JP2011247076A - 電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】キー機能を持つ通信端末を車内に置き忘れたとしても、この置き忘れた通信端末で第三者等により車両を不正に使用されてしまう状況を生じ難くすることができる電子キーシステムを提供する。
【解決手段】電子キーシステムは、携帯電話20に付与される動きを検出する加速度センサ40と、加速度センサ40の検出結果を、ID照合とは別系統のBluetooth通信を介して取得するセンサ情報取得部31と、車両1のドアロックが施錠された際、センサ情報取得部31により得た加速度センサ40の検出結果を基に、携帯電話20が車内に存在するか否かを判定する置き忘れ判定部33と、携帯電話20が車内に置き忘れたままであれば、携帯電話20の少なくともキー機能を無効化する無効化実行部35とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、通常の電子キーの他に、キー機能を持った通信端末も車両キーとして使用可能となった電子キーシステムに関する。
従来、車両の電子キーシステムとして、車両から送信されるリクエスト信号によって電子キーからID信号を返信させ、このID信号に含まれるIDコードにより電子キーのID照合を実行するキー操作フリーシステムが広く普及してきている。このキー操作フリーシステムでは、車外発信機で車外にリクエスト信号の通信エリアを形成し、車内発信機で車内にリクエスト信号の通信エリアを形成し、車外及び車内のそれぞれで電子キーとID照合を実行する。そして、車外照合が成立すると、ドアロック施解錠が許可又は実行され、車内照合が成立すると、エンジン始動操作が許可される。
この種のキー操作フリーシステムでは、電子キーを車内に置き忘れたままドアロックを施錠してしまわないように、キー置き忘れ防止機能が設けられている。この場合、例えば車外ドアハンドルノブに設けられたドアロック施錠用のロックボタンが押し操作されて、ドアロックの施錠動作に移行した際、車内発信機からリクエスト信号の送信が開始されて、車内照合が成立するか否かを見ることにより、車内に電子キーが置き忘れていないかどうか確認する。そして、車内に電子キーがなければ、そのままドアロックが施錠され、車内に電子キーが存在していれば、キー置き忘れをユーザに通知して、ドアロックが施錠に移行しない。
また、他の電子キーシステムの一種として、携帯電話に車両のIDコードを登録して、携帯電話を車両キーとして使用する携帯電話キーシステムが考案されている(特許文献1等参照)。このシステムには、例えばFelica(登録商標)等の近距離無線通信技術(通信距離10cm程度)が応用される。そして、車両に設置したリーダライタに携帯電話をかざして携帯電話からIDコードを取得し、このIDコードによりID照合としてかざし照合を行う。そして、かざし照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動操作等が許可又は実行される。
携帯電話キーシステムの場合、車外発信機の代わりに車外リーダライタを設置し、車内発信機の代わりに車内リーダライタを設置する。そして、例えば車外からドアガラスを介して車外リーダライタに携帯電話をかざしてID照合が成立すれば、ドアロックの施解錠が実行され、車内リーダライタに携帯電話をかざしてID照合が成立すれば、エンジン始動操作が許可される。なお、携帯電話を1つのみ所持する場合は、ドアロック施錠操作の際、必ず携帯電話が必要になるので、携帯電話を車内に置き忘れることはない。
特開2007−132085号公報
ところで、1台の車両に、前述したキー操作フリーシステムと携帯電話キーシステムとの両方を搭載することも想定される。この場合、キー機能を有する携帯電話を車内に置き忘れたまま電子キーのみを所持して降車してドアロック操作に移行すると、車外に持ち出した電子キーで車外照合が成立し、また電子キーが車内に存在しないことを以て置き忘れもなしと判定するので、車内に携帯電話が残されたままドアロックが施錠に移行する。つまり、携帯電話という車両キーの一種を車内に置き忘れたまま、ドアロックを施錠してしまうことになる。
このように、車内に携帯電話を置き忘れた場合、例えば第三者によりドアガラスが割られて車内に不正侵入されてしまうと、車内に置き忘れた携帯電話によってエンジンがかけられてしまうので、車両を第三者により持ち逃げされてしまうことになる。よって、キー操作フリーシステム及び携帯電話キーシステムの両方を車両に搭載した際の車両盗難に対するセキュリティ性が確保できていないという問題があった。なお、この問題は、キー機能を持つ携帯電話キーシステムのみ搭載された場合に携帯電話を複数所持し、その中の1つを車内に置き忘れた場合も同様である。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キー機能を持つ通信端末を車内に置き忘れたとしても、この置き忘れた通信端末で第三者等により車両を不正に使用されてしまう状況を生じ難くすることができる電子キーシステムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
本発明では、通信端末によって近距離無線通信を介したID照合が可能であり、当該ID照合が成立すれば、車載機器の操作が許可又は実行される電子キーシステムにおいて、前記通信端末に付与される動きを検出する動き検出手段と、前記動き検出手段の検出結果を基に、前記通信端末が車内に存在するか否かを判定する判定手段と、車両のドアロックが施錠されたとき、前記通信端末が車内に置き忘れたままであれば、前記通信端末の少なくともキー機能を無効化する無効化手段とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、車両のドアロックを施錠操作した際、車内にキー機能付き通信端末が置き忘れていないかどうかが確認される。そして、キー機能付き通信端末の振動が車外に持ち出された検出結果ではない場合には、車内にキー機能付き通信端末が置き忘れられていると判定され、通信端末のキー機能が無効化される。よって、車内に置き忘れた通信端末が第三者によって盗難されても、この通信端末では車両を操作できないので、車両の不正使用や車両盗難に対するセキュリティ性を確保することが可能となる。
また、同構成では、通信端末に付与される動きを動き検出手段により検出し、通信端末が車外に持ち出されたか否かを、動き検出手段の振動結果を基に判定する。ところで、通信端末を車外に持ち出すときには、ユーザの降車に伴い、特有の動きをとる。よって、本構成のように、通信端末の車外持ち出し有無を通信端末の動きから判定するようにすれば、より正確に通信端末の車外持ち出しを検出することが可能となる。
本発明では、前記動き検出手段で検出した検出信号を、無線により前記通信端末から前記車両に送信する通信手段を備え、前記判定手段は、前記通信手段を介して前記動き検出手段の検出信号を取得し、前記通信端末の車内置き忘れ判定を前記車両側で実行することを要旨とする。
この構成によれば、通信端末の車内置き忘れ判定を車両側で実行するので、この判定機能を通信端末に設けずに済む。よって、通信端末の構成が複雑にならずに済む。
本発明では、前記通信手段は、前記ID照合とは別系統の通信網で通信を実行することを要旨とする。
同構成によれば、ID照合とは別系統の通信網によって検出信号が通信端末から車両に送信されるので、混信等の影響を受けずに検出信号を通信端末から車両に送り渡すことが可能となる。
本発明では、電子キーによって狭域無線通信を介したID照合が可能であり、当該電子キー及び前記通信端末の少なくとも一方で前記ID照合が成立すれば、前記車載機器の操作が許可又は実行されることをその要旨としている。
電子キーのキーシステムでは、車外からドアロックした際、車内に位置する電子キーとID照合が成立するか否かを見ることにより、電子キーの車内置き忘れが判定可能である。しかし、キー機能付き通信端末を車内に置き忘れたまま、車内から電子キーのみを所持して降車してドアロックを施錠した場合、電子キーによる車内照合が成立するため、電子キーが車内に置き忘れられていないとして、ドアロックが問題なく施錠されてしまう。このため、キー機能付き通信端末が車内に放置されるので、この通信端末を不正に奪われて、これが車両盗難に繋がる可能性も否定できない。
しかし、上記構成によれば、ドアロックが施錠された際、ID照合とは別系統の通信によって、車内にキー機能付き通信端末が置き忘れられていないか確認され、通信端末が置き忘れられている場合には、通信端末のキー機能が無効化される。つまり、通信端末がキーとして使用できないキー機能無効化状態に入る。よって、車内に置き忘れたキー機能付き通信端末が第三者により不正に奪われても、この通信端末では車両を操作することができないので、車両を不正使用されることがない。
本発明では、前記通信端末は携帯電話であり、前記通信手段で使用する通信はブルートゥース通信であることをその要旨としている。
同構成によれば、近年の携帯電話には、ブルートゥース通信機能が搭載される傾向にあり、この携帯電話を車両キーとして使用するので、携帯電話に常設されるブルートゥース通信によって、携帯電話の車内置き忘れを確認することが可能となる。
本発明では、前記通信端末が無効化状態に入った後、当該無効化を解除する解除操作があれば、前記無効化状態を解除して、前記通信端末のキー機能を復帰させる無効化解除手段を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、通信端末のキー機能が無効化されても、無効化状態に入った通信端末を、キー機能が有効となった元の状態に戻すことが可能となる。
本発明では、前記通信手段は、ドアロックの解錠、又は車両の電源オンをトリガとして別系統の無線に接続することにより、前記検出結果の取得を開始し、前記判定手段は、車両のドアロックが施錠された際、前記通信端末が車内に存在するか否かを判定することをその要旨としている。
同構成によれば、車内に通信端末を持ち込んでから、接続状態が常時監視されるので、通信端末が車内に存在するか否かの判定を、より精度よく行うことが可能となる。
本発明では、前記検出手段は、前記通信端末に発生する動きを検出する第1動き検出手段と、前記車両に発生する動きを検出する第2動き検出手段とを備え、前記判定手段は、前記第1動き検出手段の検出結果と、前記第2動き検出手段の検出結果とを基に、前記通信端末が車内外のどちらに存在するのかを判定することを要旨とする。
この構成によれば、第1動き検出手段及び第2動き検出手段の両方の検出結果を基に、通信端末の車内外判定を行うので、通信端末が車内及び車外のどちらに存在するのかを、より精度よく判定することが可能となる。
本発明によれば、キー機能を持つ通信端末を車内に置き忘れたとしても、この置き忘れた通信端末で第三者等により車両を不正に使用されてしまう状況を生じ難くすることができる。
第1実施形態のキー機能無効化装置の概略構成を示す構成図。 キー操作フリーシステムの車外通信エリア及び車内通信エリアの範囲イメージを示す模式図。 車外リーダライタ及び車内リーダライタの設置場所を示す模式図。 電子キー及び携帯電話の両方を所持して乗車した例を示す説明図。 電子キー及び携帯電話の両方を所持して降車した例を示す説明図。 図5における加速度センサの加速度変化を示す図。 車内に携帯電話を置き忘れて降車した例を示す説明図。 図7における加速度センサの加速度変化を示す図。 第2実施形態のキー無効化装置の概略構成を示す構成図。 携帯電話の車内外判定の処理内容を示すフローチャート。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した電子キーシステムの第1実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、電子キー2が車両1に近づくと自動でID(Identification)照合を実行するキー操作フリーシステム3が設けられている。このキー操作フリーシステム3には、実際のキー操作を行うことなくドア開閉の一連の操作過程の中でドアロックの施解錠が実行されるスマートエントリー(登録商標)システムと、車内に設置されたプッシュ式のエンジンスイッチ4を押し操作するのみでエンジンを始動することが可能なワンプッシュエンジンスタートシステムとがある。なお、キー操作フリーシステム3が電子キーシステムを構成する。
この場合、車両1には、電子キー2との間でキー照合(ID照合)を行う照合ECU(Electronic Control Unit)5と、車載モータやリレー等の動作を管理するメインボディECU6と、エンジン(図示略)の動作を管理するエンジンECU7とが設けられている。照合ECU5とメインボディECU6とは、LIN(Local Interconnect Network)8を介して接続され、メインボディECU6とエンジンECU7とは、CAN(Controller Area Network)9を介して接続されている。照合ECU5のメモリ(図示略)には、車両1と組をなす電子キー2のIDコードが登録されている。エンジンスイッチ4は、照合ECU5及びメインボディECU6の両方に接続されている。
照合ECU5には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を発信する車外発信機10と、車内にLF帯の電波を発信する車内発信機11と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する車両チューナ12とが接続されている。車外発信機10及び車内発信機11は、電子キー2へのID送信要求としてリクエスト信号SrqをLF帯の電波によって送信し、いわゆるスマート通信の成立可否を試みる。
メインボディECU6には、ドアロック施解錠を行うときの駆動源としてドアロックモータ6aが接続されている。また、メインボディECU6には、エンジンスイッチ4の操作を基に車両1の電源状態を切り換えるイグニッションスイッチ13が接続されている。イグニッションスイッチ13には、車載アクセサリに繋がるACC(Accessory)リレー14と、走行系の各種電装品に繋がるIG(Ignition)リレー15と、エンジンスタータ(図示略)に繋がるスタータリレー16とが設けられている。
一方、電子キー2には、電子キー2の動作を統括制御するキー制御部17が設けられている。キー制御部17のメモリ(図示略)には、キー固有のIDとしてIDコードが登録されている。キー制御部17には、LF帯の電波を受信可能なLF受信機18と、UHF帯の電波を送信可能なUHF送信機19とが接続されている。
図2に示すように、電子キー2が車外にあるとき、車外発信機10は、車外に数mの範囲でリクエスト信号Srqの車外通信エリアを断続的に形成する。電子キー2は、車外のリクエスト信号Srqを受信すると、このリクエスト信号Srqに応答して、ID信号SidをUHF帯の電波で返信する。ID信号Sidには、電子キー2のIDコードが含まれている。照合ECU5は、ID信号Sidを車両チューナ12で受信して車外スマート通信(車外通信)が確立すると、ID照合(スマート照合)として車外スマート照合を実行する。そして、この車外スマート照合が成立すると、メインボディECU6によるドアロック施解錠が許可又は実行される。
また、運転者が乗車したことが例えばカーテシスイッチ(図示略)により検出されると、車外発信機10に代えて今度は車内発信機11が車内全体にリクエスト信号Srqの車内通信エリアを形成する。このとき、電子キー2が車内通信エリアに進入して車内スマート通信(車内通信)が確立すると、照合ECU5はID照合(スマート照合)として車内スマート照合を実行する。そして、この車内スマート照合が成立すると、エンジンスイッチ4(エンジンECU7)による電源遷移操作及びエンジン始動操作が許可される。
このスマートエントリーシステムには、電子キー2の車内置き忘れ有無を確認する車内置き忘れ防止機能が設けられている。この場合、例えばドアロックを施錠するために車外ドアハンドルノブのロックボタン(図示略)が押し操作されると、車内発信機11からリクエスト信号Srqの送信が開始され、車内スマート照合成立有無が判定される。そして、車内スマート照合が成立すると、車内に電子キー2が置き忘れているとして、例えばブザー等が鳴らされるなどしてキー置き忘れがユーザに通知される。
図1に示すように、車両1には、携帯電話20に車両1のIDコードを登録し、この携帯電話20を車両キーとして使用可能な携帯電話キーシステム21が設けられている。このため、本例の車両1では、キー操作フリーシステム3及び携帯電話キーシステム21の2システムのうち、少なくとも一方でID照合を成立することができれば、車両1の操作、つまり各種車載機器の操作が可能となっている。なお、携帯電話20が通信端末に相当し、携帯電話キーシステム21が電子キーシステムを構成する。
携帯電話キーシステム21は、携帯電話20を車両1の極接近位置までかざしてID照合(かざし照合)を実行する近距離無線通信方式をとっている。近距離無線通信は、例えば携帯電話20を車両1にかざすと、車両1から送信される駆動電波Svによって携帯電話20が電源オフから起動(電源オン)してID信号Sidを車両1に返信し、このID信号Sidに含まれるIDコードによって車両1にID照合を実行させる通信形式である。また、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)には、RFID(Radio Frequency identification)の一種として、例えばFeliCa(登録商標)等が使用されている。近距離無線通信の周波数には、例えばHF(High Frequency)が使用されている。
この場合、図3に示すように、車両1のドア付近には、車外に位置する携帯電話20と近距離無線通信が可能な車外リーダライタ22が設けられている。また、車内において例えばセンターコンソール等には、車内に持ち込まれた携帯電話20と近距離無線通信が可能な車内リーダライタ23が設けられている。これらリーダライタ22,23は、駆動電波Svの送信と、携帯電話20から送信される各種電波の受信との両方、つまり相互通信が可能である。
図1に示すように、車両1には、これらリーダライタ22,23の動作を制御するリーダライタECU24が設けられている。リーダライタECU24のメモリ(図示略)には、かざし照合用のIDコードが登録されている。リーダライタECU24は、車両1が駐車状態又は停車状態の際、リーダライタ22,23から駆動電波Svを断続的に送信させ、携帯電話20とのかざし照合を実行する。
また、携帯電話20には、携帯電話20の各種動作を制御する端末制御部25が設けられている。端末制御部25には、携帯電話20を車両キーとして動作させるため、かざし照合用のIDコードが登録されている。携帯電話20には、リーダライタ22,23と近距離無線通信を行う近距離無線通信部26が設けられている。端末制御部25は、リーダライタ22,23から近距離無線通信部26によって駆動電波Svを受信すると起動し、自身に登録されたIDコードを、近距離無線通信部26を介してリーダライタ22,23に返信する。
車外リーダライタ22は、ユーザが車外にいる際、駆動電波Svを断続的に送信する。車外から携帯電話20を車外リーダライタ22にかざすと、端末制御部25が駆動電波Svによって起動し、車外リーダライタ22と車外かざし照合を開始する。リーダライタECU24は、車外の携帯電話20からIDコードを取得すると、このIDコードでかざし照合(車外かざし照合)を実行する。照合ECU5は、車外かざし照合が成立することを確認すると、車外かざし照合が成立すると認識し、ドアロックの施解錠を切り変える。
また、運転者が乗車すると、車外リーダライタ22に代わり、今度は車内リーダライタ23が駆動電波Svの送信を開始する。乗車した運転者が携帯電話20を車内リーダライタ23にかざすと、携帯電話20が駆動電波Svによって起動し、車内リーダライタ23とかざし照合(車内かざし照合)を開始する。このとき、照合ECU5は、車内かざし照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ4による電源遷移操作を許可する。
車両1には、携帯電話20とブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)により無線通信が可能なBluetooth無線システム27が設けられている。Bluetoothとは、例えば数m程度の機器間接続に使用する短距離無線通信技術の一種である。Bluetoothは、例えば2.45GHz帯の電波を使用し、機器間に障害物があっても距離が約10m程度であれば、通信を確立することができる利点を持つ。また、例えばIrDA(Infrared Data Association)等の赤外線通信と比較して、消費電力を少なく抑えることができる利点もある。なお、Bluetooth無線システム27が通信手段を構成する。
この場合、車両1には、車内の携帯電話20とBluetooth通信を行うBluetooth通信機28が設けられている。Bluetooth通信機28は、メインボディECU6に接続されている。一方、携帯電話20には、車両1とBluetooth通信を行うBluetooth通信部29が設けられている。本実施例のBluetooth通信は、車内及び車両1の周囲においても通信可能である。車両1は、Bluetooth通信を介して携帯電話20と各種情報を共用する。
車両1には、車外からドアロックをロックした際、車内に携帯電話20を置き忘れていると、携帯電話20のキー機能を無効化するキー機能無効化装置30が設けられている。本例のキー機能無効化装置30は、Bluetooth通信を使用して携帯電話20が車内に置き忘れていないか否かを確認し、車内から車外に持ち出されていなければ、車内に携帯電話20が置き忘れてあるとして、携帯電話20のキー機能を無効化する。
この場合、携帯電話20には、自身の移動を検出する加速度センサ40が設けられている。加速度センサ40は、例えば光学式や半導体式等の方式により加速度を検出する。加速度センサ40は、携帯電話20が所持されて移動する際に発生する加速度を検出して、検出結果を含むセンサ情報を加速度情報として端末制御部25へ出力する。端末制御部25には、加速度センサ40のセンサ情報を取得するセンサ情報取得部41が設けられている。なお、加速度センサ40が動き検出手段(第1動き検出手段)として機能する。
また、照合ECU5には、Bluetooth通信を介して携帯電話20のセンサ情報を取得するセンサ情報取得部31が設けられている。センサ情報取得部31は、例えば車両1のドアロックがアンロックとなったり、或いは車両1の電源状態(イグニッションスイッチ13)がオンになったりすると、Bluetooth通信機28から携帯電話20にBluetooth通信実行要求Sstを送信して、車内に携帯電話20が置き忘れられているか否かを確認すべく、携帯電話20から加速度センサ40のセンサ情報を取得するBluetooth通信(置き忘れ確認通信)を実行する。なお、センサ情報取得部31が通信手段として機能する。
端末制御部25には、車両1とBluetoothによる置き忘れ確認通信を実行するBluetooth電波出力部32が設けられている。Bluetooth電波出力部32は、車両1からBluetooth通信実行要求Sstを受け付けている間、Bluetooth通信部29からセンサ情報を含むBluetooth応答電波Sraを返信する。センサ情報取得部31は、Bluetooth通信実行要求Sstの応答として携帯電話20が返信してくるBluetooth応答電波Sraを監視する。なお、Bluetooth電波出力部32が通信手段を構成する。
照合ECU5には、車外から車両1をドアロックした際、キー機能を有する携帯電話20が車内に置き忘れていないかどうかを、Bluetooth通信により確認する置き忘れ判定部33が設けられている。本例の置き忘れ判定部33は、電子キー2や他の携帯電話20によりドアロック操作があったことを確認すると、センサ情報取得部31で取得するBluetooth応答電波Sraのセンサ情報から加速度センサ40の加速度をモニタする。なお、置き忘れ判定部33が判定手段として機能する。
置き忘れ判定部33は、例えばIGオフからドアロック時の間のセンサ情報をモニタすることにより、携帯電話20が車外に持ち出しされたと推測される動きがあったか否かを判定する。本例の場合、置き忘れ判定部33は、ドアロック操作から一定時間T内に加速度センサ40の加速度が判定ラインVr(図6及び図8参照)を上回れば、携帯電話20が車内に置き忘れていないと判断する。一方、置き忘れ判定部33は、加速度センサ40の加速度が一定時間Tの間、判定ラインVrを下回ったままであれば、携帯電話20が車内に置き忘れられていると判断する。
照合ECU5には、置き忘れ判定部33が携帯電話20の置き忘れ有りを認識した際に、キー機能無効化動作を携帯電話20に実行させる無効化指令部34が設けられている。無効化指令部34は、置き忘れ判定部33から置き忘れ有り通知を入力すると、Bluetooth通信を介して、携帯電話20にキー機能無効化動作を開始させる無効化実行要求Sacを送信する。なお、無効化指令部34が無効化手段を構成する。
端末制御部25には、車両1から無効化実行要求Sacを受信すると、キー機能無効化動作を実行する無効化実行部35が設けられている。携帯電話20のキー機能が無効化されると、IDコードの送信が禁止に入り、携帯電話20を車両キーとして使用することができず、電話機能のみが使用可能となる。なお、無効化実行部35が無効化手段を構成する。
端末制御部25には、車両1から無効化実行要求Sacを受信した際、携帯電話20を無効化状態に入らせる前に、一定時間の猶予を持たせる無効化強制停止部36が設けられている。無効化強制停止部36は、車両1から無効化実行要求Sacを受信するとタイマをセットし、タイマがタイムアップする前に、無効化解除操作が実行されたか否かを監視する。無効化解除操作は、例えば携帯電話20のテンキーを、予め決められた回数及び順序で押す操作等である。無効化強制停止部36は、一定時間内に無効化解除操作を検出すると、携帯電話20のキー機能を無効化せず、有効のままで維持する。一方、無効化強制停止部36は、一定時間内に無効化解除操作を検出できなければ、無効化実行部35による無効化動作を許可し、携帯電話20のキー機能を無効化する。なお、無効化強制停止部36が無効化強制停止手段を構成する。
照合ECU5には、携帯電話20の無効化状態を解除する無効化解除指令部37が設けられている。無効化解除指令部37は、例えば電子キー2等の正規キーでドアロックが正常に解錠されたことを確認すると、Bluetooth通信を介して、携帯電話20の無効化を解除させる無効化解除要求Scrを携帯電話20に送信する。なお、無効化解除指令部37が無効化解除手段を構成する。
端末制御部25には、車両1から無効化解除要求Scrを受信すると、無効化解除動作を実行する無効化解除実行部38が設けられている。本例の無効化解除実行部38は、携帯電話20のキー機能が無効化状態をとる際、Bluetooth電波の有無を常時監視し、Bluetoothの一電波である無効化解除要求Scrを受信すると、無効化状態を解除してもよいと認識して、携帯電話20の無効化状態を解除する。なお、無効化解除実行部38が無効化解除手段を構成する。
次に、本例のキー機能無効化装置30の動作を図4〜図8に従って説明する。
図4に示すように、電子キー2及び携帯電話20の両方を所持して乗車した場合を想定する。このとき、電子キー2及び携帯電話20の一方で車外照合が成立されてドアロックが解錠されたとすると、センサ情報取得部31がBluetooth通信実行要求Sstを送信して、Bluetooth通信を開始する。本例の場合、ドアロックが解除されてから、次のドアロック施錠操作が行われるまで、Bluetoothによって携帯電話20に設けられた加速度センサ40の加速度が継続して確認される。
この場合、電子キー2及び携帯電話20の両方を所持して乗車するので、車両1と携帯電話20との間でBluetooth通信が確立し、センサ情報取得部31は、Bluetooth応答電波Sraを受信する状態を継続する。続いて、乗車したユーザは、エンジンスイッチ4を押し操作して、エンジンを始動させ、車両1を運転走行する。このとき、センサ情報取得部31は、車両1の電源状態がオンになっても、携帯電話20とのBluetooth通信を継続する。また、運転走行後、エンジンを停止操作して車両1の電源状態がオフとなっても、センサ情報取得部31は、携帯電話20とのBluetooth通信を継続する。
ここで、図5に示すように、ユーザが電子キー2及び携帯電話20の両方を所持して降車し、例えば電子キー2で車両1のドアロックを施錠した場合を想定する。置き忘れ判定部33は、ドアロックが施錠されたことを確認すると、IGオフからドアロック時の間のセンサ情報の加速度を確認する。ここでは、携帯電話20も一緒に車外に持ち出される例を述べている。よって、置き忘れ判定部33は、図6に示すように、一定時間T内に加速度センサ40の加速度が判定ラインVrを上回ることを確認する。従って、置き忘れ判定部33は、車内に携帯電話20が置き忘れられていないと認識し、無効化指令部34にキー機能無効化動作をとらせないようにする。
一方、図7に示すように、ユーザが携帯電話20を車内に置き忘れたまま、車外から電子キー2で車両1のドアロックを施錠した場合を想定する。このときも、置き忘れ判定部33は、IGオフからドアロック時の間のセンサ情報の加速度を確認する。車内に携帯電話20を置き忘れた場合は、加速度センサ40の加速度が検出されない状態が継続される。よって、置き忘れ判定部33は、図8に示すように、一定時間T内に加速度センサ40の加速度が判定ラインVrを上回らないことを確認するので、車内に携帯電話20が置き忘れられていると認識する。
置き忘れ判定部33が携帯電話20の車内置き忘れを認識すると、無効化指令部34は、携帯電話20にキー機能無効化動作をとらせるべく、無効化実行要求SacをBluetooth通信によって送信する。この無効化実行要求Sacは、確実に携帯電話20に届かせるため、例えば複数回送信される。
携帯電話20がこの無効化実行要求Sacを受信すると、まずは無効化強制停止部36が動作する。即ち、無効化強制停止部36は、携帯電話20を無効化状態に直ぐに移行させず、無効化状態移行までに一定時間の猶予を持たせるべく待つ。そして、無効化強制停止部36は、猶予時間内に携帯電話20で無効化解除操作を検出すると、無効化実行要求Sacを破棄して、キー機能を有効のままで維持する。なお、無効化強制停止部36は、無効化状態強制終了をBluetooth通信により車両1に通知してもよい。
一方、無効化強制停止部36は、猶予時間内に無効化解除操作を検出しないと、無効化実行部35にキー機能無効化動作を実行させる。無効化実行部35は、例えばリーダライタ22,23から駆動電波Svを受信しても、起動状態をとらないようにすることで、携帯電話20のキー機能を無効化する。また、起動状態に移行してもよいが、IDコードを返信しなくすることで、キー機能無効化してもよい。
車両1のドアロックをロック後、例えば電子キー2でドアロックが解錠されたとする。このとき、無効化解除指令部37は、無効化解除要求ScrをBluetooth通信によって携帯電話20に送信する。無効化解除実行部38は、Bluetooth通信部29で無効化解除要求Scrを受信すると、実行中のキー機能の無効化状態を解除する。これにより、無効化状態に入っていた携帯電話20が、車両キーとして再度使用できるキー機能有効状態に復帰する。なお、携帯電話20がキー機能有効状態に戻ったことを、Bluetooth通信によって車両1に通知してもよい。
ところで、携帯電話20にキー機能を持たせた場合、携帯電話20でも車両1を操作できる利点を得られる反面、この携帯電話20を車内に忘れた状態で電子キー2によってドアロックを施錠してしまい、携帯電話20を車両1に放置してしまうことも想定される。こうなると、例えば第三者等がドアラガスを割って不正に車内に侵入し、置き忘れた携帯電話20でエンジンがかけられ、車両1を盗難される問題に繋がる。
しかし、本例においては、携帯電話20を車内に置き忘れたまま車外からドアロックを施錠すると、携帯電話20のキー機能が無効化されるので、もし仮に第三者が車内に不正侵入して携帯電話20を奪ったとしても、この携帯電話20では車両1を操作することはできない。よって、車両1の不正使用に対するセキュリティ性が向上し、車内キー放置のリスクを軽減することが可能となる。また、これは、キー機能を持つ携帯電話20を2つ所持し、1つを車内に置き忘れた場合にも同様に言える。
また、携帯電話20を車外に持ち出すときには、ユーザは携帯電話20又は携帯電話20が入ったかばんを手に取って車内から車外に降り立って車両1から離れるので、この間に発生する鉛直方向や水平方向の加速度を加速度センサ40によって検出できる。よって、より正確に携帯電話20の車外持ち出しを検出することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)車外からドアロックが施錠された際、キー機能を持った携帯電話20の加速度センサ40による加速度をモニタし、一定時間T内に加速度が検出されなかった場合には、車内に携帯電話20が置き忘れてあるとして、携帯電話20のキー機能を無効化する。よって、車内に置き忘れた携帯電話20が第三者によって盗難されても、この携帯電話20では車両1を操作できない状況となるので、車両1の不正使用や車両盗難に対するセキュリティ性を確保することができる。また、携帯電話20を車外に持ち出すときの特有の動きを加速度センサ40によって検出して、車外持ち出し有無を判定することで、より正確に携帯電話20の車外持ち出しを検出することができる。
(2)携帯電話20の車内置き忘れをBluetooth通信によってセンサ情報を取得して確認するので、Bluetooth通信という耐ノイズ性の高い通信によって、携帯電話20の車内置き忘れ有無を確認することができる。
(3)車両1にキー操作フリーシステム3及び携帯電話キーシステム21の両方を搭載した場合、携帯電話20を車内に置き忘れたまま電子キー2ドアロックを解錠して、キー機能を持つ携帯電話20を車内に置き忘れてしまう可能性が高くなる。よって、車両盗難をより多くの回数防止できるという観点で、非常に効果が高いと言える。
(4)近年の携帯電話20では、多くのものにBluetooth通信機能が標準搭載される傾向にある。よって、携帯電話20の車内置き忘れを判定する際、Bluetooth通信によって置き忘れ有無を判定するようにすれば、携帯電話20に元から備え付けてある通信機器によって、車内置き忘れ有無を判定することができる。
(5)携帯電話20を無効化状態に切り換える際、一定の猶予時間を持たせ、この猶予時間を経過しても何も操作がなければ、携帯電話20を無効化状態に切り換える。よって、携帯電話20に猶予時間を持たせて無効化状態に切り換えるので、例えばドアロック施錠時に携帯電話20の車内置き忘れに直ぐに気付いて携帯電話20を所定操作すれば、携帯電話20をキー機能有効状態のまま維持することができる。
(6)携帯電話20が無効化状態に入った後、例えばドアロックが解錠されるなどの正規ユーザの可能性の高い操作があれば、携帯電話20が元のキー機能有効化状態に戻される。よって、携帯電話20を車内に置き忘れてしまって携帯電話20が無効化状態に設定されても、携帯電話20を元の機能有効状態に復帰させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図9及び図10に従って説明する。なお、本例は、第2実施形態に記載の携帯電話20の動きの検出方式を変更した実施形態であって、他の基本的な構成は同じである。よって、第1実施形態と同一箇所は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図9に示すように、車両1には、車両1に生じる動きを検出する加速度センサ50が設けられている。加速度センサ50は、例えば光学式や半導体式等の方式により加速度を検出し、このセンサ情報を加速度情報として照合ECU5に出力する。加速度センサ50は、例えば車両1のイグニッションスイッチ13がオンとなったときに起動し、IGオン中に車両1に発生する動きを常時監視するとともに、検出した動きを加速度情報として照合ECU5に出力する。イグニッションスイッチ13がオンとは、例えばACCリレー14やIGリレー15等がオンとなっている状態を言う。なお、加速度センサ50が動き検出手段(第2動き検出手段)に相当する。
本例の置き忘れ判定部33は、携帯電話20からBluetooth通信を介して取得した加速度情報と、車両1の加速度センサ50から取得した加速度情報とを基に、携帯電話20が車内外のどちらに位置しているのかを判定する。これは、例えば車両走行中の車体の揺れにより携帯電話20が動いてしまっても、これを携帯電話20を車外に持ち出す動きとして検出してしまわないためである。
携帯電話20の車内置き忘れ判定は、例えば携帯電話20の加速度センサ40の加速度情報と、車両1の加速度センサ50の加速度情報との差分を検出し、この差分が閾値内に収まっているか否かを確認する方式がある。また、他の判定としては、携帯電話20の加速度センサ40の加速度情報にて携帯電話20の動きを判定する方式(第1実施形態の例)を前提として、例えば車両1の加速度センサ50で車両1の揺れを検出したとき、この間、判定レベルを上げたり、又は携帯電話20の動きを無視したりするものがある。
次に、本例のキー機能無効化装置30の動作を図10に従って説明する。なお、図10のフローチャートは、車両1及び携帯電話20が車内置き忘れ判定を実行したときの流れを示す動作フローである。
まず、ステップ100において、車両1は、車内に持ち込まれた携帯電話20とID照合(車内かざし照合)を実行する。
ステップ101において、車両1は、Bluetooth通信機28を起動して、携帯電話20とのBluetooth通信を接続する。
ステップ102において、車両1は、イグニッションスイッチ13がオンされたことを確認すると、Bluetooth通信機28から携帯電話20にBluetooth通信実行要求Sstを送信して、携帯電話20が車内外のどちらにあるのかの判定を開始する。
ステップ103において、携帯電話20は、車両1からBluetooth通信実行要求Sstを受け付けている間、加速度センサ40にて検出した携帯電話20の動きを、Bluetooth応答電波SraとしてBluetooth通信により、車両1に送信する。
ステップ104において、車両1は、車載の加速度センサ50から加速度情報を取得する。
ステップ105において、置き忘れ判定部33(車両1)は、携帯電話20の加速度センサ40から取得した加速度情報と、車両1の加速度センサ50から取得した加速度情報とを基に、携帯電話20が車内外のどちらにあるのかを判定する。
このとき、置き忘れ判定部33は、例えば携帯電話20の加速度センサ40から取得した加速度と、車両1の加速度センサ50の加速度との差分を算出し、この差分が閾値内に収まっているか否かを判定する。例えば、携帯電話20が車内に存在する場合は、携帯電話20と車両1とは同じ動きをとるので、差分は閾値内に収まる。一方、停車した車両1から携帯電話20が持ち出される場合は、携帯電話20のみが動くため、差分は閾値よりも大きくなる。よって、置き忘れ判定部33は、差分が閾値内に収まるか否かを確認することにより、携帯電話20の車内外判定を実行する。
ステップ106において、置き忘れ判定部33が携帯電話20の車外持ち出しを検知したか否かを判定する。このとき、置き忘れ判定部33が携帯電話20の車外持ち出しを検知していなければステップ107に移行し、携帯電話20の車外持ち出しを検知すればステップ110に移行する。
ステップ107において、置き忘れ判定部33(車両1)は、イグニッションスイッチ13がオフ、かつドアロックが施錠か否かを判定する。このとき、イグニッションスイッチ13がオフかつドアロック施錠となっていれば、ステップ108に移行し、イグニッションスイッチ13がオフかつドアロック施錠となっていなければ、ステップ103に戻る。
ステップ108において、車両1は、携帯電話20のキー機能を無効化する。つまり、無効化指令部34は、無効化実行要求SacをBluetooth通信により携帯電話20に送信する。よって、携帯電話20は、車両1から無効化実行要求Sacを受信する。このため、無効化実行部35は、無効化実行要求Sacを受信してからの猶予時間内に無効化解除操作を検出しないことを条件に、携帯電話20のキー機能を無効化する。
ステップ109において、車両1は、Bluetooth通信を切断する。つまり、車両1は、Bluetooth通信機28をオフし、次の動作まで待機する。
また、ステップ106でYES判定した場合は、ステップ110に移行する。このステップ110において、車両1は、携帯電話20の車外持ち出し後、イグニッションスイッチ13がオフされたか否を判定する。このとき、イグニッションスイッチ13がオフでなければ、エンジンが切り忘れられているとしてステップ111に移行し、イグニッションスイッチ13がオフであればステップ112に移行する。
ステップ111において、車両1は、エンジンが稼働中であるにもかかわらず車両キー(携帯電話20)が車両にないことを、例えばブザー等によって警告する。
ステップ112において、車両1は、イグニッションスイッチ13のオフ操作後、ドアロックが施錠されたか否かを判定する。ドアロックが施錠されていなければ、ドアロックが施錠し忘れているとしてステップ113に移行し、ドアロックが施錠されていれば、ステップ109に移行する。
ステップ113において、車両1は、車両キー(携帯電話20)が車外に持ち出されたにもかかわらずドアロックが施錠されていないとして、これを例えばブザー等によって警告する。
以上により、本例においては、携帯電話20のみならず車両1にも加速度センサ50を搭載し、携帯電話20の加速度センサ40から取得した加速度情報と、車両1の加速度センサ50から取得した加速度情報と基に、携帯電話20が車内外のどちらにあるのかを判定する。このため、車両1の揺れにて携帯電話20が動いた場合、これを位置判定から除外することが可能となる。よって、携帯電話20が車内に置き忘れられているのか、又は携帯電話20が車外に持ち出されたのかを、精度よく判定することが可能となる。
以上、説明した実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(6)に加えて、以下の作用効果を奏することができる。
(7)携帯電話20に加速度センサ40を設け、車両1にも加速度センサ50を設け、これら加速度センサ40,50から得られる加速度情報を基に、携帯電話20が車内外のどちらに存在するのかを判定する。よって、携帯電話20が車内に置き忘れられているのか、又は車外に持ち出されたのかを、精度よく判定することができる。
(8)携帯電話20が車外に持ち出されたか否かを監視し、エンジンが稼働状態のまま携帯電話20が車外に持ち出された場合は、車両1でその旨を警告する。よって、エンジンの切り忘れを生じ難くすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・各実施形態において、車両1には、キー操作フリーシステム3及び携帯電話キーシステム21の両方が並設されることに限定されない。例えば、車両1に携帯電話キーシステム21のみを搭載し、2つの携帯電話20を所持している場合に、一方の携帯電話20を車内置き忘れて他方の携帯電話20でドアロックを施錠したとき、車内に置き忘れた携帯電話20のキー機能を無効する例に応用してもよい。
・各実施形態において、携帯電話20の移動有無は、一定時間T内に加速度センサ40の加速度が判定ラインVrより大きいか否かで判定したが、加速度の有無や、ユーザの移動態様に合わせて判定方式を適宜変更してもよい。
・各実施形態において、センサ情報取得部31は、携帯電話20が車内に持ち込まれた後から、加速度をずっと監視するものに限らず、例えばドアロックが施錠されたときに、加速度を初めて確認しにいくものでもよい。
・第1実施形態において、エンジンスイッチ4のIGオン(イグニッションスイッチ13がオン)からドアロックまでの動きを基に、携帯電話20の動きを検出することも可能である。
・第2実施形態において、携帯電話20の車内外判定は、実施形態に述べた例に限定されず、携帯電話20の加速度センサ40の加速度情報と、車両1の加速度センサ50の加速度情報とを用いて判定するものであれば、その方式は特に限定されない。
・各実施形態において、Bluetooth通信は、例えば車両1のドアロックがアンロックとなったり、或いは車両1の電源状態がオンになったりすると行うようにしたが、車両1側から携帯電話20にBluetooth通信実行要求Sstを間欠的に送信して、携帯電話20がBluetooth通信の可能エリアに進入することで自動接続するようにしてもよい。
・各実施形態において、無効化状態は、携帯電話20のキー機能のみ無効化する状態に限定されず、例えば他の機能や、携帯電話20自体の操作を無効にするものでもよい。
・各実施形態において、携帯電話20の置き忘れを見る通信は、Bluetoothに限定されず、通信距離が数mであれば、他の短距離無線通信を採用してもよい。また、加速度情報の送信に使用する際に使用する通信網は、キー操作フリーシステム3の通信網を利用してもよい。
・各実施形態において、無効化状態の解除操作は、ドアロックの解錠に限定されず、例えば電子キー2によりエンジンが始動されたことを条件としてもよい。
・各実施形態において、無効化状態への切り換えに猶予を持たせる機能や、無効化状態の解除機能は、必ずしも必要ではなく、これらを省略してもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステム3の双方向通信は、往路通信と復路通信とで周波数が異なることに限定されず、同じ周波数としてもよい。
・各実施形態において、キー操作フリーシステム3のスマートエントリーシステムは、車外ドアハンドルを操作することでドアロックの施錠解錠を切り換えることに限定されない。例えば、車両1に近づくと自動でドアロックが解錠され、車両1から離れると自動でドアロックが施錠されてもよい。
・各実施形態において、電子キーシステムは、キー操作フリーシステム3に限定されず、RFIDによってタグと照合を行うイモビライザーシステムとしてもよい。また、車両1に、電子キー2に設けたボタンで車両1を遠隔操作するワイヤレスキーシステムを搭載してもよい。
・各実施形態において、電子キーシステムは、電子キー2が自ら持つ電源によって動くものに限定されず、例えば車両1から送信される駆動電波を電子キー2の電源とする電池レスとしてもよい。
・各実施形態において、キー機能無効化装置30は、車両1に適用されることに限らず、他の機器や装置に応用してもよい。
・各実施形態において、電子キーシステムで使用可能になる車載機器は、ドアロックやエンジンに限定されず、例えばカーナビゲーションシステム、オーディオシステム、エアーコンディショナーシステム等としてもよい。
・各実施形態において、近距離無線通信は、RFIDに限定されず、通信距離が数十cm程度であれば、どのような種類の通信を採用してもよい。
・各実施形態において、狭域無線通信は、キー操作フリーシステム3に準じた通信に限定されず、他の様々な通信が適用可能である。
・各実施形態において、通信端末は、携帯電話20に限定されず、他の端末を使用してもよい。
・各実施形態において、スマート照合及びかざし照合のID確認は、ともに照合ECU5が実行してもよい。
・各実施形態において、携帯電話20の移動を検出する動き検出手段は、加速度を検出する加速度センサ40に限らず、振動を検出する振動センサ等を採用してもよい。
・各実施形態において、動き検出手段は、例えば車載カメラでもよい。この場合は、カメラで撮影した映像を画像処理して、携帯電話20の動きを確認することになる。
1…車両、2…電子キー、3…電子キーシステムを構成するキー操作フリーシステム、20…通信端末としての携帯電話、21…電子キーシステムを構成する携帯電話キーシステム、27…通信手段を構成するBluetooth無線システム、30…キー機能無効化装置、31…通信手段を構成するセンサ情報取得部、32…通信手段を構成するBluetooth電波出力部、33…判定手段としての置き忘れ判定部、34…無効化手段を構成する無効化指令部、35…無効化手段を構成する無効化実行部、36…無効化強制停止手段としての無効化強制停止部、37…無効化解除手段を構成する無効化解除指令部、38…無効化解除手段を構成する無効化解除実行部、40…動き検出手段(第1動き検出手段)としての加速度センサ、50…動き検出手段(第2動き検出手段)としての加速度センサ。

Claims (8)

  1. 通信端末によって近距離無線通信を介したID照合が可能であり、当該ID照合が成立すれば、車載機器の操作が許可又は実行される電子キーシステムにおいて、
    前記通信端末に付与される動きを検出する動き検出手段と、
    前記動き検出手段の検出結果を基に、前記通信端末が車内に存在するか否かを判定する判定手段と、
    車両のドアロックが施錠されたとき、前記通信端末が車内に置き忘れたままであれば、前記通信端末の少なくともキー機能を無効化する無効化手段と
    を備えたことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記動き検出手段で検出した検出信号を、無線により前記通信端末から前記車両に送信する通信手段を備え、
    前記判定手段は、前記通信手段を介して前記動き検出手段の検出信号を取得し、前記通信端末の車内置き忘れ判定を前記車両側で実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記通信手段は、前記ID照合とは別系統の通信網で通信を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子キーシステム。
  4. 電子キーによって狭域無線通信を介したID照合が可能であり、当該電子キー及び前記通信端末の少なくとも一方で前記ID照合が成立すれば、前記車載機器の操作が許可又は実行される
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  5. 前記通信端末は携帯電話であり、前記通信手段で使用する通信はブルートゥース通信である
    ことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  6. 前記通信端末が無効化状態に入った後、当該無効化を解除する解除操作があれば、前記無効化状態を解除して、前記通信端末のキー機能を復帰させる無効化解除手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  7. 前記通信手段は、ドアロックの解錠、又は車両の電源オンをトリガとして別系統の無線に接続することにより、前記検出結果の取得を開始し、
    前記判定手段は、車両のドアロックが施錠された際、前記通信端末が車内に存在するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2〜6のうちいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  8. 前記検出手段は、前記通信端末に発生する動きを検出する第1動き検出手段と、前記車両に発生する動きを検出する第2動き検出手段とを備え、
    前記判定手段は、前記第1動き検出手段の検出結果と、前記第2動き検出手段の検出結果とを基に、前記通信端末が車内外のどちらに存在するのかを判定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の電子キーシステム。
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