JP2011247031A - 内照式標識の交換用led照明装置及び内照式標識 - Google Patents

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【課題】本発明は内照式標識の蛍光灯光源の代替えとして容易に取替えがおこなわれることを可能とした内照式標識の交換用LED照明装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】環状の放熱リング3と、この放熱リング3の少なくとも一側面に設けられたLED灯4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は内照式標識の交換用LED(Light Emitting Diode)照明装置及び内照式標識に関する。詳しくは内照式標識の光源として多用されている蛍光管の代替として使用可能な内照式標識の交換用LED照明装置及び内照式標識に係るものである。
従来、この種の内照式標識のLED照明装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
具体的には、特許文献1に記載された内照式標識のLED照明装置は、図6及び図7に示すように、筺体101の前面に設置した表示板102を内側より照射する代替LED発光源として円形導光板103が支柱104によって筺体101内に固定されている。
この円形導光板103は、円形導光板103の略3分の1の半径の円で中央部がくりぬかれた中央窓部105を有した構成とされている。
更に、円形導光板103の外側の導光板部分に1つの同心円に接する向きにくり抜かれた複数の長方形の発光源収納窓部106を有した構成とされている。
この発光源収納窓部106に収納保持され、円形導光板103の中央側に向けて設置された第1のLEDアレイ107aと、円形導光板103の外周側に向けて設置された第2のLEDアレイ107bとを有し、円形導光板103の裏面に反射シート108を有した構成とされている。
このような構成の内照式標識のLED照明装置では、円形導光板103の中央にくりぬかれた円形の中央窓部105の側面から第1のLEDアレイ107aからの光が出光し、円形導光板103の中央部が明るく照射される。
また、第2のLEDアレイ107bから出光した光は、直線的に円形導光板103に入り、外周側面から出光する際には、円形導光板103の円周に沿って拡散して出光される。
一方、既設の円形状の蛍光灯を使用した内照式標識では、例えば図8に示すように、筺体110内に取り付けられる蛍光灯111の両側に表示板112が配置された構成とされたものが多い。
特開2006−144483号公報
しかしながら、特許文献1に記載された内照式標識のLED照明装置では、標識文字が描かれた表示板をLEDアレイにより筺体内面を照射することで間接的に照射する構成で表示板を直接に照射するのと比較して多くのLEDアレイが必要となる問題がある。
また、上記の様に構成された既設の内照式標識の光源としての蛍光灯の代替えとしてLED光源を使用する場合には、2面の表示板に均一に、かつそれぞれの表示板に向けたLED光源を配置しなければならず多くのLED光源が必要となると共に、蛍光灯との取替えが非常に煩雑となる問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、内照式標識の蛍光灯光源の代替えとして容易に取替えを行うことを可能とした内照式標識の交換用LED照明装置及び内照式標識を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る内照式標識の交換用LED照明装置は、環状の放熱リングと、前記放熱リングの少なくとも一側面に配置されたLED灯とを備える。
ここで、環状の放熱リングと、放熱リングの少なくとも一側面に配置されたLED灯とを備えることによって既設の蛍光灯と同様に容易に取り替えることが可能となる。
また、LED灯は、LED素子と、このLED素子を被包する約160度方向に光強度のピークを持つ広角レンズとを有することによって、最大領域での照射が可能となると共に、均一の照射が可能となる。
また、放熱リング及びLED灯が透光性を有する管体により被包されることによって、従来の蛍光灯と同様に交換時の取替えを容易に行えることが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る内照式標識は、少なくとも一方の開口端に表示板が取付けられた筺体と、前記筺体内に交換用LED照明装置を支持するために配置された支持腕部と、環状の放熱リングと、前記放熱リングの少なくとも一側面に配置されたLED灯を有するLED照明装置とを備える。
ここで、少なくとも一方の開口端に表示板が取付けられた筺体と、筺体内に交換用LED照明装置を支持するために配置された支持腕部とを備えた内照式標識によって、既設の蛍光灯からの交換が容易に行えると共に、LED照明装置に交換することで寿命が著しく増加すると共に消費電力の削減を図ることが可能となる。
また、LED灯は、LED素子と、このLED素子を被包する約160度方向に光強度のピークを持つ広角レンズとを有することによって、表示板に対して最大領域での照射が可能となると共に、均一の照射が可能となる。
本発明の内照式標識の交換用LED照明装置によれば、LED灯を環状に配置することで円形の蛍光灯と同様に容易に取り替えることが可能となる。また、本発明の内照式標識によれば、既設の蛍光灯の内照式標識に対して蛍光灯の取替え時に蛍光灯の代替えとして交換用LED照明装置を容易に取り付けることが可能となる。
本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための平面模式図である。 本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための断面模式図である。 本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための要部拡大断面模式図である。 本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の配光状態の一例を示すための模式図である。 本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置による内照式標識の一例を説明するための模式図である。 従来の内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示す平面模式図である。 従来の内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示す断面模式図である。 従来の蛍光灯内照式標識の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<実施例1>
図1は本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための平面模式図、図2は本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための断面模式図、図3は本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置の一例を示すための要部拡大断面模式図である。
ここで示す交換用LED照明装置1は、円形の蛍光灯(図示せず。)と略同径とされた管体2と、この管体2内の略中央に周設される放熱リング3と、この放熱リング3の両側面に配置されるLED灯4とを備えた構成とされている。
ここで、管体2は透明のガラス材、あるいはアクリル樹脂等の合成樹脂材より形成され、円形蛍光灯管と同様に環状とされている。
また、放熱リング3はアルミ板、あるいは銅板のように熱伝導性の優れた材質より形成されている。
更に、放熱リング3の両側面にはハイパワー用のLED灯の放熱基板としてのLED専用放熱基板5が取付けられた構成とされている。
このLED専用放熱基板5は、LED灯の点灯時の発熱がLED専用放熱基板5を通して放熱リング3に放熱されることで管体2内での複数のハイパワーのLED灯の設置が可能とされるものである。更に、蛍光灯と同様に電源からのプラグ(図示せず。)をコネクタ10に差し込むことによりLED灯4が点灯する構成とされている。
次に、LED専用放熱基板5上にはLED灯4が配置された構成とされている。このLED灯4は、LED素子6が広角レンズ7によって被包された構成とされている。具体的には、CLAVIS Company 製のLUXEON Rebel用広角レンズが使用されている。
この広角レンズ7は、材質がPC(ポリカーボネート)、屈折率:1.59、光線透過率:89%とされ、LED素子6による発光が、約160度の方向に光強度がピークとなるように拡散することが可能とされている。
即ち、LED素子6による発光を約160度の方向とすることによって表示板(図示せず。)等の照射面に対して面反射することなく最大領域の照射が可能となると共に、光強度がピークとなるようにすることで照射面に対して均一な照度を確保することが可能となる。
上記の様に構成された交換用LED照明装置では、図4に示すように、LED灯4を環状とされる放熱リング3の円周方向に沿って70mmピッチ毎に配置することでLED素子6から照射される光は広角レンズ7によって図中A矢印方向へ拡散される。
これにより管体2の両側の相対する面に例えば標識の表示板(図示せず。)が配置された場合には、この表示板に対して均一に照射することが可能となる。
なお、本実施例では管体内にLED灯を設けた交換用LED照明装置を詳述するものであるが、必ずしも管体を必要とするものではなく、環状とされる放熱板上にLED灯が配置された構成であっても構わない。
また、本実施例では環状の放熱リングの両側面にLED灯を配置するものであるが、必ずしも放熱リングの両側面に配置する必要性はなく、どちらかの一側面に配置する構成であっても構わない。
以上の構成の交換用LED照明装置では、円形状の蛍光灯と略同形とすることで既設の内照式標識に大きな手を加えることなく既設の蛍光灯と取り替えることでLED可能となる。
また、広角レンズによってLED素子による発光を約160度の範囲内にて拡散することで環状に配置されるLED灯に相対する標識文字が記載された表示板(図示せず。)に対して均一な照明を行うことが可能となる。
更に、広角レンズによってLED素子による発光が拡散されることでLED素子との間隔を拡げることが可能となり、これにより最小限での個数によるLED素子での照明を行うことができる。
また、環状の放熱リングの両側面にLED灯を配置することで従来の円形の蛍光灯と同様に両側に配置された表示板に対して均一な照明を行うことが可能となる。
<実施例2>
図5は本発明を適用した内照式標識の交換用LED照明装置による内照式標識の一例を説明するための模式図である。
ここで示す内照式標識11は、アルミニウム合金などの金属を材質とする両端開口状とされた筺体12内に交換用LED照明装置1を着脱自在に支持することができる支持腕部13が取り付けられている。
この支持腕部13は筺体12内側面に交換用LED照明装置1の管体2を四方より嵌め合わせて筺体12内にて支持できる構成とされている。
また、筺体12のそれぞれの開口端16には表示板14が取り付けられている。この表示板14は、アクリル樹脂などの合成樹脂材料により乳白色状に形成されると共に、例えば「侵入禁止」などの標識文字(図示せず。)が描かれた構成とされている。
更に、表示板14は、筺体12の開口端16に対してゴムパッキン(図示せず。)を介して締結ネジ17によって取り外し可能な構成とされている。
従って、既設の蛍光灯(図示せず。)から交換用LED照明装置1に取り替える場合には、表示板14を取り外して支持腕部13から蛍光灯を取り外し、この蛍光灯を略同形とされる交換用LED照明装置1を支持腕部13に取り付けることで交換を容易にすることができる構成とされている。
次に、交換用LED照明装置1は、図1、図2および図3において前述したように、既設の円形蛍光灯管(図示せず。)と略同径とされた管体2と、この管体2内の略中央に周設される放熱リング3と、この放熱リング3の両側面に配置されるLED灯4とを備える構成とされている。
ここで、管体2は透明のガラス材、あるいはアクリル樹脂等の合成樹脂材より形成され、円形の蛍光灯と同様に環状とされている。
また、放熱リング3はアルミ板、あるいは銅板のように熱伝導性の優れた材質より形成されている。
更に、放熱リング3の両側面にはハイパワー用のLED灯の放熱基板としてのLED専用放熱基板5が取付けられた構成とされている。
このLED専用放熱基板5は、LED灯の点灯時の発熱がLED専用放熱基板5を通して放熱リング3に放熱されることで管体2内での複数のハイパワーのLED灯の設置が可能とされるものである。
また、LED灯4は、管体2の接続部9に設けられるコネクタ10と電流線8によって接続されている。そして蛍光灯と同様に筺体12内に設けられるプラグ(図示せず。)をコネクタ10に差し込むことによりLED灯4が点灯する構成とされている。
次に、LED専用放熱基板5上にはLED灯4が配置された構成とされている。このLED灯4は、LED素子6が広角レンズ7によって被包された構成とされている。
この広角レンズ7は、材質がPC(ポリカーボネート)、屈折率:1.59、光線透過率:89%とされ、LED素子6による発光が、約160度の方向に光強度がピークとなるように拡散することが可能とされている。
即ち、LED素子6による発光を約160度の方向とすることによって表示板14に対して面反射することなく最大領域の照射が可能となると共に、光強度がピークとなるようにすることで照射面に対して均一な照度を確保することが可能となる。
これによりLED灯4を環状とされる放熱リング3の円周方向に沿って70mmピッチ毎に配置することでLED素子6から照射される光は広角レンズ7によって約160度の方向に光強度がピークとなる様に拡散することで、交換用LED照明装置1の両側に配置される表示板14に対して均一に照射することが可能となる。
なお、本実施例では筺体12の両側に表示板14を取り付けた構成の内照式標識11を詳述するものであるが、必ずしも筺体12の両側に表示板14を取り付ける必要性はなく、一側面のみに表示板14を取り付ける構成であっても構わない。
この場合には、交換用LED照明装置1のLED灯は放熱リングの表示板方向側面のみに配置された構成とすることが望ましい。
以上の構成の内照式標識では、LED灯を環状に配置することにより既設の蛍光灯の内照式標識の蛍光灯の取替え時と同様に交換用LED照明装置を容易に取り付けることが可能となる。
また、交換用LED照明装置のLED素子による発光を広角レンズによって約160度の方向に光強度がピークとなる様に拡散することで円形の蛍光灯以上に標識文字が記載された表示板に対して均一な照明を行うことが可能となる。
また、環状の放熱リングの両側面にLED灯を配置することで円形の蛍光灯と同様に両側に配置された表示板に対して均一な照明を行うことが可能となる。
1 交換用LED照明装置
2 管体
3 放熱リング
4 LED灯
5 LED専用放熱基板
6 LED素子
7 広角レンズ
9 接続部
10 コネクタ
11 内照式標識
12 筺体
13 支持腕部
14 表示板
16 開口端
17 締結ネジ

Claims (5)

  1. 環状の放熱リングと、
    前記放熱リングの少なくとも一側面に配置されたLED灯とを備える
    内照式標識の交換用LED照明装置。
  2. 前記LED灯は、
    LED素子と、
    前記LED素子を被包する約160度方向に光強度のピークを持つ広角レンズとを有する
    請求項1に記載の内照式標識の交換用LED照明装置。
  3. 前記放熱リング及びLED灯が透光性を有する管体により被包された
    請求項1または請求項2に記載の内照式標識の交換用LED照明装置。
  4. 少なくとも一方の開口端に表示板が取付けられた筺体と、
    前記筺体内に交換用LED照明装置を支持するために配置された支持腕部と、
    環状の放熱リングと、
    前記放熱リングの少なくとも一側面に配置されたLED灯を有するLED照明装置とを備える
    内照式標識。
  5. 前記LED灯は、
    LED素子と、
    前記LED素子を被包する約160度方向に光強度のピークを持つ広角レンズを有する
    請求項4に記載の内照式標識。
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