JP2011253903A - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011253903A
JP2011253903A JP2010126106A JP2010126106A JP2011253903A JP 2011253903 A JP2011253903 A JP 2011253903A JP 2010126106 A JP2010126106 A JP 2010126106A JP 2010126106 A JP2010126106 A JP 2010126106A JP 2011253903 A JP2011253903 A JP 2011253903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cell panel
edge
cell module
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010126106A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohide Mizoguchi
智秀 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2010126106A priority Critical patent/JP2011253903A/ja
Publication of JP2011253903A publication Critical patent/JP2011253903A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】従来のアルミニウム製の枠体を撤去することで小型化、軽量化を図りつつ、太陽電池パネルの周端面の封止も確実に行う。
【解決手段】太陽電池パネル10の周囲に一定幅の隙間を存して縁片20が対向配置され、この縁片20と太陽電池パネル10の周端面10aとの間の隙間に封止樹脂30が充填された構造であって、縁片20は、太陽電池パネル10の周端面10aに対向する縦縁部21と、縦縁部21の上端部から太陽電池パネル10の受光面側の周端部51aに接触するまで延設された横縁部22とで構成され、封止樹脂30は、縦縁部21と太陽電池パネル10の周端面10aとの間の隙間に充填された端面樹脂部31と、端面樹脂部31の下部側が太陽電池パネル10の裏面側の周端部65aに接触するまで延設された裏面樹脂部32とで構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池パネルの周端面を封止する構造を有する太陽電池モジュール及びその製造方法に関する。
図13は、従来の太陽電池モジュールの一般的な構造を示している(例えば、特許文献1参照)。
従来の太陽電池モジュール100は、太陽電池パネル110とアルミニウム製の枠体120とで構成されている。
太陽電池パネル110は、透光性基板111の下面に、図示は省略しているが透明電極膜、光電変換層、裏面電極膜がこの順に積層された太陽電池素子部(太陽電池セル)112が形成され、裏面電極膜の下面に、封止部材113と耐光性フィルム等の裏面シート114とが順次積層されてラミネート封止された構造となっている。
一方、枠体120は、太陽電池パネル110の周囲を保持するものであって、各長辺側枠片と各短辺側枠片とが一体に組付けられて矩形の枠形状に形成されている。各枠片は断面コ字状に形成されており、太陽電池パネル110の周縁部に嵌め込むことによって、太陽電池パネル110を保持している。また、太陽電池パネル110の周縁部と枠体120との間の嵌合部には、その全周にわたって熱可塑性のブチルゴム等からなる断面コ字状の封止部材130が密着するように介装された構造となっている。封止部材130を介装させることで、太陽電池パネル110の周縁部から外気の湿気や雨水等の水分が浸入するのを防止している。
特開2005−223150号公報
太陽電池モジュールには、その用途や使用環境などに応じて種々の構造のものがあり、上記従来構造の太陽電池モジュール100は、一般的に大型構造のものであって、例えば建物の屋根や架台上に載置して用いられる太陽光発電システムとして利用される。
一方、太陽電池モジュールを例えば車載用の電源として用いる場合や、移動体情報端末などの電源(主電源)や補助電源として用いる場合等は、小型軽量化が重要である。小型軽量化するための一番簡単な方法は、アルミニウム製の枠体120を太陽電池パネル110から撤去することであるが、単に撤去するだけでは、太陽電池パネル110の周端面がむき出しとなって外気に晒されるため、周端面から湿気や水分等が浸入し、裏面シートに含まれている金属箔が劣化して絶縁性が低下し、その結果として太陽電池素子部(太陽電池セル)112が腐食され、太陽電池モジュールとしての信頼性が損なわれることになる。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、従来のアルミニウム製の枠体を撤去することで小型化、軽量化を図りつつ、太陽電池パネルの周端面の封止も確実に行うことのできる太陽電池モジュール及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池パネルの周囲に一定幅の隙間を存して縁片が対向配置され、前記縁片と前記太陽電池パネルの周端面との間の前記隙間に封止樹脂が充填されていることを特徴としている。
本発明によれば、太陽電池パネルの周囲に一定幅の隙間を存して縁片を対向配置し、この隙間に封止用の樹脂を充填した構造としている。ここで、縁片としては、例えば0.5mm厚程度の金属製または樹脂製のベゼルを用いることができる。また、充填する封止樹脂としては、耐湿性を有するホットメルト樹脂を用いることができる。
本発明によれば、太陽電池パネルの周囲を肉薄の縁片と封止樹脂によって被覆する構造としているので、従来のアルミニウムの押出成形による枠体を撤去しているにも係わらず、枠体を使用していたときと同等の封止効果、すなわち十分な防水性を確保することができる。また、従来の枠体を用いて太陽電池パネルの周囲を封止する構造と比べて、小型化、軽量化することができる。特に、縁片として樹脂シートを用いた場合には、金属シートに比べてさらなる軽量化が可能となる。
また、縁片として0.5〜1.0mm程度の厚みの金属シートや樹脂シートを用いることで、縁片自体に柔軟性を持たせることができるので、太陽電池モジュールの取り扱い(作業性や可搬性等)が容易となる。特に、縁片として樹脂シートを用いた場合には、太陽電池パネルの周囲を絶縁性の樹脂シートで覆うことになるので、絶縁対策としても有効である。ここで、縁片の厚みを0.5〜1.0mm程度としたのは、0.5mmより薄い場合には、強度が不足する可能性があり、また、薄いために製造工程での取り扱いが煩雑になる可能性があるからである。また、1.0mm程度としたのは、これより厚ければ強度的には稼げるものの、その分使用する材料が増えて重量が重くなるため、軽量化のメリットが薄くなるからである。従って、軽量化よりも強度を重視するのであれば、1.0mmよりも厚くすることは可能である。
また、縁片があることで、封止樹脂を直接手で触ることがないので、この点からも太陽電池モジュールの取り扱いが容易とする。すなわち、封止樹脂としてホットメルト樹脂を用いた場合、ホットメルト樹脂を隙間に充填した後は、しばらくべとついた状態となり、手で触れるとホットメルト樹脂が伸びたりして周辺を汚す可能性があるが、縁片があることで、封止樹脂に直接触れることがないので、このような不具合の発生を防止することができる。
また、本発明では、前記縁片は、前記太陽電池パネルの周端面に対向する縦縁部と、前記縦縁部の上端部から前記太陽電池パネルの受光面側の周端部に接触するまで延設された横縁部とからなる構成としている。
このように、縁片を縦縁部と横縁部からなる断面略L字状とし、横縁部を太陽電池パネルの受光面側の周端部に接触させることで、太陽電池パネルの受光面側から見たとき、太陽電池パネルの受光面の周縁部に封止樹脂が漏れ出して露出することを防止することができる。この場合、封止樹脂を隙間に充填する前に、縁片の横縁部と太陽電池パネルの受光面側の周端部との接触部分を別の接着部材で接着しておけば、封止樹脂の充填時に、太陽電池パネルの受光面側の周端部から封止樹脂が漏れ出すことを確実に防止することができる。
また、本発明では、前記縦縁部の下端部は、前記太陽電池パネルの裏面より下方に延設されており、前記封止樹脂は、前記縦縁部と前記太陽電池パネルの周端面との間の隙間に充填された端面樹脂部と、前記端面樹脂部の下部側が前記太陽電池パネルの裏面側の周端部に接触するまで延設された裏面樹脂部とからなる構成としている。
このように、封止樹脂についても端面樹脂部と裏面樹脂部とからなる断面略L字状とすることで、封止樹脂を太陽電池パネルの周端部により強固に接着固定することができる。また、封止樹脂によって太陽電池パネルの裏面側の周縁部まで封止することで、太陽電池パネルの周端面を確実に封止することができ、十分な防水性を確保することができる。
また、本発明では、前記縦縁部には、前記太陽電池パネルの周端面に対向する面に、前記封止樹脂が充填される凹部が形成された構成としている。
このように、縦縁部に封止樹脂が充填される凹部を形成しておくことで、縦縁部と封止樹脂とが嵌合構造を形成するため、封止樹脂自体の接着強度と相まって、縁片と封止樹脂とをより強固に(すなわち、ずれることなく一体的に)接着固定することができる。
また、本発明では、前記凹部は、前記太陽電池パネルの各端面に対向する前記縦縁部の各面において1または複数箇所に形成された構成としている。
このように、各縦縁部に凹部を形成することで、各縦縁部がそれぞれ強固に封止樹脂と接着固定されることになる。すなわち、縁片が枠形状をした一体構造ではなく、太陽電池パネルの各辺に対向するようにそれぞれ個別に配置されていた場合であっても、太陽電池パネルの各辺に対向配置された各縁片がずれることなく封止樹脂と強固に接着固定されることになる。
また、本発明では、前記縦縁部には、前記太陽電池パネルの周端面に対向する面に、前記封止樹脂が充填される貫通穴が形成された構成としている。
このように、縦縁部に形成する凹部を貫通穴とすることで、隙間に充填された封止樹脂を、貫通穴内に確実に充填(注入)することができる。これにより、縦縁部と封止樹脂とがより強固な嵌合構造を形成するため、封止樹脂自体の接着強度と相まって、縁片と封止樹脂とをより強固に(すなわち、ずれることなく一体的に)接着固定することができる。この場合、貫通穴から外部に漏れ出た樹脂は、後でカットすればよい。
また、本発明では、前記貫通穴は、前記太陽電池パネルの各端面に対向する前記縦縁部の各面において1または複数箇所に形成された構成としている。
このように、各縦縁部に貫通穴を形成することで、各縦縁部がそれぞれ強固に封止樹脂と接着固定されることになる。すなわち、縁片が枠形状をした一体構造ではなく、太陽電池パネルの各辺に対向するようにそれぞれ個別に配置されていた場合であっても、太陽電池パネルの各辺に対向配置された各縁片がずれることなく封止樹脂と強固に接着固定されることになる。
また、本発明では、前記太陽電池パネルの長辺側の端面に対向する前記縁片の長辺側縦縁部同士が長手方向の中央部において連結された構成としている。
太陽電池モジュールの直線箇所が長い場合(すなわち、一辺が長い場合)、肉薄の縁片では、従来の金属枠体と違い、その形状を維持することが困難となる。そのため、本発明では、縁片の長辺側縦縁部同士を、長手方向の中央部において連結片によって連結した構成としている。これにより、縁片が金属シートでなく、樹脂シートで形成されていても、縁片が開いてしまうこと(すなわち、太陽電池パネルの周端面から離れてしまうこと)を防止することができる。ただし、この連結片は、長手方向の中央部の1箇所に限るものではなく、その長さに応じて必要であれば、所定の間隔を存して2箇所以上に設けてもよい。
また、本発明に係る太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池パネルの周囲に一定幅の隙間を存して縁片が対向配置され、前記隙間に封止樹脂が充填されることによって前記太陽電池パネルの周端面が封止された構造の太陽電池モジュールの製造方法であって、前記太陽電池パネルの外周形状より前記隙間分だけ大きい内周形状のパネル収納部を有する上部が開口された型枠を用い、前記型枠の内周面に添設させて前記縁片を配置する工程と、縁片が配置された型枠の前記パネル収納部に、太陽電池パネルの周端面と縁片との間に一定幅の隙間を存するように太陽電池パネルを収納配置する工程と、接着性を有する樹脂を前記一定幅の隙間に充填して縁片と太陽電池パネルの周端面とを接着固定することにより、前記太陽電池パネルの周端面を封止する工程と、を含むことを特徴としている。
本発明によれば、太陽電池パネルの周囲を肉薄の縁片と封止樹脂によって被覆する構造の太陽電池モジュールも簡単に製造できるとともに、従来のアルミニウムの押出成形による枠体を撤去しているにも係わらず、枠体を使用していたときと同等の封止効果、すなわち十分な防水性を確保することができる。
本発明によれば、太陽電池パネルの周囲を薄い縁片と封止樹脂によって被覆する構造としているので、従来のアルミニウムの押出成形による枠体を撤去しているにも係わらず、枠体を使用していたときと同等の封止効果、すなわち十分な防水性を確保することができる。また、従来の枠体を用いて太陽電池パネルの周囲を封止する構造と比べて、小型化、軽量化することができ、特に、縁片として樹脂シートを用いた場合には、金属シートに比べてさらなる軽量化が可能となる。
本発明の太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面側から見た斜視図である。 本発明の太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面とは反対側の裏面側から見た斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係る太陽電池パネルの構成を分解して示す斜視図であり、太陽電池パネルを下面側から見た図である。 本発明に係る太陽電池パネルの構成を分解して示す斜視図であり、太陽電池パネルを下面側から見た図である。 本発明に係る太陽電池パネルの構成を分解して示す斜視図であり、太陽電池パネルを下面側から見た図である。 縁片と封止樹脂との接着構造の他の実施例を示す図1のA−A線に沿う断面図である。 縁片と封止樹脂との接着構造のさらに他の実施例を示す図1のA−A線に沿う断面図である。 太陽電池パネルの端面封止工程を説明する縁片の斜視図である。 太陽電池パネルの端面封止工程を説明する縁片の斜視図である。 太陽電池パネルの端面封止工程を説明する型枠の斜視図である。 太陽電池パネルの端面封止工程を説明する型枠部分の部分断面図である。 太陽電池パネルの端面封止工程を説明する型枠部分の部分断面図である。 本発明の太陽電池モジュールの他の実施形態を示す底面図である。 図10のC−C線に沿う断面図である。 図10のD−D線に沿う断面図である。 従来の太陽電池モジュールの一般的な構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面側から見た斜視図、図2は、本発明の太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面とは反対側の裏面側から見た斜視図、図3は、図1のA−A線に沿う断面図である。なお、実施形態では、本発明の太陽電池モジュールを薄膜太陽電池モジュールに適用した場合について説明するが、結晶太陽電池モジュールについても同様に適用することが可能である。
実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池パネル10の周囲に一定幅の隙間を存して縁片20が対向配置され、この縁片20と太陽電池パネル10の周端面10aとの間の隙間に封止樹脂30が充填配置された構成となっている。
図4ないし図6は、太陽電池パネル10の構成を分解して示す斜視図である。ただし、図4ないし図6は、太陽電池パネル10を下面側から見た斜視図である。
図4ないし図6に示すように、太陽電池セル55は、透光性ガラス基板(以下、透光性基板という。)51の下面に、図示は省略しているが、透明電極膜、光電変換層、裏面電極膜がこの順に積層されて形成されている。透光性基板としては、ガラスやポリイミドなどの耐熱性樹脂がある。透明電極膜としては、SnO2、ZnO、ITOなどがある。光電変換層としては、アモルファスシリコンや微結晶シリコンなどのシリコン系光電変換膜や、CdTe,CuInSe2などの化合物系光電変換膜がある。また、裏面電極膜は、例えばZnO透明導電膜及び銀薄膜からなる。
このように構成された太陽電池セル55は、図4に示すように細長い短冊状で、透光性基板51のほぼ全幅にわたる長さを有しており、隣接する太陽電池セル55,55同士において一方の透明電極膜と他方の裏面電極膜とが互いに接続されることで複数の太陽電池セル55が直列に接続された太陽電池ストリング56が構成されている。
この太陽電池ストリング56における一端部の太陽電池セル55の透明電極膜の端部上に、太陽電池セル55とほぼ同一長さの帯状のP型電極端子部57が形成され、他端部の太陽電池セル55の裏面電極膜の端部上に、太陽電池セル55とほぼ同一長さの帯状のN型電極端子部58が形成されている。これらP型電極端子部57及びN型電極端子部58が電極取り出し部になる。
そして、P型電極端子部57とほぼ同形・同大の銅箔からなるバスバーと呼ばれる正極集電部60が、P型電極端子部57の全面に電気的かつ機械的に接合され、N型電極端子部58とほぼ同形・同大の負極集電部61が、N型電極端子部58の全面に電気的かつ機械的に接合されている。これらの接合手段としては、半田付けまたは導電性ペーストなどを用いることができる。
上記構成において、絶縁膜(以下、「絶縁フィルム」という。)59で被覆されたフラットケーブルからなる正極リード線62と負極リード線63とが、互いの先端部を幅方向にずらせた状態で平行に(若しくは互いの先端部を対向させた状態で一直線状に)配置されている。
そして、図5に示すように、正極リード線62の一端部が、正極集電部60の中央位置に接続され、他端部は、太陽電池ストリング56のほぼ中央部に位置し、かつ太陽電池ストリング56の面に対して所定角度(この例では垂直方向)に折り曲げられて出力リード部62aとなっている。同様に、負極リード線63の一端部が、負極集電部61の中央位置に接続され、他端部は、太陽電池ストリング56のほぼ中央部に位置し、かつ太陽電池ストリング56の面に対して所定角度(この例では垂直方向)に折り曲げられて出力リード部63aとなっている。ただし、正極リード線62及び負極リード線63は、必ずしも正極集電部60及び負極集電部61の中央位置に接続される必要はなく、正極集電部60及び負極集電部61の長手方向に沿っていずれか一方側にずれた位置で接続されていてもよい。
正極リード線62及び負極リード線63は、正極集電部60及び負極集電部61と同一材料(すなわち、銅箔)で作られており、各リード線と集電部との接合手段としては半田付けまたはスポット溶接などを用いることができる。正極リード線62及び負極リード線63は、複数の太陽電池セル55上にまたがっているが、各リード線62,63は、各集電部60,61との接合部、及び、各出力リード部62a,63aを除いて、その全体が絶縁フィルム59で被覆されているので、これら複数の太陽電池セル55をショートすることはない。
この状態において、図6に示すように、正極リード線62及び負極リード線63の各出力リード部62a,63aに、各スリット孔66及びスリット孔67をそれぞれ挿通する状態で、封止部材64と耐候性・高絶縁性の裏面保護材である裏面シート65とが積層されて、太陽電池ストリング56の全面がラミネート封止されている。ここで、封止部材64としては、熱可塑性の高分子フィルムが好ましく、なかでもEVA(エチレンビニルアセテート樹脂)製やPVB(ポリビニルブチラール樹脂)製やポリオレフィン樹脂製のものなどが最適である。また、裏面シート65としては、防湿性確保のためにPET/Al/PET(PET:ポリエチレンテレフタレート)の3層構造やPVF/Al/PVF(PVF:ポリフッ化ビニル樹脂フィルム)の3層構造となっている。すなわち、PETまたはPVFだけでは、付着する水滴の浸入は防止できても水蒸気の浸入は防止できないため、水蒸気の浸入を防止できる導電性を有する金属層(防水層)であるAl層を内部に介在させている。
このように構成された太陽電池ストリング56において、図6に示すように、裏面シート65の貫通孔67から下方に向けて突出している正極リード線62及び負極リード線63を収納するようにして、裏面シート65に端子ボックス70が取り付けられている(図2を併せて参照)。各リード線62,63の先端部62a,63aは、端子ボックス70内部の図示しない各端子台にネジ等で個別に固定され、外部に電力を取り出すための各出力ケーブル81,82の一端部も、各端子台に同じくネジ等で個別に固定されている。
なお、図2では、端子ボックス70は、太陽電池パネル10の左右方向のほぼ中央部に固定されているが、必ずしも中央部である必要はなく、図2中左右いずれかの方向にずらせた位置に固定されていてもよい。すなわち、各出力リード部62a,63aの立ち上げ位置を、図5に示すように太陽電池ストリング56のほぼ中央部ではなく、左右いずれかの方向にずらせることにより、これに併せて端子ボックス70の固定位置も左右いずれかの方向にずらせることができる。
このように構成された太陽電池パネル10の周縁部には、図3に示すように、一定幅の隙間を存して縁片20が対向配置され、この縁片20と太陽電池パネル10の周端面10aとの間の隙間に封止樹脂30が充填配置された構成となっている。
縁片20は、太陽電池パネル10の周端面10aに対向する縦縁部21と、縦縁部21の上端部から太陽電池パネル10の受光面側の周縁部(すなわち、透光性絶縁基板51表面の周端部51a)に接触するまで延設された横縁部22とで構成されている。また、縦縁部21の下端部は、太陽電池パネル10の裏面(裏面シート65の表面)より下方に延設されている。
このように、縁片20を縦縁部21と横縁部22とからなる断面逆L字状に形成し、横縁部22を太陽電池パネル10の透光性絶縁基板51表面の周端部51aに接触させることで、太陽電池パネル10の受光面側から見たとき、太陽電池パネル10の透光性絶縁基板51表面の周端部51aに封止樹脂30が漏れ出して露出することを防止することができる。この場合、封止樹脂30を隙間に充填する前に、縁片20の横縁部22と太陽電池パネル10の透光性絶縁基板51表面の周端部51aとの接触部分を別の接着部材(図示省略)で接着しておけば、封止樹脂30の充填時に、太陽電池パネル10の透光性絶縁基板51表面の周端部51aから封止樹脂30が漏れ出すことをより確実に防止することができる。
封止樹脂30は、縁片20の縦縁部21と太陽電池パネル10の周端面10aとの間の隙間に充填された端面樹脂部31と、端面樹脂部31の下部側が太陽電池パネル10の裏面側の周縁部(すなわち、裏面シート65表面の周端部65a)に接触するまで延設された裏面樹脂部32とで構成されている。
このように、封止樹脂30についても端面樹脂部31と裏面樹脂部32とからなる断面L字状に形成することで、封止樹脂30を太陽電池パネル10の周端部(すなわち、周端面10a及び裏面シート65表面の周縁部65aの2面)により強固に接着固定することができる。また、封止樹脂30によって太陽電池パネル10の裏面シート65表面の周縁部65aまで封止することで、太陽電池パネル10の周端面10aを確実に封止することができ、十分な防水性を確保することができる。
このように、本実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池パネル10の周囲に一定幅の隙間を存して縁片20を対向配置し、この隙間に封止樹脂30を充填した構造としている。ここで、縁片20としては、例えば0.5mm厚程度の肉薄の金属シートや樹脂シートを用いることができる。金属シートの材料としては、(Al(アルミニウム)やステンレス)などを用いることができる。また、樹脂シートの材料としては、(PC(ポリカーボネート))などを用いることができる。
また、充填する封止樹脂30としては、耐湿性を有するホットメルト樹脂を用いることができる。ホットメルト樹脂としては、例えばブチル系の樹脂を用いることができる。
本実施形態の太陽電池モジュール1によれば、太陽電池パネル10の周囲を薄い縁片20と封止樹脂30とによって被覆する構造としているので、従来のアルミニウムの押出成形による枠体を撤去しているにも係わらず、枠体を使用していたときと同等の封止効果、すなわち十分な防水性を確保することができる。また、従来の枠体を用いて太陽電池パネルの周囲を封止する構造と比べて、小型化、軽量化することができる。特に、縁片20として樹脂シートを用いた場合には、金属シートに比べてさらなる軽量化が可能であるとともに、裏面シート65の内部に介在させている金属層(Al層)との間の絶縁対策としても有効である。
また、縁片20として、0.5mm程度の厚さの金属製または樹脂製のベゼルを用いることで、縁片20自体に柔軟性を持たせることができるので、太陽電池モジュール1の取り扱い(作業性や可搬性等)が容易となる。
また、縁片20があることで、封止樹脂30を直接手で触ることがないので、この点からも太陽電池モジュール1の取り扱いが容易となる。すなわち、封止樹脂30としてホットメルト樹脂を用いた場合、ホットメルト樹脂を隙間に充填した後は、しばらくべとついた状態となり、手で触れるとホットメルト樹脂が伸びたりして周辺を汚す可能性があるが、縁片20があることで、このような不具合の発生を防止することができる。
図7は、縁片20と封止樹脂30との接着構造の他の実施例を示しており、図6と同様、図1のA−A線に沿う断面図に相当している。
図7に示す実施例では、太陽電池パネル10の周端面10aに対向する縁片20の縦縁部21の内面に、封止樹脂30が充填される凹部23が形成されている。このように、縦縁部21に封止樹脂30が充填される凹部23を形成しておくことで、縁片20と封止樹脂30(より具体的には、縁片20の縦縁部21と封止樹脂30の端面樹脂部31)とが嵌合構造を形成するため、封止樹脂30自体の接着強度と相まって、縁片20と封止樹脂30とをより強固に(すなわち、ずれることなく一体的に)接着固定することができる。
また、この凹部23は、図示は省略しているが、太陽電池パネル10の各端面(長辺側端面及び短辺側端面)に対向する各縦縁部21の各対向面において、1または複数箇所に形成されている。このように、各縦縁部21に凹部23を1または複数個形成することで、各縦縁部21がそれぞれ強固に封止樹脂30と接着固定されることになる。すなわち、縁片20が図1及び図2に示すような枠形状をした一体構造ではなく、太陽電池パネルの各辺(長辺及び短辺の4辺)にそれぞれ対向するように、長尺状の4個の縁片20が個別に配置されていた場合であっても、太陽電池パネル10の各辺に対向配置された各縁片20がずれることなく封止樹脂30と強固に接着固定されることになる。
図8は、縁片20と封止樹脂30との接着構造のさらに他の実施例を示しており、図6と同様、図1のA−A線に沿う断面図に相当している。
図8に示す実施例では、太陽電池パネル10の周端面10aに対向する縁片20の縦縁部21に、封止樹脂30が充填される貫通穴24が形成されている。このように、縦縁部21に封止樹脂30が充填される貫通穴24を形成しておくことで、縁片20と封止樹脂30(より具体的には、縁片20の縦縁部21と封止樹脂30の端面樹脂部31)とが嵌合構造を形成するため、封止樹脂30自体の接着強度と相まって、縁片20と封止樹脂30とをより強固に(すなわち、ずれることなく一体的に)接着固定することができる。
また、この貫通穴24は、図示は省略しているが、太陽電池パネル10の各端面(長辺側端面及び短辺側端面)に対向する各縦縁部21の各対向面において、1または複数箇所に形成されている。このように、各縦縁部21に貫通穴24を1または複数個形成することで、各縦縁部21がそれぞれ強固に封止樹脂30と接着固定されることになる。すなわち、縁片20が図1及び図2に示すような枠形状をした一体構造ではなく、太陽電池パネルの各辺(長辺及び短辺の4辺)にそれぞれ対向するように、長尺状の4個の縁片20がそれぞれ個別に配置されていた場合であっても、太陽電池パネル10の各辺に対向配置された各縁片20がずれることなく封止樹脂30と強固に接着固定されることになる。
また、このような貫通穴24に形成しておくことで、隙間に充填された封止樹脂30を、貫通穴24内に確実に充填(注入)することができる。これにより、縁片20の縦縁部21と封止樹脂30の端面樹脂部31とがより強固な嵌合構造を形成するため、封止樹脂30自体の接着強度と相まって、縁片20と封止樹脂30とをより強固に(すなわち、ずれることなく一体的に)接着固定することができる。この場合、貫通穴24から外部に漏れ出た樹脂は、後でカットすればよい。
次に、上記構成の太陽電池モジュール1において、太陽電池パネル10の製造方法、より具体的には、端面を封止する方法の一具体例について、図9Aないし図9Eに示す各端面封止工程を参照して説明する。
この具体例では、縁片20は、図9Aに示すように、アルミニウムまたは樹脂による押出成形によって、太陽電池パネル10の全周分の長さよりも若干長い長さに押出成形された縁片20を用いるものとする。すなわち、このように押出成形された長尺状の縁片20の横縁部22の両端部22a,22eをまず45度にカットし、太陽電池パネル10の各角部に対応する部分の3箇所に直角二等辺三角形の切り込み部22b,22c,22dをそれぞれ形成する。
この後、各切り込み部22b,22c,22dに対応する縦縁部21の各箇所を内側(谷折り方向)に90度ずつ折り曲げて、両端部22a,22eを突き合わせると、図9Bに示す枠形状の縁片20が形成される。ただし、縁片20の形成に当たっては、この具体例のように長尺状の縁片20を折り曲げ形成するのではなく、アルミニウムまたは樹脂による射出成形等によって、図9Bに示す形状の縁片20を最初から一体成形してもよい。
次に、図9Cに示すように、折り曲げられた(若しくは、射出成形で一体成形された)縁片20を、型枠40のパネル収納部41の内周面に添設させて配置する。
型枠40は、上部が開口された偏平な形状であって、パネル収納部41は、太陽電池パネル10の外周形状より、樹脂を充填する隙間分だけ大きい内周形状に形成されている。また、パネル収納部41の深さは、縁片20の縦樹脂部21の長さとほぼ同じ深さに形成されている。さらに、図示は省略しているが、パネル収納部41の底面41aの全周に、縁片20の横縁部22が嵌まり込むように環状の段差部を設けてもよい。このように段差部を設けることで、縁片20を型枠40のパネル収納部41の内周面に添設させて配置したとき、パネル収納部41の底面41aと縁片20の横縁部22の表面(露出面)とを面一にすることができる。ただし、縁片20は上記したように0.5mm程度の薄肉であるので、この段差部がなくても、後述する太陽電池パネル10をパネル収納部41に収納配置したとき、太陽電池パネル10は、パネル収納部41の底面41aに当接して安定に保持されることになる。
このように縁片20を配置後、図9Dに示すように、透光性基板51の受光面側を下向きにして、太陽電池パネル10を型枠40のパネル収納部41に収納配置する。このとき、太陽電池パネル10の周端面と縁片20との間に一定幅の隙間Pを存するように配置する。
この後、図9E示すように、型枠40の上方(図中、矢符Xで示す)から、隙間Pに封止樹脂30を充填(注入)して、太陽電池パネル10の周端面10aを封止する。このとき、図9Eに示すように、封止樹脂30は、裏面シート65表面の周端部65aに接触するまで充填する。この充填方法としては、例えば図9Dに破線で示すように、裏面シート65表面の周端部65aに沿って矩形状に組まれた別の型枠45を太陽電池パネル10の裏面シート65上に配置し、これら型枠40,45間に樹脂を充填することで、図9Eに示すように、封止樹脂30の横樹脂部32を形成することができる。
この後、封止樹脂30が耐湿性を有するホットメルト樹脂である場合には、加熱工程を経て封止樹脂30を溶融した後、冷却工程(自然冷却も含む)を経て固化させ、最後に型枠40から取り出して、太陽電池パネル10の端面封止を完了する。
なお、上記具体例では、図9A及び図9Bに示すように、縁片20は、長尺状の一体物を屈曲形成することで枠形状に組み付ける構成(若しくは、射出成形等によって最初から枠形状に一体成形する構成)として説明しているが、このような一体構造のものではなく、太陽電池パネル10の各辺(長辺及び短辺の4辺)にそれぞれ対向するように形成された、長尺状の4個の縁片20を、型枠40のパネル収納部41内に個別に配置する構成としてもよい。
図10は、本発明の太陽電池モジュール1の他の実施形態を示す底面図、図11は、図10のC−C線に沿う断面図、図12は、図10のD−D線に沿う断面図である。ただし、図11及び図12は、太陽電池パネル10の受光面側を上、裏面側を下とした断面図である。
本実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池パネル10の長辺側の端面に対向する縁片20の長辺側縦縁部21a,21a同士が長手方向の中央部において帯状の連結片25によって連結された構造となっている。
太陽電池モジュールの直線箇所が長い場合(すなわち、一辺が長い場合)、肉薄の縁片20では、従来の金属枠体と異なり、その形状を維持することが困難となる。そのため、本実施形態では、縁片20の長辺側縦縁部21a,21a同士を連結片25によって連結した構造としている。これにより、縁片20が金属シートでなく、樹脂シートで形成されていても、縁片20が開いてしまうこと(すなわち、太陽電池パネル10の周端面10aから離れてしまうこと)を防止することができる。また、連結片25が樹脂シートである場合には、裏面シート65の内部に介在させている金属層(Al層)との間の絶縁対策にもなる。
この連結片25は、長手方向の中央部の1箇所に限るものではなく、その長さに応じて必要であれば、所定の間隔を存して2箇所以上に設けてもよい。また、連結片25は、長辺側縦縁部21a,21a間だけでなく、短辺側縦縁部21b,21b間に設けてもよい。
この連結片25は、上記した端面封止工程によって太陽電池パネル10の周端面10aを封止した後、連結片25の両端部25a,25aを、接着材等によって、各長辺側縦縁部21a,21aの下面中央部にそれぞれ接着固定することにより取り付けることができる。ただし、これは押出成形された長尺状の縁片20を折り曲げ形成することによって枠形状に形成した場合であって、上記したように、縁片20をアルミニウムまたは樹脂による射出成形等によって、図9Bに示す形状に最初から一体成形する場合には、縁片20の成形時に連結片25も同時に一体成形しておけばよい。
また、縁片20がアルミニウムの押出成形である場合には、半田付け等による接着固定も可能である。
本発明の太陽電池モジュールは、例えば車載用の電源や、パソコン、PDA、電子辞書、デジタルオーディオ機器、携帯電話等の移動体情報端末の電源(主電源)や補助電源(主電源であるバッテリー等への充電用の電源)として利用することができる他、今後、太陽電池を電源や補助電源として利用することが考えられるあらゆる機器に対して利用可能である。
1 太陽電池モジュール
10 太陽電池パネル
10a 周端面
20 縁片(ベゼル)
21 縦縁部
21a,21a 長辺側縦縁部
21b,21b 短辺側縦縁部
22 横縁部
22a,22e両端部
22b,22c,22d 切り込み部
23 凹部
24 貫通穴
25 連結片
25a 端部
30 封止樹脂
31 端面樹脂部
32 裏面樹脂部
40 型枠
41 パネル収納部
41a 底面
45 型枠
51 透光性ガラス基板(透光性基板)
51a 周端部
55 太陽電池セル
56 太陽電池ストリング(太陽電池素子部)
57 P型電極端子部
58 N型電極端子部
59 絶縁膜(絶縁フィルム)
60 正極集電部
61 負極集電部
62 正極リード線
63 負極リード線
62a,63a 出力リード部
64 封止部材
65 裏面シート
65a 周端部
66,67 スリット孔
70 端子ボックス
81,82 出力ケーブル
100 太陽電池モジュール
110 太陽電池パネル
111 透光性基板
112 太陽電池素子部(太陽電池セル)
113 封止部材
114 裏面シート
120 枠体
130 封止部材
P 隙間

Claims (11)

  1. 太陽電池パネルの周端面に一定幅の隙間を存して縁片が対向配置され、前記縁片と前記太陽電池パネルの周端面との間の前記隙間に封止樹脂が充填されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記縁片は、前記太陽電池パネルの周端面に対向する縦縁部と、前記縦縁部の上端部から前記太陽電池パネルの受光面側の周端部に接触するまで延設された横縁部とからなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記縦縁部の下端部は、前記太陽電池パネルの裏面より下方に延設されており、
    前記封止樹脂は、前記縦縁部と前記太陽電池パネルの周端面との間の隙間に充填された端面樹脂部と、前記端面樹脂部の下部側が前記太陽電池パネルの裏面側の周端部に接触するまで延設された裏面樹脂部とからなることを特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記縦縁部には、前記太陽電池パネルの周端面に対向する面に、前記封止樹脂が充填される凹部が形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記凹部は、前記太陽電池パネルの各端面に対向する前記縦縁部の各面において1または複数箇所に形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記縦縁部には、前記太陽電池パネルの周端面に対向する面に、前記封止樹脂が充填される貫通穴が形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 請求項6に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記貫通穴は、前記太陽電池パネルの各端面に対向する前記縦縁部の各面において1または複数箇所に形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池パネルの長辺側の端面に対向する前記縁片の長辺側縦縁部同士が長手方向の中央部において連結されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記縁片は、金属製または樹脂製のベゼルであることを特徴とする太陽電池モジュール。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記封止樹脂は、耐湿性を有するホットメルト樹脂であることを特徴とする太陽電池モジュール。
  11. 太陽電池パネルの周囲に一定幅の隙間を存して縁片が対向配置され、前記隙間に封止樹脂が充填されることによって前記太陽電池パネルの周端面が封止された構造の太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記太陽電池パネルの外周形状より前記隙間分だけ大きい内周形状のパネル収納部を有する上部が開口された型枠を用い、前記型枠の内周面に添設させて前記縁片を配置する工程と、
    縁片が配置された型枠の前記パネル収納部に、太陽電池パネルの周端面と縁片との間に一定幅の隙間を存するように太陽電池パネルを収納配置する工程と、
    接着性を有する樹脂を前記一定幅の隙間に充填して縁片と太陽電池パネルの周端面とを接着固定することにより、前記太陽電池パネルの周端面を封止する工程と、を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
JP2010126106A 2010-06-01 2010-06-01 太陽電池モジュール及びその製造方法 Withdrawn JP2011253903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126106A JP2011253903A (ja) 2010-06-01 2010-06-01 太陽電池モジュール及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126106A JP2011253903A (ja) 2010-06-01 2010-06-01 太陽電池モジュール及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011253903A true JP2011253903A (ja) 2011-12-15

Family

ID=45417614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010126106A Withdrawn JP2011253903A (ja) 2010-06-01 2010-06-01 太陽電池モジュール及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011253903A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105625A1 (ja) * 2012-01-12 2013-07-18 日本電気硝子株式会社 ガラス
JP2016063125A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 ソーラーフロンティア株式会社 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2016225507A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 ソーラーフロンティア株式会社 太陽電池モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105625A1 (ja) * 2012-01-12 2013-07-18 日本電気硝子株式会社 ガラス
JP2016063125A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 ソーラーフロンティア株式会社 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2016225507A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 ソーラーフロンティア株式会社 太陽電池モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9948232B2 (en) Method for fabricating flexible solar panel module
TWI413266B (zh) 太陽能電池模組
JP5367230B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP5268596B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
US8536466B2 (en) Terminal box and solar cell module
JP4558070B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP5031698B2 (ja) 太陽電池モジュール
US8461450B2 (en) Solar cell module and manufacturing method of solar cell module
JP2002141543A (ja) 太陽電池モジュール
CN103137757A (zh) 太阳能电池装置
JP2011253903A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2012019023A (ja) 太陽電池モジュール組品及び太陽電池モジュール組品を搭載した移動体
JP2011238697A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法、並びに、太陽電池モジュールを搭載した移動体及び携帯用端末
JP4351457B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP6391929B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP4069405B2 (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
JP2012212948A (ja) 太陽電池モジュール
JP2011155217A (ja) 太陽電池モジュール
JP2010034351A (ja) 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2002373998A (ja) 太陽電池モジュールとその製造方法
JP2014027139A (ja) 太陽電池モジュール用端子ボックスおよび太陽電池モジュール並びに太陽電池モジュールの製造方法
JP2014027138A (ja) 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP4263009B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2013089751A (ja) 太陽電池モジュール
JP2012142637A (ja) 太陽電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130401

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20130801