JP2011240376A - 電極研磨装置 - Google Patents

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尚武 石▲さき▼
Toshio Kimura
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Abstract

【課題】電極のドレス作業時間を短縮して消費電力量を抑制可能な電極研磨装置、電極の長寿命化を図る。
【解決手段】スポット溶接用電極を研磨可能な回転刃と、この回転刃を保持するホルダ2とを備えた電極研磨装置1において、前記回転刃は、前記電極の先端部を切削可能な先端部用切削刃4と、先端部用切削刃4に対して回転方向進み側に配置され電極の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃5から構成され、前記先端部用切削刃4と肩部用切削刃5とが夫々独立して前記ホルダ2に装着されている。ホルダ2は、前記先端部用切削刃4をホルダ2の回転軸方向一側から収容可能な第1凹部と前記肩部用切削刃5をホルダ2の回転軸方向一側から収容可能な第2凹部を備え、前記先端部用切削刃4と肩部用切削刃5は前記第1,第2凹部に着脱可能に構成されている。先端部用切削刃4と肩部用切削刃5を夫々の切削対象部位に応じた逃げ角と出代に調整できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スポット溶接用電極を研磨することにより再生する電極研磨装置に関し、特に電極の先端部と側面に亙る湾曲状肩部の切削量を独立して調整可能な電極研磨装置に関する。
従来より、自動車の鋼板等を溶接する溶接ラインでは、溶接ガンに装着された1対の電極により複数のワーク(鋼板)を加圧通電し、その範囲から発生するジュール熱によりワーク同士を接合するスポット溶接が用いられている。電極は、溶接作業を繰り返すと変形(磨耗等)が生じ、また、ワークとの接触部表面に被溶接物が溶着することがある。電極は、通常、所定直径を有する円形の先端部と、電極の側面に亙る湾曲状の肩部等を有する。前記先端部と肩部とが磨耗等により変形した場合、電極とワークの接触面積が拡大して、接触抵抗が変化する一因となる。電極とワークとの接触抵抗の変化に伴い、ワークに発生する熱量が変化するため、溶融接合される溶融部(ナゲット)の状態が変化し、ワークの接合強度に影響が生じる。そこで、溶接作業による打点数が一定回数以上に達した場合には、電極の表面を電極ドレッサーによりドレス(切削・研磨)し、先端部及び肩部形状を一定の状態に修正することが行われている。このとき、電極の肩部は、表面積が小さすぎると電極が熱により軟化し易くなるため、所定の冷却効果を得るために表面積を確保するよう形成されている。それ故、電極の肩部形状については、形状自体に特段の制約は存在していない。
電極ドレッサーは、駆動機構と、この駆動機構により回転駆動されるホルダと、ホルダに保持され電極の外径形状となるように切削する回転刃等の構成部材から形成されている。一般に、回転刃の種類には、ホルダの直径領域に亙って1枚刃が配置される1枚刃型と、ホルダの半径領域に亙って電極の片側半分の形状に対応した刃が配置される片刃型とがある。これらの回転刃には、電極の先端部と側面に亙る湾曲状肩部とを切削する切刃が形成され、切刃の逃げ角と出代の調整によりドレス時の切削条件を設定している。
特許文献1の電極ドレッサーには、接近した電極の軸心と同一回転軸を備えて回転駆動されるホルダと、ホルダに保持されホルダの回転時に電極の先端付近を切削可能な回転刃とを有し、回転刃は、板厚方向側の一方の縁部に切刃を配設した2つの板状刃部を回転中心軸近傍で交差させるように略十字形状になるようホルダに配置されている。これにより、ホルダの正回転時及び逆回転時に、2つの板状刃部における4つの切刃のうち隣り合う2つの切刃を利用して切削し、残りの2つの切刃により電極の振れを抑制している。
特開2008−73716号公報
特許文献1の電極ドレッサーでは、ホルダが正転及び逆転時の何れにおいても、2つの板状刃部の2つの切刃を利用して切削できるため、切削時間を低減できる。しかし、電極の先端部と肩部とを切削する切刃が一体形成された板状刃部(回転刃)であるため、切刃の逃げ角と出代が先端部と肩部において共通の切削条件となることから、肩部を必要以上に切削し、結果的に電力消費の増大や電極寿命の短縮化を招く虞がある。
図11に示すように、溶接前の電極Eは、所定半径の円形に形成された先端部と先端部に連なる湾曲状肩部を有する外形100のように形成されている。一定回数以上の打点数の溶接を行った場合、電極Eは、軟化やこれに伴う磨耗により先端部の長さが上下方向にL1だけ減少し外形101のような外形形状に変形している。外形101の先端部は、外形100の先端部に比べて半径r分外周方向へ拡大した円形に変化している。この外形101の電極Eを当初の外形100に沿った形状の回転刃により切削する場合、電極Eは初めに肩部外側から切削され、その後先端部が切削されて、電極Eの外形が先端部から距離L2分切削された外形102に形成された時点で切削作業を終了する。一般に、溶接機毎に磨耗度合いが異なるため、品質確保上、ドレス時間が所定時間長く設定され、外形103まで切削加工されている。
外形102の電極Eは、溶接前の電極Eの先端部と同様の先端部が形成されているため、各ワークを溶接したとき、当初の電極Eと同様の接合強度を得ることができる。一方、外形102の肩部よりも緩やかな湾曲形状を備えた外形104の電極Eであっても、先端部面積が外形102の電極Eと同じ表面積に形成されているため、外形102の電極Eと同様の接合強度を得ることができる。しかし、先端部と肩部とを切削する切刃が一体的に形成された回転刃では、構造上、切削対象部位毎に切刃の逃げ角と出代量を調整することが困難であるため、外形101の電極Eをドレスする場合、肩部を外形102の肩部形状になるまで切削した後、先端部を外形102の先端部になるように切削を行わざるを得ず、電力消費の増大や電極寿命の短縮化を招いていた。
本発明の目的は、電極のドレス作業時間を短縮して消費電力量を抑制可能な電極研磨装置、電極の長寿命化を図ることができる電極研磨装置等を提供することである。
請求項1の電極研磨装置は、スポット溶接用電極を研磨可能な回転刃と、この回転刃を保持するホルダとを備えた電極研磨装置において、前記回転刃は、前記電極の先端部を切削可能な先端部用切削刃と、前記電極の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃から構成され、前記先端部用切削刃と肩部用切削刃とが夫々独立して前記ホルダに装着されたことを特徴としている。
この電極研磨装置においては、前記回転刃を電極の先端部を切削可能な先端部用切削刃と、電極の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃から構成しているため、先端部用切削刃と肩部用切削刃の逃げ角と出代を夫々切削対象部位に応じて設定することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ホルダは回転駆動手段により一方向に回転駆動されるように構成され、前記肩部用切削刃は前記先端部用切削刃の装着位置から回転刃の回転方向へ鈍角の所定角度進み側位置に配置されたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ホルダは、前記所定角度の範囲内の先端部用切削刃と肩部用切削刃との間に切削屑排出用切欠部を有することを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記肩部用切削刃は先端部用切削刃に対して回転方向進み側に配置されたことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1つの発明において、前記ホルダは、前記先端部用切削刃をホルダの回転軸方向一側から収容可能な第1凹部と前記肩部用切削刃をホルダの回転軸方向一側から収容可能な第2凹部を備え、前記先端部用切削刃と肩部用切削刃は前記第1,第2凹部に着脱可能に構成されたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記第1,第2凹部は形状が異なることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記回転刃を電極の先端部を切削可能な先端部用切削刃と、電極の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃から構成し、先端部用切削刃と肩部用切削刃を夫々独立してホルダに装着したため、夫々の切削対象部位に応じた逃げ角と出代に調整でき、夫々の切削対象部位に適した切削刃により切削でき、電極の肩部に対する過剰なドレス作業を抑制することができる。これにより、電極のドレス作業時間の短縮と、ドレス作業に伴う消費電力量の低減を図ることができる。しかも、電極の肩部の過剰な切削を抑制するため、電極の寿命を長くすることができる。
請求項2の発明によれば、先端部用切削刃と肩部用切削刃の回転軸心方向内側端部に切削領域を重複可能な調整代を形成することができ、ドレス作業後の削り残し領域を発生させることなく、切削加工精度を高めることができる。また、ホルダの肉厚を大きく確保でき、ホルダによる両切削刃の支持強度を高めることができる。
請求項3の発明によれば、ホルダによる両切削刃の支持強度を確保しつつ開口面積の大きな切削屑排出用切欠部を形成することができ、切削屑の排出性を高め、切削効率を高くすることができる。
請求項4の発明によれば、切削量の大きな肩部用切削刃による切削屑を効率よく排出でき、切削効率を高くすることができる。
請求項5の発明によれば、先端部用切削刃と肩部用切削刃の脱着作業を簡単化でき、保守性を高くすることができる。
請求項6の発明によれば、第1,第2凹部とこれら凹部に収容される先端部用切削刃と肩部用切削刃とを着脱部分の形状により関連付けたため、先端部用切削刃と肩部用切削刃の誤組付けを防止することができる。
本発明の電極研磨装置を含むドレッサーとスポット溶接ガンの側面図である。 ドレッサーの平面図である。 電極研磨装置の平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 ホルダの平面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 肩部用切削刃を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 先端部用切削刃を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 電極研磨装置の分解斜視図である。 ドレス作業の各工程を示す説明図である。 従来のドレス作業を説明するための電極の要部拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
尚、以下の実施例において、図における上下方向を上下方向として説明する。
以下、本発明の実施例について図1〜図10に基づいて説明する。
図1に示すように、この電極研磨装置1は、ロボット(図示略)のアーム先端部に装備されたスポット溶接ガン20の固定側電極21と移動側電極22を成形研磨するドレッサー30に取り付けられている。図2〜図4に示すように、電極研磨装置1は、外周部分の一部が切り欠かれた部分円柱状のホルダ2と、ホルダ2に脱着可能に装着され電極21,22の先端部を切削可能な先端部用切削刃4と、この先端部用切削刃4に対して回転方向進み側に配置されると共にホルダ2に脱着可能に装着され電極21,22の側面に亙る湾曲状の肩部を切削可能な片部用切削刃5等から形成されている。尚、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5が、本発明に係る電極研磨装置1の研磨可能な回転刃3に相当している。
スポット溶接ガン20は、ロボットのアーム先端部に固定されたベース部(図示略)と、ベース部に固定されたコ字状アーム23と、アーム23の先端部に交換可能に取り付けられた固定側電極21と、固定側電極21と同心上且つ対向するようにロッド24の先端部に交換可能に取り付けられた移動側電極22と、固定側電極21に対して移動側電極22を近接離隔方向へロッド24を移動可能なサーボモータ(図示略)等から構成されている。
電極21,22には、所定半径を有する円板状の先端部と、この先端部の外縁部分から側面に亙って湾曲状の肩部が形成されている。
図1,図2に示すように、ドレッサー30は、ドレッサー本体部31に、スポット溶接ガン20の両電極21,22を整形研磨する電極研磨装置1と、電極研磨装置1を回転軸心C回りに一方向に回転駆動する回転駆動モータ32(回転駆動手段)と、回転駆動モータ32に付設されたエンコーダ33等を備えている。回転駆動モータ32とエンコーダ33はコントローラ(図示略)に電気的に接続され、ドレッサー本体部31が片持ち状にイコライズ機構34を介して定位置に立設されたフレーム(図示略)に上下動可能に支持されている。
ドレッサー本体部31は、ベース部材35を備え、このベース部材35に電極研磨装置1が上下方向の回転軸心Cに対して回転自在に支持されている。ベース部材35には、回転駆動モータ32が垂下状に取り付けられ、回転駆動モータ32の出力がギヤ機構36を介してベース部材35に組付けられた電極研磨装置1に伝達される。尚、ドレス作業時の電極研磨装置1の回転軸心Cは、電極21,22の軸心と同一軸心となるよう配置されている。
イコライズ機構34は、フレームに上下両端部が支持された1対のガイド軸34aと、ベース部材35に設けられ1対のガイド軸34aに摺動自在にガイドされる被ガイド部34bと、各ガイド軸34aに外装されドレッサー本体部31を中立位置に付勢する上下1対の圧縮コイルバネ34c,34d等を有している。
図5,図6に示すように、ホルダ2はニッケル合金等の金属材料から形成され、ホルダ本体11と、先端部用切削刃4をホルダ本体11の上側から収容可能な第1凹部12と、肩部用切削刃5をホルダ本体11の上側から収容可能な第2凹部13と、切削屑排出用第1切欠部14と、切削屑排出用第2切欠部15(切削屑排出用切欠部)等を備えている。
ホルダ本体11は、上下両面に軸心C側程その凹部深さが深くなるように擂鉢状に形成された1対の凹状テーパ面11aを有している。これら上下のテーパ面11aは、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5の出代量を調整するための基準面を形成している。
第1凹部12は、ホルダ本体11の軸心Cから外周に亙る位置に形成され、軸心C側にホルダ本体11の上側テーパ面11aから下側テーパ面11aに亙って貫通状に形成された貫通部12aと、貫通部12aよりも外周側に形成された固定部12b等から構成されている。
図6に示すように、貫通部12aは側面視にて先端部用切削刃4に応じた上下対称形状に形成され、固定部12bはホルダ本体11の上側部分にのみ形成されている。
貫通部12aの軸心C側の端部は、軸心Cから所定長さα(図7参照)、例えば1mm外周側へ突出した位置になるよう形成されている。
固定部12bは、軸心Cに平行な鉛直面12cと、軸心Cに直交する水平面12dと、固定部12bの矢印で示す回転方向進み側位置に形成されたキー溝部12eと、水平面12dに形成されたボルト穴12fとから構成されている。鉛直面12cはホルダ本体11に対する先端部用切削刃4の半径方向の加工及び組付け基準面を形成し、水平面12dはホルダ本体11に対する先端部用切削刃4の上下方向の加工及び組付け基準面を形成している。
第2凹部13は、ホルダ本体11の軸心Cから外周に亙る位置に形成され、第1凹部12から矢印で示す回転方向へ鈍角の所定角度、例えば120度進み側位置に形成されている。第2凹部13は、軸心C側にホルダ本体11の上側テーパ面11aから下側テーパ面11aに亙って貫通状に形成された貫通部13aと、貫通部13aよりも外周側に形成された固定部13b等から構成されている。
図6に示すように、貫通部13aは側面視にて肩部用切削刃5に応じた上下対称形状に形成され、固定部13bはホルダ本体11の上側部分にのみ形成されている。
貫通部13aの軸心C側の端部は、電極22(電極21)の先端部外周から所定長さβ(図8参照)、例えば1mm軸心C側へ突出した位置になるよう形成されている。
固定部13bは、軸心Cに平行な鉛直面13cと、軸心Cに直交する水平面13dと、固定部13bの矢印で示す回転方向遅れ側位置に形成されたキー溝部13eと、水平面13dに形成されたボルト穴13fとから構成されている。鉛直面13cはホルダ本体11に対する肩部用切削刃5の半径方向の加工及び組付け基準面を形成し、水平面13dはホルダ本体11に対する肩部用切削刃5の上下方向の加工及び組付け基準面を形成している。
図3,図5に示すように、第1切欠部14は、先端部用切削刃4の切削、研磨作業により発生した切削屑を電極研磨装置1の下方に配置された回収部材(図示略)へ排出するための開口を形成している。第1切欠部14は、ホルダ本体11の軸心C側近傍位置且つ先端部用切削刃4に対して矢印で示す回転方向遅れ側位置に、ホルダ本体11の上側テーパ面11aから下側テーパ面11aに亙って貫通状に形成されている。
第2切欠部15は、肩部用切削刃5の切削、研磨作業により発生した切削屑を電極研磨装置1の下方に配置された回収部材(図示略)へ排出するための開口を形成している。第2切欠部15は、第1凹部12より回転方向進み側位置且つ第2凹部13より回転方向遅れ側位置、所謂前記第1凹部12から回転方向へ鈍角の所定角度の範囲領域に、ホルダ2の円弧部分を略扇状に切り欠くように構成されている。第2切欠部15は、ホルダ本体11の上側テーパ面11aから下側テーパ面11aに亙って貫通状の開口を形成している。尚、第2切欠部15の開口面積は、第1切欠部14の開口面積より大きくなるよう形成されている。
図7(a),図7(b)に示すように、電極22(電極21)の左右部分のうち一方側部分に対応して形成された片刃型の先端部用切削刃4は、高速度工具等の平板状の金属材料からワイヤーカッタ等を用いて形成され、ホルダ本体11の第1凹部12に軸心C方向上方から着脱可能に構成されている。先端部用切削刃4は、軸心C側の縁部分に形成された上下1対の切刃4aと、切刃4aよりも外周側部分に形成された取付け部4b等を有している。
図7(b)に示すように、切刃4aは、先端部用切削刃4の回転方向進み側位置且つ電極22(電極21)の先端部に対応した位置において軸直交方向の投影形状に近似させて凹入するように形成されている。切刃4aの軸心C側の端部は、軸心Cから所定長さα(1mm)外周側へ突出した位置に形成されている。
取付け部4bは、取付け部4bの外周壁を形成した鉛直壁4cと、取付け部4bの下面を形成した水平壁4dと、取付け部4bの回転方向進み側位置に形成された突出部4eと、第1凹部12のボルト穴12fに対応して取付け部4bを上下方向に貫通したボルト穴4f等を有している。
以上により、図9に示すように、突出部4eとキー溝部12eとを嵌合することにより、先端部用切削刃4を誤組付けすることなく、切刃4aを先端部用切削刃4の回転方向進み側に面するように配置することができる。しかも、鉛直壁4cと水平壁4dを、夫々第1凹部12の鉛直面12cと水平面12dに密着させた状態でボルト6を締結するため、先端部用切削刃4をホルダ本体11に対して精度よく位置決め固定することができる。
図8(a),図7(b)に示すように、電極22(電極21)の左右部分のうち一方側部分に対応して形成された片刃型の肩部用切削刃5は、先端部用切削刃4と同様に、高速度工具等の平板状の金属材料から形成され、ホルダ本体11の第2凹部13に軸心C方向上方から着脱可能に構成されている。肩部用切削刃5は、先端部用切削刃4から回転方向へ120度進み側位置に形成され、軸心C側の縁部分に形成された上下1対の切刃5aと、切刃5aよりも外周側部分に形成された取付け部5b等を有している。
図8(b)に示すように、切刃5aは、肩部用切削刃5の回転方向進み側位置且つ電極22(電極21)の肩部に対応した位置において軸直交方向の投影形状に近似させて凹入するように形成されている。切刃5aの軸心C側の端部は、先端部外周から所定長さβ(1mm)軸心C側へ突出した位置に形成されている。
取付け部5bは、取付け部5bの外周壁を形成した鉛直壁5cと、取付け部5bの下面を形成した水平壁5dと、取付け部5bの回転方向遅れ側位置に形成された突出部5eと、第2凹部13のボルト穴13fに対応して取付け部5bを上下方向に貫通したボルト穴5f等を有している。
以上により、図9に示すように、突出部5eとキー溝部13eとを嵌合することにより、肩部用切削刃5を誤組付けすることなく、切刃5aを肩部用切削刃5の回転方向進み側に面するように配置することができる。しかも、鉛直壁5cと水平壁5dを、夫々第2凹部13の鉛直面13cと水平面13dに密着させた状態でボルト7を締結するため、先端部用切削刃4と同様に、肩部用切削刃5をホルダ本体11に対して精度よく位置決め固定することができる。
次に、図10(a)〜(e)に基づき、ドレス作業に係る加工プロセスについて説明する。ドレス作業の開始にあたり、予め先端部用切削刃4と肩部用切削刃5について、所定の切削条件に応じて夫々逃げ角、出代量等が設定されている。肩部用切削刃5では、最大損耗径を最短時間(例えば1sec以下)で先端部径を形成可能な刃先形状が設定され、先端部用切削刃4では、切削量が最少となる逃げ角、出代量等が設定されている。
図10(a)に示すように、ガン加圧工程では、スポット溶接ガン20のロボットアームを駆動して、所定の打点数に達した電極21,22の軸心が電極研磨装置1の回転軸心Cと同一直線となるよう電極21,22を移動させている。これにより、電極21は、ホルダ本体11の下側テーパ面11aの直下位置、電極22は、ホルダ本体11の上側テーパ面11a直上位置に配置されている。
次に、サーボモータを駆動して、電極21,22を電極研磨装置1へ接近移動させ、電極21,22により肩部用切削刃5を加圧させている。尚、電極21,22が肩部用切削刃5に当接する前段階で回転駆動モータ32による電極研磨装置1の回転駆動を開始している。
図10(b)に示すように、肩部切削工程では、電極21,22の側面に亙る湾曲状の肩部が所定の形状になるよう切削加工している。尚、電極21,22は、肩部用切削刃5と当接し、先端部用切削刃4とは当接していない。
肩部用切削刃5は、切刃5aの軸心C側の端部が先端部外周から所定長さβ(1mm)軸心C側へ突出した位置に形成されているため、電極21,22の先端部の外周部分から側面の肩部に亙って所定の切削条件により切削が行われる。
肩部用切削刃5では、最大損耗径を最短時間で電極21,22の先端部径を確保可能な刃先形状が設定されているため、切削屑や切粉が先端部用切削刃4に比べて多く発生する。
そこで、肩部用切削刃5の回転方向遅れ側位置に第1切欠部14の開口面積より大きな第2切欠部15を形成し、ホルダ本体11にテーパ面11aを形成しているため、発生する切削屑や切粉を効率よく排出でき、高い切削効率を維持することができる。
肩部切削工程では、電極21,22の外周部分以外の先端部を残して切削が行われ、肩部切削工程の終了に同期して先端部切削工程が開始される。
図10(c)に示すように、先端部切削工程では、先端部用切削刃4が電極21,22の外周部分以外の先端部を切削量が最少となる所定の切削条件で切削加工している。
先端部用切削刃4は、切刃4aの軸心C側の端部が軸心Cから所定長さα(1mm)外周側へ突出した位置に形成されているため、電極21,22の先端部中央部分における削り残し等を防止することができる。先端部用切削刃4の回転方向遅れ側位置に第1切欠部14が形成されたため、先端部用切削刃4による切削屑や切粉を効率よく排出でき、高い切削効率を維持することができる。
図10(d)に示すように、切削終了工程では、スポット溶接ガン20のサーボモータによる加圧動作と回転駆動モータ32による電極研磨装置1の回転動作を停止する。
図10(e)に示すように、ガン開放工程では、サーボモータを駆動して、電極21,22を電極研磨装置1から離隔移動させてドレス作業を終了する。
次に、実施例1に係る電極研磨装置1の作用・効果について説明する。
この電極研磨装置1は、スポット溶接用電極21,22を研磨可能な回転刃3と、この回転刃3を保持するホルダ2とを備えた電極研磨装置1において、前記回転刃3は、前記電極21,22の先端部を切削可能な先端部用切削刃4と、前記電極21,22の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃5から構成され、前記先端部用切削刃4と肩部用切削刃5とが夫々独立して前記ホルダ2に装着されている。
この電極研磨装置1によれば、前記回転刃3を電極21,22の先端部を切削可能な先端部用切削刃4と、電極21,22の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃5から構成し、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5を夫々独立してホルダ2に装着したため、夫々の切削対象部位に応じた逃げ角と出代に調整でき、夫々の切削対象部位に適した切削刃により切削でき、電極21,22の肩部に対する過剰なドレス作業を抑制することができる。これにより、電極21,22のドレス作業時間の短縮と、ドレス作業に伴う消費電力量の低減を図ることができる。しかも、電極21,22の肩部の過剰な切削を抑制するため、電極21,22の寿命を長くすることができる。
ホルダ2は回転駆動モータ32により一方向に回転駆動されるように構成され、前記肩部用切削刃4は前記先端部用切削刃5の装着位置から回転刃の回転方向へ鈍角の所定角度進み側位置に配置されたため、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5の回転軸心C方向内側端部に切削領域を重複可能な調整代を形成することができ、ドレス作業後の削り残し領域を発生させることなく、切削加工精度を高めることができる。また、ホルダ2の肉厚を大きく確保でき、ホルダ2による両切削刃4,5の支持強度を高めることができる。
ホルダ2は、前記所定角度の範囲内の先端部用切削刃4と肩部用切削刃5との間に第2切欠部15を有するため、ホルダ2による両切削刃4,5の支持強度を確保しつつ開口面積の大きな切第2切欠部15を形成することができ、切削屑の排出性を高め、切削効率を高くすることができる。
肩部用切削刃5は先端部用切削刃4に対して回転方向進み側に配置されたため、切削量の大きな肩部用切削刃5による切削屑等を第2切欠部15から効率よく排出でき、切削効率を高くすることができる。
ホルダ2は、前記先端部用切削刃4をホルダ2の回転軸方向一側から収容可能な第1凹部12と前記肩部用切削刃5をホルダ2の回転軸方向一側から収容可能な第2凹部13を備え、前記先端部用切削刃4と肩部用切削刃5は前記第1,第2凹部12,13に着脱可能に構成されたため、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5の脱着作業を簡単化でき、保守性を高くすることができる。
第1,第2凹部12,13は形状が異なるため、第1,第2凹部12,13のキー溝部12e,13eとこれら凹部に収容される先端部用切削刃4と肩部用切削刃5とを突出部4e,5eの形状により関連付けることができ、先端部用切削刃4と肩部用切削刃5の誤組付けを防止することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、円形の先端部を備えた電極をドレス作業する回転刃の例を説明したが、緩やかな湾曲状の先端部を備えた電極をドレス作業する回転刃を採用することも可能である。この場合、湾曲状先端部に応じた先端部用切削刃と肩部用切削刃とを夫々独立してホルダに装着することで、同様の効果を奏することができる。
2〕前記実施例においては、片刃型の先端部用切削刃と片刃型の肩部用切削刃の例を説明したが、両切削刃を1枚刃型の切断刃とすることも可能である。この場合、一方の切断刃の回転軸部分上側に切欠きを設け、他方の切断刃の回転軸部分下側に切欠きを設けて、両切欠きを嵌合させてホルダに装着する。また、一方の切断刃を1枚刃型、他方の切断刃を片刃型とすることも可能である。
3〕前記実施例においては、逃げ角と出代が異なる先端部用切削刃と肩部用切削刃の例を説明したが、何れか一方の条件のみ異なるものでも良く、また、逃げ角と出代の他にすくい角等加工条件に合わせて夫々の切削刃の仕様を設定可能である。また、仕様の異なる複数の先端部用切削刃と仕様の異なる複数の肩部用切削刃を予め準備し、溶接装置や生産タクト等により適宜切削刃の組み合わせを設定することも可能である。
4〕前記実施例においては、肩部用切削刃が先端部用切削刃から回転方向へ120度進み側位置に形成された例を説明したが、120度に限られず、100〜130°の角度範囲において適宜設定可能である。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明は、スポット溶接用電極を研磨することにより再生する電極研磨装置において、電極の先端部と側面に亙る湾曲状肩部の切削量を独立してホルダに装着することにより、電極のドレス作業時間を短縮して消費電力量を抑制でき、電極の長寿命化を図ることができる。
1 電極研磨装置
2 ホルダ
3 回転刃
4 先端部用切削刃
4a 切刃
4b 取付け部
5 肩部用切削刃
5a 切刃
5b 取付け部
12 第1凹部
12e キー溝
13 第2凹部
13e キー溝
15 第2切欠部
20 スポット溶接ガン
21 (固定側)電極
22 (移動側)電極
30 ドレッサー
32 回転駆動モータ

Claims (6)

  1. スポット溶接用電極を研磨可能な回転刃と、この回転刃を保持するホルダとを備えた電極研磨装置において、
    前記回転刃は、前記電極の先端部を切削可能な先端部用切削刃と、前記電極の側面に亙る湾曲状肩部を切削可能な肩部用切削刃から構成され、
    前記先端部用切削刃と肩部用切削刃とが夫々独立して前記ホルダに装着されたことを特徴とする電極研磨装置。
  2. 前記ホルダは回転駆動手段により一方向に回転駆動されるように構成され、
    前記肩部用切削刃は前記先端部用切削刃の装着位置から回転刃の回転方向へ鈍角の所定角度進み側位置に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の電極研磨装置。
  3. 前記ホルダは、前記所定角度の範囲内の先端部用切削刃と肩部用切削刃との間に切削屑排出用切欠部を有することを特徴とする請求項2に記載の電極研磨装置。
  4. 前記肩部用切削刃は先端部用切削刃に対して回転方向進み側に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の電極研磨装置。
  5. 前記ホルダは、前記先端部用切削刃をホルダの回転軸方向一側から収容可能な第1凹部と前記肩部用切削刃をホルダの回転軸方向一側から収容可能な第2凹部を備え、
    前記先端部用切削刃と肩部用切削刃は前記第1,第2凹部に着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の電極研磨装置。
  6. 前記第1,第2凹部は形状が異なることを特徴とする請求項5に記載の電極研磨装置。
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