JPH1126788A - 太陽電池シートとスクリーン装置 - Google Patents
太陽電池シートとスクリーン装置Info
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- JPH1126788A JPH1126788A JP9177965A JP17796597A JPH1126788A JP H1126788 A JPH1126788 A JP H1126788A JP 9177965 A JP9177965 A JP 9177965A JP 17796597 A JP17796597 A JP 17796597A JP H1126788 A JPH1126788 A JP H1126788A
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- photocatalyst
- cell sheet
- cell element
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 起電力のアップを図る、または太陽電池機能
と光触媒機能の両方を備えたシートとスクリーン装置を
提供する。 【解決手段】 基材1の表裏両面にそれぞれフレキシブ
ルな太陽電池10と光触媒層5とを重ねて備えた構成。
と光触媒機能の両方を備えたシートとスクリーン装置を
提供する。 【解決手段】 基材1の表裏両面にそれぞれフレキシブ
ルな太陽電池10と光触媒層5とを重ねて備えた構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基材の表裏両面に太
陽電池素子を備えたフレキシブルな太陽電池シートと、
該太陽電池シートを巻き上げ格納可能にしたロール式ス
クリーン装置に関する。
陽電池素子を備えたフレキシブルな太陽電池シートと、
該太陽電池シートを巻き上げ格納可能にしたロール式ス
クリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラインド式太陽電池装置としては、例
えば、特開平2−308086号公報にブラインド羽の
表裏両面に太陽電池素子を取り付けた構成が提案されて
いる。
えば、特開平2−308086号公報にブラインド羽の
表裏両面に太陽電池素子を取り付けた構成が提案されて
いる。
【0003】また、巻き上げ式太陽電池シートとしては
特開昭60−43870号公報等が提案されている。
特開昭60−43870号公報等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のブ
ラインド式太陽電池装置はブラインド羽間の電気的接続
が複雑で手間である。また、太陽電池素子に重ねて光触
媒を備えるものでない。特開昭60−43870号公報
は両面に太陽電池素子を備えるものでない。
ラインド式太陽電池装置はブラインド羽間の電気的接続
が複雑で手間である。また、太陽電池素子に重ねて光触
媒を備えるものでない。特開昭60−43870号公報
は両面に太陽電池素子を備えるものでない。
【0005】本発明は、基材の表裏両面に太陽電池素子
を備えたフレキシブル太陽電池シートと、このシートを
巻き上げ可能に構成したスクリーン型発電装置を提供す
るものである。
を備えたフレキシブル太陽電池シートと、このシートを
巻き上げ可能に構成したスクリーン型発電装置を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の太陽電池シートとロール式スクリーン装置
は、 1)基材の表裏両面に太陽電池素子を備えたことを特徴
とするフレキシブルな太陽電池シートとした。 2)基材の表裏両面それぞれに太陽電池素子と光触媒と
を備えたことを特徴とする太陽電池シートとした。 3)基材の表裏両面に太陽電池素子を備えたフレキシブ
ルな太陽電池シートを、ロール状に巻き上げた格納状態
と格納状態から巻き終わりを引き出した使用状態とに変
更可能なロール式スクリーン装置とした。 4)基材の表裏両面それぞれに太陽電池素子と光触媒と
を備えたことを特徴とする太陽電池シートを、ロール状
に巻き上げた格納状態と格納状態から巻き終わりを引き
出した使用状態とに変更可能なロール式スクリーン装置
とした。
に、本発明の太陽電池シートとロール式スクリーン装置
は、 1)基材の表裏両面に太陽電池素子を備えたことを特徴
とするフレキシブルな太陽電池シートとした。 2)基材の表裏両面それぞれに太陽電池素子と光触媒と
を備えたことを特徴とする太陽電池シートとした。 3)基材の表裏両面に太陽電池素子を備えたフレキシブ
ルな太陽電池シートを、ロール状に巻き上げた格納状態
と格納状態から巻き終わりを引き出した使用状態とに変
更可能なロール式スクリーン装置とした。 4)基材の表裏両面それぞれに太陽電池素子と光触媒と
を備えたことを特徴とする太陽電池シートを、ロール状
に巻き上げた格納状態と格納状態から巻き終わりを引き
出した使用状態とに変更可能なロール式スクリーン装置
とした。
【0007】本発明の上記構成において、光触媒を担持
する第1の手段は、まず、予め接着材を太陽電池素子の
表面に塗布し、その後、光触媒を散布する構成とした。
する第1の手段は、まず、予め接着材を太陽電池素子の
表面に塗布し、その後、光触媒を散布する構成とした。
【0008】第2の手段は光触媒をは接着材または塗料
に含ませて配設する構成とした。配設手段としては、塗
布、または印刷(スクリーン印刷、静電印刷等)、また
はスプレー等の方法とした。
に含ませて配設する構成とした。配設手段としては、塗
布、または印刷(スクリーン印刷、静電印刷等)、また
はスプレー等の方法とした。
【0009】なお、光触媒を表面に担持,または光触媒
を含ませる塗料、または光触媒を含ませる接着材等とし
ては、熱硬化性のアクリル系樹脂部材(例えばアクリル
メラミン樹脂)やアルキッドメラミン樹脂部材、または
酢酸ビニール系、またはフッ素樹脂系、またはシリコン
樹脂系、またはエポキシ樹脂系または、またはポリエス
テル系、またはUV樹脂(紫外線硬化樹脂)、またはポ
バール(ポリビニールアルコール/PVA)等の水溶性
樹脂部材、またはウレタン系、またはゴム部材(例えば
天然ゴム、ブチルゴム等)、または塩化ビニール、また
はフェノール樹脂等任意の部材の内いずれか一つとし
た。機能性部材を基材の表面に担持する部材として有機
バインダ、無機バインダ等任意としてよいことは言うま
でもない。
を含ませる塗料、または光触媒を含ませる接着材等とし
ては、熱硬化性のアクリル系樹脂部材(例えばアクリル
メラミン樹脂)やアルキッドメラミン樹脂部材、または
酢酸ビニール系、またはフッ素樹脂系、またはシリコン
樹脂系、またはエポキシ樹脂系または、またはポリエス
テル系、またはUV樹脂(紫外線硬化樹脂)、またはポ
バール(ポリビニールアルコール/PVA)等の水溶性
樹脂部材、またはウレタン系、またはゴム部材(例えば
天然ゴム、ブチルゴム等)、または塩化ビニール、また
はフェノール樹脂等任意の部材の内いずれか一つとし
た。機能性部材を基材の表面に担持する部材として有機
バインダ、無機バインダ等任意としてよいことは言うま
でもない。
【0010】光触媒を含んだ塗料または接着材の塗布厚
さは0.1μm〜30μm程度(望ましくは0.1μm
〜3μm程度)とした。
さは0.1μm〜30μm程度(望ましくは0.1μm
〜3μm程度)とした。
【0011】光触媒の形態としては粉末粒子状または液
状等任意に実施してよい。例えば、二酸化チタン、また
は二酸化チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の
微粉末粒子を用いている。また、必要に応じ前記光触媒
に水または有機溶剤(アニリン)を含浸させてよい。
状等任意に実施してよい。例えば、二酸化チタン、また
は二酸化チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の
微粉末粒子を用いている。また、必要に応じ前記光触媒
に水または有機溶剤(アニリン)を含浸させてよい。
【0012】光触媒の粉末粒子、または光触媒を含んだ
接着材または塗料の薄膜を対象物表面に配設することに
より、表面の汚れを防いだり表面の菌を殺したり付着し
た臭いを取る。
接着材または塗料の薄膜を対象物表面に配設することに
より、表面の汚れを防いだり表面の菌を殺したり付着し
た臭いを取る。
【0013】即ち、太陽や蛍光灯など300nm〜40
0nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物
(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩
素化合物等を酸化し分解する。
0nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物
(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩
素化合物等を酸化し分解する。
【0014】二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭
との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子は0.005
ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの外形を有
する。また、接着材または塗料に含ませる割合は0.1
重量%〜50重量%程度とした。
との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子は0.005
ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの外形を有
する。また、接着材または塗料に含ませる割合は0.1
重量%〜50重量%程度とした。
【0015】塗布膜厚については使用目的に応じ任意に
実施すればよい。スクリーン印刷等の場合、数ミクロン
メートル〜20ミクロンメートル程度が好適である。
実施すればよい。スクリーン印刷等の場合、数ミクロン
メートル〜20ミクロンメートル程度が好適である。
【0016】光触媒の構成としては例えば特開平4−4
5853号公報などが提案されている。ここでは、還元
性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性
成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水
性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光
触媒を構成している。
5853号公報などが提案されている。ここでは、還元
性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性
成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水
性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光
触媒を構成している。
【0017】具体例としては、銅,水銀等の炭酸ガスの
還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラ
ック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の
水の酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸化チ
タン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに接触
させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合を妨
げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるので、
触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触媒を
得る。
還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラ
ック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の
水の酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸化チ
タン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに接触
させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合を妨
げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるので、
触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触媒を
得る。
【0018】また、チタンのアルコキシド化合物を等モ
ルのエタノール等に溶解させ、塩酸等を加えて加水分解
する。得られたチタン化合物は粘結剤なしで任意の形状
に形成できる。
ルのエタノール等に溶解させ、塩酸等を加えて加水分解
する。得られたチタン化合物は粘結剤なしで任意の形状
に形成できる。
【0019】なお、二酸化チタンはアナターゼ型のもの
が好ましいが、銅、銀、白金、その他の金属でメタライ
ズされたルチル型二酸化チタンとしてもよい。
が好ましいが、銅、銀、白金、その他の金属でメタライ
ズされたルチル型二酸化チタンとしてもよい。
【0020】また、WO↓2,Cds,SrTiO↓
2,MoS↓2のような半導体で光触媒を形成するよう
にしてもよい。
2,MoS↓2のような半導体で光触媒を形成するよう
にしてもよい。
【0021】上記構成により本発明の太陽電池シートや
スクリーン装置は両面に受光して発電(起電)効率が向
上する。また、光触媒は受光によって大気中の汚染物
質、シートの表面に付着した汚染物質等を分解する。
スクリーン装置は両面に受光して発電(起電)効率が向
上する。また、光触媒は受光によって大気中の汚染物
質、シートの表面に付着した汚染物質等を分解する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、基材の表
裏両面に太陽電池素子を備えたことを特徴とするフレキ
シブルな太陽電池シートとしたもので、表裏両面に受光
することによって効率よく発電する。
裏両面に太陽電池素子を備えたことを特徴とするフレキ
シブルな太陽電池シートとしたもので、表裏両面に受光
することによって効率よく発電する。
【0023】さらに、第2の発明は、基材の表裏両面そ
れぞれに太陽電池素子と光触媒とを備えたことを特徴と
する太陽電池シートとしたもので、受光によって発電す
るとともに、大気中の汚染物質,または太陽電池シート
の表面に付着した汚染物質を分解する。
れぞれに太陽電池素子と光触媒とを備えたことを特徴と
する太陽電池シートとしたもので、受光によって発電す
るとともに、大気中の汚染物質,または太陽電池シート
の表面に付着した汚染物質を分解する。
【0024】さらに、第3の発明は、基材の表裏両面に
太陽電池素子を備えたフレキシブルな太陽電池シート
を、ロール状に巻き上げた格納状態と格納状態から巻き
終わりを引き出した使用状態とに変更可能なロール式ス
クリーン装置としたもので、窓際に設置して遮光と発電
を行う状態、または巻き上げた透光状態との二通りを選
択できる。
太陽電池素子を備えたフレキシブルな太陽電池シート
を、ロール状に巻き上げた格納状態と格納状態から巻き
終わりを引き出した使用状態とに変更可能なロール式ス
クリーン装置としたもので、窓際に設置して遮光と発電
を行う状態、または巻き上げた透光状態との二通りを選
択できる。
【0025】さらに、第4の発明は、基材の表裏両面そ
れぞれに太陽電池素子と光触媒とを備えたことを特徴と
する太陽電池シートを、ロール状に巻き上げた格納状態
と格納状態から巻き終わりを引き出した使用状態とに変
更可能なロール式スクリーン装置としたもので、窓際に
設置して汚染物質の分解と発電を行う状態、または巻き
上げた透光状態との二通りを選択できる。
れぞれに太陽電池素子と光触媒とを備えたことを特徴と
する太陽電池シートを、ロール状に巻き上げた格納状態
と格納状態から巻き終わりを引き出した使用状態とに変
更可能なロール式スクリーン装置としたもので、窓際に
設置して汚染物質の分解と発電を行う状態、または巻き
上げた透光状態との二通りを選択できる。
【0026】以下、本発明の実施の形態における太陽電
池シートとスクリーン装置について図1から図5を用い
て説明する。
池シートとスクリーン装置について図1から図5を用い
て説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における太陽電池シートの要部正面図を示す。本発
明の太陽電池シート100は図1に示すように、基材1
の表裏両面それぞれに、太陽電池機能と光触媒機能とを
重ねて備えてなる。
態1における太陽電池シートの要部正面図を示す。本発
明の太陽電池シート100は図1に示すように、基材1
の表裏両面それぞれに、太陽電池機能と光触媒機能とを
重ねて備えてなる。
【0028】フレキシブルな基材1は、ステンレス等の
金属薄膜、PET樹脂、PS樹脂、アクリル系樹脂、塩
化ビニール系樹脂、合成ゴム等のシート状部材からな
る。厚さ寸法は数十μm〜数百μmとした。
金属薄膜、PET樹脂、PS樹脂、アクリル系樹脂、塩
化ビニール系樹脂、合成ゴム等のシート状部材からな
る。厚さ寸法は数十μm〜数百μmとした。
【0029】シート状基材1の表裏両面上にそれぞれ裏
面電極(反射電極)2、p層3p、i層3i、n層3
n、透明電極4の薄層を順次、積層配設して可撓性のあ
るフレキシブルな太陽電池素子10(アモルファスシリ
コン層/光電変換層)を構成してなる。
面電極(反射電極)2、p層3p、i層3i、n層3
n、透明電極4の薄層を順次、積層配設して可撓性のあ
るフレキシブルな太陽電池素子10(アモルファスシリ
コン層/光電変換層)を構成してなる。
【0030】太陽電池シート100はさらに、前記それ
ぞれの太陽電池素子10に重ねて、光触媒を含んだ接着
材(または光触媒を含んだ塗料)を所定のパターンに配
設してなる。
ぞれの太陽電池素子10に重ねて、光触媒を含んだ接着
材(または光触媒を含んだ塗料)を所定のパターンに配
設してなる。
【0031】接着材を用いて光触媒を担持する場合、当
然のことながら、シリコン樹脂やアクリル樹脂などの透
明樹脂とするのが望ましい。塗布厚さも透光可能な0.
1μm〜数μm程度が望ましい。
然のことながら、シリコン樹脂やアクリル樹脂などの透
明樹脂とするのが望ましい。塗布厚さも透光可能な0.
1μm〜数μm程度が望ましい。
【0032】具体的には外形が0.01μm〜10μm
の光触媒粒子を数W%〜50W%含んだ透明な接着材た
とえばアクリル系樹脂を厚さ0.1μmから20μmの
厚さ範囲に、静電印刷、スプレ塗布またはローラー塗布
またはスクリーン印刷等の手段により構成した。なお、
前記接着材が一般に使用される塗料であってよいことは
言うまでもない。また、光触媒に水または有機溶剤(ア
ニリン)を含浸させてよいことも同様である。
の光触媒粒子を数W%〜50W%含んだ透明な接着材た
とえばアクリル系樹脂を厚さ0.1μmから20μmの
厚さ範囲に、静電印刷、スプレ塗布またはローラー塗布
またはスクリーン印刷等の手段により構成した。なお、
前記接着材が一般に使用される塗料であってよいことは
言うまでもない。また、光触媒に水または有機溶剤(ア
ニリン)を含浸させてよいことも同様である。
【0033】また、光触媒を含んだ接着材や塗料を塗布
することに代え、まず、接着材や塗料を塗布した後、光
触媒粒子を散布し、接着材や塗料の表面に担持させる構
成としてよい。勿論、散布した光触媒をさらに押圧し、
塗料または接着材に光触媒の一部またはほぼ全体を埋設
するようにしてもよい。
することに代え、まず、接着材や塗料を塗布した後、光
触媒粒子を散布し、接着材や塗料の表面に担持させる構
成としてよい。勿論、散布した光触媒をさらに押圧し、
塗料または接着材に光触媒の一部またはほぼ全体を埋設
するようにしてもよい。
【0034】さらに、基材1の表裏面に配設する薄膜型
太陽電池素子はこの他の任意構成としてよい。例えば、
アモルファスシリコン太陽電池(a−Si)、アモルフ
ァスシリコン・カーボン太陽電池(a−Si・C)、ア
モルファスシリコン・ゲルマニゥム太陽電池(a−Si
・Ge)、Cd−Te等であってもよい。
太陽電池素子はこの他の任意構成としてよい。例えば、
アモルファスシリコン太陽電池(a−Si)、アモルフ
ァスシリコン・カーボン太陽電池(a−Si・C)、ア
モルファスシリコン・ゲルマニゥム太陽電池(a−Si
・Ge)、Cd−Te等であってもよい。
【0035】太陽電池素子の表面に配設した光触媒は太
陽光や部屋内に設置した蛍光灯等によって活性化し、太
陽電池シートの表面に付着した汚染物質を分解する。ま
た、空気中の汚染物質等を分解する。即ち、タバコの煙
や悪臭、窒素酸化物、有機物などを分解する。光触媒を
配設した面が塵埃等で覆われたり汚れたりした場合は、
塵埃を化学雑巾や濡れ雑巾等で拭き取ることにより光触
媒機能が回復する。
陽光や部屋内に設置した蛍光灯等によって活性化し、太
陽電池シートの表面に付着した汚染物質を分解する。ま
た、空気中の汚染物質等を分解する。即ち、タバコの煙
や悪臭、窒素酸化物、有機物などを分解する。光触媒を
配設した面が塵埃等で覆われたり汚れたりした場合は、
塵埃を化学雑巾や濡れ雑巾等で拭き取ることにより光触
媒機能が回復する。
【0036】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における太陽電池シートの概念の要部断面図を示
す。この場合の太陽電池シート110も基材1の表裏両
面それぞれに太陽電池機能と光触媒機能とを重ねて備え
てなる。
態2における太陽電池シートの概念の要部断面図を示
す。この場合の太陽電池シート110も基材1の表裏両
面それぞれに太陽電池機能と光触媒機能とを重ねて備え
てなる。
【0037】太陽電池機能と光触媒機能の構成や配置は
基本的に実施の形態1と同一であるが、太陽電池素子1
5は最上層に透明絶縁膜6を設けている。
基本的に実施の形態1と同一であるが、太陽電池素子1
5は最上層に透明絶縁膜6を設けている。
【0038】透明絶縁膜6はシリコン系、ポリイミド
系、ポリイミドアミド系、フッ素系等の有機系樹脂を厚
さ0.1μm〜3μmに配設した。
系、ポリイミドアミド系、フッ素系等の有機系樹脂を厚
さ0.1μm〜3μmに配設した。
【0039】また、この場合の太陽電池シート110は
光触媒層(透明)の構成が異なる。まず、アクリル系の
接着材や塗料を数ミクロンメートル〜20ミクロンメー
トルの厚さに塗布する。その後、外形が0.005μm
〜10μm程度の光触媒粒子を散布し、前記接着材また
は塗料の表面に担持させる構成とした。
光触媒層(透明)の構成が異なる。まず、アクリル系の
接着材や塗料を数ミクロンメートル〜20ミクロンメー
トルの厚さに塗布する。その後、外形が0.005μm
〜10μm程度の光触媒粒子を散布し、前記接着材また
は塗料の表面に担持させる構成とした。
【0040】なお、散布した光触媒をさらに押圧し、光
触媒の一部またはほぼ全体を塗料または接着材に埋設す
るようにしてもよい。散布量は均一に中空体表面を覆う
程度とした。
触媒の一部またはほぼ全体を塗料または接着材に埋設す
るようにしてもよい。散布量は均一に中空体表面を覆う
程度とした。
【0041】透明絶縁膜6上に塗布する接着材は任意で
あって、PVA(ポリビニールアルコール)、シリコン
系、ポリウレタン系、アクリル系、エポキシ樹脂、塩化
ビニール樹脂、ABS樹脂、PS樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂などの内、いずれか一つまたは
その組み合わせ等としてよい。
あって、PVA(ポリビニールアルコール)、シリコン
系、ポリウレタン系、アクリル系、エポキシ樹脂、塩化
ビニール樹脂、ABS樹脂、PS樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂などの内、いずれか一つまたは
その組み合わせ等としてよい。
【0042】さらに、塗布手段としも、印刷(静電印
刷、インクジェット、スクリーン印刷、グラビア印刷
等)吹き付け等の任意手段としてよい。
刷、インクジェット、スクリーン印刷、グラビア印刷
等)吹き付け等の任意手段としてよい。
【0043】さらに、光触媒に水または有機溶剤(アニ
リン)の内いずれか一方を含浸させることについても任
意に実施してよい。
リン)の内いずれか一方を含浸させることについても任
意に実施してよい。
【0044】このように本発明の太陽電池シートも、太
陽光や蛍光灯からの受光により起電作用と汚染物質の分
解またはカビや細菌の繁殖防止を並行して実施できる。
陽光や蛍光灯からの受光により起電作用と汚染物質の分
解またはカビや細菌の繁殖防止を並行して実施できる。
【0045】なお、上記実施の形態1〜2において光触
媒機能を設けることについては任意で、太陽電池素子の
み基材の表裏両面に配設するようにしてよいことは言う
までもない。
媒機能を設けることについては任意で、太陽電池素子の
み基材の表裏両面に配設するようにしてよいことは言う
までもない。
【0046】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3におけるスクリーン装置の概念の要部斜視図、図4
は側面方向から見た断面図、図5はスクリーンの断面図
を示す。
態3におけるスクリーン装置の概念の要部斜視図、図4
は側面方向から見た断面図、図5はスクリーンの断面図
を示す。
【0047】図5に示すスクリーン33は基材14の表
裏両面にフレキシブルな太陽電池素子10をそれぞれ設
けたものを示す。
裏両面にフレキシブルな太陽電池素子10をそれぞれ設
けたものを示す。
【0048】前記スクリーン33は軸体31に巻回され
ており、必要に応じ環35を引っ張り張架すればよい。
窓の上部にケース本体34を固定することにより、スク
リーンを引き下ろし、遮光または発電したり、巻き上げ
て透光したり等任意に選択できる。
ており、必要に応じ環35を引っ張り張架すればよい。
窓の上部にケース本体34を固定することにより、スク
リーンを引き下ろし、遮光または発電したり、巻き上げ
て透光したり等任意に選択できる。
【0049】なお、この場合のスクリーン装置30は、
上記実施の形態1、2で述べた太陽電池シートを用いて
よいことは言うまでもない。
上記実施の形態1、2で述べた太陽電池シートを用いて
よいことは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明は基材の表裏両面
にフレキシブルな太陽電池素子を設けることにより効率
よく発電(起電)できる。また、太陽電池と光触媒の二
つの機能を合わせ持つことにより、太陽光や蛍光灯から
の受光により起電作用と汚染物質の分解作用とを並行し
て実施できる。
にフレキシブルな太陽電池素子を設けることにより効率
よく発電(起電)できる。また、太陽電池と光触媒の二
つの機能を合わせ持つことにより、太陽光や蛍光灯から
の受光により起電作用と汚染物質の分解作用とを並行し
て実施できる。
【図1】本発明の実施の形態1における太陽電池シート
の概念の要部正面図
の概念の要部正面図
【図2】本発明の実施の形態2における太陽電池シート
の概念の要部正面図
の概念の要部正面図
【図3】本発明の実施の形態3におけるスクリーン装置
の概念の斜視図
の概念の斜視図
【図4】図3の要部断面図
【図5】図3を構成するスクリーンの断面図
1,14 基材 2 裏面電極(反射電極) 3 アモルファスシリコン層(光電変換層) 4 透明電極 5、7 光触媒層(透明) 6 透明絶縁膜 10 太陽電池素子 30 スクリーン装置 31 軸体 32 係止体 33 スクリーン 34 ケース体 34a 開口部 35 環 100,110 太陽電池シート
Claims (8)
- 【請求項1】 基材の表裏両面に薄膜の太陽電池素子を
備えたことを特徴とするフレキシブルな太陽電池シー
ト。 - 【請求項2】 基材の表裏両面に薄膜の太陽電池素子と
光触媒とをそれぞれ備えたことを特徴とするフレキシブ
ルな太陽電池シート。 - 【請求項3】 太陽電池素子に重ねて塗布した樹脂の表
面に光触媒を担持させたことを特徴とする請求項2に記
載の太陽電池シート。 - 【請求項4】 太陽電池素子に重ねて、光触媒を含んだ
接着材または光触媒を含んだ塗料の内いずれか一方を配
設したことを特徴とする請求項2に記載の太陽電池シー
ト。 - 【請求項5】 基材の表裏両面に薄膜の太陽電池素子を
備えたフレキシブルな太陽電池シートを、ロール状に巻
き上げた格納状態と格納状態から巻き終わりを引き出し
た使用状態とに変更可能なロール式スクリーン装置。 - 【請求項6】 基材の表裏両面それぞれに薄膜の太陽電
池素子と光触媒とを備えたことを特徴とする太陽電池シ
ートを、ロール状に巻き上げた格納状態と格納状態から
巻き終わりを引き出した使用状態とに変更可能なロール
式スクリーン装置。 - 【請求項7】 太陽電池素子に重ねて塗布した樹脂の表
面に光触媒を担持させたことを特徴とする請求項6に記
載のロール式スクリーン装置。 - 【請求項8】 太陽電池素子に重ねて、光触媒を含んだ
接着材または光触媒を含んだ塗料の内いずれか一方を配
設したことを特徴とする請求項6に記載のロール式スク
リーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177965A JPH1126788A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 太陽電池シートとスクリーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177965A JPH1126788A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 太陽電池シートとスクリーン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126788A true JPH1126788A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16040182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9177965A Pending JPH1126788A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 太陽電池シートとスクリーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126788A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000243989A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明フィルム型太陽電池モジュール |
JP2011248927A (ja) * | 2011-09-12 | 2011-12-08 | Cobapark Co Ltd | 信号機用フード及び信号機 |
WO2023143288A1 (zh) * | 2022-01-25 | 2023-08-03 | 嘉兴阿特斯技术研究院有限公司 | 光伏组件的制备方法、光伏组件和异质结电池 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9177965A patent/JPH1126788A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000243989A (ja) * | 1999-02-18 | 2000-09-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明フィルム型太陽電池モジュール |
JP2011248927A (ja) * | 2011-09-12 | 2011-12-08 | Cobapark Co Ltd | 信号機用フード及び信号機 |
WO2023143288A1 (zh) * | 2022-01-25 | 2023-08-03 | 嘉兴阿特斯技术研究院有限公司 | 光伏组件的制备方法、光伏组件和异质结电池 |
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