JP2016090491A - 電磁流量計のテスト方法およびテストシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】大量のテストを手間をかけずに自動で実施する。
【解決手段】電磁流量計のテスト方法は、テスト装置が電磁流量計の変換器の状態を変更するための通信コマンドを含むコマンドフレームを生成して変換器に送信するステップ(S1,S2)と、変換器がコマンドフレームを受信して通信コマンドに応じた処理を実行するステップ(S4〜S6)と、変換器がレスポンスフレームを生成してテスト装置に送信するステップ(S7〜S9)と、テスト装置がレスポンスフレームを受信するステップ(S10)と、テスト装置がコマンドフレームに含まれる通信コマンドと受信したレスポンスフレームに含まれるレスポンスとをデータログとして記録するステップ(S3,S12)と、テスト装置が記録したデータログと予め記憶されている基準となるデータログとを比較するステップ(S13)を含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電磁流量計のテスト方法およびテストシステムに関するものである。
従来、HART通信やSFN通信、フィールドバス通信などの通信テストを行うためには図10に示すように、電磁流量計にパソコンやHARTコミュニケータなどのホスト通信装置を接続してホスト通信通信装置から通信コマンドを送ってレスポンスを確認する方法で行われていた。この方法では通信規格に合っているか確認するためのコンフォーマンステストが用意されデータリンク層のレベルでは確認する方法は確立されていた。しかしアプリケーションレベルでは機器固有のレスポンスデータや機器の内部状態によってレスポンスが変化するため図10に示すように、電磁流量計の検出器1またはキャリブレータ3を電磁流量計の変換器2に接続して、変換器2から出力される励磁電流に同期した流量信号を検出器1またはキャリブレータ3から変換器2に入力し、変換器2のコンソールで各種設定を行って変換器の内部状態を変えてテストしないとできなかったため非常に手間がかかっていた(例えば特許文献1参照)。
特開平7−146165号公報
従来のテスト方法では、作業員が手動操作でテストを行うため、テスト項目が多数の場合、入力作業や確認作業が増えて作業員の負担が大きくなるという問題点があった。また、変換器2に流量信号を入力する必要があるテスト項目の場合、変換器2に検出器1を接続して、検出器1に実際に流体を流す必要があり、検出器1の代わりにキャリブレータ3を使用する場合には、高価なキャリブレータが必要になるため、コストがかかるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、大量のテストを手間をかけずに自動で実施することができる電磁流量計のテスト方法およびテストシステムを提供することを目的とする。
本発明の電磁流量計のテスト方法は、テスト装置が電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更するための通信コマンドを含むコマンドフレームを生成する第1のフレーム生成ステップと、前記テスト装置が前記コマンドフレームを前記変換器に送信する第1のフレーム送信ステップと、前記変換器が前記コマンドフレームを受信する第1のフレーム受信ステップと、前記変換器が受信したコマンドフレームに含まれる通信コマンドに応じた処理を実行する実行ステップと、前記変換器が前記通信コマンドに応じた処理によって変更された変換器の状態を示すレスポンスを含むレスポンスフレームを生成する第2のフレーム生成ステップと、前記変換器が前記レスポンスフレームを前記テスト装置に送信する第2のフレーム送信ステップと、前記テスト装置が前記レスポンスフレームを受信する第2のフレーム受信ステップと、前記テスト装置が前記変換器に送信したコマンドフレームに含まれる通信コマンドと前記変換器から受信したレスポンスフレームに含まれるレスポンスとをデータログとして記録するデータログ記録ステップと、前記テスト装置が前記記録したデータログと予め記憶されている基準となるデータログとを比較する比較ステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計のテスト方法の1構成例において、前記通信コマンドは、外部接点入力に相当する疑似入力を与える通信コマンド、電磁流量計の検出器からの流量信号に相当する疑似入力を与える通信コマンド、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンド、パラメータを書き込む通信コマンド、パラメータを読み出す通信コマンドのうちの少なくとも1つである。
また、本発明の電磁流量計のテスト方法の1構成例において、前記テスト装置と前記変換器との間の通信プロトコルは、HART通信またはSFC通信、フィールドバス通信である。
また、本発明は、電磁流量計の変換器とテスト装置とからなる電磁流量計のテストシステムにおいて、前記テスト装置は、データ記録のための記憶手段と、電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更するための通信コマンドを含むコマンドフレームを生成し、前記通信コマンドをデータログとして前記記憶手段に記録する第1のフレーム生成手段と、前記コマンドフレームを前記変換器に送信する第1のフレーム送信手段と、前記変換器からのレスポンスフレームを受信する第1のフレーム受信手段と、前記レスポンスフレームに含まれるレスポンスをデータログとして前記記憶手段に記録するレスポンス解析手段と、前記記憶手段に記録された通信コマンドとレスポンスとからなるデータログを、前記記憶手段に予め記憶されている基準となるデータログと比較する比較手段とを備え、前記変換器は、前記コマンドフレームを受信する第2のフレーム受信手段と、前記コマンドフレームに含まれる通信コマンドに応じた処理を実行する制御手段と、前記通信コマンドに応じた処理によって変更された変換器の状態を示すレスポンスを含むレスポンスフレームを生成する第2のフレーム生成手段と、前記レスポンスフレームを前記テスト装置に送信する第2のフレーム送信手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、大量のテストを手間をかけずに実施することができ、網羅率の高いテストを実施することができる。また、本発明では、変換器とテスト装置だけでテストを実施することができる。また、本発明では、作業員がデータログを記録する必要がなく、データログの比較も自動で行われるので、確認ミスを低減することができる。また、本発明では、テストを自動で実施することができ、テストの実施中に作業員がいる必要がないので、休日や夜間等でもテストを実施することができる。
本発明の実施の形態に係る電磁流量計のテストシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電磁流量計の変換器のCPUの機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るテスト装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電磁流量計のテスト方法を説明するフローチャートである。 テスト装置の記憶手段に記録されたデータログの1例を示す図である。 テスト装置の記憶手段に記録されたデータログの他の例を示す図である。 テスト装置の記憶手段に記録されたデータログの他の例を示す図である。 テスト装置の記憶手段に記録されたデータログの他の例を示す図である。 基準となるデータログの例を示す図である。 電磁流量計の従来のテスト方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電磁流量計のテストシステムの構成を示すブロック図である。本実施の形態のテストシステムは、電磁流量計の変換器2aと、PC(Personal Computer)からなるテスト装置4とから構成される。
変換器2aは、励磁電流を出力する励磁回路20と、入力された流量信号を増幅する増幅回路21と、増幅された流量信号を流量値や流速値に変換するCPU(Central Processing Unit)22と、変換器2aの設定や電磁流量計のユーザへの情報表示のための設定・表示器23と、HART(Highway Addressable Remote Transducer)通信やSFC(Smart Field Communicator)通信、フィールドバス通信などでテスト装置4と通信を行うための通信インタフェース24と、流量値や流速値を示すアナログ信号を出力するアナログ出力回路25と、流量値や流速値を示すデジタル信号を出力するデジタル出力回路26と、例えば流量レンジ切り換えやゼロ調整、流量積算値のセット/リセットなどのための接点入力回路27と、警報出力や状態情報出力などのための接点出力回路28とを備えている。
CPU22は、図2に示すように、AD(Analog-to-Digital)コンバータ220と、記憶手段221とを有すると共に、制御手段222と、フレーム受信手段223と、コマンド解析手段224と、コマンド実行手段225と、実行結果読出手段226と、フレーム生成手段227と、フレーム送信手段228とを構成している。
通常の計測時には、変換器2aは、電磁流量計の検出器の励磁コイルに励磁電流を供給し、検出器から入力される流量信号(起電力)を増幅回路21で増幅する。増幅された流量信号は、CPU22内のADコンバータ220によってデジタル信号に変換される。制御手段222は、ADコンバータ220の出力値を流量値や流速値に変換し、流量値や流速値をアナログ出力回路25やデジタル出力回路26を介して出力したり、設定・表示器23で表示したりする。また、制御手段222は、接点入力回路27からの外部接点入力に応じた処理を行うと共に、電磁流量計の状態情報や異常発生時の警報などを接点出力回路28を介して出力する。ただし、本実施の形態では、変換器2aとテスト装置4のみで電磁流量計のテストを行うため、変換器2aに検出器を接続する必要はない。
次に、変換器2aの通信インタフェース24は、アナログ出力回路25から出力される4〜20mAのアナログ信号にデジタル信号を重畳することで通信を行うためのインタフェース回路である。この通信インタフェース24と接続されるテスト装置4は、図3に示すように、通信インタフェース40と、フレーム生成手段41と、フレーム送信手段42と、フレーム受信手段43と、レスポンス解析手段44と、比較手段45と、記憶手段46と、キーボードやマウス等の入力装置47と、液晶ディスプレイ等の表示装置48とを備えている。
以下、本実施の形態のテスト方法を図4のフローチャートを用いて説明する。変換器2aのCPU22は、CPU22の内部に配置される記憶手段221に格納されたプログラムまたは外部に配置される記憶装置(不図示)に格納されたプログラムに従って制御手段222、フレーム受信手段223、コマンド解析手段224、コマンド実行手段225、実行結果読出手段226、フレーム生成手段227、フレーム送信手段228として機能し、以下の処理を実行する。
まず、テスト装置4のフレーム生成手段41は、記憶手段46に予め格納されたテストプログラムに従ってテスト用の通信コマンドを生成し、この通信コマンドを含むコマンドフレームを生成する(図4ステップS1)。
テスト装置4のフレーム送信手段42は、フレーム生成手段41によって生成されたコマンドフレームを、通信インタフェース40を介して変換器2aに送信する(図4ステップS2)。また、フレーム生成手段41は、ステップS1で生成した通信コマンドをデータログとして記憶手段46に記録する(図4ステップS3)。
変換器2aのフレーム受信手段223は、通信インタフェース24を介してテスト装置4からのコマンドフレームを受信する(図4ステップS4)。
変換器2aのコマンド解析手段224は、受信したコマンドフレームから通信コマンドを取り出して、通信コマンドを解析する(図4ステップS5)。
変換器2aのコマンド実行手段225は、通信コマンドの解析結果に応じた処理を実行する(図4ステップS6)。
テスト装置4のフレーム生成手段41が生成する通信コマンドとしては、外部接点入力に相当する疑似入力を与える通信コマンド、流量信号のデジタル値(ADコンバータ220の出力値)に相当する疑似入力を与える通信コマンド、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンド、例えば流量レンジや検出器の口径などのパラメータを書き込む通信コマンド、パラメータを読み出す通信コマンドなどがある。
コマンド実行手段225は、コマンド解析手段224が解析した通信コマンドが、外部接点入力に相当する疑似入力を与える通信コマンドであった場合、当該外部接点入力と同等の状態になるように制御手段222に対して入力を行う。これにより、制御手段222は、外部接点入力時と同じ所定の処理を行う。
コマンド実行手段225は、コマンド解析手段224が解析した通信コマンドが、流量信号のデジタル値に相当する疑似入力を与える通信コマンドであった場合、当該流量信号の入力と同等の状態になるように制御手段222に対して入力を行う。これにより、制御手段222は、流量信号入力時と同じ流量値演算処理または流速値演算処理を行う。
コマンド実行手段225は、コマンド解析手段224が解析した通信コマンドが、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンドであった場合、当該異常状態と同等の状態になるように制御手段222に対して設定を行う。これにより、制御手段222は、異常発生時の所定の処理を行う。
コマンド実行手段225は、コマンド解析手段224が解析した通信コマンドが、パラメータを書き込む通信コマンドであった場合、この通信コマンドで指定されたパラメータを制御手段222に対して設定する。
次に、変換器2aの実行結果読出手段226は、通信コマンドに応じた処理結果またはパラメータを制御手段222から読み出す(図4ステップS7)。なお、テスト装置4のフレーム生成手段41が生成した通信コマンドが、パラメータを書き込む通信コマンドであった場合、この通信コマンドと共に、当該パラメータを読み出す通信コマンドがフレーム生成手段41によって生成され、変換器2aに送信される。したがって、実行結果読出手段226は、パラメータを読み出す通信コマンドで指定されたパラメータを制御手段222から読み出すことになる。なお、境界値や範囲外のパラメータを通信コマンドで設定して、その結果生じたエラーレスポンスを読み出すようにしてもよい。
変換器2aのフレーム生成手段227は、実行結果読出手段226が読み出した処理結果またはパラメータを示すレスポンスを生成し、このレスポンスを含むレスポンスフレームを生成する(図4ステップS8)。
変換器2aのフレーム送信手段228は、フレーム生成手段227によって生成されたレスポンスフレームを、通信インタフェース24を介してテスト装置4に送信する(図4ステップS9)。
テスト装置4のフレーム受信手段43は、通信インタフェース40を介して変換器2aからのレスポンスフレームを受信する(図4ステップS10)。
テスト装置4のレスポンス解析手段44は、受信したレスポンスフレームからレスポンスを取り出し(図4ステップS11)、このレスポンスを、ステップS3で記録された通信コマンドと対応するデータログとして記憶手段46に記録する(図4ステップS12)。
次に、テスト装置4の比較手段45は、ステップS3で記憶手段46に記録された通信コマンドとこれに対応してステップS12で記憶手段46に記録されたレスポンスとからなるデータログと、記憶手段46に予め記憶されている基準となるデータログとを比較する(図14ステップS13)。
基準となるデータログは、通信コマンドと、この通信コマンドに応じて変換器2aで実行される処理の期待される結果を示すレスポンスまたは通信コマンドに応じて変換器2aに設定されるパラメータの期待される値を示すレスポンスとからなるものである。比較手段45は、ステップS3,S12で記憶手段46に記録されたデータログと基準となるデータログとが一致する場合、正常と判定し、データログが異なる場合、異常(エラー)と判定する。比較手段45の判定結果は、表示装置48の画面に表示される。こうして、電磁流量計のテストが終了する。テストプログラムで定められたテスト項目が複数ある場合には、図4の処理を繰り返し実行することになる。
図5はテスト装置4の記憶手段46に記録されたデータログの1例を示す図である。図5の例では、パラメータを書き込む通信コマンドとパラメータを読み出す通信コマンドのログを示している。図5の「;」以降の部分は通信コマンドの説明として付加されるコメントを示し、「C:」以降の部分は通信コマンドを示し、「R:」以降の部分はレスポンスを示している。
図6、図7はテスト装置4の記憶手段46に記録されたデータログの他の例を示す図である。図6の例は、検出器の励磁コイルの断線という異常状態を擬似的に発生させる通信コマンドとこの異常状態に対するレスポンスのログを示している。図7の例は、流速2.5m/sの流量信号に相当する疑似入力を2秒間与える通信コマンドとこの擬似入力の結果得られた流量積算値のレスポンスのログを示している。
図8、図9はデータログの比較例を示す図であり、図8はステップS3,S12で記憶手段46に記録されたデータログの例を示す図、図9は基準となるデータログの例を示す図である。図8、図9の例によると、例えば流量レンジ上限値(Upper Range Limit)が基準となるデータログで7.0685m3/hとなっているところ、記憶手段46に記録されたデータログでは7.0901m3/hと微妙にずれていることが分かる。
従来、HART通信やSFC通信、フィールドバス通信などの通信テストではデータリンク層のレベルでコンフォーマンステストなどが用意され、規格に合っているかどうかは確認できるが、電磁流量計固有のレスポンスデータの妥当性までは確認することができない。レスポンスデータの妥当性の確認はコマンド/レスポンスフレームのログを比較することである程度は確認できるが、電磁流量計の変換器の内部状態を通信で変えられないと完全なテストはできない。
そこで、本実施の形態では、通信コマンドに、電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更するための特殊な通信コマンドを追加し、電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更することで、網羅率の高いテストが実施できるようにした。本実施の形態では、疑似入力を与える通信コマンドにより、正しいモニタ値がレスポンスとなっているか否かを確認することができる。また、本実施の形態では、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンドにより、異常時のレスポンスを確認することができる。また、本実施の形態では、パラメータを書き込む通信コマンドとパラメータを読み出す通信コマンドを組み合わせて、書き込んだパラメータと同じものが読み出せるかどうかをテストすることができる。また、本実施の形態では、境界値や範囲外のパラメータを通信コマンドで設定して、エラーレスポンスが返ってくるかどうかをチェックすることができる。
以上のように、本実施の形態では、作業員が手動操作で電磁流量計のテストを行う必要がなくなるので、大量のテストを手間をかけずに実施することができ、網羅率の高いテストを実施することができる。また、本実施の形態では、変換器とテスト装置だけでテストを実施することができる。また、本実施の形態では、作業員がデータログを記録する必要がなく、データログの比較も自動で行われるので、確認ミスを低減することができる。また、本実施の形態では、テストを自動で実施することができ、テストの実施中に作業員がいる必要がないので、休日や夜間等でもテストを実施することができる。
本実施の形態で説明したテスト装置4は、CPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。テスト装置4のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、電磁流量計をテストする技術に適用することができる。
2a…変換器、4…テスト装置、20…励磁回路、21…増幅回路、22…CPU、23…設定・表示器、24…通信インタフェース、25…アナログ出力回路、26…デジタル出力回路、27…接点入力回路、28…接点出力回路、40…通信インタフェース、41…フレーム生成手段、42…フレーム送信手段、43…フレーム受信手段、44…レスポンス解析手段、45…比較手段、46…記憶手段、47…入力装置、48…表示装置、220…ADコンバータ、221…記憶手段、222…制御手段、223…フレーム受信手段、224…コマンド解析手段、225…コマンド実行手段、226…実行結果読出手段、227…フレーム生成手段、228…フレーム送信手段。

Claims (6)

  1. テスト装置が電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更するための通信コマンドを含むコマンドフレームを生成する第1のフレーム生成ステップと、
    前記テスト装置が前記コマンドフレームを前記変換器に送信する第1のフレーム送信ステップと、
    前記変換器が前記コマンドフレームを受信する第1のフレーム受信ステップと、
    前記変換器が受信したコマンドフレームに含まれる通信コマンドに応じた処理を実行する実行ステップと、
    前記変換器が前記通信コマンドに応じた処理によって変更された変換器の状態を示すレスポンスを含むレスポンスフレームを生成する第2のフレーム生成ステップと、
    前記変換器が前記レスポンスフレームを前記テスト装置に送信する第2のフレーム送信ステップと、
    前記テスト装置が前記レスポンスフレームを受信する第2のフレーム受信ステップと、
    前記テスト装置が前記変換器に送信したコマンドフレームに含まれる通信コマンドと前記変換器から受信したレスポンスフレームに含まれるレスポンスとをデータログとして記録するデータログ記録ステップと、
    前記テスト装置が前記記録したデータログと予め記憶されている基準となるデータログとを比較する比較ステップとを含むことを特徴とする電磁流量計のテスト方法。
  2. 請求項1記載の電磁流量計のテスト方法において、
    前記通信コマンドは、外部接点入力に相当する疑似入力を与える通信コマンド、電磁流量計の検出器からの流量信号に相当する疑似入力を与える通信コマンド、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンド、パラメータを書き込む通信コマンド、パラメータを読み出す通信コマンドのうちの少なくとも1つであることを特徴とする電磁流量計のテスト方法。
  3. 請求項1または2記載の電磁流量計のテスト方法において、
    前記テスト装置と前記変換器との間の通信プロトコルは、HART通信またはSFC通信、フィールドバス通信であることを特徴とする電磁流量計のテスト方法。
  4. 電磁流量計の変換器とテスト装置とからなる電磁流量計のテストシステムにおいて、
    前記テスト装置は、
    データ記録のための記憶手段と、
    電磁流量計の変換器の状態を擬似的に変更するための通信コマンドを含むコマンドフレームを生成し、前記通信コマンドをデータログとして前記記憶手段に記録する第1のフレーム生成手段と、
    前記コマンドフレームを前記変換器に送信する第1のフレーム送信手段と、
    前記変換器からのレスポンスフレームを受信する第1のフレーム受信手段と、
    前記レスポンスフレームに含まれるレスポンスをデータログとして前記記憶手段に記録するレスポンス解析手段と、
    前記記憶手段に記録された通信コマンドとレスポンスとからなるデータログを、前記記憶手段に予め記憶されている基準となるデータログと比較する比較手段とを備え、
    前記変換器は、
    前記コマンドフレームを受信する第2のフレーム受信手段と、
    前記コマンドフレームに含まれる通信コマンドに応じた処理を実行する制御手段と、
    前記通信コマンドに応じた処理によって変更された変換器の状態を示すレスポンスを含むレスポンスフレームを生成する第2のフレーム生成手段と、
    前記レスポンスフレームを前記テスト装置に送信する第2のフレーム送信手段とを備えることを特徴とする電磁流量計のテストシステム。
  5. 請求項4記載の電磁流量計のテストシステムにおいて、
    前記通信コマンドは、外部接点入力に相当する疑似入力を与える通信コマンド、電磁流量計の検出器からの流量信号に相当する疑似入力を与える通信コマンド、異常状態を擬似的に発生させる通信コマンド、パラメータを書き込む通信コマンド、パラメータを読み出す通信コマンドのうちの少なくとも1つであることを特徴とする電磁流量計のテストシステム。
  6. 請求項4または5記載の電磁流量計のテストシステムにおいて、
    前記テスト装置と前記変換器との間の通信プロトコルは、HART通信またはSFC通信、フィールドバス通信であることを特徴とする電磁流量計のテストシステム。
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