JP2015521284A - フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法 - Google Patents

フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法を開示する。例示の方法は、フローコンピュータによって、流量計の検証試験を開始するためのリクエストを流量計に通信する工程を含む。例示の方法は、流量計から診断データを検索する工程も含む。例示の方法は、検証試験の結果であって、診断データに基づく結果をフローコンピュータのログにロギングすることをさらに含む。

Description

本開示は、一般的に監視およびデータ収集制御システムに関する。より詳細には、フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法に関する。
石油およびガス生産産業において使用されるような監視制御およびデータ収集(SCADA)システムは、しばしば、(例えば、水源地の)生産処理システムにおける機器の中心となる構成要素としてフローコンピュータを含む。フローコンピュータは、流量計算の実行、システムの制御、システムの最適化、履歴アーカイブの作成、および/またはSCADAネットワークとの通信を行うために使用される。フローコンピュータを介した処理システムの観測および/または制御は、フローコンピュータとフィールド装置(例えば、バルブ、バルブポジショナ、スイッチ、センサ、トランスミッタなど)とを相互作用させることによって達成される。このフィールド装置は、バルブの開閉などの制御機能および処理パラメータの測定を実行するように構成される。そのようなフィールド装置は、任意の所望の通信媒体(例えば、ハードワイヤード、無線など)によるアナログ、デジタル、またはアナログとデジタルとを組み合わせたバスのいずれかを介して、そしてプロトコル(例えば、Fieldbus、Profibus(登録商標)、HART(登録商標)、Modbus(登録商標)など)によって、フローコンピュータと相互作用する。
フローコンピュータによって流量計内部の検証試験を開始するためのシステムおよび方法を開示する。開示する例示の方法は、フローコンピュータによって、流量計の検証試験を開始するためのリクエストを流量計に通信する工程を含む。例示の方法は、流量計から診断データを検索する工程も含む。例示の方法は、検証試験の結果であって、診断データに基づく結果をフローコンピュータのログにロギングする工程をさらに含む。
本明細書に開示した教示に従い組み立てられた例示のフローコンピュータは、フローコンピュータと流量計とを通信可能に連結する流量計インターフェースを含む。流量計インターフェースは、流量計の検証試験を開始し、流量計から診断データを検索するためのリクエストを流量計に通信できる。例示のフローコンピュータは、検証試験の結果であって、診断データに基づく結果をロギングするためのメモリも含む。
実行された時に、機械が少なくともリクエストを流量計に通信する命令を含む例示の有形の機械可読なストレージ媒体が開示される。このリクエストは、流量計の検証試験を開始し、流量計から診断データを検索し、検証試験の結果であって、診断データに基づく結果をフローコンピュータのログにロギングすることを含む。
本明細書に開示した教示に従い実施した、例示のフローコンピュータを備えた例示のシステムを図示する。 例示のフローコンピュータおよび/またはより大まかには図1の例示のシステムを実施して実行できる例示のプロセスを示すフローチャートである。 例示のフローコンピュータおよび/またはより大まかには図1の例示のシステムを実施して実行できる別の例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。 例示のフローコンピュータおよび/またはより大まかには図1の例示のシステムを実施して実行できる別の例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。 例示のフローコンピュータおよび/またはより大まかには図1の例示のシステムを実施して実行できる別の例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。 例示のフローコンピュータおよび/またはより大まかには図1の例示のシステムを実施して実行できる別の例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。
図1は、本明細書に開示した教示に従い実施した、例示のフローコンピュータ102を備えた例示のシステム100を図示する。図示する例では、フローコンピュータ102は、流量計104と通信する。一部の例では、フローコンピュータ102は、監視制御およびデータ収集(SCADA)ホストシステム106、一以上の外部デバイス(複数可)108(例えば、SCADAシステム内の他のコンポーネント、ラップトップコンピュータ、携帯フィールド通信機など)の少なくとも一つ、または一以上の他の流量計(複数可)110とも通信できる。
図1に図示する流量計104は、流量計104の性能および完全性を検証するための診断を実行する内部機能性を包含する任意の適切な流量計でもよい。例えば、流量計104は、Micro Motion,a division of Emerson Process Managementによって開発されたSmart Meter Verification診断ツールを用いた、コリオリ効果を利用した流量計でもよい。それ故、例示のシステム100における流量計104は、流量計104についての試験および/または診断を実行するための一以上の診断アプリケーション(複数可)112を含む。図示する例では、流量計104は、流量計104の構成部品についての検証試験を実行するための診断アプリケーション112を含む。診断アプリケーション112は、内部メモリ114内に記憶できる、検証試験に関連する診断データを作り出す。いくつかの公知の流量計104では、診断データを記憶する内部メモリ114は、レジスタを備えている。診断データは、試験の動作状態(例えば、試験が実行中か否か)の表示、検証試験の進行および/もしくは完了(例えば、初期化、測定、解析、完了および/もしくは進捗度)、検証試験中に測定および/もしくは計算された二次パラメータの値、検証試験の結果(例えば、検証試験を通した流量計104の成功または不合格)、ならびに/または不合格の検証試験に関連する任意のエラーを含むことができる。流量計104の成功または不合格は、測定した二次パラメータが、工場仕様において規定された境界限界内にあるか否かに基づいて決定できる。
例えば、標準的な流量計を使用して、パイプ内の流体の質量流量を測定できる。流量計は、パイプと直列に接続し、流体がそこを通りパイプ内に流れることができる入口および出口アパーチャを画定する一以上の管または導管を含むことができる。流量計は、物質がパイプ内を流れている間、管(複数可)を振動刺激することによって流量を決定できる。パイプ内を流れている物質から生じる慣性力は、振動管(複数可)と組み合わさり、コリオリ効果を生じさせることがある。これによって、入口および出口アパーチャに隣接する箇所などの、管(複数可)に沿う種々の箇所に、管(複数可)の振動における位相シフトが生じる。そのような流量計およびコリオリ効果の使用により、パイプ内の流体の質量流量は、管(複数可)に沿う個々の箇所における時間遅延または位相差に比例する。そのようなものとして、質量流量は、時間遅延と、流量計の管(複数可)の剛性パラメータに関係し得る管(複数可)の材料特性および形状に基づく較正定数とを乗じることによって決定できる。従って、かかる例では、二次パラメータは、管の個々の箇所における振動の位相差、および位相差から計算した剛性を含む。そのような二次パラメータから、コリオリ効果を利用した流量計の完全性および性能を決定できる。この決定は、物質が対応するパイプ内を流れている間に、流量計が、制御された振動によって管(複数可)を刺激する検証試験を実施し、複数の箇所における管(複数可)の振動応答を測定し、各箇所における測定した位相シフトに基づいて管(複数可)に沿う各箇所における剛性パラメータを決定し、そして剛性パラメータと製造時に定められた流量計についての事前設定された限界とを比較することによって行われる。工場仕様の範囲内に収まらない剛性パラメータは、パイプ内の物質の流量を流量計が正確には測定できないことを示す。
流量計104が検証試験を受けた後、結果生じた診断データをオペレータが入手して、結果に基づいて任意の適切な対応を起こす(例えば、流量計が検証試験に不合格になった場合に流量計104を交換する)ことができる。しかしながら、そのような診断ツールを実装する多くの公知の流量計が提供するデータは、通常、流量計に関連して開発された所有者アプリケーションを通してのみ入手できる。この結果、流量計の診断結果は、SCADAシステムなどの処理システム全体に直接には含ませることができない。このため、オペレータは、システムのより完全な状況を取得し、システムホストアプリケーションを通じて流量計と遠隔において相互作用し、システムホストアプリケーションを介して検証試験を遠隔においてスケジュールおよび/または開始し、そして検証試験を実行した時(例えば、開始時および/または中断時)を、システム内の他のイベントおよび/または警報に関連するその後の解析、検査および/または訓練のために、SCADAシステムに付随する監査証跡のイベントログに、タイムスタンプおよびアーカイブすることができない。
そのような障害は、本明細書に開示した教示に従う、流量計104と相互作用する、図1に図示する例示のフローコンピュータ102によって克服される。図示する例の例示のフローコンピュータ102は、例示のプロセッサ116を含む。図示する例のプロセッサ116は、ハードウェアである。プロセッサ116は、例えば、任意の所望の団体または製造業者が提供する一以上の集積回路、論理回路、マイクロプロセッサまたはコントローラによって実施できる。
図示する例のプロセッサ116は、ローカルメモリ118(例えば、キャッシュメモリ)を含む。図示する例のプロセッサ116は、バス122を介して、揮発性メモリおよび不揮発性メモリを含むメインメモリ120と通信する。メインメモリ120の揮発性メモリは、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMBUSダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)、および/または任意の他の種類のランダムアクセスメモリデバイスによって実施できる。メインメモリ120の不揮発性メモリは、フラッシュメモリおよび/または任意の他の所望の種類のメモリデバイスによって実施できる。メインメモリ120へのアクセスは、メモリコントローラによって制御される。
図示する例のフローコンピュータ102は、一以上のインターフェース(複数可)124も含む。インターフェース(複数可)124は、イーサネット(登録商標)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)、PCIエクスプレスインターフェース、シリアル周辺インターフェース(SPI)バスなどの任意の種類のインターフェース規格、ならびに/または内部および/もしくは外部コンポーネント(複数可)と通信するための、SCADAおよび他のプロセス制御システムに利用されるインターフェース(例えば、Fieldbus、Profibus(登録商標)、HART(登録商標)、Modbus(登録商標)など)によって実施できる。これらのインターフェースによって、オペレータは、入力データ、コマンドおよび/または他の情報をフローコンピュータ102に入力し、かつ/またはフローコンピュータ102からデータおよび/または他の情報を受信する。図示する例の内部コンポーネント(複数可)は、例えば、表示画面、キーボード、ボタン、インジケータライトなどを含むことができるオペレータディスプレイ(例えば、オペレータディスプレイ126)などの、フローコンピュータ102に不可欠なコンポーネントを含む。図示する例の外部コンポーネント(複数可)は、例えば、SCADAホストシステム106および/または例えばラップトップコンピュータ、携帯フィールド通信機、プリンタなどの他の外部デバイス(複数可)108を含む。また、例示のフローコンピュータ102は、フィールド装置ならびに/または流量計104および/もしくは他の流量計110などのSCADAシステム100内の他のコンポーネントと相互作用できる。
より詳細には、内部および/または外部コンポーネント(複数可)は、例えば、オーディオセンサ、マイクロホン、カメラ(静止カメラまたはビデオカメラ)、キーボード、ボタン、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、アイソポイントおよび/または音声認識システムによってデータの入力を実施できる。さらに、内部および/または外部コンポーネント(複数可)は、例えば、表示デバイス(例えば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)、液晶ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ(CRT)、タッチスクリーン、触覚出力装置、発光ダイオード(LED)、プリンタおよび/またはスピーカ)によってデータの出力を実施できる。いくつかの例のインターフェース(複数可)124は、グラフィックスドライバカード、グラフィックスドライバチップ、またはグラフィックスドライバプロセッサを含むことができる。
図示する例のインターフェース(複数可)124は、外部コンポーネント(複数可)(例えば、任意の類のコンピュータデバイス)とのデータ交換を容易にするためのトランスミッタ、レシーバ、トランシーバ、モデムおよび/またはネットワークインターフェースカードなどの通信装置も含む。これらは、ネットワーク(例えば、イーサネット(登録商標)接続、RS−485接続、デジタル加入者回線(DSL)、電話回線、同軸ケーブル、携帯電話システムなど)を通じて、任意の所望の通信媒体(例えば、無線、ハードワイヤードなど)およびプロトコル(例えば、HTTP、SOAPなど)を使用して通信する。
図示する例のフローコンピュータ102は、ソフトウェアおよびデータを記憶するための一以上の大容量記憶装置128も含む。そのような大容量記憶装置128の例は、フラッシュドライブまたはメモリチップ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、ハードドライブディスク、コンパクトディスクドライブ、ブルーレイディスクドライブ、RAIDシステム、およびデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブを含む。特に、例示のフローコンピュータ102の大容量記憶装置128は、フローコンピュータ102の機能性の全てまたは任意の一部を実行するために実施されるコード化された命令130を記憶できる。追加的または代替的に、コード化された命令130は、ローカルメモリ118、メインメモリ120の揮発性または不揮発性メモリ、および/またはCDもしくはDVDなどのリムーバブル有形コンピュータ可読ストレージ媒体に記憶できる。図示する例のコード化された命令130は、以下に記述する図2、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bの例示のプロセスを実施する命令を含む。すなわち、流量計104および/もしくはSCADAホストシステム106、または外部デバイス(複数可)108と相互作用し、流量計の検証試験を開始し、同じもののタイミングおよび結果を、SCADAシステムに付随するイベントログおよび/または警報ログにアーカイブする命令を含む。
フローコンピュータ102を実施する例示の方法を図1に図示したが、図1に図示する要素、プロセスおよび/または装置の一つ以上を結合、分割、再配置、省略、削除し、かつ/または任意の他の方法で実施できる。さらに、例示のプロセッサ116、例示のメインメモリ120、例示のインターフェース(複数可)124、例示の大容量記憶128および/またはより大まかには図1の例示のフローコンピュータ102は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアならびに/またはハードウェア、ソフトウェアおよび/もしくはファームウェアの任意の組み合わせによって実施できる。従って、例えば、例示のプロセッサ116、例示のメインメモリ120、例示のインターフェース(複数可)124、例示の大容量記憶128のいずれか、および/またはより大まかには例示のフローコンピュータ102は、一以上の回路(複数可)、プログラマブルプロセッサ(複数可)、特定用途向け集積回路(ASIC)(複数可)、プログラマブル論理デバイス(PLD)(複数可)、および/またはフィールドプログラマブル論理デバイス(FPLD)(複数可)によって実施できる。純粋なソフトウェアおよび/またはファームウェア実行を包含する、本特許の装置またはシステム請求項のいずれかを読めば、例示のプロセッサ116、例示のメインメモリ120、例示のインターフェース(複数可)124、および/または例示の大容量記憶128の少なくとも一つが、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを記憶する、有形のコンピュータ可読な記憶装置、またはメモリ、デジタル多用途ディスク(DVD)、コンパクトディスク(CD)、ブルーレイディスクなどのストレージディスクを含むように本明細書によって明確に規定される。さらにまた、図1の例示のフローコンピュータ102は、図1に図示するものに加えて、またはその代わりに、一以上の要素、プロセスおよび/または装置を含み、かつ/または図示した要素、プロセスおよび装置のいずれかまたは全てを2つ以上含むことができる。
フローコンピュータ102および/またはより大まかには図1の例示のシステム100を実施するための例示のプロセスを示すフローチャートを、図2、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bに示す。これらの例では、プロセスは、図1に関連して前述した例示のフローコンピュータ102内に示すプロセッサ116などのプロセッサによって実行するためのプログラムとして実施できる。プログラムは、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードドライブ、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスクなどの有形のコンピュータ可読なストレージ媒体、またはプロセッサ116に付随するメモリに記憶されるソフトウェアにおいて具現できる。ただし、プログラム全体および/またはその一部は、あるいは、プロセッサ116以外の装置によって実行、かつ/またはファームウェアもしくは専用ハードウェアにおいて具現できる。さらに、例示のプログラムを、図2、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bに図示するフローチャートを参照して記述するが、例示のフローコンピュータ102および/またはより大まかには例示のシステム100を実施する多くの他の方法を代替的に使用できる。例えば、ブロックを実行する順序は変更でき、かつ/または記述するブロックのいくつかは、変更、削除または結合できる。
前述したように、図2、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bの例示のプロセスは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、キャッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの有形のコンピュータ可読なストレージ媒体、および/または情報を任意の期間記憶する(例えば、延長期間、永久、短時間、情報の一時的なバッファリングおよび/またはキャッシング)任意の他の記憶装置もしくはストレージディスクに記憶されたコード化された命令(例えば、コンピュータおよび/または機械可読命令)を使用して実施できる。本明細書に使用する有形のコンピュータ可読なストレージ媒体という用語は、任意の種類のコンピュータ可読記憶装置および/またはストレージディスクを含み、そして伝搬信号を除外するように明確に規定される。本明細書に使用する「有形のコンピュータ可読なストレージ媒体」および「有形の機械可読なストレージ媒体」は、交換可能に使用される。追加的または代替的に、図2、図3A、図3B、図4Aおよび図4Bの例示のプロセスは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、キャッシュメモリ、ランダムアクセスメモリなどの非一時的コンピュータおよび/もしくは機械可読な媒体、ならびに/または情報を任意の期間記憶する(例えば、延長期間、永久、短時間、情報の一時的なバッファリングおよび/またはキャッシング)任意の他のストレージ媒体に記憶されたコード化された命令(例えば、コンピュータおよび/または機械可読命令)を使用して実施できる。本明細書に使用する非一時的コンピュータ可読な装置またはディスクという用語は、任意の種類のコンピュータ可読な媒体を含み、そして伝搬信号を除外するように明確に規定される。本明細書に使用する成句「少なくとも」は、請求項の前段部分の移行用語として使用される場合には、用語「を備えている」がオープンエンドであるのと同じようにオープンエンド用語である。
図2の例示のプロセスは、流量計(例えば、例示の流量計104)における検証試験を開始するリクエストを(例えば、フローコンピュータ102によって)受信するブロック200で開始される。例示のプロセスは、リクエストを流量計(例えば、104)に通信すること(ブロック202)を含む。例えば、フローコンピュータ(例えば、102)は、開始コードを書き込み、それをフローコンピュータ(例えば、102)のインターフェース(例えば、124)を介して流量計(例えば、104)に送信できる。例示のプロセスは、また、(例えば、フローコンピュータ102の大容量記憶128における監査証跡または他のアーカイブに)開始イベントをロギングする(ブロック204)。
図2の例示のプロセスは、診断データを検索すること(ブロック206)も含む。診断データは、例えば、検証試験を実行するための診断アプリケーション(例えば、112)を包含する流量計(例えば、例示の流量計104)から検索できる。診断データは、前述したように、検証試験の動作状態(例えば、実行中か否か)、検証試験の進行および/または完了(例えば、初期化、測定、解析、完了および/または進捗度)、検証試験中に測定および/または計算された二次パラメータの値、検証試験の結果(例えば、流量計(例えば、104)が検証試験を通した成功または不合格)、流量計104の不合格に関連する任意のエラーおよび/または検証試験に関する任意の他の情報などの任意の関連情報を含むことができる。さらに、診断データの検索に関して、診断データは、流量計のメモリ(例えば、流量計104のメモリ114)にも記憶される。一部の例では、診断データは、対応するインターフェース(例えば、124)を介して流量計(例えば、104)と通信することによってフローコンピュータ(例えば、102)がアクセスする、流量計(例えば、104)に付随するレジスタに記憶できる。例示のプロセスは、さらに、検証試験を中断するリクエストを受信したか否かを決定する(ブロック208)。検証試験を中断するリクエストを受信すると、リクエストが流量計(例えば、104)に通信される(ブロック210)。リクエストは、インターフェース(例えば、124)を介して流量計(例えば、104)に送信される中断コードを書き込むフローコンピュータ(例えば、102)によって通信できる。また、図2の例示のプロセスは、中断イベントをロギングすること(ブロック212)を含む。
検証試験を中断するリクエストを受信しない場合には、例示のプロセスは、検証試験が終了または完了したかを決定するブロック214に継続する。検証試験が終了していないことを決定した場合には、例示のプロセスは、更新された診断データを検索するブロック206に戻る前に、他の計器をポーリングする(ブロック216)。一部の例では、検証が終了していない場合には、フローコンピュータは、他の計器をポーリングし、次に、スケジュール原理(例えば、毎秒、4秒おきなど)に従いブロック206に戻るサイクルを待機する。検証試験の完了が(ブロック214において)決定された時点で、例示のプロセスは、検証試験の結果を検索する(ブロック218)。流量計(例えば、104)の検証試験が合格または不合格のいずれの結果を示しても、例示のプロセスは、監査証跡または他のアーカイブに関連するイベントログおよび/または警報ログに結果をアーカイブする(ブロック220)。結果を(ブロック220において)ロギングした時点、または検証試験が対応するログエントリによって中断された(ブロック210および212)時点で、図2の例示のプロセスは終了する。
図3Aおよび図3Bは、それぞれ、例示のフローコンピュータ102および/またはより大まかには図1の例示のシステム100を実施して実行できる例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。例示のプロセスは、図3Aにおいて、フローコンピュータ(例えば、例示のフローコンピュータ102)によって、(例えば、検証試験に関連する診断アプリケーション(例えば、112)を実施しながら、流量計(例えば、104)から)診断データを検索すること(ブロック300)で開始される。診断データは、検証試験の動作状態(例えば、実行中か否か)、検証試験の進行および/または完了(例えば、初期化、測定、解析、完了および/または進捗度)、検証試験中に測定および/または計算された二次パラメータの値、検証試験の結果(例えば、流量計(例えば、104)の検証試験を通した成功または不合格)、および/または流量計104の不合格に関連する任意のエラーなどの任意の関連情報を含むことができる。図示する例では、診断データは、流量計のメモリ(例えば、流量計104のメモリ114)に記憶される。一部の例では、診断データは、対応するインターフェース(例えば、124)を介して流量計(例えば、104)と通信することによってフローコンピュータ(例えば、102)がアクセスする、流量計(例えば、104)に付随するレジスタに記憶できる。
図3Aおよび図3Bの例示のプロセスの期間に、プロセスは、開始または停止パラメータがトリガーされたか否かを決定する(ブロック302)。図示する例では、開始または停止パラメータは、フローコンピュータ(例えば、102)内に記憶された単一パラメータである。このパラメータは、検証試験の起動(例えば、開始)または現在進行中の検証試験の中断(例えば、停止)のいずれかを行うことを、流量計(例えば、104)にリクエストするようにオペレータによって設定されたパラメータである。例えば、開始または停止パラメータは、トリガー(例えば、1に設定)された場合に、検証試験を開始または中断できることを示す0のデフォルト値を有することができる。トリガーされたパラメータが検証試験を開始または停止するか否かは、以下により詳細に記述するように、試験が既に実行中か否かに基づいて決定される。一部の例では、開始または停止パラメータは、SCADAホストシステム(例えば、106)、外部デバイス(例えば、108)、および/またはフローコンピュータ(例えば、102)のオペレータディスプレイ(例えば、126)のいずれかを介してオペレータによってトリガーされる。一部の例では、開始または停止パラメータをトリガーして、検証試験を一回実行する。他の例では、開始または停止パラメータは、オペレータによって規定されたスケジュールに基づいて検証試験を定期的にトリガーするように構成される。開始または停止パラメータがトリガーされていないことを例示のプロセスが決定した場合には、例示のプロセスは、以下により詳細に記述するように、例示のプロセスは、検証試験が実行中であるか否かを決定するブロック318(図3B)に進む。開始または停止パラメータがトリガー(例えば、1に設定)されたことを例示のプロセスが決定した場合には、例示のプロセスは、流量計(例えば、104)における検証試験が可能であるか否かを決定する(ブロック304)。例えば、多くの公知の流量計は、検証試験を実行するための内部機能性(例えば、診断アプリケーション(複数可)112)を含まない。かかる例では、検証試験が可能でないと決定されると、例示のプロセスは、以下に記述するように継続する前に、開始または停止パラメータをリセット(例えば、0に設定)するブロック316に進む。
流量計内部の検証試験が可能である(例えば、診断アプリケーション(複数可)112が検証試験を実行するための機能性を含む)場合には、例示のプロセスは、検証試験が現在実行中または現在停止中であるか否かを決定すること(ブロック306)を含む。例えば、前述のように、ブロック300において流量計(例えば、104)から検索された診断データ内には、試験が実行中であるか否かを示す検証試験の動作状態の表示が含まれる。検証試験が実行中でないことを例示のプロセスが決定した場合には、例示のプロセスは、フローコンピュータに(例えば、フローコンピュータ102の大容量記憶装置128内部の監査証跡および/または他のアーカイブに)開始イベントをロギングする(ブロック308)。開始イベントのロギング(ブロック308)に加えて、例示のプロセスは、開始コードを生成して流量計(例えば、104)に送信すること(ブロック310)も含む。この方法では、検証試験は、実際には、フローコンピュータ(例えば、102)によって受信されたコードに指示された時に、流量計(例えば、104)によって開始される。
(ブロック302において開始または停止パラメータがトリガーされたことを決定した後)ブロック306において検証試験が実行中であることを例示のプロセスが決定した場合には、例示のプロセスは、フローコンピュータ(例えば、102)に中断イベントをロギングし(ブロック312)、中断コードを生成して流量計(例えば、104)に送信する(ブロック314)。換言すると、検証試験が既に進行中である間に、開始または停止パラメータがトリガー(例えば、1に設定)された場合には、例示のプロセスは、現在実行中の検証試験の中断を決定し、適切なイベントログを(例えば、監査証跡内に)作成し、次に、検証試験を実際に停止するように指示するコードを流量計(例えば、104)に提供する。適切なイベント(例えば、ブロック308における開始イベントまたはブロック312における中断イベント)をロギングした後、対応するコード(例えば、ブロック310における開始コードまたはブロック314における中断コード)を送信する。そして、例示のプロセスは、開始または停止パラメータを初期化(例えば、0に設定)する(ブロック316)。この方法では、開始または停止パラメータは、検証試験の現在の動作状態(例えば、実行中か否か)に応じて、トリガーされると検証試験を再び開始または停止するように構成される。
例示のプロセスは、検証試験が実行中であるか否かを決定すること(ブロック318)(図3B)をさらに含む。この決定は、前述(ブロック306)と同じように為されるが、検証試験を開始(ブロック310)または中断(ブロック314)した結果生じた任意の変化を考慮する。検証試験が実行中であると決定された場合には、検証試験が丁度開始されたか、さもなければ終了していないことを意味し、例示のプロセスは、他の計器(例えば、他の流量計110)からデータをポーリングする(ブロック320)。他の計器(例えば、110)をポーリングした後、例示のプロセスは、任意の更新された診断データを検索するブロック300(図3A)に戻り、プロセスを繰り返す。一部の例では、(ブロック320において)他の計器をポーリングすることを含む図3Aおよび図3Bの例示のプロセスの各々の反復は、1秒に1回実行される。この方法では、例示のプロセスは、ブロック300の各々を通過する間、検索された最新または現在の診断データを常に使用している。一部の例では、例示のプロセスは、関連する流量計(例えば、104)が検証試験を実行中であるか否かに関わらず、おおよそ1秒に1回診断データを検索する(ブロック300)(図3A)ように、プロセスを通じてサイクルする。他の例では、例示のプロセスは、4秒に1回サイクルする。この方法では、検証試験を受けている流量計(例えば、104)との通信をフローコンピュータが失う場合でさえも、検証試験が完了する前に通信が復旧すれば、フローコンピュータは、検証試験の動作状態を認識し、検証試験を終了、さもなければ実行を停止するまで、流量計(例えば、104)の観測を継続することができる。他の例は、前に概説した例よりも多いまたは少ない種々の頻度において例示のプロセスをサイクルできる。
検証試験が(ブロック318において)実行中でないと決定された場合には、例示のプロセスは、検証試験が終了または完了したか否かを決定する(ブロック322)。(例えば、動作状態パラメータに基づいて)検証試験が実行中であるか否かを示す診断データに加えて、流量計(例えば、104)から検索されたデータは、検証試験の進行および/または完了を示す情報も含むことができる。検証試験が終了していないことを決定した場合(例えば、検証試験を開始して、その後完了前に中断した場合)には、例示のプロセスは、ここでもまた、他の計器(例えば、110)をポーリングするブロック320に進む。他方で、検証試験が終了したことを決定した場合(例えば、流量計(例えば、104)が検証試験を完了したために、(ブロック318において決定されたように)検証試験が実行を停止した場合)には、例示のプロセスは、流量計(例えば、104)が検証試験(ブロック324)に合格したか否かを決定する(ブロック324)。検証試験に合格した流量計(例えば、104)は、流量計(例えば、104)の性能および/または完全性についての信頼性があることを示す。
例えば、前述したように、コリオリ効果を利用した流量計の信頼性は、さまざまな位置(例えば、流量計の入口および出口)における管(複数可)の剛性係数またはパラメータを決定し、そのような剛性パラメータと、検証試験による剛性パラメータに関する工場仕様限界とを比較することによって決定できる。他の種類の流量計についての診断ツールは、剛性パラメータに関する検証試験の基礎を形成しない。しかしながら、そのような流量計は、それでもなお、工場仕様と比較するための任意の他の適切な測定基準を測定および/または計算できる。これにより、流量計が検証試験を合格したか不合格したかを同様に決定できる。従って、一部の例では、流量計(例えば、104)内の検証試験が完了すると、例示のプロセスのブロック300(図3A)において検索された診断データに含まれる出力の一つが、問題となる流量計(例えば、流量計104)が検証試験を合格したか不合格であったかを示す。流量計(例えば、104)が検証試験に合格したことが(ブロック324において)決定された場合には、例示のプロセスは、結果(例えば、フローコンピュータ(例えば、102)内の結果パラメータ)を成功値に設定する(ブロック326)。例示のプロセスは、また、フローコンピュータ(例えば、102)に成功イベントをロギングする(ブロック328)。一部の例では、成功イベントは、アクセスされる監査証跡または他のアーカイブにロギングされ、かつ/またはフローコンピュータ(例えば、102)に付随する他のコンポーネント(例えば、SCADAホストシステム106)によって検査される。
流量計(例えば、104)が検証試験を不合格したことが決定された場合には、例示のプロセスは、結果をエラー値に設定する(ブロック330)。エラー値は、不合格になった一以上の理由を示すことができる。例えば、コリオリ効果を利用した流量計におけるエラー値は、管(複数可)における流量計の一以上の位置(例えば、入口および/または出口)について測定された剛性パラメータが、製造業者によって規定された許容範囲または境界限界の外側にあるか否かを示すことができる。一部の例では、エラー値は、測定された剛性パラメータが事前設定された限界または閾値をどの程度上回ったまたは下回ったかを示すことができる。さらに、検証試験を実行できる任意の他の流量計は、流量計を試験した原理に関する同様の問題を示す対応する結果パラメータに関するエラー値を提供できる。また、他の例では、任意の種類の流量計に関して、エラー値は、たとえ検証試験が完了しても、データの信頼性がないことを示すことがある。
結果をエラー値に設定することに加えて、例示のプロセスは、また、フローコンピュータ(例えば、102)にエラーイベントをロギングする(ブロック332)。一部の例では、エラーイベントは、アクセスされる監査証跡または他のアーカイブにロギングされ、かつ/またはフローコンピュータ(例えば、102)に付随する他のコンポーネント(例えば、SCADAホストシステム106)によってアクセスおよび/または検査される。
また、図示する例示のプロセスは、検証試験の結果を含むことができる、検証試験に関連するフィードバックデータを出力する(ブロック334)。例えば、流量計(例えば、104)の検証試験を通した成功または不合格は、SCADAホストシステム(例えば、106)、外部デバイス(例えば、108)のいずれかに付随するディスプレイ、および/またはフローコンピュータ(例えば、102)のオペレータディスプレイ(例えば、126)を視認するオペレータに表示できる。一部の例では、フィードバックデータは、検証試験の進行および/もしくは完了、ならびに/または検証試験に関連する二次パラメータの値などの、検証試験に基づく追加の情報を含む。さらに、一部の例では、流量計(例えば、104)が検証試験に不合格になった場合には、出力フィードバックデータは、検証試験期間に流量計(例えば、104)が不合格になった時点(例えば、不合格時の試験の進行度)に関係する情報、(例えば、結果のエラー値に基づく)不合格の理由、および/またはオペレータの注意を引き付ける警報も含むことができる。
図3Aおよび図3Bの例示のプロセスは、流量計(例えば、104)の観測を継続するか否かを決定することをさらに含む(ブロック336)。例示のプロセスが流量計(例えば、104)の観測を継続することができる場合には、例示のプロセスは、前述したような例示のプロセスを繰り返すために、(ブロック300(図3A)において)最近の診断データを再び検索する前に、他の計器(例えば、110)をポーリングするブロック320に戻る。例示のプロセスが流量計(例えば、104)の観測を継続しないことを決定した場合には、例示のプロセスは終了する。
図4Aおよび図4Bは、それぞれ、例示のフローコンピュータ102および/またはより大まかには図1の例示のシステム100を実施して実行できる別の例示のプロセスを示すフローチャートの第一および第二の部分である。例示のプロセスは、図4Aにおいて、流量計(例えば、104)における検証試験を開始するためのリクエストが受信されたか否かを決定すること(ブロック400)で開始される。リクエストは、その時にまたは以前に入力されたスケジュールに基づいてオペレータが受信できる。この入力は、例えば、SCADAホストシステム(例えば、106)、外部デバイス(例えば、108)、および/またはフローコンピュータ(例えば、102)のオペレータディスプレイ(例えば、126)のいずれかを介して行われる。リクエストを受信しなかった場合には、例示のプロセスは、図3Bに関連して前述したブロック318において決定したのと同じように、流量計(例えば、104)内部の検証試験が実行中であるか否かを決定するブロック424(図4B)に進む。(ブロック400において)検証試験を開始するリクエストを受信した場合には、例示のプロセスは、開始パラメータを、検証試験を開始するリクエストを受信したことを示す値(例えば、start=1)に設定する(ブロック402)。例示のプロセスは、診断データを検索すること(ブロック404)に継続する。診断データは、図3Bのブロック300に関連して前述したのと同じように検索され、同じ情報を包含する。
例示のプロセスは、(例えば、ブロック404において検索した診断データに基づいて)検証試験が実行中であるか否かを決定すること(ブロック406)を含む。検証試験が実行中であると決定された場合には、例示のプロセスは、検証試験を中断するリクエストを受信したか否かを決定する(ブロック408)。検証試験を中断するリクエストを受信すると、例示のプロセスは、中断イベントをロギングし(ブロック410)、検証試験を中断することを流量計(例えば、104)に指示する中断コードを書き込む(ブロック412)。次に、例示のプロセスは、開始パラメータを、検証試験がもはや完了していないことを示す値(例えば、start=0)に設定する(ブロック414)。この時点で、例示のプロセスは、図3Bのブロック318における前述と同じように、ブロック424(図4B)に進んで続行する。対照的に、検証試験を中断するリクエストが受信されていないことが決定された場合には、例示のプロセスは、ブロック424に直接進む。
例示のプロセスが、(ブロック406において)検証試験が実行中でないことを決定した場合には、例示のプロセスは、流量計(例えば、104)内の検証試験が可能であるか否かを決定する(ブロック416)。検証試験が可能でない場合には、例示のプロセスは、ブロック414に進み、ここで、開始パラメータを、検証試験をもはや続行しないことを示す値(例えば、start=0)に設定する。流量計(例えば、104)内の検証試験が可能である場合には、例示のプロセスは、開始イベントをロギング(ブロック418)し、流量計(例えば、104)に検証試験の開始を指示する開始コードを流量計(例えば、104)送信する(ブロック420)。次に、例示のプロセスは、開始パラメータを、検証試験を開始する命令が流量計(例えば、104)に送信されたことを示す値(例えば、start=2)に設定する(ブロック422)。次に、例示のプロセスは、図3Bのブロック318における前述と同じように、検証試験が実行中であるか否かを決定するブロック424に進む。
図4Aおよび図4Bの例示のプロセスのブロック424、426、428、430、432、434、436、438および440は、それぞれ、図3Aおよび図3Bのブロック318、320、322、324、326、328、330、332および334として前述したものと同じように実施される。しかしながら、(ブロック440における)検証試験の結果を出力した後、図4Aおよび図4Bの例示のプロセスは、開始パラメータを、検証試験の完了、および/またはもはや完了する必要がないことを示す値(例えば、start=0)に設定する(ブロック442)。その後、例示のプロセスは、次に、他の計器をポーリングするブロック426に戻り、続いて、検証試験をもはや完了する必要がないことを開始パラメータが示す(例えば、start=0)か否かを決定する(ブロック444)。検証を継続する必要がない(例えば、start>0)場合には、例示のプロセスは、ブロック404(図4A)に戻り、ここで、例示の残りのプロセスを繰り返す前に、更新された診断データを検索する。(ブロック444において)検証試験をもはや完了する必要がないことを開始パラメータが示す場合には、例示のプロセスは、流量計(例えば、104)の観測を継続するか否かを決定する(ブロック446)。流量計(例えば、104)が観測を継続される場合には、例示のプロセスは、ブロック400(図A)に戻り、図4Aおよび図4Bの例示のプロセス全体を継続する。観測を継続しないことが決定された場合には、例示のプロセスは終了する。
特定の例示の方法、装置および製造品を本明細書に記述したが、本特許の対象範囲は、これらに限定されない。むしろ、本特許は、本特許の請求項の範囲内に適正に収まる全ての方法、装置および製造品を包含する。

Claims (21)

  1. フローコンピュータによって、流量計の検証試験を開始するためのリクエストを前記流量計に通信する工程と、
    前記流量計から診断データを検索する工程と、
    前記検証試験の結果であって、前記診断データに基づく結果を前記フローコンピュータのログにロギングする工程と
    を含む、方法。
  2. 前記検証試験を開始するための前記リクエストに対応する開始イベントを、前記ログにロギングする工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記検証試験を中断するリクエストを受信する工程と、
    前記検証試験を中断する前記リクエストに対応する中断イベントをロギングする工程とをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記診断データが、前記検証試験の動作状態、前記流量計に関連する二次パラメータの値、前記検証試験の進行、または前記検証試験の完了の少なくとも一つの表示を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記結果が、前記二次パラメータの前記値と前記二次パラメータに関連する境界限界との比較に基づき、前記二次パラメータの前記値が前記検証試験に基づいて決定され、前記境界限界が工場仕様によって規定された、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記流量計に付随する監視制御およびデータ収集ホストシステム、前記フローコンピュータのオペレータディスプレイ、または外部デバイスの少なくとも一つを介して前記検証試験に関連するフィードバックデータを出力する工程をさらに含み、前記フィードバックデータが前記検証試験の結果を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記結果が前記検証試験を通した前記流量計の不合格に相当する場合に、前記フィードバックデータが、前記不合格に関連する警報、前記不合格が決定した時に対応する前記検証試験の進行、または前記不合格の理由の少なくとも一つを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記結果が成功イベントまたは不合格イベントのいずれかに対応し、前記成功イベントが前記検証試験に合格した前記流量計に対応し、前記不合格イベントが前記検証試験を不合格になった前記流量計に対応する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ログが、イベントログ、警報ログ、または監査証跡の少なくとも一つに対応する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記流量計がコリオリ流量計である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記検証試験を開始する前記リクエストが、オペレータによって規定されたスケジュールに基づいてトリガーされる、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. フローコンピュータと流量計とを通信可能に連結し、前記流量計の検証試験を開始し、前記流量計から診断データを検索するためのリクエストを前記流量計に通信する、流量計インターフェースと、
    前記検証試験の結果であって、前記診断データに基づく結果をロギングするためのメモリと
    を備えている、フローコンピュータ。
  13. 前記メモリが前記検証試験を開始するための前記リクエストに対応する開始イベントを前記ログにロギングする、請求項12に記載のフローコンピュータ。
  14. 前記流量計インターフェースが前記検証試験を中断するリクエストを受信し、前記メモリが前記検証試験を中断する前記リクエストに対応する中断イベントをロギングする、請求項12または13に記載のフローコンピュータ。
  15. 前記フローコンピュータと、前記流量計に付随する監視制御およびデータ収集ホストシステム、前記フローコンピュータのオペレータディスプレイ、または外部デバイスの少なくとも一つとを通信可能に連結し、前記検証試験の結果を出力する外部インターフェースをさらに備えている、請求項12〜14のいずれか1項に記載のフローコンピュータ。
  16. 前記結果が前記検証試験を通した前記流量計の不合格に相当する場合に、前記外部インターフェースが、前記不合格に関連する警報、前記不合格が決定した時に対応する前記検証試験の進行、または前記不合格の理由の少なくとも一つを出力する、請求項12〜15のいずれか1項に記載のフローコンピュータ。
  17. 流量計の検証試験を開始するリクエストを前記流量計に通信する工程と、
    前記流量計から診断データを検索する工程と、
    前記検証試験の結果であって、前記診断データに基づく結果をフローコンピュータのログにロギングする工程と、を少なくとも機械に実行させる命令を含む、有形の機械可読なストレージ媒体。
  18. 実行された時に、前記命令が、前記機械に前記検証試験を開始するための前記リクエストに対応する開始イベントを前記ログにロギングさせることをさらに含む、請求項17に記載のストレージ媒体。
  19. 実行された時に、前記命令が、前記機械に、
    前記検証試験を中断するリクエストを受信させる工程と、
    前記検証試験を中断する前記リクエストに対応する中断イベントをロギングさせる工程と
    をさらに含む、請求項17または18に記載のストレージ媒体。
  20. 実行された時に、前記命令が、前記機械に、
    前記流量計に付随する監視制御およびデータ収集ホストシステム、前記フローコンピュータのオペレータディスプレイ、または外部デバイスの少なくとも一つを介して前記検証試験に関連するフィードバックデータを出力させることをさらに含み、前記フィードバックデータが前記検証試験の結果を含む、請求項17〜19のいずれか1項に記載のストレージ媒体。
  21. 前記結果が前記検証試験を通した前記流量計の不合格に相当する場合に、前記フィードバックデータが、前記不合格に関連する警報、前記不合格が決定した時に対応する前記検証試験の進行、または前記不合格の理由の少なくとも一つを含む、請求項17〜20のいずれか1項に記載のストレージ媒体。
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