JP2011250723A - 害虫検知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゴキブリ検知装置は、害虫を粘着する粘着板を有する粘着ユニット2と、粘着ユニットを着脱自在に装着する支持部材3と、害虫が粘着板上で捕獲されたことを光学的に検知する、発光素子と受光素子の対から成るセンサ451〜454、461〜464と、センサを所定のタイミングで作動し、センサによる害虫の検知の状況を示すデータを作成する処理手段40と、処理手段によって作成されたデータを外部へ無線送信する無線手段と、害虫が進入する開口部を持ち、粘着ユニットを覆うように上記支持部材を保持し、センサと処理手段と無線手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部51を備えるケース5を有する。
【選択図】図1
Description
ゴキブリ探知器は、ゴキブリの発生しやすい場所に設置するのが良く、通常は部屋の隅や家具の背後などの狭い場所が選ばれる。然しながら、部屋には隈なく電源コンセントが配置されているとは限らない。また、電源コンセントに接続した電源コードを狭い場所に案内しながらゴキブリ探知器を配置するとなると、ゴキブリ探知器の配置作業も容易ではない。
本発明はまた、害虫を検知するタイミングを工夫して、電池の長寿命化を図ることにある。
本発明はまた、市販の害虫捕獲用粘着板を用いることで、安価に害虫を検知することができる害虫検知装置を提供することにある。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記ケースは1又は2以上の開口部を有し、各該開口部に複数のセンサが配置される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記センサと、前記処理手段と、前記無線手段を搭載するプリント基板を備え、該プリント基板は前記支持部材に支持される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記センサは前記プリント基板上の前記粘着ユニットに面する一側に配置され、前記処理手段と前記無線手段は、前記プリント基板の該一側の裏側に配置される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、該支持部材は、発光素子と受光素子が配置されるように左右一対の部材で構成され、前記ケースの開口部以外に害虫が出入りしないように、該部材の内壁は閉構造を成すように構成される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記電池収納部は開閉する電池蓋を有し、該ケースの内側から該収納部に電池を着脱でき、該電池を直列接続の状態で収納して電池蓋を閉とするように構成される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記センサと、前記処理手段と、前記無線手段を搭載するプリント基板を備え、該プリント基板は、前記ケースに取り付けられる。
該処理手段は、予め定めた所定の時間タイミングT1で該電池の電圧の状態を監視して、該電圧の状態を示すデータを作成する第1の処理と、予め定めた所定の時間タイミングT2で該センサを作動して害虫の検知を示すデータを作成する第2の処理を行い、
該第1及び第2の処理によって作成されたデータを、該無線手段によって外部の装置へ送信することを特徴とする害虫検知装置として構成される。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、該センサと、該処理手段と、該無線手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部を備えるケースであって、該ケースは害虫が進入する1又は複数の開口部を有し、かつ各該開口部には複数の前記センサが配置され、
複数組のうちいずれか1のセンサが害虫を検知した場合、前記第2の処理において、害虫の検知を示すデータを作成する。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記第1の処理において、監視する電池の電圧が所定の閾値より低い場合、その旨を示すデータを作成する。
また、好ましくは、上記害虫検知装置において、前記処理手段は、害虫検知装置に固有の識別情報を示すノードIDと、前記第1の処理結果及び前記第2の処理結果を含む送信データを作成して、前記無線手段に転送する。
また、電池の電圧監視のタイミング、及び害虫を検知するタイミングを適宜工夫して制御することにより、電池の長寿命化を図ることが可能となる。
また、市販の害虫捕獲用粘着板を交換可能に用いることができるので、安価に害虫を検知することが可能となる。
[実施例1]
図1乃至図3は、一実施例によるゴキブリ検知装置の構成を示す。図1はゴキブリ検知装置の分解斜視図、図2は断面図、図3は底面図である。
ゴキブリ検知装置1は、主に、粘着ユニット2と、支持部材3と、プリント基板4と、ケース5により構成される。図1は、ゴキブリ検知装置1の設置状態とは逆に描かれており、粘着ユニット2の底面側(A面)が床に置かれる。図2がその設置状態となる。
粘着ユニット2は、矩形状のフレーム21と、内側の面(B面)に粘着部231を持つ粘着板23を有して構成される。この粘着ユニット2は市販のゴキブリ捕獲器を使用することができる。フレーム21はプラスチック製であり、その左右4箇所ずつ計8個の穴22が形成され、それらの穴22に支持部材3の凸部32が圧入されることにより、粘着ユニット3を支持部材3に着脱自在に取付けられる。即ち、ゴキブリが粘着部231に粘着して捕獲された場合、粘着ユニット2は支持部材3から取り外されて、新たな粘着ユニットと交換される。粘着ユニットは容易に装着できるので、交換作業も容易である。
左右のブロック301,302の上側の4箇所に設けられた凸部32は、粘着ユニット2の穴22に係合することで、粘着ユニット2を支持する。また、ブロック301,302の下側の2箇所に設けられた凸部31は、プリント基板4に形成された穴41にそれぞれ係合することで、プリント基板4を支持する。
左右のブロック301,302の内壁34は、ゴキブリが通り抜けないように密接状態を維持している。即ち、内壁34の上辺は粘着ユニット2のフレーム21に密着し、また内壁34の下辺はプリント基板4の面と至近距離で支持され、かつ発光素子と受光素子の対(センサという)の背後には、ゴキブリがセンサ部(発光素子と受光素子の対の線上)以外から粘着板23へ侵入するのを防止するための、合成樹脂製の進入防止具35が固定されている。このため、開口部55から進入したゴキブリは当該ブロック301,302の上下左右には通り抜けられない。
プリント基板4の左右2箇所ずつ、4箇所には、切り欠き43が形成され、ケース5のピン53が貫通する。また、プリント基板4には4箇所に穴44が形成され、ケース5に設けられたピン54と係合することで、プリント基板4が位置合わせされる。
保守員は、粘着ユニット2の交換とは関係なく、電池の交換時に電池蓋52を開閉して電池を交換できる。
ゴキブリ検知装置1は、その電気的な構成として、4つ発光素子451〜454と4つの受光素子461〜464から成る4組の光学センサと、無線IC47と、アンテナ48と、これらを制御する主制御部であるマイコン40と、これら各部に電源を供給する電池(2つの単三電池が直列接続される)510から構成される。
マイコン40は、一定タイミングで電池510の電圧監視のためのプログラム、及び一定タイミングでセンサを作動してゴキブリを検知するプログラムを実行して、その実行結果に基づきデータを作成する。作成されたデータは無線IC47及びアンテナ48を介して近隣の他のゴキブリ検知装置を経由して又はホストノード100(図5参照)に直接に無線送信され、ホストノードに集積される。なお、上記2つのプログラム実行に関して、前者は図7を参照し、後者は図8を参照して後述する。
複数階から成るビルの各フロアの部屋に、複数のゴキブリ検知装置1が配置される。図示の例では合計28個のゴキブリ検知装置(ここではセンサノードという)が無線通信によってネットワークを形成して、ホストノード100に接続される。
各センサノード1には固有のID(ノードID)が付与される。図示の「001」〜「028」は、それぞれのノードIDを示している。28個のセンサノードで生成されるデータ(データ形式は図6参照)は、固有のノードIDを含み、他のセンサノードを経由して又は無線で直接にホストノード100に集められる。ホストノード100は、収集されたデータをインターネット等のネットワークを介して外部の管理装置であるセンタサーバへ送信する。なお、ホストノード100は一般の公衆電源で作動される。
本発明者らの実験によれば、ビルのある階のフロアに設置されたセンサノード1から発信された無線信号(送信データ)は、その上の階又は下の階に設置された別のセンサノードによって検知されることを確認した。また、ある階のフロアのある部屋に設置されたセンサノード1から発信された無線信号は、同じ階のフロアの他の部屋に設置された別のセンサノードで検知されることを確認した。
送信データは、自ゴキブリ検知装置に固有の識別情報であるノードID601と、電圧監視状態を示すフラグ602と、センサによるゴキブリの検知状況を示すフラグ(センサ検知フラグという)603と、当該データが作成された時の時間604を含んで構成される。例えば、全32ビット程度のデータである。ここで、電圧監視フラグ602は、電池の電圧状態を示し、電圧値Viが予め定めた閾値Voよりも大きい場合には「1」、閾値Vo以下の場合には「0」で表す。フラグ「0」の場合には、電池エネルギーが不十分であり、センタサーバは保守員に電池の交換を促すことになる。なお、電池の電圧監視制御については、図5を参照して後述する。
なお、必要であれば、上記構成の送信データに更にデータを追加してもよい。
マイコン40は、例えば8時間毎に電池の電圧監視のためのプログラムを実行して(S701)、電池510の電圧値を検出する(S702)。そして、検出した電圧値Viと、予め定めた閾値Voと比較する(S703)。その結果、電圧値Viが閾値Voよりも大きければ、電池エネルギーが十分(正常)と判断して、電圧監視フラグは「1」となり、一方、検出値Viが閾値Vo以下であれば、電圧監視フラグは「0」とする。
このように作成された送信データは、マイコン40から無線IC47に転送され(S705)、アンテナ48を介してホストノード100へ無線送信される。
なお、ゴキブリ検知装置が配置されたビル等の電波状態が終日にわたって良ければ、電圧監視の実行のタイミングを12時間毎のようにしてもよい。
また、センタサーバは、センサノード毎に、受信した電池の電圧状況やゴキブリの検知状況を、データベースに保管して管理している。この場合、センサノード毎の電池の交換日時も保管しているので、電池の交換時期から余り時間が経ていないとき(例えば2年以内)に、8時間ごとの監視データを受信できずに、タイムアウト(48時間経過)した場合、センタサーバは、当該センサノードが破壊されたか或いは盗まれたと判断することができる。
マイコン40は、1時間毎にゴキブリ検知用のプログラムを実行する(S801)。1時間毎としたのは、電池の長寿命化を考慮したためである。即ち、終日常時、4つの光学センサに電流を印加しておくと電池エネルギーの消耗が激しいので、一定の時間タイミングでセンサを作動するようにした。(ここでは4組のセンサ451−461〜454−464をセンサ#1〜センサ#4で示す。)
このプログラムが実行されると、センサ#1からセンサ#4に順次、10msecの時間だけ電流を印加して作動し、それぞれのセンサがゴキブリを検知するかをみる。即ち、センサ#1〜#4の発光素子451〜454を順次10msec発光させて、受光素子461〜464の検出状況をみる(S802,804,806,808)。
上記の検出判断の結果、4つのセンサのうち何れか1つのセンサでゴキブリの検知があれば(S803,S805,S807,S809‘Yes’)、マイコン40は、センサ検知フラグ603を「1」にセットした送信データ(図6)を作成する(S810)。一方、4つのセンサの何れも検知が無ければ(S809‘No’)、送信データを作成せずに、1時間後のプログラムの実行(次の検知タイミング)を待つ。
このように作成された送信データ(当該ゴキブリ検知装置のセンサIDを含む)は、マイコン40から無線IC47に転送され(S811)、アンテナ48を介してホストノード100へ無線送信される。
本発明者らの実験によれば、電池の電圧監視タイミングを8時間毎、ゴキブリ検知用のセンサの作動タイミングを1時間毎とした場合、単三電池2本(直列接続)の寿命は、2年以上であった。従って、2年に1回だけ、ゴキブリ検知装置の電池を交換すればよいので、保守の作業効率が向上し、保守員の人件費も節約になる。
また、市販のゴキブリ粘着ユニットを使用し、支持部材に着脱自在に取り付け取り外しすることができるので、低コストで、交換作業性の良い、ゴキブリ捕獲器兼検知装置を実現することができる。
また、電池の電圧監視(第1の処理)は、予め定めた所定の時間タイミングT1(例えば8時間毎)で行い、センサによる害虫の検知(第2の処理)は予め定めた所定の時間タイミングT2でセンサを作動して害虫の有無を検知するように構成したので(T1>T2)、センサに常時電流を印加して検知状態を維持しておくことに比べて、電池の長寿命化を図ることができる。
図9を参照して、他の実施例について説明する。
この例は、実施例1(図1)における支持部材3を省略し、代わって、同様の機能を持つ構造部を粘着ユニット2に持たせたものである。即ち、図9において、粘着ユニット1の左右のフレーム21に、手前から奥方向へ所定の高さのブロック901,902が一体形成される。このブロック901,902は、開口部55から進入したゴキブリが左右から通り抜けることを防止し、かつセンサ部(発光素子と受光素子の対の線上)以外から粘着板23へ侵入するのを防止する機能を有する。粘着ユニット2のフレーム21の4隅には穴93が形成され、これらの穴93に、ケース5に設けたピン53のツメがプリント基板4の切り欠き43を介して係合することで、粘着ユニット2がケース5に着脱自在に取り付けられる。
更に、他の代替案として、独立体として構成した一対のブロック901,902を粘着ユニット2に取り付けないで、プリント基板4の左右の縁であって、発光素子451〜454及び受光素子461〜464の背後にネジ止め等により取り付けることも可能である。
図10を参照して、電池の電圧監視に関する他の実施例について説明する。
図10の制御フローにおいて、ステップS1001、S1004〜S1008が、図7に示したものと相違する。即ち、この例では、電池の電圧監視のためのプログラムは、1時間毎に実行される(S1001)。検出した電圧値と閾値との比較の結果(S703)、電圧が正常であれば(即ち電圧値が閾値より大)(S1004)、次に、監視により得た当該データは8時間目のものかを判断する(SS1005)。その結果、8時間目のデータであれば、電池の電圧が正常である旨の送信データ(電圧監視フラグが「1」)を作成して(S1006)、そのデータを無線ICへ転送する(S1008)。これに対して、8時間目のデータでなければ(S1005‘No’)、ステップS1001に戻り、1時間後に同様の動作を繰り返す。
一方、電圧値と閾値との比較の結果、電圧が正常でない場合には(S1004‘No’)、電圧監視フラグを「0」とした送信データを作成して(A1007)、そのデータを無線ICへ転送する(S1008)。
実施例1も加味すれば、センサによるゴキブリの検知は1時間毎に実行されるので、電池の電圧が正常でない旨と、センサの検知状態(ゴキブリ検知あり)は、同じデータ(図6)に含めて送信することができる。8時間毎の電圧監視データも、同様に、センサの検知状態を示すデータを含めたデータとして送信することができる。
例えば、発光素子及び受光素子の対からなるセンサの配置個数や設置場所は、上記実施例に限定されない。センサの設置場所について言えば、上記実施例では、プリント基板4上に4組のセンサが設置されており、この方がセンサへの配線工数が省けて低コストになる。コスト性を考慮しなければ、代替例では例えば基板支持部材3の内壁や、ケース5の内壁にセンサを設置してもよい。
なお、検知対象の害虫としては、主にゴキブリ等の害虫を想定しているが、その他の虫類の検知にも適用可能である。
3:支持部材 301:左ブロック 302:右ブロック 31:凸部 32:凸部 33:穴 34:内壁 35:侵入防止具
4:プリント基板 40:マイコン 41:穴 43:切り欠き 44:穴 451〜454:発光素子 461〜464:受光素子 47:無線IC 48:アンテナ
5:ケース 51:電池収納部 510:電池 512:電極(+) 52:電池蓋 523:溝 53:ピン 54:ピン 55:開口部
1:ゴキブリ検知装置(センサノード)
901,902:ブロック。
Claims (16)
- 害虫を捕獲する粘着板を有する粘着ユニットと、
該粘着ユニットを着脱自在に装着する支持部材と、
害虫が該粘着板上で捕獲されたことを光学的に検知する、発光素子と受光素子の対から成る複数のセンサと、
該センサを所定のタイミングで作動し、該センサによる害虫の検知の状況を示すデータを作成する処理手段と、
該処理手段によって作成されたデータを外部へ無線送信する無線手段と、
害虫が進入する開口部を備え、該支持部材を保持するケースであって、該センサと該処理手段と該無線手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部を備えるケースと、
を有することを特徴とする害虫検知装置。 - 前記処理手段は、予め定めた所定の時間タイミングT1で該電池の電圧の状態を監視して、該電圧の状態を示すデータを作成する第1の処理と、予め定めた所定の時間タイミングT2で該センサを作動して害虫の検知を示すデータを作成する第2の処理を行い(ここでT1>T2)、該第1及び第2の処理によって作成されたデータを、該無線手段によって外部へ送信すること、を特徴とする請求項1記載の害虫検知装置。
- 前記ケースは1又は2以上の開口部を有し、各該開口部に複数のセンサが配置されること、を特徴とする請求項1又は2に記載の害虫検知装置。
- 前記センサと、前記処理手段と、前記無線手段を搭載するプリント基板を備え、該プリント基板は前記支持部材に支持されること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項記載の害虫検知装置。
- 前記センサは前記プリント基板上の前記粘着ユニットに面する側に配置され、
前記処理手段と前記無線手段は、前記プリント基板の該一側の裏側に配置されること、
を特徴とする請求項4に記載の害虫検知装置。 - 害虫を捕獲する粘着板を有する粘着ユニットに設けられた穴と、該支持部材に設けられた凸部の係合により、該粘着ユニットと該支持部材は着脱可能であり、
該プリント基板は、該支持部材に設けられた凸部と該プリント基板に形成された穴との係合により該支持部材に固定されること、
を特徴とする請求項4乃至5のいずれかの項記載の害虫検知装置。 - 該支持部材は、発光素子と受光素子が配置されるように左右一対の部材で構成され、前記ケースの開口部以外に害虫が出入りしないように、該部材の内壁は閉構造を成している、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれかの項記載の害虫検知装置。 - 前記電池収納部は開閉する電池蓋を有し、該ケースの内側から該収納部に電池を着脱でき、該電池を直列接続の状態で収納して電池蓋を閉とする、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかの項記載の害虫検知装置。 - 害虫を捕獲する粘着板を有する粘着ユニットと、
害虫が該粘着板上で捕獲されたことを光学的に検知する、発光素子と受光素子の対から成る複数のセンサと、
該センサを所定のタイミングで作動し、該センサによる害虫の検知の状況を示すデータを作成する処理手段と、
該処理手段によって作成されたデータを外部へ無線送信する無線手段と、
害虫が進入する開口部を備え、該粘着ユニットを着脱自在に取り付けるケースであって、該センサと該処理手段と該無線手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部を備えるケースと、
該開口部から進入した害虫が、該センサ部以外から粘着板へ侵入するのを防止するブロックと、
を有することを特徴とする害虫検知装置。 - 前記ブロックは、前記粘着ユニットに一体的に形成される、又は前記粘着ユニットに取り付けられること、を特徴とする請求項9に記載の害虫検知装置。
- 前記センサと、前記処理手段と、前記無線手段を搭載するプリント基板を備え、
該プリント基板は、前記ケースに取り付けられること、
を特徴とする請求項1乃至3、請求項9乃至10のいずれかの項記載の害虫検知装置。 - 害虫の発生を検知して外部の装置へ通知する害虫検知装置において、
粘着板上に捕獲される害虫を光学的に検知する発光素子と受光素子の対からなるセンサと、該センサを作動制御し、かつ外部に送信するデータを作成する処理手段と、
該処理手段によって作成された送信データを無線送信する無線手段と、
該センサ、該処理手段、該無線手段に電力を供給する電池を有し
該処理手段は、予め定めた所定の時間タイミングT1で該電池の電圧の状態を監視して、該電圧の状態を示すデータを作成する第1の処理と、予め定めた所定の時間タイミングT2で該センサを作動して害虫の検知を示すデータを作成する第2の処理を行い、
該第1及び第2の処理によって作成されたデータを、該無線手段によって外部の装置へ送信することを特徴とする害虫検知装置。 - 前記第1の処理において、T2の時間タイミングで電池の電圧状態を監視し、
監視の結果、電圧状態が正常でない場合には、その都度、監視結果の状態を示すデータを作成し、
監視の結果、電圧状態が正常の場合には、T1のタイミング(但しT1>T2)で電圧の監視結果の状態を示すデータを作成すること、
を特徴とする請求項12記載の害虫検知装置。 - 該センサと、該処理手段と、該無線手段に電力を供給する電池を収納する電池収納部を備えるケースであって、該ケースは害虫が進入する1又は複数の開口部を有し、かつ
各該開口部には複数の前記センサが配置され、
前記複数のセンサのうちいずれか1のセンサが害虫を検知した場合、前記第2の処理において、害虫の検知を示すデータを作成すること、
を特徴とする請求項12乃至13のいずれかの項記載の害虫検知装置。 - 前記第1の処理において、監視する電池の電圧が所定の閾値より低い場合、その旨を示すデータを作成すること、
を特徴とする請求項12乃至14の何れかの項記載の害虫検知装置。 - 前記処理手段は、害虫検知装置に固有の識別情報を示すノードIDと、前記第1の処理結果及び前記第2の処理結果を含む送信データを作成して、前記無線手段に転送すること、
を特徴とする請求項12乃至15の何れかの項記載の害虫検知装置。
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