JP2011244107A - スピーカーエッジ用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】低硬度かつ低セットであって、内部損失が大きく、耐久性に優れる上、薄膜形成が可能なスピーカーエッジ用組成物を提供する。
【解決手段】成分(A)ポリスチレン−水添ポリブタジエン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−1)、ポリスチレン−水添ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−2)及びポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−3)から選ばれる少なくとも1種100質量部、成分(B)ポリオレフィン2〜20質量部、及び成分(C)オイル70〜300質量部
を含有し、かつ前記成分(A)の重量平均分子量が40万以上であるスピーカーエッジ用組成物。
【選択図】図1
【解決手段】成分(A)ポリスチレン−水添ポリブタジエン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−1)、ポリスチレン−水添ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−2)及びポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−3)から選ばれる少なくとも1種100質量部、成分(B)ポリオレフィン2〜20質量部、及び成分(C)オイル70〜300質量部
を含有し、かつ前記成分(A)の重量平均分子量が40万以上であるスピーカーエッジ用組成物。
【選択図】図1
Description
本発明は、内部損失及び柔軟性が共に優れたスピーカーエッジ用組成物に関する。
スピーカーの振動板は、スピーカーエッジにより支持されている。このスピーカーエッジには、従来、ウレタンフォーム、紙、布などが用いられてきたが、該スピーカーエッジは、振動板の余分な振動を吸収できるよう、高い内部損失を有することが求められる点では不十分であった。
熱可塑性エラストマーを用いたスピーカーエッジ材料としては、例えばエチレン−アクリル酸エステル共重合体ゴム(特許文献1参照)、ポリウレタンフォーム(例えば、特許文献2参照)、スチレン系熱可塑性エラストマー及びポリプロピレンの混合物を主成分とする熱可塑性エラストマー(例えば、特許文献3参照)、エチレン−プロピレン−ジエン化合物共重合体ゴム(例えば特許文献4参照)などが開示されている。
しかしながら、これらの特許文献に記載されている材料は、いずれも充分な内部損失を有していない上、振動板への追随性を上げるために軟らかくするとセットが大きくなり、耐久性が劣るという欠点があった。
熱可塑性エラストマーを用いたスピーカーエッジ材料としては、例えばエチレン−アクリル酸エステル共重合体ゴム(特許文献1参照)、ポリウレタンフォーム(例えば、特許文献2参照)、スチレン系熱可塑性エラストマー及びポリプロピレンの混合物を主成分とする熱可塑性エラストマー(例えば、特許文献3参照)、エチレン−プロピレン−ジエン化合物共重合体ゴム(例えば特許文献4参照)などが開示されている。
しかしながら、これらの特許文献に記載されている材料は、いずれも充分な内部損失を有していない上、振動板への追随性を上げるために軟らかくするとセットが大きくなり、耐久性が劣るという欠点があった。
本発明は、このような状況下になされたもので、低硬度かつ低セットであって、内部損失が大きく、耐久性に優れる上、薄膜形成が可能なスピーカーエッジ用組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、成分(A)重量平均分子量が40万以上の特定の水添スチレン系エラストマー、成分(B)ポリオレフィン及び成分(C)オイルを含有し、各成分を特定比率にて混合した組成物により、その目的を達成し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
[1]成分(A)ポリスチレン−水添ポリブタジエン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEBSと略す。)(a−1)、ポリスチレン−水添ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEPSと略す。)(a−2)及びポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEEPSと略す。)(a−3)から選ばれる少なくとも1種100質量部、
成分(B)ポリオレフィン2〜20質量部及び
成分(C)オイル70〜300質量部
を含有し、かつ前記成分(A)の重量平均分子量が40万以上であることを特徴とするスピーカーエッジ用組成物、
[2]さらに、成分(D)ポリフェニレンエーテルを含有する、上記[1]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[3]成分(D)ポリフェニレンエーテルが、ポリフェニレンエーテル/ポリスチレン系アロイ、ポリフェニレンエーテル/ポリプロピレン系アロイ、又はポリフェニレンエーテル/ポリアミド系アロイである、上記[2]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[4]成分(D)の含有量が、成分(A)100質量部に対して10〜100質量部である、上記[2]又は[3]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[5]成分(B)ポリオレフィンがポリプロピレンである、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のスピーカーエッジ用組成物、及び
[6]硬度(ショアA)が3〜50度である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のスピーカーエッジ用組成物、
を提供するものである。
[1]成分(A)ポリスチレン−水添ポリブタジエン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEBSと略す。)(a−1)、ポリスチレン−水添ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEPSと略す。)(a−2)及びポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンのトリブロック共重合体(以下、SEEPSと略す。)(a−3)から選ばれる少なくとも1種100質量部、
成分(B)ポリオレフィン2〜20質量部及び
成分(C)オイル70〜300質量部
を含有し、かつ前記成分(A)の重量平均分子量が40万以上であることを特徴とするスピーカーエッジ用組成物、
[2]さらに、成分(D)ポリフェニレンエーテルを含有する、上記[1]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[3]成分(D)ポリフェニレンエーテルが、ポリフェニレンエーテル/ポリスチレン系アロイ、ポリフェニレンエーテル/ポリプロピレン系アロイ、又はポリフェニレンエーテル/ポリアミド系アロイである、上記[2]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[4]成分(D)の含有量が、成分(A)100質量部に対して10〜100質量部である、上記[2]又は[3]に記載のスピーカーエッジ用組成物、
[5]成分(B)ポリオレフィンがポリプロピレンである、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のスピーカーエッジ用組成物、及び
[6]硬度(ショアA)が3〜50度である、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のスピーカーエッジ用組成物、
を提供するものである。
本発明によれば、低硬度かつ低セットであって、内部損失が大きく、耐久性に優れる上、薄膜形成が可能なスピーカーエッジ用組成物を提供することができる。
本発明のスピーカーエッジ用組成物は、成分(A)SEBS(a−1)、SEPS(a−2)及びSEEPS(a−3)から選ばれる少なくとも1種、成分(B)ポリオレフィン及び成分(C)オイルを下記に示す比率で含有する組成物であり、低硬度かつ低セットであって、内部損失が大きく、耐久性に優れる上、薄膜成形が可能な性状を有している。
[成分(A)]
(SEBS(a−1))
SEBS(a−1)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは20〜65質量%であり、ポリブタジエンブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要し、40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEBSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEBSとしては、市販品を使用することもできる。なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー[GPC:東ソー製HLC−8020、カラム:東ソー製GMH−XL(2本直列)、検出器:示差屈折率計(RI)]で単分散ポリスチレンを基準として、各重合体のポリスチレン換算で出した値であり、以下、同様である。
(SEBS(a−1))
SEBS(a−1)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは20〜65質量%であり、ポリブタジエンブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要し、40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEBSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEBSとしては、市販品を使用することもできる。なお、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー[GPC:東ソー製HLC−8020、カラム:東ソー製GMH−XL(2本直列)、検出器:示差屈折率計(RI)]で単分散ポリスチレンを基準として、各重合体のポリスチレン換算で出した値であり、以下、同様である。
(SEPS(a−2))
SEPS(a−2)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは10〜40質量%であり、ポリイソプレンブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要し、40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEPSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEPSとしては、市販品を使用することもできる。
SEPS(a−2)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは10〜40質量%であり、ポリイソプレンブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要し、40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEPSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEPSとしては、市販品を使用することもできる。
(SEEPS(a−3))
SEEPS(a−3)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは20〜40質量%であり、ブタジエン/イソプレン共重合体ブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要する。40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEEPSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEEPSとしては、市販品を使用することもできる。
本発明においては、成分(A)として、前記SEBS(a−1)、SEPS(a−2)及びSEEPS(a−3)を、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
SEEPS(a−3)としては特に制限は無いが、ポリスチレンブロックの含有率は好ましくは10〜70質量%、より好ましくは20〜40質量%であり、ブタジエン/イソプレン共重合体ブロックの水素添加率は、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70〜100モル%である。また、重量平均分子量は40万以上であることを要する。40万未満であれば、前記の所望の性状を有する組成物が得られない。その上限については特に制限はないが、通常100万程度であり、好ましい重量平均分子量は40万〜80万である。かかる重量平均分子量が40万以上であるSEEPSの製造方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。また、かかる重量平均分子量40万以上のSEEPSとしては、市販品を使用することもできる。
本発明においては、成分(A)として、前記SEBS(a−1)、SEPS(a−2)及びSEEPS(a−3)を、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
[成分(B)]
成分(B)ポリオレフィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、プロピレン/4−メチル−1−ペンテン共重合体、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリブテン−1などが挙げられる。これらの中でも、加工性及び耐熱性の観点から、JIS K7210[190℃、21.18N(2.16kgf)]に従って測定したメルトフローレート(以下、MFRと略称する。)が、0.1〜100g/10分であるポリオレフィンを使用することが好ましく、0.5〜50g/10分であるポリオレフィンを使用することがより好ましい。また、ポリプロピレンであることが好ましい。このようなポリオレフィンは市販されており、例えば「ノバテック(登録商標)BC05B」(商品名、成分;ポリプロピレン、日本ポリプロ株式会社製)、「M1600」(商品名、成分;ポリプロピレン、サンアロマー株式会社製)、「ビューロン」(登録商標、成分;ポリブテン−1、三井化学株式会社製)などがあり、これらを使用してもよい。
ポリオレフィンの含有量は、前記の所望の性状を有する組成物を得る観点から、成分(A)100質量部に対して2〜20質量部であることを要し、加工性の観点から、5〜20質量部であることが好ましい。
成分(B)ポリオレフィンとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、プロピレン/4−メチル−1−ペンテン共重合体、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリブテン−1などが挙げられる。これらの中でも、加工性及び耐熱性の観点から、JIS K7210[190℃、21.18N(2.16kgf)]に従って測定したメルトフローレート(以下、MFRと略称する。)が、0.1〜100g/10分であるポリオレフィンを使用することが好ましく、0.5〜50g/10分であるポリオレフィンを使用することがより好ましい。また、ポリプロピレンであることが好ましい。このようなポリオレフィンは市販されており、例えば「ノバテック(登録商標)BC05B」(商品名、成分;ポリプロピレン、日本ポリプロ株式会社製)、「M1600」(商品名、成分;ポリプロピレン、サンアロマー株式会社製)、「ビューロン」(登録商標、成分;ポリブテン−1、三井化学株式会社製)などがあり、これらを使用してもよい。
ポリオレフィンの含有量は、前記の所望の性状を有する組成物を得る観点から、成分(A)100質量部に対して2〜20質量部であることを要し、加工性の観点から、5〜20質量部であることが好ましい。
成分(B)ポリオレフィンには、加工性及び耐熱性を向上させる目的で、ポリスチレンを併用することができる。該ポリスチレンは、公知の製造方法で得られたものを使用でき、ラジカル重合法、イオン重合法のいずれの方法で製造してもよい。該ポリスチレンの重量平均分子量は、好ましくは5千〜50万、より好ましくは1万〜20万であり、分子量分布は5以下のものが好ましい。該ポリスチレンとしては、例えば、ポリスチレン、スチレン単位含有量60質量%以上のスチレン−ブタジエンブロック共重合体、ゴム補強ポリスチレン、ポリα−メチルスチレン、ポリp−t−ブチルスチレンなどが挙げられ、これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。ポリスチレンを併用する場合、ポリオレフィン/ポリスチレン=95/5〜85/15(質量比)であることが好ましい。
[成分(C)]
成分(C)オイルとしては、例えばパラフィン系オイル、ナフテン系オイル、シリコーンオイル、芳香族系オイル、植物系オイルなどが挙げられる。これらの中でも、相溶性の観点から、パラフィン系オイル、シリコーンオイルが好ましい。特に、パラフィン系オイルは、ブリード抑制の観点から、動粘度(40℃)が100〜10000mm2/sであることが好ましい。かかる動粘度は、JIS K 2283に準じて測定できる。
パラフィン系オイルとしては、例えば「ダイアナプロセスオイルPW380」(商品名、出光興産株式会社製、分子量750、動粘度(40℃)380mm2/s)、「ルーカント(登録商標)HC−100」(商品名、三井化学株式会社製、分子量2400、動粘度(40℃)1300mm2/s)などが挙げられる。シリコーンオイルとしては、市販されているものを使用できる。植物系オイルとしては、例えばひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、梛子油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリーブ油などが挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、相溶性が良好であれば、2種以上を併用してもよい。
オイルの含有量は、前記の所望の性状を有する組成物を得る観点から、成分(A)100質量部に対して70〜300質量部であることを要し、柔軟性、加工性、機械的強度、硬度及びスピーカーエッジの長期間の使用によるブリードの抑制などを併せて考慮すると、70〜270質量部であることが好ましい。
成分(C)オイルとしては、例えばパラフィン系オイル、ナフテン系オイル、シリコーンオイル、芳香族系オイル、植物系オイルなどが挙げられる。これらの中でも、相溶性の観点から、パラフィン系オイル、シリコーンオイルが好ましい。特に、パラフィン系オイルは、ブリード抑制の観点から、動粘度(40℃)が100〜10000mm2/sであることが好ましい。かかる動粘度は、JIS K 2283に準じて測定できる。
パラフィン系オイルとしては、例えば「ダイアナプロセスオイルPW380」(商品名、出光興産株式会社製、分子量750、動粘度(40℃)380mm2/s)、「ルーカント(登録商標)HC−100」(商品名、三井化学株式会社製、分子量2400、動粘度(40℃)1300mm2/s)などが挙げられる。シリコーンオイルとしては、市販されているものを使用できる。植物系オイルとしては、例えばひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、梛子油、落花生油、木ろう、パインオイル、オリーブ油などが挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、相溶性が良好であれば、2種以上を併用してもよい。
オイルの含有量は、前記の所望の性状を有する組成物を得る観点から、成分(A)100質量部に対して70〜300質量部であることを要し、柔軟性、加工性、機械的強度、硬度及びスピーカーエッジの長期間の使用によるブリードの抑制などを併せて考慮すると、70〜270質量部であることが好ましい。
本発明のスピーカーエッジ用組成物においては、耐熱性を向上させる目的などで、必要に応じ、成分(D)としてポリフェニレンエーテルを含有させることができる。
[成分(D)]
成分(D)ポリフェニレンエーテルは、下記一般式
[成分(D)]
成分(D)ポリフェニレンエーテルは、下記一般式
(式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキル基又はフェニル基を表す。)で表される繰り返し単位からなる単独重合体又は該繰り返し単位を含む共重合体であり、本発明においては、ポリスチレン、ポリプロピレン又はポリアミドとのアロイも含む。
かかる一般式中、R1〜R4が表すハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。また、R1〜R4が表す炭素数1〜5のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。該ポリフェニレンエーテルとしては、公知のものを使用することができ、単独重合体としては、例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)などが挙げられ、共重合体としては、例えば2,6−ジメチルフェノールと1価のフェノール類(例えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル−6−ブチルフェノール)との共重合体の如きポリフェニレンエーテル共重合体などが挙げられる。
成分(D)ポリフェニレンエーテルは市販されており、例えば旭化成ケミカルズ株式会社製の「ザイロン(登録商標)」シリーズ、日本GEプラスチックス株式会社製の「ノリル(登録商標)」シリーズなどを使用することができる。
かかる成分(D)を含有させることにより、当該組成物の耐熱性が向上する。成分(D)を含有させる場合、その含有量に特に制限は無いが、成分(A)100質量部に対して10〜100質量部であることが好ましい。
かかる一般式中、R1〜R4が表すハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。また、R1〜R4が表す炭素数1〜5のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基が挙げられる。該ポリフェニレンエーテルとしては、公知のものを使用することができ、単独重合体としては、例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル)などが挙げられ、共重合体としては、例えば2,6−ジメチルフェノールと1価のフェノール類(例えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル−6−ブチルフェノール)との共重合体の如きポリフェニレンエーテル共重合体などが挙げられる。
成分(D)ポリフェニレンエーテルは市販されており、例えば旭化成ケミカルズ株式会社製の「ザイロン(登録商標)」シリーズ、日本GEプラスチックス株式会社製の「ノリル(登録商標)」シリーズなどを使用することができる。
かかる成分(D)を含有させることにより、当該組成物の耐熱性が向上する。成分(D)を含有させる場合、その含有量に特に制限は無いが、成分(A)100質量部に対して10〜100質量部であることが好ましい。
[他の任意成分]
本発明のスピーカーエッジ用組成物においては、本発明の目的が損なわれない範囲で、前記成分(A)〜(D)以外に、さらにその他の添加剤を加えてもよい。かかる添加剤としては、例えばセラミック、カーボンブラック、アンバー、シェンナ、カオリン、ニッケルチタンイエロー、コバルトブルー、プラマスターグレー、キノフタロン、ジケトピロロピロール、キナクリドン、ジオキサジン、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの顔料:難燃剤:老化防止剤:帯電防止剤:抗菌剤:酸化防止剤:タルク、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、ガラス粉、ガラスバルーンなどの無機中空フィラー、セラミックス粉、マイカなどの無機充填剤:コルク粉末、木粉、グラファイトなどの有機充填剤:ステアリン酸などの離型剤:光安定剤:ロジン誘導体などの粘着付与剤(タッキファイヤー):「レオストマー(登録商標)B」(商品名、理研テクノス株式会社製)などの接着性エラストマー:クマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェノールテルペン樹脂などが挙げられる。添加剤を加える場合、その使用量は、成分(A)100質量部に対して、20質量部以下であることが好ましく、5質量部以下であることがより好ましい。
本発明のスピーカーエッジ用組成物においては、本発明の目的が損なわれない範囲で、前記成分(A)〜(D)以外に、さらにその他の添加剤を加えてもよい。かかる添加剤としては、例えばセラミック、カーボンブラック、アンバー、シェンナ、カオリン、ニッケルチタンイエロー、コバルトブルー、プラマスターグレー、キノフタロン、ジケトピロロピロール、キナクリドン、ジオキサジン、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの顔料:難燃剤:老化防止剤:帯電防止剤:抗菌剤:酸化防止剤:タルク、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、ガラス粉、ガラスバルーンなどの無機中空フィラー、セラミックス粉、マイカなどの無機充填剤:コルク粉末、木粉、グラファイトなどの有機充填剤:ステアリン酸などの離型剤:光安定剤:ロジン誘導体などの粘着付与剤(タッキファイヤー):「レオストマー(登録商標)B」(商品名、理研テクノス株式会社製)などの接着性エラストマー:クマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂、フェノールテルペン樹脂などが挙げられる。添加剤を加える場合、その使用量は、成分(A)100質量部に対して、20質量部以下であることが好ましく、5質量部以下であることがより好ましい。
[組成物の調製]
本発明のスピーカーエッジ用組成物の調製法については特に制限はなく、従来公知の各種方法を採用することができるが、下記の方法でペレット状組成物を調製することが好ましい。
成分(A)〜(C)並びに必要に応じて成分(D)及び上記添加剤を混合し、例えば一軸混練機、二軸混練機、バンバリーミキサー、ブラベンダー、ニーダー、高剪断型ミキサーなどを用いて、好ましくは100〜300℃で溶融混練し、ペレット状組成物を調製する。特に、成分(C)のオイルを各成分と十分に混合するためには、特に限定するわけではないが、以下の方法で混合すればよい。例えば、スクリュー全長/シリンダ径=30以上、好ましくは50〜70であり、スクリュー全長に対する混練帯域の長さの比率が30%以上、好ましくは40〜70%である二軸混練機を用意する。予め、成分(C)の一部又は全部を、成分(A)及び(B)並びに必要に応じて成分(D)及び前記添加剤へ加えて混合しておき、用意した二軸混練機のポリマー投入口からフィードするとともに、残りの成分(C)があれば、ポリマー投入口又はサイドフィード口からフィードして溶融混練することにより、成分(C)が組成物中へ十分に混入した、ブリードし難いペレットを得ることができる。また、予め、成分(C)の一部又は全部を、成分(A)及び(B)並びに必要に応じて成分(D)及び前記添加剤へ加えて混合しておくことをせず、それぞれ同時にポリマー投入口からフィードしてもよい。
本発明のスピーカーエッジ用組成物の調製法については特に制限はなく、従来公知の各種方法を採用することができるが、下記の方法でペレット状組成物を調製することが好ましい。
成分(A)〜(C)並びに必要に応じて成分(D)及び上記添加剤を混合し、例えば一軸混練機、二軸混練機、バンバリーミキサー、ブラベンダー、ニーダー、高剪断型ミキサーなどを用いて、好ましくは100〜300℃で溶融混練し、ペレット状組成物を調製する。特に、成分(C)のオイルを各成分と十分に混合するためには、特に限定するわけではないが、以下の方法で混合すればよい。例えば、スクリュー全長/シリンダ径=30以上、好ましくは50〜70であり、スクリュー全長に対する混練帯域の長さの比率が30%以上、好ましくは40〜70%である二軸混練機を用意する。予め、成分(C)の一部又は全部を、成分(A)及び(B)並びに必要に応じて成分(D)及び前記添加剤へ加えて混合しておき、用意した二軸混練機のポリマー投入口からフィードするとともに、残りの成分(C)があれば、ポリマー投入口又はサイドフィード口からフィードして溶融混練することにより、成分(C)が組成物中へ十分に混入した、ブリードし難いペレットを得ることができる。また、予め、成分(C)の一部又は全部を、成分(A)及び(B)並びに必要に応じて成分(D)及び前記添加剤へ加えて混合しておくことをせず、それぞれ同時にポリマー投入口からフィードしてもよい。
こうして得られるペレット状組成物において、特に硬度(ショアA)が3〜50度である組成物を射出成形して得られるスピーカーエッジは、柔軟性及び加工性が優れており好ましい。
スピーカーエッジは、例えば前述のようにして得られたペレット状組成物を用い、射出成形(金型温度:30〜100℃、樹脂温度:150〜250℃)することによって、作製することができる。
スピーカーエッジは、例えば前述のようにして得られたペレット状組成物を用い、射出成形(金型温度:30〜100℃、樹脂温度:150〜250℃)することによって、作製することができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
なお、各例における諸特性を、以下に示す方法に従って求めた。
(1)硬度
ペレット状組成物について、JIS K 6253(タイプA)に準拠してショアA硬度を測定した。
(2)内部損失(tanδ)
ペレット状組成物を、金型温度80℃、樹脂温度170℃の条件で射出成形して縦40mm、横5mm、厚さ2mmのシートを作製し、試料とした。この試料について、粘弾性スペクトロメーター「RDAIII」(レオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イー株式会社製)を用い、チャック間距離2mm、動的歪1%、周波数1Hz、測定温度25℃の測定条件にて、動的粘弾性測定を行ない、内部損失(tanδ)を測定した。
(3)引裂強度
ペレット状組成物を、金型温度80℃、樹脂温度170℃の条件で射出成形し、JIS K 6252に準じてトラウザ形試験片を作製して引裂強度を測定した。
(4)耐久性(亀裂数)
ペレット状組成物を、樹脂温度230℃の条件で射出成形し、試験用エッジ材を作製した。次いで、図1に示すように、エッジ材10に接合している試験用振動板1を加振器3の振動部4にネジ6で固定し、エッジ材に接合している外枠2を加振器基部5に固定した。
振動部4をJIS C5532ノイズで加振し、一定時間後に生じた亀裂数を光学顕微鏡によって測定した。
なお、各例における諸特性を、以下に示す方法に従って求めた。
(1)硬度
ペレット状組成物について、JIS K 6253(タイプA)に準拠してショアA硬度を測定した。
(2)内部損失(tanδ)
ペレット状組成物を、金型温度80℃、樹脂温度170℃の条件で射出成形して縦40mm、横5mm、厚さ2mmのシートを作製し、試料とした。この試料について、粘弾性スペクトロメーター「RDAIII」(レオメトリック・サイエンティフィック・エフ・イー株式会社製)を用い、チャック間距離2mm、動的歪1%、周波数1Hz、測定温度25℃の測定条件にて、動的粘弾性測定を行ない、内部損失(tanδ)を測定した。
(3)引裂強度
ペレット状組成物を、金型温度80℃、樹脂温度170℃の条件で射出成形し、JIS K 6252に準じてトラウザ形試験片を作製して引裂強度を測定した。
(4)耐久性(亀裂数)
ペレット状組成物を、樹脂温度230℃の条件で射出成形し、試験用エッジ材を作製した。次いで、図1に示すように、エッジ材10に接合している試験用振動板1を加振器3の振動部4にネジ6で固定し、エッジ材に接合している外枠2を加振器基部5に固定した。
振動部4をJIS C5532ノイズで加振し、一定時間後に生じた亀裂数を光学顕微鏡によって測定した。
実施例1〜4及び比較例1〜4
表1に示した配合で各成分を予め混合し、次いで二軸混練機(東芝機械株式会社製、TEM58BS型、スクリュー全長/シリンダ径=62.5、スクリュー全長に対する混練帯域の長さの比率=62%)にて180℃で混練し、ストランド状に押し出しながらカッターにてカットし、各ペレット状組成物を調製した。
各ペレット状組成物を用いて、前述した諸特性を求めた。結果を表1に示す。
表1に示した配合で各成分を予め混合し、次いで二軸混練機(東芝機械株式会社製、TEM58BS型、スクリュー全長/シリンダ径=62.5、スクリュー全長に対する混練帯域の長さの比率=62%)にて180℃で混練し、ストランド状に押し出しながらカッターにてカットし、各ペレット状組成物を調製した。
各ペレット状組成物を用いて、前述した諸特性を求めた。結果を表1に示す。
[注]
1)SEEPS「セプトン4077」:株式会社クラレ製、ポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンからなるトリブロック共重合体、重量平均分子量約30万、ポリスチレンブロック含有率30質量%
2)SEEPS「セプトン4099」:株式会社クラレ製、ポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンからなるトリブロック共重合体、重量平均分子量約44万、ポリスチレンブロック含有率30質量%
3)ポリプロピレン「ノバテックBC05B」:日本ポリプロ株式会社製、MFR50g/10分
4)オイル「PW380」:パラフィン系オイル、分子量750、出光興産株式会社製、
5)オイル「ルーカントHC−100」:パラフィン系オイル、分子量2400、三井化学株式会社製
6)顔料「プラマスターグレー」:大日本インキ化学工業株式会社製
1)SEEPS「セプトン4077」:株式会社クラレ製、ポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンからなるトリブロック共重合体、重量平均分子量約30万、ポリスチレンブロック含有率30質量%
2)SEEPS「セプトン4099」:株式会社クラレ製、ポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンからなるトリブロック共重合体、重量平均分子量約44万、ポリスチレンブロック含有率30質量%
3)ポリプロピレン「ノバテックBC05B」:日本ポリプロ株式会社製、MFR50g/10分
4)オイル「PW380」:パラフィン系オイル、分子量750、出光興産株式会社製、
5)オイル「ルーカントHC−100」:パラフィン系オイル、分子量2400、三井化学株式会社製
6)顔料「プラマスターグレー」:大日本インキ化学工業株式会社製
表1において、実施例1と比較例1、実施例2と比較例2、実施例3と比較例3、実施例4と比較例4とを、それぞれ比較して分かるように、比較例におけるSEEPSの重量平均分子量が約30万であるのに対して、実施例におけるSEEPSの重量平均分子量は40万以上の約44万であって、実施例のものは、いずれも比較例に比べて、ショアA硬度はほとんど変わらないが、引裂強度が高く、かつ耐久性に優れている。また、内部損失の特性を損なうことなく、耐久性を向上させることができる。
本発明のスピーカーエッジ用組成物は、低硬度かつ低セットであって、内部損失が大きく、耐久性に優れる上、薄膜形成が可能であるなどの性状を有している。
1 試験用振動板
2 外枠
3 加振器
4 振動部
5 加振器基部
6 ネジ
10 エッジ材
2 外枠
3 加振器
4 振動部
5 加振器基部
6 ネジ
10 エッジ材
Claims (6)
- 成分(A)ポリスチレン−水添ポリブタジエン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−1)、ポリスチレン−水添ポリイソプレン−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−2)及びポリスチレン−水添ブタジエン/イソプレン共重合体−ポリスチレンのトリブロック共重合体(a−3)から選ばれる少なくとも1種100質量部、
成分(B)ポリオレフィン2〜20質量部及び
成分(C)オイル70〜300質量部
を含有し、かつ前記成分(A)の重量平均分子量が40万以上であることを特徴とするスピーカーエッジ用組成物。 - さらに、成分(D)ポリフェニレンエーテルを含有する、請求項1に記載のスピーカーエッジ用組成物。
- 成分(D)ポリフェニレンエーテルが、ポリフェニレンエーテル/ポリスチレン系アロイ、ポリフェニレンエーテル/ポリプロピレン系アロイ、又はポリフェニレンエーテル/ポリアミド系アロイである、請求項2に記載のスピーカーエッジ用組成物。
- 成分(D)の含有量が、成分(A)100質量部に対して10〜100質量部である、請求項2又は3に記載のスピーカーエッジ用組成物。
- 成分(B)ポリオレフィンがポリプロピレンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のスピーカーエッジ用組成物。
- 硬度(ショアA)が3〜50度である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のスピーカーエッジ用組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010112640A JP2011244107A (ja) | 2010-05-14 | 2010-05-14 | スピーカーエッジ用組成物 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013214874A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Onkyo Corp | スピーカー振動板およびこれを用いたスピーカー |
-
2010
- 2010-05-14 JP JP2010112640A patent/JP2011244107A/ja active Pending
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