、係合する。この係止状態
は、図3において明瞭に示されている。
【0016】雄型部材18を雌型部材16から分離させ
て、バックルの係止を解除するあるいはバックルを解放
するには、図5に示すように、指をヘッド50、52に
引っかけて、ヘッド50、52を互いに内方に回転させ
るまたは内方に移動させる。これにより、肩部50B、
52Bが、側壁24、26から解除される。この時点
で、雄型部材18と雌型部材16とを引き離して、アー
ム46、48およびポスト44をキャビティ30から取
り外す。
【0017】以上のように、上記目的および利点が、最
も効果的に達成される。上記においては、本発明の好ま
しい実施形態のただ1つを開示して詳細に説明したけれ
ども、本発明の範囲は、請求項によって決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による側部リリース型バックルを示す
斜視図であって、係止状態であるとともにウェブの端部
どうしを連結している様子が示されている。
【図2】 図1と同様に、バックルを示す斜視図であっ
て、係止が解除された状態が示されており、雌型部材の
一部が破断して示されている。
【図3】 係止状態のバックルを示す正面図であって、
雌型部材の一部が破断して示されている。
【図4】 図3に示すバックルの一部を部分的に示す図
である。
【図5】 図3と同様の正面図であって、バックルにお
いて係止が解除されるプロセスが示されている。
【符号の説明】
10 バックル 12A 端部 12B 端部 14A ウェブ 14B ウェブ 16 雌型部材 18 雄型部材 20 頂部壁 22 底壁 24 側壁 26 側壁 28 開口部 30 キャビティ 32 チャネル 34A リブ(内部壁) 34B リブ(内部壁) 36 側壁凹所 38 側壁凹所 40 開口 42 開口 44 ポスト 46 フレキシブルアーム 48 フレキシブルアーム 50 ヘッド 50B 肩部 52 ヘッド 52B 肩部 54 係合ラグ 56 係合ラグ 58 収容凹所 60 収容凹所

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状引っ張り負荷および捩り負荷に対
    する抵抗性を増大させた側部リリース型バックルであっ
    て、 前端および後端を備えていると共に、キャビティを形成
    する頂部壁、底壁、および側壁を備え、かつ、前記前端
    において前記キャビティ内に連通する開口部を備え、さ
    らに、前記側壁の各々が側壁凹所およびこの側壁凹所に
    おいて前記キャビティに連通する開口を有している、雌
    型部材と、 前端および後端を備えていると共に、前記雌型部材の前
    記キャビティ内へと前記開口部を通して挿入されるため
    のものでありかつ前記後端から前方側に延在した前端を
    有する少なくとも1つのフレキシブルアームを備え、さ
    らに、前記アームの前記前端に配置されかつ前記開口の
    位置に到達したときには前記開口を通して外方に回転す
    るよう構成されたヘッドを備えている、雄型部材と、を
    具備してなり、 前記ヘッドは、前記開口近傍の前記側壁凹所の面に対し
    て係合すると共に引っ張り負荷に抵抗し得るよう増大し
    た抵抗面積をもたらすための三日月形状肩部を有してい
    ることを特徴とする側部リリース型バックル。
  2. 【請求項2】 ヘッド付きの一対の互いに離間したフレ
    キシブルアームは、前記雄型部材の前記後端から、前方
    に向けて、延在していることを特徴とする請求項1記載
    のバックル。
  3. 【請求項3】 前記雌型部材は、前記キャビティ内に、
    チャネルを形成するための内部壁を備え、 前記雄型部材は、前記チャネル内に挿入されて該チャネ
    ルと協働することにより捩り負荷に対する抵抗性を増大
    させるためのものでありかつ前記アームどうしの間に配
    置されて前方に向けて延在するポストを備えていること
    を特徴とする請求項2記載のバックル。
  4. 【請求項4】 前記肩部は、前記雄型部材および前記雌
    型部材にかかる引っ張り負荷が前記ヘッドを前記開口を
    通してさらに外側に駆動させるような、角度とされて構
    成されかつ設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のバックル。
  5. 【請求項5】 捩り負荷に対して対抗するための手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のバック
    ル。
  6. 【請求項6】 前記手段は、前記雄型部材および前記雌
    型部材に設けられた、少なくとも1つの係合ラグおよび
    収容凹所を備えて構成されていることを特徴とする請求
    項5記載のバックル。
  7. 【請求項7】 係合ラグおよび収容凹所は、前記雄型部
    材の前記後端および前記各側壁の前端に位置しているこ
    とを特徴とする請求項6記載のバックル。
  8. 【請求項8】 前記雄型部材および前記雌型部材には、
    ウェブの端部と結合するための手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のバックル。
  9. 【請求項9】 ヘッド付きの一対の離間したフレキシブ
    ルアームが、前記雄型部材の前記後端から前方に向けて
    延在し、 前記雌型部材には、前記キャビティ内においてチャネル
    を形成するための内部壁が設けられ、かつ、前記雄型部
    材には、前記アームどうしの間に位置するとともに前記
    チャネル内に挿入されて該チャネルとの協働により捩り
    負荷に対抗するための前方延在ポストが設けられ、 前記肩部は、前記雄型部材および前記雌型部材にかかる
    引っ張り負荷が前記ヘッドを前記開口を通してさらに外
    側に駆動させるような、角度とされて構成されかつ設け
    られ、 捩り負荷に対抗するための手段であって、前記雄型部材
    および前記雌型部材に設けられるとともに前記雄型部材
    の前記後端および前記各側壁の前端に配置された少なく
    とも1つの係合ラグおよび収容凹所を備えている、手段
    が設けられ、 前記雄型部材および前記雌型部材には、ウェブの端部と
    結合するための手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のバックル。
JP9114903A 1996-10-08 1997-05-02 保持強度を増大させた側部リリース型バックル Withdrawn JPH10117814A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/727,252 US5737810A (en) 1994-08-02 1996-10-08 Side release buckle with increased holding strength
US727,252 1996-10-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10117814A true JPH10117814A (ja) 1998-05-12

Family

ID=24921923

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9114903A Withdrawn JPH10117814A (ja) 1996-10-08 1997-05-02 保持強度を増大させた側部リリース型バックル

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JP (1) JPH10117814A (ja)
KR (1) KR19980032135A (ja)

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Effective date: 20040706