JP2011240826A - シート操作スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】手探りでも操作位置を容易に認識することができるシート操作スイッチを提供する。
【解決手段】本シート操作スイッチ1は、車両のシートの側面に配置され、当該シートの全体又は一部を電動により移動させるためのシート操作スイッチであって、シートに着座した乗員の指を差し入れ可能に形成された差入部(挿入穴3A,3D)と、差入部の内壁側に設けられ、指により操作される操作部(センサ4A〜4F)と、操作部が操作されたことを検知して信号を発信する検知部(センサ4A〜4F)と、検知部からの信号により所定の移動動作を実行させる制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート操作スイッチに関する。更に詳しくは、手探りでも操作位置を容易に認識することができるシート操作スイッチに関する。
従来、車両用装置に用いられる操作スイッチは、例えば特許文献1等に示すように、操作者から見えやすい位置に設けられている。このようなスイッチでは、操作者が容易にスイッチの操作位置に指先を合わせることができる。
特開2005−254972号公報
ところで、車両用装置として、前後へのスライドや座面の高さ、背もたれの傾き等の構成部位の位置を電動で操作可能な車両用シートが知られている。このようなシートでは、通常、操作スイッチはシート座部の側面に設けられている。この場合、スイッチ操作時には、操作者が操作位置を視認することが困難であり、手探りで操作位置を探す必要があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、手探りでも操作位置を容易に認識することができるシート操作スイッチを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、第1の発明は、車両のシートの側面に配置され、当該シートの全体又は一部を電動により移動させるためのシート操作スイッチであって、前記シートに着座した乗員の指を差し入れ可能に形成された差入部と、前記差入部の内壁側に設けられ、前記指により操作される操作部と、前記操作部が操作されたことを検知して信号を発信する検知部と、前記検知部からの信号により所定の移動動作を実行させる制御部と、を備えることを要旨とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記操作部は、1つの前記差入部に複数設けられており、前記制御部は、前記検知部から各前記操作部に対応した信号を複数同時に受信した場合に、前記信号を単独で受信した場合とは別の移動動作を実行させることを要旨とする。
第3の発明は、上記第1又は2の発明において、前記差入部は、前記乗員の親指以外の指を差し入れ可能に形成された第1差入部と、前記第1差入部の上方に配置され、前記乗員の親指を差し入れ可能に形成された第2差入部と、の少なくとも2つが設けられていることを要旨とする。
第4の発明は、上記第1乃至3の発明において、前記操作部は、前記差入部の内壁側であって、前記シートの上、下、前及び後のうちの少なくとも1つの方向に配置されていることを要旨とする。
第5の発明は、上記第3の発明において、前記操作部は、前記第1差入部の内壁側であって、前記シートの上、前及び後のうちの少なくとも1つの方向に配置されているとともに、前記第2差入部の内壁側であって、前記シートの下、前及び後の少なくとも1つの方向に配置されていることを要旨とする。
本発明のシート操作スイッチによると、操作者である乗員の指を導くガイドとして差入部を設け、この差入部の内壁側に、指により操作される操作部を設けている。このような構成により、操作者からは見えない位置に配置されるシート操作スイッチであっても、スイッチ自体の位置とその操作位置とを容易に認識することができる。また、実際の操作位置となる操作部が差入部の内壁側に設けられているので、意図しない操作によりシートの移動動作が実行されてしまうことを防止できる。
また、前記操作部は、1つの前記差入部に複数設けられており、前記検知部は各前記操作部に対応した信号を発信し、前記制御部は、前記信号を複数同時に受信した場合に、前記信号を単独で受信した場合とは別の移動動作を実行させる場合は、各移動動作に対応する操作部を設けることなく多様な移動動作を実行させることができる。また、差入部に操作部が複数設けられているので、操作部が点在している場合と比較して、手の位置を変えることなく、同じ指によって異なる複数の移動動作に対応した操作を行うことができる。
更に、前記差入部は、前記乗員の親指以外の指を差し入れ可能に形成された第1差入部と、前記第1差入部の上方に配置され、前記乗員の親指を差し入れ可能に形成された第2差入部と、の少なくとも2つが設けられている場合は、操作者がシートに着座した状態で、シート操作スイッチに自然に手を添えて操作することができる。
また、前記操作部は、前記差入部の内壁側であって、前記シートの上、下、前及び後のうちの少なくとも1つの方向に配置されている場合は、シートを実際に動かすイメージで指を動かすという直感的な操作により移動動作を実行させることができる。
更に、前記操作部は、前記第1差入部の内壁側であって、前記シートの上、前及び後、のうちの少なくとも1つの方向に配置されているとともに、前記第2差入部の内壁側であって、前記シートの下、前及び後の少なくとも1つの方向に配置されている場合は、各差入部に指をそれぞれ入れて、シートを実際に動かすイメージで各指を動かすという直感的な操作により移動動作を実行させることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
本実施例に係るシート操作スイッチの配設例を示す斜視図である。 本実施例に係るシート操作スイッチを示す正面図である。 図2のI−I線断面図である。 本実施例に係る差入部の拡大縦断面図である。 他の実施形態に係るシート操作スイッチを示す斜視図である。 他の実施形態に係るシート操作スイッチを示す正面図である。 他の実施形態に係るシート操作スイッチを示す正面図である。 他の実施形態に係るシート操作スイッチの配設例を示す縦断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るシート操作スイッチは、車両のシートの側面に配置され、当該シートの全体又は一部を電動により移動させるためのシート操作スイッチであって、以下に述べる差入部と、操作部と、検知部と、制御部と、を備えている。
尚、上記シートとしては、ドライバーシート、アシスタントシート等のフロントシートのみならず、セカンドシートやサードシートであってもよい。
上記「差入部」は、上記シートに着座した乗員の指を差し入れ可能に形成されている限り、その構造、形状、大きさ、個数等は特に問わない。この差入部は指を導くガイドとなる。また、この差入部に差し入れられる指は、人差し指、中指、薬指、小指又は親指のうちのいずれの指であってもよい。この差入部の形状としては、例えば、環状(例えば、図2等参照)、窪み状(例えば、図5等参照)等を挙げることができる。尚、上記「差し入れ」とは、環状の差入部の場合には環の内側に指が挿入されることを意図し、窪み状の差入部である場合には、窪みの内側面に沿って指が差し入れられることを意図する。また、指を差し入れる方向も特に限定されず、例えば、シートの側方(例えば、図2、5等参照)、上方(例えば、図2、5等参照)、下方(例えば、図5等参照)、前方、後方等から指を差し入れることができる。
尚、以下の本実施形態及び後述の実施例の説明において、前方又は後方(前後方向)とは、シートの前方又は後方(シートの前後方向)を意図し、また、上方又は下方(上下方向)とは、シートの上方又は下方(シートの上下方向)を意図し、更に、側方とは、シートの側方を意図する。
上記「操作部」は、上記差入部の内壁側に設けられ、指により操作される限り、その構造、形状、大きさ、個数等は特に問わない。この操作部を指により操作する形態としては、例えば、(1)操作部を所定値以上の操作力で押すことにより操作する形態、(2)操作部を指で触れることにより操作する形態等を挙げることができる。尚、上記「所定値以上の操作力」としては、例えば、2.5〜9N(好ましくは、3〜4N)とすることができる。
上記「検知部」は、上記操作部が操作されたことを検知して信号を発信する限り、その構造、形状、大きさ、個数等は特に問わない。この検知部は、1つの操作部に対して1つ設けるようにしてもよいし、複数の操作部に対して1つ設けるようにしてもよい。また、この検知部は、1つの操作部に対して複数設けるようにしてもよい。この検知部による検知形態は特に限定されず、例えば、上記操作部が操作されることにより静電容量や電気抵抗値が変化したり、導通と非導通との変化が生じたりすること等を検知する形態を挙げることができる。具体的には、荷重センサやロードセル、プッシュスイッチ等を挙げることができる。
ここで、本実施形態においては、例えば、荷重センサ等により構成された検知部を直接指により操作する形態であってもよい。このような場合、上記操作部は、検知部の指により操作される部分となる。
上記「制御部」は、上記検知部からの信号により所定の移動動作を実行させる限り、その構造、形状、大きさ、個数、制御形態等は特に問わない。この制御部の移動動作を実行させる制御処理は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、CPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。デジタル信号プロセッサ、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路が用いられて構成されていてもよい。
ここで、上記「所定の移動動作」とは、例えば、シート全体の前後への移動(スライド)、シートバックの傾斜(リクライニング)、シートクッションの上下移動(リフター)、シートクッションの前部を上下に移動させることによるシートクッションの傾斜(フロントバーチカル)、シートクッションの前後方向への伸縮又は位置の移動(クッション長)等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
ここで、本実施形態に係るシート操作スイッチは、例えば、上記操作部は、1つの上記差入部に複数設けられており、上記検知部は各操作部に対応した信号を発信し、上記制御部は、信号を複数同時に受信した場合に、信号を単独で受信した場合とは別の移動動作を実行させる形態であることができる。
ここで、本実施形態に係るシート操作スイッチは、例えば、上記差入部は、乗員の親指以外の指を差し入れ可能に形成された第1差入部と、第1差入部の上方に配置され、乗員の親指を差し入れ可能に形成された第2差入部と、の少なくとも2つが設けられている形態であることができる(例えば、図2等参照)。
ここで、本実施形態に係るシート操作スイッチは、例えば、上記操作部は、上記差入部の内壁側であって、上記シートの上、下、前及び後のうちの少なくとも1つの方向に配置されている形態であることができる。即ち、いずれかの方向ごとに操作部を設けることができる。また、この場合、差入部に差し入れられる指はいずれの指であってもよい。
ここで、本実施形態に係るシート操作スイッチは、例えば、上記操作部は、上記第1差入部の内壁側であって、上記シートの上、前及び後、のうちの少なくとも1つの方向に配置されているとともに、上記第2差入部の内壁側であって、上記シートの下、前及び後の少なくとも1つの方向に配置されている形態であることができる(例えば、図2、図5等参照)。
以下、図面を用いて、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
(1)シート操作スイッチの構成
本実施例に係るシート操作スイッチ1は、図1に示すように、車両のシート2の側面に配置されており、シート2の全体又は一部を移動させるためのシート操作スイッチである。シート2は、シート操作スイッチ1によって10方向への移動動作が可能となっている。本実施例における10方向への移動動作とは、(i)シート2全体を前後方向へ移動させる動作(スライド)、(ii)シートバック2Aを前後方向へ傾斜させる動作(リクライニング)、(iii)シートクッション2Bを上下方向に移動させる動作(リフター)、(iv)シートクッション2Bの前部側を上下方向に移動させてシートクッション2Bを傾斜させる動作(フロントバーチカル)、(v)シートクッション2Bの前部側を前後方向に移動させてシートクッション2Bを伸縮させる動作(クッション長)である。
シート操作スイッチ1は、シート2の側面のシールド2Cにビス留めにより取り付けられている。図2に示すように、シート操作スイッチ1は、指を導くガイドとして、環状の4つの挿入穴3A,3B,3C,3Dを備えている。挿入穴3A(本発明に係る差入部及び第1差入部として例示する)と挿入穴3B,3Cは、本シート操作スイッチ1の下側に、側方から指を挿入可能に設けられているとともに、挿入穴3D(本発明に係る差入部及び第2差入部として例示する)は、本シート操作スイッチ1の上側に、上方から指を挿入可能に設けられている。即ち、これら4つの挿入穴3A〜3Dは、操作者である乗員がシート2に着座した状態でシート操作スイッチ1に手を添えたときに、人差し指、中指、薬指及び親指がそれぞれ好適に挿入可能な位置に配置されている。
図2に示すように、挿入穴3Aには3つのセンサ4A,4B,4C(それぞれ、本発明に係る操作部及び検知部として例示する)が設けられている。これらセンサ4A〜4Cは、挿入穴3Aの内壁側であって、その前、上及び後にそれぞれ設けられている。また、挿入穴3Dには、3つのセンサ4D,4E,4F(それぞれ、本発明に係る操作部及び検知部として例示する)が、挿入穴3Dの内壁側であって、その前、上及び後にそれぞれ設けられている。本実施例において、これら6つのセンサ4A〜4Fは、それぞれ所定値以上の操作力(例えば、2.5N以上)で押されることにより、図示しない2枚の電極間の静電容量が変化して信号を発信する静電容量型の荷重センサとなっている。また、本実施例においては、各センサ4A〜4Fは、挿入穴3A及び3Dの内壁に接着により取り付けられている。
図3に示すように、シート操作スイッチ1はECU5(本発明に係る制御部として例示する)を備えている。ECU5は、図示しないCPU、ROM及びRAMを有しており、ROMに保存された制御プログラムに従ってCPUが各種処理動作を実行し、またRAMはデータの一時保存等に使用される。このECU5には、センサ4A〜4Fが電気的に接続されている。また、ECU5には、シート2の各移動動作のための図示しない駆動モータが電気的に接続されている。また、上述のように、センサ4A〜4Fは、所定値以上の操作力で押されることにより信号を発信するようになっている。そして、ECU5は、各センサ4A〜4Fからの信号が入力されると、各信号に応じたシート2の移動動作を実行するための処理を行い、各駆動モータを駆動させる。また、ECU5は、各センサ4A〜4Fからの信号が同時に複数入力されると、各センサ4A〜4Fのうちの一つからの信号が単独で入力された場合とは別の移動動作を実行するための処理を行うように構成されている。
図4に示すように、センサ4Bから延びる信号線6は、挿入穴3Aの内壁に孔を開けてシート操作スイッチ1の内側に導入され、ECU5に接続されている。他のセンサ4A,4C〜4Fも同様に構成されている。
(2)シート操作スイッチの作用
次に、上記構成のシート操作スイッチ1の作用について説明する。
まず、図3に示すように、操作者であるシート2に着座した乗員が、各挿入穴3A〜3Dに各指を挿入する。即ち、挿入穴3A〜3Cに対しては側方から人差し指、中指、薬指がそれぞれ挿入され、挿入穴3Dに対しては上方から親指が挿入される。即ち、操作者であるシート2に着座した乗員の手は、シート操作スイッチ1に対して無理なく自然に添えられる。
次に、上述の(i)〜(v)の各移動動作を実行させる場合の操作について説明する。 (i)スライド
シート2全体を前方へ移動させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の前方側に配置されているセンサ4Aを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の前方側に配置されているセンサ4Dを押す。即ち、シート2全体を前方へ移動させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4A及びセンサ4Dがそれぞれ操作される。これにより、センサ4A及びセンサ4Dに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、前方へのスライドの動作が実行される。
一方、シート2全体を後方へ移動させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の後方側に配置されているセンサ4Cを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の後方側に配置されているセンサ4Fを押す。即ち、シート2全体を後方へ移動させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4C及びセンサ4Fがそれぞれ操作される。これにより、センサ4C及びセンサ4Fに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、後方へのスライドの動作が実行される。
(ii)リクライニング
シートバック2Aを前方へ傾斜させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の上方側に配置されているセンサ4Bを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の前方側に配置されているセンサ4Dを押す。即ち、シートバック2Aを前方へ傾斜させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4B及びセンサ4Dがそれぞれ操作される。これにより、センサ4B及びセンサ4Dに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、前方へのリクライニングの動作が実行される。
一方、シートバック2Aを後方へ傾斜させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の上方側に配置されているセンサ4Bを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の後方側に配置されているセンサ4Fを押す。即ち、シートバック2Aを後方へ傾斜させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4B及びセンサ4Fがそれぞれ操作される。これにより、センサ4B及びセンサ4Fに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、後方へのリクライニングの動作が実行される。
(iii)リフター
シートクッション2Bを上方に移動させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の上方側に配置されているセンサ4Bを押す。即ち、シートクッション2Bを上方に移動させるイメージで挿入穴3Aに挿入した人差し指を動かすことにより、センサ4Bが操作される。これにより、センサ4Bに対応する信号がECU5に入力され、上方へのリフターの動作が実行される。
一方、シートクッション2Bを下方に移動させる場合、操作者は、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の下方側に配置されているセンサ4Eを押す。即ち、シートクッション2Bを下方に移動させるイメージで挿入穴3Dに挿入した親指を動かすことにより、センサ4Eが操作される。これにより、センサ4Eに対応する信号がECU5に入力され、下方へのリフターの動作が実行される。
(iv)フロントバーチカル
シートクッション2Bの前部側を上方に移動させてシートクッション2Bを傾斜させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の前方側に配置されているセンサ4Aを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の下方側に配置されているセンサ4Eを押す。即ち、シートクッション2Bの前部側を上方に移動させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4A及びセンサ4Eがそれぞれ操作される。これにより、センサ4A及びセンサ4Eに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、上方へのフロントバーチカルの動作が実行される。
一方、シートクッション2Bの前部側を下方に移動させてシートクッション2Bを傾斜させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の後方側に配置されているセンサ4Cを押す。これと同時に、挿入穴3Dに挿入した親指で、挿入穴3Dの内壁の下方側に配置されているセンサ4Eを押す。即ち、シートクッション2Bの前部側を下方に移動させるイメージで2つの挿入穴3A及び3Dに挿入した人差し指及び親指を動かすことにより、センサ4C及びセンサ4Eがそれぞれ操作される。これにより、センサ4C及びセンサ4Eに対応する各信号がそれぞれECU5に入力され、下方へのフロントバーチカルの動作が実行される。
(v)クッション長
シートクッション2Bの前部側を前方に移動させてシートクッション2Bを伸長させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の前方側に配置されているセンサ4Aを押す。即ち、シートクッション2Bの前部側を前方に移動させるイメージで挿入穴3Aに挿入した人差し指を動かすことにより、センサ4Aが操作される。これにより、センサ4Aに対応する信号がECU5に入力され、前方へのクッション長の動作が実行される。
一方、シートクッション2Bの前部側を後方に移動させてシートクッション2Bを収縮させる場合、操作者は、挿入穴3Aに挿入した人差し指で、挿入穴3Aの内壁の後方側に配置されているセンサ4Cを押す。即ち、シートクッション2Bの前部側を後方に移動させるイメージで挿入穴3Aに挿入した人差し指を動かすことにより、センサ4Cが操作される。これにより、センサ4Cに対応する信号がECU5に入力され、前方へのクッション長の動作が実行される。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のシート操作スイッチ1では、操作者の指を導くガイドとして挿入穴3A,3Dを設け、この挿入穴3A,3Dの内壁側に、指による操作を検知するセンサ4A〜4Fをそれぞれ設けている。このような構成により、操作者からは見えない位置に配置されるシート操作スイッチであっても、スイッチ自体の位置とその操作位置とを容易に認識することができる。また、実際の操作位置となるセンサ4A〜4Fが挿入穴3A,3Dの内壁側に設けられているので、意図しない操作によりシート2の移動動作が実行されてしまうことを低減できる。
また、複数のセンサ4A〜4Fが設けられており、複数のセンサが同時に操作された場合には、複数のセンサ4A〜4Fのうちの一つが単独で操作された場合とは別の移動動作を実行するようにしたので、各移動動作に対応するセンサをそれぞれ設けなくても、多様な移動動作を実現できる。また、挿入穴3A,3Dにそれぞれ複数のセンサ4A〜4Fを設けるようにしたので、センサが点在している場合と比較して、手の位置を変えることなく、同じ指によって異なる複数の移動操作に対応した操作を行うことができる。
更に、人差し指が挿入される挿入穴3Aと、親指が挿入される挿入穴3Dと、を設け、挿入穴3Dは挿入穴3Aの上方側に設けられているので、操作者が、シート操作スイッチ1により操作されるシート2に着座した状態で、シート操作スイッチ1に自然に手を添えて操作することができる。
また、挿入穴3Aの内壁側に設けたセンサ4A〜4Cは、それぞれ前、上及び後に配置されているとともに、挿入穴3Dの内壁側に設けたセンサ4D〜4Fは、それぞれ前、下及び後に配置されているので、各挿入穴3A,3Dに人差し指及び親指をそれぞれ入れて、シート2を実際に動かすイメージで各指を動かすという直感的な操作により移動動作を実行させることができる。
尚、本発明においては、上記の具体的な実施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、本発明に係る差入部、即ち、内壁側に操作部が設けられている差入部として2つの挿入穴3A及び3Dを設ける例を示したが、これに限定されず、例えば、1本の指のみに対応する1つの差入部のみを設けるようにしてもよいし、3本の指に対応する3つ以上の差入部を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、1つの差入部に操作部としてのセンサを3つ設ける例を示したが、これに限定されず、例えば、1つの差入部に1つ又は2つの操作部を設けるようにしてもよいし、4以上の操作部を設けるようにしてもよい。
更に、上記実施例では、操作部と検知部とが一体であるセンサ4A〜4Fを例示したが、これに限定されず、例えば、検知部としてのセンサ等を間接的に操作する操作部と検知部とが別体の形態であってもよい。
また、上記実施例においては、各センサ4A〜4Fを挿入穴3A及び3Dの内壁に接着により取り付けるようにしたが、これに限定されず、例えば、両面テープにより取り付けたり、プレスして圧着したり、差入部の内壁を形成する際に一体成形して取り付けるようにしたりしてもよい。
更に、上記実施例では、本発明に係る第1差入部として、環状であり、側方が開口した挿入穴3Aを例示したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、窪み状であり、下方及び側方が開口した第1差入部13Aとしてもよい。また、図2に示す挿入穴3Dと同様の上方が開口した第1差入部であってもよい。
また、上記実施例では、本発明に係る第2差入部として、環状であり、上方が開口した挿入穴3Dと、を例示したが、これに限定されず、例えば、図5に示すように、窪み状であり、上方及び側方が開口した第2差入部13Dとしてもよい。また、図2に示す挿入穴3Aと同様の側方が開口した第2差入部であってもよい。
更に、上記実施例では、人差し指、中指、薬指及び親指にそれぞれ対応する挿入穴3A〜3Dを例示したが、これに限定されず、例えば、図6に示すように、中指と薬指とが挿入可能な挿入穴3Eのように、複数の指が挿入可能な差入部であってもよいし、図7に示すように、小指に対応する挿入穴3Fのように、五指それぞれに対応する差入部を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、シート操作スイッチ1をシールド2Cの意匠面から突出するように取り付ける例を示したが、これに限定されず、例えば、図8に示すように、シート操作スイッチ1をシールド2Cの意匠面に埋設させるように取り付けてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
1;シート操作スイッチ、2;シート、2A;シートバック、2B;シートクッション、2C;シールド、3A;挿入穴(差入部、第1差入部)、3B,3C;挿入穴、3D;挿入穴(差入部、第2差入部)、4A〜4F;センサ、5;ECU、6;信号線。

Claims (3)

  1. 車両のシートの側面に配置され、当該シートの全体又は一部を電動により移動させるためのシート操作スイッチであって、
    前記シートに着座した乗員の指を差し入れ可能に形成された差入部と、
    前記差入部の内壁側に設けられ、前記指により操作される操作部と、
    前記操作部が操作されたことを検知して信号を発信する検知部と、
    前記検知部からの信号により所定の移動動作を実行させる制御部と、を備えることを特徴とするシート操作スイッチ。
  2. 前記操作部は、1つの前記差入部に複数設けられており、
    前記制御部は、前記検知部から各前記操作部に対応した信号を複数同時に受信した場合に、前記信号を単独で受信した場合とは別の移動動作を実行させる請求項1記載のシート操作スイッチ。
  3. 前記差入部は、前記乗員の親指以外の指を差し入れ可能に形成された第1差入部と、前記第1差入部の上方に配置され、前記乗員の親指を差し入れ可能に形成された第2差入部と、の少なくとも2つが設けられている請求項1又は2記載のシート操作スイッチ。
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