JP2011248872A - ドッキングステーションおよびそれを用いた電子装置 - Google Patents

Abstract

【課題】携帯型コンピュータを着脱可能に接続して、携帯型コンピュータをベースとともに移動させるドッキングステーションおよびそれを用いた電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置は、携帯型コンピュータと、ドッキングステーションとを含む。ドッキングステーションは、本体と、ベースと、コネクタとを含む。携帯型コンピュータは、ドッキングステーションに着脱可能に接続される。ベースは、本体に移動可能に接続される。コネクタは、ベースに配置され、本体に相対してベースとともに移動することができる。本体は、コネクタを介して携帯型コンピュータに電気接続されるため、携帯型コンピュータは、ドッキングステーションに相対して移動することができる。
【選択図】図１Ａ

Description

本発明は、ドッキングステーション（docking station）およびそれを用いた電子装置に関するものであり、特に、可動型コネクタを備えたドッキングステーションおよびそれを用いた電子装置に関するものである。

従来のデスクトップ型パソコンと比較して、携帯型コンピュータは、軽量・小型・薄型であるため、ユーザーが容易に持ち運び、様々な環境下でコンピュータを操作できるようになっている。

しかしながら、携帯型コンピュータは、小型ゆえに拡張性に欠ける。

本発明は、携帯型コンピュータを着脱可能に接続して、携帯型コンピュータをベースとともに移動させるドッキングステーションを提供する。

ドッキングステーションは、本体と、ベースと、コネクタとを含む。ベースは、本体に移動可能に接続される。コネクタは、ベースに配置され、本体に相対してベースとともに移動する。本体は、コネクタを介して携帯型コンピュータに電気接続され、携帯型コンピュータをドッキングステーションに相対して移動させる。

本発明は、また、携帯型コンピュータをドッキングステーションに着脱可能に接続して、ドッキングステーションに相対して移動させる電子装置を提供する。

電子装置は、携帯型コンピュータと、ドッキングステーションとを含む。ドッキングステーションは、携帯型コンピュータを着脱可能に接続するのに適しており、本体と、ベースと、コネクタとを含む。ベースは、本体に結合される。コネクタは、ベースに配置され、本体に相対してベースとともに移動する。本体は、コネクタを介して携帯型コンピュータに電気接続され、携帯型コンピュータを本体に相対して移動させる。

以上のように、本発明は、ドッキングステーションのベースにコネクタを配置して、携帯型コンピュータに電気接続させる。ドッキングステーションは、ベースを本体に相対して移動させ、ベースを介して携帯型コンピュータをドッキングステーションの本体に相対して移動させる。そのため、携帯型コンピュータは、ドッキングステーションを介して機能を拡張できるだけでなく、様々な要求に応じて、ユーザーが携帯型コンピュータの使用状態と視角を調整することもできる。

本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。

第１実施形態の電子装置を示す概略図である。 図１Ａの電子装置のある状態を示す概略図である。 図１Ａの電子装置における図１Ｂと異なる状態を示す概略図である。 図１Ａの電子装置の別の使用状態を示す概略図である。 第２実施形態の電子装置を示す概略図である。 第３実施形態の電子装置を示す概略図である。 図４Ａの電子装置の別の使用状態を示す概略図である。

図１Ａは、第１実施形態に係る電子装置を示す概略図である。図１Ｂおよび図１Ｃは、それぞれ図１Ａの電子装置の異なる状態を示す概略図である。

図１Ａ〜図１Ｃを同時に参照すると、本実施形態において、電子装置１０は、携帯型コンピュータ１００と、ドッキングステーション２００とを含む。携帯型コンピュータ１００は、例えば、タブレットＰＣ（Tablet PC）または独立演算および表示機能を備えた携帯型コンピュータであるが、ここでは種類を限定しない。ドッキングステーション２００は、携帯型コンピュータ１００を着脱可能に接続するため、携帯型コンピュータ１００の拡張ポートとして使用することができ、携帯型コンピュータ１００の拡張性や便利性を向上させることができる。

本実施形態において、携帯型コンピュータ１００は、ディスプレイパネル１１０を有する。ドッキングステーション２００は、本体２１０と、ベース２２０と、コネクタ２３０とを含む。ベース２２０は、本体２１０に移動可能に接続され、コネクタ２３０は、ベース２２０に配置される。携帯型コンピュータ１００がコネクタ２３０を介してドッキングステーション２００のベース２２０に接続された時、携帯型コンピュータ１００は、ベース２２０を介して本体２１０に相対して移動することができる。つまり、ドッキングステーション２００に設置された携帯型コンピュータ１００の位置（または視角）を操作状態やユーザーの要求に応じて調整することができる。そのため、ドッキングステーション２００に設置された携帯型コンピュータ１００がドッキングステーション２００に固定されて動かせなくなるのを防ぐことができる。

さらに詳しく説明すると、ベース２２０は、本体２１０に接続されたヒンジ２２２を有し、ベース２２０を本体２１０に相対して回転させるとともに、その上に設置された携帯型コンピュータ１００をドッキングステーション２００に対して開いた状態（図１Ｂ）と閉じた状態（図１Ｃ）の間で移動させることができる。また、ドッキングステーション２００は、さらに、本体２１０に配置された実体入力モジュール２４０（例えば、キーボードモジュール、タッチパッドモジュール等）と、複数の接続ポート２５０（例えば、電源接続ポート、音源接続ポートまたはＵＳＢ（Universal Serial Bus）接続ポート等）とを含む。そのため、携帯型コンピュータ１００をディスプレイパネル１１０に平行な組み付け方向Ｄ１に沿ってドッキングステーション２００に設置すると、携帯型コンピュータ１００は、周辺装置との電気または信号通信を行い、携帯型コンピュータ１００をサポートまたは拡張することができる。

図２は、図１Ａの電子装置の別の使用状態を示す概略図である。図１Ｃおよび図２を同時に参照すると、図１Ｃの実施形態において、携帯型コンピュータ１００がドッキングステーション２００に対して閉じた状態の時、ディスプレイパネル１１０（図１Ａに示す）は、ドッキングステーション２００の本体２１０に面している。しかしながら、図２の実施形態において、ベース２２０上のコネクタ２３０は、図１Ｃのような閉じた状態の時に多方向コネクタであるため、携帯型コンピュータ１００のディスプレイパネル１１０は、操作環境に応じて、ドッキングステーション２００の本体２１０に対して背を向けることもできるため、携帯型コンピュータ１００の適用範囲を広げることができる。

また、図１Ａおよび図１Ｂを参照すると、ドッキングステーション２００のコネクタ２３０に携帯型コンピュータ１００をよりスムーズに接続させるために、ベース２２０は、さらに、固定部２２４を有し、固定部２２４は、ディスプレイパネル１１０と垂直な固定方向Ｄ２に沿って携帯型コンピュータ１００を保持する。例えば、本実施形態において、ドッキングステーション２００のベース２２０は、凹部であり、固定部２２４は、この凹部の２つの側壁であり、且つコネクタ２３０は、凹部の底部に配置される。そのため、携帯型コンピュータ１００がコネクタ２３０に接続された時、凹部の側壁が方向Ｄ２に沿って携帯型コンピュータ１００を保持し、携帯型コンピュータ１００をベース２２０の中に埋め込ませることができる。

ただし、本発明は、ベースと携帯型コンピュータの間の固定構造を限定しない。図３は、第２実施形態の電子装置を示す概略図である。図３を参照すると、図３の実施形態と上述した実施形態の違いは、電子装置２０のドッキングステーション３００のベース３２０が、第１素子３２０Ａおよび第２素子３２０Ｂを含むことである。第１素子３２０Ａは、ヒンジ３２１Ａ１を有し、上述した実施形態のヒンジ２２２と同じように、第１素子３２０Ａを本体３１０に相対して回転させる。また、コネクタ２３０が第２素子３２０Ｂの上に設置され、第２素子３２０Ｂは、第１素子３２０Ａに移動可能に接続される。そのため、携帯型コンピュータ１００は、ディスプレイパネル１１０と平行な組み付け方向Ｄ３に沿って第２素子３２０Ｂに接続され、第２素子３２０Ｂの固定部３２４は、ディスプレイパネル１１０と平行な固定方向Ｄ４に沿って携帯型コンピュータを保持する（方向Ｄ３は方向Ｄ４と垂直である）。

言い換えると、本実施形態の携帯型コンピュータ１００は、異なる移動次元を有する第１素子３２０Ａと第２素子３２０Ｂにより、ドッキングステーション３００に相対して回転およびスライドすることができる。なお、第２素子３２０Ｂは、スライドレールまたは他の構造により、第１素子３２０Ａに沿ってスライドすることができるが、本発明はこの構造のみに限定されない。例えば、携帯型コンピュータは、磁性構造により、ベースに固定されてもよい。

図４Ａは、本発明の第３実施形態の電子装置を示す概略図である。図４Ｂは、図４Ａの電子装置の別の使用状態を示す概略図である。図４Ａおよび図４Ｂを同時に参照すると、第３実施形態と上述した実施形態の違いは、電子装置３０のドッキングステーション４００のベース４２０が、第３素子４２０Ａおよび第４素子４２０Ｂを含むことであり、第３素子４２０Ａは、本体４１０に接続されたヒンジ４２０Ａ１を含み、第３素子４２０Ａを本体４１０に相対して軸方向Ｄ５に沿って回転させることができる。また、第４素子４２０Ｂは、ヒンジ４２０Ａ１から離れた第３素子４２０Ａの一端に結合され、第４素子４２０Ｂを第３素子４２０Ａに相対して軸方向Ｄ６に沿って回転させることができる。軸方向Ｄ５と軸方向Ｄ６は、互いに垂直である。このように、携帯型コンピュータ１００がディスプレイパネル１１０と垂直な方向に沿って第４素子４２０Ｂに接続された時、携帯型コンピュータ１００は、軸方向Ｄ５および軸方向Ｄ６による異なる移動次元でドッキングステーション４００の本体４１０に相対して回転することができるため、異なる環境においてユーザーの要求に応じることができる。

以上のように、上述した実施形態において、電子装置は、本体に相対して移動可能なベースを介して携帯型コンピュータに電気接続されるため、ドッキングステーションを介して携帯型コンピュータの機能を拡張することができる。さらに、ユーザーの異なる使用要求に応じて携帯型コンピュータの操作状態と視角を調整することができるため、より便利に且つ快適に使用することができる。

以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。

１０、２０、３０ 電子装置
１００ 携帯型コンピュータ
１１０ ディスプレイパネル
２００、３００、４００ ドッキングステーション
２１０、３１０、４１０ 本体
２２０、３２０、４２０ ベース
２２２、３２０Ａ１、４２０Ａ１ ヒンジ
２２４、３２４ 固定部
２３０ コネクタ
２４０ 実体入力モジュール
２５０ 接続ポート
３１０Ａ 第１素子
３２０Ｂ 第２素子
４２０Ａ 第３素子
４２０Ｂ 第４素子
Ｄ１、Ｄ３ 組み付け方向
Ｄ２、Ｄ４ 固定方向
Ｄ５、Ｄ６ 軸方向

Claims (24)

1. ディスプレイパネルを有する携帯型コンピュータを着脱可能に接続するドッキングステーションであって、
   本体と、
   前記本体に移動可能に接続されたベースと、
   前記ベースに配置され、前記本体に相対して前記ベースとともに移動するコネクタとを含み、
   前記本体が、前記コネクタを介して前記携帯型コンピュータに電気接続され、
   前記携帯型コンピュータを前記ドッキングステーションに相対して移動させるドッキングステーション。
2. 前記ベースが、前記本体に接続されたヒンジを有し、前記ベースを回転させるとともに、前記携帯型コンピュータを前記ドッキングステーションに相対して回転させて、開いた状態と閉じた状態にする請求項１記載のドッキングステーション。
3. 前記ベースが、
   前記ヒンジを有する第１素子と、
   前記第１素子に移動可能に接続された第２素子とを含み、
   前記コネクタが、前記第２素子に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記第１素子を介して前記本体に相対して回転するとともに、前記第２素子を介して前記本体に相対してスライドする請求項２記載のドッキングステーション。
4. 前記携帯型コンピュータが、前記ディスプレイパネルと平行な方向に沿って前記第２素子に接続された請求項３記載のドッキングステーション。
5. 前記ベースが、
   前記ヒンジを有する第３素子と、
   前記ヒンジから離れた前記第３素子の末端に枢接された第４素子とを含み、
   前記コネクタが、前記第４素子に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記第３素子を介して前記本体に相対して回転するとともに、前記第４素子を介して前記第３素子に相対して回転する請求項２記載のドッキングステーション。
6. 前記携帯型コンピュータが、前記ディスプレイパネルと垂直な方向に沿って前記第４素子に接続された請求項５記載のドッキングステーション。
7. 前記携帯型コンピュータが前記ドッキングステーションに対して前記閉じた状態の時、前記携帯型コンピュータの前記ディスプレイパネルが、前記本体に面する、または背を向ける請求項２記載のドッキングステーション。
8. 前記ベースが、さらに、固定部を含み、前記固定部が、前記ディスプレイパネルと垂直な方向に沿って前記携帯型コンピュータを保持する請求項１記載のドッキングステーション。
9. 前記ベースが、凹部であり、前記固定部が、前記凹部の２つの側壁であり、前記コネクタが、前記凹部の底部に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記凹部に挿入されて前記コネクタに接続される請求項８記載のドッキングステーション。
10. 前記ベースが、さらに、固定部を含み、前記固定部が、前記ディスプレイパネルと平行な方向に沿って前記携帯型コンピュータを保持する請求項１記載のドッキングステーション。
11. 前記固定部が、前記コネクタの２つの対向する側に移動可能に配置された一対の凹部であり、前記凹部が、互いに接近して前記携帯型コンピュータを保持する請求項１０記載のドッキングステーション。
12. 前記携帯型コンピュータが、タブレットＰＣであり、
    前記ドッキングステーションが、さらに、前記本体の上に配置された実体入力モジュールを含む請求項１記載のドッキングステーション。
13. ディスプレイパネルを有する携帯型コンピュータと、
    前記携帯型コンピュータに着脱可能に接続されたドッキングステーションとを含み、
    前記ドッキングステーションが、
    本体と、
    前記本体に結合されたベースと、
    前記ベースに配置され、前記本体に相対して前記ベースとともに移動するコネクタとを含み、
    前記本体が、前記コネクタを介して前記携帯型コンピュータに電気接続され、前記ベースを介して前記携帯型コンピュータを前記本体に相対して移動させる電子装置。
14. 前記ベースが、前記本体に接続されたヒンジを有し、前記ベースを前記本体に相対して回転させるとともに、前記携帯型コンピュータを前記ドッキングステーションに相対して回転させて、開いた状態と閉じた状態にする請求項１３記載の電子装置。
15. 前記ベースが、
    前記ヒンジを有する第１素子と、
    前記第１素子に移動可能に接続された第２素子とを含み、
    前記コネクタが、前記第２素子に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記第１素子を介して前記本体に相対して回転するとともに、前記第２素子を介して前記本体に相対してスライドする請求項１４記載の電子装置。
16. 前記携帯型コンピュータが、前記ディスプレイパネルと平行な方向に沿って前記第２素子に接続された請求項１５記載の電子装置。
17. 前記ベースが、
    前記ヒンジを有する第３素子と、
    前記ヒンジから離れた前記第３素子の末端に枢接された第４素子とを含み、
    前記コネクタが、前記第４素子に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記第３素子を介して前記本体に相対して回転するとともに、前記第４素子を介して前記第３素子に相対して回転する請求項１４記載の電子装置。
18. 前記携帯型コンピュータが、前記ディスプレイパネルと垂直な方向に沿って前記第４素子に接続された請求項１７記載の電子装置。
19. 前記携帯型コンピュータが前記ドッキングステーションに対して前記閉じた状態の時、前記携帯型コンピュータの前記ディスプレイパネルが、前記本体に面する、または背を向ける請求項１４記載の電子装置。
20. 前記ベースが、さらに、固持部を含み、前記固持部が、前記ディスプレイパネルと垂直な方向に沿って前記携帯型コンピュータを保持する請求項１３記載の電子装置。
21. 前記ベースが、凹部であり、前記固定部が、前記凹部の２つの側壁であり、前記コネクタが、前記凹部の底部に配置され、前記携帯型コンピュータが、前記凹部に挿入されて前記コネクタに接続される請求項２０記載の電子装置。
22. 前記ベースが、さらに、固定部を含み、前記固定部が、前記ディスプレイパネルと平行な方向に沿って前記携帯型コンピュータを保持する請求項１３記載の電子装置。
23. 前記固定部が、前記コネクタの２つの対向する側に移動可能に配置された一対の凹部であり、前記凹部が、互いに接近して前記携帯型コンピュータを保持する請求項２２記載の電子装置。
24. 前記携帯型コンピュータが、タブレットＰＣであり、
    前記ドッキングステーションが、さらに、前記本体の上に配置された実体入力モジュールを含む請求項１３記載の電子装置。

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