JP2011248304A - 駆動伝達機構及び駆動伝達機構を備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1筐体111と、第1歯車211と、第1歯車211を回転可能に支持する第1軸部材311と、第1筐体111に積層配置される第2筐体121と、第2歯車205と、第2歯車205を回転可能に支持する第2軸部材305と、第1筐体111に形成される貫通孔状の軸受け部161であって、第1軸部材311の一端側の端部311aが嵌合されることで第1軸部材311の一端側を第1筐体111に連結させる第1軸受け部162と、第2軸部材305の他端側の端部305aが嵌合されることで第2軸部材305における他端側の端部305aと第1軸部材311における一端側の端部311aとが対向して配置された状態で、第2軸部材305の他端側を第1筐体111に連結させる第2軸受け部163と、を有する軸受け部161とを備える。
【選択図】図4
Description
軸受け部に軸部材を連結させる駆動伝達機構においては、回転駆動部からの回転駆動力を歯車から隣り合う歯車に伝達する際に、歯車同士の噛み合い力により発生する軸方向の荷重(スラスト荷重)が、筐体の軸受け部に集中的に作用してしまう。そのため、例えば、筐体それぞれが樹脂製であって機械的強度が低い場合には、第1筐体又は第2筐体には、軸受け部にスラスト荷重を受けることにより、スラスト荷重方向の撓み(たわみ)変形が生じる可能性があった。筐体の撓み変形は、歯車相互の噛み合いを悪化させ、回転伝達性能の低下や、騒音の増加といった不具合が生じる可能性がある。
また、本発明は、前記駆動伝達機構を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、前記駆動伝達機構を備える画像形成装置を提供することができる。
図1により、本実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。図1は、本発明の画像形成装置としてのプリンタ1の概略構成を示すプリンタ正面図である。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する主収容部としての給紙カセット52が配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対81とからなる重送防止機構を備える。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻し搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
駆動伝達ユニット40の詳細については、後述する。
まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、第1搬送ローラ対82により、レジストローラ対80に搬送される。
レジストローラ対80においては、用紙Tのスキュー補正や、画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とのタイミング調整が行われる。
その後、用紙Tは、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。
このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。
片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラ対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。
駆動伝達機構41は、第1筐体111と、第1筐体111に積層配置される第2筐体121と、駆動源としてのモータ131と、第1筐体111及び第2筐体121における所定の位置に配列される第1〜第11の伝達歯車202〜212と、これらの各伝達歯車を回転可能に支持する軸部材としての歯車軸部材と、を備える。
モータ131の出力歯車200が噛み合っている第1筐体111に配置される第1伝達歯車202は、第1伝達歯車202の裏面側に一体形成された小歯車202aが第2伝達歯車203に噛み合っており、出力歯車200から受けた駆動力を、第2伝達歯車203に伝達する。第2伝達歯車203は、第2筐体121に配置される第3伝達歯車204に噛み合っており、第1伝達歯車202から受けた駆動力を第3伝達歯車204に伝達する。
第10伝達歯車211は、不図示の伝達機構を介して、第1搬送路L1に配置される第1搬送ローラ対82に駆動力を伝達する。また、第11伝達歯車212は、不図示の伝達機構を介して、戻し搬送路Lbに配置される複数の第2搬送ローラ対83に駆動力を伝達する。
また、第10歯車軸部材311の他端側は、プリンタ1における装置本体Mのケースやその他の部材に設けられた不図示の軸受け部に連結される。
なお、第1規制部501及び第2規制部503は、軸受け部及び軸部材のいずれの側に設けられていてもよい。
本実施形態の駆動伝達機構41においては、第1筐体111に形成される貫通孔状の軸受け部161であって、第10歯車軸部材311の第10歯車軸部材一端部311aが嵌合されることで第10歯車軸部材311の一端側を第1筐体111に連結させる第1軸受け部162と、第4歯車軸部材305の第4歯車軸部材他端部305aが嵌合されることで第4歯車軸部材他端部305aと第10歯車軸部材一端部311aとが対向して配置された状態で、第4歯車軸部材305の他端側を第1筐体111に連結させる第2軸受け部163と、を有する軸受け部161と、を備える。
そのため、例えば、第1筐体111と第2筐体121とを積層状態に組み立てる際に、対向する第10歯車軸部材311の第10歯車軸部材一端部311aと第4歯車軸部材305の第4歯車軸部材他端部305aとの間に、所定の離間距離を確保することが容易になる。
例えば、前記実施形態においては、第4歯車軸部材305の第4歯車軸部材他端部305aと、第10歯車軸部材311の第10歯車軸部材一端部311aとを対向して配置する構成を説明したが、これに制限されない。例えば、対向配置する歯車軸部材は、他の歯車軸部材同士の組であってもよいし、歯車軸部材同士の組が複数あってもよい。対向配置する歯車軸部材同士の組を増やした場合には、歯車の軸方向の荷重による第1筐体111の撓み変形を更に抑制することが可能である。
シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。
Claims (5)
- 第1筐体と、
前記第1筐体における一方側の面である第1面側に配置される第1歯車と、
前記第1筐体における前記1面側に配置され、一端側が該第1筐体に連結されると共に、前記第1歯車を回転可能に支持する第1軸部材と、
前記第1筐体における前記第1面と反対側の面側に積層配置される第2筐体と、
前記第2筐体における前記第1筐体側の面である第2面側に配置される第2歯車と、
前記第2筐体における前記第2面側に配置され、一端側が該第2筐体に連結されると共に、前記第2歯車を回転可能に支持する第2軸部材と、
前記第1筐体に形成される貫通孔状の軸受け部であって、
前記第1軸部材における前記一端側の端部が嵌合されることで、前記第1軸部材の前記一端側を前記第1筐体に連結させる第1軸受け部と、
前記第2軸部材における前記一端側と反対側の他端側の端部が嵌合されることで、前記第2軸部材における前記他端側の端部と前記第1軸部材における前記一端側の端部とが対向して配置された状態で、前記第2軸部材の前記他端側を前記第1筐体に連結させる第2軸受け部と、を有する軸受け部と、を備える
駆動伝達機構。 - 前記第1軸部材は、前記第1歯車を第1回転軸を中心に回転可能に支持しており、
前記第2軸部材は、前記第2歯車を第2回転軸を中心に回転可能に支持しており、
前記第1回転軸と前記第2回転軸とは、同軸上になるように直線上に並んで配置される
請求項1に記載の駆動伝達機構。 - 前記第1軸部材の前記第2軸部材側への移動を規制する第1規制部と、
前記第2軸部材の前記第1軸部材側への移動を規制する第2規制部と、を備える
請求項1又は2に記載の駆動伝達機構。 - 前記第1軸部材と前記第2軸部材とは、前記第1軸部材と前記第2軸部材とにおける互いに対向する面同士が当接、又は、前記第1軸部材が前記第1筐体に連結されていない状態で前記第1筐体が前記第2筐体に積層配置される場合における前記第1筐体が最も撓み変形した撓み量である最大撓み量よりも小さい距離だけ離間する
請求項1から3のいずれかに記載の駆動伝達機構。 - シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、
請求項1から4のいずれかに記載の駆動伝達機構と、
前記第1歯車に直接的又は間接的に連結され、前記被転写材を前記画像形成部へ向けて搬送する第1ローラと、
前記第2歯車に直接的又は間接的に連結され、前記被転写材を前記画像形成部へ向けて搬送する第2ローラと、を備える
画像形成装置。
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JP2010068487A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Kyocera Mita Corp | 駆動機構、及び画像形成装置 |
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