JP2011243877A - 絶縁部材およびコッククロフト・ウォルトン回路 - Google Patents

絶縁部材およびコッククロフト・ウォルトン回路 Download PDF

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Abstract

【課題】絶縁部材の耐電圧性能を向上させること。
【解決手段】絶縁部材1は、帯状に形成された誘電体フィルム10と、電極X1、X2、X3、X4と、を備える。電極X1〜X4は、誘電体フィルム10の一方の面に、誘電体フィルム10の長手方向に並んで形成される。電極X1〜X4の形成された誘電体フィルム10は巻回され、電極X1と電極X2、電極X2と電極X3、電極X3と電極X4は、それぞれ、誘電体フィルム10を挟んで対向し、対向する領域ではコンデンサ素子が形成される。誘電体フィルム10を挟んで電極X1と電極X2とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10を挟んで電極X2と電極X3とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10を挟んで電極X3と電極X4とが対向する領域の面積とは、等しい。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁部材と、絶縁部材を有するコッククロフト・ウォルトン回路と、に関する。
従来より、数kV以上の高電圧を蓄電する際に、フィルムコンデンサが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図11、12を用いて、従来例に係るフィルムコンデンサ100について説明する。
フィルムコンデンサ100は、図11に示すように、帯状に形成された誘電体フィルム110と、第1電極X101、X102、X103と、第2電極Y101、Y102と、を備える。
誘電体フィルム110の一方の面には、誘電体フィルム110の長手方向に予め定められた間隔ごとに第1電極X101〜X103が形成される。また、誘電体フィルム110の他方の面には、誘電体フィルム110の長手方向に予め定められた間隔を空けて第2電極Y101、Y102が形成される。これら第1電極X101〜X103および第2電極Y101、Y102のそれぞれは、互いに絶縁されている。
第1電極X101と第2電極Y101、第2電極Y101と第1電極X102、第1電極X102と第2電極Y102、第2電極Y102と第1電極X103は、それぞれ、誘電体フィルム110を挟んで対向する領域を有しており、対向する領域ではコンデンサ素子が形成される。
以上の誘電体フィルム110を挟んで形成されるコンデンサ素子は、図12に示すように、直列接続された状態である。このため、第1電極X101と第1電極X103とに電圧を印加することで、フィルムコンデンサ100に高電圧を蓄電することができる。
また、上述の誘電体フィルム110は、例えば、カプトン(登録商標、非特許文献1参照)といったポリイミドフィルムにより形成され、図13に示すように、厚みが薄くなるに従って耐電圧が高くなるという特性を有する。このため、誘電体フィルム110の厚みを薄くすることで、上述の各コンデンサ素子の単位厚さ当たりの耐電圧を高くして、フィルムコンデンサ100に蓄電できる電圧をさらに高くすることができる。
特開平11−307385号公報
「超耐熱・超耐寒性ポリイミドフィルム カプトン(登録商標)」、東レ・デュポン株式会社、2005年
上述のフィルムコンデンサ100は、2つの導体を絶縁する絶縁部材として用いられる場合がある。この絶縁部材としてのフィルムコンデンサ100では、誘電体フィルム110の厚みを上述のように薄くすることで、上述の各コンデンサ素子の単位厚さ当たりの耐電圧を高くして、耐電圧性能を確保する。
ところが、上述の各コンデンサ素子には、静電容量にばらつきが生じる。このため、第1電極X101と第1電極X103との間に電圧がかかると、各コンデンサ素子の電極間電圧に差異が生じる。したがって、これら複数のコンデンサ素子のうち、他のコンデンサ素子では電極間電圧が耐電圧を超えていないにもかかわらず、特定のコンデンサ素子では電極間電圧が耐電圧を超えてしまうおそれがあり、絶縁部材としてのフィルムコンデンサ100の耐電圧性能を十分には確保できない場合があった。
上述の課題を鑑み、本発明は、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、絶縁性を有し、帯状に形成された帯状部材と、前記帯状部材の一方の面に、当該帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の電極と、を備え、前記帯状部材は、巻回され、前記電極は、当該電極の外周側の帯状部材を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向するとともに、当該電極の内周側の帯状部材を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向し、前記帯状部材を挟んで前記電極同士が対向する領域の各面積は、略等しいことを特徴とする絶縁部材を提案している。
この発明によれば、電極を、巻回された帯状部材のうちこの電極より外周側の部分を挟んで他の1つの電極と対向させるとともに、巻回された帯状部材のうちこの電極より内周側の部分を挟んで他の1つの電極と対向させることとした。このため、帯状部材を挟んで電極同士が対向する領域では、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。また、帯状部材を挟んで電極同士が対向する領域の各面積を略等しくすることとしたので、各コンデンサ素子の静電容量は、略等しくなる。したがって、各コンデンサ素子の電極間電圧に生じる差異を小さくすることができるので、複数のコンデンサ素子のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを抑制できる。よって、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることができる。
(2) 本発明は、絶縁性を有し、帯状に形成された第1の帯状部材と、前記第1の帯状部材の一方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第1電極と、前記第1の帯状部材の他方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第2電極と、前記第1の帯状部材と略等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、当該第1の帯状部材の長手方向に帯状に形成され、前記複数の第2電極を当該第1の帯状部材と挟持する第2の帯状部材と、を備え、前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材は、巻回され、前記第1電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向し、前記第2電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向し、前記第1の帯状部材を挟んで前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域の各面積と、前記第2の帯状部材を挟んで前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域の各面積とは、略等しいことを特徴とする絶縁部材を提案している。
ここで、仮に、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回さなかった場合には、第1電極と第2電極とは、第1の帯状部材を挟んでは対向するが、第2の帯状部材を挟んでは対向しないこととなる。
これに対して、この発明によれば、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回すこととした。そして、第1電極を、第1の帯状部材を挟んで、複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向させるとともに、第2の帯状部材を挟んで、複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向させることとした。また、第2電極を、第1の帯状部材を挟んで、複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向させるとともに、第2の帯状部材を挟んで、複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向させることとした。このため、第1の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域では、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。また、第2の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域でも、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。そして、第1の帯状部材を挟んで形成される各コンデンサ素子には、同一の第1電極および第2電極が第2の帯状部材を挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子が、並列接続されることとなる。
以上によれば、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回さなかった場合と比べて、絶縁部材の静電容量を増加させることができる。
また、この発明によれば、第1の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域の各面積と、第2の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域の各面積とを、略等しくすることとしたので、各コンデンサ素子の静電容量は、略等しくなる。このため、各コンデンサ素子の電極間電圧に生じる差異を小さくすることができるので、複数のコンデンサ素子のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを抑制できる。したがって、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることができる。
(3) 本発明は、2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を備えるコッククロフト・ウォルトン回路であって、前記2つの絶縁部材のそれぞれは、絶縁性を有し、帯状に形成された帯状部材と、前記帯状部材の一方の面に、当該帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の電極と、を備え、前記帯状部材は、巻回され、前記電極は、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より外周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向するとともに、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より内周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向することを特徴とするコッククロフト・ウォルトン回路を提案している。
この発明によれば、2つの絶縁部材のそれぞれにおいて、電極を、巻回された帯状部材のうちこの電極より外周側の部分を挟んで他の1つの電極と対向させるとともに、巻回された帯状部材のうちこの電極より内周側の部分を挟んで他の1つの電極と対向させることとした。このため、帯状部材を挟んで電極同士が対向する領域では、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。また、2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を用いてコッククロフト・ウォルトン回路を形成することとしたので、直列接続された複数のコンデンサ素子のそれぞれには、一方向性素子が並列接続されることとなる。したがって、これら一方向性素子の順方向電圧が略等しければ、各コンデンサ素子の電極間電圧が略等しくなる。よって、複数のコンデンサ素子のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを抑制でき、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることができる。
(4) 本発明は、2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を備えるコッククロフト・ウォルトン回路であって、前記2つの絶縁部材のそれぞれは、絶縁性を有し、帯状に形成された第1の帯状部材と、前記第1の帯状部材の一方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第1電極と、前記第1の帯状部材の他方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第2電極と、前記第1の帯状部材と略等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、当該第1の帯状部材の長手方向に帯状に形成され、前記複数の第2電極を当該第1の帯状部材と挟持する第2の帯状部材と、を備え、前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材は、巻回され、前記第1電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向し、前記第2電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向することを特徴とするコッククロフト・ウォルトン回路を提案している。
ここで、仮に、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回さなかった場合には、第1電極と第2電極とは、第1の帯状部材を挟んでは対向するが、第2の帯状部材を挟んでは対向しないこととなる。
これに対して、この発明によれば、2つの絶縁部材のそれぞれにおいて、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回すこととした。そして、第1電極を、第1の帯状部材を挟んで、複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向させるとともに、第2の帯状部材を挟んで、複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向させることとした。また、第2電極を、第1の帯状部材を挟んで、複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向させるとともに、第2の帯状部材を挟んで、複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向させることとした。このため、第1の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域では、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。また、第2の帯状部材を挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域でも、コンデンサ素子が形成され、これらコンデンサ素子は直列接続された状態となる。そして、第1の帯状部材を挟んで形成される各コンデンサ素子には、同一の第1電極および第2電極が第2の帯状部材を挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子が、並列接続されることとなる。
以上によれば、第1の帯状部材および第2の帯状部材を巻回さなかった場合と比べて、絶縁部材の静電容量を増加させることができる。
また、この発明によれば、2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を用いてコッククロフト・ウォルトン回路を形成することとしたので、複数のコンデンサ素子のそれぞれには、一方向性素子が並列接続された状態となる。したがって、これら一方向性素子の順方向電圧が略等しければ、各コンデンサ素子の電極間電圧が略等しくなる。よって、複数のコンデンサ素子のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを抑制でき、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることができる。
本発明によれば、絶縁部材の耐電圧性能を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る絶縁部材が備える平面状絶縁部材の側面図である。 前記絶縁部材の模式図である。 前記絶縁部材の等価回路図である。 本発明の第2実施形態に係るコッククロフト・ウォルトン回路の等価回路図である。 本発明の第3実施形態に係る絶縁部材が備える平面状絶縁部材の側面図である。 前記平面状絶縁部材の等価回路図である。 前記絶縁部材の模式図である。 前記絶縁部材の等価回路図である。 本発明の第4実施形態に係るコッククロフト・ウォルトン回路が備える平面状コッククロフト・ウォルトン回路の等価回路図である。 前記コッククロフト・ウォルトン回路の等価回路図である。 従来例に係るフィルムコンデンサの側面図である。 前記フィルムコンデンサの等価回路図である。 前記フィルムコンデンサに設けられる誘電体フィルムの特性を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
図1、2、3を用いて、本発明の第1実施形態に係る絶縁部材1について説明する。
絶縁部材1は、図2を用いて後述するように平面状絶縁部材2を巻回すことにより、形成される。この平面状絶縁部材2は、図1に示すように、帯状部材としての誘電体フィルム10と、電極X1、X2、X3、X4と、を備える。
誘電体フィルム10は、絶縁性を有し、帯状に形成される。この誘電体フィルム10の一方の面には、電極X1〜X4が、誘電体フィルム10の長手方向に並んで形成される。
以上の電極X1〜X4が形成された誘電体フィルム10を備える平面状絶縁部材2は、図2に示すように巻回される。
具体的には、第1に、電極X1〜X4のそれぞれが、巻回された誘電体フィルム10のうち自身の形成されている部分より外周側に位置するように、平面状絶縁部材2が巻回される。これによれば、例えば電極X1は、巻回された誘電体フィルム10のうち電極X1の形成されている部分より外周側に、位置することとなる。
第2に、電極X1〜X4のそれぞれが、巻回された誘電体フィルム10のうち自身より外周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するとともに、巻回された誘電体フィルム10のうち自身より内周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するように、平面状絶縁部材2が巻回される。これによれば、電極X1と電極X2、電極X2と電極X3、電極X3と電極X4は、それぞれ、誘電体フィルム10を挟んで対向し、対向する領域ではコンデンサ素子が形成されることとなる。以降では、誘電体フィルム10を挟んで電極X1と電極X2とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C1と呼ぶこととする。また、電極X2と電極X3、電極X3と電極X4についても、誘電体フィルム10を挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、それぞれ、コンデンサ素子C2、C3と呼ぶこととする。
以上の誘電体フィルム10を挟んで形成されるコンデンサ素子C1〜C3は、図3に示すように、直列接続された状態となる。
第3に、誘電体フィルム10を挟んで電極X1と電極X2とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10を挟んで電極X2と電極X3とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10を挟んで電極X3と電極X4とが対向する領域の面積と、が等しくなるように、平面状絶縁部材2が巻回される。これによれば、コンデンサ素子C1〜C3のそれぞれの静電容量は、等しくなる。
なお、図2では、誘電体フィルム10と電極X2〜X4との間には間隔が空いているが、これは説明のために便宜上設けたものであり、実際には間隔が空いていないものとする。また、誘電体フィルム10の厚みは、一定であるものとする。
以上の絶縁部材1によれば、以下の効果を奏することができる。
絶縁部材1では、電極X1〜X4のそれぞれが誘電体フィルム10を挟んで対向し、コンデンサ素子C1〜C3が形成され、これらコンデンサ素子C1〜C3が直列接続された状態となる。また、コンデンサ素子C1〜C3のそれぞれの静電容量は、等しい。このため、電極X1と電極X4との間に電圧がかかると、コンデンサ素子C1〜C3のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、コンデンサ素子C1〜C3のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを防止できる。したがって、絶縁部材1の耐電圧性能を向上させることができる。
なお、図1および図2では、電極X1に0kVの導体が接続され、電極X4に3kVの導体が接続された場合を示している。この場合、上述のようにコンデンサ素子C1〜C3のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、電極X2の電位は1kVとなり、電極X3の電位は2kVとなる。
また、絶縁部材1では、上述のように、コンデンサ素子C1〜C3のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、電極X1と電極X2、電極X2と電極X3、電極X3と電極X4のそれぞれの電位差は、等しくなる。このため、絶縁部材1において、不平等電界が形成されるのを抑制することができる。
<第2実施形態>
図4を用いて、本発明の第2実施形態に係るコッククロフト・ウォルトン回路AAについて説明する。
コッククロフト・ウォルトン回路AAは、図4に示すように、絶縁部材1A、1Bと、一方向性素子としてのダイオードD1、D2、D3、D4、D5と、を備える。絶縁部材1A、1Bのそれぞれは、平面状絶縁部材2A、2Bのそれぞれを後述のように巻回すことにより、形成される。これら平面状絶縁部材2A、2Bは、帯状部材としての誘電体フィルム10Aを共有する。また、平面状絶縁部材2Aは、電極X11、X12、X13を備え、平面状絶縁部材2Bは、電極X21、X22、X23、X24を備える。
誘電体フィルム10Aは、絶縁性を有し、帯状に形成される。この誘電体フィルム10Aの一方の面には、電極X11〜X13と、電極X21〜X24とが、誘電体フィルム10Aの長手方向に並んで形成される。また、誘電体フィルム10Aの一方の面には、上述のダイオードD1〜D5も形成される。
以上の電極X11〜X13、X21〜X24およびダイオードD1〜D5が形成された誘電体フィルム10Aを備える平面状絶縁部材2A、2Bは、後述のように巻回される。
具体的には、第1に、図2に示した本発明の第1実施形態に係る平面状絶縁部材2と同様に、電極X11〜X13、X21〜X24のそれぞれが、巻回された誘電体フィルム10Aのうち自身の形成されている部分より外周側に位置するように、平面状絶縁部材2A、2Bが巻回される。
第2に、図2に示した平面状絶縁部材2と同様に、電極X11〜X13のそれぞれが、巻回された誘電体フィルム10Aのうち自身より外周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するとともに、巻回された誘電体フィルム10Aのうち自身より内周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するように、平面状絶縁部材2Aが巻回される。これによれば、電極X11と電極X12、電極X12と電極X13は、それぞれ、誘電体フィルム10Aを挟んで対向し、対向する領域ではコンデンサ素子が形成されることとなる。以降では、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X11と電極X12とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C11と呼ぶこととする。また、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X12と電極X13とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C12と呼ぶこととする。
また、図2に示した平面状絶縁部材2と同様に、電極X21〜X24のそれぞれが、巻回された誘電体フィルム10Aのうち自身より外周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するとともに、巻回された誘電体フィルム10Aのうち自身より内周側の部分を挟んで、他の1つの電極と対向するように、平面状絶縁部材2Bが巻回される。これによれば、電極X21と電極X22、電極X22と電極X23、電極X23と電極X24は、それぞれ、誘電体フィルム10Aを挟んで対向し、対向する領域ではコンデンサ素子が形成されることとなる。以降では、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X21と電極X22とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C21と呼ぶこととする。また、電極X22と電極X23、電極X23と電極X24についても、誘電体フィルム10Aを挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、それぞれ、コンデンサ素子C22、C23と呼ぶこととする。
以上の誘電体フィルム10Aを挟んで形成されるコンデンサ素子C11、C12と、コンデンサ素子C21〜C23とは、それぞれ、図4に示すように、直列接続された状態となる。そして、これらコンデンサ素子C11、C12、C21〜C23は、ダイオードD1〜D5とコッククロフト・ウォルトン回路を形成する。
コンデンサ素子C11には、ダイオードD2、D3を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C12には、ダイオードD4、D5を直列接続したものが、並列接続される。また、コンデンサ素子C22には、ダイオードD1、D2を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C23には、ダイオードD3、D4を直列接続したものが、並列接続される。
なお、ダイオードD1〜D5のそれぞれの順方向電圧は、等しいものとする。
また、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X11と電極X12とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X12と電極X13とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X21と電極X22とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X22と電極X23とが対向する領域の面積と、誘電体フィルム10Aを挟んで電極X23と電極X24とが対向する領域の面積とは、等しくなくてもよい。すなわち、上述の各面積は、図3に示した本発明の第1実施形態に係る絶縁部材1と同様に等しくてもよいし、一部異なっていてもよいし、全部異なっていてもよい。
以上のコッククロフト・ウォルトン回路AAによれば、以下の効果を奏することができる。
コッククロフト・ウォルトン回路AAは、絶縁部材1A、1Bと、ダイオードD1〜D5と、を備える。絶縁部材1Aでは、電極X11〜X13のそれぞれが誘電体フィルム10Aを挟んで対向し、コンデンサ素子C11、C12が形成され、これらコンデンサ素子C11、C12が直列接続された状態となる。また、絶縁部材1Bでは、電極X21〜X24のそれぞれが誘電体フィルム10Aを挟んで対向し、コンデンサ素子C21〜C23が形成され、これらコンデンサ素子C21〜C23が直列接続された状態となる。
そして、これらコンデンサ素子C11、C12、C21〜C23は、ダイオードD1〜D5とコッククロフト・ウォルトン回路を形成し、コンデンサ素子C11、C12、C22、C23のそれぞれには、順方向電圧の等しいダイオードD1〜D5のうち2つを直列接続したものが、並列接続される。
以上によれば、コンデンサ素子C11、C12、C22、C23のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、コンデンサ素子C11、C12、C22、C23のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを防止できる。このため、絶縁部材1Aの耐電圧性能を向上させることができる。また、コンデンサ素子C21の耐電圧を高くすることで、絶縁部材1Bの耐電圧性能も向上させることができる。
<第3実施形態>
図5、6、7、8を用いて、本発明の第3実施形態に係る絶縁部材1Cについて説明する。
絶縁部材1Cは、図7を用いて後述するように平面状絶縁部材2Cを巻回すことにより、形成される。この平面状絶縁部材2Cは、図5に示すように、第1の帯状部材としての第1の誘電体フィルム10Cと、第2の帯状部材としての第2の誘電体フィルム20Cと、第1電極X31、X32、X33と、第2電極Y31、Y32と、を備える。
第1の誘電体フィルム10Cは、絶縁性を有し、帯状に形成される。この第1の誘電体フィルム10Cの一方の面には、第1電極X31〜X33が、第1の誘電体フィルム10Cの長手方向に並んで形成される。また、第1の誘電体フィルム10Cの他方の面には、第2電極Y31、Y32が、第1の誘電体フィルム10Cの長手方向に並んで形成される。
第1電極X32は、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで、互いに隣接する第2電極Y31、Y32と対向する。
第2電極Y31、Y32のそれぞれは、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで、第1電極X31〜X33のうち互いに隣接する2つと対向する。具体的には、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで、第2電極Y31は、第1電極X31、X32と対向し、第2電極Y32は、第1電極X32、X33と対向する。
上述の第1電極X31と第2電極Y31、第2電極Y31と第1電極X32、第1電極X32と第2電極Y32、第2電極Y32と第1電極X33のそれぞれが、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで対向する領域には、コンデンサ素子が形成される。以降では、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第1電極X31と第2電極Y31とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C31と呼ぶこととする。また、第2電極Y31と第1電極X32、第1電極X32と第2電極Y32、第2電極Y32と第1電極X33についても、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、それぞれ、コンデンサ素子C32〜C34と呼ぶこととする。
以上の第1の誘電体フィルム10Cを挟んで形成されるコンデンサ素子C31〜C34は、図6に示すように、直列接続された状態となる。
なお、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第1電極X31と第2電極Y31とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第2電極Y31と第1電極X32とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第1電極X32と第2電極Y32とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第2電極Y32と第1電極X33とが対向する領域の面積は、等しいものとする。このため、コンデンサ素子C31〜C34のそれぞれの静電容量は、等しい。
図5に戻って、第2の誘電体フィルム20Cは、第1の誘電体フィルム10Cと等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、第1の誘電体フィルム10Cの長手方向に帯状に形成される。第1の誘電体フィルム10Cと第2の誘電体フィルム20Cとは、第2電極Y31、Y32を挟持する。
以上の第1電極X31〜X33および第2電極Y31、Y32が形成された第1の誘電体フィルム10Cと、第2の誘電体フィルム20Cと、を備える平面状絶縁部材2Cは、図7に示すように巻回される。
具体的には、第1に、巻回された第1の誘電体フィルム10Cが、巻回された第2の誘電体フィルム20Cより外周に位置するように、平面状絶縁部材2Cが巻回される。
第2に、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで、互いに隣接する第2電極Y31、Y32と第1電極X32とが対向するとともに、互いに隣接する第1電極X32、X33と第2電極Y32とが対向するように、平面状絶縁部材2Cが巻回される。これによれば、第2電極Y31と第1電極X32、第1電極X32と第2電極Y32、第2電極Y32と第1電極X33において、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで対向する領域には、コンデンサ素子が形成されることとなる。以降では、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで第2電極Y31と第1電極X32とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C301と呼ぶこととする。また、第1電極X32と第2電極Y32、第2電極Y32と第1電極X33についても、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、それぞれ、コンデンサ素子C302、C303と呼ぶこととする。
以上の第2の誘電体フィルム20Cを挟んで形成されるコンデンサ素子C301〜C303は、図8に示すように、直列接続された状態となる。ここで、コンデンサ素子301およびコンデンサ素子C32は、ともに、第2電極Y31および第1電極X32により形成される。このため、コンデンサ素子C301は、コンデンサ素子C32と並列接続された状態と見なすことができる。コンデンサ素子C302、C303についても、コンデンサ素子C301と同様に、それぞれ、コンデンサ素子C33、C34と並列接続された状態と見なすことができる。
第3に、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで第2電極Y31と第1電極X32とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで第1電極X32と第2電極Y32とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで第2電極Y32と第1電極X33とが対向する領域の面積とが、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第1電極X31と第2電極Y31とが対向する領域の面積と等しくなるように、平面状絶縁部材2Cが巻回される。これによれば、コンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの静電容量は、等しくなる。
なお、図7では、第2の誘電体フィルム20Cと第1電極X32、X33との間には間隔が空いているが、これは説明のために便宜上設けたものであり、実際には間隔が空いていないものとする。また、第1の誘電体フィルム10Cおよび第2の誘電体フィルム20Cの厚みは、一定であるものとする。
以上の絶縁部材1Cによれば、以下の効果を奏することができる。
絶縁部材1Cでは、第1電極X31〜X33と第2電極Y31、Y32とが第1の誘電体フィルム10Cを挟んで対向し、コンデンサ素子C31〜C34が形成される。また、第1の誘電体フィルム10Cおよび第2の誘電体フィルム20Cが巻回され、第1電極X32、X33と第2電極Y31、Y32とが第2の誘電体フィルム20Cを挟んで対向し、コンデンサ素子C301〜C303が形成される。これらコンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの静電容量は等しく、コンデンサ素子C32〜C34のそれぞれには、コンデンサ素子C301〜C303がそれぞれ並列接続された状態と見なすことができる。以上によれば、第1の誘電体フィルム10Cおよび第2の誘電体フィルム20Cが巻回されなかった場合と比べて、絶縁部材1Cの静電容量を増加させることができる。
また、絶縁部材1Cでは、上述のように、コンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303が形成され、これらコンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの静電容量は、等しい。また、コンデンサ素子C31〜C34と、コンデンサ素子C301〜C303とは、それぞれ、直列接続された状態である。このため、第1電極X31と第1電極X33との間に電圧がかかると、コンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、コンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを防止できる。したがって、絶縁部材1Cの耐電圧性能を向上させることができる。
なお、図5および図7では、第1電極X31に0kVの導体が接続され、第1電極X33に4kVの導体が接続された場合を示している。この場合、上述のようにコンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、第2電極Y31の電位は1kVとなり、第1電極X32の電位は2kVとなり、第2電極Y32の電位は3kVとなる。
また、絶縁部材1Cでは、上述のように、コンデンサ素子C31〜C34、C301〜C303のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、第1電極X31と第2電極Y31、第2電極Y31と第1電極X32、第1電極X32と第2電極Y32、第2電極Y32と第1電極X33のそれぞれの電位差は、等しくなる。このため、絶縁部材1Cにおいて、不平等電界が形成されるのを抑制することができる。
<第4実施形態>
図9、10を用いて、本発明の第4実施形態に係るコッククロフト・ウォルトン回路BBについて説明する。
コッククロフト・ウォルトン回路BBは、平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCを後述のように巻回すことにより、形成される。この平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCは、図9に示すように、平面状絶縁部材2D、2Eと、一方向性素子としてのダイオードD11〜D17と、を備える。
平面状絶縁部材2D、2Eは、第1の帯状部材としての第1の誘電体フィルム10Dを共有するとともに、第2の帯状部材としての第2の誘電体フィルム20Dを共有する。また、平面状絶縁部材2Dは、第1電極X41、X42と、第2電極Y41、Y42と、を備え、平面状絶縁部材2Eは、第1電極X51、X52、X53と、第2電極Y51、Y52と、を備える。
第1の誘電体フィルム10Dは、絶縁性を有し、帯状に形成される。この第1の誘電体フィルム10Dの一方の面には、第1電極X41、X42と、第1電極X51〜X53とが、第1の誘電体フィルム10Dの長手方向に並んで形成される。また、第1の誘電体フィルム10Dの他方の面には、第2電極Y41、Y42と、第2電極Y51、Y52とが、第1の誘電体フィルム10Dの長手方向に並んで形成される。また、第1の誘電体フィルム10Dの一方の面には、上述のダイオードD11〜D17も形成される。
図6に示した本発明の第3実施形態に係る平面状絶縁部材2Cと同様に、平面状絶縁部材2Dでは、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで、第1電極X41と第2電極Y41、第2電極Y41と第1電極X42、第1電極X42と第2電極Y42がそれぞれ対向し、対向する領域には、コンデンサ素子C41、C42、C43がそれぞれ形成される。また、平面状絶縁部材2Eでは、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで、第1電極X51と第2電極Y51、第2電極Y51と第1電極X52、第1電極X52と第2電極Y52、第2電極Y52と第1電極X53がそれぞれ対向し、対向する領域には、コンデンサ素子C51、C52、C53、C54がそれぞれ形成される。
以上の第1の誘電体フィルム10Dを挟んで形成されるコンデンサ素子C41〜C43と、コンデンサ素子C51〜C54とは、図9に示すように、それぞれ直列接続された状態となる。そして、これらコンデンサ素子C41〜C43、C51〜C54は、ダイオードD11〜D17とコッククロフト・ウォルトン回路を形成する。
コンデンサ素子C41には、ダイオードD12、D13を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C42には、ダイオードD14、D15を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C43には、ダイオードD16、D17を直列接続したものが、並列接続される。また、コンデンサ素子C52には、ダイオードD11、D12を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C53には、ダイオードD13、D14を直列接続したものが、並列接続され、コンデンサ素子C54には、ダイオードD15、D16を直列接続したものが、並列接続される。
なお、ダイオードD11〜D17のそれぞれの順方向電圧は、等しいものとする。
また、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第1電極X41と第2電極Y41とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第2電極Y41と第1電極X42とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第1電極X42と第2電極Y42とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第1電極X51と第2電極Y51とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第2電極Y51と第1電極X52とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第1電極X52と第2電極Y52とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第2電極Y52と第1電極X53とが対向する領域の面積とは、等しくなくてもよい。すなわち、上述の各面積は、図6に示した平面状絶縁部材2Cと同様に等しくてもよいし、一部異なっていてもよいし、全部異なっていてもよい。
第2の誘電体フィルム20Dは、第1の誘電体フィルム10Dと等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、第1の誘電体フィルム10Dの長手方向に帯状に形成される。第1の誘電体フィルム10Dと第2の誘電体フィルム20Dとは、第2電極Y41、Y42および第2電極Y51、Y52を挟持する。
以上の第1電極X41、X42、X51〜X53、第2電極Y41、Y42、Y51、Y52、およびダイオードD11〜D17が形成された第1の誘電体フィルム10Dと、第2の誘電体フィルム20Dと、を備える平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCは、後述のように巻回される。なお、平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCを後述のように巻回すと、図10に示すように、平面状絶縁部材2Dは、巻回されて絶縁部材1Dを形成し、平面状絶縁部材2Eは、巻回されて絶縁部材1Eを形成するものとする。
具体的には、第1に、巻回された第1の誘電体フィルム10Dが、巻回された第2の誘電体フィルム20Dより外周に位置するように、平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCが巻回される。
第2に、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで、互いに隣接する第2電極Y41、Y42と第1電極X42とが対向するとともに、互いに隣接する第2電極Y51、Y52と第1電極X52とが対向し、互いに隣接する第1電極X52、X53と第2電極Y52とが対向するように、平面状コッククロフト・ウォルトン回路CCが巻回される。これによれば、第2電極Y41と第1電極X42、第1電極X42と第2電極Y42、第2電極Y51と第1電極X52、第1電極X52と第2電極Y52、第2電極Y52と第1電極X53において、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで対向する領域には、コンデンサ素子が形成されることとなる。以降では、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第2電極Y41と第1電極X42とが対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、コンデンサ素子C401と呼ぶこととする。また、第1電極X42と第2電極Y42、第2電極Y51と第1電極X52、第1電極X52と第2電極Y52、第2電極Y52と第1電極X53についても、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで対向する領域に形成されるコンデンサ素子を、それぞれ、コンデンサ素子C402、C501、C502、C503と呼ぶこととする。
以上の第2の誘電体フィルム20Dを挟んで形成されるコンデンサ素子C401、C402と、コンデンサ素子C501〜C503とは、それぞれ、直列接続された状態となる。ここで、コンデンサ素子C401およびコンデンサ素子C42は、ともに、第2電極Y41および第1電極X42により形成される。このため、コンデンサ素子C401は、コンデンサ素子C42と並列接続された状態と見なすことができる。コンデンサ素子C402、C501〜C503についても、コンデンサ素子C401と同様に、それぞれ、コンデンサ素子C43、C52〜C54と並列接続された状態と見なすことができる。
なお、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第2電極Y41と第1電極X42とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第1電極X42と第2電極Y42とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第2電極Y51と第1電極X52とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第1電極X52と第2電極Y52とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Dを挟んで第2電極Y52と第1電極X53とが対向する領域の面積と、第1の誘電体フィルム10Dを挟んで第1電極X41と第2電極Y41とが対向する領域の面積とは、等しくなくてもよい。すなわち、上述の各面積は、図8に示した本発明の第3実施形態に係る絶縁部材1Cと同様に等しくしてもよいし、一部異なっていてもよいし、全部異なっていてもよい。
以上のコッククロフト・ウォルトン回路BBによれば、以下の効果を奏することができる。
コッククロフト・ウォルトン回路BBは、絶縁部材1D、1Eと、ダイオードD11〜D17と、を備える。絶縁部材1Dでは、第1電極X41、X42と第2電極Y41、Y42とが第1の誘電体フィルム10Dを挟んで対向し、コンデンサ素子C41〜C43が形成され、これらコンデンサ素子C41〜C43が直列接続された状態となる。また、第1の誘電体フィルム10Dおよび第2の誘電体フィルム20Dが巻回され、第1電極X42と第2電極Y41、Y42とが第2の誘電体フィルム20Dを挟んで対向し、コンデンサ素子C401、C402が形成され、これらコンデンサ素子C401、C402が直列接続された状態となる。また、絶縁部材1Eでは、絶縁部材1Dと同様に、コンデンサ素子C51〜C54、C501〜C503が形成され、コンデンサ素子C51〜C54と、コンデンサ素子C501〜C503とが、それぞれ、直列接続された状態となる。
そして、これらコンデンサ素子C41〜C43、C51〜C54、C401、C402、C501〜C503は、ダイオードD11〜D17とコッククロフト・ウォルトン回路を形成し、コンデンサ素子C41〜C43、C52〜C54、C401、C402、C501〜C503のそれぞれには、順方向電圧の等しいダイオードD11〜D17のうち2つを直列接続したものが、並列接続される。
以上によれば、コンデンサ素子C41〜C43、C52〜C54、C401、C402、C501〜C503のそれぞれの電極間電圧が等しくなるので、コンデンサ素子C41〜C43、C52〜C54、C401、C402、C501〜C503のうち特定のコンデンサ素子でのみ電極間電圧が耐電圧を超えてしまうのを防止できる。このため、絶縁部材1Dの耐電圧性能を向上させることができる。また、コンデンサ素子C51の耐電圧を高くすることで、絶縁部材1Eの耐電圧性能も向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の各実施形態では、絶縁性を有し、帯状に形成される帯状部材として、誘電体フィルムを用いた。この誘電体フィルムは、例えばポリイミドフィルムで形成されてもよい。また、上述の帯状部材を、例えばセラミックで形成してもよい。
また、上述の各実施形態では、絶縁部材は、2つの導体を絶縁するものとして用いられるものとしたが、これに限らない。例えば、上述の絶縁部材を、電荷を蓄積する容量素子として用いることもできる。
また、上述の第3実施形態および第4実施形態では、第1電極および第2電極を第1の誘電体フィルムに形成したが、これに限らず、例えば、第1電極を第1の誘電体フィルムに形成するとともに、第2電極を第2の誘電体フィルムに形成してもよい。
また、上述の第1実施形態では、誘電体フィルム10に4つの電極X1〜X4を形成したが、これに限らず、例えば、3つの電極を形成したり、5つの電極を形成したりしてもよい。また、上述の第3実施形態では、第1の誘電体フィルム10Cに、3つの第1電極X31〜X33と、2つの第2電極Y31、Y32を形成したが、これに限らず、例えば、第1電極および第2電極をそれぞれ5つずつ形成してもよい。
また、上述の第3実施形態では、第1の誘電体フィルム10Cと第2の誘電体フィルム20Cとで厚さおよび誘電率が等しく、かつ、第1の誘電体フィルム10Cを挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域の面積と、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで第1電極と第2電極とが対向する領域の面積と、が等しいものとしたが、これに限らない。第1の誘電体フィルム10Cを挟んで形成される各コンデンサ素子の静電容量と、第2の誘電体フィルム20Cを挟んで形成される各コンデンサ素子の静電容量と、が等しければ、第1の誘電体フィルム10Cと第2の誘電体フィルム20Cとで厚さや誘電率が異なっていたり、上述の対向する領域の面積が異なっていたりしてもよい。
1、1A、1B、1C、1D、1E;絶縁部材
2、2A、2B、2C、2D、2E;平面状絶縁部材
10、10A、110;誘電体フィルム
10C、10D;第1の誘電体フィルム
20C、20D;第2の誘電体フィルム
AA、BB;コッククロフト・ウォルトン回路
CC;平面状コッククロフト・ウォルトン回路
C1〜C3、C11、C12、C21〜C23、C31〜C34、C301〜C303、C41〜C43、C401、C402、C51〜C54、C501〜C503;コンデンサ素子
D1〜D5、D11〜D17;ダイオード
X1〜X4、X11〜X13、X21〜X24;電極
X31〜X33、X41、X42、X51〜X53、X101〜X103;第1電極
Y31、Y32、Y41、Y42、Y51、Y52、Y101、Y102;第2電極

Claims (4)

  1. 絶縁性を有し、帯状に形成された帯状部材と、
    前記帯状部材の一方の面に、当該帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の電極と、を備え、
    前記帯状部材は、巻回され、
    前記電極は、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より外周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向するとともに、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より内周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向し、
    前記帯状部材を挟んで前記電極同士が対向する領域の各面積は、略等しいことを特徴とする絶縁部材。
  2. 絶縁性を有し、帯状に形成された第1の帯状部材と、
    前記第1の帯状部材の一方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第1電極と、
    前記第1の帯状部材の他方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第2電極と、
    前記第1の帯状部材と略等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、当該第1の帯状部材の長手方向に帯状に形成され、前記複数の第2電極を当該第1の帯状部材と挟持する第2の帯状部材と、を備え、
    前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材は、巻回され、
    前記第1電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向し、
    前記第2電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向し、
    前記第1の帯状部材を挟んで前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域の各面積と、前記第2の帯状部材を挟んで前記第1電極と前記第2電極とが対向する領域の各面積とは、略等しいことを特徴とする絶縁部材。
  3. 2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を備えるコッククロフト・ウォルトン回路であって、
    前記2つの絶縁部材のそれぞれは、
    絶縁性を有し、帯状に形成された帯状部材と、
    前記帯状部材の一方の面に、当該帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の電極と、を備え、
    前記帯状部材は、巻回され、
    前記電極は、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より外周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向するとともに、巻回された前記帯状部材のうち当該電極より内周側の部分を挟んで、当該電極とは異なる1つの電極と対向することを特徴とするコッククロフト・ウォルトン回路。
  4. 2つの絶縁部材と、複数の一方向性素子と、を備えるコッククロフト・ウォルトン回路であって、
    前記2つの絶縁部材のそれぞれは、
    絶縁性を有し、帯状に形成された第1の帯状部材と、
    前記第1の帯状部材の一方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第1電極と、
    前記第1の帯状部材の他方の面に、当該第1の帯状部材の長手方向に並んで形成された複数の第2電極と、
    前記第1の帯状部材と略等しい厚さおよび誘電率を有するとともに、絶縁性を有し、当該第1の帯状部材の長手方向に帯状に形成され、前記複数の第2電極を当該第1の帯状部材と挟持する第2の帯状部材と、を備え、
    前記第1の帯状部材および前記第2の帯状部材は、巻回され、
    前記第1電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第2電極のうち互いに隣接する2つと対向し、
    前記第2電極は、前記第1の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向するとともに、前記第2の帯状部材を挟んで、前記複数の第1電極のうち互いに隣接する2つと対向することを特徴とするコッククロフト・ウォルトン回路。
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