JP2011248927A - 信号機用フード及び信号機 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池で発電した電力を信号機の電源として利用する信号機用フードであって、日照が期待できない天候や時間帯における安定した発電と、晴天時における日照量に応じた充分な発電とを、低コスト且つ省スペースで実現する。
【解決手段】信号機用フード1は、太陽光L2が透過する透明部51aを有する透明フード体5(湾曲透明フード体51)と、透明フード体51の透明部51aの信号灯器3側の面に装着された両面受光型太陽電池6とを有する。両面受光型太陽電池6は、信号灯器3の光L1を信号灯器側の面61xで受光して発電すると共に、その反対側の面61yに透明フード体51の透明部51aを透過した太陽光L1を受光することでも発電する。この信号機用フード1を信号灯器3の庇として信号機本体4に取り付けることで、他に太陽電池を追加設置することなく、信号灯器の光L1と太陽光L2との双方で発電できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、信号機に信号灯器の庇として取り付けられる信号機用フード及びその信号機用フードが取り付けられた信号機に係り、特に、信号機用の電力を発電する太陽電池を備えた信号機用フード及び信号機に関する。
道路交通用の信号機の電源に、太陽電池で発電した電力を利用するようにした発明が、種々知られている(特許文献1、2等)。
特許文献1には、信号機が取り付けられた支柱に太陽電池(太陽光パネル)を取り付け、その太陽電池に太陽光が照射されることで発電された電力を信号機の電源として利用する交通信号システムが開示されている。特許文献2には、信号機の側面や背面等にフィルム状の太陽電池(太陽電池モジュール)を取り付け、その太陽電池に太陽光が照射されることで発電された電力を信号機の電源として利用する信号機システムが開示されている。
これらの発明によれば、信号機を作動させるための電力の一部に、太陽光が太陽電池に照射されることで発電した電力を利用しているので、省エネルギー化を推進できる。しかし、雨天時、曇天時又は夜間時等の日照が期待できない天候や時間帯においては、発電が不充分となる或いは発電が全くできないという問題があった。
そこで、本出願人は、信号機に信号灯器(信号光源)の庇として取り付けられるフード(遮光板)の信号灯器側の面に、太陽電池(フレキシブル太陽電池)を取り付け、その太陽電池に信号灯器の光が照射されることで発電し、得られた電力を信号機の電源として利用する交通信号機を創案した(特許文献3)。
特開2005−310079号公報 特開2006−338369号公報 特許第4569895号公報
この交通信号機によれば、フードの信号灯器側の面(以下内側面とも言う)に取り付けられた太陽電池に信号灯器の光が照射されることで発電しているので、雨天時、曇天時又は夜間時等の日照が期待できない天候や時間帯であっても発電できる。また、信号灯器は、青色、黄色、赤色の何れかが順番に次々と切れ目なく点灯するので、各色の信号灯器のフードの内側面に夫々太陽電池を取り付けることで、連続的な安定した発電が可能となる。
しかし乍ら、上述の交通信号機においては、フードの内側面に取り付けられた太陽電池は、信号灯器の光によって発電するものの、フードが太陽光を遮るため、太陽光を受光して発電することはできない。すなわち、太陽電池を備えていても、充分な日照がある晴天時における発電電力が日照量に見合っていないという課題があった。この課題は、フードの内側面に取り付けた太陽電池とは別に、特許文献1、2に開示されたように太陽光を受光する専用の太陽電池を別途追加すれば解決するが、コストアップが避けられず、また、専用の太陽電池を追加設置するためのスペースが信号機の近辺に確保できない場合もある。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、太陽電池で発電した電力を信号機の電源として利用する信号機用フード及び信号機であって、充分な日照が期待できない天候や時間帯における安定した発電と、晴天時における日照量に応じた充分な発電とを、低コスト且つ省スペースで実現できる信号機用フード及び信号機を提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本発明に係る信号機用フードは、信号機本体に、信号灯器の庇として取り付けられる信号機用フードであって、信号機本体に取り付けられ、太陽光が透過する透明部を有する透明フード体と、透明フード体の透明部の信号灯器側の面に、信号機本体に用いる電力を発電するため、装着された両面受光タイプの両面受光型太陽電池とを備えたことを特徴とする信号機用フードである。
本発明の信号機用フードは、両面受光型太陽電池が、フレキシブルなシート状に形成されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池から成り、透明フード体が、信号灯器の少なくとも上部を覆うように湾曲された湾曲透明フード体から成り、湾曲透明フード体の信号灯器側の面に、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池を湾曲させて装着して構成されてもよい。
本発明の信号機用フードは、湾曲透明フード体の信号灯器側の面に、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池の両端部が夫々差し込まれる一対のガイド溝が設けられ、ガイド溝に、湾曲されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池の両端部が差し込まれて構成されてもよい。
本発明の信号機用フードは、湾曲透明フード体の信号灯器側の面に、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池の差し込み方向の先端部が係合するストッパ溝を、ガイド溝に繋げて設けた構成であってもよい。
本発明の信号機用フードは、ストッパ溝が、湾曲透明フード体の先端側に配設された構成であってもよい。
また、本発明に係る信号機は、信号機本体に、信号灯器の庇として、上述した何れかの信号機用フードが取り付けられたことを特徴とする信号機である。
本発明においては、信号機本体に信号灯器の庇として取り付けられる信号機用フードが、透明部を有する透明フード体と、透明フード体の透明部の信号灯器側の面に装着された両面受光型太陽電池とを備えている。この両面受光型太陽電池は、信号灯器の光を信号灯器側の面で受光して発電すると共に、その反対側の面に透明フード体の透明部を透過した太陽光を受光することでも発電する。
すなわち、上述した透明フード体と両面受光型太陽電池とを備えた信号機用フードを信号灯器の庇として信号機本体に取り付けることで、他に太陽電池を追加設置することなく、信号灯器の光と太陽光との双方で発電できる。よって、充分な日照が期待できない天候や時間帯における信号灯器の光による安定した発電と、晴天時における太陽光による日照量に応じた充分な発電とを、低コスト且つ省スペースで実現できる。
また、両面受光型太陽電池は、透明フード体の信号灯器側の面に装着されているので、透明フード体によって風雨から防護され、太陽光よりも弱い信号灯器の光を直接受光して効率よく発電できる。
本発明の第1実施形態に係る信号機用フード及びそれを取り付けた信号機の説明図であり、(a)は信号機の正面図、(b)は同じく部分側断面図、(c)は同じく底面図である。 第1実施形態の作用を説明する説明図であり、(a)は信号機の部分側断面図、(b)は(a)のIIb−IIb線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る湾曲透明フード体とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池との取り付け関係を示す斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る信号機用フード及びそれを取り付けた信号機の説明図であり、(a)は信号機の部分側断面図、(b)は(a)のVb−Vb線断面図である。 本発明の第4実施形態に係る信号機用フード及びそれを取り付けた信号機の部分側断面図である。 本発明の第5実施形態の説明図であり、(a)は信号機用フードを既存の信号機のショートフードに取り付ける様子を示す組立図、(b)は組み立てられた信号機の部分側断面図である。 本発明の第6実施形態の説明図であり、信号機用フードを既存のショートフードの内側に取り付けた信号機の部分側断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2に、本発明の第1実施形態に係る信号機用フード1及びそれを取り付けて成る信号機2を示す。図1は、信号機用フード1が取り付けられた信号機2の三面図であり、図2は、図1の部分拡大図である。信号機2は、信号灯器3が設けられた信号機本体4と、信号機本体4に取り付けられた信号機用フード1とを備えている。
(信号機用フード1)
第1実施形態に係る信号機用フード1は、信号機本体4に、信号灯器3の庇として取り付けられるものであり、信号機本体4に取り付けられる透明フード体5と、透明フード体5に装着された両面受光型太陽電池6とを備えている。
(透明フード体5)
透明フード体5は、信号機本体4の信号灯器(青色、黄色、赤色)3の側部から上部を覆うように断面略半円状に湾曲された湾曲透明フード体51から成り、各信号灯器3毎に取り付けられている。湾曲透明フード体51は、太陽光が透過する透明部51aと、信号機本体4に取り付けられる取付部51bとを有する。取付部51bは、湾曲透明フード体51が信号機本体4に取り付けられることで信号灯器3の光が当たらなくなる湾曲透明フード体51の根元に配設され、透明部51aは、湾曲透明フード体51の取付部51bよりも先端側に配設されている。
取付部51bには、ボルト・ナット、ネジ等の締結具52が挿通される孔53が形成されており、孔53に挿通された締結具52によって、取付部51bが信号機本体4に取り付けられるようになっている。透明部51aは、アクリルやポリカーボネート等の透明なプラスチック樹脂又は強化ガラス等からなる。本実施形態においては、取付部51bも透明部51aと同じ材質(プラスチック樹脂)から一体的に形成されていて透明となっているが、取付部51bは必ずしも透明である必要はなく、例えば取付部51bを金属(スチール等)から構成し、或いは、湾曲透明フード体51の根元に金属板を積層してこれを取付部51bとすることで、孔53の近傍を強化してもよい。
(両面受光型太陽電池6)
湾曲透明フード体51の透明部51aの信号灯器3側の面(以下内側面とも言う)には、両面受光タイプの両面受光型太陽電池6が装着されている。両面受光型太陽電池6は、フレキシブルなシート状に形成されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61から成り、図2に示すように、信号灯器3の光L1を内側面61xで受光して発電すると共に、その反対側の面61y(以下外側面とも言う)に透明部51aを透過した太陽光L2を受光することでも発電する。
フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61は、図示しない透明(無色透明)な基板シートと、基板シートに設けられた両面受光型セルと、表面を覆う保護シートとを備えている。基板シートの材質には、透明で屈曲可能なポリイミド(多脂環構造ポリイミド)等が用いられる。両面受光型セルは、黒色乃至は茶褐色であり、ある程度の光を遮ることができる。両面受光型セルには、両面の光電交換効率が等しいものの他、一方の受光面と他方の受光面とで光電交換効率の異なるものを用いてもよい。保護シートの材質には屈曲可能な透明プラスチック等が用いられる。保護シートの表面には、汚れ(有機物、窒素酸化物、塩化化合物等)を酸化分解するため、光触媒を接着剤等によって坦持させてもよい。
かかるフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61は、湾曲透明フード体51の透明部51aの内側面に合わせて湾曲され、接着剤や両面テープ等によって、その透明部51aの内側面に取り付けられている。
(その他)
フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61により発電された電力は、信号機2が取り付けられた支柱やその近傍等に設置された充電池に充電されるようになっており、信号機本体4の信号灯器3を点灯させる電源や、信号灯器3の点滅を制御する制御装置を作動する電源として用いられる。信号灯器3や制御装置等の信号機本体4に用いる電力は、上述した充電池の他に商用交流電源からも供給され、両面受光型太陽電池6で発電された電力では足りない分が商用交流電源から補われるようになっている。また、災害時等に停電によって商用交流電源が遮断された場合には、充電池に蓄電された電力によって信号機本体4が一定時間作動されるようになっている。
(作用・効果)
図2に示すように、信号機本体4に信号灯器3の庇(雨避け、日除け用の庇)として取り付けられた信号機用フード1は、透明部51aを有する透明フード体5と、透明フード体5の透明部51aの内側面に装着された両面受光型太陽電池6とを備えている。透明フード体5は、信号灯器3に対して雨避け・雪避けとして機能し、透明フード体5の透明部51aに取り付けられた両面受光型太陽電池6は、既述のようにセルの部分が黒色乃至は茶褐色であるので、信号灯器3に対して日除けとして機能する。
両面受光型太陽電池6は、信号灯器3の光L1を内側面61xで受光して発電すると共に、外側面61yに透明フード体5の透明部51aを透過した太陽光L2を受光することでも発電する。すなわち、本実施形態に係る信号機用フード1を信号灯器3の庇として信号機本体4に取り付けることで、他に太陽電池を追加設置することなく、信号灯器3の光L1と太陽光L2との双方で発電できる。この結果、雨天、曇天、夜間等の充分な日照が期待できない天候や時間帯における信号灯器3の光L1による安定した発電と、晴天時における太陽光L2による日照量に応じた充分な発電とを、低コスト且つ省スペースで実現できる。
両面受光型太陽電池6は、透明フード体5の内側面に取り付けられているので、透明フード体5によって風雨から防護され、損傷や劣化が抑制される。また、透明フード体5の内側面に取り付けられた両面受光型太陽電池6は、晴天時の太陽光L2と比べて光度(照度)が小さい信号灯器3の光L1を、透明フード体5を介さずに直接受光できる。よって、信号灯器3の光L1が透明フード体5を通過することによる減衰は発生せず、信号灯器3の光L1による発電効率を可及的に高めることができる。また、信号灯器3は、青色、黄色、赤色の何れかが順番に次々と切れ目なく点灯するので、各色の信号灯器3のフード1の内側面に夫々取り付けられた太陽電池6により、連続的な安定した高発電効率での発電が可能となる。
両面受光型太陽電池6に、両面で光電交換効率の異なるものを用いる場合、光電交換効率の高い面を内側面61xとしてもよい。これにより、太陽光L2よりも弱い信号灯器3の光L1を光電交換効率の高い面で受光でき、雨天時・夜間時等における信号灯器3の光L1による発電効率を更に高めることができる。但し、晴天時の太陽光L2による発電を重視するのであれば、両面受光型太陽電池6の光電交換効率の高い面を外側面61yとする。
また、黄色の信号灯器3は、その他の色と比べて点灯時間が極端に短く、信号灯器3の光L1による発電が期待できない。よって、黄色の信号灯器3に取り付けられる信号機用フード1においては、両面受光型太陽電池6の光電交換効率の高い面を外側面61yとし、太陽光L2による発電を重視することが考えられる。この場合、赤色・青色の信号灯器3に取り付けられる信号機用フード1においては、両面受光型太陽電池6の光電交換効率の高い面を内側面61xとし、信号灯器3の光L1による発電を重視してもよい。
透明フード体5には、信号灯器3の少なくとも上部を多うように湾曲された湾曲透明フード体51が用いられている。これにより、湾曲透明フード体51の内側面に取り付けられたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61は、図2(b)に一点鎖線の矢印で示すように、太陽光L2の照射角度が1日を通じて変化しても、何れかの部位で太陽光L2を適切な角度(直角に近い角度)で受光できる。
両面受光型太陽電池6には、フレキシブルなシート状に形成されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61が用いられている。フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61は、プラスチック等から構成されるので、ガラスを用いた通常の太陽電池よりも軽量となる。よって、信号機用フード1を信号機本体4に取り付けたときの荷重負担が小さくなる。
(第2実施形態)
図3及び図4に、本発明の第2実施形態を示す。図3は、第2実施形態に係る湾曲透明フード体51とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61との取り付け関係を示す斜視図であり、図4は、図3のIV−IV線断面図である。第2実施形態は、上述した第1実施形態と基本的な構成要素は同一であり、湾曲透明フード体51とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61との取り付け構造が第1実施形態と相違する。よって、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態においては、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61は、湾曲透明フード体51の内側面に接着又は両面テープにより取り付けられるのではなく、湾曲透明フード体51の内側面に設けられたガイド溝54に差し込まれて装着されるようになっている。すなわち、第2実施形態の湾曲透明フード体51の内側面の幅方向両端部には、一対のガイド溝54が長手方向に沿って設けられており、これらガイド溝54に、湾曲されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の幅方向両端部62が夫々差し込まれる。ガイド溝54は、本実施形態では、湾曲透明フード体51の内側面の幅方向両端部をU字状に折り返すことで形成されているが、断面L字状乃至U字状のレール部材を湾曲透明フード体51の内側面の左右に取り付けて構成してもよい。
図4に示すように、湾曲透明フード体51の内側面には、ガイド溝54に差し込まれたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の先端部63が係合するストッパ溝55が、ガイド溝54に繋げて設けられている。ストッパ溝55は、本実施形態ではガイド溝54と同様に湾曲透明フード体51の内側面の先端部をU字状に折り返すことで形成されているが、断面L字状乃至U字状のレール部材を湾曲透明フード体51の内側面の先端に取り付けて構成してもよい。ストッパ溝55は、湾曲透明フード体51の先端側(信号灯器3から離間した側)に配設されており、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61が、湾曲透明フード体51の根元側(信号灯器3に近い側)からガイド溝54に差し込まれるようになっている。
第2実施形態によれば、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61を、湾曲透明フード体51の内側面に合わせて湾曲させてガイド溝54に差し込むことで、接着剤や両面テープ等を用いることなく、簡単且つ容易に湾曲透明フード体51の内側面に装着することができる。
また、ガイド溝54が湾曲透明フード体51の幅方向両端部に長手方向に沿って設けられ、そのガイド溝54に繋げて湾曲透明フード体51の先端部にストッパ溝55が設けられており、これらガイド溝54及びストッパ溝55を構成する折返し部54a、55a(又は断面L字状乃至U字状のレール部材)が、湾曲透明フード体51の補強部材としても機能する。このため、湾曲透明フード体51の板厚を可及的に薄くできる。よって、信号機用フード1の軽量化を推進できると共に、太陽光L2が湾曲透明フード体51の透明部51aの板厚を通過する際の光度の減衰を小さくでき、発電量の増加を図れる。
加えて、ストッパ溝55を構成する折返し部55a(又はレール部材)は、湾曲透明フード体51の先端とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の先端との隙間をカバーし、風に巻き上げられた塵埃等がこの隙間から内部に進入することを防止する。同様に、ガイド溝54を構成する折返し部54a(又はレール部材)は、湾曲透明フード体51の幅端とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の幅端との隙間をカバーし、塵埃がこの隙間から内部に進入することを防止する。
この結果、塵埃が上述した隙間からフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61と湾曲透明フード体51との間に進入し、その塵埃が太陽光を遮ることによるフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の光電変換効率の低下を防止できる。なお、湾曲透明フード体51の根元側の端部は、信号機本体4に当接されるので(図2(a)参照)、塵埃が根元側から湾曲透明フード体51とフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61との隙間に進入することはない。第2実施形態の基本的な作用効果は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第3実施形態)
図5に、本発明の第3実施形態を示す。図5(a)は、第3実施形態に係る信号機用フード1が取り付けられた信号機2の部分側断面図、図5(b)は図5(a)のVb−Vb線断面図である。第3実施形態は、上述した第1実施形態と基本的な構成要素は同一であり、信号灯器3の前面に信号光源からの光をフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61に向けて偏向させる偏向部材31を設けた点が第1実施形態と相違する。よって、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。偏向部材31は、信号灯器3の上部辺縁に配設され、偏向のためにプリズムやハーフミラー等が用いられ、屈折率を信号灯器3の中心部と異ならせることで偏向させてもよい。
第3実施形態によれば、信号灯器3の上部辺縁の光が偏向部材31によってフレキシブルシート状両面受光型太陽電池61に向けて偏向され、信号灯器3の中心部及び下部の光はそのまま前方及び下方に直進する。よって、信号灯器3の視認性を低下させることなく、視認性に影響を与えない信号灯器3の上部辺縁の光によって発電量を増大できる。なお、第3実施形態の基本的な作用効果は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第4実施形態)
図6に、本発明の第4実施形態を示す。図6は、第4実施形態に係る信号機用フード1が取り付けられた信号機2の部分側断面図である。第4実施形態は、上述した第1実施形態と基本的な構成要素は同一であり、湾曲透明フード体51の取付部51b及びそれよりも先端側の根元部51cを黒色等で塗装することで、日除け用の庇としての機能を強化した点が第1実施形態と相違する。よって、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、根元部51cの信号灯器3からの長さは、既存の信号機のショートフード5s(図7(a)参照)と同等の長さとしてもよい。第4実施形態の基本的な作用効果は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第5実施形態)
図7に、本発明の第5実施形態を示す。図7(a)は、第5実施形態に係る信号機用フード1を既存の信号機2のショートフード5sに取り付ける組立図、図7(b)はその信号機2の部分側断面図である。第5実施形態の信号機用フード1は、フレキシブルシート状両面受光型太陽電池61の寸法・形状が既存の信号機2のショートフード5sを避けるように設定されており、ショートフード5sに直接取り付けられるようになっている点が第1実施形態と相違する。よって、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。第5実施形態の基本的な作用効果は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第6実施形態)
図8に、本発明の第6実施形態を示す。図8は、第6実施形態に係る信号機用フード1を既存の信号機2のショートフード5sの内側面に取り付けた部分側断面図である。第6実施形態は、信号機用フード1を既存の信号機の2ショートフード5sの内側面に取り付けた点が第5実施形態と相違し、基本的な構成要素は第1及び第5実施形態と同様である。よって、第1及び第5実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。第6実施形態の基本的な作用効果は、第1及び第5実施形態と同様であるので説明を省略する。
以上、添付図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されないことは勿論であり、特許請求の範囲に記載された範疇における各種の変更例又は修正例についても、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。例えば、本発明は、上述した道路交通用の信号機の他、鉄道用の信号機や駐車場の出入口用の信号機等にも適用でき、上述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
本発明は、信号機用の電力を発電する太陽電池が取り付けられた信号機用フード及び信号機に利用できる。
1 信号機用フード
2 信号機
3 信号灯器
4 信号機本体
5 透明フード体
51 湾曲透明フード体
51a 透明部
51b 取付部
54 ガイド溝
55 ストッパ溝
6 両面受光型太陽電池
61 フレキシブルシート状両面受光型太陽電池
62 両端部
63 先端部
L1 信号灯器の光
L2 太陽光

Claims (6)

  1. 信号機本体に、信号灯器の庇として取り付けられる信号機用フードであって、
    前記信号機本体に取り付けられ、太陽光が透過する透明部を有する透明フード体と、
    該透明フード体の前記透明部の前記信号灯器側の面に、前記信号機本体に用いる電力を発電するため、装着された両面受光タイプの両面受光型太陽電池と
    を備えたことを特徴とする信号機用フード。
  2. 前記両面受光型太陽電池が、フレキシブルなシート状に形成されたフレキシブルシート状両面受光型太陽電池から成り、
    前記透明フード体が、前記信号灯器の少なくとも上部を覆うように湾曲された湾曲透明フード体から成り、
    該湾曲透明フード体の前記信号灯器側の面に、前記フレキシブルシート状両面受光型太陽電池を湾曲させて装着した
    請求項1に記載の信号機用フード。
  3. 前記湾曲透明フード体の前記信号灯器側の面に、前記フレキシブルシート状両面受光型太陽電池の両端部が夫々差し込まれる一対のガイド溝が設けられ、
    該ガイド溝に、湾曲された前記フレキシブルシート状両面受光型太陽電池の両端部が差し込まれた
    請求項2に記載の信号機用フード。
  4. 前記湾曲透明フード体の前記信号灯器側の面に、前記フレキシブルシート状両面受光型太陽電池の差し込み方向の先端部が係合するストッパ溝を、前記ガイド溝に繋げて設けた
    請求項3に記載の信号機用フード。
  5. 前記ストッパ溝が、前記湾曲透明フード体の先端側に配設された請求項4に記載の信号機用フード。
  6. 信号機本体に、信号灯器の庇として、請求項1から5の何れか1項に記載の信号機用フードが取り付けられたことを特徴とする信号機。
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