JP2011244906A - 脊椎固定用骨アンカーユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハウジング部材13の内周には、周方向溝17が形成される。インサート部材12には、周方向溝17に係止可能な凸突起24と、先端側に凸突起24が設けられた可撓部23とが設けられる。インサート部材12は、凸突起24が周方向溝17に係止した状態でハウジング部材13に対して回転可能に保持される。インサート部材12がハウジング部材13に押し込まれて可撓部23が撓むことで、凸突起24と周方向溝17との係止が解除され、凸突起24がハウジング部材13の係合凹部18に係合する。
【選択図】 図11
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る脊椎固定用骨アンカーユニット1が、脊柱100を構成する脊椎(以下、「脊椎100」という)を固定するために用いられている状態を例示する図である。尚、図1では、胸椎である脊椎100及び脊椎固定用骨アンカーユニット1(以下、単に「骨アンカーユニット1」ともいう)等の部材のみを図示している。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図12は、本発明の第2実施形態に係る脊椎固定用骨アンカーユニット2(以下、単に「骨アンカーユニット2」ともいう)におけるハウジング部材13を示す断面図である。尚、図12は、第1実施形態の骨アンカーユニット1のハウジング部材13の断面図である図8に対応する断面を示している。また、図13は、骨アンカーユニット2におけるインサート部材12を示す斜視図である。尚、図13(a)及び図13(b)は、インサート部材12についての異なる角度から見た状態の斜視図を示している。また、図14は、骨アンカーユニット2におけるインサート部材12の左側面図(図14(a))、正面図(図14(b))、右側面図(図14(c))、及び図14(a)のG−G線矢視位置から見た断面図(図14(d))を示している。
10 セットスクリュー(固定部材)
11 骨スクリュー(骨係合部材)
11b 頭部
12 インサート部材
13 ハウジング部材
14 一端側開口
15 他端側開口
17 周方向溝
18 係合凹部
19 開放領域
22 ロッド座部
22a 凹み面
23 可撓部
24 凸突起
100 脊椎
100a 椎骨
101 ロッド部材
101a ロッド状の部分
Claims (5)
- 少なくともロッド状の部分を有して脊柱に沿って配置されるロッド部材を保持するとともに脊椎に係合した状態で配置されることで脊椎を固定する脊椎固定用骨アンカーユニットであって、
脊椎の椎骨に対して一端側が係合する骨係合部材と、
一端側で開口する一端側開口と他端側で開口して前記一端側開口に連通する他端側開口とが設けられるとともに、前記骨係合部材がその一端側から前記他端側開口に挿入されて当該骨係合部材における他端側の端部に設けられた頭部が前記一端側開口の内側に対して係止するハウジング部材と、
前記ハウジング部材に対して前記他端側開口から挿入されて内側に配置され、一端側の少なくとも一部が前記頭部に当接するとともに、前記ロッド状の部分の外周の一部に沿って湾曲した凹み面を有して当該凹み面にて前記ロッド状の部分に当接するロッド座部が他端側に設けられたインサート部材と、
前記骨係合部材が椎骨に係合するとともに前記他端側開口から挿入された前記ロッド部材の前記ロッド状の部分が前記ロッド座部に当接するように配置された状態で、前記ハウジング部材の他端側に係合するとともに前記ロッド状の部分を前記インサート部材に対して押し付けて固定する固定部材と、
を備え、
前記ハウジング部材の内周には、周方向に沿って延びるように形成された周方向溝が形成され、
前記インサート部材には、外側に向かって凸状に突出して形成されるとともに前記周方向溝に係止可能な凸突起と、片持ち状に突出して形成されて先端側に前記凸突起が設けられるとともに弾性変形して撓み可能な可撓部と、が設けられ、
前記インサート部材は、前記凸突起が前記周方向溝に係止した状態で前記ハウジング部材に対して回転可能に保持され、
前記ハウジング部材には、前記他端側開口の一部を構成するとともに当該ハウジング部材の側面にて前記ロッド部材が貫通した状態で配置されるように開放形成された開放領域と、当該ハウジング部材の内周に形成されて前記凸突起に係合可能に凹み形成された係合凹部と、が設けられ、
前記インサート部材の前記ハウジング部材に対する相対的な回転動作が行われることで、前記凸突起が前記開放領域から前記周方向溝に対して挿入され、前記インサート部材が前記ハウジング部材に押し込まれて前記可撓部が撓むことで、前記開放領域から挿入されて前記周方向溝に対して係止した前記凸突起と前記周方向溝との係止が解除され、前記可撓部が撓んだ後に弾性回復することで、前記凸突起が前記係合凹部に係合することを特徴とする、脊椎固定用骨アンカーユニット。 - 請求項1に記載の脊椎固定用骨アンカーユニットであって、
前記可撓部は、一対設けられて、前記ロッド座部の両側に配置され、
前記凸突起は、一対設けられて、一対の前記可撓部のそれぞれにおける外側の側面に設けられていることを特徴とする、脊椎固定用骨アンカーユニット。 - 請求項1又は請求項2に記載の脊椎固定用骨アンカーユニットであって、
前記周方向溝は、前記ハウジング部材において、前記他端側開口から前記一端側開口へと向かう前記骨係合部材の挿入方向に対して垂直な面と平行に延びるように形成されていることを特徴とする、脊椎固定用骨アンカーユニット。 - 請求項3に記載の脊椎固定用骨アンカーユニットであって、
前記固定部材は、外周に雄ネジ部分が形成されるとともに、前記ハウジング部材の内周に形成された雌ネジ部分に前記雄ネジ部分にて螺合するスクリュー部材として設けられ、
前記周方向溝は、前記垂直な面に平行に延びるとともに、前記雌ネジ部分の螺旋方向又はその延長方向に対して連続して延びるように形成されていることを特徴とする、脊椎固定用骨アンカーユニット。 - 請求項2に記載の脊椎固定用骨アンカーユニットであって、
前記固定部材は、外周に雄ネジ部分が形成されるとともに、前記ハウジング部材の内周に形成された雌ネジ部分に前記雄ネジ部分にて螺合するスクリュー部材として設けられ、
前記インサート部材において前記ハウジング部材に挿入される方向である当該インサート部材の軸方向における一対の前記凸突起の位置が、前記雌ネジ部分のピッチに対応してずれるように配置され、
前記周方向溝が、前記雌ネジ部分の螺旋方向又はその延長方向において連続して延びる螺旋状に形成されていることを特徴とする、脊椎固定用骨アンカーユニット。
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