JP2011237353A - コリオリ流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動管の状態を正確に診断することができるコリオリ流量計を提供する。
【解決手段】増減率取得手段は、駆動手段により一定の駆動力を与え、そのときの振動管の振動の減衰または成長の増減率を取得する。算出手段は、増減率取得手段により取得された増減率と、振動管の運動方程式とに基づいて、振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出する。診断手段は、算出手段により算出されたパラメータに基づいて振動管の状態を診断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動手段により駆動力を与えて振動させた振動管に作用するコリオリ力に基づいて前記振動管を流れる流体の流量を計測するコリオリ流量計に関する。
プラントで使用される流量計の一方式として、コリオリ流量計が知られている。コリオリ流量計は、流体が流れるU字管をコイルの励磁により振動させ、U字管の内部を通過する流体により生ずるコリオリ力をU字管のねじれを介して計測するものである。流体の流量に応じてコリオリ力が増大するため、U字管のねじれの幅や位相を介して流量を計測することが可能となる。
コリオリ流量計では、U字管のねじれを利用して流量を計測するため、U字管の腐食等が進行すると、流量計測に誤差を生じさせる。また、U字管のメンテナンス上からも腐食等を把握することが望ましい。
特表2009−509163号公報には、U字管の腐食の指標としてばね定数Kの変化を利用するものが開示されている。この例では、ばね定数Kを計測する際に、コリオリのU字管を駆動する励磁電流を切って振動を減衰させる。この減衰特性はζωで表される。ここで、ζは減衰定数、ωは角周波数を表す。Q=1/2ζで減衰曲線を計測することによりζωが決定される。ばね定数KはK=QDωで算出される。ここで、Dは機械的減衰係数で増幅器の増幅ゲインGに比例する。また、ω=2πFであり、振動の周波数Fから求められる。この方式では、流速、流体の密度と無関係にU字管のばね定数Kを求めることができる。
特表2009−509163号公報
しかし、上記の方式でばね定数を算出する場合には、流体に気泡がわずかに混入してもζが不規則に変化し、大きな誤差を生み易い。Qは通常5000程度あり、減衰率ζωはU字管の構造で決まってしまい変更できない。このため、短時間で減衰率を求めようとすると、減衰幅が小さくなり誤差が大きくなる場合がある。また逆に、減衰させる時間を長くしてばね定数Kの算出精度を上げようとすると、振幅がゼロに近い領域まで計算対象となり、ノイズの影響を受ける。
また、U字管のばね定数だけではU字管の内部への付着物の状況を判断できないという問題もある。
本発明の目的は、振動管の状態を正確に診断することができるコリオリ流量計を提供することにある。
本発明のコリオリ流量計は、駆動手段により駆動力を与えて振動させた振動管に作用するコリオリ力に基づいて前記振動管を流れる流体物の流量を計測するコリオリ流量計において、前記駆動手段により一定の駆動力を与え、そのときの前記振動管の振動の増減率を取得する増減率取得手段と、前記増減率取得手段により取得された前記増減率と、前記駆動力とに基づいて、前記振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記パラメータに基づいて前記振動管の状態を診断する診断手段と、を備えることを特徴とする。
このコリオリ流量計によれば、増減率取得手段により取得された増減率と、振動管の運動方程式とに基づいて、振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出するので、振動管の状態を正確に診断することができる。
前記増減率取得手段は、流量を検出可能な範囲の振幅で前記振動管を振動させて前記増減率を取得してもよい。
前記増減率取得手段は前記駆動手段により一定の駆動力を与えたときの前記振動管の振動の減衰および前記駆動手段により一定の駆動力を与えたときの前記振動管の振動の成長における前記増減率を取得してもよい。
前記増減率取得手段は、前記コリオリ力を検出するためのセンサを用いて前記増減率を取得してもよい。
前記診断手段は、前記算出手段により算出された前記ばね定数に基づいて前記振動管の腐食の状況を診断してもよい。
前記診断手段は、前記算出手段により算出された前記減衰係数に基づいて前記振動管への付着物の状況を診断してもよい。
前記増減率取得手段は、複数の単位時間についてそれぞれ前記振動管の振動の増減率を取得し、それらの平均値として前記増減率を取得してもよい。
前記増減率取得手段は、前記振動管の変位を複数回サンプリングし、複数の前記変位を平均化して得られる前記振動管の振動幅の経時変化を前記増減率として取得してもよい。
本発明のコリオリ流量計によれば、増減率取得手段により取得された増減率と、振動管の運動方程式とに基づいて、振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出するので、振動管の状態を正確に診断することができる。
本実施形態のコリオリ流量計の構成を示す図であり、(a)は発振回路を示す図、(b)はコリオリセンサユニットの構成を示す図、(c)は制御系を示すブロック図。 コリオリセンサユニットの出力信号を示す図であり、(a)は通常時の出力信号を示す図、(b)はU字管の振動が減衰する場合の出力信号を示す図、(c)はU字管の振動が成長する場合の出力信号を示す図。 診断動作時における演算制御部の動作を示すフローチャート。 診断動作を示す図であり、(a)は正弦波2乗値の積分値の増減率αの変化を示す図、(b)は発振帰還電流ゲインGの変化を示す図。 診断動作を示す図であり、(a)はステップS5の処理を示す図、(b)はステップS8の処理を示す図。 正弦波を減衰させつつ減衰率を算出する方法を示す図。
以下、本発明によるコリオリ流量計の一実施形態について説明する。
図1(a)は本実施形態のコリオリ流量計の発振回路を示す図、図1(b)はコリオリセンサユニットの構成を示す図、図1(c)は本実施形態のコリオリ流量計の制御系を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、本実施形態のコリオリ流量計は、U字管の振動を検出するコリオリセンサユニット1と、U字管の振動を維持するための駆動電流をコリオリセンサユニット1に与える電流増幅器2と、コリオリセンサユニット1の出力信号を増幅する増幅器3と、増幅器3の出力信号の振幅を抽出する平滑回路4と、平滑回路4の出力信号と目標電圧Vrefとの差分を増幅する制御増幅器5と、固定ゲイン設定電圧Eを出力する電圧設定部6と、制御増幅器5の出力信号ΔVまたは電圧設定部6の出力値である固定ゲイン設定電圧Eのいずれかを選択するスイッチ7と、増幅器3の出力信号およびスイッチ7で選択された信号(以下、発振帰還ゲインGと呼ぶ)を乗算する乗算器8と、を備える。電流増幅器2は乗算器8の出力信号を増幅し、コリオリセンサユニット1に向けて上記駆動電流を出力する。なお、増幅器3の出力信号は、コリオリ力(U字管のねじれの振幅ないし位相)を検出するための信号としても使用される。
図1(b)に示すように、コリオリセンサユニット1は、U字管と、U字管を振動させるための加振器10と、U字管の振動を取得するセンサA11a、B12bと、によって構成される。加振器10は、電流増幅器2からの駆動電流よってU字管を振動させる。センサA11a、B12bは、U字管の振動より得る電圧を増幅器3に出力する。本実施例のコリオリ流量計では、1つだけのセンサの使用で、振動管(U字管)の状態を診断することができる。以下、センサユニット1による出力は、センサA11aを使用するものとする。なお、センサB11bを用いてもセンサA11aを用いた場合と同様の診断効果を得ることができる。
図1(c)に示すように、電圧設定部6およびスイッチ7は演算制御部9に接続され、演算制御部9により制御される。また、演算制御部9はU字管の診断に必要な演算および処理を実行する。U字管の診断に必要な演算および処理については後述する。
次に、本実施形態のコリオリ流量計の動作について説明する。
通常動作時には、スイッチ7により制御増幅器5の出力信号ΔVが選択される。この場合、制御増幅器5の出力信号ΔVは平滑回路4の出力信号(振幅)に応じて変化し、回路ループは平滑回路4の出力信号を目標電圧Vrefに一致させるように作用する。このときの発振帰還ゲインGのことを発振帰還ゲインG0と呼ぶ。この回路ループは定常状態では一定振幅で発振し、U字管は一定振幅で振動する状態となる。この状態でU字管のねじれを検出して流量を測定する。
図2(a)は、通常動作時におけるコリオリセンサユニット1の出力信号(増幅器3の出力信号)を示している。図2(a)に示すように、U字管の振幅に応じてコリオリセンサユニット1の出力信号は概略一定の振幅を示す。
一方、診断動作時には、スイッチ7により固定ゲイン設定電圧Eが選択される。また、U字管の振動が減衰または成長するように、固定ゲイン設定電圧Eが所定の固定値に設定される。図2(b)はU字管の振動が減衰する場合のコリオリセンサユニット1の出力信号を示す図、図2(c)はU字管の振動が成長する場合のコリオリセンサユニット1の出力信号を示す図である。
本実施形態のコリオリ流量計では、発振帰還電流ゲインGをG1,G2に順次切り替えることにより、U字管の振動を成長、減衰させて振幅の成長率と減衰率とを求め、最終的にばね定数Kおよびダンピング(減衰)係数Dを算出する。以下、ばね定数K、ダンピング係数D等を算出する原理について説明する。
まず、U字管の振動方程式は、(1)式で示される。
Md2X/dt2+DdX/dt+KX=GdX/dt ・・・(1)式
ここで、X:U字管の振動の変位、M:U字管全体の質量、D:ダンピング係数、K:U字管のばね定数、G:発振帰還電流ゲイン、ω:角周波数である。
(1)式の右辺の「GdX/dt」は電流増幅器2からコリオリセンサユニット1に与えられる駆動電流に基づく作用力に相当し、「G」は制御増幅器5の出力信号ΔVおよび固定ゲイン設定電圧Eにより規定される。
(1)式の両辺をMで割ると、(2)式、D/M=2ζω、ω=sqrt(K/M)より(3)式、(4)式のように順次変形できて、(5)式を得る。
2X/dt2+DdX/Mdt+K/M・X=G/M・dX/dt ・・・(2)式
2X/dt2+2ζωdX/dt+ω2X=G/M・dX/dt ・・・(3)式
2X/dt2+(2ζω−G/M)dX/dt+ω2X=0 ・・・(4)式
X=Aexp{−ζω+G/(2M)}t×sin(ωt) ・・・(5)式
このように、U字管の振動の変位Xは減衰/成長する正弦波の波形をとる。また、U字管の振動の変位Xに比例するコリオリセンサユニット1の出力信号は、同様に減衰/成長する正弦波の波形となる。
発振帰還電流ゲインGをG1(G1>G0)としたときのコリオリセンサユニット出力の2乗値の積分値の増減率をα1(>1)、発振帰還電流ゲインGをG2(G0>G2)としたときのコリオリセンサユニット出力の2乗値の積分値の増減率をα2(<1)としたとき、
α1={−2ζω+G1/M}×ΔT ・・・(6)式
α2={−2ζω+G2/M}×ΔT ・・・(7)式
と置くと、(6)式および(7)式より、
M=(G1−G2)/(α1−α2) ・・・(8)式
となる。なお、増減率>1は振幅の成長を、増減率<1は振幅の減衰をそれぞれ示す。
このような手順で、ばね定数Kおよびダンピング係数Dを算出することができる。
K=M×ω2 ・・・(9)式
D=G1−(α1×M)/ΔT ・・・(10)式
図3は、診断動作時における演算制御部9の動作を示すフローチャートである。
図3のステップS1では、通常動作時における角周波数ωを測定する。各周波数ωは増幅器3の出力信号(Asin(ωt))などに基づいて測定することができる(図1)。
次に、ステップS2では、制御増幅器5の出力信号ΔVを測定する。これにより、通常動作時における発振帰還電流ゲインGを求めることができる。
次に、ステップS3では、診断開始時刻t0に到達したか否か判断し、判断が肯定されればステップS4へ進み、判断が否定されればステップS1へ戻る。
ステップS4では、スイッチ7を制御増幅器5の出力信号ΔVを選択する側から、電圧設定部6の出力値である固定ゲイン設定電圧Eを選択する側に切り替える。また、電圧設定部6の固定ゲイン設定電圧Eの値を、発振帰還電流ゲインGがG1となる値に設定する。これにより、コリオリセンサユニット出力の2乗値の積分値の増減率αがα1(>1)に設定される。
図4(a)はコリオリセンサユニット出力の2乗値の積分値の増減率αの変化を示す図、図4(b)はコリオリセンサユニット出力の変化を示す図である。図4(a)および図4(b)に示すように、増減率αは時刻t0で1からα1(>1)に切り替わる。また、それまでほぼ一定値を保っていた増幅器3の出力信号(Asin(ωt))の振幅が、時刻t0から増大し始める。
次に、ステップS5では、時刻t1になるまで、すなわちL秒間、期間i=1〜Nのそれぞれについて正弦波の振幅の増減率(成長率)を計算する。次に、ステップS6では、ステップS5で算出された増減率の平均値を算出する。
図5(a)は、ステップS5の処理を示す図である。
図5(a)に示すように、ステップS5では、Δtずつの期間(i=1〜N)のそれぞれについて
正弦波:A×exp(−ζωt+G1/2M)t×sin(ωt+φ)
の2乗和Sjの計算を行う。
Figure 2011237353
仮にコリオリセンサユニット出力のサンプリングレートが0.001秒でΔtの期間、すなわちサンプリング数Nが1000であれば、Sjの積分時間は1秒となる。これをL回繰り返して実行すれば、全部でL秒となる。
隣接する振幅の増減率Rは、
R=Sj/Sj-1=exp{(−2ζω+G1/M)・ΔT} ・・・(12)式
として算出される。これをjが1からLまで繰り返す。
ステップS6では、L回算出された増減率Rの平均値RAVEを算出する。すなわち、
Figure 2011237353
これから、増減率α1(>1)は時間当たりの平均値RAVE
α1=ln(RAVE)/ΔT=−2ζω+G1/M ・・・(14)式
として算出される。
次に、図3のステップS7では、時刻t1において、電圧設定部6の固定ゲイン設定電圧Eの値を、発振帰還電流ゲインGがG2となる値に設定する。これにより、コリオリセンサユニット出力の2乗値の積分値の増減率αがα2(<1)に設定される。これにより、図4(a)および図4(b)に示すように、増減率αは時刻t1でα1(>1)からα2(<1)に切り替わる。また、それまで増大していた増幅器3の出力信号(Asin(ωt))の振幅が、時刻t1から減少し始める。
次に、ステップS8では、時刻t2になるまで、すなわちL秒間、期間i=1〜Nのそれぞれについて正弦波の振幅の増減率(減衰率)を計算する。次に、ステップS9では、ステップS8で算出された増減率の平均値を算出する。
ステップS8およびステップS9では、それぞれステップS6およびステップS7と同様の処理が実行される。すなわち、図5(b)に示すように、ステップS8では、Δtずつの期間(i=1〜N)のそれぞれについて
正弦波:A×exp(−ζωt+G2/2M)t×sin(ωt+φ)
の2乗和Sjの計算を行う。以下、ステップS5およびステップS6と同様の演算を実行することにより、増減率α2(<1)は、
α2=ln(RAVE)/ΔT=−2ζω+G2/M ・・・(15)式
として算出される。
次に、ステップS10では、時刻t2(図4)において、スイッチ7を電圧設定部6の出力値である固定ゲイン設定電圧Eを選択する側から制御増幅器5の出力信号ΔVを選択する側に切り替える。これにより通常動作に戻るため、増減率αがほぼ1となり、正弦波の振幅がほぼ一定値に維持されるようになる(図4)。
次に、ステップS11では、U字管の全体質量M、ばね定数Kおよびダンピング係数Dを算出する。
(14)式および(15)式よりζωを消去すると、以下のようにU字管の全体質量Mが計算される。
M=(G1−G2)/(α1−α2) ・・・(16)式
全体質量Mは、U字管の腐食によって変化するが管内の流体密度にも依存する。このため全体質量Mは診断変数として使用できないが、式(9)、式(10)に従って、流体密度や流体の速度に依存しないばね定数Kおよびダンピング係数Dを計算することができる。
次に、ステップS12では、(9)式で算出されたばね定数Kが所定値Aよりも小さいか否か判断し、判断が肯定されればステップS13へ進み、判断が否定されればステップS14へ進む。
ステップS13では、U字管の腐食が進行している旨を示すアラームを発報し、ステップS1へ戻る。
ステップS14では、(10)式で算出されたダンピング係数Dが所定値Bよりも大きいか否か判断し、判断が肯定されればステップS15へ進み、判断が否定されればステップS1へ戻る。
ステップS15では、U字管の内壁への付着物の付着が進行している旨を示すアラームを発報し、ステップS1へ戻る。
以上の処理のうち、ステップS1〜ステップS9の処理が増減率取得手段の機能に、ステップS11の処理が算出手段の機能に、ステップS12〜ステップS15の処理が診断手段の機能に、それぞれ相当する。
このように、本実施形態のコリオリ流量計では、U字管の振動方程式((1)式)を用いて、ばね定数Kおよびダンピング係数Dを互いに独立したパラメータとして算出しているので、U字管の腐食や付着物の状況を独立して診断することが可能となる。
また、本実施形態のコリオリ流量計では、励磁電流を切らずに、適当な発振帰還電流ゲインを与えながら正弦波の振幅の増減率を取得するため、増減率を適切な値となるように制御することができる。このため、診断に必要なパラメータを精度良く求めることが可能となる。
さらに、コリオリセンサユニット出力の2乗積分値の変化率を計算することにより、任意の時間帯の成分値の増加率または減少率の平均値を容易に算出することができる。また、2つのゲインG1,G2を設定することにより、Q値を求める必要がない。なお、ゲインをゼロとすることでQ値を測定することも可能である。
また、増加率および減少率の差α1−α2を計算するので、気泡などの外乱の影響が抑制できる。また、増減率を任意に設定できるので、診断動作に要する時間も短縮化できる。例えば、G1,G2の変化幅を大きく設定すれば、短時間での診断が可能となる。
また、本実施形態のコリオリ流量計では、図4(b)に示すように、発振帰還電流ゲインG1、G2を適切な値とすることにより、正弦波の振幅の増減率を取得する間、コリオリ流量計としての機能を発揮できる範囲にU字管の振幅範囲を抑制することができる。このため、診断動作時においても流量を並行して正確に測定することができ、オンライン診断が可能となる。また、通常動作に戻るのにほとんど時間を要しない。なお、上記実施形態では、振幅を増加から減少に転じるようにしているが、図4(c)に示すように、例えば、発振帰還電流ゲインをG2からG1に順次切り替えることで、振幅を減少から増加に転じるようにしてもよい。この場合にも、コリオリ流量計としての機能を発揮できる範囲にU字管の振幅範囲を抑制することで、診断動作時においても流量を正確に測定することが可能となる。
さらに、本実施形態のコリオリ流量計では、L回算出された増減率Rの平均値に基づいて増減率α1、α2を算出している。このため、外乱の影響等を受けることなく、正確に増減率を計算できるとともに、正確なばね定数Kおよびダンピング係数Dを算出することが可能となる。例えば、U字管で気泡が発生した場合には、正弦波の実際の波形には気泡の発生状況に応じて相応の乱れが生ずる。しかし、増減率Rを多数回計算しこれらを平均化することで、気泡の混入に起因する正弦波の乱れの影響を効果的に排除することができる。
なお、上記実施形態では、α1>1、α2<1としているが、α1=1あるいはα2=1となるようなG1あるいはG2を選択してもよい。
図6は、適当な発振帰還電流ゲインを与えながら正弦波を減衰させつつ、増減率(減衰率)を算出することでばね定数を求める方法を示す図である。
発振帰還電流ゲインG3および発振帰還電流ゲインG4を与えたときの正弦波の2乗は、それぞれ、
Y3=A2exp(α3×t)×sin2(ωt+φ)
Y4=A2exp(α4×t)×sin2(ωt+φ)
で与えられる。ただし、α3は発振帰還電流ゲインG3における増減率、α4は発振帰還電流ゲインG4における増減率であり、α3<1、α4<1である。
この場合には、通常動作から発振帰還電流ゲインG3およびG4に切り替えた直後からY3、Y4の値をそれぞれ時間について積分する。正弦波が充分に減衰する時点では、Y3およびY4の積分値は、
−(A2/2)/α3、および
−(A2/2)/α4
に収束するので、積分値の逆数から減衰率α3およびα4を求めることができる。
(5)式に示したように、
X=Aexp{−ζω+G/(2M)}t×sin(ωt)
であるから、発振帰還電流ゲインG3の場合には、
−2ζω+G3/M=α3
発振帰還電流ゲインG4の場合には、
−2ζω+G4/M=α4
である。これから、
M=(G3−G4)/(α3−α4)
K=Mω2
D=G3−α3×M
が算出できる((9)式、(10)式参照)。振幅Aは通常動作時のAsin(ωt)の実効値(図1における平滑回路4の出力)から求めることができる。
このように、図6に示す方法では、減衰率をより簡易な計算で求めることができる。一方、減衰率を算出するに当たり、正弦波が充分に減衰する領域まで使用するため、図3に示す手順と比較すると、外乱の影響等を受け易いという欠点がある。
以上説明したように、本発明のコリオリ流量計によれば、増減率取得手段により取得された増減率と、振動管の運動方程式とに基づいて、振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出するので、振動管の状態を正確に診断することができる。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、駆動手段により駆動力を与えて振動させた振動管に作用するコリオリ力に基づいて前記振動管を流れる内容物の流量を計測するコリオリ流量計に対し、広く適用することができる。
1 コリオリセンサユニット(駆動手段、増減率取得手段)
3 増幅器(増減率取得手段)
9 演算制御部(増減率取得手段、算出手段、診断手段)

Claims (8)

  1. 駆動手段により駆動力を与えて振動させた振動管に作用するコリオリ力に基づいて前記振動管を流れる流体物の流量を計測するコリオリ流量計において、
    前記駆動手段により一定の駆動力を与え、そのときの前記振動管の振動の増減率を取得する増減率取得手段と、
    前記増減率取得手段により取得された前記増減率と、前記駆動力とに基づいて、前記振動管のばね定数および減衰係数を互いに独立したパラメータとして算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記パラメータに基づいて前記振動管の状態を診断する診断手段と、
    を備えることを特徴とするコリオリ流量計。
  2. 前記増減率取得手段は、流量を検出可能な範囲の振幅で前記振動管を振動させて前記増減率を取得することを特徴とする請求項1に記載のコリオリ流量計。
  3. 前記増減率取得手段は前記駆動手段により一定の駆動力を与えたときの前記振動管の振動の減衰および前記駆動手段により一定の駆動力を与えたときの前記振動管の振動の成長における前記増減率を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のコリオリ流量計。
  4. 前記増減率取得手段は、前記コリオリ力を検出するためのセンサを用いて前記増減率を取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコリオリ流量計。
  5. 前記診断手段は、前記算出手段により算出された前記ばね定数に基づいて前記振動管の腐食の状況を診断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコリオリ流量計。
  6. 前記診断手段は、前記算出手段により算出された前記減衰係数に基づいて前記振動管への付着物の状況を診断することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコリオリ流量計。
  7. 前記増減率取得手段は、複数の単位時間についてそれぞれ前記振動管の振動の増減率を取得し、それらの平均値として前記増減率を取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコリオリ流量計。
  8. 前記増減率取得手段は、前記振動管の変位を複数回サンプリングし、複数の前記変位を平均化して得られる前記振動管の振動幅の経時変化を前記増減率として取得することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のコリオリ流量計。
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